平成25年度事業報告 - 社会福祉法人葦の家福祉会

平成 25 年度葦の家福祉会事業報告
法
1.実施期間
人
平成 25 年4月1日~26 年3月31日
2.実施事業
○障がい福祉サービス事業
生活介護葦の家 短期入所葦の家・桧原事業所
居宅介護、行動援護、同行援護(ヘルパーステーションほっとほっと)
共同生活介護すてっぷ
重度障害者等包括支援事業りーど
○地域生活支援事業
日中一時支援(葦の家/福岡市、宇美町)
移動支援(ヘルパーステーションほっとほっと/福岡市)
○福岡市委託事業
福岡市知的障がい者地域生活支援センター葦の家
福岡市屋形原特別支援学校放課後等支援事業(公益事業)
○福岡市社会福祉施設整備費等補助事業
3.基本方針
1.法人本部体制を整備し、法人全体に関係する執行業務の一体化、効率化、理事会、評
議員会の経営判断の向上、監督体制の強化を図る。
⇒ 法人本部に本部長、次長、事務員 2 名の専従、準専従体制を敷き、法人事業執行、
人事・労務、財務管理体制等の強化を図ったが、業務分担の不明確さや新事業開設
や新会計基準移行業務等により十分には機能しなかった。しかし、本部体制により
葦の家・りーど拠点をカバーする運営事務体制等のラインが形成され、初年度出た
課題を整理しつつ、次年度さらに組織化を図りたい。サービス評価は実施しなかっ
た。運営調整を図る法人事務会議と別に事務スタッフ会議を毎月定例化させた。
2.日中活動部門(通所施設、放課後支援)と在宅支援部門(相談支援、ホームヘルプ、
ショートステイ、ケアホーム)の 2 部門の執行体制により、各事業の着実な整備に取
り組む。
⇒ 法人内 6 事業所、常勤職員 50 名、100 名の職員、会計基準上の 4 拠点区分、15
のサービス等の区分事業を拠点 2 部門と本部の 3 ラインで 3 人の管理者による管理
体制をとった。月例管理者会議を行った。各部門とも若いスタッフが多いが管理者
のリーダーシップのもとで統括機能を働かせることができた。重度包括支援事業、
ショートステイ部門の管理のあり方や部門間の連携のあり方等の課題も出てきてい
るが、今後、事業機能単位の組織再編等も視野に入れより効果的なライン形成が必
要である。りーどでは、4 事業所合同の月例運営会議を開催した。
3.移行する新会計基準に拠る財務、経理体制の整備を行う。
⇒ 法人本部、葦の家、障がい者地域生活支援センター「りーど」、屋形原放課後等支
援事業の4つの拠点区分を設け、監事、税理士の指導を仰ぎながら補正、決算業務
事業- 1 -
を通して何とか、法令の定める会計基準、原則による経理ソフト、帳票類の整備を
行うことができた。
4.職員の人事・労務・教育のノウハウ作りに取り組む。
⇒ 葦の家、ほっとほっとでは、外部講師等も活用し質の高い研修を体制を組み、事
業執行体制の強化につながった。法人実践発表会を開催し、課題設定が明示されテ
ーマ研究の視点も取り入れた例年よりも質の高い研修となった。ただ、ショートス
テイ、すてっぷのライン、非常勤スタッフへの研修が不十分だった。
5.ケアホームの着実な支援、運営体制の整備を行う。
⇒ 夜勤 2 名体制を確保するために特例居宅サービスの活用について、福岡市と交渉
を行ったが、重度障害者等包括支援事業の適用を受けることになり、通常の共同生
活介護、月 40 時間限度の特例居宅と 3 事業の組み合わせによる運営となった。全国
で 30 名程度の利用者しかいないサービスのため、請求、実績、シフト管理等市も含
め未知数のことが多く、事務管理に大きな負担を生じた。ただ、夜勤賛助 2 名体制、
朝夕食の調理員を確保するなど、最低限も 24 時間の人員体制を確保することができ
た。
6.役員、評議員の定期改選を行うとともに、次期中期計画の遂行体制を作る。
⇒ 役員、評議員の選任を行った。第 3 次中期計画策定委員会の体制を確認した。
7.年度後期より、次期中期計画構想(H27~31 年)の検討を開始する。
⇒ 委員会の立ち上げは次年度に持ち越した。
8.地域に根ざした支援や事業展開とスタッフの若い世代の育成も意図し、地域に貢献し
うる地域交流に努める。
⇒ 樋井川 4 丁目の夏祭りには、市の地域交流事業も活用し、若い職員も準備、ステ
ージ出演等に積極的に参加させた。例年の地区運動会、校区一斉清掃、防災訓練、
町内清掃、公民館文化祭その他の行事に参加した。
9.生活支援等のニーズに応じた資源の開拓や国の制度改変に対し当事者の地域生活が後
退しないよう、学習、運動をすすめる。葦の家の伝統である障がい種別を越えた当事
者団体と連携する。
⇒ 障がいの重い人が利用できるホームの環境体制作りについて市と協議を重ね、一
定の前進をみたが、現場の実態を元に継続的な働きかけが必要である。また、当事
者団体である福障協を通して、福岡市に障害者差別禁止条例を作る会に加盟し、学
習や、差別体験事例の収集等の活動に参加した。
10.
訪問介護員養成研修2級課程事業の実施は、新センターの運営体制整備に加えた
余力がなく見送った。
11.放課後児童デイサービスの指定申請は、前項と同じ理由により見送った。
事業- 2 -
4.法人本部
(1)事務局
・統括財務経理事務、社会保険適用事務を行う。
・統合請求、上限管理を行う。
・諸規程、労災申請等浜地社労士委託。
・毎月、役員、評議員に事務連絡を発送。
・広報 法人たよりを 2 回発行し。
・慶弔支出適用。
(2)事業指定申請、補助金申請
・共同生活介護すてっぷ事業指定申請
・重度障害者等包括支援事業りーど指定申請
・短期入所りーど葦の家定員変更申請 2 名→6 名
・短期入所桧原事業所 〃 4 名→2 名、生活介護事業作業室増設
・福岡市グループホーム運営補助事業(初度備品購入、代替世話人件費)
・社会福祉施設整備補助金事業適用(ケアホーム、短期入所整備)
(3)人事
(採用)
葦の家;管理者 1 名、 正規支援員 2 名、常勤支援員 6 名、非常勤支援員 1 名
短期入所;常勤支援員 2 名
ヘルパーステーションほっとほっと;正規支援員 1 名
相談支援センター;正規相談員 1 名
ケアホームすてっぷ;常勤支援員4名
放課後支援;常勤支援員 1 名
(退職)
葦の家;正規支援員 2 名、常勤支援員 2 名、非常勤支援員 2 名
放課後支援;常勤支援員 2 名
(4)研修
・法人研修委員会でOJT研修の共通化を図った。
・人権擁護委員会で権利擁護、虐待防止体制の普及を図った。
・リスクマネジメント委員会でPDCA体制の普及を図った。
・役員、評議員対象に、全国の先進事業所の学習交流会を開催した。
・法人事業所合同の実践発表会を行った。
・本部職員及び理事が、福岡市、福岡県、団体主催の経営、事務研修会に参加した。
(5)監査指摘及び改善事項
5月 18 日 法人監査
10 月 17 日 居宅介護、短期入所実地指導…ほっとほっとS提供責任者整備
日中一時支援適用の誤り、返金
12 月 10 日 福岡市指導監査…リード建設追加工事の契約書未整備
生活介護実地指導 〃 …個別支援計画作成過程及び事跡の整備
(6)法令遵守・安全管理体制
・人権擁護委員会、安全管理委員会を開催し、虐待防止、事故リスクの軽減を図った。
事業- 3 -
(7)年間行事
4月 6 日
20 日
20 日
5月 18 日
25 日
27 日
6月 1 日
11 日
7月 17 日
20 日
9月 14 日
10月 13 日
17 日
29 日
11月 19 日
24 日
12月 10 日
14 日
入所式
歓送迎会
研修・人権擁護委員会
法人監査
りーど竣工式
理事会、評議員会
葦の家開所記念日
リスクマネジメント委員会
安全運転講習会
理事会・評議員会
理事会・評議員会(役員、評議員改選)
わはは祭り開催
居宅介護、短期入所実地指導
人権擁護委員会
リスクマネジメント委員会
職員採用試験
福岡市指導監査、生活介護実地指導
忘年会
職員業務面談
1月 15 日 法人研修委員会
18 日 理事会・評議員会
25 日 役員学習、懇親会
2月 14 日 リスクマネジメント委員会
16 日 採用試験
23 日 法人実践発表会
3月 18 日 理事会・評議員会(予算・事業計画)
24 日~新任職員研修会
(8)広報
・法人たよりの発刊
・ HP の更新
・要覧作成
(9)資産、経営資金等
・別記各経理区分予算書、貸借対照表、財産目録による。
・法人本部予算収支
5.理事会、評議員会
(1)役員、評議員
理事長 大石敏子
理事8名、監事2名、評議員19名
(2)理事会、評議員会開催事績
第 1 回理事会、評議員会 平成25年 5 月27日
第 1 号議案 平成 24 年度事業報告案
第 2 号議案 平成 24 年度決算案(監事監査報告含む)
事業- 4 -
第 3 号議案
第 4 号議案
重度障がい者等包括支援事業指定申請及び運営規程、予算案
法人内事業の運営規程の改定
①生活介護…事業実施地域
②短期入所葦の家、桧原事業所…総合支援法対応
③共同生活介護すてっぷ…スタッフ体制変更
④居宅介護、行動援護、同行援護、相談支援
⑤短期入所りーど、すてっぷの住所地変更
第 5 号議案 非常勤就業規則の改定
賞与等の諸手当の支給基準、産前産後、忌引等のその他の休暇の付与等
第 6 号議案 施設整備、法人本部整備に係る設備、購入備品、契約
第 7 号議案 基本ソフト WindowsXP終了に伴う施設等のパソコン 16 台購入に係る
施設整備積立金の取崩しについて
第 8 号議案 桧原事業所 1 階部分の日中活動スペースとしての運用について
桧原事業所の短期入所定員 4 名を 2 階のみの 2 名に減じ、1 階部分を日中
活動スペースとして利用し、26 年度の分室利用者を6~8名程度にする案
(定員増はしない。)
第 2 回理事会、評議員会 平成25年7月20日
第 1 号議案 重度障がい者等包括支援事業りーど平成 25 年度予算案
第 2 号議案 共同生活介護すてっぷ補正予算案
第 3 号議案 障がい者地域生活支援センターりーど、共同生活介護すてっぷ事業収支案
第 4 号議案 定款変更…りーど、すてっぷ建設による基本財産の変更
第 5 号議案 非常勤就業規則改定案…ケアホーム常勤スタッフ賃金規定
第 6 号議案 基幹型、虐待対応相談支援事業公募の可否
第 7 号議案 I 様宅土地案件
第 8 号議案 役員、評議員改選の方針
第 3 回理事会、評議員会 平成25年9月14日
評議員会…第 1 号議案 任期満了に伴う社会福祉法人葦の家福祉会役員の選任
理事会…第 1 号議案 任期満了に伴う社会福祉法人葦の家福祉会評議員の選任
第 2 号議案 共同生活介護すてっぷ入所者預り金管理規程
第 3 号議案 私有車業務使用規程案
