線路設備 - 電気通信主任技術者総合情報

平成25年度
第2回
電気通信主任技術者試験問題
午前の部
法規・設備及び設備管理
注
1
試験開始時刻
2
試験科目別終了時刻
意
事
試
験
科
目
「法規」のみ
「伝送交換設備(又は線路設備)及び設備管理」のみ
「法規」及び「伝送交換設備(又は線路設備)及び設備管理」
3
科
1
1
2
目
科
科
科
問 題
問2
6
8
6
8
(
数
目
目
目
終 了 時 刻
11時20分
11時40分
13時00分
解 答
問3
6
8
6
8
) 数
問4
6
8
6
8
試験種別と試験科目別の問題(解答)数及び試験問題ページ
試
験
種
別
試
験
科
目
法 規
伝送交換設備及び設備管理
法 規
線路設備及び設備管理
伝送交換主任技術者
線路主任技術者
4
項
10時00分
問1
6
8
6
8
問5
6
8
6
8
試験問題
ペ ー ジ
1∼14
15∼29
1∼14
30∼44
受験番号等の記入とマークの仕方
(1) マークシート(解答用紙)にあなたの受験番号、生年月日及び氏名をそれぞれ該当枠に記入してください。
(2) 受験番号及び生年月日に該当する箇所を、それぞれマークしてください。
(3) 生年月日の欄は、年号をマークし、生年月日に1桁の数字がある場合、十の位の桁の「0」もマークしてください。
[記入例]
受験番号
01AB941234
生年月日
昭和50年3月1日
生
受 験 番 号
年
月
年
日
日
月
年 号
5
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
3
3
3
3
3
3
4
4
4
4
4
4
5
5
5
5
5
5
6
6
6
6
7
7
7
8
8
8
9
9
9
0
0
A
A
0
0
0
0
0
0
1
1
B
B
1
1
1
1
1
1
2
C
C
2
2
2
2
2
2
3
D
3
3
3
3
3
4
E
4
4
4
4
5
F
5
5
5
5
6
G
6
6
6
6
6
6
7
H
7
7
7
7
7
7
8
8
8
8
8
8
9
9
9
9
9
9
平
成
H
昭
和
答案作成上の注意
(1) マークシート(解答用紙)は1枚で、2科目の解答ができます。
「法規」は赤色(左欄)、「伝送交換設備(又は線路設備)及び設備管理」(「設備及び設備管理」と略記)は緑色(右欄)です。
(2) 解答は試験科目の解答欄の正解として選んだ番号マーク枠を、黒の鉛筆(HB又はB)で濃く塗りつぶしてください。
① ボールペン、万年筆などでマークした場合は、採点されませんので、使用しないでください。
② 一つの問いに対する解答は一つだけです。二つ以上マークした場合、その問いについては採点されません。
③ マークを訂正する場合は、プラスチック消しゴムで完全に消してください。
(3) 免除の科目がある場合は、その科目欄は記入しないでください。
(4) 受験種別欄は、あなたが受験申請した試験種別を○で囲んでください。(試験種別は次のように略記されています。)
① 伝送交換主任技術者は、
『伝 送 交 換』
② 線路主任技術者は、
『線
路』
(5) 試験問題についての特記事項は、裏表紙に表記してあります。
6
合格点及び問題に対する配点
(1) 各科目の満点は100点で、合格点は60点以上です。
(2) 各問題の配点は、設問文の末尾に記載してあります。
マークシート(解答用紙)は、絶対に折り曲げたり、汚したりしないでください。
次ページ以降は試験問題です。試験開始の合図があるまで、開かないでください。
受 験 番 号
(控 え)
(今後の問い合わせなどに必要になります。)
試
験
種
別
試
線路主任技術者
問1
(1 )
験
科
目
線路設備及び設備管理
次 の 問い に 答 え よ 。
(小計 2 0 点 )
次 の文 章 は 、 G E− P O N シ ステ ム の 概 要 につ い て述 べ た も の で ある 。
(エ)に最 も 適 し た もの を 、 下 記 の解 答 群 か ら 選び 、 その 番 号 を 記 せ 。
内 の (ア )∼
(2 点 ×4 = 8 点 )
1心 の 光 フ ァ イバ を 光 ス プ リッ タ を 用 い て分 岐 する こ と に よ り 、1 心 の 光 フ ァイ バ に 複 数 の
ユ ーザ を 収 容 す る光 ア ク セ ス シス テ ム は 、 PO N シス テ ム と い わ れる 。
P O N シ ス テ ム は 、 デ ー タ 転 送 の 単 位 と な る フ レ ー ム の 形 式 や 速 度 な ど に よ り 分 類 さ れ、
そ のう ち の 一 つ であ る G E − PO N シ ス テ ムは 、 1心 の 光 フ ァ イ バに よ り L A Nで 一 般 的 に 用
い られ て い る
を そ のま ま の 形 式 で、 最 大1 G bit/ sの伝 送 速 度 で 送受 信 す る こ と
(ア )
が 可能 で あ る 。
GE − P O N シス テ ム で は 、W D M 方 式 によ る 双方 向 多 重 伝 送 技術 が 用 い ら れて お り 、 ユ ー
ザ 宅の O N U か ら設 備 セ ン タ のO L T 方 向 への 上 り信 号 に は
(イ)
μ m 帯 の波 長 帯 域 が 割
り 当て ら れ て い る。
また、設備センタのOLTからユーザ宅のONU方向への下りフレームは、同一のものが
(ウ )
配 信 され て O L T 配下 の す べ て のO N Uに 到 達 す る た め、 各 O N U は、 自 分 宛 の フ
レ ーム で あ る か 否か を L L I Dと い わ れ る 識別 子 によ り 判 断 し て 自分 宛 の フ レ ーム の み を 受 信
し 、他 の O N U 宛の フ レ ー ム を廃 棄 し て い る。
さら に 、 G E −P O N シ ス テム で は 、 伝 送帯 域 を有 効 活 用 す る ため 、 一 般 に 、上 り 信 号 の 帯
域 を動 的 に 制 御 して お り 、 各 ON U は 要 求 する 帯 域を O L T へ 通 知し 、 O L T が各 O N U に 帯
域 を割 り 当 て る
(エ )
と いわ れ る 機 能 が用 い られ て い る 。
<(ア )∼ (エ )の 解 答群 >
①
1 .31
②
DMT
③
オン デ マ ン ド
④
ブロ ー ド キ ャ スト
⑤
1 .49
⑥
等化増幅
⑦
ダウ ン ロ ー ド
⑧
TD M フ レ ー ム
⑨
1 .55
⑩
A T M セル
⑪
ユニ キ ャ ス ト
⑫
GE M フ レ ー ム
⑬
1 .65
⑭
DBA
⑮
レン ジ ン グ
⑯
イー サ ネ ッ ト フレ ー ム
30
(2 )
次の文章は、アクセス系線路設備の概要について述べたものである。
内 の (オ )∼
(ク)に最 も 適 し た もの を 、 下 記 のそ れ ぞ れ の 解答 群 から 選 び 、 そ の 番号 を 記 せ 。
(3点 × 4 = 1 2点 )
