公共下水道事業の制度概要について

目
次
Ⅰ.下水道の役割 ··································································· 1
Ⅱ.下水道のしくみ ································································ 5
Ⅲ.下水道事業の現況 ····························································· 13
Ⅳ.下水道に関連する法制度····················································· 27
Ⅴ.下水道の計画 ··································································· 29
Ⅵ.下水道財政について ·························································· 37
Ⅶ.下水道料金と受益者負担金制度············································ 46
Ⅷ.下水道の普及促進 ····························································· 48
《参考資料》
● 下水道法
● 都市計画法(抜粋)
● 環境基本法(抜粋)
● 水質汚濁防止法及び同施行令(抜粋)
● 下水道用語解説
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
公共下水道事業の制度概要について
岩出町事業部下水道課
I.
下水道の役割
下水道法第一条では、法の目的として「この法律は、流域別下水道整備総合計画の策定
に関する事項並びに公共下水道、流域下水道及び都市下水路の設置その他の管理の基準等
を定めて、下水道の整備を図り、 もって都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に 寄与し
あわせて公共用水域の水質の保全に資することを目的とする。」 とされています。この規
定から、下水道の主な役割としては一般的に下記の三点が挙げられます。
■■■
■■■■《》夕』《〉(》
({lwmmMヘ
生活環境の改善
浸水の防除
公共用水域の水質保全
最近では社会情勢の変化に応じて、これ以外に
4.下水道資源及び施設の有効利用
)も挙げられることがあります。
以下にそれぞれの役割について説明します。
(Iimmm、
又
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
1.生活環境の改善
人間の生活あるいは生産活動に伴って発生する汚水が速やかに排除されず、住宅周辺に
停滞していると悪臭や蚊。蝿の発生源となり、感染症の発生など衛生環境を悪化させるこ
とになります。下水道を整備することにより汚水をすみやかに排除し、周辺環境の改善を
図ろうとするものです。
また、従来の汲取り式トイレは、収集運搬時の臭気等が個々の家庭生活や周辺に不快感
を与え、また蚊。蝿の温床となるなどの弊害もあることから、下水道整備に伴いトイレを
水洗化することを通じて、都市的な便利で快適な生活を享受し、豊かさを実感できる地域
づくりを実現する上で重要な役割を果たします。
わが国では古来から、し尿を有力な肥料としてこれを有償化し、農地に施肥してきた習
慣がありました。従って便所の構造は汲取り式であってし尿が直接水路や河川を汚染する
程度も比較的軽微でした。平安時代の高野山で井戸水や沢水を利用した水洗便所の記録が
あるなど、小規模な下水道施設は設けられましたが近代的な下水道が登場するのは明治時
代になってからです。
「可
明治33年(1900年)に旧下水道法が制定されましたが、その際の目的は「土地の
清潔を保つこと」であり、都市化による衛生環境の悪化に対一応するものでした。昭和33
年(1953年)に現行下水道法として抜本的改正された際にも、下水道の目的として「都
市環境の改善を図り、もって都市の健全な発達と公衆衛生の向上に寄与する」ことが掲げ
られ、生活環境の改善は一貫して下水道の主要な役割の一つとして位置づけられてきてい
ます。
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、麹
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図1-1下水道による生活環境の改善
2
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
2。浸水の防除
わが国のように降水量の多い国では、都市化が進展した地域において緑地。空地等が減
少し、舗装された区域が増加することにより雨水の浸透。貯留能力が低下して雨水流出量
が増加し、浸水被害が多発している場合が少なくありません。こうした地域では「都市型
水害」に対応するため、都市域の雨水を排除することを目的とした下水道事業が行われて
います。(岩出町では未実施)
3.公共用水域の水質保全
旧下水道法以降、下水道は汚水および雨水を排除することで都市の生活環境を改善する
ことに重点を置いてきましたが、昭和30年代以降全国で河川の汚濁が急速に進行し、都
市内河川はもちろん都市近郊の河川、海域にまで及びました。河川でのヘドロの堆積や赤
潮の発生などが各地で見られるようになり、抜本的な対策を求める声が高まりました。
こうした背景の下、昭和45年の臨時国会において下水道法が再度改正され、その目的
に
P
「公共用水域の水質保全に資する’
という文言が加えられました。
その後下水道整備や事業所の排水規制の強化の進捗などに合わせ、水質汚濁の状況は総
体的に改善されてきていますが、都市部ではまだ生活排水等による汚濁が見られます。生
活排水は排水規制になじみ難く、下水道や合併浄化槽などの整備により汚濁負荷を削減す
る以外に対策は困難です。下水道は生活排水を中心とした汚水を終末処理場に集め、1箇
所で適切に処理することで公共用水域の水質汚濁防止に積極的な役割を果たしています。
また、最近では全国で使用される生活用水の約3/4が下水道を経由して排出されてお
り、高度処理の実施等による一層の汚濁負荷削減を軸として、健全な水循環の確保や良好
な水環境の保全 。創出に重要な位置を占めるようになっています。
日本CD水収支
P ̄
(注〕1.年平均降水聡並`窯発散堂、水盗掘皿存亟は、召和45年一平賎12年のデー(ヨをEjとに国土交過省水盗源部b】算出.
2.生活用フk、工難用水で伍用さ巾洵<Iま平成12年の他、公益事業て11E用さ;hおkは平成9年の価でt回土交冠者71<
盗源部調べ.
3.農業用水における河jIi水は平館12年の値五国土葬廻省水費泗割訓ぺ.jlh下水は農キキ水産省「第4目農業用地
下水利用実態調査」〔乎唾7年1明一B年9月調査〕による。
4.蓋魚用水、箔・琉蚕用水は平鹿12年虞の価五国土交退省水b運iHi都調べ。
5.建築揃用等|±琿境省r全国の地織内下地域00概況」'二よるも①五地方公共団体(29邪道HW県)五条例等による届
出等|Eよ':ルビ狸されてLhろ地下水利用辻を台:+し燕の冠5熟
6緋水処理施設は、下水道、集落jjI水、台、(処理浄化柵を含む。以下同じ、数値については下水迄l=おlプろ処理虻、
平域12年度の価ご己H=毒REM鐺Nぺ゜
7.火力発電所等に|ま、原子力発電所、ガス供給寵業所.熱供給事業所を合理
8.四捨五入の閲慌て刺Hミ計jbY合わないことb】ある。
図1-2日本の水収支
3
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
4.下水道資源及び施設の有効利用
下水の処理によって下水処理水や下水汚泥が発生しますが、最近では下水道の持つ資
源。エネルギーの活用や、下水道施設の空間を活用することも期待されています。
近年、全国的に渇水に見舞われることが多くなっていますが、下水処理水は都市内にお
ける安定した水源であり、工業用水や水洗トイレ用水等に利用されています。また、下水
汚泥をレンガやタイル、骨材等の建設資材として利用したり、消化ガス、燃料などのエネ
ルギー源として利用されている都市もあります。
また、処理場をはじめとした下水道施設を防災施設として利用することを計画する自治
体もあります。地震時の防災避難地としたり、被災時の雑用水、消防用水として高度処理
をした下水処理水を利用することなどです。
P■
戸司
図1-3処理水の再利用(大阪府東大阪市)
4
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
Ⅱ下水道の仕組み
1.下水道施設の構成
下水道施設は、住居や工場などの下水を集め、処理施設まで運搬するための「排水施設」、
集められた下水をきれいに処理する「処理施設」からなります。
F水道設備
排水施設一戸排水設備
-屋内排水設備
一屋外排水設備
個人管理
i
一(除害施設)
F水道管渠
一公共汚水ます
)↓
-面整備管(サー ビス管
ー幹線管渠
行政管理
一ポンプ施設
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県の施設
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町の施設
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利用者の施設
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躯室
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蕊酊了L魚
公共
マンホール
ポンプ施設
流域下水道
`耐,廟…,緋水譲備i宅地内に護…談…水管
除外施設…下水処理に悪影響を与えるものを取り除く施設
【関連町の施設、各家庭・事業所からの下水を流域下水道まで流下させるのに必要な筥渠やマンホール
6県の施設、関連町間を結ぶ幹線管渠・ポンプ場および終末処理場
図Ⅱ-1下水道のしくみ(流域下水道)
排水設備は、下水道法第1o条第1項で 「その土地の下水を公共下水道に流入させるた
めに必要な排水管、排水渠その他の排水施設 」として定義され、公共下水道が利用できるよ
うになった区域において、土地の所有者、使用者又は占用者が設置するものです。
5
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
一般家庭における排水設備は大まかに、衛生器具や屋内排水管などの「屋内排水設備」
と屋外に設けられる汚水ますや排水管などの「屋外排水設備」に分けられます。工場や店
舗などの事業所で、汚水の量や性状により下水道施設の機能を妨げたり、施設に損傷を与
えるおそれがある場合は、その障害を除去する施設(除害施設)を設けることが義務付け
られます。
排水設備から公共下水道への橋渡し役を担うのが「公共汚水ます」です。岩出町では公
共汚水ますは町が1宅地につき1個を原則として設置します。公共汚水ますより下流は、
市町村など自治体が管理する下水道施設となります。
公共汚水ますで集められた各戸の汚水は、取付管を経由して宅地前に布設されている下
水本管に流れ込みます。この本管は下水道を使用する全ての家庭や事業所へ張り巡らされ
「面整備管 (サービス管)’
ることから、
と呼ばれます。
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ご誤謬。
一句
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排水鷲
接綴ます
接織まず
接繍まず
