こんな場合に導入ください 「タキイ涼感ホワイト20」の 期待できる効果とは

こんな場合に導入ください
「タキイ涼感ホワイト20」の
期待できる効果とは
●これまで徒長が心配で遮光資材が使用できなかった作
●育苗時の徒長防止。
物に。
●果実温度を抑えて玉割れ防止。
●低遮光資材を使用しているが、もう少し温度上昇を抑
●ハウス内の地温抑制、栽培作物の葉温抑制、果温抑制。
えたい場合に。
●高温による乾燥防止。
●取り外しが面倒で二の足を踏んでいた方、従来の遮光
●高温による花落ち低下で収量増。
資材と違い、展張したままでの使用が可能です。また、
●雨よけ育苗時の高温対策。 軽いので、展張作業も楽に行えます。
●その他、もちろん人も涼しく作業が向上。 (※内張りカーテンで使用する場合は十分な換気が必要です)
タキイ涼感ホワイト20 モニターの声
トマトやメロンの果菜をはじめ多くの野菜が作られる
北海道富良野。この地の生産者の間でも「タキイ涼感ホ
ワイト20」を使って成果が上がっています。涼しいイメ
ージの北海道でも近年、夏の高温は厳しいもの。光量が
内地より少ない北海道で「タキイ涼感ホワイト20」の効
果のほどは? 今回は現地で普及推進されるマエダ種苗
様のご協力で、ご活用された皆さまの声を寄せていただ
きました。
◆松田 一迅様(中富良野町新田中、メロンと長ネギで使用)
◎使用状況:長ネギとメロン生育全期間で使用。
◎感じた効果・目的など:長ネギ、メロンのハウス内高温防
止が目的で、2∼3℃は温度が下がった。ハウスの中は明
るい上に涼しく、長ネギ、メロンとも作業がはかどった。
今後も活用したい。
◆岡本 哲夫様(富良野市五区、ミニトマトで使用)
◎使用状況:7月∼8月末までの夏季使用。
◎感じた効果・目的など:ハウス内の高温防止に役立ち、花
芽落ちが減少した。展張しなかった場合と比べ、2∼3℃
くらい涼しくなったと思う。ハウス30棟全てに導入を検討
している。
◆織田 馨様(富良野市山部、ミニトマトで使用)
◎使用状況:7月上旬∼9月中旬、生育全期間で展張。
◎感じた効果・目的など:ハウス内の高温を防止し、花落ち
を防ぐとともに、ハウス内環境の改善で作業の効率化が図
れた。「タキイ涼感ホワイト20」は遮光20%なので、ハウ
ス内は明るく、張ったままで使用できるのがよい。今作は
大いに作業がはかどった。温度低下は3℃くらいと思うが、
体感差はもっとあるように感じた。
◆宮元 淳一様(富良野市山部、メロンとスナップエンドウで使用)
◎使用状況:メロンハウスは夏季6月下旬∼7月20日まで、
スナップエンドウはメロンの後作で7月20日∼9月上旬ま
での全期間で使用。
◎感じた効果・目的など:メロンはハウス内の高温防止によ
るしおれ防止対策、スナップエンドウはハウス内の温度を
下げることで発芽ぞろいの向上が主目的。メロン終了後、
「タキイ涼感ホワイト20」を張ったままだが後作エンドウ
の生育にも明るいので影響はない。メロンの時期6∼7月
で3℃くらい、スナップエンドウの時期7月下旬∼8月下
旬で2∼3℃はハウス内の温度が下がった。他社品も使用
しているが、「涼感ホワイト20」は軽くて扱いやすいとこ
ろがよい。購入を検討したい。
◆訂正とお詫び◆
本誌2011年冬春号39頁の第1表ホス 第1表 亜リン酸肥料を処理した後の作物中の亜リン酸存在量
プラス散布量の単位に間違いがありま
亜リン酸肥料
散布 分析 分析
亜リン酸
作物名
散布量
使用方法
した。正しい表記は以下の赤字です。
(商品名)
時期 部位 時期
濃度
訂正しお詫び致します。
亜りん酸粒状2号
10g/トレイ
育苗用培土混和
レタス
キャベツ
ハクサイ
※右記試験は、作物中の亜リン酸存在量の
分析を目的に行ったもので、必ずしも推
奨する使用条件ではありません。
※レタスのセルトレイ処理(ホスプラス)
の場合、本葉が展開してから施肥するよ
うにしてください。
ブロッコリー
ピーマン
白ネギ
ホスプラス
亜りん酸粒状1号
ホスプラス
亜りん酸粒状1号
ホスプラス
亜りん酸粒状2号
ホスプラス
亜りん酸粒状1号
亜りん酸粒状2号
亜りん酸粒状
1号+2号
500倍(500㎖)/トレイ セルトレイ潅水処理
20g/トレイ
育苗用培土混和
500倍(500㎖)/トレイ セルトレイ潅水処理
30g/トレイ
育苗用培土混和
500倍(500㎖)/トレイ セルトレイ潅水処理
20kg/10a
育苗用培土混和
500倍(500㎖)/トレイ セルトレイ潅水処理
3g/株を3回
株元処理
2g/株を3回
1号20kg/10a
株元処理
2号20kg/10a
育苗時 葉
育苗時 葉
検出限界
以下
(<0.1ppm)
育苗時 葉
定植時
花蕾
育苗時
生育期 果実
収穫期 ※いずれの作物
も収穫期には
亜リン酸が検
出限界以下と
なった。
土寄せ時 葉
53
2011 タキイ最前線 夏号 今や遮熱は当たり前!
