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SEMI四半期レポート
2008 No.4
EXPANDING MARKETS • IMPROVING ACCESS
LEADING
BY
3
SEMI EHS部門
PV業界向けの安全教育活動を開始
5
SEMI、SEC/Nを買収
150mm/200mmファブ対応を強化
6
SEMI財務報告
2007年の好調が活動を支える
EXAMPLE
日立化成はSEMIのEHS Global Care活動に積極的に参画し、
さらにその活動を拡大して行きます
SEMI役員/日立化成工業株式会社 執行役専務 営業本部長
戸川 清
以前から、SEMIの国際的なイニシアチブに参加す
る日本の材料企業があまりに少ないと感じていま
した。こうした状況を変えるための第一歩として、
INFORM,
CONNECT,
GROW
日立化成はSEMIのEHS推進プログラム
であるGlobal Careに参加することにし
たのです。2007 年 7 月に私は SEMI の役
員を拝命し、今年の夏には SEMI EHS
Executive Committeeの委員にも選ばれ
ま し た 。日 立 化 成 は W B C S D ( T h e
World Business Council for Sustainable
Development :持続可能な開発のため
の世界経済人会議)のメンバーでもあり
ます。日立化成がこのようにEHS活動へ
積極的に参加をするようになったのは、
弊社の前会長である内ヶ崎功に負うとこ
ろが大きいと言えます。内ヶ崎はEHS活
動における功績が認められ、2004 年に
SEMIより井上Z(あきら)EHS賞をいた
だきました。
私はSEMI EHS Executive Committee
の委員をお引き受けしてから、日立化成
グループおよび日立グループの企業にこ
のことを伝えてまいりました。これは
CSR(企業の社会的責任)担当者との連
携を密にし、SEMI での活動を広く知ら
せるとともに、グループ各社のEHS活動
に関する情報を得るためです。私自身の
このような活動を通じて、早い時期に
SEMI EHS 活動に少しでも貢献できれ
ばと願っています。
ここで、日立化成が環境適合製品の供
給に重点を置いているということを申し
上げておきたいと思います。日立化成グ
ループでは、製品のライフサイクルの各
段階において環境負荷を低減するため、
「環境適合製品設計アセスメント」を行
っております。
「環境適合製品開発促進
委員会」などが中心となって製品ごとに、
各工程にてついて検証を行っておりま
す。2003 年当時 65 %だった環境適合製
品の登録率は現在85%となっています。
この「環境適合」とは、環境負荷を大
きく低減させた、ハロゲンや鉛などの有
害物質をまったく含まない製品を供給す
るということです。たとえば弊社のエポ
キシ樹脂封止材は、ご承知のように半導
体チップを水、熱、衝撃から保護するた
めの黒色のプラスチック材料ですが、環
境に負荷を与えるハロゲン系、アンチモ
ン系の難燃剤を使わないものに移行して
います。また、硬質回路基板やフレキシ
ブル回路基板などの回路接続に、あるい
は携帯電話やPC内部のデバイス・回路の
次ページに続く
「地球温暖化は今や人々が強く意識する問題となっており、日立化成グループ
は、2010年までに1993年度比93%まで排出量を減らそうと努力しています。
」
2 SEMI UPDATE
LEADING
BY
接続にも使用されている異方導電フィル
ム ACF もその例です。ACF はもともと
鉛フリーですが、はんだの置換えという
意味でも環境にやさしい材料と言えるで
しょう。
地球温暖化は今や人々が強く意識する
問題となっており、弊社としても独自に
CO2排出管理戦略を策定しています。ご
存知のように京都議定書では、1990 年
を基準としてマイナス6%を日本のCO2
排出削減目標として定めています。これ
に対して日立化成グループは、マイナス
7%という独自の削減目標を設定しまし
た。つまり、2010 年までに 1990 年度比
93 %まで CO 2の排出量を減らそうと努
力しています。
サプライチェーンの各段階でも、CO2
排出量をどこまで削減することができる
かの見直しを進めています。研究開発段
階では、より環境にやさしい製品の開発
