No.559 - 一般社団法人 茨城県建設業協会

▼ 新春賀詞交歓会を開催
▼ 県警本部と救助訓練を行いました
▼ 新労務単価が適用されました
(一般社団法人)
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 559 号
平成 28 年 2 月 15 日
一層の技術力・経営力向上を
平成28年 新春賀詞交歓会を開催
本会は、
(一財)茨城県建設技術管理センター、茨城県建設業協同組合と共に平成
28 年新春賀詞交歓会を 1 月 12 日、水戸市内の水戸京成ホテルで開催し、来賓や会員など
約 250 人が出席。技術・経営力の向上、労働災害撲滅のほか、県土発展や防災・減災な
ど地域社会への貢献に向けて、一層の団結を誓い合いました。
賀詞交歓会の冒頭、岡部英男会長
に代わり主催者あいさつに立った尾
曽正人副会長は、国の 16 年度当初
予 算 案 に 触 れ「 公 共 事 業 関 係 費 は
15 年度当初をわずかに上回り、4 年
連続増額となることは、われわれに
とって喜ばしいこと。今後は国に対
し、年度当初からの切れ目のない執
行を強く働きかけていく」とした上
議員や行政幹部、関係団体など約 250 人が出席
で、県の当初予算案に関しても「集
中復興期間終了に伴い、公共事業予
算が大幅に減額することないようお
願いしたい」と要望。
続けて、9 月の関東・東北豪雨災
害について「協会員がいち早く現場
に 駆 け つ け、 被 害 の 拡 大 防 止 や 応
急復旧など、長期にわたり大きな役
割を果たした。今後とも地域の一員
としての役割を積極的に果たしてい
く」と述べ「一昨年改正された品確
高橋水戸市長の音頭で乾杯し、ことし 1 年の飛躍を誓い合いました
法の趣旨に沿って若い優秀な人材の
確保、技術者技能者の育成が図れるよう、適切な
その後、来賓各位がそれぞれ祝辞を披露。来賓
予定価格の設定など発注者側の適切な対応を強
紹介の後には、高橋靖水戸市長の発声で出席者全
く求めたい」と決意を述べました。
員が乾杯し、本年のさらなる飛躍を誓い合いました。
−2−
第 559 号
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 28 年 2 月 15 日
団結強化し地域社会に貢献
額賀 福志郎 衆議院議員
東京オリンピック開催に向けて全
国各地で強靭化対策に万全を期すこ
とで、日本の安全安心をアピールし
なければなりません。そのためには
皆さまの大きな力が必要となります
のでご協力をお願いします。
ご 来 賓 から
祝 辞 を 頂 き まし た
橋本 昌 茨城県知事
石川 昭政 衆議院議員
道路維持管理などについても、来
年度は予算を確保していきたい。建
物更新における財政負担の平準化、
長寿命化などさまざまな課題がある
が、県の発展のために頑張りますので、
なお一層のご尽力をお願いします。
茨城県は災害の少ない地域と言わ
れてきましたが、突発的な災害は防
ぎようがありません。皆さまの協力
を得ながら、しっかりとした整備を
行い、国民の期待に応えていきたい
と考えております。
海野 透 県議会議員
(自由民主党県支部連合会会長代行)
佐藤 信秋 参議院議員
東日本大震災後、皆さまに県政発展
の要を担っていただいた。しかし県内1
級河川の整備率はまだ低く、一刻も早
い整備が求められているので、ご協力
をお願いします。また県北の活性化に
も力を入れて行きたいと思います。
仕事をして利益を出せるようにと
いうのが品確法改正の趣旨です。地
元の建設業が活躍できる環境づくり
を進めていきます。
足立 敏之 氏
小川 一成 県議会議長
(元国土交通省技監)
暖冬はドカ雪があると言われてい
ます。雪の際、頼れるのは建設業の
皆さま。その部分を住民により知っ
てもらうべきです。県議会としては、
国に対して切れ目のない予算の執行
をお願いしていきます。
参
加
者
の
声
賀
詞
交
歓
会
◆地域間格差がある中を、支部員が一
致 団 結 し 乗 り 越 え て い き た い( 県 北 )
◆さらに 飛 躍 する 1 年 にしたい 。 若 い
人 が 入 職したくなるような 魅 力ある
業界に( 鹿行)
◆昨年の関東・東北豪雨による災害を
乗り越 え、さらなる 飛 躍 の 1 年 にし
たい(県西)
皆さまのご支援をいただいて、国
政に参加するチャンスをいただけれ
ばありがたいと考えております。若
者が夢を持てる建設産業に再び戻す
ことなどに全力を尽くしたいと思い
ます。
格
平差
準解
化消
に
