オリエント(日の昇るところ)史

オリエント(日の昇るところ)史
=メソポタミア(現イラク)、エジプト、小アジア(アナトリア、現トルコ)
、シリア・パレスチナ、
ペルシア(現イラン)
クリミア半島
カフカス
山脈
バルカン半島
黒
シル川
海
イラン高原
ナイル川
シナイ半島
ザグロス山脈
紅海
ペルシア湾
アラビア半島
オリエントの地勢
アム川
インダス川
ティグリス川
キプロス島
カスピ海
アナトリア高原
小アジア
ユーフラテス川
エーゲ海
クレタ島
アラル海
アラビア海
流れ図(オリエント+ギリシア=ヘレニズム世界の成立 by アレクサンドロス大王)
エジプト
ペルシ
メソポタミア
シリア・パレスチナ
ア(現イ
(現イラク)
ラン)
小アジア
(=アナト
ギリシア
リア、現ト
ルコ)
シュメール人
第1王朝
古王国
アッカド人
クレタ
シュメール人の
文明
☆ウル第3王朝
中王国
アムル人の
← ヒクソスの侵入
カナーン人
新王国
→ モーセの出エジプト
BC12C
↓
海の民
ヘブライ
☆クシュ
北
王国
イス
南
(第 25 王朝)
ラエ
ユダ
ル
BC7C
トロ
古バビロニア王国
北
南カ
ミタ
ッシ
☆エラ
ンニ
ート
ム人
ヒッタ
イト
イア
文明
ミケー
ネ文明
海
陸
フ
ア
ェ
ラ
ニ
ム
キ
☆暗黒時代
ア
アッシリア(BC7C前半オリエント初統一 but 征服民に過酷)
ポリス時代
前半
アテネ
☆サイス朝
エジプト
(第 26 王朝)
新バビロニア(カルデア人)
メディア
スパルタ
リディア
テーベ
アケメネス朝ペルシア(BC525 オリエント再統一、征服民に寛大)
マケドニア
☆第 31 王朝
アレクサンドロス大王(ヘレニズム世界の成立)
プトレマイオ
アンティゴノス
セレウコス朝シリア
ス朝エジプト
朝マケドニア
※セレウコス朝から独立した国=パルティア、バクトリア、☆ペルガモン、☆ハスモン朝
(・_・?)…ん?
正誤判定問題では「オリエントの民族系統(語族)」に着目しよう!
シュメール、海の民
=不明
リディア、メディア、ヒッタイト、ミタンニ、カッシート、ペルシア=インド・ヨーロッパ系
エジプト
=ハム系
その他
=セム系
ひ
み
か
ゴロ「DEAR DEAR 卑 弥 呼
はペルシア人」&「エジプト産のハムが好き」
2
①メソポタミア(=両河地方、“川の間の地域”現イラク)※南部はバビロニアと呼ぶ
at 北のティグリス・南のユーフラテス川流域(小アジアのアナトリア高原東部が源 ← 早教)
① 約 20 の都市国家(それぞれ固有の守護神を持つ。☆インダス文明と交易?)
BC3000 頃~
レ ンガ
=ex.ウル(王墓から殉死者や黄金製の副葬品、日干し煉瓦で囲まれた聖域の
中にジッグラトが存在)
、ウルク(現☆ワルカ、最古の円筒印章や文字が発
シュメール人
見 12 青学法)
、ラガシュ(現テルロ)、ウンマ、ニップール、キシュ etc
(民族系統不明) ② ギルガメシュ叙事詩=ウルク王ギルガメシュが主人公
at メソポタミア
南部
→ 旧約聖書のノアの洪水伝説に影響?(06 愛知淑徳、09 関西学院、09 中央文、10 明治情)
クレイ・タブレット
③ 最古の楔形文字 on 粘 土 板 、印章(契約、私有の観念)④神権政治
⑤ ジッグラト(聖塔)建設 → 旧約聖書のバベルの塔伝説に影響?
