経営学部学部基礎 - 茨城キリスト教大学

2016年度 授業概要 【経営学部基礎科目】
科 目 コ ー ド : 40001
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 火曜1限
授業名(英文): 公共哲学
担 当 者 : 掛川 富康
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : この講義は、キリスト教社会倫理と公共哲学という二つの講義を持つダブルネイミングの講義
です。公共性の反対語は、個人の, また社会のエゴイズムというところでしょうか。人間の生
き方について、また、社会の在り方について、いろいろ考えられてきましたが、個人中心の考
え方が多く、社会のすべての人を視野を入れて行く視点が弱かったといわれます。社会の問
題はもちろん、個人の問題もこういう反省に立って考えていくのが、公共哲学です。若い学
問ですが、公共哲学的な問題は、古くからあったといえます。
授 業 計 画 :
公共哲学は新しい学問です。世界史上最初に民主化を成功させたのは17世紀のイギリス
ですが、その精神を受け継いだのはフランスやアメリカ(合衆国)です。現代の世界は、かつ
てなかったさまざまな問題、環境問題、人種の問題、同性愛の問題、幹細胞の研究、テロリ
ズムの問題などに直面しています。政治的リベラルの伝統を自認するアメリカ合衆国のマイ
ケル・サンデルという人の格好の話題の書物『公共哲学 政治における道徳を考える』を
ゆっくり読んでいきます。全ペイジ完読できなくとも、読めたところまで読めば問題ありませ
ん。
第1回何をどのように考え講義を進めていくか。
第2回マイケル・サンデr『公共哲学』をよむ
第3回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第4回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第5回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第6回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第7回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第8回 整理とレポート作成へ向けて。
第9回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第10回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第11回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第12回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第13回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第14回マイケル・サンデル『公共哲学』をよむ。
第15回講義を振り返るー公共性とは何であったか。
授業概略:
自分の周りとか身近なところから、問題を考えていきますが、参加者の意見が大事なので、
討論というか対話形式で講義を進めたいと思っています。とりあえず、山脇直司氏のエッセ
イなど(講義時に配布)を案内役にして、問題を考えていきます。
教 科 書 :
マイケル・サンデル『公共哲学』ちくま学芸文庫、2011年。
参 考 書 :
山脇直司『公共哲学とは何か』ちくま新書469、2011年。他は講義時に紹介します。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 講義への姿勢、および学期末のレポートで評価します。
事 前 準 備 学 習 : 公共性とか社会倫理とかの用語の意味について考えておいてほしいです。
備
考
:
1 ページ
科 目 コ ー ド : 40003
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜2限
授業名(英文): 差別と国際社会 (Discrimination and International Society)
担 当 者 : 藤田 悟
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 :
授 業 計 画 :
違いを違いとして認識することは当然だが、ある違いが差別の理由とされるのはどうしてな
のか? この問いを念頭に置きつつ、現代社会の差別の諸相を具体的に検討する。世界の
現状を見ると、近代国家の枠組みの中に押さえ込まれていた民族差別、宗教対立などの確
執が地球規模の覇権争いの中で吹き出しているといえよう。世界全体を覆う差別の構造と、
国という単位のなかでの差別が相互に影響しあいながら複雑な展開を示している。TV、新聞
などの報道を例にとりながら、差別をなくす方向での国際社会の努力についても検討する。
1)「差別」という言葉で学生は何を思うか?
2)続き
3)「差別」とされる事象を世界各地に見る アジア
4)ヨーロッパ
5)アメリカ大陸
6)アフリカ
7)オセアニア
8)日本における差別
9)中間総括
10)世界規模における差別・経済格差
11)統計数値に見る差別
12)宗教・人種・民族・言語などと差別
13)「差別はなくすことができるか?」について議論
14)レポート提出、内容紹介
15)レポートのいくつかを発表・コメント
この授業は、カリキュラム改訂に伴う過渡的な措置として、2015年度からのカリキュラムの「人
権から見た教育と労働a」と同一内容の授業となります。差別と人権は裏返しのような関係に
ありますから、より立体的に課題に取り組めると思います。
授業概略:
人種・民族・文化・言語・身分・性別、経済的格差など「違い」が優劣・強弱の違いとなった
り、排除や迫害の理由となってしまう仕掛けを、世界各地の現状を見ながら考える。
教 科 書 :
なし
参 考 書 :
必要に応じて、書籍、文書、WebSiteなどを指定する
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業参加、期末のレポートによる
事 前 準 備 学 習 : 世の中の出来事に敏感であってほしい
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40004
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜2限
授業名(英文): 労働と人権 (Labor and Human Rights)
担 当 者 : 藤田 悟
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
2 ページ
到 達 目 標 : 「雇用者と労働者」という関係では、労働者の権利にまつわる多くの問題が検討されなけれ
ばならない。労働基準法や労働組合法の守備範囲である。利潤追求一本やりに邁進しかね
ない企業を社会的に抑制する力として「労働者の権利」が規定されている。では、働きたくて
も職がない場合はどう考えるのか。さらに、労働を人間が自然・社会環境に働きかける自己
実現活動としてとらえるならば、労働を人権の一つの構成要素とする観点も成り立つ。「労働
者の人権」の問題から「人権としての労働」までを考察の対象とする。
授 業 計 画 :
1)イントロダクション
2)「働く」ことと「労働」
3)討論・『蟹工船』と『ああ野麦峠』
4)続き
5)討論・チャップリン『モダンタイムズ』とマイケル・ムーア『キャピタリズム』
6)続き
7)働かざる者、食うべからず/能力に応じて働き、必要に応じて受け取る
8)終身雇用・年功序列制の功罪
9)生産性を上げようとした時代・需要を創出しようとする時代
10)児童労働・職場における男女
11)「成熟した社会」における労働
12)「先進国」における労働と貧困・日本の場合
13)「先進国」における労働と貧困・欧米の場合
14)働くことと「人間の幸せ」 「豊かさ」とは?