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下水本篤
俔醇ロ
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陶罰■q
排水設価
公共下水週
(鰯人で設鬮・管翻す熟部分)
(IFJ電設露・篇IH1する部分)
図Ⅱ-2排水設備と公共下水道
面整備管は次第に合流して量が増え、「幹線管渠」を流れていきます。下水道は上水道
とは異なり、圧力をかけずに自然に汚水が流れ下っていく方式(自然流下といいます)を
採っているので、幹線管渠は次第に地中深くなります。余り深くなると工事が難しくなる
ため、一旦地表近くまで汚水をくみ上げる「ポンプ施設」が設けられます。
こうして集められた汚水は下水処理場の「水処理施設」で処理されます。わが国の下水
処理はほとんどが微生物のちからにより、汚水に含まれる汚れを吸収。分解させる「活性
汚泥法」を採用しています。
水処理の結果、きれいな処理水と、汚れを吸収。分解した汚泥が生じます。処理水は水
道水と同様に塩素注入で消毒後、河川や海へ放流されます。汚泥は濃縮や脱水、焼却とい
った「汚泥処理施設」を経て減量化、安定化された後、埋め立て処分やリサイクルされま
す。
6
、
、
(エアレーションタンク)
(最初沈殿池)
沈砂池から送られてき
た汚水をゆるやかに流
し,沈殿しやすい固形
物を沈殿させます。
(最終沈殿池)
最終沈殿池より送られ
汚水にふわふわした海
海綿状になった活性汚
綿状の活性汚泥を加え
泥を沈殿させ,きれい
てきた上澄み水は,塩
空気を吹き込むと,活
な上澄みの水は消毒施
素を注入して消毒し,
性汚泥中の微生物の働
設へ送られます。
(脱水設備)
最初沈殿池や最終沈殿
池の汚泥はこの槽に送
り込まれ,発酵させて
安全無外なものにしま
す。また,水分を減ら
して量を少なくします。
脱水機で汚泥は
脱水され,これ
をさらに発酵さ
せて肥料に使っ
たり,あるいは
そのまま埋立て
などで処分され
ることもありま
す。
(焼却炉)
脱水された汚泥
は焼却され,そ
の灰は埋立て処
分されたり,建
設資材化などへ
有効利用されま
す。
図Ⅱ-3下水処理場のしくみ
拙]回昨圧ヨ庁胖『共感珊維繭嘩蝋熟恥蛎逵
(汚泥消化槽)
滅菌したのち放流しま
す。
きにより,汚物は活性
汚泥になって沈殿しや
-m
(消毒施設)
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
2.下水の排除方式
下水道法上、「下水」とは汚水と雨水を指すとされています。(第2条第1項)この
この汚水
&同一の
と雨水を集める方式には、汚水と雨水を別々の下水管渠で収集する「分流式」と、同
管渠を用いる「合流式」があります。
、
へ△△△△△
鰊
理場へ
鐸鉱麺砿)
▲公共下水道
△排水設備
官民境界
《合流式》
’
可=エコー□区コーヒー[三K’
▲合流管
■
▲公共雨水ます
▲公共汚水まず
△私設汚水ます
△雨とい
△台所流し
△私設汚水ます
△浴室流し
△私設汚水まず
△便器
△私設汚水まず
△雨とい
綴
図Ⅱ-4合流式と分流式
合流式は1本の管渠で汚水と雨水を集めることが出来るので、分流式に較べて管渠の建
設費が割安になる上、地下埋設物が密集した都心部では布設が容易になります。このため、
古くから下水道に着手してきた都市では合流式が採用されてきました。
一方で降雨時には汚水と雨水が同一管渠内を混じり合って流れることになります。汚水
量に較べて雨水量は圧倒的に多く、合流式の場合全ての雨水を処理場まで流して処理する
ことはできません。このため-定量を超えた下水は余水吐と呼ばれる開口部分から河川な
どに放流されます。従来は雨水により+分希釈されることから問題にならないとされてき
ましたが、-部とはいえ未処理汚水が含まれることから、衛生面、水環境面から問題視さ
れることも多く、近年ではほとんどの都市で分流式を採用しています。
&
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
3.下水道の種類
下水道
(広義の)公共下水道
(狭義の)公共下水道
上総菫X鰈水道
一特定環境保全公共下水道
一特定公共下水道
流域下水道
都市下水路
下水道は、市町村が設置。管理する「公共下水道」と、都道府県が設置。管理する「流
灰.
域下水道」、市町村が都市部の雨水排除を目的として行う「都市下水路」に大別されます。
公共下水道はそのうちでも、一つの市町村が管渠から処理場までを有する「単独公共下
水道」と、主要な幹線管渠や処理場を流域下水道で分担し、流域下水道幹線までの幹線や
面整備管などのみを設置。管理する「流域関連公共下水道」に分けられます。
「特定環境保全公共下水道 」は、通常の公共下水道事業がその歴史的経過により、都市
計画区域内で都市計画事業として行われてきたことから、都市計画区域外の集落や観光地
において下水道事業を行う場合に実施されています。「特定公共下水道」は大規模な工場や
事業地からの汚水量が全体の概ね2/3以上を占めるような場合に実施され、事業者が事
業費を負担することが原則とされています。
「流域下水道」は、河川や湖沼、海域等の公共用水域の水質環境基準の達成並びにそれ
ら流域における生活環境の改善等を目的として、2以上の市町村の区域にわたり下水道を
整備することが効果的かつ経済的な場合に実施されています。流域下水道では幹線管渠や
ポンプ場、終末処理場といった根幹的施設を都道府県が設置。管理し、市町村が計画区域
(L
内の下水を排除するために必要な枝線管渠を整備します。(流域関連公共下水道)
公共下水道
頚K2'’5
図Ⅱ-5単独公共下水道と流域下水道
9
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
4.下水道以外の汚水処理施設
下水道以外にも汚水処理施設はいくつもありますが、主なものとしては、農林水産省所
管の「農業集落排水施設」(漁業。林業もあり)と環境省所管の「浄化槽設置整備事業」(い
わゆる合併浄化槽事業)があります。
いずれも生物処理により汚水を浄化するという基本的な水処理方式は共通ですが、処理
施設の規模や管理体制、汚水・汚泥の収集方法などに違いがあり、その特性や水質保全効
果、経済性などを勘案して計画的な整備を図る必要があります。このため、平成7年度に
各都道府県で汚水処理施設の整備に関する「都道府県構想」の策定を求める通達が出され
ており、和歌山県でも平成7年度に「和歌山県全県域汚水適正処理構想」が策定されてい
ます。この構想の中で、岩出町域は合併浄化槽で整備する押川。境谷地区以外を集合処理
で整備する構想と位置づけられました。
合併浄化槽は原則として個人が自らの財産として設置する ものであり、浄化槽設置整備
事業ではその整備を促進する観点から、合併浄化槽を設置する個人に対して市町村。都道
る個人に対して市町村。都道
下水道計画区域内に設置され
府県。国の3者が分担して補助金を交付しています。従来、下水道計画区域内に設置され
P ̄
る合併浄化槽は公共下水道への補助金と二重投資になるとの見解から補助金の対象となり
ませんでした。しかしながら下水道整備には長い期間を要することから、下水道計画区域
内であっても下水道整備に相当の期間(7年)を要する区域については平成3年度以降国
庫補助の対象となっています。
「.、
図Ⅱ-6農業集落排水施設
10
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
Hit誕蝉…〈
…|I|商,I調jim介LT1…i鰄薊二一厨i蘂,,蕊
商品籍介
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機などから出る生活雑排水が無処理でそのまま流され
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淡い房、一スヘ⑪議需b、可能厚,
7人禰〔KGR2-7型)
舵来品(KGK2-7C型)
との比較
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ペースへの設置が容易になります〃
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エ場生産浄化槽としての建設大臣の型式認定を取得しています。更に全国合併処理浄化槽普
及促進市町村協議会の登録を所得していますので設置の際、市町村が実施している補助金が
受けられます。’未実施の市町村もあります)。
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ルの生物濾過方式を採用しました放流水質BOD20mgl以下で、より透明感のある水質を実現
します『
図Ⅱ-6合併浄化槽
11
鳶
雷
表Ⅲ-1下水道とその他汚水処理施設の比較
公共下水道事業
特定環境保全公共下水道事業
区分
①目的
・都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄
与し,あわせて公共用水域の水質保全に資す
る
◎
自然環境の保全又は農山漁村における水質
の保全に資する。
●
②対象地域
③設定主体及
ぴ管理主体
④根拠法又
④根拠法又は
予算上措置
⑤対象人口
公共下水道:主として市街地
特定環境保全公共下水道:
市街化区域以外の区域
設置主体:地方公共団体
管理主体:地方公共団体
③経済性
各種法令等に
基づくもの
施設の使用実
績
⑨普汲
⑨普及率
(H16末)
る
。
設置主体:地方公共団体等
管理主体:地方公共団体等
設置主体:個人又は地方公共団体(市町村)
管理主体:個人又は地方公共団体(市町村)
下水道法【法律補助】
農業集落排水資源循環統合補助事業等【予算
補助】
浄化槽設置整備事業【予算補助
公共下水道:特になし
特定環境保全公共下水道:
1,000~10,000人(1,000人以下も可)
汚水
(生活雑排水・し尿 工場・事業場排水等)
雨水
・汚水処理
受益戸数が概ね20戸以上
原則として概ね1000人以下
特に制限なし
.(市町村が設置主体の場合は20戸以上)
●
,
・汚泥処理
・雨水対策
●
汚水
(生活雑排水・し尿)
雨水
・汚水処理
・汚泥処理
浄化槽市町村整備推進事業【予’ 章補助】
汚水
(生活雑排水・し尿)
・汚水処理
※別途,汚泥処理施設が必要
・建設費,維持管理費,使用年数を用いて年当たりの費用を比較。その際に比較の条件を合わせることが必要。
・使用年数が長いほど経済的
処理場23年,管路施設50年
7年
処理場23年,管きよ50年
(財務省令等)
(地方公営企業法)
(国庫補助事業実施要綱)
○終末処理場土木建築物:50~70年
○終末処理場土木建築物:50~70年
○躯体:30年~
○終末処理場機械電気設備:15~35年
○終末処理場機械電気設備:15~35年
○機器設備類:7~15年程度
○管きよ:50~120年
○管きよ:50~120年
国土交通省に準拠
68.1%
2.7%※1)
8.4%※2)
8,636万人
※1)漁業集落排水事業,林業集落排水事業,簡易排水施設を含む
※2)個人設置を含む
344万人
1,062万人
桿凹
識』回施珪弓序胖引受賦珊絲臨嘩蝋熱恥”拳
整備内容
境の改善を図り,併せて公共用水域の水質保
全に寄与する。
公共用水域等の水質の保全等の観点から,し
尿及び雑排水の適正な処理を図り,もって生
活環境の保全及び公衆衛生の向上に寄与す
下水道法の認可を受けた事業計画に定められ
た予定処理区域以外の地域
●
⑦施設の
農業集落における農業用用排水の水質保全,
農業用用排水施設の機能維持又は農村生活環
浄化槽
農業振興地域(これと一体的に整備すること
を相当とする区域を含む)内の農業集落
●
⑥対象汚水
農業集落排水事業
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
Ⅲ.
