報告書

MONASH College
~2013 in Melbourne~
佐賀大学海外短期研修プログラム
~Members~
2年
2年
1年
3年
1年
4年
2年
1年
2年
2年
1年
医学部
医学部
医学部
理工学部
理工学部
農学部
農学部
農学部
経済学部
経済学部
経済学部
江越 正敏
中村 侑香
田中 里佳
野中 一典
吉田 一喜
前兼久 千尋
都築 奈美
城野 愛巳
船越 友紀恵
松田 正弘
岡本 依子
Before go to
Australia
まず、私たちはこのプログラム
に参加するにあたり、面接と志望
動機書を提出しました。このプロ
グラムは、英語力を問われるもの
ではなく、要は自分自身がどのよ
うな目的を持ち、あとは本人の積
極性を問うものなので、英語力に
不安がある人でも大丈夫です。
また、事前研修と担当の教授、
国際課の方たちがしっかりとサ
ポートしてくださるので、安心して
プログラムに参加できます。
費用としては、参加費約45万円、
お小遣い約10万円、を準備しまし
たが、円高円安により影響があり
ます。また、佐賀大学より奨学金
10万円を支給されました。
この写真は、Flinders Street St.とい
うメルボルンの有名な駅です。とてもきれ
いなので、ぜひ一度は見てください!!
In MONASH College
私たちは、モナシュ大学のCity
キャンパスというところで授業を
受けました。クラスは約15人ほど
で、日本の他大学からや、中国
などの他国から来ている人で構
成されています。
オーストラリアに着いてからも
現地の日本人スタッフがいるの
で、特に心配はいりません。
授業は日本のものと異なってい
て、とにかく発言が大事です!
この写真は、キャンパスについ
て初日のものです。この後、すぐ
にクラス分けの簡単な面接を受
けました。午前と午後に分けられ
ましたが、午前の人は終わって
からメルボルン市内に出かけて
いました(^^)
(午後組は午前組がうらやまし
かったです)
Cityキャンパスでは、無料でWi-Fiが利用でき携帯やパソコンが
使えます。また、コーヒー、紅茶、Miloをつくることが出来ます。
冷蔵庫には牛乳があり、お湯と水もしっかり準備されています。
必要な場合は電子レンジも使うことが出来ます。
これは、クラスの中国人たちと
一緒に中華街にご飯を食べに
行った時の写真です。彼らの
オススメをみんなで少しずつ
シェアしたのでたくさん食べる
ことが出来ました。
この写真は、最終日にクラスメイトと
先生との記念写真です。
Harmony Day といって、キャンパスに
集まり簡単なworkingをした後に、近く
の公園でみんなでご飯を食べました。
Program
~La Trobe & Eco Tourism~
私たちは、プログラムの一環としてラトローブ大学への訪
問とエコツーリズムに参加しました。
ラトローブ大学
にて昼食
ラトローブ大学では、日本語の授業に参加し学生たちと日本語で会話を楽しみました。
昼食も一緒に取り、その後は学内を案内してもらいました。本当に広くてびっくりしま
した!緑も多く、自然の中でリラックスできるのではないかと思います。彼らの日本語
の上手さには、びっくりすると思います。ほんとに上手ですよ!!
