H28開講科目の講義要目(シラバス)

1 総合入門講座
科 目 名
学ぶ・働く[全員履修指定]
教 員 名
藤城浩子ほか
年次
1
授業期間
4月
単位
1
(1)概要
世の中のほとんどのことに「正解」はない。社会の変化のスピードがどんどん速くなってきてい
る昨今、
「正解などどこにもない」という感覚は、多くの人が切実に持っているだろう。しかし、高
校までの学習は基礎学力を養うものであったため、
「まだ正解を知らない学生たちが、正解を持って
いる先生から教えてもらう」というスタイルをとることが多かったのではないだろうか。一方、大
学は、
「正解」のない中で、
「より整合性のある新しい解」
、
「現状に即した解」
、
「自分なりの解」を
どう手探りしていくか、その学び方を学ぶ場所である。したがって、高校の時とは学び方もガラリ
と変わる。
この授業では、短大生活のスタートに当たって、短大生活が有意義なものとなるよう、短大での
学びを具体的にイメージしていく。具体的には、短大で「学ぶ」ことや、社会に出て「働く」こと
について、先輩の体験談を聴いたり、自ら考えて、意見交換をしたりすることで、考えを深める。
また、専門教員の研究室訪問を行い、これから始まる専門的な学問がどういったもので、教員がそ
れを担当しているのか、その入り口を覗く体験をする。
(2)目的
この授業では、
「大学で学ぶ」とは、また、大学を卒業してから「働く」とは、どういうことかを
考え、短大での 2 年間をスタートする心構えを、自ら作っていくことを目的とする。真剣に取り組
むことで、この授業を自らの進路を考え始めるきっかけとしてほしい。
(3)授業内容
1
2
3
4
テーマ
大学での学びを考える
専門教員の研究室訪問
キャリア紹介と働く意義
コース紹介と将来設計
授 業 内 容
高校での学びと、大学での学びの違いについて考え、話し合う
専門教員の研究室を訪ね、専門の学習についてヒアリングする
OB の卒業後のキャリアについて聴き、働く意義について考える
各コースの特徴を知るとともに、自らの将来について考える
(4)評価方法
①出席 80% ②レポート 20%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
授業内提示
授業内提示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
-1-
出版社
税込価格
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠG Class1
教 員 名
三井 敏朗
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では1)
、2)
、3)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、辞書使用の理解。
② 自主的なボキャブラリービルディングの足掛かり。
② センテンスレベルの英文が書けるようになること。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
be 動詞
一般動詞
疑問詞
過去形
未来形
現在完了形
助動詞
名詞・冠詞
受動態
前置詞
形容詞・副詞
比較
不定詞・動名詞
接続詞・命令文
関係詞・仮定法
授 業 内 容
同一性・属性・存在
動態性と状態性
WH にかかわる情報提示要求
過去の時点における出来事の描写
未来の時点における出来事の描写
過去の時点から現在の時点までの出来事の描写
出来事に関する話者の判断の付加
事物の数量化・特定化
行為者の曖昧化と強調
時間・空間の捉え方
事物の属性と様態
事物の同位・優位・劣位
動詞の名詞化の強弱
情報の連結
後置修飾
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork 40%(Small Quiz を各項目毎に実施) ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
総合力をみがく基礎英文法
英和辞典
著者名
船田秀佳
出版社
朝日出版
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし。但し英語ⅠGが修得出来ないと英語ⅠL/R は履修出来ないので注意
(7)その他
授業進度・内容は受講生の構成により変更される可能性がある
-2-
税込価格
1700+税
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠL/R Class1
教 員 名
三井 敏朗
年次
1
授業期間
後期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では3)
、5)
、6)
、7)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、音韻の理解、辞書使用の理解 。
② いくつかのパラグラフの英語パッセージを書けるようになること。
③ リーディングやライティングを通してアカデミックイングリッシュの基礎力養成。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
授 業 内 容
文型
文の種類
品詞
名詞、代名詞、冠詞
時制
前置詞
助動詞
進行形
現在完了
動名詞と不定詞
比較級と最上級
受動態
条件文
関係節
接続詞
5 文型
肯定、否定、平叙、疑問、命令
形容詞、副詞
不規則な変化
現在、過去、未来
位置の問題
Can, may, must など
be 動詞+現在分詞
過去と現在をつなぐもの
動詞のさまざまな活用
二つ以上のものを比べてみる
視点の転換
たら、れば、の表現
もう一つの形容方法
文と文をつなげる
(4)評価方法
①定期試験 40% ②Classwork 30% ③Thesis writing 20% ④出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
再入門・学んで試せる英文法+英作文
著者名
早川聖司
出版社
南雲堂
税込価格
2052
和英辞典・英和辞典
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、英語ⅠG、初級・中級コミュニケーション
(7)その他
英語ⅠG を修得していないと本科目は履修出来ない。進度、授業内容は受講生の構成により変更さ
れる可能性がある
-3-
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠG Class2
教 員 名
三井 敏朗
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では1)
、2)
、3)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、辞書使用の理解。
② 自主的なボキャブラリービルディングの足掛かり。
② センテンスレベルの英文が書けるようになること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
主語と述語
名詞
形容詞
前置詞
5 文型
時制(現在・過去)
基本動詞
コロケーション
和製英語
現在分詞
過去分詞
受動態
助動詞
関係代名詞
現在完了時制
授 業 内 容
英語と日本語の大きな違い
名詞と代名詞
形容詞と副詞
前置詞の用法
語順の違いは意味の違い
述語動詞の働き
get, have, make, take
単語とフレーズ
正しい英語表現
~ing 形
形容詞の働きをする動詞
過去分詞のもう一つの働き
思いを伝える助動詞
who, which
過去と現在のつながりを表す
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork 40%(Small Quiz を各項目毎に実施) ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
ベーシック・大学英語入門
英和辞典
著者名
樋口千春・福冨かおる
出版社
松柏社
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし。但し英語ⅠGが修得出来ないと英語ⅠL/R は履修出来ないので注意
(7)その他
授業進度・内容は受講生の構成により変更される可能性がある
-4-
税込価格
1900+税
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠL/R Class2
教 員 名
三井 敏朗
年次
1
授業期間
後期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では3)
、5)
、6)
、7)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、音韻の理解、辞書使用の理解 。
② いくつかのパラグラフの英語パッセージを書けるようになること。
③ リーディングやライティングを通してアカデミックイングリッシュの基礎力養成。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
Unit 1
Unit 2
Unit 3
Self-introduction
Unit 4
Unit 5
Unit 6
Pastimes and hobbies
Unit 7
Unit 8
Unit 9
High School Days
Unit 10
Unit 11
Unit 12
授 業 内 容
人名・地名の英語つづり
人称代名詞
パラグラフとインデント
Essay writing
自動詞と他動詞
現在・過去・未来
ピア・エディティング
Essay writing
付加疑問
名詞と冠詞
英語と日本語の比較
Essay writing
進行形と完了形
動詞の形
英語で自己表現
(4)評価方法
①定期試験 40% ②Classwork 30% ③Thesis writing 20% ④出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
英語で自己表現しよう!
和英辞典・英和辞典
著者名
宮田学
出版社
三修社
税込価格
1700+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、英語ⅠG、初級・中級コミュニケーション
(7)その他
英語ⅠG を修得していないと本科目は履修出来ない。進度、授業内容は受講生の構成により変更さ
れる可能性がある
-5-
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠG Class3
教 員 名
佐原 彩子
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では1)
、2)
、3)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、辞書使用の理解
② 自主的なボキャブラリービルディングの足掛かり ③ センテンスレベルの英文が書けるように
なること
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
My Hometown
Hobbies
Shopping
Nature Quiz
Dream House
Food
First Date
Detective Story
Career
Parties
Rules and Regulations
Invention and Discovery
Movie Reviews
World Records
Future Dream
授 業 内 容
故郷を紹介しよう
趣味もいろいろ
買い物に行くならどこ?
クイズに挑戦
理想的な住まいとは?
好きな食べ物は何?
デートは最初が肝心
探偵は真実を求める
経歴を話そう
パーティに行こう!
ルールにもお国柄
発明、発見はひらめきが大切
映画評論
世界記録もさまざま
将来の夢を語ろう
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork(小テスト含む)40% ③授業貢献 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
English Ace
著者名
Atsuko Yamamoto 他
出版社
成美堂
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、G3、 L/R3 は連続して履修する
(7)その他
授業進度、内容は受講生の構成により変更される可能性がある。英和辞書の準備が必要
-6-
税込価格
2052 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠL/R Class 3
教 員 名
佐原 彩子
年次
1
授業期間
後期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では 5)
、6)
、7)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎 英語の 理解と使 用:高 等学校 修了程度 の文法、 音韻の 理解、 辞書使用 の理解 。
② 数パラグラフの英語パッセージを書けるようになること。
③ リーディングやライティングを通してアカデミックイングリッシュの基礎力養成。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
英字新聞の読み方
英字新聞記事①
英字新聞記事②
英字新聞記事③
英字新聞記事④
英字新聞記事⑤
英字新聞記事⑥
英字新聞記事⑦
英字新聞記事⑧
英字新聞記事⑨
英字新聞記事⑩
英字新聞記事⑪
英字新聞記事⑫
英字新聞記事⑬
英字新聞記事⑭
授 業 内 容
英字新聞の読み方を学ぶ
スマホアプリで酪農・畜産業に新しい風を
ポール・マッカートニー 武道館でビートルズ・ナンバー
英語の勉強をもっと楽しく! デジタル教科書の導入
目覚めや食後の一杯 追跡調査でその効果が明らかに
先進7カ国では最後 日本でソーラー発電の採算化へ
おもてなしの心で外国人観光客に優しい国へ
「ウマミ」
「カラオケ」に続くか 「エモジ」が英語に
日本郵便、IBM と Apple の技術で高齢者ケア
国会初日に女性議員が着物で正装 和装振興議員連盟
30 年ぶりにカナダ人力士誕生! 錦戸部屋の誉錦
安倍首相のアメリカ議会演説 第二次大戦に対し「悔悟」
初音ミク中国「公演」 ソフトパワーをアピール
ニューヨークに狭小アパートメント出現!
世界の天気予報官が警告 エルニーニョ現象
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork(小テスト含む)40% ③授業貢献 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
News Made Easy!
著者名
Yuri Takahashi
出版社
金星堂
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、G3 は履修し、かつ単位を修得していること
(7)その他
授業進度、内容は受講生の構成により変更される可能性がある。英和辞書の準備が必要
-7-
税込価格
2052 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠG Class4
教 員 名
佐原 彩子
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では1)
、2)
、3)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、辞書使用の理解
② 自主的なボキャブラリービルディングの足掛かり
③ センテンスレベルの英文が書けるようになること
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
My Hometown
Hobbies
Shopping
Nature Quiz
Dream House
Food
First Date
Detective Story
Career
Parties
Rules and Regulations
Invention and Discovery
Movie Reviews
World Records
Future Dream
授 業 内 容
故郷を紹介しよう
趣味もいろいろ
買い物に行くならどこ?
クイズに挑戦
理想的な住まいとは?
好きな食べ物は何?
デートは最初が肝心
探偵は真実を求める
経歴を話そう
パーティに行こう!
ルールにもお国柄
発明、発見はひらめきが大切
映画評論
世界記録もさまざま
将来の夢を語ろう
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork(小テスト含む)40% ③授業貢献 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
English Ace
著者名
Atsuko Yamamoto 他
出版社
成美堂
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、G4、 L/R4 は連続して履修する
(7)その他
授業進度、内容は受講生の構成により変更される可能性がある。英和辞書の準備が必要
-8-
税込価格
2052 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠL/R Class 4
教 員 名
佐原 彩子
年次
1
授業期間
後期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では 5)
、6)
、7)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎 英語の 理解と使 用:高 等学校 修了程度 の文法、 音韻の 理解、 辞書使用 の理解 。
② 数パラグラフの英語パッセージを書けるようになること。
③ リーディングやライティングを通してアカデミックイングリッシュの基礎力養成。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
英字新聞の読み方
英字新聞記事①
英字新聞記事②
英字新聞記事③
英字新聞記事④
英字新聞記事⑤
英字新聞記事⑥
英字新聞記事⑦
英字新聞記事⑧
英字新聞記事⑨
英字新聞記事⑩
英字新聞記事⑪
英字新聞記事⑫
英字新聞記事⑬
英字新聞記事⑭
授 業 内 容
英字新聞の読み方を学ぶ
スマホアプリで酪農・畜産業に新しい風を
ポール・マッカートニー 武道館でビートルズ・ナンバー
英語の勉強をもっと楽しく! デジタル教科書の導入
目覚めや食後の一杯 追跡調査でその効果が明らかに
先進7カ国では最後 日本でソーラー発電の採算化へ
おもてなしの心で外国人観光客に優しい国へ
「ウマミ」
「カラオケ」に続くか 「エモジ」が英語に
日本郵便、IBM と Apple の技術で高齢者ケア
国会初日に女性議員が着物で正装 和装振興議員連盟
30 年ぶりにカナダ人力士誕生! 錦戸部屋の誉錦
安倍首相のアメリカ議会演説 第二次大戦に対し「悔悟」
初音ミク中国「公演」 ソフトパワーをアピール
ニューヨークに狭小アパートメント出現!
世界の天気予報官が警告 エルニーニョ現象
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork(小テスト含む)40% ③授業貢献 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
News Made Easy!
著者名
Yuri Takahashi
出版社
金星堂
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、G4 は履修し、かつ単位を修得していること
(7)その他
授業進度、内容は受講生の構成により変更される可能性がある。英和辞書の準備が必要
-9-
税込価格
2052 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠG Class5
教 員 名
山田 大介
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では1)
、2)
、3)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、辞書使用の理解
② 自主的なボキャブラリービルディングの足掛かり
② センテンスレベルの英文が書けるようになること
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロ、文の成り立ち
動詞、態、
時制、助動詞1
動名詞1、不定詞1
動名詞2、文型の理解
進行形、関係代名詞1
不定詞2、比較1
現在完了、関係代名詞2
中間試験、助動詞2
受動態、比較表現
関係副詞、関係詞のまとめ
分詞、句と節
動名詞3、比較2
代名詞、不定詞3
助動詞2
授 業 内 容
文の役割、主語・動詞・目的語・補語の理解と演習
動詞の種類と機能、現在時制と過去時制、不規則動詞
未来の表し方、品詞、助動詞
主部と述部、動名詞・不定詞の理解
動名詞の理解、形式目的語、文型のまとめ
現在・過去進行形の理解、関係代名詞の理解
不定詞、比較級・最上級の形
完了形の理解、関係代名詞の理解、使役・否定の理解
中間試験(60 分)
、助動詞の理解
受動態の理解、比較や最上級をつかった表現の理解
関係副詞の理解、関係詞のまとめ
現在分詞と過去分詞、句と節の理解
注意すべき動名詞の用法と比較表現
代名詞とは、不定代名詞や指示代名詞の理解、注意すべき不定詞
基本的な助動詞の理解と演習、モダリティの理解
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork 40%(Small Quiz を各項目毎に実施) ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
Step Up! Your English Skills
溝口健二他
英英辞典・シソーラス(類語辞典)
出版社
開文社
税込価格
1,900 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし。但し英語ⅠGが修得出来ないと英語ⅠL/R は履修出来ないので注意
(7)その他
授業進度・内容は受講生の構成により変更される可能性がある。また英英辞典やシソーラスの準備が必要
- 10 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠL/R Class5
教 員 名
山田 大介
年次
1
授業期間
後期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では3)
、5)
、6)
、7)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、音韻の理解、辞書使用の理解
② いくつかのパラグラフの英語パッセージを書けるようになること
③ リーディングやライティングを通してアカデミックイングリッシュの基礎力養成
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
英文の分析方法
英語の読み方
英語パラグラフの構成
パラグラフの理解①
パラグラフの理解②
パラグラフの理解③
パラグラフの理解④
中間試験
Summary
英語を書く①
英語を書く②
英語を書く③
英語を書く④
英語を書く⑤
英語を書く⑥
授 業 内 容
文中での語句の品詞決定方法と、文構造決定方法。辞書の使用方法
Paragraph Reading,Scanning,Skimming の方法と理解と演習
主題文・支持文・まとめ文、「つなぎ語」の理解と演習
パラグラフ単位で英語を書き、英語の論理を理解と演習
描写表現の理解と演習
例示表現の理解と演習
総合演習
英語資料の内容をまとめる方法の理解と演習
分析、のパラグラフを書く練習と演習
理由、のパラグラフを書く練習と演習
原因、結果、のパラグラフを書く練習と演習
比較、のパラグラフを書く練習と演習
叙述、のパラグラフを書く練習と演習
完成した英語を推敲する練習と演習
(4)評価方法
①定期試験 40% ②Classwork 30% ③Thesis writing 20% ④出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
Writing Frontiers
別途指示する
著者名
熊本たま 他
出版社
金星堂
税込価格
2,000 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、英語ⅠG、初級・中級コミュニケーション
(7)その他
英語ⅠG を修得していないと本科目は履修出来ない。進度、授業内容は受講生の構成により変更され
る可能性がある
- 11 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠG Class6
教 員 名
山田 大介
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では1)
、2)
、3)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、辞書使用の理解
② 自主的なボキャブラリービルディングの足掛かり
② センテンスレベルの英文が書けるようになること
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロ、文の成り立ち
動詞、態、
時制、助動詞1
動名詞1、不定詞1
動名詞2、文型の理解
進行形、関係代名詞1
不定詞2、比較1
現在完了、関係代名詞2
中間試験、助動詞2
受動態、比較表現
関係副詞、関係詞のまとめ
分詞、句と節
動名詞3、比較2
代名詞、不定詞3
助動詞2
授 業 内 容
文の役割、主語・動詞・目的語・補語の理解と演習
動詞の種類と機能、現在時制と過去時制、不規則動詞
未来の表し方、品詞、助動詞
主部と述部、動名詞・不定詞の理解
動名詞の理解、形式目的語、文型のまとめ
現在・過去進行形の理解、関係代名詞の理解
不定詞、比較級・最上級の形
完了形の理解、関係代名詞の理解、使役・否定の理解
中間試験(60 分)
、助動詞の理解
受動態の理解、比較や最上級をつかった表現の理解
関係副詞の理解、関係詞のまとめ
現在分詞と過去分詞、句と節の理解
注意すべき動名詞の用法と比較表現
代名詞とは、不定代名詞や指示代名詞の理解、注意すべき不定詞
基本的な助動詞の理解と演習、モダリティの理解
(4)評価方法
①定期試験(中間・期末) 50% ②Classwork 40%(Small Quiz を各項目毎に実施) ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
Step Up! Your English Skills
溝口健二他
英英辞典・シソーラス(類語辞典)
出版社
開文社
税込価格
1,900 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし。但し英語ⅠGが修得出来ないと英語ⅠL/R は履修出来ないので注意
(7)その他
授業進度・内容は受講生の構成により変更される可能性がある。また英英辞典やシソーラスの準備が必要
- 12 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語ⅠL/R Class6
教 員 名
山田 大介
年次
1
授業期間
後期
単位
1
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では3)
、5)
、6)
、7)を重点に学ぶ。
(2)目的
① 基礎英語の理解と使用:高等学校修了程度の文法、音韻の理解、辞書使用の理解
② いくつかのパラグラフの英語パッセージを書けるようになること
③ リーディングやライティングを通してアカデミックイングリッシュの基礎力養成
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
英文の分析方法
英語の読み方
英語パラグラフの構成
パラグラフの理解①
パラグラフの理解②
パラグラフの理解③
パラグラフの理解④
中間試験
Summary
英語を書く①
英語を書く②
英語を書く③
英語を書く④
英語を書く⑤
英語を書く⑥
授 業 内 容
文中での語句の品詞決定方法と、文構造決定方法。辞書の使用方法
Paragraph Reading,Scanning,Skimming の方法と理解と演習
主題文・支持文・まとめ文、「つなぎ語」の理解と演習
パラグラフ単位で英語を書き、英語の論理を理解と演習
描写表現の理解と演習
例示表現の理解と演習
総合演習
英語資料の内容をまとめる方法の理解と演習
分析、のパラグラフを書く練習と演習
理由、のパラグラフを書く練習と演習
原因、結果、のパラグラフを書く練習と演習
比較、のパラグラフを書く練習と演習
叙述、のパラグラフを書く練習と演習
完成した英語を推敲する練習と演習
(4)評価方法
①定期試験 40% ②Classwork 30% ③Thesis writing 20% ④出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
Writing Frontiers
別途指示する
著者名
熊本たま 他
出版社
金星堂
税込価格
2,000 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、英語ⅠG、初級・中級コミュニケーション
(7)その他
英語ⅠG を修得していないと本科目は履修出来ない。進度、授業内容は受講生の構成により変更され
る可能性がある
- 13 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語Ⅱ Class1
教 員 名
日裏 亜紀
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1年次)、パッセージ(2年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentenceが理解出来る
本授業では3)
、4)
、5)
、6)を重点に学ぶ。
(2)目的
英語ⅠG/LRの修得を前提に、専門課程に於いて授業の内容について議論が可能となる英語能力
の養成を目指す。履修希望者を、プレイスメントテストにより、自己の習熟度に合わせたクラスを
選択させる。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 センテンスからパラグラフへ 英文の基本構造の考え方 / 時制の考え方
2 Paragraph Writing ①
テーマをひとつに絞って書く
3 Paragraph Writing ②
パラグラフの体裁・構成要素を理解する
4 Paragraph Writing ③
構成要素を意識してパラグラフを書く
5 Paragraph Writing ④
様々なパラグラフ構成法
6 パラグラフからエッセイへ 英文エッセイの基本構成 / 意見サポート型を理解する
7 自分の意見を英語で書く① 身近なテーマについて書かれた英文を読み、自分の意見を考える
8 自分の意見を英語で書く② 自分の意見を英語で書く
9 自分の意見を英語で書く③ 様々な意見を聞き、自分の意見とその根拠を英語で書く
10 Essay Writing ①
様々な資料を読み、Essay のテーマを決定する
11 Essay Writing ②
Thesis Statement を決定する
Essay を書き始める前に Outline を書き、議論の道筋を明らかにする
12 Essay Writing ③
13 Essay Writing ④
Outline に沿って Essay を書く
14 Essay Writing ⑤
Outline の内容を充実させながら Essay を推敲する
15 Essay Writing ⑥
バランスのとれた Essay を完成させる
(4)評価方法
①定期試験 60% ②Thesis Writing(課題作文)30% ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
教科書
書名
A Passage to Paragraph Writing
Two Sides to Every Discussion
著者名
Koki Endo
出版社
センゲージ ラーニング
Jonathan Lynch ほか
成美堂
税込価格
2,160 円
2,052 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
英語ⅠG、LR
(7)その他
進度、授業内容は変更される可能性がある。英語ⅠG、LR は、履修だけでなく単位の修得も必要で
ある
- 14 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語Ⅱ Class2
教 員 名
山田 大介
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では3)
、4)
、5)
、6)を重点に学ぶ。
(2)目的
英語ⅠG、L/Rの修得を前提に、専門課程に於いて授業の内容について議論が可能となる英語
能力の養成を目指す。履修希望者を、プレイスメントテストにより、自己の習熟度に合わせたクラ
スを選択させる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
Presentation とは
Presentation の方法
Presentation の準備①
Presentation の準備②
Presentation の準備③
Paragraph Reading の復習
Paragraph Reading の復習
Essay Writing の準備①
Essay Writing の準備②
Essay Writing の準備③
Essay Writing の準備④
Presentation の実施①
Presentation の実施②
効果的な presentation
Final presentation
(4)評価方法
①定期試験 30%
授 業 内 容
Presentation の目的と種類
2 種類の presentation の基礎トレーニング
資料を読み情報を探す
資料を読み情報を整理
アウトラインを作る(3-5 は教科書の内容により前後及び反復する)
1 年次(英語ⅠLR)の復習
Essay Writing への応用
マッピング、章立て(効果的なエッセイライティングとは)
基本的な paragraph writing の確認とトレーニング
First draft (ペアリーディング)と Second draft
Final draft とプレゼンテーションへの移行
1
資料の概要・要約をもとに発表する○
2
資料の概要・要約をもとに発表する○
構成と表現、技術
1 年間の総仕上げ
②Thesis writing(課題ペーパー) 30%
③Classwork 30%
④出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
Power Presentation
別途指示する
著者名
JASET
出版社
三修社
税込価格
1,800 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化Ⅰ、英語ⅠG、L/R、初級・中級コミュニケーション
(7)その他
進度や授業内容は変更される可能性がある。英語ⅠG、L/Rは、履修だけでなく単位の修得も必要
である
- 15 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
英語Ⅱ Class3
教 員 名
佐原 彩子
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
外国語としての英語を理解するために必要な知識の習得と訓練を行う。
1)外国語としての英語の文法的知識
2)日本語から見た英語構文と表現の特徴
3)語彙の基本的仕組みの理解
4)Speaking:公式の場において意見、情報を交換。プレゼンテーションの訓練
5)Reading:パラグラフの論理構成を理解し、英文のスキミング、スキャニング、精読を行う
6)Writing:論理構成を学び、英文のパラグラフ(1 年次)
、パッセージ(2 年次)を書く
7)Listening:Key Sentence、Target Sentence が理解出来る
本授業では4)
、5)
、6)7)を重点に学ぶ
(2)目的
英語ⅠG/LRの修得を前提に、専門課程に於いて授業の内容について議論が可能となる英語能力
の養成を目指す。履修希望者を、プレイスメントテストにより、自己の習熟度に合わせたクラスを
選択させる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
英語で読む時事問題
英語で読む(風邪)
英語で読む(ハリケーン)
英語で読む(裕福さ)
英語で読む(SNS)
英語での要約の仕方
ディスカッションについて
移民難民問題について
移民問題
難民問題
非合法移民の問題
Identity の問題
日本の移民難民問題
発表会
まとめ
(4)評価方法
①定期試験 40%
授 業 内 容
英語で読むコツ
意外と知らない風邪のこと
ハリケーンの名づけについて
富裕層について
SNS と孤独について
英語での要約の仕方について
英語でのディスカッションの仕方について
英語で移民難民問題について考える
アメリカの移民問題について学ぶ
世界の難民問題について学ぶ
アメリカの非合法移民について学ぶ
移民難民問題にともなう Identity 問題について考える
日本について Opinion Essay を書いてみよう
意見文をもとに英語でプレゼンテーションしてみよう
1 年間のまとめ
②小テスト・課題ペーパー等 30%
③Classwork 20%
④貢献度 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
Reading Cycle
著者名
Yuji Ushiro 他
出版社
金星堂
税込価格
2052 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
言語と文化、英語ⅠG/LR
(7)その他
進度、授業内容は変更される可能性あり。英語ⅠG、LR は単位の修得が必要。英和辞書の準備が必要
- 16 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
総合英語
教 員 名
日裏 亜紀
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
日本語話者の英語は、発話やライティングをアウトプットする時、文法的に正しくても「日本語
らしさ」が抜けない場合がある。この授業では「日本語らしさ」
、
「英語らしさ」を規定している原
理を考える。具体的には、英語資料を正確に読み、各主題について議論をし、
「~らしさ」とはどの
ようなものなのか、
「ことば」についての知識を深めることとする。これにより、
「英語」を発する
時に必要な理解を深めていきながら、単なる文法的「規則」だけの理解だけではなく、日英語話者
の心理や、多様な背景の存在を理解してほしい。同時に、与えられたパッセージを時間内に的確に
解釈する事で1年次より学修してきたものをより発展・演習を行っていく。
(2)目的
① 1年次に履修した英語ⅠG、ⅠLR での学修を演習・発展していくことで、まとまった量の英語
を正確に読む能力と、書く能力の養成を行う。
② (1)での「~らしさ」ということを基盤とした「ことば」についての知識を理解していく。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
会話における省略①
会話における省略②
指示語の示し方①
指示語の示し方②
状況の捉え方①
状況の捉え方②
所有と存在の表し方①
所有と存在の表し方②
所有表現
日 ・英語動詞の違い①
日 ・英語動詞の違い②
状況か行動か?
文の主語について
責任 の概念の表し方
状況場面での省略
授 業 内 容
なぜ文中の要素が省略出来るのか?
省略出来るものは、どのような働きをするのか?
文中に指示語のない場合、指示対象をどう理解するのか?
日本語の省略と、英語の代名詞の共通点は何か?
状況中心か・人間中心か?
日本語は省略的に、一般的に述べ、英語は、個別的で詳しく述べる
There + be +X と、X + be + there との違いは?
日本語は所有と存在を「ある」で表わすことへの英語学習の影響
「所有表現」の表し方
日英語の文中での目的語の振る舞いの違い
日英語話者の、自動詞・他動詞への態度の違い
状況と人間
必要か否か?
日本語と英語との違い
日本語の特徴?
(4)評価方法
①前期・後期試験 60% ②授業内での課題等 30% ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
Situation vs. Person Focus
著者名
John Hinds
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
英語ⅠG、ⅠL/Rを履修していること。日本語 A・B
(7)その他
① 指定された予習、復習を行うこと
② 授業進度・内容は、履修者の構成により変更される可能性がある
- 17 -
出版社
くろしお出版
税込価格
1,728 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
初級英語コミュニケーション
教 員 名
ジョージ・トゥモロー
年次
1
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
日本語と英語、両言語に重要なコミュニケーションの基礎知識を習得し、適切に応用できるよう
に進む。優れた英語力は特に問わない。
(2)目的
あらゆる状況や場面で即座の応答ができるようなコミュニケーション能力を育成。
①一般知識の習得
②会話による言葉の省略や変化の聞き取り
③現代口語表現の理解
④人前で色々な立場での発話
⑤異国の文化の理解
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
自己紹介
コミュニケーション原理
英語圏の言語知識
英語圏の概念I
英語圏の概念Ⅱ
「視点と偏見」
比較文化I
比較文化Ⅱ:音声学と音韻論
比較文化Ⅲ:
「色」
比較文化Ⅳ:
「無性別のもの」の概念
比較文化V:
「夢と運」
“Doublespeak”
Onomatopoeia
Metaphors
Situational Awareness
推論とコミュニケーション
「印象」の現実
明確な説明の重要性Ⅰ
明確な説明の重要性Ⅱ
No-Win Scenario
授 業 内 容
作文と発表
コミュニケーションの基本的知識
日本語との比較
歴史的背景:古ノルド語とギリシャ語
歴史的背景:ラテン語
立場による感覚とプロクシーミックスの定義
和風のものを英語にすると
論理と応用
「色」に定着している西洋の概念について
無性別のはずなのに「性別」が定着している西洋の概念について
英語圏の国々の「夢」や「運」の概念
「二重語」と言われる西洋の婉曲表現法について
英語圏の国々に在る様々な擬音語の理解
比喩等の理解
状況の把握について
推論の理解について
「印象」に関する実演
料理や道案内の説明の仕方
道案内の実施や英語弁論の実施
No-Win Scenario の根本的な知識
(4)評価方法
①出席、提出物、授業中の本人の努力や態度 50% ②レポート25% ③試験25%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特になし
担当講師が教室のみで配布する
著者名
出版社
税込価格
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし。関連科目は中級英語コミュニケーション。初級と中級を同時に履修することはできない
(7)その他
履修制限有り。無断欠席は減点される
- 18 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
中級英語コミュニケーション
教 員 名
ジョージ・トゥモロー
年次
1
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
異文化に基づくコミュニケーションの知識を通じて、初級コースより深く理解し、幅広い応用の
練習を行う。
(2)目的
初級コースより高程度であらゆる状況や場面で即座の応答ができるようなコミュニケーション能
力を育成すること。或る程度の英語力を要求する。
① 一般知識の習得
② 会話による言葉の省略や変化の聞き取り
③ 現代口語表現の理解
④ 様々な状況や立場における会話の実践
⑤ 上の①~④に基づく強化学習
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
自己紹介
コミュニケーション原理
「我の把握と理解」I
「我の把握と理解」II
「我の把握と理解」III
「我の把握と理解」IV
「我の把握と理解」V
零和
No-Win Scenario
「名前」の概念
西洋の視点 I
西洋の視点 II
Basic Figures of Speech I
Basic Figures of Speech II
日本人論 I
日本人論 II
Communication Theory
Basic Speech Technique
Applied Speech Technique
Media Theory
授 業 内 容
作文と発表
コミュニケーションの基本的知識
「和的」発想:
「旧漢字」とその背景を更に深く考える
漢語と大和言葉
前提から視点と現実
「諺」の比較とその分析をより深く考える
和風と洋風の発想の異なる点と類似点
コミュニケーションとの関係
論理と影響
変わりつつ感覚に基づく「音声的な」名前等の概念
英語圏の統一した「もの」
英語圏の統一してない「もの」
修辞学の入門
修辞学の応用
その歴史と背景
コミュニケーションへの影響
Shannon 定理の入門
西洋の情報の伝え方
その応用
メディアの原理
(4)評価方法
①出席、提出物、授業中の本人の努力や態度 50% ②レポート25% ③試験25%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特になし
担当講師が授業前に配布する
著者名
出版社
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし。関連科目は初級英語コミュニケーション。中級と初級の同時履修はできない
(7)その他
履修制限有り。無断欠席は減点される
- 19 -
税込価格
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
上級英語コミュニケーション
教 員 名
ジョージ・トゥモロー
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
一年次で身に付けたコミュニケーション知識をより細かい視点から検討して、思想や「心」の正
確な伝え方を活かせる機会を提供する。
(2)目的
更に深い異文化の理解を追及する。英語力そのものよりも英語に関しての好奇心を要求する。
(3)授業内容
テーマ
1 Syntax and Semantics
Syntax versus
Semantics:
2
Examples and
Applications
授 業 内 容
統語論と意味論:その関係
“Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo” 等
統語論と意味論の「交差点」
3 Pragmatics
語用論の内容
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
Speech Communication
Semiotics and Semiology
Propaganda
Propaganda Today
Media and Communication
From Pop Culture to IT and
弁論術とその応用
記号論と記号学の重要性
プロパガンダとその歴史上背景
現代のプロパガンダ:宣伝等に使われる洗脳手段
マクルーハン式メディア論の歴史と背景、そして応用
メディアの影響の分析、そして情報技術と情報量 ( シャノン定理 )
Communication Entropy
Figures of Speech
Sophists and Sophism
Classical Rhetoric
Oratory
14 Modern Rhetoric
15 Debate
修辞技法の基礎知識
詭弁者の存在と詭弁術の実演
古代修辞学について:キケロとクインテリアヌス
雄弁術とその応用
近代の弁論法
議論・対論 ( ディベート ) の実演
(4)評価方法
出席率を考慮し、定期試験とレポートの総合点数による
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
None.
Provided by the instructor.
著者名
出版社
税込価格
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
初級英語コミュニケーションか中級英語コミュニケーションが望ましい。どちらも履修してない
場合、担当講師の履修許可は絶対に必要。理想として、他の教養科目の履修をしたこと
(7)その他
教材は毎回配るので、毎回の出席は重要
- 20 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
ドイツ語 Ⅰ
教 員 名
三谷 泰正
年次
1
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
「ドイツ語 I」は、ドイツ語の予備知識ゼロの、はじめてドイツ語を学ぶ学生諸君を対象とするク
ラスである。
ドイツ語のアルファベート、発音の規則の学習から着手して、ドイツ語を理解するうえで必要不
可欠な、文法の「基礎の基礎」にあたる部分を約一年かけてじっくり学んでゆく。
具体的な授業の進めかたとしては、(1) 文法事項についての解説、(2) 文法知識を定着すると同時
に応用力をつけるための練習、(3) 学習した文法事項が用いられているダイアログの音読・訳読 --原則的には一年を通じてこの流れを繰りかえしてゆく予定である。
(2)目的
発音のルールに則ったドイツ語の音読が出来るようになることを目指すと同時に、
「基礎の基礎」
レベルの文法事項をしっかり理解し、それをドイツ語を実際に運用する場面で --- つまり、
「読み、
書き、話す」場面で --- ある程度応用出来るようになることを目指す。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
テーマ
方針説明、文字と発音
動詞(1)
動詞(2)
名詞と冠詞(1)
名詞と冠詞(2)
動詞(3)
人称代名詞
冠詞類
否定の表現
前置詞(1)
前置詞(2)
話法の助動詞
複合動詞、接続詞
動詞(4)
現在完了形
まとめ、補足学習
授 業 内 容
アルファベート、発音の規則、簡単な挨拶の表現、基数詞
不定詞と定動詞、動詞の現在人称変化、定動詞の位置
口調上注意すべき変化、最重要不規則動詞 sein と haben
名詞の性・数・格、名詞の変化、定冠詞と不定冠詞の変化
名詞の複数形 5 種、男性弱変化名詞、疑問代名詞 wer と was
不規則動詞の現在人称変化、動詞の命令形
人称代名詞の格変化、非人称の es、不定代名詞 man
定冠詞類と不定冠詞類の変化
否定冠詞 kein、否定詞 nicht の位置、ja・nein・doch の用法
前置詞の格支配、前置詞と定冠詞の融合形
動詞・形容詞の前置詞支配、前置詞と人称・疑問代名詞の融合形
話法の助動詞の現在人称変化、いわゆる「未来」の助動詞 werden
分離・非分離動詞、並列接続詞・従属接続詞
動詞の三基本形、動詞の過去人称変化
完了の助動詞の使い分け、話法の助動詞の現在完了形
「ドイツ語 II」への橋渡し
(4)評価方法
①試験 70% ②平常点 30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
ドイツ語ナビゲーション
プリント配布
著者名
前田良三・高木葉子
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
独和辞典が必要になる。詳しくは初回授業時に話題にする
- 21 -
出版社
朝日出版社
税込価格
2,700 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
ドイツ語 Ⅱ
教 員 名
三谷 泰正
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
「ドイツ語 II」は、
「ドイツ語 I」でドイツ語の「基礎の基礎」についての学習を終えてのち、それ
に飽き足らず、ドイツ語初級文法学習の完遂と、自らのドイツ語運用能力のさらなる向上を意図す
る学生諸君のためのクラスである。
まずは「ドイツ語 I」で習い覚えたことの簡単なおさらいからスタートし、準備万端整ってから、
新しい文法事項の学習に着手する。すなわち、
「再帰表現」から、ドイツ語初級文法の締めくくりに
あたる「接続法」までの項目の学習に取り組んでゆく。なお、具体的な授業の進めかたは「ドイツ
語 I」と同様である。
(2)目的
ドイツ語初級文法の全体を俯瞰出来るようになることを目指すと同時に、その知識を実際にドイ
ツ語を「読み、書き、話す」場面である程度応用出来るようになることを目指す。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
復習
再帰表現
zu 不定詞
形容詞
比較表現
受動態
分詞
指示代名詞
関係文
過去完了形
接続法(1)
接続法(2)
読解演習
まとめ
授 業 内 容
方針説明、参考書等の紹介
格変化する品詞、人称変化する品詞
再帰代名詞、再帰動詞
不定詞ならびに zu 不定詞の用法
形容詞の三つの用法、付加語的用法における形容詞の語尾変化
形容詞および副詞の比較級・最上級、比較の用法
動作受動・状態受動、受動文の時制
現在分詞・過去分詞の形態と意味
指示代名詞の変化と用法
定関係代名詞、不定関係代名詞、関係副詞 wo
過去完了形の作りかたと意味、直説法の 6 つの時制
接続法 I 式・II 式の作りかた、接続法の 4 つの時制
接続法の用法(要求話法、間接話法、非現実話法、婉曲話法)
簡単なドイツ語テキストの読解
ドイツ語学習継続のすすめ
(4)評価方法
①試験 70% ②平常点 30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
ドイツ語ナビゲーション
プリント配布
著者名
前田良三・高木葉子
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
ドイツ語 I
(7)その他
特になし
- 22 -
出版社
朝日出版社
税込価格
2700 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
中国語Ⅰ
教 員 名
青木 萌
年次
1
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
本授業は以下の二点について学ぶ。ひとつは、中国語の発音方法、および、ピンイン(中国語式
ローマ字)を学ぶ。その中でも、四声(第一声、第二声、第三声、第四声)と軽声の発音方法を明確
に理解し、繰り返し練習する。いまひとつは、初歩の中国語の文法と基本語彙を学習して、それら
によって形成される中国語の文を正確に発音し、同時に日本語への的確な解釈ができるようにする。
なお、授業の始めには、一人ずつ暗唱を行う。
(2)目的
本授業を通じて、中国語の発音の基礎を習得する。また、中国語の基本的な構文と語彙を理解し
て、それらを運用できるようにし、HSK(漢語水平考試)2 級合格程度のレベルに到達できるようにす
る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
音節構造、単母音、声調
韻母
声母、r 化、変調、軽声
動詞述語文
疑問詞“什么”
形容詞述語文
主述述語文
判断文
名詞述語文
存現文
前置詞
助動詞
反復疑問文
日付や時刻の表現
二重目的語
授 業 内 容
単母音、声調(四声)について
複合母音、鼻音を持つ韻母、中舌母音について
声母、r 化、変調、軽声について
動詞が述語になる文について
疑問詞“什么”が生起する文について
形容詞が述語になる文について
主語+述語が述語となる文について
動詞“是”が述語となる文について
名詞が述語になる文について
「存在」
、
「出現」
、
「消失」を表す文について
前置詞が生起する文について
助動詞が生起する文について
述語の肯定形と否定形を並列して表す疑問文について
日付や時刻の表現について
動詞が二つの目的語をとる文について
(4)評価方法
平常点(授業態度、テキストの読解力、発音の正確さ)50%、期末筆記試験 50%で評価する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
現代中国語入門
著者名
彭国躍 監修
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 23 -
出版社
白帝社
税込価格
2300
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
中国語Ⅱ
教 員 名
青木 萌
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
本授業では、有名な歴史小説として知られる《李自成》を編集したテキストを用いて、初級(中国
語Ⅰ)よりも複雑な文章を解読、音読する。まず、テキストにおける課文の中国語を一文ずつ丁寧に
解読し、日本語へ翻訳する。同時に、四声(第一声、第二声、第三声、第四声)と軽声に注意しなが
ら音読を行い、正確に発音できるよう繰り返し練習する。なお、授業の始めには、一人ずつ暗唱を
行う。
(2)目的
本授業を通じて、中国語の発音の基礎(四声、軽声)を固める。また、初級(中国語Ⅰ)よりも複雑
な中国語の文を解読し、語彙の量を増やし、HSK(漢語水平考試)4 級合格程度のレベルに到達できる
ようにする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
「もはやこれまで」
「もはやこれまで」
「焦眉の急は」
「焦眉の急は」
「こざかしからず」
「こざかしからず」
「今なら間に合う」
「今なら間に合う」
「いますぐ断を」
「いますぐ断を」
「うなずかず」
「うなずかず」
「救うにすべなし」
「救うにすべなし」
「わしにもわからぬわ」
授 業 内 容
課文の解読、音読練習。方向補語について
課文の解読、音読練習。接続詞について
課文の解読、音読練習。中国語の時間体系について
課文の解読、音読練習。前置詞について
課文の解読、音読練習。量詞について
課文の解読、音読練習。助詞について
課文の解読、音読練習。結果補語について
課文の解読、音読練習。前置詞について
課文の解読、音読練習。中国語の時間体系について
課文の解読、音読練習。可能補語について
課文の解読、音読練習。接続詞、代名詞について
課文の解読、音読練習。副詞について
課文の解読、音読練習。連動文について
課文の解読、音読練習。助詞について
課文の解読、音読練習。疑問文について
(4)評価方法
平常点(授業態度、テキストの読解力、発音の正確さ)50%、期末筆記試験 50%で評価する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
中国語中級読本 李自成
著者名
出版社
松村文芳、山口建治 編注 白帝社
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
中国語Ⅰ
(7)その他
特になし
- 24 -
税込価格
1,553 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
韓国・朝鮮語 Ⅰ
教 員 名
李 英 淑
年次
1
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
韓国語と日本語は語順がほとんど同じで、文法的構造も似ていることから、日本人が外国語を学
ぶにあたっては最も入りやすい言語と言える。
前期の授業は主に文字と発音を中心に学び、授業で使う基本的な決まり文句や挨拶等を学ぶ。
後期の授業は基本的文法を正確にマスターして、簡単な日常会話が話せるように基礎的な知識を
学ぶ。
(2)目的
韓国語の読み書き、聴き取り、話すと言う総合的能力を身につけて、韓国語で簡単なコミュニケ
ーションが取れること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
文字と発音
文字と発音
文字と発音
文字と発音
文字と発音
発音のルール
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
授 業 内 容
基本母音と基本子音
合成母音
子音の激音と濃音について
パッチムについて
日本語のハングル表記
発音規則
挨拶、自己紹介
名詞文
名詞文の否定形
用言の基本形、丁寧形の作り方
用言の否定形
指示詞、漢数詞
打ち解けた丁寧形の作る方
固有数詞、時刻
丁寧に依頼する表現
(4)評価方法
①定期試験(70%) ②小テスト、出席日数(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
おはよう韓国語Ⅰ
著者名
崔 柄 珠
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 25 -
出版社
朝日出版社
税込価格
2592 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
韓国・朝鮮語 Ⅱ
教 員 名
李 英 淑
年次
2
授業期間
通年
単位
2
(1)概要
一年次で学んだ韓国語の文字、発音の変化等をより深く理解し、日常会話でよく使われる打ち解
けた丁寧形をマスターして、様々な用言の活用を学ぶことで表現を広げる。
主に実践会話を中心に学び、授業中、韓国語で話す時間を設けて、今現在の生きた韓国語の表現
や言い回しを学び、隣の国である韓国のことや、韓国の人々の生活をより深く理解することを目指
す。
(2)目的
一年次に学んだ韓国語の読み書き、聴き取り、話すと言う総合的能力をより高く身に付けて、韓
国語でコミュニケーションが取れること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
会話と文法
授 業 内 容
用言の過去形
動作の進行や願望の表現
尊敬形
文の接続詞、感嘆詞
丁寧な命令形
勧誘、婉曲表現
変則用言
原因、動作の先行を表す表現
未来形、推測の表現
用言の連体形
尊敬の過去形
条件、理由の表現
可能、不可能の表現
意志、約束,決心の表現
義務、許可、経験の表現
(4)評価方法
①定期試験(70%) ②小テスト、出席日数(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
おはよう韓国語2
著者名
崔 柄 珠
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
韓国・朝鮮語1
(7)その他
特になし
- 26 -
出版社
朝日出版社
税込価格
2592 円
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
日本語A(コミュニケーション能力育成)
教 員 名
渡邊浩史・藤城浩子
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
コミュニケーション能力の育成を目指す授業内容。コミュニケーション能力には、他者の気持ち
や考えを理解する力(=理解力/読解力)
、他者に自身の思いや考えを伝える力(=発信力/文章力)
を挙げることができるだろう。
「日本語A」では、特に「理解力」と「発信力」に力点を置く。具体
的には、自己紹介による「自己分析」
「他者分析」の徹底化をグループ・ディスカッションによって
学んでいく。また、グループ・ワークによる「企画書作成」や、自分が好きな本を 5 分間紹介し、
読みたくなった本を投票して決定する書評会(ビブリオバトル)によるプレゼンテーションを行い、
プレゼンテーション能力の育成も目指す。
(2)目的
話す力・聞く力を中心とした日本語コミュニケーション能力の育成を目指す。グループ・ディス
カッションにより、他人が話す内容の要点をくみ取り、分析する力を身に付ける。そこから、自分
の考えを言語化し、的確に表現する力を養ってもらう。また、口語表現・質疑応答のなかで、プレ
ゼンテーションの重要性を確認する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
自己紹介①
自己紹介②
自己紹介③
自己紹介④
自己紹介⑤
自己紹介⑥
ビブリオバトル①
ビブリオバトル②
ビブリオバトル③
ビブリオバトル④
企画書作成①
企画書作成②
企画書作成③
企画書作成④
授 業 内 容
大学における「学び」
自由討論 ―自由に自分という人間を伝える―
「私のキーワード」を複数挙げ、説明する
趣味・特技・こだわり・関心事などについて話す①
趣味・特技・こだわり・関心事などについて話す②
「将来の私」という題目で発表する・質疑応答を行う①
「将来の私」という題目で発表する・質疑応答を行う②
ビブリオバトルとは何か?
