第149号 平成16年12月1日発行

平成16年12月1日
numata
優良工事を工期内に
2004/
第149号(1)
品 質 方 針
「 優良工事を工期内に 」のもと 、
地域社会に密着し顧客の信頼を
満たすため継続的な改善を図り
品質を保証します。
沼田土建株式会社 〒 378−0042 群馬県沼田市西倉内町593 支店:東京 営業所:前橋
50278(22)5175
FAX 0278(22)5177
URL http://www.ndk‑g.co.jp/
企画・編集:社内報編集委員会 責任編集:総務部・田村義巳 印刷:利根印刷所
2001年3月1日
沼 田 土 建 株 式 会 社
取締役社長
青
柳
剛
最盛期の現場から
「事務所庁舎新築(その2)工事 」
§安全に対してどのような点に気を使っていますか?
高所作業が多いので安全帯の使用徹底を義務付けています。また、現場周辺は住宅地がありますので第三者災害が起こらない
よう注意して作業を行っています。
§工事の進捗状況はいかがですか?
施工できる部分を優先に順次工事を進めています。
§工程を組むのに一番気を使ったことはどんなことですか?
天候を考慮しながら工程を組んでいます。
§作業のみなさんとのコミュニケーションはどんなことで・・・・・
休憩時間や朝夕のミーティング時に雑談を交えながらコミニュケーションをとっています。
§現場に携わる協力会社の人々に対して・・・・・
現場周辺は住宅や通学路がありますので、交通事故には特に注意し安全作業に努めて下さい。また、一段と寒さが増してきま
したので健康管理をしっかりして下さい。
今回は国土交通省 関東地方整備局 利根川水系総合調査事務所長発注の「事務所庁舎新築(その2)工事 」(群馬県沼田市薄
根町3392‑1)の現場からレポートいたしました。現場担当は建築部の瀬下部長、桑原工事長、土木部の布施です。
優良工事を工期に
(2)平成16年12月1日
11月総括安全衛生協議会
◎今月の目標
第149号
平成16年11月6日開催
資機材の積み卸し時の事故防止
衛 生 管 理
防 火 管 理
安全運転管理
衣服の調整 健康管理
暖房器具使用前の再確認
早めにライトの点灯を!
◇安全衛生協議会
社長挨拶
今年も残り2ヶ月になりました。これからは気温が下がり、雪がちらつくこと
もあると思いますが、今月の目標を確認し無事故無災害で作業をして下さい。
また、先月は地震があったり、大型の台風が上陸しました。現場におきまして
は細心の注意を払って対応して下さい。
◇安全衛生協議会
会長挨拶
今日は「建設の安全」より災害事例を紹介します。
型わく支保工として利用していた枠組足場から転落
発生状況
本災害は道路立体交差建設工事において、ボックスカルバート設置後、型わく
支保工に使用していた鋼管枠の解体工事中、被災者が、支保工として使用してい
た枠組足場(オックスカルバート内に南北方向に6列設置)の3段目作業床上に
おいて、型枠板を取り外すために約90㎝離れている足場間を移動しようとしたと
こ ろ 、 バ ラ ン ス を 崩 し て 約 3.5m 下 の コ ン ク リ ー ト 床 面 に 墜 落 し 、 死 亡 し た も の
である。
災害発生当日の作業予定は被災者を含む7名で、ボックスカルバート内北側半
分の足場作業床上において、前日に解体し、同作業床上に仮置きしておいたボッ
クスカルバート内南側半分の足場部材、型わく材を地上へ運搬し、その後、北側
の型わく解体作業を行うものであった。
被災者は、他の労働者と共に南側の足場部材、型わく材の運搬作業を行ってい
たが、運搬作業がほぼ終了した頃、先に1人で北側の足場の3段目作業床に移動
して型わく解体作業に取りかかった。ところが、型わく材がある根太材は4mの
長さがあり、通常は2人で動かすところを被災者は1人で動かしていたため動か
なかった。そこで、当該部材を動かすために、筋交いをはずし、約90㎝離れた隣