この二枚の写真は、エコツーリズム
の一環でフィリップ・アイランドに訪れ
た時のものです。
フィリップ・アイランドは、野生のペン
ギンが訪れることでオーストラリア国
内でも有名です。観光と自然を両立さ
せるために、ペンギンを見るときは、
石畳の上で静かに座っていなければ
なりません。また、写真を撮ることも
禁止されています。
また、ポッサムという動物の巣箱もつく
らせていただきました。
ペンギンを見に行くときに、私たちは
ボードウォークという木でつくられた道の
上を歩きました。これは、人の手によって
つくられたものですが、極力ペンギンたち
の負担にならないようにと考えられていま
す。このような、共存を考え活動すること
をオーストラリアでは重視しています。
ボードウォークのほぼ真横をペンギンた
ちが歩くので、一緒に歩いているみたいで
とても感動しました。
日本では、まだエコツーリズムとい
う概念は定着しきれていないと思い
ます。実際にオーストラリアでそれを
体験することで、自然保護という考え
方を、また新たな視点で見ることが出
来るのではないかと思います。
Life in Australia
私たちは、今回のプログラムでは、約一か月間ホームステイという形で生活をしま
した。そのうえで、知っておいたら良いと思うことを挙げておきます。
最初に書きましたが、私たちの参加費用は、
約45万円でその中に保険代・ホームステイ
費用・航空機代金もふくまれていました。ま
た、奨学金として10万円いただきました。
実際にオーストラリアでの生活ですが、現
金で参加費用とは別に約10万円ほど各々
が持っていきました。その時の為替レートに
もよりますが、それくらいあれば十分ではな
いかと思います。
オーストラリアで服やカバン等を購入した
いと考えている人は、もう少し持って行って
もいいかも知れません。しかし、物の値段は
日本とあまり変わらないので、日本で買い物
をする気持ちで大丈夫だと思います。
*注意*
現地の空港でオーストラリアドルに換える
ともったいないので日本で換えておくか、メ
ルボルン市内で換えることをお薦めします。
市内には、学生ということが証明できると、
より良いレートで日本円をオーストラリアドル
に換えてくれるところがあるそうです。
ホームステイ先に着くと、早速お金がい
る場合もあるので、あらかじめオーストラ
リアドルを持っておいたほうがいいと思
います。
トラムや電車
からの風景を
楽しみながら、
通学するのも
いいと思いま
す。
また、mykiは
区間内であれ
ば、どこへで
も行けるので、
週末にぶらり
旅もいいかも
しれません。
この写真は、
フリンダース
駅のもので
す。
日本と同じで、
朝方と夕方
のラッシュは、
たくさんの人
で溢れてま
した。
移動手段についてですが、主に徒歩・電車・トラム・バスになります。ホームステイ
先の送迎はあまり期待してはいけません。電車・トラム・バスに乗る際には、mykiとい
う日本でいう定期のようなものを必要とします。これは、ホームステイ先に着くとその
家族が一緒に買いに行ってくれます。また、ゾーン1,2,1・2と分かれていて、ホーム
ステイ先によって値段が変わるので注意が必要です。
オーストラリアでは、アナウンスで次の駅名や地名、停留所が流れることはほとん
どありません。よって、自分が降りる場所を覚えて、何か目印をつけておくことをお薦
めします。バスとトラムは、ボタンを押したり天井のケーブルを引っ張って、次に降り
ることを知らせないと止まってくれないので気を付けてください。
加えて、時刻表が月曜~木曜、金曜、土曜、日曜と変わるので、最低でも自分の駅
から学校までの交通手段のタイムテーブルを手に入れておいたほうがいいですよ。
皆さんが気になる一つのこととして、
コアラは一日の約20時間ほどを寝て
携帯・スマホの使用についてだと思いま
過ごすそうです。寝ててもかわいく、 す。海外でも通信ができるように契約し
ほんとに近くで見ることが出来ました。 ていれば、何の問題もありませんが通信
量が日本にいる時以上にかかると思われ
ます。自分たちは設定でデータ通信をオ
フにして、Wi-Fiを利用していました。
Wi-Fiが使えるエリアとしては、学校・
大きな駅・ホームステイ宅です。Wi-Fiは
基本利用料は無料なので安心して使えま
す。
注意しておかなければならないのが、
ホームステイ宅での携帯・パソコンの使
用です!説明があると思いますが、ホー
ムステイ宅でのデータ通信は有料です。
ホームステイホストから請求されますが、
目安としては1ヶ月4,000円ほどです。ま
た、ホームステイ先によっては、通信環
境が整っていない場合もあるので、自分
でルーターを買うことが必要になるかも
しれません。
パソコンは持って行ったほうが便利で
す。
現地での通信用に、電話だけが出来る
ように契約して携帯を購入しましたが、
auで約50ドルほどでした。
この研修において、メルボルン市内の散策も一つの楽しみです。週末や学校終
わりに市内を歩くと、メルボルンという街の色々な顔を楽しむことが出来ます。
トラムや市内ループを利用すれば移動も簡単です。また、ちょっとしたアー
ケードのようなところを行けば、隠れた名店が見つかるかもしれません。
歩き疲れたら、近くの喫茶店で軽く一杯するのもおしゃれですよね。市内では
パレードが催されることもあるので、ぜひ参加してみてはどうでしょう?
