第201号 - 聖心女子大学

2015(平成27)年 3 月14日
第201号
第201号の主な記事
卒業式
卒業式
卒業式:1951/3/15㈭
・『門』の歴史
・平成26年度卒業式式辞
・新卒業生に聞く
・先生ありがとうございました
・日文大学院主催「講演会」報告
・上智大学との学生交流協定
・平成26年度 陸前高田市での支援活動報告
・総合優勝第14回カトリック女子大学
総合スポーツ競技大会
・外国人留学生日本語スピーチ
卒業式
卒業式
※第65回卒業生皆さ
んの『門』の場所
です。
2015
卒業式:2015/3/14㈯
卒業式:1952/3/15㈯
卒業式:1953/3/14㈯
卒業式:1954/3/15㈪
卒業式:1955/3/12㈯
卒業式:1956/3/15㈭
卒業式:1957/3/15㈮
卒業式:1958/3/15㈯
卒業式:1959/3/14㈯
卒業式:1960/3/12㈯
卒業式:1961/3/11㈯
卒業式:1962/3/14㈬
卒業式:1963/3/8㈮
卒業式:1964/3/7㈯
卒業式:1965/3/6㈯
卒業式:1966/3/12㈯
卒業式:1967/3/11㈯
卒業式:1968/3/9㈯
卒業式:1969/3/8㈯
卒業式:1970/3/7㈯
卒業式:1971/3/13㈯
卒業式:1972/3/11㈯
卒業式:1973/3/10㈯
卒業式:1974/3/9㈯
卒業式:1975/3/8㈯
卒業式:1976/3/6㈯
卒業式:1977/3/5㈯
卒業式:1978/3/4㈯
卒業式:1979/3/10㈯
卒業式:1980/3/8㈯
卒業式:1981/3/7㈯
卒業式:1982/3/13㈯
卒業式:1983/3/12㈯
卒業式:1984/3/10㈯
卒業式:1985/3/9㈯
卒業式:1986/3/8㈯
卒業式:1987/3/14㈯
卒業式:1988/3/12㈯
卒業式:1989/3/11㈯
卒業式:1990/3/10㈯
卒業式:1991/3/9㈯
卒業式:1992/3/14㈯
卒業式:1993/3/13㈯
卒業式:1994/3/12㈯
卒業式:1995/3/11㈯
卒業式:1996/3/9㈯
卒業式:1997/3/8㈯
卒業式:1998/3/14㈯
卒業式:1999/3/13㈯
卒業式:2000/3/11㈯
卒業式:2001/3/10㈯
卒業式:2002/3/9㈯
卒業式:2003/3/8㈯
卒業式:2004/3/13㈯
卒業式:2005/3/12㈯
卒業式:2006/3/11㈯
卒業式:2007/3/10㈯
卒業式:2008/3/8㈯
卒業式:2009/3/14㈯
卒業式:2010/3/13㈯
卒業式:2013/3/16㈯
卒業式:2014/3/15㈯
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
( 1 )
卒業式:2011(実施されず) 卒業式:2012/3/10㈯
第201号
聖心キャンパス
平成 26 年度 卒 業
業式式辞
式 式辞
勇 気 と寛
と 寛 大 さを
さ を もって
も って、出発を
、出発を
本日、卒業式を迎えられた皆様、お
めでとうございます。ご列席の保護者
の皆様には心からお祝い申し上げます。
ご来賓の皆様には卒業生を祝福するた
めにご列席くださり、心から感謝申し
上げます。
本日、卒業なさる皆様は、2011年 3 月、
東日本大震災のすぐ後の 4 月16日、例
年より 2 週間遅れでしたが、このマリ
アンホールで入学式を迎えられました。
まだ余震もしばしばあり、不安がぬぐ
えませんでした。
そのようにして始まった聖心女子大
学での学生生活でしたが、一人一人の
努力と、様々な方々のご指導、ご支援
によって、本日無事に卒業の日を迎え
られ、新しい世界に出発されることを
心から嬉しく思い、共に感謝
したいと思います。皆様の大
学生活の 4 年間は、震災直後
の復旧、復興の時期であり、
日本社会に以前から存在して
いた複雑な問題が噴出し大き
な転機に直面した時期と重な
りました。「未曽有」のという
形容詞で語られる全く解決の
見えない状態が立ちはだかっ
ている一方、再出発を目指し
て何とか希望を取り戻し、力
を合わせてクリエイティブな
構想を実現させ、明るさ、笑顔を取り
戻している方々も沢山おられます。そ
のパワーにしばしば驚きと敬意を覚え
てきました。皆様がこれから出ていか
れる社会は、このようにチャレンジに
満ちた険しい現実がある一方、そうし
た中に希望と喜び、明るさも必ず見い
出されること、それを皆様も自ら生み
出していく可能性をもっていらっしゃる
ということを信じて進まれますように。
本日の門出の日に当って、皆様にお
送りしたい言葉は、
「勇気と寛大さをも
って、出発しなさい」という教皇フラ
ンシスの言葉
です。教皇様
が2014年 7 月
ブラジルで開
催された世界
の若者の集ま
り、
「ワールド
ユースデー」
の閉会の時に
若者たちに向
卒業式の歴史
岡崎淑子学長が、本学学生の時 けて言われた
務めた卒業式謝辞(英語) 言葉です。
勇気 と 寛大さ そして 出発しな
さい これら 3 つの組み合わせに深い
意味があると考え、卒業生となられる
皆様とご一緒に考えてみたいと思いま
した。
人生の節目に、 勇気をもって、出発
しなさい と言われることがあるでし
ょう。しかし、聖心女子大学の卒業生
となられる皆様には 勇気 とともに、
寛大さ をもって、を強調しなけれ
ばなりません。勇気と寛大さは、マグ
ダレナ・ソフィア・バラ、本学の源泉
である聖心女子学院の創立者の生き方
の特徴でもありました。
フランスが革命によって史上未曾有
の変動期にあった時に新しい時代を担
う若い人たちのため、教育の重要性を
掲げて、20歳の若さで教育修道会聖心
会を創立しました。85年の生涯の間に
聖心女子学院を122カ所に創設され、そ
れらはヨーロッパ諸国やアメリカ、カ
ナダ、ラテンアメリカにわたっていま
す。交通や通信手段なども、全くと言
ってよいほど整備されていなかった今
から200年以上前に行われた画期的な事
業であったと言えるでしょう。社会の
刷新のためには女性にも高度な教育が
必要であるとの強い信念を貫かれたか
らこそ成されたことであり、労を惜し
むことなく、世界に出ていく 勇気と
寛大さ を創立者マグダレナ・ソフィア
自身が身をもって示しておられました。
マグダレナ・ソフィアが示し、教え
られた 寛大さ は、 優しく、包容力
のある人 といったことに留まらず、物
惜しみしない心、物惜しみしないで行
動すること でした。相手の人や物事
が自分にとって大切であればあるほど、
そのためには時間もエネルギーもお金
も惜しみなく注ぐのではないでしょう
か。寛大さは愛の尺度と言えるでしょ
う。自分の周囲、社会の必要性に気づ
( 2 )
2015(平成27)年 3 月14日
聖心女子大学長
岡崎 淑子
き物惜しみせず、自分の持っている知
識、知恵、時間、労力をいさぎよく、
また、さりげなく、差し出す人になっ
ていくこと、これはとりもなおさず聖
心のスピリットを生きることです。こ