の 列 の 足 場 に 移 ろ う と し た 際 に 、 足 を 滑 ら せ 、 約 3.5m 下 の コ ン ク リ ー ト 床 面 に
墜落した。
なお、ボックスカルバート内部には足場間を移動するため、東西方向に渡り板
が設置されていたが、被災者はこの渡り板を使用せずに足場間を移動しようとし
ており、また、災害発生時、被災者は安全帯を着用していたが、使用してはいな
かった。
発生原因
1.足場間を移動する際、筋交いをはずし、本来の通路でない場所を移動しよう
としたこと。
2.被災者が他の労働者との打ち合せなどをせずに、別工程の作業を単独で行っ
ていたこと。
再発防止対策
1.作業場所の通路について労働者に周知徹底すること。
2.労働者が自らの判断で、勝手に筋交いなどの安全のための設備の解体等を行
わないよう指導すること。
3.作業計画を定め、労働者に周知徹底すること。
優良工事を工期内に
平成16年12月1日
1.安全教育について(今月の安全目標)
〔総務部
第149号( 3 )
小海〕
資機材の積み卸しは特殊なものを除き、現場の作業員が行います。寒くなりますと厚着にもなり動きが鈍くなりま
すので、指や衣服が挟まれたり、荷台からの転落事故が予想されます。また、ユニック車を使用する際は足元を十分
に確認し、転倒しないよう注意して下さい。
2.安全パトロールと反省について
〔営業部長
高橋〕
今回は土木工事4箇所、建築工事3箇所の安全パトロールを実施しました。現場の状況をパワーポイントで紹介し
ます。
江木改良工事…材料置場の状況ですが、しっかりした囲いがしてありました。
岩本発電所水路修繕工事…コンクリート面を高圧洗浄機でケレンしていますので、十分に注意をして作業するように
指導してきました。
千歳橋補修工事…工事看板を見やすい場所に移動するように指示しました。
3.災害調査と統計について
〔土木部長
関〕
無災害記録は783日、5481時間です。現場では無事故無災害で作業ができるように、毎日ミーティングや現
場・重機の点検を行ってから作業を始めていますが、更に法規や法令を熟知し、現場に対応しているか確認をし安全
作業でお願いします。
4.衛生管理について
〔土木部主任
原沢〕
これから寒くなりますので、衣服を調整し健康管理に努めて下さい。
5.防火管理について
〔建築部長
瀬下〕
朝晩、寒くなりまして、現場では暖房器具の使用をしていますが、点検・清掃をしてから使用して下さい。併せて
消火器の再確認もお願いします。
6.安全運転について
〔土木部主任
金古〕
作業が終了し、帰宅時は日も暮れています。早めにライトを点灯し安全運転に努めて下さい。
7.職場の安全について
〔明光電気建設㈱
小
林
哲
也〕
今日は電気工事の中で重大災害につながりやすいのは墜落災害と感電災害ですが、先月の10月21日に東京電力
㈱にて安全研修会があり、その中で実際に起きた災害事例が報告されましたので紹介します。
電柱に昇柱し約7mの位置で接続作業中、作業位置を変更するため安全帯のロープをはずした際にバランスを崩し、
仰向けに転落し身体の各所を骨折し全治不明です。墜落時にセフティーロープを使用していれば宙づり状態にはなり
ますが、転落は防げたはずです。被災者の男性は27歳、経験年数は8年6ヶ月で経験による慣れということもあり、
電柱昇降時には安全帯やセイフティーロープを必ず使用することを守らないために発生した災害でした。当社としま
しても安全帯やセイフティーロープを使用を習慣化するように再度徹底致しました。
次に感電災害についてですが電気工事において、いろいろな作業に関わってきます。例えば電柱からの電源及び電
線の接続や切断ですが、低圧手袋や保護具の着用、絶縁処理仕様の道具の使用と電線切断前の検電を徹底し、電気停
止作業で行うようにしています。その他、作業当日に危険と思われる作業や危険箇所においての施工手順を現場担当
者と行っています。
最高気温と最低気温
2004.10.16.〜2004.11.15.
