詳細 - 御嵩町ホームページ

第2章
御嵩町の環境の現状
2
第2章
御嵩町の環境の現状
第2章 御嵩町の環境の現状
1 自然環境
(1)水・水辺
①水辺の状況
本町には、北端部を流れる木曽川と
中央部を東西に流れる可児川をはじ
可児川
めとして、8つの一級河川が流れてい
ます。また、農業用のため池も
多く、豊かな水辺を有していま
木曽川
す。
こうした水辺を守るため、真
名田親水公園など親水空間を整
比衣川
山田川
撫尾川
真名田川
唐沢川
井尻川
備するとともに、住民は可児川
板良川
切木川
周辺で清掃活動を継続して行っ
可児川
平芝川
ています。
◆
津橋川
主な河川の位置
②水質の状況
可児川は水質汚濁に係わる環境基準の水域類型の指定を受けており、御嵩町内
ではB類型(BOD3mg/L以下)の環境基準が適用されています。
平成 22 年度の河川水質は、平成8年度と比べると良好になっていますが、本町
の下流域においては河川の水量不足などの原因による水質の汚濁が見られること
もあり、対策が求められます。
7
第2章
御嵩町の環境の現状
◆河川水質の推移
平成
平成
22 年度
22 年度
平成8年度
●
●
●
●
● ●●
●
● ●
●●
●
●
●
●
● ● ●
●
●
●
●
● ●●
●
●
●
●
●
●●
●
●●
●
●
●
河川及び水質調査地点
●
BOD平均値
●
●
●
●
1.0mg/L 未満
1.0mg/L 以上 2.0mg/L 未満
2.0mg/L 以上 3.0mg/L 未満
3.0mg/L 以上
(資料:住民環境課・御嵩町環境汚染総合調査報告書)
(2)生物
本町は、野生生物の種の保存や生物の多様性の確保を図るため、町内に生息・生育す
る動植物の調査を実施し、町独自のレッドデータリストに基づき、保護に努めてきまし
たが、こうした調査は、今後も継続していく必要があります。
本町で生息が確認されている生物は右表のとおりで、希少種については東部の山林や
みたけの森、可児川やその支流の一部で主に確認されています。しかし、里山の荒廃な
ど環境の変化によりその生息地が年々減少していることから、対策が求められます。
また、近年はオオキンケイギクやヌートリア、ブルーギルといった外来種の増加が目立
っており、生態系への影響が懸念されます。
8
第2章
御嵩町の環境の現状
◆御嵩町の動植物の生息状況
分類
①ほ乳類
全体
種数
17 種
118 種
②鳥類
希少種
種名例
種数
種名例
ノウサギ、イノシシ、ニホンザル、アライグマなど
―
―
カワウ、カルガモ、キジ、カワセミ、ヒレンジャク、ホオ
23 種
ジロ、ムクドリなど
③は虫類
ヨタカ、ハチクマ、オオタカ、クマタカ、アオバズ
ク、ヤマセミ、クロジなど
16 種
ウシガエル、イシガメ、アオダイショウなど
1種
ニホンアカガエル
25 種
オイカワ、コイ、モツゴ、アユ、カマツカ、カワムツ、オ
8種
ホトケドジョウ、シマドジョウ、スジシマド
両生類
④魚類
オクチバスなど
⑤昆虫類
81 種
ジョウ、アカザ、メダカ、カワヒガイなど
クロアゲハ、ベニシジミ、ルリタテハなど
11 種
(蝶類)
ラサキなど
11 種
⑥貝類
カワニナ、ヒメタニシ、サカマキガイ、ドブガイ、
4種
ヒメモノアライガイなど
⑦甲殻類
7種
805 種
⑧植物
ツマグロキチョウ、ヒメヒカゲ、ギフチョウ、オオム
カタハガイ、トンガリササノハガイ、マツカサガ
イ、イシガイ
モズクガニ、サワガニ、カブトエビなど
―
ウド、ヤマモミジ、ツユクサ、ヤマザクラ、ノアザミ、ク
86 種
ワ、セイタカアワダチソウ、スギ、ウドなど
―
シデコブシ、ハナノキ、ミカワバイケイソウ、ミミカキグ
サ、カザグルマ、キンランなど
(資料:御嵩町環境基礎調査報告書、御嵩町希少動植物調査報告書)
◆希少植物の主な分布地域
シデコブシ
9
第2章
御嵩町の環境の現状
(3)緑(山林・農地)
本町の平成 23 年の土地利用状況を見ると、山林が 34.1%と最も多く、ついで雑種地
