北大サマープログラム 短期留学報告書 ニュージーランド オークランド大学

北大サマープログラム
ニュージーランド
短期留学報告書
オークランド大学
1.期間
2015/08/15~2015/09/20 の 5 週間
2.持ち物
2-1.重要なもの
○お金(クレジットカード+日本円 50,000 円程度)…ニュージーランドはカード社会のため、比較的
小さい店でも VISA と MasterCard のクレジットカードが使えます。今回の滞在では現金を 100 ドルほ
どしか使いませんでしたが、万が一に備えて現地で両替するための日本円を持っておいた方がよいと
思います。
○折り畳み傘…オークランドの天気は変わりやすいため、毎日持ち歩くことをおすすめします。
○変換プラグ…ニュージーランドのプラグは日本と異なり O タイプです。
2-2.あると便利なもの
○現地の携帯電話…プリペイド式の携帯電話を現地で購入すれば余計な支払いに悩まされる必要は
ありません。ホームステイ先との連絡やツアーに参加する際の連絡先としても使えます。安いもので
は 35 ドル前後で 500MB の通信量と GPS 機能付きのスマホが購入できます。
○輪ゴムとジップロック…大袋のお菓子を開けた時や、その他もろもろの場面で重宝します。
○目覚まし時計…ホームステイ先の立地によっては朝早く出かけなくてはならず、家族が寝ているこ
ともあります。振動のみで音のならない目覚まし時計が便利です。
○電子辞書…スマホがあればなくても困りませんが、あった方が使いやすいです。
○パソコン…授業によってはワードやパワーポイントを使わなくてはならないことがあるそうです。
学校に備え付けのパソコンがありますが、自分のパソコンがあった方が便利です。
○ルーズリーフ…作文などの提出を求められることも多いので、ノートを使う人も持っていくとよい
と思います。レポート用紙ほどしっかりとした紙にする必要はないと思います。
○ティッシュ…現地のものは固めなので、よく鼻をかむ人は日本から持っていく方がよいでしょう。
2-3.場合によっては要らないもの
○変圧器…最近の多くの電化製品はニュージーランドの電圧である 240V に対応しています。当然確
認は必要ですが、少なくとも私が持っていった携帯電話と目覚まし時計の充電器は表記の通りに問題
なく使用できました。
○洗濯用洗剤、シャンプー、ボディーソープなど…荷物になるうえ、現地で購入できます。肌に合わ
ない可能性がある人は持っていくとよいでしょう。
○Wi-Fi ルーター…学校とホームステイ先の Wi-Fi や前述のプリペイド携帯で基本的には十分だと思
います。ホームステイ先で Wi-Fi が使えなかったり、市内でネットを多量に使いたかったりする人は
現地でルーターを購入することもできます。
3.ELA での授業
授業はオークランド大学ではなく、付属の語学学校である ELA という所で行われます。初日のテス
トで 5 段階にクラス分けされた後に、次の日から 2 コマの授業をうけます。2 限の授業はいくつかの
中から選択することができ、IELTS 対策やスピーキング特化の授業などがあります。加えて、週 3 回
程度のワークショップと呼ばれる追加授業があります。学生は夏休み期間のためか日本人が多く、ク
ラスの 6,7 割は日本人でした。しかしながら、短期留学という性質上生徒の入れ替えは激しく、ク
ラスが変わることもあるので、多くの留学生と交流する機会はあるように感じました。
4.ニュージーランドでの生活と注意点
4-1.インターネット
Wi-Fi は学校と市内のフリーアクセスポイント、多くのホームステイ先で使えます。特に北大生は
学校内の eduroam というアクセスポイントが使えるので、インターネットに困ることは少ないのでは
ないかと感じました。その他にも、現地の携帯電話を購入することで携帯回線を使えたり、テザリン
グ機能により日本の携帯を Wi-Fi に接続したりすることができます。極一部のウェブサイトは日本国
外からの接続が禁止されるようですが、ELMS などの主なサイトは問題なく利用できます。
4-2.食事
昼食の相場は 6-10 ドルほどで、世界各国の料理を食べられます。食事の内容としては、家での食
事にもファストフードが出てくるなど、いわゆるジャンクフードが多いです。意識して食事をしなけ
れば野菜と青魚はほとんど食べられないので、心配な人はサプリなどをとるとよいでしょう。また、
フォークを使うことが多く、スプーンは液状のものにしか使いません。ちなみに、カレーもフォーク
で食べました。ホストファミリー宅で食事を食べるときはごちそうさまの代わりに、”Thank you.”
