ルネ神戸星陵台 - 総合地所「ルネの住まい」

「ルネ神戸星陵台」SPECIAL対談
広さの真実 価格の真実
広さも価格もあきらめない 人生を変えるマンション選び
住まいる総合研究所 代表
井口克美 整理収納アドバイザー 西口理恵子
マンションの価格、安くなるのを待つべき?
司会:関西では駅前の大規模開発が進み、利便性の高いエリアを中心にマンションの価格が上昇
しています。今の時代に合ったマンションの買い方を考える上で、まずはマンションの
市況を詳しく教えてください。
井口:ここのところマンションは非常によく売れています。要因はいくつかありますが、ひとつ
は、住宅の金利が低い。変動であれば1%切っていますので、ローン返済が楽ですね。あと
は税制優遇。税金面でのメリットがたくさんあります。そういう環境が整っている上に、
マンション自体も毎年どんどん進化しているので、全体的に見ても良い状況です。
司会:価格の上昇に伴ってマンションの面積は縮小傾向にありますが、実際の暮らしを考える
と、収納スペースを確保するためにはそれなりの面積が必要です。少し前と比べて、面積
帯はどれくらい変化していますか。
関西のマンションの平均面積
井口:10年前の2005年では関西の平均が74・3㎡でし
平均面積
(㎡)
た。今年の上半期が64・6㎡なので、この10年間
80㎡
で13%ほど面積が狭くなっています。価格の上昇
70㎡
の要因としては建築部材と人件費の高騰による建
60㎡
今後も縮小する
ことが予想されます
築費の上昇です。さらに3、4年前から土地の価格
も上がり始めています。すなわちマンションの価
2005年
2010年
2015年
※MRC調べ
格上昇はどうしても避けられないのが現状です。
マンションの特性として土地の選定から販売まで2、3年かかることを考慮すると、今の建
築費が反映されるのも2、3年後。このまま建築費が下がらなければ、その先も当分価格の
上昇は避けられませんから、面積を縮小するという考え方はしばらく続きそうですね。
さらに、オリンピックや震災復興で人手が足りないので、建築費・人件費が減少する目途
はなかなか立たないのが現実的な予測です。まだ建築費がそれほど高騰していない、今が
買い時と言えるのではないでしょうか。
建築費指数(東京)
と東京23区の大規模オフィスビルの供給量の推移
300
130
250
150
110
100
100
供給量
建築費指数(事務所SRC)
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
1998年
1997年
1996年
1995年
1994年
50
0
建築費指数
供給量︵万㎡︶
120
200
90
建築費指数(事務所RC)
出所)供給量は森ビル
(株)
「東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査」。建築費指数は一般財団
法人 建築物価調査会「建築物価指数月報」 注1)大規模オフィスビルとは、事務所延床面積10,000㎡
以上のビル 注2)建築費(対象都市:東京)
は2005年を基準(100)
とした指数(年間平均)
ただし、
2015年
の数値は1月∼5月までの平均値(4月・5月は速報値)
住まいの広さ、部屋数と帖数を見れば大丈夫?
西口:マンションを購入する上で忘れてはいけないのは、『人間が暮らすには必要最低限のサイ
ズがある』ということです。実際に購入を検討されているお客様は帖数に対してとてもシ
ビアですから、マンションを販売する側としてはどうしても帖数を確保したいですよね。
その結果、どこを削るかというと、見ただけでは分かりづらい『収納』なのです。この間
取りだと6帖の部屋が3つある、という認識で住ま
いを選ばれるのですが、実際に住んでみると、使
える収納スペースがすごく狭くて、つらい想いを
されている方がたくさんいらっしゃいます。
井口:リ ビ ン グ や 居 室 は ど う し て も 帖 数 に な る の で 、
数字で見えない収納が減ってきているのですね。
でも収納ってどうしても興味のあるところ。実は
マンションの購入の決め手でもトップ3に入るくらい大きな要素なんですね。
司会:買う当初は十分でも、10年、20年と住んでいるうちに子どもが成長して、ライフスタイル
が変わり、家族構成が変わる。長い目で見れば、どうしても収納が不足してしまうという
ことになりますね。
西口:おっしゃるとおりです。子どもさんがまだ小さい時は個室が必要ないので、皆さんそこを納
戸として活用されます。新居に合わせて物をたくさん購入されても、収納場所に困ることは
ありません。でも子どもさんが成長されて個室が必要になった時、
さあどうしようと困ってしまいます。一般的なマンションには、
床面積に対して7%の収納が作られているといわれています。でも
私は7%でなくできれば10%は欲しいと考えています。
永く快適に暮らすための、住まい選びのコツは?