れを実行しておられる卒業生は、文字
どおり世界で活躍してこられた方も、
目立たないところで尽くしている方も、
実に大勢いらっしゃいます。皆様もど
うぞ聖心のスピリットを生きる卒業生
に加わっていらっしゃいますように。
教皇フランシスが「勇気と寛大さを
もって、 出発しなさい 」と言われた
ことは、正にグローバル化の時代、グ
ローバルな人間の育成が必要であると
強調されている時にふさわしいメッセ
ージです。聖心女子大学の教育理念で
うたわれている 社会との関
わりを深めること のために
は、自分の狭い世界から外に
出ていくことが必要です。異
なる価値観、習慣、感覚を持
つ人々と出会い、聴く耳を持
ち、交流し、つながっていく
ために、物惜しみしない、広
い心が求められます。語学力
や様々な知識、経験、スキル
もこのような勇気と寛大さに
裏打ちされて初めてグローバ
ルな人間の条件として有益な
物になるでしょう。
教皇フランシスの「勇気と寛大さを
もって、出発しなさい」という若者た
ちへの激励の言葉は、居心地の良い自
分の世界に閉じこもることなく、外に
出ていきなさい、という勧めであり、
物惜しみしないで、勇気をもって、外
に出ていく、行動するという聖心のス
ピリットそのものです。
「勇気と寛大さをもって、出発しまし
ょう」と皆様に呼びかける今、もう一
つ付け加えましょう。聖心女子大学の
門は、いつも皆様のために開かれてい
ます。いつでも訪ね、帰っていらっし
ゃれるように。嬉しいニュースの報告
であれ、困難に出会って助けの手を求
める時であれ、あるいは母校に新しい
提案を持ちかけたいと思われる時であ
れ、皆様の学び舎の大学はいつも皆様
をお待ちしています。
Ubi Caritas, Ibi Deus 愛のあるとこ
ろ、そこに神はおられる という大学
のモットーは消えることがありません。
皆様の前途に神様がいつも共にいてく
ださることをお祈りいたします。
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
国際交流学科 第201号
国際交流学科
先 生 あ り がとうございました
仲居 宏二 教授
あっという間の19年間でした。本学に着任し、最初のゼミに臨
んだ1996年4月17日は、東京での日米首脳会談で、橋本総理とク
リントン大統領が、21世紀に向けての「両国国民へのメッセージ」
と冷戦後の安全保障体制の在り方を示した「日米安全保障共同宣
言」を発表した日でした。私が指導に当たった「国際政治ゼミ」
が日米関係を基軸とする外交・安全保障に焦点を当てたものであ
ったことを思えば、まことに象徴的なスタートでした。以来19年
間、すばらしいゼミ生に恵まれ続けたことは、教員冥利の一言に
尽きます。彼女たちの心意気を形にしたいと思い立ち、10年ほど
前からはゼミ生たちとともに日本の国際貢献の在り方について研
究を進め、今日に至っています。Project S とよんでいる論文の出
版が歴代ゼミ生と私にとって目下最大のゼミ目標です。
ゼミ生に止まらず講義科目を受講した学生たちも、いずれも礼儀正
しく、厳しい私の注文によく応えてくれたと思っています。思うこと
あって、いわゆる「最終講義」なるものはいたしませんでしたが、事
実上の最後の授業終了後に 1 年生の受講生が涙ぐみながら挨拶に来
てくれました。自分は、果たしてこの人たちの真伨な眼差しに相応し
い授業をしてきたのだろうかと、はっと胸を突かれた瞬間でした。よ
きゼミ生、よき学生に恵まれ続けた19年の歳月を思い、全ての方に、
感謝の思いでいっぱ
いです。また入学広
報室の室長として、
そして学務担当の副
学長として過ごした
困難な時期に私を支
え続けてくださった
職員の方々にも厚く
御礼申し上げます。 ゼミとして7回目の外務大臣賞受賞の日に
非常勤講師から数えてまる 4 年、短い聖心での教員生活にピリオ
ドを打たせていただきます(2015年度はゼミを一つ担当しますが)
。
聖心の前には長年に渡り一つの組織に在籍し、その間数年おき
に人事異動を繰り返してきた感覚からいえば、また異動の季節だ
となりますが、聖心での時間はそうしたことと比べ物にならない
ほど充実していました。
何よりも毎回の授業に対してのあの独特の緊張感です。90分の
中でどこまで学生の皆さんに体系的で論理的で、さらに関心を持
ってもらえるか、このためにはどのような授業構成をすべきか、
と毎回ノートに様々なプランを書き記していました。こうした
〝張り合い〟を晩年になって体験できたことは果報者です。リア
クション・ペーパーでの学生からのコメントは授業案作成の作業
に大いに参考になりました。受講していただいた皆さんに改めて
感謝いたします。
定年退職しますが、聖心での貴重な体験、さらに今後もいつで
も授業ができるようにと、きっとその構成を考えながら毎日を過
ごすつもりです。世界中で様々な出来事や事象が起こっています。
歴史的な見方、地政学的な考察、民族や人々の毎日の生活、こう
したことを念頭に置きながら引き続き〝事実とは何か〟そして
〝真実とは〟を追求したいと思います。
大学のみならず、姉妹校の皆様はじめ事務局の強力なサポート、
先生方のご親切なご助言、何より辛辣でクールな学生の皆様、お
世話になりました。
「知れば知るほど知らないことに気付く」こ
とを持続させていきたいと思います。心から皆様のご発展を祈念
いたします。ありがとうございました。
仲居教授の講義の様子並びに講義終了後受講生とともに
日文領域の学生七名が熱心に聞き入った。﹃源
日文大学院修士課程と博士後期課程︵人文学︶
氏物語﹄研究者大津直子先生の講演が行われ、
校への協力﹂、﹁社会への貢献﹂を三本柱とし
皆様に宮代会についてご紹介させていただ
きます。宮代会の活動は、
﹁会員の親睦﹂、
﹁母
できますことを大変嬉しく思っております。
では、新たに皆様方を同窓会員としてお迎え
聖心女子大学同窓会
﹁宮代会﹂だより
氏 物 語 ﹄ ほ ど、 謡 曲、 歌 舞 伎、 ま た マ ン ガ、
て様々な分野で行っております。このような
日文大学院主催
﹁講演会﹂報告
そして翻訳、現代語訳⋮、と様々な形で親し
活動は、主として皆様から卒業時にお納めい
新卒業生の皆様、ご卒業おめでとうござい
ます。春からは、聖心女子大学で学ばれたこ
まれ続けた作品は他にあるまい。﹁再話﹂とは、
ただきました終身会費によってまかなわれて
とを糧にご活躍されますことを心より期待し
﹁再表現﹂の意で、今回の講演ではとりわけ
おります。卒業生名簿は常時更新することに
ております。聖心女子大学の同窓会﹁宮代会﹂
谷崎潤一郎の現代語訳の問題に的を絞り、作
しており、これをもとに毎年同窓会誌﹃宮代﹄
日本語日本文学科教授 原岡 文子
十二月五日㈮二限、﹁﹃源氏物語﹄の命脈∼
再話される王朝世界∼﹂と題して気鋭の﹃源
家の目指した﹁文学的翻訳﹂
﹁再話﹂が様々
︵一月︶、同会報﹃宮代会ニュース﹄︵四月︶、
九月に開かれます宮代祭のご案内を載せた
な角度から細密に検証された。﹃源氏物語﹄、
そして近現代文学の二つの領域に跨がる研究
