出典・ソースについて - 講談社 ノンフィクション

出 典 ・ ソ ー ス に つ い て
出典・ソースについて
本書の執筆にあたって一次及び二次情報の調査を行った。一次情報のほとんどは、長
年にわたるビル・オライリーの取材やインタビューから生まれた。実際、ダラスの TV
局「WFAA」で働いていた頃、オライリーはケネディ暗殺事件を扱った番組を手掛け、
ダラス記者クラブ賞に輝いている。今回は大勢の法執行官に取材して新しい情報を集め
た。なかでも暗殺事件後に、マリーナ・オズワルドの調査と事情聴取を行った FBI のリ
チャード・ウィール特別捜査官は、未公表の情報をたくさん教えてくれ、深く感謝して
いる。
ジョン・F・ケネディの生涯と死に何ら潤色の必要はないだろう。彼の生と死そのも
のが魅力的な一時代を成しているからだ。だが本書で紹介した出来事があまりに華やか
であると同時に恐ろしくもあり、またプライベートにも詳しく触れているために、改め
て本書はノンフィクションだと断っておく必要があるだろう。本書の内容はすべて真実
である。各個人は実際にそう行動し、出来事は本当に起きた。会話は、その人物が実際
に発した言葉を引用している。それが可能となった大きな理由は、ケネディが現代史を
彩る重要人物であり、大統領職にあった日々がいろいろなメディアによって詳細に記録
されていたためである。
膨大な資料のおかげで、思いがけない情報を発見でき、原稿をまとめながら大きな喜
びを味わえた。例えばケネディ本人の原稿から閣議の内容や会話、出来事について知っ
たばかりか、スピーチや TV 演説の様子をオンライン映像で確認でき、彼の声や言葉が
生き生きと伻ったのだ。読者の皆さんもぜひ貴重な映像をご覧になってみてはどうだろ
うか。とりわけ 1963 年にアイルランドのゴールウェイで彼が行った短いスピーチを耳
にすれば、ケネディのウィットや温かさ、存在感を存分に味わえるはずだ。
ホワイトハウスでの暮らしぶりについてジャッキー本人の口から聴きたい人には、
『Jacqueline Kennedy: Historic Conversations on Life with John F. Kennedy』がお勧め
だ。夫の死後ほどなくして応じたインタビューを収録したこの CD 集を聴けば、当時の
世界的な著名人や政治家について彼女が語った、その率直な内容に驚かされる。ケネデ
ィと同様にジャッキーのウィットや温かさが手に取るようにわかり、彼女の存在感がひ
しひしと伝わってくる。
ジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館(JFK ライブラリー)のローリー・オー
スティンとステイシー・チャンドラーには大変世話になった。ふたりはどんな面倒なリ
クエストにもどんな些細な要望にも応えてくれ、前例がないほど膨大な量の資料を探し
出してくれた。例えばケネディの毎日のスケジュールや、彼がその日どこにいて、会議
には誰が出席したのか、あるいはプールに滑り込んだ時間やホワイトハウスのレジデン
スへ戻った時刻など、次々と詳しい資料を送ってくれたのだ。彼のスケジュールに目を
通していると、ケネディが過ごした日々が鮮やかに伻り、ホワイトハウスでの暮らしぶ
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りが生き生きと感じられた。ボストンを訪れる機会があれば、ぜひ JFK ライブラリーを
訪れてみるといいだろう。
著名な歴史家であるウィリアム・マンチェスターの『The Death of a President』
(邦
訳『ある大統領の死』
)には特に感謝の意を表したい。この本は、1963 年 11 月 22 日に
ケネディとともにダラスにいたほぼ全員にインタビューを試み、その内容をもとにした
力作であり、ジャッキーとケネディ家の全面協力を得ている。内容は詳細を極め、他の
資料との矛盾点や疑問につきあたった時には、最終的にこの本で確認した。
他にも膨大な書籍や雑誌記事、ビデオ、
『ウォーレン委員会報告書』を活用するとと
もに、ダラスやワシントン DC、アイルランドのゴールウェイ、ジョンソンの生まれ故
郷であるテキサス・ヒル・カントリー(州中央部に広がる丘陵地帯)へも足を運んだ。
ケネディの生きた時代とその生涯について調査を重ね、素晴らしい作品を世に送り出し
てきた大勢の研究者や作家の方々に、心からお礼を申し上げたい。以下に、本書のため
に参考にした書籍や資料を章ごとに紹介していこう。だがあまりにも膨大な量であるた
めに、歴史を書くという厄介な作業のために活用した参考資料に限らせていただいた。
プロローグ:アーサー・シュレジンジャー著『A Thousand Days』
、ドリス・カーン
ズ・グッドウィン著『The Fitzgeralds and the Kennedys』
、カレン・プライス・ホッセ
ル著『John F. Kennedy s Inaugural Speech』
、サーストン・クラーク著『Ask Not: The
Inauguration of John F. Kennedy and the Speech That Changed America』(邦訳『ケネ
