ようこそ山形へ! - 2016全事研山形大会

山形大会速報第 1 号
H28.8.2 発行
は な
紅花(べにばな)
ジャンプ! 紅花咲く山形から
~ともに かかわり つなぐ そしてすすめ~
第 48 回全国公立小中学校事務研究大会
山形大会実行委員長
髙橋 忠昭
ようこそ山形へ!
市出身の世界的工業デザイナー、奥山清行氏
全国から 2,000 名を超える参加者をお迎え
の講演が「これからの 100 年をデザインする」
し全国研究大会を開催できますことに、山形
と題して行われます。大会期間を通して、大
大会実行委員会一同、深く感謝申し上げます
会テーマ「自律的な学校経営と学校のガバナ
とともに、心から歓迎いたします。
ンス改革」に迫ります。
本大会は、第 21 回東北地区公立小中学校事
山形大会が皆様にとって思い出深いものと
務研究大会及び第 22 回山形県小中学校教育
なるよう「おもてなし委員会」を中心に取り
研究会学校事務部会研究大会を兼ねさせてい
組んでまいりました。山形県の事務職員全員
ただいております。平成 19 年に全国公立小中
が実行委員となり、紅花(べにばな)色のユ
学校事務職員研究会に組織加入し、ここに全
ニフォームで運営にあたります。どうぞよろ
国研究大会を開催できますことは、誠に光栄
しくお願いします。
であり、大変意義深いものと考えています。
自然豊かな山形は食の宝庫でもあります。
大会は、三日間にわたり開催されます。1
郷土料理や果物、酒などを心ゆくまでご堪能
日目は、開会行事、文部科学省行政説明、全
ください。また、一風変わった「冷やし文化」
体研究会が行われます。2日目は、本部研究
(冷やしラーメン、冷やしシャンプー)もぜ
分科会をはじめ、埼玉支部と東北6支部(青
ひお試しください。
森・岩手・宮城・秋田・福島・山形)の8分
かつて日本の最高気温を記録した、ここ山
科会が開催されます。それぞれ工夫を凝らし
形で、熱く語り合い、山形の夏を更に暑く、
た分科会運営が予定されており、情報と課題
「あっづぐ」しましょう!
を共有し、その解決に向け熱い議論が交わさ
れることを期待いたします。3日目は、山形
大会参加者の皆様へ:広報取材における写真撮影・インタビューに御理解と御協力をお願いします。
1
第 48 回 全国公立小中学校事務研究大会山形大会
~第 2 期学校事務のグランドデザインと第 8 次研究中期計画~
≪学校事務のグランドデザイン≫
学校事務のグランドデザインは、新しい時代にお
≪第2期学校事務のグランドデザイン
4つの基本的方向性≫
ける中・長期的な学校事務の全体構想を描くもので
「人」新しい時代の学校事務として求められる職
あり、義務教育における学校事務・事務職員の将来
務内容を確立し、その職務を担うためのマ
構想や全体計画を示すものです。新しい時代に対応
ネジメント力を身に付ける
した質の高い学校事務を実現し、そのことを通して
教育の質を向上させ、ミッションである子どもの豊
「地域・教育行政」地域とともにある学校を創造す
る新しい学校運営組織を提言する
かな育ちを支援していくことを目的としています。
「組織」地区学校事務室や事務長制を生かし、新
また、平成 20 年8月に 40 周年記念事業として策
しい時代の学校マネジメントを担う学校事
定した「学校事務のグランドデザイン」は、学校事
務組織モデルを構築する
務を変える、そして学校を変えるという意思を可視
「研究会活動」全事研本部と支部の組織と活動の
化し、それを実現するための5年間の実行策を明確
在り方を検討し、研究団体としてミッショ
に定めた事務職員共有の「仕事宣言」でもありまし
ン達成に向けた研究を進める一方、学校教
た。
育に貢献する職能団体として組織改革への
展望を模索する
≪第2期学校事務のグランドデザイン≫
平成 25 年度には、
第2期学校事務のグランドデザ
インを策定しました。ミッション達成に向けて定め
≪第8次研究中期計画3年次 山形大会≫
山形大会は、本会策定の第8次研究中期計画(5
