ポータブルセット取扱説明書

ビクセン製品ご相談窓口のご案内
ビクセン製品につきましてお問い合せ、ご相談(製品の使い方、お買い物相談、修理依頼など)がございましたら、お買い上げの販 売
店または下記窓口までお問い合せください。なお、修理をご依頼される際は、もう一度本書(説明および FAQなど)をご覧になり、故
障かどうかをよくご確認ください。それでも正常に動作しない(不具合と思われる)場合は、
ポータブルセット取扱説明書
① 商品名 ② お買い上げ日 ③ 症状または内容 を具体的にご連絡ください。
1.弊社ホームページからお問い合わせ
お問い合わせ窓口はこちらから h t t
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2.お電話によるお問い合わせ
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をお薦めいたします。
※2:受付時間は変更になる場合もございます。弊社ホームページなどでご確認ください。
62キ-3-(M)
はじめに
基本説明/各部名称
APクランプ筒受ユニットH
①プレートホルダー
②鏡筒固定ネジ(プレート固定ネジ)
③鏡筒脱落防止ネジ(プレート脱落防止ネジ)
このたびは「APポータブルセット」をお買い求めいただき、まことにありがとうございます。
本書は、
「APポータブルセット」の取扱説明書です。
ご使用にあたり、赤道儀や他モジュールなど併用する機器の説明書も併せてお読みください。
②
鏡筒などに装備しているアタッチメントプレートWT、またはスラ
イドバーをプレートホルダー(溝)にはめ、側面の鏡筒固定ネジで
本製品はAPシリーズにご使用いただくパーツの一つであり、単体ではご使用になれません。
①
挟み込んで固定します。
ネジの頭で平らな面(斜面)を圧迫する方式であるため、着脱
◎セット内容の確認
⑥
がスピーディかつ確実に固定できます。スライドバーの場合は、
本製品には以下のものが入っています。内容をお確かめください。
長さ方向に位置をずらして任意の位置に固定できます。
③
鏡筒固定ネジをゆるめてしまっても不意な脱落を防止する鏡筒
◎ APポータブルセットのセット内容
脱落防止ネジも装備しています。
⑦
① スライド雲台プレート
④
⑥
② APクランプ筒受ユニットH
②
③ プレートホルダーベース
レート、スライドバーM/Lなどの取付けに対応します。
⑧
④ AP極軸ホルダー
⑤ APクランプ
③
⑥ ネジ:M5×10mm(2本)
④
⑤
※アタッチメントプレートWT、汎用スライドバー、スライド雲台プ
極軸望遠鏡の光軸
④フリーストップ硬さ調整ビス
⑤APクランプ
本製品は初期状態でフリーストップ仕様となっています。フリーストップ硬さ調整ビスを付属の六角レンチ4mmで回す
⑤
①
⑦ 六角レンチ5mm
ことでフリーストップのトルクを調整できます。また目的により、
ビスをAPクランプと交換することにより、
クランプによ
⑧ 六角レンチ4mm
る固定にも対応します。
⑨ APポータブルセット取扱説明書(本書)
⑩
⑨
⑩ 保証書(電子機器1年、機械パーツ5年)
⑥極軸窓
※セットでお買い求めの場合は内容明細が異なることがあります。
極軸望遠鏡の前でも使用できることを想定し、極軸窓を装備しています。(紙面の矢印方向の丸穴)
基本説明/各部名称
AP極軸ホルダー
基本説明/各部名称
スライド雲台プレート
A Pシリーズモジュール・パーツを組み合わせてポータブル赤道儀として使用するためのパーツです。
APシリーズマウントに一眼カメラなどカメラネジ穴
(1/4インチ)
を装備した機器を搭載するためのプレートです。APシリーズの
カメラ三脚(ネジ:1/4インチ)に搭載します。
他、
ビクセン規格プレートホルダーを搭載した機種すべての架台に取付けできます。
(SX2、
SXD2赤道儀、
ポルタII経緯台など)
①アクセサリーシュー
①
カメラ用のアクセサリーシュー対応の機器(市販品)を取付け
できます。北半球でご使用の場合、ポーラメーター(別売)を
ご使用いただくことで、北極星が見えなくても簡易的に極軸
③
①
①
①
②
④
を合わせることができます。
②極軸望遠鏡取付けネジ
①
②
極軸望遠鏡PF- L(別売)をご使用いただくことで、手軽に3分
角以内の極軸合わせが可能となります。