紹介したい本に関する口頭発表の準備
ビブリオバトルを行う①
ビブリオバトルを行う② 最も読みたい本を決定する
最終課題作成のための準備
最終課題作成のための準備
最終課題作成のための準備・発表・討論
最終課題作成のための準備・発表・討論
(4)評価方法
①定期テストに代わるレポート 30% ②出席点/授業態度 20% ③授業での課題 50%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
授業内指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
講義で扱う内容や順序は、受講学生と相談のうえ変更することがある。また、グループワークを取り
入れる予定なので、自分なりの意見をもって参加してほしい
- 27 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
日本語B(レポート作成)
教 員 名
C1・C2:藤城浩子
C3・C4:渡邊浩史
C5・C6:冨田知世
年次
授業期間
単位
1
後期
2
(1)概要
各自関心のあるテーマについてレポートを作成する。レポートの構成や作成手順、論の組み立て
方、日本語表現、引用の方法など、レポート作成に必要な知識と技術を学ぶ。授業中はレポート作
成法に関する説明とそれに基づく練習課題を行うと同時に、半期を通して各自が実際に自分のテー
マを設定し、資料を集め、論を組み立て、自らレポートを作成しながら実践的に学んでいく。2000
~3000 字程度のレポート作成を最終的な目標とする。
(2)目的
大学での修学生活や社会生活において必要となるレポートに関する基本的知識を得る。レポート
の構成に注意し、適切な日本語表現を用いて意見や主張を論理的に展開する技術を身につける。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
ガイダンス
テーマ選びに向けて
資料の集め方
資料の読み方
テーマ選び
レポートの組み立て 1
レポートの組み立て 2
引用
アウトライン
レポート作成手順:本論1
レポート作成手順:本論2
レポート作成手順:本論3
レポート作成手順:序論
レポート作成手順:結び
レポートへのコメント
授 業 内 容
「レポート」とは何か/レポート作成の意義
レポートの基本構成(三段構成)/作成手順、テーマの決め方
資料を集める方法と実践
資料を読む方法と実践
疑問の絞り方、テーマの検討
データ整理の方法
論理的な文章の展開
引用の方法と実践
データ整理の実践、アウトラインの作成と検討
本論に必要な要素
パラグラフライティング
主張と論拠
序論の構成、問題の背景の書き方
結びの構成と書き方
レポートへの質問・コメントを出し合う
(4)評価方法
①定期試験にかわるレポート(70%) ②出席状況(20%) ③授業への参加態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
プリント配布
授業内提示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
講義の順序・内容は、受講学生と相談のうえ変更することがある
- 28 -
出版社
税込価格
2
科 目 名
ビジネス文書
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
教 員 名
渡邊浩史・藤城浩子
年次
1
授業期間
前期または後期
単位
2
(1)概要
この授業では、会社や仕事の場でやりとりされる社内文書・社外文書の書き方を学習する。ビジ
ネス文書の書式、社内文書・社外文書などで多用されるビジネス文書特有の表現やその使い方、別
記の方法、メールの作法などを学ぶ。授業内では、説明は最小限にとどめ、実際に社内文書や社外
文書を書いてみることで、実践的な力を養う。文書作成作業は主にワープロで行う。文書保存用の
USB メモリを持参のこと。
(2)目的
就職活動や就職後の事務的な仕事に必要となる文章作成力を身につける。また、そのような文章
作成に不可欠となる敬語の基礎知識を身につけ、適切な使い方ができるようにする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
「ビジネス文書」の種類
ビジネス文書の基本構成
ビジネス文書特有の表現 1
ビジネス文書特有の表現 2
ビジネス文書と敬語 1
ビジネス文書と敬語 2
ビジネス文書と敬語 3
社外文書 1
社外文書 2
社内文書 1
社内文書 2
ビジネスメール 1
ビジネスメール 2
ビジネス上の手紙 1
ビジネス上の手紙 2
授 業 内 容
ビジネス文書とは何か(種類・特徴・役割)
ビジネス文書の基本的な構成、レイアウト、パターン
ビジネス文書でよく使われる語句と表現①
ビジネス文書でよく使われる語句と表現②
敬語の基礎知識と使い分け 1
敬語の基礎知識と使い分け 2/敬意を表す表現
ビジネス文書や職場で使われる敬語
社外文書作成の実践:基礎編
社外文書作成の実践:応用編
社内文書作成の実践:基礎編
社内文書作成の実践:応用編
ビジネスメールの基礎
ビジネスメール作成の実践
ビジネス上の手紙の基礎
ビジネス上の手紙作成の実践
(4)評価方法
①定期試験 80% ②出席 10% ③小テスト・課題・授業の参加度 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
プリント配布
授業内提示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
①受講者を制限する場合があるので初回授業に必ず出席すること
②講義の順序・内容は、受講学生と相談のうえ変更することがある
- 29 -
出版社
税込価格
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
新聞で読み解く政治と経済
教 員 名
渡邊 浩史
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
新聞の政治面や経済面を中心に、専門領域に関係する記事について知識を習得するとともに、グ
ループワークを通じて理解を深めていく。具体的には、授業で紹介する様々な記事からグループで
関心のある記事を選択してもらい、発表、討論を行ってもらう。そして、そこで見出された問題点
については、受講者の質疑応答で、より深い理解につなげていく。本講義を通して、世の中で起こ
っているさまざまな時事問題に関心をもってほしい。
(2)目的
まず、さまざまな時事問題に触れることで、新聞記事を読むことに慣れてもらう。次に、グルー
プによる発表を行うことで、最近の時事問題(政治や経済など)の背景を学び、より深い〈情報〉
の獲得を目指す。そして、質疑応答を行うことでその事を確認する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
新聞記事の基礎知識
最近の時事問題を知る
記事に関する意見交換①
記事に関する意見交換②
記事に関する意見交換③
記事に関する意見交換④
記事に関する意見交換⑤
記事に関する意見交換⑥
記事に関する意見交換⑦
記事に関する意見交換⑧
記事に関する意見交換⑨
記事に関する意見交換⑩
記事に関する意見交換⑪
記事に関する意見交換⑫
まとめ
授 業 内 容
新聞記事の特徴・読むときの注意点など
グループの決定、及び発表内容の確認
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
最新の政治・経済に関する話題を扱った記事を用いての意見交換
今後の政治と経済
(4)評価方法
①定期テストに代わるレポート 30% ②出席点/授業態度 20% ③授業での課題 50%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
授業内指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
講義で扱う内容や順序は、受講学生と相談のうえ変更することがある。また、グループワークを取り
入れる予定なので、自分なりの意見をもって参加してほしい
- 30 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 言語文化科目
科 目 名
海外語学研修A(夏期英国語学研修)
教 員 名
山田 大介
年次
1-2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
英語によるコミュニケーション能力や経済に関連した事象を、本学と提携する英国内の大学で開
催される夏期語学研修セミナーに参加することで学習する。
本学の英語Ⅰ(G・LR)
・英語Ⅱや、初級・中級英語コミュニケーションでの学修から、そして
本講座を通して、実際の英語圏の生活に触れることで、更なる言語学習の機会を提供するものであ
る。前期期間中に行う「事前研修」と、夏期休暇中の「現地研修」
(3週間)の2部構成になってお
り、前者では実際の英国内での生活に必要な知識を会得し、それを基に後者の研修を行う。3週間
を英国で生活することにより、実践的な英語力を集中的に学習する機会を提供する。また英国内で
生活することで、英国を含む英語圏の文化への理解を深め、国際的視野を養うことも目的とする。
履修する学年は問わないが、履修を考えている学生は必ず第1回目の授業には必ず出席のこと。
(2)目的
英国内の大学の夏期語学研修セミナーに参加することで、海外の大学で学ぶ経験をする。研修期
間中は、多くの刺激を受け、自分の内なる世界を広げる努力を積み重ねていく。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
事前研修(1)
事前研修(2)
事前研修(3)
事前研修(4)
事前研修(5)
事前研修(6)
事前研修(7)
事前研修(8)
英国内大学での研修(1)
英国内大学での研修(2)
英国内大学での研修(3)
英国内大学での研修(4)
英国内大学での研修(5)
英国内大学での研修(6)
授 業 内 容
本科目の概要の説明(参加の是非に問わず興味ある学生は参加)
派遣先への応募書類の作成など渡航に必要な手続きを行い、同時に
英国での生活に備えて、英国に関する基本的な知識、および日常生
活で必要となる英語についてのオリエンテーションを行う
研修先の大学では、月曜日から金曜日の午前中まで、現地教員に
よるコミュニケーションの訓練を行う。土曜日は、場合によって大
学主催のエクスカージョンや経済科の学生としてのプログラムが設
定されている場合もある。基本的には土曜日・日曜日は各自の工夫
で過ごすことになっている
(4)評価方法
英国内大学の教員が与えた評価をもとに、担当教員が総合評価を出す(100%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
別途指示する
別途指示する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
英語Ⅰ(G・LR)
、英語Ⅱ、初級・中級英語コミュニケーション
(7)その他
第1回目の授業でのガイダンスは必ず出席のこと
- 31 -
出版社
税込価格
2
科 目 名
情報リテラシー
一般教育科目 コミュニケーション科目群 情報処理科目
教 員 名
C2古田敏、C3:小山田隆信、C4:深澤克朗
年次 授業期間
1
前期
単位
1
(1)概要
我々が情報を収集する目的は、それを元にして判断を行い、自分の意思を決定し,行動するため
である。本講義ではまず、いかに的確に情報を入手し、活用するかを学ぶ。一方、インターネット
技術に加え、携帯電話やスマートフォンの普及で、誰もが全世界に瞬時に情報発信者となりえる時
代を迎えた。SNS の普及がそれに拍車をかけ、個人情報流出などのリスクも増大している。そこで、
メールや SNS などの利用技術だけでなく、ビジネスマナーを含めた情報モラルについても講義す
る。併せて,最新技術の動向にも触れる。
(2)目的
在学中の学習、および就職後、編入学後に必要となる情報の収集および発信のための基礎知識・
技術・心構えを習得する。単にコンピュータなどの情報機器の使用方法を学ぶだけではなく、情報
の的確な収集・分析・活用を行う能力を習得する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
学内システム
電子メール
コンピュータの原理・基礎
アプリケーション操作①
アプリケーション操作②
情報の検索・収集①
情報の検索・収集②
インターネットサービス①
インターネットサービス②
インターネットサービス③
セキュリティ①
セキュリティ②
情報倫理①
情報倫理②
個人情報・最新技術
授 業 内 容
学内向け・学外向け Web ページ、図書館システム
電子メールの仕組み、マナー
コンピュータの歴史,2進数,情報量,ソフトウェア,ハードウェア
ワープロソフトの基本操作
表計算ソフトの基本操作
検索エンジン利用(Web ページ検索・動画検索・画像検索)
専門検索エンジン(論文検索・図書検索・統計データなど)
ネットワーク・インターネットの仕組み
ホームページの仕組み
SNS などの利用、利点、注意点など
ウイルス、サイバー攻撃など
EC、電子マネー、暗号理論について
特許権・実用新案権、ソフトウェア特許など
著作権・肖像権など
個人情報の取り扱いと情報流出の危険性、ビッグデータなど
(4)評価方法
①出席状況(30%) ②授業の区切りに提出する課題(70%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
参考書
書名
※義内で紹介・プリントを配布
ひと目でわかる最新情報モラル 第 2 版
キーワードで理解する最新情報リテラ
シー 第 4 版
著者名
大橋真也 、森夏節、立田ルミほか
久 野靖、 辰己丈 夫、佐藤 義弘
(監修)
出版社
税込価格
日経 BP 社
476 円+税
日経 BP 社
1200 円+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
情報処理基礎演習、情報化と社会
(7)その他
日頃から、
各自が自身の所有する情報機器や周辺の情報機器を用いて、
いかなる情報を得ているのか、
そして、得た情報に基づいて諸君はどのような行動を起こしているのか、絶えず意識しておくこと
- 32 -
2
科 目 名
情報処理基礎演習
一般教育科目 コミュニケーション科目群 情報処理科目
教 員 名
C1:古田敏、C2:小山田隆信、C3:深澤克朗
年次
1
授業期間 単位
前期
1
(1)概要
今や社会のいたるところでコンピュータをはじめとする情報機器が利用されている。特にワープロ
ソフトや表計算ソフトは、在学中および編入学後の学習、そして就職後の企業や組織での仕事に常
識的なスキルと位置付けられている上に、日常生活での利用も増えてきている。さらに、ネットワ
ークを介した利用や、モバイル版のソフトも登場している。また,ファイル管理も携帯端末におけ
るものを含め欠かせない技術になってきている。このような背景から、本講義では,OS(Windows)
の基礎的な操作、ワープロソフトの基本的な処理、データ処理(表計算ソフト)各分野について、
各種アプリケーションの利用を行う。
(2)目的
本演習では大学生、社会人として日常的に用いる必要とされるワープロソフト、表計算ソフトに
慣れ、基本的な利用技術を習得し、レポートや課題作成をスムーズに行えるようになることを目的
とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
本学の学内システム
コンピュータの原理・基礎
ワープロソフト①
ワープロソフト②
ワープロソフト③
ワープロソフト④
ワープロソフト⑤
表計算ソフト①
表計算ソフト②
表計算ソフト③
表計算ソフト④
表計算ソフト⑤
表計算ソフト⑥
表計算ソフト⑦
表計算ソフト⑧
授 業 内 容
OS(Windows)の基本操作、学内 LAN、図書館、電子メール
コンピュータの歴史,2 進数、情報量、ハードウェア、ソフトウェア
起動・終了・ファイルの保存
FEP,文書の入力,文字フォント,書式設定
表の作成,図形や写真の挿入など
初歩的なビジネス文書の作成
まとめ(ワープロ総括課題)
起動・終了、ファイルの保存、シートとブックの概念、表の作成
データの入力(オートフィルなど)
関数の利用(1)絶対参照・相対参照
関数の利用(2)基本統計関数
関数の利用(3)論理関数、日付関数など
関数の利用(4)検索・表引き
グラフ作成の基礎
まとめ(表計算総括課題)
(4)評価方法
①出席状況:30% ②授業の区切りに提出する課題:70%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
※講義内で紹介、またプリントを配布
※講義内で紹介
著者名
出版社
税込価格
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
情報リテラシー、情報化と社会
(7)その他
本講義は、コンピュータ操作初心者向けである。例えば高等学校で「普通教科 情報 A」や「電気・
電子 情報系科目」
、
「商業・情報処理系科目」などを学習していない者を対象としている
- 33 -
2
科 目 名
情報処理応用演習
一般教育科目 コミュニケーション科目群 情報処理科目
教 員 名
C1:古田敏、C2:深澤克朗
年次
1
授業期間 単位
後期
2
(1)概要
ワープロソフトでは、実践的な長文を疑似的に作成する。そこで、実践的な機能や便利な機能を
学ぶ。表計算ソフトでは身近な情報をもとに、各種関数などを利用した計算やデータ操作による表
作成、統計処理の活用方法を理解した上で、データの加工ができるようにする。さらに、マクロ機
能や VBA を利用して処理することも学ぶ。
(2)目的
情報処理基礎演習の内容を発展させ、ワープロソフトでの文章作成技術を習得する。また表計算
ソフトではデータの加工、検索・抽出、統計処理などの手法を習得することを目的とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ワープロソフト①
ワープロソフト②
ワープロソフト③
ワープロソフト④
ワープロソフト⑤
表計算ソフト①
表計算ソフト②
表計算ソフト③
表計算ソフト④
表計算ソフト⑤
表計算ソフト⑥
表計算ソフト⑦
マクロプログラミング①
マクロプログラミング②
プレゼンテーションソフト
授 業 内 容
文書作成の基礎,表作成
段組み,ページ区切り,縦書き文書
応用的機能(ヘッダー,フッターなど)
ビジネス文書の作成(1) 社内文書
ビジネス文書の作成(2) 社内文書
基本的な表の作成
関数利用①(文字列関数)
関数利用②(統計関数)
関数利用③(データベース関数)
関数利用④(財務関数)
データ分析の基礎(ソート、ピボットテーブル)
グラフ作成とデータ分析
VBA プログラミング①
VBA プログラミング②
パワーポイントの基礎
(4)評価方法
①出席状況:30% ②授業の区切りに提出する課題:70%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
※講義内で紹介、またプリントを配布
※講義内で紹介
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
情報処理基礎演習、情報化と社会
(7)その他
本講義では、単にアプリケーションソフトの機能を学ぶだけではなく、自らの手で加工すべきデータ
をどのように集め、どのように加工・表現するかも要求する
- 34 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 教養演習
科 目 名
教 員 名
年次
授業期間
単位
教養演習
C1・2: 藤城 浩子、C3・4: 渡邊 浩史、C5: 山田 大介、
C6: 佐原 彩子、C7・8: 冨田 知世、
C9・10: 川島 洋、C11・12: 前田 智
1
前期
2
(1)概要
本ゼミナールは、大学での学修に最低限必要となる能力(アカデミックスキルズ)の理解と訓練、
そして「学習計画書」を作成することで、1年次後期に開講される「専門基礎演習」や2年次の「専
門演習」での学修内容を受講者各自が見出し、さらには就職や編入時に進みたい方向を確定出来る
ように、自らで「考え・行動する」ことの出来るようにしていくことを目標とする。
アカデミックスキルズとは、大学での学修で「書かれたものや話されたものを、受け手として分
析的に捉え解釈する能力、また自分の考えていることを、ことばを通して的確に表現する能力」で
ある。これは大学での学修だけではなく、社会に出ても絶対的必要なスキルである。本ゼミナール
では、これを大学での学修に求められる能力として、その育成を目標の1つとする。また並行して、
「学習計画書」を作成し、履修者自らが進みたい方向性を明らかにし、1年次後期以降のゼミナー
ルや他の科目の学修に生かしていく。担当者全員は基本的に同じ授業内容で進めていく。1 年次の
全員必履修科目である。
(2)目的
アカデミックスキルズを習得しながら、専門ゼミナールや将来の職業への足掛かりとなる「学習計
画書」
、
「研究計画書」を完成させる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
テーマ
イントロダクション
自身を知る
情報整理の方法
リーディングとライティング①
リーディングとライティング②
リーディングとライティング③
リーディングとライティング④
リーディングとライティング⑤
ディスカッションの方法①
10 ディスカッションの方法②
11
12
13
14
15
ディスカッションの方法③
専門ゼミナール見学会
書くプレゼンテーション
話すプレゼンテーション①
話すプレゼンテーション②
授 業 内 容
大学での学修とは?学習計画書とは?
自分をプレゼンテーション(Show & Tell など)する
情報の聞き取り、整理、他者へ伝えるスキル
論理的文章の読解方法
書かれた資料からの情報整理とまとめ
情報の整理とまとめ、発信のトレーニング
書く情報発信の方法
書く情報発信のトレーニング
ディスカッションとは何か。学習計画書第1回提出
ディスカッションのトレーニング①(ブレインストーミング・
KJ法の理解)
。学習計画書のコンサルテーション
ディスカッションのトレーニング②
専門ゼミナールのゼミ発表への参加。学習計画書第2回提出
専門ゼミナールへの道①(
「研究計画書」を書く)
専門ゼミナールへの道②(オーラルプレゼンテーション①)
専門ゼミナールへの道③(オーラルプレゼンテーション②)
(4)評価方法
①定期試験に代わるレポートとしての「研究計画書」
「学習計画書」50% ②授業内の活動 50%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
別途指示する
別途指示する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
日本語関連科目
(7)その他
進度、授業内容は受講生の構成により授業内容は若干の変更あり。また「研究計画書」
、
「学習計画書」
が未提出の場合は単位認定を行わない
- 35 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 教養演習
科 目 名
特別日本語演習(チュートリアル)
教 員 名
藤城 浩子
年次
1(留学生のみ)
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
授業の内容と進め方については、授業に参加する留学生の日本語レベルや、希望する学習内容に
よって柔軟に設定する。例として、読解(スキミング、スキャニング、および、文中の語彙や表現
を学びながらの精読)や、読んだ文章の要約、300 字程度の意見文作成などが考えられる。さらに、
文章に関する教員からの質問に的確に答えるといったコミュニケーションを行うことで、口頭表現
の学習も行う。
(2)目的
日本語能力試験 N1 レベルから、大学の勉学で行う専門書の読解やレポート作成に必要なレベル
まで、より高いレベルの日本語力を身につける。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
日本語学習 1
日本語学習 2
日本語学習 3
日本語学習 4
日本語学習 5
専門補助 1
専門補助 2
専門補助 3
専門補助 4
専門補助 5
課題作成補助 1
課題作成補助 2
課題作成補助 3
課題作成補助 4
授 業 内 容
日本語力や学習経験のチェック、学習内容の決定
学生が必要とする日本語力を、適した教材を用いて身につける
学生が必要とする日本語力を、適した教材を用いて身につける
学生が必要とする日本語力を、適した教材を用いて身につける
学生が必要とする日本語力を、適した教材を用いて身につける
学生が必要とする日本語力を、適した教材を用いて身につける
講義や専門の勉強に必要な語彙力や表現力をつける
講義や専門の勉強に必要な語彙力や表現力をつける
講義や専門の勉強に必要な語彙力や表現力をつける
講義や専門の勉強に必要な語彙力や表現力をつける
講義や専門の勉強に必要な語彙力や表現力をつける
課題作成に必要な語彙力や表現力をつける
課題作成に必要な語彙力や表現力をつける
課題作成に必要な語彙力や表現力をつける
課題作成に必要な語彙力や表現力をつける
(4)評価方法
①出席 40% ②授業への積極的な参加 40% ③課題の提出と完成度 10% ④最終課題 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
授業内指示
授業内指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
講義の順序・内容は、受講学生と相談のうえ変更することがある
- 36 -
出版社
税込価格
2
科 目 名
課題研究A(チュートリアル)
一般教育科目 コミュニケーション科目群 教養演習
教 員 名
年次
C1:藤城浩子、C2:山田大介、C3:佐原彩子、
1
C4:渡邊浩史、C5:冨田知世
授業期間
単位
後期
1
(1)概要
現代社会では、自分の意見や考えを文章や口頭で他人に簡潔に伝えることが重要となっている。その
ためには、1 年生前期で学習したアカデミック・スキルズを基礎としながら、さまざまな場面や課題に
適応していくことが大切である。そこで、学生それぞれが自分の興味がある学問分野(テーマ)につい
ての研究を行い、教員がこれに対して指導や助言を行うように設定されたものである。
編入希望者に対しては、志望学科等に応じた小論文指導を行う。そして、就職志望者に対しては、就
職志望理由書、進学希望者に対しては、進学志望理由書の作成の指導を行う。
(2)目的
課題研究では、学生と教員が原則として 2 週間に 1 度(半期で 6~7 回)
、上記のような指導や助言を
通して個別に接することによって、それぞれの研究テーマについての意識を深めると同時にアカデミッ
ク・スキルズを養成することを目標とする。
(3)授業内容
科目名
教員名
分野・専攻
課題研究 AC1
藤城 浩子
日本語学
AC2
山田 大介
言語学・英語学
AC3
佐原 彩子
アメリカ研究
AC4
渡邊 浩史
日本文学
AC5
冨田 知世
教育社会学
研究テーマ
現代日本語文法、日本語教育
意味論・語用論(特に関連性理論)
、
英語教育
アメリカの歴史・文化(移民・難民も含め
る)に関するもの
日本近現代文学(主に中原中也の詩と詩
論)
教育組織の社会学、高校教育、教師
(4)評価方法
最終的に、研究の成果を 10 枚程度のレポートにまとめてもらう。成績は、学習の態度、報告の内容
およびまとめのレポート等で総合的に判断する
(5)教科書等
授業の際に学生と教員が相談して決める(使わない場合もある)
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
学生の選択したテーマについての関連科目
(7)その他
日程は学生と教員の相談で決定する
- 37 -
2
一般教育科目 コミュニケーション科目群 教養演習
科 目 名
課題研究B(チュートリアル)
教 員 名
本学専任教員
年次
2
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
現代社会では、自分の意見や考えを、文章や口頭で、他人に簡潔に伝えることが重要となってい
る。そのためには、日本語コミュニケーション能力すなわち、読む・書く・話す・聞くなどの能力
が必要であり、社会に出る前の総仕上げとして、そのような能力を身につけ、充実したものにして
おく必要がある。しかし通常は大人数での講義が多く、レポート類の添削等でも限界があり、学生
一人一人に対応することが難しいのが現状である。そこで、学生それぞれが自分の興味がある学問
分野(テーマ)について研究を行い、教員がこれに対し指導や助言を行うように設定されたもので
ある。2年次前期のBでは応用的な力を養う。
編入希望者に対しては、志望学科等に応じた小論文指導を行う。そして、就職志望者に対しては
就職志望理由書、進学希望者に対しては、進学志望理由書の作成の指導を行う。
(2)目的
課題研究では、学生と教員が、原則として2週間に1度(半期で6~7回)、上記のような指導や助
言を通して個別に接することによって、それぞれの研究テーマについての知識を深めると同時に日
本語コミュニケーション能力を養成することを目標とする。
(3)授業内容
科目名
教員名
分野
専攻
研究テーマ
課題研究
環境経済論
汚染問題の処理水準と費用負担
佐藤(克)
経済
環境政策論
BC1
〃
BC2
内 藤
経済
〃
〃
BC3
BC4
柳 沢
伊 藤
経済
経済
経済理論、
経済思想史
日本経済史
経済思想史
〃
BC5
上 笹
経営
経営学
〃
BC6 佐藤(茂)
経営
マーケティング論
経営戦略論
〃
BC7
佐 原
英語
アメリカ研究
〃
BC8
中 路
法律
民事訴訟法
〃
BC9
永 岩
〃
BC10
宮 崎
経済
社会政策
よく生きるとはどういうことか、制度的、社会的、
経済的側面から考える。特に WLB・ケア研究、移
民研究、日伊福祉比較
〃
BC11
山 田
英語
英語学・言語学
意味論・語用論
経済
財政学・地方財政論、地域政策(地方創生、人口
財政学・地域政策
減少、空き家・過疎高齢化対策等)
、教育政策・貧
論・まちづくり論
困政策の国際比較の研究
〃
BC12
塙
簿記・会計 財務会計論
貨幣・金融的アプローチによるマクロ経済学、
ケインズとその周辺の経済思想史
戦前日本の経済発展と金融の関係
17・18 世紀のイングランドの経済思想
企業の組織づくりと経営戦略、経営哲学、中小企
業経営
業界や企業の分析、流通業・サービス業の経営、
ベンチャーマネジメント
アメリカの歴史・文化(移民・難民も含める)に
関するもの
判決効
会計教育方法論
(4)評価方法
最終的に、研究の成果を 10 枚程度のレポートにまとめてもらう予定である。
成績は、学習の態度、報告の内容及びまとめのレポート等で総合的に判断する
(5)教科書等
授業の際に学生と教員が相談し決める(使わない場合もある)
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
学生の選択したテーマについての関連科目
(7)その他
日程は学生と教員の相談で決定する
- 38 -
2 一般教育科目 教養科目群 健康科目
科 目 名
健康論
教 員 名
依田 武雄
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
近年、運動不足、食生活の乱れ等々、様々な健康問題が我々のライフスタイルに大きな影を落とし
てきている。そこで、健康の概念、健康なライフスタイル、健康とストレスとの関わりや生活習慣
病の予防とその対策について考える。
(2)目的
生活の中で健康を保持するための人間の生理機能を理解し、改めて健康の意味を考え、将来にわ
たる有意義な人生を送るために自分の健康、そして社会人としての社会の健康、家庭人として家族
の健康にも留意できる基礎的知識を深める。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
健康の概念
人体生理①
人体生理②
人体生理③
人体生理④
健康なライフスタイル①
健康なライフスタイル②
健康なライフスタイル③
健康なライフスタイル④
こころと身体の健康①
こころと身体の健康②
現代の健康問題①
現代の健康問題②
現代の健康問題③
授 業 内 容
健康論の授業について
健康の定義-生命と健康
からだのしくみ 人体の特徴・細胞
からだのしくみ 脳・心臓
からだのしくみ 循環器・消化器
からだのしくみ 骨格・筋肉
健康づくりと食生活
痩身と肥満 (拒食症と過食症)
飲酒・喫煙と健康
薬物乱用と健康
メンタルヘルス-身体的、心的緊張の緩和策
ストレスマネジメント-ストレスと精神障害
成人・老年期の健康 (生活習慣病と予防)
高齢化社会と介護予防
国民健康づくり運動 「健康日本21(第2次計画)
」
(4)評価方法
授業理解度・授業態度などを含め平常点50%、定期テストおよび授業の中での課題50%で総合
的に評価。時間を厳守し、欠席せず積極的に取り組むこと
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
スポーツレクレーション実習
(7)その他
特になし
- 39 -
2 一般教育科目 教養科目群 健康科目
科 目 名
スポーツレクレーション実習
教 員 名
依田 武雄
年次
1
授業期間
前期
単位
1
(1)概要
各種運動(バレーボール、卓球、バスケットボール、フットサル等)の実践を通し、日頃の運動
不足を改善し、体力の向上と健全なる心身を育成する。
(2)目的
健康を保持増進するためには日常生活において、身体活動・運動を取り込んだライフスタイルの
形成が重要である。そこで、こころと身体を一つとしてとらえ、健康や身体活動・運動についての
理解と実践を通し、明るく豊かで活力ある生活を営むことのできる資質や能力を育てることを目的
とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
バレーボール
〃
〃
卓 球
〃
〃
バスケットボール
〃
〃
〃
フットサル
〃
〃
〃
授 業 内 容
授業の進め方について
アンダーハンド・オーバーハンドパス練習、ミニゲーム
サーブ・レシーブ練習、ミニゲーム
設定ルールによるリーグ戦形式のゲーム
フォアハンド・バックハンドストローク練習、ミニゲーム
サーブ・レシーブ練習、ミニゲーム
シングルス・ダブルスゲーム
パス・ドリブルの基本練習①、ミニゲーム
パス・ドリブルの基本練習②、ミニゲーム
各種シュートドリル、ミニゲーム
リーグ戦形式のゲーム
パス・ドリブルの基本練習①、ミニゲーム
パス・ドリブルの基本練習②、ミニゲーム
トラップ・キック練習、ミニゲーム
設定ルールによるゲーム
(4)評価方法
授業理解度・授業態度などを含め平常点80%、実技テスト20%で総合的に評価
時間を厳守し、欠席せず積極的に取り組むこと
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
健康論
(7)その他
特になし
- 40 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
言語と文化(言語学習の導入と言語学の諸領域)
教 員 名
山田 大介
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
母語の習得は、特に意識することなく可能である点で、外国語のそれと異なる。外国語の学習に
は、語彙、構造、音韻、意味、語用などをそれぞれ学習する必要があり、これらを意識的に学習し
ていきながら外国語学習を行うことで、より効果的な学習を行うことが出来る。それは、各言語を
特徴づける発想があり、しかも言語は社会の変化と共に変化していく。このような状況で、各学生
がその進路に沿い、各自の到達目標を設定し、そして実現可能となる手助けをしていくことを行っ
ていく 。同時に、我々の生活の中の様々な側面(文化)に密接に「ことば」は関わっている。社会
全体や、歴史的側面、教育、言語政策そして日本人と英語という様々な観点から我々の住む世界と
毎日使う「ことば」の関係を言語学的側面から探る。
(2)目的
① 英語だけでなく、他の外国語の言語学習の意識的学習への足掛かりとする
② 言語学習を行うに必要となる言語学の諸領域を学修する
③ 「文化」とは何か、そしてその文化で話されている「ことば」とどう関わっているのかを探る
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
言語学習に必要な知識(1)
言語学習に必要な知識(2)
言語学習に必要な知識(3)
言語学習に必要な知識(4)
言語学習に必要な知識(5)
言語習得と早期外国語教育
言語と社会1
言語と社会2
英語の歴史
民族・言語と英語教育
言語政策と英語教育
日本人と英語1
日本人と英語2
日本人と英語3・まとめ
授 業 内 容
ことばと文化の関係とは、世界の言語
言語の音声(子音、母音、音節、イントネーション他)
・音韻
言語の語彙・語の形成(語と語の結びつき)
言語の文法(統語)
:文法とは(階層構造、句構造規則他)
言語の意味(意味論)
:語の持つ意味とは
言語の使用(語用論)
:発話解釈能力とは
言葉はどう習得するか(生得説、臨界期仮説、早期外国語教育)
社会言語学(言語と地域、階級、人種)
社会言語学(言語と性差、年齢差)
英語の誕生、時代区分
言語と民族・国家、エスニシティ、言語接触と言語文化、他
言語圏、多言語主義、言語サービス
日本英学史(日本における英語の歴史1)
日本英学史(日本における英語の歴史2)
日英語の文化的違い
(4)評価方法
①定期試験 50% ②Classwork 40% (Essay を含む) ③出席 10%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
特になし
必要に応じて紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
中国語、韓国・朝鮮語、ドイツ語、英語、日本語A・B
(7)その他
授業の進度・内容は、受講生の構成により若干の変更の可能性がある
- 41 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
文学(日本近代文学を学ぶ)
教 員 名
渡邊 浩史
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
「文学とは何か」――このような問題について、皆さんは考えたことがあるだろうか。
本講義では、明治から平成にかけての近代小説や近代詩を扱っていくなかで、上記の問題につい
て検討し、文学作品の読み方について学んでもらいたいと考える。具体的には、近代小説及び近代
詩のなかでも、何事かに向け、情熱や悲哀をかたむける登場人物を描いた作品に焦点を絞り、そこ
から人間存在のありようについて考察していき、
「文学」の重要性について考えていく。
(2)目的
①「文学とは何か」を理解し、文学作品の読み方について学んでいく。
②それぞれの文学者の作風、各作品の叙述、構想、主題をとらえ、個々の問題意識を深めること。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
近代文学を読むポイント①
近代文学を読むポイント②
近代小説を読む①
近代小説を読む②
近代小説を読む③
近代小説を読む④
近代小説を読む⑤
近代小説を読む⑥
近代詩を読む①
近代詩を読む②
近代詩を読む③
近代詩を読む④
近代詩を読む⑤
まとめ
授 業 内 容
文学とは何か
時代背景や社会情勢と作品の関係
文学史との関係
芥川龍之介「魔術」
庄野潤三「プールサイド小景」
向田邦子「ダウト」
江戸川乱歩「人間椅子」
阿部昭「天使が見たもの」
村上春樹「レーダーホーゼン」
中原中也・宮沢賢治の詩
島崎藤村・高村光太郎の詩
八木重吉・金子みすゞの詩
田中冬二・丸山薫・小熊秀雄の詩
石垣りん・茨木のり子の詩
授業のまとめ
(4)評価方法
①定期テストに代わるレポート 50% ②出席点/授業態度 20% ③授業での課題 30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
右か、左か 心に残る物語 日本
沢木耕太郎 編
文学秀作選
繰り返し読みたい 日本の名詩
彩図社文芸部 編
100
出版社
税込価格
文春文庫
648 円+税
彩図社
590 円+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
講義で扱う内容や順序は、受講学生と相談のうえ変更することがある。また、グループワークを取り
入れる予定なので、自分なりの意見をもって参加してほしい
- 42 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
哲学
教 員 名
永野 潤
年次
2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
この講義では、哲学の基本的問題について考える。ただし、哲学は、問題に答を出すことをかな
らずしも目的にはしていない。むしろ、問題を見つけだし、 答の出ない問題について考えるその過
程が哲学だ、と言える。この講義では、さまざまな問題について「哲学的に考える」ということが
どういうことか知ってもらい、その「おもしろさ」を体験してもらいたい。題材として、マンガ、
映画などみなさんになじみの深いものを用いる予定である。
(2)目的
哲学の基本的問題について知り、
「哲学的に考える」ことの訓練をつうじて、柔軟な思考力、論理
的思考能力を身につける。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
日常性の問題
外界の問題 1
外界の問題 2
私の問題
身体の問題 1
身体の問題 2
同一性の問題 1
同一性の問題 2
他人の問題 1
他人の問題 2
他人の問題 3
演技の問題 1
演技の問題 2
まとめ
授 業 内 容
哲学とは何か
日常性を問い直すことと哲学
外界の認識の問題 ロックの第一性質・第二性質他
観念論 プラトンの洞窟の比ゆ他
デカルトの懐疑とコギト
心身二元論について
心身問題について 相互関係説・随伴現象説など
同一性について 数的同一性と質的同一性
人格の同一性について
他我問題について 逆転スペクトル他
独我論について
ロボットと人工知能について
私は私に「なる」
自由と社会の問題 フーコーの権力論
これまでの授業のまとめ
(4)評価方法
①期末テスト(70%) ②出席・授業態度(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
『哲学のモンダイ』
著者名
永野潤
出版社
白澤社
税込価格
1785 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
倫理学
(7)その他
毎回、授業についてのコメントを書いてもらう。そのうちの一部を、次の回の授業で匿名で紹介する
ことがある
- 43 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
倫理学
教 員 名
永野 潤
年次
2
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
この授業では、倫理学の基本的考えかたについて知ると同時に、さまざまな社会問題(特に、こ
の社会でともに暮らすさまざまな少数者の人権にかかわる問題)についてともに考える。マンガや
映画などを題材に、かたくるしくない授業をめざすが、実際に自分の頭で考えながら授業に参加し
てほしい。
(2)目的
さまざまな社会の問題について、偏見や先入観にとらわれず、じぶんの頭で創造的に思考する力
を身につける。また、抽象的な知識ではない、あたりまえの倫理意識、人権意識を身につけること
もこの授業の目的である。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
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14
15
授 業 内 容
はじめに
自己決定の問題
義務論と目的論
創造的に考える
安楽死・尊厳死の問題1
安楽死・尊厳死の問題2
障害と社会の問題1
障害と社会の問題2
性と生殖の問題1
性と生殖の問題2
格差と貧困の問題1
格差と貧困の問題2
移民・難民の問題1
移民・難民の問題2
まとめ
倫理学とは何か
自分のことは自分できめる?
代表的な倫理学説について学ぶ
にせのジレンマにだまされるな
安楽死は死の自己決定?
安楽死は死の自己決定?