あるとき寄ったカフェにて
ナイトパレード
でライトアップ
された
Flinders Station
やはり、オーストラリアに来たからには、オーストラリアの自然を目にしないと損だと思いま
す。多くのツアーが用意されているので、予約し参加してみてはどうでしょうか。また、日本語
ガイドがいらないのであれば、現地のツアー代理店で申し込んだほうが安くなるのでお得かもし
れません。
自分たちは、グレートオーシャンズツアーに参加しました。市内で集合し、バスに乗って向
かったのですが、本当にきれいなところでした。海岸線を走り、最後に「十二の使徒」と呼ばれ
るところに行って景色を楽しみました。すごく綺麗なところなのでぜひ見てください!
左:ウィルソンズプロモントリー国立公園にて
右:十二の使徒 展望台より
A record of my impressions
in Australia
~1ヶ月の留学を終えて~
理工学部 4年
野中 一典
今回の研修では数多くの経験をし、それと同時
に考え方の違いも経験しました。その一つとして雨
についてです。私は日本に住んでいると雨の日は
憂鬱に感じていたのですが、オーストラリアの人々
は雨が降っているとHappyだそうです。実際に滞在
しみて分かったのですがほとんど晴れており、気温
も高い日々が続きそして乾燥をしています。そのよ
うな環境でたまに雨が降るのですから、たしかに恵
みの雨という言葉がぴったり当てはまります。日本
に帰国して感じるのは晴れの日がオーストラリアと
比較すると少なく、雨の日が多いということです、で
すが降らないような環境に身を置いたことで降るこ
とがありがたいと感じるようになりました。
その他の違いといえば広い、広い土地でしょうか、
僕がオーストラリアで過ごしていたのはほとんど都
市部だったのですが少し離れると一面に広がる草
原(茶色)でした。そして遠くに小さく見える山、まさ
に広大な大地です。自分が普段日本で生活してい
るところは山に囲まれているため遠くを見渡すこと
ができません、そのためいつも生活している環境が
とても狭く感じられました。オーストラリアは広かっ
た、驚かされます。
一ヶ月は長い期間だな、と思って日本を発ったので
すが滞在してみると短く感じてしまいました。とにか
く楽しい経験をさせてもらい今度は短期間ではなく
長期間滞在して勉強したいと思っています。
農学部 2年
都築奈美
私が今回オーストラリアに行って感じたこと、体
験したこと、学んだことはとてもたくさんありました。
日本にいては絶対にできない体験、文化の違い、
驚かされることもたくさんあり本当に充実していた
一か月だったと思いました。まず学んだこととして
は、積極性の大切さでした。向こうの授業はディ
スカッションがとても多く自分の意見を英語で述
べなければいけないことが多く、クラスメイトの子
たちが、たとえ間違っているかもしれないけど積
極的に意見を述べようとする姿はとても刺激的で
した。日本でももっとディスカッションの時間を取
り入れた授業を組み込めば日本の英語学習も
もっと伸びるし、楽しくなるだろうになと思いました。
あとは、オーストラリアの人々の自然との共存は
とてもいいなと思いました。日本では芝生で寝転
んでのんびりしていたり自然環境に対してシビア
に考えることは少ないかもしれないけれど、オー
ストラリアでは人々は自然が好きで新しいものを
取り入れながらも自然を守っていっている感じが
してほんとにいい国だなぁと思いました。国の雰
囲気ものんびりしているし、マイペースで人懐こい
し、気候もほんとに穏やかな国で大好きになりま
した。今回の体験では貴重な体験になったと同時
に世界の中に住む日本を見直すいい機会になり
ました。でも、私は必ずもう一度オーストラリアに
行きたくなりました。ほんとに今回の体験は自分
にとって実りの多いものだったなと思いました。
医学部 1年
田中 里佳
メルボルンでの4週間は、毎日がとても
充実していて、貴重な経験となりました。
