インターネット開示事項含む

第
95回
定時株主総会
開催日時:2016年6月29日
(水曜日)
午前10時
開催場所:東京都新宿区西新宿2丁目7番2号
ハイアット リージェンシー 東京
地下1階「センチュリールーム」
招集ご通知
【目次】
株主総会にご出席の株主さまへのお土産の
配布はございません。何卒ご理解賜りますよう
お願い申しあげます。
証券コード 9007
第95回定時株主総会招集ご通知
1
株主総会参考書類
3
第1号議案
剰余金の配当の件
第2号議案
株式併合の件
第3号議案
取締役15名選任の件
第4号議案
監査役5名選任の件
(添付書類)
事業報告
15
連結計算書類
39
計算書類
41
監査報告書
43
証券コード 9007
2016年6月7日
株主各位
東京都渋谷区代々木2丁目28番12号
取締役社長 山 木 利 満
第95回定時株主総会招集ご通知
拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、当社第95回定時株主総会を下記により開催いたしますので、ご出席くださいますようご通知申
しあげます。
なお、当日ご出席願えない場合には、書面またはインターネット等により議決権を行使することがで
きますので、お手数ながら後記株主総会参考書類をご検討くださいまして、2頁の「議決権行使方法につ
いてのご案内」に従って、2016年6月28日(火曜日)の当社営業時間の終了時(午後5時45分)まで
に議決権を行使していただきたくお願い申しあげます。
敬 具
記
1 日 時
2016年6月29日(水曜日)午前10時(午前9時開場)
2 場 所
3 目的事項
報告事項 東京都新宿区西新宿2丁目7番2号
ハイアット リージェンシー 東京 地下1階「センチュリールーム」
※開場時刻が昨年と異なりますので、お間違えのないようお願い申しあげます。
※開会間際は大変混雑いたしますので、お早めにお越しください。
1‌第95期(2015年4月1日から2016年3月31日まで)事業報告、連結計算書類
ならびに会計監査人および監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
2‌第95期(2015年4月1日から2016年3月31日まで)計算書類報告の件
決議事項 第1号議案 剰余金の配当の件
第2号議案 株式併合の件
第3号議案 取締役15名選任の件
第4号議案 監査役5名選任の件
以 上
⃝法 令および当社定款第16条の規定に基づき、「連結株主資本等変動計算書」、「連結注記表」、「株主資本等変動計算書」
および「個別注記表」につきましては、当社ホームページ(http://www.odakyu.jp/ir/index.html)に掲載しており
ますので、本招集ご通知には添付しておりません。なお、これらの事項につきましては、連結計算書類および計算書類
の一部として、会計監査人および監査役による監査を受けております。
⃝株主総会参考書類、事業報告、連結計算書類および計算書類に修正すべき事項が生じた場合、直ちに上記の当社ホーム
ページまたは株主さま宛にご送付させていただく書面にて、修正後の内容を開示いたします。
1
招集ご通知
議決権行使方法についてのご案内
株主総会にご出席いただける場合
同封の議決権行使書用紙をご持参いただき、お手数ながら会場受付にご提出ください。
また、資源節約のため、本招集ご通知をご持参くださいますようお願い申しあげます。
株主総会参考書類
株主総会
開催日時
2016年6月29日(水曜日)午前10時
株主総会にご出席いただけない場合
事業報告
書面による議決権行使
同封の議決権行使書用紙に各議案に対する賛否をご記入いただきご返送ください。
行使期限
2016年6月28日(火曜日)午後5時45分到着分まで
連結計算書類
インターネット等による議決権行使
当社指定の議決権行使ウェブサイト(http://www.web54.net)にて各議案に対す
る賛否をご入力ください。
2016年6月28日(火曜日)午後5時45分受付分まで
計算書類
行使期限
詳細は46頁をご参照ください。
監査報告書
ご注意事項
⃝書面とインターネット等により重複して議決権を行使された場合は、インターネット等による議決権
行使を有効とさせていただきます。
⃝インターネット等により複数回、議決権を行使された場合は、最後に行われた議決権行使を有効とさ
せていただきます。
2
株 主 総 会 参 考 書 類
議案および参考事項
第1号議案 剰余金の配当の件
当社は、内部留保金を重点分野・成長分野に積極的に再投資することで、更なる業績の向上
に努めてまいります。 利益還元については、業績向上の成果として連結配当性向30%を目安に
安定的な利益配当を継続していくことを基本方針としております。
第95期の期末配当につきましては、この基本方針に基づき以下のとおりとさせていただき
たいと存じます。
(1)配当財産の種類
金銭
(2)株主に対する配当財産の割当てに関する事項およびその総額
当社普通株式1株につき金4円50銭 総額3,261,796,137円
(3)剰余金の配当が効力を生じる日
2016年6月30日
なお、本議案が原案どおり承認可決された場合には、当期の中間配当金(1株につき4円50
銭)を加えた1株当たりの年間配当金は、前期に比べ50銭増配の9円となります。
3
招集ご通知
第2号議案 株式併合の件
(1)株式併合を行う理由
「売買単位の集約に向けた行動計画」を公表し、すべての国内上場会社
全国証券取引所は、
の普通株式の売買単位を100株に統一することを目指しており、その移行期限は2018年10月
1日までとされています。
当社は、東京証券取引所に上場する企業として、この趣旨を尊重し、当社株式の売買単位を
100株に変更するとともに、中長期的な株価変動を勘案しつつ、投資単位を適切な水準に調整
することを目的として、株式併合を行うものであります。
(2)併合の割合
当社の株式について、2株を1株に併合いたしたいと存じます。
なお、株式併合の結果、その所有株式の数に1株に満たない端数が生じる株主の皆様に対し
ては、会社法の定めに従い、当社がこれを一括して処分し、当該代金を端数の割合に応じて分
配いたします。
(3)株式併合の効力発生日
2016年10月1日
(4)効力発生日における発行可能株式総数
11億株
なお、株式併合を行うことにより、会社法第182条第2項の定めに基づき、その効力発生
日に、発行可能株式総数に係る定款の変更をしたものとみなされます。
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
現
行
定
款
(発行可能株式総数)
変
更
案
計算書類
【ご参考】
本議案が原案どおり承認可決された場合には、2016年10月1日をもって、当社定款の一部が次
のとおり変更されることとなります。
(下線は変更部分)
(発行可能株式総数)
第6条 本会社の発行可能株式総数は、22億株とする。 第6条 本会社の発行可能株式総数は、11億株とする。
第8条 本会社の単元株式数は、1,000株とする。
(単元株式数)
監査報告書
(単元株式数)
第8条 本会社の単元株式数は、100株とする。
4
第3号議案 取締役15名選任の件
取締役全員は、本総会終結の時をもって任期満了となりますので、取締役15名を選任いたした
いと存じます。
取締役候補者は、次のとおりであります。
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
おお す
が
より
ひこ
大須賀 賴 彦
(1943年11月12日)
152,009株
1
取締役候補者とした
理由
やま
山
き
木
とし
利
みつ
満
(1947年5月3日)
2
134,247株
取締役候補者とした
理由
5
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 担 当
な ら び に 重 要 な 兼 職 の 状 況
1968年 3 月 当社入社
1997年 6 月 当社取締役
2001年 6 月 当社常務取締役
2001年 6 月 当社執行役員に就任現在に至る。
2001年 6 月 当社交通事業本部長
2003年 6 月 当社専務取締役(代表取締役)
2005年 6 月 当社取締役社長(代表取締役)
2011年 6 月 当社取締役会長(代表取締役)に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
神奈川中央交通株式会社社外取締役
株式会社東急レクリエーション社外取締役
相鉄ホールディングス株式会社社外取締役
入社以来、主に人事部門および鉄道部門に従事し、交通事業本部長を務め
るなど、当社における豊富な業務知識を有していることに加え、現在は取
締役会長としてグループ連携の強化による企業価値向上を目指し、強い
リーダーシップを発揮していることから、引き続き取締役候補者といたし
ました。
1970年 4 月 当社入社
1999年 6 月 当社取締役
2001年 6 月 当社常務取締役
2001年 6 月 当社執行役員に就任現在に至る。
2003年 6 月 当社専務取締役(代表取締役)
2005年 6 月 当社取締役副社長(代表取締役)
2005年 6 月 当社グループ経営企画本部長
2006年 6 月 当社経営企画本部長
2007年 6 月 当社経営政策本部長
2011年 6 月 当社取締役社長(代表取締役)に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
神奈川中央交通株式会社社外取締役
入社以来、主に広報部門および総務部門に従事し、経営政策本部長を務め
るなど、当社における豊富な業務知識を有していることに加え、現在は取
締役社長として「日本一暮らしやすい沿線」の実現を目指し、強いリーダー
シップを発揮していることから、引き続き取締役候補者といたしました。
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
がわ
み
き
お
(1952年7月5日)
45,731株
3
星
の
野
こう
晃
じ
司
(1955年4月26日)
4
45,761株
1978年 4 月 当社入社
2003年 6 月 当社執行役員
2008年 6 月 当社取締役
2010年 6 月 小田急バス株式会社取締役社長(代表取締役)
2013年 6 月 当社常務取締役
2013年 6 月 当社執行役員に就任現在に至る。
2013年 6 月 当社交通サービス事業本部長に就任現在に至る。
2015年 6 月 当社専務取締役に就任現在に至る。
当社における担当
人事部担当、交通サービス事業本部長
計算書類
取締役候補者とした
理由
入社以来、主に人事部門および経営企画部門に従事し、現在は経営政策本
部長を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、グループ経営全
般に関する知見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしま
した。
連結計算書類
ほし
事業報告
取締役候補者とした
理由
1975年 4 月 当社入社
2001年 6 月 当社執行役員
2004年 6 月 当社取締役
2005年 6 月 小田急箱根ホールディングス株式会社専務取締役
2007年 5 月 株式会社小田急百貨店取締役副社長(代表取締役)
2008年 5 月 同社取締役社長(代表取締役)
2011年 6 月 当社取締役
2013年 6 月 当社専務取締役に就任現在に至る。
2013年 6 月 当社執行役員に就任現在に至る。
2013年 6 月 当社開発事業本部長
2013年 6 月 株式会社小田急百貨店取締役会長
2014年 6 月 当社経営政策本部長に就任現在に至る。
当社における担当
営業推進部担当、経営政策本部長
重要な兼職の状況
小田急不動産株式会社社外監査役
株主総会参考書類
お
小 川 三木夫
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 担 当
な ら び に 重 要 な 兼 職 の 状 況
招集ご通知
候補者
番 号
入社以来、主に鉄道部門および経営企画部門に従事し、現在は交通サービ
ス事業本部長を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、鉄道を
はじめとする都市交通業に関する知見を有していることから、引き続き取
締役候補者といたしました。
監査報告書
6
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
かね
金
こ
子
いち
一
ろう
郎
(1955年5月18日)
35,081株
5
取締役候補者とした
理由
やま
山
もと
本
とし
俊
ろう
郎
(1959年2月26日)
6
40,546株
取締役候補者とした
理由
社外
もり
独立役員
た
とみ じ ろう
森 田 富治郎
(1940年8月16日)
7
0株
社外取締役候補者とした
理由
7
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 担 当
な ら び に 重 要 な 兼 職 の 状 況
1979年 4 月 当社入社
2005年 6 月 当社執行役員に就任現在に至る。
2011年 6 月 当社取締役
2013年 6 月 当社常務取締役に就任現在に至る。
2013年 6 月 当社生活サービス事業本部長
2014年 6 月 当社生活創造事業本部長に就任現在に至る。
当社における担当
総務部、CSR・広報部担当、生活創造事業本部長
重要な兼職の状況
小田急不動産株式会社社外監査役
入社以来、主に広報部門や総務部門に従事し、現在は生活創造事業本部長
を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、不動産業に関する知
見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしました。
1981年 4 月 当社入社
2005年 6 月 当社執行役員
2012年 5 月 株式会社北欧トーキョー取締役社長(代表取締役)
2015年 6 月 当社常務取締役に就任現在に至る。
2015年 6 月 当社執行役員に就任現在に至る。
当社における担当
IT推進部、カード推進部、IR室、財務部、管財部担当
入社以来、主に財務部門や経営企画部門に従事し、現在は財務担当役員を
務めるなど、当社業務に精通していることに加え、財務および会計に関す
る知見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしました。
1964年 4 月 第一生命保険相互会社(現第一生命保険株式会社)入社
1997年 4 月 同社取締役社長(代表取締役)
1999年 6 月 当社取締役に就任現在に至る。
2004年 7 月 第一生命保険相互会社(同)取締役会長(代表取締役)
2011年 6 月 第一生命保険株式会社特別顧問に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
第一生命保険株式会社特別顧問
セイコーホールディングス株式会社社外監査役
第一生命保険株式会社において、長きにわたり企業経営に携わってきた経
験およびそれに基づく高い見識を有しており、それらを活かして独立、客
観的な立場で当社の経営監督機能を高める役割を果たしていることから、
引き続き社外取締役候補者といたしました。
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
独立役員
ま
くち
たもつ
野 間 口 有
(1940年11月18日)
0株
8
なか
中
独立役員
やま
山
ひろ
弘
こ
子
(1945年2月6日)
9
0株
三菱電機株式会社入社
同社専務取締役(代表取締役)
同社取締役社長(代表取締役)
同社取締役兼代表執行役社長
同社取締役会長
同社取締役
独立行政法人産業技術総合研究所(現国立研究開発法人
産業技術総合研究所)理事長
2010年 6 月 三菱電機株式会社名誉相談役
2013年 4 月 同社相談役に就任現在に至る。
2013年 4 月 独立行政法人産業技術総合研究所(同)最高顧問に就任
現在に至る。
2015年 6 月 当社取締役に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
三菱電機株式会社相談役
国立研究開発法人産業技術総合研究所最高顧問
三菱電機株式会社において、長きにわたり企業経営に携わってきた経験
と、技術分野に関する高い見識を有しており、それらを活かして独立、客
観的な立場で当社の経営監督機能を高める役割を果たしていることから、
引き続き社外取締役候補者といたしました。
1967年 4 月 東京都入都
1999年 6 月 同人事委員会事務局長
2001年 7 月 同監査事務局長
2002年11月 新宿区長
2007年 6 月 東京エコサービス株式会社取締役社長(代表取締役)
2015年 6 月 当社取締役に就任現在に至る。
2016年 4 月 特別区人事委員会委員長に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
特別区人事委員会委員長
計算書類
社外取締役候補者とした
理由
月
月
月
月
月
月
月
連結計算書類
社外
4
4
4
6
4
4
4
事業報告
社外取締役候補者とした
理由
1965年
2001年
2002年
2003年
2006年
2009年
2009年
株主総会参考書類
社外
の
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 担 当
な ら び に 重 要 な 兼 職 の 状 況
招集ご通知
候補者
番 号
新宿区長として、地域活性化等を推進した経験およびそれに基づく幅広い
知見を有しており、それらを活かして独立、客観的な立場で当社の経営監
督機能を高める役割を果たしていることから、引き続き社外取締役候補者
といたしました。
監査報告書
8
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
あま
天
の
野
いずみ
泉
(1956年3月5日)
47,000株
10
取締役候補者とした
理由
しも
下
おか
岡
よし
祥
ひこ
彦
(1956年1月1日)
30,133株
11
取締役候補者とした
理由
こ
小
やなぎ
柳
じゅん
淳
(1958年7月11日)
12
25,000株
取締役候補者とした
理由
9
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 担 当
な ら び に 重 要 な 兼 職 の 状 況
1978年
2003年
2006年
2007年
2010年
2010年
2012年
2012年
2014年
4
6