ております。ご希望される海外在住者にも発
﹃夏のお便り﹄︵七月︶をお届けするようにし
送しております。年間の主な行事としまして
は、 留 学 生 昼 食 会︵ 六 月 ︶、 宮 代 祭︵ 九 月 ︶、
追 悼 ミ サ︵ 十 一 月 ︶、 同 窓 会 総 会︵ 二 月 ︶ が
あります。南門近くにある同窓会館内では、
卒業生や在学生が参加できるお稽古やOG会
活動、クラス会等が行われております。また
国内外にある支部では、世代を超えた会員の
方々と交流することもできます。
( 3 )
成果を前にしての、学生たちのまさに固唾を
のむ思いが師走のブルーパーラーの空気を熱
くする。本学非常勤講師でもある大津先生は、
その著書﹃源氏物語の淵源﹄により本年度の
関根賞︵女性研究者対象の伝統ある賞︶を受
賞されたばかり。その優れた若手研究者にし
て﹁なかなか思うに任せない時期もあった﹂
など、差し挟まれた率直な打ち明け話をも併
せ、学生たちがご講演から得たものの大きさ
を反芻せずにはいられない。
このほか宮代会では、将来の宮代会会員へ
の各種奨学金給付をしております。在学生対
象に﹁宮代会特別奨学金︵学業優秀な学部生
定 員 三 名 ︶﹂、﹁ 宮 代 会 奨 学 金︵ 学 業 優 秀 な 大
学院生︵宮代会会員限定︶一名に二年間﹂、﹁エ
リザベス・ブリット基金奨学金︵経済的支援
を必要とする優秀な学部生定員二名︶﹂を給
付しております。卒業後も宮代会会員には﹁さ
くら奨学金︵公募定員二名︶﹂を給付してお
ります。
宮代会のお知らせは大学のホームページ
﹁卒業生の皆さん﹂からご覧になれます。
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
関場 誓子 教授
新卒業生に聞く
堀 江
麗
学生活を過ごすことができました。
に高め合える友人にも恵まれ、充実した大
活を送ってください。
いことを思う存分挑戦して充実した大学生
験や出会いを糧にお客様から信頼される存
④証券会社で働く予定です。大学生活での経
ら研究する予定です。大学時代で得た学び
です。専攻以外にも様々な分野を学ぶ機会
います。
在になれるよう日々努力していきたいと思
◆筝 曲 部 /
Nepal Japan project 2012,
◆歴史社会学科 国際交流専攻
征 矢 しおり
があり、幅広い視点を身に付けることがで
す。
③大学の四年間はあっという間です。このよ
うな環境で学べることに日々感謝し、大学
生活を有意義なものにしてください。何事
にも挑戦し、その経験から多くを学んでく
ださい。
た。様々な活動に挑戦させていただくこと
いに恵まれた四年間でし
で、新しい人、知識、考え方に触れ、私自
2013
①素 晴 ら し い 出
目指します。大学での学びを大切にし、人々
す。相手の立場を考え、信頼される職員を
④地方公務員として地元の市役所に就職しま
きるのも聖心女子大学の魅力だと思いま
②緑豊かな校舎でのびのびと勉強できること
を胸に、今まで以上に努力を重ねていきた
いと思っております。
髙 橋
歩
◆日本語日本文学科
◆筝曲部
①筝曲部や乳児院でのボランティア活動など
大学内外問わず、自らの興味に従って様々
な経験ができた四年間でした。失敗もあり
ましたが、それらの経験から得た学びは私
が安心して暮らせるまちづくりに努めたい
の大きな糧となっています。
修できるカリキュラムがとても魅力的でし
②専攻の枠におさまらず、他学科の授業を履
さっていたことを痛感しています。感謝の
ことには何でも挑戦し、人生の﹁幅﹂を広
③大学生活は可能性の宝庫です。興味のある
係は、かけがえのないものです。
ことで築いた深い見識とゼミ生との信頼関
時に、少人数のゼミで濃密な時間を過ごす
程の時間を通して多角的な視野を得ると同
②広く、深い学びを得られる点です。基礎課
身の人生の﹁幅﹂を広げる糧となりました。
気持ちを忘れずに充実した学生生活を送っ
セクション
◆◆歴史社会学科 人間関係専攻
◆◆茶道愛好会、聖心祭実行委員会ラッフル
扇
貴 子
と思います。
た。視野が広がり、様々なことに関心を持
つきっかけとなりました。
て学んだ四年間でした。大学での活動の一
多くの方々が私たちを見守り、支えてくだ
③改めて学生生活を振り返ってみると、常に
環でインド、ネパール、タイなどの国に行
てください。
④専門学校に進学し、保育を学びたいと考え
とに挑戦し、多くの経験を積めたことです。
す。
唯一無二の四年間を謳歌してください。
ういったことの全てを宝物のように思いま
挫折感を覚えることもありますが、私はそ
げてみてください。難しいと感じることも
四年間の学寮生活では、共同生活を通して
①ゼミや課外活動、アルバイトなど様々なこ
様々な活動をするなかで芽生えた夢です。
お互いを思いやりながら、友人と充実した
て お り ま す。 大 学 在 学 中 に 子 ど も た ち と
②少人数制で、先生方との距離が近いところ
温かな保育者を目指し、精一杯努力したい
社会で活躍される卒業生など様々な方の価
しっかりと持ち刺激を与えてくれる友人、
向き合ってくださる先生方、自分の意見を
胸 に、 一 つ 一 つ の 業 務
えたい﹂という思いを
会の中にある日本を支
刻々と変動する国際社
通 し て 学 ん だ、﹁ 日 々
す る 予 定 で す。 ゼ ミ を
値観や考えに触れることができました。
に対して真伨に向き合
っていきたいです。
す。聖心は自分のやりたいことを応援して
くれる機会が沢山あります。今しかできな
③大学の四年間は長いようであっという間で
②人の良さだと思います。一人一人と親身に
④政 府 系 金 融 機 関 に 就 職
と思います。
公務員講座など勉学に励んだ四年間でし
◆歴史社会学科 史学専攻︵日本史︶
◆オーケストラクラブ
①専攻のほかに博物館学芸員課程や副専攻、
日々を送ることができました。
だと思います。主体性次第で自分の興味分
スを頂くことができたり、貴重な機会をく
ださったりします。
は何かが犠牲になることもあります。それ
③﹁やりたいことを突き詰める﹂そのために
でもやりたいことを貫くために何よりも大
事なのは、自分にとって一番大切なものを
状況に応じて見極めることだと思います。
佐 藤 シオン
野や活動に関して迅速かつ適切なアドバイ
思います。
触れ合えたことは今後の大きな糧になると
き、今まで触れたことのない文化や思想に
◆◆英語英文学科
︵メディア・コミュニケーション︶
◆◆ Earth in Mind
①知りたいことを突き詰め、自分の肌で感じ
卒業式の歴史 第 1 回卒業式
④他大学の大学院に進学し、学部時代に勉強
た。丁寧に指導してくださる先生や、互い
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( 4 )
卒業生
新卒業生の皆さんに左記の
項目についてお聞きしました。
氏名の左は、学科専攻名、
在学中所属していた課外活動
団体名等です。
①大学生活の思い出 ②聖心女子大学の魅力は?
