業界天気図

TDB 業界動向2014 - Ⅱ
TDB 業界天気図
業界
分野
(業界ごとの生産や販売、売り上げ、収益などから、総合的に判断したものです)
2013年度の動向
天気
ポイント
2014年度の展望
天気
ポイント
住宅ローン需要はあるが、企業業績の先
アジア市場での融資拡大や地元銀行との
行きには不透明さも。日本勢が勝ち組と
提携拡大が見込まれる。繰り延べ税金資
なるかは海外市場での実績確保が必要。
産のルール見直し議論の影響が懸念。
地方銀行の業績予想は増収増益の見通
金融庁が地銀再編を促しているが、国内
し。金融円滑化法終了の影響は少なく、
の資金需要は引き続き高く、コア業務で
駆け込みもあり資金需要は高い。
の収益改善が見込まれる。
各行は増収増益で推移する見通し。住宅
流通系ネット銀で店舗・人的販売網を通
ローン市場で低金利やネット上で完結す
じた顧客囲い込みが進む。各行とも好調
るサービスなどを売りに攻勢をかける。
を持続する見込み。
生命保険
大手生保各社が保険料を引き上げ新規契
約の獲得には逆風となるが、金融環境の
改善や「逆ざや」の解消で収益は改善。
業界初となるサービスを各社が相次ぎ投
入し、少子高齢化や先進医療への対応な
ど顧客ニーズの掘り起こしを狙う。
損害保険
火災保険や自動車保険など増加の見込
み。住宅販売の増加や高い防災意識で地
震保険は伸長、ペット保険にも注目。
消費税率引上げで自動車の修理費用や代
理店手数料などのコストが増え、収益悪
化要因に。各社は海外事業を拡大。
証券
金融緩和の継続や企業業績の改善など明
るい材料が多く、経営合理化を進めてき
た企業は事業機会を獲得。
経営合理化で収益力を強化してきたな
か、良好な事業環境が継続。NISA が投
資需要の主な受け皿となり取引活発化。
消費者金融
市場縮小が続くが、貸付残高の減少率の
鈍化や新規契約下げ止まりの兆しもうか
がえ、大幅な落ち込みは回避。
市場縮小、競争激化が続くなか、業界各
社は保証事業の拡大などビジネスモデル
の転換に取り組む見込み。
事業者金融
2013 年度は、各社が審査方法の改善、
広告宣伝の強化などを実施、月末貸付残
高はプラス基調を維持。
大手中心に各社、信用保証事業や優良顧
客の囲い込みをはじめ収益基盤の多様化
を進めるもよう。
クレジットカード
取扱高は増加基調。景気回復を背景とし
た消費マインドの改善を受け、百貨店、
ネットショッピングなどがけん引。
決済手段や利用促進策の多様化により取
り扱高は増加基調が続く見込み。競争激
化も各社が業務効率化で増益目指す。
ベンチャーキャピタル
円安傾向・株価回復による投資環境好転
が鮮明に表われ、キャピタルゲインが拡
大。事業環境が改善した。
NISA 開始による投資意欲の高まりを受
けて、IPO 予備軍の拡大が予想される。
ベンチャー投資も上向く見込み。
リース案件は景気回復を背景に着実に増
サービスの強化・多様化により顧客基盤
加したが、競争の激化で利益の確保が難
しく、大きな増益には至らなかった。
の維持・拡大を図るとともに、新たなド
メインの創出により成長を目指す。
建設
公共工事の増加に加えて、民間設備投資
の持ち直しにより回復基調が鮮明。上位・
中堅企業の増収が目立った。
復興・防災対策に大型予算が組まれてお
り、公共投資ならびに建設需要の増加が
業界にとってプラスに寄与する見込み。
土木工事
老朽化インフラ対策をはじめとした公共
事業費の増加を受けて、業績好調となっ
た企業が多くみられた。
アベノミクスの進展や公共工事需要の増
大により、建設投資は引き続き堅調と予
想。各社業績は好調見込み。
プラントエンジニアリング
プラントエンジニアリング受注高は堅
調。特に海外向けは新興国の経済成長や
円安により 2 桁増となった。
新興国の経済成長を背景に、エネルギー
プラントの需要が拡大。北米ではシェー
ルガスプラントの開発も進む。
戸建て
消費税率引上げにともなう駆け込み需要
により、一戸建て着工戸数は大幅に増加
し、各社の業績は堅調に推移。
住宅ローン減税の拡充や
「すまい給付金」
の支給などの政策面が下支えし、大幅な
落ち込みは回避される見込み。
マンション
引渡し戸数増加により各社の業績は改
善。駆け込み需要や住宅ローン金利が依
然低水準で推移していることが背景に。
駆け込み需要の平準化措置で反動減は抑
制の見込み。建築資材、労務費の上昇な
どにより業績が下振れするリスクも。
主要行
銀行
地方銀行・
第二地方銀行
ネット銀行
金融
貸金
リース
リース
建設・不動産
住宅
Ⓒ 2014.2
TEIKOKU DATABANK
:快晴
業界
分野