6
6
6
6
6
6
6
月
月
月
月
月
月
月
月
月
当社入社
当社執行役員
立川バス株式会社専務取締役(代表取締役)
同社取締役社長(代表取締役)
当社常務取締役
当社執行役員
株式会社小田急レストランシステム取締役社長(代表取締役)
当社取締役に就任現在に至る。
江ノ島電鉄株式会社取締役社長(代表取締役)に就任現在
に至る。
重要な兼職の状況
江ノ島電鉄株式会社取締役社長(代表取締役)
入社以来、主に人事部門や法務部門に従事し、現在は江ノ島電鉄株式会社
取締役社長を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、観光業に
関する知見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしました。
1979年
2005年
2010年
2013年
2013年
4
6
6
6
6
月
月
月
月
月
当社入社
当社執行役員
立川バス株式会社取締役社長(代表取締役)
当社取締役に就任現在に至る。
小田急バス株式会社取締役社長(代表取締役)に就任現在
に至る。
重要な兼職の状況
小田急バス株式会社取締役社長(代表取締役)
入社以来、主に人事部門や総務部門に従事し、現在は小田急バス株式会社
取締役社長を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、都市交通
業に関する知見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしま
した。
1981年 4 月 当社入社
2008年 6 月 当社執行役員
2012年 6 月 株式会社小田急トラベル取締役社長(代表取締役)に就任
現在に至る。
2013年 6 月 当社取締役に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
株式会社小田急トラベル取締役社長(代表取締役)
入社以来、主に鉄道部門や広報部門に従事し、現在は株式会社小田急トラ
ベル取締役社長を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、旅行
業に関する知見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしま
した。
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
だき
やま
抱
ひろ
山
洋
ゆき
之
13
23,111株
取締役候補者とした
理由
新任
あら
14
川
いさむ
勇
(1960年4月30日)
35,333株
取締役候補者とした
理由
い
が
ら
し
しゅう
五 十 嵐 秀
15
(1961年10月6日)
4
6
6
6
6
月
月
月
月
月
当社入社
当社経営企画担当部長
当社ホテル事業統括部長
当社執行役員に就任現在に至る。
当社総務部長に就任現在に至る。
入社以来、主に総務部門やホテル管理部門に従事し、現在は総務部長を務
めるなど、当社業務に精通していることに加え、ホテル業に関する知見を
有していることから、取締役候補者といたしました。
1984年
2007年
2011年
2012年
4
6
6
6
月
月
月
月
当社入社
当社電気部長
当社運転車両部長に就任現在に至る。
当社執行役員に就任現在に至る。
入社以来、主に鉄道部門や経営企画部門に従事し、現在は運転車両部長を
務めるなど、当社業務に精通していることに加え、鉄道技術に関する知見
を有していることから、取締役候補者といたしました。
1 当社は、江ノ島電鉄株式会社との間でCMS(キャッシュマネジメントシステム)による資金貸付、建物賃貸借
の取引を行っております。また、同社は当社の事業の部類に属する取引を行っております。
2 取締役候補者のうち森田富治郎、野間口有、中山弘子の各氏は、社外取締役候補者であります。
(1)
森田富治郎、野間口有、中山弘子の各氏は現任の社外取締役であり、その就任期間は本総会終結の時をもっ
て、森田富治郎氏が17年間、野間口有、中山弘子の両氏が1年間であります。
(2)
当社は、森田富治郎、野間口有、中山弘子の各氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同
取引所に届け出ております。
(3)
森田富治郎、野間口有、中山弘子の各氏は当社の「社外役員の独立性判断基準」(14頁記載)を満たしており
ます。
3 当社は、森田富治郎、野間口有、中山弘子の各氏との間で会社法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締
結しており、当該契約に基づく賠償責任限度額は、金1,000万円または会社法第425条第1項に定める最低責任限
度額のいずれか高い額となります。森田富治郎、野間口有、中山弘子の各氏の再任が承認された場合、当社は各氏
との間で、当該契約を継続する予定であります。
監査報告書
1983年
2005年
2009年
2013年
2013年
計算書類
当社入社
当社執行役員
当社取締役に就任現在に至る。
小田急交通株式会社取締役社長(代表取締役)に就任現在
に至る。
重要な兼職の状況
小田急交通株式会社取締役社長(代表取締役)
入社以来、主に鉄道部門や人事部門に従事し、現在は小田急交通株式会社
取締役社長を務めるなど、当社業務に精通していることに加え、鉄道技術
に関する知見を有していることから、引き続き取締役候補者といたしました。
10,030株
取締役候補者とした
理由
月
月
月
月
連結計算書類
新任
4
6
6
6
事業報告
荒
かわ
1981年
2008年
2013年
2015年
株主総会参考書類
(1958年8月26日)
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 担 当
な ら び に 重 要 な 兼 職 の 状 況
招集ご通知
候補者
番 号
10
第4号議案 監査役5名選任の件
監査役全員は、本総会終結の時をもって任期満了となりますので、監査役5名を選任いたした
いと存じます。
なお、本議案の提出につきましては、監査役会の同意を得ております。
監査役候補者は、次のとおりであります。
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
たか
髙
はら
原
しゅん
俊
じ
二
(1950年7月28日)
1
38,189株
監査役候補者とした
理由
社外
う
宇
独立役員
の
野
いく
郁
お
夫
(1935年1月4日)
2
0株
社外監査役候補者とした
理由
11
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 重 要 な 兼 職 の 状 況
1973年
2001年
2006年
2008年
2012年
4
6
5
6
6
月
月
月
月
月
当社入社
当社執行役員
小田急商事株式会社専務取締役
株式会社小田急レストランシステム取締役社長
(代表取締役)
当社常勤監査役に就任現在に至る。
入社以来、主に法務・環境部門や経営企画部門に従事し、現在は常勤監査
役を務めるなど、当社事業に関する幅広い知識や企業法務に関する知見を
有していることから、引き続き監査役候補者といたしました。
1959年 3 月 日本生命保険相互会社入社
1997年 4 月 同社社長(代表取締役)
1999年 6 月 当社監査役に就任現在に至る。
2005年 4 月 日本生命保険相互会社会長(代表取締役)
2011年 4 月 同社取締役相談役
2011年 7 月 同社相談役
2015年 7 月 同社名誉顧問に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
日本生命保険相互会社名誉顧問
富士急行株式会社社外取締役
トヨタ自動車株式会社社外取締役
東北電力株式会社社外監査役
株式会社三井住友フィナンシャルグループ社外監査役
日本生命保険相互会社において、長きにわたり企業経営に携わってきた経
験およびそれに基づく高い見識を有しており、それらを活かして独立、客
観的な立場で当社の経営監督機能を高める役割を果たしていることから、
引き続き社外監査役候補者といたしました。
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
深
独立役員
ざわ
澤
たけ
武
ひさ
久
(1934年1月5日)
33,000株
3
い
伊
独立役員
とう
東
まさ
正
たか
孝
(1948年10月24日)
4
9,000株
1972年
2003年
2004年
2006年
2008年
4
2
6
6
6
月
月
月
月
月
日本開発銀行(現株式会社日本政策投資銀行)入行
日本政策投資銀行(同)監事
株式会社東京流通センター取締役
同社常務取締役
スカイネットアジア航空株式会社(現株式会社ソラシドエア)
取締役社長(代表取締役)
2011年 6 月 DBJ野村インベストメント株式会社(現DBJアセットマネ
ジメント株式会社)取締役社長(代表取締役)
2012年 6 月 当社監査役に就任現在に至る。
金融機関における業務従事・監査経験やその他各社における経営者として
の経験に基づく高い見識、ならびに財務および会計に関する相当程度の知
見を有しており、それらを活かして独立、客観的な立場で当社の経営監督
機能を高める役割を果たしていることから、引き続き社外監査役候補者と
いたしました。
計算書類
社外監査役候補者とした
理由
弁護士、最高裁判所判事としての経験やそれに基づく専門的な知識などを
有しており、それらを活かして独立、客観的な立場で当社の経営監督機能
を高める役割を果たしていることから、引き続き社外監査役候補者といた
しました。なお、同氏は企業経営に直接関与した経験はありませんが、上
記の理由により社外監査役としての職務を適切に遂行することができるも
のと判断しております。
連結計算書類
社外
1961年 4 月 弁護士登録(東京弁護士会所属)
1993年 4 月 東京弁護士会会長
1993年 4 月 日本弁護士連合会副会長
1998年 9 月 法制審議会委員
2000年 9 月 最高裁判所判事任官
2004年 1 月 同裁判所判事退官
2004年 1 月 弁護士登録(東京弁護士会所属)現在に至る。
2004年 6 月 当社監査役に就任現在に至る。
2014年 5 月 学校法人中央大学理事長に就任現在に至る。
重要な兼職の状況
弁護士
学校法人中央大学理事長
事業報告
社外監査役候補者とした
理由
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 重 要 な 兼 職 の 状 況
株主総会参考書類
社外
ふか
招集ご通知
候補者
番 号
監査報告書
12
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
所有する当社株式の数
新任
いし
石
い
井
よし
良
お
雄
(1952年4月27日)
5
12,000株
監査役候補者とした
理由
略 歴、 当 社 に お け る 地 位 お よ び 重 要 な 兼 職 の 状 況
1975年
2003年
2005年
2005年
2007年
2008年
2013年
4
6
6
6
6
6
6
月
月
月
月
月
月
月
当社入社
小田急建設株式会社(現株式会社フジタ)取締役 常務執行役員
箱根登山鉄道株式会社常務取締役
箱根登山バス株式会社専務取締役
小田急箱根ホールディングス株式会社専務取締役
東海自動車株式会社取締役社長(代表取締役)
株式会社小田急ビルサービス取締役社長(代表取締役)に
就任現在に至る。
重要な兼職の状況
株式会社小田急ビルサービス取締役社長(代表取締役)
入社以来、主に財務部門や経営企画部門に従事し、グループ会社において
財務担当役員を経験するなど、当社事業に関する幅広い知識や財務および
会計に関する相当程度の知見を有していることから、監査役候補者といた
しました。
1 監査役候補者のうち宇野郁夫、深澤武久、伊東正孝の各氏は、社外監査役候補者であります。
(1)宇野郁夫氏につきましては、同氏がパナソニック株式会社の社外取締役在任中、同社は、冷蔵庫用コンプレッ
サー事業の独占禁止法違反行為に関し、2011年12月に欧州委員会から制裁金支払命令を受けました。また、同
社は、自動車部品事業の独占禁止法違反行為に関し、2013年7月に米国司法省、2014年2月にカナダ競争局と
の間で、それぞれ罰金を支払うことに合意しました。同氏は各違反行為の判明までは各違反行為を認識しており
ませんでしたが、平素より法令遵守の視点に立ち、同社取締役会等を通じて職務を遂行し、法令に反する業務執
行がなされることのないよう努めておりました。また、これらの事実の判明後は、再発防止に向けた同社の取組
みの内容を確認しました。
(2)宇野郁夫、深澤武久、伊東正孝の各氏は現任の社外監査役であり、その就任期間は本総会終結の時をもって、
宇野郁夫氏が17年間、深澤武久氏が12年間、伊東正孝氏が4年間であります。
(3)当社は、宇野郁夫、深澤武久、伊東正孝の各氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取
引所に届け出ております。
(4)宇野郁夫、深澤武久、伊東正孝の各氏は当社の「社外役員の独立性判断基準」
(14頁記載)を満たしております。
2 当社は、宇野郁夫、深澤武久、伊東正孝の各氏との間で会社法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結
しており、当該契約に基づく賠償責任限度額は、金1,000万円または会社法第425条第1項に定める最低責任限度
額のいずれか高い額となります。宇野郁夫、深澤武久、伊東正孝の各氏の再任が承認された場合、当社は各氏との
間で、当該契約を継続する予定であります。
3 監査役候補者石井良雄氏は、2016年6月28日に株式会社小田急ビルサービス取締役社長(代表取締役)を退任す
る予定であります。
以 上
13
株主総会参考書類
事業報告
(1)当社および当社グループ会社(以下、総称して「当社グループ」という。)の業務執行者
(2)当社の大株主(直接・間接に10%以上の議決権を保有する者)またはその業務執行者
(3)当社グループの主要な借入先(当社グループの資金調達において必要不可欠であり、代替性
のない程度に依存している金融機関その他の大口債権者)の業務執行者
(4)当社グループの主要な取引先(当社グループの年間連結売上の2%以上の支払いを当社に
行っている者)である会社の業務執行者
(5)当社グループを主要な取引先(当該取引先の年間連結売上の2%以上の支払いを当社から受
けている者)とする会社の業務執行者
(6)当社グループより、役員報酬以外に年間1,000万円を超える報酬を受領している者
(7)当社グループより、年間1,000万円を超える寄付を受けている団体の業務執行者
(8)社外役員の相互就任の関係となる他の会社の業務執行者
(9)上記(1)から(8)までに該当する者が重要な職位にある者の場合において、その者の配偶
者または二親等以内の親族 上記(1)は過去10年間、上記(2)は過去5年間、上記(3)から(9)は過去3年間にお
(10)
いて該当していた場合を含む
招集ご通知
【ご参考】当社の「社外役員の独立性判断基準」
当社は、「社外役員の独立性判断基準」を制定しており、以下に掲げる事項に該当しない場合、
社外取締役および社外監査役候補者は独立性を有していると判断いたします。なお、社外役員につ
いては、当社事業に関する知識の蓄積等による監督・監査機能の充実と独立性の確保のバランスを
勘案しつつ、社内出身者とは異なる職歴や経験、専門的な知識等を有し、経営監督機能を高める役
割を果たし得る者を候補者として指名しております。
連結計算書類
計算書類
監査報告書
14
添付書類
事 業 報 告
1 日から
( 2015年4月
2016年3月31日まで )
Ⅰ 企業集団の現況に関する事項
1 事業の経過およびその成果
当期のわが国経済は、各種経済政策を背景に、企業収益の改善により民間設備投資の増加基
調が続くとともに、雇用・所得環境が改善する中で個人消費も底堅く推移するなど、全体とし
て緩やかな景気の回復が続きました。しかしながら、期後半においては、アジア新興国の景気
が下振れするなど、先行きは不透明な状況で推移いたしました。
また、箱根エリアにおいて、昨年5月以降、大涌谷周辺での火山活動が活発化しておりまし
たが、同年11月には噴火警戒レベルが1に引き下げられております。
このような状況のもと、当社グループでは各事業にわたり積極的な営業活動を行った結果、
流通業や不動産業などで増収となったことから、営業収益は5,298億1千2百万円(前期比
2.1%増)となりました。これに伴い、営業利益は529億3千4百万円(前期比6.2%増)、経
常利益は456億9千5百万円(前期比3.6%増)となりました。一方、親会社株主に帰属する
当期純利益につきましては、特別利益の減少などにより、274億9千7百万円(前期比8.8%減)
となりました。
●営業収益
518,715
●営業利益
529,812
49,858
(単位:百万円)
●経常利益
52,934
44,098
●親会社株主に帰属する当期純利益
45,695
30,147
第94期
2014年度
第95期
2015年度
第94期
2014年度
第95期
2015年度
第94期
2014年度
第95期
2015年度
第94期
2014年度
27,497
第95期
2015年度
次に、各事業別にご報告いたします。
運 輸 業
鉄道事業につきましては、輸送面において、最重要課題である当社線近郊区間の複々線化
15
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
計算書類
監査報告書
16
招集ご通知
の早期完成に向け、東北沢~世田谷代田間において、下北沢駅周辺および京王井の頭線交差
部の緩行線トンネル構築工事や駅舎工事が進捗したほか、複々線化効果を最大化するため、
登戸駅下り1番線整備工事に着手いたしました。また、ロマンスカー60000形(MSE)を
新造したほか、通勤車両1000形をリニューアルするなど、輸送サービスの向上に努めまし
た。さらに、本年3月には複々線完成を見据えたダイヤ改正を実施し、当社で開発を進めて
いる海老名と大山の最寄り駅である伊勢原を新たにロマンスカーの停車駅とすることによ
り、通勤や観光の際の利便性を一層高めたほか、東京メトロ千代田線直通列車や快速急行を
増発するなど、都心部へのアクセス向上を図りました。
営業面においては、箱根フリーパスについて、成田空港から都心へのリムジンバス乗車券
と組み合わせた企画乗車券の発売や海外販路の拡大等により収益の確保に努めたほか、特急
券の予約・購入サービス「e-Romancecar」や箱根フリーパスの外国語パンフ