を進めると同時に、リサイクル技術の開
発、端材の再利用方法の開発も続けてい
ます。また各事業所で省エネルギーのさ
まざまな工夫を試みるほか、物流の改善
も行っています。たとえば、荷積みや輸
送を調整改善することで、事業所を出入
りするトラックの配送回数削減に成功し
ました。
EXAMPLE
私たちの活動は、さらに先を目指しま
す。日立化成グループは、CO2排出量の
削減目標として、2015 年度までに 1990
年度比15%削減という、たいへん意欲的
な目標を発表しました。これをどのよう
に達成しようとしているかについて述べ
てまいります。私たちはカーボンマネー
ジメント戦略を策定し、
「事業所インフ
ラ領域」「製造法革新・新製品領域」「環
境保護領域」「排出権領域」という 4 つ
の領域での削減対策を進めています。た
だし、排出権取引は最後の手段と言える
でしょう。
事業所インフラ領域では、日立化成グ
ループは省エネルギー計画を大きく前進
させています。これは重油からCO2排出
量の少ない天然ガスへの転換によるもの
で、可能な範囲で各事業所に天然ガス施
設を導入しています。さらに社内でのク
リーン設備の開発など、CO2削減対策投
資も行っています。
製造法革新領域にも、材料とエネルギ
ーの双方を削減できる領域として注目し
ています。新製品領域も、省エネルギー
への取組みを具体化する上で大きな役割
を果たすでしょう。同時に、日立化成グ
ループ全体の従業員に対しても環境保護
の重要性を訴えています。オフィスや工
場での節電や、社会貢献活動を通して、
CO 2 排出削減のために各人が何をでき
るかについて学んでもらっています。
そのような社会貢献活動のひとつに、
「グリーン・カーテン・プロジェクト」が
あります。これは、ゴーヤやヘチマなど
のつる性植物を栽培して、建物の窓や壁
面を覆うようにするものです。緑が日光
を遮断して、暑い日本の夏でも建物内の
温度を下げる効果があります。福島県の
浪江日立化成工業が 2005 年に初めてこ
の運動を開始し、前年比で20%という節
電に成功しました。2007 年にはこのグ
リーン・カーテン・プロジェクトを9事業
所に拡大し、2008 年は 25 の事業所での
展開となりました。今後はこの運動を、
さらに従業員の家庭や事業所周辺の小学
前
前ペ
ペー
ージ
ジよ
より
り続
続く
く
校にも広げようと計画しています。
この従業員の積極的な反応は、EHS
活動からの予期せぬ成果のひとつだと考
えています。数々の報道によって、これ
ら日立化成の環境配慮活動が紹介されて
いるのもモチベーションを上げる一助と
なっているようです。皆、EHS活動に誇
りを持ち、楽しみながら活動している点
が、推進する会社側としてもうれしく感
じます。
化学物質に対する世界的な規制の変
化、特に欧州におけるRoHS指令や、より
最近の REACH 規制に対処するため、弊
社では、専門家を集めた特別グループを
編成し、規制の要求を確実に満たすシス
テムを構築しました。メンバーの 1 人は
ドイツのデュッセルドルフに駐在し、今
年 11 月末までの弊社製品の予備登録を
完了する任務にあたるとともに、規制動
向をモニタリングするなど、EU 各国の
情報を収集し、必要な対応をタイムリー
に行っています。
こうした新しい動きに対応するため、
調達・使用する材料の種類を見直し、変
更する必要が生じてきました。サプライ
ヤに対して詳細な材料データシートの提
出を求める一方、使用禁止を求める物質
が何であるか、また購入したい基材の基
準値など必要情報の提供にも努めていま
す。RoHS への 4 年にわたる適合努力の
結果、今では99%以上適合していると言
える状態になりました。
労 働 安 全 衛 生 に 関 し て は 、C S R 担
当役員のもとで活動する OSH(労働安
全衛生)チームを立ち上げました。各事
業所にも、OSH トレーニングプログラ
ムの実施を担当する責任者を設けてい
ます。
これまでのところ、心強い成果が得ら
れています。現時点の目標は、OHSAS
18001(職業安全衛生の国際規格)の認
証取得であり、すでに 2 事業所が成功し
ていますが、もちろんこの数を増やして
「従業員の積極的な反応は、EHS活動からの予期せぬ成果のひとつだと
考えています。皆、EHS活動に誇りを持ち、楽しみながら活動している
点が、推進する会社側としてもうれしく感じます。
」
2008 NO. 4 3