(ⅰ )
アク セ ス 系 メ タリ ッ ク ケ ー ブル の 種 類 と 特徴 に つい て 述 べ た 次 の文 章 の う ち 、誤 っ て い る も
の は、
(オ )
である。
<(オ )の 解 答 群>
①
ア クセ ス 系メ タ リ ッ ク ケー ブ ル に は 、心 線 絶 縁 材 料に 、 紙 と比 較 し て 非 吸湿 性 の
高 い ポ リエ チ レ ン (P E )を 用 い た もの 、 P E と 比較 し て 機 械的 強 度 は劣 る が 誘 電 率
が 小 さ い発 泡 P E を用 い た も の な どが あ る 。
②
架 空線 路 設備 に 用 い ら れる ア ク セ ス 系メ タ リ ッ ク ケー ブ ル は、 設 置 環 境 によ っ て
は 、 リ スな ど の げ っ歯 類 や キ ツ ツ キな ど の 鳥 類 によ る 外 被 損傷 を 受 ける お そ れ が あ
る 。 こ のよ う な 生 物被 害 へ の 対 策 とし て は 、 心 線ま で 影 響 を及 ぼ さ ない よ う に ス テ
ン レ ス の層 を 持 つ HS ケ ー ブ ル を 適用 す る 方 法 があ る 。
③
架 空線 路 設備 に 用 い ら れる ア ク セ ス 系メ タ リ ッ ク ケー ブ ル には 、 ア ル ミ テー プ と
P E シ ース を 接 着 した 構 造 で 透 湿 防止 性 に 優 れ たL A P シ ース ケ ー ブル が あ り 、 さ
らに、電磁誘導対策用としてLAPシースと電磁軟鉄テープを組み合わせたESケー
ブ ル な どが あ る 。
④
ア クセ ス 系メ タ リ ッ ク ケー ブ ル 外 被 の材 料 と し て 用い ら れ るP E は 、 ポ リ塩 化 ビ
ニ ル (P V C )と 比 較し て 、 一 般 に 、耐 薬 品 性 、 耐寒 性 な ど は劣 る が 耐水 性 、 難 燃 性
な ど に 優れ た 特 徴 を有 し て い る 。
(ⅱ )
アクセス系光ファイバケーブルの構造と機能について述べた次のA∼Cの文章は、
A
(カ)
。
アクセス系光ファイバケーブルの光ファイバ心線は、一般に、外径0.25mmのほかに
作業性の向上を意図した外径0.5mmのものが用いられている。外径0.5mmの光ファ
イバ心線は外径0.25mmの心線を被覆除去した状態と同じ状態に被覆除去できないため、
外径 0 .2 5mm の 光 フ ァ イ バ心 線 用 と 異 なる 専 用 の 接 続用 部 材 が用 い ら れ て いる 。
B
ア ク セ ス 系 光フ ァ イ バ ケ ーブ ル は 、 使 用環 境 によ っ て 構 造 や 機能 が 異 な り 、ス ロ ッ ト ロ ッ
ドと 外 被 の 間 に吸 水 テ ー プ を巻 い た W B ケー ブ ル、 難 燃 性 の あ る外 被 を 施 し たF R ケ ー ブ ル、
架空 布 設 作 業 に適 す る よ う 支持 線 と 一 体 化し た SS ケ ー ブ ル な どが あ る 。
C
ク マ ゼ ミ 対 策用 と し て 用 いら れ る ド ロ ップ 光 ファ イ バ ケ ー ブ ルは 、 外 被 が 高強 度 化 さ れ て
いる た め 、 テ ンシ ョ ン メ ン バは 備 わ っ て いな い 。
<(カ)の解 答 群 >
①
A のみ 正 し い
②
B の み正 し い
③
C のみ 正 し い
④
A 、B が 正 し い
⑤
A 、 Cが 正 し い
⑥
B 、C が 正 し い
⑦
A 、B 、 C い ず れも 正 し い
31
⑧
A 、 B 、C い ず れも 正 し く な い
(ⅲ )
光コ ネ ク タ の 種類 と 特 徴 に つい て 述 べ た 次の 文 章の う ち 、 正 し いも の は 、
(キ )
で あ る。
<(キ )の 解 答 群>
①
F Cコ ネ クタ は 、 プ ッ シュ オ ン 機 能 を持 つ コ ネ ク タで 、 ス テン レ ス 製 又 はジ ル コ
ニ ア 製の フ ェル ー ル を 用 いて い る 。 F Cコ ネ ク タ の プラ グ は 、ア ダ プ タ を 介し て 相
互 に 接続 さ れる 。
②
S Cコ ネ クタ は 、 ネ ジ 締め 型 の コ ネ クタ で 、 単 心 用の 光 フ ァイ バ コ ー ド 端に 接 続
用 と して 取 り付 け ら れ る 。S C コ ネ ク タの プ ラ グ は 、ア ダ プ タを 介 し て 相 互に 接 続
さ れ る。
③
M Tコ ネ クタ は 、 テ ー プ心 線 相 互 の 接続 に 用 い ら れる 。 M Tコ ネ ク タ の プラ グ は 、
ク ラ ン プス プ リ ン グ及 び ガ イ ド ピ ンを 用 い て 接 続さ れ 、 ク ラン プ ス プリ ン グ は ワ ン
タ ッ チ の手 作 業 で 着脱 が 可 能 で あ り、 専 用 の 着 脱用 工 具 を 必要 と し ない 。
④
F AS コ ネク タ は 、 メ カニ カ ル ス プ ライ ス 技 術 を 応用 し た 現場 取 付 け 可 能な 単 心
接 続 用 コネ ク タ で 、コ ネ ク タ プ ラ グと コ ネ ク タ ソケ ッ ト の 2種 類 が ある 。 F A S コ
ネ ク タ は、 架 空 用 クロ ー ジ ャ 内 で の光 フ ァ イ バ 心線 接 続 な どに 用 い られ る 。
(ⅳ )
光合 分 波 器 又 は光 方 向 性 結 合器 の 種 類 と 特徴 に つい て 述 べ た 次 の文 章 の う ち 、正 し い も の は、
(ク )
で あ る。
<(ク )の 解 答 群>
①
光 合分 波 器の 一 つ で あ る誘 電 体 多 層 膜フ ィ ル タ は 、一 般 に 、屈 折 率 の 異 なる 誘 電
体 を 多 層に 積 み 重 ねた 誘 電 体 多 層 膜の 透 過 率 が 入射 光 の 波 長の 違 い によ り 変 化 す る
こ と を 利用 し 、 入 射光 を 透 過 光 と 反射 光 に 分 波 する も の で ある 。
②
光 合分 波 器の 一 つ で あ るア レ イ 導 波 路回 折 格 子 (A W G )は 、幅 の 異 な る 複数 の 光
導 波 路か ら 構成 さ れ 、 電 気光 学 効 果 を 利用 す る も の であ る 。 AW G は 、 数 十波 長 の
信 号 光を 多 重す る D W D Mシ ス テ ム に おい て 有 効 な 光デ バ イ スで あ る 。
③
光 合分 波 器の 一 つ で あ るフ ァ イ バ グ レー テ ィ ン グ は、 光 フ ァイ バ の ク ラ ッド 内 に
屈 折 率の 高 低の 繰 返 し を 設け て 、 一 部 の波 長 の 光 を 選択 的 に 反射 さ せ る こ とに よ り
分 波 させ る もの で 、 非 線 形性 の 光 サ ー キュ レ ー タ を 組み 合 わ せて 用 い ら れ る場 合 が
ある。
④