レットの更なる多言語対応を推進するなど、増加する外国人旅行客の需要を捉えた諸施策を
実施いたしました。また、行楽シーズンにおける臨時列車の運行や映画とタイアップした各
種企画の実施などにより、箱根、江の島・鎌倉エリア等への積極的な旅客誘致に努めまし
た。さらに、本年3月に「小田急・東京メトロ PASMO 二区間定期券」の発売を開始す
るなど、お客さまの利便性向上を図りました。
施設面においては、列車運行の安全性を一層高めるため、導入工事を進めていた新列車制
御システム「D-ATS-P」の設置が完了し、昨年9月より全線で運用を開始したほか、
厚木~本厚木間および多摩線などで耐震補強工事を鋭意推進いたしました。また、駅施設の
改良に努め、新宿駅西口地下および本厚木駅中央口の改修工事のほか、全駅でのお客さまト
イレの洋式化に向けた工事を推進いたしました。
自動車運送事業につきましては、小田急箱根高速バス㈱において、昨年10月より東京駅、
御殿場駅、および箱根桃源台などを結ぶ「東京線」の運行を開始したほか、各社でお客さま
のニーズに対応した路線の開設やダイヤ改正を実施いたしました。また、立川バス㈱におい
て、昨年6月よりIC定期券の発売を開始するなど、更なる利便性の向上に努めました。
以上の結果、当社の鉄道事業や自動車運送事業におけるバス輸送のほか、江の島・鎌倉方
面の観光輸送が好調に推移いたしました。しかしながら、自動車運送事業において、前期に
石油販売の営業を終了したほか、箱根大涌谷周辺での火山活動の活発化に伴う影響を受けた
箱根方面の観光輸送において、昨年11月の噴火警戒レベル1への引下げ以降に改善がみら
れたものの、箱根各社における輸送人員が減少したことなどから、営業収益は1,683億3百
万円(前期比1.7%減)となりました。一方、営業利益につきましては、当社の鉄道事業や
自動車運送事業における費用が減少したことなどから、297億9千5百万円(前期比2.2%増)
となりました。
流 通 業
百貨店業につきましては、㈱小田急百貨店の新宿店において、本年2月に婦人服売場のフ
ロア再編成を実施するなど、回遊性の向上や新規顧客の取込みを図りました。また、全店に
おいて、韓国「新韓(シンハン)カード」が発行するハウスカードの取扱いを開始するなど、
拡大する訪日外国人需要の取込みを図りました。
ストア業等につきましては、小田急商事㈱が運営するスーパーマーケット「Odakyu
OX」において、玉川学園店が新装オープンしたほか、各店で買い回りしやすい売り場づく
りや地域特性に応じた商品・サービスの提供に努めるなど、事業基盤の強化および店舗の活
性化を図りました。また、お買上げ商品のお届けやカタログ商品の発送など、当社の「小田
急くらしサポート」との連携も図りながら宅配サービスの拡充を一層推進し、お客さまの利
便性向上に努めました。
以上の結果、百貨店業において、小田急百貨店新宿店での訪日外国人客による免税売上が
増加したことや、ストア業等においても増収となったことなどから、営業収益は2,250億1
千2百万円(前期比1.0%増)となりました。また、営業利益につきましても、39億1千1
百万円(前期比23.8%増)となりました。
不 動 産 業
不動産分譲業につきましては、小田急不動産㈱において、「リーフィア湘南鵠沼海岸」な
どの戸建住宅や、「リーフィアレジデンス世田谷桜丘」をはじめとするマンションを分譲す
るなど、収益の確保に努めたほか、本年2月には今春販売開始予定の「リーフィアレジデン
ス世田谷砧」を含む複数の新規プロジェクトの合同説明会を開催するなど、積極的な営業活
動も実施いたしました。
不動産賃貸業につきましては、当社において、駅直結型の商業施設「小田急マルシェ玉川
学園前」や「相模大野ステーションスクエア」のグランドフロアがリニューアルオープンす
るなど、施設の充実および活性化を図りました。また、昨年6月には座間駅前のリノベー
ション賃貸住宅「ホシノタニ団地」をオープンいたしました。
以上の結果、住宅販売戸数が増加した不動産分譲業や、前期から当期にかけて開業した物
件の賃料収入が寄与した不動産賃貸業において増収となったことに加え、その他不動産業に
おいて、前期に子会社化したUDS㈱の売上が寄与したことなどから、営業収益は730億2
百万円(前期比20.0%増)となりました。また、営業利益につきましても、131億9千万円
(前期比13.9%増)となりました。
その他の事業
ホテル業につきましては、㈱ホテル小田急が運営する「ハイアット リージェンシー 東京」
17
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
2 対処すべき課題
■長期ビジョン2020の実現
当社グループでは、お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実
現に貢献することを経営理念として定めております。この経営理念と2020年度までに取り組
むべき方向性を示した「長期ビジョン2020」のもと、以下の内容を中期経営計画における
重要な経営課題と認識し取り組んでまいります。
招集ご通知
において、訪日外国人客の増加等を背景とした堅調な宿泊需要に対応し、客室稼働率を維持
しながら平均客室単価の向上に努めることで、収益の最大化を図りました。また、㈱小田急
リゾーツが運営する「小田急 山のホテル」で、大浴場や客室等の改修工事が完了したほか、
「小田急ホテルセンチュリー相模大野」では、よりグレードの高い客室やレディース専用フ
ロアの新設を伴う全客室の改装を実施し、昨年9月にリニューアルオープンいたしました。
レストラン飲食業につきましては、ジローレストランシステム㈱および㈱小田急レストラ
ンシステムにおいて、新規業態の開発とあわせ、両社で14店舗の新規出店、9店舗の改装を
実施するなど、集客力の強化を図りました。
しかしながら、箱根大涌谷周辺での火山活動の活発化に伴う影響を受けたホテル業のリ
ゾートホテル等において、昨年11月の噴火警戒レベル1への引下げ以降、客室稼働率等に
改善が見られたものの減収となったことなどから、営業収益は1,001億2千8百万円(前期
比0.1%減)となりました。一方、営業利益につきましては、「ハイアット リージェンシー
東京」等のシティホテルにおいて、平均客室単価が上昇した宿泊部門を中心に好調に推移し
たことなどから、58億7千2百万円(前期比1.1%増)となりました。
計算書類
(沿線における事業基盤の強化)
2017年度に予定している当社線近郊区間における複々線での営業運転開始という大きな機
会を捉え、強みのある既存事業やターミナル駅周辺再開発の推進を通じ、沿線の魅力を高める
とともに、人口流入を促進し、グループ各社の主要な事業エリアである沿線における事業基盤
を磐石なものとすることを目指してまいります。
複々線での営業運転開始後の運行ダイヤ策定にあたっては、利用状況の分析や将来の人口予
測等を踏まえながら、お客さまの利便性・快適性の向上に努めてまいります。加えて、駅周辺
の整備・再開発、バスをはじめとする交通ネットワークの拡充により、複々線化効果の最大化
を目指してまいります。
また、沿線における開発計画の推進については、下北沢地区上部利用計画の深度化を図るほ
か、駅周辺の大規模再開発の実施可能性が高い中核駅における再開発計画等についても行政と
監査報告書
18
積極的に協議を行ってまいります。さらに、グループ収益の最大化を図るため、国内最大の
ターミナルである新宿駅西口の再開発計画の検討を進めてまいります。当期については、下北
沢地区上部利用区間において、ファミリー層を意識した賃貸住宅「リージア代田テラス」が完
成いたしました。また、当社線海老名駅とJR相模線海老名駅との間に位置する当社保有地の
開発に係る基本計画について、その概要を決定したことから、今後は2025年度の事業完成に
向け、行政と一体となって魅力ある街づくりを進めてまいります。
さらに、多様化する顧客ニーズへの対応については、子育て世代や高齢者向けの住宅や施設
を整備するほか、箱根、江の島・鎌倉等の観光エリアに加え、百貨店やホテルにおいて、東京
オリンピック・パラリンピック開催に向けて、ハード・ソフト両面の充実を図ることで、訪日
外国人の誘客や観光需要の取込みを強化いたします。また、小田急ポイントカードや「小田急
くらしサポート」を通じ、グループ全体の連携強化に努めることで、相乗効果を最大限に発揮
してまいります。当期については、シニアレジデンス事業の拡充に向けて新たに新百合ヶ丘お
よび藤沢においてサービス付き高齢者向け住宅の建設工事に着手したほか、「小田急くらしサ
ポート」のサービスエリアを町田・相模大野・大和などの一部に拡大いたしました。また、外
国語翻訳機能等を備えたタブレット端末を駅係員および乗務員に配備したほか、無料公衆無線
LANサービス「odakyu Free Wi-Fi」を「新宿ミロード」や「小田急百貨
店新宿店」で新たに導入するなど、各事業において増加する訪日外国人客の受入体制の整備を
図りました。さらに、箱根登山鉄道㈱において、昨年11月に小田原駅東口に商業施設「トザン
イースト」を開業したほか、箱根観光船㈱において、本年1月に箱根町港に和カフェとお土産
処等を集めた商業施設「茶屋本陣「畔屋」」を開業いたしました。
なお、㈱小田急ライフアソシエが運営する保育事業については、昨年10月に㈱木下ホール
ディングスへ譲渡するとともに、当社と同社との間で業務提携基本契約を締結しております。
当社では、子育て支援施設を沿線における重要なサービス機能として位置づけており、今後も
両社グループが保有する経営資源を相互に活用し、当該施設の拡充を実現してまいります。
(新たな収益源の獲得に向けた取組み)
2020年度までに成長の種を蒔き育てていくため、今後の市場成長性が高く競争優位に立て
る既存事業の沿線外進出を進めるとともに、変化する顧客ニーズに対応した新規事業の開発を
推進してまいります。なお、これらの取組みを確実に推進していくため、成長投資枠(2020
年度までに400億円)を設定するほか、積極的な外部パートナーとの連携やM&Aの活用を
図ってまいります。
既存事業の沿線外進出については、ホテル業、ストア業およびレストラン飲食業において出
店を強化するほか、当社グループの成長に資する新規物件の取得等を進めてまいります。当期
19
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
計算書類
■社会的責任を果たすための取組み
当社グループでは、経営理念の実現を通じて社会とともに持続的に発展していくことが社会
的責任(CSR)であると捉えており、以下の内容に重点的に取り組んでまいります。
運輸業においては、安全を第一に快適で良質な輸送サービスを提供することが最も重要な社
会的責任であると捉え、各社で制定している「安全管理規程」に基づき、安全の重要性を強く
認識し日々の業務にあたるとともに、事故防止対策を含めた安全管理体制の継続的な確認や見
直し・改善を実施するほか、施設面についても安全の質を高める諸施策に積極的に取り組んで
まいります。当期については、新列車制御システム「D-ATS-P」の全線への設置が完了
したほか、鉄道構造物の耐震補強工事を引き続き実施いたしました。
また、環境面の取組みについては、「小田急グループ環境戦略」に基づき、当社において、
地球温暖化対策や列車運行に係る騒音・振動の低減策を進めるなど、環境負荷の低減に向けた
取組みに引き続き注力してまいります。さらに、沿線各地の豊かな自然環境を活かした地域団
体との協働による各種イベントや、
「小田急クリーンキャンペーン」をはじめとする美化活動
等を通じて自然との共生にも鋭意取り組んでまいります。当期については、当社のリニューア
ルした通勤車両1000形が「エコプロダクツ大賞 優秀賞」を、また小田急百貨店新宿店が「省
エネ大賞(資源エネルギー庁長官賞)」を受賞するなど、当社グループにおける環境負荷低減
等の取組みが高く評価されました。
このほか、沿線における将来の人口動態を見据え、幅広い世代に対する暮らしやすい環境の
提供にも引き続き努めてまいります。
招集ご通知
については、㈱北欧トーキョーやジローレストランシステム㈱等で新規店舗を開業したほか、
本年1月にはUDS㈱が運営する「ホテルカンラ京都」および隣接する教育施設の土地・建物
を取得し、当該教育施設についてホテルへのコンバージョン工事に着手いたしました。
新規事業の開発については、既存事業の周辺関連分野での事業開発を推進し、不足している
当社グループ機能の充足を図ってまいります。当期については、神奈川中央交通㈱との共同事
業としてアグリビジネスに参入し、栽培施設の新設工事に着手いたしました。また、㈱小田急
百貨店において、自主編集ショップの「Desk my Style」やサテライト店の「小田急百貨店オ
アシスあつぎ」を出店するなど、小型店ビジネスの新規展開を推進いたしました。
監査報告書
これらの諸課題を着実に遂行することで、「日本一暮らしやすい沿線」を目指してまいる所
存でございますので、株主のみなさまには引き続き格別のご支援を賜りますようお願い申しあ
げます。
20
3 設備投資の状況
当期中に実施した設備投資の総額は596億1千9百万円で、その主な内容は次のとおりであ
ります。
(1)完成した主な工事等
事 業
会 社 名
60000形特急車両1編成(10両)新造工事
当社
運
輸
主な設備投資の内容
レール削正車代替新造工事
業 小田急バス㈱
車両購入(路線バス27両、その他2両)
箱根登山鉄道㈱
小田原駅東口商業施設(トザンイースト)建設工事
箱根観光船㈱
箱根町新店舗(茶屋本陣「畔屋」)建設工事
不
動
産
業 当社
ホ
テ
ル
業
ホテルカンラ京都および隣接教育施設取得
当社
㈱小田急リゾーツ
小田急ホテルセンチュリー相模大野客室改修他工事
小田急 山のホテル客室等改修工事
(2)施工中の主な工事等
事 業
会 社 名
主な設備投資の内容
東北沢~和泉多摩川間複々線化工事
運
輸
業 当社
新列車制御システム(D-ATS-P)導入工事
列車無線設備更新工事
(注)新列車制御システム(D-ATS-P)は、2015年9月より全線で運用を開始しております。
4 資金調達の状況
当社において、設備投資、社債償還等の資金需要に備え、2015年6月に第67回無担保社債
100億円および第68回無担保社債100億円、7月に第69回無担保社債100億円、2016年1月
に第70回無担保社債100億円をそれぞれ発行したほか、2015年8月および12月にシンジケー
トローン100億円をそれぞれ組成いたしました。
なお、企業集団の当期末における社債、借入金等の有利子負債残高は、7,158億7千6百万
円となり、前期末と比べ、144億9千9百万円減少いたしました。
21
5 財産および損益の状況の推移
営
業
収
第92期
2012年度
第93期
2013年度
第94期
2014年度
第95期
2015年度
515,223
523,187
518,715
529,812
親会社株主に帰属する
(百万円)
当 期 純 利 益
19,674
25,048
30,147
27,497
27.26
34.72
41.80
38.14
1,264,501
1,244,344
1,253,849
1,257,332
1 株 当 た り
(円)
当 期 純 利 益
総
資
産(百万円)
株主総会参考書類
益(百万円)
招集ご通知
区 分
6 重要な子会社等の状況
会 社 名
持株比率
百万円
主要な事業内容
%
株式会社小田急百貨店
3,770
100.0
小田急商事株式会社
360
100.0
ストア業
小田急不動産株式会社
2,140
100.0
不動産分譲業
不動産賃貸業
3,160
(44.3)
44.2
自動車運送事業
計算書類
関
連 (持分法適用関連会社)
会 神奈川中央交通株式会社
社
百貨店業
連結計算書類
子
会
社
資本金
事業報告
(注)1 「企業結合に関する会計基準」
(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、当連結会計年度より、
「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
2 1株当たり当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益を期中平均の発行済株式の総数(自己株式数
を控除)で除して算出しております。
(注)1 ( )内の数字は、当社の子会社を含めた持株比率であります。
2 上記4社を含む、当社の連結子会社は44社、持分法適用関連会社は1社であります。
監査報告書
22
7 主要な事業内容および営業所等
事業の内容
鉄
自動車運送事業
【小田急バス㈱(本店:東京都調布市)】
武蔵境営業所、狛江営業所、登戸営業所等
流
通
業
百
【㈱小田急百貨店(本店:東京都新宿区)】
新宿店、町田店、藤沢店
そ
の
他
の
事
業
貨
事
店
業
【当社(本店:東京都渋谷区)】
駅数70駅
運
輸
業
不
動
産
業
道
主 要 な 営 業 所 等
業
ス ト ア 業 等
【小田急商事㈱(本店:東京都世田谷区)】
Odakyu OX、Odakyu SHOP、Odakyu MART等
不 動 産 分 譲 業
【小田急不動産㈱(本店:東京都渋谷区、支店:宮城県仙台市)】
厚木店、新百合ヶ丘店、町田店等
不 動 産 賃 貸 業
【当社(本店:東京都渋谷区)】
ハルク、ビナウォーク、小田急サザンタワー等
ホ
【㈱ホテル小田急(本店:東京都新宿区)】
ハイアット リージェンシー 東京
テ
ル
業
レストラン飲食業
【ジローレストランシステム㈱(本店:東京都渋谷区)】
マンマパスタ、
ハワイアン パンケーキ ファクトリー、
ペッシェドーロ等
8 従業員の状況
事 業 区 分
運
輸
流
通
不 動 産
そ の 他 の 事
全
業
業
業
業
社
合
計
( う ち 当 社 )
従 業 員 数
6,892名
1,486名
778名
3,733名
394名
13,283名
(3,593名)
前期末比増減
49名
△5名
44名
△33名
2名
57名
(0名)
(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は含んでおりません。
2 全社として記載されている人数は、特定の事業に区分できない管理部門に所属しているものであります。
23
9 主要な借入先
百万円
行
行
行
行
社
119,213
27,000
27,000
27,000
25,750
20,930
三 菱 U F J 信 託 銀 行 株 式 会 社
株主総会参考書類
株 式 会 社 日 本 政 策 投 資 銀
株 式 会 社 三 井 住 友 銀
株 式 会 社 三 菱 東 京 U F J 銀
株 式 会 社 み ず ほ 銀
三 井 住 友 信 託 銀 行 株 式 会
借入金残高
招集ご通知
借 入 先
(注)上記にはシンジケートローンによる借入金(総額86,800百万円)は含まれておりません。