「タキイ涼感ホワイト20」を
おすすめする理由
(編集部)
「タキイ涼感ホワイト」は
ワリフの可視光線透過型高温対策シートです。
農業被覆資材として活用されるワリフとは、
ネット状のポリエチレン不織布のことです。
熱線をカット = 涼しい
ネット状のため重量が軽く、
ベタがけや展張に便利で人気があります。
これを夏季の高温対策に活用しようというのが
「タキイ涼感ホワイト20」です。
この考え方で
「タキイ涼感ホワイト 20」を
作りました
可視光はあまり遮らない = 明るい
高温対策に遮光資材はだめなのか?
「タキイ涼感ホワイト20」の特長
従来の遮光資材は単純に日光を遮るため、被覆下では
●明るくて、なおかつ涼しい20%の遮光率を選択しま
紫外線
暗くなってしまいます。光量が足らないと光合成の妨げ
した。作物の徒長など品質低下の心配がなく、最後 400nm
となります。
までかけっぱなしでも大丈夫です。
そこで、明るいまま過熱を防げたら…
●可視光線遮光率はわずか20%で、ハウス内温度は約
「タキイ涼感ホワイト20」は遮光でなく
「遮熱」資材です
5℃低下します
45
(注:被覆環境
40
●熱線(赤外線)を遮断しながら、光も通します。
度低下の程度は
●可視光はあまり遮らないので明るさを保てます。
異 なります)。
温度
条件によって温
「涼感ホワイト 20」
通常ハウス
35
30
(℃)
●風通し良好なワ
熱線をカット = 涼しい
可視光
リ フ な の で 熱 気
がこもりにくい
のが特長です。
25
20
15
10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時
時刻
●軽くて丈夫なワリフのため、展張
= 涼しい
作業が楽に行えます。
この考え方で
「タキイ涼感ホワイト 20」を
作りました
⇒ハウス 外がけや、ハウス内カー
テンとして通年使用が可能です。
イチゴ、トマト、ホウレンソウ、サンチュなど、
熱遮断の原理
30
(℃)
しゃ へい
●「タキイ涼感ホワイト20」には、新規の赤外線遮蔽材
20
を使っています。赤外線遮蔽材とは、「可視光線はよ
く通し、赤外線を効率よく反射する素材」です。
この部分です
紫外線
400nm
54 2011 タキイ最前線 夏号
可視光線≒光合成
赤外線
(熱線)
800nm
使用ハウス
可視光線≒光合成
不使用ハウス
▲
▼
5℃差
▲
▼
慣行フィルム
え方で
イ涼感ホワイト 20」を
した
2℃差
涼感ホワイト
実地例も続々。
温度
可視光はあまり遮らない = 明るい
紫外線
イチゴの果実品温
40
20
この部分です
東畦
赤外線
(熱線)
↑豊 橋でのサンチュの事例。2005年8∼9月にテスト使用して効果を
確認してから、ハウスの外がけ・ハウス内カーテンとして通年使用
800nm
400nm
中。気温・土壌温度の上昇や乾燥も防ぐ効果があり、葉の厚みや色
もよく、品質が向上し収量も大幅に増加した。
西畦