技術提案(三次審査)(PDF 17745KB

面積表
(㎡)
設計概要
駐車場:患者用607台
建築面積:8,565㎡
職員用310台
延べ面積:27,598㎡
(公用車、荷捌き駐車場含む)
容積率 :50.3%
構造種別:RC造(一部PSPC造)
階数
:地上6階、塔屋1階
地下なし
建物高さ:28.3m
外部仕上:立面図(08ページ)参照
病院棟
紡ぎのモール
階
容積対象面積
駐車場・駐輪場
245
2,249
2,782
2,782
2,997
7,215
7,430
25,700
−
−
−
−
−
−
477
477
塔屋階
6階
5階
4階
3階
2階
1階
計
車 寄 せ 大 屋 根・
救急ゲート・歩廊
−
−
−
−
−
−
1,421
1,421
延べ面積
245
2,249
2,782
2,782
2,997
7,215
9,328
27,598
配慮した性能事項 凡例
床
防音性に配慮
清掃性に配慮
耐久性に配慮
安全性に配慮
防滑性に配慮
帯電防止に配慮
音
清
耐
安
滑
電
設計方針
壁
防音性に配慮
清掃性に配慮
耐久性に配慮
抗菌性に配慮
防汚性に配慮
見通しに配慮(ガラスパーティション)
音
清
耐
菌
汚
見
天井
吸音性に配慮
居住性に配慮
耐久性に配慮
抗菌性に配慮
音
居
耐
菌
その他
OAフロア
シールド
ユニット
プレハブ
仕上凡例
間近に迫る超高齢社会に向けて、“住みなれた場所に、
安心して長く暮らし続けることができる地域社会” の実現
は喫緊の課題であり、その実現には、地域包括的な医療・
保健・福祉の切れ目のないサービスを提供できる新たな
社会システムづくりが不可欠です。
このような状況の中、これからの市民病院には、病の時だ
けでなく日常的に市民が病院を訪れ、健康づくりや福祉に
関する情報・サービスの提供や、市民自らも医療や健康に
関わる活動に積極的に参加できる機会の提供など、市民
に向けた新たなサービスの提供が求められると考えます。
私どもは、これからの市民病院が提供すべき “日本一”
のサービスとはこのようなものであると考え、高度な医療
や、全室個室など他にない療養環境の提供に加え、超高
齢社会で求められる多様な市民サービスを提供できる仕
組み「紡ぎのモール」を持った「加賀市統合新病院」を
提案します。
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K
L
M
床
磁器質タイル
磁器質タイル
磁器質タイル50角
タイルカーペット
タイルカーペット
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
壁
ビニルクロス
ビニルクロス、塩ビフィルム貼
陶器質タイル100角
吸音パネル
ビニルクロス
EP塗装
ビニルクロス
ビニルクロス
ビニルクロス、塩ビフィルム貼
化粧けいカル板
EP塗装
スチールパネル
ビニルクロス
天井
化粧せっこうボード
化粧せっこうボード
バスリブ
化粧せっこうボード
化粧せっこうボード
EP塗装
ビニルクロス
化粧せっこうボード
化粧せっこうボード
NADE塗装
EP塗装
スチールパネル
NADE塗装
床
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床シート
ビニル床タイル
塗膜防水
塗床(防滑)
塗床(防滑)
防塵塗床
防塵塗床
RC直均し
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W
X
Y
Z
壁
ビニルクロス
ビニルクロス
化粧けいカル板
化粧けいカル板
化粧けいカル板
化粧けいカル板
ビニルクロス
EP塗装
NADE塗装
化粧けいカル板
EP塗装
せっこうボード素地
LGS現し
天井
ビニルクロス
化粧せっこうボード
EP塗装
NADE塗装
化粧けいカル板
化粧せっこうボード
化粧せっこうボード
化粧せっこうボード
NADE塗装
NADE塗装
化粧せっこうボード
直天
直天
内部仕上表
階 部門
清/汚
耐
12
49
3
1
2
1
1
2
14
1
1
1
1
1
1
2
5
1
1
2
1
6
3
2
1
13
7
11
9
2
1
3000
2700
2700
3000
3000
2500
I
H
H
E
H
N
3000
3000
2700
3000
2500
2500
O
H
H
A
H
O
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
2700
3000
2700
2500
O
I
H
N
清/耐/滑
清/汚
耐
2700
2700
2700
2500
H
O
O
H
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