下水道事業の現況
1.下水道事業の実施状況
平成16年度末時点で、全国で下水道事業を実施している市町村は1,899で、全
市町村2,522の約75%です。市町村の3/4は下水道事業を実施していることに
なります。
和歌山県下では平成16年度時点で、全49市町村のうち21市町村で下水道事業に
着手しています。
和歌山県概要図
 ̄
蟻
記uDjll中:蓋壷璽下水
(伊謬廻理区〕
J1
見=
和歌山市
匠司
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悶
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百軒
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蝿一口鉦
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●
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☆陸
エ
「1M↑
-本習臘町
澁庄
ロ丸。F、錨
炉
錨
腕唯下水謹已hR」ここ側亜公共下水謹
単独公共下水魁、葎」〕H1背む)
特定」iH」A保全公共下水漣cbHl
下水道計画騏し
事業室施状況〔平域l8rF度現在〕
水道事業已処幽囲
回面の裏示は、公共下水道(持蝿含む)について|或乎庇1罫年度量で|E事
業実施個所〔既成含む〕を示す。
また.都市下水脇についてl土平EIilS年度実施中のみを示す。
瀞
串本町■熱…
o都市下水路
☆県代行事業箇所
図Ⅲ-1和歌山県下の下水道事業実施状況
13
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
2下水道の普及状況
平成16年度末時点の全国の下水道普及率は681%です。和歌山県は徳島県に次
ぎワースト2位の46位となっています。下水道普及率は自治体規模により顕著な差が
あり、100万人以上の大都市では100%近い普及率ですが、人口5万人未満の自治
体では36.3%にとどまります。岩出町が属する5~10万人規模の都市でも56.
5%です。(別添歴参照)
合併浄化槽や農業集落排水など、下水道以外の汚水処理施設を含めた汚水処理人口普
及率は全国で79.4%ですが、和歌山県は同じく46位であり、自治体の人口規模に
よって普及率に差があるのは同様です。(別添歴参照)
和歌山県下での普及状況は以下のとおりですが、従来から単独で下水道を実施してき
た和歌山市や高野町、太地町のほか、平成13年に伊都浄化センターが供用を開始した
紀の川流域下水道の区域である市町村(橋本市、かつらぎ町、高野口町、九度山町)で
普及率が高くなっています。
ilI1Im m ,、、
和歌山県下の下水道普及率
(平成16年度末)
市町村名
卸坊「
立月
喬本「
由良町
普及率
7.6
15.s
熱 コノ 寸
2.2
一丁
26.8
市町フ 寸名
一丁
和歌山市
0
みなぺ町
22.1
桃山町
0
白浜町
16.4
jJ
▲
、
貴志川町
11.0
かつらぎ町
27.s
FF
縁
普及率
高野口町
50.s
那智勝浦町
九度山町
39.7
太地町
54.6
高野町
72.s
本官町
1.s
広川町
1.6
岩出町
0
美浜町
0
上富田町
当Z 亘町
県下平均
0
2.6
0.7
13.4
又4
都道府県別下水道処理人ロ普及率
%%%%牝%%%%%%%%%
牝%%%%
24s12
s425s
川崎市
名古屋市
■●●●
B2gg
g999
福岡市
*
北九州市
6s、1%
一般都市
59.2%
政令都市
9s.S%
1422SS4
%船%%%%%
2S7sS21
●
9
%
2
o
全国
zoSS941
広島市
1
7s75
44S4
%%牝叱
4625
市
P
0
ら19og7sOSOSSSS
14
横浜市
511S1
■
都市
J51
■■■■■
神
p□●●■●●●■
1
%牝胎%%%%
東京2S区
兵庫県
奈良県
和歌山県
S1S
%%%%%牝
SS
s5sOSS
大阪府
1S249O
■
岡山県
広島県
山ロ県
S2S
1
21
%%%%%%%%%
o1s652o69
211
%%%
19s
宮崎県
鹿児島県
熊本県
大分県
o
6
o157
%胎叱%
2214
1972
沖縄県
96039S6
長崎県
6SS5s4s
佐賀県
21S
福岡県
1517
愛媛県
1S42
香川県
1469612フ0
徳島県
4SSG2
島根県
5s465
鳥取県
1sGBBGS
●■■●■●●●●●●●●■●●●●■■●●●
4212144
大阪市
9714ggSS9
千葉市
9gS99gggg
さいたま市
976s446
仙台市
J51
都府
e7sSs61
5
滋賀県
宮城県
秋田県
福島県
埼玉県
千葉県
■
都
月ミ
東
神奈川県
山梨県
石川県
oo25
静岡県
愛知県
三重県
656s
岐阜県
69s
富山県
s66
新潟県
94212S419
群馬県
4s4769956
栃木県
447464
茨城県
742911
岩手県
s
青森県
6
■■■●●●●●●■■●●●●■●●■●●●●
6
%
高知県
長野県
('`、、、、
山形県
{ImiiimmmA’
(注)・都道府県の下水道処理人ロ普及率には政令都市分を含む。
・下水道処理人ロ普及率は小数点以下2桁を四捨五入している。
又5
(*は四捨五入の結果100%と表記している。)
札幌市
福井県
北海道
普及率
政令都市
||頂位
普及率
都道府県
11頂位
普及率
都道府県
園
(平成16年度末)
平成16年度末下水道処理人口普及率
r蚕
r祠
?f亨圭[が饗IPI
16
都道府県別下水道処理人口普及率
(平成16年度末)
168.1%
全国
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
一M:獣“
山形県
福島県
152.1%
20%
順位 都道府県名
||頂位
40%
H16末
H16末
三:,Ⅷ
←
三::馬鰄%
0%
。94.0%
989
頁
|『18.1%
■訂
3613%
弓.
咄Ⅶ邪
鷺→月4.5
斎雪鋼釧:
111.4%
98.2%
 ̄ ̄ ̄186.1%
’'88.2%
188.1%
:
133.1%
171.6%
1J
'78.2%
■||己■|利一■ロ』■
'13.4M
172.2%
川一恥刎に
6%
135.7%
・再・・同一班。…’三
F ̄
.H,162.5%
二
(褒苗
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
186.6%
’'47.1%
]「44.瓢
;,4鰯1%’
、
5
50%
乱…
169.2 %
60%
80%
11項位 都道府県名
||頂位
H16末
H16末
普及率
普及率
98.2%
11東京都’98,2%
東京都
94.0%
神奈川県
211神奈川県’’94.0%
35.6%
43
香川県
431香川県135.6%
88.2%
31大阪府188.2%
大阪府
27.5%
45
高知県
451高知県’27.5%
88.1%
兵庫県
41兵庫県188.1%
461和歌山県’13.4%
46
和歌山県
13.4%
86.6%
51北海道’’86.6%
北海道
11.4%
47
徳島県
47|徳島県111,4%
33.1%
44
4411島根県133.1%
島根県
「4
rL
全国の下水道処理人口普及率:68.1%
/・18県が50%以下の水準
100%
、
・都道府県の普及水準に大きな格差(11.4%~982%)
→早急な下水道の普及促進による未普及人口・地域間格差
、
の解消が必要。
ノ
17
都道府県庁所在地都市の下水道処理人口普及率
(平成16年度末)
99.5%
‐・11-1-.
蝋
一'53.
-'5
型I 7.0%
、1%
%
.84 %
'67.5%
181,9%
1口94.0%
■
11--二一潔鯛.99.9%
I「’'99.7%
lMj蝋
'67.4%
'72.1%’
.90.9%
=。73.5%
’'B4 1%
1701%I
印加九”
911噸1
一 二一
50%
99998%
鶚蒜;i劇?83%
'26.8%
岡山市
'67.7%
.68.5%
'219.3%
広島市
山ロ市
函'92.8%
=鱗
'27.8%
判
平均値
89
891%
’
徳島市
高松市
松山市
高知市
福岡市
佐賀市
長崎市
熊本市
大分市
宮崎市
鹿児島市
ニ
172.6%
99.3%
l8239
I8249
ー
ビ50.3%
--可.91.7%
'712%
那覇市
F■
0%
Fご可
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'85
■
|■再■■し二’
I
'69.9%
●h■一回
ケベ
札幌市
青森市
盛岡市
仙台市
秋田市
山形市
福島市
水戸市
宇都宮市
前橋市
さいたま市
千葉市
東京都区部
横浜市
新潟市
富山市
金沢市
福井市
甲府市
長野市
岐阜市
静岡市
名古屋市
津市
大津市
京都市
大阪市
神戸市
奈良市
和歌山市
鳥取市
松江市
20%
順位
11頂位
市区名
40%
H16末
60%
順位
及率
普及率
1-88.4%
80%
市名
100%
H16末
及率
普及率
99.99脇
11大阪市’’99.998%
大阪市
43
49.3%
4311岡山市’’49.3%
岡山市
99.9%
21東京都区部'’99.9%
東京都区部
44
4411高知市’’46.6%
46.6%
知市
横浜市
99.7%
31横浜市’’99.7%
45
津市
39.6%
鐘|津市’’39.6%
99L5%
41札幌市|’99.5%
札幌市
46
99.3%
京都市
511京都市’’99.3%
47
26.8%
和歌山市
4711和歌山市’’26.8%
461徳島市’278%
徳島市
27.8%
P「
、
県庁所在地都市の下水道処理人口普及率:891%
L
八5都市で50%以下の水準
、
。県庁所在地都市間の普及水準にも大きな地域間格差
(26.8%~g9.9%)
→早急な下水道の普及促進による未普及人ロ。地域間格
差の解消が必要。
、
、ノ
18
都道府県別町村の下水道処理人口普及率
(平成16年度末)
DID・ノ粉
6
→47.8%
 ̄ ̄
47.8%
三些胸
7M
0J
F
Z雪4%
==. 41.0%
52.3リ
42.8%
-- ̄]4208%
匠司
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
停一
.62
62. |%
%
54. %
’541%
59.3%
’59.39
'60.6’
’60.6
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山ロ県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
対象:全国1789町村
8.8%
=.45.9%
5.9%
洲叫
北海道
青森県
27.2
’27.2
岩手県
26.39
’26.3
宮城県
秋田県
山形県
福島県 1--’22.5%
22.5%
 ̄,
茨城県
2(
栃木県 に垣:'9M「蓮日向岸
群馬県
24.1%
’241%
埼玉県 |弊ニ
千葉県 ーーー114.7%
.147%
東京都
神奈川県
新潟県 「
富山県
49.1%
’49.1%’
 ̄
 ̄
二コ 40.1%
。
'60.4
60.41
l3 1%
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1%
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13 2%
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1525
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-
弓7.5%
→7.5%
'25.1%
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60.3111
 ̄74
%
私
州
-42.2%
雨?422%
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-9.0%
=二コ991M$
113.1%
21.4%
121.4%
十
町村平均値
35.2%
352%
129
'29116%
6%
■■■■■■-12〔
〕%
'12.1%
 ̄12.1%
'28. 刑
’28
i…,悪』 134.
