1 はじめに 東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故

 はじめに 東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故により、国のエネ
ルギー政策の見直しやそれに伴う再生可能エネルギーへの期待と推進の機運が
高まり、国や被災県の復興施策においてもその必要性が問われている。 具体的には、国の「東日本大震災からの復興の基本方針(H23.7.29)」では
再生可能エネルギー関連産業の集積、福島県の復興ビジョン(H23.8)におい
ては、再生可能エネルギーのプロジェクトの推進といったように、再生可能エ
ネルギーは復興計画の重点項目であり、推進・普及、関連産業の雇用創出が復
興のカギを握っている。 このような背景のもと、本校が工業分野をもつ被災県の専門学校として、被
災地の復興に必要な人材---再生可能エネルギーの知識と技術を持った若い技
術者を輩出することが、教育機関としての使命であり今の福島に必要なことで
ある。 本事業は平成 23 年度からの継続事業となる。平成 23 年度事業の核となる試
行講座では再生可能エネルギーの中の太陽光発電と風力発電に焦点を当て、学
科と実習を行った。この分野はまだ教育のプログラムが確立されておらず、文
字通り試行錯誤の中、内容の構築をしていった。この平成 23 年度に作成した
教育プログラムを平成 24 年度の 10 月からの後期授業に導入し、実証講座とし
て本校の電気電子工学科 1 年生に対して実施された。今年度はそれに加えて、
EV 電気自動車分野と IT スマートグリッド分野の教育内容についても検討され、
教育プログラム案を作成した。さらに、本事業に関連した企業と人材の現状と
将来の予測のアンケート調査を行うことで、今後の事業展開においてとても重
要な情報が得ることができた。 このように調査と実績を積み重ねて開発された再生可能エネルギー分野の
人材育成カリキュラムは、次年度も福島県、企業、大学、研究機関等との連携
を強化することでさらに発展させ、全国に普及させていきたい。 1
内容
Ⅰ 事業計画 ..................................................................................................... 4
Ⅱ 議事録 ....................................................................................................... 17
第1回分科会 議事録 ................................................................................... 18
第2回分科会 議事録 ................................................................................... 21
第1回推進協議会 議事録 ............................................................................. 26
第3回分科会 議事録 ................................................................................... 34
第2回推進協議会 議事録 ............................................................................. 43
第4回分科会 議事録 ................................................................................... 53
第3回推進協議会 議事録 ............................................................................. 61
第4回推進協議会 議事録 ............................................................................. 75
第5回分科会 議事録 ................................................................................... 76
第5回推進協議会 議事録 ............................................................................. 83
第6回分科会 議事録 ................................................................................... 99
第6回推進協議会 議事録 ........................................................................... 107
第7回分科会 議事録 ................................................................................. 119
第7回推進協議会 議事録 ........................................................................... 127
第8回推進協議会 議事録 ........................................................................... 136
合同事業成果発表会 .................................................................................... 138
Ⅲ 実証授業 ................................................................................................. 142
(1)再生可能エネルギー分野実証授業 .............................................................. 143
再生可能エネルギー ............................................................................................................. 143
安全衛生 ............................................................................................................................... 160
2
太陽光発電システム ............................................................................................................. 165
太陽光発電施工(建築・屋根) ........................................................................................... 172
太陽光発電施工(模擬屋根) ............................................................................................... 177
太陽光発電施工(取付) ...................................................................................................... 180
風力発電基礎 ........................................................................................................................ 194
風力発電実習 ........................................................................................................................ 204
再生可能エネルギービジネス ............................................................................................... 206
授業アンケートの結果 .......................................................................................................... 213
(2)電気自動車(EV)分野試行授業 ................................................................ 222
EV の技術 ............................................................................................................................. 222
EV の動向 ............................................................................................................................. 228
プログラミング制御 ............................................................................................................. 235
授業アンケート ..................................................................................................................... 237
(3)スマートグリッド(IT)分野試行授業 ........................................................ 240
スマートグリッド実習(プログラミング制御) .................................................................. 240
Ⅳ 視 察 ....................................................................................................... 243
Ⅴ アンケート ............................................................................................. 258
Ⅵ 教育プログラム案と教材 .......................................................................... 273
(1)再生可能エネルギー分野教育プログラム ................................................ 274
(2)EV 分野教育カリキュラム ................................................................... 284
(3)IT 分野教育カリキュラム .................................................................... 290
(4)教材 「太陽光発電システム施工」(一部) ............................................ 292
3
Ⅰ事業計画
Ⅰ 事 業 計 画 4
Ⅰ事業計画
1.事業の概要
(1)事業名
再生可能エネルギー・スマートグリッド分野技術者育成事業
(2)メニュー・分野
(3)メニュー
1-①専修学校等における中長期的な人材育成コースの開発・実証
「その他」分野名
再生可能エネルギー・スマートグリッド
(4)事業実施期間
平成 25 年 8 月 15 日~平成 26 年 3 月 14 日
(5)事業の概要
【1】目的と趣旨
工業分野の専門学校として、これからの成長分野である太陽光や風力発電等の再生可能エネルギー、
新たな社会インフラとして推進が見込まれるスマートグリッド分野についての関連する知識や技術を習
得できる中長期的な人材の育成教育プログラムの開発・開設を産官と連携し開発・実証する。
①人材ニーズにあった必要な知識・技術を検討し具体的な教育プログラム・教育モデル(案)を開発
する。
②上記プログラムを本校既存学科に反映させ、実証を行い推進協議会で評価し、必要に応じて改善
する。
③改善したカリキュラムの実証を繰り返し人材ニーズにあった新しい教育プログラムを完成させる。
④完成した教育プログラムを全国に普及する。
上記①は平成 23・24 年度の事業で策定され、平成 25 年度以降も引き続き②③④の実証と評価を重ね
て精度を高める。
【2】分野と内容
①再生可能エネルギー対応の電気施工技術者育成プログラムの開発<継続>
1)履修科目「再生可能エネルギー」実証授業<継続>
2)専門学校の学科「エネルギー工学科」カリキュラム・シラバスの作成<継続>
3)指導者、児童生徒向け「再生可能エネルギー」公開講座の実施と教材開発<新規>
4)「太陽光発電システム施工技術者」育成プログラムの教材開発<新規>
⇒カリキュラム等の基礎は確立されており今年度は学外向け情報発信や教育プログラム普及に注力
5
Ⅰ事業計画
②電気自動車(EV)に対応した自動車整備士育成プログラムの開発<継続>
1)本校新設学科 「電気自動車工学科」カリキュラム・シラバスの作成<継続>
2)実習授業を充実させるための制御工学とメカトロニクスの教材研究<新規>
3)新技術の指導ができる教員のスキルアップ、指導者の育成<新規>
③スマートグリッドに対応する IT 技術者育成プログラムの開発<継続>
1)スマートグリッドに関する調査研究
2)教育内容について再度検討し、シラバスの修正と教材の選定を行う
3)概論と実習の試行授業の実施
【3】これまでの成果
①平成 23 年度
1)再生可能エネルギー分野技術者育成プログラム案の開発と評価
2)太陽光発電と風力発電の試行授業の実施と評価
3)六ヶ所村二又風力発電所、風力発電トレーニングセンターの視察
4)産学官連携の関係作り 福島県産業創出課、福島大学、日本大学工学部、三菱電機、京セラ他
②平成 24 年度
1)教育プログラム開発
1.再生可能エネルギー分野の教育プログラム:履修科目、学科、社会人向け
2.電気自動車(EV)分野の教育プログラム
3.スマートグリッド IT 分野の教育プログラム
2)実証授業
・太陽光発電システム施工
3)試行授業
・IT 組込マイコンソフトの開発実習
4)視察
・再生可能エネルギーとスマートグリッドの国内最新事情の調査
けいはんなエコシティ、とよたエコフルタウン、三重大学スマートキャンパス他
5)調査
再生可能エネルギー分野の人材ニーズを県内企業にアンケート調査を実施
【4】福島県内の状況
●福島県の復興ビジョン(H23.8)の主要施策において再生可能エネルギーは重要な位置づけとされて
いるが、復興は進んでいない。原発事故に起因する諸問題(人口減少、農林水産物・県産品、風評被
6
Ⅰ事業計画
害、避難区域、除染、中間貯蔵施設、県民健康調査…)があまりにも多く、復興の妨げになっているから
である。
●政府の「東日本大震災からの復興基本方針」を受け、産総研が郡山市に再生可能エネルギー研究
開発拠点を平成 26 年 4 月開所予定で、ここでは次世代太陽電池の基礎研究などが行われる
●県内のメガソーラー計画:
①南相馬市 10 万 kw(東芝)平成 26 年稼働
②原町太陽光発電所(東北電力)1000kw 平成 27 年稼働
③泉崎村(森トラスト)1 万 kw 平成 25 年稼働
④矢吹町(レンゴー)1535kw 稼働中
●県内の風力発電
①国内最大級のウインドファーム郡山市布引高原風力発電所は 6 万 6 千 kw の出力
②いわき沖で世界最大規模の浮体式洋上風力発電実証研究事業、平成 25 年 9 月に試験運転開始
【5】県内の再生可能エネルギー関連人材のニーズ
①H24 の本事業において、県内企業に「再生可能エネルギー・スマートグリッド分野人材アンケート」を
実施した。
要約すると、「太陽光発電システム施工の技術と第二種電気工事士の資格を持った電気設備工事士」
が最も必要であるとの結果になった。さらに、保守管理のスキルも含めて数年後には確実に雇用が広が
っていくとの見方を持つ企業が多い。
②県内で立ち上がっている再生可能エネルギー関連事業における人材
・具体的な採用計画など雇用や人材育成に関する情報は全く明示されていない。(計画段階)
③福島大学では「再生可能エネルギー事業プランナー」育成事業を開始
・「再エネ技塾」と称し公開授業を実施しているが、本校のような施工管理等の現場の内容ではない。
【6】本校の再生可能エネルギーへの取組
①FSG スマートキャンパス:屋上に太陽光発電システム、エネルギーマネジメントシステムの設置(平成
25 年 3 月稼働)
②FSG 安積発電所:太陽光発電システムを建設し売電事業に着手(平成 25 年 7 月稼働)
③一般社団法人福島新環境総合研究所を設立、産学官の連携を推進
④地球温暖化防止のための「福島議定書」事業(福島県) 最優秀賞受賞 (平成 25 年 2 月)
◆以上のことから、いちはやくこの分野での人材育成の課題に取り組んでいき、県内出身者が県内にと
どまり、復興への道筋を作っていくことが本校の使命であると考える。
7
Ⅰ事業計画
2.文部科学省との連絡担当者
氏名
和田 秀勝
所属・役職
学校法人新潟総合学院 専門学校国際情報工科大学校 教務部長
郵便番号
963-8811
電話番号
024-956-0030
E-m ail
所在地
福島県郡山市方八町二丁目4-15
FA X 番号
024-956-0013
w ada.hidekatsu@ nsg.gr.jp
3.事業内容の説明
(1)事業の目的
東日本大震災および福島第一原発事故により、国のエネルギー政策の見直しやそれに伴う再生可能
エネルギーへの期待と推進の機運が高まり、国や被災県の復興施策においてもその必要性が明確にう
たわれている。
具体的には、
①国の「東日本大震災からの復興の基本方針(H23.7.29)」において、復興を支える人材育成の項目で
エネルギー等、成長分野における職業訓練の実施や、復興を牽引する人材育成のための先進的な教
育の実施が盛り込まれている。また再生可能エネルギーの利用促進・導入の項目では、太陽光や風力
発電設置の実証研究やスマートコミュニティの地域導入促進などが地域再生の要素となっている。
②福島県の復興ビジョン(H23.8)においても、基本理念および復興に向けた主要施策(ふくしまの未来
を見据えた対応)の中で、再生可能エネルギーの飛躍的推進・普及、関連産業の雇用創出が掲げられ、
分科会での検討が行われている。
以上により、本校が工業分野をもつ被災県の専門学校として、これまでの既存の人材育成に加えて、
これからの福島をはじめとした被災地の復興・復旧、街づくりに必要な分野の人材育成に携わることは
地域の教育機関としての使命であり、地域貢献であると考える。本校では屋上に太陽光発電システムを
設けるスマートキャンパス化が平成 25 年 3 月に完成し、これに加えて FSG 安積発電所が完成予定であ
る。これらの設備においては電力管理を学ぶことができ、より実践的な電気施工技術者育成が可能とな
る。
本分野に精通する学識経験者、地元自治体、企業と連携し、即戦力の人材育成に必要な新プログラム
の開発を行い、本校既存学科に反映させ、前年度までの実績を発展させるべく実証を行っていく。開発
したカリキュラムは推進協議会による評価を実施し、必要に応じて改善し、全国に普及する。
8
Ⅰ事業計画
(2)前年度までの取組概要、成果と本年度との継続性
■平成 23 年度事業 ・取組概要 太陽光発電と風力発電に焦点を当て、再生可能エネルギーに対応した技術者育成のための教育プ
ログラムの開発に取り組んだ。推進協議会で検討し作成されたカリキュラムを本校の電気電子工
学科の学生を対象に試行授業として実施し、検証・評価後に中長期教育プログラムを作成、カリ
キュラムとシラバスを報告書にまとめた。 ・事業成果 1)再生可能エネルギー分野技術者育成プログラム案の開発と評価 2)太陽光発電と風力発電の試行授業の実施と評価 3)六ヶ所村二又風力発電所、風力発電トレーニングセンターの視察 4)産学官連携の関係作り 福島県産業創出課、福島大学、日本大学工学部、三菱電機、京セラ他 ・本年度事業との継続性(成果の活用含む) 平成 23 年度の成果である再生可能エネルギー教育プログラムは、続く平成 24 年度でも推進協議
会で継続して審議された。 ■平成 24 年度事業 ・取組概要 「再生可能エネルギー・スマートグリッド」に対応した技術者を育成する教育プログラムを開発
する 1.再生可能エネルギー分野の教育プログラム:太陽光発電システム施工技術 2.電気自動車(EV)分野の教育プログラム:電気自動車に対応した自動車整備士 3.スマートグリッド(IT)分野の教育プログラム:通信制御系プログラミング技術 ・事業成果 1)教育プログラム開発 1.再生可能エネルギー分野の教育プログラム:履修科目、学科、社会人向け 2.電気自動車(EV)分野の教育プログラム 3.スマートグリッド IT 分野の教育プログラム 2)実証授業 ・太陽光発電システム施工 3)試行授業 ・IT 組込マイコンソフトの開発実習 9
Ⅰ事業計画
4)視察 ・再生可能エネルギーとスマートグリッドの国内最新事情の調査 けいはんなエコシティ、とよたエコフルタウン、三重大学スマートキャンパス他 5)調査 再生可能エネルギー分野の人材ニーズを県内企業にアンケート調査を実施 ・本年度事業との継続性(成果の活用含む) 1.再生可能エネルギー分野 平成 23 年度より継続して推進協議会において教育プログラムの細かい修正を加え完成度
を高めていく。 「太陽光発電システム施工技術者育成プログラム」として普及を促進していく 指導者の育成、公開講座、教材開発 2.電気自動車(EV)分野 平成 24 年度より継続して教育プログラムの開発を行う 電気自動車工学科のカリキュラム・シラバス 制御工学とメカトロニクスの教材研究 3.スマートグリッド分野 スマートグリッドに関する調査研究 教育内容について再度検討し、シラバスの修正と教材の選定を行う 試行授業の実施 (3)教育プログラム・教材の開発内容等
成長分野である太陽光や風力発電等の再生可能エネルギー分野は、教材開発と連動して、教育内容
の充実を図っていくのが今年度の目標である。CO2 削減等の環境問題の解決に不可欠な電気自動車
(EV)分野では実証授業が核となり、H24 年度の事業を引き継いで課題の解決に向かっていく。新たな
社会インフラとして推進が見込まれるスマートグリッド分野については、人材の育成・教育プログラムの
開発のためには技術面や環境政策等に多くの課題があり、調査研究の継続が軸となる。
①再生可能エネルギー対応の電気施工技術者育成プログラム【H24 年度より継続して実証】
・中期:「再生可能エネルギー」履修科目 長期:「エネルギー工学科」(2 年制課程)
◆「太陽光発電システム施工技術者育成」のためのテキスト教材の制作
◆「やさしい再生可能エネルギーのしくみ」(仮称)小中高生と指導者向けのテキスト教材の制作
②電気自動車(EV)に対応した自動車整備士育成プログラム【H24 年度検討・試行⇒H25 年度実証】
10
Ⅰ事業計画
・新設学科である電気自動車工学科(3 年制課程の 3 年時)のカリキュラム・シラバス等の教育プログラ
ム策定
◆H24 年度「被災地を中心とした EV 車等の普及加速に対応した整備人材育成」九州工科自動車専
門学校事業を引き継ぐ
・教育プログラムの開発・実証を継続する---推進協議会で再検討し実証講座に反映させプログラム
の改訂を行う
・実証講座での講師依頼
・教材を改善、修正して利用する
・推進協議会に参加してもらい前年度までの実績の経験を生かしてプログラム開発に協力してもらう
③スマートグリッドに対応する IT 技術者育成プログラム【H24 年度検討・試行⇒H25 年度実証】
・情報システム系学科を対象にしたスマートグリッドに関する概論と実習の履修科目の構築
(4)地域の人材ニーズの状況、事業の必要性等
福島県の復興ビジョンの基本理念および主要施策において、再生可能エネルギーの飛躍的推進によ
る新たな社会づくりとして同エネルギーの家庭・企業・団体への普及やスマートグリッド等の地域モデル
の構築の推進が重要な位置づけとされている。従って、再生可能エネルギー・スマートグリット分野の知
識を持ったインフラ整備に従事する施工技術者の人材ニーズ・必要性は高まると推測する。
そこで H24 の本事業において、県内企業に「再生可能エネルギー・スマートグリッド分野人材アンケート」
を実施した。
主な結果は次の通り。
Q 現在の貴社は再生可能エネルギー関連の業務との関わりはありますか?
A 全くない企業は 17%。少し関連しているという企業が 39%と最も多いが、多くある(27%)、半分位(8%)、ほ
とんど(9%)を合わせると 83%とかなり高い。
Q 将来、積極的に取り組んでいく再生可能エネルギー分野は?(複数回答可)
A 太陽光発電(76%)と、省エネ・エコ・環境(70%)が突出して多く、以下、風力発電(27%)、中小規模水力
発電(27%)となっている。
Q 将来、同分野における必要な技術者は?