事業報告
Ⅱ 会社の状況に関する事項
1 株式に関する事項
(1)発行可能株式総数
22億株
(2)発行済株式の総数
736,995,435株(自己株式12,151,849株を含む。
)
(3)株主数
50,375名(前期末比1,200名減)
(4)上位10名の株主
45,047
持株比率
6.2
40,423
5.6
37,252
5.1
25,816
3.6
24,722
3.4
15,353
11,500
11,000
9,417
2.1
1.6
1.5
1.3
9,124
1.3
(注)1 持株比率は自己株式を控除して計算しております。
2 上記(上位10名の株主)のほかに、当社が自己株式12,151千株を所有しております。
%
監査報告書
第 一 生 命 保 険 株 式 会 社
日 本 マ ス タ ー ト ラ ス ト
信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 )
日 本 生 命 保 険 相 互 会 社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
(退職給付信託口・三菱電機株式会社口)
日 本 ト ラ ス テ ィ・ サ ー ビ ス
信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 )
明 治 安 田 生 命 保 険 相 互 会 社
株式会社三菱東京UFJ銀行
住 友 生 命 保 険 相 互 会 社
株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
( 三 井 住 友 信 託 銀 行 退 職 給 付 信 託 口)
千株
計算書類
持 株 数
連結計算書類
株 主 名
24
2 役員に関する事項
(1)取締役および監査役の氏名等
氏 名
おお す
が
より
地 位
担当および重要な兼職の状況
ひこ
大 須 賀 賴 彦 取 締 役 会 長 神奈川中央交通株式会社社外取締役、株式会社東急レクリエーション社外取締役、
(代表取締役) 相鉄ホールディングス株式会社社外取締役
(※)
やま
き
とし
みつ
山 木 利 満 取 締 役 社 長 神奈川中央交通株式会社社外取締役
(代表取締役)
(※)
お
がわ
み
き
お
小 川 三木夫
(※)
ほし
の
こう
じ
かね
こ
いち
ろう
星 野 晃 司
(※)
金 子 一 郎
(※)
やま
もと
とし
ろう
山 本 俊 郎
(※)
専務取締役
専務取締役
常務取締役
常務取締役
営業推進部担当、経営政策本部長
小田急不動産株式会社社外監査役
人事部担当、交通サービス事業本部長
総務部、CSR・広報部担当、生活創造事業本部長
小田急不動産株式会社社外監査役、株式会社小田急百貨店社外監査役
IT推進部、カード推進部、IR室、財務部、管財部担当
た
とみ じ ろう
社外取締役
森 田 富 治 郎 [ 独 立 役 員 ] 第一生命保険株式会社特別顧問、セイコーホールディングス株式会社社外監査役
もり
の ま くち
たもつ
社外取締役
野間口 有 [ 独 立 役 員 ] 三菱電機株式会社相談役、国立研究開発法人産業技術総合研究所最高顧問
やま ひろ
こ
社外取締役
中 山 弘 子 [独立役員] ―
なか
あさ
ひ
やす
ゆき
取
締
役
ジローレストランシステム株式会社取締役社長(代表取締役)、
株式会社小田急レストランシステム取締役社長(代表取締役)
ふじ
なみ
みち
のぶ
取
締
役
小田急商事株式会社取締役社長(代表取締役)
あま
の
いずみ
取
締
役
江ノ島電鉄株式会社取締役社長(代表取締役)
しも
おか
ひこ
取
締
役
小田急バス株式会社取締役社長(代表取締役)
こ
やなぎ
じゅん
取
締
役
株式会社小田急トラベル取締役社長(代表取締役)
だき
やま
ゆき
取
締
役
小田急交通株式会社取締役社長(代表取締役)
朝 日 康 之
藤 波 教 信
天 野 泉
よし
下 岡 祥 彦
小 柳 淳
ひろ
抱 山 洋 之
25
の
地 位
常勤監査役
株式会社小田急百貨店社外監査役
じ
常勤監査役
―
早 野 実
たか
担当および重要な兼職の状況
みのる
はら しゅん
髙 原 俊 二
招集ご通知
氏 名
はや
社 外 監 査 役 日本生命保険相互会社名誉顧問、富士急行株式会社社外取締役、
宇 野 郁 夫 [ 独 立 役 員 ] トヨタ自動車株式会社社外取締役、東北電力株式会社社外監査役、
株式会社三井住友フィナンシャルグループ社外監査役
う
の
いく
お
株主総会参考書類
ざわ たけ ひさ
社外監査役
深 澤 武 久 [ 独 立 役 員 ] 弁護士、学校法人中央大学理事長
ふか
い
とう まさ たか
社外監査役
伊 東 正 孝 [独立役員] ―
計算書類
連結計算書類
(2)責任限定契約の内容の概要
当社は、社外取締役および社外監査役全員と会社法第423条第1項の賠償責任を限定する
契約を締結しており、当該契約に基づく賠償責任限度額は、金1,000万円または会社法第
425条第1項に定める最低責任限度額のいずれか高い額となります。
事業報告
(注)
1 2015年6月26日付をもって専務取締役荒井一義および同金田収は、任期満了により退任いたしました。
2 2015年6月26日付をもって山本俊郎、野間口有および中山弘子の各氏は取締役に選任され就任いたしまし
た。
3 2015年6月26日付をもって常務取締役星野晃司は専務取締役に、取締役山本俊郎は常務取締役に、それ
ぞれ就任いたしました。
4 取締役森田富治郎、同野間口有および同中山弘子は社外取締役であります。
5 監査役宇野郁夫、同深澤武久および同伊東正孝は社外監査役であります。
6 社外取締役および社外監査役の各氏が業務執行者または社外役員を兼職している他の法人等と当社との間
に、開示すべき関係はありません。
7 常勤監査役早野実は、当社において、監査役伊東正孝は、㈱東京流通センターにおいて、それぞれ経理部
門担当役員(管掌役員)の業務経験を有し、財務および会計に関する相当程度の知見を有するものであります。
8 当社は、社外取締役および社外監査役を、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引
所に届け出ております。
9 当社は、執行役員制度を導入しており、※印を付した取締役のほか、五十嵐秀、荒川勇、黒田聡、立山昭憲
の各氏を執行役員として選任しております。
(3)当期に係る取締役および監査役の報酬等の額
人 数
総 額
① 取締役
17名
389百万円
② 監査役
5名
78百万円
合 計
22名(うち社外役員6名)
467百万円(うち社外役員分54百万円)
(注)上記①には、2015年6月26日開催の第94回定時株主総会終結の時をもって任期満了により退任した取締役2
名を含んでおります。
監査報告書
区 分
26
(4)社外役員の当期における主な活動状況
氏 名
森 田 富治郎
地 位
社外取締役
取締役会
出席回数
13回/13回
監査役会
出席回数
発言状況
―
経営者としての豊富な経験と見識に
基づき、議案の審議等に有用な発言
を適宜行いました。
野間口 有
社外取締役
11回/11回
―
経営者としての豊富な経験と技術分
野に関する高い見識に基づき、議案
の審議等に有用な発言を適宜行いま
した。
中 山 弘 子
社外取締役
11回/11回
―
自治体首長としての豊富な経験と見
識に基づき、議案の審議等に有用な
発言を適宜行いました。
宇 野 郁 夫
社外監査役
11回/13回
4回/5回
経営者としての豊富な経験と見識に
基づき、議案の審議等に有用な発言
を適宜行いました。
深 澤 武 久
社外監査役
13回/13回
5回/5回
主に弁護士としての専門的見地か
ら、議案の審議等に有用な発言を適
宜行いました。
5回/5回
金融機関における業務従事・監査経
験や、その他各社における経営者と
しての経験、およびこれらに基づく
見識を活かし、議案の審議等に有用
な発言を適宜行いました。
伊 東 正 孝
社外監査役
13回/13回
(注)社外取締役野間口有および同中山弘子は、2015年6月26日の就任以降の主な活動状況を記載しております。
27
招集ご通知
支 払 額
91百万円
166百万円
株主総会参考書類
3 会計監査人の状況
(1)会計監査人の名称
新日本有限責任監査法人
(2)当期に係る会計監査人の報酬等の額
区 分
① 公認会計士法第2条第1項の監査業務の報酬
② 当社および当社子会社が支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額
(注)当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法に基づく監査と金融商品取引法に基づく監査の監査報酬
等の額を区分しておらず、実質的にも区分できないため、上記①の金額には金融商品取引法に基づく監査の報酬
等の額を含めております。
連結計算書類
計算書類
監査報告書
28
事業報告
(3)会計監査人の報酬等に監査役会が同意した理由
監査役会は、社内関係部署および会計監査人からの必要な資料の入手や報告を通じて、会
計監査人の監査計画の内容、前事業年度における職務執行状況や報酬見積りの算出根拠等を
検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
(4)非監査業務の内容
当社は会計監査人に対して、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務である情報シス
テムに係る内部監査の支援業務および内部統制等に関する講習についての対価を支払ってお
ります。
(5)会計監査人の解任または不再任の決定の方針
当社では、監査役会が会社法第340条の規定に則り会計監査人を解任する場合があるほ
か、会計監査人の職務の適正かつ適切な執行に重大な支障が生じたことなどにより、その解
任または不再任の必要があると判断される場合には、会社法第344条の定めに従い、当該会
計監査人の解任または不再任に関する議案を株主総会に提出いたします。
(6)会計監査人が受けた過去2年間の業務の停止の処分に係る事項
金融庁が2015年12月22日付で発表した業務停止処分の内容
① 処分対象
新日本有限責任監査法人
② 処分内容
契約の新規の締結に関する業務の停止 3ヶ月
(2016年1月1日から同年3月31日まで)
③ 処分理由
ア 社員の過失による虚偽証明
イ 監査法人の運営が著しく不当
4 取締役の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制その他当社なら
びに当社およびその子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するための体制(内部統制シ
ステム構築の基本方針)
(当社取締役会における決議内容)
小田急グループは、「お客さまの“かけがえのない時間”と“ゆたかなくらし”の実現に貢献しま
す。」という経営理念を掲げております。
当グループでは、この経営理念の実現を通じて、社会と共に持続的に発展していくことがそ
の果たすべき社会的責任(CSR)と捉えており、内部統制システムの構築はそのために必要
不可欠な要素であるとの認識から、以下の基本方針に沿って、内部統制システムの構築を積極
的かつ継続的に進めてまいります。
なお、グループ各社においては、当該グループ各社の事業内容、規模、当グループ全体に与
える影響等を考慮して、各項目を適用します。
(1)当社および子会社の取締役、使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保
するための体制
「リスクマネジメント委員
① コンプライアンスをリスクマネジメントの一環として捉え、
会」等を軸としたコンプライアンス体制を整備し、その推進を図ります。
② 法令や定款をはじめ社会から信頼されるための守るべき行動基準を「コンプライアンス
マニュアル」として策定し、役員および社員はこれを遵守します。また、上記マニュアル
に基づき、教育を実施しコンプライアンス意識の徹底を図ります。
③ 市民社会の秩序や安全を脅かす反社会的勢力に対しては、上記マニュアルを踏まえ、毅
然とした態度で臨み、適正に対応します。
④ 内部通報制度としてコンプライアンスホットラインを設置し、コンプライアンス上問題
のある行為の早期把握、解決を図ります。さらに、当社では、通報内容への対応について、
その適正性を外部機関が客観的な視点からチェックを行うことにより、透明性の確保を図
ります。
⑤ 当社の内部監査部門がグループ各社の内部監査部門と連携を図りながら法令や定款、社
内規程等への適合等の観点から、グループ各社の監査を順次実施するなど、監査体制の強
化を図ります。
また、当社の常勤役員からなる「内部統制委員会」を通じて、金融商品取引法に基づく
財務報告に関する内部統制の整備も含め、継続してグループ全体の内部統制システムの強
化を図ります。
29
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
計算書類
監査報告書
30
招集ご通知
(2)当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
① 取締役の職務の執行に係る文書その他の情報については、情報セキュリティ規則をはじ
め、文書管理規則、ファイリング規則などの社内規則に従い、適正に保存・管理を行います。
② 上記の情報に関する取締役および監査役からの閲覧の要請には適切に対応します。
(3)当社および子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
「小田急グループリスクマネジメント方針」のもと、「リス
① 当社およびグループ各社は、
クマネジメント委員会」等を中心とした体制を整備し、リスクへの対応を図ります。また、
当社は、グループ経営に重要な影響を与えるリスクへの対応について、
「小田急グループ・
リスクマネジメント連絡会」を通じて掌握するなど、的確に管理します。
② 当社は、自然現象、社会経済現象であるかを問わず大規模な損失をもたらす事象の顕在
化に対しては、危機管理規則に基づき、社長の指示のもと緊急時対策を統括する「総合対
策本部」を設置し、適切に対処します。
③ 当社は、公共交通機関としての役割を担ううえで、最大の責務である「安全の確保」を
重要なリスク管理の1つと認識し、鉄道輸送に関わる専門組織である「統括安全マネジメ
ント委員会」のもと、安全管理規程に基づき、積極的に輸送の安全の確保に取り組みます。
④ 当社およびグループ各社において、リスクを把握した場合やリスクが顕在化した場合に
ついては、その重要性に応じて適時適切に開示します。
(4)当社および子会社の取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
① 当社では、業務執行を担当する取締役や部門長で構成される執行役員制度を採用し、取
締役会による業務執行に対する監督機能の強化ならびに意思決定の適正化および効率化を
図ります。
② 当社では、各事業部門における業務執行は、経営理念や長期的なビジョンを踏まえ策定
される中期経営計画、年度単位の部門方針や予算に基づき、業務分掌や職務権限規則によ
り規定される権限および責任において行います。
③ 当社では、各事業部門における業績は、全社統一的な指標による「業績管理制度」によ
り適切に管理します。
④ 当社における内部監査体制については、取締役社長直轄の内部監査部門である監査室
が、法令や定款、社内規程等への適合や効率的な職務遂行の観点から、各部門の監査を定
期的に実施し、その結果を取締役社長および監査役へ報告します。
⑤ 当社は、三事業年度を期間とするグループ中期経営計画を策定し、当該中期経営計画を
具体化するため、グループ全体の重点課題およびキャッシュフロー配分等を定めます。ま
た、これに基づくグループ各社による中期経営計画や予算等の重要事項の策定について
は、当社の事前承認事項とし、グループ経営の適正かつ効率的な運営体制を構築します。
(5)当社の子会社の取締役の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制
① 当社が定める「グループ会社管理規程」に基づき、グループ各社における重要事項につ
いては速やかに当社へ報告する体制を構築します。また、グループ経営理念や長期的なビ
ジョンに基づく中期経営計画の策定内容や業務執行状況および決算などの財務状況に関す
る定期的なヒアリングを実施するとともに、
「グループ会社社長会」などを通じて、グルー
プ内での相互の情報共有の強化を図ります。
(6)当社の監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人
に関する事項
① 監査役の職務を補助する組織として監査役室を設置し、専任の使用人を配置します。
(7)前号の使用人の取締役からの独立性および使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
① 監査役室を構成する使用人は、常勤監査役の指揮命令により業務を行います。さらに当
該使用人の人事異動、人事評価等の決定は、常勤監査役と事前協議のうえ、実施します。
(8)当社の取締役および使用人、または当社の子会社の取締役、監査役および使用人またはこれ
らの者から報告を受けた者が当社の監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に
関する体制
① 当社では、常勤監査役が、執行役員会への出席や決裁稟議(本部長決裁以上)の内容の
報告を通じて、重要案件について逐次チェックすることができる体制を整えます。
② 当社では、取締役や部門を代表する使用人が監査役に対して、業務執行状況の報告を適
宜行うとともに、その他法令に定めるもののほか、会社に対して重要な影響を及ぼす事項
について適宜報告を行います。
③ 当社では、内部監査部門が監査役に対して、その監査計画および監査結果について定期
的に報告を行い、監査役との情報の共有化を図ります。
④ 当社の常勤監査役が、「小田急グループ監査役連絡会」を設置し、グループ各社監査役
から監査状況等の報告を受けるほか、グループ各社への監査等の際には、経営層から業務
執行状況等について報告を受け、意見交換を行うことに加え、必要に応じて当社グループ
会社管理部門から経営状況等について報告を受けることにより、経営の健全性を監視する
体制の強化を図ります。また、内部通報制度としてコンプライアンスホットラインを設置
し、当該内部通報の状況について、当社使用人から定期的に当社常勤監査役に対して報告
を行います。
31
事業報告
連結計算書類
計算書類
監査報告書
32
株主総会参考書類
(上記の内部統制システム構築の基本方針に基づく運用状況の概要)
(1)コンプライアンスに関する取組み