司会:買い換えを考えるきっかけの大部分を占めるのは、広さの不足なんですね。特に今の傾向
でいうと、最初は多少面積が狭い住まいでも、それ以外の利便性を重視して新居を購入す
る。けれど、5年・10年と暮らすうちに収納スペースや部屋数など、広さが足りなくなっ
てきて、買い換えを考えるというケースが多いみたいです。そうなるのが分かっていれば
少し広さに余裕のある住まいというのも、最初から選択肢の中に入れて考えることができ
るのではないでしょうか。
井口:我慢しながら暮らしていらっしゃる方は多いですよね。もちろん簡単に買い換えができれ
ばいいんですが、今の時代そういう人ばかりじゃありません。ですから後からステップ
アップするのであれば、
一戸建てからマンションへの
買い替えの理由
最初から少し広い住まいを
選んで、賢く使いながら
1.マンションのほうが
暮らすのが理想的ですね。
セキュリティ面で安心。
2.戸建は周りの掃除や
もちろん収納も含めて、
修繕などの管理が大変。
やっぱりゆとりある空間が
3.マンションは
人間には必要なんでしょう。
室内に段差が少なく
フラットで暮らしやすい。
※ルネ神戸星陵台ご契約様の声から抜粋
西口:私も去年新居に引っ越した
のですが、実は少し大きめの家を選びました。もちろん理想をいえば広ければ広い方が良
いんですけど、現実的にはバランスを見つける必要があります。
例えば家族4人が快適に住める家であれば、サイズ的にはやっぱ
り80㎡以上は必要かなと個人的には思います。
井口:今80㎡を探すのが難しいくらいに選択肢は少なくなってきていますね。家族構成も変わり
つつありますから、やっぱり広めの住まいっていうのはどんどん探しにくくなってきてい
ます。
西口:快適な広さでいうと70㎡と80㎡の間には壁があると私は思っています。これは心のゆとり
が生まれるひとつの目安です。70㎡までの場合はどうしても制約のある暮らしになりがち
です。例えばキッチンのアイテム数を削るとか、好きなお洋服が見つかっても仕舞う場所
がなくて買うのを我慢するとか。け れ ど 8 0 ㎡ に な る と + α の ゆ と り の あ る 住 み 心 地 の
おかげで、楽しみの幅が増えて人生も豊かになると思います。
井口 克美
住まいる総合研究所 代表
30年近くもの間、
新築分譲マンションのマーケット
に携わり、100社以上のクライアントを担当。
「フ
ァイナンシャルプランナー」や「住宅ローンアド
バイザー」の資格を有する。
これまでに1000
以上の物件を訪れ、実践的な知識やノウ
ハウを豊富に持つ。
井口克美 セミナー実績
◎聞いて得する
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「賢い不動産購入セミナー」
◎これからどうなる?
「関西不動産マーケット」
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「資産価値」
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◎価格上昇&成熟社会「これからの賢いマンションの選び方」
◎「賢い住まい選び」
と
「資産価値」の考え方
◎本音でお伝えする
「賢い住まい選び」
西口 理恵子
整理収納アドバイザー
新築マンションの営業・企画を経て、整理収納アド
バイザーに。
「物を整理することで、心が整理され
る。」
との想いから
「インテリアR」
を立ちあげる。
セミ
ナー・講演・メディア出演だけでなく、
自宅を訪問し
「美人収納術」
を直接指導。
著書多数。