一 つの 信 号光 を 二 つ に 分岐 し た り 、 二つ の 信 号 光 を一 つ に 結合 し た り す る機 能 を
持 つ 光デ バ イス は 、 一 般 に、 光 方 向 性 結合 器 と い わ れる 。 光 ファ イ バ を 用 いた 光 方
向 性 結合 器 は、 2 本 の 光 ファ イ バ を 加 熱溶 融 し て 、 融着 延 伸 した 二 つ の コ ア間 の 距
離 を 周期 的 に変 化 さ せ る こと に よ っ て 生ず る ブ ラ ッ グ反 射 を 利用 し て い る 。
32
問2
(1 )
次 の 問い に 答 え よ 。
(小計 2 0 点 )
次の文章は、光海底ケーブルの構造などについて述べたものである。
内 の (ア )∼
(エ)に最 も 適 し た もの を 、 下 記 の解 答 群 か ら 選び 、 その 番 号 を 記 せ 。た だ し 、
じ 記 号は 、 同 じ 解 答を 示 す 。
内の同
(2 点 ×4 = 8 点 )
図は 、 鉄 3 分 割パ イ プ 形 光 海底 ケ ー ブ ル の断 面 を示 し た も の で ある 。 図 に 示 す鉄 3 分 割 パ イ
プ 形光 海 底 ケ ー ブル は 、 鉄 3 分割 パ イ プ の 中に 光 ファ イ バ を 収 容 して い る ル ー スタ イ プ の も の
よ
で 、鉄 3 分 割 パ イプ の 周 囲 に 鋼線 が 撚 ら れ てお り 、図 中 の 矢 印 A で示 す 金 属 層 は、 電 気 抵 抗 が
ケ ー ブ ル 1 km 当 た り
で 示す
(イ )
(ア )
Ω 程 度 の 給 電 路 を 形 成 す る 。 こ の 金 属 層 は 図 中 の 矢 印 B
を 用 い た 絶 縁層 で 被 覆 さ れて い る。
また 、 光 海 底 ケー ブ ル は 、 敷設 及 び 引 揚 げの 際 に加 わ る 張 力 に 耐え る 特 性 が 必要 で あ る 。 光
海 底ケ ー ブ ル の 破断 強 度 が 1 0kN 、 そ の
ケーブルの
(ウ )
で規格化した
(エ )
(ウ )
が 0 .5 kN/ km で あ る場 合 、 光 海 底
は 2 0 km で あ る 。 こ れ は 、 例 え ば 、 水 深
8 ,0 0 0 m で 光 海 底 ケ ー ブ ル の 自 重 の 2 .5 倍 の 重 量 に 耐 え る こ と を 意 味 し て お り 、 水 深
8 ,0 0 0 m か ら の ケ ー ブ ル 回 収 が 可 能 で あ る こ と の 指 標 と な る 。
A
B
<(ア )∼ (エ)の解 答 群 >
①
0 .1 ∼0 .4
②
モジ ュ ラ ス
③
動 水 力 学定 数
④
引 っ 張 り強 度
⑤
0 .7 ∼1 .0
⑥
スラ ッ ク
⑦
ゴ ム シ ート
⑧
応 力 集 中係 数
⑨
1 .5 ∼1 .8
⑩
水走 り 長
⑪
水中重量
⑫
ポ リ ウ レタ ン
⑬
2 .0 ∼2 .3
⑭
空中 重 量
⑮
ポ リ エ チレ ン
⑯
熱 収 縮 チュ ー ブ
33
(2 )
次の文章は、電線共同溝、電線類の地中化などについて述べたものである。
内の
(オ)∼(ク )に 最 も 適し た も の を 、下 記 の そ れ ぞれ の 解答 群 か ら 選 び 、そ の 番 号 を 記せ 。
(3点 × 4 = 1 2点 )
(ⅰ )
電線 共 同 溝 の 概要 に つ い て 述べ た 次 の 文 章の う ち、 正 し い も の は、
(オ )
である。
<(オ )の 解 答 群>
①
電 線共 同 溝は 、 道 路 管 理者 が 電 力 事 業用 の 電 線 、 電気 通 信 事業 用 の 通 信 ケー ブ ル
な ど を収 容 する た め 道 路 の地 下 に 設 け る施 設 で あ り 、本 体 と イン ナ ー パ イ プか ら 構
成 さ れて お り、 情 報 B O Xと も い わ れ るも の で あ る 。
②
電 線共 同 溝の 種 類 は 、 管路 の 設 置 位 置や 構 造 面 か ら浅 層 埋 設方 式 と 裏 配 線方 式 に
大 別 され る 。ま た 、 電 線 共同 溝 方 式 以 外の 電 線 類 の 地中 化 整 備方 式 と し て は、 キ ャ
ブ シ ステ ム など の 方 式 も ある 。
③
電 線共 同 溝は 、 電 線 の 設置 及 び 管 理 を行 う 2 以 上 の者 の 電 線を 収 容 す る ため の 施
設 で あり 、 道路 管 理 上 必 要な 道 路 の 附 属物 と し て 位 置付 け ら れて い る 。
④
電 線共 同 溝に は 、 電 気 事業 者 、 電 気 通信 事 業 者 、 CA T V 事業 者 、 有 線 ラジ オ 放
送 事 業者 な ど、 電 線 管 理 者の 電 線 を 収 容で き る が 、 道路 管 理 用ケ ー ブ ル そ の他 の 行
政 用 のケ ー ブル を 収 容 す るこ と は で き ない 。
(ⅱ )
電線 共 同 溝 へ の参 画 な ど に つい て 述 べ た 次の A ∼C の 文 章 は 、
A
(カ )
。
道 路 管 理 者 は、 安 全 か つ 円滑 な 交 通 の 確保 と 景観 の 整 備 を 図 るた め に 特 に 必要 が あ る と 認
めら れ る 道 路 を、 区 間 を 定 めて 電 線 共 同 溝整 備 道路 と し て 指 定 する こ と が で きる 。
B
電 線 共 同 溝 の占 用 を 希 望 する 事 業 者 は 、電 線 共同 溝 整 備 道 路 が指 定 さ れ た とき は 、 電 線 共
同溝 の 占 用 許 可を 申 請 す る こと が で き る 。ま た 、道 路 管 理 者 は 占用 予 定 事 業 者の 意 見 を 聴 い
て電 線 共 同 溝 整備 計 画 を 定 める こ と が で き、 こ れに 基 づ き 電 線 共同 溝 を 建 設 する 。
C
道 路 管 理 者 は、 電 線 共 同 溝の 建 設 に 際 し、 将 来の 新 規 事 業 者 のた め の 占 用 部分 を あ ら か じ
め定 め る こ と がで き な い 。 した が っ て 、 電線 共 同溝 の 建 設 後 に は収 容 能 力 に 余裕 が な い た め、
当初 の 占 用 予 定事 業 者 以 外 の新 規 事 業 者 は占 用 の許 可 を 受 け る こと が で き な い。
<(カ)の解 答 群 >
①
A のみ 正 し い
②
B の み正 し い
③
C のみ 正 し い
④
A 、B が 正 し い
⑤
A 、 Cが 正 し い
⑥
B 、C が 正 し い
⑦
A 、B 、 C い ず れも 正 し い
34
⑧
A 、 B 、C い ず れも 正 し く な い
(ⅲ )
電線 類 の 地 中 化な ど に つ い て述 べ た 次 の 文章 の うち 、 誤 っ て い るも の は 、
(キ )
で あ る。
<(キ )の 解 答 群>
①
