新 入 生 歓 迎 号

ま
せ
ん
。
た
め
に
も
、
時
計
を
新
調
し
て
み
る
の
も
い
い
か
も
知
れ
し
た
一
年
を
過
ご
す
た
め
、
ま
た
時
間
を
ム
ダ
に
し
な
い
ま
す
。
春
は
新
し
い
出
会
い
や
ス
タ
ー
ト
の
季
節
。
充
実
前
に
、
携
帯
用
時
計
の
主
役
は
腕
時
計
へ
と
移
っ
て
い
き
し
か
し
、
日
本
の
レ
ベ
ル
が
世
界
の
技
術
水
準
に
追
い
つ
く
で
は
明
治
29
年
、
精
工
舎
が
初
め
て
懐
中
時
計
を
発
表
。
て
20
世
紀
初
頭
、
黄
金
時
代
を
迎
え
た
の
で
す
。
日
本
っ
た
つ
く
り
は
、
職
人
の
技
術
の
粋
を
集
め
た
逸
品
と
し
イ
ド
に
よ
る
精
巧
な
カ
ラ
ク
リ
や
金
無
垢
、
エ
ナ
メ
ル
と
い
み
と
し
て
、
そ
の
歴
史
を
歩
ん
で
き
ま
し
た
。
オ
ー
ダ
ー
メ
時
計
は
貴
族
や
富
豪
の
ス
テ
イ
タ
ス
と
し
て
、
紳
士
の
嗜
時
を
刻
み
、
時
を
告
げ
る
道
具
、
時
計
。
な
か
で
も
懐
中
シ
リ
ー
ズ
﹁
道
具
﹂
●
懐
中
時
計
まど
学校法人工学院大学学園広報誌
http://www.kogakuin.ac.jp/
●
新
入
生
歓
迎
号
VOL
134
2003.4.20
2003年 工学院大学 第1部・第2部 入学式
理
事
長
大
橋
秀
雄
新しい人生の第一歩
ご入
ざ学
いお
まめ
すで
。と
う
学園将来計画
本学園
(学校法人工学院大学)
が設置し
また本年は、21世紀の第3年目の年とな
ている大学院、大学、附属中学校・高等学
ります。本学園では長期間にわたり
「学園
校、
専門学校に4月から入学されました学生、
将来計画」
を策定して、21世紀において存
生徒の皆様、入学おめでとうございます。
在意義がある学園であるためには、どのよ
本学園の全教職員を代表して歓迎の祝辞
うな姿であるべきかを追求し続けて今日に
を述べさせていただきます。新入生の皆様
充実した学生生活が
技術者としての基礎をつくる
科学技術が社会を変える
学べる幸せを認識してほしいのです。現在、
(テーブル)
の中から探し出すことによって得ら
科学技術は人類を幸せにするものだという共
れるようになります。これを、テーブルルックア
至りました。同計画に基づいて開始された
通の理解がありますが、かつて新しい技術開
ップと言います。子供は、無意識のうちに、カ
方は、それぞれに大志を抱き、大学院にお
新校舎の建設は、新宿と八王子との両校
発を控えるべきだという時代がありました。す
ウンティングからテーブルルックアップへ移りま
いては修士・博士の学位、大学においては
地において進行され、新宿校地の再開発
でに職業として科学技術に接している方はご
す。基本的な原理は、カウンティングですが、日
学士の学位、附属中学校・高等学校にお
による高層棟新校舎は1995年
(平成7年)
存じかも知れませんが、科学技術によって世
常、私たちは、カウンティングではなく、テーブ
いては更なる上位校を目指しての勉学、専
に全工事が完了、都心型大学として既に8
の中に流れ出る負の部分が大きく取り上げら
ルルックアップを行います。学問を身につける
れ、そのような風潮が広まったのです。しかし、
ということは、これと同じです。力学を例にと
科学技術の害悪は、新しい科学技術で解決す
ってみると、その法則を暗記すれば力学が身
ることができると分かり、また不用意に新技術
につく、というわけではありません。繰り返し
年間も新しい教育、研究に活用されていま
して、新しい人生の第一歩を踏み出された
す。八王子校地におきましても、毎年、新し
ことと思います。入学される各学校におい
い教室棟、研究棟が次々と建設され在校
を適用することを控えようという意識も芽生え
勉強することで、自分なりの考え方のテーブル
皆さんは今日から工学院大学というコミュニ
て目標が達成され、有意義な学生生活、
生の勉学に活用されています。更に教育・
てきました。技術査定という言葉がクローズア
が頭の中にできていきます。これこそが、学問
ティの一員になります。また工学院大学の中に
研究の活動の改新につきましても、本学園
ップされ、人類は環境保護のため行動規範を
を身につけるということ。
は、同じ目標を持った小さなコミュニティがたく
全体を通じて常に努力を続けています。
変えました。私たちは、科学技術を有効に利
皆さん、大学で新しいテーブルをどんどん作
用できる社会に向けて歩きだしました。人は科
っていってください。テーブルが出来上がって
文化活動などを通じて一生付き合っていける
学技術を通して賢くなったのです。マルクスは
初めて基礎力が身についたと言えるのです。
ような友人を作って下さい。二部の学生の中
「哲学が社会を変える」
と、ケインズは「理念が
そして、テーブルを作ることで学問の面白さが
には、会社というコミュニティに属している方も
分かってくると思います。
いますが、大学ではまた違った人間関係を作
学校生活になりますようお祈りいたします。
充実した学園生活を
東京の築地にありましたが、1928年
(昭和3
成果をあげると同時に、多くの友人達、お
社会を変える」時代。それだけに技術者にかか
ってほしい。ロシアの古いことわざに「山と山
年)
に現在の新宿校地に移転、1963年
(昭
よび教職員の方々との間で友情を育み、