A 電気設備工事(29%)、が最多で回路システム設計、建築土木施工管理が続いた。
設問は 38 問あり、要約すると、「太陽光発電システム施工の技術と第二種電気工事士の資格を持った
電気設備工事士」が最も必要であるとの結果になった。
11
Ⅰ事業計画
H24 年度は施工技術者の育成までであったが、今後の人材の持つスキルのニーズは施工後の維持・管
理・メンテナンスの知識と経験が求められてくるとみられるため、発電システムの保守・運用の教育プログ
ラムを充実させていく予定である。
県内ではいくつもの再生可能エネルギー関連の事業が立ち上がっているが、これらの事業はまだ準備
の段階にあることから、産業を誘致し雇用の拡大を謳っているもののまだ雇用や採用人数の具体的な
計画の明示までは至っていない。そこで、いちはやくこの分野の人材育成の課題に取り組む必要がある。
前述のアンケートでも数年後には確実に雇用が広がっていくとみられるという結果が出ている。再生可
能エネルギー関連産業が県内で立ち上がることで、県内出身者が福島にとどまり、そして県外から人が
集まってくるという復興の道筋ができてくる。この人材ニーズ調査は対象を福島県・宮城県・岩手県の3
県に拡大し本年度も継続して行う。
本校は電気・IT・自動車・建築分野を持つ専門学校であり、これまでの既存ノウハウを活かしながら、こ
れらの分野の人材育成に取り組むことで地域に貢献し、地域の教育機関としての使命を果たしたい。
(5)実証講座等の内容
①再生可能エネルギー対応の電気施工技術者育成プログラム【H25 年度実証】
●FSG 安積町発電所(太陽光)、一般社団法人福島新環境総合研究所と連携
●系統連系・売電、保守運用までトータルで事業の企画ができるプランナーの育成まで発展させる
【1】中期プログラム:履修科目「再生可能エネルギー」の授業を実証
再生可能エネルギーに対応した電気施工技術者育成プログラムである。
○対象学科:電気電子工学科・エネルギー工学科 1 年・2 年
本校既存学科の教育課程に反映する
○コース設定:太陽光発電と風力発電を履修する
○時期:後期履修科目
○時間(50 分授業): 1 年:週 3 時間×15 週 計 45 時間 2 年:週 3 時間×7 週 計 21 時間
【2】長期プログラム:専門学校の学科「エネルギー工学科」の学科を実証
再生可能エネルギーに対応した電気施工技術者育成プログラムである。
○学科:エネルギー工学科 1 年課程・2 年課程のカリキュラム・シラバスの実証授業を行う
【3】再生可能エネルギー公開講座(指導者向け、児童・生徒向け)
○FSG 安積発電所、FSG スマートキャンパスの見学受け入れ
○小中高生向けにわかりやすい内容の「再生可能エネルギー」テキスト教材の制作
12
Ⅰ事業計画
◆プログラムの検討・改善 【1】【2】
上記【1】【2】の教育プログラムは平成 23・24 年度の本事業の推進協議会で検討、開発された人材ニー
ズにあった必要な知識・技術を持つ技術者を育成するための具体的な教育プログラム・教育モデル(案)
である。
平成 25 年度以降、以下検討し実証していく。
○推進協議会で評価し必要に応じて改善する
○評価改善されたカリキュラムを人材ニーズに応える教育プログラムとして完成させる
○必要に応じて社会人等を対象にした実証授業を行い、アンケートを実施し評価をし検証する
○「太陽光発電システム施工技術者」育成プログラムの教材を作成し、この教育プログラムを全国に普
及する
②電気自動車(EV)に対応した自動車整備士育成プログラム
●H24 年度の本事業で策定されたプログラムの試行授業を実施
●H24 年度「被災地を中心とした EV 車等の普及加速に対応した整備人材育成」
九州工科自動車専門学校
事業を引き継ぐ
・教育プログラムの開発・実証を継続する
●研究開発プラットフォームとして 1/10 サイズの EV、車輪型ロボット、モータ制御、バッテリ制御の教材
を使用して制御工学やメカトロニクスを学ぶ
○対象学科:本校 1 級自動車工学科(13 名・4 年課程)で実施
○学科:電気自動車、電池・充電設備、モータ等の概論
○実習:EV 整備、EV 車両製作
○時間(50 分授業):12 時間
・新設学科 電気自動車工学科(3 年制課程の 3 年時)のカリキュラム・シラバス等の教育プログラム策定
・学科、実習の内容や教材、備品、設備等の検討
③スマートグリッドに対応する IT 技術者育成プログラム
●H24 年度の本事業で策定されたプログラムの試行授業を実施
○対象学科:本校情報システム系学科
○学科:スマートグリッド概論
○実習:スマートグリッド実習
○時間(50 分授業):12 時間
・情報システム系学科の履修科目の設定
・教育内容について検討しシラバスの修正、教材の選定
13
Ⅰ事業計画
(6)成果の普及・平成26年度以降の事業展開の予定(自校・他校・企業・団体・地域との関係)
再生可能エネルギーに関しては平成 23 年度に策定されたプログラムの(案)を原案とし、平成 24 年度よ
り、本校電気電子工学科に履修科目として「再生可能エネルギー」を導入し実証を行った。平成 25 年
度も継続して推進協議会による評価を実施し、必要に応じて改善いていく。EV 電気自動車と IT スマー
トグリッド分野に関しては、平成 24 年度に策定したカリキュラム・シラバスの素案を分科会と推進協議会
で細部にわたって審議検討していく。同様に数日間の試行授業を経てそれぞれの教育プログラムを完
成させる。
完成した新プログラムは報告会を推進協議会のみではなく、Web サイトを常設し一般に公開する等の方
法をとることを検討していく。さらに他校にもこの教育プログラムを導入しやすくなるように「太陽光発電シ
ステム施工技術者」育成のテキストを作成する。これらの成果をグループ校に報告提案をする機会をつ
くり、ネットワークを駆使して全国の専門学校への普及を目指す。
加えて、これまで築いてきた産学官連携をさらに強め、広げていきたい。また、福島県内の新聞テレビな
どへのパブリシティ活動を行い成果を広報していく。さらに本校法人が運営する FSG 安積発電所が事
業期間内に開所するため、実証授業や公開講座等の見学の受け入れを積極的に行い、全国に向けて
活動のようすなどの情報を発信していく。
4.事業のスケジュール
6月
7月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
協議会
●
●
●
●
●
●
●
原則月1回開催
分科会
●
●
●
●
●
●
●
原則月1回開催
調査
3月
備考
8月
視察・アンケート
開発
実証講座
成果発表会
●
14
Ⅰ事業計画
5.事業実施体制
(1)推進協議会の構成
(2)分科会の構成(設置は任意)
15
Ⅰ事業計画
(3)事業実施協力専修学校・企業・団体等
(4)事業の推進体制(図示)
推進協議会(18名)
再生可能エネルギー委員会
EV電気自動車委員会
スマートグリッド委員会
16
事務局スタッフ
協議会
18名
分科会
12名
事務
3名
合計
20名
Ⅱ議事録
Ⅱ 議 事 録 17
Ⅱ議事録
平成 25 年 8 月 27 日
第 1 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 24 年 8 月 27 日(火)16:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):WiZ:村上副校長、和田部長、佐藤慶多、近内、
FSG:双石、内田、村山
議題:
1. 開会のあいさつと事業説明
和田
2. スケジュールについて
和田・村上
3. 構成委員について
和田
4.
その他
以上
18
Ⅱ議事録
議題1:開会のあいさつと事業企画について 和田:簡単なあいさつと今年度の事業計画の概要の説明(事業計画書を参照) 議題2:スケジュールについて 和田:9 月の分科会、推進協議会の日程の変更をしたい(別紙スケジュール表参照) 第 2 回分科会 第 1 回推進協議会 9 月 9 日(月)17:30~ 9 月 24 日(火)17:30~ (一同承認) 議題3:構成委員について 和田:参加の案内をして返答待ちである。(別紙事業計画書の委員の構成一覧を参照) ・推進協議会不参加: 福島新エネルギー総合研究所の佐藤課長(理事長)、エコロジーオンラインの上岡理事長 ・分科会不参加 双石常務 双石:郡山市(役所)の関連部署の方の参加依頼をしてほしい。 和田:環境・経済部門に対して人選等根回しを含めて進めていきたい。 以上 19
Ⅱ議事録
(3)IT 分野教育カリキュラム
◆以下 2 科目のシラバスを作成 <表は省略 教育プログラムの項を参照> ① スマートグリッド概論 2 時間/週 34 週 68 時間 ② スマートグリッド演習 2 時間/週 34 週 68 時間 組込系とネットワーク ◆今年度作成する教育プログラム
・対象学科:
情報システム工学科 スマートグリッド専攻
・修業年限:
3 年課程のうちの 3 年時の教育課程
・取得技術:
応用情報技術者試験、データベーススペシャリスト試験、情報セキュリティスペシャ
リスト試験、C、Java、PHP
議題4:事業の評価と次年度の事業計画について
1.協議会委員のみなさまへ (3/4 までに和田部長あてにメールでお送りいただければ幸いです) ①実施報告においてのご意見ご感想をお願いします
②次年度の事業継続において、取り入れる内容等のご提案やアドバイスがありましたらお願いい
たします。
③電気電子工学科の学生に対してメッセージや励ましの言葉等ありましたらお願いします。
④その他ご意見ご要望がありましたらお願いします。
⑤【授業を担当された委員の方のみ】学生のようすや授業をしての感想などをお願いします。
2.この場でご意見やご提案がありましたらお願いいたします。 議題5:その他意見交換・連絡事項・スケジュールの確認
■合同事業報告会
3 月 5 日(火)14:00~16:00 郡山ビューホテルアネックス 4 階 花勝見の間 以上
20
Ⅱ議事録
平成 25 年 9 月 9 日
第 2 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 25 年 9 月 9 日(月)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):テクノアカデミー郡山 渡邉、エービーシステム 羽田、えこでん 久我
ストロベリーフィールド長井、
双石常務、内田理事長、
水野校長、村上副校長、和田部長、佐藤、近内、村山、藁谷
議題:
1. 開会のあいさつと事業内容の説明
和田・村上
2. 構成委員について
和田
3. 会議スケジュールについて
和田
4. 教育プログラム等について
村山
5. 第1回推進協議会について
和田
6. その他意見交換
以上
21
Ⅱ議事録
議題1:開会のあいさつと事業内容の説明 (別紙 事業計画書参照) 村上:前年度までの取組の実績を踏まえて、今年度目指す成果と継続性について説明した。 ・再生可能エネルギー分野:修正を加え教育プログラムの完成度を高める ・成果の普及のため機会の創出をしていく。 議題2:構成委員について (別紙 事業計画書参照) <各委員よりあいさつと自己紹介> 議題3:会議スケジュールについて (別紙 スケジュール表参照) (1)分科会 10/8(火) 11/12(火) 12/3(火) 1/14(火) 2/12(水) (2)推進協議会 9/24(火) 10/15(火) 11/19(火) 12/10(火) 1/21(火) 2/18(火) 2/27(木)【仮】成果発表会と同時開催の予定 和田:上記スケジュールを説明。 双石:成果発表会について日時と場所については早めに調整をしてほしい。 議題4:教育プログラム等について ■主な取組 (1)実証授業 ①再生可能エネルギー・太陽光発電システム施工 ・前年度までとほぼ同様の内容 ・設備が充実してきたので効果的な授業を期待 ・教材開発を新たにしていく ②電気自動車(EV)試行授業 ・前年度の九州工科自動車専門学校の事業を引き継ぐ ・前年度のシラバスが未完成であった教育プログラムの開発を完成させる ③スマートグリッド(IT)試行授業 ・引き続き、業界・人材について調査を継続する ・試行授業の内容の再構築が必要 22
Ⅱ議事録
新④再生可能エネルギーの公開講座 ・対象(生徒児童または指導者向け)⇒今後内容と合わせて審議していく ・関連したテキスト教材等の制作 (2)教材開発 ①「太陽光発電システム施工技術者育成テキスト」学生・一般使用可 ②「再生可能エネルギー(エネルギー教育)」生徒・指導者向け (3)調査・視察 ①視察:北九州市スマートコミュニティ創造事業---11 月下旬予定 ・経済産業省、次世代エネルギー・社会システム実証事業 ・CEMS(地域エネルギーマネジメントシステム) ②調査:再生可能エネルギー・スマートグリッド分野人材アンケート ・回答数増加をめざすために項目の簡略化等を検討し年内に集計したい 村山:上記内容を説明。 長井:例えば、郡山の電気工事会社をターゲットにするなど、地元のネットワークを生かすやり
方があるのでは。 内田:太陽光発電は雇用と売電、保守メンテに焦点が移ってきている。しかし、学生にはなかな
か職業像が描きにくい。アンケートは太陽光に事業者に絞った方より明確になるのでは。 双石:教材開発の対象をどのように絞っていくか。目標をもう一度確認し合い、見直していくよ
うに。 久我:電気工事士の講座を受けた感想だが、受講者の目的意識がはっきりしていて集まって勉強
する効果があった。 渡邉:仲間意識が刺激になった。 久我:短期集中で効果的な講座だった。独学でのハードルは高いが、わからないところを教えて
もらったりできたのでよかった。 長井:仕事の分担エリアのシミュレーション。メンテナンス等の状況。 23
Ⅱ議事録
内田:協会のマニュアルだけの対応ではだめなこともよくある。 水野:どのように久我さんは知識を身に付けていったのですか。 久我:仕事は節電・省エネの営業とプランニング、本当に詳しい技術的な知識や技術は必要なか
ったが、顧客と施工の間に立っていくうえで電気の知識は必要であると感じていた。現場ではや
はり技術的な話をすることは多い。太陽光発電の事業者は、設置も電気工事も申請もやる。専門
性だけではなくて、ひとりで何でもできる広く浅くの知識を持った人材は重宝する。 内田:多能工のニーズはある。 久我:ボイラー技術者も計装もできるとか。 双石:省エネやエネルギーの仕事の職業像を学生にも見せていくことが必要。 和田:指導者も必要になっていく。 内田:いろいろな場面で仕事がつながっていく。 和田:教材の方向性、講座の内容も考えていくことが必要。 長井:プランナー、施工、職業像が見えてくるように。 内田:一般の人が関われるのは、結局太陽光発電しかないのが現実。 双石:学校としてどのレベルでやるのかも考えなければならない。 業務 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 ● ● ● ● EV・IT 授業 ● 外部対象の公開講座等 ● ● ● ● ● ● ● ● ● 再生可能エネルギー授業 アンケート 教材開発 24
Ⅱ議事録
議題5:第 1 回推進協議会について 9 月 24 日(火) ■議題 ○開会のあいさつ ○委員紹介 (ひとこと) ○事業概要・スケジュール説明 ○教育プログラムについて ○調査(視察・アンケート)について ○その他意見交換 議題6:その他 連絡事項 次回分科会 10/8(火) 双石:視察のスケジュールを早く出してほしい。 和田:参加について問い合わせのメールを委員に送る。 再エネフェアは 11/6,7 開催。 25
Ⅱ議事録
平成 25 年 9 月 24 日
第 1 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 25 年 9 月 24 日(火)17:30~
場所:WiZ 201 教室
出席者(敬称略):
●福島大学 佐藤 理夫 教授 ●日本大学 西本 哲也 教授 ●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●L&P 株式会社 守田 慎也 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●新潟工科専門学校 副校長 仁多見 透 ●九州工科自動車専門学校 上妻 史彦 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章
●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1. 開会のあいさつ
村上副校長
2. 委員紹介
各委員の皆さまよりひとこと
3. 事業概要・スケジュールの説明
和田部長
4. 教育プログラム等について
村山
5. 視察について
和田部長
6. その他意見交換・連絡事項
以上
26
Ⅱ議事録
議題1:開会のあいさつ 村上副校長 ・平成 23 年度、24 年度の実績について ・今年度目指していく取組について 議題2:委員紹介 別紙参照 <事業計画書> ●福島大学 佐藤 理夫 共生システム理工学類 教授 再生可能エネルギー、省エネ、産業廃棄物等、県内様々なプロジェクトに関わっている。 ●日本大学 工学部機械工学科 西本 哲也 教授 自動車工学が専門。 ●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事 アクションプランで人材育成に取り組んでいきたい。 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 受けて身になるプログラムを作っていきたい。 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 福島県でネット新聞を発行している。 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 省エネルギーLED 照明を取り扱っている。 ●株式会社えこでん 久我 和也 節電コンサルタント 再生可能エネルギー 蓄電池を扱っている。 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 福島県での地域・住民主導での再生可能エネルギー事業に産官学との連携のつなぎ役。 ●L&P 株式会社 守田 慎也 太陽光発電システムを取り扱っている メーカー・インテグレーション等のことで協力したい。 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 電気自動車、電動バイクの改良をしているので役に立てるようになれれば。 ●新潟工科専門学校 副校長 仁多見 透 同様の学科をスタートさせた。 27
Ⅱ議事録
●九州工科自動車専門学校 上妻 史彦 H23・24 年度に電気自動車に対応した自動車整備士の育成プログラムに携わってきたので協力
していきたい。 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 再エネさきがけの地を目指し、関連学科を創設してきた。取組を進化させていきたい。 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝 ●工学学科長 近内 広樹 工学分野の学科長。 ●電気分野教員 佐藤 慶多 電気電子工学科・エネルギー工学科担任。 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 再生可能エネルギー人材育成をし、地域に還元したい。 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章 電気・エネルギー分野で人材育成の事業化を行っている。 ●イメージスタジオ 村山 隆 議事録、報告書、教育プログラム、教材開発を担当。 議題3:事業概要・スケジュールについて 別紙参照 <事業計画書><スケジュール表> ◆事業期間 平成 26 年 2 月末まで 業務 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 ● ● ● ● EV・IT 授業 ● 外部対象の公開講座等 ● ● 準備 実施 集計 ● ● ● 入稿 再生可能エネルギー授業 アンケート 教材開発 28
Ⅱ議事録
◆推進協議会月 1 回、分科会月 1 回、事業成果報告会 2 月末 ①分科会 10/8(火) 11/12(火) 12/3(火) 1/14(火) 2/12(水) ②推進協議会 9/24(火) 10/15(火) 11/19(火) 12/10(火) 1/21(火) 2/18(火) 2/27(木)【仮】成果発表会と同時開催の予定 ◆報告書 3 月中旬 和田:上記内容を説明 議題4:教育プログラム等について ■主な取組 取組名称
①再生可能エネルギー対応の 電気施工技術者育成プログラムの開発 新規継続
継続
目的
プログラムの完成度をあげること
対象
電気電子工学科・エネルギー工学科
内容
カリキュラム・シラバス履修要項の作成
特徴
専門学校 2 年課程
講座
実証授業の継続
教材
「太陽光発電システム施工技術者育成プログラム」テキスト
備考・検討事項
内容はぼぼ完成しており、一層精度の高い詳細な内容を構築する
取組名称
②「太陽光発電システム施工技術者育成プログラム」教材開発 新規継続
新規
目的
対象
内容
特徴
太陽光発電システムを中心とした技術者育成のための授業で使用するテキ
スト教材を開発
電気電子工学科エネルギー工学科及び一般社会人向け
再生可能エネルギー、太陽光発電、取付、配線、施工、調査、保守、申請・手続き、関
連法規、他
再生可能エネルギーの知識から、太陽光発電システムの施工に至るまで現
場のノウハウを集積
29
Ⅱ議事録
講座
実証授業で使用
教材
A4 で 150 ページ程度の冊子
備考・検討事項
仕様や内容の検討を始め、11 月から編集作業に入る
取組名称
③再生可能エネルギー教育支援プログラムの開発 新規継続
新規
目的
再生可能エネルギーを児童・生徒に教えること、またはその指導者の育成を
支援する
対象
小・中学校の教職員またはその児童生徒
内容
再生可能エネルギーの基礎知識を分かりやすく解説する
特徴
実習を交えながら楽しんで学べる工夫をする
講座
公開講座や講習会を開催
教材
既存の物を使用するか、新たに制作するかを検討する
備考・検討事項
対象先や教材等の内容とレベルについて検討していく
取組名称
④再生可能エネルギー・スマートグリッド関連 人材に関する調査研究 新規継続
継続
目的
どのような人材のニーズがあるかを把握する
対象
再生可能エネルギー関連企業
内容
昨年度と同様
特徴
アンケート返信は FAX と Web サイト利用
時期
再生可能エネルギー産業フェアにタイミングを合わせる
作業
印刷と発送は外注 集計分析はこちらで
備考・検討事項
質問項目について再度検討 年内に集計を終えたい
30
Ⅱ議事録
取組名称
⑤電気自動車(EV)に対応した 自動車整備士育成プログラムの開発 新規継続
継続
目的
プログラムの完成度をあげること
対象
1 級自動車工学科 電気自動車工学科
内容
カリキュラム・シラバス履修要項の作成
特に実習科目について詳細に
特徴
H24 の九州工科自動車専門学校の事業を引継ぐ
講座
試行講座を 1 月に 2 日間程度で実施
教材
H24 年度の資料
備考・検討事項
試行講座の企画調整にとりかかる
取組名称
⑥スマートグリッドに対応する IT 技術者育成プログラムの開発 新規継続
継続
目的
スマートグリッドを教育するためには何が必要なのかを探る
対象
情報システム科・システム工学科・モバイルアプリケーション科