A Blueprint
to Follow
SEMI EHSディビジョンは、
どのように半導体製造から得られた知識を活用しているか
PV業界は、この5年間で飛躍的な発展
を遂げましたが、その間、業界内の環
境・健康・安全(EHS)への取組みに対す
るニーズが非常に高まっています。多く
の国で、何百もの新しい製造工場が操業
を開始し、何千人もの新規従業員が複雑
で危険を伴った製造プロセスに従事して
います。熟練したEHSスタッフや確かな
EHS 危機管理機能を備えた半導体ファ
ブと違って、新たな PV 工場の多くはま
だまだ学習の段階にあります。
Applied Materials 社EHS/コーポレー
トレスポンシビリティ&サステナビリテ
ィ統括部長Bruce Klafter氏は、
「PV製造
工場の多くが効果的な EHS 管理に取り
組んでいます。しかし、まだ PV 業界に
は、事故や災害の危険性を分析し、その
知識を業界全体で共有するための、効果
的な方法ができあがっていません」と述
べています。PV 製造プロセスにおける
事故災害の多くは、半導体がこれまで経
験し、業界内での長年の協力と情報共有
を通して解決してきたものと類似してい
ます。
「今こそ、半導体業界が試行錯誤
しながら確立してきたEHS管理をPV業
界に伝えることが必要とされています。
これは、EHSワークショップなどでの教
育や、PV 製造装置の安全性や設備に関
する標準化活動を通して可能になるので
す」とKlafter氏は続けています。
PV業界でのEHSに関する教育・情報交
換へのニーズに呼応して、SEMI EHS部
門は、2008年の後半から2009年に、アジ
ア、欧州、米国でのSEMICON®ショーお
よび SOLARCON ®のイベントで、PV
EHS ワークショップを開催する予定で
す。経験を積んだ EHS の専門家を育て、
実証されたEHS手順の確立を進めること
を、各社のビジネス戦略の不可欠な部分
とすることが、PV業界にとって非常に重
要です。これらのワークショップは、こ
のニーズに応える第一歩となるものです。
去る9月10日には、PV Power Taiwan
で最初のワークショップが開かれまし
た。そこではアジア各地から PV 業界の
EHS 関係者が集まって、EHS の課題を
議論しました。このワークショップでは、
環境保護、シラン安全対策、作業者安
全・健康、装置設置、装置保守、特殊ガス
とケミカルの供給システム、建築技術、
設備、リスク管理、保険など、多くの課
題が取り上げられました。
「今こそ、半導体業界が試行錯誤しながら確立してきたEHS管理をPV業界に
伝えることが必要とされています。」
Bruce Klafter氏
行きます。
社会においては、良き企業市民となる
べく、日立化成グループ各社の活動と責
任を導く「日立化成グループ社会貢献ポ
リシー」を本年制定しました。こうした
活動には、日本および世界での環境保護、
文化およびスポーツ、災害救助、地域コ
ミュニティの支援など、幅広い分野が含
まれます。前に触れたグリーン・カーテ
ン・プロジェクトは、その具体的な例と
言えるでしょう。また、日本化学会が主
催する「化学だいすきクラブ」への支援
も挙げられます。これは、さまざまなイ
ベントや出版を通して、子供たちの化学
への興味を育もうとするものです。特に、
資金援助、工場見学、数々のイベントへ
のエンジニア派遣などを通して、お手伝
いをさせていただいております。
以上のような活動を通じ、持続的に
EHS に係わって行きたいと考えており
ます。
SEMI Global Careメンバー企業
Air Products and Chemicals, Inc.
Amkor Technology, Inc.
Applied Materials Inc.
ASML
Asyst Technologies, Inc.
ATMI, Inc.
Axcelis Technologies
AZ Electronic Materials
B&H Engineering
Brewer Science, Inc.
Brooks Automation, Inc.
CaliTech Corporation
キヤノンアネルバ(株)
CIC Photonics, Inc.
Compugraphics International Ltd.
Credence Systems Corporation
Cymer, Inc.