OAフロア
清/耐/滑
清/汚
耐
OAフロア
清/耐/滑
清/汚
耐
3000
2700
2700
I 清/耐/滑 清/耐/汚/見
H 清/耐/滑 清/耐/汚
H 清/耐/滑 清/耐/汚
2700
3000
2700
2700
2700
3000
2800
2800
I
I
H
O
H
H
H
K
清/耐/滑 清/耐/汚/見
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
音/清/耐/安
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑 音/清/汚
清/耐/滑 清/耐/汚/見
清/耐/滑
清/汚
清/耐/滑 音/清/汚
耐
耐
耐
2階
耐
耐
耐
耐
清/耐/滑 清/耐/汚
耐
清/耐/滑 清/耐/汚
耐
シールド
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
OAフロア
清/耐/滑
清/汚
耐
OAフロア/シールド
清/耐/滑
清/汚
耐
OAフロア/シールド
耐
OAフロア/シールド
清/耐/滑 清/耐/汚
5
3
6
1
1
1
3
2
2
21
1
6
2
5
11
3
1
1
2
4
1
7
3
3
6
1
耐
清/耐/滑
清/汚
2700
2700
2700
2500
H
O
Q
H
清/耐/滑 音/清/汚
2700
2700
2500
2500
−
W
H
H
H
−
清/耐/滑 清/耐/菌/汚
清/耐/滑
清/汚
清/耐/滑 清/耐/汚
清/耐/滑
清/耐/滑
清/汚
清/汚
耐
耐
耐
耐/菌
耐
耐/菌
耐
清/耐/滑 清/菌/汚
耐
清/耐/滑 音/清/汚
耐
ユニット
−
プレハブ
−
−
2700
2700
2700
2700
2500
O
M
H
T
H
清/耐/滑
清/汚
耐
OAフロア
清/耐/滑
清/汚
耐/菌
OAフロア
3000
直天
2700
2500
2500
3000
I
Y
T
T
N
H
清/耐/滑 清/耐/汚
清/耐/滑 音/清/汚
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
耐
清/耐
音/耐
−
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑 音/清/汚
清/耐/滑
清/汚
3000
2700
2500
G
H
H
3000
2700
2500
2700
2700
2700
G 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
U 清/耐/安/滑 清/耐/汚
清/耐 音/清/耐/汚
X
3000
2700
2700
2700
2500
3000
2700
耐
耐
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
音/耐
清/耐/滑
清/汚
耐
P 清/耐/安/滑 清/耐/菌/汚
P 清/耐/安/滑 清/耐/菌/汚
H 清/耐/滑 音/清/汚
S 清/耐/滑 清/耐/汚
H 清/耐/滑 清/汚
L 清/耐/滑 清/耐/菌/汚
P 清/耐/滑 清/耐/汚
耐
耐
耐
耐
耐
耐
耐
耐
耐
耐
耐
耐/菌
耐
病理検査諸室
部門合計
7
94
94
2700
O
器材保管庫等
3
組立・滅菌、洗浄室
2
スタッフルーム
1
更衣
1
前室
2
部門合計
医局、事務室
2
管理諸室
18
オープンスタッフラウンジ
1
仮眠室、倉庫
9
更衣室
5
サーバー室
1
ボランティア室等
3
パウダールーム
2
脱衣、SW
4
部門合計
病室、スタッフステーション 2
カンファレンス
1
当直室、説明室、前室
3
器材室、更衣室
2
汚物処理室
1
部門合計
待合、診察、相談等
7
多目的ルーム
1
スタッフスペース
1
更衣
2
器材室
1
部門合計
ME
1
ME
部門合計
風除室
1
多目的ホール
1
ホワイエ、ラウンジ
2
食堂、レストラン
2
厨房
1
コンビニ
1
WC
12
機械室
1
廊下、その他
部門合計
2階合計
3階
病室・重症個室・LDR
13
新生児室、面会室等
5
プレイルーム
1
1
リネン
1
分娩室
1
沐浴室
68
137
6
5
5
221
375
371
99
76
225
49
92
23
15
1325
308
13
53
13
11
398
199
62
42
29
11
343
75
75
10
175
130
300
38
70
99
818
1048
2688
7215
201
53
11
2
27
5
3000
2700
2700
2500
2700
Q 清/耐/安/滑 清/耐/汚
Q 清/耐/安/滑 清/耐/汚