る責任は重く、また期待も大きいのです。
は会うことはできないが、人と人は会うことが
和38年)
には八王子市にも校地を求めて八
楽しい、実りある学園生活を過ごされます
王子校舎を建設して以来、新宿・八王子の
よう期待しています。
社会を変える」
と言いました。現代は「技術が
できる」
というものがあります。地球の歴史や自
技術者としての資質
然の大きさにくらべたら、人間の一生なんてほ
皆さんには大学で基礎力をつけていただき
んの一瞬ですが、人間はその間に出会いお互
たい。技術者は理論と応用を身につけて初め
い高めあうことができます。人間のつながりの
て基礎力がついたといえます。そのためにも、
大切さを認識して大学生活を満喫して下さい。
学習の段階において2つのプロセスがあること
生徒一人ひとりが成長しながら、工学院大学
工した大学の新体育館が
「創立115周年体
を覚えておいて下さい。子供の足し算を例に
というコミュニティの立派な構成メンバーとして
育館」
と名付けられたのもそのためです。
とると、最初は、指を折って数えます。これを
カウンティング操作と言います。カウンティングを
大薮 由夫
保健体育科 主任
(共通課程教授)
さんあります。ロボコンや各種スポーツ活動、
新入生の皆様が本学園において勉学の
っています。一昨年、八王子キャンパスに竣
庭野 吉弘
人との出会いを大切にしてほしい
創立は1887年
(明治20年)
、最初の校舎は
す。現在、本学園は創立116周年の年に入
外国語科 主任
(共通課程教授)
▲三浦 宏文 学長
門学校においては、専門士の称号を目指
二つのキャンパスをもって現在に及んでいま
木村 雄二
三浦 宏文
繰り返しているうちに、1桁の足し算の答えは
全て表のように暗記されてしまい、答えは、表
本学園は長い歴史のある学園であります。
副学長
マテリアル科学科教授
学長
新入生の皆さんには今、自由に科学技術を
116年の歴史あるキャンパス
大
学
教
員
役
職
者
紹
介
新入生へのメッセージ
吉田 倬郎
学長補佐
教務部長
建築学科教授
藏原 清人
教職課程・学芸員課程主任
第2部 主任
(共通課程教授)
水野 明哲
学長補佐
総合研究所所長
大学院運営委員長
機械工学科教授
機
械
系
学
科
横山 修一
学長補佐
アドミッションセンター所長
就職支援センター所長
電気工学科教授
小久保 邦雄
機械工学科
主任教授
中山 勝廣
共
通
課
程
学生部長
共通課程教授
丹羽 直毅
機械システム工学科
主任教授
佐藤 光史
共通課程
主任教授
一般教育部 主任
古屋 興二
国際基礎工学科
主任教授
山本 重彦
機械システムデザイン学科
第2部主任
(国際基礎工学科教授)
化
学
系
学
科
中村 納
電気電子情報工学科
第2部主任
(情報工学科教授)
平野 盛雄
応用化学科
主任教授
化学応用デザイン学科
第2部主任
建
築
系
学
科
活躍されることを期待しています。
▲入学式
(写真は4月1日・第1部入学式の様子)
長本 英俊
環境化学工学科
主任教授
宇田川 光弘
建築学科
主任教授
橋本 和彦
マテリアル科学科
主任教授
安原 治機
建築都市デザイン学科
主任教授
電
気
系
学
科
東 正則
建築学科
第2部主任
(建築学科教授)
曽根 悟
電気工学科
主任教授
所
属
長
淺谷 耕一
電子工学科
主任教授
加藤 潔
情報科学研究教育センター
所長
(共通課程教授)
椎塚 久雄
情報工学科
主任教授
初田 亨
図書館長
(建築学科教授)
1
2
Mado vol.134
Mado vol.134
2003年 工学院大学附属中学校・工学院大学附属高等学校 入学式
2030年代の社会を担う
皆さんの入学を歓迎して
新入生へのメッセージ
附属中学校・高等学校長
城戸 一夫
2003年 工学院大学専門学校 第1部・第2部 入学式
新入生へのメッセージ
歴史と伝統のある本校で、
自信と誇りをもって学んで下さい
4月は出会いの季節
専門学校校長
技術者として羽ばたくために
である
「CCNA
(シスコ技術者認定)
」の取得を目
指したカリキュラムを用意しました。
新入生の皆さん、入学おめでとうございま
内山 太
工業技術は成功や失敗を積み重ねて、人類
す。また本校への入学に際し、これまでお子
機械・設計に関しては、三次元CADソフト、パ
が育んできた尊い技術です。学校ではこれら
様をバックアップされてこられた保護者の
ラメトリック・テクノロジー社のPro/ENGINEERを
の基礎を学びます。知識、知恵、想像力を活
方々にも、心より歓迎の意を表します。
採用。このソフトは、ボーイング社のジャンボジェ
かし、技術者として大成するために基本技術は
入学生の皆さんには新たな出会い、たくさん
ット機の設計技術にも使用されています。建
身体に覚え込ませて下さい。若いときに習得
の出会いが待っています。桜吹雪が祝福する
築・インテリアデザイン系教育は、建物に関する
した技術は生涯の糧になります。専門学校の
なか、本校で巡り会った人と人との出会いを
設計構造をはじめ人の住む生活環境の空間に
学習期間は2年間と非常に短い。附帯教育の
大切に、生涯にわたる友人を見つけて下さい。
対する柔軟な発想力と豊かな創造性を持った
二部学生は1年しかありません。講義に出席す
学校とは、何よりも
「学び」の場です。
「学び」
1・2級建築士とインテリアデザイナー育成を目指
る・課題を提出する・単位を取るという学生の
します。建築設計には三次元Auto CAD Map
義務と責任を全うし、よりよい技術者となって