③後輩に一言 ④卒業後、あなたは?
したことを認知心理学という新たな角度か
卒業式の歴史 第 1 回卒業式次第
2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
第201号
川 鍋 柚 美
②少人数制の学びにより先生方や友人との距
離が近く、語り合える場があることだと思
います。また、都会の中心にありながら四
季を味わえるキャンパスで学べることも大
味の幅を広く持ち、目の前にあるチャンス
きな魅力です。
を逃すことなく様々な経験を積んでくださ
③四年間は想像以上にあっという間です。興
等を通して多くの人々と出会えたことで
◆◆哲学科
◆◆ M.S.S.S.
︵すみれセクション︶
①興味のある学問を学べたことと、課外活動
④人材業界に総合職として就職する予定です。
關
早紀子
史学科教授 山口 昭彦
東洋史卒論発表会
◆◆教育学科 心理学専攻
歴史社会学科史学専攻東洋史コース︵現在
◆◆英語演劇部
は、同・西洋史コースとあわせて、史学科世
①入学当初から様々な 藤がありましたが、
界史コースに改組︶では、毎年 月半ばに卒
知りたいことについて考え抜くことを目標
のゼミで卒論を書いた
論発表会を開いてきました。味岡徹先生や私
年生が、 分程度で
と し、 日 々 の 勉 強 や 活 動 に あ た り ま し た。
学生生活を通してあらゆることを考え,学
卒論の内容を説明し、それに対して 年生や
年生が質問するというものです。短い時間
で論文のエッセンスを紹介するのは大変です
す。留学への後押しやインターナショナル
②熱心に指導をしてくださる教授・講師陣で
全方位から見られている自覚と、継続的な
④マスコミ業界で働く予定です。個人として
のかを自覚するうえでは有効です。 年生以
②多くの学科の授業が受けられるので、広く
も感じました。また、先生方と学生との適
ことで、知ることの奥行きや広がりを幾度
が、自分が卒論でいったい何を明らかにした
ぶことができたと思います。
3
い。
と多角的な視点を養うことができ、今後の
様々な分野の方々と接する中で豊かな感性
4
学べるところです。多角的な視点から学ぶ
2
す。特に、哲学科での学びは、様々な知識
人生の糧になる大切なものであったと思っ
と知識を身に付け、これからも学ぶことを
怠らないよう努力していきたいです。
ております。
②人と人との距離が近いところであると思い
ます。教職員の方々は様々な面で支えてく
ださいますし、学生同士は切磋琢磨し合え
ると思います。あらゆる出会いの中で、考
スクールでのアシスタントの紹介、日本語
努力をし、人の役に立てるよう尽力したい
下の学生たちにも、卒論がどういうものかを
イメージするよい機会になっています。
今年度は 名の 年生が卒論を提出し、全
員が卒論発表会で報告しました。毎年 年生
ての 年生が出席し、しかも積極的に質問を
いものも多かったのですが、今年はほぼすべ
以下の東洋史の学生に呼びかけても出席しな
4
度な距離感も魅力だと思います。
◆教育学科 初等教育学専攻
①最も記憶に深いのは、三年の後期直前に決
えながら動くことを心掛け、今後のあらゆ
片 野 里 菜
③大学時代は、人生の中で自分自身のことに
しいと思います。様々なことに対峙し、多
断した留学です。留学を機に、聖心インタ
る局面で自分らしい選択ができるよう、基
④国家公務員として就職する予定です。聖心
教育に向けたサポート、そして卒業論文執
と思います。悩みながらでも、確かな行動
6
る関係を築くことができると感じておりま
1
10
3
3
す。
様な価値観に触れることで、自分自身を見
ーナショナルスクールでの子どもたちのア
礎を固める時期だと感じています。二度と
ついてじっくり考えられる貴重な時期であ
つめ直すことができるからです。また、常
シスタント、卒業論文、幼児日本語教育な
戻らない今を大切に、日々を過ごしていた
③一つ一つの出来事や出会いを大事にしてほ
に周囲の方への感謝の気持ちを忘れずに過
どに意欲的に取り組みました。
での学びを糧に、国民の生活を支える一助
筆に肩を並べて取り組んでくださったの
を積み重ねていけるよう、精進していきた
だければと思います。
ごしてほしいと思います。
となれるよう日々励んで参りたいと思います。
も、すべて教授・講師の方々でした。深く
藤 本 恵 実
か な い 時 間 と 場 所 を、
﹁やってみたい事を
早朝から並び、1番目
︵右︶
と2番目
︵左︶
に提
出した学生
いです。
やってみること﹂にどうぞ使ってみてくだ
東洋史コースとし
ては今年度の 年生
た。
投げかけてくれまし
3
が最後の学年となり
ま す が、 今 後 も 味 岡
先生や私のゼミで卒
論を書いた学生たち
を対象に東洋史卒論
発表会を開いていき
たいと考えています。
卒業記念品について
第 回卒業生から、傘のしずく
取り機が寄贈されました。
学生事務部学生生活課
( 5 )
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
卒業式の歴史
第 1 回卒業生
感謝をしております。
◆◆教育学科 教育学専攻
◆◆筝曲部/ Earth in Mind
①専攻での学びにおいて、教職課程や卒業論
さい。
平 成26年12月12日 ㈮
∼15日㈪の期間中、卒
業論文提出予定者533名
のうち526名が卒業論文
を提出しました。
4
65
③大学時代に習慣化する﹁考えること﹂を続
文など全力投球することができました。ま
トをきります。
④自身の目標へ向けてカナダで新しいスター
卒業生
けてほしいと思います。学生の私たちにし
た、学寮で四年間生活を共にした友人は家
族のような存在であり、そこで築いた信頼
関係はかけがえのないものです。
平成26年度
卒業論文提出状況
第201号
聖心キャンパス
2015(平成27)年 3 月14日
第201号
聖心キャンパス
2015(平成27)年 3 月14日
聖心女子大学
評価・大学院担当副学長
上智大学との学生交流協定
このたび、本学と上智大学との
間で学生交流協定が結ばれ、新た
に単位互換制度がスタートするこ
とになりました。これは、共にカ
トリック大学である両校が、相互
の協力・連携関係を深めて双方の
授業科目を開放し、学生の交流を
行うことによって教育研究を活性
化し、教育課程を一層充実させる
ことが目的です。
1 月21日には上智大学において
双方の学長、理事長など大学の代
表によって協定締結の調印式が行
われました。この協定により本学
の学生は聖心女子大学の授業と並
行して上智大学の授業も一年間履
修することが可能となります。開
始年度である平成27年 4 月からは、
希望者を対象に、原則として年間
5 名以内、一人当たり 6 単位まで
を限度として実施されますが、今
後、範囲が拡大される可能性もあ
岡崎淑子聖心女子大学長及び早下隆士上智大学長
聖心女子大学キャンパス
正門
北村 和夫
ります。上智大学で履修した単位
は、本学の卒業単位に算入するこ
とができ、履修料も免除されます。
また、図書館その他の施設利用も
可能です。なお、上智大学から本
学が受け入れる学生は女子に限ら
れます。
上智大学では人数制限のある演
習や実技科目、語学力など履修資
格を必要とする科目等を除き、幅
広い学問分野をカバーするほぼ全
学部で授業が開放されますので、
本学の教育内容を補う上でも、知
的関心を広げ刺激を受ける上でも、
大変有意義な機会といえます。
希望者は上智大学新年度シラバ
スから関心のある履修可能科目を
選択して申し込むことになります。