J 清/耐/滑 清/耐/汚
J 清/耐/滑 清/耐/汚
P 清/耐/滑 清/耐/汚
2700
2700
3000
2700
2500
2700
2700
2500
2500
E
E
E
T
T
H
H
H
G
音/清/耐/安
清/汚
耐
音/清/耐/安
清/汚
耐
音/清/耐/安
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑/電
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
3000
2700
2700
2500
2500
N
O
H
H
O
清/耐/滑
清/汚
耐
耐/菌
耐/菌
耐/菌
耐/菌
耐
清/耐/滑 音/清/汚
耐
清/耐/滑 音/清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑 音/清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
2700
2700
2700
2500
2500
E
H
H
E
T
清/耐/安
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/安
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
2700
T
清/耐/滑
清/汚
耐
3000
3000
3000
3000
2700
直天
2500
直天
3000
B
D
I
T
V
Z
N
Y
H
清/耐/滑 清/耐/汚
2600
2500
2500
2400
2600
2500
音/清/耐/安
音
耐
耐
−
−
清/耐/滑 音/清/汚
ユニット
4・
5階
6階
耐/菌
−
耐
清/耐
音/耐/
−
清/耐/滑
清/汚
耐
G 音/清/耐/滑 音/清/汚
H 清/耐/安/滑 清/汚
F 清/耐/安/滑 清/耐/汚
H 清/耐/滑 清/汚
R 清/耐/滑 清/耐/汚
S 清/耐/滑 清/耐/汚
OAフロア
音/耐
清/耐/滑
清/耐/滑 清/耐/菌/汚
OAフロア
耐
清/耐/滑 清/耐/汚
清/汚
3階
共用部
清/耐/滑
4
4
2
2
2
清/耐/滑 清/耐/汚
2階 病理検査
リハビリ
センター
耐
耐
回復期リハビリ
テーション病棟
清/汚
耐
階 部門
共用部
耐
清/耐/滑
清/汚
清/耐/滑 清/耐/汚
床
一般病棟
清/耐/滑 音/清/汚
清/耐/滑
室数
共用部
H
H
H
H
K
K
H
配慮した性能事項
壁
天井
その他
室名
一般病棟
2700
2500
2700
2500
2700
2700
2500
合計面積 天井高
仕上
(㎡) (㎜)
階 部門
分娩・
49
51
5
459
413
427
243
23
14
12
1132
182
83
165
32
5
5
472
78
50
17
28
173
49
120
34
10
213
65
53
27
145
17
101
168
82
303
285
70
34
2
1
1
1
27
9
65
26
1187
24
36
32
8
100
336
115
21
6
27
505
97
18
46
30
10
201
400
315
199
64
165
971
2114
7430
127
58
9
194
469
158
78
3
3
25
736
389
55
123
52
52
460
10
1141
配慮した性能事項
壁
天井
その他
分娩・
周産期センター
2
7
1
OAフロア
4
2
3
5
床
共用部
耐
耐
CPU室
廃棄物庫、貯蔵庫
洗浄スペース、保管庫
更衣
部門合計
霊安室、家族控室
前室
剖検室
スタッフ更衣
部門合計
調理、洗浄、カート置場等
管理事務室等
食品庫、検収室
脱衣・SW
冷蔵庫、冷凍庫
部門合計
調剤室等
製剤室等
スタッフルーム、相談室等
薬品倉庫
検収室
部門合計
ホスピタルストリート
機械室、廃棄物庫
備蓄倉庫、SPD
リネン庫
WC
廊下、その他
部門合計
1階合計
化学療法室
診察、相談等
更衣
部門合計
透析室
診察、カンファ、倉庫等
更衣、器具庫
サーバー室
透析液処理室
透析機械室
部門合計
手術ホール、器材庫等
スタッフステーション
診察、説明等
前室
更衣、スタッフ更衣
OR
汚物処理室
部門合計
合計面積 天井高
仕上
(㎡) (㎜)
健診センター
清/耐/安 音/清/汚/見
耐
室数
HCU
E
清/汚
耐
室名
医局・事務管理部門
2700
清/耐/安
清/汚
手術部門
放射線診断・内視鏡・
核医学
219
耐
清/耐/滑
透析部門
生理検査
10
清/耐/滑 清/耐/汚
1階
化学療法
検体検査
清/耐/滑 清/耐/汚
耐
共用部
採血・
中央処置
B
E
耐