第 4 号議案 葦の家福祉会職員冬季賞与支給
第 5 号議案 福岡市に障がい者差別禁止条例を作る会入会
第4回理事会
第 1 号議案
第 2 語議案
平成25年9月27日
理事長の選任
職務代理者 1 位者、2 位者の指名案
第 5 回理事会、第 4 回評議員会 平成26年1月18日
評議員会…第 1 号議案 津崎すみえ理事の退任に伴う樋口四郎氏の理事選任
理事会…第 1 号議案 津崎すみえ評議員の退任に伴う樋口四郎氏の評議員選任
第 2 号議案 ショートステイ事業運営規程、改定案
①日中一時支援りーど運営規程案
②短期入所桧原事業所運営規程改定案
③短期入所葦の家りーど運営規程改定案
第 3 号議案 平成 26 年度葦の家福祉会・各事業事業骨子案
事業- 5 -
第6回理事会、第5回評議員会 平成26年3月18日
第 1 号議案 福岡市知的障がい者相談支援センター運営規程
第 2 号議案 非常勤就業規則…賃金規定改定
第 3 号議案 経理規程改定…重度障がい者等包括支援事業のサービス区分追加
第 4 号議案 平成 25 年度補正予算
第 5 号議案 平成 26 年度事業計画案
第 6 号議案 平成 26 年度予算案
第 7 号議案 第 3 次中期計画策定委員会立ち上げと委員選任
6.決算、資産の状況
・別記収支決算書、(収支計算書、貸借対照表、財産目録)による。
・補助金適用;社会福祉施設整備補助事業、福岡市借入金利息補助金
・借入償還(福祉医療機構)
7.情報開示
法人、施設の事業報告書、財務諸表を施設内に市民閲覧用ファイルとして整備し、
施設たよりに掲載し公告した。
8.苦情受付体制
苦情受付0件
事業- 6 -
生活介護葦の家
Ⅰ 基本方針の総括
1 事業方針
(1) 新管理者に業務が引継がれ、運営体制の組織化を図るために分掌会議等を定例化し
た。
(2)職員研修のテーマと方向性を示し、所内全体研修と自主研修を位置づけることができた。
・事業、支援理念の継承(葦の家の精神、QOLの支援、在宅支援の意義など)
・職員の基本的支援態度(エビデンス、アカウンタビリティ、チームアプローチ)
を定め、研修に取り組んだ。管理者は中央福祉学院施設長認定講習を受講した。
・年間を通した業務計画と研修計画を定め、支援技術の向上を図った。
・日常の職員間の意思疎通を大切にし、チームアプローチをめざす職員研修を行った。
(3)桧原事業所の運営、支援、環境設定に取り組み、自閉症スペクトラム障がいへの支
援研究を推進した。
(4)ケアホームのバックアップを行った。
・共通の利用者の情報の共有と連携を図った。
・ホームスタッフが欠ける際は応援を行った。
・ホーム移行希望者のニーズを支援計画に反映させ、施設支援でも取り組むととも
に、体験利用者の支援に生かすように努めた。
(5)作業支援の中核を担っている創作・アート活動を将来の事業化に向け、体制強化を
めざした。今後、第三次中期計画策定の際にアトリエ構想として事業計画に盛り込
む予定である。
・日常の支援に加え、企画・商品開発、デザイン、渉外、全国的営業に取り組んだ。
(6)分掌業務を確実に行うため、分掌会議日を設定し、労務管理及び時間を意識した業
務の徹底と会議の効率化を図った。課題として分掌業務内容の理解が不十分である
ことがわかり、次年度に継続した取組が必要であることが分かった。
(7)専従の事務員を雇用し経理事務を行うことができた。
(8)保護者会との連携に努めた。
・運営、行事情報を丁寧に伝え、保護者会、役員会との連携に努めた。
(9)地域との交流に努め、全職員の共通理解の下、積極的に地域行事へ参画した。
2.年間開所、運営日、利用予定
○定員 40 名;主たる事業所 34 名、従たる事業所(桧原分室)6 名
・利用者 51 名(年度当初) 年間延べ利用者見込;11,471 名/出勤率 90.3%
・法定内利用率;112.5%、(法定上限 125%)
○営業日 258 日、開所日 256 日(予算計上 255 日)
・木曜支援日 15 日、職員業務日 2 日
<利用実績>
/ 月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
在籍者
51
51
51
51
51
51
51
51
51
51
51
52
開所日数
21
22
21
22
21
21
22
21
21
22
20
21
255
利用者数
981
1008
977
1006
928
935
996
937
925
923
899
956
11471
出勤率
93.8%
92.0%
93.4%
91.8%
88.7%
89.4%
90.9%
89.6%
88.5%
84.3%
90.2%
91.4%
90.3%
定員 40 名比
事業- 7 -
合計
112.5%
3.スタッフ 44 名
管理者、サービス管理責任者、業務主任、栄養士各1名、事務員 2 名(兼務 1 名)
常勤生活支援員 17 名(正規 7 名、年次雇用 10 名)
ショートステイ支援員 3 名(正規 1 名、年次雇用 2 名)
非常勤 17 名(支援員 14 名、看護師1名、調理員 2 名)、嘱託医 1 名
4.予算(別紙)
*加算、補助金適用
人員配置体制加算Ⅱ、福祉専門職員配置、訪問支援時特別加算、初期加算、
欠席時対応加算、送迎加算(重度加算含)、食事提供加算、処遇改善加算
5.年間行事
(支援面)
(運営面)
4月 入所式(6)
支援計画・契約面談(年度当初より順次実施)新任職員研修
5月 健康診断
法人監査(18)
職員研修
決算理事会・評議員会(27)
支援計画面談、家庭訪問
6月 開所記念日(1)
後援会総会/ケアホーム開所式(23)
油山クリーン作戦参加(9)
物販取り組み(授産品新製品販売)
堤地区グランドゴルフ(16)(実習生受入れ)
7月 火災避難訓練(12)
安全運転講習会(2,17)
実習生面談(13)
理事会・評議員会(20)
葦の家おやじの会施設草取り(28)
8月 樋井川 4 丁目夏祭り(3)
福祉の仕事就職フェア 2013(9)
大掃除荷物移動(12)
救命救急講習(22)
夏季休暇(13~15)
きょうされん職員学習交流会(24,25)
9月 支援計画中間モニタリング
理事会・評議員会(14)
宿泊旅行(1G 11~12)
堤地区大運動会(29),
福岡市障がい者スポーツ大会(29)
特別工賃支給(30)
10月 わはは祭り(13)
樋井川4丁目1区町内清掃(6)
ふれあい城南フェスタ(20)
来年度利用保護者説明会(8)
11月 宿泊旅行(2G 13~14)
職員採用試験(24)
堤公民館文化祭(3)
スタッフ業務面談
地震避難訓練(22)
物販(授産品販売)
12月 クリスマス忘年会(7)
堤地区防災訓練(1)
大掃除(28)
障がい者週間の集い(8)
福岡市指導監査(10)
次年度人事編成
1月 成人を祝う会(11)
理事会・評議員会(18)
役員学習懇親会(25)
事業- 8 -
2月
法人実践発表会(23)
後援会バザー(8)
特別工賃支給(28)
差別禁止条例をつくる会研修会(10)
3月 次年度アセスメント
予算理事会・評議員会(18)
モニタリング、支援計画作成
大濠公園駅伝大会(9)
※毎月の定例行事 地域アルミ缶回収、施設内喫茶店、工賃支給
6.班構成
(アートキラリ班)
アート(働く)・学ぶ・くらすの3点に軸を置いてより高い工賃を意識した取り組み
をめざし活動した。全国的な販路展開ができてきた。
利用者 12 名、支援員 5 名(正職2名、常勤2名、非常勤 1 名)
(いろどり班)
仲間の好きな日課や、得意なことを拡げられるよう創作活動・小物作りに取り組ん
だ。また、個別プログラムが必要な利用者で、週に1日又は2日葦の家を利用して
いる仲間が班員として活動した。
利用者10名、支援員4名(正職1名、常勤1名、非常勤2名)
(かがやき班)
外作業や下請け作業などわかりやすい日課づくりを行い、安定して作業・活動が行
えるよう支援してきた。
利用者 8 名、支援員 4 名(常勤2名、非常勤2名)
(スマイル班)
下請け作業を行いながら、作業だけではなく気持ちの共有も大事にした活動メニュ
ーを取り入れた活動を行った。音楽レクレーションや創作活動を行い、役割や作業、
生活、社会体験に取り組んだ。
利用者 8 名、支援員4名(正職1名、常勤1名、非常勤2名)
(おむすび班)
加齢や身体障がいと重複した利用者が多く、介助度の高い班である。健康管理と身
体機能の維持などを中心として活動を組み立て、ライフステージにあった支援の確
立をめざして活動を行った。パッキン、レクリエーション、ウォーキング、創作、
生活、社会体験活動な活動に取り組んだ。
利用者9名、支援員4名(正職1名、常勤1名、非常勤2名)
(さくら班)
桧原分室での活動を行った。H25 年度からの利用者であり、自閉症(行動障がい
を伴う)の特性に合わせた活動に取り組んだ。特に事前活動準備として環境設定に
注意を払った。アルミ缶、パッキン、公園清掃、紙漉き、生活・社会体験活動など
に取り組んだ。
利用者4名、支援員2名(正職1名、常勤1名)
7.分掌体制
(別紙)
8.支援方針の総括
①QOL の向上を目指し、エビデンス(根拠)に基づく仲間たちの生活・活動ニーズに
合わせた支援に取り組み、その結果を法人実践発表会で発表できた。
②桧原分室のスムーズな立ち上げと安定した支援サイクルの確立を目指した。
事業- 9 -
③各地域生活支援事業等とも連携し、仲間たちの将来の生活に向けた支援を行い、保
護者等への説明責任(アカウンタビリティ)を意識した活動をめざしたが、十分な成果
を出すところまで行かなかった。そのため、次年度への継続した取組が必要である。
(支援内容)
(1)作業・活動
①授産品作業
夏季・冬季に後援会の販路を一部引き受け、生活介護で授産品販売の取組を行った。
仲間たちでの依頼、準備、配達を行い、特別工賃支給を目指し取り組み成果を上げ
たことで、全班に渡り販売の意識向上が見られた。新たにクラフト系の商品開発も
行われ、フェルトのコースターやフェルトボール、ビーズストラップなどの商品化
が進められた。反面、ポイントをおさえた支援、原価や市場価値、完成度を意識し
た商品開発には課題が残っている。
②創作活動
表現活動の一環として取り組み、様々な出展や作品の製品化につなげた。また、
利用者の独自性に合わせ絵画以外の様々な表現方法にも挑戦し、小説や立体造形な
どに芽が出ており、主体的な表現へつながっている。また、自主企画として東区で
展覧会を主催したり、大学生とのワークショップも行い外部との交流を積極的に行
った。
■25 年度創作活動実績
□オリジナル授産品(新商品)
T シャツ 2 種…「地中海のネコ」/「自転車ライフ」