大日本スクリーン製造(株)
(株)ディスコ
Dow Chemical Company
DuPont EKC Technology, Inc.
DuPont Electronic Technologies
EBARA Technologies, Inc.
Edwards Limited
Entegris, Inc.
(株)フェローテック
FSI International, Inc.
GSI Group Inc.
伯東(株)
Hermes-Epitek Corp.
Hitachi Chemical Co. America, Ltd.
日立化成工業(株)
(株)日立国際電気
(株)堀場エステック
(株)堀場製作所
INFICON Inc.
Innovative Robotics
JSR Micro, Inc.
KLA-Tencor Corporation
Lam Research Corporation
レーザーテック(株)
Lion Precision
LTX Corporation
M+W Zander
Matheson Tri-Gas
Mattson Technology, Inc.
MEMC Electronic Materials, Inc.
Metron Technology, Inc.
MKS Instruments, Inc.
Nano Green Technology Inc
(株)ニコン
Nisene Technology Group
Novellus Systems, Inc.
Photronics, Inc.
Rushbrook Consultants
SEH America, Inc.
SEMI
Solvay Chemicals SBU Hydrogen Peroxide
SUMCO Phoenix Corporation
Tegal Corporation
Teledyne Hastings Instruments
Teradyne Inc.
Therma-Wave, Inc.
東京エレクトロン(株)
Trebor-International
Ultratech, Inc.
Wadsworth Pacific Co., LLC
(2008年10月現在)
4 SEMI UPDATE
P V
G R O U P
PVグループはPV業界での勝利を目指した取組みをサポートします
スタンダード、製造コストの追求、そして世界的協調により、
持続可能な、高成長かつ高収益なPV産業が構築できれば、
この地球は変わると思いませんか?
数百社のSEMI会員企業が、その目標達
成のため、すでに第一歩を踏み出してい
ます。PVイニシアティブとしてSEMIが
支援する会員組織SEMI PVグループは、
共通の課題認識、半導体・FPD 製造から
学んだベストプラクティス、教訓、経験
を共有するメンバーコミュニティである
と同時に、共同作業、情報共有、技術革新
に向け、共に学び、対処するためのプラ
ットフォームです。
SEMIは数々のイニシアティブ、プロ
グラム、イベントを通して PV グループ
の会員をサポートしています。SEMI 会
員は、コア技術を PV 分野へと拡大する
ことにより、ソーラーへのスムーズな技
術の移転を可能にする情報、コンタクト
情報、グローバルなリソースの共有を行
っています。すでにソーラー分野で活動
している企業は、会員に加わることで、
既存のグローバルネットワークを活用
し、専門性と技術を拡大させることがで
き ま す 。 ま た 地 域 の PV Steer ing
Committeeは、活動の優先性に関する議
論を促進し、地域特有の問題を明確化す
るとともに、指針、戦略的な助言、実践
的サポートを提供するためのネットワー
クを共同で構築しようとしています。
現在、PV Groupの会員企業が掲げて
いる共同目標は、
• 長期的成長
• 利益の維持
• 継続的な業界の発展
• グローバルマーケットへのアクセス
たとえば業界スタンダードを例にとる
と、PV業界は、コスト削減と開発・製品
化時間の短縮に役立つ、グローバルに活
用できるスタンダードや試験方法がない
ことを嘆いてきました。このような課題
に対応するため、今年で35周年を迎える
SMEIスタンダードの既存スタンダード
や安全性ガイドラインを、PV 業界で活
用することが検討されています。また、
サプライヤおよびユーザーからの支援を
得ながら、グローバルな観点から PV に
特有な製造プロセスを調査、理解し、そ
れについて解決することが検討されてい
ます。
また、PV グループは、公共政策の面
でも団結した声を挙げています。特に米
国では、投資税額排除( Incentive Tax
Credit = ITC )のソーラーへの適用が、
上院および下院において障害に直面して
います。そのため、SEMIならびにPVグ