:晴れ
:薄日
2013年度の動向
天気
ポイント
:曇り
:小雨
:雨
:雷雨
2014年度の展望
天気
ポイント
オフィスビル賃貸は、都心を中心にオ
アベノミクスの進展にともなう景気回復
フィスの空室率や平均賃料は改善も、オ
期待を背景にオフィス賃料や空室率は、
フィスビルの譲渡などにより業績に差。
今後も改善傾向が進む。
消費税率引上げにともなう駆け込み需要
不動産投資市場の回復を背景に、大型案
により、不動産取得意欲は盛り上がりを
件への取り組みを強化することにより、
みせ、企業業績は好調。
各社の業績は堅調に推移する見込み。
景況感の改善にともなう法人需要増加や
賃貸住宅市場の活況により、サブリース
相続税改正を背景とした地主需要増加に
各社の業績は堅調に推移することが見込
より賃貸事業が好調となった。
まれる。J-REIT も好調見通し。
オフィス空室率の改善や商業施設の物件
取得などにより、売買高と売買代金が上
昇し、増収傾向が鮮明となった。
景気回復期待から国内投資家の資金が
J-REIT へ流入することにより、引き続
き好調に推移することが予想される。
不動産管理は、マンション戸数の増加に
ともない市場が拡大。ビルメンテは省エ
ネ化需要を取り込んだ企業が好調。
マンション市場への消費増税の影響は軽
微と見られ、不動産管理は堅調。ビルメ
ンテは新設商業施設の管理増を見込む。
内装工事
医療・福祉施設、商業施設の着工増加に
より内装工事需要も活発化。レジャー消
費の回復で娯楽施設の改装も追い風に。
景況感の回復、東京五輪に向けての投資
需要などから、堅調な推移が期待される。
円安、人件費高騰などが懸念材料。
住宅リフォーム
太陽光発電工事などの省エネ化、バリア
フリー化、耐震リフォームなどの需要が
堅調。消費増税前の駆け込み需要も。
駆け込み需要の反動減が懸念材料も、省
エネ・バリアフリー化や耐震リフォーム
に対する需要は底堅い。
円安による資機材価格の上昇など懸念材
料はあったものの、補正予算の下支えや
民間設備投資の回復から増収増益傾向。
設備投資は増加が見込まれるものの、受
注価格競争は続くとみられる。採算性重
視の受注活動によって利益確保を図る。
電気工事
民間受注は国内建設投資が堅調に推移
し、増加基調。官公庁受注も公共工事の
増加を背景に好調。
インフラ整備工事の進展により、官公庁
を中心に需要が増大し、各社の業績は堅
調に推移することが予想される。
通信工事
移動系通信では高速・大容量なネット
ワーク整備投資の需要が旺盛となってお
り、各社の業績は堅調。
移動系通信市場の拡大を受けて、基地局
工事や通信設備工事が大幅に増える見込
みであり、業績は堅調となる見込み。
住宅着工件数の増加で木材需要が伸長。
駆け込み需要の反動減があるが、政府施
一方、円安による輸入材のコストアップ
で利益が伸び悩む企業も。
策により受託着工件数は増加基調。木材
需要も堅調の見通し。
合板製造
消費増税前の駆け込み需要で住宅向けが
好調、床材や内装建材が伸び、企業業績
は増収増益傾向で推移。
消費増税による一時的な落ち込みはある
が、住宅向け合板の需要は堅調見込む。
大手はプライベートブランドの展開も。
木材卸
住宅向け木材需要拡大も、円安による輸
入材高騰、猛暑や台風による出荷停滞な
どで卸価格が上昇し利益を圧迫。
住宅木材における駆け込み需要の反動減
は限定的。環境資材、リフォーム資材へ
の注力、物流効率化などを進める。
セメント製造
旺盛な国内需要を取り込み、専業メー
カーの各社業績は増収。兼業メーカーも
セメント事業の好調が目立った。
公共事業費増額の方針で需要は底堅く、
市場の回復傾向が持続する見込みである
が、供給体制の整備が課題。
復興需要の進捗にともなう官公需の増加
が寄与し、
市場が堅調であったことから、
各社業績は増収基調。
官公需を背景に市場は堅調に推移してい
るが、価格競争は避けられず、コスト削
減で収益確保を目指す。
主な供給先市場である分譲マンション着
工戸数が 4 年連続で前年同期比増とな
り、各社業績は増収基調。
消費税増税の市場への影響は、住宅取得
支援策の拡充により限定的。大幅な市場
の減退は避けられる見通し。
不動産賃貸
(除く住宅系賃貸)
不動産仲介
不動産
サブリース
不動産投資
建設・不動産
不動産管理 ・ ビルメンテナンス
内装工事・
リフォーム
管工事
電気・
通信工事
一般製材
木材・
製材品
建材・窯業
セメント・
セメント二次製品
石材・タイル 製造
建築用石材製造卸
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