ラヴリーミラー 2 種…「ミワさん」/「はるとなつのネックレス」
ビーチサンダル…「ペリー来航」/「ガス灯」
パーカ…「カラスバト」
一筆箋…チーム A:「ビキニサーファー」/「アクセサリーシリーズ」/「コーヒーメーカー」/「ねこ」/「熱帯魚」
チーム B:「ハーデンベルギア」/「クジャクと蝶と花と」/「ヘレナモルフォ/すみれの花」/「カキツバタ」/「点描
~ピンクと緑~」
チーム C:「だるま」/「乗り物シリーズ」/「海の生き物・水玉」/「ゲンキペンギン・ネコ・ひよこ/波/す
てっぷ/まいめろで」/「音楽」
マグネット(2 個入り)…
A セット「タンバリン・ギター」/B セット「ぞうのおやこ・みか月」/C セット「あじさい・ねこの親子」
ラッコースター…「ラッコ」/フェルト製作アートキラリ班
□外部企業・団体とのコラボレーション
・箱根彫刻の森美術館 ミュージアムショップに巨大ビーサンアート 2 点 展示 3/23~7/24
・九州大学大橋キャンパス 36 個の不思議体験
だんだんボックス学生実行委員会アートワークショップ参加 3 名 5/11
・だんだんボックス支援自動販売機(福岡女子大設置) 7 月末日~
・千葉ロッテマリーンズ ビーチサンダル デザイン
4 月~
・東急ハンズ渋谷店販売用 ビーチサンダル デザイン 3 種 7 月~
・株式会社ジラボ ポスター デザイン
・きょうされん全国大会(福島) きょうされんグッズデザインコンクール表彰式出席 1 名
□コンクール出品
・葦の家 暑中見舞いコンクール
・FukuokaPlusGarelly VOl.1(1 名),Vol.2(4 名),VOl.3(2 名),Vol.4(2 名)
・だんだんボックス×全国レクレーション協会
事業- 10 -
・だんだんボックス×博多大丸 ショッピングバッグコンペ
準大賞 1 点/大丸賞 1 点/だんだんボックス賞 4 点
・だんだんボックス×トヨペット 2014 年カレンダー作品募集 4 名
・コアサイドアート展 2013 絵画部門入選 1 名/フリーアート部門金賞 1 名
・きょうされんグッズデザインコンクール 入賞 1 名/入選 4 名
・ソフトバンクホークス 2014 年コラボレーション応援グッズ作家募集
・久原本家グループ×だんだんボックス 作品公募 2014
最終選考 1 名(落選)
□展覧会 出品
10 月 わはは祭り
12 月 ふくふくプラザ(障がい者週間) 出展 10 名:
12 月 ふゆのあつまり―あたためあうカタチ展― (葦の家主催/UDCIC 共催/城南区・東区
社協後援)
1 月 イムズときめきアート展 出展 B2F
2 月 アール・ブリュット ランドスケープー創造のカタチを一望するー展(滋賀) 出展
2 月 コア サイド アート展 受賞者作品展 ギャラリー風(新天町) 2 名
□その他(企画,イベント,マスコミ)
7 月 福岡女子大との交流会
11 月 福岡女子大(かすみ祭)に出店・交流
12 月 JOY!ISLAND CITY 2013 WINTER 展覧会告知掲載
12 月 西日本新聞 「ふゆのあつまりーあたためあうカタチー展」掲載
1 月 福岡県社会福祉協議会 広報紙 ふくおかのふくし No.143 表紙/記事掲載
1 月 第1回福岡県 まごころ製品大規模販売会 出展
③パッキンの型抜き作業
・ 簡易で取り組みやすい作業として導入しやすく、パッキン=作業という認識が強い仲
間も多く、仲間の実態に合った作業として今年も継続して取り組んだ。
・ 手先を使う作業としてのリハビリ効果も狙えた。
・ 年間パッキン枚数;315,800枚
・ 年間153,440円(月 3 万枚程度を請け負う計画であったが、12,787 円であった)
・ (有)三幸パッキング製作所との確実なやり取りを行なってきたが、作業量の確保が難
しい面も見られた。納品ミスが少なくなった。(発注、受注、納品)
④アルミ缶作業
・ 回収作業における地域交流、身近なリサイクル啓蒙での社会貢献場面として行なうこ
とができた。
・ 天気が良い日は、運動場での作業によるエネルギー発散効果を狙った。
・ 毎月第 4 土曜日に地域アルミ缶回収を行なうことができた。
・ アルミ缶回収量;総回収量3,810㎏
・ 長尾中学校生徒会のアルミ缶回収量;411.5㎏
⑤公園清掃
・ 野間大池公園、上高宮北・南公園、樋井川中央公園で清掃活動を毎月 1 回以上行なう。
・ 地域貢献、身体を動かす作業場面としての効果も狙う。
⑥農作業
・ 児嶋さんよりお借りした農園での玉ねぎやジャガイモの栽培を行なった。
・ 屋外の開放的な場所で土に触れ、自分たちで野菜を育てることでの充実感を感じる場
面として設けられた。
事業- 11 -
⑦バザー出店
・ 授産品販売、地域や他施設、学校との交流場面として、販売活動を通しての社会参加
場面として積極的に設け、参加できた。
・ バザーの内容に応じて、参加する仲間を調整したが、代休の関係で参加者の増加に結
び付かなかった面が見られた。
出店時に葦の家を PR するパネルを作成し(広報との連携)展示した。
※ 参加したバザーと授産品売上;29か所
463,697円
⑧ニュース配布
・ 樋井川 3 丁目地区に地域アルミ缶回収の広報も兼ねてニュース葦の家を各戸配布した。
・ 地域の公民館、学校および市・区役所、市民福祉プラザ等に施設広報の一貫として、
ニュース配達に行った。
⑨余暇活動
・仲間たちのニーズに合わせた活動や成人期の視点を大切にした活動を取り入れた。
<クラブ活動の実施・・・年間8回実施>
仲間のクラブ員数
担当職員数
クラブ活動名
備
考
押し花、花植え等
園芸クラブ
9名
2名
季節を意識した調理体験や、身
家庭科クラブ
7名
3名
の回りのちょっとした小物づく
りなど
音楽に合わせて全体レクリエー
音楽クラブ
13名
3名
ション。
(ダンス・掛け声・簡単
な動作など)
スローテンポのオリジナルよさ
よさこいクラブ
4名
2名
こいに合わせて踊る。
ネイチャークラブ
16名
3名
油山市民の森、木工体験等
⑩他施設利用
・ 障がい者スポーツセンター、城南フレンドホームなどを活用して、運動レクリエーシ
ョンやカラオケなどの余暇活動を行なった。
⑪喫茶店
・ 毎月第 3 火水曜日に、ゆったりと過ごせる日課として、施設内喫茶店を行なった。
・ 民生委員障がい部会の方々がボランティアとして参加していただき、交流を図れたこ
とに感謝しなければならない。
・ 担当職員により利用者から集めた利用料(1 杯 50 円分)により必要なドリンク、消耗
品類を購入、準備し、記帳することができた。
・
※喫茶店開催数;12回
利用者数(飲んだ数)
;887杯・・・月平均74杯
⑫地域行事参加
・ 地域交流の一環として地域の夏祭りや運動会などのイベントに職員・仲間で参加した。
また、事前の準備への協力も積極的に行なった。
・ 行事内容によって仲間の参加方法を検討し、できる限り参加した。
(2)工賃支給
① 仲間たちの作業で得た収益を工賃として支給した。(作業会計予算別紙)
② 工賃支給要領により、毎月 25 日に定額工賃(上限 3,000 円)、夏季(9 月)と冬季(2
月)に査定を経て、特別工賃を支給した。(年収月平均 4,212 円)
事業- 12 -
③
作業会計担当職員は、事務職員、各分掌担当職員と連携し、出納簿の記帳・管理、工
賃計算等を確実に行った。次年度から、新会計基準を適用する準備を行った。
(3)行事
① 開所記念式、宿泊旅行、クリスマス会、成人式を行った。
② 宿泊旅行は、毎月の積立金を各利用者のアンケートに基づき、工賃より天引き徴収し、
不足分については実費徴収した。辞令に基づく担当職員が記帳、出納を行った。今年度
は、3年ぶりの宿泊旅行を実施したが、早めに担当職員を配置し準備に取り掛かり、利
用者の意向を反映した企画を実施できた。
③ 法人主催のわはは祭りに施設として実行委員会に参加し、開催した。担当職員を配置し
実行するとともに、仲間の実行委員会を組織し取り組んだ。
④ 地域向け作品展示会を開催した。
(4)健康・衛生管理
① バイタルチェック
・ 毎週金曜日、看護師による体温・体重・血圧測定を行ない、仲間の健康管理を行なった。
・ 月単位で、データをご家庭に知らせると共に、仲間の体調変化に注意し、健康維持に
取り組んだ。
② 看護師、栄養士との連携
・ 健康面、食事・栄養面において、専門家との情報交換、連携を行なった。
・ 2 か月に 1 回、看護師・栄養士・支援スタッフでの意見交換を行なった。また、衛生委
員会でも協議を行った。
(健康診断、感染症、応急処置、食事等の領域を毎回確認する。)
③ 医療機関との連携
・ 嘱託医:長尾病院院長 服部文忠
・ 協力医療機関:高宮外科内科医院
・ 長尾病院にて、年 2 回の健康診断(採血・採尿・問診・心電図)を行ない、年 1 回、結
核予防センターによるレントゲン検診を行なった。
・ てんかん発作や持病、疾病に関して、医療的助言が必要な時は医療機関との情報交換
などを行なった。
・ 必要に応じて、発作のチェック表などを作成し、医療機関への情報提供を行なった。
・ 長尾病院に健康学習会の開催協力を依頼するまで行かなかった。
④ 衛生管理
・ 汚物処理マニュアル、感染症対策を職員間で徹底した。
・ 手洗いの励行。液体せっけん、消毒液、ペーパータオルの使用を行なった。
(5)コミュニケーション、介助
① 各人のコミュニケーション手段をまとめ、本人が見通しを持ちやすい、他者に意志伝達
を行いやすい環境設定の工夫や配慮に取り組み、パーテーションを作成した。
② 安定した介助・環境
・ アセスメントに基づき、更衣、排泄、食事、移動、携行品の管理などの介助を行なった。
・ 快適な介助を心がけるように研修に努めた。
・ 汚物処理後の消毒など、感染症に配慮した介助を行なった。
・ 安心、安全に配慮した環境設定や工夫を行なった。
③ 各人の生活、活動、役割、当番などの場面で、ニーズに応じて生活、社会スキル向上の
支援;身辺(更衣、着脱、手洗い等)、生活(掃除、片付け、調理、洗濯等)
事業- 13 -
社会(公共交通機関、病院の利用、買い物の仕方、あいさつ、マナー、スケジュール管
理力、状況の理解力等)に取り組んだ。
(6)仲間の会、主体性の支援
①各班で毎月班会議を開き、給食や班の活動、旅行、わはは祭り、クリスマス会などに
ついての要望や参加の仕方について話し合ったり、情報の提供、意思確認等を行った。
②毎月頭に全体集会を開催し、その月の行事予定や仲間たちにとって重要な情報の提供
を行った。
③仲間の会準備委員会を立ち上げ、主体的な役割を担っていただき、自己決定の場を通