ディ─時代を変えた就任演説』)をはじめ、『ヴァニティ・フェア』誌 2011 年2月号
に掲載されたトッド・S・パーダムの記事、
『アメリカ国立公文書記録管理局』のデー
タベース及び『ウォーレン委員会報告書』を活用した。
1章:ジョン・ハーシーが 1944 年の『ニューヨーカー』誌に発表したケネディの
PT109 の英雄譚は、当時の様子を最もよく伝えている。ランス・モロー著『The Best
Years of Their Lives』は手軽に読めて面白い上に、少々褒め過ぎの感のあるハーシーの
記事を割り引いて読む意味でもお薦めである。ゴールド・スター・マザーズを前に行っ
た演説とアイリッシュ・マフィア誕生の経緯は、ウィリアム・マンチェスター著『One
Brief Shining Moment』に詳しい。
2章:ホワイトハウスミュージアムのウェブサイトは、ホワイトハウスの全体図や各フ
ロアマップを掲載するとともに、建物の歴史について貴重な写真を多用して紹介してい
る。ロバート・ダレクが『An Unfinished Life』
(邦訳『JFK 未完の人生 1917-1963』
)
のなかで、ケネディの病歴や腰の痛みについて分析している箇所は非常に役に立った。
ホワイトハウスでの生活については、JFK ライブラリーのウェブサイトで詳細な情報が
入手可能だ。ジャッキー関連の情報は、サリー・ベデル・スミス著『Grace and Power』
を参考にした。
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3章:歴代大統領の移動手段の変遷はウィリアム・アール・フェイル著『Marines and
Helicopters』に、カストロの残虐行為についてはロバート・ダレク著『An Unfinished
Life』とフンベルト・フォントバ著『Fidel: Hollywood s Favorite Tyrant』に詳しい。天
候は『Farmers Almanac』で確認し、ピッグス湾事件の舞台裏やケネディの考えについ
ては、ウィリアム・マンチェスター著『One Brief Shining Moment』を活用した。他に
も以下のような書籍の世話になった。ディーン・ラスク著『As I Saw It』
、エドワー
ド・R・ドラックマン & アラン・シャンク共著『Presidents and Foreign Policy』
、マイ
ケル・オブライエン著『John F. Kennedy: A Biography』、トーマス・G・パターソン著
『Kennedy s Quest for Victory』
、ジム・レイゼンバーガー著『The Brilliant Disaster』
、
ジ ェ イ ム ズ・ ヒ ル テ ィ 著『Robert Kennedy』
、 リ チ ャ ー ド・ マ ホ ニ ー 著『Sons &
brothers』
、リチャード・グッドウィンの名著『Remembering America』
(邦訳『クイ
ズ・ショウ』
)。
4章:ジャッキーがホワイトハウスのなかを案内する『A Tour of White House with
Mrs. John F. Kennedy』はオンライン上で見られ、最後の数分はケネディ自身も登場す
る。セイモア・ハーシュ著『The Dark Side of Camelot』はケネディの浮気を暴くスタ
イルを取る一方で、サリー・ベデル・スミス著『Grace and Power』やクリストファ
ー・アンダーソン著『Jack and Jackie』
(邦訳『JFK の寝室─ケネディとジャクリー
ンの封印された「性」
』
)
、ローレンス・リーマー著『The Kennedy Women』
(邦訳『ケ
ネディ家の女たち』
)
、C・デイヴィッド・ハイマン著『A Woman Named Jackie』は彼
が浮気に走る原因に迫ろうとしている。
5章:キャメロットについては、JFK ライブラリーの資料と、ジャッキーみずから語っ
た『Jacqueline Kennedy: Historic Conversations on Life with John F. Kennedy』、『ヴァ
ニ テ ィ・ フ ェ ア 』 誌 2004 年 5 月 号 に 掲 載 さ れ た サ リ ー・ ベ デ ル・ ス ミ ス の 記 事
『Private Camelot』が役に立った。ケネディがモンローと過ごしたパームスプリングス
の夜については J・ランディ・タラボレッリ著『The secret life of Marilyn Monroe』
、ト
ム & フィル・カンツ共著『The Sinatra Files』及び FBI のシナトラ関連のファイルを参
考とした。イヴァン・トーマス著『Robert Kennedy』はボビーについて詳しい情報を
教えてくれ、セイモア・ハーシュ著『The Dark Side of Camelot』も大いに参考になっ
た。「仕留めるより、追うほうが楽しい」というケネディの発言は、
『US ニューズ & ワ
ールド・レポート』誌 2004 年5月9日号に掲載されたサリー・ベデル・スミスのイン
