RFIDとは - 日本自動認識システム協会

RFIDの基礎
2016年4月28日
Rev.02
(一社)日本自動認識システム協会
研究開発センター
RFID担当
1
目
第1章 RFIDとは ---------------------- 3
1.1 自動認識(AIDC)技術の概要
1.2 RFID技術の概要
第2章 RFIDの基礎用語 --------------- 7
2.1電波に関する基礎用語
2.2 電力に関する基礎用語
第3章 RFIDの原理と特徴 ------------ 13
3.1 リーダライタとRFタグ間の交信
3.2 電力伝送
3.3 データ交信
3.4 アンチコリジョン
第4章 RFタグ ---------------------- 22
4.1 RFタグの分類
4.2 RFタグの構成要素例
4.3 メモリの種類
第5章 リーダライタ ------------------ 26
5.1 リーダライタの構成
5.2 リーダライタの出力と法規制
5.3 リーダライタの形状による分類
第6章 電波法とその他の法規と活用法 -- 30
6.1 法規制の概要
6.2 電波法規則の必要性
次
6.3
6.4
6.5
6.6
6.7
6.8
第7章
7.1
電波法の規制概要
RFID機器の免許と利用者の免許
UHF帯RFID登録申請のフロー(構内無線局)
UHF帯RFID免許申請のフロー(構内無線局)
総合通信局の管轄地域(都道府県単位)
植込み型医療機器に対する業界自主規制
使用上の留意点と活用法 ------------------- 39
RFID利用上の一般的な留意点
7.2 電磁誘導方式の使用上の注意事項
7.3
7.4
7.5
7.6
第8章
8.1
電波方式の使用上の注意事項
RFID方式の特徴比較
パッシブ型RFID 動向予想
海外におけるUHF帯利用状況
導入事例(JAISA自動認識システム大賞) -------- 55
2012年受賞(トッパン・フォームズ株式会社様)
(群馬大学様)
8.2 2013年受賞(トーヨーカネツソリューションズ(株)様
(株式会社オートバックスセブン様)
8.3 2014年受賞(太平洋セメント株式会社様)
8.4 2015年受賞(凸版印刷株式会社様)
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2
第1章 RFIDとは
1.1 自動認識(AIDC)技術の概要
1.2 RFID技術の概要
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3
1.1 自動認識(AIDC)技術の概要
AIDC( Automatic
⇒
Identification and Data Capture)
自動認識及びデータ取得技術
「人、動(植)物、物、情報などに付加されたデータキャリアの情報を取得する技術」
データキャリア
1次元シンボル
コンタクト付きICカード
OCR
RFID
2次元シンボル
コンタクトレスICカード
バイオメトリクス
磁気カード
国際標準化
人に関する標準化(ISO/IEC JTC1/SC17、/SC37)、動(植)物に関する標準化(ISO TC23)、
物に関する標準化(ISO/IEC JTC1/SC31)
■ISO/IEC JTC1/SC31の国内窓口:
日本工業標準調査会(JISC)->(社)情報処理学会/情報規格調査会 SC31専門委員会
->電子情報技術産業協会(JEITA):
SC31の各ワーキンググループ(WG1~WG7)とそれを統括するAIDC委員会が設置
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4
1.2 RFID技術の概要
(1)RFIDの定義
R
F
Radio
無線通信
ID
System
Frequency
IDentification
周波数
認識
System
システム
<JISにおけるRFIDの定義>
JIS X 0500-1:2009 自動認識及びデータ取得技術-用語-第1部:一般
JIS X 0500-2:2009 自動認識及びデータ取得技術-用語-第2部:光学的読取媒体
JIS X 0500-3:2009 自動認識及びデータ取得技術-用語-第3部:RFID
(本JISはISO/IEC19762:2005をベースに策定)
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5
1.2 RFID技術の概要
(2)RFIDの特徴
非接触でデータの読出し(Read)、書換え(Write)が可能。
・必要な情報を、自由に非接触で読み出すことができる。
・情報をその場で、かつ非接触で書き換え可能。
電波(920MHz帯~)・電磁界(~13.56MHz帯)で交信するため,見えなくても読み書きが可能。
・バーコードと違い電波・電磁界で交信するため、表面状態に影響されない。
複数RFタグの一括読出し、書換えが可能。
・交信領域に存在する複数のRFタグを、一括にアクセスすることが可能。
・交信領域に存在する複数のRFタグから、必要なRFタグを選択してアクセスすることが可能。
小型・薄型、耐環境性、移動中の読出し、書換え、耐久性、セキュリティなど。
RFIDは、自動認識技術の一つで、課題解決のツール!