して、エンパワメントを図るとともに、成人期の大人として求められる社会的役割、
行動について学習してもらうように努めた。
(7)環境、機器の整備、安全対策
・作業、生活環境を日常点検し、障がい特性、健康、安全、衛生、情緒面などに支障へ
の影響が出ないようにした。(生活介護・環境整備員会のもとでの管理)
・生活用品を点検し、台帳で管理・補充することが不十分であったため、さらに徹底す
る必要がある。
・事故が発生しないように、対応、危機管理マニュアルを周知し、事故発生時はマニュ
アルに沿って迅速な対応を心がけた。(リスクマネジメント委員会のもとでの管理)
(8)ケース管理
① 支援過程
・アセスメント面談により各人のニーズ、要望を把握し、ケース会議等を通して支援計
画を立案し、利用者に説明、同意を得て実施した。実践を通して検証し、必要があれ
ば計画の修正、変更を行った。
・
【アセスメント→支援計画の立案→利用者への説明、合意→一定期間の実践→評価検討
→修正、再立案→実践】のサイクルで行なった。最大、半年間で年度中間モニタリン
グを行い、支援の見直しを行なった。
・アセスメント表、支援計画、モニタリング表、利用者台帳などの支援関連書類を整備、
管理し、守秘義務を遵守した。
・班単位の月案を作成して実践し、ケース会議で検討、評価した。
② 毎日、ケース記録、班日誌を記帳した。(支援計画、月案を念頭において記帳した)
③ 週課を作成し、職朝及び職員会議で確認した。
④ 本人、保護者、および他事行所と連絡調整等を迅速に行い、的確に報告するように努
めた。
⑤ 必要に応じて、面談、家庭訪問を実施し、記録を作成した。
⑥ 非常勤支援員のケース管理については、正職員が適切な補佐、監督を行なった。
⑦ サービス管理責任者を配し、安定した支援体制、円滑な支援サイクルの維持をはかっ
た。
⑧ 職員一人ひとりケースを通した事例検討を行ない、実践の充実を図った。
(9)生活支援
・居宅介護、ショートステイと情報の共有、連携を図り、利用者のトータルな生活を支
援をした。
・葦の家利用者の日中一時支援については、原則施設スタッフも協力し支援した。
ケアホームの支援(バックアップ)に努めた。
事業- 14 -
(10)給食、厨房
<方針>
食堂・厨房の塩素消毒などを行い、特に安全面、衛生面で安心できる給食を提供した。
1)給食数と単価
食数
仲間
51 名
職員
29 名
その他
ボランティア、体験者
年間予算
仲間
3,103,000 円のうち 2,993,586 円
職員
2,400,000 円のうち 1,853,778 円
単価(食費年間平均単価)281 円/一食(計画では 295 円)
2)摂取量、栄養のバランス(栄養管理)
エネルギー年間平均
674.8kcal(計画では 680kcal)
<献立作成>
前月の第3火曜の給食会議後にメニューを確定(リクエストメニュー締め切りを第2週ま
でとする)。食料材費の範囲内で、季節の食材を取り入れた献立を作成した。
1)食品購入
献立作成後、発注を行う。原則的に、ホームランシステムズは前日納品。
中山商店、牧瀬総本店、大江商店、パンドハウス・パン工房こすもは当日朝納品。
・グリーンコープは毎週水曜日午前納品。
2)検収、払い出し、保管
・検収は納品時に発注書に基づいて、品名、規格、量、鮮度、衛生など注文どおりの物が
納品されているか点検し、冷蔵庫に保管した。
中山商店の野菜等の食品に品質、鮮度不良がみられた。今後様子を見ていくこととした。
3)食材料費の算定
・当月末日に締め、納品伝票と請求書の照合を行い、事務に提出した。
翌月 15 日前後に業者別食品購入額と1人あたりの給食材料費を算出し、提出した。
4)調理盛り付け
・調理は、献立に基づいて、栄養的・衛生的に細心の注意を払って行った。
・盛り付けは、食欲をそそるような綺麗な盛り付けを心がけた。
5)給与栄養量の算出
・食品郡別荷重平均成分表をもとに1人当たりのカロリーを算出した。
6)給食の栄養成分表示
・1人当たりのカロリーについては、毎月おいしんぼだよりに掲載した。
7)給食関係帳簿
・献立表、発注・納品書綴り、給食管理日誌、検食簿、給食日誌は、毎日記入した。
事業- 15 -
<年間給食行事>
4月
6月
7月
10 月
入所式
開所記念日
バイキング
わはは祭り
12 月
1月
2月
3月
クリスマス忘年会
七草粥、鏡開き、成人の祝い
バイキング、節分
ひな祭り
<食事環境、雰囲気作り>
職員間の連携を図った。
<仲間のニーズの把握>
給食、行事食での希望メニューを出してもらった。リクエストメニュー。
アセスメント表による把握。
<衛生管理>
1)食堂、厨房の清掃・衛生管理
2)仲間の手洗い(アルコール消毒液は厨房そう菜用を使用していた為、殺菌効果、
手荒れ防止効果の高いタケックスクリーンへ変更を行った。
3)保存食
原材料、調理済み食品 各50gずつ密封し、2週間冷凍保存。
検食 毎回 11:25~11:35 に行った。
検便 毎月1回(月末)
4)グリストラップ清掃 年 2 回 (業者)
5)その他
ゴキブリ等、害虫駆除。
6)手洗い場改造
<器具、什器管理>
デザート皿、保温飯器、中心温度計を購入した。
<研修>
衛生、健康などについて城南区保健所に不明な点は電話で問い合わせた。
「施設における看護師のあり方」「ソフト食の導入について」の研修へ参加した。
<定例給食会議>
毎月給食会議で検討した。
<健康衛生指導>
手洗い等の情報提供を行った。
<給食当番の支援>
当番の手洗い、配膳、挨拶などの支援をした。
事業- 16 -
<その他>
必要に応じた仲間への食事の対応を行った。
(11)送迎体制
・8コースの送迎を行なった。
・担当職員による送迎会議を開催したが、不十分な面も見られた。
・支援員のローテーションによる月間スケジュールで運行した。
・安全運行、車両の保守管理を確実に行なった。
・緊急対応時(仲間同士のトラブルやてんかん発作等)には、すぐに応援体制をと
り、支援に出かけた。
(12)事業体制
①人事管理
・秋口に業務面談を行い、各職種、階層ごとにキャリア、課題に即したキャリア、スキ
ルアップを図る業務計画を策定し、実行に努めた。
・業務面談を通して各職員の資質、課題、希望を把握し、次年度の職員体制策定及び各
人の業務計画策定に役立てた。
・法人全体の観点による育成、人事異動について法人本部と連携し、取り組んだ。
②研修、人材育成
・運営・支援両面での研修プログラムを運営研修会議を開き、立案・実行した。その基
本となる初任者研修プログラムを施設の各ライン全体で取り組んだ。
・研修プログラムでは領域に添って初任・現任研修を行なった。
障がい福祉の理念。法人・事業所の理念、沿革、組織、職務従事マニュアル、支援マ
ニュアル、障がい、障がい特性、障がい福祉制度、非常時・危機管理、専門職務等
・事業所を横断する法人内各階層ごとのスキルアップ研修を行うなど、法人研修員会と
連携して取り組み、法人役員研修会を実施した。
・施設外研修;行政、社協、民間団体主催の研修会参加を行った。
対外研修会数;31件の研修会に参加
研修会参加者数;71名
・施設内研修;3年計画で所内テーマ研究推進を計画し、7回実施に移したところであ
る。
テーマ;障がい特性の理解と支援の仕方
~仲間一人一人のエピソードを大切にした QOL の向上~
・新任職員研修、基本的な理念、支援手法、ケースレポート討議、所内自主研修会(9
回、132名が参加)を実施した。
・業務面談、実務を通した業務力評価、OJT研修を行った。
③労務管理
・社会保険の申請・得喪事務を確実に行った。
・職員のシフト管理・雇用・時間外勤務指示・年次休暇取得等・出退勤の労務管理を確
実に行った。
・就業・労務関連規程を法令を遵守し適正に行った。
・職員の心身の健康管理に年間を通して留意し、早めの予防策を講じ、日常の時間を意
識した業務及び残業時間の管理を行った。
・以上の業務についての専門的な助言、浜地社会保険労務士事務所に年間 60 万円で業務
事業- 17 -
委託している。
④予算・財務管理
・予算編成、決算業務を法人本部と連携して計画的に行い、理事会、評議員会に報告、
決裁を得てきた。
・毎月、実績確定月の月次試算表を元に予算対比の収支管理を行う面に不十分さがある
ため、次年度の課題とした。
・新会計基準にもとづく予算管理を行った。
・中長期の設備維持・投資計画のもと効果的な財務・資産管理を行った。
・修繕、備品設備の維持メンテナンス、修繕補修、買換えを行った。
⑤事務
・出納責任者は、小口現金を含む日常の出納、経理業務を経理規程により行い、会計責
任者は、経理業務の執行管理を行い、規程に基づき理事長に報告した。
・経理・出納、労務、庶務等の事務分掌業務を法人事務スタッフ、広報担当職員等と連携
して行った。
・事務ソフト、給与大臣、福祉大臣、請求ソフト(ワイズマン)を活用した。
・新会計基準に基づく新経理規程による経理・出納業務を行なった。
・実績、請求については、法人の請求事務担当スタッフと連携し、最新の福岡市、国保
連の指導基準を把握して行ったが不十分さが見られた。
・利用者の契約行為及び更新事務を確実に行い、常に各利用者の最新の福祉サービスの
支給決定内容を把握することに努めた。
・制度、報酬、新会計基準について、引継ぎ、研修会、学習会等を通して習得に努めた。
・現場、行事引率補助や清掃などの分担業務を行った。
・研修プログラムでは領域に添って初任・現任研修を行なった。
障がい福祉の理念。法人・事業所の理念、沿革、組織、職務従事マニュアル、支援マ
ニュアル、障がい、障がい特性、障がい福祉制度、非常時・危機管理、専門職務等
・事業所を横断する法人内各階層ごとのスキルアップ研修を行うなど、法人研修員会と
連携して取り組み、法人役員研修会を実施した。
・施設外研修;行政、社協、民間団体主催の研修会参加を行った。
対外研修会数;31件の研修会に参加
研修会参加者数;71名
・施設内研修;3年計画で所内テーマ研究推進を計画し、7回実施に移したところであ
る。
テーマ;障がい特性の理解と支援の仕方
~仲間一人一人のエピソードを大切にした QOL の向上~
・新任職員研修、基本的な理念、支援手法、ケースレポート討議、所内自主研修会(9
回、132名が参加)を実施した。
・業務面談、実務を通した業務力評価、OJT研修を行った。
⑥労務管理
・社会保険の申請・得喪事務を確実に行った。
・職員のシフト管理・雇用・時間外勤務指示・年次休暇取得等・出退勤の労務管理を確
実に行った。
・就業・労務関連規程を法令を遵守し適正に行った。
・職員の心身の健康管理に年間を通して留意し、早めの予防策を講じ、日常の時間を意
識した業務及び残業時間の管理を行った。