15)まとめ
この授業は、カリキュラム改訂に伴う過渡的な措置として、2015年度からのカリキュラムの「人
権から見た教育と労働b」と同一内容の授業となります。教育と人権の問題にも触れますが、
労働によりウエイトを置くことになります。
授業概略:
授業では、上記のテーマについて、各自が調べ、考えてきたことを持ち寄り、討論を通して
理解を深めることとする。
教 科 書 :
なし
参 考 書 :
必要に応じて、書籍、資料、WebSiteを指定する
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業参加と期末のレポートによる
事 前 準 備 学 習 : 世の中の動きに敏感であってほしい
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40005
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜3限
授業名(英文): ジェンダーの現在 (Gender Today)
担 当 者 : 中島 美那子、城倉 純子
履修可能学科: M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 :
授 業 計 画 :
日頃、自明のこととして捉えてきたことが、いかにジェンダーの影響を受けているかについ
て知る。
女らしさ・男らしさの縛りについて理解を深め、性差について柔軟に捉えることができる。
【第1回】(中島)
【第2回】(中島)
【第3回】(中島)
【第4回】(城倉)
【第5回】(中島)
sex,gender,sexuality(1)性は女と男の2つか
sex,gender,sexuality(2)多様な性の世界
「女らしさ」「男らしさ」を考える
ジェンダーと人権
教育とジェンダー
3 ページ
【第6回】(城倉) 日本におけるジェンダー問題(1)日本の現状
【第7回】(城倉) 日本におけるジェンダー問題(2)DV・デートDVの現状と課題
【第8回】(城倉) 日本におけるジェンダー問題(3)性犯罪とジェンダー法
【第9回】(城倉) グローバルな視点から(1)各国のDV・デートDV防止対策と被害者支援
【第10回】(城倉) グローバルな視点から(2)CSW(国連女性の地位委員会)フォーラム参
加報告
【第11回】(中島) 仕事とジェンダー
【第12回】(中島) 結婚・子育て・介護とジェンダー
【第13回】(城倉) ジェンダーの行方
【第14回】(中島) 男性学入門
【第15回】(中島) まとめ
定期試験
授業概略:
社会・文化的な性のありようをジェンダーといいます。本授業では、ジェンダーに関する基
礎知識を学びます。また、ジェンダーの概念を客観的に捉えつつ、受講者自らの見方・考
え方を確立していくために、身近な事象および世界の動向を取り上げ、それをもとに考えま
す。
教 科 書 :
授業の中で提示します。
参 考 書 :
加藤秀一『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』朝日新聞社(2006)
吉井奈々・鈴木健之『実際私はどっちなの!? 性同一性障害とセクシュアルマイノリティを社会学!』恒
星社厚生閣(2012)
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 学期末試験、授業内での提出物などにより総合的に評価します。
事 前 準 備 学 習 : 特になし。
備
考
:
科 目 コ ー ド : 40006
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 火曜3限
授業名(英文): 政治学
担 当 者 : 滝田 薫
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職
到 達 目 標 : 政治学の基本について概説しながら、随時、時事問題を解説していく、政治学の入門講座
です。狙いはその時々の政治争点を理解し、状況において自らの立場を確立する力を獲得
することにあります。なお、本講義は、適宜、高等学校の「政治・経済」教科書の内容を参照
する等、教職課程履修者に配慮したものとします。
授 業 計 画 :
半期15回の講義をほぼ3つの部分に分解して講義を組み立てています。最初の3回は、序
論として、社会科学の入門編を用意しています。ここでは政治に限らず、人間とその組織に
ついて考えてもらいます。その後、随時、時事問題を折り込みながら、講義します。
第1回 序論 この講義の狙い
第2回 序論 政治とは何か
政治のシステム
第3回 序論 人間と組織
共同幻想 支配と権力
第4回 国家とは何か
ホッブス ロック ルソー
第5回 国家と戦争
ナショナリズム
第6回 政党と政治家
第7回 政党と政策
第8回 日本の政治
第9回 日本の政治
第10回 国際政治と外交
第11回 時事問題
4 ページ
第12回 時事問題
第13回 時事問題
第14回 質問と回答
第15回 まとめ
定期試験
授業概略:
人間と政治の関わりについて概説します。人間は、人間同士で利害を調整しなければなり
ません。そうしないと、人は争い、最後には殺し合いを始めます。政治に期待される調整、統
合の技術、法や制度、政府や国家あるいは、それらを根底で支える考え方や思想に至るま
で、この講義で扱う内容は多岐にわたりますが、できるだけ分かり易い講義内容にしたいと
思います。
教 科 書 :
教科書は使用しません。手作りのプリントやレジュメを配布します。
参 考 書 :
授業時に項目ごとに指示します。教職科目履修者に配慮し、適宜、高等学校教科書「政治・経済」を
参照します。
なお、初学者の場合、参考書については、以下の本を読むとよいでしょう。
岩波ジュニア選書
「政治のしくみがわかる本」 「世界の国 一位と最下位」 「ヨーロッパ思想入門」
「財政のしくみがわかる本」 等々。
なお、少しレベルの高いものを読みたい人には、以下の本をガイドにして下さい。
文春新書 「東大教師が新入生にすすめる本」 1 2
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 毎回、出欠を質問票の形で取ります。講義内容に関する良い質問については、
成績に加味します。試験は、テーマを指定した論文考査になります。
事 前 準 備 学 習 : 新聞を読む習慣を身につけてください。
備
考
:
私の担当する「政治と人間」は、本講義と同一時間に置かれています。つまり、それぞれの講義内容
は同一です。一方通行の講義にはしたくないので、学生諸君からの質問とそれへの回答、つまり教
室での対話を工夫したいと思います。
科 目 コ ー ド : 40007
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜5限
授業名(英文): 現代社会と表象文化 (Culture and Representation in Contempora ry Society)
担 当 者 : 和泉 涼一
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 現代の社会はさまざまな問題を抱えこんでいます。そこに生きるわれわれもまた、文明の恩
恵を享受(きょうじゅ)するそのいっぽうで、貧困、差別、暴力、性、戦争、教育格差、病、死の
受容など、容易には克服できない問題に苦しんでいます。
このクラスでは、それらのさまざまな問題を映像、とりわけ劇映画がどのようにあつかってきた
のかを検討します。そして、それらの作品をつうじて今後の社会に生きていく若い人たちが、
それらの問題を深く、かつ広い視野で考える手助けとなることを目的としています。映像の資
料としては、映画、ドキュメンタリー、アニメーションなどをとりあげます。
1 この授業では、さまざまな映像資料、とりわけ劇映画(アニメーションを含む)を通じて現代
社会がど
のような問題を抱えているのかを理解します。
2 それらの作品に描かれた諸問題を、その背景から理解することを目指します。
3 それらの諸問題を、われわれ自身の存在と生活につながる切実な問題として捉えうる感
性を養いた いと考えます。
授 業 計 画 :
01)オリエンテーション
02)映画と女性差別〜黙らない女たち
03)映画と女性差別〜戦う女たち
5 ページ
04)映画と女性差別〜勝利する女たち
05)同性愛は罪なのか
06)同性愛は罪なのか2
07)肌が黒くてなぜ悪い〜黒人差別
08)肌が黒くてなぜ悪い〜黒人差別2
09)ユダヤ人大虐殺
10)ユダヤ人大虐殺2
11)文明と自然〜ナウシカともののけ姫
12)文明と自然〜原発と食物
13)戦争を記憶する
14)戦争を記憶する2
15)まとめ
授業概略:
1 毎回の設定されたテーマに沿ってさまざまな映像作品を紹介し、その内容と背景を分析
しながらそれ
ぞれのテーマを掘り下げていきます。
2 学生は、授業で触れた作品をなるべく自分自身でも観賞し、自分なりの考えをまとめるこ
とが求めら
れます。
3 とりあげる作品については、受講生のリクエストを重視します。
教 科 書 :
必要に応じてプリントを配布します。
参 考 書 :
町山智浩『映画の見方がわかる本』、洋泉社、2002年。
町山智浩『映画の見方がわかる本80年代カルトムービー編』、洋泉社、2005年。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1) (ほぼ)毎回、かんたんな課題を出しますので、きちんと提出してください。
2) それぞれのテーマについて、自分なりに知識をまとめ、自分なりの見解をも
つことが要求されます。3) 上記1と2を総合して成績を判定します。。
事 前 準 備 学 習 : ありません。
備
考
:
なし。
科 目 コ ー ド : 40008
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜5限
授業名(英文): コミュニケーションと言語学 (Communication and Linguistics)
担 当 者 : 三上 司
