JBoss Enterprise Application Platform 6.4 6.4.0 リリースノート

JBoss Enterprise Application
Platform 6.4
6.4.0 リリースノート
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 向け
Red Hat Customer Content Services
JBoss Enterprise Application Platform 6.4 6.4.0 リリースノート
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 向け
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概要
本リリースノートには、Red Hat JBo ss Enterprise Applicatio n Platfo rm 6 .4 に関する重要な情報
が含まれています。リリースノートをすべて読んでから製品をインストールしてください。
目次
目次
. . .概要
⁠1
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2. . . . . . . . . .
. . .新機能、改良された機能、および技術プレビュー
⁠2
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2. . . . . . . . . .
⁠2 .1. 新機能
2
⁠2 .2. 機能拡張
10
⁠2 .3. 技術プレビューとして提供される機能
11
. . .解決済みの問題および既知の問題
⁠3
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .1. 1. . . . . . . . . .
⁠3 .1. 解決済みの問題
12
⁠3 .2. 既知の問題
37
. . .サポートされない機能および廃止された機能
⁠4
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .4. 7. . . . . . . . . .
⁠4 .1. サポートされない機能
47
⁠ STSClientPo o lFac to ry の使用
49
⁠4 .2. 廃止された機能
50
. . よくある質問
⁠5
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
...........
. . .改訂履歴
⁠A
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
...........
1
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
1. 概要
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 (JBoss EAP 6) は、企業で大きく変化するエンタープ
ライズアプリケーションの開発およびデプロイ方法に対応するための Red Hat 製品です。新規アプリケー
ションの運用コストの削減や、市場投入までの時間短縮が課題となるため、JBoss EAP 6 は将来を見据え
て再構築され、革新的なモジュラー、クラウド対応のアーキテクチャー、強力な管理と自動化、および世界
クラスの開発者の生産性を提供します。
JBoss EAP 6 は Java EE 6 認定されています。強力かつ柔軟な管理を実現でき、パフォーマンスやスケー
ラビリティーが改善されました。さらに、開発者の生産性を向上するために、多くの新機能が搭載されてい
ます。業界有数の Red Hat による認定やサポートにより、現在だけでなく将来に向けた管理や開発が可能
になります。
バグを報告する
2. 新機能、改良された機能、および技術プレビュー
2.1. 新機能
JBoss EAP 6.4 では、以下の新機能および改良された機能を使用できます。
Ap ach e サーバーおよびコネクター
p p c6 4 での mo d _sn mp および mo d _rt の利用
JBoss EAP 6.4 より、ppc64 の Red Hat Enterprise Linux で mo d _sn mp および mo d _rt を利
用できるようになりました。
API
管理 API から Web コンテナのグローバルセッションタイムアウトの設定を有効化
管理 API を使用してグローバル HTTP セッションタイムアウトを設定できるようになりました。
Web So cket s ユースケースのパブリック API を公開
Websockets API の javax. webso cket および javax. webso cket. server パッケージに含
まれるすべてのクラスが公開されました。
認証マネージャー
lo g o u t ( ) メソッドが o rg .jb o ss.secu rit y.Au t h en t icat io n Man ag er インターフェースに
追加
ログアウトメソッドが o rg . jbo ss. securi ty. Authenti cati o nManag er インターフェー
スに追加されました。以下の例のように、カスタム
o rg . jbo ss. securi ty. ServerAuthenti cati o nManag er を実装した場合は注意してくだ
さい。
<valve>
<classname>org.jboss.as.web.security.jaspi.WebJASPIAuthenticator</classname>
<param>
2
⁠1 . 概要
<param-name>serverAuthenticationManagerClass</param-name>
<param-value>com.acme.ServerAuthenticationManager</param-value>
</param>
</valve>
クラスタリング
mo d _clu st er の f ail_o n _st at u s
fai l _o n_status のサポートが mod_cluster に追加されました。fai l _o n_status を使用
して 1 つ以上の HTTP 状態コードを指定すると、クラスターのワーカーノードが指定された状態
コードの 1 つを返した場合にワーカーが失敗します。ロードバランサーは、その後のリクエスト
をクラスターの別のワーカーノードに送信します。
ドメイン管理
ネストされた式のサポート
式はネストすることができるため、固定値の代わりにさらに高度な式を使用できます。ネストさ
れた式は、式が許可される場所であればどこでも許可されます (管理 CLI コマンドを除く)。通常
の式では、ネストされた式を解決するために使用されるサポートされるソースは、システムプロ
パティー、環境変数、および vault になります。
管理 API を用いてブートエラーの読み取りが可能
起動時に発生したエラーの詳細を出力する、新しい管理 CLI コマンドが作成されました。このコ
マンドは read -bo o t-erro rs で、パラメーターはありません。
H T T P/H T T PS での管理に対する K erb ero s 認証
Kerberos を使用して HTTP/HTTPS より実行された管理操作の認証を設定できるようになりまし
た。これにより、Kerberos を使用して管理コンソールに対して認証を行えます。
EE
ear 名なしで jb o ss- ejb 3.xml にリソースアダプターを指定する機能
jbo ss-ejb3. xml デプロイメント記述子がリソースアダプターと同じ EAR にある場合、 デプ
ロイメント記述子に EAR の名前を指定しなくてもメッセージ駆動型 Bean (MD B) が使用するリ
ソースアダプターを指定できます。
EJB
St rict MaxPo o l の新実装
基盤のデータ構造が変更され、EJB StrictMaxPool 内の競合が解消されました。
非クラスター化 EJB タイマーに代替の永続ストアを使用する機能
EJB タイマーのデータをデータベースに保存し、クラスター化されたサーバーインスタンスの間
で共有できるようになりました。この方法の利点としては、高可用性への適合などが挙げられま
す。
jb o ss- ejb 3.xml の <ejb - n ame> にワイルドカードを使用可能
jboss-ejb3.xml の <ejb-name> に対するワイルドカードの使用がサポートされるようになりまし
た。
3
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
H ib ern at e
MySQ L 5.7 の新しい H ib ern at e ダイアレクトの導入
MySQL 5.7 をサポートするため、Hibernate に新しいダイアレクトが追加されました。現在この
ダイアレクトには、Hibernate が timestamp 列に d ateti me(6 ) を仮定し、time 列に
ti me(0 ) を仮定する制限があります。これは、日付および時間の少数部分を丸めたときに問題
が発生しないようにするための措置です。
H o rn et Q
宛先のすべてのコンシューマーおよびこれらのコンシューマーの接続を閉じる機能
宛先のすべてのコンシューマーを閉じ、これらのコンシューマーの接続を閉じる機能が追加され
ました。このコマンドは、管理 CLI、管理 API、および JMX で使用できます。
低速な H o rn et Q コンシューマーのアボート
メッセージコンシューマーの消費率を自動的に監視できるようになり、消費率が特定の基準に見
合わない場合は対処できるようになりました。最低消費率は 1 秒毎のメッセージ数で指定され、
この数に見合わないとコンシューマーの接続が切断 (kill) されるか、管理通知が発行されます (ア
プケーションによる処理が可能です)。デフォルトでは、この機能は無効になっています。
JMS ユーザーにより接続を終了する機能
HornetQ は、JMS ユーザーを基準とした接続の終了をサポートするようになりました。これまで
は、クライアント ID または IP アドレスを基にした接続の終了のみが可能でした。
H ib ern at e 検索
H ib ern at e 検索をデフォルトのモジュールとして導入
Hibernate 検索が JBoss EAP の標準コンポーネントになりました。
インストーラー
インストーラーでのデータソースおよび LD AP 接続のテスト
GUI またはコンソールモードで JBoss EAP をインストールするとき、インストール中に LD AP
およびデータソースの接続を検証するオプションがインストーラーによって提供されるようにな
りました。これにより、インストール中に有効なパラメーターが確実に提供されます。
JB o ss Web
JB o ss モジュールで jar から t ag lib をロード
対応するアプリケーションからタグライブラリー記述子 (TLD ) を分離できるようになったため、
追加や更新が簡単になりました。この機能を使用するには、TLD JAR が含まれるカスタムの
JBoss EAP 6 モジュールを作成し、アプリケーションでモジュールの依存関係を宣言します。
H t t p O n ly SSO クッキーの設定機能
新しい属性 http-o nl y が仮想サーバーの SSO 設定に追加されました。この属性をtrue に設
定すると、Cookie ヘッダーに HttpO nl y が追加され、HTTP でない API からのアクセスをブラ
ウザーが制限すべきであることを示します。
この制限をサポートすることは、クライアント (Web ブラウザー) 次第であることに注意してくだ
さい。
4
⁠1 . 概要
これにより、JavaScript などの非 HTTP API からのアクセスが制限され、セキュリティーの脆
弱性によるリスクが軽減される可能性があります。
JC A
d at aso u rce_class システムプロパティーのサポートが有効
デフォルトでは、データベースドライバー JAR に servi ces/javax. sq l . D ri ver ファイル
が含まれると、データソース定義の datasource_class 属性は無視され、代わりに JAR の
D riber クラスが使用されます。このデフォルトの挙動をオーバーライドし、datasource_class
属性を使用するには、プロパティー D i ro njacamar. jd bc. prefer_d ataso urce_cl ass= true を設定します。
JC A 1.7 リソースアダプターの検出と、デプロイメント例外の発生
JCA 1.7 は EE 7 ベースのプラットフォームに属するため、検出されると例外が発生します。
リーク検出プールの追加
アプリケーションによってリリースされなかった場合に接続を監視してフィードバックを提供す
る接続プール実装が IronJacamar に導入されました。プールがシャットダウンまたはフラッ
シュされると、スタックトレースがシステムログに出力されます。接続プールを有効にするに
は、システム値 ironjacamar.mcp を
o rg . jbo ss. jca. co re. co nnecti o nmanag er. po o l . mcp. LeakD umperManag ed C o n
necti o nP o o l に設定します。スタックトレースを別のファイルに出力するには、システム値
ironjacamar.leaklog を希望のファイルの名前およびパスに設定します。
Dironjacamar.mcp=org.jboss.jca.core.connectionmanager.pool.mcp.Le
akDumperManagedConnectionPool
-Dironjacamar.leaklog=leaks.txt
JMS 操作
JMS リソースの remo ve- jn d i 操作の追加
remo ve-jnd i 操作が JMS リソースに対して有効になりました。
JMX
EAP 6 での JB o ss のファサード MB ean に対する JMX MB ean 登録および登録解除通知機能
jbo ss. as および jbo ss. as. expr ドメインの MBean は真の MBean ではなく、ファサード
です。そのため、MBean 登録および登録解除イベントは利用できませんでした。これらのドメイ
ンに対する登録および登録解除イベントが有効になったため、これらのイベントを監視できるよ
うになりました。
ロギング
サイズを基にしたログファイルローテーションに対する接尾辞サポートのリクエスト
ローテーションすると各ログファイルに追加されるタイムスタンプ接尾辞のサポートにより、サ
イズを基にしたログファイルローテーションが向上されました。タイムスタンプの形式は、要件
に応じて設定できます。これまでは、数値の接尾辞のみをローテーションされたログファイルに
追加できたため、場合によっては関係するログファイルを見つけるのが困難でした。
5
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
JB o ss Lo g g in g の Imp lemen t java.u t il.lo g g in g .Lo g Man ag er.g et Lo g g erN ames( )
すべてのロガーの名前を返す getLoggerNames() メソッドが java.util.logging.LogManager に
追加されました。
監査 syslo g ハンドラーの自動再接続
監査 syslog ハンドラーが新しい属性 reconnect-timeout によって向上されました。この属
性は、試行と syslog サーバーへの再接続するまでの間の時間を指定します。
C LI/Web コンソールより直接 Perio d icSiz eR o t at in g FileH an d ler を設定可能
P eri o d i cSi zeR o tati ng Fi l eHand l er を管理コンソールまたは管理 CLI から設定できる
ようになりました。これまでは、カスタムハンドラーを使用しないとこのハンドラーを設定でき
ませんでした。新しい設定方法はより簡単で、エラーを起こす可能性も低くなります。
p asswo rd システムプロパティーのマスク
passwo rd というテキスト (大文字と小文字の区別なし) がシステムプロパティーに含まれ、ロ
ギングによって出力されると、red acted というテキストに置き換えられます。これにより、パ
スワードがプレーンテキストでログファイルに出力されなくなり、セキュリティーが向上されま
す。
管理 C LI
C LI における要素の名前のプロパティー置換のサポート
要素の名前のプロパティー置換が追加されました。これまで管理 CLI は、パラメーターのプロパ
ティー置換のみをサポートしていました。
C LI スクリプトでの ech o コマンドの使用を追加
新しい管理 CLI コマンド echo が追加されました。このコマンドは、コマンドに続くテキストを
そのまま出力します。
管理コンソール
グラフィカルコンソールへサーバーログを表示
JBoss EAP 管理コンソールでサーバーおよびアプリケーションログを表示できるようになったた
め、エラー、パフォーマンスの問題、およびその他の問題の分析が容易になりました。管理コン
ソールログビューアーでログを表示可能にするには、サーバーの jbo ss. server. l o g . d i r
ディレクトリーに置く必要があります。ログビューアーはユーザーの RBAC ロール割り当てを考
慮するため、管理コンソールにログインしたユーザーはアクセス権限のあるログのみを確認でき
ます。
R ed H at プラグインへのアクセス
管理コンソール内から Red Hat カスタマーポータルの頻繁に使用される機能へアクセスできるよ
うになりました。管理コンソールの上部にあるナビゲーションバーには、Red Hat アクセスとい
うドロップダウンメニューが含まれています。このメニューをクリックすると、Search
C u st o mer Po rt al、O p en C ase、および Mo d if y C ase という 3 つのタスクに特化したリン
クが表示されます。
コンソールでの Web コンテナグローバルセッションのタイムアウト
管理コンソールを使用して、グローバル HTTP セッションのタイムアウトを設定できるようにな
りました。
6
⁠1 . 概要
ネーミング
リモート T IB C O ems ルックアップに ext ern al- co n t ext を使用
汎用 JMS リソースアダプターを使用して外部メッセージングサーバーへ接続する場合、カスタム
ObjectFactory を書く代わりに外部コンテキストを使用できるようになりました。以下は
<external-context> の使用例の一部になります。例のプロパティーはご使用の JMS プロバ
イダーに適したプロパティーに置き換えてください。
<external-context name="java:global/tibco"
module="com.tibco.tibjms" class="javax.naming.InitialContext">
<environment>
<property name="java.naming.factory.initial"
value="com.tibco.tibjms.naming.TibjmsInitialContextFactory"/>
<property name="java.naming.provider.url"
value="TIBCO_EMS_SERVER_HOST_NAME:PORT"/>
<property name="java.naming.factory.url.pkgs"
value="com.tibco.tibjms.naming"/>
<property name="org.jboss.as.naming.lookup.by.string"
value="true"/>
</environment>
</external-context>
パッチ
パッチ詳細へのアクセスを改善
管理 CLI コマンド patch に inspect と info の 2 つの引数が追加されました。info 引数
はインストール済みパッチの情報を出力します。inspect は ダウンロード済みパッチの情報を
出力します。
管理コンソールの P atch Manag ement パネルが改良され、各パッチの簡単な説明と、詳細説
明へのリンクが含まれるようになりました。
パフォーマンス
1.2 からバックポート Ab st ract Po o l in it Lo ck( ) 同期化を削除
プールから接続を取得した後にトランザクションを登録するために呼び出しを実行するとロック
が作成されましたが、トランザクション登録は同時取得を使用し、すでにロックを処理していま
した。追加のロック処理は必要なかったため、削除されました。
新しい管理対象接続プール
パフォーマンスを向上し、サーバー内のスレッド競合を解消する新しい管理対象接続プールが
JCA サブシステムに作成されました。
Picket Lin k
Picket Lin k サブシステムを EAP コンソールへ統合するコンソールプラグイン
JBoss EAP の管理コンソールから PicketLink サブシステムを設定できるようになったため、設
定が簡単になりました。
SAML 2.0 の不要な応答をサポートするため Picket Lin k ID P を変更
7
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
PicketLink Identity Provider (ID P) が改良され、SAML 2.0 の不要な応答をサービスプロバイ
ダーに送信できるようになりました。
ajax 呼び出しを無視するため Picket Lin k を設定可能
未認証のユーザーが AJAX を使用して IdP と SP の両方にリクエストを送信すると、PicketLink
はログインページではなく 403 HTTP ステータスコードで応答します。AJAX のリクエスト
は、XMLHttpR eq uest を値とする X-R eq uested -Wi th ヘッダーの存在をチェックして識別
されます。
R EST Easy
JB o ssLo g g in g による R EST Easy ロギング
RESTEasy のロギング機能が JBossLogging によって処理されるようになりました。この変更
による利点には、ログメッセージの国際化サポートなどがあります。
新しいセキュリティーパラメーター
RESTEasy に、o rg . w3c. d o m. D o cument ドキュメント処理でのセキュリティーの向上を目
的とする新しいパラメーターが 2 つ導入されました。これらのパラメーターは co ntext-param
パラメーターで、アプリケーションの web. xml に設定します。
パラメーター resteasy.document.secure.processing.feature
は、o rg . w3c. d o m. D o cument ドキュメントおよび JAXB オブジェクト表現の処理にセキュ
リティー制約を強制します。
パラメーター resteasy.document.secure.disableDTDs
は、o rg . w3c. d o m. D o cument ドキュメントおよび JAXB オブジェクト表現での D TD を禁止
します。
resteasy. d o cument. secure. pro cessi ng . feature および
resteasy. d o cument. secure. d i sabl eD T D s のデフォルト値は true です。どちらかま
たは両方を無効にするには、アプリケーションの web. xml ファイルに以下を追加します。
<context-param>
<param-name>resteasy.document.secure.processing.feature</paramname>
<param-value>false</param-value>
</context-param>
<context-param>
<param-name>resteasy.document.secure.disableDTDs</param-name>
<param-value>false</param-value>
</context-param>
R PM インストールおよび更新
RPM による JBoss EAP のインストールおよび更新をサブスクライブする場合に、RPM チャン
ネルまたはリポジトリーを選択できるようになりました。現在の JBoss EAP チャンネルは最新
バージョンを提供し、マイナーチャンネルは特定のマイナーリリースと適用されるパッチを提供
します。これにより、深刻度の高いパッチやセキュリティーパッチを最新の状態にしながら、
JBoss EAP 6 の同じマイナーバージョンを維持できます。使用可能なチャンネルの詳細は、
https://access.redhat.com/solutions/1346093を参照してください。
セキュリティー
SSLValve によるユーザー設定可能なヘッダー名の許可
8
⁠1 . 概要
発信元から SSL/TLS 情報を渡すために SSLValve が使用する HTTP ヘッダーの名前は事前定義
されていました (例: ssl_client_cert, ssl_cipher、ssl_session_id、ssl_cipher_usekeysize)。こ
の変更により、ヘッダーの名前がカスタム可能になり、発信元は SSLValve 設定で指定された名
前とともに HTTP ヘッダーの任意名を使用できるようになりました。
R emo t in g の K erb ero s ベースの認証
EJB および EJB クライアントの Kerberos 認証サポートが有効になりました。
管理セキュリティーレルムによる LD AP データのキャッシュ
管理セキュリティーレルムが LD AP データをキャッシュするようになり、LD AP リクエストの数
を削減できるようになりました。
静的 K erb ero s クレデンシャルを用いた O racle JVM 上の O racle D B の承認
Oracle JVM 上の Oracle D B データソースで静的 Kerberos クレデンシャルを使用する承認が追
加されました。Oracle D B ドライバーバージョン 11.2.0.3 またはそれ以降のバージョンが必要
で、セキュリティードメインキャッシュが有効になっている必要があることに注意してくださ
い。
静的 K erb ero s クレデンシャルを用いた O racle JVM 上の SQ LServer の承認
Microsoft SQL Server データソースで静的 Kerberos クレデンシャルを使用する承認が追加され
ました。この機能は非 XA 接続のみでサポートされることに注意してください。
キーストアの外部パスワードのサポートを Picket B o xVau lt 実装へ追加
外部コマンドまたはカスタムクラスからキーストアパスワードを提供するオプションを Vault 機
能がサポートするようになりました。
「vau lt エントリーの削除」オプションを vau lt ツールに追加
vault に保存された値を削除する機能が追加され、Vault CLI ツールが向上されました。
Java Secu rit y Man ag er の設定に - secmg r フラグを使用
-secmgr パラメーターを起動スクリプトに追加するか、設定ファイルでSEC MG R = "true" オプ
ションを有効にすると、Java Security Manager 内で JBoss EAP を稼働できるようになりまし
