JAMP-ITメルマガ特集号 Vol.3

特集号V0l, 3
発行日
2012.10
1.2012年下期に向け増加中!
~JAMP-IT会員数・データ登録数・情報流通数~
会員数
2012年10月現在
登録データ数
総会員数:167
シート数:68,707件
製品数:29,060件
◆会員数傾向
・上期約60企業が新規登録し、順調に増加中!
・川中SME(中小企業)と川下グループ企業の加入が進む
◆データ数傾向
・AIS Ver.4.0による情報提供の増加に伴う情報更新の活性化
・情報流通量の増加(月平均3,500件)
・SME企業のデータ流通開始
登録製品数・登録シート数一覧(登録数上位企業)
No
1 TDK㈱
会員企業名
登録製品数 登録シート数
9,761
22,144
2 タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社
7,244
13,834
3
4
5
6
7
8
9
10
4,273
3,533
1,398
736
406
344
241
182
11,966
8,923
6,482
828
1,028
1,011
245
192
KOA㈱
㈱村田製作所
ルネサスエレクトロニクス㈱
日本ケミコン㈱
パナソニック㈱
花王㈱
㈱トーメンエレクトロニクス
富士通エレクトロニクス㈱
◆登録製品数・登録シート数一覧
・一覧は、以下URLに掲載の上、毎月更新されます
http://www.biz.jemai.or.jp/JAMPGP/topics/index.html#number-of-released-sheets
・登録してある製品、シート以外のデータもJAMP-ITから
調査要求し、情報入手することが可能です
・登録シートは、「公開制限なし」又は「公開制限あり」のど
ちらかを指定して登録することが出来るため、汎用品の
公開情報を登録するだけでなく、専用品等の個社間での
データやり取りにも積極的に活用されています
2.JAMP-ITについてよくある質問
Q: JAMP-IT利用には幾らかかるの?
A: 以下URLにあるリーフレットをご覧ください。
http://www.biz.jemai.or.jp/JAMPGP/library/common/JAMP-GPleaflet.pdf
Q: JAMP-IT利用メリットは何?
A: 情報提供側は、自社製品データを1登録で複数の企業
や企業グループに提供出来ます。情報入手側はサプライヤ
からGP経由で過去入手済の製品情報の更新をPUSH型で
受信出来ます。
Q: JAMP-ITの社内説明の参考資料はあるの?
A: 以下URLに『JAMP及びJAMP-ITについて』の説明資料
を掲載しておりますのでご覧ください。
http://www.biz.jemai.or.jp/JAMPGP/topics/index.html#SME-support-service
Q: JAMP-ITの投資対効果は?
A: 情報入手/提供や情報更新時の調査作業効率向上に
よる人件費削減が期待出来ます
3.特集JAMP-IT活用企業インタビュー ~花王㈱ケミカル事業ユニット~
JAMP MSDSplusの普及に向けた取組強化!
