N EW WS LE ETT TER R

福井大
大学
医
医学部附
附属病院医
医学研究
究支援セ
センター
NEW
WS LEETTTER
R
ちけん君
君
8 月 1 日付
付で、医学研究
究支援センタ
ターの研究・開
開発推進部長
長に石塚 全先生、治験管
管理部長に岩
岩﨑博道先生
生が
ご就
就任されまし
した。
【研
研究・開発推
推進部長 就任ご挨拶
就
拶】
この度、医学
学研究支援セ
センター 研究・開発推進
研
進部長を拝命
命いたしました
た。
研究
究・開発推進
進部の業務内容としては医
医学系研究の
の支援、医学系研究の教育
育・
研修
修、先進医療
療の開発・臨床
床応用の支援
援、高エネル
ルギー医学研
研究センターと
との
連携
携などが主な
な業務となりま
ます。大学病
病院に勤務す
する医療従事
事者は、通常
常の
診療
療業務に加え
えて、先進医
医療につなが
がるような臨床
床研究を行う
うことが求めら
られ
ます
す。また、多施
施設で行う臨床試験に一施
施設として参
参加する場合
合も多いと思わ
われ
ます
す。介入研究
究、観察研究の
のいずれにお
おいても倫理
理指針を遵守
守し、決められ
れた
ルー
ールを守って
て研究をしなけ
ければならない
いのは言うま
までもありませ
せん。しかし、こ
これ
は臨
臨床研究を制
制限するもので
でなく、大学
学病院では臨床
床研究をきち
ちんとしたモニ
ニタ
リン
ング及び監査
査体制のもとで
で、積極的に
に推進しようと
とする考えだ
だと理解してお
おり
ます
す。
研究・開発
発推進部長
石塚 全 先生
福井大学病院の
の医療従事者
者主導で行う
う臨床研究が
ができるだけ円
円滑に行えるよう
ステム作りを医
医学研究支援
援センター長
長 佐野和生先
先生のもとで
で進めていきた
たい
なシス
と思
思います。福井大学からす
すばらしい臨床
床研究、先進
進医療を世界
界へ向けて発信できるように
に、皆様のご
ご理解とご支援
援を
よろ
ろしくお願い申し上げます
す。
【治
治験管理部
部長 就任ご
ご挨拶】
こ
この度は、福
福井大学病院
院の医学研究
究支援センター
ー・治験管理
理を担当させて
て頂く
こと
ととなりました
た。現在、新薬
薬の開発は GCP
G
(Good Clinical Practice)という治
治験を
実施
施するに当た
たり守らねばな
ならない厳格
格なルールに
に従い行われま
ます。大学病
病院の
大きな使命のひ
ひとつとして、
、新しい良い
いくすりを世に
に送り出すため
め、治験を積
積極的
実施すること
とが社会的に
に求められます
す。当部署で
では、可能な限り多くの有
有効な
に実
薬剤
剤の開発が達
達成されます
すよう、努めたいと思います
す。
さて、私たち
ちは治験管理
理と申しまして
ても、実際に
には治験を行
行いやすい環
環境を
つくり、新薬の候
候補となった
た薬剤に対して
てその有益性
性を評価し、患
患者の皆様に
にその
ることを目指す立場である
ると理解して
ております。治
治験や製造販
販売後
恩恵を提供する
管理のみなら
らず、契約事
事務・文書管理
理の担当も致
致します。治
治験に
調 査の実施・管
する様々な疑
疑問や、創案
案中の治験計画に対する問
問い合わせな
など、何でも気
気軽に
関す
お尋
尋ね戴けます
すと幸いです
す。
治験管
管理部長
岩﨑 博道
博
先生
多
多くの治験を
を成し遂げるこ
ことにより、国
国民や福井県
県民の期待に
に応えることの
のできる、
さら
らには世界に
にも誇れる存在
在感のある大
大学病院となる
るよう努力して
て参りたいと思
思います。今後
後とも、皆様の
のご協力を何
何卒
よろ
ろしくお願い申し上げます
す。
Vol.1 No.3(平成 27 年 9 月)
【治
治験責任医
医師 インタビ
ビュー】
現在
在、がん疼痛
痛患者を対象
象とした治験を
を実施されてい
いる、消化器
器外科の山口明夫先生にお話を伺いま
ました。
Q1.がん疼痛患者さ
さんに対する
る治療の現状
状について教え
えてください。
。
がん
ん性疼痛とは
は、がん細胞の
の周囲への浸
浸潤や機械的
的圧迫・進展に
により生ずるも
もの
で、が
がん患者全体
体の約 70%に
に出現すると言
言われており
り、また痛みは
は主観的感覚
覚で
あるこ
ことから疼痛ス
スケール(NRS
S, FPS など))によって評価
価しながら薬剤
剤が投与され
れて
います
す。薬物治療
療としては世界
界的に WHO 方式 3 段階
階ラダーが知ら
られており、第
第一
選択薬
薬には非ステ
テロイド性抗炎
炎症薬(NSAID
DS)が列記され
れ、鎮痛薬使
使用の 5 原則
則で
ある経
経口鎮痛剤が
が多くの場合
合に用いられ
れています。 今回の治験
験は GCP(Goood
Cliniccal Practice) に基づいて、
、現在よりも簡
簡便な方法で
でがん疼痛の
の効能、効果
果を
明らか
かにすることを
を目的にしてい
います。
Q2.今
今回の治験薬
薬はどのような
な薬なのですか?