7%
34.V%
199%
r‐119.9%
麺西剴
’'11.5%
111.5%
H鳥
全国平均値
|- 68.1%
豐蝋4
ヨ6.2%
言6.2%
0%
]69.3%
2%
.〃■
j-
,25,9%
_戸25.9%
20%
Ⅱ項位
順位 都道府県名
40%
H16末
1116末
普及率
60%
順位 都道府県名
'1頂位
80%
100%
H16末
1116末
普及率
74.1%
11大阪府’741%
大阪府
43
.5%
431宮崎県’11.5%
宮崎県
69336
21滋賀県’69.3%
滋賀県
44
0%
441愛嬢県19.0%
愛媛県
64.2%
31京都府’’64.2%
京都府
45
5%
和歌山県
451和歌山県’7.5%
62-1%
411神奈」11県’62.1%
神奈lll県
46
461鹿児島県’6.2%
鹿児島県
2%
60.6%
51福井県’60.6%
福井県
47
2%
471徳島県’1.2%
徳島県
IL
/・町村の平均普及率は全国平均値の'/2程度の水準
、』
P
町村の下水道処理人口普及率:85.2%
、
・都道府県別に見た町村の平均普及率にも大きな地域間格差
(1.2%~741%)
→早急な下水道の普及促進による未普及人口。地域間格差
、
の解消が必要。
ノ
19
刃凶
1
汚水処理の普及
様々なインフラの中でも特に地域間格差が大きいのが下水道
下水道が使用できるかできないかは、有か無かの問題であり、早急な普及の促進が必要
整備目標下水道処理人口普及率:68%(H16)→72%(H19)汚水処理人口普及率:79%(H16)→86%(H19)
都市規模別下水道普及率
100%100%
B0.8呪
日&
最終想定管及率BB船
|下水道を使える予定の人々I
77△8%
全国平麓
都道府県構想による
未普及人ロは
いまだ
約2500万人も
68%
1 艶
5G-5髄
36.8”
”
下水道を使える人々
人々
人ロ5万人未
36.3%
計
人口規模l1oo万人LLLlpUラ寺WIjlso~50万人’1。~so万人’5~'cウラ人’5万人宋満
粍人ロ
(万人)
処理人ロ
(万人)
2,588
919m
1,649
2,769
1,751
2939
2,547
BOO
1,283
1,949
990
1,066
8,636
総都市数lllll414311691125212033
フ且,,
コスト比較の概念区
12,687
(コスト比較では建設費と維持管理費のトータルで考えることが必要)
人当たりのコスト
和
(建設費十維持管理費)
個別処理
集合処理
伝
人口 密度
人家のまばらな
区域は個別処理
神
~-
満の都市では
』
人口が密集した区域
画①
※集合処理(下水道、農業集落排水事業)と個別処理(合併処理浄化槽)の-人当たり
コスト比較においては、地域の特性等によって定まる均衡点が存在
鹿
は集合処理が経済的
道県県県県県県県県県県県都県県県県県県県県県県県県府府県県県県県県県県県県県県県県県県県県県県
海森手城田形島城木馬玉葉京川潟山川井梨野阜岡知一重一賀都阪庫良山取相山島ロ島川媛知岡賀崎本分崎島縄
軒幹ひ野幻⑪幻砂
屈鷹層翻ロ
北一一育岩宮秋山福茨栃群埼干草崇新富石福山長岐静愛一一一滋京大兵奈歌鳥島岡広山徳香愛高福佐長熊大官児沖
98.496
都道府県別下水道普及率
(平成16年l官ヨミ)
97%197%
'86.6%
=47.1%
]44.3%
」72.2%
141.0%
’49.4%’161.[ ド
149.0%
,'54.1%
1142.8%
162,
1劇716%
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16M
’51.6%
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3517%
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88.1%
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■■■■■11.4%
DHI
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一風脇
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」
llmQ,靴
11452%全国平均681%
-3611%’160A
20%
40%
60%
810冊
100%
社団法人日本下水道協会
4/5ページ
鋤。Bi船
.。-
〆壼塞宇
豪ジ?f~:-
鈩
人口鋭轆 100万人以、上
1噸万人以上
人口親摸
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(全国平均6a1%)
{’(全国平均鑓1乳)
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鶴一
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三
I
口凹□0心卿組む
⑪00000000
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95765I32
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9
1
処理人口普及率
処理人口普及率蝿
1U-
鱗,,,(
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石万人議鱗
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下水道普及率の推移
1日,加剥
…準諌
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(万人]
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2,輌剰
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巍圓諏蝿蕊蝿劉鰹慈裡鱸繩鞭騨縄“恩1錘麹蝿蕊蝿癖“鴎鷺⑪5162露剛2葛鴇i【i箇759旭制12,12惚極1患
(年、度)
伊
諸外国の下水道普及率及び高度処理人口普及率
21
http://wwwJswaJp/O5-arekore/O7-fukyu/index,html
■
2006/01/29
社団法人日本下水道協会
5/5ページ
[蝿;
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 ̄■誼 ̄宝一輔 ̄ ̄=--
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航’
鰹囿鼻一
5C
1。
嘉晴熱進. 】陰口警碍軍
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飢一一層一一
92
2脚〕牢1”8年19顯年1”8年1鞠6年1鞠6年鰹認年
「臼
注) 諸外国データはOEODENVIRONMENTALDATE OOMPENDIUM2002より引用
日本は平成16年度末(2005年3月末データ)
i《
「亭、
22
http://wwwjswajp/O5-arekore/O7Jukyu/index、html
2006/01/29
参考2
都道府県 別 汚水処理人
都道府県名
汚水処理人ロ
普及率
総人ロ
(千人)
(千人)
(千人)
6,015
12,168
8,644
2`446
80281
‘1`685
8]28
1ケ116
1,172
938
780
936
807
822
641
505
881
583
455
20193
1`923
1,534
2,106
1`624
1,264
3`774
2,371
1,890
20008
20021
6`997
1`465
148
1,086
865
67
5,007
45
11`946
2
0
1,371
5`329
4,411
1,213
663
1`359
1`282
1`063
2,565
8`651
5`571
1,435
1,067
2`319
7`955
5,352
1,116
20209
7,629
4,908
407
143
612
487
333
747
440
247
1,955
1,320
940
20868
2,181
1`815
10505
10059
784
819
300
93
1`027
584
365
10491
887
615
805
440
221
5,014
4,010
3,468
189
93
75
89
17
222
108
42
0
198
762
999
717
481
772
530
1,763
1,033
636
1,372
980
835
126,869
100,793
86,365
104
109
37
48
64
20
17
37
24
45
63
47
66
30
56
41
34
3,439
コミュニティ
左記以外分
・プラント
(千人)
(千人)
13
26
41
1
12
81
42
13
126
8
61
57
6
94
20
46
28
87
9
48
30
324
24
170
129
2
452
7
139
306
16
204
5
153
45
5
251
26
141
83
31
635
24
158
453
27
783
6
250
527
10
62
2
29
31
2
153
0
33
120
0
121
18
45
58
4
60
3
25
32
5
47
4
18
26
8
0
47
2
26
19
104
3
26
76
7
163
16
96
51
4
250
6
93
151
2
424
18
184
222
32
756
22
203
531
14
465
6
186
273
5
104
5
29
70
68
3
29
36
324
3
31
290
1
163
8
85
70
84
6
154
6
25
123
225
12
112
101
1
46
8
19
19
3
78
23
38
18
5
342
25
189
128
1
318
24
112
182
1
211
7
108
96
0
180
16
85
79
6
201
23
114
65
1
228
25
104
99
8
193
24
94
75
2
462
51
235
176
36
127
15
71
41
1
184
21
103
59
15
198
21
135
42
2
205
16
137
52
1
182
26
119
38
3
352
33
246
74
3
111
14
3
93
10,618
713
4,507
5,398
371
し
ないことがある。
な
制鞭
蛎利川
劃はU
総総整
11
318
5
39
3ヵ用
509
1,007
1`265
81
115
11
874
1,502
1`858
10225
1,173
26
148
952
81
135
うち
42
332122141112131M|」
70063
80
112
3`759
1`858
86
118
整備事業分
(平成16年度末)
50
11247413112
755
865
84
112
うち
浄化槽設置
(千人)
50
34226711
928
10308
2`081
1`374
1,258
5`736
4`598
12,013
108
104
(千人)
咀別踊沁MW刈駆川馴妬朋匝囲別別〃叩叫囲別別陥閖叫朋別囲別妬妬犯収旧Ⅲ加川加朋腿刀別朋閖肛駆Ⅲ旧劫
575
うち
浄化槽市町
村整備推進
142
111
1,696
781
684426880275209359728681520859497840774537606149わ
1,912
800818148164
619
1
全国計
691
870
86
2111
鹿児島県
沖縄県
881
1,397
2,348
普及状況
事業等分
(千人)
8978120248149300346213246463543佃恰
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
84.096
79.9%
78.096
66.2%
87.7%
77.1%
62.8%
75.帆
65.3%
94.3%
90.496
91.9%
96.1%
77.8%
38.1%
79.5%
58.8%
67.5%
76.09(
70.491
36.6%
56.9%
59.5%
54.7%
80.0%
58.2%
67.1%
68.1%
58.696
65.8%
58.691
7M91
79.496
4,880
2`989
排水施設等
1
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和 歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山ロ県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
6809%
5`107
2,108
浄化槽
(千人)
50632
1,469
1`164
1,219
農業集落
111111
園
福井 、目
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
洲脇酬帆川醐川脇帆醐脇Ⅲ洲脇脇脇醐肌醐洲Ⅲ脇脇醐酬帆醐川脇Ⅲ酬醐脇脇概脇醐脇洲脇剛ⅢⅢ酬醐脇川脇ロ乢加
石lIl県
90.7%
60.脇
62.3%
81.496
67.1%
76.2%
62.1%
69.6%
68.496
62.316
82.096
76.帆
98.7%
95.8%
釦剛砠田切巧肛剛朋駆皿乃朋鮖田川刈羽船町刀匝巧閖叫加引船刀切刃記町乃刀茄茄田別加兜町朋珊閖詔而刃人人備
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
干葉県
東京都
神奈Ⅱ|県
新潟県
富山県
ill1mmmm、
人口計
下水道
I li
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
,''11,mm!、
汚水処理
ロ
23
勺〃
1
汚水処理人口普及状況
○都市規模別汚水処理人口普及率
(平成16年度末)
100
990船
99.0船
90-
86.8%
85.4%
B5.4妬
8m
兜
4
0
8
B0.4”
.
