株式会社エイプラスワイ マーケティング戦略研修資料 (第三回)

株式会社エイプラスワイ
マーケティング戦略研修資料
(第三回)
テーマ:インターネットにおけるプロモーション手法の習得
1
目次















今年度のミッション定義
各施策での誘導先について
和菓子屋しずおかファンの獲得
和菓子屋しずおかファン増加・リピート増加のための施策案
和菓子屋しずおかファンクチコミ活動
インターネット上でクチコミの広がる仕組み
実現のための施策展開
クチコミ活動も含めた和菓子屋しずおかの営業実現のための施策展開
各施策での誘導先について
運用管理態勢
イベントスケジュール
予算執行計画
プロモーション計画を終えて
研修スケジュール
Appendix
2

今年度のミッション定義
お客様とマーケットからの信頼と評価の獲得




潜在顧客/顕在顧客への理解促進
取引環境の整備と機会創出
既存顧客の活性化/新規顧客への教育・活性化
 顧客の和菓子作りスキルの向上
 レシピ、顧客同士の情報交換機能の提供と
その活用方法の提供
 取引機会の拡大による顧客の活性化
1. 潜在/顕在顧客への認
知及び理解徹底
しずおか及びしずおかWebサイトの認知度向上と
理解促進
 潜在顧客/顕在顧客に対して認知の徹底
 老舗和菓子ブランドとしての認知度向上
 マーケティングプラットフォームとしてのしずおか
Webサイトの活用
3. しずおかWebサイト
への流入拡大
3
2. 取引機会の創出による
顧客の活性化
和菓子屋しずおかファンの獲得
和菓子屋しずおか
ファンクラブ
ソーシャルコミュニケーションと口コミュニ
ケーションの相乗効果でクラブスパの認
知率向上を目指す
ソーシャル・口コミュニケーションによる情報伝達。
4
和菓子屋しずおかファン増加・リピート
増加のための施策案
ダイヤランド等の高級住宅地及び高
級別荘地でのフライヤーポスティング
Facebookページの作成(和菓子
づくりアドバイザー)
楽天カテゴリー
「極上のスイー
ツ」に掲載
OZマガジンポー
タル「スイーツ特
集」に掲載
5
製菓工場一日
体験チケット
お誕生日特典
和菓子屋しずおかファンクチコミ活動
 その1 普段の生活の中でクチコミ
ギフト券進呈で
アンケートに答え
て頂きます。
PTAの集会、地域の集まり、近所の井戸端会議で
クチコミしてもらいます。サンプリングや座談会等
地元の子育てNPO法人や、子育て支援施設とも
コラボ。
 その2 インターネットを使って発信
商材&お店に合わせた 既存のツールを使った発信をします。
MIXI、Facebook、ブログ、掲示板、ツイッター、ユーストリーム 等

その3 地元密着メディアを使っての発信
ラジオ番組、テレビ番組等にチームが出演して宣伝。

その4 交流イベント、物販イベントの定期開催
6
それぞれが独自でアカウントを持つ
インターネットツールから発信します。
各イベントのたびにプレスリリースをし、
番組参加してアピールします。
イベントにて親子向けにアピールし、
親子での参加を促します。
インターネット上でクチコミの広がる仕
組み
それぞれが毎日ツイード
(それぞれフォロワー1000人を目指す)
和菓子作りのプ
ラットフォームとし
ての「しずおか」
フェイスブックにて
イベント情報を発信
(それぞれが、友達1000名を目指す)
MIXIコミュニティを作り情報発信
(それぞれがマイミク100名を目指す)
和菓子作り料理を動画配信
7
ファンの女性10名が
それぞれ広報活動
(社員の妻やパート社
員でも可)
外注も可能。
焼津特産食材を使ったレシピ
を公開
クチコミ活動も含めた
和菓子屋しずおかの営業実現のための施策展開
広告展開
メディアサイトなどとのアライアンス
 ミニコミ誌広告、地方雑誌広告、新聞チラシ広告
 店頭告知でサイトへの誘導を定常的に実施
 大手・個人メディアサイト
 会員向けサイト など
焼津特産品を使ったレシピコンテンツ提供することで和菓子屋しずおか
に興味をもってもらい、限定キャンペーン/イベントの実施などで流入の
ためのパイプライン創出
難易度
高
低
和菓子屋しずおかWebサイト
他社顧客
潜在顧客B
(和菓子作り興味がある)
和菓子屋しずおか 見込B
和菓子屋しずおか 見込A
(和菓子作り/和菓子屋しずおか
(和菓子屋しずおかで情報を知
を認知)
りたい)
和菓子屋しずおか初・中級ユー
ザ
和菓子屋しず
おか
上級ユーザ
和菓子屋しずおかファンでの展開
和菓子屋しずおかファンクチコミ活動
ダイレクトマーケティング(ダイレクトメール・チラシ)
アフィリエイト
メルマガ会員登録、またはクラブスパ加入のための経
路とし位置付け他の施策との連動しつつ展開
また、四季折々に応じた「焼津でしかできない美容に
関するコンテンツ」を用意し各チャネルで実施
その他サイトとのパートナーシップ
和菓子屋しずおか休眠顧客
 有力アフィリエイト
 有力ポイント系サイト
 有力レシピ系調理サイト
クラブスパコンテンツや美容商材を提供することで和菓
子屋しずおかに興味をもってもらい、タイアップを企画、
限定キャンペーンなどを実施し流入口の強化
 和菓子屋しずおかファンだけでなく、広く県下・全国に向けて「和菓子屋しずおかクラブスパ」の認知を促
す施策を定常的に展開
⇨体験スパキャンペーン、座談会でスパ体験を共有、美しくなるためのメールマガシンなど
 イベントに参加することでインセンティブを与え早期成長を促す

