夏号 - テレメータリング推進協議会

テレメ協ニュース
2012年
目
夏号
次
■
「北米スマートコミュニティ視察見聞録」
■
米国シェールガス革命の現状を追って(追記)
■
■
首藤
康年・・・1~9頁
土屋
十萬紀
スマートグリッド展 2012 への出展報告
・・11頁
協議会行事の報告・お知らせ
・・・12頁
・・・テレメータリングを社会インフラに・・・
NPO法人
テレメータリング推進協議会
北米スマートコミュニティ視察見聞録
(7 月 8 日~16 日(9 日間)の北米視察)
昨年 11 月の欧州に続き、7 月 8 日から 16 日までの 9 日間、当協議会と石油産業新聞社の共同企画
により編成された「北米スマートコミュニティ視察団」(団長:小野博雄広報・普及部長、東光東芝メ
ーターシステムズ㈱営業部シニアコンサルタント以下総勢 18 名)が派遣された。
首藤 康年※
≪ニューヨーク視察(7 月 9 日(月))≫
1.スマメ 2020 年に 5 割普及へ 財政支援110億ド
ル― 東京ガスNY事務所東京ガスニューヨーク事務所(吉崎浩司所長)では、
北米エネルギー情勢について、吉崎所長、西願寺篤史
副所長がレクチャーした。
日米基礎データ比較
米
GDP(2009)
人
口
国
14.1兆㌦
3.1億人
日
本
5.0兆㌦
1.27億人
一次エネルギー需要
2,285Mtoe/年
501Mtoe/年
天然ガス消費量
6,830億㎥/年
950億㎥/年
1,910万 bbl/年
450万 bbl/年
57億6,600万t/年
11億t/年
石油消費量
CO2排出量
※2010年データ
1
日米一次エネルギー構成比
米
石
国
日
本
油
39%
43%
天然ガス
27%
17%
石
23%
23%
9%
13%
3%
4%
炭
原子力
水
力
※2010年6月 BP 統計
まず、日米のGDPや人口、一次エネルギー需要の比較、一次エネルギー構成の比較、発電電力量
電源構成比などを解説。米国では一次エネルギーに占める天然ガスの割合が日本より 10 ポイントも高
いこと。発電に占める電源構成比では、日本が天然ガス 29%、原子力が 29%といった状況に対して、
米国は石炭が 45%を占め、次いで天然ガスが 23%を占めるという違いがあることが説明された。
また、米国と日本のガス事業の比較や、米国ガス事業が在来型ガス田からの天然ガス供給によって
成り立っていること、生産地から需要地に向かうパイプライ ンが整っていることを指摘した。
一方、最近注目されているシェールガス(図1)については、水平掘削、水圧破砕といった技術革
新により大量の採掘が可能になったとし、それが“シェールガス革命”と呼ばれている根拠と説明。
図1
シェールガス、シェールオイルの低値安定の理由については、①原油価格の高止まりにより、オイ
ルリッチな鉱区開発にシフト、随伴ガスの生産増につながっている。②地下資源権利保有者との契約
条件は3~5年以内の商用化が条件。③堀削技術の進歩による生産コストの低減(井戸本数の増加、
仕上げ日数短縮、井戸当たりの生産量増加)などを指摘。
また一方で、開発による環境への影響懸念として、大気・飲料水への汚染や、州ごとの規制導入、
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EPA(連邦環境保護庁)による飲料水に与える影響評価(2012 年中間報告、2014 年最終報告)など
をあげ、責任ある持続的開発の実現に向けて動きがあることも紹介した。
シェールガスの増産で注目される北米のLNG輸出計画については、今のところ、米国だけでも、
非FTA国への輸出許可を得ているのは 1 カ所、非FTA国への輸出許可の申請済みが 9 カ所、申請
が予測されているのが 4 カ所、さらにカナダでも数カ所あり、既に輸出許可を 2 カ所が取得している
ので、北米のLNG輸出計画は10数カ所の計画が持ち上がっている(図2)。
図2
次に、米国におけるスマートメーターの普及状況については、2009 年 3 月時点で全世帯の 6%、830