事業- 18 -
・以上の業務についての専門的な助言、浜地社会保険労務士事務所に年間 60 万円で業務
委託している。
⑦予算・財務管理
・予算編成、決算業務を法人本部と連携して計画的に行い、理事会、評議員会に報告、
決裁を得てきた。
・毎月、実績確定月の月次試算表を元に予算対比の収支管理を行う面に不十分さがある
ため、次年度の課題とした。
・新会計基準にもとづく予算管理を行った。
・中長期の設備維持・投資計画のもと効果的な財務・資産管理を行った。
・修繕、備品設備の維持メンテナンス、修繕補修、買換えを行った。
⑧事務
・出納責任者は、小口現金を含む日常の出納、経理業務を経理規程により行い、会計責
任者は、経理業務の執行管理を行い、規程に基づき理事長に報告した。
・経理・出納、労務、庶務等の事務分掌業務を法人事務スタッフ、広報担当職員等と連携
して行った。
・事務ソフト、給与大臣、福祉大臣、請求ソフト(ワイズマン)を活用した。
・新会計基準に基づく新経理規程による経理・出納業務を行なった。
・実績、請求については、法人の請求事務担当スタッフと連携し、最新の福岡市、国保
連の指導基準を把握して行ったが不十分さが見られた。
・利用者の契約行為及び更新事務を確実に行い、常に各利用者の最新の福祉サービスの
支給決定内容を把握することに努めた。
・制度、報酬、新会計基準について、引継ぎ、研修会、学習会等を通して習得に努めた。
・現場、行事引率補助や清掃などの分担業務を行った。
⑨法令遵守、監査
・経営、運営の執行にあたっては、障がい者基本法、総合支援法、国の定める運営設置
基準、定款準則、新会計基準準則、各法令通知等を把握し行い、法令を遵守した。
・福岡市指導監査基準、実地指導基準、自己点検表、厚生労働省Q&A等の運営指針の
最新版を所管課のホームページ等でチェック、ダウンロードし、事務、運営業務をチ
ェックしながら最新の状態をめざした。
・法人監査を監事の監督の元、法人本部と連携し受け、特に大きな問題は指摘されなか
った。
・福岡市指導監査を監査基準に従って受け、運営の改善を図った。
⑩広報
・法人内各事業を統合した要覧・ホームページの作成・管理を行った。
・インターネット(ホームページ、ブログ等)を活用した事業紹介、活動紹介、行事紹
介、授産品紹介などの広報作業を行った。
・ニュース葦の家を毎月約3000部印刷し、地域や行政に配布した。
・毎月、広報会議(ニュース編集会議)を行い、広報内容の検討を行った。
・写真、パネルなどの広報物、IT 機器(PC、カラー複合機等)の活用を図った。
・わはは祭パンフレットを作成し、施設での実践、今後の事業展望等を紹介した。
・広報、施設保管用の写真の整理と管理を行なったが不十分な面も見られ、今後の課題
として残った。
事業- 19 -
・後援会活動と連携した広報活動に取り組んだ。
⑪ボランティア
・ボランティア懇談会を実施し、ボランティア、施設双方のニーズを調整し、行事など
年間の計画だった受入れ機会を確認しあった。
・ボランティア登録簿を管理し、活用したが不十分であった。
・登録団体トゥゲザーとしてボランティア保険を申請した。
・ボランティアの組織化、育成に取り組んだ。
・スタッフも地域行事等のボランティア活動に積極的に参加した。
・ボランティア人数;年間767人、わはは祭りボランティア人数は、当日284名、
前日64名、計384名であった。
⑫地域交流
・汗をかく地域貢献を継続、発展させることに努めた。
・樋井川4丁目町内会に町費を払い、夏祭りの補助金会計を担った。
・毎月、仲間、職員で地域に施設ニュースを配布、配達し、葦の家の活動を広報し、地
域の行事、資源などの情報を得た。
・わはは祭りに、地域の方々の出演や多くの地域住民に参加をしていただき、葦の家を
理解していただき、交流を深めることができた。
・公民館文化祭、地域行事などに参加し、葦の家の理解啓発に努めた。
・施設開放・・・オカリナ教室、樋井川4丁目1区役員会
⑬防災、安全、危機管理
・リスクマネジメント委員会のもと、施設の日常的なヒヤリハット事例を収集・分析し、
マニュアル化、実践のサイクルを構築、維持することに努めた。
・自然災害を想定した備蓄品の準備・管理を行うことが十分できなかった次年度課題で
ある。
・ショートステイ等、施設以外の利用者やパートスタッフが不足する面も見られ、受け
入れ方法や、業務手順等を明確化し、確実なリスクマネジメントを行うことが重要で
あるが不安な面が見られた。
・施設内の防火管理体制を明確化し、年2回、火災避難、地震避難訓練を実施した。
・防火機器の年2回の法定点検を㈱セコムに委託し、防火機器の点検委託業務を管理し
た。
・防災マニュアル、危機管理マニュアルを周知し、実施することに努めた。
・防犯対策について警備会社セコムに業務を委託し、確実な施錠管理を行なう。
・火災保険、施設賠償保険、パイオニズム物品賠償保険、ボランティア保険、自動車任
意保険の保険契約を更新した。
・感染症防止をマニュアルを使い徹底した。
⑭保守管理・日常の点検体制
・毎月、担当職員が施設内の各部署の異常を点検、報告する場を設けた。
・施設内の設備、備品に修繕、取替えの必要が生じた場合、適宜補修・交換するように
努めた。
・物品や建物の補修の必要があれば、迅速に調整して行なった。
・年2回、敷地内全体の点検を行い、必要な保守作業を行なった。
・施錠管理を確実に行い、電灯、空調機器のつけ忘れなどに注意するように周知を職員
事業- 20 -
会議等で図った。
・電気、ガス、水道の利用状況を把握し、職員に適切な利用を促した。
・エレベーター等、委託業者の保守点検事跡書類をファイル管理した。
・トイレの汚れのひどい床を張り替えることを予定していたが、次年度への繰り越しと
なった。
・桜の木、垣根の剪定を春先に行った。
⑮車両管理
・車両管理台帳を整備し、定期的なメンテナンスと毎日の利用調整を行った。
・運行日誌の整備・管理を行い、日々の運行状況を把握・管理することに努めた。
・送迎会議を活用し、早めの整備を行った。
・事故の際は保険や修理作業の手続き等を迅速に行なった。
・車税減免申請手続きを行なった。
⑯IT 機器管理
・IT 機器管理担当職員により、新たに導入する通信機器システムを運用し、職員の機器
の操作、システムの習得を自主研修会にて行った。
・各 IT 機器の劣化・リース切れ等が発生してくるため、XP のセキュリテイ危機の対応
を含め、法人全体の環境設定とともに必要な機器の取得・再配備を行った。
・IT機器の十分な活用が図れるように、職員に対して機器やソフトの活用方法につい
ての学習の機会を自主研修会を通して行った。
・データのバックアップ、情報の漏えい等の情報リスク管理を行っていった。
・機器のトラブルへの対処、職員への教育等が行えるように IT 機器管理の補助が行える
職員の育成を図ることが喫緊の課題である。
⑰清掃美化
・作業場やトイレの掃除を毎日職員で行なった。
・年3回大掃除とフロアのワックス掛けを行った。2回業者に委託し、1 回はポリッシ
ャー器具をレンタルし職員で行なった。
・施設内のゴミ出し、処理を清掃業務員と協力して管理した。
・各室の担当者による整理整頓が行なわれているか確認に努めた。
・事業ゴミを七福商会に回収してもらった。
・衛生、車両、保守、サービス管理スタッフにより清掃美化対策を検討した。
⑱実習生、研修生の受入れ
・特別支援学校の実習生を2人受け入れた。
・大学、専門学校の社会福祉士、介護福祉士、保育士の職場研修生を受け入れるととも
に、実習の質の向上を目指すために、目的意識のはっきりとした研修生を受け入れる
必要がある。(研修生の受け入れ数6名;西南大3名、西短大2名、大原簿記福祉専門
学校1名)
・小中高生の体験学習受入れは担当の先生と事前の連携を充分に図った。
⑲会議
・毎朝職朝でケース、業務の連絡、報告を確実に行なった。
・毎月第2、4水曜日に定例職員会議を行なった。
・毎月、ケース、給食、送迎、事務、ニュース編集会議を行なった。
事業- 21 -
・毎月上旬に分掌会議を設定し、運営研修会議(主要スタッフ会議)を行なった。
㉑生活・家族支援
・利用者、家族の随時の相談、面談、家庭訪問、行政手続の助言、支援などを行なった。
必要に応じて他施設、生活支援事業者、医療機関、行政サービスなどとの連携、コー
ディネートを行なった。
・施設行事等のビデオを希望者に貸し出すまではいかなかった。
㉒サービス管理、利用者の苦情解決の仕組み
・利用者の苦情にはいつでも応じ、申し出があった場合は速やかに規程のとおり運用し
たが該当者がいなかった。
・施設サービス自己評価を実施できなかった。
㉓団体加盟、運動
きょうされん福岡支部、福岡市民間心身障害施設協議会、福岡県障害者施設協議会
福岡市スポーツレクレーション振興協会、城南区社会福祉協議会(評議員)
・行政、自立支援協議会等に、現場のニーズや支援の意義等を伝え、制度の改善をはか
っていった。
・福岡市内の事業所間の連携、情報交換、研修、交流を深めた。
・障がい者の社会資源の開拓、啓発運動への参画は任意とするが、積極的に職員がかか
わった。
ショートステイ(短期入所、日中一時支援)
1.基本方針
(1)新センターにおける支援、運営環境を整備しスタートさせる。
⇒ ホームの運営の安定化を優先し、りーどでの支援を 7 月から下賜し、それに伴い
日中一時支援の開始は 1 月からとなった。
(2)3事業所にまたがるサービス提供を統括する運営体制を作る。
⇒ 新任スタッフ体制のもとで、他の相談支援センターも含め強度行動障がい児者の
利用が増えるなどし、ライン形成など運営体制の構築が難しかった。
(3)昨年の事故を教訓とし、事故の無い安全、安心な支援、運営をめざす。
⇒ 重大事故は発生させなかった。業務手順書の整備が不十分だった。
(4)スタッフの補充を随時行う。
⇒ 常勤スタッフを追加補充したが、非常勤スタッフの補充ができなかった。
(5)運営収支のバランスを図る。
⇒ りーどでの支援の稼働が遅れたことに加えて、新規に整備した設備、資産が増え
赤字額が増えた。
2.スタッフ体制
管理者:1 名、専従 2 名、調整担当;兼務 1 名、登録非常勤スタッフ 10 名
事業- 22 -
3.短期入所「葦の家」
(1)葦の家 2 床、桧原事業所 2 床、センターりーど 6 床計10床のサービス提供を行う。
(2)利用実績…別紙参照
(3)予算…別記収支決算書のとおり
※日中一時も含め「福岡市強度行動障がい者支援モデル事業を適用した。
4.日中一時支援「葦の家」
(1)葦の家 2 名、桧原事業所 2 名、センター6 名計 10 名のサービス提供を行う。