ループの会員企業とその顧客は、このよ
うなビジネスに影響する政策問題に対し
ても一致団結して声を挙げることが必要
になっています。
そのためには、PV 業界の全ステーク
ホルダーが関わる必要があります。ビジ
ネスとテクノロジーで我々の環境を向上
させるには、共通の課題に対して、グロ
ーバルに、かつ共同で対処する必要があ
ります。共通の価値やベストプラクティ
スを全体の利益のために伝達・共有する
必要があるのです。PV グループに参加
して、ぜひこのエキサイティングなコミ
ュニティの一員となられることをお勧め
します。
「 SICK社は、センサー、安全システム、自動識別システム、マシンビジョンシステムを、工場や物流
の自動化に提供する国際的なメーカーです。長年にわたり、ヨーロッパの太陽電池製造業界では有力
なポジションを維持しています。北米が太陽電池に力を入れ始めた今、米国市場とヨーロッパ市場の
違いを理解し、製品や戦略をそれに合わせて調整するうえで、SEMIのPVグループは欠かすことので
きない資源となることに気づきました。SICK社を代表して、私はスタンダード委員会とパブリック
ポリシー運営委員会に参加し、この若い産業が将来大きな成功を収めるために協力しています。」
SICK社 エマージングマーケット インダストリーマネージャ Brian McMorris氏 www.sick.com
2008 NO. 4 5
SEMI & SEC/N:
Combining Forces
SEMIとSEC/Nは
力を合わせて中古装置市場に取り組みます
中古半導体製造装置とそれに関連するサービスの市場におけるSEMI会員と顧客の
ニーズをさらに効果的にサポートするために、SEMIはSEC/N(Surplus Equipment
Consortium Network:中古半導体製造装置協会)を買収しました。
SEC/NとSEMIは、ここ数年にわたって、多くの会員と関係者を共有し、SEMIのイ
ベントの多くで中古市場に関するセミナーを共催するなど、緊密に連携してきました。
事実、SEC/Nの現在の会員の約60%はSEMI会員でもあります。
中古および再生半導体製造装置の市場規模は、2009年には80億ドルを超えるほど成
長すると予測されています。これは、古い装置
を再生、修理、あるいは改造すれば、低コストで
「中古装置市場をこれまで以上に重視できること
スループットを向上できることに、ファブオー
をうれしく思います。今回の合意によって、会員
ナーが気づき始めたからです。すでにいくつか
のファブオーナーは、古いツールセットの自動
企業に対してより大きな効率と価値を提供できる
化によって大きなスループット増大を実現して
はずです。」
います。
SEMIプレジデント兼CEO
Stanley T. Myers
SEMIは世界的に影響力を持ち、スタンダード
開発についても長年にわたる実績があるため、
中古市場でも大きな力を発揮できるでしょう。
「世界の中古製造装置市場のために健全
な事業を推進し、スタンダードを作成して提供するというSEC/Nが掲げていた目標
が、SEMIの十分に確立された基盤によって達成できると信じています」と、R.B. High
Tech Transport社プレジデントでSEC/N役員会の前プレジデントであるPeter Page氏
は述べています。
SEMIのプレジデント兼 CEOのStanley T. Myersも、
「中古装置市場をこれまで以上
に重視できることをうれしく思います。今回の合意によって、会員企業に対してより
大きな効率と価値を提供できるはずです」と述べています。
SEC/Nは1998年の設立以来、中古製造装置の買取・販売ならびにサービス業界を代
表するとともに、これらの業界を推進してきました。コンプライアンス、倫理、プロフ
ェッショナリズムという本質的理想の基に世界の企業を会員とする協会として、米国
アリゾナ州を本拠地に、非営利団体として設立されました。
SEMI イベントスケジュール(2009年1月−3月)
1月11日−14日
1月14日−16日
1月20日−22日
1月20日−22日
2月1日−3日
3月8日−10日
3月11日−13日
3月17日−19日
3月17日−19日
3月29日−4月3日
Industry Strategy Symposium (ISS) U.S. 2009
カリフォルニア州ハーフムーンベイ
www.semi.org/issus
Strategic Materials Conference (SMC) 2009
カリフォルニア州ハーフムーンベイ
www.semi.org/smc
SEMICON Korea 2009
ソウル
www.semiconkorea.org
SOLARCON Korea 2009
ソウル
