研修名称をクリック 研修情報 認証番号 20140046 研修名称 福祉人材

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研修情報
20140046
福祉人材マネジメント1(人的資源管理Ⅰ)
学校法人日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研
究科(専門職大学院)
理論系科目Ⅱ(1 単位)
平成 27 年 4 月から平成 28 年 3 月(4 日間)
日本社会事業大学(東京都清瀬市または文京区)
井上 由起子
第1回 日本人の人的資源管理(講義)
日本型雇用(終身雇用、年功的賃金等)の特徴
を理解したうえで、人口ボーナス期から人口オ
ーナス期への移行に伴い、WLB の追求、職住
近傍など福祉分野が目指すべき戦略的人的資
源管理の基本的な枠組みを理解する。
第2回 福祉分野の人材確保の課題(講義)
各種統計データ(入職、離職、求人倍率、職種
別賃金)を活用しながら、福祉分野の人材確保
の課題を概観し、雇用側のマネジメント(採用、
配置、評価、育成、定着)の重要性を理解する。
第3回 区分制度と格付け(演習と講義)
社会福祉法人を題材に、行政職俸給表をベース
とした年功序列型の職能給が、職責と給与が一
定程度連動している役割給へと変化している
ことを理解する。併せて、職務給、成果給の特
徴を理解し、福祉分野においてベースとすべき
区分制度や格付け(人事等級制度)を理解する。
第4回 ケアの小規模化/地域化と求める人材像の変
化(演習)
個別ケア・小規模化・地域化に伴い、求められ
る人材像が定型的熟達者から適応的熟達者に
移行しつつあることを理解したうえで、福祉人
材の類型化が避けられない事実となっている
こと、ターゲティング毎の採用・育成・評価の
あり方が必要となっていることを理解する。
第5回 福祉専門職の能力開発(演習と講義)
福祉専門職の関心が専門性から組織性へと拡
大していくためには、チームの重要性を組織内
で共有したうえで、根拠に基づいてサービスを
標準化させるとともに、チームにおけるリーダ
ーシップが肝要であることを理解する。この点
を踏まえた能力開発(OJT、off-JT、SDS)の
あり方を演習で確認する。
第6回 サービスエンカウンターと自律型マネジメン
ト(講義)
対人サービス業の組織構造は、利用者と現場職
員が出会うサービスエンカウンターを頂点と
した逆ピラミッド型であり、サーバントリーダ
ーシップによる自律型マネジメントが肝要で
あることを理解する。このマネジメントの実現
の肝となる、思考力ある福祉専門職の育成のあ
り方を検討する。
第7回 マネジャー層の採用・選抜・育成・コンピテン
シー(講義)
福祉専門職がチームを束ねるマネジャー層へ
と昇進する過程において、求められる職務が大
きく変化すること、マネジャー層の育成が組織
経営の将来を左右することを理解する。あわせ
て、福祉専門職のキャリアとして専門職志向と
管理職志向の双方があり、その適正と選抜が重
要であることを確認する。
第8回 人事考課と内省支援(演習と講義)小テスト
考課表、目標管理制度、考課者エラー、コンピ
テンシーなど人事考課に関連する基礎用語を
学ぶ。職員育成や能力開発に資する人事考課の
重要性を理解したうえで、育成面談を内省支援
や経験学習サイクルと絡めて検討し、育成と学
習が結びつくことを確認する。
事前課題
上記 8 回を通じて、理論の説明と併せて、社
会福祉法人や NPO 法人などの非営利組織の
人的資源管理を題材として取り上げ、理論と
実践を結び付ける。事前課題に取り組むこと
で自職場の人的資源管理を把握し、これを振
り返ることで、効果的な学習を意図してい
る。具体的には、以下の事前課題を課す。
・社員格付け(第 3 回)
職員格付け(人事等級制度)を調べ、職能
給、役割給、成果給、職務給のいずれを採
用しているか、年功序列すなわち生活給に
対応する部分をどの程度保障しているか
を調べる。併せて、俸給表が職種別か一本
化+資格手当かを調べる。社会福祉法人の
場合は、行政俸給表からの改革を行ってい
る場合は、その内容と過程を調べる。
・研修体系(第 5 回)
研修体系を調べてくる。組織内研修のみな
らず、職場外研修、資格取得支援も対象と
する。あわせて、マネジャー層向けの研修
体系の有無を調べてくる。
・人事考課(第 8 回)
人事考課の導入有無を調べる。導入してい
ない場合は、その必要性が現時点でない理
由を言語化する。導入している場合は、人
事考課の導入過程、人事考課を何に反映さ
受講対象(受講要件)
定員
研修管理責任者
問い合わせ先
せているかを調べてくる。
事後課題 第 8 回の講義を踏まえたうえで、自職場にお
ける戦略的人的資源管理のあり方について
レポートを 1500 字以内でまとめる。
次のいずれについても満たす者
①本学大学院の規程により受講を認める者(本学大学院
福祉マネジメント研究科在学生・科目等履修生・修習生
及び本学大学院社会福祉学研究科在学生)
②社会福祉士有資格者
80 名(科目等履修生は最大 5 名まで)。演習(グループ
ワーク)時については、30 名を超えるごとにティーチン
グアシスタントを配置する。(複数名の講師が担当する
場合は、配置基準に含む)
日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科長
手島 隆久
日本社会福祉事業大学教務部大学院教務課
大学院教務課主任 安里 若奈
TEL:042-496-3105
FAX:042-496-3101
E-mail:[email protected]