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6
第2章 RFIDの基礎用語
2.1電波に関する基礎用語
2.2 電力に関する基礎用語
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7
2.1 電波に関する基礎用語
出所:総務省他
(1)周波数と波長
●電波(電波法 第2条の1)
「3,000,000MHz以下の周波数の電磁波」と定義
●電波の速さは世界一(周波数に関係なく)
1秒間に30万km
それは、地球7.5周の距離に相当
(300,000km/s=300,000,000m/s=3×108m/s)
●周波数:ヘルツ[Hz] 単位時間当たりの波の数(電波の単位)
例:10Hzの場合
周波数の単位:Hz(ヘルツ)
電波の存在を実験で立証した人
ドイツのヘルツという人の名前
=>10Hzの波長
30万km÷10=3万km
●周波数と波長(1サイクルの長さ)
波長(m)=
300,000,000(m/s)
周波数 X (Hz)
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Ex.13.56MHz
300,000,000
=22.12(m)
13,560,000
Ex.900MHz Ex.433MHz
0.69(m)
0.316(m)
Ex.2.45GHz
0.122(m)
Ex.135kHz
2200(m)
8
2.1 電波に関する基礎用語
(2)電波の主な性質
周波数
低
弱
大
高
直進性
アンテナサイズ
強
低い周波数の方が見通し外のRF
タグを読みやすい
小
高い周波数の方が小形化が可能
電波方式の方が電磁誘導方式と
比較して距離が長い。
高い周波数の方が多く送れる。
短
交信距離
長
少
情報量
多
反射
合成
障害物による反射・合成によって、
読み取りミスなどの問題が発生
する。
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9
2.1 電波に関する基礎用語
出所:総務省
(3) 電波の用途
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10
2.2 電力に関する基礎用語
消費電力(W)=電圧(V)×電流(I)
RFタグの消費電力=ICチップ内で消費される電力
無線・高周波では、50Ω負荷で1mWを0dBmと定義する。
30dBm=103mW
=1W
(30=10logP logP=30/10=3 P=103mW=1000mW=1W)
*デシベル(電力比)は基準となる電力に比べて、相対的に何倍大きいか小さいかを表す
アンテナの利得(dBi):
エネルギー総量は変わりはないが、電波を放射するときに、特定の方向に集
中させることで、基準アンテナに比べて、強くなった度合い。
■基準アンテナ:アイソトロピックアンテナ(等方向性アンテナ)
あらゆる方向に均一の強さの電磁界を放射する仮想的なアンテナで、
アンテナ設計において基準的なアンテナとして扱われる。
dBWは1W=0dBW、dBmは1mW=0dBm、dBμは1μW=0dBμ
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11
2.2 電力に関する基礎用語
EIRP:Effective Isotropic Radiated Power(実効等方放射電力)
=(等価等方放射電力)
=空中線電力(ERP)×(アンテナの利得-アンテナケーブルの損失)
空中線電力:1W(30dBm) ERP
アンテナ出力:4W(36dBm) EIRP
送信(出力が大)
リーダライタ
アンテナ
受信
(RFタグから
の出力が小)
EIRP:
アンテナ設計ではアンテナ利得を
絶対利得で考えるので、EIRPを
使用し、単位には[dBm]を使用する。
ERP:実効放射電力
設備の認証や商品仕様では
実効輻射電力ERP、単位[W]で表す。
(ダイポールアンテナ基準)
30dBm+6dBi
36dBm=10logP
6dBi
logP=36/10=3.6
(約4倍) P=103.6mW
=3981mW=4W
アンテナケーブル損失(dB)
50オームのインピーダンスマッチング
を取る。
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12
第3章 RFIDの原理と特徴
3.1 リーダライタとRFタグ間の交信
3.2 電力伝送
3.3 データ交信
3.4 アンチコリジョン
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13
3.1 リーダライタとRFタグ間の交信
(1)RFIDシステム構成
国内では約25年の実績があり、これまでに各種のRFタグやリーダライタを採用中
アンテナ/リーダライタ
分離型
RFタグ
上位機器
リーダライタ
誘導磁界
あるいは
電波
(交信)
アンテナ
アンテナケーブルで接続
RS-232C
RS-485
Device Net
LAN
etc,
アンテナ/リーダライタ
一体型
モジュール
CF型RFIDリーダライタユニット
ハンディターミナル
携帯電話(NFC)など
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出所:オムロン㈱
14
3.1 リーダライタとRFタグ間の交信