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 言語学の知識に基づいて、効果的なコミュニケーションを行う。
授 業 計 画 :
次のテーマで講義を進めて行く。
1. この授業の到達目標と概略
2. 表現と場面:語用論の考え方
3. 直示表現:場所の直示、時間の直示
4. 協調の原則:Griceの4つの公理
5. 言語行為:Austin(1962)の主張
6・ Searleの言語行為、間接発話行為
7. Harris(1952)の談話分析、Hallidayの結束性
8. Leechの丁寧さの原理
9. Brown& Levinson(1987)の丁寧さの理論
10.関連性理論(1)
11.関連性理論(2)
6 ページ
12.語用論の応用(1):ジョークの語用論
13.語用論の応用(2):レトリックの語用論
14.言語コミュニケーション論
15.言語コミュニケーションと社会
授業概略:
言語はコミュニケーションの道具である、と一般に言われている。しかし、言語はすべての
種類の情報伝達に向いているとは限らない。このことは、パイロットと管制官の交信が原因
で事故が起こるという事実、ひもやネクタイの結び方を言葉だけで説明することは至難の業
であることなどを考えてみても分かることである。言語は空間や感覚・感情に関する情報を
伝達することは苦手なのである。また、言語は真実だけではなく嘘も伝えることができるとい
う側面も持っている。この講義では、コミュニケーションの様々な側面について、言語学の視
座から観察・分析し、コミュニケーションの仕組みについて考えることが目標である。
教 科 書 :
プリントを配布する予定です。
参 考 書 :
小泉 保 著『言語学とコミュニケーション』 大学書林
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加状況と筆記試験
事 前 準 備 学 習 : 特に準備するべき作業はありません。言語やコミュニケーションに興味のある方なら誰でも参加する
ことができます。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40009
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜2限
授業名(英文): 人生と儀礼 (Life and Rites)
担 当 者 : 榎 陽介
履修可能学科: M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 人の一生にともなう儀礼を知ることにより、私たちの受け継いできた習俗とその多様性を再確
認する。
さらに私たちの現在の生活文化を再考してみる。
授 業 計 画 :
第1回 ガイダンス:この授業で学ぶこと
第2回 人の一生を通過儀礼としてとらえてみる
第3回 通過儀礼の枠組みを考える
第4回 誕生以前
第5回 誕生と成長
第6回 成人儀礼
第7回 結婚の儀礼
第8回 大人の儀礼
第9回 死と葬送の儀礼
第10回 死後の儀礼
第11回 女性の民俗
第12回 通過儀礼と家屋の使い方
第13回 通過儀礼と食
第14回 通過儀礼と儀礼の用具
第15回 まとめ
定期試験
授業概略:
民俗学の方法を用いて考えていく授業。人の一生は儀礼により区切られている。一年という
時間が正月や盆といった季節の行事により区切られているのと同様である。その意味を多
様な事例を通して知ることにより、ともすれば均一な文化のように感じられている現代社会だ
7 ページ
が、その底に潜む差異に満ちた姿を学ぶ。
教 科 書 :
とくに用いない
必要に応じて資料などは配布する。
参 考 書 :
谷口・板橋編著『日本人の一生−通過儀礼の民俗学−』八千代出版 2014年
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への出席および定期試験の結果による
事 前 準 備 学 習 : 民俗学に関係するような書籍に目を通しておく
備
考
:
科 目 コ ー ド : 40010
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 月曜2限
授業名(英文): 心の健康 (Mental Health)
担 当 者 : 塚本 美和子
履修可能学科: M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 「人間」や「心の健康」に広く関心を持ち、知識を得て、自分自身や周囲の人の「心の健康」
を考えられるようになる。現代社会におけるメンタルヘルスの諸問題の概観と、その基本的な
対応等を学ぶ。
授 業 計 画 :
<第1回>ガイダンス
<第2回>健康とストレス
<第3回>メンタルヘルスの歴史(基本)
<第4回>メンタルヘルスの歴史(応用)
<第5回>人生の意味
<第6回>人生の課題
<第7回>「発達障害」について
<第8回>「ひきこもり」について
<第9回>「対人恐怖」について
<第10回>「摂食障害」について
<第11回>「トラウマ・PTSD・人格障害」について
<第12回>「うつ病」について
<第13回>「統合失調症」について
<第14回>「ターミナルケア」について
<第15回>「IT社会と健康障害」について
授業概略:
人間やメンタルヘルスについて、おもに心理学の観点から考えます。心と身体が社会とつな
がっている事を考えながら、自分自身や家族・周囲の人々の心の健康について知識を持
ち、その基本対応も学びます。授業は講義の他に、映像・実習も取り入れます。
教 科 書 :
斉藤環・山登敬之著「世界一やさしい精神科の本」河出文庫
第7回講義以降で使用します。
参 考 書 :
講義内で紹介します。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席状況。数回授業アンケートを実施し、講義の参加度を確認する。また講義
内容で興味を持ったテーマでのレポートも必須とする。
事 前 準 備 学 習 : 「人間」や「心の健康」について興味のある事を振り返ってみてください。本・メディア・映画等からの
気づきも大切にしてください。
備
考
:
なし
8 ページ
科 目 コ ー ド : 40011
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜3限
授業名(英文): 倫理学
担 当 者 : 掛川 富康
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職
到 達 目 標 : この講義は生命倫理という科目と同じものです。古代の思想家アリストテレスが自分の息子
ニコマコスに語った倫理学『ニコマコス倫理学』を読みますが、ゆっくり読むのが原則です。
そのなかに生命の原理である魂の問題が論じられています。また善、徳、選択等々の倫理
学の問題が論じられていきます。このようなtテーマについてアリストテレスの文章を読んで学
んでいきます。また現代の精神の分析の問題をも視野に入れて進めていきます。
授 業 計 画 :
第1回アリストテレスと倫理学・生命倫理 講義の進め方
第2回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第3回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第4回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第5回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第6回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第7回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第8回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第9回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第10テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第11回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第12回講義を振り返る・レポート作成について
第13回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第14回テキスト『ニコマコス倫理学』を読む
第15回まとめ。学んだことを振り返る。
授業概略:
ゆっくりと歩いたり、歩くような速さで歌を歌うとかいわれる時があります。これは、あまりに急
いだり、必要以上にゆっくりすると、考えたり歌ったりするのに適していない、身につかないと
いうことです。アリストテレスは、なかまと散歩しながら思索したと言われています。講義もこの
調子で進めます。テキストをゆっくり読み、理解できそうにない用語などには、立ち止まって
説明していきます。そうすれば学ぶところが多いと思います。けっこう楽しい学びができると
思います。
教 科 書 :
アリストテレス『ニコマコス倫理学』岩波文庫(上)(下)
参 考 書 :
上掲書(下)の巻末にある解説など。他は、講義時に紹介します。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席など、講義に対する姿勢、学期末のレポートの出来具合で評価します。
事 前 準 備 学 習 : ゆっくりものを考える姿勢を身に着けるとよいでしょう。
備
考
:
科 目 コ ー ド : 40012
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜5限
授業名(英文): 自然と環境 (Nature and Environment)
担 当 者 : 飯田 利明
履修可能学科: M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : わたしたち生き物が、どのような環境の中で生きているか理解することができる
9 ページ