なり”It was delicious.”などと言うと印象が良いようです。
4-3.気候
ニュージーランドは南半球にあるため、季節は日本と逆になります。オークランドは比較的北の方
に位置するため最高気温は冬でも 15 度前後であり雪も降りませんが、日本との気温差が大きく最初
のうちは気温以上の寒さを感じます。さらに、冬のオークランドは雨が多く、非常に天気が変わりや
すいです。天気予報に従って長傘を持ったり持たなかったりしても、予報通りの天気になることは少
ないので、毎日折り畳み傘を持ち歩くのがよいと思います。加えて、部屋に暖房がない家庭も多いの
で、暖かい服をいくつか持っていくとよいでしょう。また、ニュージーランドは火山国であり、土地
の起伏がとても激しいです。自転車等を利用することは比較的難しいので注意してください。
4-4.シャワー
水不足の印象の強いニュージーランドですが、ホームステイ先によっては比較的寛容なところも多
いらしく、周りにも水の仕様に制限がかけられている家庭は数件しかありませんでした。それでも、
シャワーは長くとも 10-15 分ほどで済ませるとよいと思います。ちなみに、ウォシュレットはほとん
ど見かけません。
4-5.交通
バス、鉄道、一部のフェリーに約 1 割引で乗ることのできる AT HOP カードというプリペイドカー
ドが主流です。また、マンスリーパスという 30 日乗り放題の定期券も区間により 140 ドルと 190 ド
ルに分けて販売されています。滞在日数とバス料金との相談となりますが、AT HOP カードを使って
も通学に 100 ドル以上かかるのであれば、観光のためにも使えるマンスリーパスを購入することも考
えた方がよいと思います。また、ニュージーランドのバスの特徴として、バスに乗るときに合図を送
らなくてはならないことと、バス停のアナウンスがないことが挙げられます。まず、バスに乗るとき
は手を挙げて運転手に知らせる必要があります。通学時間帯などは人が多いため誰かがやってくれる
ことが多いですが、夕方以降や休日、郊外のバス停などでは自分で合図を送らなくてはなりません。
さらに、バスを降りるときには次のバス停がどこかのアナウンスがないため、外の目印などを覚える
必要があります。初めての場所に行くときは、運転手に降りるバス停の直前で教えてもらうよう頼む
こともできますが、確実な方法ではないので、携帯の GPS 機能を使うことをお勧めします。現地の携
帯を購入すれば、オンラインの地図に自分の位置を表示できるため、バス停を事前に調べておけば迷
わずにたどり着けます。ちなみに、バスに乗るときは”Hello.”、降りるときは”Thank you.”など
と言うとよいでしょう。
4-6.ホームステイ
食事や洗濯などに関しては個人差が激しいと思うので、特筆することはありません。私の家族は幸
いにも非常に親切であり、不自由なく生活できるよう尽力していただけましたが、一部にはステイ先
とトラブルになったり家を追い出されたりした人もいたようです。留学前と留学中に十分にコミュニ
ケーションをとることと、最悪の場合はステイ先を変更することもできるので早めに対応することが
重要だと感じました。
4-7.買い物
基本的にスーパーはコンビニよりも安いですが、それでも日本より物価は高いです。当時のレート
は 1 ドルあたり 80 円ほどであり、お菓子などは安かったですが、ジュースで 250 円ほど、サトウの
ごはんで 300 円ほどでした。また、店に出入りするときに挨拶をすると心象がよいと思います。ちな
みに、ニュージーランドの水道水には、毒物では全くありませんが、フッ素が含まれているので、体
に合わないと思う人はミネラルウォーターを飲むとよいと思います。
4-8.両替
飛行機を降りた直後の両替機は手数料を多くとられるためおすすめしません。せめて、空港内の有
人両替所か市内の両替所を使う方がお得です。また、市内には両替所がたくさんあり、手数料が無料
のところやレートが他よりも安いところがあります。事前に優良な場所を調べておくと損をせずに済
みます。
5.まとめ
今回私にとって初めての海外渡航でしたが、非常に快適に過ごすことができました。治安が良いこ
とと、授業は昼までであり自由時間が長いことから、留学が初めての人にも何度も行っている人にも
共に勧められるプログラムだと思います。また、ELA の施設の紹介やオークランドの観光地、オプシ
ョンツアーに関しては私より詳しい方が書いてくれているはずなので今回は省略し、なるべく実利的
な内容が多くなるようにしました。
6.写真
ワンツリーヒルという羊のいる自然公園です。オークランド近郊では羊を見る機会は意外と少ないで
す。
オークランド博物館でのマオリショー後の撮影会のようすです。
肉と芋が食事の中心です。
中心の人は韓国人、右端の人は台湾人、ほか 3 人は日本人です。その他にも世界各国から留学生が来
ています。
7.リンク
The University of Auckland English Language Academy(https://www.ela.auckland.ac.nz/)
※現地の語学学校である ELA の公式ウェブサイトです。
AT HOP card(https://at.govt.nz/bus-train-ferry/at-hop-card/)
※オークランド市内交通機関の公式ウェブサイトです。AT HOP カードや料金システムについての詳
細な説明があります。
Bus Train Ferry(https://at.govt.nz/bus-train-ferry/)
※上記のオークランド市内交通ウェブサイト内のルート検索システムです。ちなみに、ELA の住所で
ある Symonds Street を入力すると候補がいくつか出てきますが、Grafton とあるものが一番近いで
す。それでも若干のずれがあるので、確実に検索したいならば地図上で City Road と Symonds Street
の交点を指すと正確です。
AT Public Transport on the App Store
(https://itunes.apple.com/nz/app/at-public-transport/id456823066?mt=8)
※上記のルート検索システムの iPhone アプリ版です。