(2)RFタグの電力供給方式
①パッシブタイプ
電源を
持たない
パッシブ
RFタグ
情報、電力
情報
リーダライタ
上位システム
交 信
②アクティブタイプ
電源を持つ
アクティブ
RFタグ
情報
情報
アクティブ
RFタグ
上位システム
交 信
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15
3.2 電力伝送
(1)電磁誘導方式の電力伝送(~13.56MHz)
X“cm
最大タグ動作距離
磁界強度 A/m
X cm
Y A/m
小<タグサイズ<大
RFタグ動作磁界範囲
最低RFタグ動作
磁界強度
RFタグ動作不可領域
(磁界強度不足)
→
リ-ダライタのアンテナからの距離 cm
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16
3.2 電力伝送
(2)電波方式の電力伝送(920MHz~)
原理(FM0方式)
無変調波
変調波
コマンド(指令)も送る
出所:三菱電機㈱
無変調波(電力を送る)
リーダライタ
からの搬送波
RFタグからのレスポンス(応答)
7m離れるとレスポンスは、コマンドの10-10程度以下の電界強度になる。
反射波
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17
3.3 データ交信
情報
文字“1”
文字“2”
文字“A”
文字“B”
伝送路符号化
撮影/録音
現
実
の
姿
情報源符号化
(1)デジタル伝送の符号化
電磁波
変調
家庭
符号化(HLのデジタル波形に変換すること)
⇒ 31H (0011 0001)
⇒ 32H (0011 0010)
⇒ 41H (0100 0001)
⇒ 42H (0100 0010)
★情報源符号化 : ASCIIコード、シフトJIS、JPEG、MPEG等の
情報の符号化をすること
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18
3.3 データ交信
(2)伝送路符号化と伝送路復号化
RFIDにおいて
■符号化とは、
デジタル信号(情報)をベースバンド信号(パルス信号)に置き換えることを指す。
例えば、信号“1”を電圧あり、信号“0”を電圧なし、として表す方法である。
■符号化された信号を、デジタル信号に戻すことが復号化である。
■RFタグのリード時の符号化と復号化
RFタグ
メモリ
メモリー
読出し
リーダライタ
非接触
通信
符号化
変調
All Rights Reserved
復調
復号化
メモリ
書込み
19
3.3 データ交信
(3)変調と復調について
①変調・復調とは?
・変調(Modulation)
ベースバンド信号を搬送波と呼ばれる高い周波数に一定の規定で乗せること。
->デジタル信号をアナログ信号に変換する。
・復調(Demodulation) 変調された搬送波と呼ばれる高い周波数からベースバンド信号に戻すこと。
->アナログ信号をデジタル信号に戻す。
・搬送波(キャリア)
ベースバンド信号で変調される高い周波数の正弦波のこと。(アナログ信号)
RFタグのリード時の変調及び復調
リーダライタ
RFタグ
メモリー
読出し
非接触
通信
符号化
変調
All Rights Reserved
復調
復調
復号化
メモリー
書込み
20
3.4 アンチコリジョン
アンチコリジョン:「複数一括読取 (衝突防止)」と呼ばれる
アンチコリジョン機能を付加することで、複数のRFタグを一括に読み出し/書き込み
が可能となった。ISO/IEC7816-6で定めたユニークなタグID(3ビット、4ビット単位)等
出所:オムロン㈱
を利用して、衝突を回避する。
1枚の読取機能
コンベア等の高速読取や
1枚
モジュールタイプのように
交信領域の狭いシステムで
使用される
OMRON
V750
●
●
マルチアクセス機能
100枚
OMRON
V750
パレット上の混載品など
一括読取
*アクセス時間は
1枚分×100倍よりも
長くなる
●
●
方式:「タイムスロット方式」と「ビットコリジョン方式」の二つが代表的
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21
第4章 RFタグ
4.1 RFタグの分類
4.2 RFタグの構成要素例
4.3 メモリの種類
All Rights Reserved
22
4.1 RFタグの分類
リーダライタからRFタグへの電力供給方式で分類
タイプ名
出所:オムロン㈱
パッシブタイプ
(Passive Type)
セミパッシブタイプ
(Semi-Passive Type)
アクティブタイプ
(Active Type)
基本原理
受動型
リーダ/ライタからの
供給電力でのみ動作
受動型
リーダ/ライタからの
供給電力で交信動作
能動型
内蔵電池からの供給電
力で全て動作
搭載電池
無
有(センサ用)
有(交信・センサ用)
交信距離
~数m
~数m
~数10m
RFタグの価格
低価格
高価格
高価格
センサ付き等
センサ付き等
メンテナンスフリー
電池の寿命管理が必要
電池交換or使い捨て
電池寿命管理が必要
電池交換or使い捨て
電波法上無線機外の取扱
電波法上無線機外の取扱
電波法上無線機の取扱
項目
付帯機能
備考
----------
イメージ
All Rights Reserved
23
4.2 RFタグの構成要素例
RFラベルタグ
表層材
インレット
粘着材
ICチップ
