からだを動かすときの注意

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からだを動かすときの注意
∼ 30分以上の運動を行うときには、いくつかのことに注意しましょう
∼
●水分補給
乾いてからでは遅い!
喉が渇いたと感じる前に水分補給をすることが大切です。
運動時は、汗をかくことで上昇した体温を調節します。
しかし、失われた水分を補わなければ、脱水症状となり
運動能力の低下や、さらには熱中症を引き起こしてしまいます。
安全に運動を行うためにも、運動前・中・後の水分補給を意識しましょう。
運動前
タイミング
量
30分前∼
250∼500mlを
数回に分けて
運動中
20∼30分毎
1回にひと口
∼200ml
運動後
直後∼
体重減少分を
数回に分けて
温度
5∼15℃
(やや冷たい
と感じる程度)
また、汗には水分だけでなく塩分も含まれています。たくさん汗をかいた時には、
水分と同時に塩分も補給しましょう。
塩分は、梅干しや塩、スポーツドリンクで補給することができます。
市販の飲料を
選ぶ時は、
成分表示を
見てみよう!
塩分:0.1∼0.2%
→ナトリウム
40∼80mg
(100ml中)
糖度:2.5∼3.0%
糖度の高い(5%以上)
スポーツドリンクの飲み過ぎは、
肥満のもと!1日、ペットボトル
1本(500ml)が目安です。
ちびちび、ちょこっと飲む
「ちびちょこ飲み」
を普段から心掛けましょう!
●飲酒
飲酒後の運動は非常に危険です。
飲酒によって、心拍数や血圧は上昇し、汗をかきやすくなります。
しかし、汗として排出されず、逆に脱水症状を引き起こす可能性があります。
さらには、心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性があります。
飲酒後は避けましょう!
酔った状態での運動は、判断力や集中力が
低下しているため、怪我や事故のもとにな
ります。運動以外でも、飲酒後の入浴は、
心臓に負担をかけるため大変危険です。
「酔ってない」「少ししか飲んでない」が危険!
酔ってないと思っていても、血中アルコール
濃度は高くなっています。運動によって、
血液は筋肉に多く分散され、アルコールの
分解・処理が後回しになってしまいます。
●ケガ予防・疲労回復
運動の前(ウォーミングアップ)と後(クーリングダウン)のストレッチを十分に行う
ことが大切です。
固まっている筋肉を急に動かすと、炎症や肉離れなど怪我につながります。
また、使った筋肉はしっかりとほぐし、疲労を残さないようにしましょう。
ストレッチを行う時のポイント
・呼吸を止めずに10∼20秒程度伸ばす
・反動はつけずに
・無理なく、痛みが出ない範囲で
・どこが伸びているかを意識して
・運動時以外でも、入浴後や就寝前、起床後にも
医師から運動について指示されている人は、必ずその指示に従ってください。
医師から指示がなくても体調不良の時には、あまり無理をしないようにしましょう。