9.0%、田 7.6%、宅地 7.5%と続いています。雑種地の9割弱はゴルフ場が占めていま
す。昭和 61 年と比較すると、宅地がやや増加し、雑種地が大幅に増加しています。一方、
田、畑がやや減少し、山林は大きく減少しています。
本町の農業は、稲作を中心に行われてきましたが、都市化による農地の減少や後継者
問題による「農業ばなれ」の状況が続いており、農業就業者の年齢構成を見ると、59 歳
以下の農業就業者の減少が著しく、高齢の就業者に依存していますが、その高齢就業者
も減少しています。農業就業者の減少は、山林や農地の荒廃につながるため、担い手の
確保や農業の大規模化などが必要となってきます。
◆土地利用の推移
昭和61年
(1986年)
9.0 3.1 5.8 46.4 0.8 1.5 33.2 平成23年
(2011年)
34.1 7.6 2.2 7.5 0%
10%
田
20%
畑
30%
宅地
38.7 0.8 9.0 40%
池沼
50%
山林
60%
原野
70%
80%
雑種地
90%
100%
その他
(資料:税務課・概要調書)
注:その他は「道路敷」、「河川敷」、「保安林」など
10
第2章
御嵩町の環境の現状
◆農業就業者構成年齢
平成 7 年(1995 年)
70歳以上
60~69歳
50~59歳
男
40~49歳
女
30~39歳
20~29歳
16~19歳
0
100
200
300
400
500 (人)
平成 22 年(2010 年)
70歳以上
60~69歳
50~59歳
男
40~49歳
女
30~39歳
20~29歳
15~19歳
0
100
200
300
400
500 (人)
(資料:農林課・農林業センサス)
11
第2章
御嵩町の環境の現状
2 生活環境
(1)歴史的文化的遺産
本町には、伏見古墳群、中古墳群などの大和時
代の古墳が多数見られ、御嵩駅前には白鳳時代に
建立された願興寺があります。また、江戸時代に
は中山道の宿場町として御嶽宿や伏見宿が置か
れ、宿場町としてのたたずまいを残しています。
このように本町には多くの歴史的文化的遺産が
残されています。
これらの優れた歴史的文化的遺産と周辺の環
願興寺
境を調和させ、地域の個性が活かせるような環
境整備が求められています。
◆文化財の指定状況
国指定文化財
区 分
名勝天然記念物
有形文化財
県指定文化財
区 分
無形民俗文化財
有形文化財
種
別
建造物
彫刻
計
指定数
1
1
6
8
町指定文化財
区 分
天然記念物
有形民俗文化財
無形民俗文化財
有形文化財
種
史跡
建造物
工芸
考古資料
典籍
書跡
古文書
計
別
指定数
1
4
1
1
1
1
1
1
11
種
史跡
建造物
工芸
歴史資料
彫刻
絵画
古文書
計
別
指定数
1
1
2
6
2
4
2
4
6
10
38
(資料:生涯学習課・御嵩町内指定文化財一覧表)
12
第2章
御嵩町の環境の現状
(2)公共空間
①公 園
本町の都市公園としては、総合公園である南山公園が整備されているのみです。都市
計画公園の整備水準は平成 20 年度末時点で、
都市計画人口1人当たり 5.4 ㎡/人であり、
全国の 9.6 ㎡/人、岐阜県の 9.6 ㎡/人を下回っています。
また、公園は御嵩地区、中地区に集中しており、上之郷地区、伏見地区に少ないこと
から、住民に身近な街区公園などの整備を図る必要があります。
◆主要公園などの分布
(資料:まちづくり課)
②歩道・公共施設
本町では、主要な幹線道路の歩道の整備や公共施設における高齢者や障害者に対する
配慮が十分とはいえません。
良好で快適な環境を享受するためには、高齢者や障害者をはじめ、すべての人が暮ら
しやすいように配慮した都市環境の整備が求められます。
南山公園
13
第2章
御嵩町の環境の現状
(4)大気、騒音・振動
本町では国道 21 号を通行する車両により、自動車の排ガス、交通騒音・振動が問題と