2000、Adobe Illustrator等が揃っておりますので
下さい。工業技術は毎日が勉強。常に趣味と
楽しく技術習得ができます。
教養を養い、友人たちと楽しく学んでいただき
とは机の上で教科書を広げたり、ノートをとる
▲内山 太 校長
事だけではありません。友人との関わり、学
校内外でのさまざまな経験などの全てが、
「学
新宿という好立地で学ぶ意味
び」の機会となります。充実した3年間あるい
は6年間を過ごして下さい。
ゲーム脳の危険性
インターネット・デザインはネットワークを利用
本校は明治20年(1887)
、日本の近代化を担
した効果的な情報発信の出来る知識・技能・
う中堅技術者を育成することを目的に設立され
感性を備えたソフトウェアー技術者を養成致し
育てていただいたご両親に感謝し、前向きな
ました。日本で初めて工業技術を教える学校と
ます。
姿勢で学習に取り組んで下さい。
して、116年の歴史を誇り、約51500人の卒業生
電気技術者を目指す皆さんには、仕事に直
を輩出しています。私も昭和36年、工学院大学
結する資格として、第二種電気工事士などが卒
の夜間部・電気工学科を卒業しております。当
業と同時に取得できます。各学科とも卒業と同
現在、さまざまなゲーム機やソフトが溢れて
時の本校の周りは、淀橋浄水場だけで何もな
時に職場で活躍できるようにハイレベルな講義
近年、
“キレる”
とか“むかつく”
とかいう言葉
います。多くのご家庭に普及しているパソコ
いような場所でした。しかし、今日では政治・
内容になっています。
が子どもたちの間で頻発していますが、これに
ンでもゲームができます。ある調査では小学
経済・文化・教育の中心地と言ってもよいでし
象徴されるように、子どもの自己抑制力やコミ
校男子の約40%、中学校男子の約30%が毎日
ょう。本校の周りには一流建築家たちが表現し
ュニケーション能力の欠如、理不尽な暴力行為
のようにゲームに没頭しているというデータを
た多彩なデザインの超高層ビルが立ち並び、
の増加などが、社会問題となっています。
示しています(女子は小中とも男子の約4分の
都庁、中央公園、大学病院、交通機関など
1)
。
数々の都市施設があります。日々、好奇心を刺
さて、皆さんは希望をもって本校に入学さ
▲入学式
(写真は4月8日・入学式の様子)
れたと思いますが、これからの「学び」を大切
当然のことながら著しく低下します。
にしていくうえで、是非考えてほしいことがあ
ります。
これらの症候がTVゲームの影響ではない
技術者には心の豊かさと真心が必要です。
激するめぐまれた学習環境は世界でも数える
かと言われてきましたが、この関係性を日本大
学の森昭雄先生が脳波の研究を通して、昨年、
たいと思います。
「学び」
ということ
ほどしかありません。皆さん、新宿という展示
場を良く観察して自らのデータにして下さい。
はじめて科学的に解明されました。人間の感
重ねて、学校とは「学び」の場です。それで
情をつかさどる前頭前野という脳の領域があ
は皆さんは何のために学ぶのでしょうか。皆
ります。毎日のようにゲームに熱中している子
さんが社会の中堅となる2030年頃には、未曾
どもの前頭前野を測ると、本来なら離れてい
有の国際化社会・情報化社会が到来しており、
り豊かなものとなるよう、学園は全力をあげて
るはずのα波とβ波がほとんど重なり、痴呆
自らの手で解決しなければならない多くの課
皆さんをサポートしていきます。
者と変わらないほどの前頭前野の機能低下が
題に直面します。今とこれからの「学び」
とそ
技術教育の変革をして参りました。近年、情報
明らかにされました。森教授はこのような機
の成果は、まさにこれらの課題を背負い、解
技術の著しい進歩にともない、企業の産業形
能低下を示す症状をゲーム脳と呼んでいま
決していく日のための栄養物として蓄積してい
態が大きく変化しております。地球規模で生産
す。ゲーム脳となった子どもの学習能力は、
くためのものです。この皆さんの「学び」がよ
活動が行われるようになり、世界で利用される
▲城戸 一夫 校長
即戦力としての教育環境
工業技術というものは常に進歩しておりま
す。社会の変化に合わせて、本校でも何度か
技術がグローバルスタンダードとして認められ、
▲入学式
(写真は4月10日・第1部入学式の様子)
国家資格だけでは通用しない世の中になりつ
つあるのです。そこで本校では、世界で活躍で
きる技術者を育成するため、平成14年度から
学科編成を一新し、設備の充実を図りました。
ネットワーク分野においては、世界水準の技
竹花 有也
高等学校教頭
橋本 勉
中学校教頭
伊藤 康之
中学・高等学校
教務主任
高橋 憲治
中学・高等学校
生徒指導主任
福田 英徳
中学・高等学校
進路指導主任
豊田 純一
中学・高等学校
研究主任
術を取り入れるためシスコシステムズ社の認定
教育プログラム、シスコ・ネットワークアカデミーを
中場 十三郎
副校長
住野 和男
校務主事
阿部 洵
教務主事
佐藤 敏勝
生徒主事
導入。ネットワーク技術者として世界標準資格
3
4
Mado vol.134
Mado vol.134
2003年 工学院大学大学院 入学式
新入生へのメッセージ
優れた研究者として
羽ばたくために
研究者として次のステップへ
工学院大学大学院に入学された皆さんにとっ
学長
また研究発表の際には、外部の批判に耳を傾け
テーマを選ぶ際には、人がやっていないことを捜し
たり、自らの研究の内容を理解してもらう必要があ
て下さい。
て、本日は研究者として新しい課程に進む記念す
ります。そのためにもプレゼンテーション能力やディ