~JAMP及びJAMP-ITの仕組み活用で更なる含有化学物質情報管理の合理化を推進~
花王株式会社は、2006年9月のJAMP設立の発起人企業として名を連ねるだけで
なく、2009年6月のJAMP-IT運用開始にあったては、即座にJAMP-ITでのMSDSplus
情報提供を開始するなど、JAMPの仕組みを利用した含有化学物質情報管理を積
極的に推進してきた。今回、本推進主体である花王(株)ケミカル事業ユニットを訪
問し具体的取組状況及び今後の展望を伺った。
ケミカル事業ユニット
ケミカル事業ユニット
京近 直喜氏
和田 睦夫氏
(インタビューアー: JAMP情報センター清國/星野)
MSDSplusでの調査回答が情報提供の原則
ITでの情報提供対応も顧客満足度を高める鍵
花王では、顧客から含有化学物質調査要求があった場合、
MSDSplusでの回答を原則としているという。結果として個社固有
様式での回答業務負荷がかなり削減された。
花王は、2009年のJAMP-IT運用開始以来GP会員として実際に
350近い製品をJAMP-ITへ登録すると共に、1製品につき平均3回
ほどの情報更新も行い、積極的にJAMP-ITで情報提供をしている。
川上企業の情報提供の主流が紙やPDFベースがまだまだ主流
の中、このような迅速なITへの対応は先進的取組である。
「たいていの顧客はMSDSplusでの回答を快く受け入れてく
れます。独自様式でなければ回答を受け入れないという
顧客にはその理由を営業に聞くように指導し、あくまでも
『MSDSplusで情報提供』を徹底しています。理由を尋ねる
ことで営業も顧客と密にコミニュケーションが図れ、ビジネ
スチャンスを作り出す結果にもなっています。」 (花王談)
情報入手のポイントはサプライヤー支援
花王はサプライチェーンの川上の川中に位置するため、顧客
への情報提供だけでなく、正確なIN情報を社内DBに確実に格納
する為の施策も積極的に行っている。
「2001年から製品や原料、成分や法規、品質、安全管理
の情報をデータベース化した『化学物質総合管理システ
ム』を運用しています。MSDSplusでの情報入手をサプライ
ヤーに呼びかけた当初の回答率は50%程でしたが、2年
後(2010年)には80%程に向上しており、川上企業での
MSDSplus普及率の向上を実感しました。2010年には包装
材料についてAISでの情報入手をサプライヤーに呼びかけ
ました。回答率を上げるため、JAMPサイトへのアクセス方
法から様式のダウンロード方法、記入方法まできめ細かく
支援しました。この支援で初回にもかかわらず回答率は
70%程度まで上がり、回答されない場合も、記入方法が
不明等の理由は稀で、川上からの情報入手が出来ないこ
とが原因であることが殆どです。」 (花王談)
「川下の顧客の中には電子データでMSDSplusを欲しいと
いう要望もあり、JAMP-ITでの情報提供はそれらの顧客の
ニーズを満たすものです。また、一旦JAMP-ITで情報提供
してしまえば、情報更新があった場合IT上で更新すれば、
更新された情報が自動的に顧客に提供されるのは利点だ
と認識しています。」 (花王談)
JAMPの仕組普及とIT利用による合理化で更なるビジ
ネスチャンスを創出
「JAMPの活動は業界横断で今後いろいろな業界での活用
も推進されると思いますが、実績のある電気電子業界の
みならず、その他のサプライチェーン(繊維、プラスチック、
包装材料ほか)への幅広い普及が重要と感じます。また、
これまで紙やPDFでの提供が主体であったMSDSplusを
XML等の電子データでやり取りしようという取組みをする
企業も増えています。ITの積極的活用は顧客へのアピー
ルにもなります。今後も両方を積極的に進めて行きた
い。」 (花王談)
◇
◇
今回、サプライチェーンの川上に位置する花王殿を訪問し、
示唆に富むJAMPの仕組み活用を聞かせて頂いた。今後、
川中・川下企業の皆様にも登場頂き、広くメルマガ読者に
お伝えしていきたい。(JAMP情報センター)
4. お知らせ事項
1)旭化成グループ企業JAMP-IT積極利用開始
旭化成グループの以下の企業様はJAMP-ITでの積極的情報提供・入手を開始されました。
JAMP-IT活用による情報提供及び入手依頼の促進をお願い致します。
JAMP-IT積極利用をされる企業名:旭化成エレクトロニクス(提供・入手)
2)JAMP-ITユーザ連絡会のご案内
JAMP-ITの活用促進の為、JAMP-ITを利用しているユーザ企業の連絡会を開催する予定です。(2013年1月下旬予定)
参加希望の方は、JAMP情報センター([email protected])にメールで御連絡下さい。
開催日時が正式に決まりましたら、メールにてお知らします。
JAMP-ITお問合せ窓口
(社)産業環境管理協会
JAMP情報センター
メールアドレス:[email protected]
URL:http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/
※その他お問合せ及び情報案内
◇会員一覧
http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/member/
◇入会案内&会費のご案内
http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/admission/