第3節 ごみを減らし資源を有効に活用する(資源循環社会)

第3節 ごみを減らし資源を有効に活用する(資源循環社会)
市では、「ごみ処理基本計画」に基づき、ごみの減量に向けた施策を実施するとともに、
市民・事業者と協力し、3Rや資源の有効活用等について推進していきます。
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ごみの減量化と3Rの推進
○ 市民、事業者、行政の協働によるごみの減量化の施策の推進
(1) ごみ減量のための啓発の充実
楽しみながら環境やごみの問題を考えるため、
エコメッセ春日井において、エコメッセフェスタとし
て、クリーンセンターバックヤードツアーやエコ料
理教室などの体験学習を開催し、平成 26 年1月
25、26 日の2日間で 1,460 人の方に参加いただき
ました。
また、ごみの減量や資源の再利用、3R等につ
いて、エコ紙芝居や絵本、エコかるたを利用して、
分かりやすく解説するエコ先案内人を年 12 回実
施し、365 人の方に参加いただきました。
写真:エコメッセフェスタ開会式
(2) 生ごみの減量化、食品残さのリサイクル促進
市民団体などが講師となり、生ごみを堆肥にするぼかし作りや手作りコンポスターの講
座を、市民等を対象に開催し、ごみの減量、分別について啓発を行いました。また、家
庭用生ごみ処理機の普及啓発のため、家庭用生ごみ処理機購入費に対する補助を実
施しました。(平成 25 年度 22 台)
その他、飲食業、食品製造業・販売業等の事業者に対しては、事業活動に伴って発生
する食品残さのリサイクルを進めるため、情報提供、連携・支援に努めました。
○ 学校や地域におけるごみ問題やリサイクル等に関する学習機会の充実
(1) グリーンコンシューマーの育成
商店からのごみの排出量を削減し、レジ袋を有料化するなど、環境に配慮した商業活
動を促進することで、市民がリフューズ(やめる、断る)、リデュース(減らす)、リユース(再
使用)、リサイクル(資源化)の4Rなどの活動を積極的に行う消費者であるグリーンコンシ
ューマーの育成、拡大に努めました。
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(2) 社会科副読本「くらしとごみ」、青空教室
ごみの減量と分別意識を培うため、小学校教師による社会
科教育研究会と協働で作成した、社会科副読本「くらしとごみ」
を市立小学校全校(38 校)の4年生に配付しました。
また、市職員がごみ処理の状況、ごみの減量、リサイクルの
必要性などを説明するとともに、ごみ収集車にごみを積み込む
体験をしてもらう「青空教室」を、小学4年生の社会科総合学習
として実施しました。(平成 25 年度 38 校 3,017 人)
さらに、園児のごみに対する興味関心を高め、子どもを通し
て家庭にごみの分別等を周知するため、保育園においても「青
空教室」を実施しました。(25 年度市内公立・私立 36 園約
3,200 人)
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写真:副読本「くらしとごみ」
ごみの資源化の推進
○ ごみの分別の徹底による資源回収と資源化の推進
(1) 環境カレンダー
「資源・ごみの出し方便利帳」に加え、平成 21 年度から、これまでの「環境家計簿」と
「資源・ごみ出しカレンダー」を組み合わせた「環境カレンダー」を作成し、広く市民に配
付することにより、資源分別、ごみの減量や省エネが地球温暖化防止につながる取組み
であることを啓発しました。
(2) ごみの分別収集
市内の約 7,000 か所に設置されたごみステーションで、家庭から出た飲料缶・ガラスび
ん・ペットボトル・新聞紙・雑誌・段ボール・古着・牛乳パックを平成 14 年 10 月から、プラ
スチック製容器包装や金属類を 25 年 4 月から資源として分別収集しています。
収集にあたっては、ごみ・資源の分別の徹底と排出マナーの向上を目的に、19 年2月
から指定袋制度を導入しています。
指定袋は、ごみ・資源の分別がしやすいように燃やせるごみは黄色、燃やせないごみ
は青色、プラスチック製容器包装は透明・緑文字とし、外国の人にもわかりやすくするた