内容
スマートグリッドの最新動向の把握と市場の調査
特徴
IT・ネットワーク、プログラミングのスキルを
講座
組込系プログラミング 1 月下旬
教材
H24 年度の資料
備考・検討事項
北九州市の視察・スマートシティウイーク
村山:上記内容を説明。 和田:事業に取り組んで 3 年目であり、成果や実績を広く普及させていくことも今年度の目標。 佐藤:卒業生に振り返ってもらってフィードバックを受けたらどうか。教育支援プログラムにつ
いては持ちかえって考えていきたい。 和田:九州工科自動車専門学校の昨年度までの取組について紹介していただけませんか。 上妻:上記プログラムの⑤⑥関して取り組んだ。全国的にもまだこの分野の教育プログラムはな
かったのでやりがいがあった。23 年度はレゴ・マインドストームで組込プログラミングをやっ
31
Ⅱ議事録
た。24 年度はスマートグリッドに関連するプログラミングの試行授業を行った。九州では再生
可能エネルギーの認知度はまだこれからのようだ。 和田:本校の 1 級自動車工学科の学生に対して試行授業をしていただいた。内容の難易度からす
ると上級学年(3 年・4 年)でないと理解度が上がらないようだ。 議題5:視察について ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 ①北九州スマートコミュニティ創造事業 ・経済産業省、次世代エネルギー・社会システム実証事業 ・CEMS(地域エネルギーマネジメントシステム) 32
Ⅱ議事録
②北九州次世代エネルギーパーク 議題6:その他 連絡事項 次回:第 2 回推進協議会 10/15(火)17:30~ 福島県産業創出課 加藤: REIF(リーフ)ふくしま 2013 第2回ふくしま復興 再生化のエネルギー産業フェア 2013 日程:11 月6日(水)・7日(木) 会場:ビッグパレットふくしま 特徴: ・再生可能エネルギー関連産業に特化した地方最大の専門展示会(153 団体、262 コマ) ・関連産業でビジネスに取り組まれる企業・団体に技術・情報の発信及び商談・交流の場を提供 ・福島県の取組や国内外の先進事例のセミナー ・Web 展示会 「eEXPO」特設サイトでビジネスマッチングをフォロー 33
Ⅱ議事録
平成 25 年 10 月 8 日
第 3 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 25 年 10 月 8 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):テクノアカデミー郡山 渡邉、エービーシステム 羽田、えこでん久我
ストロベリーフィールド 長井、
内田理事長、
水野校長、村上副校長、和田部長、佐藤、近内、村山、藁谷
議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 視察について
和田
6. 第2回推進協議会について
和田
7. 連絡事項・その他意見交換
以上
34
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 平成24年度実施:再生可能エネルギー技術者養成カリキュラム
対象
電気電子工学科
学生数
講座期間
3時間×15日 計45時間
習得技術
10名
太陽光発電・風量発電設備の
施工・運用
主な科目の概要
科目
再生可能エネルギー エネルギー・環境問題と太陽光発電など再生可能エネルギー
と環境政策
環境政策及び環境に関する法規
太陽光発電基礎
太陽エネルギー 電気と発電の基礎 太陽光発電の原理(太陽電池)
スマートグリッド モジュールの仕組み
システムを構成する各機器の意味と役割、設置条件など構成機器類の関する知識
太陽光発電システム 設備費用の償却、光熱費の削減効果、売電による導入効果のシュミレーション演習
積算方法を習得し見積書の作成の演習
3 時間
2 時間
2 時間
太陽光発電設計
P C システムを使用し平面図、モジュール配置図作成を学ぶ
1 時間
太陽光発電施工
建築の基礎知識 屋根構造の理解とモジュール設置に関するルール、屋根材毎に異な
る施工方法とその特徴の知識
3 時間
風力発電基礎
世界の風力発電事情、風とエネルギー、風力発電のメカニズム、風車の種類と性能など
の基礎知識を習得する
環境政策や地域社会と風力発電の関わりについて理解する
2 時間
風況調査・立地調査、電力系統、用地、輸送など導入のプロセス
設計と設置工事の計画及び各種法令等手続関連 立案される事業計画
輸送・土木・電気・組立の建設工事の工程
1 時間
発電機の原理と電気の専門的な知識
3 時間
風力発電の
運転と保守
発電のオペレーションとモニタリング、点検などのメンテナンスの知識
0 時間
安全衛生
作業環境、作業方法の改善 労働安全法の理解と労働災害の防止
3 時間
取り付ける屋根の現場を調査する
3 時間
モジュールを屋根に設置し接続ボックスやパワーコントロール等の機器に接続する。
6 時間
実際に発電、運用しメンテナンスの技術を身につける
6 時間
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
6 時間
風力発電ユニットの運用・保守
0 時間
カリキュラム時間割の説明
1 時間
授業アンケート記入 確認テスト
3 時間
学
科
風力発電の
開発計画
風力発電システム
太陽光発電
現場調査実習
太陽光発電
施工実習
実
習
時間
太陽光発電
運用・保守実習
風力発電
施工実習
風力発電
運用・保守実習
開講式
オリエンテーション
アンケート
修了式
計
45 時間
35
Ⅱ議事録
授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
6
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月7日
11月14日
11月21日
12月12日
12月13日
12月16日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
曜
火
木
木
木
木
木
木
木
金
月
水
木
水
木
水
種別
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
安全衛生
太陽光発電システム
現場調査
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
風力発電基礎
風力発電システム
風力発電施工
風力発電施工
確認テスト アンケート
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
高所作業 屋根の勾配 システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
取り付ける屋根の現場を調査する
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
模擬屋根製作 設計図と模型
模擬屋根製作
モジュール設置 機器の接続
発電 運用 メンテナンス
基礎知識 開発計画
発電機の原理と電気の専門的な知識
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
運用保守(予備日)
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
羽田
久我
久我
近内
近内
近内
羽田
羽田
村山
状況
慶多
⇒講師・日程の確認 ・羽田先生:安全衛生、施工 ・久我先生:システム、現場調査 長井:ヒト、モノ、カネの重要性も教えたい。 水野:安積発電所を有効に生かしてほしい。 長井:省エネ、環境、リサイクルも今後重要な観点だ。 渡邉:スマートグリッドの内容は昨年の審議の結果時間を減らしている。 長井:会津若松の実証実験では 100 件、3 億円のスマートハウスの計画だ。 和田:経営的な視点での授業を長井さんにお願いしたい。 長井:運営・資金調達やリスクの話もできる。20 年の長いサイクルで計画しなければならない。 村上:内田理事長に安積発電所の現場で授業をしてもらう。 渡邉:久我さんの授業での省エネライフスタイルのこと 久我:未来の電気とエネルギーの話も今授業でやっているところだ。 和田:南野先生も内容的に対応できるのでお願いしていく。 久我:系統連係も含めて実例をもとにした講義ができると話はよりリアルだ。 和田:今回のスマートキャンパスの事例もある。 議題2:教材開発について (1)「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 必要と思われる項目を挙げました。過不足、意見等ありましたらお願いします。 第1章 太陽光発電システム概要 再生可能エネルギー、種類と特徴、システム構成、用語 36
Ⅱ議事録
第2章 建築の基礎知識 建築構造の分類、木質構造、鉄筋コンクリート、鉄骨構造、その他の構造 第3章 屋根の基礎知識 形状、名称、構造、勾配、下地、萱下地、屋根萱材料、防水 第4章 事前調査 施工・設置の分類、関連法規、設計から運用までの手順、事前調査、日射・温度と発電量 第5章 安全衛生 労働災害発生状況、労働災害の原因、労働安全衛生法、労働安全衛生規則、災害防止活動 安全作業の心構え、現場でのマナー 第6章 太陽光発電システムの設置工事 設置条件、作業前の準備と注意事項、傾斜屋根、陸屋根、 第7章 太陽光発電モジュール取付の手順 指示瓦工法の作業手順、指示金具工法①粘土系瓦屋根②スレート屋根③金属板金屋根 ④金属折板屋根⑤金属屋根屋根、アンカー方式、陸屋根架台、モジュール取付 第8章 電気機器関連の施工 電気の基礎知識、電気機器の役割、現地調査時の確認事項、電気機器の配線工事、 竣工時の確認と維持管理 第9章 保守点検(メンテナンス) 保守点検ガイドライン、不具合事例、故障の原因と対策、発電量と測定器とデータ 安全対策 参考:「太陽光発電システム設置技能者育成カリキュラム」国土交通省 職業訓練法人 全国建設産業教育訓練協会 富士教育訓練センター 授業時間:192 時間 6 時間×32 日:週 5 日授業として約 1 か月半の課程 村山:上記内容を説明。メーカの資料京セラ、三菱を参考にしている。 近内:既存の屋根に取り付けるケースがほとんどのようだ。 水野:教材とカリキュラムの関係は? 37
Ⅱ議事録
村山:同じ内容でリンクしている。1 冊に内容を集約して詳しくまとめていく。 村上:社団では保守メンテについて関連企業に提案していく計画はある。 議題3:教育支援プログラムについて ◆WiZ エネルギー体験 DAY の報告 ・9/14(土)、28(土)計 4 回実施 ・プログラム ①WiZ エネルギーパークを探検しよう 電気エネルギーについて楽しく学ぶ ②太陽光パネルを点検してみよう 屋上の実物をチェック ③ソーラーカーを作ってみよう 太陽光で自走するキット ④キミの未来予想図を描いてみよう 再生可能エネルギーを使った未来の暮らし 対象(児童生徒か教員か)・内容(やさしく、実習…)についてご意見があればお願いします 村上:28 日は午前午後で 30 人ぐらい集まった 和田:一番楽しくできたのはソーラーカー。 久我:屋上での太陽光パネルの点検もよかった。保護者も興味を持っていた様子でいい内容だっ
た。 村上:継続できるように資金を得られればいいのだが。 長井:県との連携は考えられると思う。小水力発電の事例はあるようだ。 村上:他の事業での利益をこちらの運営費に回すことも考えられる。 水野:市長に取り組みを説明しに訪問する予定があるので紹介する。 長井:連携して拡大していきたいものだ。いわき明星大学の例もある。 議題4:人材アンケートについて (別紙アンケート参照) ◆以下、意見があればお願いします。---できれば昨年度と同じ物にしたいのですが ・質問内容 職種・資格・スキル・・・ ・ページ数(項目) ・サンプル(対象) ・方法(FAX と Web) 村山:上記内容を説明。同じ項目で REIF をターゲットに準備をしていく。 長井:県の再生可能エネルギー研究会に協力を仰げばいいでしょう。 和田:出展企業も増えているしブースの場所もいいので期待したい。 38
Ⅱ議事録
議題5:視察について ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 ①北九州スマートコミュニティ創造事業 ・経済産業省、次世代エネルギー・社会システム実証事業 ・CEMS(地域エネルギーマネジメントシステム) ②北九州次世代エネルギーパーク 39
Ⅱ議事録
訪問先: 北北九州スマートコミュニティ創造事業 実証事業 (環境ミュージアム他)
実証対象: 太陽光、風力、熱エネルギー、水素、C EM S 、B EM S 、H EM S 、EV 、
デマンドバス ライフスタイル、データセンター、ネットワーク)
【都市の特徴】
北九州市は、1901年に官営八幡製鐵所が創業して以来、重化学工業地帯として発展してきたが、60年代に
は大気汚染や、洞海湾の水質汚濁といった公害に直面した。公害対策・公害防止に力を入れ、種々の問題
を乗り越えた同市は、環境問題への取り組みに力を入れている。実証地域の八幡東区東田地区は、官営八
幡製鐵所創業の地であり、遊休地を利用した新しい市街地の開発が進んでいる。宇宙をテーマにした「ス
ペースワールド」や大型ショッピングセンターなどが立地する。国際物流特区として、天然ガスコジェネによる
電力を製鉄所の送電網で配電したり、製鐵所で発生する水素をパイプラインで地区内に供給するなど、新し
いエネルギー流通基盤の整備も進んでいる。
【プロジェクト概要】
地域エネルギーマネジメントの"あるべき姿"を描き出し、「ライフスタイル」「ビジネススタイル」および市の「ま
ちづくり」のスタイルをも変革することで、低炭素社会において、あるべき社会構造を構築する。「地域節電
所」と呼ぶマネジメント拠点を設置・運用することで、エネルギーの流通過程において、市民や事業者が考
え、参加する仕組みの確立を目指す。そこでのエネルギーの見える化が、ライフスタイルとビジネススタイル
の変革を促すと考える。加えて、次世代自動車の大量導入に備えたり、公共交通機関との連携などにも取り
組む。東田地区での実証成果は、北九州市小倉北区城野に新たな開発地域(約20km 2)に適用するなど、
市内はもとより国内外への展開を図る。
【プロジェクト方針】
北九州市八幡東区東田地区は既に、環境施設の整備や多様な新エネルギー導入などにより、一般的な街
と比べ30%のC O 2削減を達成している。本実証実験では、新エネルギー導入の強化や地域エネルギーマネ
ジメント、交通システムの整備などにより現状より、さらに20%の削減を目指し、C O 2削減量は市内一般街区
の50%超を実現する。
【参加企業・団体(実証実施企業のみ)】
九州ヒューマン
メディア創造センター
アズビル
岩谷産業
内田洋行
オリックス
西部ガス
JX 日鉱日石
エネルギー
シャープ
新日鉄
エンジニアリング
新日鉄
ソリューションズ
新日本製鉄
積水化学工業
ソフトバンクテレコム
大和ハウス工業
デンソー
TO TO
凸版印刷
トヨタ自動車
豊田自動織機
豊田通商
豊田合成
日鉄エレックス
日本IB M
日本テレコム
インフォメーション
サービス
40
ひがしだクリニック
ファミリーマート
富士電機
古河電気工業
古河電池
豊光社
三菱重工業
安川電機
安川情報システム
Ⅱ議事録
北九州視察 資料②
訪問先: 北北九州次世代エネルギーパーク(北北九州エコタウンセンター他)
環境の時代に合った「低炭素」「資源循環」「⾃自然共⽣生」を推進
北九州市響灘地区では、低炭素社会の実現に向けたエネルギーへの取り組みを進めています。現在私たち
の生活を支えているエネルギー基地から、太陽光、風力などの自然エネルギー施設、バイオマスエネルギー
製造施設、企業間のエネルギー融通の取り組みや革新的技術開発など、さまざまなエネルギー供給・活用
のあり方を総合的に展示しています。フィールドは実際に新エネルギーが活用されている現場。エコタウン事
業や自然を再生する取り組みも行っており、環境の時代にマッチした「低炭素」「資源循環」「自然共生」の3
要素をバランスよく推進しています。
環境モデル都市・北九州市が推進しているリーディングプロジェクトとしてエネルギーパークの整備が進めら
れています。
事業の内容と規模
●暮らしを⽀支えるエネルギー供給基地
・コークス工場 製造能力 5,800トン/日
・石油備蓄基地 備蓄容量 560万kℓ
・天然ガス製造工場 都市ガス製造能力 372万m3/日
●次世代を担う⾃自然エネルギー
・風力発電 15,000kW 、1,990kW
・太陽光発電 1,000kW
・小水力発電 68kW
●リサイクルから⽣生まれるバイオマスエネルギー
・バイオディーゼル燃料製造施設
・食品廃棄物エタノール化実験施設
●エネルギーの企業間連携(地産地消)
・複合中核施設(廃棄物発電) 14,000kW
・コークス乾式消火施設(消火熱利用発電) 27,900kW
●エネルギー利利⽤用の⾰革新技術
・石炭ガス化技術の最先端研究施設
・北九州学術研究都市:太陽光発電 150kW 、燃料電池 200kW 、天然ガスコージェネ 160kW
41
Ⅱ議事録
議題6:第 2 回推進協議会について 10 月 15 日(火) 17:30~ 議題7:連絡事項・その他意見交換 次回 第4回分科会 11 月 12 日(火) 17:30~ 42
Ⅱ議事録
平成 25 年 10 月 15 日
第 2 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 25 年 10 月 15 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):
●福島大学 佐藤 理夫 教授 ●日本大学 武樋 孝幸 ●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●L&P 株式会社 守田 慎也 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●新潟工科専門学校 副校長 仁多見 透 ●九州工科自動車専門学校 上妻 史彦 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章
●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 視察について
和田
6. 第3回推進協議会について
和田
7. 連絡事項・その他意見交換
以上
43
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 平成24年度実施:再生可能エネルギー技術者養成カリキュラム
対象
電気電子工学科
学生数
講座期間
3時間×15日 計45時間
習得技術
10名
太陽光発電・風量発電設備の
施工・運用
主な科目の概要
科目
再生可能エネルギー エネルギー・環境問題と太陽光発電など再生可能エネルギー
と環境政策
環境政策及び環境に関する法規
太陽光発電基礎
太陽エネルギー 電気と発電の基礎 太陽光発電の原理(太陽電池)
スマートグリッド モジュールの仕組み
システムを構成する各機器の意味と役割、設置条件など構成機器類の関する知識
太陽光発電システム 設備費用の償却、光熱費の削減効果、売電による導入効果のシュミレーション演習
積算方法を習得し見積書の作成の演習
3 時間
2 時間
2 時間
太陽光発電設計
P C システムを使用し平面図、モジュール配置図作成を学ぶ
1 時間
太陽光発電施工
建築の基礎知識 屋根構造の理解とモジュール設置に関するルール、屋根材毎に異な
る施工方法とその特徴の知識
3 時間
風力発電基礎
世界の風力発電事情、風とエネルギー、風力発電のメカニズム、風車の種類と性能など
の基礎知識を習得する
環境政策や地域社会と風力発電の関わりについて理解する
2 時間
風況調査・立地調査、電力系統、用地、輸送など導入のプロセス
設計と設置工事の計画及び各種法令等手続関連 立案される事業計画
輸送・土木・電気・組立の建設工事の工程
1 時間
発電機の原理と電気の専門的な知識
3 時間
風力発電の
運転と保守
発電のオペレーションとモニタリング、点検などのメンテナンスの知識
0 時間
安全衛生
作業環境、作業方法の改善 労働安全法の理解と労働災害の防止
3 時間
取り付ける屋根の現場を調査する
3 時間
モジュールを屋根に設置し接続ボックスやパワーコントロール等の機器に接続する。
6 時間
実際に発電、運用しメンテナンスの技術を身につける
6 時間
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
6 時間
風力発電ユニットの運用・保守
0 時間
カリキュラム時間割の説明
1 時間
授業アンケート記入 確認テスト
3 時間
学
科
風力発電の
開発計画
風力発電システム
太陽光発電
現場調査実習
太陽光発電
施工実習
実
習
時間
太陽光発電
運用・保守実習
風力発電
施工実習
風力発電
運用・保守実習
開講式
オリエンテーション
アンケート
修了式
計
45 時間
44
Ⅱ議事録
授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
6
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月7日
11月14日
11月21日
12月12日
12月13日
12月16日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
曜
火
木
木
木
木
木
木
木
金
月
水
木
水
木
水
種別
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
安全衛生
太陽光発電システム
現場調査
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
風力発電基礎
風力発電システム
風力発電施工
風力発電施工
確認テスト アンケート
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
高所作業 屋根の勾配 システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
取り付ける屋根の現場を調査する
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
模擬屋根製作 設計図と模型
模擬屋根製作
モジュール設置 機器の接続
発電 運用 メンテナンス
基礎知識 開発計画
発電機の原理と電気の専門的な知識
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
運用保守(予備日)
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
羽田
久我
久我
近内
近内
近内
羽田
羽田
村山
状況
慶多
10 月 22 日(火)より授業開始 和田:上記内容を説明。スマートグリッドの内容は概論で取り上げているが概要のみの説明であ
る。 村上:安積町発電所の開所に伴い、事業としての実例の実績があるのでそれらのノウハウを授業
に取り入れることができる。1 月以降の日程に組み入れたい。長井氏に講師をお願いしてはどう