www.solarconkorea.org/solarcon
Industry Strategy Symposium (ISS) Europe 2009
ドレスデン
www.semi.org/isseurope
Photovoltaic Fab Managers Forum (PV FMF) 2009
ドレスデン
www.semi.org/pvfmf
FPD China 2009
上海
www.fpdchina.org
SEMICON China 2009
上海
www.semiconchina.semi.org
SOLARCON China 2009
上海
www.solarconchina.com
SEMI NA Standards Spring Meeting
バンクーバー
www.semi.org
6 SEMI UPDATE
2007年 SEMI財務報告−SEMI役員 / KLA-Tencor社 CEO
Rick Wallace
会員の皆様はSEMIのメンバーとして、当然ながら、SEMIが
多くの利益をもたらすよう努めることを期待されていると思
います。なぜなら、会員の皆様はSEMIに会費という形の投
資をされ、信頼を寄せてくださっているからです。
私は、SEMI役員(SEMI International
Board of Directors)の一員として、また
SEMI Finance Committeeの委員長とし
て、SEMI経営幹部と力を合わせ、SEMI
のリソースが生産的でかつ適切な目的の
ために使用され、会員企業が技術ロード
マップを達成するのに役立つよう指導し
ています。SEMIは、2007年に新たなプ
ログラムを展開することに注力し、それ
らの努力がSEMI会員企業にご評価いた
だいたことを、ここにご報告します。
私たちがスポンサーとなり運営する
SEMIの展示会は、収益の大きな部分を
占めており、それが会員企業にさまざま
な面で利益を提供することを可能にして
います。半導体、フラットパネル、そし
てMEMSの業界は、SEMIのスタンダー
ドを採用することにより、安全で統一性
があり効率的な製品を開発・供給してい
ます。また、これらの業界の多くの企業
が、SEMIの市場統計・市場分析製品を利
用し、新市場の調査や立上げ、イノベー
ティブな製品の開発、世界的なマーケテ
ィングや生産プログラムの策定などに活
用しています。
SEMIの2007年の業績を見ると、収益
は増加し純利益も上昇しており、良好な
成果を挙げたことは明らかです。しかし、
現在皆様がお考えになるのは、2008 年
に業界が直面している深刻な経済状況
のことだと思います。したがって、会員
企業がこの市場状況で奮闘している今
日、SEMI が何をしてきたかについて、
いくらかお伝えしたいと思います。
業界が財政面の逆風に直面している
とき、SEMI は皆様をより効率的に支援
するための態勢をとってきました。
SEMIに期待することは、そのポジショ
ンを活用し、会員自身では得られないよ
うなサービスを、効率的に低コストで提
供することと理解しています。
収入
展示会
プログラム
スタンダード
2006
2007
39,297
43,471
44,764
46,702
50,422
2,605
3,485
3,774
3,982
4,238
717
746
760
761
688
2,583
3,428
2,339
1,780
1,139
4,856
4,979
6,707
6,987
56,616
59,932
63,474
2003
2004
2005
2006
2007
19,455
18,844
19,697
20,671
23,146
プログラム
4,453
5,264
5,823
5,092
6,034
スタンダード
3,317
3,483
3,030
2,854
3,352
4,566
5,050
3,772
3,139
2,189
展示会
統計・情報サービス
*
会員サービス、その他
21,235
22,177
23,682
26,738
26,212
支出計
53,027
54,818
56,003
58,494
60,933
2003
2004
2005
2006
2007
展示会
19,842
24,627
25,067
26,031
27,276
プログラム
(1,848)
(1,779)
(2,049)
(1,110)
(1,796)
スタンダード
(2,600)
(2,737)
(2,269)
(2,093)
(2,664)
統計・情報サービス
(1,983)
(1,622)
(1,433)
(1,359)
(1,050)
(15,720)
(17,321)
(18,702)
(20,031)
(19,225)
(2,309)
1,169
613
1,438
2,541
収支差額
Rick Wallace