① コンプライアンスに係る教育は定期的に実施しており、階層や役割に応じて基本的事項
の再確認や事例研究などの研修を実施し、コンプライアンス意識の向上を図っております。
当期は、前期に当社およびグループ各社の役員・社員を対象に実施したコンプライアン
スアンケートについて、その結果周知と課題に対する対応策の推進を図りました。また、
当社においては、当該アンケート結果を踏まえて、「知識から行動へ」をテーマとしたコ
ンプライアンス研修を役員・社員向けに実施いたしました。
さらに、当社内各部門および主要なグループ会社においてコンプライアンスに係る具体
的な活動計画を策定し、自主的に取り組むとともに、「リスクマネジメント委員会」等が
その実施状況を確認するなどコンプライアンス体制の強化を図っております。
② 当社およびグループ各社では、内部通報制度であるコンプライアンスホットラインを社
内に周知し、その活用が図られております。また、当社においては、当社およびグループ
各社の当該内部通報の状況について、リスクマネジメント委員会において定期的に報告さ
れているほか、当社使用人から当社常勤監査役に対しても定期的に報告しております。
招集ご通知
(9)前号の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確
保するための体制
① 法令ならびに当社およびグループ各社において定めるコンプライアンスホットラインに
関する規則に基づき、当該報告者に対して不利益な取扱いを行うことを禁止します。
当社の監査役の職務の執行について生ずる費用の前払いまたは償還の手続その他の当該
(10)
職務の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項
① 取締役は監査役による監査に協力し、監査にかかる諸費用については、監査の実効性を
担保するために予算措置を講じます。
その他当社の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(11)
① 監査役が重要な会議体等に出席することができる体制を整え、その適正性を高めるとと
もに監査役への情報提供を強化します。
② 会計監査人が監査役にその監査計画および監査実施状況の報告等を定期的に行うほか、
内部監査部門も内部監査結果を定期的に監査役に報告するなど、監査役、内部監査部門お
よび会計監査人の3者の連携強化が図られる体制の確保に努めます。
(2)情報の保存および管理
当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制については、各種規
則に従い適正に保存・管理を行うとともに、当該情報に関して取締役および監査役からの閲
覧の要請があった場合には適切に対応しております。
(3)リスク管理体制の強化
当社および主要なグループ会社では、小田急グループリスクマネジメント方針に基づき、
企業経営に重大な影響を与えるリスクの選定と必要な対策を実施しておりますが、当期につ
いても事業環境の変化等を踏まえたリスクの見直しを実施いたしました。今後は、当該リス
ク対策を順次実施してまいります。
また、グループ全体でリスクマネジメントを推進するため、グループ各社の役員を対象に
コンプライアンスおよび内部統制等に関する講演会を開催いたしました。さらに、グループ
各社のリスクマネジメント担当者による「小田急グループリスクマネジメント連絡会」を開
催し、情報の共有化や連携を図り、グループ内でリスク事案が発生した際には情報共有を行
い、同様事案の再発防止を図ったほか、リスク事案発生時の対応方法に関する講演会を実施
いたしました。
(4)リスクの顕在化への対応
当社に重要な影響を及ぼす事象が顕在化した場合の対応として、危機管理規則に基づき個
別の事業継続計画を策定しています。当期は、前期に引き続き東日本大震災対応の教訓をは
じめ当社が抱える課題を解決するため、事業継続管理(BCM)に基づき、訓練等を通じて
事業継続計画の見直しや各種対策の実効性向上を図っております。また、グループ各社にお
いてリスク事案が発生した際の当社への報告体制を整備しており、必要に応じて当社と連携
し迅速な対応を行うこととしております。
(5)グループ安全管理体制の強化
当社グループでは、鉄道、バス、タクシー等の交通事業者による「小田急グループ交通事
業者安全統括管理者会議」を開催し、グループ各社が協力または情報を共有することなどに
より、更なる安全管理体制の強化を図っております。
(6)業務執行の適正性や効率性の向上
① 当社では執行役員制度のもと、業務執行に係る重要案件については、規則に基づき、取
締役会へ上程する前段階として、執行役員会に付議し、そこでの議論を経て決定しており
ます。また、取締役会など会議体の議案については、可能な限り事前提供を徹底するなど、
業務執行の適正性や効率性の向上に努めております。
② 当社は、グループ経営理念や「長期ビジョン2020」を踏まえた、三事業年度を期間
33
招集ご通知
株主総会参考書類
事業報告
とするグループ中期経営計画を策定するとともに、これに基づくグループ各社による中期
経営計画や予算等の重要事項の策定については当社の事前承認事項とし、グループ経営の
適正かつ効率的な運営体制を構築しております。また、当社において、その進捗状況を定
期的に確認し、必要に応じて対策を講じております。
(7)グループ内部監査体制の充実
当社の内部監査部門による当社内各部門およびグループ各社への内部監査の実施に加え
て、一部のグループ会社においても内部監査部門を設置し、グループレベルでの内部監査体
制の充実を図っております。
(8)監査役への情報提供その他監査体制の充実
当社では、代表取締役と監査役の相互の信頼関係を深める観点から、定期的に会合を開催
し、両者での意見交換を行うとともに、監査役が代表取締役の諸課題への取組み状況を確認
できる体制の構築を図っております。
また、内部統制上の監査役への情報提供の強化を補完するものとして、常勤の監査役が得
た情報等を適宜監査役会や監査役の協議の場に提供することで、社外監査役への情報提供の
充実が図られておりますほか、常勤の監査役が「小田急グループ監査役連絡会」を設置し、
グループ会社監査役との意見交換およびグループ全体の監査品質向上に努めるなどグループ
レベルでの経営の健全性を監視する体制の強化も図られております。
連結計算書類
計算書類
5 会社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針等
(1)基本方針
当社は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者は、当社の財務および事業の内
容や当社の企業価値の源泉を十分に理解し、当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ
持続的に確保、向上していくことを可能とする者である必要があると考えております。
公開会社である当社の株式については、株主および投資家のみなさまによる自由な取引が
認められている以上、当社取締役会としては、当社の財務および事業の方針の決定を支配す
る者の在り方は、最終的には株主全体の意思により決定されるべきであり、特定の者の大規
模な買付けに応じて当社株式を売却するか否かは、最終的には当社株主の判断に委ねられる
べきものだと考えております。また、当社は、当社株式について大規模な買付けがなされる
場合であっても、これが当社の企業価値・株主共同の利益に資するものであれば、これを否
定するものではありません。
しかしながら、株式の大規模な買付けの中には、その目的等から見て重要な営業用資産を
売却処分するなど企業価値・株主共同の利益を損なうことが明白であるもの、買収に応じる
監査報告書
34
ことを株主に強要するおそれがあるもの、買収提案の内容や買収者自身について十分な情報
を提供しないもの、被買収会社の取締役会が買収提案を検討し代替案を株主に提供するため
の時間的余裕を与えないもの、被買収会社が買収者の提示した条件よりも有利な条件をもた
らすために買収者との協議・交渉を必要とするものなど、被買収会社の企業価値・株主共同
の利益に資さないものも少なくありません。
特に、当社の企業価値の源泉は、(ア).安全輸送を担う技術と人材、(イ).長年にわたっ
て構築された沿線エリアのお客さま・自治体等との信頼関係、(ウ).(ア)、(イ)を基礎と
して長期間にわたり醸成されてきた「小田急ブランド」にあると考えておりますが、当社株
式の大規模な買付けを行う者は、当社の財務および事業の内容を理解するのは勿論のこと、
かかる当社の企業価値の源泉に対する理解が必要不可欠です。かかる当社の企業価値の源泉
を理解したうえで、これらを中長期的に確保し、向上させることができなければ、当社の企
業価値・株主共同の利益は毀損されることになります。また、買収者からの大規模な買付け
の提案を受けた際に、株主のみなさまが最善の選択を行うためには、当社の企業価値を構成
する有形無形の要素を適切に把握するとともに、買収者の属性、大規模な買付けの目的、買
収者の当社の事業や経営についての意向、お客さま、取引先および従業員等のステークホル
ダーに対する対応方針等の買収者の情報も把握したうえで、大規模な買付けが当社の企業価
値・株主共同の利益に及ぼす影響を判断する必要があり、かかる情報が明らかにされないま
ま大規模な買付けが強行される場合には、当社の企業価値・株主共同の利益が毀損される可
能性があります。
当社としては、このような当社の企業価値・株主共同の利益に資さない大規模な買付けを
行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このよう
な者による大規模な買付けに対しては必要かつ相当な対抗措置を講じることにより、当社の
企業価値・株主共同の利益を確保する必要があると考えております。
(2)会社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な
取組み
1927年4月に新宿~小田原間の営業を開始して以来、当社グループは、鉄道事業をはじ
めとする運輸業を基軸に、長期的な視点にたち、小田急線沿線地域を中心として、流通、不
動産、ホテル、レストランなど暮らしに密着した様々な事業を営むとともに、沿線エリアの
発展に寄与する様々な施策を実施することにより、企業価値・株主共同の利益の持続的向上
に努めてまいりました。
当社グループでは、安全を第一に快適で良質な輸送サービスを提供することが最も重要な
社会的責任であると考えており、安全管理体制の強化や、街の集客拠点としての駅の機能強
35
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
計算書類
監査報告書
36
招集ご通知
化等により、安全・便利で最もサービスの良い交通ネットワークの構築を目指してまいります。
また、当社では、事業環境の変化に対応し、グループ経営理念の実現と更なる事業成長を
遂げるため、2020年度までに取り組むべき方向性を示した「長期ビジョン2020」を策
定しております。当社グループは、「グループ経営理念」および「長期ビジョン2020」
にしたがって、グループ各社がそれぞれの役割を確実に実行するとともに、グループの協働
を通じて将来にわたるキャッシュ・フローを最大化させ、企業価値の向上を目指してまいり
ます。「長期ビジョン2020」においては、「沿線における複々線完成後のグループ収益を
最大化する」、「2020年度までに成長の種を蒔き育てる」という2つのテーマをグループ成
長戦略として設定し、沿線の既存事業に再投下すべき資本を継続的に確保するとともに、沿
線外への進出や新規事業の開発に対する資本も確保し、新たな収益源を獲得していくこと
で、経営理念の実現に向けた強固な成長サイクルを確立いたします。また、2020年度まで
を「収益基盤を強化し事業成長すべき期間」と位置づけており、連結の営業収益・EBITDA・
有利子負債/EBITDA倍率を重要な経営指標として設定するほか、ROA・ROEにつ
いても注視し、効率的な経営に努めてまいります。
さらに、当社におけるコーポレート・ガバナンスの充実・強化については、重要な戦略を
効率的かつ迅速に決定、実行していく機能と、業務執行に対する監督機能の強化という点を
重要課題として認識し、各種施策に取り組んでおります。
(3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配される
ことを防止するための取組み
① 当社株式の大規模買付行為に関する対応策の継続の目的
当社取締役会は、基本方針に定めるとおり、当社の企業価値・株主共同の利益に資さな
い大規模な買付けを行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として不
適切であると考えております。そして、こうした不適切な者によって当社の財務および事
業の方針の決定が支配されることを防止し、当社の企業価値・株主共同の利益に反する大
規模な買付けを抑止するためには、当社株式に対する大規模な買付けが行われる際に、当
社取締役会が株主のみなさまに代替案を提案したり、あるいは株主のみなさまがかかる大
規模な買付けに応じるべきか否かを判断するために必要な情報や時間を確保すること、株
主のみなさまのために交渉を行うこと等を可能とする仕組みが必要不可欠であると判断い
たしました。
② 当社株式の大規模買付行為に関する対応策の概要
当社は、2012年6月28日開催の第91回定時株主総会決議に基づき「当社株式の大規模
買付行為に関する対応策」(以下「本プラン」といいます。)を継続的に導入しましたが、
本プランの有効期間が2015年6月26日開催の第94回定時株主総会(以下「同定時総会」
といいます。)の終結の時までとされていたため、本プランの失効に先立ち、2015年5月
20日開催の取締役会および同定時総会において、所要の修正を行ったうえで、本プラン
を継続することを決定いたしました。なお、本プランの有効期間は、同定時総会終了後か
ら2018年3月期に係る当社定時株主総会の終結時までです。
本プランは、
(ア).当社が発行する株券等について、保有者の株券等保有割合が20%以
上となる買付けその他の取得、(イ).当社が発行する株券等について、公開買付けを行う
者の株券等所有割合およびその特別関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公
開買付け、もしくは、(ウ).上記(ア)または(イ)に掲げる各行為がなされたか否かに
かかわらず、当社の特定株主グループが、当社の他の株主(複数である場合を含みます。
以下、本(ウ)において同じとします。)との間で、当該他の株主が当該特定株主グルー
プに属する株主の共同保有者に該当するに至るような合意その他の行為、または当該特定
株主グループと当該他の株主との間にその一方が他方を実質的に支配しもしくはそれらの
者が共同ないし協調して行動する関係を樹立する行為(ただし、当社が発行者である株券
等につき当該特定株主グループに属するすべての株主と当該他の株主との株券等保有割合
の合計が20%以上となるような場合に限ります。)のいずれかに該当する買付けその他の
取得もしくはこれに類似する行為またはこれらの提案(以下、あわせて「大規模買付行為」
といいます。)を適用対象としています。
本プランでは、株主のみなさまが適切なご判断を行うための十分な情報および時間を確
保するため、当社取締役会が、大規模買付行為を行おうとする者(以下「大規模買付者等」
といいます。)に対して本プランに定める大規模買付情報の提供を要請し、当社社外取締
役、当社社外監査役および社外の有識者から構成される独立委員会が当該大規模買付行為
の内容の評価、検討等を行うための手続きを定めています。
独立委員会は、(ア).①大規模買付者等が本プランに定められた手続きを遵守せず、ま
たは②大規模買付行為が当社の企業価値・株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらす
おそれがある場合等本プランに定められる要件に該当すると独立委員会が判断し、かつ
(イ).独立委員会が当該大規模買付者等による権利行使は認められないとの行使条件およ
び当社が当該大規模買付者等以外の者から当社株式と引換えに取得することができる旨の
取得条項等が付された新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)の無償割当てを
実施することが相当であると判断した場合には、当社取締役会に対し、本新株予約権の無
償割当てを実施すべき旨の勧告を行います。当社取締役会は、独立委員会の上記勧告を最
大限尊重し、会社法上の機関として、本新株予約権の無償割当ての実施または不実施に関
37
株主総会参考書類
事業報告
連結計算書類
計算書類
監査報告書
38
招集ご通知
する決議を行います。当社取締役会が本新株予約権の無償割当ての実施を決議した場合、
当社は、本新株予約権を当該決議によって定める全ての株主に対して無償割当ての方法に
より割り当てます。
(4)上記記載の取組みに対する当社取締役会の判断およびその理由
上記(2)に記載した企業価値向上のための取組みやコーポレート・ガバナンスの充実・強
化といった各施策は、当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に確保、向上さ
せるものであり、まさに基本方針の実現に資するものです。したがって、当該取組みは、基
本方針に沿い、当社の株主共同の利益に合致するものであり、また、当社の会社役員の地位
の維持を目的とするものではないと考えております。
また、上記(3)記載の取組みである本プランは、当社株券等に対する大規模買付行為が行
われる場合に、当該大規模買付行為に応じるべきか否かを株主のみなさまが判断することを
可能とし、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要な情報や時間を確保し、株
主のみなさまのために大規模買付者等と協議・交渉等を行うこと等を可能とすることによ
り、当社の企業価値および株主共同の利益を確保、向上させるための枠組みであり、基本方
針に沿うものであると考えております。
さらに、本プランは、(ア).経済産業省および法務省が2005年5月27日に発表した企業
価値・株主共同の利益の確保または向上のための買収防衛策に関する指針の定める三原則を
充足し、また、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第440条に定められる買収
防衛策の導入に係る尊重事項を全て充足していること、(イ).株主意思を重視するものであ
ること、(ウ).独立性の高い社外役員等のみから構成される独立委員会の判断が最大限尊重