清/耐/滑 清/耐/汚
薬剤
救急外来
3500
2700
清/耐/滑 清/耐/汚
栄養・管理
外来
カンファレンス、プレイルーム
保育室等
倉庫
部門合計
受付・待合
診察、処置、検査等
スタッフスペース
プレイルーム
感染症待合、感染待機
授乳室&WC
部門合計
処置スペース
待合
診察、処置、仮眠、当直等
風除室・洗浄
リネン庫
汚物処理室
部門合計
中央処置室・受付
待合
採血室
採尿WC
部門合計
当直、カンファ等
検体検査室
輸血検査室
更衣
部門合計
受付・待合
検査諸室
検査諸室(シールド室)
部門合計
受付
待合
内視鏡診察、処置等
内視鏡室
操作室、カンファ等
一般撮影、X-TV、アンギオ、MRI
CT室
ガンマカメラ室
3000
3500
2700
2700
1
1
63
638
13
15
727
43
92
階 部門
周産期センター
事務
地域連携、介護支援、
防災センター等
B
B
A
A
配慮した性能事項
壁
天井
その他
中央材料
3
3
1
1
床
霊安・剖検
風除室
エントランスホール等
バス・タクシー待合
車椅子置場
部門合計
中央受付・会計
医事課
合計面積 天井高
仕上
(㎡) (㎜)
放射線診断・内視鏡・
室数
核医学
エント
ランス
1階
室名
居/耐
耐
耐
耐
耐
耐
塔屋
階
室名
室数
1
カンファ・母親教室
1
汚物処理室
部門合計
69
病室・重症個室
準備、処置、休憩、仮眠等 13
スタッフステーション
2
リネン、ゴミ、器材等
8
脱衣・SW
4
機械浴室
1
部門合計
WC
3
パントリー
1
廊下、その他
部門合計
3階合計
病室・重症個室
164
準備、処置、休憩、仮眠等 38
スタッフステーション
4
リネン、ゴミ、器材等
16
脱衣・SW
4
浴室
2
部門合計
WC
6
パントリー
2
廊下、その他
部門合計
4・5階合計
病室
45
準備、処置、休憩、仮眠等 12
スタッフステーション
1
リネン、ゴミ、器材等
5
脱衣・SW
4
機械浴室
1
部門合計
スタッフステーション
1
リハビリ諸室
9
言語療法室
3
スタッフ更衣、更衣、器材
4
部門合計
WC
7
パントリー
1
展望ラウンジ
1
廊下、その他
部門合計
6階合計
機械室・EVホール等
計
合計面積
(㎡)
28
2
329
1074
175
76
77
15
27
1444
22
10
1192
1224
2997
2561
463
160
115
29
31
3359
44
20
2141
2205
5564
701
205
40
30
11
26
1013
25
368
20
29
442
30
10
40
714
794
2249
245
配慮した性能事項
天井高
仕上
(㎜)
床
壁
天井
その他
耐
2500
E 音/清/耐/安 清/汚
耐
2500 O 清/耐/滑 清/汚
2600
2500
2500
2400
2400
2400
G 音/清/耐/滑 音/清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
G 清/耐/滑 音/清/汚
音
C 清/耐/滑
2400
2500
2500
N
O
H
2600
2500
2500
2400
2400
2400
G 音/清/耐/滑 音/清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
G 清/耐/滑 音/清/汚
C 清/耐/滑 清/耐
2400
2400
2500
N
O
H
2600
2500
2500
2400
2400
2400
G 音/清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
G 清/耐/滑 音/清/汚
音
C 清/耐/滑
居/耐
2500
2500
2500
2400
H 清/耐/滑 清/汚
H 音/清/耐/滑 清/汚
H 清/耐/滑 音/清/汚
H 清/耐/滑 清/汚
耐
2400
2400
2500
2500
N
O
H
H
清/耐/滑 音/清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
居/耐
耐
耐
OAフロア
耐
耐
ユニット
耐
清/耐/滑 音/清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
居/耐
耐
耐
OAフロア
耐
耐
ユニット
耐
清/耐/滑 音/清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
清/耐/滑
清/汚
耐
耐
耐
OAフロア
耐
耐
ユニット
耐
OAフロア
耐
耐
耐
25700
01
配置計画
加賀温泉駅方向
東出入口
(救急・サービス)
県道292号線
風
節