りーどは、短期入所の実績 6 か月後の認可のため 1 月からサービス提供を行う。
(2)利用実績…別紙参照
(3)予算…別記収支決算書のとおり
5.平成 25 年度ショートステイ利用一覧
短期入所
月
葦の家
桧原
事業所
日中一時
りーど
桧原
葦の家
事業所
りーど
計
計
障が
障が
障が
障が
障が
障が
障が
障が
障が
障が
障が
障が
い者
い児
い者
い児
い者
い児
い者
い児
い者
い児
い者
い児
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
13
17
17
15
11
2
9
9
9
7
7
12
1
0
0
1
1
0
1
0
2
0
0
0
10
11
6
6
3
2
5
5
6
3
4
0
1
1
1
1
1
1
0
1
1
1
1
0
3
6
5
5
5
2
7
6
8
0
1
1
0
1
0
0
1
1
25
29
24
26
23
11
20
21
20
18
19
21
46
56
44
37
44
53
38
38
32
22
19
31
4
6
8
13
13
10
7
6
8
2
0
1
8
9
1
3
0
0
6
4
6
5
3
0
1
2
2
0
5
1
0
0
2
1
1
0
5
21
11
3
3
14
59
73
55
53
62
64
51
48
48
38
47
57
計
128
6
61
10
47
5
257 460
78
45
15
37
20
655
ヘルパーステーションほっとほっと
1. 実施期間 平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日
2. 事業内容
(1) 障がい福祉サービス
(居宅介護、行動援護、重度訪問介護、同行援護)
(2) 福岡市地域生活支援事業 (移動支援、生活サポート)
<利用者>
・ 在宅の知的障がい児者、身体障がい児者、精神障がい者
事業- 23 -
3. スタッフ
管理者 1 名 (サービス提供責任者兼務)
常勤スタッフ
サービス責任者 3 名
常勤ヘルパー 5 名 (うち1名は H25.7~産休・育児休暇取得中)
ヘルパー 登録者 23 名(介護福祉士、ヘルパー2 級、ガイドヘルプ等の資格取得者)
4.実績
居宅
行動援護
同行援護
重度訪問
移動支援
小計(件数)
4月
315
65
5
0
159
544
5月
315
70
1
0
159
545
6月
339
58
2
0
163
562
7月
294
65
2
0
160
521
8月
390
53
2
0
129
574
9月
309
60
4
0
137
510
10 月
297
62
4
0
156
519
11 月
308
60
4
0
148
520
12 月
292
59
7
0
146
504
1月
287
51
1
0
131
470
2月
299
51
4
0
134
488
3月
312
57
7
0
130
506
3757
711
43
0
1752
6263
月平均/522
件
契約数 : 147 人
(内訳/身体障がい者:7名、知的障がい児:48名、知的障がい者:85名、精神障がい者:7名)
5.研修
<外部>
4/27 民間協:博多フォーラム
豊村
6/24 強度行動障がい支援研修会、合同事例検討会
古賀
6/27 ホームヘルパースキルアップ研修『心身障がい児・者』
古賀
7/12 ヘルパー交流会
藤、臼井、古賀、大江、久保山、梶原
7/8 ホームヘルパースキルアップ研修『精神障害』
串間
8/20 社協:財務管理
豊村
8/24、25 きょうされん職員交流会
豊村、梶原
9/8 おやじサミット
豊村、臼井、梶原
9/13 生活支援事業所連絡会 『行動障がいのある方々の地域生活支援の普遍性』
豊村、藤、大江、串間、久保山、臼井、古賀、梶原、北野
9/17 民間協:区部会ネットワーク
豊村
事業- 24 -
9/25 きょうされん:施設長会議
豊村
10/11 感覚統合~野田美津子先生~講演
豊村、梶原
10/29・12/4.5 社会福祉士会:県)児童発達支援管理責任者研修
豊村
11/8 経営者塾:アドバンコース
豊村
11/16、17 OT.PT から学ぶセミナー
梶原
11/22 城南区ネットワーク会議
梶原
12/5 ヘルパー交流会
豊村、藤、臼井、古賀、大江、吉原、久保山
12/12、13 県障がい者虐待防止・権利擁護研修
藤
1/29、30、31 県行動援護従事者研修
串間
2/7.8.9 生活支援ネットワーク:アメニティフォーラム(滋賀県)
豊村
2/10 差別禁止条例を作る会
豊村
2/15、22、23、24 行動障がい者支援研修
梶原
2/16 DVD 上映会「夜明け前の子どもたち」
豊村、久保山、吉原、濱田、渡邉、北野
2/22 65 歳フォーラム
濱田、坂本、秋山
2/28 事業所連絡会
豊村、藤、臼井、古賀、串間、吉原、梶原、渡邉
3/2 きょうされん「仲間が主体的に働き、暮らすために」
豊村、久保山、梶原
3/2 強度行動障がい支援研修会
藤、臼井
3/4 民間協:居宅部会
豊村
3/15、16、17、18、19、20 心理リハビリテーション研修会
梶原
*毎月第 3 日曜日 全障研:発達保障輪読会 【豊村】
*1/29.20.31 県)行動援護従事者研修インストラクター 【豊村】
*2/12 社会福祉士会:県)障害者虐待防止・権利擁護シンポジスト【豊村】
*2/22 65 歳研究検討会:65 歳問題フォーラムシンポジスト 【豊村】
<内部>
4.17~H25 年度葦の家福祉会、ヘルパーステーションほっとほっと事業計画について
葦の家福祉会の基本理念、ほっとほっとの理念、行動指針の確認
新スタッフ紹介、組織の説明
5.17~ 平成 24 年度報告 リスクマネジメントの傾向について
6.12~ 「事例検討 NT 様」 講師:NPO 法人ふぉるつあ/重橋史朗氏
7.12~ 他事業所見学報告
・入所施設:「志摩学園」「わたつみの里」
・児童放課後等ディサービス:「いんくる」
8.9~ 市)平成 25 年度 障害福祉サービス事業所説明会の報告
9.11~ 「障害のある方にとっての自立とは?
支援者としての大切な大切なポイント視点や見方のポイント」
講師:NPO 法人ふぉるつあ/重橋史朗氏
10.9~ 「おやじサミット」研修報告会
~障がい特性をどうみるか?また出生前診断をどう考えるか?~
11.16・20・30~市)実地指導 是正及び改善を要する指導事項について【全ヘルパーへ周知】
12.11~ 「共感的理解と基本的態度の形成」講師:NPO 法人ふぉるつあ/重橋史朗氏
1.20~ 「支援区分」「権利条約批准等」「障がい者総合福祉法等制度情報」
ひまわり班の動向と課題/新年会(親睦会)
事業- 25 -
2.28~ 生活支援事業所連絡会加盟事業所内研修:
「サービス等利用計画」現状と今後の方向性について
講師:福岡市保健福祉局 障がい者在宅支援課/板本忍氏
3.14~ H26 年度事業計画、班体制
<外部講師:重橋氏> *毎月 1 回(8・1 月を除く)=計 10 回
□ 全体研修に講師として:3回
□ カウンセリング(常勤スタッフ):5回
□ 学習会(常勤スタッフ):2回
6.総評
・今年度は、共同生活介助「すてっぷ」の直接支援やスーパーバイズ機能として人材派遣
を行った 結果、前年度の実績を下回った。
・障がい者地域生活支援センター「りーど」の窓口として、主軸を担えるようスタ
ッフ間で意見交換をしながら改善していった。
(掃除、外観整備、備品購入、ゴミ
だし等)
また、「りーど運営会議」を月の定例として主要事業所間で課題整理を行った。
その中で、年度途中から広報誌『りーど通信』を 2 ケ月に 1 回発刊した。
・今年度、新しく「サイボーズ」という常勤スタッフのスケジュール管理を適時確
認できるシステムを導入した。(富士ゼロッツクスより)
慣れるまでは、確認漏れや上手くシステムが活用できない場面もあったが、現在
は各スタッフの所在、事務所の不在やセコムの開錠、施錠等が一目でわかり情報
の共有に役立った。
また、事業所にきたメールも確認できるようになり、事業所によらなくても支援
内容の確認を行い支援に入れるなどの利点もあった。
・定期的にヒヤリハット(気付きメモ)を集約し、グラフ化して課題を共有した。
今年度は、当事業所の傾向に気づき、法人実践発表会やスタッフ間で確認し合う
場面を設けた。
・毎月、運営会議で「資金収支計算書」をもとに確認を行うことを年度当初確認し
ていたが、新会計基準や新事業の関係上で確認する機会が定期的に持てなかった。
次年度は、収支差額の確認と支出の項目にも着目し執行率の把握を行いたい。
・きらぼし班
→稼働率の高い男性スタッフ間での情報の共有(更新状況、ケース課題など)が円
滑に図れない事があったので、『情報の共有をするためのノート』を作成し、引継ぎファ
イルに 入れて各スタッフへ確認を促した。他班のスタッフへも必要に応じて活用する
ことができた。→相談支援センターからの新規利用希望の受け入れ相談が多く、数名
の利用契約は見送った。その中で強度高度障がいの方や日中の保障がない在宅生
活(通所されていない)の方への支援を行う。改めて、他事業所との連携や各スタッフ
の支援スキルの向上の必要性を感じた。今年度、きらぼし班に特化した学習ができな
かったので、次年度は、事前準備や環境設定、パニック時等の対応、支援ツール等の
学習を行っていきたい。
事業- 26 -
・ひまわり班
*『高等部・中学部男性』/『小学部・中学部女性』との班から構成される。
→リーダ間での情報の共有と同性介助での支援の共有は意識的に時間を調整して意
見交換を行ったり、業務日誌を活用したが、班単位での課題をあげることが不十分だっ
た。
→年間計画で研修を位置づけた。
①前期は、「児童ディ見学」「有資格者の各自発表(社会福祉士・介護福祉 士・作業
療法士など)」を通し班の方向性確認した。
②後期は、発達に着目し理解の共通を図るも時間が足りず、次年度にも継続して行
いたい。
→他関係機関の理解を深めネットワークを構築することを目標に置いた。
ケア会議などで関係性は深まってきたが主要関係機関の窓口を図示化するには至ら
なっかので、次年度も継続していきたい。
→今年度、ひまわり班 1 年目のスタッフが 2 名加入したので、確実な事務業務を目標に
置いた。
『ひわまり班業務チェック表』(共通ファイル)を活用しリーダー間で役割を分担し引継
ぎを行った。課題をそのままにせず、月に1回の班打合せで確認し、改善していくことで
ミスを減少させることができた。
7.苦情・事故等の件数
・ 苦情受付: 0件
・ 苦情受付に至らない要望 : 0件
8.その他
<団体加盟、運動>