べき第一歩です。まず皆さんに認識していただき
スカッション能力を訓練して下さい。本学では海外
たいことは、学部生と大学院生では立場が大きく
でも研究結果を発表できるよう、渡航予算をバッ
1999年にブダペストで行われた国際科学会議を
変わるということ。個人個人が独立した研究者とし
クアップしています。グローバルに活躍するエンジニ
きっかけに、
「science for science
(科学のための科
て、学会でも教員と同等に扱われます。社会で学
アとして、英語によるコミュニケーション能力も、ぜひ
学)
からscience for society
(社会のための科学)
へ」
部生よりも皆さんを高く評価する理由は、研究者と
身につけて下さい。
という考え方が広がりました。単なる興味から科学
しての責任の重さにあると言っても良いでしょう。そ
のためにも研究室というコミュニティで教員や先輩
たち、協力企業の方々とのコミュニケーションや礼
儀作法など社会の通念や常識を学んで下さい。
▲入学式
(4月5日・大学院入学式の様子)
創立115周年を記念して
工学院大学の愛称が
決まりました。
三浦 宏文
これからの科学技術を担う皆さんに
「Tokyo Urban Tech」
=東京都心がステージ、
21世紀の科学技術創成に取り組む決意の表明です。
研究を行うのではなく、社会に役立つ研究こそサ
自分だけの研究テーマを
イエンスだというものです。しかし、遺伝子工学の
日本人にはオリジナリティがないと良く言われま
父と言われるアーサー・コーンバーグは
「必要が発
す。例えば、アメリカ人は
「このテーマの重要性に気
明の母であるということはめったにない、真の発明
工学院大学は明治20年(1887)の創立以来、115年に亘って日
づき、手がけているのは私だけです」
と言って、研
が必要を生む」
と言いました。多くの研究者たちも
本の産業基盤を支える技術者の育成に専心してきました。
究費用を申請します。フランス人は
「このテーマにつ
この傾向に警鐘を鳴らしました。私も研究は、目先
2002年、創立115年を迎えて、東京に所在する「Tokyo」
、都
いて世界中で研究している人の中で、私が一番優
の有効性だけに注目するのではなく10年や20年、
市型大学を目指す「Urban」
、工科系大学の略称「Tech」をコ
秀です」
と主張します。日本人は
「このテーマは世
50年先に実れば良いと思います。皆さんにはぜひ、
ンセプトとして、
「Tokyo Urban Tech」を工学院大学の愛称と
界中で非常に多くの人が研究しています。だから
何もかも忘れて夢中になれる、誰もやらないような
私に研究費を下さい」
と自分の研究の重要性を訴
独創性溢れる研究をしていただきたい。大学院生
えます。しかし多くの人が研究しているから自分もや
活を通し、皆さんが研究者として、技術者として、人
ろうというのではオリジナリティがない。皆さんも研究
間として大きく成長することを期待しています。
新任教職員のご紹介
NEW
COMERS
この4月より新たに学園に勤務していただく
教職員の皆さまをご紹介します。
決めました。
尾高 進
竹内 慎吾
田中 久弥
林 克利
山口 由紀子
篠 裕彦
大学
共通課程
講師
大学
共通課程
講師
大学
情報科学研究教育センター
講師
中学・高等学校
嘱託専任講師
中学・高等学校
嘱託専任講師
大学
機械系学科
嘱託職員
このたび、共通課程で専任として務める
共通課程
(数学)
に着任いたしました。こ
4月より情報科学研究教育センターに着
この4月より中学・高等学校で嘱託専任
4月より中学・高等学校
(英語科)
に嘱託
4月より工学院大学に嘱託職員(技術指導
ことになりました。教育学という分野は、
れまでは学習院大学に勤務しておりまし
任いたしました。私は1995年に本学の電
講師として数学を担当することになりまし
専任講師として参りました。未来を担う若
員)
として着任いたしました。私は昭和32年に
多くの学生のみなさんにとっては普段、あ
た。専門は解析学、おもに非線型偏微
子工学科を卒業しまして、このたび教員
た。ときどき数学なんて必要ない、という
者の育成に前向きに取り組む学園の一
日野自動車株式会社に高等学園生として15
まりなじみがないのではないかと思いま
分方程式に関する研究を行っています。
として母校に戻って参りました。母校の教
ような声を聞きますが、中学や高校で学
員となれたことに誇りを感じております。
歳で入社して以来45年間、自動車製造に従
すが、事実と論理に基づいて考えていけ
工学に現れる微分方程式に触れ、教育
壇に立つことができて大変嬉しく思いま
ぶことに必要ないものなど無いと思いま
教職、会社勤務、ボランティアなどの経験
事しエンジンやトランスミッションの機械加工に
ば、一見混沌とした教育現象の中に一
においてはその有用性を学生に伝えるこ
す。工学院大学の発展のために、また21
す。将来きっと役に立つことばかりだとい
をもとに、また、新たな気持ちで新しい世
携わってきました。振り返れば製造の役目は
定の法則がみえてくる、という点では他の
と、研究においては興味深い数理現象
世紀を担う後輩のために研究・教育に励
うことに気づいてもらい、そして面白みを
界に飛び込んでいこうと思っております。
大学卒の研究者、技術者の思考を具現化し、
諸科学と変わるところはありません。学生
を引き起こすものに出会えることを楽しみ
みたいと思います。専門は生体情報工
感じてもらえるような授業をしていきたい
教科、課外活動を通して、生徒の皆さん
