平成 26 年度城陽市障がい者自立支援協議会

平成 26 年度城陽市障がい者自立支援協議会
(サービス調整検討部会報告)
部会長
障害者生活支援センターはーもにぃ 妻木京子
平成 26 年度報告
◆開催日時と内容
第 16 回 平成 26 年 11 月 15 日(金)
検討課題 夜泣きと衣服破りのこだわりがある利用者の理解と対応
構成員
城陽市社会福祉協議会訪問介護センター、指定居宅介護事業所チャレンジ、
ものづくりスペースみんななかま 、ヘルパーステーションスイート、ヘルパ
ーステーションそらいろ、相談支援事業所リーフ、南京都病院 (療育指導
室) 、障害者生活サポートひこうき雲、ワークショップ野の花 、!- factory 、
ヘルパーステーション萌木の村 21、ホームヘルプステーションゆう、知的障
害者デイサービスセンターあっぷ 、障害者生活支援センターはーもぃ
(出席者数:22 名)
第 17 回 平成 27 年 1 月 9 日(金)
検討課題 就労 B 型事業所でマンツーマン対応の必要な人の支援の方法と制度上の課題
構成員
城陽市福祉課、障害者支援施設あんびしゃ、城陽市社会福祉協議会訪問
介護センター 、指定居宅介護事業所チャレンジ、ものづくりスペースみんな
なかま 、ヘルパーステーションそらいろ、相談支援事業所TOMO、相談支
援事業所リーフ、南京都病院 (療育指導室) 、 障害者生活サポートひこうき
雲、ワークショップ野の花 、知的障害者デイサービスセンターあっぷ 、 身
体障害者デイサービスセンターすいんぐ、障害者生活支援センター はーもに
ぃ
(出席者数:18 名)
◆部会のまとめ(課題や問題点など)
(1)衣服破りのこだわりをもつ利用者理解について、本人の行動が強迫行為であれば改善策を考えてい
く必要があるが、衣服破りが本人に安定をもたらしているのであれば、寛容に受け止めてもよいのでは
ないか。その上で支援的視点を取り入れるとすれば、服を破る時間や破る服の枚数を制限設定していく、
つまり本人とのやり取りの中でこだわり行動が最小限に治まるように支援していってみてはどうかとい
う意見でまとまった。
一方、ひどい夜泣きにより夜勤職員の疲弊が課題として挙げられた。一般に、入所施設で一部の
職員に過度な負担がかかることによって虐待につながることもある。一職員が問題を抱え込まずに
済むよう、チーム全体で利用者支援にあたり、施設が抱える実態を全体で把握することが虐待防止
のためにも重要であることを確認した。
(2) 常に自分の思いや考えに対する肯定的指示がないと作業ができないというケースに対し、傾聴
を基本としたマンツーマン対応の支援意義と体制上の課題について検討した。他ではなかなかつな
がりを持てなかったケースが、事業所の徹底した傾聴姿勢による受け入れによって居場所を獲得で
き、病状も安定している。今の支援の継続が本ケースには必要という意見が多かった。今後、ステ
ップアップを目指していくのであれば、事業所の中で構造化を行い、本人が自分の課題に向き合っ
ていける支援を考えなければならない。
また、重度加算がつかない利用者にマンツーマン対応を行う場合、事業所はボランティアを受け
入れるなど努力しながらも事業所経営に負担がかかっているのが現状。総合支援法に移行し、障害
程度区分が障害支援区分に変わった。認定調査において支援の必要程度を正確に反映することの重
要性が確認できる問題提起であった。
平成 27 年度のとりくみについて(予定)
これまでと同様、各事業所が抱える問題や課題について事例検討を通して参加構成員で意見交換
を行う。
来年度にはサービス調整検討部会も 20 回を超える予定であり、一度これまでのケースの検討の振
り返りを行う。その中で見えてくる共通課題の抽出を行い、城陽市障がい福祉の全体の課題として
確認する。それに対し、今後各事業所でどのような取り組みが必要になるのか、制度上の問題とし
て何が課題になっているかを部会全体で検討したいと考えている。