万世帯、2011 年 11 月時点で同 15%、2000 万世帯に普及しているとし、2020 年には、全世帯の 50%
(6500 万世帯)に普及するとの予測もあるという。さらに、カルフォルニア州やテキサス州では、導
入率 80%超の状況とも説明した。
スマートメーター普及への支援政策として、米国再生・再投資法(ARRA)で 110 億ドル(8800
億円)が組まれていることも説明した。
スマートグリッドの実証は現在 204 件。事例としてコン・エディソン・スマート・グリッド・デモ
ンストレーション・プロジェクトでは、08~13 年に予算 1380 億ドルを投入。フェーズ1でデータ収
集及びFS、フェーズ2で詳細設計・機器設置、フェーズ3で運用・計測・報告の流れで取り組んで
いる。特徴は 30 カ所のデマンドレスポンス、G/E、G/T、燃料電池での周波数調整にあるという。
また、オースチン・エナジー・スマート・グリッド・プロジェクトでは予算 1.5 億ドル、41 万個の
スマートメーター、8.6 万個のスマートサーモスタットを 09 年に設置している。特徴は配電ネットワ
ークの自動化にある。
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このほか、15 分間隔で検針情報を送信、オンラインで自宅のコストや単価をモニター化すること、
2012 年までに 510 万台の電力メーター、420 万台のガスメーターをスマート化するプロジェクトなど、
実証プロジェクトがいくつか立ちあがっていることも紹介された。
2.シェールガス開発と太陽光事業に参画 - 大阪ガスエナジーアメリカ-
大阪ガスの資源・海外事業部の子会社、大阪ガスエナジーアメリカ(井出康宏社長)では、2004 年
4 月の設立以来、11 年 6 月にカナダコルドバシェールガスプロジェクト参画に際し、投資会社への受
託サービスを開始。今年 6 月にはテキサス州ピアソールシェール油ガス開発プロジェクトへの参画、
カナダ太陽光発電プロジェクトへの参画と、海外事業を積極的に推進している。09 年 3 月に発表した
大阪ガスグループ長期ビジョン・中期経営計画「Field
of
Dreams
2020」において、海外エネルギ
ーバリューチェーン事業を同社グループが柱とする3つの事業領域(国内エネリギーサービス、海外
エネルギーバリューチェーン、環境・非エネルギー)の一つとして位置付けられ、アメリカやオース
トラリア等で事業を展開している。
例えば、上流事業では資源開発への参画により、自社が関与するLNGを全取扱量の 15%程度にま
で高めるとともに、エクイティリフティング(権益持分相当の生産 LNG を自由に販売できる権利)を
活用した、トレーディング事業を展開。中下流事業では、安定した利益が期待できる事業を、アライ
アンスも活用しながら積極的に獲得し、大阪ガスグループがこれまで培ったノウハウ・スキルを発揮
して活躍できるフィールドを、グローバルに拡大していこうとしている。
対象事業はパイプライン事業、ガス供給事業、発電事業、マーケッタ ー(ガス化提案・販売事業)、
再生可能エネルギーなどで、北米では大阪ガスエナジーアメリカ、大阪ガスパワーアメリカ、テスナ
カ、アジア・オセアニアでは大阪ガスオーストラリア、EII社、マリアナス、欧州では大阪ガスU
K、アモレビエータなどが活躍している。
以上、北米における東京ガス、大阪ガスの情報収集並びに事業展開について、視察団は両社から詳
しく説明を受けた。
≪カンザスシティ視察(7 月 11 日(水))≫
全米 2 位のLPG販売“フェレルガス社”を訪問
北米カンザス州では、全米 2 位のLPガス販売会社であるフェレルガス社(カンザス州オーバーラ
ンドバーク、スティーブ・ワムボールド社長)の本社を訪問。ジェームスE・フェレル取締役会長を
はじめ同社幹部一同の出迎えを受け、終日、事業内容やLPG供給システムについての詳しいレクチ
ャーを受けた。
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フェレルガス社は、現会長の父A.C.