アンテナ
(ループコイル、パッチアンテナ、巻き線) ICチップの機能ブロック図
基材(PET)
粘着材
剥離材
*アンテナの製造方法には、
巻き線、エッチング、印刷 等がある。
ア
ン
テ
ナ
電
圧
リ
ミ
ッ
ト
回
路
復調回路
整流回路
変調回路
メモリ回路
制御回路
印刷方式は、導電性インクの均一塗布が重要
All Rights Reserved
24
4.3 メモリの種類
出所:オムロン㈱
タイプ
項目
メモリ種類
メモリ容量
リードオンリ
ワーム
リードライト
(RO:Read
Only)
(WORM:Write Once
Read Many)
(RW:Read and Write)
EP-ROM
EEP-ROM
数ビット~
数バイト
数10ビット~
数10バイト
S-RAM
数kバイト
EEP-ROM
数10ビット~
数10kバイト
Fe-RAM
数100~
数10kバイト
電池要否
不要
不要
必要
不要
不要
ユーザでの
データ書換え
不可
可
(1回)
可
可
可
書換え
寿命/制限
-
1回
無制限
(電池寿命有)
10万回
10~100億回
(R/Wの合計)
備考
・読出し回数は
無制限
・読出し回数は
無制限
・電池廃棄or
電池交換
・読み書きが
速い
・読出し回数は
無制限
・書換えは遅い
・高温環境下
での課題
・読み書きが
速い
EP-ROM: Electrically Programmable Read Only Memory
EEP-ROM:Electrically Erasable P-ROM
All Rights Reserved
Fe-RAM:Ferroelectric- Random Access Memory
S-RAM:Static Random Access Memory
WORM:Write Once Read Many
25
第5章 リーダライタ
5.1 リーダライタの構成
5.2 リーダライタの出力と法規制
5.3 リーダライタの形状による分類
All Rights Reserved
26
5.1 リーダライタの構成
リーダライタの機能ブロック図
アンテナ
復調回路
(RF回路)
送信機能
受信機能
電源回路
変調回路
発
信
回
路
・ループ(巻線、エッチング)(電磁誘導)
・ダイポール(1/4λ)(ex.アクティブ)
・平面アンテナ(UHF,マイクロ波)
メモリ回路
制御回路(復号化・符号化)
上位機器インタフェース
RS232C,LANetc
All Rights Reserved
27
5.2 リーダライタの出力と法規制
周波数帯・タイプ
135kHz未満
(パッシブ)
13.56MHz帯
(パッシブ)
433MHz帯
(アクティブ)
920MHz
(950MHz)帯
(パッシブ)
(アクティブ)
主な利用用途
導入経緯
出所:総務省
制度区分(空中線電力)
○スキーゲート
○自動倉庫
○食堂精算等
1950年 高周波利用設備として制度化
高周波利用設備
出力: 67dBm【換算値】
○交通系カードシステム
○行政カードシステム
○ICカ-ド公衆電話
○入退室管理システム等
1998年 制度化
2002年 出力の緩和、
手続の簡素化
高周波利用設備
出力:33dBm【換算値】
○国際物流管理
○コンテナ内状況管理等
2006年 制度化
特定小電力無線局
出力:10mW
○物流管理
○製造物履歴管理等
2.45GHz帯
(パッシブ)
(アクティブ)
2013/4月現在
○物流管理
○製造物履歴管理
○物品管理等
2005年 高出力型システムの制度化
2006年 高出力型システムの高度化及び
低出力型システムの制度化
2008年 アクティブ系、併せてパッシブ
システムの更なる高度化
2010年 中出力型システムの制度化、帯域拡大
携帯電話の再編による周波数移行促進の実施
2012年7月~2018年3月までに950MHz=>920MHz
への移行完了。
1985年 構内無線局(移動体識別)として制度化
1992年 免許不要の小電力システムとして制度化
2002年 小電力システムへの周波数
ホッピング(FH)方式を制度化
2003年 構内無線局へのFH方式を制度化
950MHz
(2018年3月末まで使用可能)
構内無線局 出力:1W
特定小電力無線局
出力:1mw/10mW/20mW
簡易無線局 出力:250mW
920MHz(2012年7月より使用開始)
構内無線局 出力:1W
特定小電力無線局:250mW
構内無線局
出力:300mW
特定小電力無線局
出力:10mW
28
5.3 リーダライタの形状による分類
ゲート型
据置型
機器組込み型
All Rights Reserved
29
第6章 電波法とその他の法規と活用法
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
6.7
6.8
法規制の概要
電波法規則の必要性
電波法の規制概要
RFID機器の免許と利用者の免許
UHF帯RFID登録申請のフロー(構内無線局)
UHF帯RFID免許申請のフロー(構内無線局)
総合通信局の管轄地域(都道府県単位)
植込み型医療機器に対する業界自主規制
All Rights Reserved
30
6.1 法規制の概要
RFID機器は、電波法などの規則内での製造・販売を義務付けされている。
携帯電話
RFID
無線LAN
etc
電波干渉
電界強度
磁界強度
EIRP(等価等方輻射電力)
人体への影響
電磁波
発生源
電界強度
磁界強度