平成26年度城陽市障がい者自立支援協議会
(地域支援部会報告)
地域支援部会長
障害者生活支援センタープラム 岸見千絵
平成26年度下半期報告
◆開催日時と内容
第3回 平成26年12月12日(金曜日)
研修会 「精神障がいの理解について」
講 師 京都府精神保健福祉総合センター
相談員
熊取谷晶氏
出席者 18人
(構成員:知的障害者デイサービスセンターあっぷ。エクスクラメーション・ス
タイル、城陽作業所、ヘルパーステーションそらいろ、チェリー工房、
指定居宅介護事業所ちゃれんじ、障害者生活支援センターはーもに
ぃ、ワークショップ野の花、障害者生活支援センタープラム、城陽市
福祉課)
第4回 平成27年1月30日(金曜日)
「事例検討~精神に障がいのある方の日中活動について~」
◆部会のまとめ(課題や問題点など)
(1)第1回の部会で、地域支援部会の今後の進め方や方向性について協議したところ、
まずは精神障がいについて基礎的な事を学びたい、という意見が多くあったため、研
修会を行った。
1.精神障がいの特性
2.当事者主体の支援のあり方
3.自殺対策の観点から
4.精神保健福祉のトピックス
以上 4 点について講義と質疑応答を行った。
(2)精神障がいのある方の日中活動について、事例検討を通して、医療機関など多職種・
多機関による支援のネットワークを構築する事の重要性について協議する。
平成26年度のとりくみについて(予定)
事例検討を通して、地域で生活する精神障がいのある方への支援のために必要な事や課
題を検討し、支援力の強化に繋げる。
平成26年度城陽市障がい者自立支援協議会
(聴覚言語障がい支援部会報告)
部会長
長山 綾
平成 26年度下半期報告
◆開催日時と内容
第5回 平成26 年10月7日(火曜日)
城陽市手話言語条例の意見聴取の近況報告、親子手話教室の実施計画、しおり作成につ
いて
出席者14人(構成員:ろうあ協会、難聴者協会、手話通訳者会、要約筆記奉
仕員会、手話サークル「てまり」、手話サークル「めだか」、要約筆記サークル「ダンボ」、市役所)
第6回 平成26年11月11日(火曜日)
城陽市手話言語条例の意見聴取の近況報告、親子手話教室の実施計画
出席者 11
人(構成員:ろうあ協会、難聴者協会、手話通訳者会、要約筆記奉仕員会、手話サークル「て
まり」、手話サークル「めだか」、要約筆記サークル「ダンボ」、市役所)
第7回 平成26年12月16日(火曜日)
城陽市手話言語条例のパブリックコメントについて、啓発用しおり作成について 出席
者 11人(構成員:ろうあ協会、難聴者協会、手話通訳者会、要約筆記奉仕員会、手
話サークル「てまり」、手話サークル「めだか」、要約筆記サークル「ダンボ」、市役所)
第8回 平成27年2月3日(火曜日)
城陽市手話言語条例のパブリックコメントについて、啓発用しおり作成について
出席者 14人(構成員:ろうあ協会、難聴者協会、手話通訳者会、要約筆記奉仕員会、
手話サークル「てまり」、手話サークル「めだか」、要約筆記サークル「ダンボ」、市役所)
◆部会のまとめ(課題や問題点など)
(1)防災マニュアルを配布したが読まれていない、把握されていない実態があることがわ
かった。できれば行政の中で周知徹底をしてほしい。
(2)親子手話教室を今年から訪問型に変更してみたところ、多数の保育園や幼稚園から開
催希望を頂いた。幼少期から聴覚障がい者や手話に触れていくことで、偏見のない社会の構
築に寄与できたらと願っている。
(3)4月に城陽市手話言語条例施行へ向けて、部会として3名意見聴取に参加した。城陽
市に聴覚障がいや手話が言語であることの理解を深めていくためにも、部会として今後も継
続的に関わっていきたい。
平成 27年度のとりくみについて(予定)
1. 啓発用のしおりの配布と普及
2. 城陽市手話言語条例施行に伴う施策等への協力
3. 防災マニュアルの理解を広める運動と訓練の実施
平成 26 年度城陽市障がい者自立支援協議会