障害と社会にかかわる倫理問題
障害と社会にかかわる倫理問題
性と生殖にかかわる倫理問題
性と生殖にかかわる倫理問題
格差拡大と貧困にかかわる倫理問題
格差拡大と貧困にかかわる倫理問題
日本における移民・難民にかかわる倫理問題
日本における移民・難民にかかわる倫理問題
これまでの授業のまとめ
(4)評価方法
①期末テスト(70%) ②出席・授業態度(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
哲学
(7)その他
毎回、授業についてのコメントを書いてもらう。そのうちの一部を、次の回の授業で匿名で紹介する
ことがある
- 44 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
美術史(日本の美術に親しむ)
教 員 名
山盛 弥生
年次
2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
美術作品には、それらを生み出した人々、鑑賞してきた人々、それらを現在まで伝えてきた人々
など、多くの人々の様々な思いやメッセージが込められている。それらを読み解き、意味を考える
ことは、美術作品に対する理解を深めるだけでなく、それらを生みだし、伝えてきた過去の社会や
文化についての理解を身につけることにもつながっていく。
授業では、毎回できるだけ多くの作品の画像を紹介し、拡大画像などで細部まで丁寧に示しなが
ら、作品の造形的な特徴を解説する。また、それらが生み出された時代の社会や文化との関連を視
野に入れながら、作品の意味を多方面から考えていく。
(2)目的
江戸時代までの日本の代表的な美術作品を取りあげ、基礎的な知識を習得するとともに、作品の
表現するもの(特徴、表現形式、デザインなど)について考え、その魅力を味わい、鑑賞する力を
養う。また、美術作品が、それらを生み出し伝えてきた時代や、地域の歴史的・文化的な状況と密
接に関わっていたことを理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
平安時代の美術Ⅰ
平安時代の美術Ⅱ
平安・鎌倉時代の美術
鎌倉・南北朝時代の美術Ⅰ
鎌倉・南北朝時代の美術Ⅱ
室町時代の美術Ⅰ
室町時代の美術Ⅱ
桃山時代の美術
桃山・江戸時代の美術Ⅰ
桃山・江戸時代の美術Ⅱ
桃山・江戸時代の美術Ⅲ
江戸時代の美術Ⅰ
江戸時代の美術Ⅱ
江戸時代の美術Ⅲ
授 業 内 容
授業の進め方、美術史を学ぶ意味、主な美術館・博物館
仏画
絵巻 源氏物語絵巻・鳥獣人物戯画・信貴山縁起絵巻・伴大納言絵巻
平安時代の工芸・鎌倉時代の仏画
絵巻と神道美術
肖像画と水墨画
水墨画と狩野派 狩野正信・元信 雪舟・雪村
大和絵と工芸
狩野派と障壁画 狩野永徳・長谷川等伯
狩野派と大和絵 狩野探幽・住吉具慶・土佐光起
琳派 俵屋宗達・本阿弥光悦・尾形光琳・酒井抱一・鈴木其一
風俗画
南画と写生画 池大雅・与謝蕪村・円山応挙
奇想の画家 伊藤若冲・曽我蕭白
浮世絵 鈴木春信・喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎・歌川広重
(4)評価方法
①定期試験に代わるレポート(70%) ②出席・授業態度・小レポートなどの日常点(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
授業のなかで随時紹介。
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 45 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
心理学A(心理学で自分探し)
教 員 名
川島 洋
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
心理学は、
「こころの科学」としてマス・メディアなどでも頻繁に取り上げられ、どこか神秘的な
学問のように誤解されがちである。本講義では、とかく誤解されやすい心理学という学問の概要を
正しく学び、心への興味・関心・理解を深め、心理学的に自分や他者の行動を理解する力を養うこ
とを目的とする。
科学としての心理学を正しく理解するために、心理学の基本的な理論・概念(方法、視点・発想)
や、
「感覚・感情・記憶・学習・思考」
「一次的欲求(動機)と二次的欲求(動機)
」
「欲求階層説」
「意識と無意識」
「アイデンティティ」などといった、心理学の基礎的用語・理論を学ぶと共に、心
理学を「自分探し」の手掛かりとして正しく使用できるよう、
「論理的思考能力」
「論理的表現能力」
「情報収集能力」
「客観的分析能力」の向上・発達を目指す。
(2)目的
①錯覚や思い込みからのミスなどを減らし、他者に対しての先入観を無くして自分として正しい行
動を選択することが出来るようにする。
②性格について学び、性格形成の要因について知り、自らの性格について客観視できるようにする。
また、こころの健康や社会的な行動の仕組みを学ぶことで、自分自身の心身のケアに役立てる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
知覚と認知Ⅰ
知覚と認知Ⅱ
感情と情動の心理Ⅰ
感情と情動の心理Ⅱ
感情と情動の心理Ⅲ
動機と欲求Ⅰ
動機と欲求Ⅱ
学習と記憶の心理
性格分析と自己理解Ⅰ
性格分析と自己理解Ⅱ
性格分析と自己理解Ⅲ
ストレスと心の健康Ⅰ
ストレスと心の健康Ⅱ
発達と成長の心理
授 業 内 容
大学で心理学を学ぶということ、心理学前史
心の世界―知覚の特性と認知のプロセス
心の世界―知覚の特性と認知のプロセス
情動の発生と無意識的・意識的感情について
情動の発生と無意識的・意識的感情について
情動に関わる神経伝達物質とホルモン
生理的欲求と心理的欲求
生理的欲求と心理的欲求
学習のメカニズム、記憶のメカニズム
類型論と特性論、YG 性格検査法の実習
性格検査の種類と特徴、エゴグラム(交流分析)の実習
血液型性格診断と心理
うつ病の種類と症状
うつ病の治療法
人間の 8 つの発達段階とアイデンティティ
(4)評価方法
①定期テスト(70%) ②出席点/授業態度(20%) ③授業での課題(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
心理学 B 、生涯発達論、ジェンダー論
(7)その他
心理学 A・B は連続して受講するのが望ましい。講義を受けるにあたっては、可能な限り自分のこれ
までの先入観を排除して、心理学の視点や発想を受容し、ゆっくり・じっくりと考えていただきたい
- 46 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
心理学B(常識を問い直す)
教 員 名
川島 洋
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
「心理学 A 」では主に個人の心理に焦点を当てたが、
「心理学 B」では、
「社会心理学」とその応
用分野の知識を深めることで、他者の存在(1 対 1 の関係、集団、社会・文化)が、人々の思考、感情、
行動にどのような影響を与えているのかを学び、理解することを目的とする。
社会心理学の基礎的用語、概念などを学び、身近な対人関係や現代日本社会における社会・文化
事象、セクシュアリティの問題(男女格差、性的マイノリティー…)などの事例を通して、社会的な価
値観あるいは社会規範としての「常識」と「非常識」についての分析・考察を行う。また、応用分野
としては「恋愛(対人)心理学」
「消費者心理学」などを取り上げ、我々が日常生活を送る上で心理学
がどのような関わりを持つかについて考える。
(2)目的
①普段「当たり前」と思っている現代日本社会における様々な偏見や常識について再考し、自分自身
のこころの成長、あるいは他者や現代社会について見直す手がかりにする。
②異文化や世代、あるいは性別(セクシュアリティ)よる価値観の違いを知り、多様な視点で物事を捉
えられるようにする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
自己と社会心理
心の理論
恋愛の心理学Ⅰ
恋愛の心理学Ⅱ
恋愛の心理学Ⅲ
集団と社会心理
ジェンダーと社会心理Ⅰ
ジェンダーと社会心理Ⅱ
ジェンダーと社会心理Ⅲ
文化と社会心理Ⅰ
文化と社会心理Ⅱ
文化と社会心理Ⅲ
流行と社会心理
リーダーシップ・スタイル
授 業 内 容
講義内容、方針などの紹介、社会心理学とは
社会心理学の 4 つのレベル、私的自己意識と公的自己意識
アスペルガー症候群(発達障害)とは
対人行動と社会心理、対人魅力の心理的要因
対人魅力の心理的要因(相手の行動特徴)、非言語的身体運動
対人魅力の心理的要因(自己の特性)、ユング心理学
社会実験(コンセンサスゲーム)の実習
社会心理の文化・社会レベル
ジェンダーギャップ(男女格差)
音楽史とジェンダーギャップ、セクシュアリティの構造
場の理論、社会化と県民性
個人主義と集団主義、日本人の価値観1
日本人の価値観 2
流行の特徴、色のイメージと心理効果
PM 理論
(4)評価方法
①定期テスト(70%) ②出席点/授業態度(20%) ③授業での課題(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
心理学 A、生涯発達論、ジェンダー論
(7)その他
心理学 A・B は連続して受講するのが望ましい。講義を受けるにあたっては、可能な限り自分のこれ
までの先入観を排除して、心理学の視点や発想を受容し、ゆっくり・じっくりと考えていただきたい
- 47 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
生涯発達論(心の発達について考える)
教 員 名
川島 洋
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
人間のこころは生涯にわたって発達し続ける。その人間の心理的発達について、これまでの発達
心理学の理論や考え方、研究成果などから学び、考えてゆく。そして、学んだ知識を自己理解、あ
るいは他者理解に役立てられるようになることを目標とする。
発達心理学では、人間の発達を乳幼児期、児童期、青年期、成人期、老年期といった世代ごとに
区分し、発達を段階的に考える。本講義では、各発達段階における一般的な考え方や発達課題につ
いて、現代日本の社会事象や社会問題、あるいは映画など「物語」を通して理解する。特に青年期
については、ちょうど大学生にあたる時期であり、「自分は何者なのか」という問題(アイデンティ
ティ)が課題となる。現時点での自分自身の発達課題をより深く理解できるよう、青年期については
多くの時間をかけていきたい。
(2)目的
①各発達段階の課題を理解し、今何をしなければならないのか、また、この先どのように生きてゆ
くのが望ましいのかを考える。
②発達心理学を学び、発達心理学的視点で日本社会における様々な問題や、自分自身あるいは他者
を理解にできるようにする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
発達段階と発達課題
乳幼児期の発達Ⅰ
乳幼児期の発達Ⅱ
児童期の発達
青年期Ⅰ
青年期Ⅱ
青年期Ⅲ
青年期Ⅳ
青年期Ⅴ
青年期Ⅵ
成人期Ⅰ
成人期Ⅱ
老年期の発達課題
発達障害
授 業 内 容
講義内容、評価方法などについての説明。発達心理学とは何か
エリクソン、ハヴィガーストの発達理論
母子関係の成立―アタッチメント(愛着理論)
自我の芽生え、対人関係の発達
社会性の発達、大人との関係
青年期におこる変化
青年期の発達課題
「物語」から青年期を考える①
「物語」から青年期を考える②
アイデンティティの確立と親密性(恋愛)の獲得
アイデンティティと音楽の関係性
成人期の発達課題について―学生から社会人へ
親密性課題(結婚)、生殖性課題(育児)を考える
死の受容、自分の生の受容
学習障害、広汎性発達障害などについて
(4)評価方法
①レポート(60%) ②出席点/授業態度【授業への貢献度、授業での課題・発言など】
(40%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
心理学 A、心理学 B、ジェンダー論
(7)その他
受講者数にもよるが、一方的に講義するだけではなく、できるだけ各自が個々の考えを表現する機会
を持てるようにしたい。また心理的発達についてより理解を深めるため、映画など映像資料を多用した
い
- 48 -
2 一般教育科目 教養科目群 人文系
科 目 名
身体論
教 員 名
柏木 陽
年次
1
授業期間
前期集中
単位
1
(1)概要
私たちは普段何気なく会話をしたり、自分の意志で行動をしているが、なぜそれが出来るのか、
なぜその行動が成り立つのかといった事に注意を向ける事は少ない。身体は発信器であり、受信機
である。身体が様々なシグナルを受け取り、身体を動かして送り出す事でそう言った行動は成り立
っている。
この講座では自ら動き考える事で、私たちが普段行っているコミュニケーションや行動をもう一
度意識下に置き、自分の行動を点検してみたいと考えている。
(2)目的
1)自分の頭と身体で考える。
2)呼吸している事に気づく。
(身体が自律システムであることに目を向ける)
3)身体運用とコミュニケーション作法。
相手による、距離による話し方の区別など、相手をどう捉えてお互いの意志を伝え合うかを考える。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 自分の体を知る
意外と知らない自分の体を探ってみる
2 自分の体を操る
無意識に行っている自分の行動を意識的に捉え直す
3 他の人と関わってみる
一対一や複数での身体的コミュニケーションを行ってみる
4 言葉で関わってみる
相手や、相手との距離などによって変わる話し方に気づく
(4)評価方法
出席と授業内での参加意識で評価(100%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
特になし
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
身体を動かして行う授業です。動きやすい服装で来てください
- 49 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 自然系
科 目 名
地球科学
教 員 名
笠原 茂樹
年次
2
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
私たちの住んでいる地球は様々な岩石から構成されている。岩石は地球の誕生から現在までの地
球で起こった様々な物語が記録された書物のようなものである。我々は、岩石の中に閉じ込められ
ためられた言葉や文章を探り出すことにより、固体地球の変遷や生命の進化の様子を読み解くこと
ができる。
講義では、鍵となる約 30 種類の岩石、鉱物、宝石などに実際に触れ、過去から現在に至る地球の
姿を導き出し、スライドや映像を使用して解りやすく解説する。また、野外実習や実験を通して、
身の回りの自然の成り立ちについて調査、考察し、自ら答えを導き出す方法を学ぶ。
(2)目的
①地球は固体地球と生命が互いに影響しあい、46 億年かけて現在の姿となったことを理解する。
②地球の構成員の一人として自然との関わり方や、地球環境のあり方について考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
宇宙の中の地球
冥王代の地球①
冥王代の地球②
太古代の地球
原生代の地球
地球ダイナミクス①
地球ダイナミクス②
地球ダイナミクス③
地球ダイナミクス④
地球ダイナミクス⑤
地球の構造①
地球の構造②
地球の構造③
山梨の自然と環境①
山梨の自然と環境②
授 業 内 容
宇宙の構造と太陽系の形成
地球の誕生と月の形成
海洋、大陸、大気の始まりと変遷
最初の生命の誕生
全球凍結と生物進化
プレートテクトニクス:地震、火山、地表の大地形
プルームテクトニクス:核から殻への対流
単一のマグマと多様な火山
地震や津波の発生機構と予知
地震や火山による自然災害とその対策
地球の多層構造
地殻を形成する岩石と鉱物
地球表層部の物質循環と地球温暖化
山梨の地質構造と鉱物資源を調べる(野外実習)
日本列島と大月の成り立ちを調べる(野外実習)
(4)評価方法
①定期試験(40%) ②出席状況(40%) ③授業への参加姿勢、提出物(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
特になし
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 50 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 自然系
科 目 名
生物学 biology (生命とは何か)
教 員 名
鈴木 憲仁
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
生物学は自然科学の立場から「生命とは何か」を研究する学問分野である。生命の誕生から38
億年地球の大変動の中で、気の遠くなるような進化の過程を経て生命は生き続けている。その生命
を伝えていく設計図DNAはどのような仕組みになっているのか。大腸菌、ミミズ、植物、ヒトな
どのDNAの構造は皆同じであることから生命の祖先は同一なのか?最新科学で解明された生命の
精巧さ、その神秘なまでの創りを学び生物学への興味・関心を掘り起こしていく。
最近、私たちの多くは、動物に比べて身の回りに生育している木や草にほとんど関心をはらって
いない。野外観察や植物の生き様・生きる戦術などの具体に触れながら、生き物の世界に目を向けて
いく。この科目では、映像や実物、自然観察などを通して生命現象の特徴や様々な生物の姿、活動
に興味関心を向け、
「生命とは何か」をミクロ、マクロの両方から追求していく。
(2)目的
①野外観察や身近な植物の実物、植物の世界に触れ、生き物への興味関心を高める。
②DNA解明など日進月歩の生命科学を基礎・基本から紐解き、最新科学が理解できるようにする。
③生命のすばらしさ・神秘さに感動し、生物科学に興味関心を向け、生きることの尊さ、大切さを感
じ取ると共に、いかに生きるかも考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
生物学とは何か?
生命の発生と地球環境
学校周辺の自然観察
犬と猫では何故子が出来ぬ
落葉樹は冬なぜ葉を落とす
白神山地のブナは世界遺産
ヒマラヤのお陰で雨が降る
生物の生きる戦術
私の細胞には他生命がいる
バクテリアもヒトも同祖先
タンパク質はどう作られる
iPS細胞とは?
エイズは何故恐ろしい
ヒトの受精と誕生
生命とは何か
授 業 内 容
生物学の概略・授業内容予定、生物学に興味関心を起こす話題
CGを駆使した映像を見ながら、生命の発生、進化を理解する
マツ、スギ、ケヤキ、エノキなど身近な自然に触れる
種とは何か、生物の分類、種の命名法、生物の多様性と共通性
植物分布と環境要因、水平分布と垂直分布、日本・世界の植物分布
植物分布の移り変わりの要因、陽樹と陰樹、極相林
日本列島奇跡の大自然―森林の国、樹種の多い国、紅葉の美しい国
受粉の意味、植物は同花受粉を避ける、花と昆虫の関係
生命の基本単位は細胞、細胞の構造、核、ミトコンドリア、葉緑体
DNAの二重らせん構造、ヌクレオチド、DNAの自己複製
DNAはタンパク質の設計図、転写,翻訳、リボゾーム、コドン
ノーベル賞・山中信弥の研究、iPS細胞革命、細胞の初期化?
ウイルスと細菌の違い、ウイルスは生物か、エイズウイルスとは?
生命誕生の驚異とメカニズム、子宮、卵巣、卵管、胎盤、卵・精子
自己保存の法則、系統保存の法則、進化の法則
(4)評価方法
①毎授業のワークシートの提出 75% ②定期テスト 25% *学習に対する真摯な取り組みを評価
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
授業ごとにプリントを用意する
授業ごとにプリントを用意する
著者名
出版社
税込価格
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
①学校周辺の自然観察には、歩きやすい靴、帽子など用意、ルーペ(虫眼鏡)があったら持参
②図表や映像、実物を見ることが多いので、なるべく前の方に席を取ること
- 51 -
2 一般教育科目 教養科目群 自然系
科 目 名
数学
教 員 名
芝原 信幸
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
一般に、教養科目としての数学では、数学全般を概説していく方法がとられている場合が多い。
しかし、
「科学としての数学」を満喫するためには、狭く深い分野に絞り込む方が良いように思われ
る。また、経済学の中での「道具としての数学」ということを考慮に入れて、線形代数学、微積分
学を取り扱っていくことにする。
(2)目的
経済学を学ぶ上での,道具として,数学の重要性はますます増加してきている。しかし、道具と
しての数学ではなく、科学としての数学の面白さも棄て難い。
上記の「道具としての数学」
、
「科学としての数学」の両立を、本講座の目的としたい。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
経済学における数学
行列
連立方程式と行列
行列演算の基本性質
連立方程式の行列表示
固有値と固有ベクトル
微分係数と導関数
微分公式
偏微分
不定積分 1
不定積分 2
定積分 1
定積分 2
微分方程式
微分方程式の演習
授 業 内 容
経済学における数学概説と授業紹介
行列の意味とその基本性質について
連立方程式と行列の関係について
行列演算の基本性質とその演習
連立方程式の行列表示とその解法について
行列の固有値と固有ベクトルとその応用
微分係数の意味と導関数
微分公式とその応用
変数が 2 つ以上ある場合の微分について
不定積分の意味と不定積分法の基本演習
やや複雑な不定積分法
定積分の意味と定積分法の基本演習
やや複雑な定積分法
微分方程式の意味と簡単な微分方程式の解法
簡単な微分方程式解法演習
(4)評価方法
テスト、小テストを主として出席状況を加味して評価する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
授業ごとにファイルの形式でレジュメを配布する
必要に応じて授業時に紹介する
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
基礎数学、統計学Ⅰ、統計学Ⅱ、経済統計学B
(7)その他
講義の順序・内容は、諸君の理解度を考慮し、変更する場合がある
- 52 -
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税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 自然系
科 目 名
統計学Ⅰ(統計データを整理してみよう)
教 員 名
芝原 信幸
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
数字の氾濫する現代において、情報の玉手箱としての統計数値を紐解くことは、現代人にとって
必要不可欠なものであろう。本講座は、統計解析の基本となる統計データの記述に関する内容(記述
統計学)を、基本事項(データの整理)から出発し、相関分析(複数の統計数値の関係分析)までを
講義する。講義に関しては、統計解析の背後にある、統計理論を学び取っていくことを主眼とする。
しかし、統計学は実践上の学問であり、統計理論に裏付けられた実践も、統計学に課せられた課題
でもあろう。
上記の点から、実践演習を取り入れた授業(コンピュータを用いた授業)を行う予定である。使
用するコンピュータソフトは Excel である。Excel の基本から簡単に解説するので、Excel の使用経
験のない人も受講可能である。
(2)目的
コンピュータ等を用い、データの基本統計量(データの特質を示す数値)等を算出し、そのデー
タの特質を把握する能力をつけることを目的とする。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
授 業 内 容
総論
統計学の意義と概要について
統計のための Excel 演習 1 Excel 入力等の基本の解説
統計のための Excel 演習 2 Excel 数式、グラフ等の解説
統計のための Excel 演習 3 普通入力と配列入力
度数分布表
度数分布表の作成
平均(算術平均)
統計データの中心を考える
平均(幾何平均)
前期比で示されたデータの平均
散布度 1
レンジ(範囲)
、四分位偏差、平均偏差の算出法
散布度 2
標準偏差の算出法
散布度 3
標準偏差を用いた推測
わい
せん
11 歪度と尖度
12 基本統計量算出演習
13 相関係数
14 相関分析
15 統計学Ⅰのまとめ
ひずみ
統計データの 歪 と集中の大きさを計測する
統計データを用いた基本統計量の算出演習と、その特質の読み取り
2 種類の統計量の変化の関連性を考える
相関係数を用いた統計分析
問題(ファイルで配布)の処理と統計学Ⅰのまとめ
(4)評価方法
試験及び通常レポート(1 回)の結果を基本として、出席点を加味する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
授業ごとにファイルの形式でレジュメを配布する
必要に応じて授業時に紹介する
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
統計学Ⅱ、数学
(7)その他
講義の順序・内容は、諸君の理解度を考慮し、変更する場合がある
- 53 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 自然系
科 目 名
統計学Ⅱ(統計データから推理してみよう)
教 員 名
芝原 信幸
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
統計学Ⅰから、さらに、1 歩進み、得られた統計情報から、確率を根底において、対象となる事
柄の推定、あるいは、検定、予測等の科学的判断のツールとしての統計手法に重点を置いた講義を
行う。
(2)目的
授業において,統計学の理論的側面をある程度満喫していくことになろう。しかし、統計学本来
の目的は実践的かつ実証的科学である。理論的側面を理論のみで終わらせないように、コンピュー
タを用いての実践演習を取り入れた授業となる。本講座は統計学の理解だけでなく、統計学を用い
た実践的応用力(コンピュータを用いた統計学の応用力)を身につけることを目的とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
推測統計学概論
標本とは
確率変数とは
確率変数 1
確率変数 2
標本理論 1
標本理論 2
標本理論 3
標本理論 4
標本理論 5
検定 1
検定 2
検定 3
検定 4
検定 5
授 業 内 容
推測統計学の紹介と授業概説
母集団と標本
確率変数の意味
確率変数の期待値の基本性質
確率変数の分散の基本性質
標本理論の概説
標本平均の標本誤差
標本分散の標本誤差
標本分散比の標本誤差
標本比率の標本理論
検定の概説
標本平均を用いた検定
標本分散を用いた検定
標本分散比を用いた検定
標本比率をもちいた検定
(4)評価方法
試験、レポートを主として、出席状況を加味して評価する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
授業ごとにファイルの形式でレジュメを配布する
必要に応じて授業時に紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
統計学Ⅰ、経済統計学A、経済統計学B、数学
(7)その他
特になし
- 54 -
著者名
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 自然社会系
科 目 名
情報化と社会
教 員 名
古田 敏
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
過去の情報リテラシーは単純にアプリケーションの操作ができることを意味していた。これは技
術から社会へのアプローチと呼べる。加えて現在では社会から技術へのアプローチも情報リテラシ
ーの範囲と考えられる。
そこで、情報の基本概念から、情報機器の発達の歴史、情報処理技術の変遷を理解したうえで、
情報化社会といわれる現在の理解をすすめる。さらに最新の情報処理技術とその応用分野の解説を
行う。
(2)目的
情報・コンピュータ(ソフト・ハード)に関する基礎的な知識に加え、社会からの視点で情報技
術を理解し、情報化社会の動向に対応できる素養を身につける。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
情報とはなにか
コンピュータ
生活とコンピュータ①
生活とコンピュータ②
生活とコンピュータ③
企業とコンピュータ①
企業とコンピュータ②
企業とコンピュータ③
インターネットと生活①
インターネットと生活②
インターネットと生活③
インターネットと生活④
インターネットと生活⑤
事例紹介
まとめ
授 業 内 容
人間・情報・コンピュータ
ハードウェアとソフトウェア
社会化されたコンピュータシステム
現在進行中のコンピュータシステムの社会化
社会から見たコンピュータシステム
コンピュータの普及
ネットワーク化
コンピュータの利用事例
インターネットの仕組み・メールの書き方基礎
メディアと表現・未来予測
ネットワーク基礎(技術的側面)
インターネットによる情報収集、情報交換
ソーシャルネットワーキングサービス
IT の社会進出(ビデオ)
情報の解釈、コンピュータの社会化
(4)評価方法
①出席状況:10% ②受講態度:20% ③期末試験:70%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
情報リテラシー、情報処理基礎演習、経営学入門
(7)その他
数学的な要素はなるべく取り入れないよう配慮するが、
コンピュータ関連の事柄を説明するのにはど
うしても数学の力を借りる場合がある。情報がカバーする範囲は分野横断的であるため、講義内で紹介
する周辺分野の自学と講義内容への積極的な質問が求められる
- 55 -
2 一般教育科目 教養科目群 自然社会系
科 目 名
多文化共生論
教 員 名
佐藤 いづみ
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
今日、経済のグローバル化により国境を越えた人々の移動が激しくなり、20 世紀に提起された「民
族自決」では解決できない、人の移動に伴う異文化との共生が課題になっている。
近年、中国人観光客の「爆買い」がニュースとなり、ヒジャブ(ヴェール)をつけたムスリム女
性が富士山を訪れる。看護師や介護士として日本で働くアジア女性が増える一方、技能研修生とし
て働く外国人労働者の劣悪な労働環境が問題になっている。異なる文化を理解し、異なる文化を持
つ人々と共に生きていくことは、ますます私たちの課題である。
移民社会として出発したアメリカ、オーストラリアや、労働力不足を外国人労働者によって補っ
てきたドイツ、フランスには、長い移民政策の歴史がある。ヨーロッパで頻発するテロと難民の急
増が、移民統合の理念を揺るがしている現状にも触れる。
(2)目的
①多文化共生という意味を理解する。
②ヨーロッパにおける多文化共生の歴史と、テロ・難民受け入れに伴う困難な現状を考察する。
③日本の外国人労働者受け入れに関する現状と議論を考察する。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
多文化共生とは①
多文化共生とは②
多文化共生とは③
ヨーロッパの多文化共生 ドイツ①
ヨーロッパの多文化共生 ドイツ②
ヨーロッパの多文化共生 フランス①
ヨーロッパの多文化共生 フランス②
ヨーロッパの多文化共生 フランス③
揺さぶられる EU①
揺さぶられる EU②
日本の出入国管理制度
日本における外国人労働者①
日本における外国人労働者②
まとめ
授 業 内 容
身近なところから異文化を探す
人々の移動と文化について
民族と人種
移民と難民・亡命
ドイツのガストアルバイター
ドイツの歴史的反省と難民受け入れ
移民社会フランス・・・サルコジもジダンも
フランス的平等とヴェール論争
2005 年サンドニ暴動・・・二世、三世の若者たち
中東からの大量難民
形成される排除の意識
就業ビザが発行されるのは・・・
コミュニティーの形成と住民との摩擦
技能研修生制度の問題
アイデンティティー・格差社会・多文化共生
(4)評価方法
①中間テスト 20 点 ②期末テスト 60 点 ③質問点 20 点
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
新聞やテレビのニュースで関連する内容に注目すること
- 56 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
世界史(アジアにおける国境の形成)
教 員 名
年次
授業期間
単位
赤城 隆治
1
後期
2
(1)概要
人類はエスニックなグループから、より明確な共同体、さらに「国家」を形成して今日に至って
いる。遡れば、領域国家が生まれる以前は「境」は自己を限るだけのものであった。さらに先進文
明の中心と周辺の交渉は「国際体制」を生み出し、その権威が個々の主張を「国」の体裁まで持ち
上げた面もある。中世、近世の地域間交易は線の境界よりも「面」の境界接続として存在した。そ
して主権国家のアジア版が主流となった近代以降において、国境は面と空間を区切るものとなって
今日に至っている。その推移をあとづけたい。
(2)目的
古い時代からの「境」の観念の変遷を踏まえて、今日の諸国家が主張する「排他的な空間」に至
るまでを、東・東南アジアの諸地域ごとに確かめていけばわかりやすい歴史像の助けとなるだろう。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
都市国家の時代
「開発」と領域
遊牧と農耕
統一と分裂
海の男たちの「境」
モンゴル帝国と清帝国
ゆらぐ「冊封体制」
琉球から沖縄へ
中華民国と五族共和
満洲国というレトリック
ポツダム宣言の遺産
金門海峡という壁
38 度線の南北
17 度線を越えて
移民と難民のアジア世界
授 業 内 容
流域に点在する都市が国家であった時代
灌漑が実現した、都市の連合体をこえた「帝国」の規模
「長城」はふたつの世界を区切ることができたのか
「三国志」が象徴する分裂はどのような基礎構造にもとづくか
「境界人」としての地域間交易の担い手たち
ヨーロッパへの侵入とロシア帝国との対峙
李鴻章が突き当たった「属国」概念の限界
なぜ「琉球県」ではないのか。近代国家、現代国家との関係
反清運動としての革命と国家範囲の構想問題
「偽・満洲国」はなぜ可能だったか
ソ連邦の「東方問題」と太平洋の島嶼の帰趨
今では往来もできる中台関係はどのような歴史の上にできたか
朝鮮戦争がもたらした分断国家と「民族」の断層
東南アジアが世界の対立構造の火で焼き尽くされた時代
現代の国境は人の流れを止めることができるだろうか
(4)評価方法
①定期試験 70% ②授業内での課題 30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 57 -
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税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
教育学A(教育と社会)
教 員 名
冨田 知世
年次
2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
教育は明治以降、日本社会に制度として根付き、普及し、そして戦後の拡大期を経て社会に当た
り前に備わるものとして私たちの中に定着してきた。この講義では、その当たり前すぎる教育とい
うものを、捉え直していく。特に、社会的な期待や、人々が教育を欲していた社会状況と教育の関
係性について考えるテーマを扱っている。教育を学校の中だけの話に閉じ込めず、より広い視野で
考えられることを目指す。同時に、
「なぜ学校に行かなくてはいけないのか」
、
「学歴は将来役に立つ
のか」
、
「テストの点数は自分の能力を表しているのか」など、根本的で素朴な疑問に対しても、社
会的な要請との関係から答えていくことを目指す。
(2)目的
①教育制度の基本的な構造について理解する。
②教育の背後にある社会状況を理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
教育制度・行政
教育制度・行政
教育に関わる仕事
学歴社会・受験競争
学歴社会・受験競争
学歴社会・受験競争
短期大学制度と教育
短期大学制度と教育
短期大学制度と教育
学力
学力
学力
高校の生徒文化
高校の生徒文化
授 業 内 容
授業計画の説明、自己紹介など
日本の教育制度・法体系、行政組織
日本の教育制度・法体系、行政組織
教育にたずさわる仕事、その実態
学歴社会・受験競争の歴史的展開
「進路多様校」における受験・就職
大学入試制度の変遷
短期大学制度の成立
女子の教育機関としての短期大学
地域密着型教育機関としての短期大学
学力とは何か
学力格差
学力をめぐる教育政策
1980 年代の生徒文化
現代の生徒文化
(4)評価方法
①定期試験(40%) ②出席・コメントペーパー(60%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
なし
授業のなかで指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
教育学 B
(7)その他
教員を目指す者に履修をすすめる
- 58 -
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2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
教育学B(教師論・教育課程論)
教 員 名
冨田 知世
年次
2
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
教育学 B では、教育学の主要な領域の1つである教育課程論と教育の方法論を、そして教育をほ
どこす者である教師に関する議論について考える。まず、講義の前半は、教師に関する議論をあつ
かう。世界一忙しいと言われる日本の教師であるが、教師とはどのような仕事なのか、どのように
日々の授業を営んでいるのかという実態に関することから、教師を養成する制度とその課題など、
政策的な面にも目を向け、教師について考えていく。講義の後半では、皆さんが小学校・中学校・
高等学校で日々受けてきた授業とは、どのような思想をもち、どのような歴史的経緯を経てきたの
かということを考えていく。また、この歩みの中で教師たちが残してきた特徴的な教育実践を知る
ことを通し、教育の営みについて学んでいく。
(2)目的
①教師という仕事の領域、その難しさ、そして教える楽しみということを理解する。
②授業の背後にある思想や、その歴史を理解する。
③授業の多様な実践の存在を知る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
教師論
教師論
教師論
教師論
教師論
教育課程論
教育課程論
教育課程論
教育課程論
教育課程論
教育実践論
教育実践論
教育実践論
教育実践論
授 業 内 容
授業計画の説明、自己紹介など
TALIS からみる教師の仕事の実態
教師という仕事、教えるということ
教師文化
教員養成、教師教育
教員は専門職か?
教育課程とは? 学習指導要領について
現代日本における教育課程の変遷
現代日本における教育課程の変遷
総合的な学習の時間について
総合的な学習の時間について
無着成恭の生活綴方教育
東井義雄の「村を育てる学力」
大西忠治と生活指導
鳥山敏子と「いのちの授業」
(4)評価方法
①定期試験(40%) ②出席・コメントペーパー(60%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
なし
授業のなかで指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
教育学 A
(7)その他
教員を目指す者に履修をすすめる
- 59 -
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2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
日本史A(旧石器時代から江戸時代中期まで)
教 員 名
松浦 明博
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
日本史Aは、日本文化の起源(旧石器文化)から江戸期までを取り扱う。日本文化の起源については、
考古学と神話の両面からアプローチする。山梨県は、
「縄文王国」とも呼ばれ、多くの遺跡や埋蔵文化財
に恵まれている。縄文時代の特質については重点的に取り上げ、日本の基底文化としての理解や認識を
深める。
次に、江戸期までの政治・文化等の変遷を概観し、古代天皇制や武家社会、江戸の町人社会等の
特色を明らかにしていく。また、江戸のエコロジー社会や町人社会を知ることによって、現代にも
生きている町人文化の流れをさぐっていきたい。
(2)目的
①日本文化の始原とその変遷の歴史について興味関心をもち、日本の歴史と伝統への理解と愛着を
深めること。
②日本歴史を一貫した論理・思想を明確化すること。
③縄文社会や江戸のエコロジー社会を探ることによって、現代の環境意識についても考えていく。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
半年間の授業案内、自己紹介(歴史学と私)。
1 はじめに
歴史学とは何か。文明と文化、
2 日本歴史の特色1
3 文化の起源①(旧石器時代) 岩宿遺跡と相澤忠洋 旧石器捏造事件
4 文化の起源②(旧石器・縄文) 草創期の遺跡、上野原遺跡等から縄文文化の先進性・独創性
5 文化の起源③(縄文時代) 山梨の遺跡等、中部日本の遺跡他
6 文化の起源④(縄文・弥生) 三内丸山等、東日本の遺跡、縄文農耕、交易他
7 大陸文化の伝来(弥生時代) 吉野ヶ里、弥生文化の東漸
8 古墳時代
大王の時代、前方後円墳と日本の建国、
9 飛鳥時代
聖徳太子の政治(十七条の憲法と対等外交)
10 奈良平安
摂関政治 武士のはじまり「サムライ」とは何か
11 武士の台頭
源平、鎌倉幕府の成立(御恩と奉公)、元の成立、元寇と徳政令
12 元寇と鎌倉幕府の滅亡
鎌倉幕府の滅亡と建武の中興
13 室町時代と戦国時代
室町幕府、戦国期、幕府と藩、将軍と天皇
14 江戸時代
江戸のエコロジー社会、江戸の町人社会(江戸の仕草を例に)
上杉鷹山らの藩政改革とその影響
15 江戸時代
(4)評価方法
①定期試験(70%) ②出席・授業レポート・質疑応答などの態度・意欲・関心等の日常点(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
『日本人はなぜ日本のことは知
竹田恒泰
らないのか』
*授業の中で随時指定
-
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
日本史B、日本史Ⅽ
(7)その他
特になし
- 60 -
出版社
税込価格
PHP 新書
-
-
2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
日本史B(江戸後期・幕末維新から昭和初期まで)
教 員 名
松浦 明博
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
日本近代の歴史は、欧米列強との不平等条約によって、半独立国とされた日本が、英国を中心と
した国際法体制の中で真の独立国に上昇していく過程である。日本は、法典を整備し、アジア初の
立憲体制を構築し、工業化を達成するとともに、日清戦争と日露戦争、第一次世界大戦を通じて、
不平等条約を改正して独立国となる。さらには、有色人種で非キリスト教国でありながら唯一、世
界の五大国の一つとなるが、一方では欧米列強からは脅威と見なされるようになる。本授業では、
当時の条約をひも解きながら軍事、外交、政治、教育などに焦点を当てて見ていく。
また、幕末から明治・大正・戦前期における世界の情勢も概観し、日本及び世界史における明治
維新の意義、日露戦争の意義、国際交流等についても注目し、考察を加えていく。
(2)目的
①近代日本の歴史は、日本人の祖先の苦闘の歴史でもある。主に条約交渉を例に挙げつつ、幕末か
ら近代の歴史について興味関心をもち、日本の歴史への理解と愛着をもたせること。
②明治維新をもたらした要因に、江戸時代の教育水準の高さがあげられる。教育史の視点からも明
治維新と明治期における近代化の経緯について明らかにしていくこと。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
明治維新前の日本①
明治維新前の日本②
明治維新前の日本③
幕末の日本と世界
明治維新の要因
明治維新の意義
明治国家の体制
国民形成
明治後期
近代日本の国際交流
大正・昭和初期①
大正・昭和初期②
大正・昭和初期③
大正・昭和初期④
授 業 内 容
半年間の授業案内、自己紹介(歴史教育と私)
。
日本史の復習(古代から中世に至るまで日本歴史の流れ)
日本史の復習(近世から近代に至るまで日本歴史の流れ)
江戸の芸術文化(浮世絵がヨーロッパの印象派に与えた影響等)
ペリー来航、日米和親条約とその後
江戸時代の教育機関・施設と江戸時代の教育水準等
明治維新と他の革命の違い、王政復古と「五箇条のご誓文」
大日本帝国憲法、教育勅語、学制頒布、領土画定と条約交渉
議会と選挙、殖産興業、日清戦争と下関条約、三国干渉
日英同盟、世界史的に見た日露戦争とその影響、南北朝正閏問題
エルトゥールル号事件、八田与一と台湾、ポーランド孤児救出
日韓合邦、中華民国成立、第一次大戦、シベリア出兵、ロシア革命
ベルサイユ条約と人種差別撤廃条項、日米関係の推移
関東大震災、中国の内乱と幣原外交、世界経済のブロック化
共産主義とファシズムの台頭、中国の排日運動と幣原外交
(4)評価方法
①定期試験(70%) ②出席・質疑応答などの態度・意欲・関心等の日常点(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
条約で読む日本の近現代史
藤岡信勝編著
祥伝社新書
なぜアメリカは、対日戦争を仕掛 ヘンリー・S・ストークス 祥伝社新書
けたのか
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
日本史A、日本史C
(7)その他
特になし
- 61 -
税込価格
929 円
819 円
2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
日本史C(戦前・戦中・戦後から平成の日本)
教 員 名
松浦 明博
年次
2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
大正期、第一次大戦の戦勝国となった日本は、昭和に入ると、外交方針や国内体制等の各種の分裂対
立状態を抱えつつ、第二次大戦に参戦し、敗戦を迎える。戦後、日本は驚異的な経済成長を遂げて、
米国を中心とした自由主義陣営の重要な一員となった。また、1980 年代以降には「経済大国」とい
う意識を持ち繁栄を享受するが、いっぽうで「米国の言いなり」
「政治小国」と言われ続けた。
そのような日本は、政治的には 1980(昭和 55)年以降、経済的には平成に入って以降、進むべき
道を見失い漂流を続けている。現在の政権が、日本人のアイデンティティーの確立を目指し、
「日本
を取り戻す」とのスローガンを掲げて一定の支持を得たのも、
「漂流する日本」からの脱却と方向付
けを企図しているからであろうか。この「漂流する日本」の原因について、大戦前から平成までの歴
史における各条約を参考にしながら探り、日本の危機を克服するための道をともに考えていきたい。
(2)目的
①先の大戦の原因・その後の影響等の分析を多角的に行い、真の平和とは何かを考える契機とする。
②原爆使用の非人道性と不当性を検証し、核兵器廃絶への道を探る。
③現代日本が危機的状況にあるということは指摘されている。本授業では、危機の根本原因が何か
について考察し、明確化する。さらに危機を克服するための道をともに考え、模索していく。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 はじめに
半年間の授業案内、日本近代史(日本史B)の復習
2 第二次大戦の開始と原因
連合国と国力の差がありながら、どうして開戦に踏み切ったのか
大戦前の世界を概観・考察
ベルサイユ条約と人種差別撤廃案、日独伊三国同盟、日ソ中立条約
3
4 第二次大戦の経過
戦局の暗転、大東亜会議とアジア諸国、空襲の被害、玉砕・特攻
5 第二次大戦の終結
ソ連侵攻・原爆投下、ポツダム宣言受諾と終戦の詔勅
6 漂流する日本
無条件降伏との違い、戦勝国史観と領土問題
7 占領期①
戦時国際法と戦争犯罪、東京裁判の概要とその影響
8 占領期②
米ソ協調から米ソ対立へ、占領政策の転換、朝鮮戦争
9 占領期③
日本歴史の否定、検閲体制、先の戦争の評価、シベリア抑留問題
10 占領期④
日本国憲法と教育基本法、戦後改革
11 国際社会への復帰①
サンフランシスコ講和会議と日米安保条約、自衛隊の設置
12 国際社会への復帰②
1955 年体制、日ソ共同宣言、国連加盟、日米安保条約の改定
13 高度成長と経済大国への道 日韓基本条約、沖縄本土復帰、日中国交回復、ロッキード事件
14 昭和から平成へ①
昭和天皇崩御、冷戦の終結と共産主義の崩壊
15 昭和から平成へ②
歴史の和解について、国際世論調査に見る日本、危機の克服の道
(4)評価方法
①定期試験(70%) ②出席・質疑応答などの態度・意欲・関心等の日常点(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
条約で見る日本近現代史
藤岡信勝編著
なぜアメリカは、対日戦争を仕掛
ヘンリー・S・ストークス
けたのか
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
日本史B
(7)その他
特になし
- 62 -
出版社
祥伝社新書
税込価格
929 円
祥伝社新書
819 円
2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
東洋史A(伝統の形成と近代的変容)
教 員 名
赤城 隆治
年次
2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
東アジアの環境の中で、大陸(中国)・半島(朝鮮)・列島(日本)の各地域は原始・古代以来、他地域
にはない文明を築いてきた。その先進地域から多くを学びつつ、半島、列島はまた個性ある文化と
政治社会を形成してきた。それらが、どのような要素で構成され、それが 15 世紀以降グローバルな
歴史変化の中で変容し、近代の激動を乗り越えようとしたかを学ぶ。
(2)目的
アジアの文明の要素についていくつか具体的なものから学び、その個性を知ることで、私たちが
今立っているその基礎にもそれらがあることが理解できよう。また、歴史世界を大づかみに「変容」
としてとらえることで、我々もまたその新たなうねりの中にいることが実感できると思う。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
アジアとは何か
中国の原像
文字の文明
祭祀と青銅器
統一政権
生活資料としての画像石
碑文の読み方
朝貢と冊封
官僚制と科挙制
世界史の開始とモンゴル
朝鮮の文化的身分制
中華帝国とその推移
西洋の衝撃
洋務と変法
最後の皇帝と革命
授 業 内 容
オリエント、アジア、アナトリアは「日が昇る」地域だが
黄河と長江の文明の特徴はどのようなものか
もっとも独特な古代文字「甲骨文字」を生んだ環境
祭祀は祖先や自然を対象としたが、金属器がここに集中使用された
秦の始皇帝が達成したものを、その墓陵から検証する
漢代・三国時代の墓室は当時の生活を物語る
高句麗と「倭」の関係はどのようだったか、石碑から読み取る
「金印」や「国書」はどのような意味をもつものだったか
学力で採用する官僚は当時の世界の最先端
大陸の東西南北をつなげたモンゴル人の帝国
「両班」という言葉を知っていますか
明・清王朝が包含しようとした世界
アヘン戦争から始まる苦難の歴史、グローバルな体制の拡延
近代化として、伝統維持として、また変革としての試み
清末は共和制への夜明けだったか?
(4)評価方法
①定期試験 70% ②授業での課題 30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 63 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 人文社会系
科 目 名
東洋史B(20世紀史としての東アジア)
教 員 名
赤城 隆治
年次
2
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
20 世紀のアジアは、それぞれの地域が植民地戦争、二つの大戦の影響を受けつつ、多くの血を流
しながら、自立的な存在になるための努力をつづけた。植民地にされた地域は、旧宗主国との関係
をどのように組みたて直すかも課題であった。自立とは国家が「大国」になるだけでだけでなく、
その中で社会の民主化がどう進んだかにも注目すべきであろう。その道は険しく遠いのだけれど。
(2)目的
個別国家を採点するのは史学の使命ではない。また、超時代的に「国民性」というレッテルを貼
るのも学問とは無縁の態度である。要は、それらの歩みは何によって規定されていたか、民衆にと
って何がもっとも切実なことであったかに想いを致すことだろう。そのヒントを提供したい。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
孫文と袁世凱
集権と分権
第一次世界大戦とアジア
対華二十一か条要求
戦間期の中国経済
第二次大戦下のアジア
抗日戦争という重荷
内戦から「国家形成」へ
朝鮮戦争
冷戦構造下の中国
プロレタリア文化大革命
フィリピンの自立
韓国の民主化
改革開放
「経済大国」中国
授 業 内 容
よく似たライバルとしての「独裁者」たち
中央集権は唯一の道ではなかった、
「民国」の可能性
アジアも戦場になった一次大戦はそこに何をもたらしたか
独立国家相互の関係としては許容し得ない条項は秘匿された
中華民国の経営は、困難ではあったが、成果も確かであった
「飢餓の時代」としての第二次大戦期
中国国民党も愛国主義だったが、故に抗日のために行なったこと
軍事的には不利だった中国共産党はなぜ政権を手にできたのか
分断国家はなぜ生じ、そこにどんな国際政治力学が働いたか
「人民中国」が初めて経験する孤立的世界とは
中国の社会主義のマイナス面が全面展開した悲劇
おおらかだが激しさを秘めた人々の独立への歩み
おそらくアジアで随一の歴史変化を経験した韓国
「市場主義の道」に復帰した中国が到達した地点
プレゼンスには非常なものがあるが、その限界も見えてくる中国
(4)評価方法
①定期試験 70% ②授業での課題 30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
プリント配布
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 64 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 社会系
科 目 名
法学A(日本国憲法)
教 員 名
中路 喜之
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
「法学」の対象は「法」である。では、
「法」と聞いて何をイメージするだろうか?