か。 村山:風力の授業は必ずやりたい。 議題2:教材開発について (1)「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 必要と思われる項目を挙げました。過不足、意見等ありましたらお願いします。 第1章 太陽光発電システム概要 再生可能エネルギー、種類と特徴、システム構成、用語 第2章 建築の基礎知識 建築構造の分類、木質構造、鉄筋コンクリート、鉄骨構造、その他の構造 第3章 屋根の基礎知識 形状、名称、構造、勾配、下地、萱下地、屋根萱材料、防水 第4章 事前調査 45
Ⅱ議事録
施工・設置の分類、関連法規、設計から運用までの手順、事前調査、日射・温度と発電量 第5章 安全衛生 労働災害発生状況、労働災害の原因、労働安全衛生法、労働安全衛生規則、災害防止活動 安全作業の心構え、現場でのマナー 第6章 太陽光発電システムの設置工事 設置条件、作業前の準備と注意事項、傾斜屋根、陸屋根、 第7章 太陽光発電モジュール取付の手順 指示瓦工法の作業手順、指示金具工法①粘土系瓦屋根②スレート屋根③金属板金屋根 ④金属折板屋根⑤金属屋根屋根、アンカー方式、陸屋根架台、モジュール取付 第8章 電気機器関連の施工 電気の基礎知識、電気機器の役割、現地調査時の確認事項、電気機器の配線工事、 竣工時の確認と維持管理 第9章 保守点検(メンテナンス) 保守点検ガイドライン、不具合事例、故障の原因と対策、発電量と測定器とデータ 安全対策 参考:「太陽光発電システム設置技能者育成カリキュラム」国土交通省 職業訓練法人 全国建設産業教育訓練協会 富士教育訓練センター 授業時間:192 時間 6 時間×32 日:週 5 日授業として約 1 か月半の課程 村山:上記内容を説明。 久我:保守点検の具体的な内容やマニュアルについては調べてみる。 和田:メンテナンスをするというより、モジュールをそのまま交換するとかの対応も多いと聞く。 久我:業者側からすれば売り上げや収益を考えると保守はあまりうまみがないのが正直な話かも
しれない。 佐藤:保証の点検内容とかの情報はあるか。 46
Ⅱ議事録
村山:点検項目の表のデータはあるが、具体的な作業内容までは把握していない。 長井:トラブルにはメーカー保証に該当しないケースもあるようだ。 久我:街の相談役としてもどうするのがいいのか。 守田:例えば出力が低下したというケースでは、モジュールをメーカーに送って検査機関で測定
する形でしかメーカーは保証していない。場合によっては泣き寝入りすることも。 和田:代理店、販売店では詳しいことは分かっていない現状がある。 守田:太陽光パネルの性能劣化について調べる仕事は出てくる。 長井:何年かしたら問題は出てくる。環境負荷は 20 年で解消できるという話はあったが。 佐藤:エネルギー的には約 1 年で回収できる。資源までを考える方はそれぞれだが。メガソーラ
を考えるとまた数値は大きくなる。出力低下についてはエラーが出ない限りそんなに大きな問題
にはならない。20 年たったら別だが、表面をクリーニングすればけっこう戻るという話もある
し。パネルの問題よりも配線やパワーコンディショナーがこけた時の方が大変だ。メンテナンス
は故障や出力より定期的な保守や出力の管理のサービスが重要なのでは。現実的にはちょっと出
力が落ちても気がつかないことの方が多いらしい。 日大:車だとチェックモードがあって、1 か月以内のどこどこの電圧が落ちたとか記録したりで
きる。 佐藤:日照・温度とパワコンの相関のデータを取ってそれが極端にずれたらどこかの回路がおか
しいとかわかるとか。 村上:センチュリースバルソーラーとかだとパネル自体に診断する機能が付いているものもある。 佐藤:この前見積を取ったら 100w で 3 万円。 和田:まだ分からない部分が多い保守メンテナンスについては引き続き調査をしていきたい。 村上:保守メンテに特化した協会も出てきている。クリーンエネルギー保全協会。 47
Ⅱ議事録
議題3:教育支援プログラムについて ◆WiZ エネルギー体験 DAY の報告 ・9/14(土)、28(土)午前と午後 計 4 回実施 ・プログラム ①WiZ エネルギーパークを探検しよう 電気エネルギーについて楽しく学ぶ ②太陽光パネルを点検してみよう 屋上の実物をチェック ③ソーラーカーを作ってみよう 太陽光で自走するキット ④キミの未来予想図を描いてみよう 再生可能エネルギーを使った未来の暮らし
対象(児童生徒か教員か)・内容(やさしく、実習…)についてご意見があればお願いします 和田:上記内容を報告。 村上:いわき明星大学でも同様の取り組みをしており、小中学校 6 校が参画している。 長井:横でつながりが持てるといいのだが。 佐藤:学生も参加しているのか。 和田:職員の補助の人員が必要で手伝ってもらった。今後も一般向けにやりたい。 佐藤:このプログラムをやるためのインストラクター用のマニュアルがあると広がりが出る。 長井:ばらばらなものを共通してレベルを合わせたり他と協力していければいい。 佐藤:教員向け、理科の先生とかの再生可能エネルギーの講座の依頼はある。子どもと遊びなが
ら実験したり。 48
Ⅱ議事録
議題4:人材アンケートについて (別紙アンケート参照) ◆以下、意見があればお願いします。 ・質問内容 職種・資格・スキル・・・ ・ページ数(項目) ・サンプル(対象) ・方法(FAX と Web) 村山:上記内容を説明。今年度、再生可能エネルギー産業フェア出展企業をメインの対象として
考えている。当日会場で直接記入してもらう形をとる。昨年目標の 100 件に届かなかったので同
様の内容で実施したい。Web サイトも同様に使う。 村上:県産業創出課にも協力していただける予定。 長井:再エネ研究会も同様に協力できるはずだ。 佐藤:封筒に入れて渡したり、メーリングリストで Web に誘導してもらうこともできるのか。 長井:先日も福島大学からの案内が来ていた。アンケート後に報告書や教材を送付できれば相互
にメリットがある。 加藤:内部で検討していきますのでお待ちください。 議題5:視察について ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 49
Ⅱ議事録
北九州視察 資料①
訪問先: 北北九州スマートコミュニティ創造事業 実証事業 (環境ミュージアム他)
実証対象: 太陽光、風力、熱エネルギー、水素、C EM S 、B EM S 、H EM S 、EV 、
デマンドバス ライフスタイル、データセンター、ネットワーク)
【
都市の特徴】
北九州市は、1901年に官営八幡製鐵所が創業して以来、重化学工業地帯として発展してきたが、60年代に
は大気汚染や、洞海湾の水質汚濁といった公害に直面した。公害対策・公害防止に力を入れ、種々の問題
を乗り越えた同市は、環境問題への取り組みに力を入れている。実証地域の八幡東区東田地区は、官営八
幡製鐵所創業の地であり、遊休地を利用した新しい市街地の開発が進んでいる。宇宙をテーマにした「ス
ペースワールド」や大型ショッピングセンターなどが立地する。国際物流特区として、天然ガスコジェネによる
電力を製鉄所の送電網で配電したり、製鐵所で発生する水素をパイプラインで地区内に供給するなど、新し
いエネルギー流通基盤の整備も進んでいる。
【
プロジェクト概要】
地域エネルギーマネジメントの"あるべき姿"を描き出し、「ライフスタイル」「ビジネススタイル」および市の「ま
ちづくり」のスタイルをも変革することで、低炭素社会において、あるべき社会構造を構築する。「地域節電
所」と呼ぶマネジメント拠点を設置・運用することで、エネルギーの流通過程において、市民や事業者が考
え、参加する仕組みの確立を目指す。そこでのエネルギーの見える化が、ライフスタイルとビジネススタイル
の変革を促すと考える。加えて、次世代自動車の大量導入に備えたり、公共交通機関との連携などにも取り
組む。東田地区での実証成果は、北九州市小倉北区城野に新たな開発地域(約20km 2)に適用するなど、
市内はもとより国内外への展開を図る。
【
プロジェクト方針】
北九州市八幡東区東田地区は既に、環境施設の整備や多様な新エネルギー導入などにより、一般的な街
と比べ30%のC O 2削減を達成している。本実証実験では、新エネルギー導入の強化や地域エネルギーマネ
ジメント、交通システムの整備などにより現状より、さらに20%の削減を目指し、C O 2削減量は市内一般街区
の50%超を実現する。
【
参加企業・団体(
実証実施企業のみ)
】
九州ヒューマン
メディア創造センター
アズビル
岩谷産業
内田洋行
オリックス
西部ガス
JX 日鉱日石
エネルギー
シャープ
新日鉄
エンジニアリング
新日鉄
ソリューションズ
新日本製鉄
積水化学工業
ソフトバンクテレコム
大和ハウス工業
デンソー
TO TO
凸版印刷
トヨタ自動車
豊田自動織機
豊田通商
豊田合成
日鉄エレックス
日本IB M
日本テレコム
インフォメーション
サービス
50
ひがしだクリニック
ファミリーマート
富士電機
古河電気工業
古河電池
豊光社
三菱重工業
安川電機
安川情報システム
Ⅱ議事録
北九州視察 資料②
訪問先: 北北九州次世代エネルギーパーク(北北九州エコタウンセンター他)
環境の時代に合った「低炭素」「資源循環」「⾃自然共⽣生」を推進
北九州市響灘地区では、低炭素社会の実現に向けたエネルギーへの取り組みを進めています。現在私たち
の生活を支えているエネルギー基地から、太陽光、風力などの自然エネルギー施設、バイオマスエネルギー
製造施設、企業間のエネルギー融通の取り組みや革新的技術開発など、さまざまなエネルギー供給・活用
のあり方を総合的に展示しています。フィールドは実際に新エネルギーが活用されている現場。エコタウン事
業や自然を再生する取り組みも行っており、環境の時代にマッチした「低炭素」「資源循環」「自然共生」の3
要素をバランスよく推進しています。
環境モデル都市・北九州市が推進しているリーディングプロジェクトとしてエネルギーパークの整備が進めら
れています。
事業の内容と規模
●暮らしを⽀支えるエネルギー供給基地
・コークス工場 製造能力 5,800トン/日
・石油備蓄基地 備蓄容量 560万kℓ
・天然ガス製造工場 都市ガス製造能力 372万m3/日
●次世代を担う⾃自然エネルギー
・風力発電 15,000kW 、1,990kW
・太陽光発電 1,000kW
・小水力発電 68kW
●リサイクルから⽣生まれるバイオマスエネルギー
・バイオディーゼル燃料製造施設
・食品廃棄物エタノール化実験施設
●エネルギーの企業間連携(地産地消)
・複合中核施設(
廃棄物発電) 14,000kW
・コークス乾式消火施設(消火熱利用発電) 27,900kW
●エネルギー利利⽤用の⾰革新技術
・石炭ガス化技術の最先端研究施設
・北九州学術研究都市:太陽光発電 150kW 、燃料電池 200kW 、天然ガスコージェネ 160kW
51
Ⅱ議事録
和田:上記内容を説明。担当の NPO には全国から問い合わせがあるようだ。午前午後で各 1 組し
か受け入れない。メンテナンスに関する情報も得られることを期待している。 佐藤:電力的に自立しているエリアだ。 議題6:第 3 回推進協議会について 11 月 19 日(火) 17:30~ 議題7:連絡事項・その他意見交換 次回分科会: 第4回分科会 11 月 12 日(火) 17:30~ 52
Ⅱ議事録
平成 25 年 11 月 12 日
第 4 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 25 年 11 月 12 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):テクノアカデミー郡山 渡邉、エービーシステム 羽田、えこでん久我
ストロベリーフィールド長井、内田理事長、
水野校長、村上副校長、和田部長、佐藤、近内、村山、藁谷
議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 視察について
和田
6. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
53
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月21日
曜
火
木
木
木
木
11月28日
12月12日
12月13日
12月16日
12月17日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
木
木
金
月
火
木
金
木
金
木
種別
学科
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
再生可能エネルギー産業フェア
安全衛生
太陽光発電システム
現場調査
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
風力発電基礎
風力発電システム
風力発電施工
風力発電施工
確認テスト アンケート
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
出展準備・撤収 受付対応 他展示見学
高所作業 屋根の勾配 システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
取り付ける屋根の現場を調査する
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
模擬屋根製作 設計図と模型
模擬屋根製作
モジュール設置 機器の接続
発電 運用 メンテナンス
基礎知識 開発計画
発電機の原理と電気の専門的な知識
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
運用保守(予備日)
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
慶多
羽田
久我
久我
池田
近内
近内
羽田
羽田
村山
状況
済
済
済
佐藤
(1)講師・日程の確認 ・羽田先生---安全衛生(11/14) ・久我先生---現場調査(調整依頼) システム(11/21) ・池田先生---建築(11/28) ・長井先生---ビジネス(1/10) (2)報告 10/22 佐藤教授「再生可能エネルギー技術」 10/31 村山「太陽光発電の基礎知識」 村山:上記内容を説明。講師スケジュールの了承を得た。 内田:安積発電所の法定点検が毎月あるのでキュービクル、パワコンの見学ができるか問い合わ
せてみる。 54
Ⅱ議事録
議題2:教材開発について (1)「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 第9章 保守点検(メンテナンス) 保守点検ガイドライン、不具合事例、故障の原因と対策、発電量と測定器とデータ 安全対策 ①【参考】研修授業の構成例(一部)---社団とクリーンエネルギー協会と企画中 時間 項目 内容 1 保守点検(メンテナンス) 保守点検とは 2 太陽光発電システムの構成 システム構成、用語 3 保守・点検ガイドライン JEM-TR228 の内容※資料添付 4 太陽電池の特性 I-V カーブの特性(温度・日射量)、 影の影響(クラスタ→ストリング→アレイ) 5 不具合について 事例紹介、故障の原因と対策、発電量への影響 6 故障・不具合の発見方法 測定器の概要と使い方、測定データの見方、年乖離度の考え方 7 点検時の注意事項 安全対策、保安点検、必要な資格 ◆安積町発電所で実習を行う(4 時間程度) ②【参考】別紙:京セラ「市場品質管理活動の概要」H23 年度本事業資料より ③【参考】TMEIC 東芝三菱電機産業システム㈱ SOLAR WARE VIEW 太陽光発電モニタリングシステム 55
Ⅱ議事録
④【参考】「太陽光発電システム保守点検ガイドライン【住宅用】」一般社団法人太陽光発電協会 別紙参照 ⑤【参考】経済産業省:太陽光発電システムの標準化 (200 ページあるので省略します) ⑥【参考】JEM-TR228「小出力太陽光発電システムの保守・点検ガイドライン」社団法人日本電機工業会 ⑦【参考】三菱電機 ・PID 現象(発電量低下)とその原因→試験と対策 ・モジュールのセルの均一性 タブ線の断線 長期信頼性(高温高湿度) ・長期リニア保証 10 年目 90%、25 年目 80%以上保証 ⑧【参考】測定器等 ・発電量チェッカー、赤外線サーモグラフィー、パワコン評価テスター、日影測定分析器 ・ストリングトレーサ(I-V カーブ特性測定装置)(戸上電機製作所) 56
Ⅱ議事録
村山:上記内容を説明。 内田:④「太陽光発電システム保守点検ガイドライン【住宅用】」一般社団法人太陽光発電協会
が基本。事業用もある。年間 0.5%低下の話が 10 年で 10%とは矛盾する。測定器等はすでにある。 住宅用ではなく発電事業用の技術者、スペシャリストはまだ少ない。安積発電所の点検チェック
項目は分かっている。 水野:教材の中で安積発電所の点検をうまく利用してほしい。オリジナリティのあるもの。 村上:点検項目を学生にチェックさせるとか。 渡邉:教材の普遍性という点ではオリジナル性が強すぎると他の機関で導入しにくいが。 村山:いままでの住宅用から、事業用のノウハウが今後必要になってくるので有用である教材情
報では両方を取り入れていく必要がある。 議題3:教育支援プログラムについて ◆教材制作について 【WiZ エネルギー体験 DAY プログラム】 ①WiZ エネルギーパークを探検しよう 電気エネルギーについて楽しく学ぶ ②太陽光パネルを点検してみよう 屋上の実物をチェック ③ソーラーカーを作ってみよう 太陽光で自走するキット ④キミの未来予想図を描いてみよう 再生可能エネルギーを使った未来の暮らし 対象(児童生徒か教員か)・内容(やさしく、実習…)についてご意見があればお願いします 和田:上記内容を説明。 村上:WiZ で行ってきた内容を他と組んで広めていく。 内田:出前講座は多く行われているが、なぜ根付かないかというと誰がいつやるかという問題。
新しいものをやるというよりもどう広げていくかのほうが大切。 長井:だいたい小学校だと 3 コマの授業で、1.環境エネルギー 2.太陽光パネルでシステムを組
む 3 から 5k ぐらい 3.外で発電させて楽器を鳴らしたりする 何ができるかとか、ドライヤー
はどのくらい電気を消費するかとかを南相馬の教育員会経由でやった。福島県の子育て支援課の
エネルギーサポート事業に提案して通ったのでそれをいっしょにやりませんかという話がある。 内田:太陽光パネルで作られた電気を AC100V に変換してどれくらいのものを動かせるのかを体
験してもらう。それさえ見てもらえば教員でもやれるようになる。 57
Ⅱ議事録
渡邉:内容としては実績もあり完成されていると思う。小学校の教員の研究のテーマがあるので
すが、教育長経由で題材の提案ができるといい。 長井:県のモデル校の話もあるがなかなか余裕がない。来年は調べて他とつないでいきたいと提
案している。 内田:改めて作らなくても 9 月にやった分をユニット化すればいい。 渡邉:福島大学あたりで幼児教育とかを専門にしている先生に入ってもらうといい。 長井:県のエネルギー課と話しているのは、やりかたを持っていてそれを大学の研究室および学
生、ボランティアサークルでもいいし広がって日大工学部でも、いわき明星大学でもやっていけ
るといい。今は太陽光だが、風力や小水力のバージョンも作っていけたらいい。 内田:いちばんは演出や役者、インストラクターが大事。 水野:事務局はインストラクターが行かなくても、学校で先生がやってもらえるという、支援プ
ログラムになるのか。 長井:行く先がそうなるというよりも、●●大学の○○研究室チームが来ましたという感じにな
る。それと連携していくのがエネパーク構想で空港での県のソーラーや南相馬の発電所もそう。
会津電力とか。お勉強のコースを作って縦横斜めとつないでいきたい。 内田:学校の先生を動かすより新たな事業が構築できて、復興のための新たな産業の創出が目的
で、エネルギーのリーダーになればワークシェアリングも可能になる。 水野:小学生がそれを目指していくような姿になればいい。 和田:プログラムを地域で広く普及させていくことを進めていきたい。 長井:人と物とチュートリアルが必要。 内田:福島大学も同様の事業をしている。 村上:WiZ の取り組みを紹介する講座をする予定もあるが。 和田:電気技術者育成と設備を含めた講座をこちらで開催する話もある。 内田:こちらのスキームとして取り込む流れにした方がいい。 水野:小中高でこれらのプログラムを普及させていくことが望まれている。 渡邉:教育事務所の指導主事がいるが関わりはあるのですか?工業の指導主事に働きかけて実績
をアピールしていかないと教育事務所は動いてくれない。モデル校が決まってしまっている段階
で入っていくのは難しい。長井さんのプロジェクトと連携するとかもある。 58
Ⅱ議事録
内田:講座をやっただけでは実績にならなくて、それに至るプロセスとそれから先の経過も含め
てユニット化されてはじめて広がりができてくる。 長井:技術者の育成事業はある程度時間が必要。 水野:正規の授業に取り入れてもらうのは難しいが課外授業でやってもらえたらいい。 内田:中長期的な技術者育成事業なのでどれだけ関心を持ってもらうかということが大事。 渡邉:技術の先生に紹介する機会があればいい。教材としてあればいい。技術教諭の養成課程を
卒業しているので。産業技術教育学会とかがあって、そこで教育プログラムを発表できれば。定
期的な集まりはないが全国的に技術の先生が集まる学会だが、そこで実践例、教材開発の事例と
して報告発表する方法がある。会員にならないと発表できないが。 和田:ぜひ紹介していただきたい。 長井:そこで成果を広める発表したいですね。いろいろ作りたいと考えているものがあって、モ
ノポリーの発電版で、発電所、需要家、中間市場…、天気や工場やスマートグリッドの仕組みも
出てくるもの。先物の電力や地域経済とかも入れてみたり。ゆくゆくは福島県のジオラマ見たい
なものがあって、布引の風力発電所、洋上風力発電があってピカピカ光ったり…。 村上:いろいろな形で実績を普及したい。 渡邉:工業高校も対象として考えられる。各教科に工業クラブとか教員の研究会がある。ここで
も教員の研修会もあるのでここに向けて企画するとか。こちらの方が制約が少ないかもしれない。 和田:いろいろなところで取り上げてもらえるようなプログラムを作っていきたい。 議題4:人材アンケートについて ■REIF 再生可能エネルギー産業フェア出展企業を対象 ・質問項目は昨年と同じ ・会場で案内を配布、アンケート自体はとれなかった ・サイトでの回答受け付けを開始した ■調査票を郵送するリスト 400 件程度を作成中 11 月中に発送 村山:上記内容を説明。 59
Ⅱ議事録
議題5:視察・イベント報告について (1)スマートシティウイーク 2013 報告 推進協議会にて報告 (2)REIF ふくしま 2013 再生可能エネルギー産業フェア報告 推進協議会にて報告 (3)北九州 ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 ①北九州スマートコミュニティ創造事業 ②北九州次世代エネルギーパーク ◆参加者 阿部 恒雄・羽田 篤史・久我 和也・長井 延裕・双石 茂・水野 和哉 村上 史成・和田 秀勝・近内 広樹・佐藤 慶多・内田 章・村山 隆 12 名 議題6:連絡事項・その他意見交換 第 3 回推進協議会 11 月 19 日(火) 17:30~ 第 5 回分科会 12 月 3 日(火) 17:30~ 以上 60
Ⅱ議事録
平成 25 年 11 月 19 日
第 3 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 25 年 11 月 19 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):