交流学生出願手続きは 3 月30日∼
4 月 3 日(窓口:教務課)選考結
果は 4 月 7 日に発表となります。
意欲ある学生の参加を期待します。
上智大学四谷キャンパス
正門
10
( 6 )
国際交流学科
キリスト教文化研究所共催
特別講演会
6
﹁バチカンから見た西欧﹂
国際交流学科
坂 瞳
月 日、本学宮代ホールにて上野景文元
バチカン大使に﹃バチカンから見た西欧﹄を
テーマにご講演いただきました。
上野様は文明論にも精通されており、本講
演では〝文明論考者〟として西洋文明の中核
を担ってきた法王庁での体験を踏まえ、西洋
文明の本質に迫るお話を伺いました。そこで
強調されていたのは、欧州や宗教的価値観が
世界の大きな潮流を形づくっているという見
方。例えば国際法といった世界規模のルール
や動物権、死刑制度廃止などの価値観をはじ
め、ノーベル賞、オリンピックなど﹁超一流
ブランド﹂を認定するメカニズムも出自を考
えれば欧州に行きつくこと、また外交におい
て世界の宗教動向が関わっているとのご指摘
もなされていました。バチカンはカトリック
総本山として独自の外交ルートを持ちなが
ら、独立国家として179カ国・地域と外交
関係を築いています。先の米・キューバ国交
回復でも、その背景でローマ法王が静かな外
交を行っていたことなどバチカンの持つソフ
トパワーの影響について、大変興味深い舞台
裏をお聞きできました。
大使として長
く関わられた上
野様でさえ、
﹁
年いないと分か
らない﹂と語る
バチカン。その
政治・文化・宗
教的プレイヤー
としての姿を垣
間見させていた
だけた貴重な機
会となりまし
た。
1
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
第201号
…………………… 英語英文学科 (メディア・コミュニケーション) 3年 五十嵐 光 ……………………
2014年12月21日㈰ 2014年12月21日㈰
学 長 杯
優勝
2014年6月22日㈰ 2014年6月22日㈰
ヘ
寒さが一層身にしみる12月の終わり、第48回聖心女子大学学長杯争
奪英語弁論大会が行われました。スピーチセクションのチーフとして
迎えた最後の大会は、昨年度のチーフから優勝杯を引き継ぐことがで
きるのか、緊張感に包まれた大会でした。
今回は「The Mask We Live In」という題名で私たちが無意識に付
けている男性・女性というマスクについて話しました。私はこれまで
9 年間女子校に身を置き、女性はindependent intelligent cooperative
になれると学んでまいりました。しか
し、社会に目を向けると、非正規雇用
は圧倒的多数が女性であり、正規雇用
であっても半数以上の女性が離職し、
「女性が輝いていない」状況が浮き彫
りとなります。男性の収入だけで生活
を送ることができたら、女性が非正規
雇用であっても、働いていなくても、
優勝した五十嵐さんのスピーチの様子
一見、問題はないかもしれません。し
かし、男性が大黒柱になれない時、初
めて問題が顕在化します。
聖心では、社会通念を疑い、批判的
に考える力を養うことができました。
これまで自立した女性として、また素
晴らしい指導者として支えてくださっ
た方々、そして、運営側としてこの大
会を支えてくれたE.S.S.の皆さんに心
五十嵐さん(左)と昨年度優勝のチーフ
から感謝いたします。
フランス語スピーチコンテスト
第40回 記念大会
ボ ン 杯 優勝
第19回ヘボン杯争奪全日本英語弁論大会に出
場してまいりました。明治学院大学英語研究会
が主催するこの大会は、帰国子女の方々も参加
し、英語のレベルが高い大会だったので、優勝
杯を手にできたことは驚きでした。
この大会では、日本社会に根強く残る「性別
役割分業意識」に関するスピーチを行いました。
私の母が料理や皿洗いをしても、それは彼女の
役割としてみられる一方、もし私の父が料理や
皿洗いをすると言うと、彼は一瞬にして素晴ら
しい夫だと称賛されます。このように、同じ行
為でも性差によって違う反応があるように、性
別役割分業意識はまだまだ根強く残っていま
す。そして、その家庭性こそが女性の活躍を阻
んでいるのではないでしょうか。しかし、「イ
クメン」が注目され、
「女性が輝く社会」が叫
ばれる中、日本も変化の時を迎えています。そ
の変容には若い世代の自覚と行動が求められま
す。女性も男性も、全ての人が性別によって選
択を強いられることのない社会、全ての人が個
人の能力を開花できる社会を実現したいと心か
ら願っております。
外国人留学生日本語スピーチ
第 26 回及び第 27 回
…………………………………………………… 国際センター
2014年も残すと
ころあとわずかと
なった12月17日、
ブルーパーラーに
て恒例のフランス
語スピーチコンテ
ストが行われまし
た。毎年この時期
に開催されるこのコンテストは、今回でなんと40回
目を数えます。記念となる今大会でも、例年どおり
1 年生、 2 年生の代表それぞれ 8 名が 2 カ月以上に
わたる練習の成果を多くの観客の前で披露しました。
フランスには19世紀来、詩の暗誦が学校教育の伝統
としてあります。その由緒ある慣習に倣う形で、発
表者たちは16世紀から現代にいたる様々な詩人の作
品を見事に朗誦しました。発音が正確なのは言うま
でもなく、詩の内容にふさわしい情感を込めて表現
されるさまは、とても大学に入ってからフランス語
の学習を始めたとは思えない堂々としたものでした。
コンテストの最後には、フランス大使館などからお
招きした審査員によって採点・講評が行われ、それ
ぞれの学年の優勝者には優勝カップと記念品が手渡
されました。
「外国人留学生スピーチ∼外国人留学生からのメッセージ∼」
が2014年 7 月及び2015年 1 月に宮代ホールにて開催され、 4 月に
入学した学部留学生、協定校から受け入れている交換留学生及び
短期留学生が日本語でスピーチを行い、日頃の日本語学習の成果
を発表しました。聴衆である日本人学生にとっては、留学生から
見た新しい日本を知り、自分自身や日本について改めて考えるき
っかけにもなりました。以下に、スピーチを聞いた日本人学生の
感想をご紹介します。
「留学生一人一人が様々な視点から日本を捉えており、私たち
日本人には当たり前であることを不思議に感じることが、互いの
国の文化理解につながるのだと思いました。
」
「「異なる」という壁にぶつかった時、ただ違うから理解できな
いのだと諦めてしまうのか、それともなぜこのような違いが生ま
れ、どうしたら互いに分かり合えるのかを考えて努力していくの
か。この一歩の差で、その後に広がる世界が大きく変わっていく
のだなと考えさせられました。」
外国人留学生スピ
ーチ︵宮代ホール︶
……………………… 国際交流学科 畑 浩一郎
また、2014年 7 月には、新たな試み
として姉妹校との外国人留学生スピー
チの中継を行いました。留学生からの
発表後、留学生と姉妹校の生徒たちが
中継画面を通して質疑応答をする場面
もあり、非常にインタラクティブな交
外国人留学生スピーチ中継
流を実現することができました。
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( 7 )
聖心キャンパス
( 8 )
聖心女子大学は
ここから始まりました。
第201号
2015(平成27)年 3 月14日
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2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