た。-Djava.security.manager Java システムプロパティーで Java Security Manager を
有効にすることは不可能になりました。この変更により、カスタムセキュリティーマネージャー
は使用できないようになりました。カスタムセキュリティーマネージャーが有効な状態で JBoss
EAP を起動すると、起動時に 0 以外の終了コードで JBoss EAP が終了します。Java Security
Manager の有効化に必要な変更内容の詳細は、『セキュリティーガイド』を参照してください。
サポートされる設定
O racle JD K 8
Oracle Java Platform Standard Edition 1.8 (JD K 8) がサポートされる設定のリストに追加され
ました。
IB M JD K 8
IBM JD K 8 がサポートされる設定のリストに追加されました。
D B MS
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
以下の D BMS が認定され、完全サポートされるようになりました。
Enterprise D B Postgres Plus Advanced Server 9.3
MySQL 5.7
IBM D B2 10.5
Microsoft SQL Server 2014
PostgreSql 9.3
PPC におけるテスト済み R H EL バージョンの mo d _sn mp
SNMP (Simple Network Management Protocol) モジュール mo d _snmp が、Red Hat
Enterprise Linux 6 および Red Hat Enterprise Linux 7 を稼働する PowerPC64 アーキテク
チャー上でサポートされるようになりました。
Web So cket s 1.0
WebSocket 1.0 プロトコルは、Web クライアントとサーバー間の双方向通信を提供します。クラ
イアントとサーバー間の通信はイベントベースで、ポーリングベースよりも処理が高速で、帯域
幅が小さくなります。
JBoss EAP 6.4 WebSocket 実装は、サーバーエンドポイントに対して完全な依存性注入サポー
トを提供しますが、クライアントエンドポイントに対して CD I サービスを提供しません。CD I サ
ポートは、EE6 プラットフォームが必要とするサポートに制限されるため、エンドポイント上の
インターセプターなどの EE7 機能はサポートされません。
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2.2. 機能拡張
インストーラー
B Z #116 9 4 6 2 - In st aller sh o u ld lo o k au t o mat ically lo o k f o r variab les f ile d u rin g
au t o mat ed in st alls ( 自動インストール中にインストーラーは変数ファイルを自動的に検索する必
要がある)
JBoss EAP 6.4 では、インストール中にインストーラーが自動的に変数ファイルを検索するよう
になりました。
自動インストールが実行され、-vari abl es または -vari abl efi l e タグから変数が渡され
なかった場合のみ、インストーラーは . vari abl es ファイルを探します。
インストーラーは、最初に auto . xml ファイルの場所を検索します。何も見つからない場合
は、ユーザーのカレントディレクトリーを検索します。
ユーザーがリモートの auto . xml ファイルを指定した場合、インストーラーはユーザーのカレ
ントディレクトリーがある場所でのみ . vari abl es ファイルを検索します。
. vari abl es ファイルは、「<NAME_OF_AUTO.xml>. vari abl e」という命名規則に従う場
合のみ検出されます。
トランザクションマネージャー
B Z #116 89 73 - JT S p art icip an t s are n o t sh o win g u p in t h e t o o lin g (JT S 参加者がツー
リングに表示されない)
10
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
本リリースの JBoss EAP 6 には、トランザクションマネージャーコンポーネントのエンハンス
メントが含まれています。これまでは、すべての参加者がログビューアーに表示されませんでし
た。
本リリースより、以下の参加者のタイプが表示されるようになりました。
AssumedCompleteHeuristicTransaction
AssumedCompleteHeuristicServerTransaction
AssumedCompleteTransaction
AssumedCompleteServerTransaction
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1168973を参照してください。
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2.3. 技術プレビューとして提供される機能
以下の設定および機能には問題があり、技術プレビューとしてのみ提供されます。技術プレビューは本番環
境ではサポートされません。
JB o ss Web Service を用いた WS- T ru st /ST S
JBoss Web Service は、基礎の CXF 実装からの WS-Trust/STS 機能を提供します。
Ap ach e C XF 2.7.13 による SAML/WS- T ru st の変更
STS (セキュリティートークンサービス) が ActAs トークンも検証するようになりました。これま
では、OnBehalfOf トークンのみが検証されました。そのため、ActAs トークンとして提供され
る UsernameToken に有効なユーザー名/パスワードを指定する必要があります。
SAML Bearer トークンには内部署名が必要になりました。また、この署名の検証を有効/無効にす
るため、o rg . apache. ws. securi ty. val i d ate. Saml Asserti o nVal i d ato r には
setR eq ui reBearerSi g nature メソッドが含まれます。
JB o ss C LI を用いたモジュールの追加および削除
CLI はモジュールを追加および削除する新しいコマンドを提供します。
H ib ern at e Valid at o r を用いた R est Easy の検証
RestEasy には、JBoss EAP 6 に同梱される Hibernate Validator をサポートする検証プロバイ
ダーが含まれています。
マルチ JSF
この機能は、ユーザーが JBoss EAP 6 に含まれる JSF 実装をユーザー提供の JSF 実装に置き換
えられるようにします。
mo d _jk および IPv6
mod_jk のバージョンがアップデートされました。この新バージョンには、IPv6 のサポートが含
まれていますが、この機能は完全にテストされていません。
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3. 解決済みの問題および既知の問題
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
3.1. 解決済みの問題
パッチ
B Z #1110117 - Q u eryin g p at ch in g MB ean s d u rin g sh u t d o wn resu lt s in
Illeg alSt at eExcep t io n ( シャットダウン中にパッチング MB ean をクエリーすると
Illeg alSt at eExcep t io n が発生する)
これまで、JBoss EAP インスタンスのパッチ状態をクエリーしようとする
と、Il l eg al StateExcepti o n エラーが発生することがありました。このエラー
は、Instal l ati o nManag erServi ce がすでにシャットダウンされていたため使用できな
かったことが原因でした。最初に Instal l ati o nManag erServi ce が使用可能であることを
チェックするようになったため、この問題は修正されました。使用可能である場合はクエリーが
続行されます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1110117 を参照してください。
EJB
B Z #1172856 - Server sid e EJB H an d ler n o t co mp ressio n resp o n se ( サーバー側 EJB ハ
ンドラーが圧縮された応答を送信しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 で EJB の圧縮を使用すると、クライアントは圧縮されたリク
エストを送信せず、圧縮された応答を返すようサーバー側が設定されていてもサーバーは圧縮さ
れていない応答を送信しました。
本リリースでは、サーバーは適切に圧縮された応答を返すようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1172856 を参照してください。
B Z #11184 32 - java.u t il.co n cu rren t .R eject ed Execu t io n Excep t io n if a remo t e- n amin g
In it ialC o n t ext sh o u ld b e clo sed ( リモートネーミングの In it ialC o n t ext が閉じられなければ
ならない場合、java.u t il.co n cu rren t .R eject ed Execu t io n Excep t io n が発生する)
EJB のルックアップにリモートネーミングが使用された場合、ejb-cl i ent コンテキストが作
成されます。終了時にリモートネーミングのコンテキストオブジェクトが閉じられた場合、ejbcl i ent コンテキストがすでにシャットダウンされている状態で再度シャットダウンしようとし
たため、クライアントによって以下のエラーがログに記録されました。閉じられる前に ejbcl i ent コンテキストをチェックするようになり、このエラーの原因は修正されました。
ERROR [org.jboss.remoting.handler-errors] Close handler threw an
exception: java.util.concurrent.RejectedExecutionException
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1118432 を参照してください。
B Z #1156 6 20 - Memo ry leak o n u n d ep lo y & t o o man y ch an n els cau sed b y ejb clien t
n o t d isasso ciat in g ( アンデプロイでメモリーリークが発生し、ejb クライアントにより多すぎる
数のチャネルが発生)
本リリースの JBoss EAP 6 では、リモート EJB クライアント接続を設定するために jbo ssejb-cl i ent. xml を使用するデプロイ済みアプリケーションが原因で発生したメモリーリーク
が修正されました。
この修正により、スコープ指定されたコンテキストが使用され、多すぎる数のチャネルが発生す
る (指定ホストへのチャネルがすべて閉じられるまでチャネルが閉じられないため) 別の問題も修
正されました。同じホストに対して別のチャネルが開かれている場合で
も、C o ntext. cl o se() が呼び出されるとチャネルが閉じるようになりました。
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⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1156620 を参照してください。
B Z #10884 6 3 - If larg e p aramet ers are g iven t o an EJB met h o d in vo cat io n t h e clien t
sh o w a EJB C LIEN T 000032 Excep t io n - t h e O u t O f Memo ryErro r is swallo wed ( EJB メ
ソッド呼び出しへ大きなパラメーターが渡されると、クライアントによって EJB C LIEN T 000032
例外が表示され、O u t O f Memo ryErro r が消される)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、大きな値が EJB 呼び出しのパラメーターに渡されると
チャネルがクラッシュし、メモリー不足のエラーがサーバー側に表示されませんでした。ejbclient では、あるパラメーターのアンマーシャリング中にエラーが発生したことを示す例外が表
示され、可能性のある OOM の原因も表示されました。この問題は、現在のバージョンの JBoss
EAP 6 で修正されました。大きな値が EJB 呼び出しのパラメーターに渡されると、メモリー不足
のエラーがサーバー側で表示され、クライアント側にヒントが表示されます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1088463 を参照してください。
C D I/Weld
B Z #1159 570 - C D I in ject ed t o p ic d o es n o t wo rk ( C D I 注入されたトピックが動作しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、JMS トピックの CD I Bean へのインジェクトに失敗
し、以下のエラーが発生しました。
javax.jms.InvalidDestinationException: Not a HornetQ
Destination:HornetQTopic[EventTopic]
@ javax.inject.Inject
private javax.jms.Topic topic
本リリースでは、インジェクトに成功し、エラーが発生しないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1159570 を参照してください。
B Z #116 6 133 - B ean p ro xy class h as n o n - vararg s met h o d f o r o rig in al vararg s
met h o d ( B ean プロキシクラスに元の vararg s メソッドの非 vararg s メソッドがない)
以前のバージョンの EAP では、Bean プロキシで vararg (可変長引数) メソッドが誤ってアレイ
引数を持つ可変長因数でないメソッドとして示されました。これにより、リフレクションに依存
するフレームワークで問題が発生しました。
プロキシメソッドのバイトコードになかった vararg フラグを追加して、この問題は修正されま
した。その結果、vararg メソッドは Bean プロキシで適切に示されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1166133 を参照してください。
B Z #114 6 853 - Pro xy n amin g co n f lict wh en u sin g st at ic n est ed classes wit h t h e
same n ame an d p ackag e ( 静的にネストされたクラスに同じ名前とパッケージを使用すると、プ
ロキシの名前で競合が発生する)
以前のバージョンの EAP では、2 つの静的でネストされたクラスが同等の名前を持ち、異なるク
ラスによってエンクローズされ、Bean として使用されると、Weld によって両方の Bean に対し
て同等のクラス名を持つプロキシーが生成され、これらの Bean が使用されると
C l assC astExcepti o n が発生しました。
エンクローズするクラスの名前が含まれるよう、プロキシークラス名の生成手順が変更され、こ
の問題は修正されました。2 つの静的なネストされたクラスは、同じパッケージで異なるクラス
によってエンクローズされても同じ単純クラス名を持つことができるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1146853 を参照してください。
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
B Z #1054 876 - Pro xy creat io n f ails wh en a su p erclass d o es n o t h ave a n o - arg
co n st ru ct o r ( スーパークラスに引数のないコンストラクターがないとプロキシの作成に失敗する)
以前のバージョンの JBoss EAP には、すべてのスーパークラスのコンストラクターがパブリッ
クの引数のないコンストラクターを持つかをどうかを厳密にチェックする Weld の実装が含まれ
ていましたが、不必要なチェックでした。
本リリースではこの問題は修正され、すべての Bean のスーパータイプではなく、Bean に対し
てプロキシーを作成できるかどうかをチェックするようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1054876 を参照してください。
B Z #114 9 6 4 4 - C D I In t ercep t o r can n o t in ject EJB sessio n co n t ext ( C D I インターセプ
ターが EJB セッションコンテキストをインジェクトできない)
以前のバージョンの JBoss EAP では、Weld の統合コードに不足部分があり、EJB セッション
コンテキストを CD I インターセプターへインジェクトできませんでした。
適切な EJBContext JND I の場所をすべての EJB コンテキストのインジェクションポイントに指
定し、この問題は統合コードで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1149644 を参照してください。
B Z #113819 2 - Packag e- p rivat e memb ers n o t wo rkin g o n C D I b ean s in st at ic
mo d u les ( p ackag e- p rivat e メンバーが静的モジュールの C D I B ean で動作しない)
以前のバージョンの JBoss EAP では、package-private の引数のないコンストラクターを宣言
した静的モジュールからのノーマルスコープ Bean がデプロイメントからの Bean にインジェク
トされると、Weld 統合コードのクラスローディング最適化が原因で
Il l eg al AccessExcepti o n が発生しました。
最適化が制限され、指定の静的モジュールから発信されたクラスのプロキシーに静的モジュール
を使用するようになり、この問題は修正されました。
静的モジュールの package-private コンストラクターを持つ Bean に対して
Il l eg al AccessExcepti o n が発生しないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1138192 を参照してください。
B Z #1086 555 - Weld - Sp ecializ at io n o f g en eric b ean s t h ro ws in ap p ro p riat e
excep t io n ( Weld - 汎用 B ean の特殊化が不適切な例外をスローする)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、汎用 Bean の特殊化によって D efi ni ti o nExcepti o n
が発生しました。
これは意図しない動作で、本リリースで修正されました。そのため、汎用 Bean に特殊化を設定
すると想定どおり操作するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1086555 を参照してください。
ドメイン管理
B Z #1111575 - su b n et - mat ch is d o es n o t resp ect ' valu e' at t rib u t e (su b n et - mat ch が
valu e 属性を考慮しない)
以前のリリースの JBoss EAP 6 には、サブネットの一致 (subnet-match) が val ue 属性を考慮
しないバグが存在しました。
本リリースではこの問題が修正され、val ue 属性が想定どおり動作するようになりました。
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⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1111575 を参照してください。
B Z #1159 709 - IO erro r d u rin g d ep lo ymen t scan n in g t rig g ers u n d ep lo ymen t ( デプロ
イメントのスキャン中の IO エラーがアンデプロイを引き起こす)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 で
は、Fi l eSystemD epl o ymentServi ce. scanD i recto ry() メソッドによって
Fi l e. l i stFi l es() の null の戻り値がエラーではなく空のリストとして処理されました。
そのため、デプロイメントのスキャン中に発生した IO エラーによって、アプリケーションのア
ンデプロイが引き起こされる可能性がありました。
この問題は本リリースで修正され、ファイルの制限に達してもデプロイされたアプリケーション
がアンデプロイされないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1159709 を参照してください。
B Z #1133328 - R u n t ime u p d at es t o o u t b o u n d LD AP co n n ect io n s n o t p erf o rmed o n
h o st co n t ro ller ( アウトバウンド LD AP 接続のランタイムアップデートがホストコントローラーで
実行されない)
JBoss EAP 6 のドメイン管理操作ハンドラーでは、モデルへのアップデートによるランタイム
アップデートを実行するかどうかを指定できます。以前のバージョンでは、サーバープロセスで
稼働している場合に操作ハンドラーがアウトバウンド LD AP 接続定義のランタイムアップデート
のみを要求しました。
そのため、ホストコントローラープロセス内でアウトバウンド LD AP 接続に変更が加えられる
と、そのプロセスのランタイムアップデートが即座に行われませんでした。
本リリースでは、影響のあった操作リクエストのランタイムアップデートがすべてのタイプのプ
ロセスに適用され、アウトバウンド LD AP 接続への変更はアプリケーションサーバープロセスと
それ以外のサーバープロセスの両方で即座に反映されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1133328 を参照してください。
B Z #114 856 5 - Man ag emen t H T T P server clo sin g id le co n n ect io n s p remat u rely ( 管理
H T T P サーバーがアイドル接続を早まって閉じる)
JBoss EAP の管理 HTTP サーバーには、アイドル接続を 5 分後に終了するためのタイムアウト
ハンドラーが含まれています。
以前のバージョンでは、タイムアウトによって接続が 30 秒後に終了されました。この接続の終
了により、アクティブな SSL セッションも終了されました。クライアントの Web ブラウザーが
後続の呼び出しのために再接続されると、SSL セッションが新たに作成される必要がありまし
た。
本リリースでは、アイドル接続のタイムアウトが正しく 5 分に設定されるようになりました。
Web ブラウザーによるキープアライブ接続のシャットダウンが想定どおりに行われるようになり
ました。基礎の SSL セッションがそのまま維持され、Web ブラウザーが再接続したときに以前
のセッションを再開できるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1148565 を参照してください。
B Z #1106 39 3 - Man ag ed server sh u t d o wn u n exp ect ed ly wh en t imeo u t d u rin g
co n n ect io n req u est t o H C ( H C への接続要求中にタイムアウトが発生すると管理されたサー
バーが不意にシャットダウンする)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、管理されたサーバーからホストコントローラーへの接
続が失敗すると、再接続が 1 回のみ試行されました。
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
これが原因で、再接続に失敗すると不意にシャットダウンすることがありました。
本リリースでは、ホストコントローラーへの再接続が無制限に試行されるようになりました。そ
のため、ホストコントローラーへの接続が失われてもサーバーインスタンスがシャットダウンし
ないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1106393 を参照してください。
B Z #11056 77 - N o n exist en t ld ap g ro u p cau ses au t h en t icat io n t o f ail in secu rit yrealm ( 存在しない LD AP グループによってセキュリティーレルムで認証に失敗する)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、ユーザーのグループメンバーシップ情報をロードするた
めの principal-to-group 検索が実行されている間に、存在しないグループへの参照が含まれる
ユーザーが認証に失敗し、ユーザーの認証がアボートされました。
JBoss EAP 6.4 では、principal-to-group 設定で skip-missing-groups 属性が true に設定さ
れ、存在しないグループが無視されるようになったため、この問題は修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1105677 を参照してください。