電 線類 地 中化 区 間 に 設 定さ れ た ル ー トに お い て は 、事 業 者 が保 有 す る 既 存の 設 備
を 活 用す る こと に よ り 、 地中 化 工 事 の 施工 コ ス ト の 低減 を 図 る場 合 が あ る 。
②
国 土交 通 省が 整 備 を 進 めて い る 道 路 管理 用 光 フ ァ イバ ケ ー ブル を 収 容 す るた め に
道 路 の地 下 に設 け ら れ る 施設 は 、 C .C .B O X と い われ 、 空 いて い る 管 が あれ ば 、
占 用 許可 を 取得 す る こ と によ り 、 電 気 通信 事 業 者 も 利用 す る こと が で き る 。
③
2 以上 の 公益 事 業 者 の 公益 物 件 を 収 容す る た め 道 路管 理 者 が道 路 の 地 下 に設 け る
施 設 は、 一 般に 、 共 同 溝 とい わ れ 、 共 同溝 に は 、 電 気通 信 、 電気 、 ガ ス 、 上下 水 道
な ど の事 業 者の 設 備 を 収 容す る こ と が でき る 。
④
幹 線道 路 など の 地 下 に 設け ら れ 、 通 信ケ ー ブ ル の 布設 、 接 続及 び 保 守 修 理が で き
る 空 間が 確 保さ れ て い る トン ネ ル 形 式 の施 設 は 、 一 般に 、 と う道 と い わ れ 、施 工 方
法 と して は 、シ ー ル ド 工 法や 開 削 工 法 があ る 。
(ⅳ )
無電柱化に伴う材料費、敷設費などの工事費の費用負担について述べた次の文章のうち、誤っ
て いる も の は 、
(ク )
で ある 。
<(ク )の 解 答 群>
①
電 線共 同 溝方 式 で は 、 電線 共 同 溝 の 整備 等 に 関 す る特 別 措 置法 に 基 づ き 、道 路 管
理 者 及び 電 線管 理 者 が 費 用負 担 す る 。
②
自 治体 管 路方 式 で は 、 管路 設 備 の 材 料費 を 地 方 公 共団 体 が 費用 負 担 し 、 管路 設 備
の 敷 設費 を 電線 管 理 者 が 費用 負 担 す る 。
③
単 独地 中 化方 式 で は 、 全額 を 電 線 管 理者 が 費 用 負 担す る 。
④
要 請者 負 担方 式 は 、 無 電柱 化 協 議 会 で優 先 度 が 低 いと さ れ た箇 所 な ど で 要請 者 の
要 望 で無 電 柱化 を 実 施 す る場 合 に 適 用 され 、 原 則 と して 、 全 額を 要 請 者 が 費用 負 担
する。
35
問3
(1 )
次 の 問い に 答 え よ 。
(小計 2 0 点 )
次 の文 章 は 、 光 パル ス 試 験 器 (O TD R )の 機能 と 特徴 に つ い て 述 べた も の で あ る。
内 の (ア )∼ (エ )に 最も 適 し た も のを 、 下 記 の 解答 群 から 選 び 、 そ の 番号 を 記 せ 。
(2 点 × 4 = 8点 )
光フ ァ イ バ に 光を 入 射 し た とき に 、 光 フ ァイ バ の途 中 か ら 入 射 端に 戻 っ て く る光 に は 、 コ ア
の 屈折 率 の 段 差 によ っ て 生 ず る
(ア )
光と 、 光フ ァ イ バ の コ ア内 の 微 小 な 屈折 率 の 揺 ら ぎ
に よっ て 生 ず る 後方 散 乱 光 が ある 。 O T D Rは 、 これ ら の 現 象 を 利用 す る こ と によ り 、 光 フ ァ
イ バケ ー ブ ル の 故障 点 や 損 失 を測 定 す る 機 能を 持 つ光 測 定 器 で あ る。
OT D R を 用 いた 光 フ ァ イ バケ ー ブ ル の 損失 測 定で は 、 一 般 に 、得 ら れ る 後 方散 乱 光 パ ワ ー
が 非常 に 微 弱 で ある た め 、 光 ファ イ バ ケ ー ブル を 往復 す る 時 間 よ りも 長 い 周 期 で繰 り 返 し 光 パ
ル スを 送 出 し 、 受信 信 号 (後 方 散 乱光 強 度 信 号 )を
(イ )
す る こと で 、 S N 比の 良 い 信 号 強
度 を検 出 す る 方 法が 採 ら れ る 。
OTDRの仕様において、一般に、光出射端近傍の後方散乱光レベルからSN比が
(ウ)
と なる ノ イ ズ フ ロア ま で の 後 方散 乱 光 強 度 が測 定 でき る 範 囲 は ダ イナ ミ ッ ク レ ンジ と い わ れ る。
ダ イナ ミ ッ ク レ ンジ が 広 い O TD R ほ ど 長 い距 離 の光 フ ァ イ バ ケ ーブ ル の 光 損 失を 測 定 で き る
性 能を 有 し て い る。
また 、 光 コ ネ クタ な ど を 用 いた 接 続 点 で 生ず る 反射 光 及 び そ の 反射 光 で 生 ず る受 信 波 形 の す
そ 引き に よ っ て 、近 傍 の 反 射 点な ど の 位 置 、光 損 失な ど の 測 定 が 不能 と な る 距 離範 囲 は 、 デ ッ
ド ゾー ン と い わ れる 。 デ ッ ド ゾー ン に は 、 反射 測 定デ ッ ド ゾ ー ン と損 失 測 定 デ ッド ゾ ー ン が あ
り 、こ の う ち 反 射測 定 デ ッ ド ゾー ン と は 、 反射 光 の
(エ )
レ ベル か ら 1 .5 dB低 下 す る
範 囲を い う 。
<(ア)∼(エ)の 解 答 群>
①
1
②
ブ リ ルア ン 散 乱
③
相加平均
④
ブラッグ反射
⑤
2
⑥
位 相 変調
⑦
ピーク
⑧
相乗平均
⑨
3
⑩
フ レ ネル 反 射
⑪
解像度
⑫
標本化
⑬
6
⑭
最 小 受光 感 度
⑮
半
⑯
ラマン散乱
36
値
(2 )
次の文章は、アクセス系線路設備における雷害対策などについて述べたものである。
内 の (オ )、 (カ )に 最も 適 し た も のを 、 下 記 の それ ぞ れの 解 答 群 か ら 選び 、 そ の 番 号を 記 せ 。
(3 点 × 2 = 6点 )
(ⅰ )
光ファイバ心線及び光ファイバケーブルにおける雷サージの影響、ADS(Active Double Star)
方 式に 用 い ら れ る光 ア ク セ ス 装置 に お け る 雷害 対 策な ど に つ い て 述べ た 次 の 文 章の う ち 、 誤 っ
て いる も の は 、
(オ )
で ある 。
<(オ )の 解 答 群>
①
石 英系 光 ファ イ バ 心 線 その も の は 、 非導 電 性 で あ るた め 、 雷の 影 響 を 受 けに く く 、
雷 サ ージ の 侵入 ル ー ト や 流出 ル ー ト に なる こ と は な い。
②
自 己支 持 型光 フ ァ イ バ ケー ブ ル は 、 ケー ブ ル 部 の テン シ ョ ンメ ン バ が 無 誘導 タ イ
プ で あっ て も、 金 属 で あ る支 持 線 に 雷 サー ジ が 誘 導 され る お それ が あ る た め、 支 持