なってきています。
これらの問題については、自動車の使用の抑制や低公害車の導入促進などの誘導的な
措置に加え、今後の道路整備については、住民の健康に配慮した整備を進めていく必要
があります。
また、事業所による公害については、現在のところ顕在化していませんが、引き続き
指導、監視を行う必要があります。
◆道路交通網と交通量の推移
(資料:国土交通省・交通量調査表)
(※上恵土は 24 時間、中切は 12 時間交通量調査結果であり、
平成 20 年、21 年は春・秋調査の平均、17 年、22 年は春の調査)
(5)有害物質
化学物質は、生活を豊かにする反面、その多くは、人や野生生物に悪影響を及ぼすと
指摘されており、身近な問題として、農業や食品製造で使用される化学物質の健康に及
ぼす影響についても懸念されており、これらに対する適切な対応が必要となっています。
14
第2章
御嵩町の環境の現状
3 地球環境
(1)地球環境問題
地球環境問題とは、一般に被害・影響が一国内にとどまらず、国境を越え、ひいては
地球規模にまで広がる環境問題のことをいいます。
特徴としては、
「長い時間をかけて進むプロセスである」
、
「個々の問題が相互にからみ
あっている」
、「人類の生存基盤に影響を与える」ということがあります。
すべての地球環境問題は、私たちの生活に直接・間接的に影響しており、行政、事業
者、国民がそれぞれの立場で解決のための取り組みを行うことが求められています。
(2)廃棄物
大量消費、大量廃棄型のライフスタイルの定着により、本町におけるごみの排出量は
平成 18 年から 20 年までは減ったものの、平成 21 年からは増加傾向で推移しています。
このため、廃棄物の適正処理を行うとともに、発生量の抑制を基本とした再資源化な
どのシステムを確立し、循環型社会を実現することが必要です。
◆ごみ排出量の推移
(g/人・日)
(t/年)
6,000
700
600
5,000
500
事業系ごみ
400
生活系ごみ
300
1日1人当たりごみ
排出量(g/人・日)
4,000
3,000
2,000
200
1,000
100
0
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
(資料:住民環境課)
15
第2章
御嵩町の環境の現状
◆資源物の回収量の推移
21.4 4.4 H18
91.8 22.2 153.2 1,282.1
956.6 32.5 18.0 4.4 H22
81.9 15.4 127.4 900.7
621.1 5.8 26.7 0.0 廃プラ
200.0 ペットボトル
400.0 缶類
発泡トレイ
600.0 ビン類
800.0 ダンボール
1000.0 新聞・雑誌
1200.0 1400.0 (t)
紙パック・紙製包装容器
(資料:住民環境課)
(3)地球温暖化
①地球温暖化による影響
現在の私たちの暮らしは、便利で快適なものとなっていますが、こうした暮らしは石
油や石炭などの化石燃料を大量に消費することで成り立っています。しかしながら、化
石燃料をエネルギーとして大量消費することは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素
(CO2)などの温室効果ガスを過度に排出するため、それにともなう地球温暖化が大き
な問題となっています。
石油や石炭などのエネルギーを起源とした CO2 排出量の増加が地球温暖化に大きな影
響を及ぼしていることから、エネルギー消費量の抑制により CO2 排出量を削減し、地球
温暖化防止へとつなげていくことが必要です。
16
第2章
御嵩町の環境の現状
◆地球温暖化による影響(例)
(出典:NEDO 技術開発機構新エネルギーガイドブック 2008)より抜粋
②電力の使用
電力の使用は間接的に二酸化炭素を排出することになり、地球温暖化の大きな原因と
なっています。
本町の電力使用量及び1人当たりの電気使用量は、概ね増加傾向で推移しています。