されることとされており、かつその判断の概要については株主のみなさまに情報開示をする
こととされていること、(エ).合理的な客観的要件が充足されなければ発動されないように
設定されていること、
(オ)
.第三者専門家の意見の取得ができるものであること、
(カ)
.デッド
ハンド型(取締役会の構成員の過半数を交替させてもなお、発動を阻止できない買収防衛策)
やスローハンド型(取締役会の構成員の交替を一度に行うことができないため、その発動を
防止するのに時間を要する買収防衛策)の買収防衛策に該当しないこと等の理由から、株主
共同の利益を損なうものでなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものでは
ないと考えております。
本プランの内容の詳細等につきましては、2015年5月20日付当社プレスリリース「当社
株式の大規模買付行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご参照ください。
(当社ホームページ:http://www.odakyu.jp/ir/index.html)
連
結
貸
借
対
照
表
(2016年3月31日現在)
科 目
(資 産 の 部)
流
動
資
産
現
金
及
び
預
金 額
133,560
金
27,394
受 取 手 形 及 び 売 掛 金
23,894
リース債権及びリース投資資産
商
分
及
貸
有
延
税
倒
定
形
の
金
引
固
資
建
9,597
1,917
掛
地
1,481
品
原 材 料 及 び 貯 蔵 品
そ
土
製
32,673
繰
譲
び
物
仕
固
品
資
当
定
産
資
品
967
産
他
金
産
建 物 及 び 構 築 物
6,164
△
リ
ー
建
そ
無
の
リ
そ
ス
設
形
資
仮
固
ー
勘
の
定
れ
ス
資
資
の
1,004,861
467,359
49,685
地
432,649
定
45,403
産
14,744
産
162
産
1,026
他
8,735
ん
1,126
他
13,454
投 資 そ の 他 の 資 産
投
資
有
繰
延
税
長
そ
貸
資
39
期
倒
産
貸
の
価
金
引
合
証
104,165
券
付
金
当
金
資
80
1,123,771
機械装置及び運搬具
土
29,549
80,977
467
産
他
計
6,023
△
17,621
924
1,257,332
(単位:百万円)
科 目
(負 債 の 部)
流
動
負
債
支 払 手 形 及 び 買 掛 金
短
期
借
入
金
1 年 以 内 償 還 社 債
リ
ー
ス
債
務
未 払 法 人 税 等
前
受
金
繰 延 税 金 負 債
賞
与
引
当
金
商 品 券 等 引 換 引 当 金
資 産 除 去 債 務
そ
の
他
固
定
負
債
社
債
長
期
借
入
金
鉄道・運輸機構長期未払金
リ
ー
ス
債
務
繰 延 税 金 負 債
再評価に係る繰延税金負債
退 職 給 付 に 係 る 負 債
資 産 除 去 債 務
受 託 工 事 長 期 前 受 金
そ
の
他
負
債
合
計
(純 資 産 の 部)
株
主
資
本
資
本
金
資
本
剰
余
金
利
益
剰
余
金
自
己
株
式
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
土 地 再 評 価 差 額 金
退職給付に係る調整累計額
非 支 配 株 主 持 分
純
資
産
合
計
負
債
純
資
産
合
計
金 額
383,976
28,769
185,583
50,000
1,810
6,914
11,139
0
7,521
1,249
4
90,983
556,331
135,000
234,450
100,964
647
9,372
959
24,110
1,374
9,507
39,943
940,308
280,609
60,359
58,536
172,192
△ 10,479
32,239
34,656
543
△ 2,960
4,175
317,023
1,257,332
営
業
業
収
(
益
費
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
営
業
業
外
収
利
益
益
)
書
(単位:百万円)
391,682
85,195
1,967
業
外
支
転
経
常
別
定
資
費
補
の
利
産
利
用
償
利
息
7,898
他
1,943
金
益
売
他
却
益
益
工 事 負 担 金 等 受 入 額
投 資 有 価 証 券 売 却 益
そ
固
固
減
定
資
定
資
定
資
損
そ
損
失
他
産
売
却
損
産
除
却
損
産
の
圧
縮
損
当
人
期
税
等
純
調
利
整
506
益
非支配株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益
3,458
87
2,450
額
45,695
2,545
105
12,966
1,525
6,578
42,575
監査報告書
法
1,372
失
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税
11,714
155
1,389
税金等調整前当期純利益
4,475
1,424
損
他
52,934
計算書類
固
の
別
1,872
476,877
連結計算書類
固
払
の
1,087
529,812
事業報告
そ
そ
特
算
1,420
移
特
計
受 取 利 息 及 び 配 当 金
持 分 法 に よ る 投 資 利 益
営
益
金 額
運輸業等営業費及び売上原価
営
損
2015年4月 1 日から
2016年3月31日まで
株主総会参考書類
営
科 目
結
招集ご通知
連
14,492
28,083
585
27,497
40
貸
借
対
照
表
(2016年3月31日現在)
科 目
(資 産 の 部)
流
動
現
資
金
賃
7,043
金
27,073
金
32,887
物
2,934
品
1,076
用
676
産
2,951
そ の 他 の 流 動 資 産
191
短
分
収
収
期
譲
貸
土
固
地
払
延
建
費
税
倒
定
金
引
資
当
資
金
産
△
203
1,009,947
鉄 道 事 業 固 定 資 産
527,259
不 動 産 事 業 固 定 資 産
286,298
そ の 他 事 業 固 定 資 産
11,343
各 事 業 関 連 固 定 資 産
9,703
建
設
定
45,190
投 資 そ の 他 の 資 産
130,151
仮
勘
関
係
会
社
株
式
53,640
投
資
有
価
証
券
65,569
金
2,810
用
1,819
そ の 他 の 投 資 等
7,737
長
長
貸
41
付
蔵
前
貸
預
運
貯
繰
び
92,044
17,413
未
資
産
金
未
及
金 額
期
期
倒
産
貸
前
付
払
引
費
当
合
金
計
△
1,424
1,101,992
科 目
(負 債 の 部)
流
動
負
債
短
期
借
入
金
1 年 以 内 償 還 社 債
未
払
金
未
払
費
用
未 払 消 費 税 等
未 払 法 人 税 等
預 り 連 絡 運 賃
預
り
金
前
受
運
賃
前
受
金
前
受
収
益
賞
与
引
当
金
そ の 他 の 流 動 負 債
固
定
負
債
社
債
長
期
借
入
金
鉄道・運輸機構長期未払金
繰 延 税 金 負 債
退 職 給 付 引 当 金
関係会社事業損失引当金
受 託 工 事 長 期 前 受 金
そ の 他 の 固 定 負 債
負
債
合
計
(純 資 産 の 部)
株
主
資
本
資
本
金
資
本
剰
余
金
資
本
準
備
金
そ の 他 資 本 剰 余 金
利
益
剰
余
金
そ の 他 利 益 剰 余 金
特 別 償 却 準 備 金
固定資産圧縮積立金
別 途 積 立 金
繰 越 利 益 剰 余 金
自
己
株
式
評 価 ・ 換 算 差 額 等
その他有価証券評価差額金
純
資
産
合
計
負 債 純 資 産 合 計
(単位:百万円)
金 額
326,538
153,496
50,000
34,200
3,547
1,234
5,222
572
13,000
5,824
9,503
2,139
2,890
44,905
503,501
135,000
211,522
100,964
9,094
4,811
268
9,507
32,332
830,040
238,302
60,359
56,619
23,863
32,756
130,685
130,685
103
3,317
500
126,763
△ 9,361
33,648
33,648
271,951
1,101,992
鉄
そ
特
(単位:百万円)
金 額
118,564
90,857
40,401
28,260
5,791
3,345
2,423
1,147
7,354
1,894
2,484
722
582
379
4
10,465
1,273
12,141
2,445
42,293
3,571
11,733
34,131
1,689
監査報告書
1,450
714
440
80
107
27,706
計算書類
特
)
書
連結計算書類
営
算
事業報告
営
科 目
道
事
業
営
業
収
益
営
業
費
営
業
利
益
動
産
事
業
営
業
収
益
営
業
費
営
業
利
益
の
他
事
業
営
業
収
益
営
業
費
営
業
利
益
全 事 業 営 業 利 益
業
外
収
益
受 取 利 息 及 び 配 当 金
そ
の
他
業
外
費
用
支
払
利
息
移
転
補
償
金
そ
の
他
経
常
利
益
別
利
益
工 事 負 担 金 等 受 入 額
投 資 有 価 証 券 売 却 益
関 係 会 社 株 式 売 却 益
固 定 資 産 売 却 益
別
損
失
固 定 資 産 除 却 損
固 定 資 産 圧 縮 損
減
損
損
失
固 定 資 産 売 却 損
そ
の
他
税 引 前 当 期 純 利 益
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税
法 人 税 等 調 整 額
当
期
純
利
益
計
2015年4月 1 日から
2016年3月31日まで
株主総会参考書類
不
(
益
招集ご通知
損
2,792
33,027
11,738
21,289
42
連結計算書類に係る会計監査人の監査報告書謄本
独立監査人の監査報告書
2016年5月9日
小田急電鉄株式会社
取 締 役 会 御 中
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
大田原 吉 隆
㊞
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
成 田 智 弘
㊞
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
中 原 義 勝
㊞
当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、小田急電鉄株式会社の2015年4月1日から2016年
3月31日までの連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等
変動計算書及び連結注記表について監査を行った。
連結計算書類に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結計算書類を作
成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結計算書類を作成し
適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結計算書類に対する意見を
表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査
を行った。監査の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証
を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査
手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結計算書類の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づ
いて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当
監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結計算書類の作
成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方
法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結計算書類の表示を検討することが含ま
れる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の連結計算書類が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠
して、小田急電鉄株式会社及び連結子会社からなる企業集団の当該連結計算書類に係る期間の財産及び損益の
状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
43
独立監査人の監査報告書
招集ご通知
計算書類に係る会計監査人の監査報告書謄本
2016年5月9日
小田急電鉄株式会社
取 締 役 会 御 中
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
大田原 吉 隆
㊞
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
成 田 智 弘
㊞
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
中 原 義 勝
㊞
株主総会参考書類
新日本有限責任監査法人
事業報告
当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、小田急電鉄株式会社の2015年4月1日から
2016年3月31日までの第95期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動
計算書及び個別注記表並びにその附属明細書について監査を行った。
連結計算書類
計算書類等に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して計算書類及びその
附属明細書を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない計算書
類及びその附属明細書を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用するこ
とが含まれる。
計算書類
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類及びその附属明細書
に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準
に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽表示がない
かどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めて
いる。
監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実
施される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による計算書類及びその附属明細書の重要な
虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明
するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案
するために、計算書類及びその附属明細書の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査に
は、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体とし
ての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査報告書
監査意見
当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会
計の基準に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点
において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
44
監査役会の監査報告書謄本
監 査 報 告 書
当監査役会は、2015年4月1日から2016年3月31日までの第95期事業年度における取締役の職務の執行に関して、各監査役が作
成した監査報告書に基づき、審議のうえ、本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いたします。
1.監査役および監査役会の監査の方法およびその内容
監査役会は、監査の方針、監査計画等を定め、各監査役から監査の実施状況および結果について報告を受けるほか、取締役等
および会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。
各監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針、監査計画等に従い、取締役、内部監査部門その他の
使用人等と意思疎通を図り、情報の収集および監査の環境の整備に努めるとともに、取締役会その他重要な会議に出席し、取締
役および使用人等からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社お
よび主要な事業所において業務および財産の状況を調査いたしました。また、事業報告に記載されている取締役の職務の執行が
法令および定款に適合することを確保するための体制その他株式会社およびその子会社から成る企業集団の業務の適正を確保す
るために必要なものとして会社法施行規則第100条第1項および第3項に定める体制の整備に関する取締役会決議の内容および
当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)について、取締役および使用人等からその構築および運用の状況に
