動物病院だより

第4号
犬山動物病院
動物病院だより
2002 7月14日号
TEL 0568-67-1267
愛知県犬山市羽黒大見下29 FAX 0568-67-8008
AHT(VT)とは
Animal Health Technicians (Veterinary Technicians) の略で、動物の看護士という意味です。
<犬山動物病院でのAHTの役割>
獣医師がスムーズに診療や治療が行えるようにサポートしたり、入院している動物の看護や、食事・衛
生面での管理などを行っています。また、手術においては獣医師の指示のもとで、必要な器具・機械の
準備、術中の外科助手、術後は動物のケアーを行っています。
飼い主様へは食餌や投薬方法、病気の予防やしつけなどについて説明を行っています。
私たちは、飼い主様と獣医師との橋渡し的存在となります。
<私たちのキモチ>
1頭でも多く、病気の動物達を救えるように努力しています。
動物達と飼い主様の不安な心を少しでもケアーできるように、優しく、笑顔で接していきたい
です。気軽に声を掛けて下さい。
熱射病にご用心!!
私たちからの
アドバイス
熱射病って?
高温多湿な場所で体に熱がこもり体温調節が出来なくなることです。
どうなるの?
★異常な呼吸(開口呼吸・速迫呼吸) ★体温の上昇(40℃以上)
★意識消失、ひどい時には後遺症として神経症状が残ったり、死亡します。
どうしてなるの?
ワンちゃん・ネコちゃんたちは人と違い汗をかく器官が少ない為に熱交換がうまくできないの
です。(足の裏にしか汗腺がありません)
では、どうやって熱を発散させているの?
熱い息を外に吐いて冷たい空気を吸って熱交換しています。(でも外の空気が熱ければ
冷やすことが出来ずどんどん体温は上がってしまいます。)
もしなってしまったら?
★冷たい水を飲ます(自力で飲める場合) ★水風呂に入れる
★冷たい水で濡らしたタオルでくるんですぐ病院へ!!
気をつけること。
★高温多湿な場所でのお留守番(閉め切った室内や車内。短時間といえども危険です!!)
★炎天下でのお散歩(夕方でも地面に熱がある時はいけません。)
★激しい運動(ラブラドール・ゴールデンなどよく興奮する子は注意です!)
★パグ、シーズなどの短頭種、フェレット、ハムスターなどの小さい動物も熱射病に
かかりやすいです。
注意してください!
熱射病 夏に多い 死亡事故
正しい知識と予防策!!