作った焼津特産料理の写真がアップロードできる掲示板を使い、顧客が達成感を共感、体感できる施策を展開
8
各施策での誘導先について
広告展開
難易度
高
低
店頭での告知
しずおかWebサイト
他社顧客
潜在顧客B
(和菓子に興味がある)
しずおか 見込A
(しずおかで情報を知りたい)
DMでの展開
しずおか 見込B
(和菓子/しずおかを認知)
しずおか初・中級ユーザ
しずおか
上級ユーザ
しずおか休眠顧客
アフィリエイトでの展開
その他 施策
 全方位で、幅広く広く顧客を受け入れ(=対潜在市場)、育成のサイクル(望ましい顧客化)へ乗せていく
 インターネット上の掲示板、SNS、ブログ等を利用した口コミコミュニケーションを利用する
 店頭でのビラ配り、ポスター掲示、QRコードの掲示等、既存のリソースを活用する
9
運用管理体制
 代表取締役 北条氏政

PM
千葉重胤

システム
浅井長政



デザイン
プログラム
営業

里見義堯

営業
太田資正

ライター
佐竹義宣

媒体担当
結城晴朝

フォトグラファー
石田三成
筒井順慶
営業部長

PM
太田道灌

Web管理
上杉謙信

A市店店長
真田 信繁

メルマガ担当
武田信玄

イベント企画
朝倉義景

レシピ作成
佐々成政

販売管理
前田利家

顧客対応
沼田景義
浅野幸長
Web制作会社A社
宇都宮国綱
広告代理店A社
株式会社しずおか
10
イベントスケジュール(例)
施策
具体策
7月
Webサイトリリース告知チラシ店頭配布
しずおかWebサイト
の認知向上(自社リ
ソース活用)
Webサイトリリース告知チラシ店頭配布
取引先、関連会社への告知
取引先、関連会社への告知
しずおかWebサイト
の認知向上(外部リ
ソース活用)
老舗和菓子屋のレシピが無料で使え、原
材料も購入できるワンストップの利便性を
訴求しレピュテーション向上をはかれる施
策を各媒体、アフィリエイト通じて積極的
に展開
8月17日にリリースす
るしずおかWebサイト
を軸としたダイレクト
マーケティング展開
レシピコンテンツは外部有力レシピサイト、
情報サイトなどに無料で提供し、外部リ
ソースからの顧客流入をはかる。
8月
9月
商店街広告スペースへの出稿
100周年キャンペー
ン
タクシー、路面電車における露出
アフィリエイトパートナー向け訴求
レシピコンテンツ制作
メールマガジン制作
Web来訪者に割引するクーポン券の配布。
リアル店舗、Webでの日替わり特価キャ
ンペーン。
リアル店舗での粗品進呈キャンペーン。
◆
◆
◆
24時間365日営業のWeb運営のための
組織作り。
顧客苦情対応体制を根本から考え直す。
リリース後、展開
Web来訪者に割引するクーポン券の配布
◆
◆
インターネット事業部
新設と商品流通、顧
客対応体制の早期構
築
リリース後、展開
日替わり特価キャンペーン
リアル店舗での粗品進呈キャンペーン
インターネット事業部の新設と業務準備
顧客苦情対応準備
新体制での組織運営。労働時間シフト制への対応
11
予算執行計画書(例)
予算
2012年
6月
科目
内訳
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
項目
施策毎の
合計
『アフィリエイト関係/制作関係費』
1. 広告宣伝費
a
認知広告
b
ダイレクトマーケティング
c
制作費
Sub Total
2. 販売促進費
a
アフィリエイト
アフィリエイト報酬
b
キャンペーン
c
その他
Sub Total
¥10,000
¥15,000
¥8,000
¥33,000
¥10,000
¥10,000
¥8,000
¥28,000
¥10,000
¥10,000
¥5,000
¥25,000
¥10,000
¥10,000
¥0
¥20,000
¥0
¥10,000
¥0
¥10,000
¥0
¥10,000
¥0
¥10,000
¥0
¥10,000
¥0
¥10,000
¥0
¥0
¥5,000
¥5,000
¥0
¥10,000
¥5,000
¥15,000
¥64,500
¥10,000
¥5,000
¥79,500
¥64,500
¥10,000
¥5,000
¥79,500
¥64,500
¥10,000
¥5,000
¥79,500
¥64,500
¥0
¥5,000
¥69,500
¥64,500
¥0
¥5,000
¥69,500
¥0
¥0
¥0
¥0
¥0
¥0
¥7,000
¥0
¥7,000
¥7,000
¥0