アッカド人
シュメール人
① BC24Cアッカド王国を建国、メソポタミア統一 by サルゴン1世(四界の王)
② 最盛期=★ナラム・シン王
BC2113~BC2006 復活し、☆ウル第3王朝を建国 by ウルナンム王
→ ☆ウルナンム法典(世界最古の成文法、ハンムラビ法典×)★滅亡 by エラム人
BC1894~BC1595 古バビロニア王国(バビロン第1王朝)を建国
① 都=ユーフラテス河畔のバビロン(守護神=☆マルドゥク神)
② 第6代ハンムラビ王(BC18C頃)← この年号で意外に差がつく
BC1900~
アムル(アモリ)
人
ハンムラビ法典発布、全メソポタミア統一、★治水事業でも成果
・特徴=同害復讐法の原則(身分差規定あり、刑法だけでなく民法・商法も)
・特徴を表す言葉=“目には目を、歯には歯を” ※問われ方で答えを変える!
・スサで発見、現ルーヴル美術館所蔵、楔形文字で書かれている、全 282 条
★ウルナンムとリピト・イシュタル法典の影響、★アッシリア、ヒッタイト、ヘブライ法へ影響
③ 滅亡 by ヒッタイト
3
②エジプト:ナイル川の定期的な氾濫によって形成された肥沃な土壌の上に、古代エジプト文明が繁栄したことを表現
した名言=“エジプトはナイルのたまもの”by ヘロドトス(ギリシアの歴史家)の「歴史(ペルシア戦争史)
」
国名
BC3100~2686
☆第1王朝
ファラオ(大きな家)
☆メネス王
業績
① BC3150 上エジプト(ナイル川上流)に 22、下エジプト(ナイ
ル川下流)に 20、計 42 のノモス(都市国家)を統一し、建国
(ナルメル王)
(都☆メンフィス)
② ★メネス王自身は上エジプト出身
BC2686~2185
3.★ジェセル
古王国(3~6王朝)
4.クフ王
(都メンフィス)
4.☆カフラー
太陽神ラー崇拝
4.☆メンカウラー
階段ピラミッド at サッカラ(明治)
BC2550 三大ピラミッド at ギザ(ギゼー)
※クフ王のものが最大
★巨大墳墓(マスタバ)から発展
BC21C~BC18C
中王国(11・12 王朝)
遊牧民ヒクソス(馬と戦車を使用)の侵入で中王国は衰退、
(都テーベ)テーベ
そのまま約 100 年間エジプトを支配し、★第 15・16 王朝を建設
の市神アモン崇拝
BC1567~BC1085
18.★ハトシェプスト
新王国(18~20 王朝)
18.
① シリア、ヌビア(現スーダン)遠征
(都テーベ)
トトメス3世
② 最大版図(エジプトのナポレオン)
アモン・ラー崇拝
※テーベの市神アモ
ンと太陽神ラーが結
びついた
テーベの現在名=☆
18.
アメンホテプ4世
(アメノフィス4世)
BC14C
女帝
① テル・エル・アマルナに遷都 → 自由で写実的なアマルナ美術
※目的=テーベのアモン神官団の政治介入を排除、王権強化
★王妃ネフェルティティ(ミタンニ出身?)の胸像が有名
☆アマルナ(外交)文書=楔形文字記載 → メソポタと交易?
ア トンに 愛され る者
② 宗教改革=アトン神を人民に強制、自称“イクナートン”
ルクソール(06 早稲
18.ツタンカーメン
田文、11 上智経済、
(少年王)
12 青学法・経営。ル
① アメンホテプ4世の息子、神・都を戻す
② 墓 at☆王陵(家)の谷 → ★英カーター、カーナヴォンが発掘
① vs モーセ=ヘブライ人の指導者、約束の地☆カナーン(パレ
クソール神殿や、近
19.ラメス2世
郊のカルナック神殿
(ラメセス2世)
ヤハウェからユダヤ教の立法の中核となる十戒を授かる
が有名。)
BC13C
② vs ヒッタイト(☆カデシュの戦い)→ 最古の国際条約締結
テル・エル・アマル
じっかい
③ ☆アブシンベル神殿 ※↑シリア地方の都市
ナの古代名=☆アケ
ト・アトン
スチナ)を目指し、出エジプトを指導、☆シナイ山で唯一神
20.☆ラメス3世
BC12C海の民の侵入を撃退するが、そのまま衰退
☆パレスチナ(カナーン)地方=パレスチナ南部に居住したペリシテ(フィリスティア)人の名前に由来
4
(・_・?)…ん?