フェレル氏が 1939 年に創立。1965 年に現
会長が事業を継承して以来、小規模なLP
G販売会社から、全米 2 位のプロパンリテ
ーラーにまで成長した会社だ。
フェレル現会長は世界LPガス協会会長、
プロパン普及・研究協会カウンセラー、プ
ロパン車協会委員長を務めるなど、LPG
産業界では稀有の存在として知られる。
歓迎あいさつするフェレルガス社 ジム・フェレル会長
バルク貯槽 100 万基 最先端流通システム運用
訪問当日は、歓迎レセプションでフェレル会長があいさつし、視察団一行を温かく出迎えたほか、
同社の幹部から、事業の説明や供給システムの詳細な内容、バルク供給と小型容器「ブルー・ライノ」
の販売によるバーベキュー用のLPG販売など、詳細な事業のガイダンスが行われた。
フェレルガス社のLPG事業は、米国全土で家庭用、事業用、農業用プロパンの大量販売を行って
おり、カンザス州オーバーランドバーク本社とミズーリー州リバティーにサポート施設を構え、15
2の大型サービスセンターをサポートする861のサービス部を通じてリテール業務を管理している。
配送用ボブテイルトラック1800台、補給トラック1500台、フォークリフトシリンダー配送ト
ラック550台、牽引トラック200台、プロパン輸送トレーラー300台、タンク車100台、グ
リルタンク交換トラック300台を所有・管理している。全米で合計4900万ガロンのLPG貯蔵
容量を持ち約100万基のバルク貯槽を所有、レンタルしている。
フェレルガス社の前庭でバルクローリを見学する視察団一行
さらに、2004年にはバーベキューグリル用小型容器の大手ライノ・コーポレーションを買収し
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「BLUE
RHINO(ブルー・ライノ)」の商品名で全米のリテーラーとの提携関係を通じてコン
ビニエンスストア戦略を展開。現在47,000カ所の販売拠点で販売実績を上げている。
圧巻はITを高度に駆使した最先端のLPガス流通システム「ルネッサンス・テクノロジー」を構
築し、全米で運行するバルクローリのドライバーへの毎朝の配送指示、残ガス管理などを行っている
点。視察団はシステム管理について熱心に質問していた。
視察団からは、日本のバルク、家庭用燃料電池エネファーム、GHPなどについて小野博雄視察団
団長が説明した。
夕方にはフェレルガス社の招待ディナーが催され、友好を深めた。フェレル会長と長年の交流を続
けている川本宣彦サイサン会長との友好関係も語られたが、視察団を代表し副団長の川本 知彦サイサ
ン専務が流暢な英語でお礼の言葉を述べた。
≪サンフランシスコ(7月13日(金))≫
カリフォルニア州立大学スマートグリッドセンターを訪問
サンフランシスコでは、カリフォルニア州サクラメント大学のスマートグリッドセンターを訪問。
同大学アプリケーション開発部長、工学博士のスレッシュ・ヴァドヴァ教授から、スマートグリッド
センターの概要と同大学における研究内容について詳細な説明を受けた。
スマートグリッドセンターは 2009 年に設立された研究施設。南カリフォルニア州などで、半導体関
係の予算が増加し電力研究資金の補助が減少したことで、サクラメント大学に共同研究の申し入れが
あり、研究を開始したという。
スマートグリッドの研究を語る Dr.Suresh
Vadhva
教授
同教授は、なぜスマートグリッド化するのかという問いに対し、「エネルギー消費を抑えきれない。
エネルギーの使用形態を変
えるのはスマートグリッド
しかない」との考えを述べ、
全戸でスマートメーター化
を進める必要性を熱心に説
明していた。
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米国シェールガス革命の現状を追って(追記)
技術革新とコスト引き下げで大量生産―LNG輸入国、一転して輸出国へ変身か―
北米でエネルギーの大革命が起こっている。6~7 年前、在来型天然ガスの生産が減退し始めて,
LNG輸入国に転換か―といわれたアメリカは、技術革新によって非在来型シェールガスの大量生産
が可能となり、今やLNG輸出国に変わろうとしている。シェールガスの随伴ガスであるLPGも余
剰となり、アジアなどに輸出する計画も持ち上がっている。そこで、最新の動向を報告する。