法は、われわれが意識する・しないとにかかわらず、われわれの生活に大きく関わっている。身
近なことから、国の根幹に関わることまでもが、各種の「法」によって規定されている。
これから社会に出て行く準備として、自分たちを取り囲む「法」を知っておくべきである。
「法」
には非常に多くのものがあること、また個々の内容以外にも、法とは何か、法の目的、法の解釈、
法の種類なども射程範囲に含まれる。
ここではまず法律全体に通じる基本的な知識についての基礎知識を学び、そのあとで学習の対象
を日本の法体系の中での基礎となる「日本国憲法」にしぼり、半期で日本国憲法全体を概観する。
(2)目的
① 法を学ぶ上での前提 (六法の使い方、条文の読み方、判例とは何かなど)を習得する。
② 「法」についての基本的な知識を理解する。
③ 日本国憲法の基本的人権の内容/統治機構についての基礎知識を理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
法学の基礎
日本国憲法(総論)
基本的人権(総論)
自由権
平等権、社会権
参政権、請求権
基本的人権のまとめ
統治機構
国会
内閣
裁判所(1)
裁判所(2)
地方自治
国際連合
授 業 内 容
講義の内容/評価方法の確認など
社会規範とは/法と道徳の関係/六法の使い方など
日本の法体系、日本国憲法の性格、基本原則。
総論、基本的人権の性質など
精神的自由権、経済的自由権、身体の自由。
法の下の平等、生存権など
選挙権、国家賠償請求権など
新しい人権、基本的人権の享有主体など
権力分立制、各国の政治制度など
両院制、衆議院の優越、国会議員の特権など
議院内閣制、内閣の構成、内閣の権限など
司法権とは、三審制、民事裁判と刑事裁判など
裁判員制度、司法権の限界など
地方自治の本旨、地方公共団体の種類、住民の権利など
国際社会の中での組織、主要機関、補助機関など
(4)評価方法
①定期試験(85%) ②授業への参加態度、小テスト(あわせて 15%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
プレステップ憲法
著者名
駒村圭吾 編
ポケット六法 平成28年版
出版社
弘文堂
有斐閣
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法学B、民法Ⅰ・Ⅱ、家族と法、商法 など
(7)その他
公務員試験受験希望者や法学系の進学、資格を目指す学生の履修を薦める
- 65 -
税込価格
1,800 円+税
2,000 円税込
2 一般教育科目 教養科目群 社会系
科 目 名
法 学 B(法律を使う・なれる)
教 員 名
中路 喜之
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
法律はわれわれの身近に存在し、いろいろな働きをしている。どのような法律があるのかを知り、
それらについての基礎知識を持つことは、自分の直面する紛争や問題の解決に役立つものである。
基礎知識を得るのと同時に、実際の事例の中でどのようなことを考えて解決策を導くべきかを考え
ていく。
講義は、履修者の希望、人数により講義形態を変える。①主に講義形式にして上記授業内容で進
めていく。②主にゼミナール形式で、数名で班を作り、毎週、課題についてレポートを書いてもら
い、それに基づいて班ごとに考え、意見をまとめていく。この場合、取り上げる課題は上記の授業
内容表とは異なる場合がある。
(2)目的
この講義では、われわれの身近な出来事の考察などを通じて、問題(事例)についての分析、そ
れについて多様な利益のあること(多角的な見方)を学び、その問題の中で対立する利益をどう調
整していくか、あるいはどちらの側の利益を優先するべきかなど、妥当な解決方法を探ることまで
扱う。同時に、社会の中のいろいろな法律(特に刑法と民事訴訟法)や制度の目的を学んでいく。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
刑法の基礎知識(1)
刑法の基礎知識(2)
刑法の基礎知識(3)
刑法の基礎知識(4)
刑法の基礎知識(5)
民事訴訟法の基礎知識(1)
民事訴訟法の基礎知識(2)
民事訴訟法の基礎知識(3)
民事訴訟法の基礎知識(4)
民事訴訟法の基礎知識(5)
判例研究(1)
判例研究(2)
判例研究(3)
判例研究(4)
授 業 内 容
授業の内容・評価などについて
刑法の意義・法益など
刑法総論(1)~共犯など
刑法総論(2)~罪数など
刑法各論(1)~個人法益に関するもの
刑法各論(2)~社会法益・国家法益に関する犯罪
民事訴訟法の目的など
訴えの提起など
口頭弁論に関する基礎知識
判決に関する基礎意識
共同訴訟、訴訟参加など
有名判例・裁判例の考察(憲法)
有名判例・裁判例の考察(刑法)
有名判例・裁判例の考察(民法)
有名判例・裁判例の考察(全般)
(4)評価方法
①定期試験(85%) ②授業への参加態度・小テスト・レポート(あわせて 15%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
プレステップ憲法
著者名
駒村圭吾 編
ポケット六法 平成28年版
出版社
弘文堂
有斐閣
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法律系科目ほか
(7)その他
公務員試験受験希望者や法学系の進学、資格を目指す学生の履修を薦める
- 66 -
税込価格
1,800 円+税
2,000 円税込
2 一般教育科目 教養科目群 社会系
科 目 名
社会学A(社会学と社会の諸問題)
教 員 名
冨田 知世
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
社会学は実に幅広いテーマにとりくむ学問である。階級、宗教、権力、家族、経済、政治、文化
…。社会に存在するあらゆる領域やそこで生じる現象、問題が社会学の対象となりうる。これらの
多様な領域に共通すること、すなわち社会学のエッセンスとも言えることは、個人と個人のあいだ
に結ばれる関係や、個人と社会とのあいだに結ばれる関係を考えることにある。そのことは、
「私」
という個人が、社会の中でどのように生きているのか、それだけではなく、社会をどのように「私」
がつくっているのか、ということを気づかせてくれる。
この講義では、まず階級・階層論をあつかう。それは、現代日本社会の重要な問題である格差問
題にかかわっている。そして受講生皆さんにとって身近な存在・領域である「家族」と「若者」と
いうテーマを扱う。これらのテーマを通して、社会における「私」を考えてもらいたい。
(2)目的
①講義で扱うトピックと「私」を関連させて考えてみる。
②具体的話題に対する社会学的な見方を理解する。なお、本講義では、ニュースや新聞記事などを
素材としながら、社会学の知識と関連させた考察を行う予定である。
③社会学の基礎概念について理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
社会学とは何か
社会学とは何か
階級・階層と格差
階級・階層と教育
階級・階層と家族
階級・階層の再生産
家族の変容
家族と結婚
家族と社会化
家族と性別役割分業
若者と貧困
若者と仕事
若者と文化
若者と社会運動
授 業 内 容
授業計画の説明、自己紹介など
「当たり前」を問い直してみる
社会構造との関連のなかで理解してみる
格差の実態、階級・階層とは何か
教育は階層の流動化に寄与しているのか
家族に蓄積される資本
階級・階層が再生産されるメカニズム
近代家族の成立
結婚の変容
家族の機能としての社会化
性別役割分業の成立と変容
若者とは誰か、若者の貧困の実態
就職活動、劣悪化する労働環境
若者文化の変遷
学生運動、デモ、選挙権
(4)評価方法
①定期試験(40%) ②出席・コメントペーパー(60%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
授業のなかで指定
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
社会学 B
(7)その他
特になし
- 67 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 社会系
科 目 名
社会学B(社会学の方法論)
教 員 名
冨田 知世
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
この講義では、社会学をわたしたちの実生活・実社会にどのように役立てることができるのかを
学ぶ。社会学は近年、社会政策に深く関わる学問になりつつある。また、これまで社会の中で不当
なあつかいを受けてきた人々(最近の例では性的マイノリティーや移民など)にスポットを当て、
彼らの声を代弁する役割なども社会学にはあるだろう。そのように社会学を社会のなかで役立たせ
るために、まず必要なことは冷静に事実を認識することである。社会学には「価値自由」という概
念があるが、自らが持っている価値観に自覚的になり、その価値観からいったん距離をとったうえ
で事実を冷静に認識する態度が学問的に求められる。では、事実を把握するには、どのような具体
的方法があるのだろうか。社会学の方法論の蓄積をもとに、この授業ではその方法を体験的な活動
を取り入れながら理解していくことを目指す。
(2)目的
① 社会のなかでどのように社会学がいかされているのかを理解する。
②「なぜ」という問いとそれに対する仮説を考えられるようになる。
③ ②に対する具体的な調査方法を理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
社会学とは何か
社会学はなぜ必要か
社会学の方法論
社会学の方法論
社会調査法の概説
社会調査の体験
社会調査の体験
社会調査法の概説
社会調査法の概説
社会調査の体験
社会調査の体験
社会調査の体験
社会調査の体験
社会調査の体験
授 業 内 容
授業計画の説明、自己紹介など
「当たり前」の問い直し、社会構造との関連のなかで理解
社会政策と社会学、抑圧された人々の声を代弁する
問いの設定、仮設の設定
情報収集の方法
質的調査法について
インタビュー/フィールドワークの実習
インタビュー/フィールドワークのデータ分析
量的調査法について
量的調査法について
共通テーマのなかから、問い・仮説の設定
共通テーマのなかから、問い・仮説の設定
質問紙の作成
実査・回収・データ入力・分析
分析・解釈
(4)評価方法
①出席・授業への参加(70%) ②定期試験(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
なし
授業のなかで指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
社会学 A
(7)その他
特になし
- 68 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 社会系
科 目 名
文化人類学
教 員 名
安倍 宰
年次
2
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
文化人類学は、世界各地の様々な生活実践を通じて、自分たちとは異なる価値観・世界観を考察す
る学問である。
わが娘を幼児のうちに殺害してしまうことが最大の栄誉である文化、友人のもてなしの一環として
妻を一晩「貸して」あげる文化など、
「なるほど」と思う人はほとんどいないだろう。しかし、こう
した文化は「劣って」いたり「遅れて」いたりするわけではない。パソコンやスマホを扱えれば文
化として「えらい」わけでもない。こうした優越感や劣等感こそ、文化によって生み出された「結
果」にすぎない。
こうした先入観を可能な限り取り去り、人間を根源的に見直してゆくのが文化人類学の考え方であ
る。
(2)目的
この授業では、都市、身体、対立などをキーワードに、文化人類学の基礎的な考え方を理解するこ
とを目的にする。生活世界でのさまざまな現象は、一般に言われている姿とは微細な、でも重要な
点で大きく異なることが多い。神霊の存在などは、
「迷信」であるとされても、当事者にはリアリテ
ィある存在かもしれない。こうした生活世界の仕組みを考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
文化人類学の始まり
「異文化」に触れる
身体技法の文化性
市川浩の身体論
都市人類学
盛り場の考え方
プロクセミクスとは何か?
盛り場渋谷の摂理
新宿の成立
新宿の戦後
新宿の性別越境文化
新宿の性別越境文化2
新宿の性別越境文化3
暴力の現象学
まとめと復習
授 業 内 容
文化の考え方、文化人類学の研究対象
世界中の「異文化」
、
「彼ら」は劣っているのではない
身体技法とは、
「しゃがむ」
、
「食べる」
、
「寝る」
、
「性欲」
現象としての身体、
《身》の構造
文化人類学にとっての都市
都市に盛り場が必要なわけ
ホールのプロクセミクス理論、所有物と身体
領土空間、ハロウィーン仮装は「渋谷」にいるか?
内藤新宿、
「仲町」の意味、追分
闇市、新宿の若者文化
LGBT とは、日本民俗社会の性別越境
性別越境文化の摂理、異性化の技術
GID と「特例法」
“いじめ”の発生、テロリズムの時代
身体文化の多中心性、多義性
(4)評価方法
①レポート ②出席点 ③受講の積極性(授業貢献度)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
※特になし
『文化人類学』
著者名
波平恵美子(編)
出版社
医学書院
税込価格
2,310 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
授業で扱うテーマを他人事(
「ひとごと」と読めたかな)と考えないように。自分の身に引きつけな
がら打ち込む必要があるでしょう
- 69 -
2 一般教育科目 教養科目群 社会系
科 目 名
ジェンダー論
教 員 名
宮崎 理枝
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
生物学的な性としての男性と女性に対して、社会的な性としての男性と女性(ジェンダー)またそ
れ以外も領域(トランスジェンダー)のあり方は多様である。ここでは、この生物学的な性と社会
的な性の双方の理解を目標にする。前半回では DVD などの映像資料に基づきジェンダーの多様性
と客観的な認識を養う。後半回では、男女のあり方、家族のあり方、男女による役割分担などをデ
ータに基づき検証する。授業方式は、特定回のバズセッションだけでなく、各回においてもできる
限り受講者の自由な意見交換と議論を実施する。
(2)目的
① ジェンダーを包括的に理解すること。
② 毎回の講義内容の把握、それに対して自分の意見を持ち表明できること。
③ 日本におけるジェンダー問題を理解できること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ジェンダーとは
生物学的な男女について
生物学的な男女について
バズ・セッション(1)
教育とジェンダー
教育とジェンダー
職場におけるジェンダー
職場におけるジェンダー
バズ・セッション(2)
家族とジェンダー(1)
家族とジェンダー(2)
地域とジェンダー
海外とジェンダー
文化とジェンダー
まとめ
授 業 内 容
ガイダンス、ジェンダーの定義
性別の揺らぎ
恋のメカニズム
受講者の意見交換と議論
教育における性区別
学校におけるジェンダーの問題
労働市場における性別分業とジェンダー・バイアス
職場でのジェンダー・コンフリクト
受講者の意見交換と議論
家族形態の多様化とジェンダー
ケア(育児・介護)と男性
地域での男女共同参画の取り組み
海外におけるジェンダー多様性
映像の世界で表彰されるジェンダーについて
まとめ
(4)評価方法
①毎回の授業における参加態度(発言の積極性など)②課題・レポート(提出物)で評価(100%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
なし
(7)その他
講義形式でありながら、受講者は発言や意見集約などをグループワークで行い、発表する機会がある
これに積極的に参加できる者の受講を望む。初回(オリエンテーション)は必ず受講すること
- 70 -
2 一般教育科目 教養科目群 キャリア系
科 目 名
キャリアデザイン論AC1(就職コース)
教 員 名
進路支援室
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
短期大学の学生は、2年間という短い期間の中、普段の学業と並行して編入学試験への取り組み
や就職活動を行うことになる。その2年間の中で、自分の適性を発見し、能力を磨き、なりたい自
分になるための進路をみつけて自分の力で歩んでいけるように、この講義では編入学、就職等、将
来の進路選択をサポートする授業を行う。
(2)目的
毎時の講義を通して社会の仕組みを理解することで、社会が求めている人材とは何かを理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
就職・編入合同ガイダンス
就職・編入合同ガイダンス
就職ガイダンス(コース別)
公務員試験対策
中小企業と仕事
就職ガイダンス
税務署の仕事と職員の採用
中小企業と仕事
職業講話
就職活動手順①
就職活動手順②
就職活動手順③
就職活動手順④
就職活動手順⑤
就職活動手順⑤-2
授 業 内 容
(予定・各種説明)
(仕事に求められる能力
昨年度の概容及び今年度の傾向説明
外部講師による
外部講師による
外部講師による(マイナビWEB登録)
外部講師による
外部講師による(経営者による講演)
外部講師による(労働法について)
進路支援室による(就職のアウトラインをつかむ)
進路支援室による(自己分析)
進路支援室による(自己PR)
進路支援室による(業界・企業研究)
進路支援室による(エントリーシートの書き方)
進路支援室による(履歴書・自己紹介書の書き方)
(4)評価方法
①出席・授業態度 ②課題、感想文提出
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
特になし
配布資料
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 71 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 キャリア系
科 目 名
キャリアデザイン論AC2(編入学コース)
教 員 名
進路支援室
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
短期大学の学生は、2年間という短い期間の中、普段の学業と並行して編入学試験への取り組み
や就職活動を行うことになる。その2年間の中で、自分の適性を発見し、能力を磨き、なりたい自
分になるための進路をみつけて自分の力で歩んでいけるように、この講義では編入学、就職等、将
来の進路選択をサポートする授業を行う。
(2)目的
①毎時の講義を通して社会の仕組みを理解することで、社会が求めている人材とは何かを理解する。
②編入学試験合格に向けて小論文読解と英文解釈の力を育成する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
就職・編入合同ガイダンス
就職・編入合同ガイダンス
編入学ガイダンス
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
先輩からの情報を得る
編入学試験研究
授 業 内 容
予定、各種説明
仕事に求められる能力
昨年度の概容と今年度の傾向
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
合格者体験発表座談会
前期のまとめと今後のとりくみについて
(4)評価方法
①出席・授業態度 ②課題、感想文提出
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
毎時配布されるプリント
特になし
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 72 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 キャリア系
科 目 名
キャリアデザイン論BC1(就職コース)
教 員 名
進路支援室
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
短期大学の学生は、2年間という短い期間の中、普段の学業と並行して編入学試験への取り組み
や就職活動を行うことになる。その2年間の中で、自分の適性を発見し、能力を磨き、なりたい自
分になるための進路をみつけて自分の力で歩んでいけるように、この講義では編入学、就職等、将
来の進路選択をサポートする授業を行う。
(2)目的
毎時の講義を通して社会の仕組みを理解することで、社会が求めている人材とは何かを理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
就職試験SPI対策講座
就職活動手順⑥SPI対策
就職活動手順⑥SPI対策
就職活動手順⑦(試験対策)
就職活動手順⑧
メーク・スーツマナー講座
ビジネスマナーアップ講座
税理士業務セミナー
実践的な就職活動
実践的な就職活動
就職活動手順⑨
SPI模擬試験
就職内定決定者による講話
合同企業説明会の歩き方
企業研究会
授 業 内 容
外部講師による
進路支援室による
進路支援室による
進路支援室による
進路支援室による(グループディスカッション)
外部講師による
外部講師による
外部講師による
外部講師による「感動させる自己PRとは」
外部講師による「入社試験突破法」
進路支援室による(グループディスカッションその 2)
進路支援室による
進路支援室による
外部講師による「就職サイトの活用法」
外部講師による 企業による学内研究会
(4)評価方法
①出席・授業態度 ②課題、感想文提出
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
特になし
配布資料
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 73 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 キャリア系
科 目 名
キャリアデザイン論BC2(編入学コース)
教 員 名
進路支援室
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
短期大学の学生は、2年間という短い期間の中、普段の学業と並行して編入学試験への取り組み
や就職活動を行うことになる。その2年間の中で、自分の適性を発見し、能力を磨き、なりたい自
分になるための進路をみつけて自分の力で歩んでいけるように、この講義では編入学、就職等、将
来の進路選択をサポートする授業を行う。
(2)目的
①毎時の講義を通して社会の仕組みを理解することで、社会が求めている人材とは何かを理解する。
②編入学試験合格に向けて小論文読解と英文解釈の力を育成する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
編入学試験について知る
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
小論文対策
編入学試験の仕組みを考える
先輩からの情報を得る
今年度の傾向を知る
来年度に向けての対策
授 業 内 容
概容と編入学情報を得る
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(英語課題添削指導含む)
小論文対策講座(志望理由書の書き方)
筆記試験、面接試験対策について
合格者体験発表座談会
編入学情報について(総まとめ)
編入学試験心構え、対策講話
(4)評価方法
①出席・授業態度 ②課題、感想文提出
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
毎時配布されるプリント
特になし
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 74 -
出版社
税込価格
2 一般教育科目 教養科目群 キャリア系
科 目 名
インターンシップ実習A
教 員 名
進路支援室
年次
1
授業期間
前期集中
単位
1
(1)概要
インターンシップとは、学生が企業等で自分の専攻している専門分野での学習やキャリアに関連
した就業体験を行うことである。これにより、学生は学校での自分の専攻している専門教育やキャ
リアについて、実際に就業体験することを通じて確認することが可能となり、今後の学習や将来の
キャリア形成に向けた学習の見直しの機会を得ることができる。
(2)目的
インターンシップの形態は様々であるが、単位取得を前提として、「企業においての就業体験を
通して学習の必要性を認識し、学習意欲を高める契機とする」,「社会人としてのマナーを育成す
る」,「職業選択の材料にする」といったことを目的としている。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1
事前学習
・受入企業の公開に合わせて希望企業を選択する
・インターンシップ前のマナー講座
2
実習
・1日8時間×5日=40時間以上の実習(夏季休業中のみ)
・実習日誌(実習日数分)
3
事後学習
・実施報告提出
・成果報告会にて成果報告
(4)評価方法
原則として1日8時間×5日=40時間以上の実習、実習先からの評価表、実習日誌、報告書、
事前事後指導等を総合して評価認定をする
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
キャリアデザイン論 A C1、キャリアデザイン論 B C1
(7)その他
希望する企業に関する資料等、進路支援室に置いて各種の情報を事前に収集することを勧める
- 75 -
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
経済学入門 Class1
教 員 名
柳沢 幸治
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
本講義は、経済学を全く知らない学生を対象としている。第1に、経済現象とは何かを説明する。
第2には、GDP やさまざまな経済規模を示す指標を説明し、経済の規模をいかに観るかの視点を提
示する。第3には、モノの値段の決まり方を説明する。この中で、円高・円安の意味も説明する。
最後に、経済学が経済現象をどのようにとらえてきたかを説明する。そして、最終的には、経済科
を卒業したという学生が最低限必要とする情報を提示する。
どのような時代・国においても、経済現象が存在した。経済学は、文学・社会学・歴史学と非常
に近い関係にある。太宰治も金で苦しんだ。先の諸学を理解するには経済学は必需である。
(2)目的
①経済現象とは何かを理解する。現実の経済現象を TV や新聞から理解できるようにする。
②経済現象を経済学がどのようにとられてきかを理解する。
③経済コースを選択する場合、卒業レポートの問題を設定する一助とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
経済てなに?①
経済てなに?②
経済の規模①
経済の規模②
経済の大きさ③
いくらなら払う①
いくらなら払う②
いくらなら払う③
お金て?①
お金て?②
お金て?③
経済のとらえ方①
経済のとらえ方②
経済のとらえ方③
授 業 内 容
授業の進め方、評価方法、教科書等の説明
経済主体、市場
需要と供給、経済学の必要性
経済の大きさとは、GNP、GDP、世界における日本位置
GNP・GDP の意味の
景気、好況、不況
GDP デフレーター、物価指数、デフレ、インフレ
需給理論(モノの値段の決まり方)
需給理論から見えてくるもの
お金の役割、お金の管理者
金利、投資、金融政策
円高、円安
経済学の誕生・古典学派
マルクス学派・新古典、
ケインズ学派。現代経済学
(4)評価方法
①定期試験70% ②授業中の態度・出席30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
使用せず
使用せず
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 76 -
出版社
税込価格
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
経済学入門 Class2(経済学は役に立つのか?)
教 員 名
伊藤 誠一郎
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
アダム・スミスが経済学の基礎をつくってから、経済社会の現実がさまざまな困難にぶつかるた
びに、経済学も新しい理論装置を生み出し、新しい世界観を提示してきた。しかし、二十世紀末あ
たりになると、マルクスやケインズがつくった経済図式もゆきづまりをみせ、経済学そのものへの
信頼が失われてきた。ソビエト型社会主義が崩壊したあと、一見信頼を取り戻したかのように見え
た徹底した自由主義経済も、2008 年の世界金融危機や 2011 年のユーロ危機によって行き詰まりを
露呈してしまった。本当の八方ふさがりである。しかし、こうした事態を逆から見ると、いまこそ
経済に、そしてそれを理解する方法である経済学に、どのような問題があったのか考える絶好の機
会ともいえる。実際、さまざまな問題に突き当たって、政策的にも、理論的にもさまざまな解決策
が次々と示されてきている。本講義では、もはや経済学は役に立たない、といは考えず、いまこそ
経済学の視点から、どのような解決策が見出せるのか、探っていきたい。
(2)目的
①経済学的な思考方法を身につける。
②経済学の基本用語や基本的な知識を身につける。
③経済学の前提となる、社会全体に対する視点についても考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
生きるとは
働きすぎ(1)
働きすぎ(2)
資本主義のはじまり
資本主義のメリット
資本主義のメカニズム
労働(1)
労働(2)
雇用政策とケインズ
貨幣市場
豊かさとはなにか
豊かさをもとめて
環境と経済
生活と経済
経済と歴史
授 業 内 容
働くこと、遊ぶこと
労働は楽になっているのか
働いているのか、働かされているのか
資本主義の歴史はたかだか 200 年
自由競争のメリット
需要と供給
労働という商品
失業
ケインズ政策
カジノ資本主義
バブル経済の中身
住みやすい社会
環境問題は環境だけの問題ではない
新しいライフ・スタイルを求めて
歴史から見た経済、経済学の歴史
(4)評価方法
毎回の授業内レポート(出席点を兼ねる)
(5)教科書等
授業のなかで随時指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 77 -
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
経済学入門 C3(経済及び経済学への導入)
教 員 名
内藤 敦之
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
経済というのはどういう現象であるのか。この講義では経済学への導入を目的とするが、まず、
最も基本的な点に重点を置いて展開していく。経済現象は、必ずしも、あまり意識されることはな
いが、日常生活において重要な役割を果たしている。例えば、景気や物価であるとか、失業や給料
の水準といった労働の問題等々がある。こういった問題を簡潔に説明するだけでなく、関連する理
論も紹介しながら、経済現象及び経済学がどのようなものであるかを学ぶことを目標としたい。こ
のため、様々な経済トピックを紹介しつつ、経済理論および、他の講義での内容への導入となるよ
うに構成していく。
(2)目的
①経済及び経済学への関心を高めること。
②初歩的な経済理論を学ぶこと。
③経済において、特に日本経済における重要なトピックを知り、理解すること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
日本経済の概観
所得①
所得②
様々な経済学①
様々な経済学②
マクロ経済学①
マクロ経済学②
ミクロ経済学①
ミクロ経済学②
政府と財政
金融
労働と社会保障
グローバルな経済
日本経済の課題
授 業 内 容
講義内容の説明
日本経済における重要なトピック
GDP とは何か、国民所得
三面等価の原則、GDP の意味
経済学の歴史と様々な経済学
古典派、新古典派、ケインズ
有効需要の原理
マクロ経済政策
需要と供給
需要曲線と供給曲線による分析
政府の役割と財政の問題
貨幣とは何か、銀行の役割
失業、賃金、年金
貿易と国際金融、グローバリゼーション
長期不況、少子高齢化
(4)評価方法
①出席とコメントペーパー ②小テスト ③定期試験
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
講義中に紹介
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済データの読み方、基礎経済学
(7)その他
講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメ、過去の試験問題等がダウンロード可能
- 78 -
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
地域政策入門 C1(地域経営の時代、世界の事例)
教 員 名
塙 武郎
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
本講義は「地域政策コース」の入門科目である。本講義では、経済学の基礎知識を習得しながら、
わが国の地域政策やまちづくり事業の基本的考え方を学習する。わが国はもちろん、アメリカ等の
先進国での事例も踏まえながら、地域政策のあり方をグローバルとローカルの「複眼」で分析する
思考力や素養を身に着ける。人口減少、過疎高齢化、自治体の財政破綻など、近年我が国では悲観
的な言葉をよく耳にする。これらの問題の背景には、戦後わが国の経済成長によって生み出された
ヒト、モノ、カネの地域的偏在、言いかえれば資源の合理的再編がある。これは、いかに戦後日本
が急速に豊かになったかを物語っており、この問題を議論するには経済学の専門知識が必要であり、
それに裏付けられた地域政策論の展開が必要である。本講義ではこのような基本認識や問題意識を
共有しながらリアリティのある地域政策論の基礎を固める。
(2)目的
まず経済学の基礎知識を習得し、日本を含む先進諸国の地域政策やまちづくりの先進事例の考察
を通じて、日本の地域政策の今後を主体的かつリアルに考察する姿勢を養う。
(3)授業内容
テーマ
1 イントロダクション
2 地域問題の構造を知る①
3 地域問題の構造を知る②
4 地域問題の構造を知る③
5 まちづくりの事例①
6 まちづくりの事例②
7 まちづくりの事例③
8 まちづくりの事例④
9 まちづくりの事例⑤
10 中間まとめ①
11 中間まとめ②
12 地域政策の国際比較①
13 地域政策の国際比較②
14 地域政策の国際比較③
15 本講義のまとめ
(4)評価方法
①出席・コメントペーパー(70%)
(5)教科書等
授 業 内 容
講義ガイダンス、
「地域政策コース」の説明など
経済学の基礎知識の習得と地域問題への援用
地域問題の構造と課題、経済学的なアプローチ
地域政策の主体と方法、政府の役割と外部性
「地域経営」とは何か、地方分権・地方自治、基礎自治体の再生
北海道池田町、ニセコ町、倶知安町の事例
青森県青森市、黒石市の事例
福島県柳津町、栃木県茂木町の事例
富山市(コンパクトシティ)の取組・意義・課題
学生の出身自治体の紹介プレゼン、質疑応答等
学生の出身自治体の紹介プレゼン、質疑応答等
欧米の地方自治の仕組み、公共政策にみる大学の役割
米シアトル、ポートランド、独カールスルーエの路面電車
米ソノマ郡の「成長管理政策」
、コロラド川の広域行政管理
まとめ
②レポート提出(30%)
区分
書名
著者名
出版社
税込価格
教科書
特になし
参考書
講義で適宜紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
「地域政策コース」
「経済コース」を中心とする諸科目
(7)その他
「地域政策コース」を選択したい学生はもちろん、広く経済学を生かした政策論(都市交通、限界
集落・過疎問題、観光政策など)に関心のある学生は受講してください
- 79 -
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
地域政策入門 C2(地域政策と環境問題)
佐藤 克春
1
前期
2
(1)概要
本講義は「地域政策コース」の入門科目である。環境問題では、よく” Think Globally , Act Locally
“ 「地球規模で 考え、足元から行動せよ」と言われる。多くの環境問題にはその「現場」があり、
人々の経済活動と結びついて発生している。日本がこれまで経験してきた水俣病のような公害問題
では、日本全体の経済成長を優先した結果、一地域にそのしわ寄せがもたらされたと言える。また、
地球温暖化問題では、二酸化炭素を排出する地域の経済構造があり、問題解決にはその構造を変え
る必要がある。地域発の自然エネルギー普及の取り組みはその例です。
本講義では、日本がこれまで経験してきた、また現在進行しつつある環境問題を通じて、地域政
策のあり方を考える。
(2)目的
環境問題と地域政策の関わりを学ぶことを通じて、今後日本の地域政策のあり方に対して主体的
に取り組む姿勢を養う。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 イントロダクション
講義ガイダンス,
「地域政策コース」の説明など
経済学の基礎知識の習得と地域問題への援用
2 地域問題の構造を知る①
3 地域問題の構造を知る②
地域問題の構造と課題,経済学的なアプローチ
地域政策の主体と方法,政府の役割と外部性
4 地域問題の構造を知る③
四大公害と地域政策①
水俣病
5
6 四大公害と地域政策②
水俣病
7 四大公害と地域政策③
水俣病
8 四大公害と地域政策④
イタイイタイ病
四日市ぜんそく
9 四大公害と地域政策⑤
Think Globally
10 地球温暖化問題①
11 地球温暖化問題②
これまでの日本の取り組みの失敗
原子力発電と地域政策
12 地球温暖化問題③
Act Locally 再生可能エネルギーと地域経済
13 地球温暖化問題④
14 安全保障政策と地域政策
沖縄における基地公害
15 本講義のまとめ
まとめ
(4)評価方法
①出席・コメントペーパー(70%) ②確認テスト(30%)
(5)教科書等
特になし。講義内で推奨文献を紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
「地域政策コース」を中心とする諸科
(7)その他
特になし
- 80 -
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
経営学入門
教 員 名
C1:佐藤茂幸、C2:上笹恵、C3:矢﨑陽子
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
経営とは、簡単に言うと「企業組織を運営する」ことである。そして、企業は、利益を上げ存続
しいくことが、経済社会における基本的な使命となる。企業が利益を獲得し生き残るためには、他
社との競争に打ち勝つための戦略の立案と実行、計画的で柔軟な組織づくりと運営、そして従業員
の育成・管理など、多様な要素を考慮する必要がある。
「経営学」は、企業がそうした事業活動を継続する際により多くの成果が獲得できるような道筋
を示す学問である。科学としての経営学を最大限に活用すれば、事業の成功の確率を高めることが
可能になるのである。
そこで、
「経営学入門」では、一連の経営学講義の出発点として、この分野を網羅的・体系的に押
えていく。初歩的理論を学習しながら、時事ニュース等で具体的な理解の定着も図っていく。
(2)目的
① 経営学の基礎を体系的・理論的に学習しながら、経営に興味を持ち、TVニュースや新聞から企
業行動の目的や意図が理解できるようになる。
② 企業や経営の仕組みを理解することで、将来の「働き方の構え」を培うことができる。
③ 経営コースを選択する場合、卒業レポートのテーマ案や問題意識を設定することができる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
はじめに
経営の基本要素をおさえる
経営組織をつくる
従業員を管理する①
従業員を管理する②
経営戦略を立てる
マーケティングを考える
企業の力を測る(会計)
資金を管理する(財務)
情報を管理する(経営情報)
企業システムを統治する①
企業システムを統治する②
事例研究①
事例研究②
経営学の課題
授 業 内 容
経営学の定義と対象、授業の全体像の把握
経営資源、経営機能、マネジメント、PDCA サイクル
組織とは何か、機能別組織、事業部制組織
採用、人事評価、賃金管理、能力開発
リーダーシップ、モチベーション、職場の人間関係
経営環境分析、成長戦略、競争戦略
セグメント、ターゲット顧客、マーケティングミックス
財務諸表の読み方、経営指標の算出と評価
資金調達(間接・直接金融等)
、投資評価
戦略・組織・マーケティング・会計と情報管理
会社法と株式会社、株主総会・取締役・監査役
株式公開制度、コーポレートガバナンス、法令順守
新聞・TVニュースで理解する企業経営
企業経営の成功要因、経営者の経営姿勢の検討
卒業レポート制作にみる経営学、経営学の今日的な論点
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席・授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
人的資源管理論
(7)その他
特になし
- 81 -
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
3 専門教育科目 入門科目群
科 目 名
会計学入門 C1 C2 C3
教 員 名
C1:范・C2:永岩・C3:吉沢
年次
1
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
会計によって生み出された数値は、広範囲に影響を与える。企業の盛衰、企業内外の関係者の富、
企業内の人事、企業の内部組織やグループ組織の設計、資金調達、経営戦略の策定等、さまざまな
側面に影響を与える。
会計を学ぶということは、借方記入と貸方記入の記帳技術を中心に体系化された「硬い秩序」を
学ぶことではない。会計の体系は「硬い秩序」とともに「柔らかい秩序」も内包している。不確実
性や曖昧さを持っているからである。ある一つの経済的事実を表すのに複数の会計処理方法が認め
られている。
企業は、選択肢のなかから 1 つの会計処理の方法を選択する。それゆえ、会計には、企業の価値
観や判断、戦略が写し出されることになる。
(2)目的
①入門科目として会計学の基礎を体系的・網羅的に学習しながら会計ファイナンスコースを選択す
るか否かの判断ができるようになる。
②企業の膨大な経済活動を財務諸表に要約・還元する会計システムより、企業の活動を把握し、伝
達することを可能にしていることが理解できるようになる。
③会計基準や制度が、実際の企業行動にどのような影響を与えているのかを多面的に理解し、会計
が現実をいかに説明できるのかを学んでいく。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
簿記・会計の基礎
簿記・会計の基礎
簿記・会計の基礎
簿記・会計の基礎
簿記・会計の基礎
期中取引の処理
期中取引の処理
決算整理
決算整理
会計情報の様々な利用者
株式会社の設立
企業の資金調達
社債
収益性の分析
安全性の分析
授 業 内 容
企業会計の意義
損益計算の方法①
損益計算の方法②
勘定と取引
試算表と精算表・決算
現金・当座預金・商品売買・売掛金・買掛金
その他の債権債務・手形【約束手形と為替手形】
貸倒引当金・有価証券の評価替えと減価償却【定額法・定率法】
費用・収益の繰延と見越
株主・銀行・取引先・税務当局等・・・意思決定に有用な情報とは
株式発行で得た資金が資本になる
必要な資金をどう調達するか
社債の発行と償還
経営の効率性を判断する
企業倒産の兆候をつかむ
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席・授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
参考書
参考書
書名
財務会計講義
新・現代会計入門
著者名
桜井久勝
伊藤邦男
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
会計ファイナンスコースを選択する予定の学生は必ず履修すること
- 82 -
出版社
中央経済社
税込価格
3,800+税
日本経済新聞社出版 3500+税
3
科 目 名
経済データの読み方
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
2
内藤 敦之
1
後期
(1)概要
経済データは、経済理論、経済政策において、基礎となっている。すなわち、経済データを元に理論
や政策は成り立っている。そこで、この講義では、基本的な経済データの内容と読み方を学習する。さ
らに、経済データから現実の経済の動きを読み取り、関連する理論に関しても簡潔に学んでいく。講義
ではトピック毎に、日本経済の現状を簡潔に説明した上で、関連する理論を紹介し、講義の後半では、
実際の経済データを取り上げ、その読み方とデータについて検討していく。経済および経済学に関する
多少の知識があることを前提として講義を行い、また、経済学の様々な分野への入門という点を重視し
たい。
(2)目的
①日本経済に関する経済データを通じて、経済的な現象への関心を持つこと
②様々なトピック毎に基本的な知識を身につけること
③経済データの読み方を学習すること
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
所得 1
所得 2
景気
財政
金融 1
金融 2
消費と貯蓄
生産と産業構造 1
生産と産業構造 2
雇用、人口、社会保障
物価
貿易と国際金融
食料、農業、環境
経済データの探し方
授 業 内 容
講義内容の説明
GDP とは何か、国民所得
国民経済計算の概要、GDP の意味
景気循環、景気動向指数、景気の分析
政府の予算、国債、地方財政
金利、金融政策
マネーサプライ、資金循環統計、株価
個人消費、貯蓄、消費動向
産業構造、鉱工業生産
法人企業統計、設備投資、中小企業
失業率、賃金、労働時間、年金、人口の推移
物価指数、インフレーションとデフレーション、地価
国際収支、貿易収支、外国為替、外貨準備
食糧自給率、環境統計
統計サイトの見方、データの取り扱い
(4)評価方法
定期試験を中心とする。出席は毎回とり、若干、評価に加味する
(5)教科書等
区分
参考書
参考書
書名
『経済データの読み方 新版』
『経済指標はこう読む』
著者名
鈴木正俊
永濱利廣著
出版社
岩波書店
平凡社
税込価格
819 円
861 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門
(7)その他
講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメ、過去の試験問題等がダウンロード可能
- 83 -
3
科 目 名
基礎経済学
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
内藤 敦之
1
後期
2
(1)概要
経済学は、様々な分野から構成されているが、最も基本的な部分は経済理論である。この講義で
は、基本的な経済理論を学習する。具体的には、ある国全体の経済のあり方を分析するマクロ経済
学と、個人の立場から経済の具体的な仕組みを考察していくミクロ経済学の二つに分けて、学習す
る。ミクロ経済学では、最も重要な需要と供給の概念を中心に価格が市場においてどのように決ま
るのかを検討する。マクロ経済学では、一国の経済の規模を表す GDP がどのように決定されるか
を示す国民所得の決定理論を中心に講義を行う。経済学には、数式は欠かせないものであるが、こ
の講義では、むしろ、数式だけではなく、理論の基本的な考え方を必ずしも、数式に頼らず、説明
する。
(2)目的
基本的な経済理論の習得、特にその基本的な考え方を学ぶこと。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
ミクロ経済学とは何か
需要曲線
消費者の行動
供給曲線
余剰
市場の均衡
マクロ経済学とは何か
国民経済計算
国民所得
基礎的な分析
消費と投資
国民所得の決定理論
計算問題の演習 1
計算問題の演習 2
授 業 内 容
講義内容の説明
ミクロ経済学の概要、基本的な概念、需要と供給による分析
需要曲線とは何か、弾力性分析、需要曲線のシフト
需要と効用、需要曲線の傾き、需要と収入
供給曲線とは何か、生産と費用、供給曲線のシフト
余剰とは何か、余剰分析
市場における均衡、均衡とは何か、完全競争の意味
マクロ経済学の概要、基本的な概念、マクロ的な経済循環
国民経済計算、フローとストック、三面等価の原則
GDP と GNP、GDP の意味、IS バランス
総需要と総供給、有効需要の原理とセイ法則
消費性向、消費関数、資本の限界効率、投資関数
45 度線分析、国民所得の決定、乗数分析
ミクロ経済学の計算問題
マクロ経済学の計算問題
(4)評価方法
定期試験を中心とする。出席は毎回とり、若干、評価に加味する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
『入門経済学 第 4 版』
『入門マクロ経済学 第 5 版』
著者名
伊藤元重
中谷巌
出版社
日本評論社
日本評論社
税込価格
3,240 円
2,940 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、経済データの読み方、マクロ経済学 A・B、ミクロ経済学 A・B
(7)その他
講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメ、過去の試験問題等がダウンロード可能
- 84 -
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
マクロ経済学 A C1(国民所得の決定理論と IS/LM 分析)
内藤 敦之
2
前期
2
(1)概要
この講義では、マクロ経済学の基礎概念と標準的な理論の学習を目的とする。マクロ経済学は、
ある国全体の経済のあり方を分析するものである。この講義では、特に、国民所得の決定理論とし
てのマクロ経済学を中心に取り扱う。第一に、マクロ経済学の基礎的な概念を重視する。第二に、
基本的なマクロ経済学を学習する。第三に、国民所得分析において無視されがちな貨幣及び金融的
側面を重視する。第四に、実際の経済現象との関わりを重視する。内容は基礎的な概念から、IS/LM
分析までを学ぶ。 また、理論だけでなく、実際の経済現象との関係についても、特に政策面を重視
したい。さらに高度な内容は、後期に開講されるマクロ経済学 B で取り扱う。なお、基礎経済学を
すでに履修していることが望ましいが、未履修者にも配慮して、マクロ経済学の基本的な概念から
説明を行う。
(2)目的
①マクロ経済学の標準的な理論を習得すること。
②マクロ経済学の基礎的な概念を学ぶことにより、日本経済をはじめとするマクロ経済の概要を理
解すること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
基礎的概念
国民経済計算
国民所得
基礎的な分析
消費と投資
国民所得の決定理論
貨幣とは何か
貨幣供給
IS/LM モデル
政策の効果
国際収支と為替相場制度
国際マクロモデル
国際マクロにおける政策
計算問題の演習
授 業 内 容
講義内容の説明
マクロ的な経済循環、マクロとミクロ、フローとストック
GDP と GNP、国民経済計算とは何か、三面等価の原則
IS バランス、GDP の意味
総需要曲線と総供給曲線、有効需要の原理とセイ法則
消費性向、消費関数、資本の限界効率、投資関数
45 度線分析、乗数分析、ビルトインスタビライザー
貨幣の機能、ストック市場のワルラス法則、貨幣需要
貨幣の定義、金融政策、貨幣乗数
IS 曲線、LM 曲線、同時均衡
財政金融政策の効果、クラウディングアウト、流動性の罠
国際収支、為替相場制度
マンデル=フレミングモデル
金融財政政策の効果と為替相場制度
計算問題の演習
(4)評価方法
定期試験を中心とする。出席は毎回とり、若干、評価に加味する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
『入門マクロ経済学 第 5 版』
特になし
著者名
中谷巌
出版社
日本評論社
税込価格
2,940 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、経済データの読み方、基礎経済学、マクロ経済学 B
(7)その他
講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメ、過去の試験問題等がダウンロード可能
- 85 -
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
マクロ経済学A C2(国民経済計算と貨幣供給)
范 立君
2
前期
2
(1)概要
マクロ経済学は一国全体の経済のあり方を分析するものである。今日のグローバル経済において、
一国の経済政策や経済成長は世界経済の動きと相互に緊密に関連している。本講義では、われわれ
のいま生きているこうした現実の経済社会を理解するためのマクロ経済学の基礎知識と原理につい
て考察する。講義では、主に以下の 3 つの内容を中心に学ぶ。第 1 は、DVD 映像資料を使いながら、
国民経済計算や貨幣の機能、国民所得の決定理論といった基礎知識を概念の説明から始まり、現実
の事例に対する応用まで学ぶ。第 2 は、それらのマクロ的基礎知識を理解するとともに、一国の経
済成長の要因分析について、学習する。第 3 は、グローバル経済との相互関連の中、一国の国際収
支と為替制度について、考える。
(2)目的
① マクロ経済学の基礎的知識と原理を習得すること。
② 現実の社会での経済成長や経済低迷に関わる諸問題を自分の頭で冷静に考え、理解できる力を身
につけること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
経済をマクロからとらえ
る
国民経済計算と GDP①
国民経済計算と GDP②
国民経済計算と GDP③
国民所得
消費と投資
国民所得の決定理論
貨幣の機能
金融の仕組み
貨幣の供給
IS/LM モデル
国際収支と為替制度
国際マクロ
理解度チェック
授 業 内 容
講義の進め方、アンケート調査など
具体的な事例を挙げながら、マクロ経済学の見方を説明する
国民経済計算に関わる諸概念の説明
GDP を構成する諸項目、三面等価に関する説明
DVD 映像資料-マクロと GDP、需要と供給、どちらが重要?