現代の複雑な環境問題を、自分なりに考えることができる
授 業 計 画 :
1.はじめに/ わたしたちが生きるこの星 「地球」
2-3. 人口爆発と経済成長
4-5. 大量生産社会の影/ 地球規模での化学物質汚染へ
6-7. 気候変動/ 地球温暖化の現実
8. 生物多様性の意味と大量絶滅の進行
9. 都市が依存してきた森林の利用と現状
10. 有限の水資源と水辺の再生
11. 川がつなぐ森と海
12-13. 環境コストと「生態系サービス」について考える
14. 廃棄物削減/ 3Rとは
15. 熱帯多雨林の開発とその現状
授業概略:
今の時代を「環境の21世紀」と呼んだり、日常生活でも「エコ」という言葉が、気軽に使わ
れている。
でもわたしたちは本当に何がわかっているのか? 環境のこと、日本と世界で起きているこ
と、その経緯など、あまりにも複雑多様でわかりにくい。
わたしたちを含めた生き物の生活は、現実の場所=地域の環境で営まれていることを忘
れることはできない。いわゆる「環境問題」は、どこかの遠い場所で起きている出来事ではな
く、わたしたち一人一人が主役であり、身近な地域の中でこそ、世界につながる解決策を考
えていく必要がある。
授業では、現在の人類と環境の深刻な関係について、できるだけ具体的に多くの時間
を割いて考えたい。そしてわたしたちと他の仲間の生き物を理解し、この星=地球の環境と
わたしたちの今後の関係を見直す一助とさせていただきたい。
教 科 書 :
プリントを配布します
参 考 書 :
授業内容を深めるために、必要な本、ホームページ等を随時紹介します
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 期末のレポートで行ないますが、受講態度も評価に含めます
事 前 準 備 学 習 : 特になし
備
考
:
「自然と環境」「地球環境と人間」と「自然環境論I」は、同一の授業です
科 目 コ ー ド : 40013
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜4限
授業名(英文): 環境と社会 (Environment and Society)
担 当 者 : 飯田 利明
履修可能学科: M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 食を通して、現代の人の生活と自然環境の関係を考えることができる
環境の中でのこれからの社会のあり方について、自分なりに考える基礎的な知識を持つこと
ができる
授 業 計 画 :
1.はじめに
2-3.50年前の茨城と日本の食生活ー身近なLost World
4.石油に依存した経済成長と人口爆発
5.大量生産、大量消費、大量廃棄社会
6.食料生産の増加と農業保護政策による低価格化
7.過剰穀物を利用した肉食とバイオ燃料
8.環境の過剰利用と環境汚染
9.気候変動と食料生産 水と気温
10.生産現場では 石油依存農業と緑の革命
10 ページ
11.慣行栽培と有機栽培 _有機農業推進法_
12.遺伝子組み換え作物の現状
13.都市を支える食の外部化とファストフード化
14.捨てられる「食品」と食料自給率
15.人は何を食べて生きるのか
授業概略:
わたしたちが生きていくのに必要不可欠な「衣食住」は、すべて回りの自然環境から産み
出されている。
この授業では、中でも日々欠かせない「食」を中心として考えてみたい。
現代のわたしたちは、あまりにも忙しく、目先のことしか見えない現実がある。しかも環境の
こと、日本と世界で起きていること、その経緯など、複雑多様でわかりにくい。
わたしたちの生活スタイルの過去100年間の変化は、質量共にあまりにも大きく、地域に根
ざした伝統的生活スタイルが失われた。
そして100年前にはまったく考えられなかったことだが、今ではわたしたちの日々の食卓が
世界と繋がっている時代になった。
この状況が今後も続くのか? 持続可能な生活を実現する鍵は、どこにあるのか。だから
こそ変化という時間方向の探索と合わせて、わたしたちの住む世界とここ茨城に軸足を置い
て、食を通して、人と環境の関係を探ってみたい。
教 科 書 :
プリントを配布します
参 考 書 :
授業内容を深めるために、必要な本、ホームページ等を紹介します
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 期末のレポートで行ないますが、受講態度も評価に含めます
事 前 準 備 学 習 : 特になし
備
考
:
「環境と社会」と「生活と自然環境」は、同一の授業です
科 目 コ ー ド : 40014
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜3限
授業名(英文): 情報社会とメディア (Information Society and Media)
担 当 者 : 川又 復三
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 情報社会の移り変わりやメディアの内情などについて自分の考えを持ち、発表できる
授 業 計 画 :
1、 メディアの変遷
2、 現代メディアの実情について(1)
3、
〃
(2)
4、 放送制度と番組制作・編成
5、 情報の信頼性について
6、 広告について
7、 視聴率調査、世論調査、情報の保護と公開
8、 事件発生から刑の確定までの報道について
9、 放送で気になる言葉(尊敬語、謙譲語、丁寧語)
10、
〃
(放送禁止用語、誤用、乱用)
11、冤罪とその土壌(布川事件、足利事件など)
12、災害とメディアについて
13、記事の書き方、読み方、書かれる立場
14、メディアの今後について
15、まとめ、補足など(又は、最近のビッグニュースを考える)
授業概略:
ここ数年、インターネットと携帯電話などの急速な普及により、国内外から様々な情報が直
接、あるいは新聞テレビ、ラジオ、雑誌などを通して入ってくる。
11 ページ
情報環境が著しく変化しており、いわば情報維新といえる時期である。
また、必要な情報を広くも深くも手に入れることができる情報選択時代でもある。
一方、既存のメディア側も携帯電話の普及と技術革新で新たな対応をせまられている。
こうしたなか情報環境の推移やメディアの役割や課題、報道のあり方などを学ぶ。
教 科 書 :
資料を配布する
参 考 書 :
なし
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : リポートの評価と出席率それに授業でのやり取りなどを総合的に考慮して判断
する
事 前 準 備 学 習 : 新聞、テレビ、ラジオなどのニュースを毎日チェックし、考える
備
考
:
大災害など大きなニュース発生の場合、テーマの変更あり
科 目 コ ー ド : 40015
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 火曜2限
授業名(英文): ミクロ経済学入門 (Microeconomics)
担 当 者 : 浅野 義
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 : 教職
到 達 目 標 :
この授業では、消費者と生産者はどのような行動をとるのか、これらの行動によって財・
サービスの価格は市場においてどのように決定されるのかを理解することができます。また、
独占や市場の失敗、ゲームの理論などの分野にも応用できるための基礎を養うこともできま
す。
授 業 計 画 :
第01回
第02回
第03回
第04回
第05回
第06回
第07回
第08回
第09回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
授業概略:
この授業は経済学の二大理論のひとつであるミクロ経済学の入門講座で、講義形式で行
います。
この授業では、ミクロ経済学の基礎として、まず、需要と供給、需要曲線と消費者行動、費
用構造と供給行動、市場取引と資源配分などの基本的な概念を解説します。次いで、独占
と競争の理論、市場の失敗、不確実性と不完全情報の世界、ゲームの理論などの分野への
これらの基本的な概念の適用について考えます。
教 科 書 :
伊藤元重著『入門 経済学』(第4版)日本評論社 2015年
参 考 書 :
伊藤秀史著『ひたすら読むエコノミクス』 有斐閣 2012年
神取道宏著『ミクロ経済学の力』 日本評論社 2014年
ミクロ経済学とはどのような学問か
需要と供給
需要曲線と消費者行動(1)需要の価格弾力性、消費者余剰
需要曲線と消費者行動(2)無差別曲線と効用、補完財と代替財
費用の構造と供給行動(1)平均費用と限界費用
費用の構造と供給行動(2)供給の価格弾力性、生産者余剰
市場取引と資源配分(1)市場メカニズム、余剰分析
市場取引と資源配分(2)資源配分の歪み
独占と競争の理論(1)独占
独占と競争の理論(2)完全競争と独占的競争
市場の失敗(1)外部効果
市場の失敗(2)公共財
不確実性と不完全情報の世界(1)危険分散
不確実性と不完全情報の世界(2)逆選択とモラルハザード
ゲームの理論入門
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終試験の素点を100点とし、無断欠席1回につき10点、無断遅刻1回につき5
12 ページ
点を減じたものを、「履修要覧」に掲載されている成績評価の基準に当てはめて
評価します。
事 前 準 備 学 習 : なし
備
考
:
「マクロ経済学入門」を併せて履修することが望ましい。
科 目 コ ー ド : 40016
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 火曜2限
授業名(英文): マクロ経済学入門 (Macroeconomics)
担 当 者 : 浅野 義
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 : 教職
到 達 目 標 :
この授業では、生産物市場における国民所得はどのように決定されるのか、GDR、利子
率、失業率、物価などのマクロ経済変数はどのような相互作用を持つのかを理解することが