出所:国土地理院 空中写真
1947 年 8 月 1 日(開学の約 8 カ月前)
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( 9 )
第201号
第201号
聖心キャンパス
クリスマスミサ
2015(平成27)年 3 月14日
クリ
リス
ス マ スパ
ス パ ジ ェン
ェント
マグダレナ・ソフィアセンター カトリックルーム シスター佐々木良子
2014年12月24日㈬夜の 8 時から、聖心会主催のクリスマスミ
サが聖堂で厳かに行われ、500人ほどの参加者でにぎわいまし
た。このたびのクリスマスミサでは、 4 年生の学生が洗礼の恵
みにあずかり、皆でその喜びを共にしました。
クリスマスは、イエス・キリストが人間としてこの世にお生
まれになったことをお祝いするものです。「わたしは世の光で
ある」
(ヨハネによる福音書 8 章12節)と言われたキリストは、
この世に光をもたらし、私たちが暗闇の中を歩んでいる時でも、
光によって導き、希望を与えてくださいます。私たちも光の方
へ心を向けて、
日々歩んでいきたいものです。
本学のリタジーサークルの部員たちと職
員の方々には、ミサの中で献金を集めたり、
ミサ後に温かいココアを配ったりと、多方
面でご活躍いただいたことを、心より感謝
いたします。
マグダレナ・ソフィアセンター カトリックルーム 北村 梨沙
12月18日㈭の学生ミサは、クリスマスミサとして執り行われ
ました。司式司祭の高木健次神父様(カトリック高幡教会)か
ら、イエス・キリストが生まれた時、神が天使を通して最も貧
しき羊飼いたちを一番に招き、彼らも天使の言葉を信じて赤子
の救い主イエスの所に向かったことは、救いをもたらす神の恵
みがすべての人に与えられていることを示すものである、とい
うお話しをいただきました。人はつい見返りを求めてしまうも
のですが、与える心をもって接する時にこ
そ、そこに愛があり、真の交わりができる
のではないでしょうか。
多くの学生や教職員、シスター方と一緒にイ
エス・キリストの誕生を思いおこし、神に感謝
して、クリスマスをお祝いする時となりました。
リタジーサークル部長( 3 年)
小平 寧々
12月12日㈮、13日㈯にクリスマスパジェントを開催しま
した。本年度は「クリスマスに訪れる救いと喜びとは何か」
をテーマに、静けさのうちに多くの方々とその意味を味わ
い、分かち合うことができたように思います。
近年、多くの人が様々な形でクリスマスを祝うようにな
っていますが、たった一人の幼子の誕生を祝うクリスマス
とは「一人ひとりの人間はそのままの存在として受け止め
られる」というシンプルで重要なメッセージに気付く日で
はないかと思います。そしてこのメッセージは、信者であ
るなしに関わらず、目に見えるものに流されやすいこの世
に生きる人すべてにとって救
いとなるのではないでしょう
か。大学の中心に位置する聖
堂で、多くの方々とこの時を
分かち合えたことは、非常に
意義深いものであったと思い
ます。
この場を借りて、ご協力い
ただいた多くの皆様とご来場
くださいましたたくさんの方
々にお礼を申し上げ、ご報告
とさせていただきます。
クリスマスコンサート
シスター菅野と語ろう会(クリスマス会)
グリークラブ部長( 3 年)
間中 智美
昨年12月、キリスト
のご降誕を待ち望む季
節に、私どもグリーク
ラブは無事に、第65回
クリスマスコンサート
を開催することができ
ました。今回もたくさ
んの方々のお力添えに
より、 2 日間行えましたことを心より感謝しております。
グリークラブのクリスマスコンサートは、長きにわたっ
て大切に歌い継がれてまいりましたヘンデルの〝メサイア〟
や、クリスマスの喜びを会場が一体となって歌う〝クリス
マスキャロルス〟を含む 4 ステージをお送りします。部員
はたくさんの練習を経て、万感の思いで当日を迎えました。
1 人でも多くのお客様に音楽の心をお届けできていたら嬉
しく思います。
グリークラブも66代
目を迎えました。さら
に音楽を奏で、共感し
あえる場であり続けら
れるよう精進していき
たいと思っております。
マグダレナ・ソフィアセンター カトリックルーム シスター菅野 敦子
12月16日㈫マグダレナ・ソフィアセンターのカトリック
ルームで昼食を取りながら、イエスのご降誕を祝ってクリ
スマス会を催しました。この集いは 1 年生∼大学院生の心
を和ませ、お互いが繋がれる喜びの輪となりました。
4 年生は卒論テーマの選択、文献のリサーチ等の苦労話
で雰囲気を盛り上げました。ある学生は、語ろう会のグル
ープに友達から紹介されて、初めてカトリック大学の雰囲
気に触れ、自分の場を見つけたことを語りました。聖心女
子大学で受講した科目が知的好奇心を膨らませ、学問を通
して人間関係を学び、キリスト教という今まで経験しなか
った宗教と出会い、それが自分の人生を変えたそうです。
たった一握りの学生たちがこの小さな部屋で自分の人生
を語り、お互いに聞き合い、他者から学び合う場が大学の
「カトリックルーム」にあるのです。
卒団生によるロビーストーム
( 10 )
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2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
31
課外活動
報告
いただき、お祝いのカードと不思
議のメダイなどをいただきまし
た。
成人した学生が、これまで受け
てきた恵みや与えられている賜物
を生かし、まわりの人たちに分か
ち合って祝福された道を歩んでい
くことができるよう神様の導きを
お祈りしています。
平成27年度 学 年 暦(2015∼2016)
前 期
入学式
4 月 2 日㈭
1 年次生オリエンテーション
2 ∼ 4 年次生 専攻別ガイダ 4 月 3 日㈮∼ 4 月 7 日㈫
ンスほか
前期授業開始
4 月 8 日㈬
前期履修登録
4 月16日㈭∼ 4 月20日㈪午前
前期履修登録確認日
4 月23日㈭∼ 4 月28日㈫
創立記念週間(休日)
4 月30日㈭∼ 5 月 2 日㈯
前期履修登録再確認日
5 月11日㈪・ 5 月12日㈫
祝日授業実施
7 月20日㈪
前期補講日
7 月23日㈭
授業及び前期試験
7 月24日㈮∼ 7 月30日㈭
前期授業終了
7 月30日㈭
夏期休暇
7 月31日㈮∼ 9 月27日㈰
後 期
後期授業開始
9 月28日㈪
後期履修登録
10月 6 日㈫∼10月 9 日㈮午前
祝日授業実施
10月12日㈪
後期履修登録確認日
10月14日㈬∼10月19日㈪
聖心祭準備
10月16日㈮
(午前:授業 午後:休講)
聖心祭
10月17日㈯∼10月18日㈰
聖心祭後片付け
10月19日㈪
(午前:休講 午後:授業)
後期履修登録再確認日
10月23日㈮・10月24日㈯
土曜開講科目授業実施
10月24日㈯午後
(みなし土曜日)
祝日授業実施
11月23日㈪
12月11日㈮・12月14日㈪・
卒業論文提出日
12月15日㈫
冬期休暇
12月23日㈷∼ 1 月 5 日㈫
授業再開
1 月 6 日㈬
後期補講日
1 月20日㈬
授業及び後期試験
1 月21日㈭∼ 1 月27日㈬
後期授業終了
1 月27日㈬
卒業式
3 月12日㈯
21
フィアセンターの皆様、そしてご
指導くださいましたシスター佐々
木に心より御礼申し上げます。
聖堂での分かち合いの様子
8
平成26年度
聖 堂 で の
2
1