授業では英語でのグループディスカッ
ションをしたり、他の国のクラスメートと
コミュニケーションをとりながら共同でプ
レゼンテーションを作って発表したりと、
積極的に英語を使うことができました。
授業以外でも通りで道をたずねると親切
に教えてくれたり、バスや電車で初対面
の人とも自然に会話が弾んだり、明るく
親しみやすい人ばかりでした。メルボル
ンで感じた新鮮な気持ちを大切にし、英
語だけでなく視野を広げて新しいことに
挑戦していきたいと思います。
経済学部 1年
岡本依子
今回このプログラムに参加して主に3つの大き
な経験ができました。またそれらの経験を通して
本当にたくさんのことを得ることができました。
1つ目にMonash Collegeに通えたことです。日本
の授業とは違った授業を受けて双方の違いに気
づくとともにそれぞれの長所、短所についても考
えることができました。英語の勉強の仕方につい
ても新たな発見がありました。また、学校に通うほ
かの国々の人と友達になり、交流できました。
2つ目にエコツーリズムに参加できたことです。
オーストラリアの環境や様々な取り組みについて
学んだあと、実際に体験することでより知識が深
まりました。動物の巣箱を作ったり、野生の動物
たちを見ることができたり、貴重な経験になりまし
た。
3つ目にホームステイできたことです。1か月の間
Lam Familyにお世話になりました。はじめは言葉
もうまく通じず緊張してばかりでしたが、だんだん
とコミュニケーションも取れるようになりました。ま
た一緒に生活することで生活習慣の様々な違い
を知ることができ、おもしろかったです。
1か月間の生活を通して、‘異文化’を実際に肌
で感じました。オーストラリアにはいろいろな国の
人々が暮らしていて街を歩いているとたまにどこ
にいるかわからなくなる時があります。そんな中
で暮らせて普通に日本で暮らしていては経験でき
ない貴重な時間を過ごすことができました。海外
への興味がより一層強まったので、これから機会
があればどんどん行きたいです。
理工学部 1年
吉田 一喜
今回参加させてもらったモナッシュ大プログラムでは、小
さなものまで含めるとさまざまな発見や驚きがありました
が、中でも強く思い知ったことが2つあります。
まず、向こうで過ごす中で日常会話にとても苦労したの
で、今までの英語の勉強だけでは会話ができるようになら
ないことを思い知りました。具体的にいうと、TOEICや
TOEFLの勉強で単語を覚えたり長文を読んだりするのは、
あくまで読み書きができるようになるための勉強で、話せ
るようになるためにはそれとはベクトルの向きが違う学習
をする必要があると悟りました。これからは今までの勉強
だけでなく会話ができるようになるように、中学英語から
抽出してみたり、リスニング問題を参考にして自分の口で
何度も発音やフレーズを真似たりしていきます。そしてま
た留学したり、海外旅行に行ったりしたときに成果を確か
めたいです。
もう一つは、初めての海外でホームステイをして英語を
英語で学び、さらに休日やエコツーリズムのプログラムで
はオーストラリアの大自然や生き物を存分に体験し知るこ
とができたこの1ヶ月のおかげで、日本でも時間を有意義
に使って過ごさないともったいなさすぎると強く思ったこと
です。先に述べた素晴らしい時間に比べれば、日本で暇
を弄んで過ごしていたのはなんて小さいのだろうと思い知
らされたわけです。英語の勉強をさらに進めていくだけで
なく、自分の専門分野でも自分で一歩進んで学んでみた
り、生活を見直して今までしたことがなかった事をどんど
んやることに時間を使ったりして、大学生活を充実させて
いきたいと思います。
最後に、私は理工学部の1年で参加させてもらいました
が、理工学部の1,2年生で留学をした学生は今までいな
かったのではないかと聞いたので、今後は理工学部の1,
2年生がどんどんチャレンジしてもらえるようになると素晴