地形
正誤判定問題は「エジプトとメソポタミアの文化史比較」に注意!
エジプト文化
メソポタミア文化
閉鎖的(民族の興亡が少ない)
開放的(民族の興亡が激しい)
クレイタブレット
エジプト文字(象形文字の一種)は簡略化した順に・・・
①神聖文字(ヒエログリフ)on 碑文、墓室、石棺、神殿
文字 ②神官文字(ヒエラティック)on 宗教書、公文書、文学作品
③民用文字(デモティック)on パピルス(☆カヤツリ草
の一種)→ paper の語源
科学
楔形文字 on 粘 土 板 、印章
by シュメール人
※BC3100 年頃、世界最古の文字(13
上智、12 国士舘)、アケメネス朝ペルシ
ア滅亡まで使用(12 早文、06 駒澤仏教・
経済・法、12 武蔵経済・人文・社)
☆シリウス星の運行に基づく太陽暦、10 進法、面積
を測る測地術、天文学
月に基づく太陰暦(バビロニアは☆
太陽太陰暦)、円周分割による 60 進
法、1週7日制(7曜制)
、占星術
多神教、来世志向(太陽神ラー、テーベの市神アモ 多神教、現世志向(★太陽・正義の神ウ
宗教
ン、アトン神、豊饒の女神☆イシス神、冥界のオシ シュマル、地母神ナンム、女神イシュタル、
リス神、霊魂不滅思想、ミイラ作成、死者の書副葬)
芸術
建築
権力
風神エンリル、雷神マルドゥクなど)
アマルナ美術
ギルガメシュ叙事詩
ピラミッド、神殿、オベリスク(石柱)
日干し煉瓦のジッグラト(聖塔)、
王宮や神殿や墳墓の守護神スフィンクス
神殿
王(ファラオ)≧神官
王(★ルーガル)≦神官
あらひとがみ
※王=神の化身、神の子、現人神(神そのもの)
5
※王=神 or 神の代理人(神ではない)
③エジプト新王国と同時代の民族(インド・ヨーロッパ系)!
ヒッタイト(人)
at 小アジア
(アナトリア)
※鉄器独占
ミタンニ(人)
at 北メソポタミア
① 古バビロニア王国を征服 ※↓最古の国際条約を締結
② ☆カデシュの戦い vs 新王国(ラメス2世)
③ 滅亡 by 海の民(BC12C)← この年号で差がつく
④ 都=☆ハットゥシャ(現ボアズキョイ)→ ★独ヴィンクラーが発掘
① ミタンニ王国を建国
② 都=★ワシュガンニ
③ 住民の大多数はミタンニ人ではなく、フルリ人
カッシート(人)
① ☆ザクロス山脈出身、バビロン第3王朝を建国
at 南メソポタミア
② 滅亡 by☆エラム人
※↑バビロン第1王朝はアムル人
6
④海の民以後のシリア・パレスチナ地方=地中海東岸(セム系)!
① 陸上(内陸)貿易:拠点=シリア地方のダマスクス
② アラム語=当時の国際商業語に → 後のイエス・キリストも話した?