線 の 接地 を 適切 に 行 う 必 要が あ る 。
③
ユ ーザ ビ ルな ど に 設 置 され る 光 ア ク セス 装 置 は 、 光ア ク セ ス装 置 に 接 続 され る 通
信 線 に雷 害 対策 が 施 さ れ てい て も 、 光 アク セ ス 装 置 の電 源 線 が屋 外 に 配 線 され て い
る 場 合、 電 源線 か ら 雷 サ ージ が 侵 入 す るお そ れ が あ る。
④
ユ ーザ ビ ルに 設 置 さ れ るV D S L 集 合装 置 の 雷 害 対策 と し ては 、 保 安 用 接地 、 電
源用接地及び通信用接地を共通接地としないで、それぞれ個別接地とする方法、
V D SL 集 合装 置 の 電 源 線と メ タ リ ッ クケ ー ブ ル の 通信 線 と の間 に 雷 サ ー ジの バ イ
パ ス ルー ト を設 け る 方 法 など が 有 効 で ある 。
(ⅱ )
誘導 対 策 、 接 地方 法 な ど に つい て 述 べ た 次の A ∼C の 文 章 は 、
A
(カ )
。
架 空 送 電 線 など に 地 絡 故 障が 発 生 し た とき 、 地絡 電 流 に よ る 電磁 界 が 発 生 する こ と に よ り
通信 線 に 誘 起 され る 誘 導 電 圧は 、 異 常 時 誘導 危 険電 圧 と い わ れ 、こ れ が 制 限 値を 超 え る と 想
定さ れ る 場 合 は、 遮 蔽 効 果 の高 い 通 信 線 への 変 更な ど の 対 策 が 必要 と な る 。
B
通 信 線 の 付 近に 高 圧 の 電 力線 が あ る と 、電 力 線と 通 信 線 間 の 静電 容 量 に よ り通 信 線 も 高 電
圧となる。この電圧を低減するために通信線の金属シースを接地して通信線の電圧を金属シー
スの 電 位 と ほ ぼ同 じ 電 位 に する 接 地 方 法 は、 電 磁遮 蔽 用 接 地 と いわ れ る 。
C
通信線と端末装置間に取り付けられている酸化亜鉛バリスタなどのサージ防護デバイス
(S P D )は 、 雷サ ー ジ が 印 加さ れ る と イ ンピ ー ダン ス が 上 昇 し 、雷 サ ー ジ 電 流を 遮 断 す る 機
能を 有 し て い る。
<(カ)の解 答 群 >
①
A のみ 正 し い
②
B の み正 し い
③
C のみ 正 し い
④
A 、B が 正 し い
⑤
A 、 Cが 正 し い
⑥
B 、C が 正 し い
⑦
A 、B 、 C い ず れも 正 し い
37
⑧
A 、 B 、C い ず れも 正 し く な い
(3 )
次 の文 章 は 、 光 線路 設 備 の 試 験な ど に つ い て述 べ たも の で あ る 。
最 も 適し た も の を 、下 記 の そ れ ぞれ の 解 答 群 から 選 び、 そ の 番 号 を 記せ 。
(ⅰ )
内 の(キ)、 (ク )に
(3 点 ×2 = 6 点 )
光ファイバの試験、保守方法などについて述べた次の文章のうち、正しいものは、
(キ)
で ある 。
<(キ )の 解 答 群>
①
後 方散 乱 係数 の 異 な る 光フ ァ イ バ を 接続 し た 場 合 、接 続 損 失の 正 確 な 測 定法 と し
て は 、 光フ ァ イ バ のそ れ ぞ れ の 片 端よ り 光 パ ワ ーメ ー タ を 用い て 接 続損 失 を 測 定 し、
そ の う ち大 き い 方 の値 を 採 用 す る 方法 が 用 い ら れる 。
②
浸 水状 態 のま ま 一 定 期 間放 置 さ れ た 光フ ァ イ バ 心 線の 破 断 確率 は 、 最 大 で乾 燥 状
態 の 2 倍と な る こ とか ら 、 浸 水 を 適切 に 検 知 す るこ と が 必 要と な る 。浸 水 期 間 を 短
く す る こと に よ り 破断 確 率 の 上 昇 を抑 制 す る こ とが 可 能 で ある 。
③
光 ファ イ バ心 線 の 接 続 作業 時 に お い て、 光 フ ァ イ バの 切 断 にニ ッ パ を 用 いる と 光
フ ァ イ バの 切 断 不 良が 原 因 で 光 フ ァイ バ の 接 続 部で 断 線 す る場 合 が ある た め 、 切 断
面を球面状に成形して光ファイバのコアどうしを精度良く接触できる光ファイバカッ
タ が 使 用さ れ る 。
④
光 ファ イ バの 破 断 確 率 を推 定 す る た めに 、 ブ リ ル アン 散 乱 光に お け る 光 周波 数 シ
フトの変化量のひずみ依存性を利用した光ファイバひずみ分布測定器(B−OTDR)
を 用 い て、 光 フ ァ イバ の 長 さ 方 向 に分 布 す る ひ ずみ を 測 定 する 方 法 があ る 。
(ⅱ )
GE − P O N シス テ ム に お ける 光 ア ク セ ス回 線 の保 守 作 業 に つ いて 述 べ た 次 の文 章 の う ち 、
正 しい も の は 、
(ク )
で ある 。
<(ク )の 解 答 群>
①
PLC(石英系プレーナ光波回路)を用いた8分岐光スプリッタの損失は、3dB
程 度 で あ る た め 、 8 分 岐 光 ス プ リ ッ タ 箇 所 で 3 dB を 超 え る 損 失 が 測 定 さ れ た 場
合 、 一 般に 、 8 分 岐光 ス プ リ ッ タ 箇所 の 故 障 と 判定 で き る 。
②
光 アク セ ス回 線 に 対 す る設 備 セ ン タ 内か ら の パ ル ス試 験 で は、 試 験 光 の パル ス 幅
を 広 げ るこ と で 8 分岐 光 ス プ リ ッ タの 下 部 (ユ ー ザ 側)の 8 本の 光 フ ァイ バ 心 線 の 測
定 波 形 を個 別 に 取 得す る こ と に よ り、 光 ス プ リ ッタ 下 部 の 故障 心 線 を容 易 に 識 別 で
きる。
③
設 備セ ン タと 8 分 岐 光 スプ リ ッ タ と の区 間 に お け る心 線 対 照作 業 と し て は、 設 備
セ ン タ から 光 フ ァ イバ I D テ ス タ を用 い て 変 調 した 対 照 光 を挿 入 し 、受 信 部 の 曲 げ
えい
部 で 通 信サ ー ビ ス に影 響 を 及 ぼ さ ない 程 度 に 光 ファ イ バ を 曲げ て 対 照光 の 漏 洩 光 を
確 認 す るこ と に よ り、 該 当 す る 光 ファ イ バ を 特 定す る 方 法 があ る 。
④
設 備セ ン タ側 か ら ユ ー ザ側 へ の 試 験 光が 通 信 に 影 響を 及 ぼ さな い よ う に する に は 、
ユ ー ザ 側の O N U と端 末 装 置 と の 間に 試 験 光 の 波長 を 遮 断 して 通 信 サー ビ ス に 利 用
す る 波 長を 透 過 す る光 フ ィ ル タ を 組み 込 む 必 要 があ る 。
38
問4
(1 )
次 の 問い に 答 え よ 。
(小計 2 0 点 )