●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●L&P 株式会社 守田 慎也 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●九州工科自動車専門学校 上妻 史彦 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 視察・イベントについて
和田
6. 第4回推進協議会について
和田
7. 連絡事項・その他意見交換
以上
61
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月21日
曜
火
木
木
木
木
11月28日
12月12日
12月13日
12月16日
12月17日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
木
木
金
月
火
木
金
木
金
木
種別
学科
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
再生可能エネルギー産業フェア
安全衛生
太陽光発電システム
現場調査
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
太陽光発電施工
風力発電基礎
風力発電システム
風力発電施工
風力発電施工
確認テスト アンケート
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
出展準備・撤収 受付対応 他展示見学
高所作業 屋根の勾配 システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
取り付ける屋根の現場を調査する
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
模擬屋根製作 設計図と模型
模擬屋根製作
モジュール設置 機器の接続
発電 運用 メンテナンス
基礎知識 開発計画
発電機の原理と電気の専門的な知識
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
運用保守(予備日)
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
慶多
羽田
久我
久我
池田
近内
近内
羽田
羽田
村山
状況
済
済
済
済
佐藤
(1)講師・日程の確認 ・久我先生---現場調査(調整依頼) システム(11/21) ・池田先生---建築(11/28) ・長井先生---ビジネス(1/10) (2)報告 ①10/22 佐藤教授「再生可能エネルギー技術」 日本のエネルギーの現況(エネルギー自給率、発電能力)、火力、原子力の発電の原理、コージェネレ
ーション、燃料電池の基礎、再生可能エネルギービジョン、再生可能エネルギー技術の紹介(太陽光・
風力・火力・地熱・バイオマス)田舎型システム(スマートコミュニティ)、エンジニアへ期待 ②10/31 村山「太陽光発電の基礎知識」 Ⅰ太陽の科学、Ⅱ電気 Ⅲ太陽光発電①光②太陽光のスペクトル分析③太陽光発電システム ④太陽光発電の原理⑤太陽電池の種類と効率 ③11/14 羽田先生「安全衛生」 ・死亡災害発生状況による安全衛生の重要性 ・屋根(作業場所)とは ・高所作業とは ・事故事例による、原因と対策のグループディスカッション(3 事例) 村山:上記内容を説明。 羽田:学生はよく聞いていたようだった。社会人になっても
この知識を役立てて欲しい。 62
Ⅱ議事録
議題2:教材開発について (1)「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 第9章 保守点検(メンテナンス) 保守点検ガイドライン、不具合事例、故障の原因と対策、発電量と測定器とデータ 安全対策 ①【参考】研修授業の構成例(一部)---社団とクリーンエネルギー協会と企画中 時間 項目 内容 1 保守点検(メンテナンス) 保守点検とは 2 太陽光発電システムの構成 システム構成、用語 3 保守・点検ガイドライン JEM-TR228 の内容※資料添付 4 太陽電池の特性 I-V カーブの特性(温度・日射量)、 影の影響(クラスタ→ストリング→アレイ) 5 不具合について 事例紹介、故障の原因と対策、発電量への影響 6 故障・不具合の発見方法 測定器の概要と使い方、測定データの見方、年乖離度の考え方 7 点検時の注意事項 安全対策、保安点検、必要な資格 ◆安積町発電所で実習を行う(4 時間程度) ②【参考】別紙:京セラ「市場品質管理活動の概要」H23 年度本事業資料より ③【参考】TMEIC 東芝三菱電機産業システム㈱ SOLAR WARE VIEW 太陽光発電モニタリングシステム 63
Ⅱ議事録
④【参考】三菱電機 ・PID 現象(発電量低下)とその原因→試験と対策 ・モジュールのセルの均一性 タブ線の断線 長期信頼性(高温高湿度) ・長期リニア保証 10 年目 90%、25 年目 80%以上保証 ⑤【参考】測定器等 ・発電量チェッカー、赤外線サーモグラフィー、パワコン評価テスター、日影測定分析器 ・ストリングトレーサ(I-V カーブ特性測定装置)(戸上電機製作所) ⑥【参考】「太陽光発電システム保守点検ガイドライン【住宅用】」一般社団法人太陽光発電協会 64
Ⅱ議事録
【参考】JEM-TR228「小出力太陽光発電システムの保守・点検ガイドライン」社団法人日本電機工業会 65
Ⅱ議事録
⑦【参考】経済産業省:太陽光発電システムの標準化 66
Ⅱ議事録
村山:上記内容を説明。 和田:保守点検に関しての需要は高まっているので要望を取り入れている。 守田:実際は顧客が気づく不良箇所は出力低下や目視できる範囲でしかない。不良モードを追求
して標準化していくことが重要。それに対して点検項目が必要だ。経産省で出している不具合モ
ードの標準化等もある。この PV チェッカーも全てのメーカーで使えるわけではない。家庭用の
ように 3kw 程度なら問題ないが大規模な発電所などでは、設計者によってシステムが違ってくる。
標準化はされていない。 村上:安積発電所を使って実践的な検証をしていく。法定点検の項目は把握しているので使える。 久我:買い取り価格が下がってくると自家消費の形に変わってくるとまたシステムも変わってく
る。必ずしも系統連係が必要なくなるからだ。補助金も関係なくなって安いパネルを使うように
なることも考えられる。物の組合せ、規格がすべてではないことを分かってもらわなければなら
ない。 和田:点検は専門業者へという流れに対応したプログラムにしたいと考えている。雇用の創出に
つながっていくといいのだが。 加藤:風力分科会では、風力発電のメンテナンスの会社に参加してもらったが、なかなかメンテ
だけというわけにはいかないそうだ。太陽光発電もそうだが、切り込んでいかなければならない
分野だとは認識している。 久我:多くの工務店でも太陽光発電を扱っているので、一人でも太陽光発電のメンテナンスがで
きる人が必要になってくる状況は考えられる。家庭用だけでなく産業用もやっているという会社
も多くなってきた。従って、メンテナンスを専門というくくりよりは、見積・積算、設計までい
かなくても、システム全体をわかっていていろいろなことができるタイプの人材の方が重要かと
思う。以外とそういう人材は少ない。電気、太陽光パネルの施工で専門が分かれている。 和田:前年のアンケートの結果もそうだった。 議題3:教育支援プログラムについて ◆第 4 回分科会より ・小中学生を対象とした約 3 コマの授業。すでに内容とノウハウの実績はある。 ・教材制作よりも、産官学の関係強化や県内の他事業との連携や機会の作ることが有効。 ・技術や理科の教諭との教育事務所や研究会との関係構築は可能か。 以上の意見を具体的に実現するために、 各委員の皆さまがお持ちのネットワークはありませんか? 67
Ⅱ議事録
和田:上記内容を説明。 長井:そらべあ基金による「そらべあスクール電力プロジェクト」と称して 5 月に南相馬市の小
学校で太陽光発電システムを実際に作り環境教育を行った。さらに福島県の子育て支援課の夢キ
ッズサポートという事業で採択されたもので今年度中に 10 校で行う予定がある。その機会があ
るのでドッキングしてやりませんかというのが今回の話です。教材制作についても共通の場を設
けることで自治体に連係を作っていくという提案をしていくものです。大学の研究室やボランテ
ィアサークルであったりいっしょにできたらいい。まずは小中学生だが、高校生なら職業選択や
地域経済との結びつきも考えられる。今後このネットワークの中で再エネを使った楽しみながら
学べる内容を広げていきたい。 村上:中学の技術科への研究課題の提示も可能性があることが分科会で話された。 加藤:産総研とはつながりはあるか。 和田:あまり連携は取れていない。 加藤:連携推進委員会もあるのでぜひ活用してほしい。 長井:郡山市ともかかわっていくべきだと思う。 双石:何のための連係かということも大切。情報共有と交換で時間が過ぎてしまうこともある。
WiZ エネパークと夢キッズの提携ように再生可能エネルギーの教育のために組むのか、人材育成
のためなのか、具体的な人材育成像を描く考えを持たないといけない。 長井:郡山市も 2 校決まっているので機会をうまく使ってほしい。 水野:技術の授業で実証できたらいいという分科会での意見もあってそれもぜひやっていきたい。 渡邉:技術科の目標で、持続可能な社会の構築というのがある。それに対応することが今まさに
ここで話されていることで、有効である。前年度から準備していかないとなかなか入り込むのは
難しい。まずは、産業技術教育学会という組織があるので教育のユニットとノウハウを発表して
いくことが有効な手段かなと思う。残念ながら全国大会は 8 月なので今年度は終了してしまった
が。県内の分科会はなく、持ち回りで運営している。12 月の東北ブロックの会議にもし間に合
うなら南相馬での取り組み例や展開の実績報告と今後のビジョンを発表できればいいのだが。実
践してみたいという先生が見つかれば次につながっていくが。指導要領が変わって、今までは技
術・ものづくりと情報・コンピュータと 2 本柱であったのが、エネルギーについては選択だった
のが必修になった。 和田:発表するにはどういう手続きが必要か。 渡邉:入会費と年会費が必要。数千円だったと思う。 68
Ⅱ議事録
議題4:人材アンケートについて ■REIF 再生可能エネルギー産業フェア出展企業を対象 ・質問項目は昨年と同じ ・県内外 151 社のリスト作成した ・サイトでの回答受け付けを開始した ■調査票を郵送するリスト 300~400 件程度を作成中 12 月上旬に発送 人材アンケートの回答に協力いただける企業の情報を収集しています。 または、関連企業が集まる組織、委員会、研究会等をご紹介いただけないでしょうか? 村山:上記内容を説明。 議題5:視察・イベントについて (1)SCW2013 スマートシティウイーク 1.日程:平成 25 年 10 月 24 日(木) 2.行先:Smart City Week 2013 (スマートシティウイーク 2013) 横浜市 パシフィコ横浜 3.参加者: ●専門学校国際情報工科大学校:水野 和哉 校長、村上 史成 副校長、和田 秀勝 教務部長 ●イメージスタジオ 村山 隆 4.目的: 本事業の展開に必要とされるスマートシティの成功事例や新たな実証事業などの最新動向の情
報収集と調査を行う。 5.概要 ①テーマ:シティ・イノベーション 自治体と企業が先導的に取り組んできたスマートシティは、実証実験から社会実装へと移行しつつ
あります。多くの市民がスマートシティに関わるようになり、市民にも自治体にも企業にもこれま
での常識にとらわれない大きな意識改革が求められます。この動きを「シティ・イノベーション」
と表現します。都市が抱える課題が増大する一方、課題解決のための資金や人的リソースが不足し
ている現状を打破するには、常識・制度を革新し、自治体の旗振りの下に、住民・企業を巻き込ん
だ形で取り組むことが不可欠です。(日経 BP HP より) ②スマートシティに取り組む行政の展示 ・豊田市:低炭素社会システム実証 69
Ⅱ議事録
・横浜市:中小企業の技術展示とスマートシティの開発成果が同居した出展 ・福岡市:福岡スマートハウスコンソーシアム---街区全体のエネルギー管理 レンガ住宅 ・富山市:コンパクトシティ---中央に集中し空洞化を防ぎ CO2 抑制 ③企業ブース ▲明電舎:横浜の成果を三陸地方の被災地に展開 ▲日産:乗り捨て型カーシェア用超小型 EV ▲東芝:世界 35 か所のスマートシティ開発成果 ▲日立:国内外のスマートシティ事例 70
Ⅱ議事録
(2)REIF ふくしま 2013 第 2 回ふくしま復興再生可能エネルギー産業フェア 2013 1.日程:平成 25 年 11 月 6 日(水)7 日(木) 2.会場:ビッグパレットふくしま 3.参加者: ●専門学校国際情報工科大学校:電気電子工学科・エネルギー工学科 4.目的: 本校ブースで再生可能エネルギーへの取り組みを紹介し対外的な PR をする。 5.概要 ▲展示パネル ▲展示ブース ▲会場全景 来場者数 2 日間合計 5590 名 71
Ⅱ議事録
▲北芝電機 ▲太陽光パネルの架台の展示 ▲会場 EV,PHV 車も展示 ▲浮体式洋上風力発電 ▲産総研 ▲富士通 スマートコミュニティ ▲ユアテック 太陽光発電所事例 ▲奥会津地熱発電 72
Ⅱ議事録
▲三菱電機 発電量モニター ▲富士電機 燃料電池 ▲展示会場 73
Ⅱ議事録
(3)北九州 ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 ①北九州スマートコミュニティ創造事業 ②北九州次世代エネルギーパーク ◆参加者 阿部 恒雄・羽田 篤史・久我 和也・長井 延裕・双石 茂・水野 和哉 村上 史成・和田 秀勝・近内 広樹・佐藤 慶多・内田 章・村山 隆 12 名 議題6:第4回推進協議会について 12 月 10 日(火) 17:30~ 議題7:連絡事項・その他意見交換 ■加藤: ①再生可能エネルギー産業フェア(REIF)参加のお礼。 ・昨年より盛況であったが、取引商談会では数が減ってしまった。県内企業の人材育成に協力し
ていきたい。 ②スマートコミュニティ分科会参加の案内。 ・北九州と横浜の事例研究がある。視察前にぜひ来ていただきたい。 ■FSG 安積発電所 ・11/15 より稼働し売電を開始。2,500kw/day、金額約 10 万円。 ・郡山市内最大の太陽光発電所で、FSG 関連法人の新電力福島株式会社が運営する。 ・太陽光パネルは 3,456 枚、発電量は 0.87 メガワット。 ・電気工事関連の有資格者の育成や資格取得後の技術習得の実務の場として活用していく。 内田:上記内容を説明。天敵がいなく、カラスが多い。 水野:次回の協議会の前に見学したい。 双石:FSG と WiZ の Web サイトで情報が見られる。以後カメラを設置する。 ■次回分科会: 第5回分科会 12 月 3 日(火) 17:30~ 74
Ⅱ議事録
平成 25 年 11 月 28 日
第 4 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 25 年 11 月 28 日(木)17:30~
場所:北九州市
出席者(敬称略):
●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章 ●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1.視察後の意見交換
和田
・北九州市の取組は説明があったように歴史的な背景と経緯があった。福島にも震災等の背景が
あるわけで大いに参考にすべきである。
・日本有数の工業地帯であり、公害問題と戦いながらもこのような環境へ転換できたことには、
強みとして北九州市の中だけで産・官・民が一丸となれたことである。 ・ドイツ、デンマークでも重工業の国際競争力をうまく転換して再生可能エネルギーに取り組ん
でいる。地域経済とエネルギー政策も動機と方針が重要だ。 以上
75
Ⅱ議事録
平成 25 年 12 月 3 日
第 5 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 25 年 12 月 3 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):テクノアカデミー郡山 渡邉、エービーシステム 羽田、えこでん 久我
ストロベリーフィールド長井、内田理事長、小野
水野校長、村上副校長、和田部長、佐藤、近内、村山、藁谷
議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 視察について
和田
6. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
76
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月21日
曜
火
木
木
木
木
11月28日
12月12日
12月13日
12月16日
12月17日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
木
木
金
月
火
木
金
木
金
木
種別
学科
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
再生可能エネルギー産業フェア 出展準備・
撤収 受付対応 他展示見学
安全衛生
高所作業 屋根の勾配 太陽光発電システム
システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
現場調査
取り付ける屋根の現場を調査する
太陽光発電施工
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
太陽光発電施工
模擬屋根製作 設計図と模型
太陽光発電施工
模擬屋根製作
太陽光発電施工
モジュール設置 機器の接続
太陽光発電施工
発電 運用 メンテナンス
風力発電システム
基礎知識 開発計画 発電機の原理
再生可能エネルギービジネス 計画と開発 ファンド マネジメント
風力発電施工
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
風力発電施工
運用保守(予備日)
確認テスト アンケート
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
慶多
羽田
久我
久我
池田
近内
近内
羽田
羽田
村山
長井
状況
済
済
済
済
済
済
佐藤
【1】太陽光発電施工 (1)講師・日程の確認 ・12/12 以降の模擬屋根製作とモジュール設置の施工の実施 → 日程・時間、講師、資材等 ・1/9 風力発電システム:村山 ・1/10 再生可能エネルギービジネス:長井 (2)報告 11/28 建築と屋根の講義 池田先生 (3)消耗品購入について 
風力発電電力制御基板 教材 1 台分× 
スマートハウス建築資材 資材関連 1 式分× 
講座用模擬屋根作成資材 資材関連 1 式分× 
太陽光パネル施工使用材料費 材料関連 1 式分× 和田:上記内容を説明。 内田:安積発電所にサーモセンサーを入れたので見学の時に見せられる。 村山:日程の確認をしながら、準備をすすめていく。 77
Ⅱ議事録
【2】電気自動車(EV)自動車整備士 ・カリキュラムとシラバスの作成に取り掛かる ・試行講座の日程と講師の調整 ・教材等購入物の手配 目的
プログラムの完成度をあげること
対象
1 級自動車工学科 電気自動車工学科
カリキュラム・シラバス履修要項の作成
内容
特に実習科目について詳細に
特徴
H24 の九州工科自動車専門学校の事業を引継ぐ
講座
試行講座を 1 月に 2 日間程度で実施
教材
H24 年度の資料
備考・検討事項
試行講座の企画調整にとりかかる
①RoboC ar 1/10
②モータ制御学習キット
⑤中型倒立二輪ロボット
③バッテリマネジメント教材
④リチウムイオン電池
▲今年度導入予定の教材 
カーロボティクス教材 RoboCar® 1/10 Lite 教材 1 台分× 
モータ制御学習キット e-nuvo BASIC professional package 教材 1 式分× 
バッテリマネジメント教材 e-nuvo BMS 教材 1 式分× 
リチウムイオン電池急速充電学習教材 教材 1 式分× 
中型倒立二輪ロボット nuvo-wheel-M 教材 1 台分× 村山:上記内容を説明。 78
Ⅱ議事録
【3】スマートグリッド対応 IT 技術者 ・対象学科クラスの確認 ・日程と講師依頼 ・教材等購入物の手配 新規継続
継続
目的
スマートグリッドを教育するためには何が必要なのかを探る
対象
情報システム科・システム工学科・モバイルアプリケーション科
内容
スマートグリッドの最新動向の把握と市場の調査
特徴
IT・ネットワーク、プログラミングのスキルを
講座
組込系プログラミング 1 月下旬
教材
H24 年度の資料
▲スマートグリッド学習キット 教材 2 台分× 村山:上記内容を説明。講習(試行授業)の時間をとる。組込のプログラミングの授業をする。
対象のクラスを決めていく。 79
Ⅱ議事録
長井:スマートグリッド技術者とはどう考えているか。 村山:昨年度のアンケートの結果を見ても、定義することは難しい。ネットワークの技術と電気
の知識、電力の制御の技術も必要なのはわかっている。標準化が進行中ではある。 内田:リレー回路、センサーのことをやるといいのでは。 渡邉:基礎的なことはできる。 久我:やろうとしていることを体感していくことが必要。 小野:組込系の技術者の内容なのか? 村山:端的にいえばそうだが、昨年は LED を使って基本的なことが学べた。 長井:原理・原則を学ぶことを考えていくことだと思う。企業からの教材提供はあるのか? 村上:基本的にないが、このキットでだいたいのことは学べる。 和田:対象学科決めて、準備を進めていく。 内田:受講希望者を募る形でもいいと思う。成果を詳細にアンケートを取る。 議題2:教材開発について ◆「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 12 月中旬より編集・制作に入る A4 4C 100 項程度 村山:上記内容を説明。制作に入る。 議題3:教育支援プログラムについて ◆分科会・推進協議会より… 教材制作の他に、産官学の連携強化の機会をつくること ①県、市、他事業・プロジェクトとの連携(長井・加藤) ②産業技術教育学会(渡邉) 和田:上記内容を説明。 渡邉:産業技術教育学会については今年度の県内での機会はないようだ。名簿が入手できないの
で入会してしまう方が早い。授業の工夫のネタとしてや工業高校の課題研究といった形での発表
になると思う。 80
Ⅱ議事録
内田:実証された教材を先生方に見ていただいて評価してもらうような機会が欲しい。 村上:東北支部は 11 月、来年の 8 月を目標に。 長井:宮城教育大学が支部長で入会費 1,000 円、年会費 9,000 円。他に弘前大学、岩手大学が入
っている。テーマは広くて深い研究発表をしているようだ。 内田:ソーラーパネルと基盤と、コントローラー、インバーター、バッテリーを接続したもので、
中学生でも理解できるレベルの物があって実験できるといい。 渡邉:ソーラーパネルを使って実際にやってみるワークショップで知識を得て、感電の防止法と