アラム人
at シリア
06 成蹊(経済)
、07 南山(人文)
、10 日本女子(人間社会)
、13 佛教、13 法政
(経済、社会、スポ)、10 早稲田(国際教養)
③ フェニキア文字の影響を受けたアラム文字 on 粘土板 → 商用の文字に。
→ ソグディアナ地方のソグド文字、モンゴル高原の突厥文字に伝播
※↑アム川とシル川の間の地域。ソグド(粟得)人=イラン系内陸商業民族
フェニキア人
① 海上(地中海)貿易 (レバノン杉輸出):拠点となった都市国家=シドン、テ
at レバノン
ィルス、ピブロス(ビブロス)
、アラドゥス、BC814 カルタゴ(at チュニジ
(★特産品の染料
ア、ティルスの植民市)、☆カルタゴ・ノヴァ(at スペイン、現カルタヘナ、
に由来 11 早社、ギ
ハンニバルが兵を養う 早教)
、ヒッポ(at 北アフリカ、教父アウグスティヌ
リシア人が命名、
スの出身地)、☆ウガリト(at シリア地方、海の民が破壊)
★カナーン人の一
派から発展?)
② シナイ文字の影響を受けたフェニキア文字=ギリシアへ伝播し、アルファベ
ットの原型に、表意文字ではなく、表音文字、22 の子音からなる
BC1500 パレスチナ地方の先住民☆カナーン人が交易活動。ユーフラテス上流
の遊牧民ヘブライ人もパレスチナに定住、一部はエジプトへ butBC13C新王
国(ラメス2世)の迫害を受け、ヘブライ人の指導者モーセが約束の地☆カナ
ーン(パレスチナ)を目指し、出エジプトを指導、☆シナイ山で唯一神ヤハウ
じっかい
ェからユダヤ教の立法の中核となる十戒を授かり、パレスチナに帰還。
(13 上
智2月3日、神、総合人間、法、外国語)
BC1000 ヘブライ王国を建国(★王政以前の指導者=士師)
ヘブライ人
at パレスチナ
(自称はイスラ
エル人、バビロ
ン捕囚後はユダ
ヤ人と呼称)
初代☆サウル
2代ダヴィデ vs ペリシテ人(海の民の一派?)の巨人☆ゴリアテに勝利
=都をイェルサレムに、ミケランジェロのダヴィデ像の題材、羊飼い
3代ソロモン=最盛期“ソロモンの栄華”、イェルサレムに第一神殿建設
↓ ソロモンの死後(ダヴィデの死後×)
、BC922 南北分裂
北部=BC922~BC722 イスラエル王国(都=☆サマリア)
※滅亡 by アッシリアのサルゴン2世
南部=BC922~BC586 ユダ王国(都=イェルサレム)
※滅亡 by 新バビロニア(カルデア)王国のネブカドネザル2世によるBC
586~BC538 バビロン捕囚(=ユダ王国を滅ぼし、住民をユダ王国の都
イェルサレムから新バビロニアの都バビロンへ強制連行)
★イザヤとエレミヤ=ユダ王国後期の預言者
※イスラエル王国とユダ王国の滅亡原因の違いは、偏差値に無関係に頻出
※バビロン捕囚の年号=06 早稲田(人)
、07 上智(外、総合人間、文)
7
8
⑤BC7C前半:オリエント初統一 by アッシリア(小アジア、ペルシアは一部)
BC2000 頃~BC612
アッシリア
神=☆アッシュル神
都=☆アッシュル
↓
BC8C末~ニネヴェ
★おしりかじり虫
※公用語=アラム語
①北メソポタミアのミタンニに服属していたが、自立し、建国
②主な王と業績(☆はアッシリア王だと分かればOK)
☆ティグラト・ピレセル3世
サルゴン2世 =イスラエル王国、エジプト(クシュ王国)
、★ウラルトゥ征服
☆セナケリブ =BC8C末ニネヴェに遷都
☆エサルハドン=BC7C前半オリエント初統一
アッシュル・バニパル=最盛期、最大版図、ニネヴェに楔形文書の大図書館
③ポイント=征服民に対し過酷な圧政、反乱が頻発
④BC612 滅亡 by 新バビロニア(カルデア)+メディア → 4王国に分立
9
↓
4王国分立(地図問題が頻出!)