B Z #107386 6 - Ad d in g server- id en t it y= ssl t o Secu rit yR ealm t h ro ws N PE in 6 .3.0.D R 2
( server- id en t it y= ssl を Secu rit yR ealm に追加すると 6 .3.0.D R 2 で N PE が発生する)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、追加されたサービスのリストに対してランタイムアッ
プデートが NullPointerException を返したため、必要なサービスのロールバックが大変困難でし
た。
JBoss EAP 6.4 では、このエラーが修正され、サービス参照のリストがランタイム更新で提供さ
れるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1073866 を参照してください。
B Z #11514 34 - T h e o u t b o u n d - co n n ect io n s elemen t d o esn ' t valid at e ag ain st XSD
af t er remo vin g co n n ect io n ( 接続の削除後、o u t b o u n d - co n n ect io n s 要素が XSD に対して
検証しない)
管理モード内で新しいアウトバウンド LD AP 接続が定義されると、子 LD AP 接続を保持するよう
リソースがインスタンス化されます。
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、最後の子接続が削除されてもこのリソースが削除され
ませんでした。
これは、XML マーシャリングによってモデルのアウトバウンド LD AP 接続が定義済みであると認
識され、接続を含めるよう <outbound-connections> 要素が記述されたためです。このモデ
ルには接続がなかったため、この要素は空のままになりました。これはスキーマでは無効です。
注記: パーサーはこれに対応でき、後続のサーバーの起動は行われます。
本リリースでは、最後の子接続が削除されるとリソースが削除されるようになり、パーサーは定
義されたアウトバウンド接続はないと認識するようになりました。そのため、空の <outboundconnections> 要素が記述されないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1151434を参照してください。
B Z #9 08236 - D ef in in g a secu re so cket f o r h t t p man ag emen t wit h o u t a secu rit y
realm resu lt s in a N u llPo in t erExcep t io n ( セキュリティーレルムなしで h t t p 管理のセキュア
ソケットを定義すると N u llPo in t erExcep t io n が発生する)
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⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、SSL を有効にするよう設定された HTTP 管理インター
フェースがセキュリティーレルムも参照して SSLContext を取得するようにするため、モデル検
証が実行されませんでした。
検証が行われないため SecurityRealm が null であったため、Nul l P o i nterExcepti o n が発
生する原因となりました。
本リリースでは、管理モデルにタイムアップデートが適用され、SSL が有効な HTTP 管理イン
ターフェースにセキュリティーレルムが関連するよう、追加チェックが実行されるようになりま
した。
ユーザーが SSL を持つ SecurityRealm のない HTTP 管理インターフェースを定義しようとする
と、Nul l P o i nterExcepti o n ではなくエラーメッセージが報告されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=908236 を参照してください。
B Z #1129 4 00 - U n ab le t o creat e reso u rce- ad ap t er u sin g H T T P man ag emen t
in t erf ace ( H T T P 管理インターフェースを使用してリソースアダプターを作成できない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、resource-adapter リソースを追加する操作のロジック
でターゲットアドレスが D MR ModelType.PROPERTY の要素リストとして示される必要があり
ました。
そのため、JSON を使用する HTTP ベースの管理クライアントは、想定される形式を使用して確
実な操作を作成できませんでした (JSON 構文で $PROPERTY 要素を示すと問題が発生すること
があるため)。
本リリースの JBoss EAP 6 では、リソースアダプターの ad d 操作のハンドラーが更新され、形
式の違いに寛大な標準のアドレス解析コードを使用するようになりました。その結果、前述の例
のように HTTP インターフェースと JSON を使用してリソースアダプターを追加する操作が想定
どおり成功するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1129400 を参照してください。
B Z #11339 6 1 - XML p arsin g man d at in g t h e ' f o rce' at t rib u t e o n u sern ame- t o - d n even
t h o u g h it h as a d ef au lt valu e ( デフォルト値があるのに XML 解析が u sern ame- t o - d n で
f o rce 属性を強制する)
JBoss EAP 6 では、セキュリティーレルムを使用する LD AP ベースの承認に username-to d n 要素が定義されていると、スキーマが任意の属性であるfo rce を記述します。
以前のバージョンでは、この属性が必須であると想定するようパーサーが実装されました。
これにより、この任意属性が省略されるとスキーマでは有効な設定がパーサーによって拒否され
ました。
本リリースではパーサーが更新され、属性は任意であることを反映するようになり、fo rce 属性
のない設定がパーサーによって正しく解析されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1133961 を参照してください。
B Z #1052821 - U n n ecessary D N S lo o ku p wh en accessin g web co n so le wit h h t t p s
( h t t p s で Web コンソールにアクセスすると不必要な D N S ルックアップが発生する)
クライアントがサーバーに接続し、SSL セッションが開始されると、クライアントホスト名の解
決が試行されます。クライアント名がアドレスの場合、名前の検索には D NS ルックアップが関
与します。これが原因で、D NS ルックアップの実行中にリモートクライアントからの各接続でパ
フォーマンスが劣化しました。
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
この問題は JBoss EAP 6.4 で修正されました。クライアントが接続と SSL セッションを確立し
ようとすると、D NS ルックアップが除外されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1052821 を参照してください。
トランザクションマネージャー
B Z #116 2882 - JB T M- 2188 - So me co d e t h at writ es t o t h e f ile st o re is missin g
Privilid g ed Act io n b lo cks ( ファイルストアに書き込まれるコードの一部に Privilid g ed Act io n
ブロックがない)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、セキュリティーマネージャーが有効になっていると、
Narayana トランザクションマネージャーは FileSystemStore クラスによって管理されたオブ
ジェクトストアのファイルから読み書きを許可されませんでした。
これは、セキュリティーマネージャーが使用されると、コードがファイルシステムにアクセスす
るパーミッションを持っているかどうかが検証されます。このプロセスはメソッド呼び出し
チェーン全体をチェックするため、ファイルシステムにアクセスするパーミッションを持たない
クラスがある可能性があります。
本リリースには、ファイルシステムに特権エンティティー
(AccessC o ntro l l er. d o P ri vi l eg ed ()) としてアクセスする修正が実装されました。これ
は、ファイルシステムにアクセスする特権としてセキュリティーマネージャーによって認識され
る、クラスへのスタックを軽減します。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1162882 を参照してください。
B Z #113334 6 - XA R eco very scan s can st all JB o ss st art u p ( XA リカバリースキャンが
JB o ss の起動を停止できる)
JBoss EAP 6 では、トランザクションリカバリーは、他のサブシステムによって提供される
RecoveryHelpers を使用して、インダウトトランザクションブランチのビューをリソースに要求
することで操作します。デプロイメントがこれらのヘルパーの 1 つを登録すると、ロックが取得
されます。リソースをリカバリーすると同じロックが取得されます。
リソースによってリカバリーリクエストの完了が遅延すると、サブシステムデプロイメント
(ロックを待つ) も同様に遅延します。
本リリースでは、ロックの競合が解消され、サブシステムが想定どおりにデプロイされるように
なりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1133346 を参照してください。
B Z #1113225 - C MR : T X lo g d o es n o t sh o w p art icip an t s af t er crash ( C MR : クラッシュ
後、T X ログが参加者を記録しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、トランザクションログを読み取るツールが CMR レコー
ドを公開しませんでした。
この問題は本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1113225 を参照してください。
B Z #1077156 - N o t p o ssib le t o st art XT S t ran sact io n o n IPv6 wit h server b o u n d t o
::1 ( サーバーが ::1 へバインドされると IPv6 上で XST トランザクションを起動できない)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、サーバーがアドレス : : 1 へバインドされていると IPv6
上で XST トランザクションを起動できませんでした。これは、アドレスのこの部分を [: : 1] の
ように角かっこで囲む必要があったからです。
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⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
この問題は、URL を個別のセクションに分割し、XTS コアへ渡す前に角かっこを挿入するように
なり、修正されました。
CLI コメントで -b スイッチを使用する場合、角かっこの URL のアドレス部分をラップしないで
ください。これは、仕様に準拠せず、Web サービスが起動しなくなります。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1077156 を参照してください。
B Z #10326 4 1 - Illeg alSt at eExcep t io n f ro m p erio d ic reco very wh en server is relo ad ed
wit h XA d at aso u rce b ein g d ef in ed ( XA データソースが定義された状態でサーバーがリロード
されると、周期リカバリーから Illeg alSt at eExcep t io n が発生する)
以前のバージョンの JBoss EAP では、一部のトランザクションリカバリー操作中に
Il l eg al StateExcepti o n が発生しました。
トランザクションリカバリーシステムは、「インダウト」トランザクションブランチのビューの
リソースをクエリーして操作が行われます。これを行うために JCA が登録する RecoveryHelper
を使用します。
リソースがシステムから削除されると、RecoveryHelper の登録が解除されます。以前のバー
ジョンでは、コードで競合が発生し、「リカバリースキャン」中に削除が行われると、ヘルパー
が削除されませんでした。
そのため、リソースがサーバーから削除されていても、トランザクションリカバリーがリソース
の使用を継続する可能性がありました。これにより、Il l eg al StateExcepti o ns が発生しま
した。
本リリースでは、現在のリカバリースキャンがリソースを使用している場合は、使用が完了する
まで待機してからヘルパーを削除するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1032641 を参照してください。
B Z #1124 86 1 - Issu e wit h issu e reco verin g AA wit h C MR , reco vers O K b u t via o rp h an
d et ect io n ( C MR での AA のリカバリー問題、オーファン検出を用いればリカバリー O K )
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、XA トランザクションの実行中にサーバーがクラッシュし
たときに、XA リソースが即座にロールバックしないことがありました。
この問題は、o rg . jbo ss. jbo ssts のアップグレードによって修正されました。想定どおりに
トランザクションがロールバックし、ログが消去されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1124861 を参照してください。
B Z #9 00289 - D o main man ag emen t API d o es n o t exp o se JT S o rp h an s f ro m t h e
t ran sact io n o b ject st o re ( ドメイン管理 API がトランザクションオブジェクトストアから JT S
オーファンを公開しない)
JBoss EAP 6 に含まれるトランザクションサブシステムは、保留中のトランザクションのログを
維持します。このログはコンソールのユーザーに公開されます。
場合によっては、リソースにインダウトトランザクションブランチのログがあり、これには対応
するトップレベルのトランザクションログがありません (ディスク上に参加者のログがありま
す)。このようなログは「オーファン」と呼ばれ、以前のバージョンではデフォルトで公開されま
せんでした。
そのため、トランザクションサブシステムが JTS を使用するよう設定されていると、オーファン
のレコードが自動的に削除されなかったため、利用可能なストレージ容量のリークが発生しまし
た。
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
本リリースでは、トランザクションサブシステムプロパティー expo se-al l -l o g s を true に
設定すると、コンソールユーザーがデフォルトをオーバーライドできるようになりました。その
後、コンソールユーザーは手作業でこれらのログを削除できるため、リークの発生を防ぐことが
できます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=900289 を参照してください。
JMX
B Z #111324 2 - R emo t in g C o n n ect o r & Versio n ed C o n ect io n Fact o ry n eed
co n f ig u rab le co n n ect io n , ch an n el & versio n ed co n n ect io n t imeo u t s
( R emo t in g C o n n ect o r と Versio n ed C o n ect io n Fact o ry に設定可能な接続、チャネル、およ
びバージョン管理接続タイムアウトが必要)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 には、複数のハードコードされた JMX 接続タイムアウトが含
まれていました。本リリースでは、JMXConnectorFactory である
JMXC o nnecto rFacto ry. co nnect(servi ceUR L, envi ro nment); の作成時にシステム
プロパティーを渡すと、これらの間隔が設定できるようになりました。
これらの設定の優先順序は次のとおりです。
1. デフォルトは 30 秒
2. Env map プロパティーはデフォルトをオーバーライドする
3. システムプロパティーは env map へ渡された値をオーバーライドする
特定性の順序:
特定のタイムアウトプロパティー:
1. チャネルタイムアウト: o rg . jbo ss. remo ti ng -jmx. ti meo ut. channel
2. 接続タイムアウト: o rg . jbo ss. remo ti ng -jmx. ti meo ut. co nnecti o n
3. バージョン管理タイムアウト: o rg . jbo ss. remo ti ng jmx. ti meo ut. versi o ned . co nnecti o n
o rg . jbo ss. remo ti ng -jmx. ti meo ut プロパティーが設定され、特定のプロパティーが設
定されていない場合、デフォルトの代わりに汎用値が使用されます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1113242 を参照してください。
B Z #1185118 - ran d o m N PE in R o o t R eso u rceIt erat o r ( R o o t R eso u rceIt erat o r での無作
為な N PE)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、管理リソースを JMX MBean として公開するファサー
ドが、子リソースの読み取りを不要に重複しました。リソースが動的である場合は 2 回目の読み
取りが null の子リソースを返すことが可能で、非管理アクション (アプリケーションによって一
時 JMS キューのリソースが追加または削除されるなど) によって削除される可能性がありまし
た。
そのため、リモートクライアントによって g etMBeanC o unt() などのリモート JMX サーバー
メソッドが呼び出されると、断続的に無作為な NullPointerExceptions が発生し、以下と似たロ
グメッセージが出力されました。
[0m[33m18:38:11,612 WARN
[org.jboss.remotingjmx.protocol.v2.ServerCommon] (pool-2-thread12) Unexpected internal error: java.lang.NullPointerException
at
20
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
org.jboss.as.jmx.model.RootResourceIterator.doIterate(RootResource
Iterator.java:49)
本リリースでは、子リソースの重複読み取りが削除され、最初の読み取りの値 (null にならない)
が使用されるようになりました。これにより、NullPointerExceptions が発生しないようになり
ました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1185118 を参照してください。
R emo t in g
B Z #1126 4 89 - Marsh allin g f ails o n o b ject s t h at req u ire p ermissio n s in t h eir
read O b ject ( read O b ject にパーミッションが必要なオブジェクトがマーシャリングで失敗する)
Java Security Manager が有効である場合に、java.util.Calendar オブジェクトが引数または
EJB メソッドからの応答として渡されると、必要なパーミッションを提供する Java セキュリ
ティーポリシーがあっても java.security.AccessControlException が発生しました。この問題は
本リリースで修正されました。例外が発生しないようになり、マーシャリングと EJB 呼び出しが
正常に行われるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1126489 を参照してください。
B Z #116 14 30 - JB o ss Marsh allin g N u llPo in t erExcep t io n o ccu rs wh en o b ject b ein g
clo n ed h as writ eO b ject ( クローンされたオブジェクトに writ eO b ject があると JB o ss
Marsh allin g の N u llPo in t erExcep t io n が発生する)
クローンされたオブジェクトに writeObject があると JBoss Marshalling の
NullPointerException が発生しました。この問題は本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1161430 を参照してください。
B Z #1153281 - Excessive lo g g in g wh en a JMS messag e is received ( JMS メッセージが
受信されると余分なログが記録される)
JMS メッセージがサーバーに送信されると、毎回 INFO ログイベントが発生しました。この問題
は本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1153281 を参照してください。
Web コンソール
B Z #110786 9 - Web C o n so le erro rs o u t an d en d s t h e jb o ssas p ro cess co mp let ely
( Web コンソールエラーが出力され、jb o ssas プロセスが完全に終了する)
JTS が Web 管理コンソールの Transaction セクションで有効になっている場合、JacORB サブ
システムで transactions 属性の値も on に設定する必要があります。
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、ユーザーはこの依存関係を管理コンソールから通知さ
れませんでした。
検証チェックがコンソールに追加され、この挙動は本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1107869 を参照してください。
B Z #1026 823 - Pro vid e a reliab le way t o clear "R O LE" h ead ers set b y "R u n as" d ialo g
( 「R u n as」ダイアログによって設定された「R O LE」ヘッダーをクリアする確実な方法を提供す
る)
21
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
以前の JBoss EAP 6 リリースでは、スーパーユーザーが他のユーザーの代わりに実行すると
(R u n As... リンクを使用)、実行後にロールがリセットされませんでした。
この問題は修正され、ロールをリセットするためにブラウザーのウインドウを閉じて Web コン
ソールへ再度アクセスする必要がなくなりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1026823 を参照してください。
B Z #10176 55 - Web services co n f ig u rat io n valid at io n erro rs ( Web サービス設定の検証エ
ラー)
JBoss EAP 6 に以前のリリースでは、Profiles > Web > Web Services 下の WSD L
H o st 、WSD L Po rt 、および WSD L Secu re Po rt が Web コンソールによって拒否されません
でした。
この問題は本リリースで修正され、管理モデルからの検証ルールを許可するようになり、誤った
値が保存されないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1017655 を参照してください。
B Z #1029 851 - man ag emen t co n so le - even af t er can cel t h e p ro cess t o u p lo ad a
d ep lo ymen t f ile, t h e co n t en t is ad d ed t o d at a d irect o ry ( 管理コンソール - デプロイメン
トファイルをアップロードするプロセスをキャンセルした後でも内容がデータディレクトリーに追加
される)
以前のリリースの JBoss EAP 6 には、ユーザーがアップロードをキャンセルしても Manage
D eployments (デプロイメントの管理) 画面でファイルのアップロードが完了する問題が存在しま
したが、本リリースで修正されました。
これは、以前のバージョンではファイルのコピーが発生した後、デプロイメントエントリーが
