1.5 ３年生での「私たちのくらしとエネルギー」（総合的な学習の時間）【テーマ】地球と友達になろう！【実施に至るまでの経緯】３年生の総合的な学習の時間として、年間 20 時間（各期 8,4,8 時間）での学習計画を立てており、５月末の時点で、4 時間程度実施済みである。本研究会の打ち合わせを６月５日に実施し、その後、メールでの情報交換を行い、学習プリントの４回の修正後、下記の日程で出前授業を実施した。【ねらい】身近な電気が地球温暖化と繋がっていることを実感する。【実施日】①6 月 17 日 14:05～15:40 ②9 月 12 日 14:05～15:40 【実施者】藤本登准教授【準備品】①ノート型 PC、②プロジェクター、③スクリーン、④レーザーポインタ、 ⑤手回し発電機、⑥足こぎ発電機、⑦火力発電実験模型、⑧二酸化炭素、 ⑨ビニール袋（50L）、⑩ワットアワーメータ、⑪オゾン水処理機時数 4 10 分 30 分 (10 分休憩) 10 分 20 分 15 3 1 10 児童の活動・取組準備指導観：手だて（○）と評価（◇）地球温暖化と、電気の無駄遣いにつ【既に実施済み】いて知っていることを発表し、知らなかったことや疑問に思ったことについて、調べ学習をする。提示された写真について、説明する。 ①、②、衛星から見た夜の地球（世界・日本）の写真 ③、④ から、私たちの生活が電気で支えられている地球と友達になろう！ことに気付かせる。手回し発電機による小電力発電体験 ①、②、電気の作り方を、体験型教材を使って学習さ ③、④、せる。この時、電気作りの大変さを感じ取ら・乾電池による豆電球の点灯せる。・手回し発電機による豆電球の点灯 ⑤、⑥ ・豆電球の接続等ができない子どもへの補助。・手回し発電機の観察と発表・多くの子どもに体験するための声かけ。・乾電池による手回し発電機の駆動・モーターと発電機が同じものと伝える。・2 台の手回し発電機を接続し、１台のハンドルを回した時の他方の動きの観察と発表・複数台の手回し発電機を接続したらどうなるかの実験と発表足こぎ発電機による大電力発電体験・足こぎ発電機による電球の点灯実・子どもの体力に応じた電球の数の変更。験と発表（電球の点灯と扇風機の・扇風機の動きで、それを動かすことが如何駆動）に大変かを実感させる。コンセントの電気はどこから？ ①、②、火力発電模型を使って、人間が苦労しなくて・火力発電模型による電球点灯実験 ③、④、も、沢山の電気を作る方法を示し、ものを燃・ガスが燃えると何か問題がないか ⑦ やすことで問題がないか考えさせる。発表する。・日本の電気の半分以上（ 6 割）が火力発電・二酸化炭素（100%）を吸う。 ①、②、ものが燃えると二酸化炭素が排出されること・今、二酸化炭素が増えていること ③、④、を伝え、その二酸化炭素（ 100%）を吸うことを学ぶ ⑧、⑨ で、二酸化炭素が身近のものであることを気・呼吸や生活で排出する１日の二酸付かせる。化炭素排出量当てクイズをする。地球温暖化の仕組みを伝え、温暖化が異常気・地球温暖化が私たちの暮らしに与象を招くこと、そして未来の生活（衣食住）える影響を写真・説明から学ぶ。に大きな影響を与えることを伝える。 Q＆ A、体験コーナー ⑥など質疑応答の後、足こぎ発電等の体験をさせる。自分たちでできることを考えるごみの分別、電気や水の節約、給食 ①、②、児童の質問について、大園小学校の電気や水の食べ残しについて質問する。 ③、④、の年間使用量を示すことで、何時、どこで無 ⑪ 駄遣いをしているか考えさせる。自分たちの無駄遣いを見つけ、省エ ⑩ ネ実践をし、その体験を発表する図． 3 年生の授業で用いた学習プリント（ 6 月 17 日使用）校舎プール水 80 0 70 0 60 0 50 0 １ヶ月の平均２０世帯分プール１杯分 PB２２.３万本 40 0 30 0 20 0 10 0 0 4 ４月に使った量？ 5 6 7 8 9 10 平成 19 年度 11 12 1 2 3 少ない電気１ヶ月の平均２７世帯分約５０教室分 12000 多い使った電気（ｋｗｈ）使った水の量（ m3） 1,00 0 90 0 多い 10000 8000 6000 4000 2000 0 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 少ない平成19年度（ a）水の使用量（ b）電気の使用量図．大園小学校の年間電気・水道使用量の推移（ 9 月 12 日使用）（ a）手洗い省エネクイズ（ b）オゾン水処理実験厨房排水の臭い体験図．実践風景（ 9 月 12 日分）