社団法人日本水道工業団体連合会平成２３年度事業計画当連合会の事業目的は、会員の諸活動を側面から支援し、広く水道界の発展に貢献することにある。これは、会員が自由で活発な技術開発・生産活動等を通じて、上下水道・工業用水道事業の質的向上を図り、国民の生活環境や都市の発展に貢献する活動の後方支援である。そこで、平成２３年度は、関係機関と連携しつつ、水道産業の国内市場の活性化と海外の水事情の動向把握に努め、国内外における水ビジネスに繋がるような情報発信に取り組みたいと考えている。なお､３月１１日に発生した東日本大震災については、水団連事務局内に設置した｢東北地方太平洋沖地震水道施設復興対策本部｣において会員への情報発信等により引続き対応していきたい。１国会・政府及び地方公共団体に対する提言活動 (１) 関係国会議員への水道事業等促進についての要請・提言 (２) 厚生労働・経済産業・国土交通・財務・総務の各省への施策推進提言 (３) 水道関係・歩掛改定の要請(厚生労働省) (４) 下水道関係事項についての意見交換(国土交通省・日本下水道事業団・事業体) ２官公庁・各種事業者団体等への協力及び各種事業・行事への協賛活動 (１) 日本水道協会、日本下水道協会、日本工業用水協会、全国簡易水道協議会並びに全国水道企業団協議会の各種事業・行事等への協力・協賛 (２) 水道週間、水の週間、まちづくり月間の中央行事等への協力・協賛 (３) その他関係団体の展示会・行事等への協力・協賛 (４) 関係協議会等への参画３広報宣伝事業 (１) ホームページによる情報発信 (２) 水団連機関誌「水団連」 (３）講演・研修・施設見学会活動 ① 定例講演会(地方講演会を含む) ② 政府予算説明会 ③ 上水道基礎専門研修 ④ 上下水道施設見学会 (４) 常設展示(日本水道会館１階) (５) 業界新聞及び出版物への広告掲載４水道設備資機材展示会(水道展)事業 □ 日本水道協会／全国水道研究発表会・併催情報パネル展示会及びカタログ展示開催５月１８日(水)～２０日(金) 場所大阪国際交流センター(大阪市天王寺区) □ 日本水道協会／全国総会・併催展示会及びカタログ展示開催１０月２６日(水)～２７日(木) 場所西日本総合展示場／本館(屋内：大・中展示場、屋外：イベント広場) ５情報提供活動 □ 主務省の告示等関係文書の収集・提供６水道事業計画調査の実施及び調査資料の提供 □ 全国水道事業体における水道事業計画調査の実施 □ 調査結果の集計、分析及び調査資料の提供７海外協力事業・国際関係会議 (１) 国際協力機構(ＪＩＣＡ)上水道研修コースへの協力 (２) シンガポール国際水週間２０１１・水エキスポ期間２０１１年７月５日(火)～７日(木)／３日間場所サンテック・シンガポール国際会議・展示センター (３) ＩＷＡワークショップ／課題「未来の都市」期間２０１１年９月１５日(木)～１８日(日)／４日間場所中国／西安 (４) 第４回ＩＷＡアジア太平洋地域会議期間２０１１年１０月２日(日)～６日(木)／５日間場所東京／東京国際フォーラム ※ 「首都圏の水循環」発表予定 (５) 日・台・米地震対策ワークショップ期間２０１１年１０月１２日(水)～１４日(金)／３日間場所新潟／クロスパルにいがた (６) 第５回中国水国際会議期日２０１１年１０月予定場所中国／済南 (７) 第２回アジア・太平洋水サミット期日２０１２年２月予定場所タイ／バンコク (８) 第６回世界水フォーラム期日２０１２年３月予定場所フランス／マルセーユ (９) 日中水道友好協力会への協力８出版活動 (１) 会員名簿 (２) 水道展ガイドブック(水道展開催時) (３) パンフレット「水団連」９表彰事業 (１) 大臣表彰等の具申及び申請 (２) 連合会表彰規程に基づく表彰 10 催事事業 □ 新年名刺交換会(地区別) ○ 東京地区：平成２４年１月６日(金)／東京會舘主催日本水道協会、日本下水道協会、日本工業用水協会、全国簡易水道協議会及び当連合会 ○ 名古屋地区：平成２４年１月１０日(火)／ホテル・キャッスル・プラザ主催東京地区［５団体］、全国上下水道コンサルタント協会中部支部、中部ウォータークラブ［７団体］ ○ 大阪地区：平成２４年１月１０日(火)／シティプラザ大阪主催東京地区［５団体］後援関西ウォータークラブ［６団体］ 11 会議 (１) 第４５回通常総会／平成２３年６月３日(金) (２) 役員会(正副会長会議、常任理事会、理事会、監事監査) (３) 常設委員会 □ 企画委員会 □ 表彰委員会 □ 資格審査委員会 □ 技術情報委員会 □ 予算委員会 □ 広報宣伝委員会 □ 決算委員会 □ 需給調査委員会 ※機関誌編集小委員会 □ 団体連絡協議会 □ 海外委員会 12 その他の活動 (１) 会員勧誘活動の推進 (２) その他(事務局組織支援) □ 日中水道友好協力会 □ 公共設備技術士フォーラム □ 水友会 □ 関東全水道人囲碁同好会 13 新規事業 (１) 海外水事情の情報収集の取り組み近年、新興国の人口増加や経済成長の急激な進展に伴い、水資源の不足や水環境の悪化等で我が国の先進的な水道技術の活用が検討され、海外における水ビジネスの機運が高まってきている。平成２２年６月に「新成長戦略」が閣議決定され、２２年４月には経済産業省の水ビジネス国際展開研究会が「水ビジネスの国際展開に向けた課題と具体的方策」についてとりまとめ公表された。我が国の強みであるインフラ整備をパッケージでアジア地域に展開・浸透させ、アジアの成長を我が国のエンジンとして活用するために、海外での水ビジネスを広く展開していくことを掲げている。ついては、平成２３年度は、可能な限り国際会議に参画し、我が国の優れた水道技術を紹介するとともに、各国が抱えている水問題やニーズの把握に努め、海外水ビジネスに繋がるような情報を収集のうえ、発信することで水道産業界の活性化を促進することとする。 (２) 水道事業体への事業量アンケート調査近年、各水道事業体の事業量は、低調に推移しており、水道産業界は厳しい経営を強いられている。そのため、より一層、効率的な企業経営が求められている。経営効率を高めるためには、各水道事業体の事業量をタイムリーに掌握し、需要に見合った資材供給体制を構築することが重要である。このため、水道事業体の予算概要がまとまる時期を見計らい事業傾向が分かる簡易なアンケート調査を実施し、補完資料として提供したい。なお、アンケート調査については実績のある調査機関に委託のうえ実施する。