た今後5年間に取り組む「4つの基本的方向性」を
年間)の3年次にあたります。研究中期計画は、学
柱に事業展開を行っています。第2期学校事務のグ
校事務及び事務職員にかかわる課題を研究の積み重
ランドデザインは山形大会を機に4年目に入ります。 ねによって解決することを目的に、全事研の研究の
これまで、本部研究による全国研究大会での提案、
方向性や在り方を示した活動の指針です。第8次に
調査活動による全国の実態や課題の分析、文部科学
おいては、
「学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果
省委託研究事業への取組、中教審等への意見発表、
たしながら協働することで子ども一人一人の生涯に
他団体・関係機関との連携等を通して、4つの基本
わたる生きる力の育成を確実に行うことがこれから
的方向性の実現に向けた取組を行ってきましたが、
の学校の姿である」と考え、地域とともにある学校
中間評価でこれまでを振り返り、今後の活動に生か
づくりを基盤として5つの戦略領域から研究を推進
していきたいと考えています。
しています。
また、2年後には 50 周年を迎えます。記念事業と
山形大会の戦略領域は「学校ガバナンス」です。
して新たな学校事務のグランドデザインを発表しま
大会三日間を通して、学校ガバナンスの視点から、
す。グランドデザインは、会員の総力で実現させる
学校事務のミッションである「子どもの豊かな育ち
ものです。
「次世代の学校」を実現するための学校事
を支援する学校事務」に参加者の皆様とともに迫っ
務・事務職員について、皆様とともに考えていきた
ていきたいと思います。
いと思います。
アトラクション情報
山形の祭りといえば「山形花笠まつり」
。そのまつりパレードで、花笠音頭に合わせて踊るのが「花笠
踊り」です。大会1日目の 13 時 10 分より、民俗文化サークル「四方山会(よもやまかい)
」による「花
笠踊り」を予定しています。勇ましい「ヤッショ、マカショ」の掛け声、紅花をあしらった笠を手に躍
動感あふれる踊りをお楽しみください。
2
山形県の日本一
佐藤錦の故郷でもある山形県は、さくらんぼ国内生産NO.1 を誇っています。
「さくらんぼ」
JRの駅名にも「さくらんぼ東根駅」と使われるほど身近なくだものです。
第 48 回 全国公立小中学校事務研究大会山形大会
分 科 会 紹 介
大会2日目、山形市内の3施設を会場に
8分科会が行われます。
皆様の御参加をお待ちしています。
本部研究分科会
第1分科会(埼玉支部)
「学校ガバナンス」を「自主的・自律的な学校経
埼玉県の事務職員制度は大きな転換期にありま
営の仕組み」と捉え、地域とともに子どもの豊かな
す。このようななかで、地域とともにある学校づく
学びを創造する「地域学校経営」のなかでの合意形
りの推進を学校のガバナンス改革の一つと捉え、こ
成を図る場の設定や、評価・検証を行うシステムの
れからの事務職員の専門性について「熟議」
「協働」
構築について提案します。また、そこに果たす学校
「マネジメント」をキーワードに、次世代型の学校
事務機能、地区学校事務室・事務職員の役割につい
事務=学校事務NEXTとして提案し、必要な能力
て考えます。
や力量形成について考えます。
第2分科会(青森支部)
第3分科会(岩手支部)
第2分科会では、共同実施リーダー兼社会人学生
「いわてのグランドデザイン-みんなでできる実
として早稲田大と青森公立大大学院で研究した学校
行策-」を礎に、岩手県内で取り組んだ実践例を紹
事務職員版リーダーシップ研究提案を行います。
介し、いい学校づくりのために学校事務職員に何が
提案・シンポジウム後のワールド・カフェでは「リ
できるかを模索します。参会者のグループワークと
ーダーシップのスイッチを入れる方法」を参加者で
助言者の木岡一明先生のミニ講演から、明日からの
意見交換を行い、最後に日渡兵庫教育大学大学院教
元気な実践につながるヒントが得られることを期待
授に具体的助言をいただきます。