d o mai n. xml に追加される前にユーザーがファイルのアップロード操作をキャンセルできたこ
とが原因でした。
本リリースでは、コンソールのワークフローが変更され、操作中のキャンセルオプションが削除
されたため、保存されたファイルと d o mai n. xml の <deployment> エントリーの間で未完成
の操作と不整合な状態が発生しないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1029851 を参照してください。
H o rn et Q
B Z #116 54 56 - H o rn et Q : D isallo w SSLv3 [ d ef en se- in - d ep t h ] ( H o rn et Q : SSLv3
[ d ef en se- in - d ep t h ] を拒否)
本リリースの JBoss EAP 6 では、最近発見された POOD LE の脆弱性によって SSLv3 が無効化
されました。POOD LE についての詳細は、Oracle のセキュリティートピック
http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/poodlecve-2014-3566-2339408.html を参
照してください。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1165456 を参照してください。
サーバー
B Z #11106 35 - D ep lo ymen t o verlay f eat u re d o es n o t wo rk if a lead in g / is p resen t o n
t h e o verlay p at h ( オーバーレイのパスの最初に / があるとデプロイメントオーバーレイ機能が動作
しない)
JBoss EAP 6 の以前のリリースでは、デプロイメントオーバーレイの最初に「/」があると追加で
きませんでした。
22
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
JBoss EAP 6.4 ではこの問題が修正され、先頭の「/」の有無に関係なくデプロイメントオーバー
レイが動作するようになりました。
deployment-overlay add --name=example-overlay -content=/lib/example.jar=eap6-overlay-example.jar -deployments=example.ear
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1110635 を参照してください。
Web サービス
B Z #11574 82 - EJB 3 Web Service ret u rn s In valid U ser o n p arallel in vo cat io n s ( 平行呼
び出しで EJB 3 Web サービスが無効なユーザーを返す)
平行呼び出しでロードされると、認証にユーザー名トークンを使用する EJB3 Web サービスが失
敗しました。EJB3 Web サービスが認証にユーザー名トークンを使用すると、平行呼び出しで失
敗しました。この問題は本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1157482 を参照してください。
B Z #1115214 - C XF- 56 79 , C XF- 5724 - WS- S af t er u p g rad e f ails wit h
o rg .ap ach e.ws.secu rit y.WSSecu rit yExcep t io n : T h e sig n at u re o r d ecryp t io n was
in valid ( C XF- 56 79 、C XF- 5724 - アップグレード後の WS- S が
「o rg .ap ach e.ws.secu rit y.WSSecu rit yExcep t io n : T h e sig n at u re o r d ecryp t io n was
in valid 」によって失敗する)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 には、以下のエラーが発生する Apache CXF 2.7.10 のバグが
含まれていました。
org.apache.ws.security.WSSecurityException: The signature or
decryption was invalid
この問題は修正され、WS-Security SOAP メッセージの署名検証が適切に実行されるようになり
ました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1115214 を参照してください。
B Z #1121223 - En su re En cryp t ed K ey ref eren ces B in arySecu rit yT o ken b ef o re it ( その
前に En cryp t ed K ey が B in arySecu rit yT o ken を参照するようにする)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、WSS タイムスタンプが SOAP メッセージに含まれてい
ないと、CXF が EncryptedKey によって参照される Bi narySecuri tyT o ken を
EncryptedKey 要素の後に置きました。
これにより、EncryptedKey によって参照される Bi narySecuri tyT o ken が EncryptedKey 要
素の上になると想定する受信側が失敗しました。これは、EncryptedKey 要素の処理中に
Bi narySecuri tyT o ken を検索しようとすると、Bi narySecuri tyT o ken が処理されてい
なかったためです。
SOAP メッセージで BinarySecurityToken を前に移動し、この問題は修正されまし
た。Encrypted Key 要素が、SOAP メッセージの解析中にすでに見つかった
Bi narySecuri tyT o kens を常に参照するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1121223 を参照してください。
B Z #11554 9 0 - Memo ry leak in JB o ss WS C XF C lien t ' s H an d lerC h ain So rt In t ercep t o r
( JB o ss WS C XF クライアントの H an d lerC h ain So rt In t ercep t o r でのメモリーリーク)
23
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
JAX-WS クライアントが 1 つの JAX-WS ハンドラーと実装された場合、サービスポートメソッド
を無制限に呼び出すとメモリーリークが発生しました。この問題は本リリースで修正されまし
た。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1155490 を参照してください。
EE
B Z #1029 26 0 - C an n o t u se a ear- su b d ep lo ymen t s- iso lat ed at t rib u t e set t in g wit h a
jb o ss- d ep lo ymen t - st ru ct u re.xml ( jb o ss- d ep lo ymen t - st ru ct u re.xml で設定する earsu b d ep lo ymen t s- iso lat ed 属性を使用できない)
jbo ss-d epl o yment-structure. xml で ear-subdeployments-isolated 属性を設定
し、<EAR >/MET A-INF ディレクトリー下に置くと、サブシステム設定によって分離フラグが
オーバーライドされました。
JBoss EAP 6.4 ではこの問題は修正され、処理の順序が更新されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1029260 を参照してください。
JPA
B Z #1131711 - H t t p Man ag emen t Service- t h read s co n su mes h ig h cp u o n
o rg .jb o ss.as.jp a.h ib ern at e4 .man ag emen t .Q u eryN ame.d isp layab le( )
( o rg .jb o ss.as.jp a.h ib ern at e4 .man ag emen t .Q u eryN ame.d isp layab le( ) で
H t t p Man ag emen t Service- t h read s による cp u の消費が高い)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 で
は、o rg . jbo ss. as. jpa. hi bernate4 . manag ement. Q ueryName. d i spl ayabl e()
の HttpManag ementServi ce-thread s によって CPU の使用率が高くなったため、パフォー
マンスが低速になりました。これは、Stri ng . repl ace() への複数の呼び出しが原因でした。
この問題は、本バージョンの JBoss EAP 6 で修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1131711 を参照してください。
B Z #1114 726 - JPA en t it y class en h an cemen t may n o t wo rk f o r su b - d ep lo ymen t s
wh en o t h er su b - d ep lo ymen t s ref eren ce t h e en t it y classes ( 他のサブデプロイメントがエ
ンティティークラスを参照する場合、JPA エンティティークラスの改良機能がサブデプロイメントに
対して動作しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、アプリケーションのデプロイメント中に永続プロバイ
ダーによって再書き込みされるはずのユーザーアプリケーションのエンティティークラスが再書
き込みされないことがありました。このため、サブデプロイメントが平行してデプロイされ、永
続ユニットが含まれるデプロイメント外部にある他のサブデプロイメントのエンティティークラ
スへの参照があった場合に、エンティティークラス定義は永続プロバイダーによって再書き込み
される前にロードされました。これによりパフォーマンスに影響がありましたが、この問題は本
バージョンの JBoss EAP 6 で修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1114726 を参照してください。
JMS
B Z #1070106 - G en eric JMS ad ap t er d o es n o t d ep lo y co rrect ly in d o main mo d e (汎用
JMS アダプターがドメインモードで適切にデプロイしない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、追加操作中にコンテキスト情報が適切にチェックされ
ませんでした。そのため、JMS アダプターがドメインモードで適切にデプロイされませんでし
た。この問題は本バージョンの JBoss EAP 6 で修正され、JMS アダプターをドメインモードで
デプロイできるようになりました。
24
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1070106 を参照してください。
JC A、JMX
B Z #1150821 - JMX D at aso u rce p o o l & jd b c st at ist ics d isap p ear if yo u en ab le
valid at io n (検証を有効にすると JMX データソースプールと jd b c 統計が表示されない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、検証が有効になっていると JMX データソースプールと
jdbc 統計が表示されないことがありました。これは、リソースモデルの一部への参照が保持さ
れ、モデルが変更されると無効になったためです。この問題は本バージョンの JBoss EAP 6 で
修正されました。リソースモデルの一部への参照が操作にまたがって保持されないようになりま
した。
その結果、D ataSource の統計が表示されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1150821 を参照してください。
ロギング
B Z #109 6 053 - Syslo g H an d ler d o esn ' t h an d le mu lt i- b yt e ch aract ers co rrect ly (
Syslo g H an d ler がマルチバイトの文字を適切に処理しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 で
は、o rg . jbo ss. l o g manag er. hand l ers. Sysl o g Hand l er を使用してマルチバイトの
文字をログに記録しようとすると、以下のように出力が文字化けしてログに記録されることがあ
りました。
Mar 8 17:29:09 UNKNOWN_HOSTNAME java[9896]: SyslogHandler:
????????????
この問題は本リリースで修正され、これらの文字が想定どおりログに出力されるようになりまし
た。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1096053 を参照してください。
B Z #10314 4 8 - lo g g in g - p ro f ile wo rks f o r a servlet , b u t d o esn ' t f o r a JSP ( ロギングプロ
ファイルはサーブレットで機能するが、JSP では機能しない)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、ロギングプロファイルはサーブレットでは正しく機能し
ましたが、JSP では機能しませんでした。JSP からのすべてのログメッセージはシステムログコ
ンテキストに移動しました。
この問題は、ログコンテキスト向けに登録されたクラスローダーの親クラスローダーを持つ
o rg . apache. jasper. servl et. JasperLo ad er がチェックされるため存在しました。
LogContext のクラスローダーの親を再帰的にチェックするオプションがログマネージャーに追
加され、この問題は修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1031448 を参照してください。
B Z #10716 9 5 - In f in it e recu rsio n wh en excep t io n st ack f rame class lo o ku p f ails ( 例
外スタックフレームクラスの検索が失敗すると無限再帰が発生)
% E フォーマッターを用いて JBoss LogManager が設定されると、jar クラスの元の場所が出力
されます。クラスのロードに問題があると、JBoss モジュールは警告を出力します。場合によっ
ては、クラスをロードするログマネージャーと警告を出力するモジュールの間で例外フォーマッ
ターが無限再帰を引き起こしました。
25
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
この問題は JBoss EAP 6.4 で修正されました。このような状況になっても無限再帰やロギングが
引き起こされないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1071695 を参照してください。
クラスローディング
B Z #1155823 - Packag e cert if icat e Secu rit yErro rs t rig g ered b y MO D U LES- 19 2
( MO D U LES- 19 2 によって引き起こされたパッケージ証明書 Secu rit yErro rs)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、クラスストリームの読み取り後ではなく読み取り前に
JarFi l eR eso urceLo ad er が証明書を取得しようとしました。そのため、証明書がロードさ
れませんでした。
これにより、署名されたクラスが複数のスレッドによって同時にロードされると
Securi tyErro r が発生する原因となりました。
本リリースでは、JarFi l eR eso urceLo ad er はクラスストリームの読み取り後に証明書を取
得するようになり、Securi tyErro r が発生しないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1155823 を参照してください。
B Z #1172577 - In clu d e ad d it io n al su n .jd k d ep en d en cies (su n .jd k 依存関係の追加)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、JD K javax. sq l . ro wset. R o wSetP ro vi d er およ
び java. l ang . i nvo ke. Metho d Hand l eP ro xi es を使用し、sun. jd k モジュールに依存
する場合に、sun.jdk を介してアプリケーションへ公開されるはずの JD K のクラスが公開されま
せんでした。
本リリースでは、sun. jd k モジュールに依存する場合にこれらのパッケージのクラスがアプリ
ケーションに対して可視化されました。
com.sun.rowset
com.sun.rowset.providers
sun.invoke
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1172577 を参照してください。
ドメイン管理、セキュリティー
B Z #1150024 - H ead erParser f ails t o h an d le d elimit ers in D ig est Au t h en t icat o r
( H ead erParser が D ig est Au t h en t icat o r の区切り文字を処理できない)
以前のバージョンの JBoss EAP 5 には、D igest オーセンティケーターにバグが存在し、認証
ヘッダーに含まれる値にあるエスケープされた区切り文字を適切に処理できませんでした。
さらに、add-user ユーティリティーはバックスラッシュ (/) が含まれたユーザー名を適切にエス
ケープ処理できませんでした。
そのため、有効な認証リクエストが誤って拒否されました。
本リリースでは、D igest 認証メカニズム内でヘッダーの解析が変更され、add-user ユーティリ
ティーがユーザー名のバックスラッシュを適切にエスケープ処理するようになり、認証が想定ど
おり行われるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1150024 を参照してください。
26
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
B Z #1153854 - Man ag emen t In t erf ace: SSL co n f ig u rat io n d o es n o t allo w d isab lin g
p ro t o co ls ( 管理インターフェース:SSL 設定がプロトコルの無効化を許可しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、セキュリティーレルムを設定して SSLContext を提供
するときに、SSLContext の作成時をリクエストするためにプロトコルを指定することが可能で
したが、基礎の SSLEngine でサポートされるプロトコルや暗号スイートを指定することができ
ませんでした。
そのため、SSL 接続に使用する強力なプロトコルおよび暗号スイートのセットを選択できません
でした。
本リリースでは、ユーザーがセキュリティーレルム定義内で有効化されたプロトコルや暗号ス
イートのセットを指定できるようになりました。これらのセットは、基礎の SSLEngine を設定
するために、サポートされるプロトコルおよび暗号化スイートに対して一致されます。
また、設定が指定されていない場合、デフォルトでは TLSv1、TLSv1.1、および TLSv1.2 が有効
なプロトコルになります。SSLv3 およびそれ以前のプロトコルはデフォルトでは有効になってお
らず、プロトコルや暗号スイートをさらに設定できます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1153854 を参照してください。
クラスタリング
B Z #9 9 304 1 - R u n t imeExcep t io n in
o rg .jb o ss.as.web .sessio n .C lu st ered Sessio n .access
( o rg .jb o ss.as.web .sessio n .C lu st ered Sessio n .access の R u n t imeExcep t io n )
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、他のノードが不意にクラスターから離れる間に、分散
された Web セッションがアクセスされると場合によってはロックの取得に失敗することがあり
ました。ロックの取得に失敗すると、以下の例外メッセージが表示されました。
RuntimeException: JBAS018060: Exception acquiring ownership of
<session-id>
この問題は、クラスターが同時に離れる可能性があることをロックの取得が考慮しないためロッ
クの取得に失敗することが原因でした。
この問題は修正され、例外が発生しないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=993041 を参照してください。
セキュリティー
B Z #1150020 - ad d - u ser u t ilit y d o esn ' t escap e n ames co rrect ly ( ad d - u ser ユーティリ
ティーが名前を適切にエスケープ処理しない)
JBoss EAP 6 の add-user ユーティリティーは、プロパティーファイルで使用された値をキーと
して繰り返し、特殊文字をすべてエスケープ処理します。
以前のバージョンでは、文字がチェックされる方法のエラーによって、等号 (=) の最初のインス
タンスのみがエスケープされました。ユーザー名にそれ以降の等号が含まれていると適切にエス
ケープされず、生成されたプロパティーファイルが使用不可能になりました。
本リリースでは、すべての等号を処理するよう特殊文字の処理が修正され、複数の等号が含まれ
るユーザー名が適切にプロパティーファイルへ書き込まれるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1150020 を参照してください。
27
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
B Z #9 79 36 9 - D if f eren t b eh avio rs o f H t t p Sessio n creat io n wit h p ro g rammat ic
lo g in ( ) ( プログラムを用いた lo g in ( ) では H t t p Sessio n 作成の動作が異なる)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、以下のプログラムを用いたログインを HttpSession の
作成に使用すると、HttpSession 作成の挙動が異なりました。
SSO を使用しない場合: l o g i n() メソッドの呼び出し中、セッションは作成されません。
そのため、後続のリクエストは認証されません。
クラスター化されていない SSO を使用する場合: l o g i n() メソッドの呼び出し中にセッ
ションは作成されますが、最初の呼び出しは認証状態を設定しません。後続のリクエストは認
証されませんが、セッションがすでに存在するため、ユーザーは l o g i n() メソッドの 2 番
目の呼び出しの後に認証されます。
クラスター化された SSO を使用する場合: l o g i n() メソッドの呼び出し中にセッションが
作成され、後続のリクエストが認証されます。
この問題は本バージョンの JBoss EAP 6 で修正されまし
た。o rg . apache. catal i na. authenti cato r. Authenti cato rBase. ALWAY S_USE_SE
SSIO N クラスには常にセッションを作成する新しいオプションが追加されています。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=979369 を参照してください。
B Z #9 4 9 737 - Sessio n rep licat io n b ro ken b y N eg o t iat io n Au t h en t icat o r valve ( セッ
ションレプリケーションが N eg o t iat io n Au t h en t icat o r バルブによって破損される)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 には、JBoss EAP 5 に含まれていたグローバル認証メカニズ
ムを定義するオプションがありませんでした。この制限に対処するため、手作業で影響するデプ
ロイメントの jbo ss-web. xml にバルブを追加して SPNEGO 認証を有効にすることが推奨さ
れました。
この作業を行うと、バルブが呼び出されるタイミングが大幅に早くなり、クラスタリングを行う
役割があるバルブよりも前に呼び出されました。そのため、JBoss Negotiation バルブによって
新しい HTTP セッションが作成され、クラスタリングバルブはセッションのライフサイクルに関
する通知を一切受け取りませんでした。クラスタリングバルブが必要な通知を受け取らなかった
ため、セッションがクラスター化されず、レプリケーションに影響がありました。
本リリースの JBoss EAP 6 では、認証メカニズムをグローバルに定義することがサポートされる