・ 障がい者生活支援事業者連絡会 (定例会・役員会に出席する)
・ きょうされん福岡支部 (学習会や署名を行う)
・ 民間協 (研修に参加する)
事業- 27 -
福岡市城南区知的障がい者相談支援センター
1.事業方針
(1)所長含む4名のスタッフ配置の元で委託相談と計画相談の新たな運営体制を築く。また、
連絡・報告・決裁・情報共有のラインと業務分担を整備する。
朝ミーティングを行うことで、ケースの進捗と課題点の共有が図れた。業務日誌を活
用し、日頃の業務課題を把握した。所長と主任コーディネーターが随時打合せを行うこ
とで課題解決へつなげたが、ライン、ホウレンソウの具体内容が不充分であった。
(2)サービス等利用計画作成対象者に計画相談を積極的に実施する。(年間 16 件目標)
・アセスメント~ニーズ整理~計画~モニタリングの進行管理を行うことができたが、
アセスメント~モニタリングの情報をセンター内全員で共有するまでに至っていな
い。
・計画相談給付費の請求事務について、重松と田中で二重チェックを行い、ルーチン化
した。
(3)相談支援の資質を高める。
・ニーズ整理~対応・支援の方針等について、センター内外で定期的なケース検討の機
会を設けることができた。
・事例検討会を開催し、スーパービジョンを実施することができた。
(4)ケアホーム支援センター開所に伴い、
「りーど」内の管理運営・支援の連携体制を作る。
・法人事務会議やりーど運営会議に参加し、法人本部や「りーど」と情報共有ができた。
(5)新任者及び現任者向けに相談支援・社会福祉全般に関する研修プログラムを実施する。
・新任者を中心に 1 年目の相談員向け研修を実施することができたが、現任者向けの研
修が充分に行えなかった。
(6)福岡市障がい者等地域生活支援協議会について、地域の社会資源や法人内事業所への啓
発・学習機会を実施する。
・区部会の活動を通じて、今年度6月から『城南サポネット』を 2 回開催することがで
き、障がい福祉サービス事業所のネットワークつくりのきっかけを作ることができた。
2.事業内容
福岡市より委託を受け、知的障がい者やその家族からの各種相談に応じるとともに、福
祉サービスの等のコーディネートを行った。担当区は城南区を中心とする地域からの相談
を受け、24 時間 365 日電話相談できる体制をとった。
(1)総合相談
(2)専任コーディネーターによる専門的支援の提供
(3)緊急対応事業
(4)地域自立支援協議会の運営
(5)障がい程度区分認定調査及び障がい児認定・勘案事項調査業務委託
・契約金額 1 件 5,927 円
・調査業務従事者 5 名(末次、豊村、友廣、田村、重松)
・平成 25 年度に実施した調査件数 2 件
*平成 26 年 1 月 1 日から、時間外・休日については基幹相談支援センターの留守番電話
対応に変更した。
3.相談実績
① 委託相談件数
事業- 28 -
・延べ相談件数(年間):3052 件(1 日平均 8.4 件程度)
・相談支援者実人数(年間):84 名
・個別支援会議開催数(年間):26 回
② 計画相談件数
・延べ相談件数(年間):1700 件(1 日平均 4.7 件程度)
・相談支援者実人数(年間):8 名(内 1 名は契約終了)
・個別支援会議開催数(年間):12 回
*相談の傾向
就労支援が必要な方、ひきこもり傾向にある方、学卒後に就労失敗したり、福祉
サービスにつながっていない方の家族からの相談が目立った。行動障がいのある
方の地域生活や入所に関する相談が数ケースあった。計画相談のケースについて
は、ケアホーム内での本人の過ごし方や支援についてサービス調整会議を行った
り、就労支援と生活支援(服薬管理)の必要な方の支援について件数が伸びた。
4.スタッフ配置
所長:1 名(兼任)主任コーディネーター:1名/コーディネーター:1名
副コーディネーター:1名(常勤)
登録ワーカー(兼任):3名
*勤務体制については、基本開所日に従い、月単位の勤務表による調整を行った。
5.各種会議・連絡・報告体制等
①朝ミーティング:朝 9:00 からコーディネーター3 名でケース状況・課題把握とスケジ
ュール確認や、新規相談ケースと初期対応の確認を行った。
②週報告会:2 週間に 1 回程度の頻度で開催し、所長とコーディネーターによるケースの
状況把握や課題協議を行った。また、所長決裁が必要な事案等はこの場を活用すること
ができた。
③運営会議:月1回開催し、重点課題の確認、研修や法人情報の共有を行った。
また、運営管理上の課題などを協議することができた。
④法人事務会議への参画:法人事務会議に出席し、法人情報を事業所内部スタッフと共有
する。
法人事務会議(毎月)…田中、リスクマネジメント委員会(2か月ごと)…田中
権利擁護・研修委員会(3か月ごと)…田中、りーど運営会議(毎月)…田中・重松
福利厚生委員会(随時)…田中
6.研修
(1)外部研修
(2)内部研修
事例検討会を 6 月、8 月、10 月、12 月、1 月、3 月(年間 6 回)開催し、相談支援機
能強化専門員などに参加依頼し、事例や相談支援に対する助言等をいただくことが
できた。また、ワークシート形式で自己理解や他者理解について研修を行った。
(3)OJT(職務を通した研修)
・新任及びコーディネーター研修(コーディネーター用研修プログラム)
・上級コーディネーター向けの研修
業務計画に基づき、計画・監督業務に必要な知識やノウハウを学ぶ。
事業- 29 -
【参加した研修一覧】
H25.4.6
自閉症啓発セミナー
H25.5.10
こころのケア共感部会
H25.6.6
九州大学ボランティア研修
H25.6.14
福岡市障がい者相談支援事業基礎研修
H25.6.28
長尾中学校地域懇談会
H25.6.28
あいゆう研修
H25.7.5
福岡県障害程度区分認定調査員研修
H25.7.2、7.17
葦の家福祉会交通安全講習会
H25.7.25
第 2 宅老所よりあい見学
H25.7.27
福岡発達・障害懇話会
H25.8.2
こころのケア共感部会
H25.8.4
てんかん総合研修
H25.8.24-25
きょうされん福岡支部職員学習交流会
H25.9.9
こころのケア講座~うつと不安の心理について~
H25.9.13
行動障がいのある方々の地域生活支援の普遍性
H25.9.17
福岡市相談支援事業基礎研修
H25.9.25.28.29
福岡県相談支援従事者現任研修(基幹・委託コース)
H25.9.28
障害者の差別禁止を考えるつどい
H25.10.18
福岡県相談支援従事者初任者研修
H25.10.9
葦の家生活介護自主研修(発達指標)
H25.10.18-19
きょうされん安居楽業ゼミナール
H25.11.8
こころのケア共感部会
H25.11.19-20
福岡県相談支援従事者初任者研修
H25.11.23
福岡チャレンジネットワーク
H25.12.11
支援区分研修
H25.12.13
福岡市相談支援事業基礎研修
H25.12.16
福岡成年後見センターあさひ研修
H26.1.25
法人学習会・懇親会
H26.2.7
福岡市障がい者虐待防止研修
H26.2.12-13
福岡県障害者虐待防止・権利擁護研修
H26.2.14
こころのケア共感部会
H26.2.20
日本経営初めて学ぶ役職者研修
H26.2.21
福岡県障害支援区分認定調査員研修
H26.2.22
こころの病みんなの集い
H26.2.22
65 歳問題を考える学習会
H26.2.23
法人実践発表会
H26.2.22-24
福岡市強度行動障がい者支援者研修
H26.2.8-9
きょうされん九州ブロック学習交流会
H26.3.14
サービス利用計画作成等従事者研修(福岡市)
H26.3.29
面接スキルアップ研修
7.広報・啓発活動
H25.6.21
第 1 回城南区ネットワーク会議(城南サポネット)
H26.1.17
知的障がい者相談員見学【来所】説明会
事業- 30 -
福岡市立屋形原特別支援学校 放課後等支援事業
○ 運営、支援状況
1. 運営体制、業務分担について
管理者:1名
責任者:1 名
補佐:2 名(うち 1 名は H25.8 まで)
常勤:1 名(H25.6 から)
準常勤:1 名(H25.7 まで)
・ スタッフのシフト調整や利用者の利用調整を上片野と補佐の矢部が 6 月まで行い、
7 月より上片野と補佐の三好で一任する。
・ 出納責任者を友廣(H25.5 まで)から、小関(H25.6 から)へ変更する。出納職員
は引き続き上片野で事業所専用金庫を取り扱う。
・ 毎月の運営会議、月例会議、スタッフ会議、スタッフ研修等で法人・各事業の情報
を各スタッフへ報告し、スタッフ間の情報共有を行う。
・ スタッフ配置はどんぐりルームは指示系統+2:1、たけのこルームは原則 1:1 で行な
う。
・ 事業に消費税が発生するため、税理士へ委託する。
2. 危機管理、リスクマネジメント
・ 25 年度、利用者の事故は無かった。
・ リスクマネジメントの研修を数回にわたって取り組み、スタッフへヒヤリハットの
意識付けを行う。ヒヤリハット報告を毎日の支援前の申し送りの場でその都度行う。
・ 1月ずつの報告書の集約を行い分析まで行う。
まとめた情報はスタッフ研修にて報告、協議行う。
3. 支援内容
 どんぐりルーム
・ ルームでは DVD 観賞や遊具遊び・絵本読み・絵描き・工作などを行ない、その他
学校設備のプレイルームや図書室、廊下の三輪車・ワゴンを活用、運動場での遊具・
ボール・自転車等の活動を行なった。
・ 地域の公園(仲の原公園、桜ケ丘公園)への散歩、夏休み中の水学習室を使用した水
遊びを行なった。
・ 時季に合わせたレクリエーション行事を行っている。
(ハロウィン、クリスマス、お
正月等)
また学校の先生方や保護者の協力(参加)をいただき行事を実施することができた。
 たけのこルーム
・ ルームでは DVD 観賞や遊具遊び、絵描き、工作などを行ない、その他学校設備の
プレイルームや図書室を活用した活動を行なった。
・ 校舎内での探検ごっこ、近隣公園等への校外散歩などを行なった。
・ 身体を動かすなどの遊びを好まれるためプレイルームでの遊具遊び、運動場での野
球やサッカー等のボール遊び、自転車遊びが多かった。
事業- 31 -
4. スタッフ体制
管理者 1名
責任者 1 名
補佐
3 名(うち 1 名は H25.8 まで)
準常勤 1名(H25.7 まで)
登録スタッフ 21 名
5. 研修について
・ 年間計画を立ててのスタッフ研修が行えていなかった。次年度は年間計画を立て、
計画に沿った
研修に取り組む。
・ 毎月、事例検討やリスクマネジメントについて研修を行なった。しかし、外部講師