ついて定期的に報告を受け、必要に応じて説明を求め、意見を表明いたしました。
なお、財務報告に係る内部統制については、取締役等および新日本有限責任監査法人から当該内部統制の評価および監査の状
況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。
事業報告に記載されている「会社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針等」
(会社法施行規則
第118条第3号に規定する事項)については、取締役会その他における審議の状況等を踏まえ、その内容について検討を加えま
した。子会社については、子会社の取締役および監査役等と意思疎通および情報の交換を図り、必要に応じて、子会社に対し事
業の報告を求め、その業務および財産の状況を調査いたしました。以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告およびそ
の附属明細書について検討いたしました。
さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視および検証するとともに、会計監査人
からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行
われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」
(平成17年10月
28日企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。以上の方法に基づき、当該事
業年度に係る計算書類(貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書および個別注記表)およびその附属明細書ならびに連
結計算書類(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書および連結注記表)について検討いたしました。
2.監査の結果
(1)事業報告等の監査結果
① 事業報告およびその附属明細書は、法令および定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。
② 取締役の職務の執行に関しては、不正の行為または法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められません。
③ 内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統制システムに関する事業報告の
記載内容および取締役の職務の執行についても、財務報告に係る内部統制を含め、指摘すべき事項は認められません。
④ 事業報告に記載されている「会社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針等」については、
指摘すべき事項は認められません。事業報告に記載されている会社法施行規則第118条第3号ロの各取組みは、当該基本方針
に沿ったものであり、当社の株主共同の利益を損なうものではなく、かつ、当社の会社役員の地位の維持を目的とするもので
はないと認めます。
(2)計算書類およびその附属明細書の監査結果
会計監査人新日本有限責任監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。
(3)連結計算書類の監査結果
会計監査人新日本有限責任監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。
2016年5月10日
45
小田急電鉄株式会社 監査役会
常勤監査役 早 野 実
常勤監査役 髙 原 俊 二
社外監査役 宇 野 郁 夫
社外監査役 深 澤 武 久
社外監査役 伊 東 正 孝
㊞
㊞
㊞
㊞
㊞
以 上
インターネット等による議決権行使のご案内
インターネット等により議決権を行使される場合は、次の事項をご了承のうえご利用いただきますよ
うお願い申しあげます。
インターネットによる議決権行使について
1 ‌ インターネットによる議決権行使は、当社が指定する議
決権行使ウェブサイト
http://www.web54.net をご利
用いただくことによってのみ可能です。なお、議決権行使
ウェブサイトは、携帯電話を用いたインターネットではご
利用いただけませんのでご了承ください。
2 ‌ 議決権行使ウェブサイトにアクセスする際には、同封の
議決権行使書用紙に表示された「議決権行使コード」およ
び「パスワード」が必要となります。
3 ‌ パスワードは、ご投票される方が株主さまご本人である
ことを確認するための重要な情報ですので、大切にお取り
扱いください。
4 ‌ 議決権行使書用紙に記載されている議決権行使コードは、本総会に限り有効です。また、ログイン後株主さま
ご本人に新しいパスワードをお決めいただくこととなります。
5 ‌ 議決権行使ウェブサイトをご利用いただく際のプロバイダおよび通信事業者の料金(接続料金等)は、株主さ
まのご負担となります。
6 ‌ ウェブブラウザおよび同アドインツール等で“ポップアップブロック”機能を有効とされている場合、同機能を
解除(または一時解除)してください。
7 ‌ 議決権行使ウェブサイトに接続できない場合、ファイアウォール・プロキシサーバおよびセキュリティ対策ソ
フト等の設定により、インターネットとの通信が制限されている場合が考えられますので、設定内容をご確認く
ださい。
パソコン等の
操作方法に関する
お問い合わせ先
三井住友信託銀行 証券代行ウェブサポート 専用ダイヤル
0120-652-031(受付時間 9:00~21:00)
議決権電子行使プラットフォームのご利用について
機関投資家の皆さまは、株式会社ICJが運営する議決権電子行使プラットフォームの利用を事前に申し込まれた場
合に限り、本総会における議決権行使の方法として、当該プラットフォームをご利用いただけます。
以 上
46
株主総会会場ご案内図
開催
日時
開催
場所
2016年6月29日(水曜日)午前10時
東京都新宿区西新宿2丁目7番2号
ハイアット リージェンシー 東京
地下1階「センチュリールーム」
西新
宿駅
2番出口
野村ビル
アイランドタワー
損保ジャパン
日本興亜本社ビル
ヒルトン東京
小田急
第一生命
ビル
A7出口
ハイアット
リージェンシー
東京
口駅
新宿西
東京
メト
ロ丸
ノ内
線
東京医科大学病院
ハルク
新宿駅
三井ビル
センタービル
住友ビル
地下通路を都庁方面へ直進
江戸線
都営大
駅
都庁前
工学院大学
モード学園
コクーンタワー
三菱東京
UFJ銀行
西口
明治安田生命
新宿ビル
新宿駅
京王プラザ
ホテル
東京都庁
交通の
ご案内
都営地下鉄大江戸線
都庁前駅
小田急線・JR線・京王線
新宿駅
東京メトロ丸ノ内線
西新宿駅
A7出口 より徒歩約 3 分
西 口
より徒歩約12分
2番出口 より徒歩約 7 分
第 95 回定時株主総会招集ご通知に際しての
インターネット開示事項
連結株主資本等変動計算書
連結注記表
株主資本等変動計算書
個別注記表
(2015 年4月1日から 2016 年3月 31 日まで)
小田急電鉄株式会社
本内容につきましては、法令および当社定款第 16 条の規定に基づき当社ホームページ
(http://www.odakyu.jp/ir/index.html)に掲載することにより株主のみなさまに提供し
ております。
連 結 株
主
資
本
等
変
動
計
算
書
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
60,359
当期首残高
利益剰余金
58,535
株主資本
合計
自己株式
151,126
△
10,345
259,677
当期変動額
△
剰余金の配当
6,524
親会社株主に帰属する
当期純利益
27,497
93
93
△
1
△
自己株式の取得
1
自己株式の処分
6,524
27,497
土地再評価差額金の取崩
連結子会社増加に伴う
減少高
△
136
△
1
△
136
2
3
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
1
21,065
△
134
20,932
60,359
58,536
172,192
△
10,479
280,609
当期変動額合計
当期末残高
その他の包括利益累計額
その他
有価証券評価
差額金
38,894
当期首残高
退職給付に
係る
調整累計額
土地再評価
差額金
578
その他の
包括利益累計額
合計
5,382
44,855
純資産
合計
非支配株主持分
3,677
308,209
当期変動額
△
剰余金の配当
親会社株主に帰属する
当期純利益
6,524
27,497
93
土地再評価差額金の取崩
連結子会社増加に伴う
減少高
△
1
自己株式の取得
△
136
3
自己株式の処分
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
△
4,238
△
34
△
8,342
△
12,615
497
△
4,238
△
34
△
8,342
△
12,615
497
8,813
543
△
2,960
32,239
4,175
317,023
34,656
-1-
△
12,118
連 結
Ⅰ
注
記
表
連結計算書類作成のための基本となる重要な事項等
1 連結の範囲に関する事項
 連結子会社数は 44 社であります。
主要な連結子会社は、㈱小田急百貨店、小田急商事㈱、小田急不動産㈱であります。
㈱小田急ライフアソシエ(京葉明和サービス㈱より商号変更)は 2015 年 10 月1日に(旧)
㈱小田急ライフアソシエより介護業を承継し、重要性が増したため当連結会計年度より連結の
範囲に含めております。
また、(旧)㈱小田急ライフアソシエは 2015 年 10 月1日の株式売却により子会社に該当し
なくなったため、連結の範囲から除外しております。なお、除外した(旧)㈱小田急ライフア
ソシエの株式売却までの損益計算書については連結しております。
 主要な非連結子会社は、㈱富士小山ゴルフクラブであります。
なお、非連結子会社の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持
分に見合う額)の合計額はそれぞれ連結総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等の額に
比していずれも少額であり連結計算書類に重要な影響を及ぼさないので連結の範囲から除外
しております。
2
持分法の適用に関する事項
 持分法適用の関連会社は、神奈川中央交通㈱1社であります。
 大山観光電鉄㈱ほか持分法非適用会社は、それぞれ連結純損益(持分に見合う額)及び利益
剰余金(持分に見合う額)等に重要な影響を及ぼさないので持分法を適用しておりません。
3
連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の決算日が連結決算日と異なるものは6社あり、UDS㈱の決算日は 12 月末日、
㈱小田急百貨店、小田急商事㈱、小田急食品㈱、㈱北欧トーキョー及び小田急デパートサービ
ス㈱の決算日は2月末日であります。
連結計算書類の作成に当たっては、各社の決算日に基づく計算書類によっておりますが、連結
決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整をしております。
4
会計方針に関する事項
 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は
移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法に基づく原価法
② たな卸資産
評価基準は原価法によっております。
(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法
により算定)
分譲土地建物、仕掛品
個別法
その他のたな卸資産
主に売価還元法
 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
主に定率法によっております。ただし、建物(建物附属設備を除く)は主に定額法を採用
しております。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用
可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐
用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
-2-
 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債
権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
従業員に対する賞与の支払いに充てるため、支給見込額を計上しております。
③ 商品券等引換引当金
商品券及び旅行券等の未使用分について、収益に計上したものに対する将来の使用に備え
るため、過去の実績に基づく使用見込額を計上しております。
 その他連結計算書類作成のための基本となる重要な事項
① 鉄道事業における工事負担金等の処理方法
鉄道事業における連続立体交差事業の高架化工事等を行うに当たり、地方公共団体等より
工事費の一部として工事負担金等を受けております。
これらの工事負担金等は、工事完成時に当該工事負担金等相当額を取得した固定資産の
取得原価から直接減額して計上しております。
なお、連結損益計算書においては、工事負担金等受入額を特別利益に計上するとともに、
固定資産の取得原価から直接減額した額を固定資産圧縮損として特別損失に計上しており
ます。
② 退職給付に係る会計処理の方法
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における見込額に基づき、退職給付
債務から年金資産の額を控除した額を計上しております。なお、退職給付債務の算定に当
たり、退職給付見込額を当連結会計年度までの期間に帰属させる方法については、期間定
額基準によっております。
過去勤務費用については、主としてその発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数(10 年)による定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異については、主としてその発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の
一定の年数(10 年)による定率法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から
費用処理することとしております。
③ 重要な収益及び費用の計上基準
(ファイナンス・リース取引に係る収益の計上基準)
リース料受取時に売上高と売上原価を計上する方法によっております。
(完成工事高及び完成工事原価の計上基準)
当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事については
工事進行基準(工事の進捗率の見積りは主に原価比例法)を、その他の工事については
工事完成基準を適用しております。
④ 重要なヘッジ会計の方法
原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、特例処理の要件を満たしている金
利スワップについては特例処理によっております。
⑤ のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却については、主として5年間の均等償却を行っております。
⑥ 消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。
⑦ 支払利息の資産の取得原価への算入方法
長期・大規模等特定の分譲土地にかかる借入金の利息は、当該資産の取得原価に算入す
ることとしておりますが、当連結会計年度において算入した金額はありません。
-3-
Ⅱ
会計方針の変更に関する注記
(企業結合に関する会計基準等の適用)
「企業結合に関する会計基準」
(企業会計基準第 21 号 2013 年9月 13 日。以下「企業結合会計
基準」という。)、「連結財務諸表に関する会計基準」
(企業会計基準第 22 号 2013 年9月 13 日。
以下「連結会計基準」という。)及び「事業分離等に関する会計基準」
(企業会計基準第7号 2013
年9月 13 日。以下「事業分離等会計基準」という。
)等を当連結会計年度から適用し、支配が継
続している場合の子会社に対する当社の持分変動による差額を資本剰余金として計上するとと
もに、取得関連費用を発生した連結会計年度の費用として計上する方法に変更しております。ま
た、当連結会計年度の期首以後実施される企業結合については、暫定的な会計処理の確定による
取得原価の配分額の見直しを企業結合日の属する連結会計年度の連結計算書類に反映させる方
法に変更しております。加えて、当期純利益等の表示の変更及び少数株主持分から非支配株主持
分への表示の変更を行っております。
企業結合会計基準等の適用については、企業結合会計基準第 58-2項(4)
、連結会計基準第 44-
5項(4)及び事業分離等会計基準第 57-4項(4)に定める経過的な取扱いに従っており、当連結
会計年度の期首時点から将来にわたって適用しております。
なお、当連結会計年度において、連結計算書類に与える影響額はありません。
Ⅲ
表示方法の変更に関する注記
(連結損益計算書関係)
1 前連結会計年度において、連結損益計算書の「営業外費用」の「その他」に含めて表示して
おりました「移転補償金」は重要性が増したため、区分掲記いたしました。
なお、前連結会計年度の当該金額は、168 百万円であります。
2
前連結会計年度において、連結損益計算書の「特別利益」の「その他」に含めて表示してお
りました「投資有価証券売却益」は重要性が増したため、区分掲記いたしました。
なお、前連結会計年度の当該金額は、130 百万円であります。
3
前連結会計年度において、連結損益計算書の「特別利益」に区分掲記しておりました「関係
会社株式売却益」は重要性が乏しくなったため、「特別利益」の「その他」に含めて表示して
おります。
なお、当連結会計年度の当該金額は、318 百万円であります。
Ⅳ
1
連結貸借対照表に関する注記
担保に供している資産及び担保に係る債務
担保に供している資産
建物及び構築物
264,400 百万円
(うち財団抵当
259,961 百万円)
機械装置及び運搬具
41,260 百万円
(うち財団抵当
41,251 百万円)
土地
214,640 百万円
(うち財団抵当