ようになりました。これにより、バルブを Web アプリケーションの jbo ss-web. xml に手作
業で追加する方法が廃止されました。
クラスタリングバルブの後に SPNEGO 認証バルブが呼び出されるようになりました。クラスタ
リングバルブはセッションライフサイクルに関連する必要な通知を受け取るようになり、セッ
ションが適切にレプリケートされるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=949737 を参照してください。
ドメイン管理、IPv6 サポート
B Z #114 9 6 12 - U ser is ab le t o u se an y- ip v6 - ad d ress in t erf ace o n IPv4 en viro n men t
( IPv4 環境で an y- ip v6 - ad d ress インターフェースを使用できる)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、ネットワークインターフェースサービスが起動される
まで待たず、ネットワークインターフェースサービスをインストールするときにインターフェー
スの any-i pv6 -ad d ress 設定と java. net. preferIP v4 Stack= true システムプロパ
ティーの組み合わせをチェックおよび拒否するロジックが実行されました。
28
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
この結果、インターフェースサービスを必要としないホストコントローラープロセスでチェック
が実行されました。そのため、実際にインターフェース設定を使用するサーバープロセスに
java. net. preferIP v4 Stack= true セットがないと擬似障害が発生しました。
本リリースでは、インターフェースサービスが起動されるまで一貫性チェックが延期されるよう
になり、サービスが実際にそのプロセスで使用されている場合のみチェックが実行されるように
なりました。
java. net. preferIP v4 Stack= true セットがないサーバーは、ドメインコントローラーまた
は独自のホストコントローラーに java. net. preferIP v4 Stack= true がない場合でもイン
ターフェースの設定にある any-i pv6 -ad d ress を使用できます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1149612 を参照してください。
mo d _clu st er
B Z #108356 3 - Mo d _clu st er d rain in g p en d in g req u est s co u d f ail sin ce d ep lo ymen t s
are missin g d ep en d en cy o n mo d _clu st er service ( seen o n JD K 8) ( デプロイメントに
mo d _clu st er サービスの依存関係がないため mo d _clu st er ドレイン保留リクエストが失敗する可
能性がある)
mod_cluster サブシステムがドレインし、これにより保留リクエストが失敗する問題は、本リ
リースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1083563 を参照してください。
B Z #104 4 879 - If "B alan cer n ame in clu d es" u p p ercase let t er in n ame t h en
mo d _clu st er will n o t main t ain st icky sessio n s ( バランサー名に大文字が含まれると、
mo d _clu st er がスティッキーセッションを維持しない)
JBoss EAP 6 の以前のリリースでは、ロードバランサーの名前に大文字が含まれると
modcluster モジュールがスティッキーセッションを維持しませんでした。
ロードバランサー名の検証で大文字と小文字を区別するようになり、この問題は本リリースで修
正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1044879 を参照してください。
R EST Easy
B Z #109 04 87 - R est easy secu re p ro cessin g t o b e t u rn o n b y d ef au lt t o ap p ly en t it y
exp an sio n limit ( R EST Easy のセキュア処理がデフォルトで有効になり、エンティティーの拡大
制限が適用される)
o rg . w3c. d o m. D o cument ドキュメントの処理でセキュリティーを向上するため、
RESTEasy に新しいパラメーターが 2 つ導入されました。これらのパラメーターは co ntextparam パラメーターで、アプリケーションの web. xml で設定されます。
名前: resteasy.document.secure.processing.feature、デフォルト値: true、説明:
org.w3c.dom.D ocument ドキュメントと JAXB オブジェクト表現の処理でセキュリティ制約を
強制する
Name: resteasy.document.secure.disableD TD s、デフォルト値: true、説明:
org.w3c.dom.D ocument ドキュメントおよび JAXB オブジェクト表現で D TD を禁止する
EAP 6.4.0 に含まれる Xerces 2.9.1.redhat-6 は属性の最大制限をサポートしないことに注意して
ください。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1090487 を参照してください。
29
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
B Z #10889 56 - Malf o rmed B yt eSeq u en ceExcep t io n in N amesp ace t est o n Win d o ws
( Win d o ws 上の名前空間テストで Malf o rmed B yt eSeq u en ceExcep t io n が発生する)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、エンコーディングがクライアントリクエストのボディー
に指定されていないと、RESTEasy は元のリクエストのエンコーディングではなくサーバーのエ
ンコーディングで応答を返しました。
クライアントによるエンコーディングの指定がない場合はデフォルトで UTF-8 が設定されるよう
になったため、この問題は本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1088956 を参照してください。
B Z #89 9 6 6 6 - R EST Easy: Emp t y cf g . p aram javax.ws.rs.Ap p licat io n p ro d u ces
excep t io n ( R EST Easy: 空の設定パラメーターの javax.ws.rs.Ap p licat io n によって例外が発
生する)
WEB-INF/web. xml ファイルの javax.ws.rs.Application 設定オプションが空のままであると、
以前のバージョンの JBoss EAP 6 に同梱された RESTEasy コンポーネントによって
java. l ang . Stri ng Ind exO utO fBo und sExcepti o n: Stri ng i nd ex o ut o f
rang e: 0 エラーが発生しました。
RESTeasy コンポーネントがアップグレードされたため、この問題は本リリースで修正されまし
た。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=899666 を参照してください。
インストーラー
B Z #9 77805 - St art in g JB o ss Ad min ist rat io n C o n so le f ro m st art men u is n o t
wo rkin g o n So laris ( So laris では JB o ss 管理コンソールをスタートメニューから起動できな
い)
Solaris 上の gvfs-open の問題により、インストーラーを使用してインストールされた JBoss
EAP 6 インスタンスでは、Solaris 上の管理コンソールのスタートメニューショートカットが動
作しません。
JBoss EAP 6.4 およびそれ以降のバージョンでは、Solaris 上のインストーラーを使用してイン
ストールされた JBoss EAP 6 インスタンスに対して、管理コンソールのスタートメニュー
ショートカットが作成されません。
管理コンソールへは Web ブラウザーで直接アクセスできます。デフォルトのポートで設定されて
いる場合の管理コンソールの URL は、スタンドアロンモードでは
http://localhost:8080/console、ドメインモードでは http://localhost:9990/console になりま
す。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=977805 を参照してください。
B Z #103289 2 - U n ab le t o u se t ab f illin g f o r p at h st art in g wit h a d rive let t er o n
win d o ws ( Win d o ws 上でドライブ文字で始まるパスをタブ補完できない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、Microsoft Windows Server 上の JBoss EAP 6 のコン
ソールインストーラーでドライブ文字で始まるディレクトリーパスをタブ補完できませんでし
た。
C : \ などのドライブ文字で始まるパスを入力し、T ab キーを押しても何も表示されませんでし
た。この場合、指定ディレクトリーの内容を表示するのが正しい挙動です。
この問題は本リリースで修正され、タブ補完が想定どおり動作するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1032892 を参照してください。
30
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
C D I/Weld 、トランザクションマネージャー
B Z #109 8127 - "Failu re wh ile n o t if yin g an o b server o f even t " in C D I t ran sact io n al
o b server met h o d s wit h remo t e EJB call u sin g JT S (JT S を使用するリモート EJB 呼び出
しで C D I トランザクションオブザーバーメソッドにて "Failu re wh ile n o t if yin g an o b server
o f even t " が発生する)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、JTS トランザクションを使用してリモート EJB クライ
アントから CD I イベントを発生させると、サーバー側でトランザクションオブザーバーの呼び出
しに失敗しました。
Weld 統合コードでトランザクション同期化コールバックの JND I 名前空間の選択が修正され、こ
の問題は修正されました。
これにより、分散トランザクションの場合にトランザクションオブザーバーが適切に呼び出され
るようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1098127 を参照してください。
ネーミング
B Z #11316 26 - ER R O R : remo t e lo o ku p C h an n el en d n o t if icat io n received , clo sin g
ch an n el C h an n el ID is seen wh en lo o kin g u p a remo t e q u eu e ( ER R O R : リモートルック
アップチャネルの終了通知が受信され、リモートキューをルックアップするときに閉じるチャネルの
ID が表示される)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、EJB 内からリモートキューのルックアップを実行する
と、操作が正常に実行されてもエラーが発生することがありました。
この問題は、jboss-remote-naming のアップグレードによって修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1131626 を参照してください。
ドメイン管理、テストスイート
B Z #107806 2 - Man ag emen t C lien t C o n t en t T est C ase is so met imes f ails ( d if f eren t
JD K d o r mast er an d slave) ( Man ag emen t C lien t C o n t en t T est C ase が失敗することがある
( マスターとスレーブで JD K が異なる) )
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、management-client-content のストレージメカニズム
に使用されたマップが、ドメインの異なるプロセスの management-client-content=rolloutplans リソースに対して異なる hash 属性の値を返しました。
JBoss EAP 6.4 では、management-client-content の保存に使用される一貫した順序でマップが
更新され、この問題は修正されました。management-client-content=rollout-plans リソースの
hash 属性が、ドメインのすべてのプロセスで同じ値を返すようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1078062 を参照してください。
JC A
B Z #1107120 - Failu res wh en d ep lo yin g MySQ L JD B C d river t o EAP 6 .x ( MySQ L JD B C
ドライバーを EAP 6 .x にデプロイできない)
JBoss EAP 6 の以前のリリースには、状況によって MySQL JD BC ドライバーがデプロイできな
いバグが存在しました。
デプロイメントがすでに存在するという理由でデプロイメントに失敗し、既存デプロイメントの
削除も失敗しました。
31
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
この問題は修正され、ドライバーが想定どおりデプロイされるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1107120 を参照してください。
Web コンソール - U X
B Z #1016 54 6 - R B AC : U n clear erro r messag e wh en t ryin g t o co n f ig u re Au d it o r ro le
as Ad min ist rat o r ( Au d it o r ロールを Ad min ist rat o r として設定しようとすると不明確なエラー
メッセージが表示される)
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、ユーザーが実行パーミッションを持たない操作を実行し
ようとすると、以下のエラーメッセージが出力されました。
Yo u d o n ' t h ave t h e p ermissio n s t o access t h is reso u rce!
ユーザーはリソースのアクセスではなく、操作の実行を試みたため、このエラーメッセージは明
確ではありませんでした。このエラーメッセージは以下のように訂正されました。
Yo u d o n ' t h ave t h e p ermissio n s t o p erf o rm t h is o p erat io n !
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1016546 を参照してください。
セキュリティー、Web
B Z #9 52518 - ru n - as d o es n o t wo rk f o r Servlet in it ( ) an d d est ro y( ) met h o d s ( サーブ
レットの in it ( ) および d est ro y( ) メソッドで ru n - as が動作しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、run-as アイデンティティーが Servl et. i ni t() に
使用されませんでした。これは Java Servlet 2.4 仕様に反していました。
これは、JBoss EAP 5 に存在した R unAsLi stener が JBoss EAP 6 にはなかったことが原因
でした。
この問題は本リリースで修正され、Java Servlet 2.4 仕様に準拠するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=952518 を参照してください。
スクリプト、コマンド、セキュリティー
B Z #9 0119 3 - ad d - u ser ch eck is n o t i18n , wh ile p ro mp t is ( プロンプトが国際化されていて
も ad d - u ser チェックが国際化されていない)
JBoss EAP 6 の add-user ユーティリティーは、現在のロケールを基に実行内容の確認をユー
ザーに促します。ユーザーの入力が異なる翻訳と比較されると、ユーザー入力は小文字に変換さ
れるのに翻訳された値は変換されませんでした。
大文字と小文字を比較することになったため、add-user ユーティリティーはユーザーが選択し
たオプションを特定できず、有効な値が選択されなかったというエラーがユーザーに報告されま
した。
本リリースでは、ユーザー入力と翻訳された値の両方が比較前に小文字に変換されるようになり
ました。国際化された応答が add-user ユーティリティー内の確認ダイアログに対して正しく許
可されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=901193 を参照してください。
IPv6 のサポート
B Z #9 0056 4 - Wro n g f o rmat o f IPv6 ad d resses in lo g en t ries (ログエントリーの IPv6 ア
ドレスの形式が間違っている)
32
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
以前のリリースの JBoss EAP 6 では、ログに記録された IPv6 アドレスが角かっこで囲まれてい
ませんでした。本リリースでは IPv6 アドレスの処理が修正され、想定どおりにログではかっこ
で囲まれるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=900564 を参照してください。
Ap ach e サーバー ( h t t p d ) およびコネクター
B Z #118876 9 - sn mp d .co n f isn ' t lo ad ed o n Win d o ws excep t it is in co n f
( sn mp d .co n f が Win d o ws ではロードされない)
Windows システムにインストールされた以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、SNMP C o nf
設定が無視されることが判明し、これが原因でエージェントがポート 161 で起動しました。
本リリースでは、snmpd.conf.sample 設定が etc/httpd /co nf に追加され、想定どおり対応
されるようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1188769 を参照してください。
Picket Lin k
B Z #117079 2 - SAML11T o ken Pro vid er an d SAML20T o ken Pro vid er d o n o t t ake
C LO C K _SK EW in t o acco u n t ( SAML11T o ken Pro vid er および SAML20T o ken Pro vid er が
C LO C K _SK EW を考慮しない)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、トークンの検証時に SAML11TokenProvider および
SAML20TokenProvider が CLOCK_SKEW 属性を考慮しませんでした。
そのため、検証するホストと STS のクロックが同期されず、認証に失敗しました。
本リリースでは、トークンの検証中に CLOCK_SKEW を考慮するよう SAML11TokenProvider
と SAML20TokenProvider が変更されました。検証するホストのクロックと STS のクロックの
誤差は CLOCK_SKEW 制限内になり、認証に成功するようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1170792 を参照してください。
C LI
B Z #1139 515 - cli d ep lo y co mman d wit h u n p aired q u o t at io n mark cau ses
St rin g In d exO u t O f B o u n d sExcep t io n ( 対でない引用符が含まれる cli のデプロイコマンドに
よって St rin g In d exO u t O f B o u n d sExcep t io n が発生する)
Windows 上で以前のバージョンの JBoss EAP 6 を実行し、jbo ss-cl i . bat を使用してアプ
リケーションをデプロイするときに、タブ補完を用いて引用符を閉じようとすると例外が発生し
ました。
これにより以下のエラーが発生しました。
java.lang.StringIndexOutOfBoundsException: String index out of
range: -1
本リリースでは、この例外が発生しないようになりました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1139515 を参照してください。
H ib ern at e
B Z #1132207 - H H H - 9 389 Fo reig n key co lu mn n ame f o r t ab le map p in g
@ Elemen t C o llect io n u ses en t it y class n ame in st ead o f sp ecif ied en t it y n ame
33
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
( @ Elemen t C o llect io n をマップするテーブルの H H H - 9 389 外字キーコラム名が特定のエンティ
ティー名でなくエンティティークラス名を使用する)
以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、エンティティーテーブルを @ElementCollection プロ
パティーをマップするテーブルへ結合するために使用される外字キー列の接頭辞を算出するとき
に @Entity(name=" ..." ) の名前属性が無視されました。
そのため、算出された外字キーの接頭辞は @Entity アノテーションによって提供された名前では
なくエンティティー名になりました。
本リリースでは、@Entity アノテーション名プロパティーを使用して外字キー名の接頭辞を算出
するようになりました。たとえば、@Entity(name=" prod" ) パブリッククラス Product は、
Product ではなく prod を接頭辞とする算出された外字キー (@ElementCollection テーブル向け)
になります。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1132207 を参照してください。
R PM
B Z #1124 516 - File sn mp d .co n f .samp le is missin g in rp m ( ファイル
sn mp d .co n f .samp le が R PM にない)
以下のバージョンの mod_snmp RPM には httpd/conf.d/snmpd/snmpd.conf.sample ファイル
がありませんでした。
mod_snmp-2.4.1-7.GA.ep6.el5.i386.rpm
mod_snmp-2.4.1-7.GA.ep6.el5.x86_64.rpm
mod_snmp-2.4.1-8.GA.ep6.el6.i386.rpm
mod_snmp-2.4.1-8.GA.ep6.el6.x86_64.rpm
mod_snmp-2.4.1-9.GA.ep6.el7.x86_64.rpm
この問題は、本リリースで修正されました。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1124516 を参照してください。
表1 その他の解決済みの問題
BZ #1187027: D eprecation of :enable / :disable operations for datasources (データソースの
:enable / :disable 操作の廃止)
BZ #1168836: Back port of JBTM-2279 in to JBoss EAP 6.4 (JBoss EAP 6.4 への JBTM-2279 のバッ
クポート)
BZ #1152477: Annotation @RolesAllowed doesn't work for generic types in EJBs (アノテーション
@RolesAllowed は EJB の汎用タイプでは動作しない)
BZ #1151526: SAAJ SOAPConnection doesn't return SoapFault for HTTP 400 (SAAJ
SOAPConnection が HTTP 400 の SoapFault を返さない)
BZ #1148728: Property substitution for username in remote-outbound-connection doesn't work