できます。また、経済成長や国際経済学などの分野にも応用できるための基礎を養うことも
できます。
授 業 計 画 :
第01回
第02回
第03回
第04回
第05回
第06回
第07回
第08回
第09回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
授業概略:
この授業は経済学の二大理論のひとつであるマクロ経済学の入門講座で、講義形式で行
います。
この授業では、マクロ経済学の基礎として、まず、国内総生産(GDP)などの国民所得概
念、有効需要と乗数のメカニズム、貨幣の機能、マクロ経済政策、インフレと失業などの基
本的な概念を解説します。次いで、経済成長や国際経済などの分野へのこれらの基本的な
概念の適用について考えます。
教 科 書 :
伊藤元重著『入門 経済学』(第4版) 日本評論社 2015年
参 考 書 :
吉川洋著『マクロ経済学 第3版』 岩波書店 2009年
伊藤元重著『マクロ経済学 第2版』 日本評論社 2012年
マクロ経済学とはどのような学問か
経済をマクロからとらえる(1)マクロ経済の鳥瞰図、GDPの三面等価
経済をマクロからとらえる(2)成長方程式、経済成長と寄与度
有効需要と乗数メカニズム(1)乗数理論
有効需要と乗数メカニズム(2)国民所得決定の理論
貨幣の機能(1)貨幣の定義と機能
貨幣の機能(2)マネーサプライと信用乗数
マクロ経済政策(1)金融政策の効果
マクロ経済政策(2)財政政策の効果
インフレと失業(1)インフレーション
インフレと失業(2)失業
高齢社会の財政運営
経済成長と経済発展(1)資本蓄積と経済成長
経済成長と経済発展(2)経済成長モデル
国際経済学
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終試験の素点を100点満点とし、無断欠席1回につき10点、無断遅刻1回につ
き5点を減じたものを、「履修要覧」に掲載されている成績評価の基準に当ては
めて評価します。
事 前 準 備 学 習 : 「ミクロ経済学入門」を併せて履修することが望ましい。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40017
配置年次: 1
13 ページ
曜 日 時 限 : 金曜4限
単位数: 2
授業名(英文): 法学a (Law a)
担 当 者 : 安藤 博
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職 福祉主
到 達 目 標 : 学生にとって身近である法律のテーマを取り上げていきます。生活の視点から、具体的に考
えることができます。法律的なものの見方、考え方を身につけることができます。
授 業 計 画 :
Ⅰ 学校教育・生徒指導と法
第01回 生徒指導をめぐる問題─実態と課題
第02回 生徒規則の本質
第03回 マナー、モラル、ルール、社会規範と生徒指導
第04回 ゼロトレランスと懲戒権
第05回 生徒の法体験と教師のリーガルマインド
第06回 いじめと市民社会の法の力
第07回 「生徒市民」としての法学習─紛争解決力
第08回 「生徒市民」としての法学習─NPO、公共とは何か
Ⅱ 家族と法
第09回 親権と児童虐待
第10回 結婚と離婚
第11回 扶養と介護、遺言と相続
Ⅲ 医療と法
第12回 患者の権利
第13回 先端医療と法倫理
Ⅳ 紛争と法
第14回 消費者問題、近隣トラブルと解決
第15回 家事問題と調停 医療トラブルとADR
定期試験
授業概略:
社会に起こる事象について、法律はどう考え、解決しようとするのか、法の基本を理解しま
す。学校教育と生徒指導、家族、医療にかかわるテーマをわかりやすく解説します。とくに、
中心にとりあげる教育問題は、振り返りながら、自分大問題として考えてみると興味がわくで
しょう。
教 科 書 :
最初の講義の際に指示します。教科書を補う資料も配付しますので、大切に保存してください。試験
の際必要になります。
参 考 書 :
各テーマの参考となる本などは、テーマを取り上げた際に紹介します。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、アンケート、宿題、試験などを総合的して判断します。
事 前 準 備 学 習 : 自分の学校体験を振り返ることや、社会に起こっているトラブル・事件などに関心を持つことが大切
です。生活の中で、社会の出来事に敏感になり、問題意識を持つことが事前の勉強です。
備
考
:
私語については厳しく対処します。受講生の協力が不可欠です。
科 目 コ ー ド : 40017
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜1限
授業名(英文): 法学b (Law b)
担 当 者 : 古屋 等
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職 福祉主
到 達 目 標 : 社会における法の存在を認識し、その機能を役割を、私たちの権利や自由と関連づけて理
14 ページ
解することができる。民法や刑法などの身近な法律をめぐり、どのような社会問題が生じてい
るかを認識することができる。
授 業 計 画 :
1 ガイダンス
2 法とは何か
3 法の種類と存在形式
4 法の段階的構造
5 罪刑法定主義
6 犯罪の成立要件l
7 犯罪の成立要件ll
8 刑事手続の基本原理
9 裁判手続の基本構造
10 民法の基本構造l
11 民法の既存構造ll
12 財産関係と法l
13 財産関係と法ll
14 家族関係と法l
15 家族関係と法ll
16 定期試験
授業概略:
社会のルール(規範)である法の役割と機能を認識することにより、法の存在意義と遵守の必
要性について説明していきます。法というと、どうしても私たちを規律するというイメージが強
く、それに違反すると罰せられる、できるだけ関わらないことが望ましい対象だと思われるか
もしれません。しかし、法とは、私たちの権利や自由を守るために、私たち自身で取り決め
た、私たちのルール(約束)なのです。したがって、それを守ること、従うことは当然のこととも
いえます。罰せられること、賠償の支払いなどを通じて責められることは、約束違反に対する
制裁にすぎません。これらは、あくまで二次的な、約束を守ってもらうための手段にすぎない
のです。このような、法を守る必要性について、私たちの生活に深く関わっている民法や刑
法を通じて学んでいきます。また、それらをめぐる紛争解決のための法、すなわち、裁判法
を勉強することにより、将来社会人になった時の問題の対処法や裁判員になった場合の心
得についても勉強していきます。
教 科 書 :
上野幸彦・古屋 等『国家と社会の基本法』〔第3版〕(成文堂)2500円+税
参 考 書 :
『六法』(種類は問いませんが、新規に購入される場合は、岩波書店の『セレクト六法』1300円+税を
おすすめします)
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中に行う小テスト(3回)を20%、期末試験を80%に換算して、合算のうえ評
価を行う。
事 前 準 備 学 習 : 授業資料のほかに、板書に代わるレジュメを配布します。重要なポイントやキーワードは、レジュメに
記入したりマークしてもらいながら説明しますので、配布物をきちんとつづっておいてください。それ
らをもとに小テストを実施し、小テストやレジュメのマーク部分をもとにして期末試験を実施しますの
で、間違ったところや理解が十分にできなかったところは、繰り返し復習をしておいてください。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40017
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜2限
授業名(英文): 法学c (Law c)
担 当 者 : 古屋 等
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職 福祉主
到 達 目 標 : 社会における法の存在を認識し、その機能を役割を、私たちの権利や自由と関連づけて理
解することができる。民法や刑法などの身近な法律をめぐり、どのような社会問題が生じてい
15 ページ
るかを認識することができる。
授 業 計 画 :
1 ガイダンス
2 法とは何か
3 法の種類と存在形式
4 法の段階的構造
5 罪刑法定主義
6 犯罪の成立要件l
7 犯罪の成立要件ll
8 刑事手続の基本原理
9 裁判手続の基本構造
10 民法の基本構造l
11 民法の基本構造ll
12 財産関係と法l
13 財産関係と法ll
14 家族関係と法l
15 家族関係と法ll
16 定期試験
授業概略:
社会のルール(規範)である法の役割と機能を認識することにより、法の存在意義と遵守の必
要性について説明していきます。法というと、どうしても私たちを規律するというイメージが強
く、それに違反すると罰せられる、できるだけ関わらないことが望ましい対象だと思われるか
もしれません。しかし、法とは、私たちの権利や自由を守るために、私たち自身で取り決め
た、私たちのルール(約束)なのです。したがって、それを守ること、従うことは当然のこととも
いえます。罰せられること、賠償の支払いなどを通じて責められることは、約束違反に対する
制裁にすぎません。これらは、あくまで二次的な、約束を守ってもらうための手段にすぎない
のです。このような、法を守る必要性について、私たちの生活に深く関わっている民法や刑
法を通じて学んでいきます。また、それらをめぐる紛争解決のための法、すなわち、裁判法
を勉強することにより、将来社会人になった時の問題の対処法や裁判員になった場合の心
得についても勉強していきます。
教 科 書 :
上野幸彦・古屋 等『国家と社会の基本法』〔第3版〕(成文堂)2500円+税
参 考 書 :
『六法』(種類は問いませんが、新規に購入される場合は、岩波書店の『セレクト六法』1300円+税を
おすすめします)
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中に行う小テスト(3回)を20%、期末試験を80%に換算して、合算のうえ評