さらに改善を重ねて「安くて高品質な物」
を作
のみなさんといろいろな話ができることを
にしています。なお実家は八王子で自宅
学ですが、情報機器を利用した教育・福
と思います。どうぞ宜しくお願いいたしま
にお互い個を尊重し、違いを認め合うこ
っていくことでした。この度、大学という活動
楽しみにしています。どうぞよろしくお願い
は新宿に近いので、昔から本学とは無縁
祉支援技術にも興味があります。ご指導
す。
との大切さを伝えることができたらと思い
する場を頂き日本の将来を担う学生の皆さん
します。
ではなかったようです。
ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
ます。宜しくお願い致します。
と共に学べることを幸いに思います。
幸村 孝由
武沢 英樹
大友 順一郎
中島 裕輔
坂本 克明
渋谷 準次
臼井 暘二
大学
共通課程
講師
大学
国際基礎工学科
講師
大学
環境化学工学科
講師
大学
建築都市デザイン学科
講師
大学
機械系学科
嘱託職員
大学
機械系学科
嘱託職員
中学・高等学校
嘱託職員
(校長付)
渡辺 勇三
大学
新宿学生課
(学寮管理人)
本年4月より共通課程で物理を担当させ
4月より国際基礎工学科に着任しました。大
この度環境化学工学科へ着任致しまし
この4月より建築都市デザイン学科に着任
4月より機械の技術指導員として、お世
この度機械系学科の技術指導員に着
このたび、上記の職務をもってお世話にな
この度富士吉田セミナー校舎管理人に
ていただくことになりました。これまでは、
学卒業後、自動車の部品メーカに7年ほど
た。環境問題は、事象が多岐に渡りかつ
致しました。専門は都市環境工学ですが、
話になります。企業で物づくりを、40数
任致しました。これまでは生産会社で精
ることとなりました。この職は学校長直属
着任することになりました。数ある私立大
日本学術振興会特別研究員として大阪
勤め、材料開発や生産技術に携わっており
複雑に絡み合った問題を解決しなければ
これまで「環境」
をキーワードに、建築・都市
年仕事に従事してまいりました。この知
密測定機器・半導体製造装置の設計・
の事務を行うということで、主に高校入試
学の中でも歴史と伝統のある工学院大
大学、立教大学においてパルサーやブラ
ました。その後、大学にもどり加工、特に放
なりません。化学は環境問題を解決する
の環境設備設計から資源循環としての建
識と経験を基に、学生さんに解りやす
製造・生産管理の仕事に従事しておりま
に係る事務等を担当することになっていま
学の管理人に採用させて頂き、光栄に
ックホールといったX線を放射する天体
電・レーザなどの特殊加工を中心に研究を
上で重要です。一方で、経済や社会の仕
物のリユース・リサイクルの問題まで、幅広く
く理解出来るように私なりに勉強して、
した。企業は今、新商品開発・性能・価
す。代々、この職に就かれた方々は八王
思うとともに、次の時代を担う有望な学生
の研究を専門としておこなってきました。
続けてきました。よくわからない加工現象の
組みを理解することも要求されます。私は
研究をおこなってきました。今ではどのような
指導してゆきたいと思います。実際には
格・納期・サービスで生き残りを掛けて競
子公立中学校の校長として勤めあげられ、
を預かる立場として、大きな責任を感じて
本学には、
高校で物理を専攻しなかった、
解明も大好きですが、世の中で使える技術
エネルギー・環境の分野で仕事をしてきま
分野でも環境という言葉が切っても切れな
戸惑うこともあると思います。先輩諸先
争していて、勝ち組みになるために鎬を削
御世話になった敬愛すべき先輩達であり
いる次第であります。好奇心旺盛な若者
あるいは苦手としてきたような学生もいる
を念頭に研究を続けてゆきたいと考えてい
したが、環境問題にとって何が重要で役
くなりましたが、イメージだけの環境ではなく、
生方のご指導を頂きながら、頑張って
っています。その中で経験修得した知
ました。私にお話しのあったことを光栄に
から色々なことを学び、また時には厳しく
と思います。そのような学生にとっても、
ます。学生の皆さんに興味をもってもらえる
に立つのかを工学院大学の学生の皆さ
客観的・工学的に環境を定量評価しながら
いきたいと思います。どうぞよろしくお願
識・技術・技能をこれから学ぶ人達のた
存ずる次第です。私も長い教職員生活の
接し、共に成長していけるよう、精一杯努
理解しやすい講義を心掛けていきたいと
テーマを模索しながら、私自身勉強を重ね
んと共に考えていくことを楽しみにしていま
建築設計やまちづくりに生かしていきたいと
いいたします。
めに役立てて行きたいと思っています。
まとめとして、少しでも本校の充実や発展
力していきたいと思います。皆様のご指
思います。よろしくお願いいたします。
ていくつもりです。よろしくお願いいたします。
す。どうぞよろしくお願い致します。
考えています。どうぞ宜しくお願いします。
どうぞよろしくお願い致します。
に寄与することが出来たらと思っています。
導ご鞭撻をよろしくお願いします。
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Mado vol.134
Mado vol.134
Column de KOGAKUIN
大学
http://www.kogakuin.ac.jp
・大学院 http://www.kogakuin.ac.jp/daigakuin/
新学長に三浦宏文教授が就任
「第16回建築環境デザインコンペ」で優秀賞を受賞!