(remote-outbound-connection のユーザー名のプロパティー置換が動作しない)
BZ #1147715: use JCA XidWrapper only if needed (必要な場合のみ JCA XidWrapper を使用する)
BZ #1139102: The node-identifier default value uses invalid dash char '-' (node-identifier のデフォ
ルト値が無効なダッシュ '-' を使用する)
BZ #1138595: Can't get implementing classname for JSR77 MBean (JSR77 MBean のクラス名を実
装できない)
34
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
BZ #1132207: Foreign key column name for table mapping @ElementCollection uses entity class
name instead of specified entity name (@ElementCollection をマップするテーブルの HHH-9389 外字
キーコラム名が特定のエンティティー名でなくエンティティークラス名を使用する)
BZ #1127999: JBOSS JSP class loading problem due to case insensitivity (大文字と小文字を区別し
ないため JBOSS JSP クラスローディングに問題が発生する)
BZ #1127329: Invalid boolean values are set to 'false' instead of null (無効なブール値が null ではな
く false に設定される)
BZ #1127318: JAXB Unmarshaller sets the incorrect element as nil (JAXB アンマーシャラーが不適切
な要素を nil として設定する)
BZ #1104691: Hosted page is not served properly (jsp headers not taken into account, served as
text) (ホストされたページが適切に提供されない (jsp ヘッダーが考慮されずテキストとして提供される))
BZ #1103735: Classloader leak in JBossCachedAuthenticationManager
(JBossCachedAuthenticationManager のクラスローダーリーク)
BZ #1098074: AccountID PMapProvider parameter of AccountChooserValve is ignored
(AccountChooserValve の AccountID PMapProvider パラメーターが無視される)
BZ #1085500: JBoss Negotiation should fallback to form authentication instead of returning 401
(JBoss Negotiation は 401 を返す代わりにフォーム認証にフォールバックすべきである)
BZ #1064217: SAML Assertion parsing - empty AttributeValue raises exception (SAML アサーション
の解析 - 空の AttributeValue が例外を発生する)
BZ #1062104: JAAS login module's logout() method is not invoked with cache-type=" infinispan"
(JAAS ログインモジュールの logout() メソッドが cache-type=" infinispan" では呼び出されない)
BZ #1062101: JAAS login module's logout() method is not invoked removing cache-type (JAAS ロ
グインモジュールの logout() メソッドが呼び出されず cache-type が削除される)
BZ #1057835: JBoss EAP6 is not able to parse ejb-jar.xml of version 2.0 (JBoss EAP 6 がバージョ
ン 2.0 の ejb-jar.xml を解析できない)
BZ #1054556: AuditProvider mentions " [Success]" even if username/password is invalid (ユーザー
名/パスワードが無効でも AuditProvider が [Success] を表示する)
BZ #1024239: Strange behaviour of connection-properties=hoge:remove, :disable and :remove of a
datasource (connection-properties=hoge:remove、:disable、および :remove の挙動がおかしい)
BZ #1018026: Fail to remove the content file from the domain/servers/serverName/data/content
folder when undeploying application from a stopped server (停止したサーバーからアプリケーション
をアンデプロイすると、domain/servers/serverName/data/content フォルダーからコンテンツファイル
を削除できない)
BZ #900984: Setting transaction timeout on UserTransaction leaks to the thread and doesn't get
cleared (UserTransaction にトランザクションタイムアウトを設定すると、スレッドがリークされ消去
されない)
BZ #1149020: EJB Compression missing Server Side Handler (EJB 圧縮がサーバー側ハンドラーにな
い)
BZ #1090406: Server fails to start when transactions subsystem attribute process-id-uuid is set to
false (トランザクションサブシステム属性 process-id-uuid が false に設定されると、サーバーが起動し
ない)
BZ #1080140: JTS transaction log record type PREPARED is not changed to HEURISTIC after
connection to db is restored (データベースへの接続が復旧した後、JTS トランザクションログレコー
ドのタイプ PREPARED が HEURISTIC に変更されない)
BZ #1080035: Inconsistency for recovery when db connection fails for Oracle database when
running on JTS (JTS で実行中に Oracle データベースのデータベース接続が失敗するとリカバリーで一
貫性が失われる)
BZ #1001909: Last resources is not committed prior to other resources (別のリソースの前に最後のリ
ソースがコミットされない)
BZ #1188643: PicketLink throws java.lang.RuntimeException: PLFED 000092: Null Value:
D estination is null (PicketLink によって「java.lang.RuntimeException: PLFED 000092: Null Value:
D estination is null」が発生する)
35
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
BZ #1188642: SAML11TokenProvider and SAML20TokenProvider do not take CLOCK_SKEW into
account (SAML11TokenProvider および SAML20TokenProvider が CLOCK_SKEW を考慮しない)
BZ #1187026: D eprecation of -ds.xml deployments (-ds.xml の廃止)
BZ #1172419: EAP6 unable to use ports > 32767 (EAP 6 が 32767 以上のポートを使用できない)
BZ #1171863: Backport WFLY-4140: In some case :activate on resource-adapter fails if id !=
archive_name (バックポート WFLY-4140: 場合によって id != archive_name であるとリソースアダプ
ターの :activate が失敗する)
BZ #1170359: InitialContext re-wrapping specific NamingExceptions with more generic
NamingException (さらに汎用な NamingException を持つ InitialContext の再ラッピング固有の
NamingExceptions)
BZ #1163646: Setting " org.jboss.as.jaxrs.enableSpringIntegration" to " true" causes
JaxrsSpringProcessor to throw NullPointerException (org.jboss.as.jaxrs.enableSpringIntegration
を true に設定すると JaxrsSpringProcessor によって NullPointerException が発生する)
BZ #1158498: Cannot enable NamingStrategyD elegator implementations using entity manager (エ
ンティティーマネージャーを使用して NamingStrategyD elegator 実装を有効にできない)
BZ #1155815: Array of size 0 causes java.lang.ClassCastException (サイズが 0 のアレイによって
java.lang.ClassCastException が発生する)
BZ #1154936: Add optional fastinfoset dependency in org.apache.cxf (org.apache.cxf にオプション
の fastinfoset 依存関係を追加)
BZ #1148603: Hibernate AbstractCollectionPersister method processQueuedOps calls a
deprecated method which has negative impact on the performance (Hibernate
AbstractCollectionPersister メソッドの processQueuedOps がパフォーマンスが劣化する廃止された
メソッドを呼び出しする)
BZ #1147412: D atasource recreated upon delete or disable if max connections InUse (最大接続が使
用中であると削除または無効化でデータソースが再作成される)
BZ #1140278: Logging application constraints don't allow D eployers to modify logging in web
console (アプリケーション制約のロギングは、デプロイヤーによる Web コンソールでのロギング変更を
許可しない)
BZ #1132188: Prefill does not work for the last url in connection-url when HA D atasource failover is
enabled (HA データソースのフェールオーバーが有効になっていると、プレフィルが connection-url の
最後の url で動作しない)
BZ #1131691: JBoss Remoting version (unknown) in AS log (AS ログの JBoss Remoting バージョン
(不明))
BZ #1131612: PickletLink IdP Filter eating cookies added to response by other filters (PickletLink
IdP フィルターが他のフィルターによって応答に追加されたクッキーを消費する)
BZ #1131225: Fallback to FORM authentication when an invalid kerberos token is used (無効な
Kerberos トークンが使用されると FORM 認証にフォールバックする)
BZ #1130863: Setting some locales causes missing buttons on console and throws errors (一部の
ロケールを設定するとコンソールで表示されないボタンがありエラーが発生する)
BZ #1128278: HQL FromElement is not reused in some cases resulting in an additional join (場合に
よって HQL FromElement が再使用されず、追加の結合が発生する)
BZ #1125004: vault.sh / VaultSession fail when using specific keystore password / salt / iteration
count combination (特定のキーストアパスワード、ソルト、および繰り返し回数の組み合わせを使用す
ると vault.sh/VaultSession が失敗する)
BZ #1124086: Vault should throw exception if different alias name is specified to vault (異なるエイリ
アス名が vault に指定された場合、例外が発生するべきである)
BZ #1117364: Setting " Socket Timeout" or " Stop Context Timeout" to 0 in mod_cluster
configuration yields " Unknown error" (mod_cluster 設定で Socket Timeout または Stop Context
Timeout を 0 に設定すると未知のエラーが発生する)
BZ #1115650: jboss-remote-naming thread does not shutdown even if calling
" javax.naming.InitialContext#close()" (javax.naming.InitialContext#close() を呼び出しても jbossremote-naming スレッドがシャットダウンしない)
BZ #1192088: - Reserve static gid/uid for jboss user (JBoss ユーザーの静的 gid/uid を予約)
36
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
バグを報告する
3.2. 既知の問題
JSF
B Z #109 6 9 05 - In st an t iat io n Excep t io n o n Weld Ap p licat io n Fact o ry wh en swit ch in g
t o JSF 1.2 in EAP 6 .2 ( EAP 6 .2 で JSF 1.2 に変更すると Weld Ap p licat io n Fact o ry 上で
In st an t iat io n Excep t io n が発生する)
JBoss EAP 6 では、ユーザーはデプロイメントにバンドルされた記述子を使用してデプロイメン
トの JSF バージョンを選択できます。
しかし、デプロイメントは CD I も使用するため、この機能は正しく動作しません。2 つのデプロ
イメントが CD I も使用する場合、現在これらのデプロイメントは異なるバージョンの JSF を使
用できません。
2 つのデプロイメントが異なるバージョンを使用しようとすると、例外がスローされ、以下のエ
ラーによってデプロイメントに失敗します。
java.lang.InstantiationException:
org.jboss.as.weld.webtier.jsf.WeldApplicationFactory
JSF 1.2 は EE5 の技術で、CD I は EE6 の技術であるため、JSF 1.2 を CD I と使用することは正
式サポートされませんが、以下の回避策を使用するとすべてのデプロイメントで JSF 1.2 が CD I
と動作します。
1. jboss-cli でコマンド /subsystem= jsf/: wri te-attri bute(name= d efaul tjsf-i mpl -sl o t,val ue= 1. 2) を実行し、1.2 をデフォルトの JSF バージョンとし
て設定します。
2. 行 <mo d ul e name= "javax. faces. api "/> を <mo d ul e
name= "javax. faces. api " sl o t= "1. 2" /> に変更
し、/mo d ul es/system/l ayers/base/o rg /jbo ss/wel d /co re/mai n/mo d ul
e. xml および
/mo d ul es/system/l ayers/base/o rg /jbo ss/as/wel d /mai n/mo d ul e. xml
の両方にある Weld モジュールの JSF 1.2 の依存関係を設定します。
3. サーバーを再起動します。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1096905 を参照してください。
EJB
B Z #11884 20 - EJB Asyn ch ro n o u s p ass PO JO b y ref eren ce lead in g t o
C lassC ast Excep t io n erro rs in remo t e in vo cat io n s ( EJB 非同期が渡す PO JO がリモート
呼び出しで C lassC ast Excep t io n エラーが発生する原因となる)
本リリースの JBoss EAP 6 では、EJB のリモートインターフェースを使用してクライアントか
ら同じ JVM で稼働する EJB へ非同期 EJB 呼び出しが実行されると ClassCastException によっ
て呼び出しが失敗します。
これは、リクエスト/応答が適切にマーシャルされず、クライアントと EJB が同じクラスロー
ダーを使用しないことが原因です。
37
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
この問題は今後のリリースで修正される予定です。これはリモートインターフェース呼び出しで
あるため、修正後はリクエスト/応答が適切にマーシャルされるようになります。これにより、ク
ライアントと EJB が異なるクラスローダーを使用できるようになり、ClassCastException によ
る失敗が発生しないようになります。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1188420 を参照してください。
B Z #1020074 - EJB clien t s d o n o t at t emp t t o reco n n ect t o an y receivers u n t il all
receivers h ave f ailed ( すべての受信側が失敗するまで EJB クライアントが受信側への再接続を試
行しない)
本リリースの JBoss EAP 6 では、EJB コンポーネントに問題が存在します。
EJB クライアントは、失敗した接続を検出したときに受信側への再接続を試行する必要がありま
すが、利用可能な受信側がなくなるまで再接続が試行されません。
そのため、負荷分散設定でこの方法を使用しても意味がありません。この問題の原因は現在調査
中です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1020074 を参照してください。
B Z #9 5274 6 - Fix t ran sact io n reco very f ailu res in vo lvin g remo t e EJB reso u rce ( リモー
ト EJB リソースが関係するトランザクションリカバリー障害の修正)
本リリースの JBoss EAP 6 では、クラッシュした可能性のあるリモート EJB リソースが関係す
ると、トラザクションリカバリー操作が失敗することがあります。
この問題は、サーバーとクライアントとの間で接続が切れると (特にクライアントがクラッシュ
して再起動した場合)、サーバーとクライアントが自動的に通信しないため発生します。
このような場合、サーバーはクライアントが再起動したことを認識しないため、EJB トランザク
ションリカバリープロセスは、どの EJB ノードと通信するかを判断できません。
この問題は調査中です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=952746 を参照してください。
B Z #1036 04 0 - C allin g EJB wit h "R EQ U IR ES_N EW" t ran sact io n at t rib u t e creat es t wo
t ran sact io n s ( "R EQ U IR ES_N EW" トランザクション属性を用いて EJB を呼び出すと、2 つの
トランザクションが作成される)
本リリースの JBoss EAP 6 では、EJB コンポーネントの問題が原因でトランザクションの統計
に誤った数の処理済みトランザクションが表示されます。
これは、EJB リクエストを処理するときに、C MT T xIntercepto r および
Li fecycl eC MT T xIntercepto r インターセプターが 2 つのトランザクションを作成すること
が原因です。1 つはダミートラザクションで、もう 1 つはリソースの管理に使用されます。その
ため、統計では 1 つの EJB リクエストが 2 回カウントされます。
現在、この問題の回避策はありません。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1036040 を参照してください。
B Z #9 9 0102 - C o n cu rren t access t imeo u t - - co u ld n o t o b t ain lo ck wit h in 5000
MILLISEC O N D S ( 同時アクセスタイムアウト - - 5000 ミリ秒内にロックを取得できない)
本リリースの JBoss EAP 6 には、EJB クライアントが「転送」クラスターのステートフル Bean
でメソッドを呼び出すと、co ncurrent access ti meo ut が発生するバグが存在します。こ
の Bean は「ターゲット」クラスターのステートフル Bean に呼び出しを転送します。呼び出し
はシリアルで、クライアントは以前の呼び出しの応答を取得するまで Bean でメソッドを呼び出
38
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
しません。クラスターのサーバーの 1 つがシャットダウンすると、エラーが発生します。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=990102 を参照してください。
Web
B Z #1076 4 39 - N IO 2 C o n n ect o r is n o t p ro p erly relo ad ed d u rin g relo ad o p erat io n o n
IB M JD K ( IB M JD K 1.7 an d 1.8) ( IB M JD K 1.7 および 1.8 でリロード操作中、N IO 2 コネク
ターが適切にリロードされない)
本リリースの JBoss EAP 6 が IBM JD K 1.7 または IBM JD K 1.8 で起動され、サーバーをリロー
ドしようとすると、以下のメッセージがログに記録されます。
ERROR [org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol] (MSC service
thread 1-6) JBWEB003043: Error initializing endpoint:
java.net.BindException: Address already in use
このエラーは、NI02 コネクターが適切にリロードされずにそのまま実行される IBM JD K の問題
が原因です。この問題を回避するには、他のコネクターまたは他の JD K を使用してください (コ
ネクターごとに機能が異なることに注意してください)。
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1076439 を参照してください。
B Z #9 18130 - JB o ssWeb co n n ect o rs st art b ef o re ap p licat io n d ep lo ymen t s are
co mp let ed in EAP 6 ( EAP 6 でアプリケーションデプロイメントが完了する前に JB o ssWeb コ
ネクターが起動する)
JBossWeb コネクターの起動時に問題があり、アプリケーションが完全にデプロイされる前にコ
ネクターが開始し、リクエストを許可することが判明しました。
このような場合、ロードバランサーを介したクライアント接続や、JBoss EAP へ直接接続するク
ライアントは 4 0 4 を返します。この問題は、JBoss EAP のバージョン 6.0.1 以上に影響しま
す。
回避策はありませんが、この問題は調査中です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=918130 を参照してください。
B Z - 1086 39 9 - Web So cket s sh o u ld su p p o rt C D I as p er JSR - 356 ( Web So cket s は
JSR - 356 どおりに C D I をサポートする必要がある)
JBoss EAP 6.4 WebSocket 実装は、サーバーエンドポイントに対して完全な依存性注入サポー
トを提供しますが、クライアントエンドポイントに対して CD I サービスを提供しません。