今後は、一人ひとりが電力使用量を削減するとともに、新エネルギーの導入などによ
り、地球温暖化の抑制に寄与していく必要があります。
17
第2章
御嵩町の環境の現状
◆電力使用量の推移
(KWh/年・人)
(MWh)
300,000
12,000 250,000
10,000 200,000
8,000 150,000
6,000 100,000
4,000 50,000
2,000 0
0 H17
H18
H19
H20
電力使用量
H21
H22
1人当たりの電気使用料
(資料:中部電力(株)加茂営業所)
③交
通
本町の公共交通機関には名鉄、ふれあいバスがあります。公共交通機関は自家用自動車
に比べ輸送効率に優れていることから、環境負荷の少ない交通機関といえます。
交通に伴う温室効果ガスの発生を抑制するために、公共交通機関の利便性を高め利用を
促進していく必要があります。
また、歩道の整備により、歩行や自転車の利用を促進することも必要です。
◆1人を1km運ぶのに排出するCO2
自家用車
164
航空
108
バス
48
鉄道
19
0
50
100
150
200
[g ‐CO2 /人キロ(2008年度)]
(資料:交通エコロジー・モビリティ財団「運輸・交通と環境 2010 年度版」)
18
第2章
御嵩町の環境の現状
(4)水資源
水は限られた資源であり、私たちの使用する水をつくりだしたり、配水したりするた
めには大きなエネルギーを使用しています。
本町の上水道給水の推移を見ると1日1人平均使用量は増加傾向にあるため、今後は
節水や再利用により、使用量を抑制していく必要があります。
◆上水道給水の推移
(万㎥)
(L/日)
300
300
250
250
200
200
150
150
100
100
50
50
0
0
H14
H15
H16
H17
H18
有収水量(万㎥)
H19
H20
H21
H22
1日1人平均使用水量(L/日)
(資料:上下水道課・御嵩町水道事業会計決算書附属資料)
19
第2章
御嵩町の環境の現状
4 学習・参加
(1)環境学習・環境教育
本町では、体験学習や講義を通じて自然に接する機会、また環境について考える機会
を町民に提供しています。特に、環境については次の時代を担う子どもたちの環境学習
や環境教育が重要であることから、子どもを対象とした環境学習・環境教育を幅広く行
っています。
環境教育は、豊かな感性や環境に対する感受性を養い、環境保全意識を体得する上で
非常に重要です。
特に 20 代、30 代の若い世代への環境学習・環境教育をいかに普及させていくかが課
題となります。
(2)環境活動
①環境関連団体の活動
本町の環境関連団体としてはオオタカの保護を目的とした「オオタカと美しい自然を
守る会」や「御嵩町生活学校」
「手作りハガキを奨める会」
「みたけの森炭焼き研究会」
「水
土里隊」
「みたけエコパル」
「NPO みたけ 500 万人の木曽川トラスト」などの団体があり
ます。
本町の貴重な自然を守っていくためには、行政の施策はもちろんですが、住民による
環境保全活動も重要となります。
20
第2章
御嵩町の環境の現状
5 町民の環境意識調査概要
町民などの環境に対する意識について、近年実施した次の4つのアンケート調査結果
から概要を示します。
アンケート
名称
対象
調査
時期
調査項目
(1)御嵩町まち 町民 2,000 人(18 住みやすさ、まちづくりの進 平成 22 年
づくりアンケー 歳以上、無作為抽 み具合、行政施策への満足
ト調査
出)
度・重要度
46.7%
9月
など
(2)環境基本計 前 環 境 基 本 計 画 環境配慮の考え方、環境基本 平成 23 年
画改訂に関する の 重 点 エ コ プ ロ 計画の施策の進捗状況評価、
アンケート調査
有効
回収率
49.7%
7月
ジ ェ ク ト に 関 わ 力を入れるべき環境への取
った町民 147 人