IS バランス
消費性向、消費関数、資本の限界効率、投資関数
45 度線分析、乗数分析
貨幣とは何か、貨幣の需要
DVD 映像資料-お金は経済の潤滑油
信用乗数、金融政策
IS 曲線、LM 曲線、同時均衡
国際収支の構造、為替相場制度
マンデル=フレミングモデル、金融財政政策
練習問題
(4)評価方法
①定期試験(80%) ②平常点(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
入門マクロ経済学 第 5 版
特になし
著者名
中谷巌
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
基礎経済学、経済学入門、マクロ経済学 B
(7)その他
特になし
- 86 -
出版社
日本評論社
税込価格
3024 円
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
マクロ経済学 B(総需要・総供給分析と経済の動態)
内藤 敦之
2
後期
2
(1)概要
この講義では、マクロ経済学 A に引き続いて、マクロ経済学の基礎概念と標準的な理論の学習を
目的とする。特に、国民所得の決定理論としてのマクロ経済学を中心に取り扱う。第一に、マクロ
経済学の基礎的な概念を重視する。第二に、基本的なマクロ経済学を学習する。第三に、国民所得
分析において無視されがちな貨幣及び金融的側面を重視する。第四に、実際の経済現象との関わり
を重視する。内容は AD/AS 分析だけでなく、経済の動態、すなわち、物価変動の分析や経済成長論
までを学ぶ。理論だけでなく、実際の経済現象との関係についても、特に政策面を重視したい。ま
た、マクロ経済学 A を履修していることを前提として、講義を行うため、未履修者はその範囲を独
習することが望ましい。
(2)目的
①標準的なマクロ経済学を習得すること。
②マクロ経済のあり方について理解を深め、現実のマクロ経済政策等において、何が問題であるか
を分析しうる知識及び能力を習得すること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
長期モデル
貨幣数量説と利子率
総供給曲線
AD/AS 分析
インフレーション 1
インフレーション 2
インフレーション 3
インフレーション 4
消費の理論
投資の決定
経済成長 1
経済成長 2
日本経済とマクロ経済政策
マクロ経済政策と国家
授 業 内 容
講義内容の説明
長期均衡モデル、労働市場、長期の意味
貨幣数量説、古典派の二分法、名目利子率と実質利子率
総供給曲線、労働者錯覚モデル、硬直的価格モデル
物価水準の決定、政策の効果、実質残高効果
フィリップス曲線、オークンの法則
インフレーションの動学、物価水準の調整、均衡への調整過程
インフレーションと期待、スタグフレーション、合理的期待形成
インフレーションとデフレーションの社会的費用
短期と長期の消費関数、ライフサイクル仮説、恒常所得仮説
加速度原理、ストック調整モデル、トービンの q
ハロッド・ドーマー・モデル、新古典派成長理論
成長会計、内生的成長理論
戦後の経済政策の歴史、最近のトピック
グローバリゼーション、マクロ経済学と国家、ソブリン問題
(4)評価方法
定期試験を中心とする。出席は毎回とり、若干、評価に加味する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
『入門マクロ経済学 第 5 版』
特になし
著者名
中谷巌
出版社
日本評論社
税込価格
2,940 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、経済データの読み方、基礎経済学、マクロ経済学 A
(7)その他
講義サイト(http://anaito.web.fc2.com/)からは、レジュメ、過去の試験問題等がダウンロード可能
- 87 -
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
ミクロ経済学A C1(ミクロ経済学の考え方)
佐藤 克春
2
前期
2
(1)概要
本講義では、ミクロ経済学の基礎について勉強する。ミクロ経済学の多くは数式や図を多用する
ことから、一見難しいように思えるが、日ごろ私たちが暮らしている世界を理解するのに役立つ、
身近な分野である。私たちは、自分の物と相手の物を交換することによって成り立つ市場経済に暮
らしている。ミクロ経済学 A では、この市場の基本的な仕組みやメリットについて学んでいく。
本講義では、なるべく数学を使わず、ミクロ経済学の考え方について勉強していく。回によって、
みなさんの理解度を測るための小テストを行う場合がある。尚、市場はメリットばかりではない。
後期に開講するミクロ経済学 B では、市場が持つ限界などを含め、より幅広くミクロ経済学につい
て学ぶ。併せての履修を勧める。
(2)目的
身近な例と関連させて、ミクロ経済学の基本的な考え方を学ぶ。前期では、主に市場メカニズム
の効率性について学ぶ。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
ミクロ経済学とは?
個人の選択を考える①
個人の選択を考える②
個人の選択を考える③
需要曲線と供給曲線①
需要曲線と供給曲線②
需要曲線と供給曲線③
市場均衡と効率性①
市場均衡と効率性②
政府介入と死荷重の発生①
政府介入と死荷重の発生②
政府介入と死荷重の発生③
講義のまとめ①
講義のまとめ②
授 業 内 容
講義の進め方
交換の利益の最大化
効用の最大化・インセンティブ
トレードオフ・機会費用
限界的とは?
完全競争市場とは?財・サービスと市場
弾力性とは?
需要曲線・供給曲線
消費者余剰と生産者余剰
完全競争市場の効率性,市場均衡点の変化
完全競争市場への政府介入
価格規制・参入規制
税金と補助金
ミクロ経済学Aの要点整理
本講義のまとめ、期末テスト説明
(4)評価方法
期末試験で評価する
(5)教科書等
区分
書名
参考書
マンキュー経済学Ⅰミクロ編第 3 版
参考書
ミクロ経済学の第一歩
著者名
出版社
N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社
税込価格
4,000 円+税
(足立英之ほか訳)
安藤至大
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
ミクロ経済学B
(7)その他
特になし
- 88 -
有斐閣
2,000 円+税
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
范 立君
2
前期
2
科 目 名
ミクロ経済学A C2
(1)概要
ミクロ経済学は家計や企業などの、個別の経済主体の経済活動の動きに着目し、個々の市場―労
働市場、為替市場、米市場など―の需要や供給について、分析する学問である。これに対して、景
気の動き、マクロ経済政策、経済成長など、経済全体の大きな動きについて分析するのがマクロ経
済学である。本講義では、ミクロ経済学を取り上げ、以下の 3 点を中心に講義する。第 1 に、市場
において、需要と供給から価格がどう決まるか、第 2 に、そうした価格形成に伴って企業の生産活
動や消費者の消費行動はどうのように影響を受けるか、第 3 に、経済資源の最適分配のメカニズム
についてしっかり理解する。
(2)目的
① ミクロ経済学の目的を理解する。
② 身近な家計や企業の経済活動をミクロ経済学の考え方で理解する。
③ 関連するテレビニュースや新聞記事を理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
ミクロ経済学の基礎
価格はどう決まる
家計の行動と需要曲線①
家計の行動と需要曲線②
家計の行動と需要曲線③
企業の行動と供給曲線①
企業の行動と供給曲線②
企業の行動と供給曲線③
企業の行動と供給曲線④
ケーススタディ
市場取引と資源配分①
市場取引と資源配分②
市場取引と資源配分③
まとめ
授 業 内 容
講義の進め方、ルール、アンケート調査
需要と供給、ミクロ経済分析の特徴と目的
DVD 教材―市場は人類の大発明:価格はどう決まる
需要曲線とは、需要曲線のシフト、消費者余剰
DVD 教材―家計は効用を最大化する
計算問題の演習、およびその説明
供給曲線とは、供給曲線のシフト
費用の構造と供給行動、限界的とは、完全競争
DVD 教材―企業は利益を最大化する
計算問題の演習、およびその説明
DVD 映像資料:市場のグローバル化と海外で活躍する日本の若者
市場と価格メカニズム
資源配分のゆがみ、自由貿易
市場競争と経済発展
講義のまとめ、期末テストの説明など
(4)評価方法
①期末試験(80%) ②平常点(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特になし
入門経済学
著者名
伊藤元重
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
ミクロ経済学 B、基礎経済学、経済学入門
(7)その他
特になし
- 89 -
出版社
日本評論社
税込価格
3240 円
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
ミクロ経済学B(市場の失敗と政府の役割)
佐藤 克春
2
後期
2
(1)概要
前期のミクロ経済学Aでは、市場のメカニズム・メリットについて主に学んできた。しかし、市
場は万能ではない。現実社会において、政府は様々な形で市場経済に介入している。ミクロ経済学
Bでは、ミクロ経済学Aをふまえ、市場の限界と政府の役割について学んでいく。
本講義では、なるべく数学を使わず、ミクロ経済学の考え方について勉強していく。回によって、
みなさんの理解度を測るための小テストを行う場合がある。
(2)目的
身近な例と関連させて、ミクロ経済学の基本的な考え方を学ぶ。後期では、主に市場の失敗につ
いて学ぶ。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
ミクロ経済学とは?
市場の失敗と政府の役割①
市場の失敗と政府の役割②
外部性①
外部性②
公共財①
公共財②
取引費用①
取引費用②
情報の非対称性
独占
価格規制
参入規制
講義のまとめ②
授 業 内 容
講義の進め方
ミクロ経済学 A のおさらい
市場の失敗とは?・政府介入の例
政府の失敗
外部性とは?正の外部性・負の外部性
外部性を解決・軽減する取り組み
公共財とは?非競合性・非排除性
準公共財とは?公共財の供給とフリーライダー問題
コースの定理
法と経済学のエッセンス
情報の非対称性とは?
独占がもたらす非効率性とその対策
価格規制がもたらす非効率性とその対策
参入規制がもたらす非効率性とその対策
本講義のまとめ、期末テスト説明
(4)評価方法
期末試験で評価する
(5)教科書等
区分
書名
参考書
マンキュー経済学Ⅰミクロ編第 3 版
参考書
ミクロ経済学の第一歩
著者名
出版社
N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社
税込価格
4,000 円+税
(足立英之ほか訳)
安藤至大
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
ミクロ経済学 A
(7)その他
特になし
- 90 -
有斐閣
2,000 円+税
3
科 目 名
経済史A
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
柳沢 幸治
1
前期
2
(1)概要
経済の成長・発展のとらえ方は、時代や学派により異なっている。まず、その歴史を追い、その
相違を理解するとともに、その科学的弱点を明らかにしていく。ついで、マルクスの経済発展段階
説を説明していく。このとられ方は、これまで経済史としては一般的あった。現在その支持が急速
に低下しているとしても、初学者には有効と思われる。本講義では、原資共同体、アジア的、古典
古代的、封建的、資本主義への移行、帝国主義という発展段階論を説明し、経済のおおまかな発展
方向を説明していく。
(2)目的
経済発展と時代の関係性の理解を促すことを目的とする。そこで、これまで経済史として一般に
講義されてきたマルクスの経済発展段階論を説明し、経済発展のおおまかな事実と方向性を説明し
ていく。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
経済成長のとらえ方(1)
経済成長のとらえ方(2)
マルクスの発展段階論
原始共同体
アジア的生産様式
古典古代的生産様式(1)
古典古代的生産様式(2)
封建的生産様式(1)
封建的生産様式(2)
資本主義への移行(1)
資本主義への移行(2)
産業革命
帝国主義
まとめ
授 業 内 容
古典学派、歴史学派、マルクス学派
ウエーバー、ノース、新古典学派
労働過程、生産様式、生産関係
クラン、分業、交換
古代国家、治水、灌漑、貢納制
古代ギリシャ・ローマ、ポリス
奴隷制、オイコス、ラティフンデューム
フランク王国、三圃制、耕筰強制
荘園制、中世都市、ギルド、ツンフト
資本の本源的蓄積、商業資本、中産的生産者
産業資本、絶対王政、宗教改革
工場制度、イギリスの産業革命
資本主義的世界体制、植民地、金融、銀行
(4)評価方法
①定期試70% ②授業態度・出席30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
使用せず
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 91 -
出版社
税込価格
3
科 目 名
経済史B
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
柳沢 幸治
1
後期
2
(1)概要
前期は、マルクスの考えを中心とした経済発展を説明しきた。後期では、これの知識を基にして、
国・地域により経発展の早い・遅い、経済経路の相違を説明していく。そのため最初に、M・ウィ
ーバーの「経済と宗教」
、特にプロテスタンィズムと経済発展を中心に説明していく。後半は、ノー
スを中心とする「比較制度」廼経済発展論を説明していく。現在の経済史において、
「比較制度」は
主流をなし、各国の制度に相違により経済発展の相違が出るとする。しかし、その基礎は、私的財
産の所有を認めるという各国の共通性がある。これら事実から、経済発展の必要条件を検索してい
く。
2)目的
各国の文化・制度の相違が、経済発展に、いかに影響を与えるかをM・ウェーバーの「宗教と経
済」
、D・ノースを中心とする「比較制度分析」の2つから説明し、現在の経済がいかに今のような
形になったを説明していく。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
ウェイバーの近代化論
経済発展と宗教(1)
経済発展と宗教(2)
経済発展と宗教(3)
ノースの経済発展論
市場経済の発展(1)
市場経済の発展(2)
市場経済の発展(3)
生産組織(1)
生産組織(2)
金融制度(1)
金融制度(2)
金融制度(3)
まとめ
授 業 内 容
文化、宗教、行為、合理性
ユダヤ教、キリスト教、仏教、イスラム教
宗教改革、プロテスタント、庶民の宗教
ベルーフ、神の恩寵、資本の蓄積
制度、ゲームの理論、ナッシュの均衡
市場経済の起源、地中海貿易、マムリビ商人、ローマ
中世ヨーロッパ、商業の復活、イタリア。ドイツの金融制度
日本の市場、株仲間、天保の改革
産業革命、工場制、企業組織、取引コスト
奴隷制、地主制、問屋制、経済的合理
金融システムの歴史
金融システムと経済発
資本取引のガバナンス
(4)評価方法
①期末試験70% ②授業中の態度・出席30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
使用しない
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済史 A
(7)その他
特になし
- 92 -
出版社
税込価格
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
経済学説史A(経済学の生誕)
伊藤 誠一郎
1
後期
2
(1)概要
アダム・スミスが経済学を作ったということ、彼の描いた自由主義経済の理想は今日なお理想と
して追い求められていることは、21 世紀になった今になってすら実感できることである。しかし、
実際の経済・社会の歴史のプロセスは直線的なその理想の追求とはほど遠いこと、そしてなにより
もスミス自身がどのような「現実」のなかで彼の理想を語っていたのかにはあまり注意が払われな
いのも事実である。アダム・スミスがいた社会はすでに今日と同じように、貨幣・金融、貿易、貧
困などの経済問題や政治についての諸問題が激しく議論されていた社会であり、スミスの『国富論』
はそれに対するひとつの解答でもあった。本講では、こうした視点から、まずスミスが登場するま
でのイギリス、そしてヨーロッパにおいて、なにが問題とされどのように議論されていたのかを示
し、それに対してスミスが与えた新しい経済・社会像はどのようなものであったのかをみていく。
(2)目的
①思想史の学び方について考える。
②17・18 世紀のヨーロッパ社会がどのような問題を抱えていたのかを知る。
③アダム・スミスにおける経済学の創造に至るプロセスおよび、その特徴を学ぶ。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
経済思想の過去と現在(1)
経済思想の過去と現在(2)
スミス以前の現実(1)
スミス以前の現実(2)
スミス以前の現実(3)
スミス以前の現実(4)
スミス以前の現実(5)
富と徳(1)
富と徳(2)
為政者と経済学(1)
為政者と経済学(2)
スミスと経済学の成立(1)
スミスと経済学の成立(2)
スミスと経済学の成立(3)
スミスと経済学の成立(4)
授 業 内 容
「経済学の生誕」
、スミスの理想=新しい社会像
スミスの幻想、スミスの前提としてのホッブズの政治哲学
ホッブズと恐怖に満ちた社会
国際社会と経済
オランダとの競争
国際競争の中の貿易、利子、金融制度
フランスとの競争
古典共和主義
新しい富の台頭と徳の腐敗
有能な為政者・徳による統治
ジェームス・ステゥアート、為政者の経済学
仁愛か正義か
自然法学と経済学
重商主義批判
スミスの経済学、自由主義の理想と現実
(4)評価方法
基本的には定期試験だが、数回行う授業内テストを 10 パーセント前後考慮する
(5)教科書等
区分
書名
参考書 『徳・商業・文明社会』
参考書 『経済学史』
著者名
出版社
坂本・長尾編 京都大学学術出版会
水田他編
ミネルヴァ書房
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学説史B
(7)その他
特になし
- 93 -
税込価格
5,800 円+税
3,200 円+税
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
経済学説史B(経済学の限界とマルクス)
伊藤誠一郎
2
前期
2
(1)概要
18 世紀末アダム・スミスによって「経済学の生誕」が告げられてまもない 19 世紀初頭、その経
済学を数学的に体系化しようとしたリカードは、そしてそれを批判的に継承した J.S.ミルは、すで
に資本主義経済に限界が来ることを予見していた。実際 19 世紀から、今日の 21 世紀に至るまでの
経済学の歴史は、絶望と試行錯誤の連続であった。1980 年代サッチャー首相やレーガン大統領によ
る新自由主義によって新古典派経済学がその普遍性を獲得したかのような幻想があくまでも幻想だ
ったことは、2008 年の世界金融恐慌をはじめ今日の経済が抱えている諸問題をみればすぐわかる。
本講では、その時々の‘流行’の経済学に振り回されず、われわれ自身の未来をわれわれ自身で築
いていくための確かな知識をうるために、経済学の確立以降のこの学問の格闘の姿を見ていきたい。
(2)目的
①スミスの『国富論』の主張がどういう点にあったのかをみる。
②スミスの『国富論』からどのようにその後のマルクス経済学、新古典派経済学、ケインズ経済学
が発展していったかを学ぶ。
③経済思想の展開と非経済学(政治、社会など)との関係について考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
資本主義の限界
未来像(1)
未来像(2)
『資本論』(1)
『資本論』(2)
価値と価格(1)
価値と価格(2)
帝国主義(1)
帝国主義(2)
自由か介入か(1)
自由か介入か(2)
自由か介入か(3)
ケインズ後
新自由主義
第三の道
授 業 内 容
利潤率逓減
改良、ミルと社会主義
革命、マルクスと共産主義
マルクスの価値論
マルクスの労働、再生産の理論
労働ではかるか、効用ではかるか
ワルラスの一般均衡理論
ヒルファディング、金融独占、組織資本主義論、経済の社会化
レーニン、産業独占、革命へ
市場の不完全性とケインズの時代
ハーヴェイ・ロードの前提
市場経済と福祉、ケインズ、ベヴァレッジ
分配がさきか、価格がさきか
スミスの再登場、もしくは曲解?
マルクスは死んだのか?‐新しい経済学の可能性へむけて
(4)評価方法
基本的には定期試験だが、数回行う授業内テストを 10 パーセント前後考慮する
(5)教科書等
区分
参考書
書名
『経済学史』
著者名
水田他編
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学説史A
(7)その他
特になし
- 94 -
出版社
ミネルヴァ書房
税込価格
3,200 円+税
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
経済統計学A(経済統計データから何がわかる?)
芝原 信幸
2
前期
2
(1)概要
経済統計を取り扱う際に、必要と考えられる課題を中心とした講義と」なろう。経済データを用
いての、コンピュータを使用した実践演習形式の授業である。
(2)目的
経済を学ぶ上で、その実体的側面である経済データの意味、処理を学ぶことは必要なことであろ
う。経済統計学 A においては、経済データの意味の理解、及び、その加工法の習得を目的としてい
る。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
総論
統計の加工例 1
統計の加工例 2
統計の加工例 3
指数について 1
指数について 2
指数について 3
指数について 4
経済時系列分析 1
経済時系列分析 2
経済時系列分析 3
経済時系列分析 4
産業連関分析 1
産業連関分析 2
産業連関分析 3
授 業 内 容
経済統計学の意味と意義について
度数分布表の作成
度数分布表からの加工について
不平等度の測定を考える
指数概論
総和物価指数と平均物価指数
ラスパイレスの物価指数とパーシェの物価指数
連鎖指数の算出法について
季節変動分析の概略
趨勢変動の算出法について
季節変動の算出法について
循環変動の算出法について
産業連関の意味について
産業連関表の算出
産業連関分析の実際
(4)評価方法
演習レポート、出席状況等を考慮に入れ総合的に評価する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
授業ごとにファイルの形式でレジュメを配布する
必要に応じて授業時に紹介する
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
統計学Ⅰ、統計学Ⅱ、数学、経済統計学B
(7)その他
講義の順序・内容は、諸君の理解度を考慮し、変更する場合がある
- 95 -
出版社
税込価格
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
経済学を原理的に学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
経済統計学B(経済データの分析法を考えよう)
芝原 信幸
2
後期
2
(1)概要
回帰分析の経済学等への応用を中心とした講義になろう。データを用いた、コンピュータによる実
践的な解析作業を中心とした講座である。
(2)目的
本講座においては、計量経済学的側面から経済統計学を解説していくつもりである。回帰分析の実
践を中心として、その他の多変量解析を理解することを目標としたい。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
回帰分析 1
連立方程式の解法
回帰方程式の算出法 1-1
回帰方程式の算出法 1-2
回帰方程式の算出法 2-1
回帰方程式の算出法 2-2
回帰分析 2
回帰分析の説明力の検定
回帰分析の残渣の検定
回帰分析の係数の検定
回帰分析(ダミー変数)
主成分分析 1
主成分分析 2
主成分分析 3
演習 2
授 業 内 容
回帰分析とその意味
Excel による連立方程式の解き方
正規方程式の解き方
正規方程式を用いた回帰方程式の算出
分散・共分散行列の算出
分散・共分散行列を用いた回帰方程式の算出
回帰統計を用いた回帰方程式の評価
回帰分析演習
分散分析表を用いた残差の検定
t 値を用いた係数の評価
ダミー変数を用いた回帰分析(アンケート分析)
主成分分析概論
主成分分析の計算法について
主成分分析の演習
現実データでの応用
(4)評価方法
レポート、出席状況から総合的に評価をする
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
授業ごとにファイルの形式でレジュメを配布する
必要に応じて授業時に紹介する
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
統計学Ⅰ、統計学Ⅱ、数学、経済統計学A
(7)その他
講義の順序・内容は、諸君の理解度を考慮し、変更する場合がある
- 96 -
出版社
税込価格
3
科 目 名
戦後日本経済の歩み
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
柳沢 幸治
1
前期
2
(1)概要
まず、終戦時における経済状況を確認し、戦争がいかに日本経済を衰退させたかを確認する。つ
いで戦後改革の経済・政治的成果を明らかにし、この改革が後の高度成長の基礎となったことを確
認する。そして経済復興・高度成長・高成長の過程を明確にする。さらに、バブルおよびバブル以
降の20年間について概観し、いかなる要因により「失われた20年」が発生・継続したのか、ま
たアベノミックスの概要に関しても明らかにする。
(2)目的
現在の日本経済がなぜ、このような状況なのかを理解するために、戦後における日本経済の発展
過程や世界経済との関係を理解することを目的とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
戦争の帰結
占領
戦後改革(1)
戦後改革(2)
経済復興(1)
経済復興(2)
高度経済成長(1)
高度経済成長(2)
高度成長の終演
高成長(1)
高成長(2)
バブル経済
バブル経済の背景
平成大不況
アベノミックス
授 業 内 容
戦争による人的・経済的被害の概要とその評価
GHQ、占領組織、完全なる非軍事化
日本国憲法の発布、財閥解体、独占禁止法の発令
農地解放、労働改革、改革の成果
高インフレの発生、傾斜生産方式、占領政策の転換
経済安定9原則、ドッジ・ライン、朝鮮特需
大衆消費社会の出現、三種の神器、3C、民衆資本主義
技術革新、神武景気、いざなぎ景気
ドル・ショック(円の流動化)
、オイル・ショック
ジャパン・アズ・NO1としての日本、日本の新技術
輸出指導型の経済、円高、新時代への対応の遅れ
1980 年代前半の経済状況、株・土地への執着
プラザ合意、円安・ドル高対策、先進国としてのジレンマ
銀行・証券会社の倒産、消費税の値上げ、民主党の無策
失われた 20 年、2013 年前半からのアベノミックス
(4)評価方法
①定期試験70点 ②授業中の態度・出席 30 点
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
使用せず
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
日本経済論
(7)その他
特になし
- 97 -
出版社
税込価格
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
日本経済論(戦後経済成長と製造業)
塙 武郎
1
後期
2
(1)概要
本講義では、戦後日本経済の成長とその構造的特徴について学習する。戦後日本の経済成長を実
現した要素は、第 1 に鉄鋼・自動車を中心とする製造業および雇用の拡大、第 2 にそれらを支える
豊富な若年労働力の集積化、第 3 に高い製造技術と労働生産性である。第 2 の要素は中学・高校で
学習する 4 大工業地帯に代表される「太平洋ベルト地帯」の形成を意味している。つまり経済成長
は、資本や労働や技術の集積が必要不可欠であり、それが生産つまり経済成長を可能にする。これ
は経済学の常識であり、世界の共通認識である。本講義では、上述した内容をエビデンスで確認し
ながら、その後の 1970 年代~2000 年代までの変化も視野に入れて学習する。またアメリカ経済と
の比較や関係分析も試みる。
(2)目的
①経済成長、あるいは企業の生産活動に欠かせない要素について理解する。
②戦後日本の経済成長の構造と変化を学習し、経済学の知識を深める。
③アメリカ経済との比較を行い、グローバルな視点から日本経済を捉える眼を養う。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
20 世紀前半の世界と日本①
20 世紀前半の世界と日本②
戦後日本経済の復興
経済成長の構造と特徴①
経済成長の構造と特徴②
経済成長の構造と特徴③
経済成長の構造と特徴④
世界第 2 の経済大国①
世界第 2 の経済大国②
世界第 2 の経済大国③
アジア諸国と日本経済①
アジア諸国と日本経済②
グローバル経済と日本企業
まとめ
授 業 内 容
講義の内容、進め方について
20 世紀初頭の世界情勢と日本経済
第 2 次大戦時の日本の製造技術、エネルギー供給源
戦後日本の経済復興、資金調達の仕組み
製造業と雇用の拡大、
「集団就職」と東京一極集中
若年労働力と賃金カーブ
都市インフラ整備、新幹線、地下鉄、東京オリンピック
日本のトヨタ、世界のトヨタ
アメリカ経済との摩擦、円高問題、プラザ合意
日米比較(消費行動、金融・家計マネーの構造)
日米比較(終身雇用、年功賃金、年金、労働組合)
中国、韓国、ベトナムと日本経済
タイ、ミャンマーと日本経済
IT産業とグローバル経済の進展、ユニクロの企業戦略
講義の総括、質疑応答
(4)評価方法
①コメントペーパー(70%) ②レポート提出(30%)
(5)教科書等
区分
書名
教科書
特になし
参考書
講義で適宜紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、地域政策入門
著者名
(7)その他
特になし
- 98 -
出版社
税込価格
3
科 目 名
日本企業論
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
柴田 徹平
2
後期
2
(1)概要
日本企業論は、現実の企業がどのような特徴を有しているのか学ぶ科目である。学生諸君が就職
したときに、その企業がどのような特徴を有しているのかを知ることは、自分の仕事の意義を理解
するうえでも有効である。また企業は社会的な存在であり、企業を取り巻く経済・社会の現実と切
り離して考えることできない。したがって社会における諸問題を考える上でも日本企業の特徴をつ
かむことは重要である。本講義では、日本企業に関する理論、学説をわかりやすく解説すると同時
に、就職活動、企業経営、地域振興(街づくり)など学生にとって身近な事例を交えて考察を深め
ていく。
また日本企業に関する理論、学説が実際の社会においてどのように用いられているのか、具体的
な事例を用いたケース・スタディを通して学んでゆく。意欲的な姿勢で講義に参加してほしい。
(2)目的
①日本企業の特徴と問題点を理解すること。
②講義で得られた知識と理論を用いて、実際の日本企業を取り巻く諸課題を解決するための方策を
考えることができる。
③日本企業が直面する課題を批判的および客観的にとらえ、自分の考えを主張できる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
企業とは何か
企業の規模と形態
日本企業とその特徴
労使関係の特徴と変化①
労使関係の特徴と変化②
労使関係の特徴と変化③
ケース・スタディ
公企業と民営化
日本企業と雇用流動化
地域と中小企業①
地域と中小企業②
グルーバル化と企業
企業と社会の結びつき①
企業と社会の結びつき②
授 業 内 容
講義の進め方、企業研究の意義と視点
企業の分類、企業の成り立ち、経済的・社会的機能と役割
大企業と中小企業の特徴、企業の形態
国際的に見た日本的雇用慣行の特徴と課題、
就職活動、労働条件、賃金・生活、労働組合、労働運動
女性の社会進出、ワークライフバランス
ブラック企業の実像、雇用・労働政策
第2~7回の講義で学んだ知識を用いて演習を行う
公企業の特徴、民営化の意義、民営化とその特徴
非正規雇用はなぜ増大したのか、その背景を探る
系列・下請システム、脱・下請、地域産業の育成と課題
中小企業政策、中小企業振興条例
海外進出する日本企業、日本進出する海外企業
企業と社会の共生、公害問題、食の安全、原発事故、震災復興
これからの企業の経営・労働の課題と経済政策の課題
(4)評価方法
①定期試験(60%) ②授業での課題・小テスト(30%) ③出席および授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
授業内指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、日本経済論、地域政策入門、労働経済論
(7)その他
・授業内容は、受講生の興味・関心や理解度、社会情勢によって変更となる場合がある。
・Web、テレビ、新聞等の経済ニュースに目を通し、それに対して自分なりの意見をもってほしい。
- 99 -
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
金融論A(銀行の歴史と制度)
伊藤 誠一郎
2
前期
2
(1)概要
資本主義という経済システムは、その始まりの時点においてすでに金融、とくに銀行の存在なし
にはありえなかった。そして同時に、それはつねに銀行みずからがつくりだした金融システムの不
安定性と脆弱性のなかで生き続けてきた。2011 年に露呈したギリシャの債務危機に端を発するユー
ロ危機は、ヨーロッパ中央銀行のあり方を問う問題であり、また広くいえば、銀行、通貨、国家の
あり方を論ずべき問題でもある。今回のユーロ圏の一連の騒動をみるまでもなく、とくに日本のバ
ブル崩壊以降立て続けに起きてきた数々の金融危機が示すように、そもそも今日われわれが生きて
いる貨幣社会の存立根拠は、人間が作り出した空想のなかにしかない非常に危ういものである。そ
して資本主義社会がその危うい貨幣制度なしでは発展できないのも事実である。本講では、そうし
た視点を持ちながら、そもそも銀行が、銀行券がどのようにつくられてきたのか、そしてそれがど
うして中央銀行というものをつくりだす必要があったのか、歴史の現実を参照しつつみていきたい。
(2)目的
①金融制度の生成と歴史についての知識を習得すること。
②とくに銀行制度の仕組みを学ぶ。
③中央銀行というものがどのような経緯で必要となってきたかを知る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
金融とはなにか
金融システムと銀行
貨幣について(1)
〃
(2)
銀行券の誕生(1)
〃
(2)
〃
(3)
〃
(4)
銀行制度の展開(1)
〃
(2)
〃
(3)
中央銀行の成立(1)
〃
(2)
中央銀行のあり方(1)
中央銀行のあり方(2)
授 業 内 容
さまざまなかたちの金融
金融システムにおける銀行の位置付け
銀行券と貨幣
貨幣の起源
アムステルダム銀行、金匠銀行
商業手形の流通とその限界
手形割引と信用創造
戦争と銀行券
イングランド銀行と兌換停止
地金論争、通貨論争
ピール条例と発券の集中
中央銀行と準備金
中央銀行の金融政策
中央銀行の独立性
各国の中央銀行、およびその政策(EU、アメリカ、日本)
(4)評価方法
定期試験と、出席や授業内に行う通常レポートを一割程度考慮する
(5)教科書等
講義のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
マクロ経済学A・B
(7)その他
本講義では補いきれない理論的な部分は上記関連科目で行なうのでできるだけ履修すること
- 100 -
3
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
金融論B(金融の理論と現状)
伊藤 誠一郎
2
後期
2
(1)概要
金融システムの安定性、健全性が経済全体の行方にとっていかに重要なものであるか、そしてそ
れが国家の政策といかに深くかかわっているかは 2008 年、もしくはそれ以前からはじまる世界金
融危機のみならず、2011 年のユーロ危機の経緯を見ればよくわかる。金融システムは政治が、人間
がつくりだしたものであり、その設計の仕方によっては、金融のみならず経済全体に破滅的なダメ
ージを与えることになる。いつものことであるが、2008 年の世界金融恐慌も 2011 のユーロ危機も
金融のルールや枠組みの欠陥によってもたらされたことは、あとになって指摘された。しかし、い
つもそうした危機がおきるまではそれを正すことはできずに来てしまう。なぜなのだろうか。本講
ではこうした疑問への解答を探るために、金融システムのあり方を、日本の金融制度を具体例とし
てあげ、それを理論的に分析し、その上で現状がなぜそのようになってしまうのかを明らかにして
いきたい。
(2)目的
①今日の金融システム、現状、理論についての知識を習得する。
②貨幣数量説など、金融の基本的な分析手法を学ぶ。
③今日の日本の銀行システムや証券市場についての仕組み、基本的な知識を学ぶ。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
金融とは何か
貨幣と物価(1)
〃
(2)
わが国の貨幣(1)
〃
(2)
金融政策(1)
〃
(2)
〃
(3)
ケインズ政策(1)
〃
(2)
国際通貨の興亡
バブルと日本経済(1)
〃
(2)
〃
(3)
新しい金融のあり方
授 業 内 容
間接金融と直接金融
貨幣数量説
貨幣数量説をめぐる諸説
さまざまなかたちの貨幣
日本銀行券、その他
決済システムと中央銀行
準備預金制度
公定歩合操作と公開市場政策
ケインズの貨幣理論
長期不況と金融政策、財政政策
IMF 体制とその崩壊、金廃貨
高度成長期の日本の金融
低成長と資産インフレ
バブル崩壊と平成不況
不良債権処理とその後
(4)評価方法
定期試験のみ。ただし、履修者の出席状況により出席や授業内に行う通常レポートを一割程度考慮
する場合がある
(5)教科書等
講義のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
マクロ経済学A・B
(7)その他
本講義では補いきれない理論的な部分は上記関連科目で行なうのでできるだけ履修すること
- 101 -
3
科 目 名
国際経済学
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
千原 則和
1
後期
2
(1)概要
「国際経済学」は、国境を越えて取引されるモノ・サービス(=国際貿易)及びカネ(=国際金
融)の動向を分析する学問である。本講義では、まず国際経済学における二つの分野(
「国際貿易論」
及び「国際金融論」
)の基礎理論を学習し、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定合意や世界金融
危機といった最新のトピックの理解に必要な知識を習得する。
次に、
「国際貿易論」の分野では、なぜ自由貿易政策と保護貿易政策が併存しているのか、なぜ国
際貿易ルールを構築しなければいけないのか、そしてなぜ日本やアメリカは TPP 協定を発効させた
いのか、について学習する。そして最後に、
「国際金融論」の分野では、なぜ IMF 体制(ブレトン
ウッズ体制)は崩壊してしまったのか、なぜ世界金融危機は起きてしまったのか、そしてなぜ金融
危機を引き起こしてもアメリカのドルは依然として強いのか、について学習する。
(2)目的
①「国際経済学」の基礎理論を習得すること。
②貿易政策及び金融政策の内容・意図・結果(または問題点)を説明できるようにすること。
③TPP 協定合意及び世界金融危機に至るプロセスを把握すること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
比較優位と国際貿易
伝統的な貿易政策
新しい貿易政策
新しい保護貿易政策
国際貿易ルールと貿易交渉
地域貿易協定の制度と現状
TPP の内容と問題点
国際金融取引の基礎
外国為替の基礎
為替レートの決定
国際通貨制度
欧州通貨統合
世界金融危機①
世界金融危機②
授 業 内 容
国際経済学とは(
「国際貿易論」
・
「国際金融論」の概要)
リカード・モデル、ヘクシャー=オリーン・モデル
【完全競争】関税・輸入割当(保護貿易政策)
【不完全競争】戦略的貿易政策(ブランダー=スペンサー・モデル)
アンチダンピング、セーフガード、利益団体の政治活動
GATT 及び WTO の歴史・制度・現状
自由貿易協定(FTA)
、関税同盟(CU)
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)
国際収支表の見方、国際資本移動と金融のグローバル化
外国為替のしくみ、為替レート、世界の通貨制度
為替レートの変動要因、為替レートの決定理論、為替介入
IMF 体制、ドル体制(ドル本位制)
、ドルはなぜ強いのか
ユーロ誕生までの道のり、通貨統合のメリット・デメリット
リーマン・ショックはなぜ起きたか
リーマン・ショックからユーロ危機へ
(4)評価方法
①定期テスト(70%) ②授業での課題・出席(30%)
(5)教科書等
区分
参考書
参考書
書名
国際経済学をつかむ〔第 2 版〕
国際金融論をつかむ
著者名
石川城太 他
橋本優子 他
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 102 -
出版社
有斐閣
有斐閣
税込価格
2,376 円
2,268 円
3
科 目 名
アジア経済論
専門教育科目 経済学系科目群(経済コース)
日本経済や世界経済を学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
深澤 光樹
2
前期
2
(1)概要
アジアの国々は世界経済の歯車として大きな役割を担っている。アジア諸国のなかでもいち早く
経済成長を果たした日本に続き、アジア NIEs、ASEAN 諸国が高い経済成長を実現してきた。中国
やインドも躍動するアジア経済の一部を成しているといえるだろう。経済成長のモデルとしても注
目を集めてきたアジアの発展だが、いったいその背景にはどのような構造が存在しているのだろう
か。また、急速な経済成長を遂げたアジア諸国において、人々の生活はどのように変化したのだろ
うか。本講義では急成長を遂げたアジア諸国の特徴に迫るだけでなく、政治経済や文化、歴史など
も取り上げる。これらに加え、アジア諸国が抱える問題点に関してもふれることで、躍動するアジ
ア経済を様々な視点から捉え、考察を深めていく。
(2)目的
①アジア経済の様々な事象に関心を払えるようになること。
②アジア経済にみられる様々な問題を理解できるようになること。
③アジア経済を通して国際経済の様々な事象に関心を払えるようになること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
アジア地域の文化と社会
世界とアジア諸国①
世界とアジア諸国②
日本経済①
日本経済②
アジア NIEs 経済
ASEAN 経済
中国経済
南アジア経済①
南アジア経済②
アジア経済と社会開発
アジア経済と経済成長①
アジア経済と経済成長②
講義のまとめ
授 業 内 容
講義の概要・進め方
アジアの多様性を知る
世界におけるアジアの歴史
世界におけるアジア経済の位置づけ
日本経済の発展過程
日本経済の現状と諸問題
アジア NIEs の経済発展過程および現状と課題
ASEAN の経済発展過程および現状と課題
中国経済の発展過程および現状と課題
インド経済の発展過程および現状と課題
バングラデシュ経済の発展過程および現状と課題
アジア諸国と社会開発のツール-マイクロクレジットを中心に-
アジア諸国と労働集約型産業-縫製産業を中心に-
アジア諸国と海外出稼ぎ労働者
アジア経済の展望
(4)評価方法
①定期テスト(60%) ②出席(30%) ③授業での課題(10%)
(5)教科書等
区分
参考書
参考書
書名
新・アジア経済論
現代アジア・アフリカ政治経済論
著者名
平川均ほか編
福田邦夫、大津健登編
出版社
文眞堂
西田書店
税込価格
3,024 円
1,944 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
日頃より、新聞やインターネット、書籍などで国際経済、なかでもアジア諸国の情報に触れるように
すること
- 103 -
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
財政学A(現代財政の機能、危機に立つ日本財政)
塙 武郎
2
前期
2
(1)概要
本講義では、現代の日本財政の構造と課題について学習する。我が国は現在、1060 兆円を超える
巨額の債務残高、つまり財政赤字を抱えている。この財政赤字を削減し、財政再建を進めることが
日本財政の最大の課題である。本講義ではこの財政再建問題をどのような考え方や方法によって解
決すべきか、その構造的な原因も検討しながら学習する。また教科書に加えて、時事ニュース、DVD、
新聞記事など様々なメディア教材を使って理解の幅を広げる。
日本は中央集権国家であり、国は地方(都道府県や市区町村)への補助を通じて全国同一水準の
行政サービスを提供している。一方、国は地方分権改革を進め、地方が自立的・主体的に行政サー
ビスを提供することを目指している。つまり中央集権を維持しつつ地方分権を部分的に進めようと
しており、これは自己矛盾といえる。本講義では地方分権の本質とは何か、分権国家アメリカと比
較を通じて、地方分権のあり方をアカデミックな見解で論じる。
(2)目的
①たんに財政学の基礎知識を習得するだけでなく、一人の納税者としての意識をもつ。
②財政再建の道筋や地方分権改革の方向性について自分の言葉で説明できる。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
なぜ消費税を増税するのか?財政学者はこう考える
1 ガイダンス
日本は重税か?国民負担率の国際比較
2 国民負担率の国際比較
租税の分類と原則
3 税金の分類・考え方
政府の役割(補助と規制)
、マスグレイブ財政3機能
4 財政と財政学①
予算配分機能(国会の役割)
5 財政と財政学②
所得再分配機能(社会保障、福祉給付)
6 財政と財政学③
経済安定化機能(公共事業と雇用対策)
7 財政と財政学④
グローバル化のなかの内政と外政
8 財政と財政学⑤
一般会計とその構造
9 日本財政の構造①
日本財政の構造②
社会保障関係費、公共事業費など
10
地方交付税交付金と地域所得再分配
11 日本財政の構造③
地方交付税交付金とその制度的矛盾
12 日本財政の構造④
財政システムの日米比較①
中央集権と地方分権
13
14 財政システムの日米比較② アメリカの州・地方財政と財政格差
講義の総括、質疑応答など
15 総括
(4)評価方法
①コメントペーパー(30%) ②期末試験(70%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
出版社
税込価格
教科書
『21 世紀日本の福祉国家財政』 渋谷博史
学文社
2,268 円
参考書
『アメリカの教育財政』
塙 武郎
日本経済評論社 3,672 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、その他「地域政策コース」
「経済コース」を中心とする諸科目
(7)その他
「地域政策コース」を選択したい学生はもちろん、広く経済学を生かした政策論(都市交通、限界
集落・過疎問題、観光政策など)に関心のある学生は受講してください
- 104 -
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
財政学B(地方自治体の財政構造、日米比較)
塙 武郎
2
後期
2
(1)概要
わが国の地方財政(都道府県、市町村の財政)は、国から地方自治体に交付される地方交付税交
付金をなくして説明できない。むしろそれを議論の中心に据えることにより、その特徴や課題を浮
き彫りにできる。本講義では、地方自治体とくに住民生活や地域社会基盤を支える市町村(基礎自
治体)の財政構造を概説したうえで、国の地方交付税交付金に依存せざるをえない市町村財政の現
状を理解するとともに、地方財政の根幹をなす地方自治の考え方や今後の地方分権改革の行方を検
討する。また、各市町村の一般会計、特別会計、事業会計の財政状況や繰出しの実態を明確にする。
さらに地方財政のリアリティを追及すべく大月市を含む全国各地の市町村の事例を使って分析を深
める。応用としてアメリカ地方財政との比較も試み、教育、医療、福祉、都市再開発、交通等の各
分野に立ち入って検討する。
(2)目的
①地方財政(とくに市町村財政)の構造とそれが抱える課題を、国との財政関係のなかで理解する。
②一人の納税者として地方財政の根幹を支える草の根の地方自治・地方分権とは何かを考え、それ
をロジカルに説明(プレゼン)する能力を身に付ける。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
身近な地方財政、その位置と重要性
1 イントロダクション
「自治体 3 会計」の仕組み
2 地方自治体の財政(1)
一般会計の構造
3 地方自治体の財政(2)
地方自治体の財政(3)
一般会計と特別会計・事業会計の関係
4
財政力指数とその枠組み
5 地方交付税交付金(1)
地方交付税交付金の裁量と矛盾
6 地方交付税交付金(2)
赤字債と財政規律の問題
7 地方交付税交付金(3)
「病院・交通・水道」事業会計
8 事業会計の健全性(1)
病院事業会計の危機と改革
9 事業会計の健全性(2)
一般行政からの分離
10 アメリカの地方財政(1)
ニューヨーク市の事例(教育)
11 アメリカの地方財政(2)
ニューヨーク市の事例(交通、福祉)
12 アメリカの地方財政(3)
シカゴ市の事例(教育、交通)
13 アメリカの地方財政(4)
地方分権と地域間所得再分配をめぐる是非
14 地方分権の展望
講義の総括、質疑応答
15 まとめ
(4)評価方法
①コメントペーパー(30%) ②期末試験(70%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
出版社
教科書
『福祉国家と地方財政』
渋谷博史
学文社
参考書
『アメリカの教育財政』
塙 武郎
日本経済評論社
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、財政学 A、その他「地域政策コース」
「経済コース」を中心とする諸科目
(7)その他
「地域政策コース」を選択している学生は積極的に受講してください
- 105 -
税込価格
1,944 円
3,672 円
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
地域経済論
西林 勝吾
2
後期
2
(1)概要
本講義の目的は、環境問題と地域経済の結びつきを考えることである。現在、地域経済を考える
にあたり、環境や自然資源との関連が非常に重要視されている。第 1 に、大都市以外の地域では、
必然的に自然資源をベースとする産業が中心となる傾向を持つこと、第 2 に、東京をはじめとする
都市部でも環境と調和的な社会・経済の設計がさかんに議論されていることが背景にある。
したがって、本稿では環境経済論と地域経済論が交差するテーマを扱う。前半では経済学及び環
境経済学をはじめ、公共経済学、地域経済学の基本的な考え方を学ぶ。後半では、環境問題と地域
経済がどのように関連し合ってきたのか、象徴的な事例を取り上げる。
なお、授業スケジュールは下記(3)の通りだが、受講者の興味関心や世の中の動きに合わせて
順序や内容を若干変更する可能性があることを了承していただきたい。
(2)目的
環境経済学と地域経済学の考え方を学ぶこと、および環境経済学や地域経済学の考え方と現実が
どのように関連し合っているのか学ぶ。環境や自然資源の問題が、地域経済を考える際に果たす役
割を考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
経済学の基礎
環境経済学の基礎
公共経済学の基礎
地域経済論の基礎
公害問題と地域経済①
公害問題と地域経済②
公害問題と地域経済③
環境保全と地域経済①
環境保全と地域経済②
再生可能エネルギーと地域経済①
再生可能エネルギーと地域経済②
「地方創生」論再考①
「地方創生」論再考②
本講義のまとめ
授 業 内 容
講義の概要、目的、成績評価等について
ミクロ・マクロ経済学等の復習
外部不経済の意義と課題
公共財の理論
外来型発展と内発的発展
水俣、四日市など
福島など
沖縄など
下川町・海士町など
ルール工業地帯
日本の事例
ドイツの事例
「地方創生」とは何か
地域経済の未来
まとめ
(4)評価方法
①平常点(約 40%、毎回リアクションペーパーに意見や感想を記入) ②期末レポート(約 60%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特に指定しない
授業のなかで随時指定
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特にないが、ミクロ・マクロ経済学の基礎知識を有していることが望ましい
(7)その他
特になし
- 106 -
出版社
税込価格
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
経済政策
佐藤 克春
2
後期
2
(1)概要
経済政策は、教えることも学ぶこともなかなか難しい分野である。なぜなら、この分野では実践
的な問題を扱うため、単なる抽象的な理論を学ぶだけでは、意味がないからである。とはいえ、経
済政策は皆さんに身近なはずの分野である。なぜなら、私たちの生活に直接かかわるものだからで
ある。
本講義では、経済政策について理論と現実のズレを意識しながら、その基本的な考え方と、仕組
みについて学ぶ。
(2)目的
本講義は、経済政策の基本的な考え方と仕組みについて学ぶ。最終的には学生自身が様々な経済
学的な考え方を応用して、自分なりの主張ができるようになることを目標とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
経済政策の課題と対象
政策科学としての経済政策
市場経済と経済政策
政策決定プロセス
経済政策の実際①
経済政策の実際②
経済政策の実際③
経済政策の実際④
経済政策の実際⑤
経済政策の実際⑥
経済政策の実際⑦
経済政策の実際⑧
経済政策の実際⑨
本講義のまとめ
授 業 内 容
講義の進め方
経済政策の目標
分析科学から政策科学へ
市場メカニズム役割と限界
誰がどのように決めるのか?