め、5か国語で表示しています。(プラスチック製容器包装の指定袋は 25 年4月から導
入)
また、資源は、ごみステーションでの収集をはじめ、子ども会や学校などの資源回収
団体の活動による回収や、クリーンセンターでの処理によるもの等があり、資源の分別は
新聞、雑誌など 11 種類の分別回収を実施しています。
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平成 25 年度 回収資源量内訳
単位:t
ステーション収集
資源回収団体
新聞
4,142.76
1,913.79
雑誌
2,875.69
661.17
段ボール
1,762.53
356.48
702.85
81.11
55.67
19.44
古着
牛乳パック
飲料缶
ガラスびん
ペットボトル
天ぷら油
プラスチック製
容器包装
金属類
(小型家電を含む)
合計
332.07
40.99(アルミ缶)
1,819.82
0
766.64
――
13.32
――
3,109.21
――
670.20
――
16,250.76
3,072.98
(3) エコ燃料(仮称)の有効利用
平成 15 年度から植物性廃食用油の回収を実施し、18 か所の公共施設で回収を行っ
ています。回収した廃食用油は精製し、軽油の代替燃料として、ごみ収集車3台の燃料
として使用しています。
25 年度は 14,800ℓを回収し、8,200ℓを燃料として使用しました。
(4) ごみの有料化
平成 13 年4月から粗大ごみを、15 年6月から特定廃棄物を、23 年 10 月から直接クリ
ーンセンターへ持込む場合の家庭系ごみ(特定廃棄物除く)を有料化しています。今後
は、ごみ処理経費の削減と、さらなるごみの減量及び資源化を促進するための手法の一
つとして、その他のごみの有料化について調査・研究していきます。
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本市におけるごみ有料化の現状
粗大ごみ(収集を依頼する場合)
一辺の長さが 80 ㎝以上で、かつ重量が 50kg 以下のもの。
処理手数料:1 点につき 1,000 円。
粗大ごみ等処理手数料納付券「シール」を、市内の納付券取扱所で購入。
特定廃棄物
電気式温水タンク、スプリングマットレス、自家用自動車タイヤ、その他の規則で定める廃棄物。
収集及び運搬を依頼した場合は、1 個につき 6,000 円以内で市長が定める額。
直接クリーンセンターへ持ち込む場合は、1個につき 5,000 円以内で市長が定める額。
直接クリーンセンターへ持込む場合の家庭系ごみ(特定廃棄物除く)
処理手数料:10kg 以上の部分に対して 10kg につき 100 円。
(5) 資源化率
資源化率は、資源を含めたごみの総排出量に対する、収集した資源とクリーンセンタ
ーで処理(中間処理)した後に資源化されたものの重さの合計の割合です。
平成 25 年度は、収集により資源化された量と中間処理後に再生利用された量の合計
は 21,627t、町内会などの集団回収により資源化された量は 3,073t、これらを合わせた
総資源化量は、24,700t、資源化率は 24.8%となっています。
資源化率については、21 年度をピークに、クリーンセンター処分場の溶融スラグの需
要が低下していることから減少傾向にありましたが、25 年度はごみ・資源の分別変更を
行い、プラスチック製容器包装と金属類(小型家電を含む)を資源として市内全域で収集
開始したこと等により、4ポイントの増加となっています。
資源化率推移
30,000
25.0%
25,000
20.0%
20,000
15.0%
15,000
10.0%
10,000
5.0%
5,000
0
重量
(t)
0.0%
21
22
23
年度
市収集分
資源回収団体回収分
24
25
資源化率
クリーンセンター処理分
資源化率
○ 焼却灰の有効活用
ごみ処理施設(クリーンセンター)では、ごみを燃やしてできる焼却灰をセメント原料と
して使用するなど有効活用に努めます。
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