CD I サポートは、EE6 プラットフォームが必要とするサポートに制限されるため、エンドポイン
ト上のインターセプターなどの EE7 機能はサポートされません。
R PM
O p en jd k パッケージがメタデータで「java」を提供しない
複数の Openjdk パッケージ (1.6.0、1.7.0、および 1.8.0) が RPM メタデータで「java」を提供
しません。そのため、Java を必要とするパッケージや JBoss EAP チャンネルから入手可能な
パッケージの互換性が失われます。この問題を回避するには、これらの Openjdk パッケージの 1
つをインストールする前に RPM メタデータで「java」を提供する別のパッケージをインストー
ルします。
39
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
以下を参照してください。
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1189530
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1189692
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1189853
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1189529
Web コンソール
B Z #1180206 - U n ab le t o u n set wsd l- p o rt an d wsd l- secu re- p o rt if wro n g valu e is
en t ered f irst ( 最初に誤った値が入力されると wsd l- p o rt および wsd l- secu re- p o rt の設定を解
除できない)
すでに値が設定されていると、コンソールから WSD L 属性ポートの値を変更したり、ポートを
und efi ned に戻したりすることができません。現在、これらの属性の入力フィールドでは数値
のみが許可され、und efi ned のように空の文字列が処理されません。
この問題を回避するには、以下のコマンドの 1 つを管理 CLI で実行し、これらの属性の設定を解
除します。
/subsystem=webservices:undefine-attribute(name=wsdl-port)
/subsystem=webservices:undefine-attribute(name=wsdl-secure-port)
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1180206 を参照してください。
B Z #1014 04 8 - R B AC : Lo g in rig h t af t er lo g o u t wo n t clear U I p ro p erly in d o main
mo d e ( R B AC : ドメインモードではログアウト直後にログインすると U I が正しく消去されない)
場合によっては、Web コンソールからログアウトすると別のユーザーがログインする前にコン
ソールの一部がレンダリングされます。これにより、前のユーザーがログインしたように見える
部分と、新しいユーザーがログインしたように見える部分が画面に混在します。
これはセキュリティーに関わる問題ではなく、機密データは表示されません。
回避策としては、ブラウザーウインドウ (タブだけでなく) を閉じ、新規ユーザーとしてログイン
します。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1014048 を参照してください。
B Z #1027586 - R B AC : Web co n so le is t o o co arse- g rain ed wit h ap p licat io n reso u rces
( R B AC : Web コンソールではアプリケーションリソースの粒度が荒い)
本リリースの JBoss EAP 6 では、リソースがアプリケーションリソースとして定義されている
と、コンソールがその定義を反映しないことがあります。これは、多くの場合でコンソールは複
数のリソースを 1 つのビューでグループ化するためです。関連するリソースがすべて書き込み可
能である場合にビューの制御が可能になります。しかし、これらのリソースの 1 つ以上がアプリ
ケーションリソースとして設定されると、関連する制御が無効になります。
現在の回避策としては、可能な場合にサブシステムに関連するすべてのリソースタイプをアプリ
ケーションリソースとして設定します。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1027586 を参照してください。
JMS
40
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
B Z #1033008 - G en eric JMS R A is n o t co n sist en t wit h t h e EE sp ec - it d o es *n o t *
ig n o re t h e p aramet ers wh en sessio n is creat ed in t h e t ran sact io n co n t ext ( 汎用 JMS
R A が EE 仕様と異なる - セッションがトラザクションコンテキストで作成されるとパラメータを無
視しない)
本リリースの JBoss EAP 6 では、JMS コンポーネントに以下の問題が存在します。
セッションがトラザクションのコンテキストで作成され、パラメーターが汎用 JMS リソースア
ダプターへ渡されると、Nul l P o i nterExcepti o n (NPE) が発生します。
この問題は、Java EE 仕様にパラメーターは処理されないと記載がある場合にパラメーターの処
理が試行されると発生します。
この問題は現在調査中ですが、セッションがトランザクション処理されるよう下例のとおりに設
定を行うことが回避策となります。この回避策を適用すると NPE が発生しません。
connection.createSession(true, Session.SESSION_TRANSACTED);
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1033008 を参照してください。
セキュリティー
B Z #11036 84 - U n ab le t o sh are Id en t it y Secu rit y D o main acro ss d at aso u rces ( データ
ソース全体でアイデンティティーセキュリティードメインを共有できない)
本リリースの JBoss EAP 6 には、複数のデータソースが同じセキュリティードメインによって
定義されると javax. reso urce. R eso urceExcepti o n: No matchi ng cred enti al s
i n Subject! エラーが発生するバグが存在します。
この問題は現在調査中で、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1103684 を参照してください。
B Z #10526 4 4 - Ld ap Ext Lo g in Mo d u le can n o t f in d cu st o m ld ap so cket f act o ry
( Ld ap Ext Lo g in Mo d u le がカスタム ld ap ソケットファクトリーを見つけられない)
本リリースの JBoss EAP 6 では、Ld apExtLo g i nMo d ul e は TCCL を (設定可能な) JBoss モ
ジュールのクラスローダーに設定しません。JBoss モジュールにはカスタムソケットファクト
リーが含まれます。
その結果、Ld apExtLo g i nMo d ul e は ldap サーバーへの接続の作成にカスタムソケットファ
クトリーを使用できません。カスタムソケットファクトリーを Ld apExtLo g i nMo d ul e と使用
すると、C l assNo tFo und Excepti o n がスローされます。
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1052644 を参照してください。
B Z #114 54 9 0 - FIPS 14 0- 2 co mp lian t mo d e d o esn ' t wo rk in JD K - 8 ( FIPS 14 0- 2 準拠の
モードが JD K - 8 で動作しない)
本リリースの JBoss EAP 6 では、JD K8 に関する以下の問題が存在します。
SSL/TLS プロトコルで RSA クライアントキーの交換を使用すると、FIPS 140 に準拠するモード
で SunJSSE プロバイダーが動作しません。この問題は SunJSSE のデフォルトモードには影響
しません。
詳細は http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8-known-issues-2157115.html を参照
してください。
41
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
ドメイン管理
B Z #1015524 - R B AC : u n ab le t o d ep lo y t h e same d ep lo ymen t wh ich was alread y
d ep lo yed b y u ser f ro m d if f eren t server- g ro u p sco p e ( R B AC : 他のサーバーグループス
コープからユーザーによってすでにデプロイされている同じデプロイメントをデプロイできない)
ロールベースアクセス制御が有効になっていると、サーバーグループスコープ指定されたロール
を持つ管理ユーザーの新規デプロイメントに失敗し、以下のメッセージが表示されることがあり
ます。
"JBAS014807: Management resource '[(\"deployment\" =>
\"example.war\")]' not found"
これは、ドメインに同じ名前を持つデプロイメントがすでに存在するため発生します。これは正
しい挙動ですが、管理ユーザーはサーバーグループへスコープ指定されているため、このような
デプロイメントが他のサーバーグループに存在するかを確認できません。そのため、エラーを回
避することが困難になります。
この問題の回避策として、ドメインへデプロイメントを追加するユーザーにスコープ指定されて
いないロールを割り当てるか、管理ユーザーがデプロイメント名を認識できるようにデプロイメ
ントのリストを保持することが推奨されます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1015524 を参照してください。
B Z #10216 07 - R B AC : T h e t wo kin d s o f n o n - ad d ressab ilit y ( R B AC : 非アドレス可能の 2
つの種類)
管理モデルの簡易ビューを提供し、ユーザビリティーを向上するため、サーバーグループおよび
ホストスコープ指定ロールへアドレス指定できないリソースがあります。これは、機密データを
保護するためにアドレス指定できないリソースとは異なります。
サーバーグループのスコープ指定ロールでは、ロールに指定されたサーバーグループと関連しな
い場合、管理モデルの pro fi l e、so cket bi nd i ng
g ro up、d epl o yment、d epl o yment o verri d e、server g ro up、server co nfi g 、
および server 部分のリソースは表示されません。
ホストスコープ指定ロールでは、ロールに指定されたサーバーグループに関連していないと、管
理モデルの /ho st= * 部分のリソースが表示されません。
このような簡易ビューでは、ユーザー管理のスコープ外の情報が非表示になりますが、非表示の
情報には意思決定に役立つ情報が含まれている場合があります。その例が BZ # 1015524 です。
今後のリリースでは、アドレス指定不可能なリリースの一部がアドレス指定可能で読み取り不可
能なリソースに変更になる可能性があります。サーバーはセキュリティー上の理由でアドレス指
定可能であるため、この変更はサーバーのセキュリティーには影響しません。アドレス指定が不
可能であることが機密性の制約に定義されている場合を除き、アドレス指定できないリソースに
依存しないことが推奨されます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1021607 を参照してください。
クラスタリング
B Z #9 176 35 - Failed t o lo ad sessio n : N u llPo in t erExcep t io n ( セッションのロードに失敗:
N u llPo in t erExcep t io n )
本リリースには、状況によってはアプリケーションのデプロイ後に「Failed to load session」
というメッセージが表示され NullPointerException が発生する問題が存在します。
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
42
⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=917635 を参照してください。
B Z #9 59 9 51 - C ach eExcep t io n : java.lan g .R u n t imeExcep t io n : Failu re t o marsh al
arg u men t ( s) at server sh u t d o wn ( C ach eExcep t io n : java.lan g .R u n t imeExcep t io n :
サーバーのシャットダウンで引数をマーシャルできない)
サーバーのシャットダウン時に、以下のメッセージがログに記録されることがあります。
CacheException: java.lang.RuntimeException: Failure to marshal
argument(s) at server shutdown
このメッセージは、Infinispan がクリーンシャットダウンをサポートしていないため記録されま
すが、無視しても問題ありません。この問題は調査中ですが、回避策はありません。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=959951 を参照してください。
B Z #9 0116 2 - T imeo u t Excep t io n : U n ab le t o acq u ire lo ck ( T imeo u t Excep t io n : ロック
を取得できない)
本リリースの JBoss EAP 6 には、状況によって T i meo utExcepti o n: Unabl e to
acq ui re l o ck が発生する問題が存在します。
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=901162 を参照してください。
B Z #9 004 83 - St ale sessio n d at a received wh en u sin g D IST SYN C o n jvm kill ( D IST
SYN C を jvm kill で使用すると陳腐のセッションデータが受信される)
テスト中、ノードがシャットダウンし、D IST SY NC または D IST ASY NC が使用されると、場
合によっては陳腐のセッションデータが受信されることが判明しました。この問題は調査中で
す。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=900483 を参照してください。
B Z #9 009 4 6 - Illeg alSt at eExcep t io n : C ach e is in ' T ER MIN AT ED ' /' ST O PPIN G ' st at e
( Illeg alSt at eExcep t io n : キャッシュが T ER MIN AT ED または ST O PPIN G 状態)
本リリースの JBoss EAP 6 には、クラスター内でアプリケーションがノードにデプロイされた
後、5 秒以内に別のノードでアプリケーションがアンデプロイされると
Il l eg al StateExcepti o n が表示されるバグが存在します。
この問題は現在調査中で、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=900946 を参照してください。
B Z #9 00378 - C D I b ean s wit h SET rep licat io n t rig g er are n o t rep licat in g ( SET レプリ
ケーショントリガーを持つ C D I B ean がレプリケートされない)
Weld コンポーネントに存在するバグにより、setAttri bute メソッドが適切に呼び出されませ
ん。これにより、SET レプリケーショントリガーを持つ CD I Bean がレプリケートされません。
この問題を回避するには、これらの Bean に SET _AND _NO N_P R IMIT IVE_G ET トリガーを使
用します。これは、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=900378 を参照してください。
B Z #9 226 9 9 - Illeg alSt at eExcep t io n : At o micMap st o red u n d er key X h as b een
co n cu rren t ly remo ved ! ( Illeg alSt at eExcep t io n : キー X 下に保存された At o micMap が削除
されました)
43
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
定期的な処理の期限が切れ、同時に削除されたセッションにパッシベーションがアクセスすると
IllegalStateException がスローされることがまれにあります。これにより、例外がスローされ、
ログに記録されます。
例外は無視しても問題ありませんが、セッションパッシベーションを無効にすると、問題を回避
できます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=922699 を参照してください。
トランザクションマネージャー
B Z #1039 081 - Please remo ve "p at h " an d "relat ive- t o " at t rib u t es f ro m C LI ( C LI から
"p at h " および "relat ive- t o " 属性を削除)
JBoss EAP 6 に含まれていない機能があるため、CLI のトランザクションサブシステムで path
および rel ati ve-to 属性を使用できません。これらの属性は、本リリースより廃止されたた
め、今後のリリースでは完全に削除されます。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1039081 を参照してください。
JD R
B Z #9 176 83 - Jd r u t ilit y g en erat es wro n g arch ive en t ry n ame ru n n in g o n Win d o ws
( Win d o ws では JD R ユーティリティーが誤ったエントリー名を生成する)
Windows 環境の JD R ユーティリティーにバグが見つかりました。このユーティリティーによっ
て、元の $JBOSS_HOME ディレクトリーの最後にある文字がアーカイブ内部で作成された
$JBOSS_HOME ディレクトリーに追加されることが報告されました。
たとえば、元の JBOSS_HOME ディレクトリーの名前が jboss-eap-6.2 である場合、JD R ユー
ティリティーによって JBOSS_HOME2 という名前のアーカイブディレクトリーが作成されま
す。
このバグの原因は調査中で、回避策はありません。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=917683 を参照してください。
XML フレームワーク
B Z #106 5128 - Perf o rman ce issu e wit h Xalan t ran sf o rmer an d very larg e t ext n o d es
( Xalan トランスフォーマーと巨大なテキストノードのパフォーマンスの問題)
本リリースの JBoss EAP 6 では、Xalan トランスフォーマーを使用して大型のテキストノード
を変換しようとするとパフォーマンスの問題が生じるバグが見つかりました。このトランス
フォーマーを使用して StreamSource を D OMResult に変換する場合、文字データのサイズが大
きくなるとトランスフォーマーのパフォーマンスが低下します。これは既知の問題で、今後のリ
リースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1065128 を参照してください。
C LI
B Z #1054 874 - jb o ss- cli.sh cyg win su p p o rt ( jb o ss- cli.sh cyg win サポート)
本リリースの JBoss EAP 6 には、Cygwin 環境で製品を使用すると問題を起こす可能性があるバ
グが含まれています。
POSIX と Microsoft Windows のパッチ実装の違いにより、jboss-cli.sh シェルスクリプトのパ
ス変数が想定どおり機能しないことがあります。
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⁠3 . 解決済みの問題および既知の問題
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1054874 を参照してください。
Web サービス
B Z #1079 04 9 - Pro b lem u sin g @ Sch emaValid at io n in co mb in at io n wit h wsrm 1.1
( @ Sch emaValid at io n を wsrm 1.1 と使用すると問題が発生する)
スキーマ検証とともに WS-RM を使用するエンドポイントへ C reateSeq uence を参照する
WS-RM 1.1 メッセージがクライアントによって送信されると、アプリケーションによって以下
のエラーがスローされます。
Unmarshalling Error: cvc-elt.1: Cannot find the declaration of
element 'CreateSequence'.
CXF および JBoss WS は WS-RM 1.1 を完全サポートしないた
め、o rg . apache. xerces. i mpl . xs. XMLSchemaLo ad er の fG rammerP o o l で
C reateSeq uence が見つかりません。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1079049 を参照してください。
B Z #1074 36 8 - Sch ema elemen t g en erat ed f ro m excep t io n class d o esn ' t h o n o r
@ XmlElemen t an n o t at io n (例外クラスから生成されたスキーマ要素が @ XmlElemen t アノ
テーションを認識しない)
本リリースの JBoss EAP 6 では、例外クラスから生成されたスキーマが @XmlElement アノテー
ションを認識しないバグが見つかりました。この問題は今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1074368 を参照してください。
mo d _clu st er
B Z #9 0004 7 - Syst emMemo ryU sag eLo ad Met ric is n o t co rrect o n Lin u x/U n ix
( Lin u x/U n ix 上で Syst emMemo ryU sag eLo ad Met ric が正しくない)
SystemMemo ryUsag eLo ad Metri c が Linux または UNIX オペレーティングシステム上で便利
な情報を表示しません。これらのシステムでは、HeapMemo ryUsag eLo ad Metri c がより便利
な情報を提供します。この問題を解決するには SystemMemo ryUsag eLo ad Metri c のアルゴ
リズムを変更し、used の数から buffers/cache の値を引くようにします。
これを実現する最良の方法を調査中です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=900047 を参照してください。
B Z #10854 27 - St ickySessio n s d o n ' t wo rk f o r Pro xyPass f ro m u n en ab led co n t ext ( 有
効にできないコンテキストからの Pro xyPass に対して St ickySessio n s が動作しない)
本リリースの JBoss EAP 6 には、有効になっていないコンテキストからの ProxyPass に対して
StickySessions が動作しないバグが存在します。この問題は今後のリリースで修正される予定で
す。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1085427 を参照してください。
B Z #9 01170 - Ap ach e wit h mo d _clu st er ref u ses t o st art ( man ag er.n o d e)
( mo d _clu st er を使用する Ap ach e が開始しない ( man ag er.n o d e) )
ユーザーアカウント制御 (UAC) が有効になっている Windows Server 2008 環境で
は、mo d _cl uster に必要なファイルやディレクトリーが作成されないことが報告されました。
45
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
この結果、mo d _cl uster を使用する JBoss EAP 6 インストールでは Apache httpd プロセス
が開始せず、以下のエラーが生成されます。
[Tue Nov 06 07:55:18 2012] [emerg] create_mem_node C:/tmp/jbossews-2.0/var/cache/mod_cluster/manager.node failed: Access is
denied.