か安全のことも教えながらやりたい。 議題4:人材アンケートについて ■REIF 再生可能エネルギー産業フェア出展企業を対象 ・質問項目は昨年と同じ ・会場で案内を配布、アンケート自体はとれなかった ・サイトでの回答受け付けを開始した ■調査票を郵送するリスト 500 件程度を作成し、重複データの確認中 12 月中に発送 ■メールでの案内も同時に行う 村山:上記内容を説明。案内・発送の準備をしている 議題5:視察報告について (1)北九州 次回推進協議会にて報告いたします。 ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 ①北九州スマートコミュニティ創造事業 ②北九州次世代エネルギーパーク ◆参加者 阿部 恒雄・羽田 篤史・久我 和也・長井 延裕・双石 茂・水野 和哉 村上 史成・和田 秀勝・近内 広樹・佐藤 慶多・内田 章・村山 隆 81
Ⅱ議事録
和田:上記内容を説明。 議題6:連絡事項・その他意見交換 第 4 回推進協議会 12 月 10 日(火) 17:30~ 第 6 回分科会 1 月 14 日(火) 17:30~ 以上 82
Ⅱ議事録
平成 25 年 12 月 10 日
第 5 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 25 年 12 月 10 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):
●日本大学工学部機械工学科 西本 哲也 教授 ●日本大学工学部機械工学科 武樋 孝幸 助教 ●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●L&P 株式会社 守田 慎也 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●新潟工科専門学校 副校長 仁多見 透 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章、小野 正 ●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 視察について
和田
6. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
83
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月21日
曜
火
木
木
木
木
11月28日
12月12日
12月13日
12月16日
12月17日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
木
木
金
月
火
木
金
木
金
木
種別
学科
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
再生可能エネルギー産業フェア 出展準備・
撤収 受付対応 他展示見学
安全衛生
高所作業 屋根の勾配 太陽光発電システム
システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
現場調査
取り付ける屋根の現場を調査する
太陽光発電施工
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
太陽光発電施工
模擬屋根製作 太陽光発電施工
模擬屋根製作
太陽光発電施工
モジュール設置 機器の接続
太陽光発電施工
発電 運用 メンテナンス
風力発電システム
基礎知識 開発計画 発電機の原理
再生可能エネルギービジネス 計画と開発 ファンド マネジメント
風力発電施工
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
風力発電施工
運用保守(予備日)
確認テスト アンケート
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
慶多
羽田
久我
久我
池田
近内
近内
羽田
慶多
村山
長井
状況
済
済
済
済
済
済
佐藤
【1】太陽光発電施工 (1)講師・日程の確認 ・今週・来週で模擬屋根製作と取付接続の実習を行う ・久我先生---現場調査(調整依頼) ・長井先生---ビジネス(1/10) ・安積発電所見学の日程 (2)報告 ①11/21 久我先生「太陽光発電システム」<以下項目(一部)> ◆再生可能エネルギーの必要性◆電力会社の収益構造◆電気料金削減のポイント◆固定買取制度 ◆太陽光パネルの種類◆省エネと照明◆太陽光発電システムの概要◆太陽光発電システムの設置の注意点
◆電気配線工事◆配線の種類とサイズ◆見積明細書◆平面図◆発電量シミュレーション◆補助金試算◆ 【見積書と発電シミュレーション作成練習問題】 1. 見積明細書:下線の引いてある空欄を埋めて見積明細書を完成させなさい。 2. 補足説明書:下線の引いてある空欄を埋めて補足説明書を完成させなさい。 注意点 ●添付のカタログからモジュール(太陽光パネル)とパワーコンディショナを選ぶこと。 ●太陽光の発電量は全国平均値の1kwあたり1,000kwh/年を使用。 ●自己消費分の電力単価は 28.35 円/kwh、売電する分の電力単価は 38 円/kwhにて計算す
ること。 ●石油削減量の計算は原油換算表の電力欄参照(発電量×原油換算係数) ●CO2 削減効果の計算に使う CO2 排出源単位は0.560kg-CO2/kWh を使用。 (発電量×CO2 排出原単位) 84
Ⅱ議事録
②11/28 池田先生「太陽光発電施工・建築と屋根」<以下項目(一部)> ◆現場チェックシート◆建築の構造◆屋根の形状◆屋根材と勾配◆木造屋根下地 (3)消耗品購入について 
風力発電電力制御基板 教材 1 台分× 
スマートハウス建築資材 資材関連 1 式分× 
講座用模擬屋根作成資材 資材関連 1 式分× 
太陽光パネル施工使用材料費 材料関連 1 式分× 和田:上記内容を説明。 久我:見積の計算は慣れが必要なのだが、考えて戸惑うところもあったようだ。 双石:反応はどうだったか? 久我:今までやったことがないことなので、考えたことのない分野なのでちょっと手が止まった
感じもあった。 村山:建築の授業では、工法、屋根について学んだ。こちらも経験のない分野だったが、興味を
持って取り組んでいたとアンケートに回答されていた。 【2】電気自動車(EV)自動車整備士 ・カリキュラムとシラバスの作成に取り掛かる ・試行講座の日程と講師の調整 85
Ⅱ議事録
・教材等購入物の手配 目的
プログラムの完成度をあげること
対象
1 級自動車工学科 電気自動車工学科
カリキュラム・シラバス履修要項の作成
内容
特に実習科目について詳細に
特徴
H24 の九州工科自動車専門学校の事業を引継ぐ
講座
試行講座を 1 月に 2 日間程度で実施
教材
H24 年度の資料
備考・検討事項
試行講座の企画調整にとりかかる
①RoboC ar 1/10
②モータ制御学習キット
⑤中型倒立二輪ロボット
③バッテリマネジメント教材
④リチウムイオン電池
▲今年度導入予定の教材 
カーロボティクス教材 RoboCar® 1/10 Lite 教材 1 台分× 
モータ制御学習キット e-nuvo BASIC professional package 教材 1 式分× 
バッテリマネジメント教材 e-nuvo BMS 教材 1 式分× 
リチウムイオン電池急速充電学習教材 教材 1 式分× 
中型倒立二輪ロボット nuvo-wheel-M 教材 1 台分× 【3】スマートグリッド対応 IT 技術者 ・対象学科クラスの確認 ・日程と講師依頼 86
Ⅱ議事録
・教材等購入物の手配 新規継続
継続
目的
スマートグリッドを教育するためには何が必要なのかを探る
対象
情報システム科・システム工学科・モバイルアプリケーション科
内容
スマートグリッドの最新動向の把握と市場の調査
特徴
IT・ネットワーク、プログラミングのスキルを
講座
組込系プログラミング 1 月下旬
教材
H24 年度の資料
▲スマートグリッド学習キット 教材 2 台分× 【4】参考:H24 年度の試行授業の報告より ◆EV 試行授業 日程:平成 25 年 1 月 23 日(水)・24 日(木)
対象:同校 1 級自動車工学科 3 年生 18 名
時間割: <1 日目> 講座①「自動車整備業界の動向」 講師:振興会 志賀 様 講座②「EV の技術」 講師:日産サティオ福島 菅野 雅幸 様 講座③「EV の基礎知識」 講師:テクノウォーカー 末石 吾朗 様 講座④「EV 周辺の技術」 講師:テクノウォーカー 末石 吾朗 様 講座⑤「スマートグリッド実習」 講師:ワイズマン 原田 賢一 様 <2日目> 87
Ⅱ議事録
◆IT 試行授業 日程:平成 25 年 2 月 6 日(水)・7日(木) 対象:モバイルアプリケーション科1年生 6 名
講師:(有)ワイズマン 原田賢一 氏
時間割: <1 日目> 午前 【MS-Office プログラミング】 Excel VBA にて下記オブジェクトのコントロールプ
ログラムの作成実習 ①セルアクセス ②シートアクセス ③メッセージボックス ④インプットボックス ⑤ユーザフォーム ⑥ボタン ⑦ラベル ⑧テキストボックス *その他プログラミングに必要な、If , While , For 流れ制御やプロシージャの作り方 午後 【組込マイコンの開発環境の構築】 (米マイクロチップ社 IDE とコンパイラダウンロード、インストール、配線材の作成) 【IDE とコンパイラの使い方の説明、C 言語による LED ピカピカプロジェクト開発】 ・マイコン(PIC18F14K50)の仕様の理解のため、同社の DataSeet(英語)を解説 ⇒LED 点灯制御の信号を取り出し、別に作った FET によるスイッチング回路で 150W のインバー
タを駆動するデモを行い、小さな LED の制御(ON、OFF)ができれば AC100V もコントロールでき
る事を示した <2 日目>1~4 時限目まで 【組込マイコンソフトの開発実習】 1)スイッチ(以下 SW)の ON/OFF に対応して LED の ON/OFF 制御するプログラム 2)SW1 回クリックで 1 カウントする 2bit カウンタ開発 3)3bit 目に桁上がりするカウンタにバージョンアップ 4)全員のマイコンを連結したシステム構成の実験 5)LED ピカピカの周期をいろいろ変えたプログラムの実験とオシロスコープで波形の観測 6)スマートグリッドキットの実験 ・簡易モニタ、メインボード間通信のデータ観測による考察(マイコンと PC 接続の可能性) 7)アンドロイドタブレットシステムの開発について ・スマートグリッドキットで用いているタブレットのアプリ開発の内容の解説 ◆学生のようす:内容が多いので進み具合が心配だったが最終的には全員できた 村山:上記内容、教材について説明。 和田: EV の授業で西本教授と三浦室長に導入の授業をお願いしたいが可能でしょうか。 88
Ⅱ議事録
三浦:昨年の講習の PowerPoint の資料があるのでできると思う。 西本:自動車の中での EV の位置づけであるとか、開発の過程の授業はできる。部品のベースや
部品をどう使うかの話になるが。 村上:開発の話は興味深いと思う。 水野:モーターショーで展示されていたものもぜひお話していただきたい。 西本:了解しました。準備していきます。 和田:IT はワイズマンの原田さんに依頼する。昨年はモバイルアプリケーション科を対象にし
たが、今回は希望を募る形にするかもしれない。 議題2:教材開発について 「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 12 月中旬より編集・制作に入る A4 4C 100 項程度 第1章 太陽光発電システム概要◆再生可能エネルギー、種類と特徴、システム構成、用語 第2章 建築の基礎知識◆建築構造の分類、木質構造、鉄筋コンクリート、鉄骨構造、その他の
構造 第3章 屋根の基礎知識◆形状、名称、構造、勾配、下地、萱下地、屋根萱材料、防水 第4章 事前調査◆施工・設置の分類、関連法規、設計から運用までの手順、事前調査、日射・
温度と発電量 第5章 安全衛生◆労働災害発生状況、労働災害の原因、労働安全衛生法、労働安全衛生規則、
災害防止活動 安全作業の心構え、現場でのマナー 第6章 太陽光発電システムの設置工事◆設置条件、作業前の準備と注意事項、傾斜屋根、陸屋
根、 第7章 太陽光発電モジュール取付の手順◆指示瓦工法の作業手順、指示金具工法①粘土系瓦屋
根②スレート屋根③金属板金屋根④金属折板屋根⑤金属屋根屋根、アンカー方式、陸屋根架台、
モジュール取付 第8章 電気機器関連の施工◆電気の基礎知識、電気機器の役割、現地調査時の確認事項、電気
機器の配線工事、竣工時の確認と維持管理 第9章 保守点検(メンテナンス)◆保守点検ガイドライン、不具合事例、故障の原因と対策、
発電量と測定器とデータ 安全対策 89
Ⅱ議事録
村山:上記内容を説明。 村上:金沢の専門学校から問い合わせがあり、予約が入った 内田:系統連係に関わることであるが、電気事業法、電気工事士法、電気用品安全法を入れなけ
ればならない。 議題3:教育支援プログラムについて ◆分科会・推進協議会より… ・小中学生を対象とした約 3 コマの授業。すでに内容とノウハウの実績はある。 ・産官学の関係強化や県内の他事業との連携や機会の作ることが有効。 ・技術や理科の教諭との教育事務所や研究会との関係構築は可能か。 <事例> ①県、市、他事業・プロジェクトと連携していけないか(長井・加藤) ②産業技術教育学会:来年度に WiZ で入会して研究発表をしたらどうか(渡邉) 和田:上記内容を説明。 内田:産業技術教育学会には入会の申し込みはメールでした。返答待ち。 和田:郡山市赤木小学校での授業はどうだったか。 長井:「ふくしまキッズ夢サポート事業」の「再生可能エネルギー教育プログラム」として教室
を内田先生、南野先生と学生 2 名で行ってきた。私らのポイントグリーン(NPO)そらべあ基金
の内容を相談しながら工夫した。1 時間目は地球温暖化の話、2 時間目に太陽光発電パネルを使
って実験をした。7,8 人ずつ 5 グループに分けて、サポートした。3 時間目は電気で遊ぼうとい
うものだった。天気も良かったので発電のようすもわかった。小学生は 3 コマがあきない限界か
なとも思った。体験型ワークショップ型の授業は先生方にも興味を持ってもらえた。今後は中学
生版、高校生版と広げていけたらいいなと思っている。例えば高校生向けなら職業選択や地域経
済との仕組みも合わせて学習できるような内容を考えたい。やってみてみえてくる部分もあるし、
県から期待されていることもある。20W の太陽パネルのキットを 5 セット、教材は寄贈してきた。
運動会などで使えるかもと校長先生と話した。 内田:ソーラーパネルの実験は 4 年生の理科でやっていてわかっているが、それを何に利用する
かとかのその中間の教育が抜けている。そこに目をつけてうちにある独立型のユニットも見せた
りするといいと思う。工作だけだと飽きてしまう子もいるが、見たことのないものを見せたりす
ると断然反応が違ってくる。 90
Ⅱ議事録
長井:ソーラー自動車のプラモデルも 4 年生で作っているし、布引風力発電所も見学に行ってい
る。郡山は進んでいるかもしれない。 内田:夏の教室で布引に行ったが、その前にみんな布引に行っている。小中学校の動きをよく見
ていかないといけない。 双石:教育委員会からの情報も貰って、郡山市と連携をとって郡山市独自のエネルギー教育がで
きたらいい。 長井:体験型ということが大切であると思う。 議題4:人材アンケートについて ■REIF 再生可能エネルギー産業フェア出展企業を対象 ・質問項目は昨年と同じ ・県内外 151 社のリスト作成した ・サイトでの回答受け付けを開始した ・WiZ ブース訪問者に個別にメールを送付 ■調査票を郵送するリスト約 500 件 12 月中旬に発送、1 月 17 日(金)しめきり 村山:上記内容を説明。 和田:県の加藤様を通じてメーリングリストでも案内していただけるようになった。 議題5:視察について ◆日程 平成 25 年 11 月 27 日(水)・28 日(木)・29 日(金) ◆訪問先 ①北九州スマートコミュニティ創造事業 ②北九州次世代エネルギーパーク ◆参加者 阿部 恒雄・羽田 篤史・久我 和也・長井 延裕・双石 茂・水野 和哉 村上 史成・和田 秀勝・近内 広樹・佐藤 慶多・内田 章・村山 隆 12 名 91
Ⅱ議事録
①北九州スマートコミュニティ創造事業
92
Ⅱ議事録
93
Ⅱ議事録
▲環境ミュージアムで概要が分かる ▲プレゼンルームでのスペシャルトーク ▲スマートメーターとタブレット ▲プレゼンルームの隣が地域節電所のモニタールーム 【地区の特徴】 北九州市は、1901 年に官営八幡製鐵所が創業して以来、重化学工業地帯として発展してきたが、60 年代には大気汚染や、
洞海湾の水質汚濁といった公害に直面した。公害対策・公害防止に力を入れ、種々の問題を乗り越えた同市は、環境問
題への取り組みに力を入れている。実証地域の八幡東区東田地区は、官営八幡製鐵所創業の地であり、遊休地を利用し
た新しい市街地の開発が進んでいる。宇宙をテーマにした「スペースワールド」や大型ショッピングセンターなどが立
地する。国際物流特区として、天然ガスコジェネによる電力を製鉄所の送電網で配電したり、製鐵所で発生する水素を
パイプラインで地区内に供給するなど、新しいエネルギー流通基盤の整備も進んでいる。 【プロジェクト概要】 地域エネルギーマネジメントの"あるべき姿"を描き出し、「ライフスタイル」「ビジネススタイル」および市の「まちづ
くり」のスタイルをも変革することで、低炭素社会において、あるべき社会構造を構築する。
「地域節電所」と呼ぶマネ
ジメント拠点を設置・運用することで、エネルギーの流通過程において、市民や事業者が考え、参加する仕組みの確立
を目指す。そこでのエネルギーの見える化が、ライフスタイルとビジネススタイルの変革を促すと考える。加えて、次
世代自動車の大量導入に備えたり、公共交通機関との連携などにも取り組む。東田地区での実証成果は、北九州市小倉
北区城野に新たな開発地域(約 20km2)に適用するなど、市内はもとより国内外への展開を図る。 94
Ⅱ議事録
②北九州次世代エネルギーパーク 95
Ⅱ議事録
96
Ⅱ議事録
▲エコタウンセンターでの説明 ▲白島展示館の白島国家石油備蓄基地 ▲日本初の港湾地区風力発電 1,500kw の風車が 10 基 ▲響灘地区のシンボル 【概要】 北九州市響灘地区では、低炭素社会の実現に向けたエネルギーへの取り組みを進めています。現在私たちの生活を支え
ているエネルギー基地から、太陽光、風力などの自然エネルギー施設、バイオマスエネルギー製造施設、企業間のエネ
ルギー融通の取り組みや革新的技術開発など、さまざまなエネルギー供給・活用のあり方を総合的に展示しています。
フィールドは実際に新エネルギーが活用されている現場。エコタウン事業や自然を再生する取り組みも行っており、環
境の時代にマッチした「低炭素」「資源循環」「自然共生」の 3 要素をバランスよく推進しています。 和田:上記内容を説明。 内田:ここに至るまでの戦後から公害問題から始まって、40 年かけてここまできた。海・港湾
があり恵まれている。日本有数の工業地帯であることから、環境エネルギー産業に転換するにも
北九州だけでできてしまい、経済もこの中で回っていく仕組みがある。説明の担当者の方も誇ら
しげな様子が印象的だった。福島ではどうするかが課題だが。 双石:公儀が非常に分かりやすい。公害問題を解決するために、環境に取り組む姿勢は誰もが納
得できるものだ。先程の小中学校の授業でもそうだがエコやエネルギーが何のためのものなのか
---地球規模の汚染といっても、スケールが大きくていまひとつピンとこない面もあるのではな
97
Ⅱ議事録
いか。官民学の一体感の話は非常にインパクトがあった。プログラムに必ず取り入れるというこ
とではないにしても、福島でもみんなが納得できる強い理念があってもいい。 内田:公害について訴訟が起きなかったのは住民がこの工業地帯で働いているから。裏と表があ
るなかで住民と企業と行政が取り組んできた。様々な条件が偶然タイミング良くかみ合ったと行
政の方も言っていた。 双石:動機づけとして企業も臆面もなく公害問題を出している。 長井:ドイツ、デンマークでも重工業の国際競争力をうまく転換して再生可能エネルギーに取り
組んでいる。地域経済とエネルギー政策も動機と方針が重要だ。地球規模の問題といっても小中
学生に身近に感じてもらう工夫が必要だと感じる。 議題6:連絡事項・その他意見交換 ●第6回推進協議会 1 月 21 日(火) 17:30~ ●第6回分科会 1 月 14 日(火) 17:30~ 98
Ⅱ議事録
平成 26 年 1 月 14 日
第 6 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 26 年 1 月 14 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):テクノアカデミー郡山 渡邉、えこでん久我
ストロベリーフィールド長井、内田理事長、小野
双石常務、水野校長、村上副校長、和田部長、佐藤、近内、村山、藁谷
議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
99
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月21日
曜
火
木
木
木
木
11月28日
12月12日
12月13日
12月16日
12月17日
1月9日
1月10日
1月16日
1月17日
1月23日
木
木
金
月
火
木
金
木
金
木
種別
学科
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
再生可能エネルギー産業フェア 出展準備・
撤収 受付対応 他展示見学
安全衛生
高所作業 屋根の勾配 太陽光発電システム
システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
現場調査
取り付ける屋根の現場を調査する
太陽光発電施工
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
太陽光発電施工
模擬屋根製作 太陽光発電施工
模擬屋根製作
太陽光発電施工
モジュール設置 機器の接続
太陽光発電施工
発電 運用 メンテナンス
風力発電システム
基礎知識 開発計画 発電機の原理
再生可能エネルギービジネス 計画と開発 ファンド マネジメント
風力発電施工
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
風力発電施工
運用保守(予備日)
確認テスト アンケート
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
慶多
羽田
久我
久我
池田
近内
近内
羽田
慶多
村山
長井
南野
状況
済
済
済
済
済
済
済
済
済
済
済
佐藤
【1】太陽光発電施工 (1)講師・日程の確認 ・1/10 ⇒1/17:再生可能エネルギービジネス:長井 (2)報告 12/16 太陽光発電施工(モジュール取付) 12/17 太陽光発電施工(安積発電所見学) 1/9 風力発電システム基礎(講義) (3)消耗品購入について 
風力発電電力制御基板 教材 1 台分× 
スマートハウス建築資材 資材関連 1 式分× どこまでできるか? 