治験
験薬の一般名
名はジクロフェ
ェナクナトリウ
ウム(NSAIDS) で剤形はテー
ープ剤になっ
って
消化器外
外科 教授
山口 明夫 先生
おり、経
経皮的に吸収
収され血行性
性に全身に広
広がり、安定し
した血中濃度
度を維持しなが
がら
薬理
理作用を発現
現する薬剤で
です。
Q33.本治験に参
参加される方の
のメリット・デメ
メリットについ
いて先生のお
お考えをお聞か
かせください。
1 日 1 回のみ
み身体に貼ることにより痛み
みのコントロー
ールが可能と
となった場合、
、①服薬アドヒ
ヒアランスが向
向上すること、
、②
注射
射剤のような
な刺入時痛や
や持続投与の
の拘束から解放
放されること、
、③経口摂取
取困難な患者
者さんにも投与
与が可能であ
ある
こと
とがメリットとし
して考えられま
ます。また、規
規定された来
来院スケジュー
ールがあるので
で頻繁に来院
院して頂かな
なければならな
ない
こと
と、日誌を毎日書いていた
ただかなけれ
ればならないこ
こと、診療時間が通常診療
療より長くなる
る可能性があ
あることなどが
がデ
メリ
リットとして考え
えられ、被験者の方が負担
担に感じるか
かもしれません
ん。
Q44.治験に対して先生はどの
のようにお考えですか?
治
治験は安全性
性と有効性を
を明らかにする
る狙いがあり、研究的或い
いは試験的な
なところもありま
ます。患者さんの人権と安
安全
性に最大限の配
配慮を行いな
ながら、新しい
い治療法の開
開発に重要な役
役割を担って
ていると考えて
ています。
研究に関わっ
っている方々にお願い・メッセージなど
どあればお願いします。
Q55.治験・臨床研
医学研究支援
援センターを
を始めとして関
関連の方々に
にはいつもお
お世話になりあ
ありがとうござ
ざいます。治験
験は臨床試験
験以
上に様々な制限
限がありますの
ので、各種対
対応につきまし
して多くの相談をさせてい
いただくことに
になると思いま
ます。この治験
験が
題無く完遂で
できることを願
願っております
す。何卒よろし
しくお願い申し
し上げます。
問題
【現
現在募集中の治験】
診療科
対象疾患
診療科
診
対
対象疾患
子
子どものこころ
診療部
AD
DHD
皮膚科
科
MRSA 感染症
眼
眼科
血管
管新生緑内障
障
血液腫
腫瘍内科
高齢急
急性骨髄性白血
血病
消
消化器外科
がん
ん疼痛
産科婦
婦人科
子宮頸
頸がん(ⅢB)
集
集中治療部
人工
工呼吸器装着
着下院内肺炎
平成 27 年度 第 1 回 福井
井大学臨床
床研究講習会のお知ら
らせ
【お問合せ
せ先】
日 時:平成
時
27 年 9 月 30 日(水)17:30
0 ~ 18:30
0
場 所:臨床大講
所
講義室
演 題 名:『人を対象
象とする医学
学系研究を実施
施するための
の基礎知識
及
及び介入研究
究に必要なモニ
ニタリングについて』
師
附属病院 医学
学研究支援セ
センター 渡邉
邉 享平 講師
師
講 師:医学部附
対 象 者:教員、医師
師、看護師、その他医療従
従事者等、臨
臨床研究に携
携わる者
Vol.1 No.3(平成 27 年 9 月)
福井大学医
医学部附属病
病院
医学研究支
支援センター
ー
電話:07
776(61)8529
9
Email:ch
[email protected]
cii.u-fukui.a
ac.jp