大橋秀雄学長の任期満了に伴う学長選挙は、第1次選挙(2002年12月3,4,5日)
、第2次
第16回建築環境デザインコンペティション
選挙(12月16,17,18日)により行われ、三浦宏文(みうら ひろふみ)機械システム工学科教
−建築と設備のトータルな調和を求めて−
授が新学長に選出されました。
(主催:東京ガス株式会社)
において、本学
新学長の任期は、2003年4月1日から2006年3月31日までです。
受賞
作品
屋上のプールに蓄えられた水が、ろ過装置を通って室内に供給される。ろ過層を通過する
時間がもっとも長い最下層では、水を飲料・食料に利用。ろ過時間が短く純度の低い水
はトイレなどに使用されるシステム。水の自浄能力を有効に活用した、アイデア豊かな作品。
大学院建築学専攻の鈴木崇志君
(修士課
程2年★・望月研究室)
、浅見敢也君
(修士
課程1年★・澤岡研究室)
による作品
(作品
名:ROKA HOUSE)
が優秀賞に輝き、昨
三浦 宏文(みうらひろふみ)
新学長プロフィール
1938年生まれ。1965年東京大学大学院博士課程修了、1965年東京大学講師となる。1966年助教授、
1978年教授、1998年3月に定年退職し、同大学名誉教授となる。1998年4月より本学教授
(機械システム
工学科)
に就任、2001年より総合研究所所長、2002年より機械システム工学科主任教授を歴任。
年12月に表彰されました。応募対象には、
学生だけでなく大手設計事務所や建設会
社で働いている人等も含まれており、実務
に携わっているプロと並んでの受賞は大変
高い評価を与えられるものです。
★受賞時
(昨年12月)
の学年
学生プロジェクト活動中
建築環境デザインコンペティション
1987年から開催し今回で16回目。建築デザインと
設備計画のトータルな調和を求めて、毎回の課題
大学で身につけた知識を活かし、学生自身の人間性をより大きく成長させる様々なコンテストやコンクール。本年度はすでに2つの大会にエ
ントリー済み。特にロボコンへの挑戦は4年目を迎え、活躍が期待されています。本学では自ら考え、行動できる人材を育てるため、積極的に
に基づきデザインやアイデアを競う。そのため、一般
の建築デザインコンペとは異なり、提出図面に建物
の設備計画も合わせて提出することになるのが特
徴。今回の課題は
「環境ミュージアム」
について。地
学生プロジェクトをバックアップしています。
球の有限な資源の有効活用を目的に、省エネやエ
NHK
大学ロボコン
2003
コロジーなどに関わる解決手法と提案を求めたデザ
プ ロ ジ ェ ク ト 風 景
鳥人間
コンテスト
6月8日
(予定)
に開催される
鳥人間サークルは、自作飛
「NHK大学ロボコン2003∼
行機で鳥人間コンテストに挑
ABUアジア・太平洋ロボコン
戦 するプロジェクトとして、
代表選考会∼」の書類審査
2002年2月に発足しました。
▲駆動部の調整
ンテスト選手権大会に出場す
インコンペティションである。応募作品数は215点。
優秀賞
(3点)
は最優秀賞に準ずる賞。
現在、2003年の鳥人間コ
(昨年12月)
を既に通過し、現
在、本番に向けて準備を続
プ ロ ジ ェ ク ト 風 景
▲飛行機製作中
鈴木崇志君・浅見敢也君のコメント
学外コンペを通して、このような結果を残せた事は今後の私たちにとって大きな自信につながると思います。
後輩のみなさんに対しても少しでも良い刺激になれば幸いです。
リムリック大学
(アイルランド)
と
学術協力協定を締結
けています。3月12日に、新宿
るための滑空式飛行機を製
工学院大学(学長:三浦宏文 ★1)
は、アイルランドにあるリムリック
(Limerick)大学(学長:
校舎1階のアトリウムにコース
作 中 で す。計 画 で は 翼 長
Roger G H Downer)
と2003年3月7日に学術協力協定を結びました。本学としては、9校目の協
を組み立て、機体ごとに
(機
15m、長さ10mくらいの滑空
定校にあたります。この協定を契機に、今年の夏からはニューヨーク大学で実施している夏期
体名は、獅子舞、赤ちょーち
式飛行機となります。
語学研修集中講座
(英語)
を新たにリムリック大学でも実施することになりました。
ん、Don2太鼓)機構の調整を
3月31日締切の機体設計図
行いました。4月8日には、ビデ
の提出を済ませ、書類選考
オ審査(NHKのロボコン事務
局がマシンの作製状況を撮
▲ピッチングマシンの調整
会の結果を待っている状態
です。選考会を通過すれば、
影して行う)
を受けました。こ
晴れて挑戦1回目にして夢の
の審査結果により大会への
選手権大会(開催:7月26,27
出場が正式に決定します。ロ
日 於:琵琶湖東岸)出場とな
ボコンへの挑戦は今年で4年
ります。
★1:協定締結時は大橋秀雄学長です。
〈リムリック大学〉
▲飛行機翼部分
アイルランドにある4つの総合大学(アイルランド国立大学、ダブリン大学、ダブリン市立大学、リムリック大学)
の1つで、国
立高等教育専門校を前身とし、1989年に大学に発展した。情報工学、電気電子工学、人文科学、経営学、教育学の諸
分野の専門教育を行っている。現在、2万3000人を超える学生が学部・大学院に在籍している。
リムリック大学ホームページ http://www.ul.ie
夏期語学研修集中講座
異文化体験を通して、コミュニケーション能力・国際感覚を養うことを目的として実施されてい
る語学の集中講座。現在は、夏期休暇中の約3週間を利用して、英語はニューヨーク大学、中国語
は北京航空航天大学で行い、英語・中国語とも2単位が認められている。
目を迎えますが、準備は順調
に進んでおり、昨年以上の活
躍を目指しています。
▲古屋国際基礎工学科教授とKevin Ryan
リムリック大学副学長
▲「学術協力協定」協定書
▲砲台の取付
▲飛行機とメンバー集合
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Mado vol.134
Mado vol.134
Column de KOGAKUIN
専門学校
http://www.spec.kogakuin.ac.jp/
新理事長に大橋秀雄前学長が就任