の活用まで行うことができなかった。
・ 常勤スタッフ 2 名への OJT 研修が不十分であった。次年度は研修計画を立てて実
施する。
・ 常勤以上のスタッフで外部研修へ参加することができていた。今後もさらに様々な
外部研修、外部施設見学などの情報を取得するよう努めていきたい。
6. 関係機関との連携
・ 学校支援部を中心とした放課後等デイサービスも含めたネットワーク会議への参加
・ どんぐりルーム、たけのこルームどちらも子どもの状況に応じて、担任や教頭、教
務主任と情報交換を行なう。
・ 隔月で運営法人連絡会議、責任者部会会議が行われる。
・ 年度初めに保護者会総会、また隔月で保護者会役員会に参加する。
・ 春、夏、冬長期休み等の前に学校との協議の場を設定する。
・ 定期的に学校グラウンドを利用し野球練習を行う少年野球チーム ベアーズさんと
の運動場共同使用に関する情報交換の場も設定いただき参加する。
○ どんぐりルーム専用施設について
・ 専用棟前に屋外倉庫を設置する
・ サニクリーンモップをリースレンタルし使用する
・ ルーム内の模様替えや季節に合わせた装飾を行う
・ 事務所内の環境整備
・ 遊具や絵本等もバリエーションを増やし選択の幅を広げる
・ オゾン空気清浄器の活用
・ トイレ空間が夏は非常に暑く、冬は寒いため扇風機と温風ヒーターを設置する。
○ 利用者実績
延べ利用者数
4 月… どんぐり 252 名、
5 月… どんぐり 195 名、
6 月… どんぐり 219 名、
7 月… どんぐり 265 名、
8 月… どんぐり 282 名、
9 月… どんぐり 222 名、
10 月…どんぐり 222 名、
たけのこ 10 名
たけのこ 13 名
たけのこ 16 名
たけのこ 16 名
たけのこ 8 名
たけのこ 15 名
たけのこ 14 名
事業- 32 -
11 月…どんぐり 199 名、 たけのこ 10 名
12 月…どんぐり 211 名、 たけのこ 9 名
1 月… どんぐり 174 名、 たけのこ 10 名
2 月… どんぐり 139 名、 たけのこ 8 名
3 月… どんぐり 179 名、 たけのこ 6 名
年間合計…どんぐり 2559 名、たけのこ 135 名
(※前年度利用実績:どんぐり 2629 名、たけのこ 113 名)
 どんぐり
・ 中学部と高等部の児童利用が多い。長期休暇時は、延べ利用者の 7 割以上がこの代
の児童となる。
・ 行動障がいのある児童へは、マンツーマン支援を行っている。非常時には2人のス
タッフで対応。
 たけのこ
・ すこやかステージ支援部、担任と情報交換を取りながら支援に当たる。
・ ご家族の都合により急な利用キャンセルが多いも、利用があった際には本人の意向
に沿った遊びや関わりに取り組み、満足し楽しんでもらえるよう支援する。
○ 次年度に向けての課題など
・ 新任スタッフを含めた、新たなライン形成と、各階層ごとの OJT 研修が必要。
・ レクリエーション活動内容の充実。
・ 行政、学校、保護者、地域、他事業所等との連携を行う。
・ 運営、収支管理のチェックを行う。
・ 支援情報の整理・管理を行なう。
・ 研修を充実させる。
こどものケース事例検討会等の実施
専門講師を招いての研修
保護者会も含めた全体研修
他の自治体の放課後支援の見学
外部研修の活用(県内、県外)
スタッフ研修年間計画に沿って行う
法人内他事業所への研修
制度情報の収集(放課後デイサービス、相談支援等 )
共同生活介護「すてっぷ」
1.事業方針
(1)確実な立ち上げと運営を行う。
⇒ 予定より 1 カ月遅らせ 6 月から事業を開始した。ショートステイスタッフの移動、
新規採用者の 2 か月間葦の家での講習、重度障害者包括支援事業適用が決定後、
2 名の常勤スタッフの補充、ヘルパーステーションと葦の家から支援及び助言指導
も含む応援等の体制を組みスタートすることができたが、分掌、ライン形成等の運
営体制の確立が遅れた。
事業- 33 -
(2)利用者の安全な介護を行う。そのために、スタッフ間の情報の共有とホウレンソウ
のラインを明確化し活用する。
⇒ 歩行の不安定な仲間の転倒や行動障がいのある方の失踪事故等前半は事故が相次
いだ。スタート時の業務マニュアルに加え、支援開始後に発生した課題や事故に対
応するマニュアルを整備し、事業所内、葦の家、ヘルパーステーション間で、利用
者の状態像や引継ぎを共有する日誌や申し送り書式等を使うなどして、後期は目立
った事故を起こさない体制を敷いた。分掌やホウレンソウのライン、責任体制の構
築が不十分であったため課題も多く出た。
(3)医療、生活費の管理等のノウハウを確実に整備する。
⇒ 各利用者の医療ケア、金銭管理、日常生活用品の管理体制の整備を目指した。
医療面は、訪問看護の適用、事故時の葦の家や各人の主治医の協力を得て、何とか
事業所と個別の体制を整えた。金銭、日用品の管理体制が不十分に終わり、書式や
チェック体制の整備を次年度に持ち越した。
(4)スタッフの教育、研修を行い、支援のノウハウの蓄積を行う。
⇒ シフト勤務の中で、全員そろっての研修機会を持つことができなかったが、月 2
回の運営支援会議の定着化、個別支援計画の作成、ほっとほっとのサービス提供責
任者による助言、指導、各事業所の研修に参加した。特に、自閉性障がい、行動障
害のある人への行動援護手法による支援、車椅子も含む介護技術の習得に努めた。
ただ、ほぼ全員が新任職員のため、定着化と情報の共有が難しく課題も残った。
(5)法人内事業所、スタッフの連携を仰ぎ、確実な支援体制を維持する。
⇒ 障がい福祉の経験が少ないスタッフが多い中、ヘルパーステーション、葦の家の
両事業所のバックアップ体制で支援にあたった。ホウレンソウや指揮系統のライン
形成が不十分でシフト間の支援や情報の共有や事業所間の連携が不十分な点も多く
出た。
(6)樋井川 1 丁目町内会に加入し、地域行事への参加など地域交流に努める。
⇒ 町内会のご都合により、加入は次年度になった。4 丁目夏祭りや運動会など、
休日に地域行事に参加することができた。
* 上記の他に、支援を行っていく中で、利用者間の対人関係の調整や休日の過ごし方、
体験利用者の目的性ある利用支援などが、次年度秋決すべき課題として浮き彫りにな
った。また、重度包括や特例居宅、体験利用、他事業所職員の応援等も組み合わせた
複雑なシフト調整が必要になり、調整が困難を極めた。
2.床
数
定住型 6 床、体験型
3.スタッフ体制
管理者、サービス管理責任者兼務 1 名、事務員 1 名、
世話人4名(常勤4名)、生活支援員10名(常勤2名、非常勤8名)
*2 名と体験利用者が特例の居宅サービスの適用を受けた。
事業- 34 -
4.支援内容
(1)日常の生活支援
①日常生活上の介護
・ 嗜好とADLに配慮した食事の提供と介護
・ 掃除、洗濯、買い物、脱着衣等の日常生活の支援
…福岡医療サービスのリネンサービス、理美容サービス等を活用した。
・ ADLを踏まえた排泄、入浴支援
・ 金銭管理…金庫での管理と月次収支明細表による管理支援を行った。
・ 室温、衣服の調整を行った。
②相談援助、日常生活指導
③個別支援計画、モニタリングの作成
(2)利用者の健康管理
①医療機関との連携と日常のサポート
・各人の主治医との連携、調整、通院介助等を行った。
・歯科診療のニーズが高く、新規通院診療支援も行った。
・転倒事故等緊急時は、平日日中は協力医療機関等、夜間は救急センター等に連絡し
対応した。
②日常的なケア
・毎日のバイタルチェック、施設の定期健康診断、バイタル情報の共有
・確実な服薬管理と主治医との連携
・本人体調の変化や訴えに対する細やかな観察や気づき
(3)利用者主体の生活づくり
・月例及び臨時の仲間の会を開催し、食事やレクリエーションなどの要望や生活課題に
ついて話し合ったが、共同生活上の就寝時間やルールを守ることについての課題も上
がり、毎月の目標を話し合った。
(4)防火、防災体制
・消防避難訓練を実施したが、複数の全介助の仲間の避難体制の課題が出て、避難体制
と併せて介助用具の購入を検討した。
・AEDをリースにより整備した。
・福祉拠点として、防災用具や備蓄品のストック等は次年度に持ち越した。
(5)防犯、事故の予防とリスクマネジメント
・セコムによる機械警備を行った。
・転倒や失踪事故が発生し、緊急時の連絡体制やマニュアルを整備した。
・ヒヤリハット、事故報告が遅れがちであった。
8.利用料の徴収
食費、水光熱費、家賃等の利用料を徴収したが、家族に代わっての日用品購入や誕生
日のケーキや色紙の購入、通院時の診療費の確認などの立替え手続き、ルールが曖昧で
事後精算することもあった。
9.予算…別記収支決算書のとおり
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重度障がい者等包括支援事業りーど
1.事業の経緯
夜間も含む全介助、マンツーマン体制が必要な方々への介助体制を保障するために、
特例居宅介護の適用を求め福岡市と交渉したが、身体介護 40 時間以上の適用は困難であ
り、事業開始直前に、福岡市の助言で、障害程度区分 6 で行動障がい関連項目 8 点以上
の方々を対象とした重度障がい者等包括支援Ⅲ類型の適用を月 12 万単位を目安とする
包括報酬で受けることとなった。ホームのサービス管理責任者の予定であった仲村が等
事業のs年中のサービス提供責任者に異動した。
日毎のかつご本人の状態像に応じた身体介護、行動援護等も活用した支援の組み合わ
せとなるため、所定のシフトと単位数と支援記録、日々の実績記録と法主請求のサービ
ス提供実績記録への集約が非常に難しく、日々の支援と並行して事務管理が大きな課題
となった。また、全国で 30 数名の利用者しかいないサービスのため、福岡市及び県の国
保連の窓口、既存の請求ソフトが対応していないことが多く、3 ケ月間請求がストップ
し、何度も実績記録票の訂正を求められるなどのことも起こった。事務量は大変である
が、福岡市の現行制度の適用の範囲内で、夜勤 2 名体制と一番介助度が高い、朝と夕方
に 3 名体制が確保できたことは大きく、この事業を通して、最重度の方々のホームの介
助体制に必要な最低ラインの実績を作っていく意義は大きいと言える。
2.スタッフ体制
管理者;兼務 1 名、サービス提供責任者;専従 1 名、兼務 1 名、事務員;兼務 1 名
3.予算…別記収支決算書のとおり
報酬費は、事業所職員の人件費、事務経費以外は、支援員を手当てした各事業
所に当該サービスに係る人件費分として配分した。
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