妬
6
2
7
72.6%
70-
汚水処理人口普及率
汚水処理人ロ普及率
全国平均79.4%
60-
C
船
S
g
5
59.6%
50-
40-
30-
20-
10=
人ロ規模
人ロ規桜
100万人以上
50~100万人
30~50万人
80~50万人
10~30万人
5~10万人
5万人未満
5万人未満
計
総人ロ
俺人ロ
(万人)
2,588
991
1649
1,649
2`769
2'769
1,751
2,939
12,687
12`687
処理人ロ
処理人ロ
(万人)
(万人〕
2,562
[81知
860
1'409
1,409
2,227
2,227。
1,271
1,751
100079
10,079
11
14
43
252
2,033
2,522
2`522
総市町村勢
総市町村数
169
(注)1.総都市数2,522の内訳は、市733,町1,423,村366(東京区部は市に含む)。
(圧ノ1.総旬)市致Z『5ZZの内訳は、市/33,町1,423,打366(東京匹司jは市|こ含む)。
2.総人ロ、処理人口は四捨五入を行ったため、合計が合わないことがある。
3.汚水処理人口普及率とは.下水道、農業集落排水施設等、浄化槽、コミュニティプラントの汚水処理施設の処理人口の総人口に対する割合
、亀
平成16年度末の処理施設別汚水処理人ロ普及状況
処理施設名
下水道
8,636
農業集落排水施設等
漁業集落排水施設
林業集落排水施設
簡易排水施設を含む
浄化槽
''1(mw1m,、
344
1,06Z
内、浄化槽市町村整備推進事業等分
71
内、浄化槽設置整備事業分
451
内、上記以外分
540
コミュニティ・プラント
計
汚水処理人ロ普及率
総人ロ
艀
汚水処理人ロ
(単位:万人)
37
10,079
79.4%
1Z,687
(注)処理人ロは四捨五入を行ったため、合計が合わないことがある。
25
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
3下水道事業費の推移
下水道関係の予算額の推移は下図のとおりです。下水道は都市域の生活環境改善と汚
濁が進んでいた都市域の水質改善に役立つことから、ナショナルミニマムの公共施設と
位置づけられ、事業に着手する自治体が増えるにつれ事業費は伸びてきました。バブル
経済崩壊後は国の景気対策として大型補正が相次ぎ、平成10年度にはピークの4兆s
千億円に達しましたが、その後国の財政再建方針により一転して事業費は抑制傾向とな
り、毎年5~10%程度の削減が続いています。平成17年度事業費はピーク時の半分
7年度事業費はピ 一夕時の半分
以下の2兆2千億円程度となっています。
緯
11428
(単位:億円
ムヨliiiflLii:!
16909
18052
62j0,956117280
19860
15273
23952
D
-.450629
24488
31494
231”
33790
》鋼一
一咋叫一
ン...|E
ノー・揖丘
■二■(』凸
糸1
軒・’’0
〉(グー‐津《
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毎F■(⑪ョ‐‐
西・肉『4
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・・すじ・
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》熱
ザ内・廿奄・
48.781
29207
25672
22825
I
度皿駆詔別弱茄訂詔調師団肥聞元23456789012345671
11111111み
込
見
年
('lllmmIlヘ
凡例
05.00010.00015.00020.00025,00030,00035,00040.00045,000
50.000
(注)1.12年度以前は,住宅宅地関連公共施股整術促進事業等を含む。
2.4年度以降15年度までの総事業費には,緊急し下水道整鯛特定事業分を含む。
3.国費には,開発利益吸収型(NTT-A型)貸付金を含まない。
4.本表のほか,17年度には内閣府に一括計上されている汚水処理施股整備交付金
(国費)300億円がある。
図Ⅲ-2下水道事業予算の推移
26
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
Ⅳ.
下水道に関連する法制度
1.下水道法
下水道に関する基本法が下水道法であり、下水道法で扱われている主な事項を列記す
ると下記のとおりです。
①下水道を整備する目的(第1条)
②下水道で用いる用語の定義(第2条)
③流域別下水道整備総合計画に関すること(第2条の2)
④公共下水道事業の認可(下水道法事業認可といいます)を受ける場合に必要とさ
れる検討事項の内容及び認可の基準に関すること(第3条~6条)
⑤下水道施設が適合しなければならない技術上の基準に関すること(第7条)
⑥下水道終末処理場からの放流水が満たさなければならない技術上の基準に関す
ること(第s条)
⑦排水設備の設置や除害施設の設置など、排水者側が遵守しなければならない義務
に関すること(第1o条~12条の12)
('mlMmm1、
⑧下水道使用料に関すること(第2o条)
⑨終末処理場の維持管理に関すること(第21条)
⑩下水道施設の設計者、工事監督者あるいは維持管理者が備えるべき資格要件に関
すること(第22条)
⑪流域下水道に関すること(第25条の2~lo)
⑫罰則に関すること(第45条~51条)
下水道は生活環境の改善や浸水防除等のための施設として一般公衆の共同使用に供さ
れるもの(公共用物)です。下水道法には、この下水道の存立を維持し、公の目的に使
用し、できるだけ完全にその本来の目的を達成させるための諸規定が整備されています。
この代表としては排水設備の設置義務(第1o条)や排水に関する受忍義務等(第11
条)、水洗便所への改造義務(第11条のs)、除害施設の設置等(第12条)がありま
(''1mImw、
す。
また、同様に下水道は流入した下水を適切な水質に処理し、放流することが必要であ
り、そのための水質管理や発生汚泥の処理についての規定が設けられています。(第21
条)
2都市計画法
都市計画法は、都市計画の内容及びその決定手続き、都市計画制限、都市計画事業そ
の他都市計画に関し必要な事項を定めることにより、「都市の健全な発展と秩序ある整備
を図り、もって国士の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与すること」を目的とした
法律です。
下水道は都市施設として都市計画法第11条第1項第3号に規定されていますが、特
に同第1条第1項第11号で、「市街化区域及び区域区分が定められていない都市計画区
域については、少なくとも道路、公園及び下水道を定めるもの」とされ、都市計画区域
におけるその必要性がうたわれています。
下水道に関する都市計画を定めると、都市計画法の手続きにより都市計画事業として
建設することができるようになります。また、都市計画事業の効果として、都市計画制
27
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
限や都市計画用地における収用・使用権、 受益者負担金の徴収などが可能になります。
3.環境基本法、水質汚濁防止法
環境基本法は公害防止の基本法ですが、この中で水質の汚濁を公害と定義し(第2条)、
国は下水道等環境の保全上の支障の防止に資する公共的施設の整備を推進する措置を講
じるものとしています。(第23条)下水道整備に対する国庫補助の直接の根拠は下水道
法第34条ですが、本条も国が全国的施策として下水道事業を推進する根拠の一つとな
っています。
水質汚濁防止法は、特定施設を設置する工場、事業所等から公共用水域に排出される
水を規制することで公共用水域の水質汚濁の防止を図るものですが、下水道施設は公共
用水域から除外されています。(第2条)一方で下水道終末処理場は特定施設として位置
づけられている(水質汚濁防止法施行令第1条)ため、下水道に下水を排除する工場や
事業所は水質汚濁防止法の規制が及ばないことになります。
このため、下水道法では工場、事業所からの下水を公共下水道に排除する場合の水質
〈immmh、
規制に関する規定を設けています。
最後に、参考として下水道法と下水道関連法のおよその範囲及び主要関連事項は下図
に示します。
(基本法)
(都市整備法)
法日本下水道事業団法
雌出下水道整備緊急措置法
(mmmm'、
(関連法)
F111i:
川
(主要関連事項)
法一都市計画決定,都市計画事業
認可,受益者負担金
法一占用,兼用工作物
法一〃′
法一建築確認,水洗化
図Ⅳ-1下水道関連法規
2S
第1 回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
V、
下水道の計画
1.下水道事業の手順
自治体の
下水道事業着手の意思決定
。
■■■■■■■■
■■■■
。
(,、、'11、
流域別下水道整備
総合計画(都道府県)
基本構想の策定
全体計画の策定
都道府県構想
(全県域汚水適正処理構想)
(法2条の 2)
都市計画決定
(都計法18条)
事業計画の策定
------亡一
訂1W
下水道法の事業認可
丁計画法の事業認可
一一一一一一丁 ̄
(法4条)
卜法60条)▲
実施設計
i蝋、、、、
建設工事
供用開始
E二コ都市計画区域外は不休
維持管瑚
図V-l下水道事業の手順
29
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
2.下水道整備に関連する計画
①流域別下水道整備総合計画
この計画は下水道法第2条の2に規定されるもので、略して「流総計画」と呼ば
れることもあります。複数の市町村にまたがる河川などの水域について、設定され
た水質環境基準を達成維持するために、最も合理的な下水道整備のあり方を示した
下水道の基本計画です。個々の下水道事業の計画策定に当たっては、これに適合し
ていることが下水道法に基づく事業認可の要件となっています。
岩出町の公共下水道計画に関連する計画としては「紀の川流域別下水道整備総合
計画」があります。
②都道府県構想(全県域汚水適正処理構想)
「都道府県構想」とは、各都道府県が市町村の意見を反映した上で策定している
汚水処理に関する総合的な計画です。下水道、農業集落排水施設、浄化槽等の汚水
処理施設の整備手法について、地域の実情に応じた計画とすることを目的としてい
ます。
(m1miQm、
和歌山県では平成7年度に「和歌山県全県域汚水適正処理構想」が策定され、平
成12年度及び’4年度に見直しが行われています。
③全体計画
流総計画や都道府県構想を参考とし、下水道で整備すると定めた区域について計
画フレームを設定し、幹線管渠、ポンプ場及び処理場などの根幹的施設について、
ルートや主要施設の能力の検討、施設計画等を行うものです。
岩出町の場合は流域関連公共下水道として実施しますので、県が実施する流域下
水道の全体計画と整合している必要があります。
④都市計画決定・事業認可
都市計画には、当該都市計画区域における下水道計画を定めるよう規定されてい
ます。下水道の都市計画決定に当たっては公共下水道の処理区毎に、その
・種類
・名称
(111'1mm'、、
・幹線管渠やポンプ場、処理場など都市計画施設の位置
〃
の区域
・排水区域
を定めることとされています。
岩出町の場合は全域が都市計画区域であるため、 下水道の都市計画区域は全体計
画区域と一致しています。
都市計画の決定後、5~7年以内の具体的な事夛
都市計画の決定後、5~7年以内の具体的な事業計画を立て、事業の実施区域や
期間を明示して都市計画法事業認可を取得します。都市計画法事業認可により、「土
地収用法による事業認定」があったものとみなされ、事業計画に示される都市計画
施設の事業地を収用、使用することが可能になります。
岩出町の場合は流域下水道事業との整合することが必要となるため、事業認可は
県知事に対して申請します。また、現在 岩 町の都市計画で収用、使用が必要な士
地として事 篝認可を取得した士地はありません
⑤下水道法事業認可
下水道法に基づく事業認可は、都市計画事業の土地を明示した都市計画決定や事
業認可とは異なり、技術的な計画の認可であり、5~7年程度の問に整備可能な範
so
第6章資料1流総計画策定状況(平成17年8月末現在)
都道府県名
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東
泉
神奈川
山梨
新潟
富山
■=
I
石川
長野
岐阜
静岡
愛知
重
福井
滋賀
泉
都
大阪
兵庫
■-
奈良
和歌山
鳥取
島根
岡山
ヴ
広島
’,…
9Mb1
#川鍵
l iIl
罰1Ⅲ1判1‐jllⅦ列夘‐刈刈抑J1Ⅲ》11釧1冊11‐刑-1切羽J鋪、侭Ⅱ臼11㎡11ゴ111.,..V-51『抑》…や‐・ぜ.1了羽,,罰Ⅵ』jI埒刈『.