¥7,000
¥7,000
¥0
¥7,000
¥7,000
¥0
¥7,000
¥7,000
¥0
¥7,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥37,000
¥75,000
¥80,000
¥148,500
¥143,500
¥133,500
¥123,500
¥40,000
¥75,000
¥21,000
¥136,000
¥0
¥322,500
¥40,000
¥35,000
¥397,500
¥136,000
¥533,500
『Web制作業務委託/SEO/SEM』
2. 販売促進費
a
SEO
b
その他
Sub Total
5. 業務委託費
a
外部委託費
Sub Total
Web制作
合計
¥37,000
¥37,000
¥35,000
¥0
¥35,000
¥0
¥259,000
¥259,000
¥294,000
¥123,500
¥827,500
¥963,500
 Webの運営、認知度向上、新規顧客開拓のための予算執行計画を上記の通り作成。また、予算組にあ
たっては、以下の点に留意した。
1. 年間イベントを考慮し強弱をつけた施策と予算配分
2. 年ベースの施策の検討
3. 各施策間での連動展開への考慮
12
プロモーション計画を終えて
プロジェクトメンバーは、プロモーション計画を終えて、予算執行計
画書をプロジェクトオーナーに手渡した。
プロジェクトオーナーである代表取締役はこの計画書を取締役会
にはかり、承認を得た上で、プロジェクトマネージャーに計画実行
の指示を出した。
これでいよいよ本プロジェクトは企画段階から制作、実施段階へと
フェーズを進めた。
プロジェクトメンバーには、Webサイトリリース後も継続してイベント、
キャンペーンを実施し、より多くの顧客を獲得し、売上を上げ続け
るミッションが課せられている。
ミッションを継続して達成していくには、経営、組織、人事、業務フ
ローが常に見直され、改善され続ける必要がある。
プロジェクトメンバーは会社役員と共に「改善」を継続していくため
に議論を始めた。
第四回研修「PDCAサイクルによる経営の継続的改善手法の習
得」に続く。⇨
13
研修スケジュール
X月X日
創業塾開催
X月X日
第一回研修
X月X日
第二回研修
X月X日
第三回研修
X月X日
第四回研修
本日は長時間にわたる研修を受講頂きまして誠にありがとうございました。
次回の研修へのご参加を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
14
Appendix
15
研修の目的




インターネットにおけるWebマーケティング手法の習得
企業サイト、販売サイト構築手法の習得
インターネットにおけるプロモーション手法の習得
PDCAサイクルによる経営の継続的改善手法の習得
ロー・スクールやMBAで利用される
「ケーススタディー」を用いることにより、
研修参加者が自社に即した具体的なプランを
イメージしてもらう事を最終目的とする。
16
ケースシナリオ




静岡県A市内の商店街にある和菓子屋「しずおか」。
創業は大正初期。現在4代目当主によって経営されている。
年商は1億円超。役員、社員、パートで15名が働いている。
来年度創業100周年を迎えるにあたり、次の100年間を存続する
ための施策を検討した結果、インターネットを利用した、販路の拡
大、企業イメージの向上、高リピーター(ファン)の獲得を目的とす
るプロジェクトを立ち上げた。
 プロジェクトオーナーは当主。20代~30代の若手社員が中心と
なってプロジェクトを推進する体制とした。
 新規で立ち上げる自社Webサイトを中心とし、継続的なマーケティ
ング、プロモーション、販売のビジネスフロー確立と、業務フローマ
ニュアルをプロジェクトの目標成果物とした。
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研修の進め方
 ケースシナリオの和菓子屋が以下の各項目において実施した
業務手法を、他業種でも利用可能なフレーワークに落とし込
んで説明する。研修内では参加者をグループ分けし、随時グ
ループ単位で「この問題をどう判断するか」を考えてもらい、発
表してもらうことでフレーワークの高度な理解を促す。




インターネットにおけるWebマーケティング
企業サイト、販売サイト構築
インターネットにおけるプロモーション
PDCAサイクルによる経営の継続的改善
18