コンベンショナル・ガス(在来型天然ガス)と呼ばれるガス田の上には、ガスを通さないシール層
があり、そこを掘り当てるという構造が従来の天然ガス、原油の採掘方法だが、実際に掘り当てる確
立が低くリスクが高い。
一方、ガスリッチ・シェール
と呼ばれる層にはガスが分散し
ていることは分かっていたが、
取り出す技術が無く、経済的に
は難しいと言われてきた。とこ
ろが、最近の技術革新により経
済的に取り出すことができるよ
うになったもので、その技術革
新は水平掘削と水圧破砕だ。こ
の技術自体は30年位前からあ
ったが、最近それが安くできる
ようになってきたというのが特
徴である。水平掘削も1,00
0m、2,000mの地下のシ
ェール層に垂直に掘り下げ、そ
こから1~2km、場合によっ
ては3km水平に掘るという技
術で、その掘ったシェール層にダイナマイトで岩に割れ目を作 り、ガスを掘り出すという技術である。
このシェールガス層は、従来のガス田(在来型天然ガス)と同じようなところにあるが、特徴的なの
はニューヨーク州やペンシルバニア州、オハイオ州等に広がっている巨大なマーセラス( Marcellus)
ガス田に、ここでのシェールガス生産量が豊富という。そうなると、ガス供給面では流れが大きく変
わってきて、わざわざメキシコ湾から北東地の需要地まで輸送しなくても需要地近くで採れるという
のが、
「シェールガス革命」の一つの特徴とされる。カナダでもシェールガスは採れるので、従来の天
然ガス(在来型天然ガス)もメキシコ湾からニューヨークやシカゴに運ばなくても良いという状況に
なり、カナダのガスも若干余ってくるという状況という。
その結果、現在高いといわれる天然ガスをアジアに輸出してはどうかという構想もいくつか出てき
ている。埋蔵資源量としてもシェールガスは年々上がっており、100年以 上の量が見込まれている
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とされる。また、2010年時点で23%のシェールガスが2035年には49%に拡大するとの見
通しもある。この結果、米国内での天然ガス価格は年々下がるとの予測が出ており、シェールガスの
影響が見られる。
天然ガス価格が安くなると上流採掘事業者は採算性が悪くなるので、ガス成分の採掘を止めたいと
いうことになるが、ガスの場合は少し状況が異なり、ガス田から一緒に出てくるコンデンセートとか
天然ガス液あるいはオイル自体などのシェールオイルに徐々にシフトしているという状況がある。オ
イルリッチな鉱区開発にシフトすると、そのシェールオイル、NGLを採る際に随伴ガスが一緒に出
てくる。それが余っている状況から、その随伴ガスを天然ガスパイプラインにどんどん流しているこ
とで、ガスの生産量が安値でも減らないことのようだ。
また、地下資源権利保有者との契約条件も低値安定の理由の一つである。アメリカは地下資源の権
利保有者は個人であり、採掘すると収入になるので、シェールガス、シェールオイルの生産が減らな
い。その契約条件は3~5年以内の商用化が一般的で、生産を始めないと契約が破棄される。このた
め、採算性が悪くても商用化しないと、他の事業者に権利が渡される可能性があり、それが生産量の
拡大に結びついているという。
LNG輸出 10 社以上が計画―FTA 締結国以外はサビン・パス1社のみ
シェールガスの生産量が拡大したもう一つの理由は、掘削技術の進歩による生産コストの低減である。
井戸本数の増加や仕上げ日数の短縮、井戸当たりの生産量増加も進んでいるが、これも生産量の増加
につながっている。
これらの開発による環境への影響という観点では、大気・飲料水への影響懸念が出ている。アメリ
カでは州ごとに規制が導入されており、ニューヨーク州では非常に厳しい規制が取られている。一方
で隣接するペンシルバニア州ではガス採掘を奨励、テキサス州など油田やガス田が多い州では規制が
あまり厳しくない。しかし需要地が近い地域では規制が厳しい。ただ、州の経済が厳しいペンシルバ
ニア州のようなところは、シェールガス掘削自体が地元の経済活性化、雇用促進という面で期待され
ているというように、州によって違う事情がある。現在、連邦環境保護庁(EPA)が飲料水に与え
る影響評価を慎重に進めており、2012年に中間報告、2014年に最終報告が出されることにな
っている。これもアメリカの悲願でもあったエネルギーの自給、インデペンデンスを成し遂げようと