財政政策
金融政策
財政政策
外国為替政策
制度・規制の変更
物価安定政策
所得分配政策
社会保障政策
環境政策
本講義のまとめ
(4)評価方法
①期末テスト(80%) ②出席(20%)
(5)教科書等
区分
参考書
参考書
書名
経済政策の基礎
「経済政策」はこれでよいか
著者名
福島久一
伊東光晴
出版社
勁草書房
岩波書店
税込価格
2,800 円+税
1,600 円+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
マクロ経済学A・マクロ経済学B・ミクロ経済学A・ミクロ経済学B・社会政策・財政学A
(7)その他
特になし
- 107 -
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
環境経済学
佐藤 克春
2
後期
2
(1)概要
環境問題の多くが、人間の行う経済活動に伴い発生している。また、日本は四大公害をはじめ、
経済開発に伴い深刻な環境問題、つまり公害を経験してきた。
本授業の前半部分は、日本における汚染問題の発生から解決まで(又は未解決)の道筋と、環境政
策の展開の歴史を学ぶことを通じて、環境問題の基礎知識を学ぶ。後半ではは、これら諸問題に対
する経済学からの考え方、つまり環境経済学の基礎知識を学ぶ。
(2)目的
①日本における環境問題・環境政策の発展の歴史を理解する。
②環境経済学の基礎的な考えについて理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
環境問題史
高度成長と汚染問題
高度成長と汚染問題
高度成長と汚染問題
高度成長と汚染問題
現代の汚染問題
現代の汚染問題
外部性
外部性
コースの定理
社会的費用論
リスク管理論
環境政策と民主主義
講義のまとめ
授 業 内 容
講義の進め方
近代化に伴う環境問題
水俣病
水俣病
イタイイタイ病
四日市ぜんそく
自動車による大気汚染
ストック汚染
外部性の経済学
ピグー税
取引費用の在学
カップと政治経済学
化学物質と安全性
リスクコミュニケーション
本講義のまとめ、期末テスト説明
(4)評価方法
①期末試験(70%) ②小テスト(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特に指定しない
講義中に別途指示する
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門・地域経済論・ミクロ経済学A・ミクロ経済学B・財政学A
(7)その他
特になし
- 108 -
出版社
税込価格
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
社 会 政 策
宮崎 理枝
2
後期
2
(1)概要
社会政策は、人々がよりよく生きること、すなわち「福祉(ウェルビーング)
」が損なわれること
を予防したり、あるいは救済したりする政策です。もう少し具体的にいえば、いわゆる社会保障や
福祉のほかに、住宅や教育、雇用等の分野に関わる政策が含まれる。
上記の分野のほとんどは、他の科目(⑥関連科目を参照)でとりあげている。従ってこの社会政
策の講義では、今日、その中心的議論となっているケア、そして仕事と家庭(ケア)の両立、すなわち
ワークライフバランス(WLB)を取り上げる。具体的に、当該領域に関しての現状と社会政策に関
わる先端的な政策的議論や研究状況を紹介する。グループワークも適宜行う。
(2)目的
本講義の目的は、次の三点。第一、社会政策に関する一般的理解を促すこと。第二、毎回の講義
内容の要点を的確に把握し、それに対する自分なりの考え方を養うこと。第三、ケア、そして仕事
と家庭(ケア)の両立に関わる研究や時事問題のトレンドを把握すること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
社会政策とは
社会政策の歴史的展開
社会政策の歴史的展開
社会政策におけるケア
社会政策とケア(1)
社会政策とケア(2)
社会政策とケア(3)
社会政策とケア(4)
社会政策と WLB 理論(1)
社会政策と WLB 理論(2)
社会政策と WLB 理論(3)
WLB 研究の先端-実証(1)
WLB 研究の先端-実証(2)
WLB 研究の先端-実証(3)
まとめ
授 業 内 容
授業の目的・概要、進め方とレポート作成に関するガイダンス
欧米の社会政策の成立と展開の概要
わが国の社会政策の成立と展開の概要
社会政策におけるケアの位置づけと歴史的展開
今日のわが国の社会政策におけるケア政策 保育
今日のわが国の社会政策におけるケア政策 介護
今日の諸外国の社会政策におけるケア政策のあり方
今日の諸外国のケアモデル
社会政策における中心的課題となったワークライフバランス
諸外国のワークライフバランス政策
ワークライフバランスを社会政策の中心的課題とする理論的根拠
ワークライフバランスに関する実証研究の動向
ワークライフバランス研究の実証研究の動向
ワークライフバランス研究の実証研究の動向
まとめと補足的説明
(4)評価方法
毎回の授業中に作成したレポート(100%)ただし授業ノートも若干考慮する
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
なし
授業中に適宜指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
労働経済論、社会保障論 A、社会保障論 B
(7)その他
授業の進め方、評価方法、小論文の必要条件については第1回目の授業で説明するので、必ず出
席すること
- 109 -
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
労働経済論
宮崎 理枝
1
後期
2
(1)概要
現在の我が国は、景気回復傾向が見られるとはいえ、雇用情勢は依然厳しいといえる。労働市場のグロ
ーバル化や少子高齢化、女性の社会進出に伴い、働き方の多様化が進んでおり、そうしたなかではまず、
これから社会に出る皆さんが、今日の我が国の労働市場においていかなるポジションに置かれているのか
を理解することが重要だ。
上記の点を踏まえ、この「労働経済論」では、現在の労働市場におけるトレンドや問題点に重点を置
き、皆さんに直接関連する事例、具体的には現在の労働市場の概観、若年層と女性をめぐる労働市場の
あり方を中心にとりあげる。
(2)目的
本講義の目的は、次の三点。第一、現代日本の労働市場に関する一般的理解を促すこと。第二、毎回
の講義内容の要点を的確に把握し、それに対する自分なりの考え方を養うこと。第三、自分の望む「働
き方」に関して、現実的な展望を描けること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
労働経済論について
人口と労働力、産業構造
労働時間と働き方
転職と失業
転職と失業
若年層と労働市場
若年層と労働市場
若年層と労働市場
ジェンダーと労働市場
ジェンダーと労働市場
ジェンダーと労働市場
高齢者と労働市場
グローバル化と労働市場
グローバル化と労働市場
まとめ
授 業 内 容
授業の目的・概要、進め方の説明 労働経済論を学ぶことの意義
少子高齢社会における労働力と人口、産業別就業者の推移
労働時間の規定と現状、推移と背景、正規労働と非正規労働
転職、失業、無業の定義
失業と無業の状況の推移
学歴と雇用、賃金格差
若年雇用悪化と各国の政策的対応
若年層の非正規雇用(フリーター)をめぐって
女性と労働問題の概観-女性の就業実態、女性差別、男女共同参画
性別分業をめぐる意識、実態、政策の国際比較(1)
性別分業をめぐる意識、実態、政策の国際比較(2)
高齢者の雇用問題の概観
外国人労働者と社会的包摂
外国人と労働市場参入
まとめとレポート作成に関するガイダンス
(4)評価方法
レポート 100%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
なし
適宜指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
社会政策、社会保障論 A、社会保障論 B
(7)その他
授業の進め方、評価方法については第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること
- 110 -
税込価格
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
社会保障論A(総論と現金給付主流の制度)
宮崎 理枝
1
前期
2
(1)概要
社会保障とは、
「社会の各員が人間らしい生存を全うする権利」の確保を目的とする国家保障である。
これは、各種の保険、福祉サービス、公的扶助などの制度から構成される。
こうした制度は、失業、怪我や病気、介護や子育てというような、私たちの生活の安定が損なわれるよ
うな事態について、これを救済、援助するための仕組みといえ、今日の私たちの生活になくてはならない
ものとなっている。かし近年先進諸国では、労働市場のグローバル化や少子高齢化に伴い、これらの制度
の現状維持が大いに危ぶまれるとともに、諸改革が進められている。
「社会保障論A」では、総論と現金給付主流の制度について論じる。
(2)目的
本講義の目的は、次の三点。第一、社会保障制度について具体的に理解すること。第二、毎回の
講義内容の要点を的確に理解し、それに対する自分なりの考え方を養うこと。第三、多面的な思考
を養うこと。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
社会保障論について
社会保障とは何か
公的扶助制度
公的扶助制度
公的扶助制度
社会保険の理論
年金制度
年金制度
年金制度
年金制度
失業保険制度
失業保険制度
労働災害保険制度
新しい現金給付の可能性
総括
授 業 内 容
授業の目的・概要、進め方の説明 社会保障制度の理念
社会保障定義,体系,類型化(租税・社会保険方式,現金・現物給付)
当該制度の原則
保護基準
その他の仕組み
諸原則,被保険者,保険者保険料,保険給付のあり方
原則
財政方式
給付水準
その他 日本の当該制度の仕組み
原則と特徴,日本の当該制度の仕組み
原則と特徴,日本の当該制度の仕組み
原則と特徴,日本の当該制度の仕組み
社会手当,給付付き税額控除,BI 等
総括
(4)評価方法
レポート(100%)に授業ノートを若干加味
(5)教科書等
区分
教科書
書名
著者名
『はじめての社会保障 (有斐閣ア
椋野美智子・田中耕太郎
ルマ) 』4月初頭時点での最新版
出版社
有斐閣
参考書
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
労働経済論、社会政策、社会保障論 B
(7)その他
授業の進め方、内容は第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること。難易度は高い
- 111 -
税込価格
1900円+税
(昨年度)
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
地域経済や地域の公共性を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
社会保障論B(現物給付主流の制度)
宮崎 理枝
1
後期
2
(1)概要
社会保障とは、
「社会の各員が人間らしい生存を全うする権利」の確保を目的とする国家保障であ
る。これは、各種の保険、福祉サービス、公的扶助などの制度から構成される。
こうした制度は、失業、怪我や病気、介護や子育てというような、私たちの生活の安定が損なわ
れるような事態について、これを救済、援助するための仕組みといえ、今日の私たちの生活になく
てはならないものとなっている。かし近年先進諸国では、労働市場のグローバル化や少子高齢化に
伴い、これらの制度の現状維持が大いに危ぶまれるとともに、諸改革が進められている。
「社会保障論 B」では、現物給付主流の制度について論じる。
(2)目的
本講義の目的は、次の三点。第一、社会保障制度について具体的に理解すること。第二、毎回の講義
内容の要点を的確に理解し、それに対する自分なりの考え方を養うこと。第三、多面的な思考を養うこ
と。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
社会保障制度のしくみ
医療制度
医療制度
医療制度
医療制度
医療制度
介護制度
介護制度
介護制度
介護制度
介護制度
社会福祉制度
社会福祉制度
社会保障史
まとめ
授 業 内 容
社会保障の法体系、および給付と負担のあり方
医療保険制度の原則
医療保険制度の体系
保険者と被保険者
後期高齢者医療
その他医療保険制度の概要と施行状況
介護保険制度の原則
介護保険制度の体系
保険者と被保険者
介護保険制度の手続き
その他介護保険制度の概要と施行状況
社会福祉(児童、障害者、高齢者)制度の概要と施行状況
社会福祉(児童、障害者、高齢者)制度の概要と施行状況
社会保障の歴史
まとめ
(4)評価方法
レポート(100%)に授業ノートを若干加味
(5)教科書等
区分
教科書
書名
著者名
『はじめての社会保障 (有斐閣
椋野美智子・田中耕太郎
アルマ) 』4月初頭時点での最新版
出版社
有斐閣
参考書
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
労働経済論、社会政策、社会保障論 A(特に A をとることで体系的理解が可能となる)
(7)その他
授業の進め方、内容は第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること。難易度は高い
- 112 -
税込価格
1900円+税
(昨年度)
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
民 法 Ⅰ
中路 喜之
1
前期
2
(1)概要
われわれの生活の中には種々の法律が存在し、われわれは知らないうちに法律を使っている(守っ
ている)。その法律の中で、人と人とを結びつけ、その関係を定めた法律を私法という。その私法の
中で、もっとも一般的な法律が民法である。民法は、第5編、1044条まであり、日本の法律の
中では最も条文数が多い(ただし、削除されたり、逆に枝番をつけて追加された条文もある)大部
の法律である。民法はわれわれの毎日の生活に直接に関わる法律といってよい。生活を営む上で、
周囲との契約が不可欠である以上、それらについての知識を持つことが重要となってくる。そのよ
うな知識は、これからの社会生活の中でいろいろな問題にぶつかったときの「解決のヒント」とな
るだろう。
民法Ⅰでは、まず民法全体を概観し、次に民法総則と物権についてみていく。
(2)目的
① 民法全体の構成を知る。
② 第 1 編総則、第 2 編物権について、以下のテーマにつき理解する。
③ 具体的な事例問題での利益較量をし、バランス感覚を養う。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
民法の概観
能力(1)
能力(2)
意思表示(1)
意思表示(2)
代理(1)
代理(2)
時効(1)
時効(2)
物権(1)
物権(2)
物権(3)
物権(4)
物権(5)
授 業 内 容
授業内容、授業の進め方、評価方法について
民法の構成、射程範囲・基本原則など
権利能力、意思能力
行為能力(未成年者・成年被後見人など)
意思表示概論、意思と表示の不一致
瑕疵ある意思表示、隔地者間の意思表示
代理の目的~種類、代理の3面関係
無権代理、表見代理
意義、時効学説、時効の成立要件
時効の存在理由、時効の停止/中断
物権とは、物権の意義と性質
物権変動(不動産)
物権変動(動産)
、即時取得
所有権、占有権
担保物権(1)
(総説、留置権等)
(4)評価方法
①定期試験(85%) ②授業への参加態度・小テスト(あわせて 15%)
(5)教科書等
区分
教科書
教科書
書名
著者名
「民事法入門 第6版」
野村 豊弘
「ポケット六法 平成28年版」
出版社
有斐閣
有斐閣
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法学A・B、家族と法、商法A・B など
(7)その他
公務員試験受験希望者や法学系の進学、資格を目指す学生の履修を薦める
- 113 -
税込価格
1,800 円+税
2,000 円税込
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
民 法 Ⅱ
中路 喜之
1
後期
2
(1)概要
民法Ⅰにひきつづき、第3編債権をみていく。債権とは、ある人が、別のある人に対してお金の
支払い、目的物の引渡しなどの特定の要求をすることのできる権利をいう。債権法の対象はその中
心が契約である。人と人とがつながるのは、①それぞれの意思表示で何らかの約束をすることで関
係を持つ~当事者が「希望して」つながる~場合と、②不法行為による場合~当事者が「希望しな
いが」つながる~場合の2通りしかないのである。社会の中で生活していくわれわれは、意識する・
しないにかかわらず、他人との関係を持って生きているのである。生活を営む上で、周囲との契約
が不可欠である以上、それらについての知識を持つことが重要となってくる。そのような知識は、
これからの社会生活の中でいろいろな問題にぶつかったときの「解決のヒント」となるだろう。
(2)目的
① 債権についての基礎的理解(目的、効力)の習得。
② 多数当事者の債権関係~可分/不可分債務、連帯債務、保証債務等~について理解。
③ 債権の譲渡性/債権が消滅するのはどういう場合かを理解する。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
債権概説
債権総論(1)
債権総論(2)
債権総論(3)
債権総論(4)
債権総論(5)
債権総論(6)
債権総論(7)
債権各論(1)
債権各論(2)
債権各論(3)
債権各論(4)
債権各論(5)
債権各論(6)
授 業 内 容
授業の内容、授業の進め方、評価方法について、民法Ⅰの復習
債権の意義、種類
受領遅滞・履行の強制など
債務不履行総論
債務不履行責任
債権の対外的効力
多数当事者の債権関係(1)~分割債権/不可分債権など
多数当事者の債権関係(2)~連帯債務/保証債務など
債権の自由譲渡性、譲渡ができない場合
契約とは。契約自由の原則、契約の分類 など
典型契約の特徴
売買契約について
貸借契約について
贈与契約、請負契約、委任契約について
不法行為について
(4)評価方法
①定期試験(85%) ②授業への参加状況・小テスト(あわせて 15%)
(5)教科書等
区分
教科書
教科書
書名
著者名
「民事法入門 第6版」
野村 豊弘
「ポケット六法 平成28年版」
出版社
有斐閣
有斐閣
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
民法Ⅰ(受講したことが必要 ※単位修得したかは不問)、法学A・B、家族と法 など
(7)その他
公務員試験受験希望者や法学系の進学、資格を目指す学生の履修を薦める
- 114 -
税込価格
1,800 円+税
2,000 円税込
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
家 族 と 法
中路 喜之
1
前期
2
(1)概要
われわれの社会生活のもっとも身近な単位である「家族」は、どうやって構成されるのか。たと
えば、自分の親族という場合、誰を想起するであろうか?結婚による関係(姻族)や血のつながり
(血族)をその根拠と考えるとしても、それは無限に広がるのか。
ここでは、家族に関して法はどのような制度を設けているのか、その目的は何か、など基本的な
仕組みを学んでいく。これらについての知識を持つことは意味のあることだと思われる。
家族に関しては、その中心は民法第4編親族、第5編相続に規定されている~この部分を一般に
「家族法」と呼ぶ(第1編から第3編は「財産法」と呼ばれ、本学ではこれを「民法Ⅰ・Ⅱ」で扱っ
ている)。
「家族法」は、具体的には、①夫婦関係と法、②親子関係と法、③後見・扶養と法、④相
続と法の4部に大きく分けることができる。この講義では、それぞれにつき以下のテーマを中心に
みていく。
(2)目的
① 日本の家族法の歴史、特色、問題点を概観する。
② 婚姻と離婚、親子(関係)
、氏・戸籍、相続などの家族に関する法の基礎的な理解を得ること。
③ ①②を通じて、法的な考え方に親しむ。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 ガイダンス
授業の内容、授業の進め方、評価方法 など
2 親族
その範囲、親等、家系図
3 夫婦関係と法(1)
婚姻~成立/要件
4 夫婦関係と法(2)
婚姻~身分上・財産上の効果
5 夫婦関係と法(3)
離婚~成立・種類・効果
6 親子関係と法(1)
嫡出子
7 親子関係と法(2)
非嫡出子、準正、認知
8 親子関係と法(3)
養子、特別養子
9 後見・扶養と法
成年被後見人など
10 相続と法(1)
相続について概論
11 相続と法(2)
法定相続(法定相続分)
遺言
12 相続と法(3)
13 相続と法(4)
遺留分など
14 親族/相続に関する判例
最高裁判所などで争われた事例の考察
15 まとめ
事例問題/まとめ
(4)評価方法
①定期試験(85%) ②授業への参加態度・小テスト・課題(合わせて 15%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
出版社
教科書
「民事法入門 第6版」
野村豊弘
有斐閣
教科書
「ポケット六法 平成28年版」
有斐閣
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法学A・B、民法Ⅰ・Ⅱ など
(7)その他
「公務員試験受験希望者」は、履修を薦める
- 115 -
税込価格
1,800 円+税
2,000 円税込
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
商法A(会社法)
山崎 恭代
2
前期
2
(1)概要
日本企業の担い手である企業の中で、特に株式会社の企業活動は、株主(投資家)
、企業、労働者
をはじめ、国民生活全般に影響を及ぼす重要なものである。現在の格差拡大、雇用不安は、会社法
の基本理念と深く関係している。バブル崩壊後、規制緩和と自由競争が促進されたため、日本企業
は従来の日本的経営から、アメリカ型経営に移行した。そこでは、徹底的な経営の効率化と株価至
上主義が強調される。しかし、株価重視経営で、エンロン、ワールドコムは破綻し、日本でもライ
ブドア、村上ファンド事件が国民経済全体に大変な損失と不安を与えた。経営の効率化は、派遣労
働者を増やし、賃金の下落と失業者の増加、デフレの悪循環を生んだ。
そこで、本講義では、エンロンの粉飾決算事件、東芝の不適正会計事件、ライブドア等の企業買
収攻防戦を適宜紹介して、株式会社の基本構造と現代的課題について検討を行う。
(2)目的
①近い将来、社会人として企業に携わる皆さんのために、会社企業の基本的な仕組みと運営につい
ての基本的知識の習得。
②起業や株式投資に必要な株式制度の理解。
③会社企業の法的仕組みの把握を通じて、経済、経営、会計学の理解の深化。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
会社の意義
会社の種類
社員の意義
会社の設立方法
株式の意義
株主の権利と義務
株主総会
取締役会
監査役・会計参与
取締役の義務と責任
株式会社の資金調達手段①
株式会社の資金調達手段②
企業の再編成
まとめ
授 業 内 容
講義の進め方、評価方法の説明等
会社とは何か、会社の法的意義を学ぶ
合名・合資・合同・株式会社という4種類の会社の特色を把握する
特に株主有限責任の原則の概念について把握する
各種の会社はどのように設立されるのかを概観する
株式の意義・内容、株券電子化の意義を考察する
株主平等原則、株主の諸権利について考察する
株主総会の意義・権限・決議方法を学ぶ
取締役会設置会社と非設置会社との機関構成の差異を理解する
公開会社と譲渡制限会社におけるチェック体制を学ぶ
取締役など役員の責任と株主代表訴訟制度を学ぶ
新株発行の意義・形態と新株予約権付社債を学ぶ
自己株式の取得とストックオプションを学ぶ
合併、親子会社、完全親子会社を学ぶ
前期講義のまとめ
(4)評価方法
①定期試験70% ②授業内提出物及び受講態度30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
現代商法入門〔第9版〕
著者名
近藤光男(編)
出版社
有斐閣
税込価格
1900 円+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
商法 B
(7)その他
遅刻や授業中の私語など他人の迷惑となる行為を慎み、真摯な態度で授業に臨むことを希望する
- 116 -
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
商法B(手形・小切手法)
山崎 恭代
2
後期
2
(1)概要
今日の日本経済の発展が企業活動によってもたらされていることは、疑う余地がない。そして、
その企業活動から生ずる生活関係を規制対象とする法律が商法であり、手形・小切手法は、会社法
と共に商法の中でも大きなウエイトを占めている分野である。
手形・小切手は、企業取引の決済、資金借入、企業間信用などの手段として広く利用されていて、
今日の経済社会において、重要な働きをしている。そのため、手形・小切手法は近い将来、企業人
として実社会で活躍する学生諸君にとって必要な知識であるといいうる。
本講義では、法理論を深く掘り下げるのではなく、手形・小切手に関する制度、利用方法、仕組
みなどについて、図を用いながら、できるだけわかりやすく解説を行う。
(2)目的
①手形・小切手の取り扱いに必要な基本的知識の習得。
(特に小切手は、一般人であっても、高額の
支払い、多額の現金の移動の際に利用する可能性が高い)
②銀行実務に対応した手形・小切手の振出技術の習得。
(毎回、手形と小切手を実際に振出す練習を
行う。楽しみながら挑戦してもらいたい)
(3)授業内容
1
2
3
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15
テーマ
ガイダンス
小切手の概要
約束手形の概要
為替手形①
為替手形②
有価証券
手形・小切手行為の成立
手形の偽造
基本的手形行為
白地手形
手形の譲渡方法
善意譲受人の保護
手形の他の利用方法
手形・小切手の支払い
除権決定
授 業 内 容
講義の進め方、評価方法の説明等
手形、小切手の利用手続、小切手の概要を学ぶ
約束手形の概要、振出方法を学ぶ
為替手形の概要、振出方法を学ぶ
為替手形の引受を学ぶ
有価証券、手形・小切手行為の特性、性質を学ぶ
有効な署名方法、代理による振出方法を学ぶ
手形の偽造、線引小切手の概要を学ぶ
手形要件、小切手要件、線引小切手の裏判を学ぶ
一部空欄で振出される手形について学ぶ
裏書の意義、方法、裏書の効力について学ぶ
善意取得制度、人的抗弁の切断を学ぶ
手形割引制度、融通手形について学ぶ
手形・小切手の支払いを受ける方法、遡求、時効を学ぶ
手形・小切手を喪失した場合の対処方法、預金小切手を学ぶ
(4)評価方法
①定期試験70% ②授業内提出物及び受講態度30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
現代商法入門〔第9版〕
著者名
近藤光男(編)
出版社
有斐閣
税込価格
1,900 円+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
商法A
(7)その他
遅刻や授業中の私語など他人の迷惑となる行為を慎み、真摯な態度で授業に臨むことを希望する
- 117 -
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
労働と法
中野 宏典
2
後期
2
(1)概要
法は、社会生活を営む上で不可欠のツールであり、法的な思考(いわゆるリーガルマインド)に
親しんでおくことは、法律を直接扱う職に就く場合は無論、そうでない場合にも非常に有用である。
本講義は、社会人として特に関係が深い労働法の基本的な知識を学ぶとともに、授業内において活
発な意見交換を行うことにより、リーガルマインドを育めるような内容としたい。
したがって、受講に当たっては、出席はもちろん、授業内で活発に発言することに重点を置く。
もっとも、特別な準備・予習を求めるものではないので、気軽に参加し、意見を交わして、自分の
世界を広げていただきたい。授業の後半では、模擬団体交渉・模擬労働審判なども行いたい。
(2)目的
①労働基準法、労働契約法及び労働組合法を中心とした労働関係法規に関する基本的な理解を身に
つける。
②授業内における意見交換を通じて、リーガルマインドを育む。
(3)授業内容
1
2
3
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6
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15
テーマ
法とは何か
憲法と労働関係
労働契約の開始
就業規則
賃金
労働時間・休暇
安全衛生と労働災害
企業秩序と懲戒
労働契約の終了
非典型労働関係
労働紛争解決
模擬労働審判
労働組合と団体行動
模擬団体交渉
不当労働行為
授 業 内 容
労働法関係の前提となる法や契約に関する基礎知識
憲法における労働権の位置付けと労働条件の基本原則
採用、内定、試用期間を中心とした労働契約開始の場面
就業規則の意義・効力と、作成や変更に関する規制
賃金支払いの諸原則と最低賃金制度
労働時間の原則と例外、休暇に関する諸規制
労災保険法を中心に労働災害に対する補償制度を概観
懲戒に関する基本事項、人事にも若干触れる
解雇に関する基本事項と解雇権濫用法理
期間雇用、パートタイム労働及び労働者派遣の概観
労働委員会による紛争調整と労働審判、模擬労働審判の準備
学生を中心に模擬労働審判を行ってもらう
労働三権の意義と実際、模擬団体交渉の準備
学生を中心に模擬団体交渉を行ってもらう
不当労働行為とそれに対する救済措置
(4)評価方法
①出席(10%) ②授業態度(30%) ③定期試験(60%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
(特になし)
労働法(Next 教科書シリーズ) 新谷眞人(編)
有斐閣アルマ『労働法』第 2 版 浅倉むつ子ほか(著)
出版社
弘文堂
有斐閣
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法学A・B、民法Ⅰ・Ⅱ(特に民法については履修又は予習が望ましい)
(7)その他
特になし
- 118 -
税込価格
¥2,160¥2,808-
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
政治学
長谷川 曾乃江
2
前期
2
(1)概要
昨年の公職選挙法改正によって、選挙権獲得年齢が 18 歳以上に引き下げられた。しかし、これに
戸惑っている若者は多いと思う。なぜかというと、民主主義というシステムは、個人が政治に関す
る知識や情報を身につけ、主体的な判断と選択ができるという前提で成り立っていながら、実際に
は主権者としての教育が不十分だからだ。それはちょうど、スポーツのルールをよく知らないまま
試合に出されるような状況と似ている。しかも、テレビやネットなどのメディアを通して見る限り、
現実の政治の法則性や仕組みは非常に見えにくい。
この授業では、政治に関する基礎知識を整理するとともに、政治とは何かという全体像を受講生
一人一人が抱けるような手助けをしたい。なお、現実の政治的問題をクローズアップしたり、受講
生の希望を取り上げることもあるため、授業内容や進行は必ずしも下記の通りとは限らない。
(2)目的
①自分たちの日常と政治がどのように関わっているのかを学ぶ。
②新聞・テレビの報道をより深く理解できるようにする。
③選挙権を持つ社会人としての政治的教養を身につける。
(3)授業内容
1
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テーマ
政治とは何か
政治と権力①
政治と権力②
民主主義の起源と理念①
民主主義の起源と理念②
民主主義の起源と理念③
国民国家と民主主義①
国民国家と民主主義②
国民国家と民主主義③
代表制・議会・政党①
代表制・議会・政党②
行政と官僚制①
行政と官僚制②
選挙
民主主義の現在
授 業 内 容
オリエンテーション授業(40 分)
。政治学の発想など
政治の本質と権力支配
権力論の系譜
民主主義の発想と古代アテネの民主政
ローマ共和政と権力分立論
近現代の民主主義思想
国家の歴史的成立
近代国家と古典的民主主義
現代国家と大衆民主主義
議院内閣制と大統領制
議会と政党の関係
国家行政のあらまし
官僚制の機能と特質
選挙制度と投票の意義
政治参加の理論と実践
(4)評価方法
①定期試験 70~80%(出席回数 2/3 以上で受験可) ②授業内レポート 20~30%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
政治学
講義中に随時紹介・コピー配布
著者名
川出良枝・谷口将紀編
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
憲法や行政学なども履修していると理解が深まることもある
(7)その他
特になし
- 119 -
出版社
東京大学出版会
税込価格
2376 円
3
専門教育科目 地域政策系科目群(地域政策コース)
法律や行政に関わる理論を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
行政学
飯塚 智規
1
後期
2
(1)概要
本講義では、行政学の基礎的な内容を、日本社会の問題や政治・行政の問題との関係を明らかに
しながら、講義していく。行政学の命題は「どうやって管理(統治)するのか」にある。ここに政
治学の命題である「誰が管理(統治)するのか」を加えて、現在の日本政治行政において「誰がど
うやって管理(統治)するのか」を受講生が考えることができるようにすることを講義の目的とし
たい。具体的には、日本の政治行政の動きや社会問題に関して興味・関心を持ち、その内容や問題
の本質を理解できるようになること、そして政治・行政・政策に関する知識を習得することを通じ
て、現代日本の政治行政の課題や社会問題について自分の考えを持つことができるように努めたい。
受講者が、今後、本格的に政治学や行政学を学んでいく上での問題意識を持つことができるように
することを目指していく。
(2)目的
①日本の政治・行政の基本的な仕組みが理解できるようになる。
②社会問題に対して興味・関心を持ち、新聞記事やニュースの内容が理解できるようになる。
③政治行政の動きや社会問題の本質は何であるのかを自分で考えられるようになる。
④今後のさらなる専門的な科目を受講するうえでの基本的な知識を身につける。
(3)授業内容
1
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テーマ
ガイダンス
行政学の視野
内閣制度
中央省庁
内閣制度と中央省庁
公務員制度(1)
公務員制度(2)
公共事業と天下り
官僚制(1)
官僚制(2)
小さな政府と大きな政府
NPM とガバナンス(1)
NPM とガバナンス(2)
NPM とガバナンス(3)
.まとめ
授 業 内 容
行政学の講義目的、注意事項、単位等の説明
制度・組織・人
日本の内閣制度
日本の行政組織の構造と仕組み
内閣総理大臣の権限と中央省庁再編
公務員の人事管理(1)
:採用と給与
公務員の人事管理(2)
:昇進と退職
公共事業の何が非難されるのか、天下りの何が問題なのか
官僚制とはどのような組織なのか
官僚の行動の動機
政策をめぐる歴史的流れ
NPM とは何か
日本の行政改革
ガバナンスとは何か
これまでの講義の復習、試験の説明
(4)評価方法
①期末テスト(100%) ②出席点(テストに加点) ③レポート(任意)
(5)教科書等
区分
教科書
書名
著者名
震災復興における被災地のガバ
飯塚智規
ナンス
出版社
芦書房
税込価格
2,100 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
政治学をあわせて履修すると、より理解が深まる
(7)その他
日々のニュースで報道される政治・行政・社会問題や世の中の仕組みを考察するうえで、政治・行政
の知識は必須と言える。受講生も新聞等で政治・行政・社会問題をチェックすること
- 120 -
3
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
上笹 恵
1
前期
2
科 目 名
人的資源管理論
(1)概要
企業が保有する経営資源のなかでも、組織の競争力の向上や維持にもっとも強い影響を与えるの
が人的資源である。たとえば、世の中を大きく変えるほどの革新的な製品を開発し、自社製品への
市場からの支持を高めるのは、優れた研究開発スタッフなどの存在による。また、長期にわたって
顧客との良好な関係づくりを行うには、市場との接点で高い水準の対応ができる人材が必要となる。
このような優れた人材は、計画的に採用し、管理・育成していくことが重要である。
講義では好ましい人材を確保し、企業の長期的な発展を可能にするための人的資源管理の技術や
視点について検討する。組織と個人との関係、採用、人員配置、訓練、業績管理や報酬体系などを
網羅的に学び、真の意味で組織を強くする人的資源管理の方策を考える。企業の事例なども取り上
げながら普遍性の高い理論を習得し、常に企業経営の現場に役立つ知見を持てるよう配慮する。
(2)目的
① 人的資源を強化するための理論や手法を学び、それらが現場でどう活用されているのかを知る。
② 特に重要な従業員の管理・育成については、将来自分が働く場を想像しながら学ぶ。
③ 就職活動において企業に評価されるには何が必要か、ある程度イメージできるようにする。
(3)授業内容
テーマ
1
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はじめに
人的資源管理の役割
採用管理
配置・異動・昇進
人的資源の訓練と開発(1)
人的資源の訓練と開発(2)
人的資源の訓練と開発(3)
評価体系
給与と福利厚生
従業員関係
組織と個人の関係(1)
組織と個人の関係(2)
多様性管理
人的資源管理の事例
これからの人的資源管理
授 業 内 容
講義の進め方と全体像の紹介
経営資源と人、人的資源管理論の歴史、日本の人的資源管理の特徴
採用計画、採用プロセス、採用に伴う不確実性への対策
初任配属、人事異動、自己申告制度、複線型人事制度
OJT、Off-JT、ジョブ・ローテーション、自己啓発
キャリア開発計画、選択型研修、選抜型研修
OJT 改革、次世代リーダーの育成、イノベーターの育成
人事考課の仕組み、評価基準の考え方、目標管理による評価
報酬のタイプ、賃金構造、変動賃金、カフェテリアプラン
安全管理、従業員の健康、職場のセキュリティー
心理的契約、職務満足と忠誠心、組織コミットメント
従業員の欠勤、離職の種類、人的資源の退職防止策
ダイバーシティ・マネジメント
老舗企業に見る人的資源管理の手法
人的資源の消耗と枯渇を避けるための視点
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、経営組織論
(7)その他
特になし
- 121 -
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
3
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
佐藤 茂幸
1
後期
2
科 目 名
経営戦略論
(1)概要
企業を存続・成長させるためには、企業が進むべき方向性を示し、自社の競争優位を持続させる
方策としての「経営戦略」を打ち出さなくてはならない。戦略の内容と実行のあり方によって、企
業の未来の姿ががらりと変わる。したがって、経営戦略は企業にとって、もっとも重要な経営要素
と言えるのである。
本講義では、経営戦略の基礎的理論の習得を大事にしつつ、実践的応用の領域まで広げていく。
具体的には、個別企業の事例検討や、擬似的・初歩的な経営戦略の検討・策定といったことを、講
義のなかで試みる。これは経営戦略の生きた知識が、学生が社会に出たとき実学として極めて有効
な道具(ツール)になるものと考えるからである。また、新聞記事やTV番組等の教材を使って、
企業の現場で起きている事象において、理論の適用を試み、実践的な理解も深めていく。
(2)目的
① 経営戦略論を体系的に理解することで、興味のある企業の経営行動や、就職を希望する業界の構
造を分析する力を養う。
② 経営戦略論における枠組み(フレームワーク)を理解し、これを活用することで、
「問題解決力」
を高める。
(3)授業内容
1
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テーマ
はじめに
経営戦略とは何か
経営戦略の策定プロセス
環境分析①-1~機会と脅威
環境分析①-2~機会と脅威
環境分析①~強みと弱み
事業戦略①~成長戦略
事業戦略②~垂直統合戦略
事業戦略③~コスト戦略
事業戦略④~差別化戦略
全社戦略①~経営資源戦略
全社戦略②~多角化
全社戦略③~連携と国際化
企業事例の検討①
企業事例の検討②
授 業 内 容
講義の進め方と、経営戦略論の体系の紹介
経営戦略の定義、経営理念と戦略
戦略策定の流れ、問題解決手法、事業ドメイン、SWOT分析
マクロ・ミクロ環境、PEST分析
5つの競争要因(参入障壁、スイッチングコスト等)
無形資産、バリューチェーン、VRIO分析
成長ベクトル、市場浸透、製品開発、市場開発
多角化、垂直統合、水平統合
競争戦略、コストリーダーシップ戦略、規模の経済、経験曲線、
差別化戦略、集中戦略
PPM、コア・コンピタンス経営
多角化戦略、シナジー効果
M&A、戦略的提携、グローバル戦略
新聞等ニュース記事にみる大企業の戦略
経営者講話等で知る中小企業・ベンチャー企業の戦略
(4)評価方法
①期末テスト(90%)②出席・授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、人的資源管理論、経営組織論
(7)その他
特になし
- 122 -
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
3
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
上笹 恵
2
後期
2
科 目 名
人間関係論
(1)概要
企業などの組織内で形成される、多様で複雑な人間関係や仕事の進め方についてみていく。最初
に、経営学の原点である科学的管理法が確立するなかで発生した労働疎外の問題を取り上げる。そ
して、労働疎外を緩和、解消するための新しい枠組みとして登場した、人間関係論の理論の枠組み
を理解する。それらをふまえ、組織内で形成される非公式組織や同調と逸脱、集団の凝集性を高め
る手法などを検討する。また、従業員のモチベーションに関するモデルを取り上げ、彼らの有効な
管理の方向性を見出す。
講義では抽象的な理論を紹介するだけでなく、可能な限り多くの事例を取り上げ、職場で役立つ
ような物の見方を提示する。全体の調和を保って組織を運営するために、私たち一人ひとりに何が
できるのか、受講生とともに考えてみたい。
(2)目的
① 標準化や機械化が過度に進んだ職場で発生する労働疎外の現状について知る。
② 企業が従業員の意欲を高め、まとまりの良い組織をつくるための方法論を知る。
③ 組織内で発生しがちな対立や葛藤について、建設的な緩和・解消の方法を考える。
(3)授業内容
テーマ
1
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はじめに
科学的管理論の展開(1)
科学的管理法の展開(2)
人間関係論の芽生え
集団力学(1)
集団力学(2)
モチベーション(1)
モチベーション(2)
組織ストレス(1)
組織ストレス(2)
ジョブ・デザイン(1)
ジョブ・デザイン(2)
対人葛藤(1)
対人葛藤(2)
組織で働くために
授 業 内 容
講義の進め方と全体像の紹介
経営管理の科学化、テーラーの科学的管理法、課業管理
フォードの総合同時的管理論、科学的管理の功罪
ホーソン工場実験、社会的欲求の充足
公式組織と非公式組織、集団の形成過程、集団凝集性
同調と逸脱、小集団の活用、プロジェクトチーム、会議と委員会
満足と組織の成果、ハーズバーグの 2 要因説、公平説
強化(学習)説、ポーターらの期待説、内発的動機づけ
組織ストレスのモデル、ストレスの諸相、バーンアウト
モデレーター要因の効用、対処行動、社会的支持
労働疎外と労働の人間化、職務充実・職務拡大、ハックマンモデル
ジョブ・デザインと組織との適合性、情報化とジョブ・デザイン
職場における人間関係、葛藤関係の効用、対人葛藤の動態
官僚制化と葛藤の関係、葛藤管理の実際、シュミットモデル
ゆらぎと調和、組織における自由と規律
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、経営組織論、人的資源管理論
(7)その他
特になし
- 123 -
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
3
科 目 名
経営分析
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
范 立君
2
後期
2
(1)概要
経営分析とは、会社の経営者や管理者が自社の経営の状態を知るために(経営管理目的)、また金融
機関・投資家・アナリスト・取引先などが自己の取引等の判断のために(投資目的)、主に決算書の数
値を分析することである。本講義では、損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書などを
基礎的な概念説明から丁寧に読み取る。個別指標を使った分析を含め、そうした分析を整理し、会
社の経営状態を総合的に評価する方法について学ぶ。しかし、計算書は、会社の経営内容を金額で
表すものであり、それだけで経営のすべてを表せるものではない。経営内容のうち、特に将来性、
安全性、成長性などは、そのすべてを数値で評価できるものではない。そこで、本講義では数値と
なって表れない要素にも着眼し、企業を総合的に判断する基礎能力を養う。
(2)目的
① 企業経営の基本的仕組みを知る。
② さまざまな会社数字の読み方を把握する。
③ 基本的な財務知識から、会社の安定性、収益性、成長性の見方を把握する。
(3)授業内容
1
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テーマ
ガイダンス
企業の機能
大企業における組織設計
企業の基本情報を読む
ケーススタディ
経営分析データの入手方法
経営行動と会計
財務諸表の読み方
財務諸表分析①
財務諸表分析②
財務諸表分析③
財務諸表分析④
財務諸表分析⑤
財務諸表分析⑥
会社を総合的にみる
授 業 内 容
講義の進め方、ルールなど
「財・サービスの提供機関」としての企業の生産経営の仕組み
組織形態の基本、マトリックス組織の事例
主要な経営指標の定義と意味
DVD 映像資料:エンロンの破たん
有価証券報告書などの入手方法
管理会計と財務会計、資金循環の仕組み財務諸表の構成
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書
総合力指標:総資産利益率、自己資本利益率、株価収益率
成長性指標:売上高成長率、経常利益増加率、研究開発費増加率
収益性指標:売上高総利益率、同営業利益率、同経常利益率
生産性指標:従業員 1 人当たり売上高、同経常利益、同総資本
安全性指標:自己資本比率、流動比率、固定長期適合率
効率性指標:総資本回転期間、棚卸資産回転期間、損益分岐点分析
連結グループの評価や役員・従業員の平均年齢など
(4)評価方法
①期末テスト(80%) ②平常点(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特になし
経営分析の基本
著者名
佐藤裕一
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営管理 A・B
(7)その他
特になし
- 124 -
出版社
日経文庫
税込価格
1080 円
3
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
マーケティング論 Class1
上笹 恵
2
前期
2
(1)概要
マーケティングとは、企業が消費者のニーズを満たすために実施するさまざまな創造的活動を指
す。ニーズの多様化と高度化が進展する市場環境にあって、企業には高度なマーケティング戦略を
立案し実行することが求められている。
講義ではマーケティングの基礎理論の習得に重点を置く。やや科学的・分析的な物の見方を学び、
消費者の支持を得るための製品やサービスの開発、販売促進の手法などへの理解を深める。一方マ
ーケティングには、感性を重視すべき領域も多く存在する。そのような認識に基づき、市場での成
功確率を高めるためのマーケティングのあり方を提示する。受講者は、理性と感性を最大限に活用
して学ぶと良い。
(2)目的
① マーケティング誕生の背景とその変遷について知る。
② 消費者行動分析の枠組みを理解する。
③ マーケティングの主要理論を学び、分析的な物の見方を養う。
④ 新しい市場を創出するための、科学と感性を融合したマーケティングのあり方を理解する。
(3)授業内容
テーマ
1
2
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15
はじめに
マーケティングの誕生
消費者行動分析(1)
消費者行動分析(2)
市場調査(1)
市場調査(2)
製品戦略(1)
製品戦略(2)
製品戦略(3)
価格戦略
プロモーション戦略(1)
プロモーション戦略(2)
顧客満足経営
ウェブ・マーケティング