II
I
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
沖縄
全国計
同意済
十勝川*,函館海域,天塩川,常呂川・$ ヨ走川,釧路川・釧路海域
高瀬川*,新井田川河口水域*,陸奥湾*,岩木川*
北上川*,新井田川河口水域*
阿武隈川*,仙塩,北上川
秋田湾・雄物川* 米代川*,子吉川*
最上川*,赤川
阿武隈川*,久慈川
利根川,那珂川・久慈川*,常磐海域
那珂川*,利根川*
利根川*
利) 長)'1,中川*,荒)'1
利根川,九十九里・南房総,東京湾
多摩川・荒川等*.
酒匂川,東京湾*,芦ノ湖・早川 金目川等,境川等,相模川
富士川*,相模川
信濃川*,関川 阿賀野川*,新島崎川,新井郷川
小矢部川*,神通川等,白岩)11・上市川
能登沿岸,梯川・大聖寺川*,犀川・大野川
信濃川*,天竜川*
木曽川・長良川*,庄内川
狩野川*,浜名湖*,天竜川左岸*,菊川*
渥美湾等*,知多湾等*,名古屋港海域等
中南勢水域*,四日市・鈴鹿Z <域*,英虞湾,東紀州水域
九頭竜川*,北川・南川,若狭湾
,
,
,
琵琶湖
若狭湾西部,丹後海域
大阪湾
播磨灘,山陰海岸東部,大阪湾
紀の川*
紀の川*,有田川・紀中地先海域,田辺湾
天神川,千代川*
高津川*,浜田川・同河口水域*,斐伊川,江の川
児島湖*,旭川・吉井川
太田川・瀬野川*,黒瀬川,芦田川,江の川
平生湾
吉野川
大)||西部,備讃瀬戸海域
重信川
浦戸湾*,仁淀川,渡川,物部川・香宗川
筑前海,遠賀川,矢部川
松浦川*,伊万里湾
伊万里湾,佐々フ 〈域,有明海,橘湾,長崎湾
菊池川・有明北部〕 〈域及び筑後川上流*,白川・坪井川・緑川*,八代海
別 守湾,豊後ス 〈域,筑後川
大淀川*,志フ 市志湾
鹿児島湾*,八代海
金武湾・中城湾,中南部西海岸
125
注)*は承認
認済みの見直し流総
3Ⅲ
…畷
第4章資料15都道府県構想一覧表(平成17年7月末現在)
策定年月
見直し年月
北海道
H9.5
H17.3
青森県
H9.9
H16.3
岩手県
H7.3
H10.5,H17.2
宮城県
H7.12
H15.3
秋田県
H5.7
H13.3
見直し状況
構想名
全道みな下水道構想リニューアルプラン
青森県汚水処理施設整備構想
いわて汚水適正処理ビジョン2004
甦る水環境みやぎ(生活排水処理基本構想)
秋田県生活排水処理整備構想
茨城県
H7.8
H15.4
県全域生活排水処理施設整備基本構想
福島県全県域下水道化構想
生活排水ベストプラン
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
H8.2
H16.3
栃木県生活排水処理構想
H10.3
H17.3
群馬県汚水処理計画
H7.3
H10.5,H16.8
H9.3
H15.12
神奈川県
H9.3
H16.3
新潟県
富山県
H3.3
H13.7
H3.3
H13.3
石川県
福井県
山梨県
S62.3
H9.3,H14.5,H173
山形県
H8.3
H14.9
福島県
H86
H16.4
東樅粥
(見直し中)
埼玉県生活排水処理施設整備構想
千葉県全県域汚水適正処理構想
ロ
(見直し中)
H9.6
東京都下水処理施設整備構想図
神奈川県生活排水処理施設整備構想
新潟県下水道等汚水処理施設整備長期構想
富山県全県域下水道化新世紀構想
生活排水処理構想エリアマップ
H10.2
H15.3
福井県汚水処理施設整備構想
H9.4
H15.7
H3.3
H8.3,H12.3,H17.6
山梨県生活排水処理施設整備構想
下水道等整備構想エリアマップ2000
長野県
岐阜県
H6.3
静岡県
H6.3
H14.3
静岡県生活排水処理長期計画
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
H8.6
H16.3
AichiWAterRec overy Plan
H5.5
H9.3
(見直し中)
(見直し中)
H10.6
H10.3
H17.3
H7.3
H17.3
(見直し中)
H8.4
全県域下水道化構想
三重県生活排水処理施設整備計画
滋賀県汚水処理施設整備構想
京都府水洗化総合計画2005
大阪府域の生活排水処理計画
生活排水99%大作戦
奈良県汚水処理総合基本構想
和歌山県全県域汚水適正処理構想
鳥取県生活排水処理施設整備構想
島根県新・全県域下水道化構想
H6.3
H12.11,H17.3
H8.3
H13.2,H15.4
鳥取県
島根県
H6.11
H14.9
H6.3
H12.2
岡山県
H8.3
H15.12
クリーンライフ100構想
広島県
H8.3
H13.3,H16.3
広島県汚水適正処理構想
山口県
H10.5
H16.10
徳島県
H8.4
香川県
H8.6
H14.6
愛媛県
H10.2
H16.3
高知県
H10.3
H15.7
福岡県
佐賀県
長崎県
H7.3
H15.3
H8.3
,H16.3
熊本県
H10.3
H15.6
熊本県生活排水処理施設整備構想
大分県
H10.3
H16.3
宮崎県
鹿児島県
H6.2
H10.3,H14.3
大分県生活排水処理施設整備構想
第2次宮崎県生活排水対策総合基本計画
沖縄県
H10.6
一
一 一一
iii蝋
都道府県名
H9.3
(見直し中)
(見直し中)
(見直し中)
(見直し中)
山口県汚水処理施設整備構想
徳島県汚水適正処理構想
香川県全県域生活排水処理構想
第二次愛媛県全県域下水道化基本構想
高知県全県域生活排水処理構想
福岡県汚水処理構想
佐賀県汚水処理整備構想
長崎県下水道等整備構想
鹿児島県下水道等整備構想
H9.3
(見直し中)
沖縄県下水道等整備構想
3コ
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
囲における下水道の配置や構造、能力2
能力等について国士交通大臣又は都道府県知事の
認可を受けるものです。
岩出町の場合は上記のとおり、流域旧
流域関連公共下水道として事業を実施しているた
め、県知事より認可を取得しています。
3.
紀の川中流流域下水道(那賀処理区)の計画概要
〔全体計画〕
>計画目標年次平成2S年
>対象区域紀の川市、岩出町
>計画処理面積3,3S4ha(うち岩出町1,420ha)
>計画処理人口133,400人(うち岩出町60,000人)
>計画処理水量72,600,3/曰(曰最大)
(うち岩出町30,902,3/曰)
>終末処理場那賀浄化センター
>管渠延長約34km
>建設事業費62,028百万円
'1mmwmm0、
(処理場44,215百万円、管渠・ポンプ場17,813百万円)
(うち岩出町負担分5,898百万円)
〔都市計画決定〕
全体計画に同じ
〔都市計画法・下水道法事業認可〕…現在申請中
>計画目標年次平成2s年度
(平成2o年度一部供用開始予定)
>対象区域紀の川市、岩出町
>計画処理面積eS2ha(うち岩出町SOSha)
>計画処理人口25,431人(うち岩出町13,580人)
>計画処理水量14,006,3/曰(曰最大)
(うち岩出町6,435,3/曰)
>管渠延長約29km
>建設事業費38,301百万円
lImmmmDwm、
4.
岩出町公共下水道の計画概要
〔全体計画〕
>計画目標年次平成42年度
>計画処理面積1,420m
>計画処理人口60,000人
>計画処理水量30,902,3/曰(曰最大)
>管渠延長約SO5km
>建設事業費s8,191百万円
(幹線管渠3,111百万円、枝綺
枝線管渠35,080百万円)
3s
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
〔都市計画決定〕
全体計画に同じ(計画年次のみ平成28年度)
〔都市計画法・下水道法事業認可〕…現在申請中
>計画目標年次
平成23年度
(平成2o年度一部供用開始予定)
>計画処理面積
SOSha
>計画処理人口
lS,580人
>計画処理水量
6,435,3/曰
>管渠延長
>建設事業費
約68km
(曰最大)
7,255百万円
i1l I1mIl 1l、
(llmmMm、
34
那
賀
処
理 図
全
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目
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 ̄|舐
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35
唖
1
帝寺一
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卓捨←、
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」
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〆
P
~ご~
紀の川中流流域関連岩出町公共下水道
1,420ha
認可区域307.8ha
環聴基準点船戸~
入
共下2
Ⅲ。
図面内容’下水道計画一般平面図
図面番号
11
ノー]縮尺|〃
10.000
平成17年月
| ̄和歌山県岩出町
設計者
:巾nrlqlaコンサルタント的
36
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
Ⅵ.
