炭酸リチウム製剤の血清リチウム濃度測定遵守について

2012 年 4 月 11 日
各 位
薬剤部/薬品情報室(DI室)
DI・BOX#0600
炭酸リチウム製剤の血清リチウム濃度測定遵守について
炭酸リチウムは、有効血中濃度と中毒を生じる血中濃度が近いことから、リチウム中
毒の発現を防止するため、血清リチウム濃度測定によるモニタリングが必要な薬剤です。
今回、2006 年 4 月から 2011 年 11 月の期間において、医薬品医療機器総合機構に報
告された重篤なリチウム中毒症例は 98 例で、その内適切な頻度での血清リチウム濃度
測定が確認できない症例は 89 例、急性腎不全に至った症例は 14 例であったとの報告
がありました。
当院では、炭酸リチウム製剤として、躁病・躁状態治療剤「リーマス錠 200」(大正
富山)が採用となっています。本剤を使用する際は、以下の事項にご留意下さい。
・採血は、朝服薬前に行って下さい。
・血中濃度測定:通常、定常状態までに 5 日間程度かかります。
投与初期又は用量を増量したとき→1∼2 回/週
維持量の投与中 →1 回/月程度
・減量基準:
血清リチウム濃度>1.5mEq/L→必要に応じて減量又は休薬
血清リチウム濃度>2.0mEq/L→減量又は休薬
オーダ名
リーマス錠 200mg
成分名、規格
炭酸リチウム、200mg/錠
適応症
用法・用量
躁病および躁うつ病の躁状態:
成人では 1 日 400∼600mg より開始し、1 日 2∼3 回に分割経口投与
以後 3 日ないし 1 週間毎に、1 日 1200mg までの治療量に漸増
改善がみられたならば症状を観察しながら、維持量 1 日通常 200∼
800mg の 1∼3 回分割経口投与に漸減。年齢、症状により適宜増減
外観写真
採用区分
処方/共通
*詳細・不明な点につきましては医薬品情報室(3194)までお問い合わせください。
*「DI・BOX」は電子カルテ(EGMAIN)の掲示板およびイントラネットで参照・検索できます。