顧客関係性マーケティング
授 業 内 容
講義の進め方と全体像の紹介
マーケティング誕生の背景、マーケティング・ミックス
消費者の位置づけ、消費者行動の分類、購買意思決定のプロセス
ハワード・シェスモデル、消費者情報処理研究
科学的なものづくり、仮説検証と事実発見のアプローチ
市場調査の手順、標本抽出の考え方、データの分析手法
製品の概念、プロダクト・ライフサイクル
市場細分化戦略、新製品開発の手順
競争力のある製品開発の事例
価格戦略の意義、価格設定の方法
AIDMA モデル、プロモーション・ミックス、広告の種類
販売促進の手法、人的販売
顧客満足の定義、顧客満足経営と競争優位性
データベースの構築、ワントゥワン・マーケティング
カスタマー・リレーションシップ・マネジメント
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
現代のマーケティング戦略
著者名
小川雅人・上笹恵 ほか
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門
(7)その他
特になし
- 125 -
出版社
創風社
税込価格
2,592 円
3
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
マーケティング論 Class2
佐藤 茂幸
2
前期
2
(1)概要
マーケティングとは、企業が行う「売れる仕組み」を構築するための活動である。言い換えるな
らば、企業の顧客や市場への創造的でかつ科学的な「コミュニケーション行動」ともいえる。消費
者ニーズの多様化・高度化など、経営環境がめまぐるしく変化するなか、企業は市場や社会に対す
るコミュニケーションのとり方に革新性が求められる。企業の成長には、高度なマーケティング戦
略の立案と実行が不可欠なのである。
本講義では、マーケティングの基礎理論の修得に重点をおく。そして、TVニュースや新聞記
事といった媒体を活用しながら、できる限り現在起きている企業のマーケティング活動の事象を扱
い、理論と実践を組み合わせた「生きた」講義内容にしていく工夫をする。
(2)目的
① マーケティングの基礎を修得することで、
「企業コミュニケーション」の本質を理解するともに、
「賢く豊かな生活者」として生きる力を磨く。
② 就職を希望する業種・業界において、その市場構造と企業戦略を分析できる力を習得する。
③ 新商品・新サービス開発に関わる企画センスを体感し、社会人に求められる創造性を養う。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
マーケティングとは
マーケティングの基本
消費者分析
4P:製品戦略①
4P:製品戦略②
4P:価格戦略①
4P:価格戦略②
4P:チャネル戦略①
4P:チャネル戦略②
4P:販売促進戦略
関係性マーケティング
応用マーケティング①
応用マーケティング②
事例研究
授 業 内 容
講義の進め方と全体像の紹介
マーケティングの歴史、4つのP、社会とのコミュニケーション
SWOT分析、市場細分化、ターゲティング、競争地位の戦略
消費者行動モデル、AIDA・AISAS モデル、マーケティング調査
製品の概念、差別化戦略、製品ライフサイクル理論
キャズム理論、ブランド戦略、PB
価格設定方法、製品ミックス戦略と価格
上層吸収と市場浸透の価格戦略
流通機能の類型、開放的・限定的・専売的チャネル
VMS(企業型・契約型・管理型)
、物流戦略
広告、パブリシティ、人的販売、イベント、プル・プッシュ戦略
CRM、顧客生涯価値、顧客ロイヤルティ、RFM分析
サービス・CSR・NPOのマーケティング
ネットマーケティング(WEB、SNS)
新聞・TVニュース等で理解する企業マーケティング
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席・授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、経営管理B
(7)その他
特になし
- 126 -
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
3
科 目 名
コンピュータ簿記
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
石井 幹人
2
前期
2
(1)概要
近年、規模を問わず企業において経理業務はコンピュータソフトを利用して行うのが一般的となっ
ている。コンピュータによる経理の利点は必要な財務情報を迅速に入手することができる点にある
が、そのためには入手された情報が正しいものであるかを判断する能力も必要不可欠となる。したが
って、実務の場では、コンピュータの操作能力とともに簿記会計の適切な知識が要求されている。
本講義では、小規模企業等で行われている経理システムを利用し、初期設定から実際の取引の入力、
各種決算書類が作成できる程度の簿記知識とコンピュータ操作方法の習得を目指す。
(2)目的
小規模企業等で行われている経理システムを利用して、初期設定から実際の取引の入力、各種決
算書が作成できる程度の知識を習得すること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
コンピュータの操作
会計ソフトの操作
日常処理の方法①
日常処理の方法②
日常処理の方法③
日常処理の方法④
日常処理の方法⑤
日常処理の方法⑥
決算①
決算②
決算③
演習問題①
演習問題②
演習問題③
授 業 内 容
講義の進め方等・会計ソフトの紹介
コンピュータの基本操作について
会計ソフトの基本操作について
勘定の設定(資産・負債項目)
勘定の設定(収益・費用項目)
当座預金勘定と当座借越勘定の記帳操作
仕訳日記帳の作成
商品有高帳の作成
練習課題
決算整理仕訳の入力
貸借対照表の作成
損益計算書の作成
問題演習
問題演習
問題演習
(4)評価方法
①出席点(10%) ②授業時間内に作成した課題の提出(50%) ③試験(40%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
簿記関連科目、情報処理関連科目
(7)その他
①日商簿記検定3級程度の知識を有する者(資格の有無は問わない)
、およびコンピュータの基本
的操作ができる者を対象とする。
②講義の順序および内容については、履修者の理解度に合わせて変更する場合がある。
③履修希望者が多数の場合、初回授業時に小テストおよびアンケートによって履修者を決定するの
で、履修希望者は必ず出席すること。
- 127 -
3
専門教育科目 経営学系科目群(経営コース)
企業の経営について学ぶ
教 員 名
年次 授業期間 単位
上笹 恵
1
後期
2
科 目 名
経営組織論
(1)概要
企業にとっては、合理的で高い生産性を実現できる組織を作って運営し、外部環境への適応力を
高め、売上や利益などの面で好ましい成果を獲得することが重要な経営課題である。そのためには、
いかなる組織にも適用できる原理を丁寧に学び、その考え方を柔軟に取り入れた組織づくりを進め
る必要がある。
講義では、組織運営の伝統的な理論とともに最近の研究における特徴を紹介し、会社組織の全体
を把握できるようにする。主に大企業が採用する組織戦略を取り上げ、その有効性や課題を探って
いく。また、組織の形式面からのアプローチに加え、組織構成員の心理的な側面からのアプローチ
についても学ぶ。それは、多様な価値観を持つ従業員の動機づけをどう行うかという問題である。
これら二つの観点から、厳しい外部環境に適応できる組織運営のあり方を検討する。
(2)目的
① 組織設計および運営の基本理論を理解し、組織の発展を可能にする物の見方を養う。
② 組織構成員の動機づけの方策を学び、活力のある組織づくりを行うための視点を知る。
③ 組織内で発生しがちな問題を知り、その建設的な対処方法についての考えを深める。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
はじめに
経営組織の意義
経営組織の基本概念
経営組織の設計(1)
経営組織の設計(2)
組織設計の原理
従業員の心理と行動(1)
従業員の心理と行動(2)
組織文化
組織間関係
経営組織と倫理
経営組織の今日的課題
組織の変革(1)
組織の変革(2)
組織デザインのあり方
授 業 内 容
講義の進め方と全体像の紹介
組織とは何か、経営戦略と組織、経営組織論の生成・発展
ラインとスタッフ、集権と分権、ライン組織、職能別組織
事業部制組織の特性と問題点、プロジェクト組織
プロジェクトチーム、マトリックス組織、カンパニー制
組織デザインの手順、有機的組織と機械的組織
モチベーションの概念、コミュニケーションの類型
リーダーシップの概念と型、変革型リーダーシップ
組織文化の形成過程、組織文化の機能
組織間関係論の発展、組織間関係と経営戦略
組織の犯罪、反社会的行動、内部告発、組織と市民道徳
企業統治、M&A、多国籍企業の組織構造
組織変革の意義、近視眼的変革、組織学習、知識創造
組織変革の阻害要因、組織開発の概念と手法
構造アプローチとモチベーションアプローチの統合
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
-
なし
※授業のなかで随時指定
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、人的資源管理論
(7)その他
特になし
- 128 -
出版社
-
税込価格
-
3
専門教育科目 会計学系科目群(会計ファイナンスコース)
会計や財務を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
初級商業簿記及び演習
永岩 尊暢
1 前期・後期
3
(1)概要
ほとんどの学生が近い将来(本学卒業後・編入大学卒業後)就職し、企業の一員になることと思
う。企業の一員となって会社業務を行う際に何らかの形で簿記・会計に触れる機会があるだろう。
企業で行われている様々な経済的諸活動を貨幣数値すなわち金額で表し、企業の業績の良し悪しを
表わす財務諸表にまとめあげるのが簿記の役割であり、それを実行するのが経理業務と呼ばれる会
社業務である。
(2)目的
本講義では企業の基本的な経理業務が一通りこなせる程度の簿記の知識と技術を習得し、6・11・
2月に実施される日本商工会議所主催簿記検定 3 級に合格することを目標としている。なお、前期・
後期とも同一の内容にて実施される。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
授 業 内 容
はじめに
簿記の基礎①
簿記の基礎②
簿記の基礎③
簿記の基礎④
簿記の基礎⑤
期中取引の処理①
期中取引の処理②
期中取引の処理③
期中取引の処理④
決算整理と財務諸表①
決算整理と財務諸表②
伝票
確認テスト
まとめ
簿記とは何か
企業会計の意義、貸借対照表
損益計算書、取引と勘定
仕訳、転記、試算表
6桁精算表、決算
演習①
現金・小口現金、当座預金
商品売買、売掛金・買掛金、その他の債券・債務
手形、有価証券と有形固定資産
演習②
売上原価の計算、貸倒引当金
有価証券の評価替えと減価償却、費用・収益の繰延と見越
入金伝票・出金伝票・振替伝票
小テスト
質疑応答
(4)評価方法
①期末テスト(90%) ②出席・授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
明解簿記講義
著者名
塩原一郎編著
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
電卓を持参すること
- 129 -
出版社
創成社
税込価格
2,400+税
3
専門教育科目 会計学系科目群(会計ファイナンスコース)
会計や財務を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
中級商業簿記
石井 幹人
1 前期・後期 4
(1)概要
企業が行うさまざまな経済活動をとらえて、それを正確に記録する役割を簿記は担っている。簿
記により、企業は財政状態や経営成績を明らかにすることができ、それによって経営者は将来の経
営方針を立てることができる。簿記によって作成された資料は、我々や企業をとりまく様々な利害
関係者に有用な情報を提供し、投資などにおいて会社を判断する際の有益な判断材料となる。
中級商業簿記では、株式会社の会計に範囲を広げて、初級商業簿記よりもさらに複雑な取引につ
いて学習する。
(2)目的
商業簿記の基礎の学習者対象に、中級から上級程度の商業簿記の知識と技術の習得を目指す。具
体的には、日商簿記検定 1・2 級程度のレベルの内容を習得することを目標とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
取引の仕訳①
取引の仕訳②
取引の仕訳③
取引の仕訳④
負債会計①
負債会計②
税効果会計
純資産会計①
純資産会計②
本支店会計
連結会計
財務諸表の作成①
財務諸表の作成②
まとめ
授 業 内 容
講義の進め方等(履修希望者は必ず出席すること)
現金預金・有価証券・その他債権債務
手形取引(裏書・割引・不渡・荷為替・自己受為替手形・更改)
外貨建の取引・リース取引
有形固定資産・無形固定資産・電子取引・ソフトウェアの処理
社債の発行・利払い・評価・社債発行費の償却
引当金(製品保証引当金・修繕引当金・退職給付引当金など)
株式会社の税金・繰延税金資産・繰延税金負債
株式会社の設立・増資・合併
純損益の計上と繰越利益剰余金
本支店間・支店間取引・未達取引・本支店合併財務諸表の作成
連結財務諸表の意義と目的・連結財務諸表の作成手続・持分法
決算整理・精算表
損益計算書・貸借対照表・株主資本等変動計算書
問題演習等
(4)評価方法
①定期試験 80%(期末試験、小テスト) ②出席 20%
(5)教科書等
区分
教科書
書名
検定日商簿記ワークブック2級
商業簿記
著者名
渡部裕亘・片山覚
北山敬子 編
出版社
中央経済社
税込価格
未定
参考書
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
工業簿記、会計学A・B
(7)その他
講義の内容は履修者の理解度に合わせて変更する場合がある。高度な内容を学習するので、自ら
学習する意欲のある者を歓迎する。また、講義の際には各自電卓を持参のこと。
- 130 -
3
専門教育科目 会計学系科目群(会計ファイナンスコース)
会計や財務を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
工 業 簿 記
吉沢 壮二朗
1-2 前期・後期 4
(1)概要
工業簿記は製造業の経営活動を、複式簿記により記録・計算し、経営成績を明らかにすることを
目的とする。仕入れた商品をそのまま外部へ販売する商品売買業と異なり、製造業を営む企業は、
原材料の仕入れ、自社内での労働力や機械設備を利用した加工、完成した製品の販売、といったプ
ロセスにより利潤を獲得する。工業簿記はこうした製造業の経営活動を記録・計算するものであり、
企業内部における製造活動も取引としてとらえ、記録・計算をする点で商業簿記と異なる。それゆ
え、商業簿記の知識を前提とした上で、商業簿記にはなかった製造活動の記録・計算のために必要
な勘定科目を用い、製品原価の計算(原価計算)を行うことが主な学習内容となる。
本講義では、講義+演習という形で授業を進め、工業簿記の基礎から応用までを修得することを
目的としている。
(2)目的
工業簿記の基本的な考え方を身につけ、日商簿記検定2級工業簿記の内容を取得できる内容の習
得を目標とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
工業簿記の基礎
費目別計算
個別原価計算
製造間接費の計算
部門別計算
作業屑・仕損
総合原価計算①
総合原価計算②
総合原価計算③
工程別総合原価計算
標準原価計算
製造業の会計
原価予測と CVP 分析
直接原価計算
本社工場会計
授 業 内 容
工業簿記の特質、工業簿記と原価計算、原価の意義、原価の分類
材料費、労務費、経費
個別原価計算の意義、単純個別原価計算
製造間接費の実際配賦、製造間接費の予定配賦
部門費の配賦(一次集計)
、補助部門費の配賦(二次集計)
作業屑の処理と記帳、仕損費の処理と記帳
総合原価計算の意義、種類、計算方法
単純総合原価計算、月末仕掛品原価
等級別総合原価計算、組別総合原価計算
減損・仕損、副産物・連産品
意義、計算プロセス、原価差異、勘定記入
勘定体系と帳簿組織、工業経営における財務諸表
原価予測の方法、CVP(損益分岐点)分析の方法
意義と特徴、直接原価計算による損益計算
意義、本社工場間取引
(4)評価方法
①出席:15% ②不定期に行う授業内での小テスト:35% ③定期試験:50%
(5)教科書等
区分
教科書
教科書
書名
著者名
「段階式日商簿記 2 級工業簿記」 廣本 敏郎 (監修), 岡本 清
「段階式日商簿記ワークブック 廣本 敏郎 (監修), 岡本 清
2 級工業簿記」
出版社
税務経理協会
税務経理協会
税込価格
998 円
998 円
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
中級商業簿記
(7)その他
授業に出席するのみで、内容の十分な習得は期待できない。履修者自身で予習復習(授業内で指示)
を徹底してほしい
- 131 -
3
専門教育科目 会計学系科目群(会計ファイナンスコース)
会計や財務を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
会計学A
永岩 尊暢
1
前期
2
(1)概要
財務会計の基本原理を学び、財務会計の果たしている役割や機能について検討し、経済社会の仕
組みを理解する糸口にしたいと考えている。
将来において、経営、管理、経理事務などの職種を目指す学生や、編入学をし、さらに会計学領
域の科目を学ぼうと考えている学生にも役立つ講義となるよう心がけていきたい。今日、会計ビッ
グバンと言われるように、会計基準の新設や改定には目を見張るものがあるが、こうした新たな動
きも取り上げていく。
(2)目的
財務会計は経済システムに組み込まれ、社会に及ぼす影響力が大きくなったことから、現代にお
いては法律で規制されている。会計における法規制の内容を明確にするとともに、財務会計の様々
なルールを学び、その社会的意義を理解してもらうことを目的としている。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
会計とは何か①
会計とは何か②
会計の仕組み①
会計の仕組み②
財務諸表の作成原理①
財務諸表の作成原理②
棚卸資産の会計①
棚卸資産の会計②
固定資産の会計①
固定資産の会計②
固定資産の会計③
金融資産の会計①
金融資産の会計②
まとめ
小テスト
授 業 内 容
会計情報とは
会計規制の役割
複式簿記と会計
会計の基本的前提
財務諸表の体系
財務諸表作成のルール
売上原価の計算
棚卸資産の期末評価
有形固定資産
無形固定資産
繰延資産
有価証券、デリバティブ
キャッシュ・フロー計算者
質疑応答
確認テスト
(4)評価方法
①前期試験(80%) ②授業態度(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
財務会計通論
著者名
永岩 尊暢ほか
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
簿記を学んでいるこが望ましい
(7)その他
電卓を持参すること
- 132 -
出版社
創成社
税込価格
3,000+税
3
専門教育科目 会計学系科目群(会計ファイナンスコース)
会計や財務を学ぶ
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
会計学B
永岩 尊暢
1
後期
2
(1)概要
本講義では、
「会計学 A」に引き続いて、財務会計領域の中の負債の会計、純資産の会計を学ぶ予
定である。負債の会計では、引当金や社債等について取り上げ、純資産の会計では株主資本と純資
産の関係等について学んでいく。
現代の企業においては親会社とその支配下にある子会社という形態で企業集団を形成することに
よって日々の経済活動を営んでいるケースも少なくない。そこで、1つの企業集団に属する企業の
個別財務諸表を総合して作成する連結財務諸表の作成についても取り上げる。
(2)目的
企業活動の国際化にともなう会計の諸問題について学び、とりわけ外貨建取引を学ぶことによっ
て、受講者は、会計基準の国際的統合化の必要性を理解することができよう。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
負債の会計
負債の会計
負債の会計
純資産の会計
純資産の会計
純資産の会計
収益の会計
費用の会計
税効果会計
連結財務諸表
連結財務諸表
外貨換算会計
総括
時事問題
確認テスト
授 業 内 容
負債の範囲と区分
引当金の本質と設定要件
社債、長期借入金
株主資本と純資産
払込資本
組織再編
収益の計上基準
費用の計上基準
繰延税金資産と繰延税金負債
連結財務諸表の必要性
連結財務諸表の範囲
換算における会計問題
授業のまとめ
日本経済新聞の記事を取り上げて
小テスト
(4)評価方法
①後期試験(80%) ②授業態度等(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
財務会計通論
著者名
永岩尊暢ほか
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
電卓を持参すること
- 133 -
出版社
創成社
税込価格
3,000+税
3
専門教育科目 地域実習科目群 地域をフィールドに学ぶ
(地域実習プログラム)
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
大月学入門(大月市の今を知る)
塙 武郎
1
前期
2
(1)概要
本講義は、大月短期大学が所在する地元「大月市」を事例として、行政、歴史、文化、産業、観
光、交通、企業、市民活動等の各領域から毎回ゲスト講師を招いてレクチャーを聞き、大月市の現
状等を学習するユニークな科目である。2 年間の学生生活をおくる大月市について様々な角度から
現状や課題を理解し、地域活性化のヒントを得る。また一部選抜された受講生は、県の規定するボ
ランティア活動等への参加を条件に山梨県知事発行「やまなし観光カレッジ修了証」を取得できる。
大月市は現在、人口減少をはじめ地方都市にみる構造的な課題を抱えている。その課題解決には、
まず正確な現状認識とエビデンスに基づいた客観的な分析が必要とされる。また大月市の実情を知
る地域の人々に耳を傾け、自分の頭で課題解決を考えることが重要である。本講義では毎回ゲスト
講師によるレクチャーとその後の質疑や対談等を通じて理解を深める。
(2)目的
①大月市という地元地域コミュニティの現状について広く知り、人口減少等の問題の背景に何があ
るのかを自分で考える思考力の基礎を鍛える。
②1 年後期からの「地域実習」で大月市について自分がもっと勉強したいテーマを発見すること。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
講義のガイダンス等
1 ガイダンス
大月市の行政・観光・景観分野(予定)
2 ケーススタディ①
大月市の行政・観光・景観分野(予定)
3 ケーススタディ②
ケーススタディ③
大月市の行政・観光・景観分野(予定)
4
大月市の産業・経済・商店街分野(予定)
5 ケーススタディ④
大月市の産業・経済・商店街分野(予定)
6 ケーススタディ⑤
大月市の産業・経済・商店街分野(予定)
7 ケーススタディ⑥
大月市の歴史・文化・伝統分野(予定)
8 ケーススタディ⑦
大月市の歴史・文化・伝統分野(予定)
9 ケーススタディ⑧
大月市の歴史・文化・伝統分野(予定)
10 ケーススタディ⑨
大月市の市民活動(予定)
11 ケーススタディ⑩
大月市の市民活動(予定)
12 ケーススタディ⑪
大月市の市民活動(予定)
13 ケーススタディ⑫
大月市の市民活動(予定)
14 ケーススタディ⑬
講義の総括
15 総括
(4)評価方法
①毎回提出するコメントペーパーの内容(80%) ②ゲスト講師への質問・アイデア提言(20%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
出版社
教科書
特になし
参考書
講義で適宜紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、その他「地域政策コース」
「経済コース」を中心とする諸科目
(7)その他
「地域政策コース」を選択したい学生はできるだけ受講してください
- 134 -
税込価格
3
専門教育科目 地域実習科目群 地域をフィールドに学ぶ
(地域実習プログラム)
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
地域実習(体験)
塙武郎・佐藤茂幸
1
後期
1
(1) 概要
この地域実習(体験)は、学生自らが地域コミュニティの現場に入って大月市等における地域活性化
をテーマとして地域の人々との協働作業や体験学習等を行いながら実社会での様々な実情や課題を自
ら「体験する」ことを目的とする。具体的には、以下の 4 コースから一つ選択し、実習を進めていく
予定である。
①
②
③
④
農業体験コース(NPO 法人おおつきエコの里との連携)
森林環境コース(大月市奈良子で 1 泊キャンプ実習)
商店街活性化コース(大月商店街組合との連携)
観光コース(酒米・日本酒づくり体験プログラム等)
なお各コースの日程・場所など詳細は「ガイダンス」で案内する。
(2)目的
①地域で行われている活動に振れ、地域が抱える問題や地域再生の活動の意義を理解する。
②地域の現場から自分の頭で問題を発見し、解決策を考える力を養う。
③異なる世代・異なる地域の人と交流し、多様な価値観の存在を知る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
テーマ
オリエンテーション
実習①
実習②
実習③
実習④
実習⑤
座学等
授 業 内 容
実習の進め方
・農業:
「おおつきエコビレッジ」で古代米栽培、試食等の農業体験
・森林:大月市奈良子で 1 泊キャンプ実習等
・商店街:大ツキ軽トラ市イベントにて販売の企画・接客
・観光:構想中の観光ビジネス(酒米・日本酒づくり体験プログラ
ム等)の企画と体験
座学等で成果発表を実施
(4)評価方法
出席状況および活動姿勢(100%)
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、経営学入門、大月学入門
(7)その他
日程は各コースで異なる。詳細は「ガイダンス」で案内する
- 135 -
3
専門教育科目 地域実習科目群 地域をフィールドに学ぶ
(地域実習プログラム)
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
地域実習B
塙武郎・佐藤茂幸 他
2
前期
1
(1)概要
この地域実習(B)は、学生自らが地域コミュニティの現場に入って大月市等における地域活性化を
テーマとして地域の人々との協働作業や体験学習等を行いながら実社会の課題等を考え、行動するこ
とを目的とする。具体的には、以下の 2 コースから一つ選択し、実習を進めていく予定である。
⑤ 農業体験コース(NPO 法人おおつきエコの里との連携)
⑥ 観光コース(酒米・日本酒づくり体験プログラム等)
なお各コースの日程や場所など詳細は「ガイダンス」で案内する。
(2)目的
①地域で行われている活動に振れ、地域が抱える問題や地域再生の活動の意義を理解する。
②地域の現場から自分の頭で問題を発見し、解決策を考える力を養う。
③異なる世代・異なる地域の人と交流し、多様な価値観の存在を知る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
テーマ
オリエンテーション
実習①
実習②
実習③
実習④
実習⑤
座学等
授 業 内 容
実習の進め方
・農業:
「おおつきエコビレッジ」で古代米栽培、試食等の農業体験
・観光:構想中の観光ビジネス(酒米・日本酒づくり体験プログラ
ム等の企画と体験)
座学等で成果発表を実施
(4)評価方法
出席状況および活動姿勢(100%)
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、経営学入門、大月学入門
(7)その他
日程は各コースで異なる。詳細は「ガイダンス」で案内する
- 136 -
3
専門教育科目 地域実習科目群 地域をフィールドに学ぶ
(地域実習プログラム)
科 目 名
教 員 名
年次 授業期間 単位
地域実習C
塙武郎・佐藤茂幸
2
後期
1
(2) 概要
この地域実習(C)は、学生自らが地域コミュニティの現場に入って大月市等における地域活性化を
テーマとして地域の人々との協働作業や体験学習等を行いながら実社会での様々な実情や課題を自ら
「体験する」ことを目的とする。具体的には、以下の 4 コースから一つ選択し、実習を進めていく予
定である。
①
②
③
④
農業体験コース(NPO 法人おおつきエコの里との連携)
森林環境コース(大月市奈良子で 1 泊キャンプ実習)
商店街活性化コース(大月商店街組合との連携)
観光コース(酒米・日本酒づくり体験プログラム等)
なお各コースの日程・場所など詳細は「ガイダンス」で案内する。
(2)目的
①地域で行われている活動に振れ、地域が抱える問題や地域再生の活動の意義を理解する。
②地域の現場から自分の頭で問題を発見し、解決策を考える力を養う。
③異なる世代・異なる地域の人と交流し、多様な価値観の存在を知る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
テーマ
オリエンテーション
実習①
実習②
実習③
実習④
実習⑤
座学等
授 業 内 容
実習の進め方
・農業:
「おおつきエコビレッジ」で古代米栽培、試食等の農業体験
・森林:大月市奈良子で 1 泊キャンプ実習等
・商店街:大ツキ軽トラ市イベントにて販売の企画・接客
・観光:構想中の観光ビジネス(酒米・日本酒づくり体験プログラ
ム等)の企画と体験
座学等で成果発表を実施
(4)評価方法
出席状況および活動姿勢(100%)
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、経営学入門、大月学入門
(7)その他
日程は各コースで異なる。詳細は「ガイダンス」で案内する
- 137 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第1
教 員 名
柳沢 幸治
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
社会科学における大きな弱点は、自然科学のように実験ができない点にある。この弱点を補うも
のが歴史である。実験はできないが、歴史を考察することで実験と同じ分析が可能となる。本演習
は経済における歴史を考察することにより、経済理論だけでは説明できない現象を分析する能力・
方法を習得することを目指す。その際、なぜ、そのような行動・決定がなされたのか、経済的要因
のみならず社会構造や文化・習慣等の要因をも考慮して分析できる能力を養えるよう指導を行う。
また演習中において、レポート作成方法、発表の仕方、討議仕方、論理的思考性と分析法等に関し
ても助言を行っていく。なお、本演習では、文庫レベル本を最低2冊は読むので了承の上で参加し
て欲しい。
(2)目的
①経済現象を歴史的に分析できるようにする。その際、社会的または文化的要因も考慮して分析が
行えるようにする。
②文庫本2冊を読み、その内容をレポートできようにする。
③分析方法の取得、レポート作成を通じて、卒業レポートの内容を具体化する出発点とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
対象の選定①
対象の選定②
資料の収集①
資料の収集②
資料の収集③
1冊目のレポート①
1冊目のレポート②
1冊目のレポート③
2冊目のレポート①
2冊目のレポート②
2冊目のレポート③
今後の課題①
今後の課題②
今後の課題③
授 業 内 容
本演習の目的・概要・授業進め方
調べたい対象の選定、調査する理由の明確化(発表)
〃
資料の収集方法、ネットの使用方法と禁止事項、書籍の選定
書籍の選定と選定の理由(発表)
〃
各人の発表、論理的思考性、問題点の指摘
〃
〃
〃
〃
〃
問題点に関する解決方法、各人の課題設定
〃
〃
(4)評価方法
①毎回の発言(50%) ②レポート発表(50%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、経営学入門、地域政策入門、会計学入門、経済史 A・B
(7)その他
特になし
- 138 -
出版社
税込価格
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第2(古典を読む)
教 員 名
伊藤 誠一郎
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
大学や短大などいわゆる高等教育機関で学ぶことの目的は、なによりも社会に出て有意義な社交
ができるための教養を身につけることと、より広い視点でものごとを見る観察力を養うことにある。
こうした能力はすぐに身につけられるものでもないし、またその成果がすぐ分かるものでもない。
むしろ、自分のやり方ややっていることが正しいのかどうかすら分からず、なにかに格闘し続ける
ことの中でこそみつかることともいえる。例えば、今から何十年も、何百年も前に書かれたが、な
ぜか今でも読まれ続けるような本、いわゆる古典を読み、著者の意図を理解しようと試み、そのた
めにみんなで議論するような作業によって、目に見える成果がすぐ出せるものではないが、しかし、
気づかぬうちに自分の思考力や知識が何重にも鋼のようにしぶとく身につけられる。本演習では、
岩波文庫に収められているような定番の古典から一冊選び、読書ノートを作りながら、みんなでそ
れぞれの理解を発表し、それをめぐって議論をしていく。何を読むかはガイダンスで発表するが、
参考までに、これまで、デイヴィッド・ヒュームの『政治論集』
、ジョン・ロックの『統治二論』
、
J. S. ミルの『自由論』などを読んだが、今年度も、経済・政治・社会思想にかかわる古典、または、
古代ギリシャやローマの諸著作など、今日の社会科学の形成において重要な起源となっているもの
の中から選びたい。
(2)目的
①複数の人々との会話で自分の意見を、明確に伝え、会話が続けられるようにする。
②読書ノートや輪読用のレジメをつくり、研究の仕方の基礎訓練をする。
③より説得的な口頭の報告をし、適宜質疑応答ができるようにする。
(3)授業内容
テーマ
1
2
3
4
5
6
輪読
読書ノート
議論
レジメ
参考文献
自分の解釈明確にする
授 業 内 容
テキストをゼミのメンバーとともに読み、理解を深める。
輪読の準備として毎回各自読書ノートを作ってくる。
一つのテーマをめぐっての議論の仕方を身につける
輪読用のレジメをつくる
参考文献をさがす
他者や参考文献と比較して、自分の解釈の特徴を明確にする
(4)評価方法
出席、授業内の活動、課題をやってくるか等から判断。とくに出席は重視
(5)教科書等
授業内で適宜指示する。
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
欠席をしないこと。議論に積極的に参加すること。また、毎回全員が、文庫本 20 頁程度を読み、
その読書ノート(A4 で1枚程度)を書いてくることを求める。読む文献は、7 月頃に掲示板で告知す
る
- 139 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第 3(経済のマクロ的・政策的分析)
教 員 名
内藤 敦之
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習では、最初に経済に関わる文献を読んだ上で、レポートを完成させることを目標とする。
今年度は、前半でケインズに関する文献を輪読し、後半では経済に関する各自のテーマによるレポ
ート作成のための報告を行う。レジュメの作成方法、テーマの決定方法、文献の探し方等、必要な
点も学習する。テーマは学生の希望によるが、基本的に経済に関わるものとする。参考までに、専
門演習における過去の受講者が選択したテーマは、過労死、石油価格、バブル経済、投資ファンド、
社会保障、消費税、廃棄物問題、日本の人口移動、中小企業、排出量取引、消費者心理、地域格差、
非正規雇用、年金、金融政策、株式、地球温暖化問題、少子化、地方財政、日本の農業、国債、円
高、生活協同組合、食糧自給率、インフレーション、地域コーディネーター、原子力発電とエネル
ギー政策、世界恐慌、石油危機、観光経済学、枯渇性資源、TPP、地域ブランドなどである。
(2)目的
①文章を読み、要約する能力を身につけること。
②自分で選択したテーマにふさわしい参考文献を探し、レポートにまとめる能力を身につけること。
③経済に関する基本的な知識を身につけること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
レジュメの作成
テキストの輪読 1
テキストの輪読 2
テキストの輪読 3
研究テーマについて
文献の探し方
研究発表 1
研究発表 2
レポートの構成について
研究発表 3
研究発表 4
研究発表 5
研究発表 6
研究発表 7
授 業 内 容
内容説明とスケジュール決定
レジュメとは何か、レジュメの作り方
レジュメの報告とディスカッション
レジュメの報告とディスカッション
レジュメの報告とディスカッション
研究テーマの選び方、進め方
文献の探し方、図書館の使い方
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
レポートの構成を考える
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
(4)評価方法
毎回の報告内容、ゼミレポート、出席状況
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
『学び直しケインズ経済学』
著者名
出版社
P. テミン、D. ヴァインズ 一灯舎
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、基礎経済学、経済データの読み方
(7)その他
特になし
- 140 -
税込価格
1944
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第4(国際社会から日本を考える)
教 員 名
宮崎 理枝
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
急速なグローバル化と社会変化を伴う現代社会では、自分で自分の取り組むべき課題を的確に設定す
ること、そしてそれを解決すること、さらにこれらを他者にわかりやすく伝えられることが重要になる。
しかしこれまでの教育課程では、まず文献を熟読、理解し、相手にわかりやすいように伝えることはト
レーニングされてこなかった。なにより、まずは読解力が養成されないうちに専門書を読んでも学力は
定着しない。これを踏まえ本演習では、まず最も基本的かつ重要なアカデミックスキルである「きちん
と読むこと」ができるようにトレーニングを行う。具体的には、初歩的かつ良質な専門文献を的確に読
解し、それを他者に伝える能力を養う。加えて、それについて議論する能力を養成する。
好ましい個人発表のテーマ:国際社会(文化)、現代社会(文化)、福祉、介護、就労、家族、高齢者、女
性等の領域
(2)目的
初歩的かつ良質な専門文献の①熟読、②的確な読解、③読書ノートの作成、④②を他者に伝える能力
の習得。また、この専門基礎演習は、上記の能力を専門的に養成する2年次の専門演習の準備段階とし
ての位置付けにあるので文献テーマの選択は個人が行うが、日本と諸外国の社会問題と社会政策、その
背景にある文化、社会、歴史的事象に可能な限り限定し、これについて上記 3 点の達成を目的とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
情報収集の仕方
読書ノートの作成法
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
中間考察・評価
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
個人発表と内容の議論
まとめ
授 業 内 容
本演習の目的、概要、進め方の説明
情報収集の仕方を学ぶ-インターネットの利用方法を習得
読書ノートの作成法を習得
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
バズセッション
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
各自が読解した文献内容の発表と、他の履修者との質疑応答
まとめ
(4)評価方法
レポートを主として毎回の授業における予習、参加、出席を総合評価(100%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
なし
なし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
社会保障 A・B、社会政策、労働経済、ジェンダー論、地域政策入門
(7)その他
授業の進め方、評価方法については第1回目の授業で説明するので、必ず出席のこと。自身の興
味関心について、受講に迷う場合は、遠慮なくガイダンスの際に相談にくるように
- 141 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第5(論理的思考力を培う)
教 員 名
中路 喜之
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習は、身近な法律的問題を通して、①すでにある(=学者などが述べている)意見を知り
その知識をつける(=確認する)
。すなわち、どうしてそう考えるのか、なっているのかを追求する。②
そしてできるならば、もう一歩進んで、
「自分(たち)ならばこうする!」と言う意見を出す。
その中で、ゼミのメンバーで相互につつきあいながら、論理的思考(=リーガルマインド)を学習
・体験する。前半は班ごとの報告会をメインに行い、後半に作成する「卒業準備レポート」への素材探
しの一助としたい。
本学唯一の法律系のゼミであり、その自負を持って、就職で、あるいは編入先でも役立てるような論
理的思考あるいは法律の知識を身につけていく。
※扱う法律は憲法・民法・刑法をメインとするが、各自の興味に従って、それ以外でも構わない。
(2)目的
① 法律的な論理的思考法を身につける。
② 身近な問題を通して、問題点の発見そして既存の知識の再確認。発展的に独自の考えの作成。
③ 卒業準備レポートの作成を通じ、卒業レポートの具体的検討をすること。
④ 本当に「法律系に進んでいいのか」の自分自身の中での確認。
(3)授業内容
テーマ
1 オリエンテーション
2 班分け/報告の例
3
報告会①
4
〃②
5
〃③
6
〃④
7
〃⑤
8
〃⑥
9 準備レポートのテーマ決定
10
報告会①
11
〃②
12
〃③
13
〃④
14
〃⑤
15
振り返り
授 業 内 容
本演習の目的・概要・進め方、自己紹介
班分けは似たようなテーマを扱うゼミ生で。翌週からの報告の例
1班と 2 班の報告
3班と4班の報告
5班と6班の報告
7班と8班の報告
9班と 10 班の報告
予備~ 十分な報告ができなかった班/もう一度聞きたい班
これまでの報告から、自らの興味の確認、そしてテーマ決定。
レポート作成を進めつつ、新しい班での報告 1 班と 2 班
3班と4班の報告
~各班が報告しそれに対する対応=
5班と6班の報告
質疑応答、現場思考、新たな問いかけ
7班と8班の報告
などを通して、法律に近づくことを
9班と 10 班の報告
目標。そして模擬裁判・学祭への参加~
(4)評価方法
①レポート(70%) ②出席・授業態度(30%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
参考書 特になし(必要に応じて指示)
※その他 授業で使用する六法、研究するテーマに沿った参考書。
出版社
税込価格
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法学A・民法Ⅰ、家族と法・・・社会科学系の科目、地域政策入門、自らのテーマに沿った科目
(7)その他
① 履修する場合、
「自身の実力をつける」という意欲を持ち続けて欲しい
② 法学系への進学希望者のみならず、論理的思考力を身につけたいと望む学生を希望する
- 142 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第6(地域政策・まちづくり論)
教 員 名
塙 武郎
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習は、地域政策や地域活性化アイデア形成に必要とされる経済学・財政学の基礎スキルを様々
な事例研究を通じて習得し、2 年生の「専門演習」へと発展させるための基礎演習である。具体的
には人口減少、過疎高齢化、空き家問題などの諸問題を材料として、現在我が国の地方自治体や地
域経済がその課題解決のためにどのような考え方でどのような政策を講じるべきかを客観的に検討
し、地域政策やまちづくり政策の思考パターンを学ぶ。
さらに地元・大月市を事例研究フィールドとして位置づけ、大月市の産業振興・地域活性化の可
能性やアイデアを具体的に検討する。その際、大月市の NPO や市民団体等の関係団体との連携を
深めながら研究を進め、その研究成果として学期末にプレゼン発表を行う。
(2)目的
①地域問題の構造や本質を理解し、自分の言葉で表現する力をつける。
②大月市を事例として扱うことによって、地域政策の研究にリアリティを追求する。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
ガイダンス、自己紹介、問題意識等の確認と共有
1 ガイダンス、自己紹介等
地域政策の方法と対象、人口減少、過疎高齢化、空き家問題
2 地域政策の基礎スキル①
関係論文および資料等の輪読、意見交換
3 地域政策の基礎スキル②
関係論文および資料等の輪読、意見交換
4 地域政策の基礎スキル③
地域経済分析 システム(RESAS)を使おう
5 地域政策のエビデンス①
地域経済分析 システム(RESAS)を使おう
6 地域政策のエビデンス②
地域政策のエビデンス③
地域経済分析 システム(RESAS)を使おう
7
8 個人研究テーマの設定方法① 個人研究テーマ設定の方法論、枠組み
9 個人研究テーマの設定方法② 個人研究テーマ設定の方法論、エビデンス収集・引用
10 個人研究テーマの設定方法③ 個人研究テーマ設定の方法論、課題と結論の一貫性
大月市の地方創生事業
11 大月市フィールドワーク①
地域資源、地域交通、滞留時間の現状と課題
12 大月市フィールドワーク②
類似自治体との比較、課題整理
13 大月市フィールドワーク③
研究成果の発表と質疑応答
14 研究成果プレゼン発表①
研究成果の発表と質疑応答、総括
15 研究成果プレゼン発表②
(4)評価方法
①ゼミ中の問題提起発言・発表等(80%) ②レジュメ等の提出(20%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
出版社
税込価格
教科書
講義で適宜指示する
参考書
講義で適宜紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、その他「地域政策コース」
「経済コース」を中心とする諸科目
(7)その他
2年生で履修する「専門演習」の基礎を固めます。地域活性化やまちづくり事業等に関心のある
学生、またアメリカ等の海外の先進事例に関心のある学生はぜひ受講してください
- 143 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第7(環境政策・環境経済論)
教 員 名
佐藤 克春
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
2011 年 3 月 11 日の東日本大震災をきっかけとして、福島第 1 原発から大量の放射能が外界に放
出された。私たち世代が、今後向き合わなければならない深刻な公害事件となった。被害者の救済・
環境再生はもちろんの事、地球温暖化問題を含めた日本のエネルギー政策、再生エネルギーの普及
を通じた農山村の振興といった地域開発のあり方までもが、改めて問われている。
このゼミでは、福島第 1 原発事故を通して、いま社会科学に何が問われているのかを、参加者と
共に考えていく。そのうえで、公害・環境問題を考えるうえでの批判的視座を養います。
さしあたり、大島堅一著『原発のコスト』
(2011 年,岩波新書)を輪読する。その後は参加者の
関心に応じて、論文・新書などを輪読する。また、参加者の希望に応じて、環境問題の現場に行く
「フィールドワーク」などを実施する。その場合、旅費などの負担が発生する場合がある。
(2)目的
演習の到達目標は 2 つある。①環境問題に対する幅広い知見を習得すること、②演習が終わって
も、
「自分が知りたいことを知る」ことができるようになること、である。そのためにも、知的好奇
心と論理力をがんばって鍛錬してほしい。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 イントロダクション
自己紹介・ゼミの進め方
2 文献の輪読①
『原発のコスト』
3 文献の輪読①
『原発のコスト』
4 文献の輪読①
『原発のコスト』
『原発のコスト』
5 文献の輪読①
『原発のコスト』
6 文献の輪読①
7 さらに深く学ぶために
文献選定・報告者決定
8 文献の輪読②
地球温暖化に関する文献
9 文献の輪読②