電力束密度
SAR(比吸収率)
無線
機器
植込み型医療機器(心臓ペースメーカ及び除細動器)
への影響
法律違反
(罰則)
PL法
(自主規制)
心臓に鼓動を促す電気信号(ペーシン
グパルス)への干渉の発生
All Rights Reserved
31
6.2電波法の規制の必要性
・RFID機器は、電波を自ら発射することから、意図的電波発射の規制対象
・一般の電子機器と同様に、不要な電波輻射などを規制するEMC規格
・火災・感電防止にかかわる「安全規格」の対応も必須
項目
RFIDシステム
(無線機器)
電子機器
(一般)
対象
電波法
他の無線機器
人体防護
人体
病院等の医療電子機器
医療機器への
植込み型医療機器
影響
(PM/ICD)
規制
意図的電波放射の
規制
EMC規格
他の電子機器
非意図的電波放射の
規制
電気安全
本体
火災・感電などの危険
防止
環境対応
地球環境
環境への影響の低減
All Rights Reserved
32
6.3 電波法の規制概要
周波数
(ISO/IEC関連)
全周波数帯
交信方式
パッシブ
アクティブ
関連電波法定義・規則
微弱無線局*1
周波数に関連するRFID国際
規格(ISO/IEC)
-
-
135kHz未満
パッシブ
誘導式通信設備*2
ISO/IEC18000-2
13.56MHz
パッシブ
誘導式読み書き通信設備
(ARIB*3 STD-T82)
ISO/IEC18000-3
2.45GHz帯
パッシブ
構内無線局 (免許局)
(RCR STD-1,ARIB STD-01)
特定小電力無線局
(ARIB STD-T81)
ISO/IEC18000-4
構内無線局 (登録局・免許局)
(ARIB STD-T106)
860-960MHz
(国内では、920MHz帯)
433MHz
パッシブ
特定小電力無線局
(ARIB STD-T107)
ISO/IEC18000-61~63
アクティブ
簡易/特定小電力無線局
(ARIB STD-T108)
-
アクティブ
特定小電力無線局
(ARIB STD-T92)
ISO/IEC18000-7
*1:電波法令で定められた微弱無線局であって、発射する電波が著しく微弱なもの。
*2:電波法令で定められた誘導式通信設備であって、電界強度が規定値以下のもの。
*3:RCR 及び ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD は、 (一社)電波産業会が策定している民間規格で、
無線機器市場の相互干渉などの混乱を避けるための指針となる。
All Rights Reserved
84
33
6.4 RFID機器の免許と利用者の免許
RFID機器(メーカ)の免許
・技術基準適合証明
国内では、RFID機器は一部の無線局を除き、無線機器扱いとなり、指定の機関で電波法令
で定めている技術基準に合致した機器であることを証明することが義務付けられている。
・型式認定制度
高周波利用設備機器対象(HF帯)のRFID機器は、型式認定を受けることが必要。 認定機器を
使用する場合には、ユーザは総務大臣の設置許可なしに設置が可能となる。
・微弱無線局・・・・・すべての周波数帯
発射する電波が著しく微弱な無線局は、電波法令で規定された以下の電界強度値であることを、
指定された機関の証明があれば、ユーザは登録・免許申請等不要で設置することができる。
利用者(ユーザ)の免許
・構内無線局(登録局)・・・・主にUHF帯
無線局の登録手続きにより、無線局の開設・利用ができる無線局のことを言い、他の無線局
に混信を与えない混信回避機能(キャリアセンス、送信時間制限等)を持つことが必須。
・構内無線局(免許局)・・・・主にUHF帯
総務大臣の免許を受けて開設する無線局のことを言い、混信回避機能を持つことを必須としない。
・特定小電力無線局 ・・・・・主にUHF帯
送信電力が小さく、技術基準適合証明を受けた機器を使用する場合には、登録・免許申請等
不要で使用可能な無線局。
All Rights Reserved
34
6.5 UHF帯RFID登録申請のフロー(構内無線局)
包括登録申請
平成27年7月現在
包括登録申請書 ¥2,900
無線局の規格等の登録
登録期間は、最長で5年間
本社が存在するエリアの総合通信局へ申請
無線局登録状
不備が無ければ15日以内に発給
開設届の提出
開設から15日以内に提出
---
開設届の提出
開設から15日以内に提出
-------
開設届の提出
開設から15日以内に提出
開設届
使用場所の総合通信総合局へ提出
システム構成図
電波利用料納入告知先申出書 ¥540/年
再登録申請
廃止届
有効期限後も利
用したい場合
利用しなくなっ
た場合
包括廃止届
包括再登録申請書
¥1,850
登録の有効期限満了3ヶ月
前から1ヶ月前までに提出の
こと
変更申請
総務省 関東総合通信局 HP URL
RFID(電波による個体識別)の申請
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/ru/rfid.html
登録内容に変
更が生じた場合
All Rights Reserved
35
6.6 UHF帯RFID免許申請のフロー(構内無線局)
平成27年7月現在
無線局免許申請
免許申請書
無線局免許
無線局事項諸及び工事設計書
システム構成図
電波利用料納入告知先申出 ¥600/年
登録期間は、最長で5年間
使用するエリアの総合通信局へ申請
免許を得てから運用開始