下水道財政について
1.建設費の財源
建設費は下水管渠やポンプ施設、処理場など、下水道施設を建設するために要する費
用です。
〔公共下水道の場合〕
下水道建設費の財源は①国庫補助金、②地方債(下水道事業債)、③受益者負担金等か
ら成っています。①国庫補助金は建設費(総事業費)のうち、主要な管渠や終末処理場、
ポンプ場など一定の基準に適合する施設の分(徳助対象事業費)の5.5/10(終末処理場
の一部)または5/10(それ以外)です。補助対象とならない建設費(単独事業費)に対し
ては国庫補助金が出ません。②地方債は、補助対象事業費の場合は国庫補助金の残額の
90%、単独事業費の場合は総事業費の95%に充てられます。残りを③受益者負担金
あるいは一般町費によってまかなわれます。
これを図表で示すと下図のようになります。
,`1wmmh
種類
建設費
費(国庫補助金)
公共下水道,特定環境
保全公共下水道
地方債
方費
受益者負担金等
管渠等
終末処理場
宙1t
)
)
4m
ソ
W(
杵
受益者負担金等
債
]
、%
受益者負担金等
※斜線部分は交付税措置分(事業費補正分45%及び単位費用算入分5%)
※更新事業(平成16年度以降実施されるものに限る。)については,資本費における雨水分の
実績を踏まえ,これに見合う額を一般会計から繰り出すものとして平成17年度以降の地方財
政計画に計上予定(P93「新設事業・更新事業の区分」参照)。
図Ⅵ-1公共下水道建設費の財源
下水道岩出町の公共下水道は幹線管渠や下水処理場を流域下水道事業で実施するため、
上図の「管渠等」のみが当てはまります。したがって建設時に受益者負担金あるいは一
般町費として必要な金額は総事業費の5%ということになります。
〔流域下水道の場合〕
流域下水道の場合は、①国庫補助金、②地方債、③関連市町村建設負担金、④一般会
計操出金からなります。①国庫補助金は公共下水道と同様に、総事業費のうち、補助対
象事業費の2/3(終末処理場の一部)または5/10(それ以外)が交付されます。流域下水道の
場合、総事業費のうち国庫補助金が充当されない部分は都道府県と関連市町村で折半さ
れます。このため、総事業費のうち国庫補助金を除いた金額の50%は③関連市町村建
37
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
設負担金でまかなわれます。②地方債は、補助対象事業費の場合は国庫補助金の残額の
60%、単独事業費の90%に充てられます。残りは④一般会計からの繰出金でまかなわれ
ます。
③関連市町村建設負担金についても、関連市町村において都道府県同様の地方債を充
当でき、残りを一般会計あるいは受益者負担金等から充当することになります。これら
を図表で示すと下図のようになります。
終末処理場
管渠等
0%
ヨ府県50%
○財源内訳(平成16年度)
(補助事業)(単独事業)
DB●00●●■●●●●●0000●●●●●●凸
▽●●●●DC●●5句●●●●●●■●●●●●■
●CBD●、。●Q0o■■●90●●●●CGO●
■ロロB●●●●●0●CQ●●。●PCDo●●●
DC●d0G0c0●●●●DDeC●●●●●●●
●B●●●●●●●●●■●COC●●●●●●●●
■0060COD●●●●□●0●OS●CCD●●
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00●●●●●0●□●CO●COD000●□●▲
CO●●00●GDC00●COOB●●●●●●●
■060●●●●PC●●●●●●●●
■D0BC●●●60●●CD●e●●●●●●CD
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(礫、1mm、
下水道事業債
(臨時措置分)
/
鮒9一m
起債
9
10
(11,11'w》、
蝋iii
10%
ノ
[
国費(国庫補助金)
方債
連市町村建設費負担金
地方費
地方債,一般会計繰出金)
般会計繰出金
流域下水道
設費
建
種類
百は
10
10
-
1
一般会計操出金
匡函…関連市町村建設費負担金
※斜線部分は交付税措置分
図Ⅵ-2流域下水道建設費の財源
現在では補助対象事業費の国庫補助金と地方債の残額部分の④一般会計繰出金に対し
ても地方債(臨時措置分)を充当することができ、一般会計繰出金を少なくする措置が
取られています。
3s
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
2.下水道事業運営の財源
下水道事業の運営に要する費用は「工水道管理費」と呼ばれ、汚水の処理に要する費
用や管渠の点検・清掃などに要する「維持管理費」と、建設時に発行した地方債の「元
利償還費(資本費)」からなります。
岩出町公共下水道は流域関連公共下水道であるため、汚水の処理に要する費用を直接
支出することはありませんが、終末処理場を管理・運営する和歌山県は運営財源を持た
ないため、処理に要する費用を「菰域維持管理負担金」として町に賦課し、町はその費
用を下水道管理費に含めて負担することになります。従って、岩出町公共下水道におけ
る下水道管理費は
下水道管理費=維持管理費十元利償還費十流域維持管理負担金
となります。
'1111,1M、、
この下水道管理費に充当すべき財源が「下水道料金」と「=般会計繰入金」です。一
般会計繰入金は「公費負担」とも呼ばれ、自治省から一般会計が公費負担すべき基準(=
般会計繰出基準)が示されています。これによると主に、
(1)雨水処理に要する経費
(2)流域下水道の建設に要する経費
(3)下水道に排除される下水の規制に関する事務に要する経費
(4)水洗便所に係る改造命令等に関する事務に要する経費
(5)不明水の処理に要する経費
(6)高度処理に要する経費
(7)高資本費対策に要する経費
(8)広域化・共同化の推進に要する経費
(9)地方公営企業法の適用に要する経費
(10)下水道事業債(特例措置分)の償還に要する経費
緯
が公費で負担すべき費用とされ、 公費負担額の-部が地方交付顎
により、市町村に
交付されることになっています。
一般会計操出基準の中でも大きな割合を占めるのが、(1)の
です。
下水道の主たる機能は汚水の排除処理と雨水の排除であり、 このうち雨水の排除に要す
る経費は全額公費で負担すべきという考え方が 第1次下水道財政研究委員会(昭和36
一方で汚水の排除・処理に要する経費は受益者の負担(私費)による
生Lで提言され、一方で汚水の排除・処理に要
べきとの提言がなされました。これは「 雨水公費・汚水私費の原則 」と呼ばれ、下水道管
理費の負担原則として現在でも基本とされています。
この原則によれば汚水処理しか行われない紀ノ川中流流域下水道の区域内では下水道
管理費のほとんどは私費でまかなわれることになります。しかし実際の運用では汚水整
備と雨水整備は時期が前後することもあるとの考えに基づき、中長期的に雨水に係る資
雨水すべての元禾11償還金(資本費)の7割が公費
本費が全体の7割になるとして
負担とされています。この7割のさらに7割が地方交付税措置され、結果的に一般地方
債の元利償還金の50%が交付税措置されています。(図Ⅵ-1,2の三角形の斜線部相
当)
39
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
一方で、特例措置分の元利償還金は全額交付税措置されています。(図Ⅵ-2の四角形
の斜線相当)
従って、下水道管理費のうち、一般会計繰出基準に含まれない部分が下水道料金でま
かなわれるべき費用となります。しかしながら一般会計からの繰出しは自治体の財政に
とっては支出の増加につながることから、下水道管理費全てを下水道料金で回収するこ
とが望ましいと言えます。
3.岩出町公共下水道の財政計画
財政計画は金禾Ⅱ動向や国の財政政策の影響を受けるため、正確に予測することは難し
いです。平成’6年度時点での推定では交付税措置に頼らず、長期的に下水道使用料の
みで下水道管理費をまかなうという前提で試算を行い、下水道使用料を218円/m3
にする必要があるとの結果になっています。(月20,3使用とすると月4,360円、年間
52,320円)(詳細は別紙財源計画参照)
('mmMM',
('1'1mm、
40
LIl il
篭
3-3建設事業費の財源内訳
表3-43に示した建設事業費について、図3-9の財源内訳比率により財源内訳を
算出する。結果を図3-10に示す。
li l
劉窯P
叫一肌一凪
単独事業
×0.35
824
24,82
3,367
④国費
②×5/10
1,241
12,699
肌一肌一Ⅲ
171
⑦起債
③×9.5/10
債
⑥町費等
②×0.5/10
償
4.5/10
舵一剛一凪
脆一肌一Ⅱ
ヶ.’6.‐・▲け。.・し一。‐‐。.‐6勺
1
②補助
功事業
0.65
①×0.
、費等
0.5/10
68
⑨起債
⑤+⑦
1241223870
325%
625%
`図3-10財源内訳
印
i鱒
己憐■
瀞
4.財源計画
4-1建設事業経費に係る財源計画
建設事業経費には、建設事業費、建設費に対する流域負担金があり、国費、起債、
町費により賄われる。また、町費の一部を都市計画法第75条を根拠とする受益者負
担金として、徴収できる。
建設事業経費
三由f_セ
憾口
・建設事業費
・流域負担金
受益者負担金
鼬
良
建設事業経費に係る財源を示せば、表3-48のとおりである。
Ji jU
jIiliU
41
iJlI蝋:
蕊!■
表3-48建設事業経費に係る財源
単位:百万円
■(
.』
己 實
国費
計
国費起債町費計
町費
12.412
達設事業費
23,870
38,191
建設事業費1241223870190938191
1,909
】』
金
流域負
5,829
流域負担金5829695898
69
5,898
』』
計
12,412
29,699
計1241229699197844089
44,089
1,978
..】..,4
‐卜
があり、使用料収入額、町費により賄われる。また、起債元利償還費、維持管理費
の一部には、交付税措置が算入されている。
〒一宮PDP、凸‐。
。』】。①■・・■・l
下水道管理費には、維持管理費、起債元利償還費、維持管理に対する流域負担金
II.。.■.トー・・・四.宮・‐か・
54二‐・・・・・‐凸・・..・・・・・も牛
。.。‐r・》・・・..。.ⅣF
■己ロロロロ■一口■■二■■一口』■■』■一一口二口■■■二口』
4-2下水道管理費に係る財源計画
Ⅲ咄凸守・、・・
。旧・・・『・・.・・..》
L・・ゲ・・・
注)流域負担金は、流域下水道資料による
lf・FF.:-.1-
|`Im1mmmm、
iJ
下水道管理費
使用料収入額
・維持管理費
・起債元利償還費
・流域負担金
J1トリ■
町費
●・‐曰凸凹ローロ69■P『
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》1汕叩誇輪‐津r色』卍》〈『訳YⅢ
11.》1.......・・.。.。‐小.:...」咄.|・・睨珀・》Ⅵ・・・.