らしいと思います。またプログラムを提供してくれた佐賀
大学や、その関係者の方々、そして留学を後押ししてくれ
た家族に感謝しています。本当にありがとうございました。
農学研究科 2年
前兼久 千尋
本プログラムでは、日本とは異なった文化、自然環
境、人々と触れ合う「リアル」な経験を通し多くの学び
が得られました。その中でも特に、エコツーリズム学
習やバスツアーで見て、学んだオーストラリアの自然
環境は日本とは全く異なり、別の世界のように感じま
した。それは事前に文献等で学んでおり、知識として
知ってはいましたが、実際に見ることで初めて本当に
理解することができました。また、オーストラリア特有
の野生動物も観察でき、彼らの生態を垣間見たこと
で、地球には本当に様々な生物が生息しているのだ
と実感しました。カンガルーなどは、動物園で見たこ
とがあり、知っているつもりでしたが、野生のものでは
全く違って見えました。生物、自然環境の多様性を肌
で感じたことで、生物多様性の大切さを本当の意味
で理解できました。
また、一ヶ月間メルボルンで生活することで見えて
きた日本の良さもありました。例えば、メルボルンの
公共交通機関では、電子マネーについてのトラブル
や、発着時刻が遅れる事が多いことが日常でした。日
本の電子マネーシステムや公共交通機関の正確さは
すごいことだったのだと毎日、感じていました。他にも、
オーストラリアと比べて日本のコンビニエンスストア
は、品ぞろえが良く、たくさんの機能があり、店員さん
の接客が非常に丁寧だと思いました。日本では、当
然と思い受けていたサービスが当たり前ではないと
いうことに気づき、感謝の気持ちが湧きました。
このような本プログラムに参加したことで、多くのこ
とを経験し、学べ、本当に参加して良かったと思いま
す。
医学部 2年
中村侑香
オーストラリアでの1ヶ月、毎日が新鮮で刺
激的な出来事ばかりでした。私にとっては初
めての海外、かつ初めてのホームステイ。し
かも、家にいても街に出ても聞こえるのは英
語ばかり。そんな中で、日常から「学ぼう」と
する姿勢が生まれました。特に、この短期留
学の一番の目的である英語に対しては以前
と違った捉え方をするようになったと思いま
す。
私のホームマザーはスリランカ出身の方で、
初めは独特な英語の発音に戸惑いを隠せま
せんでした。モナシュ大学の授業では先生
の「きれいすぎる」とも言える英語を聞き続け
たので、家での英会話をストレスに感じるこ
ともありました。しかし、移民が多く多国籍文
化を有するオーストラリアでは、様々な国の
訛りがある英語を耳にする機会は珍しくあり
ません。これはオーストラリアに限ったことで
はなく、世界の標準語となりつつある英語に
とって当然のことです。英語が未熟な私に
とってまずはきれいな英語に触れることが確
かに重要ですが、日常の中で実際に人が話
す英語を聞くことも必要不可欠だと感じまし
た。今後も正しい英語を学び続けるとともに
生きた英語を聞く機会をできるだけ多く持ち、
将来医師としての活動に活かしていきたいと
思います。
経済学部 2年
船越 友紀恵
私がオーストラリアの短期留学に行って学ん
だことは、挑戦することの大切さです。私はいつ
も物事を頭で考えてばかりで、行動に移せない
人間でした。興味があることでも、自分に自信が
なく、失敗することが怖くて挑戦しませんでした。
しかし、今回の留学で、自信がなくても挑戦する
ことが大事だということに気づきました。なんで
も失敗を怖がって挑戦しないより、挑戦して経
験を増やし、新たな挑戦を行っていくことで自分
にも自信がついてくるのであり、経験することで
学んでいくのだということを学びました。
だから私は、これからこの経験を生かして、考
えずに投げやりに何にでも挑戦するのではなく、
ある程度頭で考え、意思を持ち、自信がなくとも
なんにでも挑戦していこうと思いました。
また、オーストラリアに対しては、日本よりリ