再免許申請
廃止届
有効期限後も利用
したい場合
利用しなくなった
場合
廃止届
再免許申請書
総務省 関東総合通信局 HP URL
RFID(電波による個体識別)の申請
¥1,950
登録の有効期限満了6ヶ月
前から3ヶ月前までに提出の
こと
変更申請
免許内容に変更
が生じた場合
¥3,550
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/ru/rfid.html
変更申請書
無線局事項諸及び工事設計書
システム構成図
免許承継届
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6.7 総合通信局の管轄地域(都道府県単位)
・北海道総合通信局(札幌市) : 北海道
・東北総合通信局(仙台市) : 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
・関東総合通信局(東京都)
: 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、
神奈川、山梨
・信越総合通信局(長野市) : 新潟、長野
・北陸総合通信局(金沢市)
: 富山、石川、福井
・東海総合通信局(名古屋市) : 岐阜、静岡、愛知、三重
・近畿総合通信局 (大阪市) : 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
・中国総合通信局 (広島市) : 鳥取、島根、岡山、広島、山口
・四国総合通信局 (松山市) : 徳島、香川、愛媛、高知
・九州総合通信局(熊本市) : 福岡、佐賀、長崎、熊本、宮崎、長崎、
鹿児島
・沖縄総合通信事務所(那覇市):沖縄
なお、詳細に関しては下記の総務省ホームページ(平成28年3月時点)を参照。
http://www.tele.soumu.go.jp/j/material/commtab1.htm
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6.8 植込み型医療機器に対する業界自主規制
植込み型心臓ペースメーカ及び植込み型除細動器に対するRFID業界自主規制として
JAISA会員企業は下記のステッカを貼付し、装着者の方々にRFIDへの対応をお願い
している。 (法制度とは異なり、ガイドラインであるため罰則規定等はない)
JAISAガイドライン: http://www.jaisa.jp/pdfs/160404/03.pdf
植込み型医療機器に影響を少なくするために、運用に際して以下のことを厳守されることをお願いします。
1.植込み型医療機器装着者は、ゲートタイプRFID機器が設置されている場所及びRFIDステッカが貼付
されている場所では、立ち止まらずに通路の中央を真っ直ぐに通過すること。
2.植込み型医療機器装着者は、ゲートタイプRFID機器の周囲に留まらず、また寄り掛かったりしないこと。
3.植込み型医療機器装着者は、体調に何らかの変化があると感じられる場合は、担当医師に相談すること。
ゲート型のみ
植込み型医療機器に影響を少なくするために、運用に際して以下のことを厳守されることをお願いします。
1.ハンディタイプRFID機器操作者に対する対応策を以下のとおりとする。
ハンディタイプRFID機器操作者は、ハンディタイプRFID機器のアンテナ部を、植込み型医療機器の装着
部位より22cm以内に近づけないこと。
2.据置きタイプ、及びモジュールタイプ(プリンタタイプを含む)RFID機器の植込み型医療機器装着者への
対応策を以下のとおりとする。
植込み型医療機器装着者は、装着部位を据置きタイプ、モジュールタイプ(プリンタタイプを含む)
のRFID機器のアンテナ部より22cm以内に近づかないこと。
ゲート型以外
平成27年度の総務省調査により、920MHz帯の構内無線局の安全性
が確認されたので、従来の半径100cm以内の立ち入り制限をお願い
していたハートマークの運用を、平成28年4月1日より中止しました。
運用中止のハートマーク
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第7章 使用上の留意点と活用法
7.1 RFID利用上の一般的な留意点
7.2 電磁誘導方式の使用上の注意事項
7.3
7.4
7.5
7.6
電波方式の使用上の注意事項
RFID方式の特徴比較
パッシブ型RFID 動向予想
海外におけるUHF帯利用状況
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7.1 RFID利用上の一般的な留意点
(1)金属の影響(電磁誘導方式の場合)
出所:三菱マテリアル㈱
1)理由
2)対策
・コイルに鎖交する
磁束が近接する金
属面と平行に入るこ
とで、磁束が金属表
面の渦電流の影響
を受けにくい
※ オンメタルは、三菱マテリアル社の登録商標です。
・コアに磁束を集中し、金属体上での起電力を
確保する。あらゆる金属体に対応できる。
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40
7.1 RFID利用上の一般的な留意点
(2)複数一括読取率の向上
RFタグの貼付け(取付け)枚数
は?
出所:オムロン㈱
RFタグを読み取れる有効時間は?
電波を発射している時間
RFタグの枚数
RFタグの貼付け向き
アンテナを使用する
順番は?