り組み
など
(3)クリーンエ 町民 1,000 人(18 地球温暖化問題・クリーンエ 平成 22 年
ネルギービジョ 歳以上、無作為抽 ネルギーの関心度、クリーン
ン策定のための 出)
エネルギーの利用状況、御嵩
アンケート調査
町がクリーンエネルギーを
46.6%
9月
利用していくことに対して
の評価、自宅でのエネルギー
利用状況、省エネルギーの取
組み状況
など
(4)名鉄広見線 名 鉄 広 見 線 の 沿 クルマ以外の交通手段に転 平成 22 年
利用促進モビリ 線 の 町 民 な ど 換したトリップの目的、家
ティ・マネジメ 1,000 人
事・買物目的で転換した回答
ント調査
者の属性、通勤・通学目的で
転換した回答者の属性
ど
21
な
9月
36.5%
第2章
御嵩町の環境の現状
(1)御嵩町まちづくりアンケート調査
①調査概要
総合計画の策定にあたり、まちづくりに対する町民の満足度やニーズなどを把握する
ことを目的として「御嵩町まちづくりアンケート調査」を実施しました。ここでは、主
に環境関連の設問について整理しています。
②主な調査結果
○「ごみ減量化・リサイクル」への参加が活発
日常生活や地域活動への参加状況を尋ねたところ、
「ゴミの減量化・リサイクル」に取
り組んでいると答えた住民が 80.6%と最も多くなっています。一方で「名鉄の利用」や
「ふれあいバスやE-COバスの利用」については、低い割合となっています。
N=934
(1) 学校や子供達の見守り
36.5
5.4
(2) 生涯学習活動や文化継承のための活動 2.5
(3) 健康増進
17.6
48.5
(4) 近所での高齢者・障がい者への支援 3.9
5.7 2.9
51.0
21.7
16.0
51.1
10.1
3.6
38.0
26.1
(5) 近所での子育て期の家族への支援 3.0
20.8
3.4
32.4
34.9
20.3
3.0
27.8
45.3
8.1
(6) 名鉄の利用
15.7
39.4
2.2
2.0
(7)ふれあいバスやE-COバスの利用
ふれあいバスやエコバスの利用
(7)
(8) 再生品やエコマーク商品の購入
9.0
26.0
(14) 観光のPRや案内 2.0
(18) 男女が平等に生活、仕事することに対する気配り 4.2
14.2
38.5
46.0
16.4
30.2
44.1
66.1
27.1
28.6
2.4
1.9
2.2
22.1
18.8
2.4
3.3
40.5
44.3
13.0
(17) 地域の外国人とのふれあいや交流への参加 1.13.3
27.8
33.9
12.8
5.0
13.2
43.5
3.9
3.02.1
10.4
52.9
22.8
9.4
(15) 自治会や町内会の活動への参加
41.0
28.3
(12) 地域の防災・防犯活動への参加 2.6
(13) 地元の商店での買い物
14.2
38.8
(11) 災害に対する家庭内の備え 3.3
10.6
54.6
7.5
(10) 道などのごみ拾い
2.0
34.2
42.4
(9) ゴミの減量化・リサイクル
(16) ボランティア活動やまちづくり活動・催しへの参加
64.8
25.3
5.9
2.6
1.8
2.5
42.4
22.6
2.2
(%)
0
積極的に取り組んでいる
20
取り組んでいる
不明
22
40
60
あまり取り組んでいない
80
100
全く取り組んでいない
第2章
御嵩町の環境の現状
○今後は「名鉄の利用促進や町内の移動手段確保」を重要視
今後重要となるまちづくりについては、特に「名鉄の利用促進や町内の移動手段確保」
に関する重要度が最も高くなっています。また、
「地球や地域環境にやさしいまちづくり」
は、約5割が重要であると回答しています。
N=934
(1)中山道の再生をすすめるまちづくり 4.0
(2)地域が支える安心・安全のまちづくり
26.0
9.6
47.9
(4)名鉄の利用促進や町内の移動手段確保
42.6