講座用模擬屋根作成資材 資材関連 1 式分× 購入済み 
太陽光パネル施工使用材料費 納期未定のため購入しない 材料関連 1 式分× 購入済み 100
Ⅱ議事録
【2】電気自動車(EV)自動車整備士 ・カリキュラムとシラバスの作成に取り掛かる (昨年の資料を参照) ・試行講座の日程と講師の調整 ・教材等購入物の手配 目的
プログラムの完成度をあげること
対象
1 級自動車工学科 電気自動車工学科
カリキュラム・シラバス履修要項の作成
内容
特に実習科目について詳細に
特徴
H24 の九州工科自動車専門学校の事業を引継ぐ
講座
試行講座を 1 月に 2 日間程度で実施
教材
H24 年度の資料
備考・検討事項
試行講座の企画調整にとりかかる
①RoboC ar 1/10
②モータ制御学習キット
⑤中型倒立二輪ロボット
③バッテリマネジメント教材
④リチウムイオン電池
▲今年度導入予定の教材 ※③⑤納期未定のため購入しない ①カーロボティクス教材 RoboCar® 1/10 Lite 教材 1 台分× ②モータ制御学習キット e-nuvo BASIC professional package 教材 1 式分× ③バッテリマネジメント教材 e-nuvo BMS 教材 1 式分× ④リチウムイオン電池急速充電学習教材 教材 1 式分× ⑤中型倒立二輪ロボット nuvo-wheel-M 教材 1 台分× 101
Ⅱ議事録
◆EV 試行授業 日程:これから調整 2/12 または 13 で
対象:同校 1 級自動車工学科 3 年生 名
時間割: <1 日目> 講座①「EV の動向」 講師:三浦室長 講座②「リーフの技術」 講師:日産サティオ福島 講座③「EV の技術」 講師:西本教授 実習①「モータ バッテリ」 菅野 雅幸 様 講師: <2日目> 実習②「カーロボティクス」 講師: 実習③「スマートグリッド実習」 講師:ワイズマン 原田 賢一 様 【3】スマートグリッド対応 IT 技術者 新規継続
継続
目的
スマートグリッドを教育するためには何が必要なのかを探る
対象
情報システム科・システム工学科・モバイルアプリケーション科
内容
スマートグリッドの最新動向の把握と市場の調査
特徴
IT・ネットワーク、プログラミングのスキルを
講座
組込系プログラミング 1 月下旬
教材
H24 年度の資料
◆スマートグリッド学習キット 教材 2 台分× ◆IT 試行授業 日程:2/13・14 で確認中 対象:対象学生調整中
講師:(有)ワイズマン 原田賢一 氏
時間割: <1 日目> 午前【MS-Office プログラミング】 午後【組込マイコンの開発環境の構築】 <2 日目>1~4 時限目まで 【組込マイコンソフトの開発実習】 102
Ⅱ議事録
和田:上記内容を説明。 <太陽光発電実証授業について> 村山:報告 12/16 太陽光発電施工(モジュール取付)12/17 太陽光発電施工(安積発電所見学) 1/9 風力発電システム基礎(講義) 近内:スマートハウスの製作にはいる。 双石:太陽光は発電できる状態か? 佐藤:接続の確認までやったので大丈夫。 和田:昨年できなかったところまでできて学生たちも満足しているのでは。 <EV・IT 試行授業について> 和田:西本教授、三浦室長にも講義をしていただく予定 村山:教材について説明。新たに Robo Car で制御の実習が可能になる。モータとバッテリも実
習を行う。IT は昨年に引き続きワイズマンの原田さんに授業をお願いする。別紙のカリキュラ
ムについては自動車の先生に協力いただいて再度見直しと構築をしていく。特に実習に関してよ
く研究していきたい。 和田:スケジュールについては調整しているが、2/12-14 の週になる。IT は情報システム工学科
を対象にする予定だ。特に組込に興味のある学生を集める。 双石:RoBoCar は実際に組み立てるのか。 村山:組立・プログラミング自体はしないがパソコンと接続して基本動作と操作をして確認する。 双石:いい内容なのでぜひ広報してアピールしてほしい。 和田:取材の依頼や打診もできるので情報を発信して開示していきたい。内田先生に協力してい
ただきたい。 103
Ⅱ議事録
議題2:教材開発について ◆「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 編集・制作中 A4 4C 100 項程度 屋根のバリエーションをどこまで取り上げるか 村山:授業の使った資料を中心に編集をしている。情報量が多く整理が大変だ。太陽光発電シス
テムの施工で、屋根のバリエーションをどこまで取り入れていくか意見を聞きたい。 内田:切妻、平屋根の 2 パターンがあればいいだろう。 村山:屋根の種類、金具の種類までは掲載できるがそれぞれの工程までは掲載しきれないのでご
了承ください。 双石:対象を考えるとどうかということ 村山:専門学校の学生対象とすると実習で出来る範囲までがカバーできていればいいかと思う。 内田:実習ではルーフィングとかはどうやっていたのか。 近内:スレート屋根で防水シートは貼っている。 和田:墨出しもきっちりやって施工していたので問題ないだろう。 村山:和瓦、スレート、陸屋根を中心に編集していく。 議題3:教育支援プログラムについて ◆分科会・推進協議会より… 教材制作の他に、産官学の連携強化の機会をつくること ①県、市、他事業・プロジェクトとの連携(長井・加藤) ②産業技術教育学会(渡邉) ◆その後の進展は… 内田:福島県のエネルギーのビジョンがあるが、それらに沿って動いていかなければならない。
今 50kw 以下の小規模な太陽光発電の事業を増やしていく方針がある。これは投資金額もメガ発
電所と比べて少なくて済む。間接的に発生する作業、メンテナンス、工事は実際のところ屋根屋
さんとサッシ屋さんがやっている。電気工事屋さんはパネルの取付をやっていない。学生へのプ
ログラムは、今までは幅広い知識でやってきたが、リアルタイムに世の中や行政の動きを見なが
ら必要な人材とはどういうものなのかを推し量っていかないといけない。復興ビジョンの計画に
基づいた産業人材育成。 104
Ⅱ議事録
長井:行政が目標に届いていない。100%供給量/消費量の消費量を減らすのか。2040 年までに何
をやらなくてはいけないのか。大きなこと(発電所)をやろうとしても送電線の問題が出てきた
りしてきたので、やりやすい形として 50kw 以下を支援し、財源を投下するものだ。じゃあやっ
てみるかと立ち上がった時に誰に相談するかということでの相手がいないのが問題。そこに排出
した人材が合致すればいいのだが。 内田:福島県でメガソーラの着工率は7%しかない。系統連系に申し込んで許可が出ても着工で
きない。白河の 5M も手つかず。2011 年の目標は無理。 長井:電力会社も先に発電所ができることがいままでなかった。 内田:50kw 以下だと申請ではなく許可を得ればいいので時間的には短くてよくなる。 長井:事業者からすれば相談相手がそのまま設計施工保守までできる人材。 双石:車の販売と違って、実態と実績がないからわからない。 内田:これだけ儲かりますよという話はあるが実際にビジネスになっていない結果だ。 双石:住宅展示場や車のショールームのように実際に見えることがないと。 長井:自分たちで機材を買ってやる人たちもいるが。 双石:どのくらいの規模、件数で。 内田:無限大だと思う。 長井:人材も中長期的には必要になってくるはず。自治体と復興計画、土地利用計画との整合性
も問題になってくる。1,2 年での課題だ。 内田:農地転用の問題や、除染とのからみで予算の取り方もそうだ。銀行ではまだ想定していな
ので融資を受けられない。 双石:学生にもこのような事情を分かってほしい。 長井:だから頑張れと。絶対仕事は増えるからと。 105
Ⅱ議事録
議題4:人材アンケートについて ■REIF 再生可能エネルギー産業フェア出展企業を対象 ・メールアドレス 1 は出展企業 ・メールアドレス 2 は WiZ ブース訪問者個人 ・FAX 返信は 19 件(DM 回答の 67 件に含む) ■回答状況 17(金)しめきり 最終的には 120 件の回答の見込み H 24年度アンケート回答
サンプル
対象・送付数 回答数 回答率
DM
500
41
8.2%
メールアドレス1
69
18
26.1%
メールアドレス2
45
7
15.6%
合計
614
66
10.7%
H 25年度アンケート回答
サンプル
対象・送付数 回答数 回答率
前年比
DM
650
67
10.3%
2.1%
メールアドレス1
141
42
29.8%
3.7%
メールアドレス2
22
5
22.7%
7.2%
合計
813
114
14.0%
3.3% 前年より 48 件(173%)多く回答を得た ◆結果は次回推進協議会で一部報告しますが、傾向は昨年とほぼ同様の結果になる模様 村山:上記内容を説明。 議題5:連絡事項・その他意見交換 第 5 回推進協議会 1 月 21 日(火) 17:30~ 第 7 回分科会 2 月 14 日(金) 17:30~ に変更になります 成果発表会 2 月 27 日(木) 午後~ 郡山ビューホテルアネックス 以上 106
Ⅱ議事録
平成 26 年 1 月 21 日
第 6 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 26 年 1 月 21 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):
●日本大学工学部機械工学科 西本 哲也 教授 ●日本大学工学部機械工学科 武樋 孝幸 助教 ●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●L&P 株式会社 守田 慎也 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●九州工科自動車専門学校 上妻 史彦 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章、小野 正 ●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1. 実証授業について
和田
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 教育プログラムについて
和田
6. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
107
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 授業⽇日程
1年年
週
1
2
3
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
コマ
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
45
月日
10月22日
10月31日
11月7日
11月14日
11月21日
曜
火
木
木
木
木
11月28日
12月12日
12月13日
12月16日
12月17日
1月9日
1月16日
1月17日
1月23日
木
木
金
月
火
木
木
金
木
種別
学科
学科
学科
学科
学科
実習
学科
実習
実習
実習
実習
学科
実習
実習
学科
科目
再生可能エネルギー技術
太陽光発電基礎
学習内容
オリエンテーション 地熱・風力・水力・太陽光・バイオマス
太陽光発電の基礎知識 環境政策など
再生可能エネルギー産業フェア 出展準備・
撤収 受付対応 他展示見学
安全衛生
高所作業 屋根の勾配 太陽光発電システム
システムの構成と仕様 設計 積算 見積など
現場調査
取り付ける屋根の現場を調査する
太陽光発電施工
建築と屋根 施工手順と工程 設置と配線
太陽光発電施工
模擬屋根製作 太陽光発電施工
模擬屋根製作
太陽光発電施工
モジュール設置 機器の接続
太陽光発電施工
発電 運用 メンテナンス
風力発電システム
基礎知識 開発計画 発電機の原理
風力発電施工
風力発電ユニットの設置場所の準備と組立設置
再生可能エネルギービジネス 計画と開発 ファンド マネジメント
確認テスト アンケート
学習内容の理解度テストと授業アンケート
講師
佐藤
村山
慶多
羽田
久我
久我
池田
近内
近内
羽田
慶多
村山
慶多
長井
佐藤
状況
済
済
済
済
済
済
済
済
済
済
済
済
済
【1】太陽光発電施工 ①12/12・13 模擬屋根製作 近内先生 ②12/16/17 モジュール取付 配線 羽田先生 108
Ⅱ議事録
③1/9 風力発電の基礎 村山先生 風はどこから◆風車はどうして回るのか◆発電に適した風車とは◆エネルギー効率◆風力発電のしくみ ④1/16 風力発電施工実習 佐藤慶多先生 ⑤1/17 再生可能エネルギーとビジネス 長井先生 ■今後… ・次週最終の授業アンケートと簡単な確認テスト 集計して報告書へ ・屋上スマートハウスづくり 109
Ⅱ議事録
【2】電気自動車(EV)自動車整備士 ・カリキュラムとシラバスの作成に取り掛かる ・試行講座の日程と講師の調整 ・教材等購入物の手配 目的
プログラムの完成度をあげること
対象
1 級自動車工学科 電気自動車工学科
カリキュラム・シラバス履修要項の作成
内容
特に実習科目について詳細に
特徴
H24 の九州工科自動車専門学校の事業を引継ぐ
講座
試行講座を 1 月に 2 日間程度で実施
教材
H24 年度の資料
備考・検討事項
試行講座の企画調整にとりかかる
◆EV 試行授業 日程: 2/12(水)
対象:同校 1 級自動車工学科 3 年生 名
時間割: <1 日目> 講座①「EV の動向」 講師:三浦室長 講座②「リーフの技術」 講師:日産サティオ福島 講座③「EV の技術」 講師:西本教授 実習①「モータ バッテリ」 菅野 雅幸 様 講師: <2日目> 実習②「カーロボティクス」 講師: 実習③「スマートグリッド実習」 講師:ワイズマン 原田 賢一 様 ▲今年度導入予定の教材 ※③⑤納期未定のため購入しない ①
カーロボティクス教材 RoboCar® 1/10 Lite 教材 1 台分×Kinnect つき ②
モータ制御学習キット e-nuvo BASIC professional package 教材 1 式分× ③
バッテリマネジメント教材 e-nuvo BMS 教材 1 式分× ④
リチウムイオン電池急速充電学習教材 教材 1 式分× ⑤
中型倒立二輪ロボット nuvo-wheel-M 教材 1 台分× 110
Ⅱ議事録
Microsoft の Xbox 360® Kinect™用センサーKinect™を搭載したモデル。 Kinect™を使用してロボット・カーを制御プログラミングすることで、次世代自動車の安全技術やエコ走行
などの環境技術の研究、自律移動ロボットの開発に活用することができます。 【3】スマートグリッド対応 IT 技術者 ・対象学科クラスの確認 ・日程と講師依頼 ・教材等購入物の手配 新規継続
継続
目的
スマートグリッドを教育するためには何が必要なのかを探る
対象
情報システム科・システム工学科・モバイルアプリケーション科
内容
スマートグリッドの最新動向の把握と市場の調査
特徴
IT・ネットワーク、プログラミングのスキルを
講座
組込系プログラミング 1 月下旬
教材
H24 年度の資料
◆IT 試行授業 日程:2/13(木)・14 (金) 対象:対象学生調整中:情報システム工学科 1 年生
講師:(有)ワイズマン 原田賢一 氏
時間割: <1 日目> 午前【MS-Office プログラミング】 午後【組込マイコンの開発環境の構築】 <2 日目>1~4 時限目まで 【組込マイコンソフトの開発実習】 111
Ⅱ議事録
和田:上記内容を説明。 長井:学生に対して話したことは、技術を持った君たちの力が実際の現場では必要だということ
を言った。 小野:学生の様子だが、食い入るように授業を受けていた様子が見られた。再生可能エネルギー
のビジネスの第一期生だという長井さんの言葉もよかった。 長井:業界の動向など週に 1 コマでもいいから新聞記事とかをネタにした授業ができたらいい。 村山:学生たちも意識も高く持って取り組んでもらえた。理解度も高くなっているだろう。ちょ
うど長井さんの授業で総括できる形になった。 和田:アンケートの結果などを基に検証していきたい。 内田:ここにきてメガソーラも限界が見えてきてしまった。小規模な発電に移行したとしても技
術者が必要なのは変わらない。 和田:EV の試行授業についての調整をしている。三浦副校長の EV 業界の動向、西本教授の EV
技術については準備を進めている。スマートグリッド実習については原田先生にお願いすること
で日程も決まったところだ。 村山:教材について説明。RoboCar は Xbox360 の Kinecct センサーをオプション搭載したものに
変更になった。スマートグリッドキットの購入と導入の授業が追加になる可能性がある。 112
Ⅱ議事録
議題2:教材開発について 「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 113
Ⅱ議事録
村山:現在知識編の編集作業をしている。 内田:変換効率や損失など保守メンテナンスの内容は入るのか? 村山:関連した情報は収集しているが情報提供をお願いします。 武樋:発電量のシミュレーションの内容は? 村山:NEDO の資料もあるので演習問題として掲載する。 114
Ⅱ議事録
議題3:教育支援プログラムについて ◆分科会・推進協議会より… ・小中学生を対象とした約 3 コマの授業。すでに内容とノウハウの実績はある。 ・産官学の関係強化や県内の他事業との連携や機会の作ることが有効。 ・技術や理科の教諭との教育事務所や研究会との関係構築は可能か。 <事例> ①県、市、他事業・プロジェクトと連携していけないか(長井・加藤) ②産業技術教育学会:来年度に WiZ で入会して研究発表をしたらどうか(渡邉) ③「ふくしまキッズ夢サポート事業」「再生可能エネルギー教育プログラム」(長井) ■他に情報、進展があれば… ・50kW 以下の小規模な発電所について(第 6 回分科会) ・行政の目標について(第 6 回分科会) 和田:上記内容を説明。 加藤:メガソーラの難しい点もある。今後の展開に注視していきながら、来年度の予算を最終段
階で詰めているところだ。次回の会議のときには来年の話も少しできるかと思う。 内田:売電も税金は東京に行ってしまうということもある。 長井:50kW も 20 あればメガになる。そこから先のスマートグリッドの方がシステムとして技術
革新が進んでいくが、オペレーションやメンテナンスが 10 年 20 年必要な太陽光のシステムでは
何をどうしたら直せるかという技術は絶対残る。太陽光は地熱と比べて手っ取り早いからはやっ
ているわけで。 武樋:地熱発電は東北全域を集めても原発 1 基分の発電量。国立公園内にあるこがネックになっ
ているが、量は期待できないが安定しているので使い勝手はいい。 内田:地熱、水力、バイオマス、風力とあるが、太陽光の導入目標値は高く掲げられているが太
陽光の売電価格は下がっていく。 和田:引き続き可能性を探っていきたい。 115
Ⅱ議事録
議題4:人材アンケートについて ■REIF 再生可能エネルギー産業フェア出展企業を対象 ・メールアドレス 1 は出展企業 ・メールアドレス 2 は WiZ ブース訪問者個人 ・FAX 郵送返信は 19 件(DM 回答の 71 件に含む) ■回答状況 17(金)しめきり 最終的には 129 件の回答と昨年の 2 倍の回答を得た。 H 24年度アンケート回答
サンプル
対象・送付数 回答数 回答率
DM
500
41
8.2%
メールアドレス1
69
18
26.1%
メールアドレス2
45
7
15.6%
合計
614
66
10.7%
H 25年度アンケート回答
サンプル
対象・送付数 回答数 回答率
DM
650
71
10.9%
メールアドレス1
141
51
36.2%
メールアドレス2
22
7
31.8%
合計
813
129
15.9% ■平成 24 年度(件数) 将来、貴社の再⽣生可能エネルギー関連業務において必要とされる技術者を選ん
でください。(複数可)A 電気・電⼦子・機械
0
2
4
6
8
10
12
14
16
9
回路・システム設計
3
半導体設計
7
制御設計
4
機械・機構設計、金型設計
光学技術
1
3
生産技術・プロセス開発
5
品質管理
6
セールスエンジニア
5
サービスエンジニア
13
電気設備工事、施工管理
5
通信設備工事、施工管理
空調・衛生・防災設備
1
プラント設備設計施工
1
自動車整備
研究・特許・テクニカルマーケティング
2
3
15
該当なし
116
Ⅱ議事録
■平成 25 年度(%) 将来、貴社の再⽣生可能エネルギー関連業務において必要とされる技術者を選んでください。
( 複数可) A電気・電⼦子・機械
0.0%
10.0%
20.0%
40.0%
16.8%
回路・システム設計
半導体設計
30.0%
1.0%
13.9%
制御設計
9.9%
機械・機構設計、金型設計
光学技術
4.0%
8.9%
生産技術・プロセス開発
17.8%
品質管理
20.8%
セールスエンジニア
12.9%
サービスエンジニア
31.7%
電気設備工事、施工管理
7.9%
通信設備工事、施工管理
空調・衛生・防災設備
5.9%
11.9%
プラント設備設計施工
自動車整備
4.0%
研究・特許・テクニカルマーケ…
12.9%
33.7%
該当なし
村山:上記内容を説明。アンケートの回答の傾向は大きく変わっていないように見える。 詳細は次回の推進協議会で報告します。 議題5:教育プログラムについて (1)再生可能エネルギー分野 ・前年度までのカリキュラム・シラバスに保守メンテナンス、関連法規等の項目を追加見直し (2)EV 電気自動車分野 ・実習授業のシラバスを今回の試行授業の内容を基に再確認する ⇒実習内容の充実と検証(26 年度の課題) (3)IT スマートグリッド分野 ・実習内容の構築ができたので対象の学科を限定せずに様々な学科で実施できたらどうなるか ⇒26 年度の課題 和田:上記内容を説明。 西本:どのような技術者の育成を目指しているのか目標を明確にすることが大事。 117
Ⅱ議事録
内田:23 年度から復興に向かいながら、環境が変化し当初の目標とのずれができてきたりする
