乳幼児期にかかりやすい感染症(PDF:129KB)

乳幼児期にかかりやすい感染症一覧
病名
麻
疹
(はしか)
水
痘
(水ぼうそう)
風
疹
かかりやすい年齢
原因
感染の仕方
1~6 歳
麻疹ウィルス
咳・くしゃみ
2~8 歳
水痘ウィルス
5~15 歳
風疹ウィルス
咳・くしゃみ
接触
咳・くしゃみ
(三日はしか)
突発性発疹
感染しやすい時期
発疹前 4 日~発疹出現後 5 日
くらいまで
発疹前1、2日~すべてかさぶ
たになるまで
発疹前数日~発疹出現後 5 日
くらいまで
6 か月~18 か月
ヒトヘルペス
感染力は弱い
6.7 型ウィルス
伝染性紅斑
(りんご病)
手足口病
5~14 歳
ヒトパルボウィルス
1~5 歳
エンテロウィルス
咳・くしゃみ
咳・くしゃみ
感染後 1 週間位から発疹が出
現するまで
急性期
接触
溶連菌感染症
幼児~学童
A 群β溶血性
咳・唾液・接触
発熱期間中
連鎖球菌
百日ぜき
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)
インフルエンザ
感染性胃腸炎
乳幼児
百日咳菌
5~10 歳
ムンプスウィルス
乳幼児から学童期
インフルエンザ
幅広い年代で感染
ウィルス
乳幼児から学童期
幅広い年代で感染
ノロウィルス
ロタウィルス
など各種ウィルス
咳・くしゃみ
症状出現後 3 週間くらいまで
咳・くしゃみ
耳の下が腫れてくる数日前か
接触
咳・くしゃみ
ら腫れがひけるまで
潜伏期から症状が治るまで
排泄物などま
たはそれによ
症状が出てから 5~6 日
り汚染された
手や食べ物
頭じらみ
乳幼児から学童期
幅広い年代で感染
直接の接触、衣
頭じらみ
類・寝具・帽子
を介して感染
卵から成虫までどれでも感染
※ 通園・通学開始時期は主治医と相談しましょう
潜伏期間
症状の特徴
発疹の有無
予防接種
・38 度の熱、咳、鼻汁など風邪の症状
7~14 日
麻疹風疹混合
・目の充血が 3~4 日
(定期)
・口の中にコプリック斑(白いプツプツ)が見られ、その後発疹が
出現する。発疹は耳の後ろ、首、顔から全身に広がる。
・赤い米粒大の発疹が出現し、半日~1 日で全身に広がる。
10~21 日
任意
・発疹が水泡になる(さわるとぐりぐり)
・軽い咳。のどの痛み。
・急な 38 度位の熱と同時に発疹や顔や首から全身に広がる
14~21 日
発疹あり
・軽い咳。のどの痛み。
7~14 日
麻疹風疹混合
・耳や頭の後ろリンパ節の腫れ。(さわるとぐりぐり)
(定期)
・突然の高熱(38 度~39 度)が 3~4 日続く。
・熱が下がると同時に全身の細かい発疹が 2~3 日続く。
・両側のほほにりんご様の紅斑
7~14 日
・斑点状になり 1~2 日で腕足の外側にもレース状の発疹が出て
なし
4~5 日で治る。
3~5 日
・手のひら、足の裏、おしり、口の中に米粒大の水泡
・水泡は 1 週間程度でしぼみ消失
2~5 日
・発熱
咽頭痛
頭痛
・顔や股に小さな赤い発疹多数
7~14 日
舌の表面がイチゴのようになる
・初め風邪のような咳
三種混合
・咳がひどくなり連続的な激しい咳が続く
(定期)
・耳の下(耳下腺)の腫れと痛み
14~21 日
・耳下腺は片側または両側が腫れる
任意
・腫れは 6~10 日でひく
1~2 日
・急激な発熱(39 度以上)、頭痛、関節の痛みで始まる
・やや遅れて鼻汁、咳など出てくる
・吐き気、嘔吐、下痢、腹痛が主な症状
1~2 日
発疹なし
・感染しても症状が出ない場合もある
・ロタウィルスは冬に流行し嘔吐や下痢で脱水症状を起こす
・症状の悪化が多く注意が必要
卵は約一週間で
孵化し幼虫から
成虫になるのに
2~3 週間
・頭のかゆみによって気づく
・誰にでも感染する
・集団の中での感染が多い(保育園、幼稚園、プール)
なし