価を行う。
事 前 準 備 学 習 : 授業資料のほかに、板書に代わるレジュメを配布します。重要なポイントやキーワードは、レジュメに
記入したりマークしてもらいながら説明しますので、配布物をきちんとつづっておいてください。それ
らをもとに小テストを実施し、小テストやレジュメのマーク部分をもとにして期末試験を実施しますの
で、間違ったところや理解が十分にできなかったところは、繰り返し復習をしておいてください。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40018
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜5限
授業名(英文): 社会学a (Sociology a)
担 当 者 : 森 謙二
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職 福祉主
到 達 目 標 : 自分たちが生きている時代と社会を理解すること。
社会科学的な考え方ができること。
16 ページ
授 業 計 画 :
1 社会学の基礎概念
2 欲求の体系としての市民社会(個人と社会)
3 市民社会の構造ー市場・家族・国家
4 市民的公共性の成立と展開—民主主義とは何か
5 深まる社会の矛盾
6 マスコミ
7 福祉国家の展開
8 まとめ(1)
9 情報化社会の展開とIT
10 グローバル化の背景
11 近代家族について
12 個人化する家族
13 〈いのち〉と家族
14 福祉国家の危機とリスク社会—福祉レジューム論
15 まとめ(2)
定期試験
授業概略:
私達は、どのような社会に、どのような時代に生きているのか、これが全体を通じてのテーマ
になります。
近代から現代にかけての市民社会の展開を概説した上で、家族と現代社会の変化(リスク社
会の展開)を中心に講義をしたいと思います
どのような仕組みの社会で生きていくのか、どのように社会と関わりながら生きているのか、
自分は社会に対して何ができるのか、このような問題を考えながら話を進めていきたい。
授業は、原則として、パワーポイントを用いて行います。
教 科 書 :
家族に関しては、清水・森・岩上・山田編『家族革命』(弘文堂)
参 考 書 :
授業中に指示。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験と出席で総合的に判断する。
ノート持ち込み可ですが、かなりの問題数があります。
事 前 準 備 学 習 : 授業の前にユニパから資料をダウロードしてください。授業が終わったら、ノートの整理を。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40018
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜5限
授業名(英文): 社会学b (Sociology b)
担 当 者 : 森 謙二
履修可能学科: M
関 連 資 格 : 教職 福祉主
到 達 目 標 : 自分たちが生きている時代と社会を理解すること。
社会科学的な考え方ができること。
授 業 計 画 :
1
2
3
4
5
6
7
8
9
社会学の基礎概念
欲求の体系としての市民社会(個人と社会)
市民社会の構造ー市場・家族・国家
市民的公共性の成立と展開—民主主義とは何か
深まる社会の矛盾
マスコミ
福祉国家の展開
まとめ(1)
情報化社会の展開とIT
17 ページ
10 グローバル化の背景
11 近代家族について
12 個人化する家族
13 〈いのち〉と家族
14 福祉国家の危機とリスク社会—福祉レジューム論
15 まとめ(2)
定期試験
授業概略:
私達は、どのような社会に、どのような時代に生きているのか、これが全体を通じてのテーマ
になります。
近代から現代にかけての市民社会の展開を概説した上で、家族と現代社会の変化(リスク社
会の展開)を中心に講義をしたいと思います
どのような仕組みの社会で生きていくのか、どのように社会と関わりながら生きているのか、
自分は社会に対して何ができるのか、このような問題を考えながら話を進めていきたい。
授業は、原則として、パワーポイントを用いて行います。
教 科 書 :
家族に関しては、清水・森・岩上・山田編『家族革命』(弘文堂)
参 考 書 :
授業中に指示。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験と出席で総合的に判断する。
ノート持ち込み可ですが、かなりの問題数があります。
事 前 準 備 学 習 : 授業の前にユニパから資料をダウロードしてください。授業が終わったら、ノートの整理を。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40019
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜2限
授業名(英文): 歴史学 (History)
担 当 者 : 岡崎 賢治
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 :
授 業 計 画 :
この授業での目標は, 次の三点である。
1.フランスの歴史を, ヨーロッパあるいは世界全体との関連の中で理解できる。
2.現代において国民国家が再検討を迫られている理由を理解できる。
3.歴史学は「人間はどう生きるべきか」を考える際の重要な要素であると理解できる。
【第01回】オリエンテーション −本授業のねらいと進め方−
【第02回】「フランス」のはじまり
【第03回】ケルト社会とフランク王国
【第04回】中世社会とカペー王国 −封建制社会と十字軍戦争−
【第05回】中世後期の危機と王権 −百年戦争とジャンヌ・ダルク−
【第06回】近代国家の成立 −フランス絶対主義の光と影−
【第07回】啓蒙の世紀
【第08回】フランス革命
【第09回】ナポレオン戦争
【第10回】社会改革の夢 −新しい革命の波−
【第11回】フランス第二帝政とパリ民衆の生活
【第12回】共和主義による国民統合 −フランス第三共和制と帝国主義−
【第13回】危機の時代 −第一次世界大戦−
【第14回】危機の時代 −第二次世界大戦−
【第15回】変貌する現代フランス
18 ページ
定期試験
授業概略:
本授業科目では, フランスという国家の歴史をヨーロッパあるいは世界全体との関連を意識
しながら学び, 国民国家とナショナリズムの関係について考察します。また, キリスト教, 村落
と都市の関係, 家庭における男女の役割, イスラーム教徒の関係など多くのテーマをとりあ
げる予定です。
教 科 書 :
柴田三千雄『フランス史10講』(岩波新書, 780円+税)
授業では毎時間, 印刷資料を配付し, それに基づいて講義を進めます。
参 考 書 :
福井憲彦編『フランス史』(世界各国史12, 山川出版社, 3,500円+税)
その他, 授業時に適宜指示します。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 各講義中での学習課題, 講義後に提出させる課題リポート(25%), 討論や発表
活動など授業への参加度(25%), 及び定期試験(50%)を中心に総合的に評価
します。
事 前 準 備 学 習 : 教科書(柴田三千雄『フランス史10講』)と高等学校で使用した教科書(『世界史B』 または『世界史
A』)・図説資料を用いて, 予習に努めてください。
備
考
:
講義時間毎に学習課題と課題リポートに関する説明をするので, 継続的な出席が必要です。
科 目 コ ー ド : 40020
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜5限
授業名(英文): 哲学の歴史
担 当 者 : 掛川 富康
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 : 教職
到 達 目 標 : 日常の経験をベースにして、ゆっくり事物のありかた、それについての考え方を反省していき
ます。
できるできないとか、リアリティーがあるとかないとか、必ずとかと偶然だとか、自然とか、また
原因とかことの始まりとかいった言葉が、どのようにして生まれてきたかをゆっくり考えていきま
す。このいみで楽しい経験ができると思います。
授 業 計 画 :
第1回問題へのアプローチ・講義の進め方
第2回アリストテレス『形而上学』を読む
第3回アリストテレス『形而上学』を読む
第4回アリストテレス『形而上学』を読む
第5回アリストテレス『形而上学』を読む
第6回アリストテレス『形而上学』を読む
第7回アリストテレス『形而上学』を読む
第8回アリストテレス『形而上学』を読む
第9回アリストテレス『形而上学』を読む
第10回講義を振り返る・レポート作成を考える。
第11回アリストテレス『形而上学』を読む
第12回アリストテレス『形而上学』を読む
第13回アリストテレス『形而上学』を読む
第14回アリストテレス『形而上学』を読む
第15回まとめ。講義を振り返る。展望を試みる。
授業概略:
アリストテレスは、プラトンと並び古代ギリシャの哲学者です。ゆっくり自然を観察し、ゆっくり
散歩しながら哲学をしたといわれています。この講義も、この歩くというリズムでゆっくり考え
ていきます。経験から、繰り返し出会う経験から、どのようなことが分かってくるか、をテキスト
19 ページ
を読んで経験していきたいものです。
教 科 書 :
アリストテレス『形而上学』(上)(下)、岩波文庫。
参 考 書 :
テキストに附された解説や注を読めば十分です。他の参考文献が必要なら、講義時に紹介します。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 講義への姿勢、および学期末のレポートで評価します。
事 前 準 備 学 習 : ゆっくり歩きながらという姿勢で、物事を考えることができれば十分です。
備
考
:
科 目 コ ー ド : 40021
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 木曜2限