している良い流れを阻止してしまうようなことのないよう、責任ある持続的開発の実現を目指すガイ
ドラインを作ろうということのようだ。
それでは大量に出てくるシェールガスが、アメリカのエネルギー需給にどう影響するかという点、
これだけ安くて大量にある天然ガスをどう使っていくのかということでは、主に発電用需要があ げら
れる。石炭から天然ガスへの切り替えである。その理由の一つはコストの問題もあるし、石炭火力発
電への規制強化が環境保護庁で進められているということである。現在は水銀等の排出規制があるが、
将来的に CO2 の排出に対しても規制していこうとの動きがあり、この規制が実現すると新規の石炭
火力発電所は CCS(CO2 を分離・回収し、地層に貯留する技術)をつけなければまず無理になる。
その他に工業用需要も期待されている。石油化学工業が沢山のエチレン工場の建設計画を発表してお
り、そこにシェールガスあるいはNGLで出来たエタンを供 給するというような計画も活発に行われ
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ている。期待されるのは天然ガス自動車であるが、インフラである天然ガススタンドの普及がなかな
か難しいこともあり、先ずは重車両中心で需要を作り出すということで、トラックや集配車、塵芥車、
バスなどを対象に普及が進んでいる状況。
日本及びアジア向けのLNG価格は、現在アメリカのヘンリー・ハブと呼ばれている取引での天然
ガス価格に対して約 5 割高い。これを日本に輸出できないかということが注目されている。
アメリカは 6~7 年前、在来型天然ガスの生産が減退してきており、世界1,2位のLN G輸入国に
なると言われてきた。それを見込んで多くのLNG輸入基地が出来た。それがシェールガス革命によ
ってほとんど遊休施設になってしまった。そこでシェールガスを液化して値段が高いアジアに輸出し
てはどうかというプロジェクトも多くなっている。既存のLNG基地に液化設備を付けてアジアに持
っていくという構想もあるし、あるいはアジアに近い西海岸にLNGの輸出基地を作ってはどうかと
いう構想もある。アメリカのLNG輸出計画は別表に示す通りだが、FTAを結んでいる国について
は、既に 8 つ許可が下りている。韓国は最近FTAを締結したので、韓国には輸出許が下りている。
ただし、FTAを結んでいない国については、表にあるサビン・パス( Sabine
Pass)しか許可が下
りていない状況で、そのほかはエネルギー省の許可がいるということになる。カナダはその縛りが無
いが、ただしガスが採れるのはロッキー山脈の東のアルバーター州が中心になるので、西海岸に持っ
てくるにはパイプラインが必要になる。このパイプライン敷設に結構苦労するのではないかと言われ
ている。その主な理由は先住民の許可が得られないとパイプラインの敷設ができないという事情があ
るからとされる。
以上が、最近のシェールガスに関するアメリカでの動向であるが、いわゆる随伴ガスであるLPG
については日本のアストモスエネルギーとENOSグローブが最近それぞれ、北米最大規模のエネル
ギー事業会社であるエンタープライズ社と輸入契約を締結しており、LPGの輸出に先行している。
これに加えて、2014年完成を目標にパナマ運河の拡張工事が進められており、これが開通すると
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日本へのLPG輸出が拡大するとの見方もでている。
まだまだ目が離せない「シェールガス革命」の今後に注目したい。
※石油産業新聞社
編集局長
土屋
十萬紀※
スマートグリッド展 2012」出展報告
当協議会は、平成 24 年 5 月 30 日(水)から 6 月 1 日(金)の 3 日間東京ビッグサイトで開催された
「スマートグリッド展 2012(日刊工業新聞社主催)」に出展しました。
主催者の発表では、来場者総数 44,049 名(前年比-696 名)でしたが、当協議会のブース応対者数
は「スマートメーター化」の世評を反映してか?昨年度を上回る 800 名強の盛況でした。家屋建設業
者、通信機器関連業者、通信報道関係者等
のご質問が今までに無かった業種の方々の
関心が高かったのが印象的でした。
「エネルギーの見える化」について、我々
