h25-2013-houkoku

社会福祉法人日本聴導犬協会 2013 年(平成 25 年)度 事業報告書
2013(平成 25)年 4 月 1 日~2014(平成 26)年 3 月 31 日まで
2013 年度 事業報告書(敬称略・順不同)
1 全体概要:
Ⅰ HP のリニューアルについて:
① 全体的な管理→ 依頼済み(7 月完成予定) ②個別のページは依頼済み ③Cloud などの導入
Ⅱ 事務所の展開:スタッフが「愛玩動物飼育管理士」資格試験に合格したことから、地元役所への挨拶日
を検討中。地元での犬のしつけ教室など地域の愛犬家への普及活動が可能となる。
Ⅲ ユーザー状況:2013 年度 希望者9名のうち、2 名認定済み
2.採用および労働条件の改善:
● 「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」生 第5期生3 名のうち、スタッフに1名を採用。
● 事務専門にパート2名を採用。事務方にすでに採用した2 名のうち1 名ご事情で1月に退職。1 名をデ
モ・訓練班に起用。
① 各種社会保険の完備
② 夜間犬舎建設:計画なし
③ 施設東面の土留め:実施未定
④ 海外研修:
・11 月 有馬もとと MAYUMI が台湾国立屏東科技大学獣医科学学部非常勤講師となる。
・4 月 屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」より 2013 年4月に教授 1 名(2 週間)
、
・8 月 屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」のスタッフ 2 名の1ヶ月研修受入。
・11 月 屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」訓練指導と獣医科学学部で授業を実施。
・11 月 台湾研修として日本聴導犬・介助犬訓練士学院生 1 名を同伴。
・海外研修は、来年度に持越し→ 助成金等で、2014 年度に海外研修を予定
収支:
2 ● ご寄付に関連する団体の協会などに協会資料を実施しました。
● 2013 年 収入(5863 万円:社公事業の総収入)
社会福祉事業:4998 万円 (日本郵便株式会社・H25 年度「年賀寄附分配金」199 万円含む)
公益事業予算:866 万円
※上記に2 件の遺贈が含まれる
「聴導犬おうえん自販機」35 台設置からの寄付)
・獣医師関連からのご支援:日本小動物獣医師会
3 ◇ 協会犬:合計28 頭
特記すべき点:保護団体での収容数の低下により、繁殖を実施。4 頭誕生(♂:3頭 ♀;1頭)
◇協会犬 総数28 頭(1頭は聴導犬と介助犬の2種類が可能)
:
・聴導犬候補犬:8頭、介助犬候補犬:3頭、PR 犬:8頭
・新家族募集中 10 頭 うち2頭決定
◇補助犬として実働犬:
1996 ~2013 年度まで24 頭。そのうち、実働ペア 10 ペア
※実働する地域:北海道、埼玉(2ペア)
、東京、長野、大阪 (3ペア)、新潟、沖縄
◇ユーザーが決定している訓練犬 5頭
地域:神奈川、大阪、三重、長野、兵庫
◇繁殖計画
→ こう&れん
4 ◇講演およびデモンストレーション:2012 年度 182 回→2013 年276 回 (130 回のみ出張デモ)
・ご来所デモなど利用者人数 1878 人(146 回:うち、35 回はJTB などのバスツアー)
・長野県内 デモンストレーション 31 回
・中部地区 LC の集中チャリティ 14 回
・障がい関連団体および個人向け:43 回(※日本郵便株式会社 平成 25 年度「年賀寄附分配
金」全国 16 都道府県 19 ヶ所でのデモンストレーションを含む)
・大学・学校など教育関連:124 回(大学:日本獣医生命科学大学、帝京大学、愛知医療学院
短期大学、台湾国立屏東科技大学獣医科学学部、OCA 専門学校、NCA 専門学校など)
5 ◇ユーザーおよび希望者数9名:
2013 年度実施報告 希望者9名のうち2 名が認定済み。1 名が自宅訓練中。他6 名が体験中および面接済み
補助犬認定に関して
6 受験者として、
「初めて訓練を受ける希望者の中で最高齢」の方の認定ができました
7 他団体からの認定試験→ なし
8 兵庫県の補助犬に関する審査委員と認定委員を継続
補助犬育成者の養成について
9 ◇日本聴導犬・介助犬訓練士学院
・入学:第6 期生 3 名(うち、2 名は聴覚障がいのある方)
・採用:第5期生から3名のうち、1 名採用
・助成金:学院マニュアルを作成予定のまま
・ ・夏季集中講座ができずに終わりました。
10 ・関東近辺での国際会議を近々に開催予定。実行委員の委託など準備段階に入る予定
11 ◇「全日本聴導犬ユーザーの会」への(福)日本聴導犬協会からのサポート