4.0 1.2 5.5
25.4
36.7
7.7
(6)地球や地域環境にやさしいまちづくり
2.8
0.9 6.3
52.8
21.4
(5)御嵩町のPR、観光客誘致
0.5 5.9
0.3
35.8
34.0
(3)住民の自主的な活動を支援する人づくり 3.2
3.1 5.8
10.1
51.1
44.8
10.0
3.5 1.9 5.4
1.4
0.7 5.6
40.5
41.9
(%)
0
特に重要
20
重要
40
60
ふつう
80
あまり重要ではない
100
重要ではない
不明
○「公共交通機関の充実」「公園や緑地の整備」などで満足度が低い
行政施策の満足
満足度平均値 -0.09
1.0
度・重要度をみると、
雇用の確保
環境関連の施策では、
実」
「公園や緑地の整
備」などで満足度が
低くなっています。
一方で、
「環境衛生の
整備」
「美しい景観づ
くりの推進」
「自然環
境の保全」などは比
較的満足度は高くな
っています。
ただし、全般的に
環境関連施策の重要
0.9
← 重要
施策の重要度
重要でない→
「公共交通機関の充
高齢者福祉の充実
医療体制の充実
0.8
公共交通機関の充実
防災体制の強化
0.7
企業の誘致
比較すると低くなっ
障がい者福祉の充実
保健サービスの充実
子育て支援の充実
効率的な行政運営
0.6
交通安全施設の整備
重要度
平均値
自然環境の保全
生活道路の整備
商業環境の整備
0.55
農業者の育成
0.5
下水道の整備
観光の振興
幹線道路の整備
公園や緑地の整備
0.4
情報公開
環境衛生の整備
上水道の整備
美しい景観づくりの推進
農業基盤の整備
女性の社会参加の促進
住民参画
0.3
度は他の福祉や防
災・防犯等の項目と
学校教育の充実
防犯体制の整備
文化施設の整備
スポーツ施設の整備
0.2
-0.6
-0.4
-0.2
0.0
0.2
←不満 施策の満足度 満足→
ています。
23
0.4
第2章
御嵩町の環境の現状
(2)環境基本計画改訂に関するアンケート調査
①調査概要
御嵩町環境まちづくりパートナーシップ会議会員として、前計画の「重点エコプロジ
ェクト」に関わった町民 147 名を対象に、現在までの町環境行政に対する評価、今後の
町の環境行政に関する思いを把握することを目的に実施しました。
②主な調査結果
○「資源ごみの分別」、「過剰包装の辞退」などの環境配慮行動に積極的
日常生活における環境配慮行動について尋ねたところ、
「資源ごみの分別」、
「過剰包装
の辞退」や「エコバック」、「緑化」、「省エネ」、「生ゴミの減量」などの取り組みが多く
なっています。
N=72 (%)
カン・ビン・古紙等の資源ごみ分別をしっかり
行っている
94.4
過剰包装の辞退や買い物袋を持参している
87.5
家庭や地域で木や花を育てている
80.6
電気のスイッチをこま めに切ることや冷暖房の
温度設定を配慮している
77.8
生ごみを減らすことや生ごみの堆肥に取り組んでいる
65.3
生物が生息する環境や生態系を大切にしている
52.8
環境問題について家族や地域で話し合っている
48.6
水質が悪くならないように洗剤の使用や洗い方を
工夫している
48.6
環境にやさしい商品を買っている
47.2
環境の保全や美化等の活動への参加
44.4
待機電力をカットしている
44.4
身近な山や河川のごみを拾うなど自然を
大切にしている
43.1
公共交通機関や自転車、徒歩で移動を優先している
37.5
自然観察や環境学習へ参加している
37.5
その他
4.2
0
10
24
20
30
40
50
60
70
80
90 100
第2章
御嵩町の環境の現状
○「温暖化防止」や「環境学習」「生物保全」の施策への評価が低い
環境関連施策の進捗状況の評価については、「3Rの推進」への評価は高いが、「温暖
化防止」や「環境学習」
、「生物保全」などは低くなっています。
N=72
34.7
多様な生物を守る