Configuration Failed
UAC を無効にするとこの問題は発生しませんが、これは Windows の管理エラーが原因で発生す
ることが判明しました。
MemManag erFi l e に正しいパスが設定されていると、ユーザー/サービスのパーミッションが
誤って設定された場合のみこの問題が発生します。
このような問題は、UAC が MemManag erFi l e を危険とみなさないようにするため、ドメイン
管理者が適切なドメインパーミッションを付与しなければならないドメイン管理された環境で発
生する可能性が最も高くなります。
この問題に対してさらに対処することはありません。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=901170 を参照してください。
R EST Easy
B Z #89 9 6 6 4 - R EST Easy: B o o lean co n f ig u rat io n p aramet ers d o n ' t reject n o n - sen se
co n t en t ( R EST Easy: ブール値設定パラメーターが意味のない内容を無視しない)
本リリースの JBoss EAP 6 には、無効なブール値設定パラメーターが設定できるバグが存在しま
す。無効なパラメーターが拒否されてアプリケーションがデプロイされないのが正常であるた
め、この挙動は想定外です。
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=899664 を参照してください。
JC A
B Z #1184 6 10 - R ace co n d it io n reg ist erin g reso u rce ad ap t ers at st art u p ( 起動時にリ
ソースアダプターを登録すると競合が発生する)
本リリースの JBoss EAP では、リソースアダプターの登録時に競合が発生し、複数のスレッド
がリソースアダプターサブシステムの作成を試みることがあります。
複数のリソースアダプターが定義されている場合、2 つ以上のスレッドがメモリーでリソースア
ダプターサブシステムを作成しようとすることがあります (例: サーバー起動中)。1 つのスレッド
のみがこのタスクを完了できます。他のスレッドは失敗し、1 つ以上のリソースアダプターがデ
プロイされていない状態になります。
この問題は、今後のリリースで修正される予定です。
http://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1184610 を参照してください。
表2 その他の既知の問題
BZ #1018705: MOD CLUSTER000022: Failed to drain n remaining pending requests (残ったリクエ
ストのドレインに失敗する)
46
⁠4 . サポートされない機能および廃止された機能
BZ #1097211: JBossWS testsuite failures on Solaris11 and JD K7 with BC and unlimited
cryptography (JBossWS テストスイートが BC および無制限暗号の Solaris11 および JD K7 で失敗す
る)
BZ #1110515: mod_cluster Connected count shows improper inflation (mod_cluster の Connected
数が多く表示される)
BZ #1125934: access-log does not log 404 for non-existent context when enable-welcome-root is
set to false in EAP (EAP で enable-welcome-root false に設定されていると、access-log が存在しな
いコンテキストに対して 404 をログに記録しない)
BZ #1142804: PicketLink SAML based SSO using RED IRECT binding: redirect to SP is sent with
non-zero content-length header without a content (RED IRECT バインディングを使用する SSO ベー
スの PicketLink SAML: SP へのリダイレクトがコンテンツなしでゼロでない content-length ヘッダとと
もに送信される)
BZ #1146238: Can't login to admin console with JAAS secured management interfaces with -admin-only (--admin-only の JAAS でセキュア化された管理インターフェースで管理コンソールへログ
インできない)
BZ #1147352: Overlay does not work for subunits in exploded deployments (オーバーレイは展開さ
れたデプロイメントのサブユニットで動作しない)
BZ #1157766: VirtualHosts share pointer to mod_proxy configuration, results in: CreateBalancers
behave the same with option 0 or 2 (VirtualHosts が mod_proxy 設定へのポインターを共有すると、
CreateBalancers の動作がオプション 0 と 2 で同じになる)
BZ #1166881: SPFilter needs to updated to match functionality of SP valve (SP バルブの機能と一致
するよう SPFilter をアップデートする必要がある)
BZ #1168441: CovalentSNMP/2.3.0, mod_snmp Apache HTTP Server doesn't start with the sample
file on Windows (CovalentSNMP/2.3.0、mod_snmp Apache HTTP サーバーが Windows 上でサンプ
ルファイルと起動しない)
BZ #1184956: Session draining difference between EAP 6.3 and EAP 6.4 (EAP 6.3 と EAP 6.4 の
セッションドレインの違い)
BZ #1185060: Infinispan JAAS cache implementation does not call logout on eviction/removal
(Infinispan JAAS キャッシュ実装がエビクション/削除でログアウトを呼び出ししない)
BZ #1193459: error-info\n messages with CovalentSNMP/2.3.0, mod_snmp Apache HTTP Server
(CovalentSNMP/2.3.0 の error-info\n メッセージ、mod_snmp Apache HTTP サーバー)
BZ #901164: Servlet @Inject-ing SFSB timeouts/receives stale data/sessions are lost after failover
(フェイルオーバー後、@Inject-ing SFSB タイムアウト/受信の陳腐データ/セッションが失われる)
BZ #1181036: Change in AdvertiseSecurityKey on the httpd side shouldn't be ignored by running
workers (httpd 側の AdvertiseSecurityKey の変更によって稼働中のワーカーが無視されてはならない)
BZ #1168921: Kerberos authentication for Management CLI does not work with IBM JD K (管理 CLI
の Kerberos 認証が IBM JD K で動作しない)
BZ #1187092: Kerberos authentication for remoting EJB does not work with IBM JD K (リモーティン
グ EJB の Kerberos 認証が IBM JD K で動作しない)
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4 . サポートされない機能および廃止された機能
4 .1. サポートされない機能
以下の機能は、現在 JBoss EAP 6.4 ではサポートされません。
R H EL 7 の Ap ach e での mo d _jk および mo d _clu st er
Red Hat Enterprise Linux 7 に同梱される Apache HTTP Server バージョン 2.4.6 を、JBoss
EAP 6 インストール (zip または RPM) の一部として含まれる mo d _clu st er および mo d _jk と
使用することはサポートされません。
47
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
mo d _clu st er や mo d _jk を使用するには、JBoss EAP の zip または RPM ディストリビュー
ションの一部として含まれる Apache HTTP Server (バージョン 2.2.26) をインストールしま
す。
mo d _rt および mo d _sn mp
JBoss EAP 6 の Apache HTTP Server ディストリビューションに同梱される mod_rt
(mo d _rt. so ) および mod_snmp (snmpmo nag t. so ) モジュールはサポートされていません。
これらのモジュールのサポートに関する詳細は、Enterprise Web Server 2.1 のドキュメントを参
照してください。
H P- U X v11.3 h p ws h t t p d B .2.2.15.15 で fail_on_status パラメーターは使用不可能
fail_on_status ProxyPass パラメーターは、HP によってパブリッシュされた H P- U X
v11.3 h p ws h t t p d B .2.2.15.15 Ap ach e H T T P Server には含まれていません。そのため、
このパラメーターはこの HTTP サーバーを使用する mo d _clu st er 実装には使用できません。
Red Hat Enterprise Linux 6 に含まれる httpd 2.2.15 のパッチバージョンは、このパラメーター
をサポートします。このパッチの詳細は
http://pkgs.devel.redhat.com/cgit/rpms/httpd/tree/httpd-2.2.15-proxy-failonstatus.patch?
h=rhel-6.7&id=295e30e7413300d714cce1d983ecf25ec08ae17c を参照してください。
H o rn et Q での ST O MP Pro t o co l
HornetQ での STOMP プロトコルはコミュニティーレベルでサポートされますが、Red Hat は
テストを行っていないため、JBoss EAP ではサポートされていません。
H o rn et Q での R EST プロトコル
HornetQ での REST プロトコルはコミュニティーレベルでサポートされますが、Red Hat はテ
ストを行っていないため、JBoss EAP ではサポートされていません。
JD K 6 での IPv6 の制限
以下の IPv6 の制限は JD K 6 に起因し、JBoss EAP 6 の問題ではありません。
Microsoft Windows Server では、JD K 6 の IPv6 実装は部分的になります。この実装は
JBoss EAP 6 の実行には不十分です。Microsoft Windows Server で IPv6 を完全サポートす
るには JD K 7 が必要になります。
Red Hat Enterprise Linux では、Oracle JD K 6 のバグにより、クライアント (接続を確立す
るネットワークポイント) に指定されたアドレスに zone-id が含まれると動作しません。
zone-id を使用するには、 JD K 7 へアップグレードするか、バグが発生しない Red Hat
Enterprise Linux 向けの IcedTea/OpenJD K 6 を使用します。このバグの詳細は
http://bugs.sun.com/bugdatabase/view_bug.do?bug_id=6800096 と
https://issues.jboss.org/browse/JBPAPP-8833 を参照してください。
JT A トランザクション外部の JPA 2.0 コンテキスト伝播
拡張された永続コンテキスト (XPC) の伝播は、トランザクションの存在を考慮せず、XPC は常
に伝播されました。この挙動は JPA 2.0 仕様に準拠していません。XPC の処理が変更され、アク
ティブなトランザクションが存在しない場合は XPC の伝播は無視され、呼び出された Bean は
XPC ではなく独自の永続コンテキストを持つようになりました。
アプリケーションが JTA トランザクション外部で拡張永続コンテキストが伝播されることを想定
する場合、アプリケーションの変更が必要であるかを考慮する必要があります。アプリケーショ
ンのアップデートに関する説明は、JBoss EAP の『移行ガイド』を参照してください。
48
⁠4 . サポートされない機能および廃止された機能
JBoss Enterprise Application Platform 5 では、この挙動を有効にするためにシステムプロパ
ティー (JBP AP P -9 23. al waysP ro pag ate) が提供されましたが、このプロパティーは
JBoss EAP 6 では提供されていません。
詳細は https://issues.jboss.org/browse/AS7-1663 を参照してください。
Picket Lin k 管理サブシステム
アイデンティティー管理およびフェデレーションに対する PicketLink 管理サブシステムは
JBoss EAP 6 ではサポートされません。
ST S クライアントのプーリング
PicketLink フェデレーションサブシステムはサーバー側で STS クライアントのプールを提供し
ます。これにより、ボトルネックであった STS クライアントの作成が解消されます。
クライアントプーリングは、SAML チケットの取得に STS クライアントが必要となるログインモ
ジュールから利用できます。
STS クライアントプーリングを使用できるログインモジュールは以下のとおりです。
org.picketlink.identity.federation.core.wstrust.auth.STSIssuingLoginModule
org.picketlink.identity.federation.core.wstrust.auth.STSValidatingLoginModule
org.picketlink.trust.jbossws.jaas.JBWSTokenIssuingLoginModule
プールのデフォルトのクライアント数を各ログインモジュールに設定するに
は、i ni ti al NumberO fC l i ents ログインモジュールオプションから設定します。
STSClientPoolFactory クラス
o rg . pi cketl i nk. i d enti ty. fed erati o n. bi nd i ng s. stspo o l . ST SC l i entP o o l
Facto ry は、クライアントプール機能をアプリケーションに提供します。
⁠ ST SClie nt Po o lFact o ry の使用
STS クライアントは、設定をキーとして使用してサブプールに挿入されます。STSClientPool イ
ンスタンスを取得した後、設定を基にサブプールを初期化します (STS クライアントの最初の数
またはデフォルトの数)。
​final STSClientPool pool =
STSClientPoolFactory.getPoolInstance();
​p ool.createPool(20, stsClientConfig);
​final STSClient client = pool.getClient(stsClientConfig);
クライアントで作業を終えたら、以下のようにプールに返すことができます。
pool.returnClient();
指定の設定にサブプールがすでに存在するかどうかをチェックするには、以下を実行します。
if (! pool.configExists(stsClientConfig) {
pool.createPool(stsClientConfig);
}
49
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
PicketLink Federation サブシステムが有効になると、デプロイメント向けに作成されたすべての
クライアントプールはアンデプロイ処理中に自動的に破棄されます。プールを手動で破棄するに
は、以下を実行します。
pool.destroyPool(stsClientConfig);
T an u ki Service Wrap p er
Tanuki Service Wrapper は JBoss EAP 6 ではサポートされていません。詳細は
https://issues.jboss.org/browse/JBPAPP-8651 を参照してください。
Micro so f t SQ L Server 2008 上の XA リカバリー
XA リカバリーは Microsoft SQL Server 2008 R1 では動作しませんが、Microsoft SQL Server
2008 R2 SP2 では動作します。詳細は次の URL を参照してください。
https://issues.jboss.org/browse/JBPAPP-8983
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=901254
https://community.jboss.org/thread/145358
MySQ L 上の XA リカバリー
MySQL JD BC ドライバーは XA リカバリーを正しく実装せず、データベースへの接続が中断され
ると、例外の誤ったエラーコードが返されます。
詳細は https://issues.jboss.org/browse/JBPAPP-2576 および
http://bugs.mysql.com/bug.php?id=72890 を参照してください。
JB o ss O SG i
OSGi 仕様の実装である JBoss OSGi は、技術プレビューからサポート対象外に格下げされまし
た。詳細は、https://access.redhat.com/site/solutions/362814 を参照してください。
クイックスタート
EAP 6.2 で利用できた複数のクイックスタート (hel l o wo rl d -o sg i 、wi cket-war、および
wi cket-ear) は、6.3 リリースの製品から削除され、6.4 でも利用できません。
Picket Lin k
PicketLink ID M (アイデンティティー管理) は JBoss EAP 6 ではサポートされません。
In f in isp an API
Infinispan API を直接使用することは JBoss EAP 6 ではサポートされていません。Infinispan
は、JBoss EAP 6 内部のさまざまなクラスター技術の実装詳細として使用されます。Infinispan
API の直接使用は JBoss EAP 6 ではサポートされません。Infinispan API を直接使用するには、
Red Hat JBoss D ata Grid のサブスクリプションと JBss D ata Grid パッケージのインストール
が必要になります。Red Hat JBoss D ata Grid は https://access.redhat.com/downloads よりダ
ウンロードできます。
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4 .2. 廃止された機能
JBoss EAP 6.4 リリースでは、一部の機能が廃止されました。廃止された機能には改良が加えられず、将来
的 (通常は次のメジャーリリース) に削除される可能性があります。
50
⁠5 . よくある質問
Red Hat は標準のサポート条件に基づき、継続して完全サポートおよびバグ修正を提供します。Red Hat の
サポート方針に関する詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/policy/updates/jboss_notes/ に記
載されている「Red Hat JBoss Middleware および Red Hat JBoss Operations Network の製品アップ
デートとサポートポリシー」を参照してください。
廃止された機能の詳細は、https://access.redhat.com/ja/articles/299213 に記載されている「JBoss
Enterprise Application Platform コンポーネントの詳細」を参照してください。
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5. よくある質問
問:
本リリースで変更になった内容について教えてください。
答: JBoss EAP 6.4.0 には多くの改良と修正が加えられています。詳細は 本リリースの変更内容を参照し
てください。
問:
完全なドキュメントスイートはどこにありますか?
答: 完全な JBoss EAP 6.4.0 のドキュメントスイート
は、https://access.redhat.com/documentation/en-US/JBoss_Enterprise_Application_Platform/ に
あります。
問:
アップブレードの手順はどこにありますか?
答: アップグレードの手順は、インストールガイドに記載されています。
問:
JB o ss EAP はどのコンポーネントで構成されますか? また、本リリースに含まれるこれらのコン
ポーネントはどのバージョンですか?
答: JBoss EAP 6 のコンポーネントマトリックスは
https://access.redhat.com/knowledge/articles/112673 を参照してください。
問:
どのようなオペレーティングシステム、Java 仮想マシン、およびデータベースサーバーが本製品で
サポートされますか?
答: JBoss EAP 6.4.0 でテストおよび検証済みのオペレーティングシステム、Java 仮想マシン、データ
ベースサーバー、および JD BC ドライバーの組み合わせ
は、https://access.redhat.com/site/articles/111663 の完全リストを参照してください。
問:
同梱される H 2 データベースは本番環境でサポートされますか?
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JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
答: 本番環境ではサポートされません。H2 データベースは、評価、テスト、および実演目的でのみ含まれ
ています。本番環境ではサポートされない設定です。詳細
は、https://access.redhat.com/site/solutions/148633 を参照してください。
問:
どのような業界標準が JB o ss EAP 6 .4 .0 によってサポートされますか?
答: サポートされる仕様および標準の完全リストは、https://access.redhat.com/site/articles/113373 を
参照してください。
問:
本リリースに移行する際に、どのような問題が起こりえますか?
答: ご使用のアプリケーションを本バージョンに移行する際は、「本リリースでの変更内容」を参照し、
以前のリリースの JBoss EAP と本リリースの変更内容で問題が発生する可能性のあるものを確認し
てください。
問:
本リリースに含まれているコンポーネントと、そのバージョンについて教えてください。
答: https://access.redhat.com/site/articles/112673 にある、本リリースに含まれるコンポーネントの完
全リストを参照してください。
問:
本リリースに含まれている技術プレビューについて教えてください。
答: JBoss EAP 6.4.0 には複数の技術プレビューが含まれています。これらの機能はサポートされず、完
全に機能しない可能性があるため、本番環境での使用には向いていません。技術プレビューは、近日
発表予定の革新的技術を先駆けて提供することにより、開発段階で機能性のテストを行っていただ
き、フィードバックを提出していただくために含まれています。
本リリースに含まれる技術プレビューの完全リストは、技術プレビューとして提供される機能を参照
してください。
問:
サポート契約の詳細はどこにありますか?
答: サポートポリシーの詳細は以下の URL にあります。
サポートについて
https://access.redhat.com/site/support/policy/support_process
製品サポートの対象範囲
https://access.redhat.com/site/support/offerings/production/soc
製品サポートのサービスレベルアグリーメント
https://access.redhat.com/site/support/offerings/production/sla
開発サポートの対象範囲
52
⁠5 . よくある質問
https://access.redhat.com/site/support/offerings/developer/soc/
開発サポートのサービスレベルアグリーメント
https://access.redhat.com/site/support/offerings/developer/sla/
製品アップデートとサービスポリシー
https://access.redhat.com/site/support/policy/updates/jboss_notes/
JB o ss 使用許諾契約書
http://www.redhat.com/licenses/jboss_eula.html
問:
ドキュメントで間違いを見つけました。どのように報告したらよいですか?
答: ドキュメントに関するフィードバックを提出するには、https://bugzilla.redhat.com でバグを登録
し、製品 JBo ss Enterpri se Appl i cati o n P l atfo rm 6 、バージョン 6 . 4 . 0 、およびコ
ンポーネント D o cumentati o n を指定します。
次の URL にアクセスすると、製品、バージョン、およびコンポーネントのフィールドが自動的に指定
されます: https://bugzilla.redhat.com/enter_bug.cgi?
component=D ocumentation&product=JBoss% 20Enterprise% 20Application% 20Platform% 206
&version=6.4.0
バグを報告する
53
JBoss Ent erprise Applicat ion Plat form 6 .4 6 .4 .0 リリースノート
A. 改訂履歴
改訂 6 .4 .0- 19
QE 向けにビルドを更新
54
T h u Ap r 16 2015
Sco t t Mu mf o rd