微生物活性計測装置 Antares 0201R型

KVC けいはんな文化学術協会
微生物計測システム研究所
微生物活性計測装置 Antares 0201R 型
通常の液体・固体培地から食品・土壌に至るまで、あらゆる形状の試料を対象に計測
液体培地
食品(煮豆)
ふすま
土 壌
発泡ウレタン
Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares Antares
通 常 の 培 地 か ら 食 品 ・ 土 壌 に 至 る ま で 、 あ ら ゆ る 形 状 の 試 料 を 対 象 に !
微生物活性計測装置 Antares 0202R 型 概要:
食品や土壌など、気・液・固体が共存する不均一な状態の試料であっても、その中での微生物の増殖活性を試料の形態をなん
ら変えることなく非破壊的に計測できることを特徴とするものです。勿論、通常の微生物学実験で用いられる液体培地や寒天培
地であっても測ることができます。
いろいろな形状を持つ試料中での微生物増殖に伴う熱生成を
「増殖サーモグラム」としてリアルタイムでグラフに表示します。
これをもとに専用の解析ソフトで微生物の増殖カーブを描きます。
さらに、それぞれの試料条件における微生物の増殖速度定数を求めるほか、抗生物質やその他の抗微生物作用を示す薬剤、天
然の生理活性物質、ガンマー線や紫外線などの物理学的処理の影響を定量化して示す解析ソフトが標準装備されています。
具体的には各種薬剤の作用曲線(drug potency curve)
、物理学的要因の作用曲線(dose response curve)などを描くと共に、
50%阻害濃度や MIC などが得られます。このほか、薬剤がどの程度静菌的に作用するのか、あるいはどの程度殺菌的に作用する
のかを示す指標となる静殺菌指数を求めることが可能です。
計測の対象となる試料:
液体微生物培地、寒天培地、その他、フスマやウレタンなどの微生物担体、あらゆる食品材料、加工食品、惣菜、生ゴミ処理
機の中の微生物担体、畑土壌、水田土壌、ゴルフ場の土壌など様々な試料に用いることができます。
利用分野(実際にこれまでに使用された分野)
:
1 食品の保存処理効果の定量的計測
2 環境汚染物質の生態系への影響評価
3 生ごみ処理機中の微生物活性の把握
4 抗微生物製剤における効力の精密評価
5 抗菌グッズの抗菌評価
6 化粧品の防腐剤効果試験
〔装置の仕様〕
1 計測できる試料数
19 個の試料を同時に計測することができます。さらに、試料計測ユニットを3基*まで増設することで、合計 76 試料まで
同時計測が可能です (御使用目的に応じ、別仕様も可能) 。
(*試料計測ユニット4基、合計 76 試料まで1台のコンピューターで同時対応できます。
)
2 試料容器とその大きさ
オートクレーブ殺菌が可能な密栓付き 30 ml もしくは 50 ml ガラス製バイアルを使用します。通常は密栓付きですが、試料
条件により、シリコ栓のような通気性の栓も使用できます(御使用目的に応じ、別仕様も可能)
。
3 設置条件
近くに熱源のある場所は避けてください。可能な限り恒温室内に設置することをお勧めします。
4 計測環境温度と温度調節
4℃から 60℃の範囲で微生物増殖の計測が可能です。ただし、設置する恒温室の温度調節幅によります。計測温度(微生物
活性の計測を観測する温度)の制御は強制恒温水循環方式です。
5 計測感度
装置の設定温度 ±1℃ の恒温室に設置した場合の感度は、検出温度差にして ±0.0001 K です。
6 データロギング
データの取り込み間隔は、40 秒から 1 時間まで、1 秒単位で変えることができます。データの取り込みは、メモリー容量の
ある限り続けることが可能です。取り込んだデータは、モニター画面に表示されます。
7 その他
周囲温度: 装置設定温度±1℃ が望ましい
電源仕様: 100V,15A 2 系統 (PC を含む計測回路用と循環恒温水槽用)
寸
法: 試料計測ユニット 465(W)mm×650(D)mm×450(H)mm (但し、突起部を除く)
重
量: 本体 80kg
8 構成
試料計測ユニット 1基、 PC 計測部 一式、 循環恒温水槽(温度制御精度 ±0.01°C)1 台。
(上記以外の仕様については別途ご相談下さい。
)
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(0702 版)