2005
55,987
支出
SEMI役員 / KLA-Tencor社 CEO
2004
5,515
収入計
するための態勢をとってきました。」
2003
50,718
会費、その他
とき、SEMIは皆様をより効率的に支援
行することのリスクと利益を十分に理解
するため、SEMI会員と共同作業を続けて
きました。SEMI 装置生産性ワーキング
グ ル ー プ( Equipment Productivity
Working Group)は数々の研究、発表を
行い、SEMICON ショーでプレゼンテ
ーションし、複雑な問題に対してきわめ
て明確な尺度を提供してきました。
SEMIは、太陽光発電(PV)およびフラ
ットパネルディスプレイ( FPD )製造の
ための国際スタンダードを策定してきま
した。これらのスタンダードによって、
業界は全体的な製造コストを削減しなが
ら、プロセスと製品開発に力を入れるこ
とができます。特にアジアと欧州で、地
域の委員会も強化されています。
SEMI は世界の PV 関連組織と強力な
協調関係を発展させてきました。また、
SEMICONショーとPV展示会を併催す
ることにより、これらに出展するSEMI
会員企業がより多くの機会を持てるよう
にしました。
SEMI連結決算報告($K)
統計・情報サービス
「業界が財政面の逆風に直面している
SEMIはウェーハサイズを450mmへ移
*
会費、その他
収支差額計
*
「会費、会員サービス、その他」には、グローバルEHS、アドボカシー/パブリックポリシー、労働力育成、
国際および本部全オフィスの運営を含みます。
2008 NO. 4 7
SEMIはEHSとサステイナビリティへの取組みを強化しつつ、
規制、情勢、予想される問題、機会に関して最新情報を会員企
業に提供してきました。
そしてもちろん、世界中の会員企業がその地域、業界分野で
良き市民であり続けようと努力されている中、SEMIは引き続き
サステイナビリティの問題に力を注いでいます。
SEMIのマネージメントチームは、世界中の会員企業のニー
ズと、業界における経済的・政治的現実とのバランスを常にと
るように努力しなければならない使命を認識しています。それ
は多くの場合困難な課題ですが、私たちの成功と将来の目標に
とって不可欠なことです。私はSEMIに関与することを光栄に
思い、2007年にSEMIのマネージメンントチームが多くの成果
を成し遂げ、今日の困難な時代にあっても会員企業のニーズに
取り組んでいることをうれしく思います。今後も、会員の皆様
に実効的で価値のあるフォーラムを提供するという、SEMIの
長い歴史を継続できると確信しています。そして、私たちの成
長と成功に寄与できることを願っています。
SEMI INDIA
マイクロエレクトロニクスと
PV市場の発展が目覚しいインドに
新オフィスが誕生
2007年 活動分野別売上($K)
収入
金額
%
$50,422
79.4%
会費、その他
$6,987
11.0%
プログラム
$4,238
6.7%
統計・情報サービス
$1,139
1.8%
展示会
$688
1.1%
$63,474
100.0%
金額
%
アジア太平洋
$21,553
34.0%
日本
$17,779
28.0%
北米ならびに国際本部
$17,174
27.0%
スタンダード
収入計
2007年 地域別売上($K)
収入
ヨーロッパ
収入計
$6,968
11.0%
$63,474
100.0%
Sathya Prasad
SEMI Indiaのプレジデントに就任
Sathya Prasadが、SEMI Indiaの最初のプレジデントと
して就任しました。今後、SEMI のプログラム、委員会
ます。
「太陽光発電産業はインドで爆発的な成長を見せ
始めており、SEMIのPVグループイニシアチブのインド
活動、製品、サービスをインドで推進する役割を担いま
す。SEMI会員にとどまらず、インドの業界、政府、学界
その他の協会との連携も重要な任務です。さらに、彼は
インドで急成長しているマイクロエレクトロニク装置と
太陽電池製造のサプライチェーンに関心のある、他地域
のSEMI会員もサポートします。
での展開をリードできることを楽しみにしています」
。
Prasadの16年にわたる業界経歴は広範囲にわたり、高
付加価値で高度な半導体製品にかかわる技術工学と戦略
的マーケティングを、IntelとCadence Design Systemsと
いう指導的な企業で経験しています。SEMIに入る前に、
PrasadはインドのCadence Design Systemsで戦略的プラ
ンニングのディレクターを務めていました。その前には
Intelで13年間、さまざまなエンジニアリングや技術マー
ケティングの部門でリーダーを務めていました。Prasad