します。
第4分科会(宮城支部)
第5分科会(秋田支部)
第4分科会は、
「教育課程の編成・実施をサポート
私たちはグランドデザイン「秋田こまちプラン」
する学校財務の在り方」について、宮城支部が提案
を策定し、意識改革と資質の向上を図るため様々な
します。茨城大会の時と同じテーマですが、今回は、
実践と研究に取り組んでいます。目指すべき「チー
学校財務を切り口として、事務職員の力量形成につ
ム力」を生かした事務職員像に近づくために、解決
いて考えるものです。
しなければならない課題に対してどう向き合うべき
学校財務における事務職員の力量とは何か、そし
か。参加者の皆さんとグループ討議でたくさんの意
て、力量を形成する実践とは何かを提案します。
見を交わし、一緒に考えたいと思います。
第6分科会(福島支部)
第7分科会(山形支部)
「地域とともにある学校づくり」
前半は「ふくしまの今」について報告します。
後半のキーワードは「気づき」と「築き」
。日頃の
実践や取組が連携・協働により様々な成果を上げて
いること、そのつながりに気づき、次の世代へ新し
い役割を築き始めた実践発表です。
山形県の日本一
「スリッパ」
山形県では「やまがた花笠プラン」を策定し、そ
れを推進・具現化することで、自分たちが捉えてい
る課題の解決につながるものと考え取り組んできま
した。未来をひらくために、さらなる進化に向けて
提案します。ミニシンポジウム・ミニ講演・スピー
ドストーミングと、皆様とともに学び、作り上げる
分科会にしたいと思います。
県内でも意外に知られていない、スリッパ製造日本一の山形。
スリッパをラケットにした「スリッパ卓球」の世界大会が河北町で行われています。
3
第 48 回 全国公立小中学校事務研究大会山形大会
大会参加者数
全国から 2,086 人集いました!
(平成 28 年 7 月 19 日現在)
福岡
佐賀
長崎
大分
熊本
宮崎
鹿児島
沖縄
83名
2名
7名
4名
34名
19名
14名
27名
190名
鳥取
岡山
島根
広島
山口
長 佐 福
崎 賀 岡
熊 大
本 分
鹿
児
島
11名
38名
21名
10名
4名
84名
滋賀
京都
奈良
和歌山
大阪
兵庫
北海道
新潟
富山
石川
福井
11名
26名
23名
11名
39名
22名
51名
6名
14名
10名
81名
北海道
13名
青森
岩手
秋田
宮城
山形
福島
166名
116名
97名
190名
350名
135名
青森
132名
福井
山
口
島根
鳥取
広島
岡山
愛媛
香川
高知
徳島
香川
徳島
愛媛
高知
11名
21名
13名
5名
兵
庫
京都
大
阪
石
川
滋
賀
奈
良
和歌山
三
重
富山
岐
阜
長
野
愛知
秋
田
岩
手
山
形
宮
城
新潟
福島
群馬
栃木
山梨
埼玉
神
奈
川
静
岡
東京
右
茨
城
千
葉
宮
崎
沖
縄
50名
静岡
岐阜
愛知
三重
28名
14名
60名
32名
群馬
山梨
神奈川
長野
24名
14名
35名
14名
134名
茨城
栃木
埼玉
千葉
東京
21名
31名
50名
96名
63名
348名
は な
速報「紅花だより」について
紅花(べにばな)は山形県の花に定められ、県民に広く親しまれています。
江戸時代には、京都や大阪で大変重宝され、紅花商人たちが、紅花を加工して作った「紅餅」を京
に運び、帰り舟でたくさんの調度品や文化を持ち帰りました。紅花は深い結びつきをもたらした貴重
な産物の一つでした。
タイトル「紅花(はな)だより」には、華やかで活気ある山形大会の情報を全国に運び伝え、また、
東北・全国から集う事務職員とのつながりと交流の一助になるようにとの願いが込められています。
速報第 1 号から第 5 号のタイトル部分に挿入した画像で山形県の魅力を一部紹介させていただきま
す。1号は速報タイトルで使用している「紅花(べにばな)
」の写真です。会場に飾ってありますので、
是非御覧ください。
4
印刷機は、RISO ORPHIS を使用しています。