2013 年 http://ww5.tiki.ne.jp/~kawa-shoni/ 夏の肌のトラブル手足口病について手足口病は夏に流行する夏かぜの一つです。主にコクサッキーA16あるいはエンテロ71というウイルスの感染で起こります。一昨年はコクサッキーA6ウイルスというのが流行りました。手のひら、足の裏、口の中に水ぶくれができます。膝やお尻にも出ることがあります。手足は痛くありませんが、口の中が痛くなることがあります。コクサッキーA16はあまり熱がでませんが、エンテロ71やコクサッキーＡ6は高熱が続くこともあります。エンテロ71では髄膜炎や脳炎をまれに起こすこともあり注意が必要です。今年のウイルスはまだわかっていませんが、コクサッキーＡ 16やエンテロ71と違うように思います。いつもの手足口病の場所以外、腕や下肢、口の周りにも発疹が出ることがあり、熱が出てしばらくしてから発疹が出てくることが多いです。とびひのようになる子もいます。典型的な手足口病とは少し違います。のどから2～3週、便からは4～5週間ウイルスが排出されますのでうつる期間は長いです。つばや便からうつり、発疹からうつるわけではありません。なので、発疹が出ている間だけ休ませても意味がありません。発熱がなく、のども痛くなく、元気があれば登校・登園してかまいません。特効薬はなく、ウイルスですので抗生剤は効きません。安静と水分補給で様子を見ます。のどが痛いときは、辛いもの、すっぱいもの、熱いものなどを避けて、柔らかい食べもの（プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷たいポタージュスープなど）をあげるといいでしょう。伝染力は強く、潜伏期は2～7日ぐらいです。うつらなくなるには１か月ぐらいかかります。・・・・・感染症情報（７月１日現在）・・・・・ ★全体的にかぜは少ないのですが、手足口病以外、アデノウイルス感染症もちらほら見られます。アデノウイルスは咽頭結膜熱（プール熱とも呼ばれます）、流行性角結膜炎などを起こすウイルスです。休診のおしらせ 7月27日（土） / 【日焼け】子どもは大人よりも肌が薄く外部刺激に対するバリアー機能が弱いため、紫外線が肌内部まで浸透しやすく、メラニン色素が少ないため大人より日焼けダメージを受けやすいといわれています。散歩などは10～14 時の時間帯を避ける、長袖・長ズボン・帽子の着用、直射日光が肌に当たらないようになるべく日陰を歩く、日焼け止め（0才代はＳＰＦ10～20、1才代はＳＰＦ20～ 30）の使用、使用後は入浴時にしっかり落とすようにしましょう。【汗疹】汗をかいたままの状態になると皮膚の表面に汚れ等がつき、汗腺をふさぐと汗がスムーズに出なくなり、炎症を起こします。痒みがあり、掻きむしると傷口から細菌が入り「とびひ（伝染性膿痂疹）」や「あせものより（汗腺膿瘍）」を起こすこともあります。エアコンや扇風機を上手に使用し、汗をかいた時はシャワーで洗い流すなど肌を清潔に保つようにしましょう。特に車でのお出かけ時はチャイルドシートに密着するので、短時間に汗疹ができることがあります。【虫刺され】虫が多く発生する夕方の外出を控えたり、茂み、川べり等に行くことは避けましょう。長袖・長ズボンの着用、虫除け剤（ディートと呼ばれる殺虫成分の低いもの）の適正な使用、刺されたら早めにステロイドの軟膏を塗ることで悪化を防げます。（四葉のｸﾛｰﾊﾞｰ）へんなかお作･絵：大森裕子ページいっぱいに広がる動物たちのおもしろい変な顔。「次はどんな顔かな？」とワクワクです。急いでページをめくりたくなります。最後はミラーシートになっていて自分の顔が映ります。変な顔をして楽しみましょう。（バンビちゃん）