(交付税措置)
(1)維持管理費
下水道整備完了後の管渠維持管理費を、「効率的な汚水処理施設整備のための都
hL-
道府県構想策定マニュアル(案)」(日本下水道協会、平成13年)の費用関数より、以
下のように設定する。
/蕊,'、,、、
表3-49維持管理費
屯P
管渠
延長
単価
維持管理費
(、)
(百万円/m・年)
(百万円/年)
基数
単価
維持管理費
(基)
(百万円/基・年)
(百万円/年)
49
計
24
24
0.5
.11。’0t
マンホールポンプ
◎
0.00008
西Ⅲ』Gd“}中凸。
304837
304,837
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一一一一一一一一』一一一一一一一一一一巨二一畠一一」一
1.:」
42
JUIjl■
譲蓬
(2)起債元利償還費
1)年平均起債額
施設の耐用年数を考慮した、年平均起債額は以下に示すとおりである。
表3-50年平均起債額
総工事費
耐用年数
年平均
起債の
年平均
工事費
比率
起債額
(百万円)
(年)
(百万円/年)
(百万円/年)
72
管渠
523
0.625
管渠37627725230625327
37,627
327
@
マンホールポンプ
564
33
17
マノホールホノフ5643317062511
0.625
11
且金
流域負1
43
137
流域負担会5898431370988135
0.988
5,898
135
計
44,089
677
計44089-677-473
473
緯
2)年平均起債元利償還費
年平均起債額に対する償還費の算定は、以下の条件によるものとする。
償還期間
30年
元金据置期間
内5年
年利率
2.0%
僅鼠隠塑騨騰圏隠腱腫腫僑膣駕備隆催層腱陰縢瞳僅僅感勝謄侭犀辮
償還方式
半年賦元利均等払い
この条件より、起債に対する償還費の割合は以下に示すとおりである。
11………………11……lii……………………i…L
1年あたりの支払額
当初5年間の元金据置期間に
6年目以降の25年間における
おける利子支払額
元利償還額
(元金に対する害I合)
(元金に対する害I合)
0.02
0.02×(1+0.02)25
(l+0.02)
25
=0.0512
支払い年数
5年間
25年間
支払額合計
0.10
L28
L38
よって、起債元利償還費(年平均)は、以下に示すとおりである。
473百万円/年×1.38=-653百万円/年
43
(3)流域負担金
流域下水道においては、今のところ、維持管理費に対する流域負担金の考え方は
示されていないが、近隣の流域下水道伊都処理区の例を参考に、以下のように流域
負担金を設定する。
表3-51維持管理費に対する流域負担金
年間
(、3/曰)
(、3/年)
(百万円/m3.年)
(百万円/年)
9,417,730
25,802
2580219417730
942
942
0.0001
単価は伊都処理区の実績97円/、3より設定した
,!…1A
し
曰平均
jLi
「(/|霧
(4)下水道管理費
下水道管理費は、維持管理費、起債元利償還費、維持管理に対する流域負担金の
mJ i
合計である。
1.F圭
表3-52下水道管理費(年平均)
項目
-1
経費
ql
(百万円/年)
起債元利償還費
653
流域負担金
942
計
|11111
14ム
1,644
(5)交付税措置
'1:、、、、
起債元利償還費と維持管理費の一部については、地方交付税が基準財政需要額に
算入される。
起債元利償還費に対しては、建設費の場合45%が、建設費に対する流域負担金の
場合67%が算入される。維持管理費については、市町村の規模、財政状況等により
凸,‐←と・・‐へ・・、勺舎.ママ』P|・‐◆旱.『〉|拍四0.狼00.ロニート⑰や口.》‐
49
f
ボ 僧持管理費
F・■・■
維持管理費
戻鼬《’零
単価
汚ス 〈量
降工・
¥
.=。
Tl;1%
異なり、一様な値は示せない。
子■,,:科
JDJli
■膿
44
ii1鰯
I曇I蕊と
臣
(6)汚水処理単価
汚水処理単価は、汚水処理に対する下水道管理費を汚水量あたりで示したもので
あり、使用料設定の参考となる。その算定例を示せば表3-53のとおりである。た
⑫』h騨四⑪I似○一椎一・・・・’・・△Ⅲひし』0罠J1値に和』?いい』掠汎咋酎.胖・.“腰に』ずい
il
I、
hⅨ、T俘出伊阯
い
だしこの算定例は、年平均額を基としているので、起債元利償還費の多い時期等は
単価が大きくなり、町財政への負担がかかる傾向にある。
表3-53汚水処理単価算定例
目
項目
単位
計算式
数値
下水道管丑 i費
(百万円/年)
a
1,644
曰平均汚水: 量
(m3/曰)
b
25,802
有収率
年間有収水量
汚ス 〈処理上 i価
0.8
C
(百万m3/年)
(円/、3)
l=[
d=b*c*365*10 ̄
e=a/d
6
7.534
218
。
/'1m11,MmA
綴
)
45
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
Ⅶ.
下水道料金と受益者負担金制度
1.下水道料金の現状と問題点
上記のように、下水道料金は維持管理費と元利償還金に要する費用をまかなうように
設定されることが理想です。しかし、現実にはこれら全てを下水道料金によって回収で
きている自治体は非常に少ないのが実|青です。図Ⅶ-1に全国平均での下水道管理費と
下水道使用料の比較を示しますが、下水道使用料は汚水分の下水道管理費に対して約6
割にとどまっています。
(単位:百万円)
収
一般会計繰入金害
一般会計繰入金等
入
623%
623%
下水道俵用料
下水道使用料
2160,947
201601947
1,305337
1.305Ⅲ337
37.7%
史
支
その他
雨水分の下水道管理費
汚水分の下水道管理費
出
1.8%
H2.1%
32.1%
662%
一般会計
一波会計繰入金等
一般会計繰入金箸
100%
伝朝
61.369
鞘 、金等
財源) 轍入金等
100%
00%
その他
の他
|、369
611869
1,1111908
1.111`908
元利償還費
一般会計
鯉入金等
100%
1,0%
一般会計繰入金害
一般会計繰入金等
維持管理費
11612007
16.6%
1□DIM
1UDFM
56.9%
質
元利償還
92618U2
一般会計繰入金等
下水道使用料
43.1%
43]%
剰辮|辮需
185,106
834%
財源)
2293.007
709%
一般
一般会計
詞欝金箒
61.
亨
維持管理費
6801931
297%
29.7%
下水道使用料
下水迄使用料
使用料
98.7%
7%吟
岼
傘100%
(ノ
に蕊遙璽善塞邇
維持
本費
図Ⅶ-1下水道管理費と下水道使用料
F ̄
更に、自治体の規模が小さくなると下水道使用料の充当率は低下し、人口5万人未満
の都市では年々必要となる維持管理費と下水道使用料がほぼ同額という状況です。(図Ⅶ
-2)このような自治体では、一般会計繰出基準を超える繰出しを行わざるを得ないた
め、自治体の財政や他の施策への悪影響が生じる可能性がでてきます。
中小市町村で下水道使用料の充当率が低くなる原因としては種々考えられますが、
①使用者に対して原価に基づく費用負担を求められない
②先行して整備が進んでいる自治体と横並びの料金になっている
③浄化槽の普及が進んでいるため公共下水道への接続がすすまない
などが考えられます。
一方で、下水道管理費が余りに高くなり、下水道使用料が合併浄化槽の維持管理費よ
り高額になると、下水道で整備するメリットが少なくなります。そこまで至らなくても、
下水道料金は安い方が普及が進み、水質改善など下水道の事業効果を早期に発揮できる
ようになります。したがって事業を継続できる料金水準であるのはもちろんですが、普
及促進の観点からは安い方が好ましいことになります。
46
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
汚水処理原価と下水道使用'料単価(平成15年度〕
訂lii
641.3
 ̄「
436.5
~’
1,3あたりの処理原価
(円/、8)
、
起信元利償還費
一般会計での
対応労
811.0
311,
四 図 4
145.5
z4Jl急j僕
138.0
139.6
--
綣祷蕊寳F1鰯
飴.9
555
493.0
,493.□
299-7
298.7
225.3
使用料単価
89.6
74.4
F=
459.7
4597
1El6i5
葱'1躯,
1255
125.5
137-9
137.8
181.6
148.3
181.6,`483
■ 円■
全国平均指定都市一般都市一般都市特定環境保全
5万以上5万未満公共下水道(全国)
注)平成15年度下水道統計(牡)日本下水道協会)をもとに国土交通省'1コ5t;。
割虫公共T7j埴のタツの(疎ある。
図Ⅷ-2市町村規模別の汚水処理原価と下水道使用料
2.
何一
ト
受益者負担金の現状と問題点
受祐者負担金は都市計画法第75条に基づき、
受莊者負担金は都市計画法第75条に基づき、都市計画事業によって著しい利益を受
ける者に対して、その受ける利益の限度において事業費の一部を負担させる制度です。
公共下水道では、
①下水道の整備により利益を受けるものが特定され、範囲が明確であること
②下水道の整備により地域の環境が改善され、未整備地区に比べて利便性や快適
性が著しく向上し、土地の資産価値が増大すること
③早期に受益する者に相応の負担を求めることは、負担の公平という観点から適
当であり、利用者は一方で水質汚濁の原因者として相応の社会的費用を負担す
べきであること
から、受益者負担金を徴収できるとされています。
受益者負担金は従来下水道整備による土地の資産価値増大に重点を置いていたため、
算定方式としては土地面積に比例させる「地積割方式」が多数を占めていますが、最近
では世帯人員、建物面積、営業種別に関係なく一律に定額を賦課する「定額方式」、世帯
人員や使用水量によって額を設定する「比例方式」、それらを組み合わせた方式などが採
用されるようになってきました。
47
第1回岩出町公共下水道事業運営審議会資料
この背景としては、
①近郊都市では敷地面積に差があり、地積割では負担額に差がでやすい
②汚水処理だけの場合が多く、合併浄化槽などで既に水洗化している住民にとっ
ては禾I便性や快適`性の向上に説得力がない
③宅地と農地の区分があいまいで、負担金の算定が難しい
④土地利用状況から、市街地的禾|」用が見込めず、資産価値としての地価の上昇が
考えにくい
などが考えられます。
なお、平成17年度受益者負担金新規採用都市における平均単価は431円/㎡とな
っています。
Ⅷ、下水道の普及促進
{m1iiwiilM
下水道は、市町村が整備しただけでは機能を発揮できず、住民が公共下水道に排水設備
を接続して初めて効果を発揮できます。下水道料金収入も接続率が向上しなければ増加を
見込むことはできません。そのため、下水道事業の運営に当たっては下水道料金や受益者
負担金を設定するだけでなく、下水道の普及促進が非常に重要となってきます。
下水道の普及促進策としては
①利用しやすい料金設定
②戸別訪問や広報活動の充実
③排水設備改造費の融資あっせんや利子補給制度の採用
④排水設備改造費の助成、奨励金制度
⑤下水道貯金など、事前の積み立て制度
などがありますが、自治体によってばらつきが大きく、各地域の特性に応じた制度設計が
重要となってきます。
岩出町では公共下水道の認知度がまだまだ低いことから、供用開始までの広報活動が必
要と考えられますが、その他の③~⑤や他の普及促進策について調査し、有効性を検討す
る必要があります。
('、1mm、
48