・
『全日本聴導犬ユーザーの会』HP およびブログ(http://blog.goo.ne.jp/iadpinashiya)の作成とバックアッ
プを協会で実施。事務局を置いている
12 ◇ユーザーとの協働事業について:ユーザーに有償での広報活動などの依頼を実施
その他:支部活動および候補犬
13 ① 普及活動:人権教育啓発推進センター(法務省の外郭団体)による人権セミナーで講演会な
どを通じて、企業・行政との接点を創っていただいていております
② 東京事務所(八王子市)と関西事務所(芦屋市)くわえて OCA での「補助犬なんでも相談
会」の 3 ヶ所での定期的(月 1 回)相談室を実施。特に、東京事務所のスタッフによる本格
的なオープンにより広報及び支援につなげる営業活動をスタート。
●東京事務所→地元聴覚障がい者協会などへの出前デモ。ボランティアの募集を実施
●関西事務所→ 地元手話サークル、地元ろうあ者協会などとの関係ができました。
三菱財団助成の冊子&DVD により、全国の聴覚障害者情報文化センター(57 ヵ所)などに無
料で郵送し、送り先に対して、日本郵便株式会社 平成 25 年度「年賀寄附分配金」助成の『聴
導犬ふきゅうキャラバン』
「聴導犬普及するための『聴導犬ユーザー』による『聴導犬』出前
デモンストレーション」を呼び掛け、全国 16 都道府県(19 箇所)での出前デモを実現。
14 ◇候補犬
① 動物保護団体・大阪 ARK との技術提携により、継続的に候補犬を選ばせていただいてます
② 愛知県動物保護管理センター、兵庫県動物愛護センター(第 1 号譲渡犬のうち、1 頭が聴導
犬になりました)
、長野県動物愛護センター、東京動物愛護相談センター、埼玉市動物愛護
センターの上記①②8ヵ所から適性犬を譲渡いただいています。
③ 東京都のもうひとつの動物愛護センターに訪問できませんでした。
④ 保健所および動物愛護センターでの候補犬減少から「こう」とボランティア犬「れん」との
繁殖を実施し、4 頭のうち 2 頭が PR および聴導犬候補犬となりました
15 新規の候補犬選び先としては、2013 年度に 4 カ所が増えました。例:青森動物愛護センター。
仙台動物管理所。動物愛護団体(大阪)、沖縄の動物愛護団体の計 4 ヶ所。
16 愛知医療短期大学からの非常勤講師として、
「補助犬」授業を開始。
助成金・補助金
17 ◇助成金
① 郵政公社年賀はがき助成決定⇒ 全国16カ所19 回のデモンストレーション実施
② 赤い羽根募金 決定→ カラー複合機購入
➂ 日本学術振興会助成:愛知医療学院短期大学 主催「ひらめきときめき」に参加
公益事業について
18 ◇ 各種助成先を探しています。
19 ① ご支援者感謝Day→ 通年どおりに10 月第1 土曜日に実施。ボランティアさんなど10 名ほどが参加
② 定例のクリスマス会→ 通年通りに12 月第1土曜日に実施。30 数名が参加
20 ・三菱財団助成で作成「聴導犬および聴導犬ユーザー」に関する冊子と DVD を、関連各所に送付したこと
で⇒日本郵便株式会社 平成25 年度「年賀寄附分配金」助成 『聴導犬ふきゅうキャラバン』を全国16 都
道府県19ヶ所でさせていただけました
21 ① 2012 年度は180 回以上の普及活動をさせていただきました。中部地区LC ガバナーの「聴覚障がい者支
援」のご提言で、中部地区のLC 様からのご依頼が増えました。
② バスツアーとして「気の里ツアー」など、 (福)日本聴導犬協会へのバスツアーを全国的に広報していた
だき、バスツアーが35 回に増えました。その結果もあって、公益の募金が増えました
③ 聴覚障害者向け無料のデモを計画していましたが出前デモよりも、聴覚障害者サポートをする「関連セ
ンター」への定期的な資料送付を行いました。
22 ◇ 研修:
・
「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」第5 期生は3 名が入学。台湾(国立屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」
)
の指導員・スタッフ3 名が研修に訪問されました。
・大学からは7 名が、参加
パブリシティとして
23 新図書:これまでに関連図書数は10冊になります。新書を執筆中です
事務所の運営について
24 関西事務所では、関西の関連でのデモや研修会の際に利用。また、地元の LC 様への聴導犬支援へのお願を
行っています。地元LC(2月)
。地元手話サークル(3 月)
。地域ボランティア団体(5 月)を実施
・関西関連のユーザー訓練および再訓練を実施
25 ・東京事務所:地元の手話サークルや聴覚障がい者協会などとの関連を深めています。
・関東方面のユーザー訓練を実施。