43.1
43.1
里山や森林、水、農地を守る
景観や歴史・文化を守る
43.1
ごみを少なくしたりリサイクルを進める
25.0
18.1
68.1
43.1
26.4
環境について学び、行動する
13.9
30.6
40.3
33.3
0%
18.1
33.3
41.7
地球の温暖化を防ぐなど地球環境を守る
13.9
33.3
48.6
生活環境の向上や生活環境を公害から守る
22.2
26.4
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
はい
いいえ
不明
○今後の重点施策は「自然環境保全」「環境美化」「生物保全」など
今後の5年間、重点的に取り組むべき施策を尋ねたところ、「自然環境保全」「環境美
化」
「生物保全」
「農地保全」
「河川環境保全」などが高くなっています。
N=72 (%)
身近な森林や山の自然環境保全
52.8
ごみポイ捨て防止や不法投棄対策
34.7
生物の保全や生息環境の保全・外来種の対策
31.9
農地保全や環境保全型農業の推進
30.6
河川環境保全・川の浄化
30.6
自然とのふれあいの場の創出
30.6
再生可能エネルギー普及(太陽光、風力発電など)
25.0
ごみ減量やリサイクルの推進
25.0
環境教育や学習機会の充実
22.2
公共交通の利用促進
22.2
事業者や民間団体の環境活動支援
13.9
省エネルギーの普及・促進
13.9
ダイオキシン等の有害物質対策
13.9
居住地における緑の育成
13.9
大気汚染・水質汚濁・騒音等の公害対策
11.1
環境情報の収集と積極的な提供
9.7
生態系や種、遺伝子の多様性の保全
9.7
その他
2.8
0.0
25
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
第2章
御嵩町の環境の現状
(3)クリーンエネルギービジョン策定のためのアンケート調査
①調査概要
太陽光発電などのクリーンエネルギーや地球温暖化問題に対する意識、クリーンエネ
ルギーの利用状況・今後の利用意向などを把握するために、住民 1,000 名、事業者 50 を
対象としたアンケート調査を実施しました。
②主な調査結果
○省エネルギーの取組み状況(住民)
住民の省エネの取組み状況は、
「冷暖房の不必要なつけっぱなしはしない」が 77.9%で
最も高く、次いで「まとめ洗い」、「急発進、急加速しない」、「テレビのつけっぱなしは
しない」となっています。
全体(N=466)
77.9
冷暖房機器は不必要なつけっぱなしをしない
65.0
洗濯する時は、まとめて洗う
急発進、急加速をしない
56.4
テレビをつけっぱなしにしたまま他の用事をしない
56.0
53.6
シャワーはお湯を流しっぱなしにしない
51.1
冷蔵庫の扉は開閉を少なくし、開けている時間を短くする
47.4
アイドリングはできる限りしない
46.8
電気、ガス、石油機器などを買う時は、省エネタイプを…
冷蔵庫は壁から適切な間隔をあけて設置
46.4
暖房は20℃、冷房は28℃を目安に温度設定
45.5
39.1
お風呂は間隔をおかずに入る、追い焚きをしない
36.3
無駄な荷物を積んだまま運転しない
33.7
照明は、省エネ型の蛍光灯や電球型蛍光ランプを使用
電気製品は、使わない時はコンセントからプラグを抜く
27.9
冷蔵庫は温度調整をしたり、ものを詰め込み過ぎない
27.5
できるだけ公共交通機関を利用する
その他
取り組んでいない
0.0
26
7.1
2.6
1.1
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
第2章
御嵩町の環境の現状
○地球環境問題の関心度(住民、事業者)
住民、事業者ともに、地球温暖化問題の関心度(
「非常に関心がある」と「関心がある」
の合計)は約8割を占めており、関心が高くなっています。
全く関心
がない
0.2%