181,789 百万円)
有形固定資産「その他」
2,012 百万円
(うち財団抵当
1,950 百万円)
計
522,313 百万円
(うち財団抵当
484,952 百万円)
上記資産を担保としている負債は次のとおりであります。
(長期借入金及び鉄道・運輸機構長
期未払金には1年内返済予定額を含んでおります。
)
-4-
長期借入金
(うち財団抵当
鉄道・運輸機構長期未払金
(うち財団抵当
固定負債「その他」
計
(うち財団抵当
2
3
有形固定資産の減価償却累計額
偶発債務
下記の借入金等に対して債務保証を行っております。
従業員住宅ローン
提携住宅ローン
計
 社債の債務履行引受契約に係る偶発債務
第 22 回無担保社債
115,133
113,192
110,842
110,842
192
226,169
224,035
百万円
百万円)
百万円
百万円)
百万円
百万円
百万円)
842,952
百万円
509
2,050
2,559
百万円
百万円
百万円
20,000
百万円
214,407
百万円

4
Ⅴ
1
固定資産の取得原価から直接減額された
工事負担金等累計額
連結株主資本等変動計算書に関する注記
当連結会計年度の末日における発行済株式の総数
普通株式
2
736,995,435 株
配当に関する事項
配当金支払額

決
議
株式の種類 配当金の総額
1株当たり
配当額
基 準 日
効力発生日
2015 年6月 26 日
2015 年
2015 年
普通株式
3,262 百万円 4 円 50 銭
定時株主総会
3月 31 日
6月 29 日
2015 年 10 月 29 日
2015 年
2015 年
普通株式
3,261 百万円 4 円 50 銭
取締役会
9月 30 日
12 月4日
 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度後となる
もの
次のとおり決議を予定しております。
1株当たり
決 議
株式の種類 配 当 の 原 資 配当金の総額
基 準 日 効力発生日
配当額
2016 年6月 29 日
2016 年
2016 年
普通株式 利益剰余金 3,261 百万円 4 円 50 銭
定時株主総会
3月 31 日 6月 30 日
-5-
Ⅵ
1
2
金融商品に関する注記
金融商品の状況に関する事項
当社グループの資金運用については、短期的な預金等に限定し、また資金調達は、市場環境
や金利動向等を総合的に勘案のうえ、借入金及び 社債等により行っております。
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスク
に関しては、主に各事業部門において取引先の状 況を定期的にモニタリングし、取引相手ごと
に期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を
図っ ております。有価証券及び投資有価証券は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、
業務上の関係を有する企業の株式等であり、定期的 に把握された時価が取締役会に報告されて
おります。
営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。
借入金及び社債は、主に設備投資及び運転資金に係る資金調達であります。変動金利の借入
金は、金利の変動リスクに晒されておりますが、 このうち長期のものの一部については、支払
金利の変動リスクを回避し支払利息の固定化を図るために、個別契約ごとにデリバティブ取引
(金 利スワップ取引)をヘッジ手段として利用しております。
また、営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、月次に資金繰計画を作成
するなどの方法により管理しております。
金融商品の時価等に関する事項
2016 年3月 31 日(当期の連結決算日)における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差
額については、次のとおりであります。
連結貸借対照表
時価(*)
差額
計上額(*)
(百万円) (百万円)
(百万円)
 現金及び預金
27,394
27,394
-
 受取手形及び売掛金
23,894
23,894
-
 有価証券及び投資有価証券
① 満期保有目的の債券
31
31
0
② その他有価証券
67,199
67,199
-
 支払手形及び買掛金
(28,769)
(28,769)
-
 短期借入金
(157,710)
(157,710)
-
 社債(1年以内に償還予定のものを含む)
(185,000)
(190,010)
5,010
 長期借入金(1年以内に返済予定のものを
(262,323)
(280,128)
17,804
含む)
 鉄道・運輸機構長期未払金(1年以内に返
(110,842)
(110,842)
-
済予定のものを含む)
 デリバティブ取引
-
-
-
(*) 負債に計上されているものについては、( )で示しております。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
 現金及び預金、並びに 受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該
帳簿価額によっております。
 有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格
又は取引金融機関から提示された価格によっております。
 支払手形及び買掛金、並びに 短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該
帳簿価額によっております。
 社債
当社の発行する社債の時価は、市場価格によっております。
-6-

長期借入金
長期借入金の時価のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、
時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっております。
固定金利によるものは、元利金の合計額を新規に同様の借入を行った場合に想定さ
れる利率で割り引いた現在価値により算定しております。
 鉄道・運輸機構長期未払金
鉄道・運輸機構長期未払金は、短期間で金利の見直しが実施され、時価は帳簿価
額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっております。
 デリバティブ取引
金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一
体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載し
ております(上記参照)。
(注2) 市場価格のない非上場株式(連結貸借対照表計上額 695 百万円)並びに投資事業
有限責任組合及びそれに類する組合への出資(連結貸借対照表計上額 2,652 百万円)
については、将来キャッシュ・フローを見積ることなどができず、時価を把握する
ことが極めて困難と認められるため「 有価証券及び投資有価証券 ② その他
有価証券」には含めておりません。
Ⅶ
1
2
賃貸等不動産に関する注記
賃貸等不動産の状況に関する事項
当社及び一部の連結子会社では、主に東京都や神奈川県を中心に賃貸商業施設や賃貸オフィ
スビルなどを所有しております。
賃貸等不動産の時価に関する事項
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
277,068
369,019
(注1) 連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。
(注2) 当連結会計年度末の時価は、主要な物件については社外の不動産鑑定士による不
動産鑑定評価書に基づく金額、その他の物件については一定の評価額や適切に市場
価格を反映していると考えられる指標に基づき算定しております。
Ⅷ
Ⅸ
1株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
433 円 93 銭
38 円 14 銭
その他の注記
記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
-7-
株
主
資
本
等
変
動
計
算
書
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
その他利益剰余金
資本金
当期首残高
利益剰余金
資本
準備金
60,359
その他
資本剰余金
23,863
資本剰余金
合計
32,755
特別償却
準備金
56,618
固定資産圧縮
積立金
121
3,234
別途
積立金
利益剰余金
合計
繰越利益
剰余金
500
112,063
115,919
当期変動額
剰余金の配当
△
当期純利益
6,524 △
6,524
21,289
21,289
2
-
20
-
83
-
自己株式の取得
自己株式の処分
1
1
特別償却準備金の積立
2
特別償却準備金の取崩
△
△
20
固定資産圧縮積立金の積立
83
△
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
-
-
1
60,359
23,863
32,756
株主資本
当期首残高
△
9,227
56,619
評価・換算差額等
株主資本
合計
自己株式
1△
純資産
合計
その他有価証券
評価差額金
223,670
36,824
260,495
当期変動額
剰余金の配当
△
当期純利益
自己株式の取得
6,524
△
21,289
△
自己株式の処分
136 △
2
6,524
21,289
136
△
136
3
3
特別償却準備金の積立
-
-
特別償却準備金の取崩
-
-
固定資産圧縮積立金の積立
-
-
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
△
当期変動額合計
△
134
当期末残高
△
9,361
14,631 △
238,302
3,176 △
3,176
3,176
11,455
33,648
271,951
-8-
17
83
-
14,699
14,765
103
3,317
500
126,763
130,685
個 別
Ⅰ
重要な会計方針に係る事項に関する注記
1 資産の評価基準及び評価方法
 有価証券の評価基準及び評価方法
① 子会社株式及び関連会社株式
② その他有価証券
時価のあるもの
注
記
表
移動平均法による原価法
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売
却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
 たな卸資産の評価基準及び評価方法
評価基準は原価法によっております。
(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下
げの方法により算定)
① 分譲土地建物
個別法
② 貯蔵品
総平均法
2
固定資産の減価償却の方法
有形固定資産(リース資産を除く)
定率法によっております。ただし、建物(建物附属設備を除く)については定額法を採用
しております。また、鉄道事業固定資産のうち一部の構築物(取替資産)については、取替
法を採用しております。
 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用
可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。
 リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用
年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

3
引当金の計上基準
貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債
権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
 賞与引当金
従業員に対する賞与の支払いに充てるため、支給見込額を計上しております。
 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込
額に基づき計上しております。
 関係会社事業損失引当金
関係会社の事業に係る損失に備えるため、当該会社の財政状態を勘案し、当社が負担する
こととなる損失見込額を計上しております。

4
その他計算書類の作成のための基本となる重要な事項
繰延資産の処理方法
社債発行費は、支出時に全額費用として処理しております。
 鉄道事業における工事負担金等の処理方法
鉄道事業における連続立体交差事業の高架化工事等を行うに当たり、地方公共団体等より
工事費の一部として工事負担金等を受けております。
これらの工事負担金等は、工事完成時に当該工事負担金等相当額を取得した固定資産の取
得原価から直接減額して計上しております。
なお、損益計算書においては、工事負担金等受入額を特別利益に計上するとともに、固定
資産の取得原価から直接減額した額を固定資産圧縮損として特別損失に計上しております。

-9-

支払利息の資産の取得原価への算入方法
長期・大規模等特定の分譲土地に係る借入金の利息は、当該資産の取得原価に算入するこ
ととしております。
なお、当事業年度において分譲土地建物勘定へ算入した金額はありません。
 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の未処理額の会計処理の
方法は、連結計算書類におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。
 重要なヘッジ会計の方法
原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、特例処理の要件を満たしている金利
スワップについては特例処理によっております。
 消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。
Ⅱ
表示方法の変更に関する注記
1 前事業年度において、損益計算書の「営業外費用」の「その他」に含めて表示しておりまし
た「移転補償金」は重要性が増したため、区分掲記いたしました。
なお、前事業年度の当該金額は、168 百万円であります。
2 前事業年度において、損益計算書の「特別利益」の「その他」に含めて表示しておりました
「投資有価証券売却益」は重要性が増したため、区分掲記いたしました。
なお、前事業年度の当該金額は、72 百万円であります。
3
前事業年度において、損益計算書の「特別損失」の「その他」に含めて表示しておりました
「減損損失」は重要性が増したため、区分掲記いたしました。
なお、前事業年度の当該金額は、231 百万円であります。
4 前事業年度において、損益計算書の「特別損失」に区分掲記しておりました「関係会社株式
評価損」は重要性が乏しくなったため、
「特別損失」の「その他」に含めて表示しております。
なお、当事業年度の当該金額は、107 百万円であります。
Ⅲ
1
貸借対照表に関する注記
担保に供している資産及び担保に係る債務
担保に供している資産(関係会社の借入金に対する担保提供分を含んでおります。
)
鉄道事業固定資産
468,708 百万円
不動産事業固定資産
32,400 百万円
計
501,109 百万円
上記資産を担保としている負債は次のとおりであります。
(1年内返済予定額を含んでおり
ます。)
長期借入金
111,719 百万円
鉄道・運輸機構長期未払金
110,842 百万円
計
2
有形固定資産の減価償却累計額
3
事業用固定資産
有形固定資産
土 地
建 物
構築物
車 両
その他
計
無形固定資産
222,561 百万円
696,142 百万円
382,141
194,048
204,364
29,706
15,679
825,941
8,663
-10-
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
4
偶発債務
下記の借入金等に対して債務保証を行っております。
従業員住宅ローン


5
社債の債務履行引受契約に係る偶発債務
第 22 回無担保社債
関係会社に対する金銭債権及び金銭債務
関係会社に対する短期金銭債権
長期金銭債権
 関係会社に対する短期金銭債務
長期金銭債務

6
Ⅳ
固定資産の取得原価から直接減額された
工事負担金等累計額
Ⅴ
Ⅵ
百万円
百万円
百万円
百万円
204,751 百万円
164,757 百万円
営業費
122,463
62,368
13,370
10,564
36,159
運送営業費及び売上原価
販売費及び一般管理費
諸税
減価償却費
3
20,000 百万円
35,197
5,443
37,910
7,769
損益計算書に関する注記
1 営業収益
2
509 百万円
関係会社との取引高
営業取引による取引高
営業収益
営業費
営業取引以外の取引高
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
21,108 百万円
18,273 百万円
8,298 百万円
株主資本等変動計算書に関する注記
当事業年度末における自己株式の種類及び株式数
普通株式
12,151,849 株
税効果会計に関する注記
繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳
減損損失
退職給付引当金
3,767 百万円
3,011 百万円
事業再編に伴う税効果額
関係会社株式評価損
1,283 百万円
1,155 百万円
減価償却超過額
938 百万円
賞与引当金
移転補償金
893 百万円
556 百万円
貸倒引当金
498 百万円
未払事業税等
その他
406 百万円
2,462 百万円
計
評価性引当に係る繰延税金資産
14,972 百万円
△3,314 百万円
計
11,658 百万円
-11-
繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
その他有価証券評価差額金
固定資産圧縮積立金
退職給付信託設定益
その他
計
繰延税金資産(負債)の純額
Ⅶ
Ⅷ
△14,760
△1,462
△1,365
△213
△17,801
△6,143
1株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
375 円 19 銭
29 円 37 銭
その他の注記
記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
-12-