授業名(英文): 人間と文学 (People and Literature)
担 当 者 : 和泉 涼一
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : およそ人間であるかぎりは人生に悩むのが当たり前です。まして若い人たちは、ニキビや自
殺のことなど、およそあらゆることが悩みのタネとなるものです。このクラスでは、それらの問題
からとくに若い人にとって切実と思われる「恋愛」のテーマをとりあげます。男女の(または同
性どうしの)さまざまな愛のかたちをめぐって、世界と日本の文学作品をみなさんに紹介し、
考えを深めていくことが目的です。
1) 日本と世界の著名な物語作品の内容を理解します。
2) それらが描かれた時代背景や作者についての知識を深めます。
3) そこに描かれていることがらを、自分自身の問題として捉えうる感性を身につけます。
授 業 計 画 :
01)オリエンテーション
02)ゆるされない愛〜恋人が敵の家だったら(シェイクスピア『ロミオとジュリエット』)
03)ゆるされない愛〜遊女の恋(近松門左衛門)
04)ゆるされない愛〜人妻の恋(近松門左衛門)
05)人形に恋をする(バーナード・ショー『ピグマリオン』と『マイ・フェア・レディ』)
06)蛇だって恋をする(上田秋成『雨月(うげつ)物語』)
07)兄妹なのか恋人なのか(ブロンテ『嵐が丘』)
08)親友を裏切る(夏目漱石『それから』と『こころ』)
09)女師匠と弟子の禁断の恋(谷崎潤一郎『春琴抄(しゅんきんしょう)』)
10)女師匠と弟子の禁断の恋2(谷崎潤一郎『春琴抄』)
11)カウボーイの男らしい恋〜アニー・プルー『ブロークバック・マウンテン』
12)死んでゆく恋人をまえにして〜河野実『愛と死をみつめて』
13)ムラカミハルキの世界〜『ノルウェイの森』を読む
14)ムラカミハルキの世界〜『ノルウェイの森』を読む2
15)まとめ
授業概略:
1) 毎回、作品の抜粋を観賞します。そして、それらの作品を創造した作者とその時代背景、
その作品が及ぼした影響などを解説します。時間が許す範囲で、それらの作品の映画化も
扱います。
2) 学生は授業で紹介されたそれらの作品を、じっさいに読んでみることがつよく推奨されま
す。
3)とりあげる作家・作品については、教室における学生のリクエストを重視します。こういう作
品に触れてみたいという希望があれば随時申し出てください。
教 科 書 :
必要に応じてプリントを配布します。
参 考 書 :
参考文献はそのつど紹介します。
20 ページ
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1) (ほぼ)毎回、かんたんな課題を出します。きちんと提出して下さい。
2) それぞれの作品とテーマについて自分なりに知識と考えをまとめることが求
められます。
3) 上記1と2を総合して成績を判定します。
事 前 準 備 学 習 : ありません。
備
考
:
なし。
科 目 コ ー ド : 40022
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜4限
授業名(英文): 人間と言語 (People and Language)
担 当 者 : 三上 司
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 言語の変化を通じて、人間の諸側面を知る。
授 業 計 画 :
1.この授業の到達目標と概略
2.上代日本語(奈良時代):発音
3.
:文法
4.古代日本語(平安時代):発音
5.
:文法
6.中世日本語(鎌倉・室町):発音
7.
:語彙
8.
:文法
9.近代日本語(江戸時代):発音
10.
:語彙
11.
:文法
12.現代日本語(明治以降):発音
13.
:」語彙
14.
:文法
15.方言・授業のまとめ
授業概略:
言語を使用する能力は、人間を他の動物から区別する重要な特徴とされている。人間は言
語のおかげでコミュニケーションが可能となり、高度な思考を働かせることが可能となり、文
学作品を味わうことができるのである。したがって、人間を深く理解するためには、言語の本
質を理解することが極めて重要になってくる。本講義では日本語の変化を材料にして、人間
にとって言語とはどのようなものなのか、また言語の歴史的研究を通じて何が明らかとなるの
かについて考えていく。
教 科 書 :
プリントを配布する予定です。
参 考 書 :
山口明穂 ほか 『日本語の歴史』 東京大学出版会
山口仲美 『日本語の歴史』 岩波新書
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加状況と筆記試験
事 前 準 備 学 習 : 特に事前に必要な作業はありません。言語に興味のある方なら誰でも参加することができます。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40023
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜2限
授業名(英文): 宗教学
21 ページ
担 当 者 : 掛川 富康
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 : 教職
到 達 目 標 : 専門家の意見では、ITが普及しても、日本では顔と顔をあわさない社会が目指されている
が、ヨーロッパでは顔と顔をあわすパーソナルなコミュニケイションをできるだけ守ろうとしてい
るといわれています。パーソナルなコミュニケイションでも、社会の作り方でも、合理的なと言
われるもののとらえ方がずいぶんと違うわけです。このような日常の例でも見られる、合理性
について東西の文化の違いを深く考えたのが、ドイツの社会学者マックス・ヴェーバーです。
ヴェーバーはこの違いを文化や宗教の考え方の違いからくるとしています。このような現代的
な問題をヴェーバーの宗教論集からゆっくりと学んで行こうと思います。
授 業 計 画 :
第1回 問題の意味と講義の進め方
第2回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第3回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第4回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第5回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第6回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論』を読む。
第7回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第8回 講義を振り返る・レポート作成を考える
第9回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論』を読む。
第10回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第11回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第12回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第13回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第14回 マックス・ヴェーバーの宗教社会論を読む。
第15回 まとめ−問題の展望へ
授業概略:
民主主義とか合理的な社会を作るに際してのアジアと西洋の社会の違いを、両者の文化や
宗教のちがいを考えながらヴェーバーの意見を聞いていく。
教 科 書 :
世界の大思想 マックス・ヴェーバー『宗教社会論集』河出書房(1969年)から、わかりやすいエッセイ
を選び読む。テキストは、入手困難な場合はコピーして配布します。
参 考 書 :
教科書に附せられた解説など。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席や授業への姿勢を重視します。学期末はレポート。
事 前 準 備 学 習 : 講義で扱う問題について自分の考えを或る程度深めておくとよいでしょう。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40024
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 月曜5限
授業名(英文): 美と芸術の歴史 (History of Beauty and Art)
担 当 者 : 和泉 涼一
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 皆さんは「印象派(いんしょうは)」ということばを聞いたことがあるでしょう。19世紀後半のフラ
ンスに花開いた画家たちのグループで、日本でも大人気の画家たちです。彼らは近代の市
22 ページ
民社会にふさわしく、光と色彩の美を追求し、パリやその近郊のひとびとの生活をいきいきと
描きました。このグループを構成するのはせいぜい10数人の画家たちで、彼らは仲の良い友
人か、または仲の良くない友人の間柄でした。このクラスでは、モネやルノワール、ドガ、ゴッ
ホといった画家たちの作品を毎回1点か2点とりあげ、そのスバラシサについて論じていきま
す。15回の学習で、みなさんはもっとも有名な作品のほとんどを知ることになるでしょう。美術
館めぐりが好きになってもらえれば担当者としては本望です。目標は以下のとおり。
1) モネの《睡蓮》、ドガの《エトワール》など印象派の有名な作品を鑑賞し、それらの作品に
ついての理 解を深めます。
2) それらが描かれたのはどんな時代なのかを理解します。
3) それらはどんな作者によって制作されたのかを理解します。
4) 美術展に行くことが楽しくなります。
授 業 計 画 :
01)オリエンテーション〜「印象派」とは?