成 人 式 ミ サ
29
マグダレナ・ソフィアセンター
カトリックルーム シスター佐々木良子
月 日㈭、聖堂において今回初めて﹁成
人式ミサ﹂が行われ、新成人の学生を参加者
の皆でお祝いしました。
日本において成人式は元々、奈良
時代に行われていた元服にその起源
がありますが、時代の変遷を経て、
今は青年を励ます行事として行われ
ています。成人式は、本来キリスト
教の行事ではありませんが、カトリ
ック教会では日本固有の文化や習慣
を大切にし、お祝いする教会も多く
あります。
今回の﹁成人式ミサ﹂で 名の新
成人の学生は神父様から祝福をして
黙想会のご報告
名が参加しました。
年 羽渕信子
︵リタジーサークル︶
哲学科
月 日から 日まで、静岡県裾野市にあ
る聖心会の﹁黙想の家﹂で黙想会を行い、リ
タジーサークルの部員
今回のテーマは、他者と神様との関わりの中
つのワー
で﹁自分を知る﹂です。エニアグラム︵性格
分析︶や自分史年表の作成など、
クショップと祈りの時間を通して、客観的に
自分を見つめ直すことができました。自分を
見つめ直すことは自分の弱さと向き合うこと
となり、時に痛みも伴いましたが、祈りや分
かち合いの中でより自分の考えを深めること
ができたように思います。
そして自分の良さ、
つまり﹁神様から頂いた賜物﹂をどのように使
うことができるのか考える時間となりました。
改めてお世話になった﹁黙想の家﹂のシス
ター山崎、スタッフの方々やマグダレナ・ソ
5
12
1
第201号
陸前高田市での支援活動報告
東日本大震災復興支援推進会議代表 菅原 健介
教授
東日本震災から 4 年が経ちましたが、現地では厳しい状況が続いていま
す。近くの山を切り崩して高台を作り、その上に復興住宅が完成しつつあ
りますが、転居によって、震災後、支え合ってきたコミュニティーは解散
され、再び、人間関係を作り直さなければなりません。校庭にもまだ仮設
住宅は残されていて、子どもたちが交流する場も限られたままです。大学
では2012年から、陸前高田市にて、未来の地域を担う子どもたちに集いの
場を提供する活動を続けており、学生たちは、すっかり馴染みになった彼
ら彼女らの成長していく姿を見守ってきました。子ども支援に加えて、現
地の「川原祭組」との交流も大切にし
てきました。川原祭組は津波に呑まれ
解散した町内会に代わって、伝統の
「祭」を続ける有志のグループです。
昨年の 8 月には前々年に引き続き、学
生教職員、30名ほどが勇壮な太鼓に合
わせて、草原になった旧市街地の中、
霊を弔う山車を引きました。また、昨
年 1 月には、本来は子どもたちが担う
獅子舞の踊り子役を、不足する人数を
補うために学生たちが務めました。震
災が無ければ学生の多くは名前すら知
らなかった街です。この 3 年間、地域
の人たちと出会い、語り合う中で育ま
れた本学との絆を今後も大切にしてい
きたいと思っています。
学生会役員会主催
チャリティーラッフル2014 ラッフルチケット販売収入296,100円、古本市収入10,500円、使用済み傘販売収入
2,000円を合わせました、計308,600円 寄付先:NGO団体ジョイセフ
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
( 11 )
第201号
聖心キャンパス
グリークラブ
グリークラブ
グリークラブ
クリスマスコンサート
ヒストリー (パンフレット等)
(パンフレット等)
第9回
2015(平成27)年 3 月14日
第10回
第11回
第12回
第13回
第5回
第6回
第7回
第8回
1954/12/19
1955/12/17-18
1956/12/16
1957/12/21-22
第14回
第15回
第16回
第17回
1958/12/21-22 1959/12/19-20 1960/12/17-18 1961/12/17-18 1962/12/15-16 1963/12/21-22 1964/12/19-20 1965/12/18-19 1966/12/17-18
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
1967/12/17-18 1968/12/18、
20 1969/12/19-20 1970/12/17-18 1971/12/17-18 1972/12/16-17 1973/12/15-16 1974/12/14-15 1975/12/20-21
第27回
第28回
第29回
第30回
第31回
第32回
第34回
第35回
第36回
1976/12/18-19 1977/12/17-18 1978/12/16-17 1979/12/21-22 1980/12/20-21 1981/12/19-20 1983/12/22-23 1984/12/20-21 1985/12/21-22
第37回
第38回
第39回
第40回
第41回
第42回
第43回
第44回
第45回
22 1994/12/22-23
1986/12/20-21 1987/12/19-20 1988/12/17-18 1989/12/22-23 1990/12/21-22 1991/12/20-21 1992/12/21-22 1993/12/19、
第46回
第47回
第48回
第49回
第50回
第51回
第52回
第53回
第54回
18 2001/12/18-19 2002/12/21-22 2003/12/20-21
1995/12/21-22 1996/12/21-22 1997/12/22-23 1998/12/20-21 1999/12/19-20 2000/12/16、
第55回
第56回
第57回
第58回
第59回
第60回
第63回
第64回
第65回
2004/12/18-19 2005/12/17-18 2006/12/16-17 2007/12/15-16 2008/12/20-21 2009/12/19-20 2012/12/15-16 2013/12/14-15 2014/12/13-14
( 12 )
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
第201号
ギターアンサンブルクラブヒストリー
∼第45回
∼第
第45回 定
定期演奏会
期演奏会 & パ
パンフレット∼
ンフレット∼
第1回
1970/10/24
第20回
1989/12/1
第29回
1998/11/27
第14回
1983/11/29
第22回
1991
第30回
1999/11/30
第15回
1984/11/28
第23回
1992/12/4
第33回
2002/11/22
第16回
1985/11/28
第17回
1986/11/28
第18回
1987/11/27
第27回
1996/11/29
第26回
1995
第34回
2003/11/28
第35回
2004/12/4
第39回
2008
第19回
1988/11/25
第40回
2009/12/13
第24回
1993/11/22
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
第28回
1997/12/2
第45回
2014/12/14
( 13 )
第44回
2013/12/8
第43回
2012/12/9
第41回
2010/12/12
3
26
11
29
27
30
﹁先輩の応援﹂
8
29
総合優勝
第第 回カトリック女子大学総合スポーツ競技大会
26
︵バレーボール部︶松尾あずさ
第 回カトリック女子大学総