期
待
−3−
◆ 本 年は、より発 注 の 平 準 化が 図られ
ることを期 待している( 県 南 )
◆集中復興期間終了に伴い、事業費が
大 幅に 減 少することが 無いようにし
て欲しい(県央)
◆建設業の魅力を広く発 信していきた
い。メディアへの露出を増やすため
の対策を講じたい(未来協)
第 559 号
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 28 年 2 月 15 日
県警本部とレスキュー訓練を実施
被災者救出へ重機で土砂撤去、技術指導も行いました
本会は 1 月 28 日に土浦市大畑地内のストックヤードにおいて、茨城県警察本部と災害
協力協定に基づく合同レスキュー訓練を実施しました。平成 26 年 10 月の水戸支部、平成
27 年 3 月の高萩支部に続き、3 回目の訓練です。
協会員が重機で土砂を撤去しました
車内に残された被災者を機動隊員が救出しました
応援要請時に本会として必要な情報などを伝えました
訓練は土浦市において豪雨による土砂災害が
機動隊員が車両内に取り残された被災者を救出
発生し、救助を求める多数の 110 番通報を受けた
しました。また想定訓練終了後には、協会員が重
と想定。茨城県警機動隊は救出救助活動として、
機操作の技術指導などを行いました。
本会は今後もこのような合同訓練を積極的に
埋没車両・斜面・溝からの救助活動を行いました。
このうち土砂に埋没した車両からの救助で、本
実施していきたいと考えています。
会に応援を要請。会員が重機で土砂を取り除き、
−4−
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 559 号
平成 28 年 2 月 15 日
2月から新労務単価が適用されました
国土交通省は 1 月 20 日、2 月 1 日から適用す
単価の算出手法を大幅に変更した 13 年度以降、
る公共工事設計労務単価を公表しました。茨城県
単価は前年度比で伸びており、下落傾向が表れ始
の全 47 職種の単純平均値は、前回 2015 年 2 月改
めた 1997 年度と比較して約 93% の水準まで戻っ
定単価に比べ 2.6% 上昇。上昇率が最も大きい普
ています。
通作業員は 1 万 8700 円で、8.7% 増となりました。
また「公共事業の執行にさらに万全を期すた
全国 49 職種の平均値は 1 万 7704 円で、前回
め」(石井啓一国土交通大臣)との理由から、補
2015 年 2 月の改定時と比較して単純平均で 4.9%
正予算の成立を受けて 3 年連続の特例措置で 2 月
増となりました。
からの前倒し改定となりました。
茨城県の設計労務単価(主要 12 工種)
特殊作業員
普通作業員
(単位:円)
軽作業員
とび工
鉄筋工
運転手(特殊)
2016年2月以降
20,200
18,700
13,100
23,900
23,500
21,800
2015年2月以降
19,400
17,200
12,600
23,100
22,800
21,000
運転手(一般)
型わく工
大 工
左 官
交通誘導警備員
A
交通誘導警備員
B
2016年2月以降
18,000
23,200
24,200
24,800
12,800
11,600
2015年2月以降
17,300
22,500
23,400
24,000
12,300
11,100
担い手確保の対策学ぶ
建設業活性化フォーラムを開催しました
本会は茨城県と 2 月 1 日に「建設業活
性化フォーラム」を県市町村会館で開催
しました。近年、大きな課題となってい
る「人手不足時代における建設業の担い
手確保」をテーマに、民間企業や国土交
通省の対策、厚生労働省の助成制度など
を紹介しました。
講演では、㈱建設経営サービス提携講
師で暖企画代表を務める関口清氏が「人
手不足時代を生き残るための対応と対策」と題し
引き抜き留意など、実体験を通して得た人材確保
講演。会社一丸となっての人材確保や在籍社員の
の具体策を示しました。
−5−
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 559 号
平成 28 年 2 月 15 日
建設業労働災害防止協会茨城県支部
平成 28 年度開催予定表(上半期)
月
3
4
日
曜 日
29
30
火
水
31
4/1
木
金
4
5
月
火
6
7
水
木
8
9
金
土
11
12
月
火
13
14
水
木
15
金
18
月
火
水
21
22
木
金
25
26
月
火
