ホームページ http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/ 図書館には図書、雑誌、神奈川資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。アカデミー賞アカデミー賞は、1927年５月に創立された“映画芸術科学アカデミー”が授与する賞です。アメリカ映画の健全な発展を目的に、キャスト、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための映画賞です。授与されるオスカー像から、‟オスカー”とも呼ばれています。第88回(2016年）アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞したのは、「スポットライト　世紀のスクープ」（トム・マッカーシー監督）でした。 4月15日から劇場公開されています。今まで4回ノミネートされながら受賞を逃していたレオナルド・ディカプリオが「レヴェナント　蘇えりし者」（イニャリトゥ監督）で初の主演男優賞を受賞しました。その瞬間、授賞式中継時のツイート数が新記録を樹立したというニュースも流れました。今回は、アカデミー賞に関する資料を取り上げました。図書のとびら書　名・内　容著者等出版者『＜喜劇映画＞を発明した男　～帝王マック・セネット、自らを語る』マック・セネットは、初期ハリウッドを代表する超大物映画プロデューサーです。1932年アカデミー賞短編喜劇賞、同短編ドキュメンタリー賞、1937年マック・セネット著石野たき子訳作品社アカデミー賞特別賞受賞、1959年映画芸術科学アカデミー終生会員という新野敏也監訳経歴の持ち主です。本書は、マック・セネットの語る、創作の秘話、奇想天外なハリウッド史、悲恋物語があふれる１冊です。巻末には「銀幕喜劇人小事典」が付いています。『アカデミー賞記録事典』アカデミー賞の第１回の授賞式はわずか４分22秒でした。その後、華やかにショーアップされたオスカー・ナイトは、ハリウッドのみならず、世界の映筈見有弘・キネマ旬報画界の一大イベントとなっていきました。本書は、アメリカのアカデミー賞の渡辺祥子監修社誕生から第85回（2012年度）までのすべての受賞記録とそれにまつわるエピソードが書かれています。巻末には、「オスカー雑学事典」が掲載されています。『素晴らしき哉、フランク・キャプラ』「或る夜の出来事」「オペラハット」「我が家の楽園」の3本でアカデミー賞監督賞を受賞しています。イタリア移民としてアメリカンドリームを実現しましたが、栄光と挫折を幾度となく繰り返しました。本書は、キャプラの人生や井上篤夫著映画への情熱を書き記しています。こんなエピソードがあります。宇野重吉さんが、テレビの影響で映画産業が斜陽化してきて映画人として自信がなくなり、日本の未来に絶望して死のうと思った時、キャプラの「スミス都へ行く」を見るうちに身体の中に活力が涌いてきて、自殺を思い止まったそうです。集英社出版年請求記号（資料番号） 778.25/223 2014年（22733943）公開 778.25/130Ａ常置 2013年（22681829）相談室常置 778.25/208 2011年（22553788）公開『アカデミー賞の女優たち』世界が恋した名女優たちの、世界一の映画祭をめぐる壮絶なドラマと華新人物往来社新人物往麗なるエピソードを集めました。アカデミー賞が始まった第1回（1927〜28 編来社年）のジャネット・ゲイナーから第84回（2011年）のメリル・ストリープまで、主演女優賞に輝いた女優たちを紹介したクロニクルです。写真とプロフィールが付いた映画好き必携の一冊です。『アカデミー賞全史』著者のエマニュエル・レヴィは、コロンビア大学で社会学と映画の講座を受持つ教授です。レヴィ教授は、「本書は、アカデミー賞を一年ごと時代順エマニュエル・文藝春秋レヴィ著に追った歴史ではない。映画や映画のアーティストたちがノミネートを受け、受賞をしてきた、歴史的、文化的、政治的な文脈に即した社会学的な見方を提供するものである。」と語っています。