こともあった。 村上:人材像、育成の目標を作ってきたが、3 年目でかなり明確になってきている。 和田:時間を積み重ねながら進化していく。 渡邉:学生募集までつながって、より多くの学生にこれらの技術に関わってほしい。広報的にも
広めていって欲しい。 村上:学科のコンセプトも広報と共有しながらやっているところだ。 議題6:連絡事項・その他意見交換 ●第7回推進協議会 2 月 18 日(火) 17:30~ ●第7回分科会 2 月 14 日(金) 17:30~ に変更になります ●成果発表会 2 月 27 日(木) 午後~ 郡山ビューホテルアネックス 以上 118
Ⅱ議事録
平成 26 年 2 月 14 日
第 7 回 分 科 会 議 事 録 日時:平成 26 年 2 月 14 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):テクノアカデミー郡山 渡邉、えこでん久我、エービーシステム羽田
ストロベリーフィールド長井、内田理事長、
双石常務、水野校長、村上副校長、和田部長、佐藤、近内、村山、藁谷
議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
119
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 【1】太陽光発電施工 ■スマートハウス建設中 1.5 坪 建築 CAD 設計科 1 年生の協力で
【2】電気自動車(EV)自動車整備士 ◆EV 試行授業 対象:同校 1 級自動車工学科 3 年生 13 名
<2 月 7 日(金)1 日目> 講座①「EV の技術」 講師:西本教授 ▲日大工学部 西本教授 ▲セグウェイ試乗 <2 月 12 日(水)2日目> 講座②「EV の動向」 講師:三浦室長 120
Ⅱ議事録
実習③「スマートグリッド実習」 講師:ワイズマン 原田 賢一 様 ▲太陽電池の電圧をテスターで測定 和田:上記内容を説明。 【3】スマートグリッド対応 IT 技術者 ◆IT 試行授業 日程:2 月 13 日(木)・14 日(金) 対象:情報システム工学科 1 年生 5 名
講師:(有)ワイズマン 原田賢一 氏
時間割: <1 日目> 午前【MS-Office プログラミング】 午後【組込マイコンの開発環境の構築】 <2 日目>1~4 時限目まで 【組込マイコンソフトの開発実習】 村山:上記内容を説明。 121
Ⅱ議事録
議題2:教材開発について ◆「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 編集ほぼ終了し図版の制作中 A4 4C 100 項程度 122
Ⅱ議事録
123
Ⅱ議事録
村山:上記内容を説明。 和田:成果物として送付していく。 議題3:教育支援プログラムについて ◆分科会・推進協議会より… ・小中学生を対象とした約 3 コマの授業。すでに内容とノウハウの実績はある。 ・産官学の関係強化や県内の他事業との連携や機会の作ることが有効。 ・技術や理科の教諭との教育事務所や研究会との関係構築は可能か。 <事例> ①県、市、他事業・プロジェクトと連携していけないか(長井・加藤) ②産業技術教育学会:来年度に WiZ で入会して研究発表をしたらどうか(渡邉) ③「ふくしまキッズ夢サポート事業」「再生可能エネルギー教育プログラム」(長井) ・50kW 以下の小規模な発電所について(第 6 回分科会) ・行政の目標について(第 6 回分科会) ■他に情報、進展があれば 議題4:人材アンケートについて ■集計が終了しグラフが完成(別紙) ■傾向は昨年と大きな違いはない 和田:集計が完了したので意見をいただきたい。 双石:昨年より回答数は増えているが。 村山:REIF 出展企業を中心だが、首都圏の大企業からも回答を得ている。 久我:省エネ・エコ・環境でも現実は営業マンのような感じがする。どこの企業も悩みながらや
っている印象。人材はいない。ひとりで何役もやれる人を求めているのがそう。 内田:シミュレーションと分析。分析をしっかりやること。見積や申請。 双石:バイオマスは拡大している。Q5 と Q19 が同じ。 和田:その他の取り組み内容は? 村山:地中熱利用(3)、蓄電池(3)、太陽熱利用、小型風力、ソーラーとバイオマス 長井:REIF 出展の小さい企業が面白かった。 124
Ⅱ議事録
村上:関心は高まっている。 水野:太陽光発電の申請が 670 件取り消しの報道があった。 長井:いろいろな事情を抱えているようだ。設備認定と系統連係の時期で売電価格が違う。申請
までに開発や設計にはコストがかかっているはず。 内田:転売のパターンもあるし、価格が下がるのを待っているパターンもある。人、職人がいな
いことも。親方以外は素人だったり。サッシ、建具屋さんだったり。 長井:電気設備、不動産、資金調達と範囲は広いが本当にノウハウがあるのか。 和田:求められる人材はゼネラリストが多い。 長井:コアになるのは電気技術で、新たな何かはないのかもしれない。 内田:金融、保険、土地、法律の知識のある専門家。 長井:法規制、ファイナンスの講座を用意するような機会があったらいい。 内田:取り組んでいる人たちが業界のイメージをつかみきれていない。 双石:役職とかは? 村山:代表取締役、工場長、部長、主任…代表は多い。 長井:自分のところ会社で一緒にやってほしいとか、ネットワークを組むことも大事。 内田:考察は重要な内容だ。 和田:また、結果については話し合う時間が欲しい。いろいろでてくる。 双石:あくまでも分析の目的は人材育成なので絞って意見を出していかないと。 内田:職人よりゼネラリストが欲しいのか。 長井:既存の学校との連携、会計の学科、CAD 設計、経営 双石: Q37 のような意見や学んでおけばよかったということもあるだろう。 内田:政策に関してはどうしようもないが。建築土電気の人がいない。いままでないがしろにし
てきた。今後発展していく業界なのかもわからない。 双石:子どもたちがこの世界に目を向けるのかという問題もある。 長井:仕事にしていく、オペレーション&メンテナンスがついていくか。 125
Ⅱ議事録
和田:意見をありがとうございます。推進協議会でも話し合います。 議題5:連絡事項・その他意見交換 第7回推進協議会 2 月 18 日(火) 17:30~ 最終報告 委員より評価コメントを 第8回推進協議会 2 月 27 日(木) 11:00~WiZ にて 次年度に向けての課題 ↓(移動) 成果発表会 教材・事業成果報告書 2 月 27 日(木) 13:30~ 郡山ビューホテルアネックス 3 月上旬校正、3 月印刷製本、3 月末発送の予定 以上 126
Ⅱ議事録
平成 26 年 2 月 18 日
第 7 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 26 年 2 月 18 日(火)17:30~
場所:WiZ 204 教室
出席者(敬称略):
●日本大学 西本 哲也 教授 ●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也 ●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●L&P 株式会社 守田 慎也 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●工学学科長 近内 広樹●電気分野教員 佐藤 慶多 ●学校法人新潟総合学院 常務理事 双石 茂 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章 ●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
1. 実証授業について
和田・村山
2. 教材開発について
村山
3. 教育支援プログラムについて
和田
4. 人材アンケートについて
村山
5. 教育プログラムについて
村山
6. 事業の評価と次年度の事業計画について
和田
7. 連絡事項・その他意見交換
和田
以上
127
Ⅱ議事録
議題1:実証授業について ◆電気電子工学科・エネルギー工学科 【1】太陽光発電施工 ▲スマートハウス建設中 蓄電池システムも導入 【2】電気自動車(EV)自動車整備士 ◆EV 試行授業 対象:同校 1 級自動車工学科 3 年生 13 名
<2 月 7 日(金)1 日目> 講座①EV の技術 「安全で手軽に移動するための近未来の乗物について」 講師:西本教授 ・福島県でのパーソナルモビリティの開発 ・危険時の警告と緊急通報システム 転倒検知システム ▲日大工学部 西本教授 ▲セグウェイ試乗 128
Ⅱ議事録
<2 月 12 日(水)2日目> 講座②「EV の動向」 講師:三浦室長 ◆なぜ電気自動車なのか◆電気自動車の基礎 ◆電気自動車◆《参考》超小型モビリティ
Hiriko 概要◆超小型モビリティ◆コンバート
EV製作ハイゼット EV の概要◆コンバートE
V パーツの選定◆コンバージョンEVのガイ
ドライン◆今後の課題 実習③「スマートグリッド実習」 講師:ワイズマン 原田 賢一 様 ◆太陽光パネルのしくみ ◆バッテリーのパワー ◆PWM 制御 ◆制御用情報通信 ◆BlueTooth 通信 ▲太陽電池の電圧をテスターで測定 【3】スマートグリッド対応 IT 技術者 ◆IT 試行授業 日程:2 月 13 日(木)・14 日(金) 対象:情報システム工学科 1 年生 5 名
講師:(有)ワイズマン 原田賢一 氏
時間割: <1 日目> 午前【MS-Office プログラミング】 午後【組込マイコンソフトの開発実習】 <2 日目>1~4 時限目まで 【組込マイコンソフトの開発実習】 129
Ⅱ議事録
和田:上記内容を説明。 西本:「安全で手軽に移動するための近未来の乗物について」のテーマで講義をした。後半 30
分でセグウェイの体験走行をした。電気自動車が身近なことを体験してもらった。 三浦:上記内容を説明。シェールガスの話もしたが実際に身近ではないので。 村山:原田氏の授業の説明。学生は意欲的だったので効果のある学習ができた。 西本:セグウェイは 100 万円、セルフィは 30 万円。 130
Ⅱ議事録
議題2:教材開発について 資料別紙回覧にて ◆「太陽光発電システム施工技術者育成」---学生・一般技術者向け 編集ほぼ終了し図版の制作中 A4 4C 100 項程度 131
Ⅱ議事録
132
Ⅱ議事録
村山:上記内容を説明。実物は回覧で。 村上:著作権所有権は学校にある。版権をウイネットなどに売ることはできるようだが、教育機
関には無償で提供できる形になる。 西本:頒布という形になる。 和田:保守メンテナンスの内容も入る。 内田:不具合、事故の事例を載せたい。原因の解説を入れて。施工上の問題は 20%もあるとか。 長井:産総研でもデータを蓄積していて公開している。工業製品として完成されていないとも言
われている。 議題3:教育支援プログラムについて ◆分科会・推進協議会より… ・小中学生を対象とした約 3 コマの授業。すでに内容とノウハウの実績はある。 ・産官学の関係強化や県内の他事業との連携や機会の作ることが有効。 ・技術や理科の教諭との教育事務所や研究会との関係構築は可能か。 <事例> ①県、市、他事業・プロジェクトと連携していけないか(長井・加藤) ②産業技術教育学会:来年度に WiZ で入会して研究発表をしたらどうか(渡邉) ③「ふくしまキッズ夢サポート事業」「再生可能エネルギー教育プログラム」(長井) ・50kW 以下の小規模な発電所について(第 6 回分科会) ・行政の目標について(第 6 回分科会) ■他に情報、進展があれば… 議題4:人材アンケートについて ■集計が終了しグラフが完成(別紙) ■傾向は昨年と大きな違いはない 和田:分科会で話をしたが意見感想をいただきたい。 村山:データ分析について解説。Q4 関連業務をしている企業は 8 割を超える。傾向は昨年度と
大きく違いはない。結果として、「太陽光発電システムの施工の技術を持っている第 2 種電気工
事士の資格を持った、電気施工技術者」が一番必要という結果になった。この分野では各企業が
133
Ⅱ議事録
試行錯誤しながら取り組んでいる。いろいろなスキルを持ったゼネラリストのニーズがあるとい
うことはこの分野の人材の確保ができていないという背景の裏返しでもあるのではないか。 三浦:再生可能エネルギーは地産地消の側面がある。将来的には自分のところで使う、あるいは
ためるといって技術が見えてきている。横浜での実証試験とか。バッテリマネジメントの技術が
カギを握っている。小水力発電など太陽光以外にももっと注目されていっていいはずだ。 長井:再生可能エネルギーは範囲が広い。電気技術が中心になるが、小水力発電は機械工学だっ
たり、できた電気をどう使うのかという、生産する側と消費する側をつなぐことを伝えるべき。
福島でということで広げるのであれば、今は太陽光発電が中心だが浜通りのように風力にいくか
もしれないし機械工学のノウハウが必要になったり先読みしていくこともやっていく。 内田:ビジネスとしての売電が先走っている。エネルギーをもっと全体で考えたいのだが。エネ
ルギーの自給が目的であったのに箱モノの設備を作り、投資の回収とか利益を追求しているとこ
ろもある。産業としては未熟だ。 長井:再生可能エネルギーはどんどん広がっていく思われるが、発電の種類によって地域の中で
どう使うという状況はそれぞれで違ってくる。でも既存の電力会社が一括で統治していることに
いろいろ不都合な点が出てきている。 和田:状況を見据えた内容の人材育成のプログラムの構築をしていかなくてはならない。 議題5:教育プログラムについて (別紙平成 24 年度版参照) (1)再生可能エネルギー分野 ・前年度までのカリキュラム・シラバスに保守メンテナンス、関連法規等の項目を追加見直し ・社会人向けプログラム 今年度の教材の活用(H24 年度作成) ・小中学生向けエネルギー(H23 年度作成) (2)EV 電気自動車分野 ・実習授業のシラバスを今回の試行授業の内容を基に再確認する ⇒実習内容の充実と検証(26 年度の課題) ・カーロボティクス教材「RoboCar」2 台を使用した制御プログラムの実習 ・バッテリマネジメント教材の導入 ・モータ技術(通年)を前期:モータ技術 後期:カーロボティクス(各種センサー、制御等) ・実習は企画設計から実車製作まで トヨタ車体「コムス」等小型モビリティの導入 (3)IT スマートグリッド分野 ・実習内容の構築ができたので対象の学科を限定せずに様々な学科で実施できたらどうなるか 134
Ⅱ議事録
・プログラミング基礎→組込系プログラミング→通信・制御系プログラミング ・ネットワーク、プロトコルと通信技術 ⇒26 年度の課題 村山:上記内容を説明。別紙参照。 双石:来年度の課題はこの内容をどう拡大していくか。 長井:内容を別な角度で考えるのも有りだと思う。ガールズ電力とか女子向けの電気の講習とか。 双石:もっと知ってもらう作業をしてカリキュラムを生かしていくこと。高校の先生に理解して
もらうのか切り口も考えること。 西本:社会人、高校、小学校、それでは人材育成の対象はどこにあるのか。教育する目標とそれ
に対する達成する条件、再生可能エネルギーに対応した電気施工技術者の育成、つまり全体のコ
ンセプトを広く知ってもらうこと、キーワードがないと幕の内弁当のように何がおいしかったの
か印象に残らないことになってしまう。コンセプトを決めていく作業を。 双石:きっちり決めていく作業をしていくこと。 議題6:事業の評価と次年度の事業計画について
1.協議会委員のみなさまへ (2/28 までに和田部長あてにメールでお送りいただければ幸いです) ①実施報告においてのご意見ご感想をお願いします
②次年度の事業継続において、取り入れる内容等のご提案やアドバイスがありましたらお願いい
たします。
③試行授業を受講した本校の学生に対してメッセージや励ましの言葉等をお願いします。
④その他ご意見ご要望がありましたらお願いします。
⑤【授業を担当された委員の方のみ】学生のようすや授業をしての感想などをお願いします。
2.この場でご意見やご提案がありましたらお願いいたします。 和田:上記内容を説明。メールを送信しますので返信をいただきたい。
議題7:連絡事項・その他意見交換 第8回推進協議会 2 月 27 日(木) 11:00~WiZ にて 次年度に向けての課題 ↓(移動) 成果発表会 教材・事業成果報告書 2 月 27 日(木) 13:30~ 郡山ビューホテルアネックス 3 月上旬校正、3 月印刷製本、3 月末発送の予定 以上 135
Ⅱ議事録
平成 26 年 2 月 27 日
第 8 回 推 進 協 議 会 議 事 録 日時:平成 26 年 2 月 27 日(木)11:00~
場所:WiZ 201 教室
出席者(敬称略):
●福島県産業創出課 加藤 健太郎 主事●テクノアカデミー郡山 副教務主任 渡邉 真義 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社エービーシステム 羽田 篤史 ●株式会社えこでん 久我 和也●株式会社ストロベリーフィールド 長井 延裕 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●新潟工科専門学校 副校長 仁多見 透 ●専門学校国際情報工科大学校 学校長 水野 和哉 ●副校長 村上 史成 ●教務部長 和田 秀勝
●電気分野教員 佐藤 慶多 ●一般社団法人 福島新環境総合研究所 理事長 内田 章、小野 正 ●イメージスタジオ 村山 隆 議題:
4. 学校長あいさつ
水野校長
5. 運営責任者あいさつ
村上副校長
6. 運営担当者あいさつ
和田部長
(1)事業終了の報告
(2)次年度の課題等
(3)事業成果発表会のご案内
(4)連絡事項
・ご意見ご提案のメール返信のお願い
・報告書等成果物の発送について
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Ⅱ議事録
議題1:学校長あいさつ 水野: 3 年目ということで充実した内容になり、推進協議会の委員の皆様に感謝いたします。
今後、この事業の成果を広く普及させていくことが重要です。人材育成としての内容を社会に還
元ししっかり社会貢献をしていきたい。平成 26 年度に向けて準備をしていき、より発展させて
いきたい。 議題2:事業責任者あいさつ 村上:今年度も数多くの実証授業ができ、推進協議会の委員の皆様のご協力とご尽力に感謝いた
します。いかに成果を広げていくかという次年度の課題も明確になり、採択に向けて準備をして
いきたい。 議題3:事業担当者あいさつ 和田: (1)成果発表会で今年度の取り組みを紹介します。推進協議会の委員の皆様のご協力に感謝いた
します。成果物を含め教育プログラム等の成果の普及に向けてということが次年度の課題です。
今後も委員の皆様にご相談やお願いもあるかと思いますのでご協力の程よろしく言願いいたし
ます。 (2)次年度の課題に関しては、委員会で教育プログラムの普及に向けた具体的な方法・手法につ
いて審議検討していきます。 以上 137
Ⅱ議事録
平成 26 年 2 月 27 日
合 同 事 業 成 果 発 表 会 日時:平成 26 年 2 月 27 日(木)14:00~
場所:郡山ビューホテルアネックス 4 階 花勝見
出席者(敬称略): ●福島大学 佐藤 理夫教授 ●福島県産業創出課 加藤 健太郎、 ●情報ネットワーク・リベラ 阿部 恒雄 ●株式会社えこでん 久我 和也、 ●新潟工科専門学校 仁多見 透 副校長 ●国際総合学園 自動車研究開発室 室長 三浦 一郎 ●専門学校国際情報工科大学校:水野 和哉 校長、村上 史成 副校長、和田 秀勝 教務部長 ●学校法人新潟総合学院 双石 茂 常務理事 ●福島放射線総合研究所 内田 章 ●イメージスタジオ 村山 隆 内容: ■13:40 開場 ■14:00 開会挨拶・趣旨説明 学校法人 新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 常務理事 国際ビューティ・ファッション専門学校 学校長 双石 茂 ■14:10 来賓代表挨拶 ■14:20~15:55「東日本大震災からの復興を担う専門人材育成支援事業・成果報告」 発表① 福島の子ども達を健康に導く運動プログラム開発と指導者育成事業(14:20~14:40) 学校法人新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 郡山情報ビジネス専門学校 発表② 再生可能エネルギー・スマートグリット分野技術者育成事業(14:45~15:05) 学校法人新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 専門学校国際情報工科大学校 発表③ 放射線の知識を持つ測定技術者の育成及び計測支援事業(15:10~15:30) 学校法人新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 専門学校国際情報工科大学校 発表④ 県産食材を活用したスイーツ開発にかかわる人材育成支援事業(15:35~15:55) 学校法人新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 国際ビューティ・ファッション専門学校 138
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■16:00~16:20「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的人材育成事業・成果報告」 発表⑤ インバウンド観光客の受け入れを支えるニューツーリズムの中核的専門人材育成事業 学校法人新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 郡山情報ビジネス専門学校 ■16:25~16:30 閉会挨拶 学校法人新潟総合学院 FSG カレッジリーグ 郡山情報ビジネス専門学校 学校長 小林 一雄 ■16;30 閉会 《会場ご案内》 ■日 時:平成 26 年 2 月 27 日(木) 14:00~16:30(開場:13:40) ■会 場:郡山ビューホテルアネックス 4 階 花勝見 福島県郡山市中町 10-10(郡山駅西口から徒歩5分) ◆本事業の発表内容: 139
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