2003年4月1日から学校法人工学院大学の理事長に大橋秀雄(おおはし ひでお)前学長が
就任しました。
専門学校チームが「エコ・カー・フェスタ2003」に参加
大橋 秀雄(おおはし ひでお)
1931年生まれ。1954年東京大学工学部卒業、石川島重工業株式会社に入社。在籍のまま、2年間旧
西ドイツに留学し、1959年6月に退社。同年7月、東京大学講師となる。1976年教授、1992年3月に定年
退職し、同大学名誉教授となる。1992年4月より本学機械工学科教授。2001年4月より国際基礎工学科
教授。1994年4月より本学学長に就任。2003年3月任期満了に伴い退任。国際基礎工学科教授退職。
日本工学会会長、日本工学教育協会副会長、日本技術者教育認定機構
(JABEE)
副会長。現在に至る。
エコロジーとテクノロジーの未来を考えるうえで重要なイベント
「エコ・カー・フェスタ2003」
。
モノ作りの楽しさを通じて、省エネや環境など各方面で使用されている技術を肌で感じるため、大会に参加してきました。
クリーンエネルギーの可能性
大会は3月22,23日に大阪市此花区舞
この大会は、省エネや地球環境を守る
州イベント広場・スポーツアイランドの特設
上で、現在のレベルを公開すると同時に、
コースで行われました。22日は一般の人
省エネカーを製作しての啓蒙活動に力を
に見せるデモンストレーション走行、そして
入れている大規模なイベントです。専門
23日に試合が行われました。このラジコン
学校「科学クラブ」はその中でも現在、各
カーの燃料電池競技会は今年から始まっ
方面で未来の電源として期待されている
たばかりで、台数が思っていたよりも少な
「燃料電池」に注目して、この大会に出場
▲開会式
し、同時に学生への関心を深める目的で
参加することにしました。
▲大橋 秀雄 新理事長
北郷薫理事長の退任にあたり
北郷薫前理事長は、1949年に本学助教授として奉職されて以来、教授、大学学長、専門学
校校長等の要職を歴任され、1993年度からは理事長としての重責を果たされましたが、3月31日
をもって退任されました。大学創設の困難な時期から、八王子校舎開設、新宿校地の再開発等、
21世紀に存在価値のある学園の基礎作りにも多大な貢献をされています。3月31日
(月)の教職員
く、2台の出場のみでした。しかも、相手
に対する退任の挨拶でも、工学院大学に関わること54年間、激動の時期にはじまり、発展に向
は燃料電池メーカーで作った車でした。
ゼロからのスタート
かった本学園の姿など30分にわたり、思い出深く語ってくれました。最後に佐村順子秘書から、
23日の午前中に競技が行われ、30mのコ
現在、水素は将来の燃料として注目を
専門学校が出場したクラスは燃料電池
ースを3周する単純なものです。本校の車
集めています。その理由は、燃焼しても二
を搭載した、模型自動車のラジコンカーク
はメーカー製の車よりも安定して走行して
酸化炭素は排出されずに水になるからで
ラスでした。小型の燃料電池はまだ市販
いましたが、決勝戦で慌てていたために
す。
「燃料電池」はこの水素から電気を作
品も少なく、探すのに苦労しました。
水素ボンベのノズルの止め方が悪く、最
るもので、二酸化炭素が排出されないク
また、一つのセルでは電圧や電流が足
終コースで水素の供給が止まってしまい
リーンな電源として、特に注目されていま
りないため、セルをつなぎ合わせて希望
ました。そのため完走できず、非常に残
す。しかし、
「燃料電池」は一部実用化さ
の電圧や電流にしなければなりませんで
念な結果に終わってしまいました。
れている程度で、まだ開発段階にあり、燃
した。資料も無く、聞く人もいないために、
料電池自動車も公用車に採用されたばか
試行錯誤での手探り作業が続きました。
新理事長プロフィール
花束の贈呈があり、教職員の盛大な拍手の中を退室されました。長い間、お疲れ様でした。
(広報部)
北郷 薫(ほんごうかおる)
前理事長プロフィール
1922年愛媛県松山市生まれ。1944年東京帝国大学第一工学部機械工学科卒業。1949年東京大学大学院
特別研究生後期修了。1949年本学助教授となる。1962年教授。1966年東京大学教授
(本学非常勤講師)
。
1983年3月に定年退職し、同大学名誉教授となる。1983年4月より本学教授
(1994年3月まで。本学名誉教授)
。
1985年4月より本学学長に就任
(1994年3月まで)
。1989年4月より本学専門学校校長
(1990年10月まで)
。
1993年4月より本学理事長に就任
(2003年3月まで)
。1983年藍綬褒章受章。1999年勲三等旭日中綬章受章。
▲北郷 薫 前理事長
りです。
学 事 予 定〈2003.4∼6〉
大学・大学院
▲大会に出場した
「PEM」号
次回大会に向けて
しかし、メーカー製の車は非常に参考
▲燃料電池を直列・並列に接続
左にあるのが水素ボンベ
になりました。関係業界の人たちとも交流
ができ、次回に向けての車作りの良い参
考になりました。次回の大会に向けて今
▲完成に向けての組み立て作業
年は、改良型で挑戦していくつもりです。
また、学生達にもモノ作りの楽しさや、省
エネルギーの啓蒙など、今後もいろいろな
活動を行っていきたいと思っております。
工学院大学専門学校 科学クラブ 顧問
住野 和男
4 月
1日
(火)学部入学式(1部八王子/2部新宿)
2日
(水)新入生オリエンテーション
(3日まで)
教職課程説明会(新入生対象)
学芸員課程説明会(新入生対象)
3日
(木)新入生歓迎会
(1部5日まで、2部3日のみ)
教職課程説明会
(在学生対象)
学芸員課程説明会(在学生対象)
教育実習説明会、
介護等体験実習説明会
4日
(金)成績発表
(1・2部)
5日
(土)大学院入学式
(1・2部、大学院)
7日
(月)前期授業開始
18日
(金)第1回合同企業セミナー
(学部4年生・修士2年生対象)
5 月
7日
(水)学生総会
(2部)
17日
(土)プレ八王子祭
(18日まで)
20日
(火)第2回合同企業セミナー
(学部4年生・修士2年生対象)
30日
(金)学生総会
(1部)
6 月
9日
(月)大学院入学試験
12日
(木)大学院入学試験合格発表
21日