10月
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
最高気温
13.0
17.5
17.0
14.0
13.0
17.0
19.5
14.5
15.0
19.0
11.5
8.5
11.5
13.0
10.5
18.5
最低気温
5.0
7.0
6.0
9.0
12.0
10.0
7.0
8.0
8.5
15.0
8.0
6.0
0.0
1.5
5.5
9.0
11月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
最高気温
16.5
18.0
17.5
16.0
17.0
17.5
17.0
14.0
18.0
16.5
14.0
15.0
11.0
11.5
11.0
最低気温
13.5
10.0
10.0
6.0
5.0
9.5
6.5
10.0
6.0
5.5
8.5
10.5
7.0
7.0
7.5
(観測場所
群馬県沼田市西倉内町)
優良工事を工期内に
(4)平成16年12月1日
大型パネル構造
第149号
サンネストシリーズ
工業化住宅の枠を結集した大型パネル構造。
部材のパッケージ化で快速施工も実現します。
構造概要
パナホームの大型パネル構造は面で箱を構成し 、住まいにつくりあげていくものです 。
外壁パネル、床パネル、屋根パネルなど、各部分ごとに部材化を進め、強靱なボルト
とジョイント金具で接合。建物全体をがっちりとしたブロック体に仕上げます。個々
のパネルの枠材は鉄フレームで形成され 、断熱材や構造用面材を何層にも重ねて構成 。
外壁パネルはプランに応じて、サッシや換気口まで工場であらかじめ組み込み、現場
に運ばれた後はパネル同士を組み立てるだけ、という省力化を追求した構法です。特
に高耐力の外壁パネルを採用すると、内部の間仕切耐力壁を減らすことができ、将来
のリフォームなどにも対応しやすいプランニングが可能。コストパフォーマンスにす
ぐれ、長く安心してお住まいいただける安定した構造を追求しつづけています。
1日でも上棟可能な快速施工システム
大型パネル構造はまず頑強な基礎つくり、窓までセット化された外壁パネルやバルコ
ニーなど、あらかじめ工場で生産された大型部材を建築現場に搬入。あとは熟練の専
門工事技術者がクレーンなどを使って正確・迅速に組み立てていきます。工事期間を
短くすることはコストダウンにつながるだけでなく 、さまざまなメリットがあります 。
プランや敷地条件によっては1日で上棟工事を終えることができるため、降雨等によ
る建物内部への影響もほとんどありません。さらに建て替え時の仮住まい期間を短く
できるなど、快速施工ならではのうれしいメリットがいっぱいです。
ゆるみが少なく強固な構造ー耐力パネルの採用
サンネストの耐力パネルは、構造用面材を鋼製フレームにビス止めしているため、木
に釘止めする一般の2×4構造に比べ、ゆるみが少なく安定しているのが特長です。
震度5程度の力を受けた時の変形量は建築基準法で定められた変形量1/200よりはる
かに小さくなっています。さらに、新開発した高耐力外壁パネルは、上下枠や竪枠に
使用するビスを2倍近く増やし、耐力のパワーアップを実現しています。この耐力パ
ネルをバランス良く併用することにより、建物内部の間仕切耐力壁を減らすことも可
能。ご家族のニーズに合わせた、さまざまな可能性を広げます。
鉄筋を縦横に配したー鉄筋コンクリート造布基礎
サンネストの基礎は、土地を深く掘り下げて砕石などを敷き、鉄筋を縦横に配して耐
力を高めた鉄筋コンクリート造布基礎を採用。建物の外周部だけでなく、柱や間仕切
耐力壁の下も布基礎によって支えているため、建物の重さを地盤に均等に伝えること
ができ、不同沈下をおこしにくいのが特長です。設計にあたっては比較的弱い地盤を
想定した上で、建物の垂直荷重はもちろん、地震や台風による水平荷重にも粘り強く
耐えられるよう、基礎ベース幅を広くとるなど安定性を高めました。
ボルト1本から強度確保ー高強度の接合部
複数のパネルを組み合わせてブロック体を形成する大型パネル構造では、接合部の強
度が建物の耐震性能を大きく左右します。そのため、主要構造の接合にM12ボルト・
M16ボルトと鋼材ジョイント金具を採用。建物と基礎の接合には、先端部にプレート
を取り付けて引き抜き強度を高めたM16のI型アンカーボルトを採用しました。しか
も荷重のかかりやすいコーナー部分には、強固な金具を介して2本のアンカーを配し
たダブルアンカー方式を導入。地震時のコンクリート割れを防ぎます。
すぐれた耐震性能を実証ー実大耐震実験を実施
サンネスト開発時に行った実大実験では、屋根パネル、水平ブレース、間仕切耐力壁
の取付条件を変えながら7カ所のジャッキで加圧。大地震(震度6〜7)時に必要な吸
収エネルギーに対し、建物は十分なエネルギー吸収力があることが実証されました。
【パナホームテクニカルガイド】より
(パナホーム㈱ 発行)
●お問い合わせ・ご相談は
ナショナル住宅の家づくり夢工房
パナホームショップ北毛
http://www.hokumou.panahome.co.jp/
〒378‑0042 群馬県沼田市西倉内町509‑3
Tel 0278‑22‑1146 Fax 0278‑60‑2550