合スポーツ競技大会が、平成
年 月 日、 日に開催されました。
当日、私たちバレーボール部の先輩で
ある、第 回生荒井俶子さん、坂上多恵
子さん、第 回生中村智子さんが会場の
聖心女学院まで応援に来てくださいまし
た。当時のバレー
ボール部のお話し
を聞き、また、世
代を超えたバレー
ボール部のつなが
りを感じることが
でき、感銘を受け
ました。
試合結果は残念
ながら準優勝でし
たが、今回の経験
を今後の練習に活
かしていきたいと
思います。
お忙しい中、午
前中応援に来てい
ただいた坂上さん、
最後に一緒に写真
を撮らせていただ
いた荒井さん、中
村さんありがとう
ございました。
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
( 14 )
総合優勝を祝し記念撮影
岡崎学長から総合優勝杯授与
試合後で食欲が増します
懇親会での本学紹介
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5
29
4
11
14
14
11
14
︵バレーボール部︶ 松尾 あずさ 皆様に心から感謝申し上げます。そして、い
平成 年 月 日㈯、 月 日㈰の二日間 つも活動を支えてくださっている顧問の先生
にわたり、第 回カトリック女子大学総合ス 方、職員の皆様及び指導してくださるコーチ
ポーツ競技大会が本学にて開催されました。 の皆様にも感謝申し上げます。次回は平成
今回は京都ノートルダム女子大学、ノートル 年 月 日、 日にノートルダム清心女子大
ダム清心女子大学、白百合女子大学、清泉女 学で開催されます。素敵な大会になることを
子大学及び聖心女子大学の 校が参加しまし 期待しております。また、岡山の地で良い結
た。そして、バスケットボール、硬式テニス、 果が残せるよう、日々練習に励んでいきたい
バドミントンに加え、本年度からバレーボー と思います。
ルが正式競技種目として行われ、それぞれの
種目で熱戦が繰り広げられました。
︵バスケットボール部︶ 水澤 楓
両日ともに無事に競技を終えた結果、種目
私たちバスケットボール部は、カトリック
別でバスケットボール及び硬式テニスが優勝、
バドミントンが第 位、バレーボールが準優 女子大学総合スポーツ競技大会を年度の締め
勝という成績を収め、聖心女子大学が昨年に くくりの目標と位置付けて練習に励んできま
した。人数は少ないのですが、四年生を含め
引き続き総合優勝することができました。
私たちバレーボール部は、春と秋に行われ た部員全員で大会に臨みました。今回のカト
る関東大学バレーボールリーグで全勝し昇格 リック女子大学総合スポーツ競技大会は聖心
することを目標に月曜日、水曜日、金曜日の 女子大学での開催ということで、教職員の方
々、保護者やOGなど大変多くの方々に応援
週 日練習を行っています。
今回のカトリック女子大学総合スポーツ競 をしていただき心から感謝しております。京
技大会では、優勝を逃してしまったものの、 都ノートルダム女子大戦、ノートルダム清心
準優勝という形で総合優勝へ貢献することが 女子大戦の二試合とも勝つことができ、種目
できとても嬉しく思います。また、この大会 別で優勝、また聖心女子大学としても総合優
を通して他大学からの刺激を受け、良い物を 勝を果たし嬉しく思っております。今大会の
たくさん得ることができたと思っています。 二試合を通して、これまでの成果が出てきた
今後の練習において活かしていき、次回こそ ところもあった反面、今後の課題も見つかっ
は優勝ができるよう日々頑張っていきたいと たので、ますます努力を積み重ねてまいりま
思います。さらに、試合や懇親会を通して多 す。カトリックの女子大同士で切磋琢磨し合
くの大学の選手と交流することができたのは い、また懇親会で交流し合うことができ、チ
とても貴重な体験でした。この大会のために ームにとって多くの収穫を得られました。来
朝早くから準備、進行をしていただいた本学 年も良い結果が残せるよう、今後も日々の練
の先生方、学生の皆様、並びに大会関係者の 習に前向きに取り組んでまいります。
勝利へのサーブ
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試合を終えて(バレーボール部)
11
勝利へのサーブ
11
試合に臨む(バスケットボール部)
選手宣誓(開会式)
背で語る(バドミントン部)
勝利へのスマッシュ
試合前の円陣(テニス部)
2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
第201号
勝利へのスリーポイントシュート
2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
第201号
旧久邇宮御常御殿
(1924年竣工)
の元の位置は?
1949年4月28日
開学2年目の御常御殿、まだ1号館は建設されていない。
同年7月16日
1号館建設中、まだ御常御殿がある。
同年7月21日
御常御殿がない。7月16∼21日に、ひき家移動と推測。
御常御殿
石蔵
1950年頃
1947年及び2009年
(出所:国土地理院空中写真)
跡地のような白い部分、この辺りが元の位置と推測。 房州石の石蔵位置から、1号館サイエンスウイング辺りと推測。
同年7月21日
御常御殿、ひき家移動の様子。
旧久邇宮御殿
(1919年竣工)
天井画の写真
1960年代
国際関係クラブの様子。
1950年代
旧久邇宮御殿小食堂(現在謁見室と呼ばれる)
。
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
1950年代
開学初期礼拝堂として使用。
( 15 )
1980年代
御常御殿御寝室にも天井画と聞く。これら市松模様が該当か。
天井部分から上がり
ます。
1090㎜
上がるのに一苦労。
1130㎜
屋根裏の様子。
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─
3
1
─
0
3
─
3
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0
7
御物入、
横向きの打付け。
回︵ ・ ・ ・ 月︶
距離が大分あります。
白い点は無数のホコリ。
旧久邇宮御常御殿、
棟 札 の 下 へ 。。
稀有の良材、楠板︵床 正面大階段から階上へ。
板︶使用の内謁見室横、
棟札に近付きます。
︵代表︶ 編集 聖心女子大学 企画部 発行 年
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8
1
1
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慎重に移動します。
TEL
11
㎜
棟札発見。
7
この辺りにありました。
東京都渋谷区広尾
5
125
─
215㎜
4
240㎜
8
9
3
8
裏面﹁大正十二年三月 ﹁﹁設計監 督 森山松之助﹂﹂ 上 棟 式 に 係 る ﹁ 祭 主 ヘッドライトで文字を 棟札に最接近。
久 邇 宮 邦 彦 王 ﹂ の 名 。 確認。
十六日上棟式﹂の文字。 の名。
聖心女子大学 〒
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旧久邇宮御常御殿、棟札見つかる
発行
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2015(平成27)年 3 月14日
聖心キャンパス
第201号