(土)就職入門講座
(学部2年生対象)
28日
(土)プレ新宿祭
中 学 校
高等学校
4 月
8日
(火)入学式
9日
(水)前学期始業式
10日
(木)1年知能テスト、
全学年エゴグラム検査
11日
(金)1年オリエンテーション合宿(12日まで)
2・3年基礎学力テスト
12日
(土)2・3年通常授業開始
14日
(月)1年基礎学力テスト
16日
(水)合同HR
22日
(火)健康診断
23日
(水)新入生歓迎会
28日
(火)強歩大会
5 月
7日
(水)生徒総会
10日
(土)講演会
14日
(水)合同HR
(避難訓練他)
26日
(月)前学期中間試験
(28日まで)
29日
(木)自宅学習日
30日
(金)3年移動教室
(31日まで・福島ブリティッシュヒルズ)
6 月
7日
(土)自宅学習日
17日
(火)1年移動教室
(荒崎海岸)
2年移動教室
(鎌倉)
19日
(木)全学年標準学力テスト
25日
(水)合同HR
4 月
8日
(火)入学式
9日
(水)前学期始業式
10日
(木)全校オリエンテーション
1年知能テスト・生徒会入会式
2年エゴグラム検査
11日
(金)通常授業開始
12日
(土)2・3年保護者会
2年ホームステイ説明会
16日
(水)合同HR
22日
(火)健康診断
23日
(水)生徒総会
24日
(木)1年基礎学力テスト
(25日まで)
28日
(火)強歩大会
5 月
9日
(金)3年工学院大学説明会
10日
(土)3年学内模擬試験
14日
(水)合同HR
(避難訓練他)
16日
(金)1年学年旅行
(17日まで)
2年ガイダンス
(17日まで)
17日
(土)3年進学ガイダンス
26日
(月)前学期中間試験
(29日まで)
30日
(金)競技大会
(31日まで)
6 月
7日
(土)自宅学習日
12日
(木)2年公開模試
16日
(月)2年修学旅行1班
(20日まで)
17日
(火)2年修学旅行2班
(21日まで)
25日
(水)合同HR
26日
(木)3年就職説明会・小論文模試
28日
(土)保護者会
専門学校
4 月
3日
(木)専任教職員会議
5日
(土)全体教職員会議
7日
(月)教科書販売
(第1部建築科)
8日
(火)教科書販売
(第1部建築科以外、第2部)
10日
(木)入学式、オリエンテーション、
学生証交付
11日
(金)授業開始
25日
(金)学生定期健康診断
5 月
9日
(金)専任教職員会議
24日
(土)学校見学会
6 月
6日
(金)専任教職員会議
9日
(月)第1・2部前期中間試験
(6月14日)
まで
21日
(土)後援会総会
22日
(日)電卓検定試験
24日
(火)進路指導の先生への
学校説明・懇談会
28日
(土)学校見学会
9
10
Mado vol.134
Mado vol.134
Topics & Information
学園各学校で
平成14年度学位授与式・卒業式が行われる
3月20日
(木)
に京王プラザホテルにて学位授与式が挙行され、総勢
大学
大学院
学位授与式の様子
1,587名の学部生・大学院生が式に臨みました。内訳は、学部生
1,347名、大学院生
(修士課程、博士後期課程)
201名、教職特別課
程終了者39名で、
それぞれ学位記、修了書を受け卒業・修了しました。
中学校
高等学校
高等学校は3月1日
(土)
、中学校は3月20日
(木)
に体育館にて卒業式
が挙行されました。高等学校の卒業生数は305名、中学校の卒業生
数は51名で、それぞれ卒業証書を受け卒業しました。
3月19日
(水)
に新宿キャンパス1階アトリウムにて卒業式が挙行され、昼
専門学校
間部163名、夜間部45名、付帯教育20名の総勢228名が卒業証書を
受け卒業しました。
長い間、お疲れさまでした。
2003年3月31日付をもって退職された方々は次のとおりです。
【大学・教員】
【職員】
東山 三樹夫
(情報工学科)
鎌田 英爾
(共通課程)
渡邉 定夫
(建築都市デザイン学科)
飯田 豊穂
(施設部施設課)
中村 匡克
(共通課程)
水野 宏道
(建築都市デザイン学科)
田波 吉男
(学長付)
藤井 浩二
(共通課程)
渡部 吉男
(学長付)
【専門学校・教員】
天野 晋
(機械工学科)
畑 泰子
(図書館 図書館管理課)
小谷野 圭子
(環境化学工学科)
中島 孝明
飯田 勝三
(図書館 図書館管理課)
松山 守也
(電気工学科)
佐野 吉彦
富久田 友男
(学生部八王子学生課)
吉江 治
(電子工学科)
吉永 俊明
堀内 政七
(富士吉田セミナー校舎管理人)
「窓」発行日の一部変更について
1
2
3
4
だけタイムリーなニュースを提供していくために、今号より、右
旧発行日
4月 1日付
7月1日付
10月31日付
1月7日付
記のとおり発行日を一部変更いたしました。ご了承願います。
新発行日
4月20日付
従来通り
11月20日付
従来通り
現行、学園広報誌「窓」
は年間4回発行していますが、できる
ご意見・ご感想を
お待ちしています!
学園広報誌「窓」に関するご意見やご感想を、広報部
までお寄せください。今後の紙面づくりの参考にさせ
ていただきます。もちろん投稿も大歓迎です。
工学院大学広報部
学校法人工学院大学
「窓」定期購読のおすすめ
学園の最新情報を満載した本紙「窓」の定期購読をおすすめいたします。
お申し込みは広報部までどうぞ。購読料は2年間(年4回発行)
で送料とも
1,000円です
(定期購読の方で、住所が変わられた方はご連絡ください)
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なお、学生・生徒の方からは、購読料はいただきません。
学校法人工学院大学 広報部 〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
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◆工学院大学
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◆工学院大学附属中学校
〒192-8622
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