02)「印象派」までのなが〜い歴史(中世からルネサンス)
03)「印象派」までのなが〜い歴史2(ルネサンスから古典主義)
04)光と色彩の冒険が始まった!
05)よく似た名前のマネとモネ〜本人たちも気にしていた。
06)モネこそは印象派のリーダー
07)モネの親友にして女性美の崇拝者ルノワール
08)印象派の頼りになるお父さんピサロと死ぬまで貧乏だった「空の画家」シスレー
09)デッサンの天才にしてグループの実力者ドガ
10)紅一点、女流の天才「黒衣」のベルト・モリゾ
11)ふたたびモネとルノワール
12)「印象派」はもう古い?〜苦闘する天才ゴッホとゴーギャン
13)20世紀を切り拓いた奇人、「りんご」の画家セザンヌ
14)「芸術」は「科学」なのか〜点描画法のスーラ
15)まとめ
授業概略:
1) 毎回、絵画を観賞します。それらの作品を創造した作者とその時代背景、その作品が及
ぼした影響などを解説します。
2) 授業では時間の制約上、必ずしも多くの作品に触れることはできません。関連する作品
や資料については、受講生は自分でそれらを鑑賞してください。
教 科 書 :
そのつどプリントを配布します。
参 考 書 :
島田紀夫『すぐわかる画家別印象派絵画の見方』、東京美術、2007年、2,000円+税。
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1) (ほぼ)毎回、ごく簡単な課題を出します。きちんと提出したかどうかを評価し
ます。
2) それぞれの画家や作品について、すこしでも知識が身についたかどうかを
評価します。
3) 上記1と2を総合して成績を判定します。
事 前 準 備 学 習 : ありません。
備
考
:
なし。
科 目 コ ー ド : 40027
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 水曜5限
授業名(英文): 自然科学の基礎 (Natural Sciences)
担 当 者 : 中原 東郎
履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 1.自然科学の発展史を大まかに捉えること
23 ページ
2.科学的な見方・考え方に一定程度慣れ、理解できること
3.科学とその適応である技術の光の部分と影の部分を理解すること
4.それらを基に、科学と技術のあり方について自ら考えることができること
5.情報や実験データの定量的な取り扱いに慣れること
6.論理的な文章が書けるようにすること
授 業 計 画 :
第1回:江戸時代の「科学」について
第2回:自然科学はどのように発展してきたのか
第3回:西洋自然科学の特徴
第4回:科学に不可欠な論証の方法
第5回:日本の科学思想1
第6回:日本の科学思想2
第7回:科学とキリスト教
第8回:科学とその適応である技術の光の部分と影の部分1
第9回:科学とその適応である技術の光の部分と影の部分2
第10回:地動説と星の動き
第11回:病気との闘い1
第12回:病気との闘い2
第13回:原子力発電
第14回:統計データ、データの整理
第15回:論理的な文章とは
試験
授業概略:
科学の発展に伴う知識や技術の量と質は、20世紀以後飛躍的に増加し深まってきて、科
学・技術とその考え方は、私たちのものの考え方に必要不可欠なものとなっています。科学
とその適用である技術が、光の部分として、私たちの社会・生活を快適なものとしている一
方、公害、核兵器、地球温暖化など影の部分も生み出しています。今世紀、科学・技術の
影響がさらに大きくなる中で、科学的な見方・考え方を学び、自らの考えを明確に表明でき
ることが強く要求されています。本授業ではそのような考え方を学ぶとともに、江戸時代の
「科学」、自然科学の発展の歴史、日本の科学思想、科学と宗教、科学・技術の影の部分と
しての公害、地動説と星の動き、病気との闘い、原子力発電などの課題を通して自然科学
的な考え方、方法論にも親しめるようにし、実験データとの付き合い方、簡潔で論理的な表
現を目指した(科学的)文章作成の基礎についても学びます。
教 科 書 :
指定しない
参 考 書 :
特に指定しない
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 75%以上の出席率と、試験あるいはレポート
事 前 準 備 学 習 : 授業ではきっちりノートを取るようにしてください。
備
考
:
なし
科 目 コ ー ド : 40028
配置年次: 1
単位数: 2
曜 日 時 限 : 金曜3限
授業名(英文): 統計学の基礎 (Statistics)
担 当 者 : 有澤 正樹
履修可能学科: M
関 連 資 格 :
到 達 目 標 : 統計学の分析概念を理解し、基本的な統計処理を行うことができる。
授 業 計 画 :
【第01回】 統計学はどのような学問か
【第02回】 標本分布の特性値 1(標本抽出、度数分布表、ヒストグラム) 、練習問題 1
【第03回】 標本分布の特性値 2(平均、分散、標準偏差など) 、練習問題 2
24 ページ
【第04回】
【第05回】
【第06回】
【第07回】
【第08回】
【第09回】
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
【第14回】
【第15回】
定期試験
確率と確率分布(二項分布、ポアソン分布)
復習および練習問題 3
一様分布と正規分布
復習および練習問題 4
標本平均の分布と母平均の推定
復習および練習問題 5
t 分布と母平均の推定
復習および練習問題 6
χ2 分布と母標準偏差の推定
復習および練習問題 7
仮説検定
復習および練習問題 8
授業概略:
統計学とは、アンケートや観測によって採取された大量のデータの中に存在する法則性を
扱う科学的分析方法であり、自然科学、社会科学、人文科学等の分野で広く利用されてい
る。
例えば教育の分野においては、大勢の学生、生徒、児童に関するデータ(試験の点数かも
知れないし、身長や体重などの健康に関するデータ、児童の心理を調べるための調査デー
タかも知れない)を客観的(科学的)に扱っていく上で、統計学は必要不可欠である。
また経営の分野においては、データの分析に多変量解析(複数のデータを統計的に分析
し、その関係性を明らかにする方法)がよく用いられるが、多変量解析を理解するために
は、統計学の基礎を十分に理解していなければならない。
さらに介護福祉や栄養管理の現場においても、日々の変化や成果を客観的に評価し、報
告することは大切な仕事のひとつであり、客観的な評価のために統計処理は必要不可欠と
いえるだろう。
このように、どのような領域においても、データを客観的・科学的に分析・評価するために
は、統計学が必要不可欠といえるのである。そこでここでは、どのような領域においても共通
する統計学の基礎について、演習を取り入れながら解説する。
教 科 書 :
鳥居泰彦 『はじめての統計学』 日本経済新聞社、1994年
参 考 書 :
なし
成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験(教科書・ノート・課題プリント・電卓持ち込み可)および練習問題により
評価する。
事 前 準 備 学 習 : 数学が不得意のものは、四則演算、分数 など、受講までに各自で簡単な復習を行っておくこと。
備
考
:
平方根(ルート)計算ができる電卓を持参すること。
数学が苦手であっても理解できるように、できるだけ丁寧にわかりやすく解説する。
25 ページ