校長だより219 やりがいのある仕事

〈第 219 号〉
平成28年3月17日(木)
岩美町立岩美南小学校
濵津良輔
“教師は大変ですが、
それ故にやり がいのある仕事だと 思いま す。”
ジャ ーナリ スト 池上彰
ジャーナリスト池上彰氏は、公立学校共済組合発行の「共済フォーラムNO.693」(2
016年3月)で次のように語っています。
自分の経験からして、先生の何気ない言葉や態度がその人の人生に大変大きな影響を与
えます。私も中学校の先生に言われたスクラップ作業を今でもやっているわけですから。
先生方には自分の何気ないひと言が子どもたちに大きな影響を与えているという自覚を
持っていただきたいですね。
それから、先生が一方的に知識を伝達する授業だけでは、これからの世界には太刀打ち
できないですよね。自分の頭で考え、判断し、積極的に意見を発表していく子どもたちを
是非育ててほしいと思います。
日本の教育が厳しい状況なのは確かですが、現場の先生方のがんばりで高いレベルを維
持できていることも事実です。教育は大変ですが、それ故にやりがいのある仕事だと思い
ます。(傍線は濵津)
※「共済フォーラムNO.693」リレー連載「先生と私(第8回)」(公立学校共済
組合)より
この投稿の中で同氏は、高校1年の時、数学の先生に分からないところを教えてもらおう
と休み時間に職員室を訪ねたら、「そんなものも分からないのか。自分でやれ」と冷たくあ
しらわれ、すっかり数学嫌いになったというエピソードも語っています。
知識の獲得だけならば、本やスマホ、PC等があればできます。学校は、私たち生身の教
員が子どもたちと同じ空間にいて、喜怒哀楽を子どもたちと共有しながら〈魂〉を込めて指
導をするところです。「勉強って、おもしろい!」と、子どもたちを笑顔にすることができ
るのも、教師という仕事の醍醐味です。
カリキュラム(指導計画)通りに着実に子どもたちの知識を積み上げていくこと(連続の
教育)も学校教育の重要な責務ですが、私はこのような教師と子どもたちとの血の通った関
わり合い(非連続の教育)が、とても大切と思います。
校長のひと り ごと
~ク リ アフ ァ イ ル完成~
今年も本校PTAが、子どもたちに素敵なクリアファイルをつく
ってくださいました。前回入れ忘れていた「PTA」の文字も、今
回はきちんと入っています(写真)。
子どもたちの1年間のがんばりに対する、保護者の皆様からのご
褒美ですので、子どもたちにその意味をしっかりと伝えてください。
いつも学校を応援してくださる本校のPTAです。いつも全面協
力・全力支援をしてくださいます。
ほんとうに、ほんとうに有り難いことと思います。