(療育部会報告)
部会長
松﨑 菜緒
平成 26 年度報告
◆開催日時と内容
第4回 平成 26 年 10 月 31 日(木)
職員研修 ふたば園実践報告『子どもの見方と療育のねらい』 開催
講師:城陽市立ふたば園 松尾 育子 氏
参加者 49人
参加事業所:城陽市福祉課、相談支援事業所(障害児(者)地域療育支援センターうぃる)
サービス提供事業所(あっぷ、汽車ぽっぽ、きりん、城陽市社会福祉協議会訪
問介護センター、指定居宅介護事業所チャレンジ、そらいろ、ひこうき雲、ふ
たば園、ものづくりスペースみんななかま)
第5回 平成 26 年 11 月 11 日(火)
①情報共有と報告
・職員研修や全体会の報告
・圏域の発達部会の動きについて
②児童サービス等利用計画を通した、支援学校との連携について
・障害児サービス等利用計画の説明と、城陽市の進捗状況について
・実際のケースを用いての発表
・意見交換・交流
出席者 15人
構成員:城陽市福祉課、相談支援事業所(障害児(者)地域療育支援センターうぃる)
サービス提供事業所(あっぷ、きりん、城陽市社会福祉協議会訪問介護センター、
指定居宅介護事業所チャレンジ、そらいろ、ひこうき雲、ふたば園、ものづくりス
ペースみんななかま)
ゲスト:宇治支援学校 就学支援部
第6回 平成 27 年 1 月 15 日(木)
①事業所疑似見学会(室内でのスライドショーを用いた発表)
②全体会に向けて 発表内容の検討
③今年度の振り返りと次年度に向けて
出席者13人
構成員:城陽市福祉課、相談支援事業所(障害児(者)地域療育支援センターうぃる)
サービス提供事業所(あっぷ、きりん、汽車ぽっぽ、城陽市社会福祉協議会訪
問介護センター、指定居宅介護事業所チャレンジ、そらいろ、ふたば園、もの
づくりスペースみんななかま)
◆部会のまとめ(課題や問題点など)
(1)サービス等利用計画/障害児支援利用計画と現場支援の連動
次年度より、給付サービスを利用する利用者は全員作成が必須になる。新しい制度と、現行
とのサービスや支援にどう浸透させていくか、細かい点をどうすり合わせていくかといった課
題が現場に生じると推察されるため、疑問点や、スムーズに軌道に乗るためのフォローが部会
でも必要になってくる可能性がある
(2) 普通学校(支援学級)との連携や、制度の狭間に埋もれている子供への支援について
現在、普通学校(支援学級)とのつながりや、福祉サービスの利用には差があり、軽度であ
ることや、情報が届かないこと等、さまざまな理由で、支援が届いていない子どもが存在する
ため、圏域の発達部会との連携(手帳を持っていない方への支援の連携)をとりながら、
普通学校とも、今後実践的な内容、現場職員との交流(連携・顔つなぎ含め)を、市の専門部
会でも持っていきたい。
平成 27 年度のとりくみについて(予定)
○普通学校や、地域の方とのつながりの強化
○地域のインフォーマルな資源の情報共有
今年度議題に挙がっていたが実施しきれなかった内容を、持ち越して行う。
サービス等利用計画では「インフォーマルな社会資源」の活用も求められているため、各事業
所それぞれが持っている情報の共有や、新たな社会資源の開拓、検討等を行う。
地域とのつながりも強化していくことで、スムーズなサービスや社会資源の利用・連携につな
げていく。
○利用計画の、ライフステージに合わせた引継ぎ
現在、児童発達支援事業所から学齢期、児童から成人のサービスに移る際等、ライフステージ
が変わるタイミングで、相談支援専門員を含めた、関係機関が一変してしまうことがある。変化
に対してマイナスの影響が出ないように、どうスムーズな引継ぎを行うことができるか。といっ
た点を検討する。
平成26年度城陽市障がい者自立支援協議会
(就労部会報告)
部会長
竹内 仁
平成 26年度報告
◆開催日時と内容
第1回 平成 26 年 4 月 14 日(月曜日)出席者 14 人(構成員:(有)ファンシステム、NIWAKAZU 造