ラックスして生活している人が多いと感じました。
平日でも公園や芝生でランチを楽しんでいる人
やカフェでゆったりとしている人がたくさんいて、
のびのびと生活している人が大勢見かけられま
した。また、オーストラリアは異国民の受け入れ
が自然にできていると感じました。
感じたことは様々ありますが、この留学経験を
今後の生活に生かしていこうと思います。
農学部 1年
城野 愛巳
今回のモナッシュプログラム研修へ
の参加は、私にとって初めての海外で
もありました。違う国籍の人と授業を
受け、学校が終われば友達とシティを
散策し、ホームステイ先のファミリーと
ご飯を食べ、会話をする生活がすべ
て新鮮でした。たくさんの思い出がで
き、わずかではありますが、自分自身
の成長を感じることのできた4週間
だったと思います。今回のプログラム
への参加を通して得たものをこれから
の大学生活、またその先で生かして
いきたいと思います。
医学部 2年
江越 正敏
オーストラリアでは平日はモナシュ大学で休日
はホームステイファミリーと過ごしたため、留 学
中はほとんど日本語に触れる機会がなかった。
そのため最初の一週間は苦しかったが、毎日
ホームステイマザーと話し、英語を聞く練習をと
にかく続けたこともあり、一週間後にはかなり意
思疎通できるようになった。
始めて海外に行ったため、上手く行かないこと
も多かったが、大切なことはチャレンジする気 持
ちだと思った。チャレンジし続けることで、精神力
もかなり強くなった。具体的には、人に話しかけ
るのに迷いやためらいがなくなった。ま た、会話
するときに、最も必要なのは会話しようという意
志だと感じた。英語が得意でない私は、定例句
やスラングはほとんどわからないの で、何の話
題もなく話すのはやはり大変だった。そのため、
話の内容を考えてみんなと話し、自分に興味を
持ってもらえるようにかなり頑張っ た。ちなみに
オーストラリアは様々な人種が混在していて、見
た目は日本人にみえる人多い。日本人が街を歩
いていても特に関心を持ってもらえない。日本の
場合は、外人が歩いているとやはり気になってし
まうだろう。つまり、オーストラリアで興味を持っ
てもらうには、ある程度努力しなければならない。
留学して得たものの中で一番大きかったもの
は、強い精神力だと思う。留学の経験をこれから
の人生の糧にしていきたい。
経済学部 2年
松田 正弘
自分は今回の留学でたくさんのことを
考えさせられました。その一つが英語に
対する姿勢です。
多くの人が、今までは英語は試験や
大学進学といったために、勉強をしてき
ていると思います。ほんとにそれを自分
のものにしようと思って取り組んできた
人は数少ないはずです。
しかし、向こうで生活をしていく中で英
語=勉強という考えから、Englishは身
につけるものという風に変わりました。
言葉では言い表しにくいのですが、ほん
とにこの感覚を味わえてよかったと思い
ます。
次は、交換留学でアメリカに長期の留
学をして、もっとたくさんのことを経験し
て自分のものにします。
~おわりに~
自分たちは、ほんとにこの一か月で日本にいては経験できない
ことに、たくさん触れることが出来ました。オーストラリアの文化、
外から見る日本、自分の英語力、自然の豊かさ、環境保護の取り
組み、中国人の積極性、自分自身の強さや弱さ、たくさんのことを
それぞれが感じたと思います。それを無駄にすることなくこれから
の生活に活かしていくことが、自分たちの留学を支えてくださった
親や佐賀大学の関係者への恩返しだと思い、これからを生きてい
こうと思います。
山田先生、光吉さん、そのほか関係者の皆様、本当にありがと
うございました。
この報告書を読んで、留学しようと考えてくれたなら幸いです。
いろいろ不安があると思いますが、ここ日本で悩むくらいなら、思
い切って向こうに渡ってみてください。必ずあなたの人生において
かけがえのないものになるはずです。
編集者:岡本・松田
留学おわり