セットビス
セットビス
極軸望遠鏡
②
①1/4インチネジ
市販のカメラ雲台、一眼カメラなど、
1/4インチ・カメラネジを装備している機材を取付けできます。
③プレートホルダーベース接合部
プレートホル ダーベースを介して赤経モーターモジュールな
② 落下防止ストッパー
ど各種モジュール・パーツを取付けます。付属の六角レンチ
③
マウント側プレートホルダーに装備の鏡筒固定ネジ(プレート固定ネジ)がゆるんだ際、プレートの不意な落下を防
4m mを使用し、
セットビスで固定します。
止するネジです。このネジが鏡筒固定ネジ(プレート固定ネジ)と反対側になるように取付けることで機能します。
④1/4インチネジ装備
③ 極軸望遠 鏡対応窓
カメラ三脚( 別売・市販:1/4インチネジ)に搭載できます。
極軸の延長に取付けた際、極軸望遠鏡の対物レンズ遮蔽を避けるために設けている窓です。プレートがスライド
しても窓を確保するため、長穴としています。
目的に合わせて強 度を確保できる三脚をご使用ください。
組み込み方
APポータブルシステム図
カメラ
A P フォトガイダー用
ウエイト軸
カメラ
自由雲台
自由雲台
(市販品)
(市販品)
1
モジュールベース
APクランプ
赤経モーターモジュールSBOセット、カメラ三脚と組合わせて、APポータブル赤道儀として組立てる例で説明しています。
カメラ三脚(ネジ:1/4インチ)にA P極軸ホル ダーを
取付けます。ネジがゆるまないようにしっかりしめて
ください。
スライド雲台プレート
AP 極軸ホルダー
APクランプ筒受ユニット H
※三脚のご使用方法につきましては、三脚に付属の
or APクランプ筒受けユニット
説明書をお読みください。
カメラ三脚
手動モジュール
APクランプ
APクランプ筒受ユニット H
手動モジュール
赤経モーターモジュール
2
A Pクランプ筒受ユニットHおよび赤経モーターモジ
ュールを組立てます。
プレートホルダーベース
赤経 モーターモジュール の電 気 接 点がない面を外
AP極軸ホルダー
AP クランプ
筒受ユニット H
側にしてA Pクランプ筒受ユニットHの突起をはめ込
みます
電気接点がない面
タイムラプスAD
極軸望遠鏡PF-L
市販カメラ用三脚
赤経モーター
モジュール
組立て方
3
写 真を参 考に赤経 モーターモジ
ュール( A Pクラン プ 筒 受ユ ニッ
5
赤経モーター ネジを通す穴を
合わせる
モジュール
トH )を回して、ネジを通す穴(ネ
してセットビスの 頭 が 外 側にわ
位 置を 合 わせた後 、赤 経 モータ
ずかに出っ張る程 度までゆるめ
ーモジュールに付属のネジ3 本(
てください。
M 4×20 m m)をねじ込みます。六
※ゆるめすぎるとセットビスが外
角レンチ3 m mでゆるまないよう
赤経モーターモジュールにプレー
赤経モーター
モジュール
トホルダーベースを取付けます。
突起のある面を外側にしてプレー
トホルダーベースをあてはめてネジ
六角レンチ
4mm
れやすくなりますのでご注意くだ
AP クランプ筒受ユニット H
にしっかり固定してください。
4
ゆるめる目安
かじめゆるめておきます。目安と
六角レンチ
3mm
ジ切りのない大きいほうの穴)の
A P 極 軸ホル ダーの2 本のセット
ビスを、六 角レン チ4 m mであら
AP 極軸ホルダー
さい。
6
ネジを通す穴
を合わせる
プレートホルダーベースの突起と
AP極軸ホルダーを合わせ、
5でゆ
セットビス
るめたセットビス2本をしめて固定
ネジを通す穴
を合わせる
します。
六角レンチ
4mm
固定する配置は任意ですので、好
を通す穴の位置を合わせ、付属の
みに合わせて決定してください。
ネジ2本(M5×10mm)で取付けま
プレートホルダー
ベース
プレートホルダーベース
す。六角レンチ4m mでゆるまない
六角レンチ
4mm
AP 極軸ホルダー
ようにしっかり固定してください。
7
写真のように鏡筒固定ネジ、鏡筒脱落防止ネジをゆるめておきます。ゆるめ量が足りないと取付け時にプレート
とネジが干渉して取付けできないことがありますので、
十分ゆるめてください。
9
スライド雲台プレートをプレートホル ダーの溝にはめ、手で支えながら
ネジをしめて固定します。※1
①鏡筒固定ネジ
① 鏡筒固定ネジ ⇒ ② 鏡筒脱落防止ネジ ※2
鏡筒脱落防止ネジ