次 の文 章 は 、 線 路設 備 工 事 な どに お け る 労 働安 全 衛生 に 関 す る 法 令に 基 づ く 安 全作 業 、 有 資 格
者 配 置な ど に つ い て述 べ た も の であ る 。
内の (ア )∼ (エ )に最 も 適 し た もの を 、 下 記 の
解 答 群か ら 選 び 、 その 番 号 を 記 せ。 た だ し 、
内 の 同 じ 記 号は 、 同 じ 解 答を 示 す 。
(2 点 × 4 = 8点 )
線路 設 備 に か かわ る 作 業 に は屋 外 の 様 々 な環 境 にお け る 作 業 が あり 、 危 険 を 伴う 作 業 が 多 い。
ま た、 機 械 器 具 や車 両 を 用 い た作 業 が あ り 、作 業 内容 に よ っ て 労 働安 全 衛 生 法 など で 定 め ら れ
た 資格 又 は 作 業 主任 者 の 選 任 を必 要 と す る 場合 が ある 。
事業者は、つり上げ荷重が1トン以上
(ア)
トン未満の小型移動式クレーンの運転(道路
上を走行させる運転を除く。)の業務については、小型移動式クレーン運転技能講習を修了した
者 を当 該 業 務 に 就か せ る こ と がで き る 。 ま た、 事 業者 は 、 つ り 上 げ荷 重 が
(ア)
トン以上
の 移動 式 ク レ ー ンの 運 転 の 業 務に つ い て は 、移 動 式ク レ ー ン 運 転 士免 許 を 持 つ 者で な け れ ば 当
該 業務 に 就 か せ ては な ら な い 。
さら に 、 事 業 者は 、 つ り 上 げ荷 重 が 1 ト ン以 上 の移 動 式 ク レ ー ンの 玉 掛 け の 業務 に つ い て は、
(イ )
で な けれ ば 、 当 該 業務 に 就 か せ ては な らな い 。
一方 、 架 空 線 路設 備 の 保 守 作業 な ど に お いて 、 事業 者 は 、 作 業 床の
(ウ )
の高所作業車
の 運転 (道 路 上を 走 行さ せ る 運 転 を除 く 。 )の業 務 につ い て は 、 高 所作 業 車 運 転 技能 講 習 を 修 了
し た者 又 は 高 所 作業 車 の 運 転 の業 務 の 特 別 教育 を 受け た 者 で な け れば 、 当 該 業 務に 就 か せ て は
な らな い 。
また 、 事 業 者 は、 マ ン ホ ー ル設 備 内 な ど での 第 二種 酸 素 欠 乏 危 険作 業 に 労 働 者を 従 事 さ せ る
場 合は 、 当 該 作 業を 行 う 場 所 の空 気 中 の 酸 素の 濃 度を 1 8 %以 上、 か つ 、 硫 化水 素 の 濃 度 を
(エ )
ppm 以 下 に 保 つ よう に 換 気 し なけ れ ばな ら な い 。
<(ア )∼ (エ)の解 答 群 >
①
1 .5
②
10
③
最 大積 載 荷重 が 1 5 0 kg未 満
④
2
⑤
20
⑥
ク レー ン ・デ リ ッ ク 運 転 士免 許 を 持 つ 者
⑦
3
⑧
50
⑨
高 さが 2 m 以 上 1 0 m 未 満
⑩
5
⑪
100
⑫
玉 掛け の 業務 の 特 別 教 育 を受 け た 者
⑬
幅 が7 5 cm 以 上
⑭
玉 掛け 技 能講 習 を 修 了 し た者
⑮
高 さが 1 0m 以 上
⑯
移 動式 ク レー ン の 運 転 の 業務 経 験 が 3 年以 上 の 者
39
(2 )
次 の文 章 は 、 信 頼性 に 関 す る 事項 な ど に つ いて 述 べた も の で あ る 。
に 最 も適 し た も の を、 下 記 の そ れぞ れ の 解 答 群か ら 選び 、 そ の 番 号 を記 せ 。
(ⅰ )
故障 曲 線 の 特 徴な ど に つ い て述 べ た 次 の 文章 の うち 、 正 し い も のは 、
内の (オ )、 (カ )
(3 点 ×2 = 6 点 )
(オ )
である。
<(オ )の 解答 群 >
①
ア イ テム の 使 用 期 間中 に お け る 故障 率 の時 間 的 変 化 を 示し た も の は 、一 般 に 、
故 障 曲 線又 は 障 害 曲 線と い わ れ 、 アイ テ ムの 拡 張 性 を 評 価す る た め に 有効 で あ る 。
②
故 障 曲線 の 代 表 的 なも の に バ ス タブ 曲 線が あ る 。 バ ス タブ 曲 線 は 、 修理 系 ア イ
テ ム に 限定 し た 故 障 曲線 と し て 用 いら れ る。
③
バスタブ曲線の初期故障期間における故障率低減のための方策の一つにエージン
グ が あ る。 こ れ は 、 アイ テ ム を 使 用開 始 前又 は 使 用 開 始 後の 初 期 に 動 作さ せ る こ
と に よ り欠 点 を 検 出 ・除 去 し 、 是 正す る こと で あ る 。
④
バ ス タブ 曲 線 の 摩 耗故 障 期 間 は 、ア イ テム の 老 朽 化 に よる 故 障 が 多 く発 生 す る
期 間 で ある 。 そ の た め、 こ の 期 間 にお い ては 予 防 保 全 に よる ア イ テ ム の取 替 え が
効 果 的 であ る 。
⑤
バ ス タブ 曲 線 の 偶 発故 障 期 間 は 、故 障 率が ほ ぼ 一 定 と みな せ る 期 間 であ り 、 ア
イ テ ム の通 常 の 使 用 期間 に 相 当 す る。 こ の期 間 の 長 さ は 、一 般 に 、 故 障寿 命 と い
われる。
(ⅱ )
信頼 性 の 評 価 指標 な ど に つ いて 述 べ た 次 の文 章 のう ち 、 正 し い もの は 、
(カ)
である。
<(カ )の 解答 群 >
①
ア イ テム の 信 頼 度 R(t)は 時 間 tの 関 数で あ り 、 R (0 )= 0 、 R (∞ )= 1 と な
る 性 質 を持 っ て い る 。
②
修 理 系の ア イ テ ム にお い て 、 修 復時 間 の期 待 値 は 、 M TB F と い わ れる 。
③
ア イ テム が ダ ウ ン 状態 に あ る 期 間の 期 待値 は 、 M D T とい わ れ る 。
④
修 理 系の ア イ テ ム にお い て 、 最 初の 故 障が 発 生 す る ま での 動 作 時 間 の期 待 値 は 、
M T T Fと い わ れ る 。
40
(3 )
次 の文 章 は 、 あ る装 置 の 信 頼 性に つ い て 述 べた も ので あ る 。
内 の (キ )、 (ク )に 最 も
適 し たも の を 、 下 記の そ れ ぞ れ の解 答 群 か ら 選び 、 その 番 号 を 記 せ 。た だ し 、 装 置は 偶 発 故 障 期
間 に ある も の と す る。
(ⅰ )
(3 点 ×2 = 6 点 )
装 置 A の 故 障 率 が 0 .2 % / 時 間 で あ る と き 、 固 有 ア ベ イ ラ ビ リ テ ィ が 9 8 % で あ る た
め には 、 M T T Rは 、
時 間 で なけ れ ばな ら な い 。 た だし 、 答 え は 四捨 五 入 に よ り