タビューで知った。各政権の支持率はギャラップ世論調査のウェブサイトで確認した。
サム & チャック・ジアンカーナ著『Double Cross』
(邦訳『アメリカを葬った男─マ
フィア激白 ! ケネディ兄弟、モンロー死の真相』)は、マリリン・モンローやケネディ
兄弟の死に深く関わったとされるマフィアの陰謀を暴いている。
6章:JFK ライブラリーのウェブサイトでは、『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事を
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日付順に閲覧でき、ケネディ外遊の背景や、東ベルリン市民が射殺された事件など、当
時の重大事件や世界情勢について検索できる。ロバート・カロ著『The Passage of
Power』は、ジョンソン副大統領の外遊や旅行習慣について貴重な情報をもたらしてく
れた。当時のディープサウスの暮らしについては FBI の報告書を、エメット・ティル事
件については『ルック』誌に載った犯人のインタビュー記事を参考とし、ティルの遺体
写真は『エボニー』誌で確認した。『アトランティック・マンスリー』誌 2002 年7/8
月号のデイヴィッド・ギャローの記事には、FBI がマーティン・ルーサー・キング・
Jr. に重大な関心を寄せる様子が描かれている。FBI のフェイン特別捜査官とリー・ハー
ヴェイ・オズワルドとのやりとりは、ウォーレン委員会でフェイン捜査官が行った証言
を元にしている。
7章:ケネディが寝室として使っていたレジデンス2階にあるリビングルームの写真は
www.whitehousemuseum.org で公開されており、ウィリアム・マンチェスター著『One
Brief Shining Moment』 に も 詳 し い 描 写 が あ る。 ホ ワ イ ト ハ ウ ス の 歴 史 は www.
whitehouse.gov を参照されたい。ケネディ家のホワイトハウスでの生活については、ジ
ャ ッ キ ー が 語 る『Jacqueline Kennedy: Historic Conversations on Life with John F.
Kennedy』がお薦めである。キューバ・ミサイル危機の際のふたりの会話は、アーネス
ト・メイ & フィリップ・ゼリコウ共著『The Kennedy Tapes』やテッド・ケネディ著
『True Compass』に詳しい。その他にもシェルドン・スターン著『The Week the World
Stood Still』
、ディーン・ラスクがソ連のグロムイコ外相と会談した時の保管ファイル、
チャールズ・タスティン・キャンプス著『The Cuban Missile Crisis』、J・ランディ・タ
ラボレッリ著『Jackie, Ethel, and Joan』
(邦訳『ジャッキー、エセル、ジョーン─ケ
ネディ家に嫁いだ女たち』
)
、ダイアン・ホロウェイ著『The Mind of Oswald』
、ウィリ
アム・トーブマン著『Khrushchev』
、フルシチョフの回想録『The Memoirs of Nikita
Khrushchev』を活用した。
『アトランティック』誌 2002 年 12 月号に掲載されたロバー
ト・ダレクの記事は、ケネディの病歴や腰の痛みについて詳しく分析しており、大いに
参考になった(『アトランティック』誌の記事はダレック著『An Unfinished Life』の一
部抜粋である)。
8章:モナ・リザがアメリカで公開された時の映像はユーチューブで視聴でき、マーガ
レット・レスリー・デイヴィス著『Mona Lisa in Camelot』もこの出来事に光を当てて
いる。シークレットサービスのコードネームは、ウィリアム・マンチェスター著『The
Death of a President』
(邦訳『ある大統領の死』
)の用語集で知った。『ウォーレン委員
会報告書』には、アメリカ大統領暗殺の歴史とシークレットサービス創設の必要性につ
いて触れている。シークレットサービスのウェブサイトも参考になるだろう。警護の舞
台裏や警護官について知りたい人には、クリント・ヒル著『Mrs. Kennedy and Me』
(邦訳『ミセス・ケネディ─私だけが知る大統領夫人の素顔』)がお薦めである。ジェ
ラ ル ド・ ブ レ イ ン 著『The Kennedy Detail』 と エ ド ワ ー ド・ ク ラ イ ン 著『All Too
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Human』も大いに役に立った。
9章:ロバート・カロ著『The Passage of Power』は、ジョンソンについて詳しい情報
を教えてくれた。サム & チャック・ジアンカーナ著『Double Cross』が紹介する陰謀説
を、本書ではあくまでも仮説として扱ったが、ジアンカーナの著書はマフィアがモンロ
ーやケネディ兄弟の死に深く関与した可能性を説得力ある方法で説明している。その
他、イヴァン・トーマス著『Robert Kennedy』やバートン・ハーシュ著『Bobby and J.