RFタグの通過時間
通過速度
通過方向
重量計
出荷先と納入先の合意
リーダライタのアンテナ
パレット用RFタグ
RFタグの書込みは距離?
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7.2 電磁誘導方式の使用上の注意事項
出所:オムロン㈱
(1) アンテナの背面金属による影響
背面金属の影響
金属
アンテナ
RFタグ
背面金属と
交信距離
アンテナ間距離
交信できる距離の低下率の割合
(%)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
0
200
400
600
800
背面金属距離Y(mm)
金属物(ループ形状)を介して、意図しない場所でもアクセスする場合があります。
※この章以降のデータは、オムロン社のRFID機器で得たものです。
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7.2 電磁誘導方式の使用上の注意事項
出所:オムロン㈱
(2) RFタグの貼付けによる影響
金属その他
RFタグ
交信できる距離の低下率の割合(%)
①RFタグ貼付物が金属の場合
RF タ グ と RF タ グ 背 面 の 金 属 板 の 距 離 ( m m)
②RFタグ貼付物が樹脂系の影響
材質(形状)
交信距離(貼付物がない時との比較)
ベークライト (100 mm x 100 mm x 5 mm)
70%
アクリル樹脂 (100 mm x 100 mm x 2 mm)
80%
ポリエチレン (100 mm x 100 mm x 2 mm)
88%
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7.2 電磁誘導方式の使用上の注意事項
出所:オムロン㈱
(%
)
最
大
交
信
で
きる距
離
の
低
下
率
の
割
合
(3) RFタグの傾きによる影響
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
z
y x
0
15
30
45
60
RFタグの傾き(度)
75
90
θ=90℃
θ=0℃
アンテナコイル中心
RF タグ
θ
アンテナ
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方式によって異なるが、
一般的には、傾きが
45度を超えると急激に
交信距離が低下する
44
7.2 電磁誘導方式の使用上の注意事項
(4)RFタグ複数枚重なりの影響
45
7.3 電波方式の使用上の注意事項
(1)電波の合成
アンテナ1
アンテナ2
+
合成波
位相が反転
すると、弱め
あう。
位相が同一
であると、強
めあう。
46
7.3 電波方式の使用上の注意事項
出所:オムロン㈱
(2)電波の反射・合成の影響
マルチパス現象:
あるポイントにおいて、直接波と反射波の合成により電界強度(=電波の
強さ)が強めあったり弱めあったりする。
弱めあってRFタグが読めないポイントを
Field Holeという。
アンテナ
直接波
RFタグ
反射波
床
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47
7.3 電波方式の使用上の注意事項
(3)反射の影響(入退室のゲート)
RFタグ
交信領域
アンテナの前を通る人や物に電波が反射して、
普段読まない場所にあるタグを読んでしまう
^_^;
人や厚い物体の陰になるRFタグは、
電波が反射・減衰(吸収)して届きにくい
ので交信が容易でない
(※多少は遮蔽物を回り込む(回折))
2台のアンテナを切り換えて使う
(アンテナの相互干渉に注意)
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48
7.3 電波方式の使用上の注意事項
(4)マルチパスの影響(物流のゲート)
壁
金属体
床
直接波だけで交信する領域。
アンテナの近くでは直接波が
強いので反射波の影響は
受けない。
直接波と反射波の位相が
異なると互いに弱め合い、
交信できない領域が
近くにも発生することがある。
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直接波と反射波の位相が
一致して強め合い、
交信できる領域が発生する。
49
7.3 電波方式の使用上の注意事項
(5)電波方式のRFタグの指向性
出所:オムロン㈱
円偏波
アクセス
不可
直線偏波
(水平)
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7.3 電波方式の使用上の注意事項
(6)読出し距離と書込み距離(例)
RFタグ
交信領域
実運用
可能領域
4m
ex.6m
実運用可能
領域 1.5m
アンテナ
READ
(読み出し)
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ex.2m
WRITE
(書き込み)
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7.4 RFID方式の特徴比較
LF帯
(パッシブ)
(-135KHz)
交信
距離
UHF帯
(パッシブ)
(920MHz)
交信
速度
UHF帯
(アクティブ)
(920MHz)
RFタ
グ価
格
反射・
干渉
<外側に近いほど、
優れていることを示す>
耐水
分
RFタグ
サイズ
UHF帯
(パッシブ)
(2.45GHz)
HF帯
(パッシブ)
(13.56MHz)
耐照明
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耐
ノイ
ズ
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7.5 パッシブ型RFID 動向予想
周波数帯
135kHz未満
メリット
デメリット
今後の動向
水分の影響を受けにくい。
利用者登録・免許が不要。
歴史のある製品であり、普
及後に制定された標準に
則っていない製品が多い。
タグが高価、形状大。
低周波の干渉に弱い。
家畜やペット等への植込など特殊用途
以外では、急速に13.56MHz帯へ移行し
ている。
135kHz未満と同様に、電磁