園、(株)ナプラス、就労促進授産支援ネットワーク、宇治支援学校、あっぷ、あんびしゃ、魁、はぴねす、
城陽作業所、野の花、みんななかま)
・ステップアップを目指す取り組みづくりとして
*一般就労へのイメージづくりにむけた取り組みと、一般就労への実現。
*福祉事業所での就労水準の向上を目指す(職員意識の向上、障害のある方の適切な労働力評価)
第 2 回 平成 26 年 5 月 19 日(月曜日)出席者 10 人(構成員:(有)ファンシステム、就労促進授産支
援ネットワーク、宇治支援学校、あっぷ、あんびしゃ、はぴねす、城陽作業所、野の花、みんななかま)
・ステップアップを目指す取り組みづくりとして
*企業への実習、企業へのインターンシップへの取り組み。
*就労移行・継続に取り組まれている、福祉事業所への見学
第 3 回 平成 26 年 6 月 26 日(木) 出席者 14 人(構成員:(有)ファンシステム、(株)ナプラス、宇
治支援学校、あっぷ、あんびしゃ、はぴねす、城陽作業所、野の花、みんななかま)
構成員:同上)
・ステップアップを目指す取り組みづくりとして
*企業実習、企業へのインターンシップへの取り組み
*福祉事業所への見学、見学先の選定
第 4 回 平成 26 年 8 月 7 日(木)出席者 13 人(構成員:(有)ファンシステム、N、(株)ナプラス、DIVE、
宇治支援学校、あっぷ、あんびしゃ、はぴねす、城陽作業所、野の花、みんななかま)
・ステップアップを目指す取り組みづくりとして
*株式会社ナプラスへのインターンシップ実施に向けて
*福祉事業所見学、八身福祉会、がんばカンパニーへの依頼
就労移行・継続 事業所見学会 平成 26 年 8 月 21 日(木)
・八身福祉会(就労移行事業所、企業に多くの就労実績をもっている事業所)
・がんばカンパニー(クッキー製品事業で年間 2 億円を売上げている事業所)
第 5 回 平成 26 年 12 月 22 日(月)出席者(構成員 13 人(構成員:(株)ナプラス、就労促進授産支援
ネットワーク、あっぷ、あんびしゃ、魁、はぴねす、城陽作業所、野の花、みんななかま)
・ステップアップを目指す取り組みづくりとして
*インターンシップ実施報告、評価、次への展開
*福祉事業所見学にむけて
見学先として、甲賀福祉作業所
*福祉事業所の製品開発にむけて(就労促進授産支援ネットワークとの連携)
◆部会のまとめ(課題や問題点など)
(1) ステップアップをテーマに障害のある人の就労を考え、実践に繋げていく。
・城陽市内の就労系事業所の就労に関わる意識向上を目的に、企業就労へのイメージづくりにむけた取
り組み。
・城陽市内に在る、福祉事業所の就労への意識向上、就労水準の向上を目指す。
・上記テーマを軸に部会での検討・考察と、実践の積み上げから、全体(城陽市内福祉事業所)のもの
にしていきたいが、現状ではそこまで広がっていない。
・9 月~12 月の期間、株式会社ナプラスへのインターンシップに、4 事業所から 7 名の障がいのある方
が参加した。
・8 月に予定していた就労系事業所への見学については、行き先としていた事業所の再開時期との関係で
実施はできていない。
(2) 事業所自主製品の質的向上、量的向上(生産量の向上)を目指す取り組み
・2014 年 6 月 20 日、各事業所の製品評価を目的に、就労促進授産支援ネットワークと就労部会との連
携による第 1 回目の「合同プレゼンテーション」を実施。内容の精査・検討と、プレゼン評価を実践へ
どのように繋げていくか、課題となっている。(第 2 回目を 3 月頃実施予定)
平成 27 年度のとりくみについて(予定)
・ステップアップを軸とした取り組みづくりを継続
*企業見学、企業へのインターシップ、就労移行・継続事業への見学。
・事業所自主製品の質的向上、量的向上(生産量の向上)を目指す取り組み
*就労促進授産支援ネットワーク連携による「合同プレゼンテーション」の実施。
(学期ごとに 1 回を目
指す)