顎顔面口腔育成治療における新しい拡大理論と臨床

顎顔面口腔育成治療における新しい拡大理論と臨床
講師 三谷 寧 先生
略歴
2008 年 RAMPA educational institute 主宰
2012 年 顎顔面口腔育成研究会会長
2013 年 吉祥寺こども診療室開院
(顎顔面口腔育成治療専門医療機関)
2014 年 Seoul Sogang University
Humantropics Institute of Technology(HIT)
専任教授
特 別 講 演
顎顔面口腔育成治療の基本理念は 32 本の歯牙が萌出す
るスペースを確保することである。上顎歯列と歯列弓のデ
ィスクレパンシーの問題は未だに原因の究明には至っては
いないが近年、口呼吸が中顔面の劣成長と関連することが
明らかになり、1976 年、C.Guilleminault が睡眠時無呼吸
症を定義して以来、歯科でも見過ごせない問題となったの
は衆目の一致するところである。
ちょうどこの頃、英国の John Mew はオーソトロピクス
と称する分野を確立、不正咬合は矢状方向で長くなると定
義し、その原因が開口姿勢にあるとした。彼は正しいオー
ラルポスチャーこそが正しい中顔面の成長条件であると説
き、バイオブロック療法を用いて口を閉じさせることで中
顔面を本来の成長方向へと導き、歯牙の萌出スペースをつ
くることに成功した。このことは、とりもなおさず口呼吸
から鼻呼吸への変換を意味し、今後の咽頭の閉塞疾患への
応用が期待されている。
この療法は、上顎を前方誘導することが基本理念である
ため、その拡大理論は通常の側方拡大とはかなり異なり、
上顎前歯部の唇側誘導を如何に効率よく行うかがカギを握
る。しかしながら、日本人、とりわけ東北アジア人種と白
人種の中顔面構造の違いは切歯骨領域で顕著で、口蓋切歯
角の大きな我々とアップライトした白人種では、同じよう
な結果を期待しにくいことがわかってきた。
今回、ここで紹介される拡大理論は、頭蓋を視野に入れ
た新しい拡大理論である。
時代は「呼吸」である。今後、歯科はこの位置づけをし
っかりと認識する必要があるように思われる。
小渕匡清 先生
大阪泉佐野市開業
和歌山県新宮市開業
日
程
2015 年 8 月 9 日(日)
10:00~16:00
会
場
グランキューブ大阪
(大阪国際会議場)
大阪市北区中ノ島 5 丁目 3-51
Tel 06-4803-5555
定
員
120 名
10800 円(消費税込)
受講料
※昼食は含まれませんので
各自でお済ませください。
FAX
申込み
0774-93-0143
必要事項をご記入の上、FAX
にてお申込み後、指定口座に受
講料をご入金ください。
FAX・お振込の確認後の受付と
させていただきます。
京都銀行
精華町支店 3965156
㈱アークジャパン
振込先
※恐れ入りますが振込み手数料は、
各自ご負担願います。
(有)サンジョー
問合せ
0774-93-0143
(株)アークジャパン
0774-94-5515
西 岡まで
三谷
受講者名(フリガナ)
寧 先生 講演会
2015.8.9
TEL
医 院 名
〒
ご 住 所
石田亮人 先生
FAX
E-mail
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