あまり関
心がない
4.1%
全体(N=466)
よくわか
らない
1.9%
無回答
0.2%
どちらとも
言えない
13.7%
非常に関
心がある
18.0%
よくわか 全体( N=26)
らない
あまり関 3.8%
無回答
心がない
3.8%
3.8%
非常に関
心がある
30.8%
どちらとも
言えない
7.7%
関心が
ある
50.1%
関心が
ある
61.9%
住民
事業者
○御嵩町が利用していくことがふさわしいクリーンエネルギー(事業者)
御嵩町が利用していくことがふさわしいクリーンエネルギーとしては、
「太陽の光」が
最も高く、次いで「太陽の熱」、「木質系未利用資源」、「風」、「農業残さ」、「廃食用油」
となっている。これは、住民の回答とほぼ同様の傾向です。
全体(N=21)
76.2
太陽の光を活用したエネルギー
52.4
太陽の熱を活用したエネルギー
33.3
木質系の未利用資源を活用したエネルギー
28.6
風の力を活用したエネルギー
農業残渣を活用したエネルギー
23.8
廃食用油を活用したエネルギー(BDF)
23.8
家畜糞尿を活用したエネルギー
14.3
エネルギー作物の活用(バイオエタノール)
14.3
食品残さを活用したエネルギー
14.3
水の落差と流量を活用したエネルギー(中小水力)
14.3
わからない
河川水等の温度差を活用したエネルギー
0.0
4.8
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
*「積極的に取り組むべき」「ある程度積極的に取り組むべき」と回答した事業者 21 社の回答
27
第2章
御嵩町の環境の現状
(4)名鉄広見線利用促進モビリティ・マネジメント調査
①調査概要
町全体の交通部門のCO2削減計画を策定するための全体調査として、住民 1,000 名を
対象に名鉄広見線利用によるCO2削減に関するアンケート調査を実施しました。
②主な調査結果
○名鉄広見線の利用頻度
名鉄広見線の利用頻度については、
「年に数回程度」が 41%と最も多く、次いで、
「ほ
とんど利用しない」が 39%となっています。
利用頻度(N=369)
1.平・休日
のほぼ毎日
1%
11.無回答
1%
10.その他
2%
9.ほとんど
利用しない
40%
4.週に1~
2日程度
2.平日は
3.週に3~
2%
ほぼ毎日
4日程度
5.休日の
2%
1%
み
0%
6.休日の
ときどき
2%
7.月に数
回程度
8%
8.年に数
回程度
41%
○普段のクルマの利用状況
ほぼ毎日クルマを利用するかどうかについては、
「はい」が 61%と最も多く、次いで「い
いえ」が 24%となっています。
ほぼ毎日クルマを利用することがありますか?
(N=369)
3.無回答
16%
2.いいえ
24%
1.はい
60%
28
第2章
御嵩町の環境の現状
○クルマ以外の交通手段を利用することは可能か
クルマ以外の交通手段を利用することが可能かどうかについては、
「不可能」が 65%と
最も多くなっています。
クルマ以外の交通手段の利用が可能と答えた回答者は「ほぼ全て可能」(約 7%)、「2
回に 1 回は可能」(約 1%)及び「3 回に 1 回は可能」
(約 6%)あわせると 14%です。
クルマ以外の交通手段を利用することは可能ですか?
(N=223)
7.無回答
5%
6.その他
5%
1.ほぼ全
て可能
7%
2.2回に1
回は可能
1%
3.3回に1
回は可能
6%
5.わから
ない
11%
4.不可能
65%
○利用可能なクルマ以外の交通手段として
利用可能なクルマ以外の交通手段については、
「電車」が 36%と最も多く、次いで、
「自
転車」が 28%、
「徒歩」が 23%となっています。
利用する交通手段は何ですか?
(N=53)
7.無回答
0%
6.その他
2%
1.電車
36%
5.徒歩
22%
4.自転車
28%
2.バス
6%
3.バイク
6%
29
30