防潮堤勉強会資料1

参考資料
<平成24年3月29日,鮪立漁港復
旧事業の説明会で配布された図面>
<気仙沼市域の防潮堤計画>
海岸堤防の基本的な考え方
◇「頻度の高い津波」に対しては,海岸堤防により,人命・財産や種々の産業・経済活動,国土
を守ることが目標(数十年~百数十年の発生確率).
◇1000 年に 1 度と言われる今回のような「最大クラスの津波」に対しては,住民の避難を軸に,
土地利用,避難施設の整備などソフト・ハードを総動員する「多重防御」の考え方で減災.
宮城県の海岸堤防高の設定(案)
単位:T.P.m(東京湾平均海面標高)
地域海岸名
今次津波痕
跡高
設計津波水位
(明治三陸地震)
新計画堤防高
被災前
現況堤防高
唐桑半島東部
14.4 m
10.3 m
11.3 m
4.5~6.1 m
唐桑半島西部①
24.0 m
10.2 m
11.2 m
4.0~4.5 m
唐桑半島西部②
13.8 m
8.9 m
9.9 m
2.5~3.2 m
気仙沼湾
14.6 m
6.2 m
7.2 m
2.8~4.5 m
気仙沼湾奥部
8.9 m
4.0 m
5.0 m
2.8~4.5 m
大島東部
12.1 m
10.8 m
11.8 m
1.8~4.5 m
大島西部
12.1 m
6.0 m
7.0 m
2.5~5.1 m
本吉海岸
18.8 m
8.8 m
9.8 m
2.5~5.5 m
* 宮城県沿岸域現地連絡調整会議,宮城県沿岸における海岸堤防高さの設定について(案)から抜粋,
http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/K00360/taiheiyouokijishinn/kaigann/kaigann2.pdf
(国土交通省東北地方整備局),平成 23 年 9 月 9 日
復旧スケジュールの基本的な考え方
街づくり等復興計画との関連のない施設については,概ね 3 年で完成させる予定.その他の施
設は地域の復興計画との整合を図り,概ね 5 年で海岸堤防を整備する.
◇南三陸地域復旧スケジュール(気仙沼~牡鹿半島)
海岸名
年次計画
H23
H24
H25
南三陸地域海
岸本復旧
(約 19km)
設計
H27
街作り等影響
のない施設に
ついては H25
年度までに整
備予定
応急復旧
設計
H26
本復旧
本復旧
*東北地方整備局河川部・宮城県河川課,宮城県沿岸域河口部・海岸施設復旧における環境等検討委員
会(第 2 回),資料-2 災害復旧の基本的事項とスケジュールから抜粋
http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/K00360/taiheiyouokijishinn/kannkyou/120209/02.pdf,
平成 24 年 2 月 9 日