28
木
○
○
29
5
6
7
金
土
10
11
火
水
12
13
木
金
17
18
火
水
19
20
木
金
月
19
6
月
備 考
鹿島港湾福祉センター
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)31 日、4/1 日のいずれか
建荷協研修センター
鹿島港湾福祉センター
小型移動式クレーンの運転
玉掛け
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)8 日、9 日のいずれか
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)13 日、14 日のいずれか
古河市商工会三和事務所
○
建荷協研修センター
高所作業車の運転
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)21 日、22 日のいずれか
職長・安全衛生責任者
鹿島港湾福祉センター
自由研削用といしの取替え等の業務
建荷協研修センター
小型車両系建設機械
ひたちなか商工会議所会館
○(学科)
建荷協研修センター
○(実技)
職長・安全衛生責任者
建荷協研修センター
建設業協会筑西支部会館
玉掛け
茨城県トラック協会県西地区
研修館駐車場
刈払機取扱作業者
木
23
足場作業主任者
(整地・運搬・積込み用及び掘削用)
金
16
玉掛け
振動工具取扱い作業従事者
20
水
会 場
刈払機取扱作業者
19
27
講 習 名
(学科)
(実技)12 日、13 日のいずれか
建設業協会高萩支部会館
小型移動式クレーンの運転
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)19 日、20 日のいずれか
足場の組立て等の業務に係る特別教育
建荷協研修センター
刈払機取扱作業者
ひたちなか商工会議所会館
24
25
火
水
足場作業主任者
市民ホールつくばね(つくば市商工会) ○
26
27
木
金
職長・安全衛生責任者
牛久市商工会館
○
31
6/1
火
水
古河市商工会三和事務所
○(学科)
2
3
木
金
古河市商工会三和事務所
○(実技)2 日、3 日のいずれか
7
8
火
水
9
10
木
金
13
14
月
火
15
水
16
17
木
金
21
22
火
水
23
24
木
金
27
28
月
火
29
水
玉掛け
高所作業車の運転
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)9 日、10 日のいずれか
地山の掘削及び土止め支保工作業主任者
建荷協研修センター
足場作業主任者
建設業協会高萩支部会館
玉掛け
○
つくば市商工会
○(学科)
つくば市商工会
○(実技)23 日、24 日のいずれか
足場作業主任者
建荷協研修センター
斜面点検者安全教育
建荷協研修センター 2 階
29
30
水
木
職長・安全衛生責任者
建荷協研修センター
30
7/1
木
金
足場作業主任者
鹿島ハイツスポーツプラザ
−6−
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 559 号
月
7
日
曜 日
4
月
5
火
6
火
水
8
木
金
12
13
火
水
14
15
木
金
月
○
高所作業車の運転
小型移動式クレーンの運転
刈払機取扱作業者
備 考
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)
鹿島港湾福祉センター
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)7 日、8 日のいずれか
石下建設会館
(学科)
石下建設会館
(実技)14 日、15 日のいずれか
建荷協研修センター
19
20
火
水
21
22
木
金
25
26
月
火
足場作業主任者
酸素欠乏・硫化水素危険作業
建荷協研修センター
28
29
木
金
石綿作業主任者
建荷協研修センター
1
2
月
火
建築鉄骨作業主任者
建荷協研修センター
丸のこ等取扱い作業従事者
建荷協研修センター
金
足場作業主任者
ひたちなか商工会議所会館
○
職長・安全衛生責任者
古河市商工会三和事務所
○
型枠作業主任者
建荷協研修センター
水
3
水
4
9
小型車両系建設機械
5
27
8
会 場
(整地・運搬・積込み用及び掘削用)
7
18
○
講 習 名
平成 28 年 2 月 15 日
5
木
8
9
月
火
10
○
水