鏡筒固定ネジ
の順番でネジをしめます※。ゆるまないようにしっかりしめ込み 確実に
固定してください。
※1:スライド雲台プレート側面(傾斜面部分)をネジの頭で圧迫して取付ける
方式となっています。
十分にゆるめる
②鏡筒脱落防止ネジ
スライド雲台プレートの側面にネジ穴はございません。
※2: ① ②が逆手順になると、プレートがしっかり固定できないことがありますのでご注意ください。取外す場合は、
プレートまたは機材を手で支えながら② ①の順でネジをゆるめてください。
8
注意:接合面を確実に合わせて取付けてください。
スライド雲台プレートをAPクランプ筒受ユニットHの
溝にはめます。落下防止のため、写真のような向きに
接 合 面を確 実に合 わ せ て 取 付け
プレート固定ネジ
×
てください 。不 安 定 なままでも固
配置してください。
(落下防止ストッパーのない面に
定できる場 合 がありますが、使 用
プレート固定ネジの先端が当たるように配置する)
中に機材が脱落する可能性があり
落下防止ストッパー
大変危険です。
落下防止ストッパー
10
目的によりA Pクランプを取付けます。
六角レンチ 4mm
硬さ調整ネジと差替えてご使用いただくことでクランプレバーとしてご
12
クランプをしめた際、レバーの
位置変更前
位置を変更したい場合は、市販
使用いただけます。
のプラスドライバーなどでレバ
A P星空雲台 (ポータブル赤道儀 ) 仕様など重量バランスが多少崩れた
ーのみを取外し、位置を変更の
ままご使用になることが想定される場合は、必ずA Pクランプを取付け
うえ再度取付けてください。
AP クランプ
てください。
レバーを取外した状態
フリーストップ硬さ調整ビスを六角レンチ4 m mで取外します。ビスを外
位置変更後
フリーストップ硬さ調整ビス
すと内部に小さな樹 脂 製のあて板 が入っています。この板はそのまま
使 用しますので、ビスに付着して一 緒に外 れてしまった場 合は 斜めに
ならないように注意してもう一度ネジ穴に落とし込んでください。
11
A Pクランプをねじ込 んで完 成
AP クランプ
です。
13
STAR BOO K O N Eコントローラー、雲台、カメラを取付けて完成です。
一眼カメラ
( 市販品 )
※STAR BOO K O N Eコントローラー、雲台、カメラの取扱いにつきまし
ては、
それぞれに付属の説明書をお読みください。
雲台
( 市販品 )
仕様
仕様は改良のため、予告なく変更する場合がございます。
大きさ
仕様
形式
対応プレート
大きさ
重さ
鏡筒脱落防止ネジ
40mm
M6 15mm
19mm
78
φ
m
m
24mm
44mm
44mm
102mm
144mm
182mm
1/4インチ
10 m m
゚
約35
1/4インチ
mm
ベアリング
A Pクランプ 筒受ユニットH
約78mm
約77mm
6
φ2
クランプ
A Pクランプ筒受ユニットH
アリミゾ式筒受・フリーストップ式(硬さ調整可)、鏡筒固定ネジ、鏡筒脱落防止ネジ付
A Pクランプ(付属)取付けによりクランプ対応可
ボールベアリング×1個
スライド雲台プレート、汎用スライドバー、スライドバーM/ L 、
アタッチメントプレートW T、
(アタッチメントレール<鏡筒に装備>)
φ78×56 m m(突起部を除く)
345g
スライド雲台プレート
1/4インチ 20mm M6
約114.5mm
重さ
スライド雲台プレート
m
機材取付ネジ
スライド雲台プレート
ビクセン規格スライドバー(幅4 4 m m)
・極軸望遠鏡用対応窓付
1/4インチ×10 m m(4本)、M 6ネジ穴 4ヶ所
182×4 4×20 m m(突起部を除く)
20 0 g
φ
18
m
仕様
プレート規格
◎寸法図
15
°
◎スペック
約26mm
約50mm
プレートホル ダーベース
M41×1
φ5.3m m
タイムラプスAD取付ネジ
鏡筒固定ネジ
プレートホル ダーベース
φ78×21m m
重さ
90g
極軸望遠鏡取付けネジ
M 34×0 .75 m m
大きさ
114 . 5×78×77m m
重さ
230 g
鏡筒固定ネジ
7mm
9mm
13.5mm
20.5mm
65mm
仕様
大きさ
φ55mm
A P極軸ホル ダー
1/4インチ
21mm
55.5mm
仕様
三脚取付けネジ
φ78mm
φ40mm
91mm