リディア
at 小アジア
都サルデス
世界最古の鋳造貨幣
(ギリシアへ伝播)
★エレクトロン貨幣
サイス朝エジプト(第 26 王朝) 新バビロニア by カルデア人
at メソポタミア、シリア・パレスチナ
at エジプト
都☆サイス
都バビロン
★ネコ2世
ネブカドネザル2世がユダ王
=★カルケミシュの戦いでネ
国を征服(BC586~BC538
ブカドネザル2世に敗北
バビロン捕囚)
、★バビロンの
※細かいが早稲田受験者は必須!
空中庭園を建設
10
メディア
at ペルシア
都☆エクバタナ
(現ハマダーン)
※↑13 大東文化、
12 南山、10 早(教
育)、08 早(国教)
イラン人初の国
家
⑥BC525:オリエント再統一 by アケメネス朝ペルシア(最大版図はMAP確認、絶対暗記!)
BC550~BC330
① ゾロアスター教普及・保護
③ 正誤ポイント=フェニキア人の地中海貿易を保護するなど、アッシリアの失
アケメネス朝
ペルシア
都スサ
↓
敗を学び、征服民に寛大な政治を行った
キュロス2世
(建国者)
カンビュセス2世
☆スサは行政、ペルセポ
リスは儀式(11 早稲田社
会科、12 成蹊経済、08
早稲田国教)、エクバタナ
☆公用語=ペルシア語、エ
BC522~BC486
語アラム語(アッカド語×)
ビロンに捕囚されていたユダヤ人をイェルサレムへ解放
BC525 サイス朝エジプトを征服し、オリエント再統一
③ 王の目・王の耳がサトラップを監察
ダレイオス1世
④ ★金・銀貨を鋳造、税制を整備
(ダリウス 1 世)
⑤ ベヒストゥーン碑文に業績記載
(第3代・最盛期)
※この碑文で英ローリンソンが楔形文字を解読
⑥ vs☆スキタイ人(黒海北岸南ロシアの遊牧騎馬民族)
⑦ 第1・2回ペルシア戦争 vs ギリシアの諸ポリス
クセルクセス1世
第3回ペルシア戦争 vs ギリシアの諸ポリス
×○
vsアレクサンドロス大王
ラム語、バビロニア語、アッ
シリア語、オリエントの国際
ニア(カルデア)の順番に征服 → カルデア征服時に、バ
② 20 州に分け、非世襲のサトラップ(知事)が間接統治
は夏宮、バビロンは冬宮
のための都市
BC550 メディア、BC546 リディア、BC538 新バビロ
① 王の道(スサ~サルデス)建設 → 駅伝制を整備
☆ペルセポリス
by ダレイオス1世
②メディアから自立
ダレイオス3世
(最後の王)
① BC334 グラニコス河畔の戦い
② BC333 イッソスの戦い
③ BC331 アルベラ(ガウガメラ)の戦い
11
(・_・?)…ん? ゾロアスター教
ゾロアスター(英語)、☆ツァラトゥストラ(独語)、★ザラスシュトラ(ペルシア語)
開祖
※↑メディアの人
神
※↑19C哲学者ニーチェ「ツァラトゥストラはこう語った」
二神教(光明神・善の神=アフラ・マズダ ⇔ 暗黒神・悪の神=アーリマン)
「アヴェスター」(☆パフレヴィー語)→ ササン朝ペルシアで完成
聖典
注釈書=★「ゼンド・アヴェスター」
けん
① 火を神聖視 → 別名が拝火教(中国では5C北魏の頃に伝来、祆 教と呼ばれる)
② 善悪二元論=世界を善の神アフラ・マズダと悪の神アーリマンの対立から捉える
特徴
③ 天使・悪魔の思想
④ 最後の審判=最終的に善神が悪神に勝利し、善人の魂を救済
→ 後に成立するユダヤ教、キリスト教、イスラーム教へ影響
① アケメネス朝ペルシアで保護、ササン朝ペルシアのアルダシール1世が国教化
伝播
け んし
② 中国には5C北魏の頃に西域人によって伝来。寺院=祆祠、祆寺。
☆マズダク教(ササン朝ペルシアで発生)
異端
(・_・?)…ん? ユダヤ教 by ユダヤ人(バビロン捕囚後のヘブライ人のこと)
民族的受難
成立
① 出エジプト =新王国(ラメス2世)の迫害を受けたモーセの受難
原因
② バビロン捕囚=新バビロニア(ネブカドネザル2世)に強制連行された受難
※バビロン捕囚から帰還後にユダヤ教が成立
① メシア(救世主)思想=ヘブライ(ユダヤ)人を救う者が出現するとする思想
...