はバンガロール大学でエレクトロニクスとコミュニケー
ションの理学士号、アリゾナ州立大学で電気工学の理学
修士号を取得しています。
「今回の就任に対してSEMIとSathya Prasad氏に心よ
りお祝いを申し上げます」と、ISA(India Semiconductor Association)プレジデントのPoornima Shenoy氏は
述べています。
「ISAとSEMIはこれまで長い間、インド
のハイテク製造業の発展を共に支援してきました。われ
われは、ISAの研究プロジェクトに対するPrasad氏の数
多くの貢献を高く評価しています。今後も同様の協力関
係を継続できることを期待しています」。
「 SEMI の会員企業は、インドの高度な製
造業界とともに発展するサプライチェーン
に大きな興味を示してきました。これに対
し、SEMI Indiaを開設したことでより大き
な影響力と強力なリーダーシップでお応え
できることをうれしく思います」とSEMIの
プレジデント兼 CEO の Stanley T. Myers は
述べています。
「Sathya Prasadの高い専門知
識と業界での豊富な経験は、SEMI会員とインドのサプ
ライチェーンの発展にとって大きな力となるに違いあり
ません」。
「広範な SEMI サービスをインドで具体化する機会が
与えられたことを誇りに思います」とPrasadは語ってい
会員向けSEMI四半期レポート
編集人:Steve Buehler • sbuehler@semi.org • 1.408.943.7049
アートディレクター:William Moeller • wmoeller@semi.org • 1.408.943.6900
デザイナー:Kenneth Associates • kenthasso@aol.com • 1.650.964.9602
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あるいはその他のいかなる手段によっても複製、保存、あるいは
転送することはできません。
INFORM,
CONNECT,
GROW
S E M I KO R E A メ ン バ ー ズ デ イ
「SEMIは人々をひとつにする。そしてSEMIは会員の成長を助ける」
去 る 9月 24日 に 、 韓 国 ソ ウ ル COEXに あ る CONFERENCE
第 1回 年 次 会 員 総 会 「 SEMI
CENTERで 開 か れ た
KOREAメ ン バ ー ズ デ イ 」 で は 、
こ の 2つ の テ ー マ に つ い て 意 見 が 交 さ れ ま し た 。
このイベントには、韓国全体からSEMI
会員が集まり、SEMIの活動の具体的な内
容が会員に示されました。会員の多くが
これまでもSEMIの提供するサービスや
活動を活用していましたが、今回のメン
バーズデイでは、会員のネットワーキン
グ、リサーチ、アウトリーチ、アドボカシ
ーなどの諸活動に対して、SEMIが提供す
るさまざまな付加価値が明らかにされま
した。
メンバーズデイには81社の会員企業か
ら108人が参加して、会議や専門家のプレ
ゼンテーションを通じて、SEMI活動につ
いて理解を深めました。参加者は、会員
に提供される数多くの有益なサービスに
ついて、業界のリーダーやSEMIのスタッ
フから話を聞きました。またプログラム
では、会員の間で成長が見られる太陽光
発電をサポートするためのSEMIの取組
みについて特に説明を受けました。
参加者の多くが、自社にとって最も重
要なのは太陽光発電、国際的指導力、市
場予測に関するプレゼンテーションだと
感じており、全体として、この日のイベ
ントに対して高いレベルの満足感を示し
ていました。
メンバーズデイは来年も開かれる予定
で、参加者からは太陽光発電市場の情報、
半導体市場の予測と技術動向、FPD 、
450mmウェーハサイズへの移行問題、そ
してもちろん業界スタンダードについて、
より多く取り上げてほしいとの声が聞か
「われわれはSEMIから提供される多くの価値あるプログラムに満足していま
す。ほとんどの参加者が、今日のこのSEMI Koreaメンバーズデイを楽しんだ
と思います。現在のビジネスに役立つだけでなく、将来のトレンドを理解
するうえで有益な情報を得ることができました。」
ASML社 Korea Chairman In-Sang Lim氏
韓国のSEMI会員数の増加
2007年12月
2008年8月
正会員
151
178
準会員
2
2
賛助会員
2
3
関連会員
3
6
—————————————————
計
158
189
20%の増加
れました。次回のイベントでは、SEMI会
員のためのサポート活動とともに、これ
らの議題にフォーカスする予定です。