(キ )
小 数第 2 位 ま で とす る 。
<(キ )の 解 答 群 >
(ⅱ )
①
0 .1 0
②
10 .2 0
④
4 9 0.00
⑤
51 0 .2 0
③
19 .6 0
装 置 A の 故 障 率 が 0 .2 % / 時 間 、 装 置 B 及 び C の M T B F が そ れ ぞ れ 8 0 0 時 間 及 び
4 00 時 間 で ある と き 、 装 置A 、 B 及 び Cが そ れぞ れ 1 台 ず つ 直列 に 接 続 さ れた シ ス テ ム の
M TB F は
時 間 であ る 。 た だ し、 答 えは 四 捨 五 入 に より 整 数 値 と する 。
(ク)
<(ク )の 解 答 群 >
①
5
②
42
③
1 74
41
④
56 7
⑤
600
問5
(1 )
次 の 問い に 答 え よ 。
(小計 2 0 点 )
次 の文 章 は 、 ポ ート ス キ ャ ン の概 要 に つ い て述 べ たも の で あ る 。
内 の(ア)∼ (エ )に
最 も 適し た も の を 、下 記 の 解 答 群か ら 選 び 、 その 番 号を 記 せ 。
(2 点 ×4 = 8 点 )
攻撃 者 が イ ン ター ネ ッ ト 経 由で サ ー バ に 攻撃 を 行う 際 、 攻 撃 対 象に 対 し て 事 前調 査 を 行 う こ
と があ る 。 こ の 調査 に は 、 I CM P プ ロ ト コル を 使用 し た
(ア )
を 用 い て 対象 の サ ー バ の
稼 動状 態 を 確 認 する 方 法 、 ポ ート ス キ ャ ン によ り 攻撃 対 象 の サ ー バが ど の よ う なサ ー ビ ス を 外
部 に公 開 し て い るか な ど を 確 認す る 方 法 が ある 。
ポー ト ス キ ャ ンは 、 サ ー バ との 通 信 が
(イ )
層 プ ロ ト コ ル であ る T C P やU D P を 用 い
て 行わ れ て い る こと を 利 用 し てお り 、 各 ポ ート に 対し て 開 い て い るか ど う か を 連続 で 調 べ て い
く こと に よ り 、 対象 サ ー バ が 提供 し て い る サー ビ スを 特 定 す る こ とが で き る 。
ポー ト ス キ ャ ンに は さ ま ざ まな 手 法 が あ る。 こ のう ち 、
(ウ )
ス キ ャ ン は標 的 ポ ー ト に
対 して 完 全 な ス リー ウ ェ イ ハ ンド シ ェ イ ク を行 う ため 、 サ ー ビ ス の特 定 精 度 は 高い が 対 象 サ ー
バ のロ グ に 残 る 可能 性 は 高 い 。一 方 、
(エ)
スキ ャ ン は ス リ ーウ ェ イ ハ ン ドシ ェ イ ク の 途
中 でR S T を 返 信す る こ と で コネ ク シ ョ ン 確立 を 行わ な い た め 、 対象 サ ー バ の ログ に 残 り に く
い。
ぜい
ポー ト ス キ ャ ンに よ り 提 供 サー ビ ス が 攻 撃者 に 知ら れ て し ま う と、 サ ー バ の 脆弱 性 に 対 し て
攻 撃を 仕 掛 け ら れる お そ れ が ある た め 、 不 要な サ ービ ス は 停 止 し 、ポ ー ト を 閉 じる な ど の 対 策
を 講じ て お く こ とが 望 ま し い 。
<(ア )∼ (エ )の 解答 群 >
①
ネ ッ トワ ー ク
②
オ ン ライ ン
③
p i ng コ マ ン ド
④
ア プ リケ ー シ ョ ン
⑤
デ ー タリ ン ク
⑥
c o nf i g コ マ ンド
⑦
ス パ ニン グ ツ リ ー
⑧
T C P接 続
⑨
ネ ッ トワ ー ク イ ン タフ ェ ー ス
⑩
T C P SY N
⑪
H T TP
⑫
ト ラ ンス ポ ー ト
⑬
T C P FI N
⑭
ト ン ネリ ン グ技 術
42
(2 )
次 の問 い の
内 の (オ )に 最 も 適 し たも の を、 下 記 の 解 答 群か ら 選 び 、 その 番 号 を 記 せ。
(3点 )
情報 シ ス テ ム の設 計 及 び 運 用に お い て セ キュ リ ティ 上 配 慮 す べ き事 項 な ど に つい て 述 べ た 次
の 文章 の う ち 、 誤っ て い る も のは 、
(オ )
で ある 。
<(オ )の 解 答 群>
①
セ キュ リ ティ イ ン シ デ ント 発 生 時 や シス テ ム 障 害 発生 時 な どに は ネ ッ ト ワー ク 機
器 や ホス ト のロ グ が 重 要 な情 報 源 と な る。 ロ グ の 収 集、 分 析 、監 査 な ど を 行う こ と
に よ って 、 セキ ュ リ テ ィ イン シ デ ン ト の早 期 発 見 や 防止 に 役 立て る こ と が でき る 。
②
セ キュ リ ティ イ ン シ デ ント に 対 応 す るこ と は 、 ソ ーシ ャ ル エン ジ ニ ア リ ング と い
わ れ る。 適 切な ソ ー シ ャ ルエ ン ジ ニ ア リン グ を 行 う ため に は セキ ュ リ テ ィ ポリ シ ー
を ベ ース と して 、 実 際 の ルー ル や フ ロ ーを 明 確 に し てお く 必 要が あ る 。
③
ア クセ ス 制御 に お け る 基本 原 則 は 、 任命 さ れ た 業 務を 遂 行 する た め に 必 要な 権 限
の み を与 え るこ と と さ れ てい る 。
④
ア クセ ス 制御 に は 、 大 別し て 、 フ ァ イア ウ ォ ー ル など を 用 いて ネ ッ ト ワ ーク の 境
界 で 行う 方 法と ホ ス ト の OS や ア プ リ ケー シ ョ ン で 行う 方 法 があ る 。 ア ク セス 制 御
の 結 果は 、 一般 に 、 ロ グ とし て 記 録 さ れる 。
(3 )
次 の問 い の
内 の (カ )に 最 も 適 し たも の を、 下 記 の 解 答 群か ら 選 び 、 その 番 号 を 記 せ。
(3点 )
パス ワ ー ド 解 析手 法 及 び パ スワ ー ド 認 証 につ い て述 べ た 次 の A ∼C の 文 章 は 、
A
(カ )
。
サ ー バ に ユ ーザ I D と パ スワ ー ド を 送 信し 、 認証 さ れ る か ど うか を 確 認 す るこ と に よ り パ
スワードを解析する攻撃手法は、一般に、オフライン攻撃といわれる。また、パスワード
ファ イ ル な ど を入 手 し て サ ーバ と は 別 の コン ピ ュー タ で パ ス ワ ード を 解 析 す る攻 撃 手 法 は 、
一般 に 、 オ ン ライ ン 攻 撃 と いわ れ る 。
B
あ ら ゆ る 文 字列 の 組 合 せ を総 当 た り で 試す こ とに よ り パ ス ワ ード を 解 析 す る攻 撃 手 法 は 、