○
11
木
玉掛け
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)21 日、22 日のいずれか
建設業協会筑西支部会館
12
金
安全衛生推進者(初任時)
建荷協研修センター
17
水
現場管理者統括管理
建荷協研修センター 2 階
木造作業主任者
建荷協研修センター
18
19
木
金
23
24
火
水
25
26
木
金
29
30
月
火
31
9/1
水
木
ローラー系機械(締固め用)の運転
建荷協研修センター
1
2
木
金
足場作業主任者
建荷協研修センター
5
6
月
火
7
8
水
木
9
金
自由研削用といしの取替え等の業務
14
火
水
16
木
金
20
21
火
水
低圧電気取扱業務
26
27
月
火
地山の掘削及び土止め
木
金
(実技)25 日、26 日のいずれか
○
(9/1 実技)
ひたちなか商工会議所会館
○(学科)
建荷協研修センター
○(実技)7 日、8 日のいずれか
石下建設会館
小型移動式クレーンの運転
つくば市商工会
○(学科)
石下建設会館駐車場
○(実技)15 日、16 日のいずれか
ひたちなか商工会議所会館
○
建荷協研修センター
支保工作業主任者
水
30
ひたちなか商工会議所会館
玉掛け
13
29
石下建設会館駐車場(24 日)
職長・安全衛生責任者
15
28
建設業協会筑西支部会館(23 日) (学科)
高所作業車の運転
職長・安全衛生責任者
建荷協研修センター
注 : 実技を伴う技能講習の実技講習日は、申込先着順に指定します。
参
月
日
6
17
9
29
10 12
曜 日
金
30
木
水
金
考
項 目
会 場
建設業「死亡災害ゼロ」推進大会
茨城県建設技術研修センター
全国建設業労働災害防止大会
名古屋国際会議場
茨城県産業安全衛生大会
ホテルレイクビュー水戸
−7−
備 考
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 559 号
筑西支部
活動報告
労働災害防止
説明会を開催
平成 28 年 2 月 15 日
キャップ103万個をNPOへ贈呈
………………………………………
1200人分のワクチン代に
筑西支部(柴勝支部長)は 1 月 21 日に、県筑
本会では、茨城県建設産業団体連合会などが中
西土木事務所(富田広美所長)と合同で、筑西
心となり社会貢献活動の一環として集めたペットボ
管内の現場代理人などを対象とした労働災害防
トルキャップ約 103 万個が、NPO 法人キャップの
止対策説明会を筑西市の筑西合同庁舎で開催。約
貯金箱推進ネットワーク(さいたま市、池永和義理
100 人が参加し、筑西労働基準監督署の飯塚則裕
事長)に贈呈しました。キャップは売却され、世界
安全衛生課長と共栄機器㈱の大宮勝利代表取締
の子どもたち約 1200 人分のワクチン代となります。
役が講演しました。
会員の皆さまはじめ関係者各位に、キャップ回
収へのご協力についてお礼申し上げます。
またキャップは、
昨年 11 月 8 日に開催された「建
設フェスタ 2015」で、
子どもたちによる
アートとしても使用
されました。
本 会 で は 今 後も、
鬼怒川緊急対策への
県内企業活用を要望
地域に貢献する建設
茨城県が
下館河川へ
業の団体として貢献
活動に積極的に取り
組んでまいります。
キャップを搬送
茨城県土木部は 1 月 26 日、国土交通省下館河
川事務所に対し、鬼怒川緊急対策プロジェクト
会員の動向
の実施にあたり県内企業の受注機会を確保する
よう要望しました。渡辺学県土木部長が経済・雇
用対策や地元企業育成の観点から「県内建設・コ
ンサルタント企業へ
優先的な発注をお願
〈代表者変更〉
▽ 水戸支部
ナ カ ヤ 建 設 ㈱ 中村 潤 → 中村 幸生
▽ 鉾田支部
㈱光建 根本 勝美 → 堀江 光
いしたい」と求めた
のに対し、伊藤芳則
ちょっと一言
下館河川事務所長は
「これから例年よりも
NHK 朝ドラ見てますか? 女性の活躍がテー
相当多い案件を発注
マのようです。その中で「ファーストペンギン」
していくことになる。
が話題となっています。そもそも群れで行動す
できるだけ地元の優
るペンギンの中で、餌の魚を獲るために、一
秀な企業に受注して
いただくよう考えて
いく」と応じました。
番に海に飛び 込む勇気あるペンギンのことだ
渡辺県土木部長(右)が
伊藤下館河川事務所長へ
要望書を手渡しました
そうです。我々建設業界にもファーストペンギ
ンが求められているのでは? (K・T)
−8−