ガス業界が一歩先んじている状況に来場者
は一様に驚き、認識を新たにしていました。
5 月 31 日(木)講演に訪れた総務省情報通
信国際戦略局通信規格課の西野寿律課長補
佐並びに亀海英之介氏両名がお立ち寄りに
なり、熱心に説明を受けておられました。
※当協議会
事務局
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協議会行事の報告・お知らせ等
6/7
第 1 回定例理事会
場所:NTT テレコン㈱
会議室
時間:15:00~17:00
6/12
第 16 回スマートハウス研究会
場所:高圧ガス保安協会
時間:13:00~15:00
6/26
第 1 回研究部会
8 階会議室
場所:尚友会館ビル
時間:13:30~15:30
7/4
テレメ協ニュース夏号編集委員会
場所:当協議会
時間:15:00~17:00
7/6
第1回
ガス安全・安心ソリューション展2012実行委員会
場所:当協議会
時間:10:30~12:00
7/8~
北米スマートコミュニティ視察(9日間)
7/16
ニューヨーク、カンザスシティ、サンフランシスコ
石油産業新聞社・当協議会
7/25
共催
≪企画協力≫東京ガス㈱、㈱サイサン
定例研究会(北米視察報告会)
場所:井門東上野ビル
6階会議室
時間:13:00~15:00
7/25
第 2 回定例理事会
場所:NTT テレコン㈱
会議室
時間:15:30~17:30
7/26
第 1 回適用検証サブワーキング
場所:NTT テレコン㈱
会議室
時間:13:30~15:30
8/28
第 17 回スマートハウス研究会
場所:日本エルピーガス協会
時間:13:30~15:30
8/29
第2回
研究部会
場所:尚友会館ビル
8 階会議室
時間:13:30~15:30
8/31
テレメ協ニュース夏号発刊
9 月初
第 2 回ガス安全・安心ソリューション展2012実行委員会
11
旬
場所:当協議会
時間:10:30~
9/19
ガス安全・安心ソリューション展2012
東京展示会
場所:都立産業貿易センター(浜松町館)
時間:10:00~17:00
9/19
第 3 回定例理事会
11 階会議室
場所:芝弥生会館
時間:17:30~
9/27
第 2 回適用検証サブワーキング
8 階会議室
場所:尚友会館ビル
時間:13:30~15:30
9/28
第 1 回LPガス認定販売事業者制度見直し・在り方検討会サブワーキング
場所:岩谷産業㈱会議室
時間:13:30~16:00
10/1~
LPガスアイランド沖縄県「伊江島」現地見学会と研修セミナー
10/2
沖縄県
主催
伊江島
テレメ協
YYYクラブイエリゾート
後援
日団協
沖縄県高圧ガス保安センター
協力
LP ガス振興センター
JAおきなわ、沖縄共同ガス、
矢崎エナジーシステム㈱、石油産業新聞社(企画担当)
編集後記
ロンドンオリンピックで繰り広げられる世界最高峰の競技の熱気と興奮が冷めやらぬ中、急な腹痛
に襲われ、急性虫垂炎で人生初の入院・手術を経験、1週間ほどの御休みをいただき、先日から仕事
に復帰しました。
主治医の説明によると、虫垂炎(俗に言う盲腸)は年齢や性別には関係なく発症する病気、特段の
原因も定かではなく、たまたま、何かの拍子で虫垂の炎症が起こるもの、とのこと。
節電の夏の暑さ、深夜のオリンピック中継で生活リズムを崩し、また、暴飲・暴食も重なったの
か・・・と思案はするものの、余分なものを取り去って、すっきりした 気分です。
初の入院・手術で、医療現場の様子を間近に感じる等、いろいろ勉強になりました。
節電の夏の峠は越したとは言え、厳しい残暑も予想されていますので、皆さまにおかれましても健
康第一、くれぐれも、ご自愛いただき良き日々をお送りいただければ幸いです。
会報名:
テレメ協ニュース
発
NPO 法人テレメータリング推進協議会発行人
行:
〒105-0001
(古沢
拝)
2012 年春号(2012 年 8 月 31 日発行)
東京都港区虎ノ門 2-6-13
電話 03-3591-9686
URL:http://www.teleme-r.or.jp
薦田康久
三木虎ノ門ビル
FAX03-6240-4664
E-mail:[email protected]
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