一般 に 、 辞 書 攻撃 と い わ れ 、文 字 列 が 長 い場 合 や文 字 の 種 類 が 多い 場 合 に は 長時 間 を 要 す る
か又 は 高 速 処 理が 可 能 な コ ンピ ュ ー タ が 必要 と なる 。
C
パ ス ワ ー ド によ る 認 証 に は、 固 定 パ ス ワー ド 、ワ ン タ イ ム パ スワ ー ド な ど を用 い る 方 式 が
ある 。 ワ ン タ イム パ ス ワ ー ドは 、 固 定 パ スワ ー ドよ り 安 全 性 が 低い 。
<(カ)の解 答 群 >
①
A のみ 正 し い
②
B の み正 し い
③
C のみ 正 し い
④
A 、B が 正 し い
⑤
A 、 Cが 正 し い
⑥
B 、C が 正 し い
⑦
A 、B 、 C い ず れも 正 し い
43
⑧
A 、 B 、C い ず れも 正 し く な い
(4 )
次 の問 い の
内 の (キ )に 最 も 適 し たも の を、 下 記 の 解 答 群か ら 選 び 、 その 番 号 を 記 せ。
(3 点 )
JISに規定される抜取検査などについて述べた次の文章のうち、正しいものは、
(キ)
で ある 。
<(キ )の 解 答 群>
①
抜 取検 査 方式 の 特 性 を 表わ す た め 、 ロッ ト の 不 良 率に 対 し てそ の 抜 取 検 査で 合 格
と な る確 率 を示 し た 曲 線 は、 検 査 特 性 曲線 (O C 曲 線 )と い わ れ、 O C 曲 線 はロ ッ ト
の 不 良率 が 0% の と き 、ロ ッ ト の 合 格す る 確 率 は 10 0 % と な る 。
②
抜 取検 査 方式 に お い て 、不 合 格 品 質 のロ ッ ト が 合 格す る 確 率は 、 生 産 者 危険 と い
わ れ 、合 格 品質 の ロ ッ ト が不 合 格 と な る確 率 は 、 消 費者 危 険 とい わ れ る 。
③
計 数値 検 査に お け る 抜 取検 査 手 順 に 用い ら れ る 2 回抜 取 検 査方 式 で は 、 一般 に 、
1 回 抜取 検 査方 式 の サ ン プル サ イ ズ よ り大 き い 第 1 サン プ ル を抜 き 取 り 、 第1 サ ン
プ ル の検 査 結果 に か か わ らず 、 第 2 サ ンプ ル の 抜 取 検査 が 行 われ る 。
④
計数値検査における抜取検査手順では、ロットの工程平均が合格品質限界(AQL)
よ り 悪い と いう こ と を 示 した と き に 使 用す る 検 査 は 、な み 検 査と い わ れ 、 対応 す る
ゆ る い検 査 より も 小 さ い サン プ ル サ イ ズを 持 つ と い った 特 徴 を有 す る 。
(5 )
次 の問 い の
内 の (ク )に 最 も 適 し たも の を、 下 記 の 解 答 群か ら 選 び 、 その 番 号 を 記 せ。
(3 点 )
電気 通 信 設 備 工事 に お け る 建設 業 法 に 定 める 内 容に 基 づ く 施 工 管理 な ど に つ いて 述 べ た 次 の
文 章の う ち 、 正 しい も の は 、
(ク )
で ある 。
<(ク )の 解 答 群>
①
発 注者 か ら直 接 建 設 工 事を 請 け 負 っ た一 般 建 設 業 者は 、 当 該建 設 工 事 を 施工 す る
と き 、工 事 現場 に お け る 建設 工 事 の 施 工の 技 術 上 の 管理 を つ かさ ど る 現 場 代理 人 を
配 置 しな け れば な ら な い 。
②
発 注者 か ら直 接 建 設 工 事を 請 け 負 っ た特 定 建 設 業 者は 、 当 該建 設 工 事 を 施工 す る
た め に締 結 した 下 請 契 約 の請 負 代 金 の 総額 が 3 ,0 0 0 万 円(建築 一 式 工 事 の場 合 は
4 ,5 0 0万 円 )以 上 に な る場 合 、 工 事 現場 に お け る 建設 工 事 の施 工 の 技 術 上の 管 理
を つ かさ ど る主 任 技 術 者 を配 置 し な け れば な ら な い 。
③
発 注者 か ら直 接 建 設 工 事を 請 け 負 っ た特 定 建 設 業 者は 、 当 該建 設 工 事 を 施工 す る
た め に締 結 した 下 請 契 約 の請 負 代 金 の 総額 が 3 ,0 0 0 万 円(建築 一 式 工 事 の場 合 は
4 ,5 0 0万 円 )以 上 に な る場 合 、 建 設 工事 の 適 正 な 施工 を 確 保す る た め 、 施工 体 制
台 帳 を作 成 し、 工 事 現 場 ごと に 備 え 置 かな け れ ば な らな い 。
④
建 設業 者 は、 そ の 請 け 負っ た 工 事 を 一括 し て 他 人 に請 け 負 わせ て は な ら ない 。 ま
た 、 建設 業 を営 む 者 は 、 建設 業 者 か ら その 建 設 業 者 の請 け 負 った 工 事 を 一 括し て 請
け 負 って は なら な い 。 た だし 、 民 間 工 事及 び 公 共 工 事の い ず れに お い て も 、あ ら か
じ め 、発 注 者か ら 書 面 又 は口 頭 に よ る 承諾 を 得 た 場 合は こ の 限り で な い 。
44
試験問題についての特記事項
(1) 試験問題に記載されている製品名は、それぞれ各社の商標又は登録商標です。
なお、試験問題では、R 及び TM を明記していません。
(2) 問題文及び図中などで使用しているデータは、すべて架空のものです。
(3) 試験問題、図中の抵抗器及びトランジスタの表記は、旧図記号を用いています。
新 図 記 号
旧 図 記 号
新 図 記 号
旧 図 記 号
(4) 論理回路の記号は、MIL記号を用いています。
(5) 試験問題では、常用漢字を使用することを基本としていますが、次の例に示す専門的用語などについては、
常用漢字以外も用いています。
[例] ・迂回(うかい) ・筐体(きょうたい)
・輻輳(ふくそう) ・撚り(より) ・漏洩(ろうえい)
など
(6) バイト〔Byte〕は、デジタル通信において情報の大きさを表すために使われる単位であり、一般に、2進数の
8桁、8ビット〔bit〕です。
(7) 情報通信の分野では、8ビットを表すためにバイトではなくオクテットが使われますが、試験問題では、一般
に、使われる頻度が高いバイトも用いています。
(8) 試験問題のうち、正誤を問う設問において、句読点の有無など日本語表記上若しくは日本語文法上の誤り
だけで誤り文とするような出題はしておりません。
(9) 法令に表記されている「メグオーム」は、「メガオーム」と同じ単位です。
(10) 法規科目の試験問題において、個別の設問文中の「 」表記は、出題対象条文の条文見出しを表しています。
また、出題文の構成上、必ずしも該当条文どおりには表記しないで該当条文中の(
省略などをしている部分がありますが、(
)表記箇所の省略や部分
)表記の省略の有無などで正誤を問うような出題はしておりません。