Edger』
、エドワード・クライン著『All Too Human』
、ジム・マース著『Crossfire』
、リ
ンドン・ジョンソン大統領図書館のウェブサイトも大いに活用した。
10 章:ウィンストン・チャーチルのウェブサイトには、この日の式典について詳しい
記述がある。ノーム・チョムスキー著『Rethinking Camelot』は、ヴェトナム戦争初期
の状況について生々しく伝えている。
11 章:デモ行進の詳細は『ワシントン・ポスト』紙の翌日の記事を参考にした。さら
に詳しく知りたい方には、グレン・エスキュー著『But for Birmingham』とダイアン・
マクホーター著『Carry Me Home』がお薦めだ。シェリー・トウガス著『Birmingham
1963』を見れば、一枚の写真が全米に与えた衝撃の大きさがわかるだろう。僧侶の焼
身自殺やジエム政権については、セス・ジェイコブズ著『Cold War Mandarin』に詳し
い。ウィリアム・マンチェスター著『The Death of a President』は、ケネディ大統領の
ホワイトハウスの舞台裏について教えてくれた。
12 章:テイラー・ブランチ著『Parting the Waters』
、ジェシカ・マクエルラス著『The
Everything Martin Luther King, Jr. Book』、マーシャル・フレイディ著『Martin Luther
King, Jr.:A Life』
( 邦 訳『 マ ー テ ィ ン・ ル ー サ ー・ キ ン グ 』)、 ジ ャ ッ キ ー の CD 集
『Jacqueline Kennedy: Historic Conversations on Life with John F. Kennedy』
、『ニューズ
ウィーク』1998 年1月 19 日号はどれも貴重な資料として活用した。イヴァン・トーマ
ス著『Robert Kennedy』とロバート・カロ著『The Passage of Power』
、ダイアン・ホ
ロウェイ著『The Mind of Oswald』も非常に役に立った。とりわけクリント・ヒル著
『Mrs. Kennedy and Me』は、ジャッキーと警護官ヒルとの信頼関係が垣間見える貴重
な一冊である。
13 章:本章でもウィリアム・マンチェスター著『The Death of a President』と、クリ
ント・ヒル著『Mrs. Kennedy and Me』
、エドワード・クライン著『All Too Human』
、
ローレンス・リーマー著『The Kennedy Men』を大いに活用した。
14 章:ロバート・ダレック著『An Unfinished Life』
、イヴァン・トーマス著『Robert
Kennedy』を参考にした。キング牧師の演説は www.americanrhetoric.com でぜひ彼の生
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の声を聞いてみるといいだろう。
15 章:クロンカイトのインタビューはウェブ上でも見られる。クロンカイトが投げか
ける幅広い質問に、ケネディがすらすらと答える様子は一見の価値がある。またインタ
ビューが終わったあとのリラックスした雰囲気も窺える。
16 章:本章は JFK ライブラリーの資料、ウィリアム・マンチェスター著『The Death of
a President』
、ロバート・カロ著『The Passage of Power』
、
『ウォーレン委員会報告書』
を元に組み立てた。デイヴィッド・カイザー著『The Road to Dallas』はよく考え抜か
れた作品である。FBI のオナシス関連のファイルは、彼に関する興味深い情報を教えて
くれた。
17 章:キャンプ・デービッドについて知りたい方は、ホワイトハウスのウェブサイト
が役に立つだろう。オズワルドの情報は『ウォーレン委員会報告書』の記述を元にし
た。レジデンス2階のダイニングルームについては、C・デイヴィッド・ハイマン著
『A Woman Named Jackie』とホワイトハウスのウェブサイトで調べた。ベン・ブラッ