地球温暖化に関する文献
10 文献の輪読②
地球温暖化に関する文献
地球温暖化に関する文献
11 文献の輪読②
再生可能エネルギーに関する文献
12 文献の輪読③
再生可能エネルギーに関する文献
13 文献の輪読③
再生可能エネルギーに関する文献
14 文献の輪読③
15 ゼミのまとめ
まとめ
(4)評価方法
①出席(50%) ②ゼミでの報告(50%)
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門・環境経済学
(7)その他
特になし
- 144 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第8(経営理論を学ぶ)
教 員 名
上笹 恵
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習では専門書などを丁寧に読み、議論を重ねることによって重要度の高い経営学の理論を学んで
いく。経営戦略論や組織論、マーケティングなど企業経営全般への理解を深めるうえで不可欠と判断さ
れる理論やテーマを扱い、時間をかけて深く考える訓練を重ねる。事例研究は必要な部分に限定し、い
つの時代にも決して古くならない理論の探求を第一に考える。
経営学は企業の売上や利益を最大化するための道具ではなく、経営や仕事の本質を考えるための学問
である。そのような認識にしたがい、本演習では二次情報を基礎にした事例研究には重きを置かない。
班単位での輪読を中心に行い、理論への理解を深め、それを経営の諸問題の検討や就職活動、将来の仕
事に役立てられるような内容にしたい。
(2)目的
① 経営学の主要理論を学び、それによって思考の枠組みを強化する。
② 経営において何が大切なのか、その本質をある程度見極められるようにする。
③ 学んだ内容を常に確認しながら、理論の現実問題への適用を考える。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
企業経営で大切な要素
経営者とは
経営戦略
経営組織
経営の人間関係
レポートの中間報告(1)
レポートの中間報告(2)
経営者論
人的資源管理
マーケティング
強い組織づくり
経営理念
企業文化
まとめ
授 業 内 容
本演習の目的と進め方、自己紹介
企業の使命について検討し、優良企業の定義づけを行う
日本を代表する経営者の言動を知る
経営戦略の機能、多角化の進め方、シナジーの原理
組織の概念、組織構造、分権管理組織
初期の人間関係論、リーダーシップ、モチベーション管理
個人レポートの概要を報告する
個人レポートの概要を報告する
経営者の職能、戦略的意思決定、経営者の階層
採用管理、評価体系、人材育成、労働環境
マーケティングの変遷、消費者行動分析、製品戦略、価格戦略
大企業の事例から強い組織づくり、理想の経営を感じる
経営理念の概念と効果、限界、変革
企業文化の要素と類型、形成のプロセス
今後の学習と研究の進め方
(4)評価方法
①レポート(50%) ②出席・授業態度(50%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
※授業のなかで随時指定
※授業のなかで随時指定
著者名
-
-
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、人的資源管理論、経営組織論
(7)その他
原則として欠席しないことを求める
- 145 -
出版社
-
-
税込価格
-
-
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第9(企業分析と問題解決力)
教 員 名
佐藤 茂幸
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習は、経営学が内蔵する「問題解決力」を体験し習得することを第一義とする。そのために、
具体的な事例企業の経営課題を前にし、学んだ経営知識を駆使し解決策を導き出す訓練が有効であ
る(=ケーススタディ)
。ケーススタディで扱う業界・企業・経営課題は、教員が示す3~5の複数
のテーマから学生が1つを選定。演習スタイルは選定課題をグループ単位で検討し、これを個人で
分析レポートにまとめる。
分析レポートに必要な基礎力習得を目的に、前半部分においては、経営学検定(初級)のテキス
トと過去問題による学習会を行う。また、中段部分では問題解決技法の基礎を学び、企業分析を行
うことの意義を確かなものにする。
(2)目的
① 経営学検定(初級)レベルの学習会を通じて、経営学理論の基礎を本格的に固める。
② 経営学講義で学んだ理論的知識を企業分析にて活用し、この知識が実践的な問題解決力として昇
華されている。
③ 企業分析に関わるレポート作成を通じ、卒業レポートの具体的検討がスタートできている。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
経営学検定の学習会①
〃
②
〃
③
〃
④
〃
⑤
キャリアデザインと経営
問題解決技法 ①
〃
②
ケーススタディ
①
〃
②
〃
③
〃
④
〃
⑤
振り返り
授 業 内 容
本演習の目的・概要・進め方、自己紹介
「企業システム」の過去問研究、班討議
「経営戦略」の過去問研究、経営学検定テキスト理解
「経営組織論」の過去問研究、質疑応答による討議
「人的資源管理論」の過去問研究、経営学検定テキスト理解
「人間関係論」の過去問題研究、質疑応答による討議
キャリアプランと学習計画の作成、レポートテーマの確定
論理的思考とは、経営学と問題解決
演繹法・帰納法、因果関係、質問技法、討論の仕方
事例企業・対象業界の選定、経営理論の確定
参考書籍の選定と読み込み、経営環境分析(業界動向等)
事例企業の成功要因の分析
分析レポートの作成
分析レポートの発表、質疑応答
分析レポートの自己評価、卒業レポートのテーマ選定
(4)評価方法
①レポート(60%) ②出席・授業態度(40%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
経営学検定試験公式テキスト 1
日本経営協会
中央経済社
経営学の基本
各人のレポート作成のなかで教員がいくつかの推薦書を指定する。
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、人的資源管理論、経営組織論、経営戦略論
(7)その他
特になし
- 146 -
税込価格
2,808 円
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第 11
教 員 名
永岩 尊暢
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習では、会計(会計学)に関する文献、新聞記事、雑誌等を講読することで「会計をみる眼」を
養っていく。また、これらの文献を講読することを通じて、文章読解能力やプレゼンテーション能
力、日本語コミュニケーション能力の養成も目指していく。
内容については、導入の段階で、財務諸表の見方を学んでいく。まずは、財務諸表の役割と仕組
みを学習する。それから、財務諸表の入手方法を確認し、貸借対照表の見方、損益計算書の見方、
キャッシュ・フロー計算書の見方を習得していく。分析の素材となる財務諸表の基礎知識を得た後
で、財務諸表を用いて企業の諸特性を分析するための基礎的な手法の習得を目指す。
(2)目的
本演習の目的は次の 2 つである。①「会計をみる眼」を養うこと。②社会人になったときに要求
される様々な能力を身に付けること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
会計文献の紹介
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
会計文献の講読
授 業 内 容
専門基礎演習の進め方
担当箇所の割り当て、報告日の確定
財務諸表の役割と仕組み
財務諸表の入手方法
貸借対照表の見方①
貸借対照表の見方②
貸借対照表の見方③
損益計算書の見方①
損益計算書の見方②
損益計算書の見方③
キャッシュ・フロー計算書の見方①
キャッシュ・フロー計算書の見方②
キャッシュ・フロー計算書の見方③
会計方針の注記①
会計方針の注記②
(4)評価方法
①出席(50%) ②提出物・レポート(50%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
財務諸表分析
著者名
桜井久勝
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
会計学入門を履修していること
(7)その他
特になし
- 147 -
出版社
中央経済社
税込価格
3,400+税
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門基礎演習第 12(企業ファイナンス入門)
教 員 名
范 立君
年次
1
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
本演習は、企業をめぐる資金の流れや資金調達の全般を「企業ファイナンス」と位置づけ、
「企業
からみた金融」について学ぶ。演習形式は参加者の関心と人数に応じて、講義と文献の輪読・報告・
討論がある。演習内容は主に以下の 3 つがある。
第1、市場経済における現代企業とは何か?企業の種類、役割、企業を見る視点、組織構造など
の企業に関する基礎知識を学ぶ。第 2、企業を運営する上で、
「資金調達-(投資)生産-販売-利
潤の獲得-再投資」といった基本的生産様式を把握し、企業はなぜ資金需要があるのかについて、
しっかり理解する。第 3、上記の理解を踏まえ、金融システム全般の仕組みを考慮しながら、企業
の資金調達の形態を「銀行借入」
「企業間信用」
「株式・社債発行」を中心に考察する。
(2)目的
① 今後の経済・経営領域で勉学するための基礎学力をつける。
② 読書ノートの作成や文章読解能力や基礎的プレゼンテーション能力を身につける。
③ 関連する新聞記事やニュースの内容が理解できるようにする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
ケーススタディ
文献の紹介
読書ノート
文献の輪読 1
文献の輪読 2
レポートテーマの決定①
レポートテーマの決定②
レジュメ・レポートの作成
資料を見て議論
議論 1
議論 2
レポート内容の確認
ケーススタディ
ケーススタディ
授 業 内 容
基礎演習の進め方・ルール アンケート調査
DVD 教材:ビジネス基礎
担当箇所の割り当て、報告日の確定
読書ノートの作り方・輪読の準備として毎回各自読書ノートを作る
文献をゼミのメンバーとともに読み、理解を深める
文献をゼミのメンバーとともに読み、理解を深める
各自、レポートテーマと構想について、報告
レポートに必要な参考文献について、報告
レジュメ・レポートの作り方、報告の仕方
DVD 映像資料:最適資本構成をめざす
担当者報告、議論、文献解説
担当者報告、議論、議論の仕方を身に着ける
各自、レポートの簡単な要約を報告する
DVD 映像資料:気仙沼信用金庫
最新の時事問題を購読、議論
(4)評価方法
①報告・議論(50%) ②レポート(50%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
特になし
入門 企業金融論
著者名
中島真志
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
会計学入門
(7)その他
特になし
- 148 -
出版社
東洋経済新報社
税込価格
3024 円
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第1(環境政策・環境経済論)
教 員 名
佐藤 克春
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
演習あるいはゼミほど、論理力と知的好奇心を鍛える場所はない。自身による報告や相互議論を
通じて、研究の醍醐味を味わって欲しいと考えている。
ゼミの活動は、卒業レポート作成に向けての参加者による個人研究が主となる。参加者は最低限
半期に 2 度の報告をすること。また参加者全てが、毎回のゼミで必ず 1 つは発言すること。
必要があれば、ゼミの時間を延長したりサブゼミをしたりする場合がある。履修面接時にも確認
するが、こういったことに対応できる人を希望する。1 年次に専門基礎演習第 7 を履修することを
推奨する。また、参加者の希望に応じて、環境問題の現場での調査「フィールドワーク」を行う。
その場合、旅費などの負担が発生する場合がある。
■4 月
自己紹介・ゼミの進め方
■5~7 月
研究テーマの選定
■9 月~
卒業レポートの報告・作成
(2)目的
演習の到達目標は 2 つある。①環境問題に対する幅広い知見を習得すること、②演習が終わって
も、
「自分が知りたいことを知る」ことができるようになること、である。そのためにも、日々演習
を通して、知的好奇心と論理力をがんばって鍛錬してほしい。
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 イントロダクション
自己紹介・ゼミの進め方
2 スケジュールの確定
担当箇所の割り当て、報告日の確定
3 研究テーマの選定
アウトラインの作成・全員報告
4 文献の収集方法
レクチャー
5 パワーポイントの作成
レクチャー
6 研究報告
担当者報告
7 研究報告
担当者報告
8 夏休みにやること
今後の課題の整理
9 夏休みの作業報告
全員報告
10 研究報告
担当者報告
11 研究報告
担当者報告
担当者報告
12 研究報告
担当者報告
13 研究報告
14 卒業レポートの作成・報告 担当者報告
15 卒業レポートの作成・報告 担当者報告
(4)評価方法
①出席(50%) ②ゼミでの報告(50%)
(5)教科書等
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
環境経済論
(7)その他
特になし
- 149 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第2(経済のマクロ的・政策的分析)
教 員 名
内藤 敦之
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
本演習では、主に経済に関わる分野を学習した上で、最終的にレポートを完成させることを目標
とする。昨年度は、
『説得論集』等のケインズの文書の輪読を前期に行い、後期は各自のテーマによ
る報告を行った。また、レポートの書き方、文献の調べ方等についても、学習する。レポートのテ
ーマは、学生の希望により、決定するが、基本的に経済に関わるものとする。参考までに、過去に
受講者が選択したテーマは、過労死、石油価格、バブル経済、投資ファンド、社会保障、消費税、
廃棄物問題、日本の人口移動、中小企業、排出量取引、消費者心理、地域格差、非正規雇用、年金、
金融政策、株式、地球温暖化問題、少子化、地方財政、日本の農業、国債、円高、生活協同組合、
食糧自給率、インフレーション、地域コーディネーター、原子力発電とエネルギー政策、世界恐慌、
石油危機、観光経済学、枯渇性資源、TPP、地域ブランド、地方財政、地域活性化などである。
(2)目的
①文章を読み、要約する能力を身につけること。
②自分で選択したテーマにふさわしい参考文献を探し、レポートにまとめる能力を身につけること。
③経済に関する基本的な知識を身につけること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
レジュメの作成
テキストの輪読 1
テキストの輪読 2
テキストの輪読 3
研究テーマについて
文献の探し方
研究発表 1
研究発表 2
レポートの構成について
研究発表 3
研究発表 4
研究発表 5
研究発表 6
研究発表 7
授 業 内 容
内容説明とスケジュール決定
レジュメとは何か、レジュメの作り方
レジュメの報告とディスカッション
レジュメの報告とディスカッション
レジュメの報告とディスカッション
研究テーマの選び方、進め方
文献の探し方、図書館の使い方
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
レポートの構成を考える
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
各自のテーマによる報告
(4)評価方法
毎回の報告内容、ゼミレポート、出席状況
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
デフレ不況をいかに克服するか
ケインズ全集第 9 巻 説得論集
著者名
J.M.ケインズ
J.M.ケインズ
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門、基礎経済学、マクロ経済学 A・B、経済データの読み方
(7)その他
特になし
- 150 -
出版社
文藝春秋
東洋経済新報社
税込価格
1209
9720
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第3
教 員 名
柳沢 幸治
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
自らが興味を抱く歴史現象に関係する専門書を最低でも2冊読む。読んだ本の内容を、整理し、
発表をおこなう。その際、発表の形式や方法を習得する。そして、その発表内容が科学的であるか、
適切であるかを判断できるようにする。そして、自らが興味を抱く歴史現象の発生原因、その影響、
その結果を明らかにし、最終的には6000字以上の小論文として発表できるようにしてゼミ論集
を制作する。
(2)目的
基本的には経済現象の歴史的分析を行い、それより科学的な法則性を導き出すことを目的とする。
そのためには、歴史的分析を行う方法を習得し、それを自らが興味を抱く問題に適用し、分析でき
る能力を養うことを目的とする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
資料の発見・発掘・利用
研究対象の発表①
研究対象の発表②
研究対象の適切性について
新研究対象の発表①②
資料の選定①②③
最初の成果の発表①②③
発表に対する批評①②③
課題の成果発表①②③
課題発表に対する批評
第 2 弾の成果の発表①②③
発表に対する批評
第 3 弾の成果の発表①②③
発表に対する批評
授 業 内 容
図書館、資料館、ネット、ネット資料の利用方法
どのような現象に興味があるのか その理由
自らが考える研究の方法、使用資料
その現象が、研究対象となるのか否か
適切性の指摘を考慮した現象の選択
読む専門書の選定と、使用する史料の選定
読書、史料分析の第 1 弾の発表
発表内容に関する批評、夏休み中の課題
夏休み中の課題により、どの程度分析ができたのか
発表の適切性
分析の洗練
分析内容の批評
分析のより高度化と洗練化
小論文の作成
(4)評価方法
①毎回の発言50% ②発表内容50%
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学入門 戦後日本経済の歩み 経済史 A・B
(7)その他
特になし
- 151 -
出版社
税込価格
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第4(古典を通じて思想を学ぶ)
教 員 名
伊藤 誠一郎
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
社会の現実と、それにたいする人々の分析、つまり思想とはどのように関係あるのだろうか。人
間は言葉を持って以来、現実の中で日々生きることだけでなく、それに対するさまざまな思いを語
り、語り継ぎ、文字として記録してきた。歴史、文学、哲学、そして経済学にいたるまで、語られ
るもの、書き記されるものには、何らかの形で人間の思い=思想が表現されている。では、そうし
てできた思想は、逆に現実に対して何の関係もないたんなる感想や推測なのだろうか。この問に対
してはさまざまな答えがあるだろうが、長い歴史を考えるまでもなく、ここ数十年、あるいは数年
来の世界の出来事をみるだけでも、宗教、国内・国際政治、経済システムといったことについての
人々の思考が、そのまま現実における対立や解決策を生み出しているともいえる。本年度の本演習
では、古代ギリシャのアリストテレスによって書かれた『ニコマコス倫理学』を取り上げ、これを
輪読するなかで、現代から遠く離れた過去のテキストを内在的に、つまりなぜそのときそこでこの
ような本が書かれたのかということを、過去に埋没して理解しようと試みる。そしてあくまでも過
去に埋没した中で、自分が生きる現代の問題を考えたい。
『ニコマコス倫理学』では、倫理学の基本
問題である善とはなにかが語られるが、ここではアダム・スミスの『国富論』の基礎ともなってい
る正義が語られ、スミスに至る経済思想においてしばしば中心的なテーマとして議論された徳が説
明される。またカール・マルクスはこの書に彼の労働価値説の起源を見いだす。遠く二千年を遙か
に上回る昔に書かれた本であるが、今日の経済学の成立を考える上でも、そして今日生きる我々に
とっても多くヒントを与えるこの本をじっくり読むことを通じて、古典から学ぶことの重要性を感
じてもらいたい。また、そのためにも、輪読と平行して、各自が『ニコマコス倫理学』との独自の
関連づけをした古典的著作(古代、近代、現代いずれの時代の著作でもいい)を選び、それを踏まえて
自らの研究テーマのもと論文を作成してもらう。
(2)目的
①自ら考え、それを自発的に表現できる能力を養う。
②そのための手段である作文や報告の技術を身につける。
③資料などを使い、客観的に思考する能力を身につける。
④輪読を通じて、古典を読む力を養う。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
テーマ
読書ノートの作成
輪読
個人テーマの設定
選書ツアー
資料収集・調査・研究発表
ゼミ論集の作成
授 業 内 容
全員が毎回読書ノートをとりながら読んでくる
毎回一人がレジメをつくり、本の内容について議論する
自分自身の関心、研究の対象を明確にする (前期初め)
資料収集のための大型書店探索、選書 (6月頃)
研究発表のための資料収集・調査(各自)、研究発表
ゼミ論集の編集・印刷 (12 月-1 月)
(4)評価方法
授業態度、報告、出席等を総合的に判断。とくに出席は重視する
(5)教科書等
区分
教科書
教科書
書名
『ニコマコス倫理学(上)』
『ニコマコス倫理学(下)』
著者名
アリストテレス
アリストテレス
出版社
光文社古典新訳文庫
光文社古典新訳文庫
税込価格
1280 円+税
1280 円+税
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経済学説史A・B
(7)その他
欠席をせず、議論に積極的に参加できる学生を望む。私(伊藤)の講義をどれかひとつ履修すること
- 152 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第5(経営戦略論・経営組織論)
教 員 名
上笹 恵
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
専門書や新聞記事、視聴覚教材を使いながら、企業が成長するうえで有効な行動原理を分析する。
経営戦略論と経営組織論を主なテーマとする。さらに、経営学全般について一定の知識や見識を得
るために、人的資源管理やマーケティングなども学ぶ。授業はグループごとにレジュメを作成し、
報告と議論をする形で進める。学んだ内容が現場でどのように活用されているかを知る目的で、実
務家による講義の時間も設ける予定である。
また、教室外での活動として工場または施設の見学を実施する。ゼミ生同士の意思疎通を十分に
はかり、情報と理念とを共有するよう継続的な努力を重ねていきたい。
(2)目的
① 経営学の理論を学び、経営戦略や組織運営の領域で一定の提案ができるようにする。
② レジュメの作成と報告の技法を身に付ける。
③ それぞれのメンバーが強みを発揮し、グループ全体で価値を創出する知的活動の喜びを知る。
④ 常に理論と現場との整合性を確認し、物事を分析的に考えられるようにする。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
はじめに
経営学の基礎知識
経営学の学び方
ヒット商品の分析
専門書の輪読:前期
実務家による講義
学外授業:前期
専門書の輪読:後期
個人研究の報告(1)
ビジネスゲーム
新聞による事例研究
最新の経営学に触れる
優れた会社の研究
経営哲学の探求
個人研究の報告(2)
授 業 内 容
ゼミ活動 1 年間の流れの確認、自己紹介
経営学で習得すべき基礎理論の復習
専門書の選び方と読み方、卒業後に役立つ学習方法の紹介
新しい市場を創出する商品開発のあり方を学ぶ
経営戦略や組織づくりに関する専門書を輪読する
実務家を招き、経営の現場について学ぶ
大企業の工場・施設などを見学する
前期と異なる分野の専門書を班単位で読む
テーマを決め、研究計画を作成、報告する
価格設定に関する簡単なゲームを実施する
『日本経済新聞』の読み方と分析の視点を考える
『ハーバード・ビジネス・レビュー』に挑戦する
視聴覚教材を使い、崇高な経営理念を持つ企業の実態を知る
企業に求められる経営精神について考える
最終レポートの作成と報告
(4)評価方法
授業時の報告と態度(50%)およびレポート(50%)
(5)教科書等
区分
書名
著者名
出版社
税込価格
教科書
※授業のなかで随時指定
-
-
-
参考書
※授業のなかで随時指定
-
-
-
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、人的資源管理論、経営組織論、マーケティング論、人間関係論
(7)その他
原則として 1 年間休まず出席・研究できる学生の参加を期待する。学外授業は大企業を中心に計画し、
土曜日に実施する
- 153 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第6(地方再生論、日米財政比較研究)
教 員 名
塙 武郎
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
本演習では財政学・地方財政論をベースにしながら、具体的な政策論の世界に入る。具体的には
地域政策論(地方創生、地域計画、まちづくり事業、観光政策等)
・公共政策論(交通、都市再開発
等)を展開し、国および地方自治体の政策について分析と議論を行う。また日米比較の視点も積極
的に取り入れる。大都市から中山間の限界集落まで幅広く分析対象とし、地域活性化のあるべき方
向性をゼミ生全員で検討する。本演習のゴールは自ら設定した「個人研究」テーマの下で情報収集・
分析等を行い、プレゼンを行うことである。
本演習の特徴は、山梨県内外の限界集落等にフィールドワークを実施したり、首都圏の他大学と
の「ジョイントゼミ」等を定期的に開催するなどして学問的刺激を得られる点にある。また日米比
較として、地方分権国家アメリカにおける地域政策(都市政策、交通政策、福祉政策など)と州・
地方自治体の財政関係を具体的に研究する。
(2)目的
①経済学・財政学の専門知識とエビデンスにもとづいて現実の問題を客観的に論じるスキルを磨く。
②フィールドワークや他大学ジョイントゼミ等を通じて学術的視野を広げる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス、自己紹介等
基礎スキルの習得①
基礎スキルの習得②
基礎スキルの習得③
基礎スキルの習得④
事例研究の基礎①
事例研究の基礎②
事例研究の基礎③
事例研究の基礎④
研究プレゼン(1)
研究プレゼン(1)
研究プレゼン(1)
研究プレゼン(1)
研究プレゼン(1)
フィールドワーク
授 業 内 容
ガイダンス、自己紹介、問題意識等の確認と共有
財政学・地域政策論の基礎スキルの確認と問題設定の方法論その1
財政学・地域政策論の基礎スキルの確認と問題設定の方法論その2
問題設定の方法論の具体例、既存論文の収集と輪読
既存論文・新聞記事等の収集と引用
個人研究テーマの確認と意見交換(その1)
個人研究テーマの確認と意見交換(その2)
個人研究テーマの確認と意見交換(その3)
個人研究テーマの確認と意見交換(その4)
研究プレゼン実施、質疑応答(他大学とのジョイントゼミ)
研究プレゼン実施、質疑応答
研究プレゼン実施、質疑応答
研究プレゼン実施、質疑応答
研究プレゼン実施、質疑応答(他大学とのジョイントゼミ)
限界集落等へのヒアリング調査等の実施
(4)評価方法
①ゼミ内での発表・発言貢献度(70%) ②最終プレゼン(各種提出ペーパー等)
(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
特になし
適宜紹介する
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
地域政策入門、財政学 A(財政学)
、財政学 B(地方財政論)
、その他「地域政策コース」関連科目
(7)その他
特になし
- 154 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第7(戦略を立案する)
教 員 名
佐藤 茂幸
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
本専門演習では、学生自らが経営戦略やマーケティング戦略を立案し、それを論文・企画書・ビ
ジネスプランのいずれかにまとめることをゴールとする。そのために、初期段階において学生自身
の社会に対する問題意識を明らかにし、将来の進路やキャリアのイメージを求める。そのうえで、
各自が通年の学習・研究テーマを設定し、論文等を個人または 3 名程度の共同で作成する。テーマ
は、
「業界・企業の経営分析」
「新事業・地域ビジネスの企画」
「経営課題に対する戦略提案」がある。
本演習は、学生個人の学習や研究の成果を発表し、他の学生や教員との意見交換の場として運営
する。したがって、演習毎回において「独学」による事前準備が重要となり、履修学生は相応の意
志とやる気が求められる。創造性を発揮することの楽しさと、難しさを実感しながらも演習成果に
対する達成感を喜びとして味わえるのがこのゼミの信条である。
(2)目的
① 自らが社会の課題を見つけて、それを解決するための戦略を構想することで、革新や新しい価値
をもたらす「創造力」を養う。
② 経営学的なアプローチをもって、自分の将来や進路を展望できている。
③ 第三者からの評価される論文や企画書等を作成し、短大での輝ける学業実績を作る。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
経営理論の応用学習 ①
経営理論の応用学習 ②
経営理論の応用学習 ③
業界・職種・企業の研究 ①
業界・職種・企業の研究 ②
業界・職種・企業の研究 ③
中間発表会
論文等の作成 ①
論文等の作成 ②
論文等の作成 ③
プレゼン準備 ①
プレゼン準備 ②
プレゼン準備 ③
最終成果発表会
授 業 内 容
本演習の目的・概要、自己紹介
人材マネジメント論、事例研究
経営戦略論、ビジネスモデルの研究
マーケティング論、ビジネスモデルの研究
キャリアプランの作成、問題意識の明確化(テーマ設定)
参考文献の調査、関連書籍の精読、事例研究、学外の調査研究
ブックレポートのレポート作成
レポートの発表と議論。夏季休暇中の課題設定
論文、企画書、ビジネスプラン等の形式決定
アウトラインの発表、意見交換、情報収集
学外プロジェクトの参加、他大学等との交流
プレゼンテクニックの学習
プレゼン資料の作成とレビュー
プレゼンの予行演習
公開ゼミとしてのプレゼン、地域・企業交流
(4)評価方法
①レポート(70%) ②出席・授業態度(30%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、経営管理A・B、マーケティング論
(7)その他
企業と連携した地域活性化やマーケティング調査のための調査研究のプロジェクトを予定する。した
がって、新規ビジネスに興味があって、実践的な経営学を学びたい学生の履修を歓迎する
- 155 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第8 (現代社会と法)
教 員 名
中路 喜之
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
前期は班ごとに、身近な興味のあるテーマを選択し、それについてゼミ内で報告をする。報告し
た班は、他のメンバーからの質問を受け、それにその場で考えてこたえていく。報告をする側、質
問をする側の2つの立場から、その場で考える力を養い、自らの意見を相手にきちんと伝えること
を練習していく。
後期は卒業ゼミ論文の作成と並行しつつ、
「今」の問題を取り上げるために報告会も続行してい
く。
前期・後期にそれぞれ1回裁判傍聴を、夏季休暇中に合宿、学祭では模擬裁判を行う予定。
扱う法律は憲法、民法、刑法がメインとなるが、自己の問題意識に応じてそれ以外でも構わない。
(2)目的
① 法的・論理的思考を身につけ、相手に自分の言いたいことを説明できるようにする。
② 多様な意見の存在を認識、それらを総合して自分の意見が形成できる。
③ 主体的・自主的なゼミへの参加を通して、主体性・自主性の育成。
④ 卒業ゼミ論文を作成する(A4-40 字×40 行-・10 枚以上)
。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
12
13
14
15
テーマ
オリエンテーション
報告会・ディベート①
報告会・ディベート②
報告会・ディベート③
報告会・ディベート④
報告会・ディベート⑤
報告会・ディベート⑥
中間発表会
論文等の作成 ①
論文等の作成 ②
論文等の作成 ③
論文等の作成 ④
プレゼン準備 ①
プレゼン準備 ②
最終成果発表会
授 業 内 容
本演習の目的・概要、自己紹介
7回まで~班あるいは個人で関心のあることがらにつき報告
・報告者は自分の言いたいことをより的確に伝えられるような
報告手法、レジュメ…を考え、
・報告を受ける仲間は、その報告に対する問題点を考え、
質問をし、報告者はそれに対しその場で対処方法を考えていく
・必要に応じて、関連する法律の知識を全員で考えていく
レポートの発表と議論。夏季休暇中の課題設定
問題意識の再確認、論文、参考文献等のイメージ決定
情報収集、相互に自己の問題に対する意見を求める
~学祭への準備(模擬裁判の台本作りなど)を並行して行う
書いている論文のテーマ、問題設定を再確認する(軌道修正)
プレゼン資料の作成とレビュー
プレゼンの予行演習
ゼミでのプレゼンテーション
(4)評価方法
①卒業レポート(60%) ②積極性・受講態度など(40%)
(5)教科書等
区分
教科書
書名
「ポケット六法 平成28年版」
著者名
出版社
有斐閣
税込価格
2,000 円税込
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
法律系科目、経済系科目、日本語、各入門科目 など
(7)その他
参加学生の主体性・自主性・協調性を重んじて進めていく
問題意識を持ち、
「ゼミの全員で共に学び、共に高めていこう」とする意欲ある学生を希望する
- 156 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第9
教 員 名
永岩 尊暢
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
本演習では、会計(会計学)に関する文献の講読を通じて、会計分野における基礎学力の向上を図る。
また、これらの文献講読を通じて各自が問題意識を持ち、その問題意識をもとに論文を作成するこ
とで問題解決能力を養成する。
前期に、収益性・生産性・安全性・不確実性を取り上げ、また、後期には成長性の側面から企業
を評価するための実践的な手法を学んでいく。
以上、財務諸表の活用法を身につけていくことが本演習の課題である。
(2)目的
本演習の目的は次の 2 つである。
①会計に関する知識の活用法を身に付けること。
②社会人になったときに要求される様々な能力を身に付けること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
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12
13
14
15
テーマ
イントロダクション
会計文献の紹介
財務諸表分析の基礎
財務諸表分析の基礎
財務諸表分析の基礎
収益性の分析
収益性の分析
収益性の分析
生産性の分析
生産性の分析
生産性の分析
安全性の分析
安全性の分析
不確実性とリスクの分析
不確実性とリスクの分析
授 業 内 容
専門演習の進め方
担当箇所の割り当て、報告日の確定
分析の視点
分析の方法
分析上の注意事項
資本利益率
ROAの活動分析
資本利益率の分解
収益性と生産性の関係
付加価値の計算方法
労働生産性の分析リスクの意味
貸借対照表に基づく古典的指標
フロー数値に基づく指標の重要性
デフォルト・リスクと不確実性リスク
売上高の変動性
(4)評価方法
①出席(50%) ②提出物・論文(50%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
財務諸表分析
著者名
桜井久勝
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
会計学入門
会計学A・B
ファイナンス論
(7)その他
特になし
- 157 -
出版社
中央経済社
税込価格
3,400+税
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第10(福祉社会と国際社会)
教 員 名
宮崎 理枝
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
この専門演習では福祉社会とは何かという点をテーマにこれを多角的に考えてみたい。これは極言すれ
ば、我々が現代社会でよく生きる(well-being)ということはどういうことかを考察するということだ。
逆に、よく生きていない状態とはどういう状態を指すのかを考察するということでもある。
従って、本演習では、必ずしも社会保障制度ということにとどまらず、貧困や格差、移民問題、ワーク
ライフバランスなども重要なテーマと位置付ける。具体的な演習内容は、専門的な資料の検索と入手、
読書ノートの作成と当該資料の的確な読解、さらに読解した内容の発表と討議が可能になるよう繰り返
しトレーニングを行う。
◎担当可能なテーマ:福祉、介護、就労、家族、高齢者、社会保障、幸福、公正、女性、ワークライ
フバランス、子育て、貧困、移民、福祉国家、国際社会(文化)、現代社会(文化)等の領域
(2)目的
専門的な研究・学習課題を明確に設定できるようになる。専門書を読解できるようになる。その内容を
適切に発表し、質疑応答ができるようになる。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
テーマ設定(1)
テーマ設定(2)
情報・資料収集(1)
情報・資料収集(2)
情報・資料収集(3)
各自の発表と討議(1)
各自の発表と討議(2)
各自の発表と討議(3)
各自の発表と討議(4)
各自の発表と討議(5)
各自の発表と討議(6)
各自の発表と討議(7-29)
レポートの最終チェック
まとめ
授 業 内 容
本演習の、目的、概要、進め方の説明
参加者の関心テーマと共有テーマを協議、各自の発表内容の検討
参加者の関心テーマと共有テーマを協議、各自の発表内容の検討
各自が発表内容に関する英語資料・情報を収集、収集状況を報告1
各自が発表内容に関する英語資料・情報を収集、収集状況を報告2
各自が発表内容に関する英語資料・情報を収集、収集状況を報告3
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議1
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議2
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議3
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議4
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議5
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議6
各自が決めた文献の発表と参加者間での討議7-29
各自のレポートの最終チェックと修正
1 年間の参加者の発表の総括
(4)評価方法
①毎回の授業参加頻度と態度・作成物(50%) ②レポート(50%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
出版社
税込価格
適宜指示
適宜指示
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
社会保障 A・B、労働経済、ジェンダー論、社会政策
(7)その他
上記「担当可能なテーマ」のいずれかに高い関心を持ち、意欲的に参加できる者の参加を希望
する(教員の効果的な指導によって、皆さんが希望する進路に進むための最低要件)
- 158 -
3 専門教育科目 専門演習科目群
科 目 名
専門演習第 11(中国の金融システム)
教 員 名
范立君
年次
2
授業期間
通年
単位
4
(1)概要
日中関係は、
「政冷経熱」と言われている。政治・外交面では、日中関係は微妙な局面に直面する
場面が度々見られるが、経済面においては、経済のグローバル化の深化に伴い、日本と中国も相互
補完的な関係をより一層深めている。そうした中、民間レベルでの様々な分野での日中交流が盛ん
に行われている。近年、大月市に訪ねてくる中国人観光客も年々に増えている様子である。こうし
た中、中国の経済事情を知ることは、経済的教養としてだけではなく、将来の進学や就職、地域貢
献にも繋がる。本演習では、DVD 資料を使いながら、中国の金融システムを中心に、中国経済の構
造、最近の時事問題、そして中国と日本、中国と世界経済との関連について、検討する。
中国の金融に興味を持ち、積極的な姿勢で演習に参加することを希望する。
(2)目的
① 文書を読み、理解・要約する能力を身につけること。
② 中国の金融システムを構造的、体制的諸側面から理解するための基礎知識を提供する。
③ 中国向けビジネスに興味を抱かせ、それを実行するための経済的・文化的基礎教養を身につけて
もらう。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
ケーススタディ
ケーススタディ
文献の紹介・内容説明
文献の輪読 1
文献の輪読 2
DVD 映像資料鑑賞
各自報告・討論
文献の輪読 3
ケーススタディ
文献の輪読 4
文献の輪読 5
DVD 映像資料鑑賞
各自報告・討論
個人研究の報告
授 業 内 容
演習の進め方、ルール、アンケート調査
文書の読み方、レジュメの作り方
プレゼンテーションの方法
担当箇所の割り当て、報告日の確定
担当者報告、内容解説、議論
担当者報告、内容解説、議論
鄧小平とその時代(天安門まで)
前回の DVD 映像資料をめぐって
担当者報告、内容解説、議論
DVD 映像資料:中国-影の銀行、解説
担当者報告、内容解説、議論
担当者報告、内容解説、議論
日中国交回復 40 周年
前回の DVD 映像資料をめぐって
テーマを決め、レポートの作成と報告
(4)評価方法
①ゼミでの報告・議論 ②出席と態度
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
現代中国の中小企業金融
中国は、いま
著者名
范 立君
国分良成
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
特になし
- 159 -
出版社
時潮社
岩波新書
税込価格
2765 円
820 円+税
3 専門教育科目 専門特殊講義群
科 目 名
専門特殊講義第 1(現代経済論)
教 員 名
内藤・伊藤・佐藤(克)・塙・宮崎
年次
2
授業期間
後期
単位
2
(1)概要
現代の経済は、過去 20 年ほどを振り返っても、バブル崩壊、金融危機、長期不況、グローバル化、
リーマンショック、世界的な景気後退、為替レートの大きな変動(円高と円安)等、大きな事象によっ
て激しい影響を受けてきている。こういった事象やその要因に関しては、様々な説明が可能である
が、この講義では、特に時事的な面、あるいは他の講義では扱えない先進的なトピックを中心に検
討していく。そのため、講義はオムニバス形式で行い、経済系の教員 5 名が 2,3 回ずつ担当する。
内容は、担当教員の専門領域である経済レジーム、経済思想、福祉国家、財政、環境といった視点
に基づいたものとなる。最後の二回は担当教員全員によるパネル・ディスカッションを行い、現代
経済の課題や受講者の関心のあるテーマについて検討する。
(2)目的
①通常の講義では扱えない時事的な問題や先進的トピックによって、現代経済への理解を深めるこ
と。
②様々な角度からの議論を聞くことにより、経済現象への多角的な理解、認識を身に付けること。
(3)授業内容
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
テーマ
ガイダンス
レジーム論と制度分析①
レジーム論と制度分析②
レジーム論と制度分析③
メンタリティー①
メンタリティー②
福祉国家①
福祉国家②
財政①
財政②
財政③
環境①
環境②
講義のまとめ
現代経済の課題
授 業 内 容
講義内容の説明
レジーム論とは何か、制度分析の概要、フォーディズム
様々な資本主義、アングロ・サクソン的システムと日本的システム
ポストフォーディズム、新たな労働と IT 技術、認知資本主義
戦後啓蒙とマルクス主義
冷戦終結と経済・社会の思想の転換
福祉国家と福祉レジーム-類型論の発展と多様化、日本の位置づけ
福祉国家とケアレジーム-家族主義とケア責任、アクターの多様化
超大国アメリカの経済と財政、
「内なるグローバル化」と経済格差
オバマの経済政策とスペンディング政策 :シカゴ地下鉄の事例
映画「メイド・イン・マンハッタン」に学ぶ:自立と勤勉と信用財政
地球温暖化対策と原子力発電
再生可能エネルギーと地域振興
パネル・ディスカッション①
パネル・ディスカッション②
(4)評価方法
①レポート(80%) ②授業内コメント及び出席(20%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
著者名
特になし
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
特になし
(7)その他
詳細な内容とスケジュールは初回に提示する
- 160 -
出版社
税込価格
3 専門教育科目 専門特殊講義群
科 目 名
専門特殊講義第2(地域ビジネス論)
教 員 名
佐藤 茂幸
年次
2
授業期間
前期
単位
2
(1)概要
地方の人口減少と少子化に伴い、地域経済の地盤沈下が叫ばれるようになって久しい。大勢とし
て既存の地域企業や商店街が行う従来型ビジネスには、地域衰退の歯止めをかける力はもはやない
のかも知れない。こうしたことを背景に期待されているのが、地域資源を活用した新事業の創出で
あり、それはたとえば、観光・農業・健康・福祉・環境等に関わるビジネス分野である。その担い
手には、地域中小企業のみならず、コミュニティ・ビジネスや産学官連携組織、NPO など多様であ
る。
そこで本講義では、こうした地域ビジネスの実態と可能性を経営学のアプローチから整理する。
そして、自らの地域に関わる問題意識を具体化し、これを解決するためのビジネス手法を実践的に
学ぶ。
(2)目的
① 地域ビジネスの動向と課題を理解し、地域の価値創造の本質を説明できるようになる
② 地域課題の解決手法を実践的に学ぶため、
「着地型観光」をテーマにした地域ビジネスの簡易な
企画書を作成する
(3)授業内容
テーマ
授 業 内 容
1 はじめに
講義の進め方、地域中小企業・個人事業・商店街等の経営実態
2 地域ビジネスの概観
グローバルとロカール、製造業とサービス業
3 地方創生と地域ビジネス
地方創生の実態、地方の総合戦略(大月市を事例に検証)
4 サービスビジネス
地方のサービス業の実態、福祉・健康・教育等のビジネス分野
5 観光ビジネス①
観光業界の動向、ビジネスモデル研究、成功要因
6
〃
②
着地型観光(エコ・ヘルス・アート等)
、インバウンド観光、DMO
7 農業ビジネス①
農業・フード業界の動向、ビジネスモデル研究、成功要因
8
〃
②
6次産業化、農商工連携、里山ビジネス、アグリツーリズム
9 環境ビジネス
エネルギー、自然環境、森林・治水、エコツーリズム 等
10 コミュニティ・ビジネス論① CBの背景と実態、コミュニティの再生、CB起業
〃
② ソーシャル・ビジネス、社会起業家、ソーシャルイノベーション
11
12 地域経営論
クラスター理論、地域ブランド、地域マーケティング、地域金融等
13 企画作成ワークショップ① 「地域観光」の現状整理、地域課題の選定、事例研究
〃
② 企画の観光テーマの選定、簡易企画の作成
14
〃
③ 企画の発表、地域ビジネスとしての価値創造の評価
15
(4)評価方法
①期末テスト(60%) ②企画レポート(30%) ③出席・授業態度(10%)
(5)教科書等
区分
教科書
参考書
書名
なし
※授業のなかで随時指定
著者名
出版社
税込価格
-
-
-
(6)関連科目・履修することが望ましい科目
経営学入門、経営管理B、マーケティング論、大月学入門、地域実習A・B
(7)その他
地域ビジネスに関わる簡易な企画書を作成します。したがって、地域に関わる問題意識の高い学生の
履修を望みます
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