全体的にバランスの良い、
誘導方式(コイルアンテナ
使い易さを持った周波数帯。 利用)であるため、電波方
式の高周波帯に比較する
利用者登録・免許が不要。
とRFタグの形状が大きくな
る。
920MHz帯が利用可能になるまでは工
業系でも主力。 今後は、長距離タイプ
のアプリケーションは920MHz帯に移行
し、短距離のアプリケーション及びスイ
カ系のカードタイプ*1及びNFCが主流と
なる。出荷量はダントツ一位。
920MHz帯
低価格タグの利用が可能。
一括同時読取が可能。
長距離の利用が可能。
利用者登録・免許(各地方
の総合通信局へ申請)が必
要。 他のRFタグまで読み
取る場合がある。
小容量、長距離、低価格のRFタグ*2の
分野で、物流関連等のアプリケーション
で、今後の主流となると予想
2.45GHz帯
小型タグの利用が可能。
指向性が強い。
周囲環境の影響を受けや
すい。
長距離、高出力の920MHz帯の普及に
より、減少傾向。
13.56MHz
*1:少額金銭等を扱うため、若干のセキュリティ性を備えているが、接触式ICチップと比較すると軽微。
少額チャージは非接触式IC、クレジット等は接触式ICと利用を分けている。
*2:RFタグには、基本的にセキュリティ性はない。今後リーダライタとRFタグ間での認証を行い、認証され
た相互間のみでの通信が可能になるICチップも計画されている。セキュリティアプリケーションに関して、
導入事例紹介の項で一部説明を行う。
All Rights Reserved
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7.6 海外におけるUHF帯利用状況
海外では、各国に状況に合わせた利用が行われており、海外で利用する場合には各国の電波法を厳
守する必要がある。 以下にUHF帯RFIDの周波数利用状況を示す。
出力
4W eirp
960
950
952~958MHz, 4W eirp 915〜930MHz 4W eirp: 日本
~2018年3月末
2012年7月~
960 ~ 860 MHz
940
922~928MHz, 4W eirp : 台湾
930
923~925MHz, 2W erp : シンガポール
920~926 MHz, 4W eirp : オーストラリア
920
910
900
890
880
870
860
All Rights Reserved
917~922 MHz, 2W erp : 中国
908.5~914 MHz, 4W eirp : 韓国
902~928 MHz, 4W eirp : アメリカ
北米: アメリカ合衆国、カナダ、
メキシコ
中米: コスタリカ、ドミニカ、プエルトルコ
南米: アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、
ブラジル
865.6~867.6 MHz, 2W erp : ヨーロッパ勧告
北欧: アイスランド、スウェーデン、フィンランド
西欧: イギリス、オーストリア、スイス、デンマーク、ドイツ、リヒテンシュタイン
東欧: エストニア、チェコ、セルビア・モンテネグロ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、マルタ
865~867 MHz, 4W eirp : インド
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第8章 導入事例(JAISA自動認識システム大賞)
8.1 2012年受賞
(トッパン・フォームズ株式会社様)
(群馬大学様)
8.2 2013年受賞
(トーヨーカネツソリューションズ(株)様
(株式会社オートバックスセブン様)
8.3 2014年受賞(太平洋セメント株式会社様)
8.4 2015年受賞(凸版印刷株式会社様)
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8.1 2012年受賞
トッパン・フォームズ株式会社様、
群馬大学様
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8.1 2012年受賞
トッパン・フォームズ株式会社様、
群馬大学様
All Rights Reserved
57
8.1 2012年受賞
トッパン・フォームズ株式会社様、
群馬大学様
All Rights Reserved
58
8.2 2013年受賞 トーヨーカネツソリューションズ(株)様、株式会社オートバックスセブン様
All Rights Reserved
59
8.2 2013年受賞 トーヨーカネツソリューションズ(株)様、株式会社オートバックスセブン様
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60
8.2 2013年受賞 トーヨーカネツソリューションズ(株)様、株式会社オートバックスセブン様
All Rights Reserved
61
8.3 2014年受賞 太平洋セメント株式会社様
All Rights Reserved62
8.3 2014年受賞 太平洋セメント株式会社様
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63
8.3 2014年受賞 太平洋セメント株式会社様
All Rights Reserved
64
8.4 2015年受賞 凸版印刷株式会社様
All Rights Reserved
65
8.4 2015年受賞 凸版印刷株式会社様
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66
8.4 2015年受賞 凸版印刷株式会社様
All Rights Reserved
67
お疲れ様でした。
平成28年4月
一般社団法人日本自動認識システム協会(JAISA)
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-9-5 FKビル7階
TEL.03-5825-6651(代) FAX.03-5825-6653
http://www.jaisa.or.jp/
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