北海道パワーエンジニアリング の 風力発電取組み状況

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北海道パワーエンジニアリング㈱の
風力発電取組み状況
本店営業工事部 風力発電グループリーダー 佐藤 良雄
TEL:011-221-4835 URL:http://www.hpec.jp
はじめに
日本風力発電協会会員の皆様、明けましてお
めでとうございます。本年もよろしくお願い申
し上げます。2008 年7月に「北海道洞爺湖サミ
ット」が予定され、主なテーマは「地球環境問
題」となっています。風力は地球環境問題解決
手段として重要性が増していますが、弊社の状
況は以下のとおりです。
・受変電設備工事
・試運転調整・試験
・風車・受変電設備定期点検、突発
故障対応、改良工事
・電力貯蔵電池システム建設・保守
・運転・保守受託管理
・本州・四国・九州のスポット工事
風力メンテナンスの課題
風力発電の取組み
風車の稼働率・利用率を向上させることがメ
弊社は、北海道電力グループ会社として火
ンテナンスの目的ですが、弊社のメンテナンス
力・原子力のメンテナンス業務を主とし、環境
関連の課題を記載します。
関連では「ごみ処理設備」、
「風力発電設備」等
に取り組んでいます。
a.高所にある風車作業のため、体力・
最初に風力発電設備の建設・保守を行ったの
年齢・経験等の制約条件から要員確保
は、15 年前の 1993 年北海道電力が建設した
が困難になっています。
「ほりかっぷ風力」です。
風力事業者殿には昇降機の設置を
その後、北海道は風況が良いことから各風力
期待します。
発電事業者殿が風車の建設を開始しました。
b.風力メンテナンスの収支改善を行って
それに伴い弊社は風力発電事業者殿および
いますが、弊社のみの努力では限界に
各メーカー殿の協力を得て、北海道内の各地で、
なっている事から、発注者殿の協力も
風力建設とメンテナンスに取組み現在に至っ
得なければならない状況となってい
ています。
ます。
a.北海道内の風力設備取組み状況
2007 年3月現在、北海道内には 259 基、
24 万 1,885kWの風車が運転中ですが、弊社は
160 基 13 万 5,580kWの風車工事・保守・運転
に取り組んでいます。北海道内の風車基数比率
では約 62%、出力比率では 56%です。
・宗谷岬ウィンドファーム
57 基 57,000kW
・オトンルイ風力発電所
28 基 21,000kW
・苫前グリーンヒルウィンドパーク 20 基 20,000kW
・江差風力
28 基 21,000kW
・他風力 14 地点
27 基 16,580kW
b.主な風力業務実績
・風力コンサルティング
・風況観測装置設置
・風車据付工事
(誘導型風車メンテナンス)