② 選民思想
=ヘブライ(ユダヤ)人のみが救われるとする排他的な思想
③ 戒律主義、偶像禁止、最後の審判&天使・悪魔の思想(ゾロアスター教の影響)
思想
④ 排他的な形式的律法主義者=パリサイ派(後にイエス・キリストと対立)
⑤ 反ローマのパリサイ派、親ローマの★サドカイ派、死海文書の★エッセネ派
唯一神
ヤハウェ(ヤーヴェ・エホバ)
イェルサレム(同時にキリスト教の聖地、イスラーム教の第3聖地)に☆嘆きの壁
聖地
「旧約聖書」(ヘブライ語)※ユダヤ民族の歴史を物語風に叙述
聖典
→ 最古の写本=☆死海文書 by★エッセネ派
① 生活書=☆「タルムード」
その他
② 礼拝堂=☆シナゴーグ
③ ★トーラー(律法) ★ラビ(指導者)
(・_・?)…ん? 解読者
① 神聖文字(ヒエログリフ)
=1822 仏シャンポリオン
by ロゼッタ・ストーン=上から神聖文字、民用文字、ギリシア文字でプトレマイオス
朝エジプトのプトレマイオス5世の勅令記載 → 1798 ナポレオンのエジプト遠征で
1799 発見 at ロゼッタ → ☆大英博物館が所蔵
② 楔形文字
=独グローテフェント by☆ペルセポリス碑文
=英ローリンソン
by ベヒストゥーン碑文 → ダレイオス1世の業績が記載
※↑イラン(ペルシア)のペルセポリス北方の都市
12
(・_・?)…ん? ハンムラビ法典
楔形文字で記されているのがポイント
(・_・?)…ん? ロゼッタ・ストーン
上から神聖文字、民用文字、ギリシア文字
(・_・?)…ん? 民族系統
インド・ヨーロッパ語族=ヒンディー語・ペルシア語などのインド・イラン系の東方系言語
英語・ドイツ語などのゲルマン語、ラテン語・フランス語などのロマンス
語、ケルト語、ギリシア語、ロシア語などのスラヴ語、バルト語などの西
方系言語(インドとヨーロッパは基本的にインド・ヨーロッパ語族)
ex.古代オリエントのリディア、メディア、アケメネス朝ペルシア、ヒッタ
イト、ミタンニ、カッシート人
アフロ・アジア語族
=アッカド語・バビロニア語・ヘブライ語・アラム語・フェニキア語・アッ
シリア語・アラビア語などのセム語族、エジプト語・コプト語などのハム
語族(古代エジプト人、ベルベル人)
ウラル語族
=フィンランド、ハンガリー、エストニア
アルタイ語族
=トルコ、モンゴル、ツングース、朝鮮?、日本?
シナ・チベット語族
=中国、チベット、ビルマ(ミャンマー)
、タイ
マレー・ポリネシア(オーストロネシア)語族=マレー、インドネシア、タガログ
南アジア(オーストロアジア)語族
=ベトナム、クメール、モンゴル?、日本?
ドラヴィダ語族
=タミル
アフリカ諸語族
=ハウサ、フラニ、バントゥー、コイサン
アメリカ諸語族
=エスキモー、ナヴァホ、ナワトル、マヤ、ケチュア
13