雑誌のとびら R8/ｼﾝ (111074381) 2008年女性関連資料室公開 778.25ＡＡ /125 1992年（20447009）書庫記事名・内容雑誌名・出版者巻号・ページ請求記号「アカデミー賞取り　日本アニメ産業のスゴさ日本人だけが知らない「日本アニメ」の実力」 2001年に公開され大ヒットした宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」は、第『週刊エコノミ 75回アカデミー賞の最優秀長編アニメーション賞を受賞しました。子どものスト』毎日新聞社世界だと思われてきたアニメが大人も楽しめる日本の輸出産業に成長しています。アニメ産業が日本でどう育ち、海外にどう受け入れられてきたのか。当時はあまり知られていなかったアニメ産業の実像を伝えています。「本誌恒例、豪華オスカー座談会！　～それでも映画はやめられない！」アカデミー賞授賞式前に、毎年『ＮＥＷＳ　ＷＥＥＫ』が開いている座談会の記事です。座談会会場となったロサンゼルスのハマー美術館にジョージ・クルーニー、アンジェリーナ・ジョリーら話題作を彩った6人のスターが集まり、とっておきの裏話を語ってくれています。スクリーンでは、みられないスターたちの素顔や本音が楽しい座談会です。『ＮＥＷＳ　ＷＥＥＫニューズウィーク　日本版』阪急コミュニケーションズ第81巻第13号通巻3608号 2003年3月18日 p83-90 Z330.5/5 第23巻8号通巻1092号 2008年2月27日 p46-53 Z051/197 新聞のとびら記事名・内容新聞名掲載日・ページ『支える　１２　アナログ技術でアカデミー賞　映画用保存フィルム開発　大関勝久さん、白井英行さん』「アカデミー賞受賞者が神奈川にいる。といっても俳優や映画監督ではない。映画を長期保存する技術を開発した富士フィルムの社員だ。その技術とは大容量のハードディスクでもＤＶＤのような記録媒体でもなく銀塩フィル神奈川新聞 2012年6月10日　ｐ26 ム。しかも白黒。・・・（中略）「白黒フィルムは5000年はもちますから」と大関さんは即答した（後略）」視聴覚資料のとびら内容タイトル『80日間世界一周』 1872年、主人公のフォッグ氏は20,000ポンドの賭けに勝利するため、気球・鉄道・蒸気船などを利用して80日間での世界一周を目指します。さて賭けの結果は・・・。これほど贅沢な映画にはそうそうお目にかかれません。動員したエキストラ数6万9000人、衣裳数７万4000着、動物数34種9000頭、撮影隊が飛んだ飛行距離60万キロメートルなど記録破りでした。第29回（1956年）アカデミー作品賞受賞。マイケル・アンダーソン監督／ジュ−ル・ベルヌ原作／313分映画生誕100年記念スクリーン・ミュージック・ベスト・セレクション。追憶（「追憶」）、愛のテーマ（「スター誕生」）、雨にぬれても（「明日に向かって撃て！」）、『アカデミー賞　追憶』動物たちとおしゃべり（「ドリトル先生不思議な旅」）、チム・チム・チェリー（「メリー・ポピンズ」）、ムーン・リヴァー（「ティファニーで朝食を」）など、アカデミー賞に輝いた映画音楽のＣＤです。ム−ビン・ドリ−ム・オ−ケストラ演奏。請求記号ＤＶ79.12 /ﾊﾁﾆ（41334038）視聴覚資料室公開ＣＤ２６（41080250）視聴覚資料室公開インターネットのとびらタイトル内容ＵＲＬトップページには「OSCARS」と表示があり、2016年アカデミー賞受賞者の写真が表示されています。それぞれをクリックすると写真が拡大されコメントが表アカデミー賞公式サ示されます。他の項目は、WINNERS、NEWS、VIDEO、RED　CARPET、 http://oscar.go.c イト PHOTOSとあります。言葉の壁はありますが、写真を見るだけでも、華やかな om/ （ホームページは英語）様子がわかり楽しいです。なお受賞者に贈られる黄金像は“オスカー”と呼ばれていますが、正式な名前ではありません。「映画芸術科学アカデミー」は、映画産業における芸術と科学の発展を図るため、アメリカ合衆国などの映画業界人たちによって結成されている団体です。アカデミー賞の選考・授与、映画文化・映画教育・映画技術の研究に対す映画芸術科学アカデる助成などを行っています。ビバリーヒルズのマーガレット・ヘリック図書館とハ http://www.osca ミー rs.org/ リウッドのピックフォード映画研究センターを運営しています。また、ピック（ホームページは英語）フォード映画研究センターは、アカデミーのメンバーでもあったサイレント映画時代の大女優メアリー・ピックフォードにちなんで命名されました。