ドリー著『Conversations with Kennedy』は、この夜のケネディ夫妻とのディナーにつ
いて触れている。ジャッキーが選挙運動の日付を書き記す場面は、ドナルド・スポト著
『Jacqueline Bouvier Kennedy Onassis』で知った。ジャッキーがケネディに宛てた手紙
は、C・デイヴィッド・ハイマン著『A Woman Named Jackie』とローレンス・リーマ
ー著『The Kennedy Women』
(邦訳『ケネディ家の女たち』
)に詳しい。
18 章:本章の大部分は、新聞記事とウィリアム・マンチェスター著『The Death of a
President』を参考にしている。ケネディの言葉「データは要らない……」は、ベン・
ブラッドリー著『Conversations with Kennedy』から引用した。
19 章:FBI のジェイムズ・ホスティ特別捜査官がルース・ペイン宅を訪れた時の様子
は、
『ウォーレン委員会報告書』を下敷きにした。アーリントン国立墓地でケネディが
感慨深げに発した言葉は、カール・スフェラッツァ・アンソニー著『The Kennedy
White House: Family Life and Pictures,1961-1963』にある。この日、ビューグル(軍隊
ラッパ)を吹いたクラーク軍曹は、2週間後に執り行われるケネディの国葬でも葬送の
ラッパを演奏する。
20 章:この夜の出来事については、バリー・パリス著『Garbo』とデイヴィッド・ピッ
ツ著『Jack and Lem』に詳しく書かれている。
21 章:『ウォーレン委員会報告書』とデイヴィッド・カイザー著『The Road to Dallas』
は、暗殺事件前の数日間についていろいろな洞察を与えてくれた。ティーンエイジャー
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のスターリング・ウッドが射撃場で目撃した男が、本当にオズワルドだったのかどうか
については未だに疑問の声があるが、射撃場の経営者は、まったく別の日に確かにオズ
ワルドを目撃したと証言している。イタリア製ライフル銃を撃っていた男がいたという
事実も確認されている。
22 章:クリント・ヒル著『Mrs. Kennedy and Me』
、ウィリアム・マンチェスター著
『The Death of a President』
(邦訳『ある大統領の死』
)
、『ウォーレン委員会報告書』の
証言及びホワイトハウスミュージアムのウェブサイトを参考にした。
23 ∼ 26 章:いろいろなウェブサイトや書籍を元に、ケネディ暗殺を巡る膨大な情報を
ふるいにかけた。時刻、群衆の様子、大統領専用車が暗殺現場に差し掛かった時の光景
や暗殺を巡る様々な状況、パークランド記念病院への搬送についてはすでによく知られ
ている。だが、特定の会話やケネディ夫妻のプライベートな場面、その他の詳細は、主
にウィリアム・マンチェスター著『The Death of a President』
(邦訳『ある大統領の
死』
)や『ウォーレン委員会報告書』
、クリント・ヒル著『Mrs. Kennedy and Me』
、ヴ
ィンセント・ブリオシ著『Reclaiming History』を参考にした。特にロバート・ダレク
が『An Unfinished Life』のなかで、ケネディの腰の痛みや暗殺シーンについて分析し
ている箇所は非常に役に立った。暗殺シーンを理解するために、ザプルーダー・フィル
ムも何度も繰り返し見た。何度見ても恐ろしく、もちろんアメリカ合衆国大統領が暗殺
されたという悲劇も元には戻せない。
27 章:ジャッキーのニュース映像はウェブ上で視聴でき、彼女の悲しみは今なお見る
者の心を打つ。大勢の伝記作家がその映像についてごく簡単にしか触れていないが、ガ
ルボとの夜やモナ・リザの件と同様に、彼女がアメリカ国民に感謝の意を伝えたこの映
像は貴重であり、忘れてはならない歴史の一ページである。
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