季
の
冬
8
都市景観軸
公園(提供公園)
ホスピタルパーク
西出入口
(一般・救急)
6
8
職員用駐車場
247台
外来用駐輪場200台
9
時間外駐車場
31台
14
10
救急ゲート
12
救急
時間外
19
ご遺体
看護師養成所
予定地
1
17
住宅地への
外来用駐車場
569台
新病院
職員駐輪場100台
(病院棟)
将来変化への対応力の確保
白山
正面玄関
7
3
物品
職員玄関
(紡ぎのモール)
18
2
16
職員用駐車場23台
1
20
職員用駐車場
30台
1
公用車車庫(屋根付) 5台
21
一時停車スペース7台
15
川
市
日
八
加賀の丘
4
11
凡例
駐車場
歩行者動線
バス停
緑のネットワーク
一般車両動線
タクシー乗場
時間外車両動線
車椅子用駐車場
救急車両搬送動線
大日山
サービス車両動線
将来の全面建て替えスペースの確保
3
病院との連携を重視した看護師養成所予定地
周辺環境を生かした「加賀の丘」と「桜の散歩道」
4
周辺の山並みに呼応する豊かな景観と憩いの場を提供する
「加賀の丘」
5
対岸の桜並木と一体となる
「桜の散歩道」
6
緑のネットワークを形成する
「提供公園」
7
周辺住民への配慮と防風林を兼ねた駐車場周囲の植栽帯
8
外来用と職員・サービス用出入口を明確に分離した安全な外部動線
9
片側2車線の外来用メインアプローチ
10
積雪時にも安全な通行、
歩行を確保する
「消融雪設備」
11
雨や雪にぬれない、
安全な屋根付歩行者動線
12
時間外出入口に隣接した安全な専用駐車場(屋根付)
13
職員駐車場と外来駐車場をつなぐ管理用通路
14
ロータリーを経由しない駐車場出入口の確保
15
患者送迎車にとって便利な一時駐車スペース
16
ゲート制御による通り抜け防止対策
冬季の厳しい自然環境に配慮した安全で使いやすい玄関
17 冬季の季節風、
降雨、
降雪から来館者を守る半屋内型車寄せ
桜の散歩道
北
富士写ヶ岳
病院建物周囲の増築スペース
2
東西2ヶ所の出入口を生かした安全でわかりやすい外部動線
13
5
1
0
10m 20m 30m 40m 50m
配置図
1/1200
18
約70mの長さの機能的な車寄せ
19
救急搬送患者の安全性を高める救急ゲート
20
冬季の季節風に対する防風林となるロータリー植栽
21
車止めのない除雪しやすい駐車場
02
1 階平面計画
紡ぎのモール
病院棟
増築方向
器材
UP
10200
UP
健康階段
下部内視鏡
WC
汚染
洗浄
マンモ
専用
エリア 骨密度
測定室 処置
10
気管支
内視鏡
WC
保管
洗浄
回復
WC 更衣
前室
ガンマ
カメラ
感染
貯蔵 廃棄
庫 物庫風除室
防災センター
受付事務
6400
上部 上部
内視鏡 内視鏡
気管支前処置
診察 受付
6400
ギャラリー
更衣 更衣
1
回復
EV
4
モール
エントランス
アンギオ
UP
受付
カンファ
12
WC
WC
CT
WC
CPU
EV
一般撮影
アンギオ
前室
EV
71400
13800
タクシー
プール
感染
対策室
相談
医療安全
管理室
相談
6400
相談
受付
待合
WC
超音波
無呼吸
超音波
HWC
2
エントランス
ホール
地域医療
連携室 入院支援室
筋電図
WC
EV
生理
検査
脳波
待合
採尿
採尿
心電図
待合
EV 受付
検体検査
EV
検体検査
EV
聴力
6400
6400
9000
個室 個室 個室 個室
院内保育
倉庫 給湯
WC
事務室
夜間
保育
風除室
5
6 中央待合
担当医
控
10600
スタッフ
休憩
プレイ
ルーム 12
カンファ
お薬
相談
8200
スタッフ専用
階段
受付 感染
内科
待機
内科
内科
(感染)
処置
眼科
待合
6400
6400
6400
内科
内科
待合
受付
8
泌尿器
検査
内科
内科
処置
処置
内科
内科
泌尿器
スタッフスペース
栄養
相談室
眺望
13800
医療
廃棄物庫
当直
9600
風除室
DI
下処理
洗浄
休憩・
更衣
WC SW 脱
WC SW 脱
休憩・
更衣
TPN
服薬
多目的 多目的 スタッフ
指導
WC
WC
UP
情報ギャラリーカフェ
図表 03-3
エントランスホール
図表 03-4
栄養
UP
上部庇
薬剤
屋外避難階段
増築方向
外科
外科
処置
処置
待合
麻酔
受付
整形
脳外
外科
整形
脳外
外科
整形
皮膚
整形
処置
処置
処置
12
カンファ
皮膚
外来
8000
待合
脳外
スタッフスペース
受付
産婦人科
凡例
産婦人科
受付
待合
患者搬送・物品・スタッフ用 EV
処置
患者・外来用 EV
授乳室
&WC
救急用 EV
上部庇
スタッフ
多目的
休憩室
配膳用 EV
北
採光
9600
13800
0
6400
6400
市民が立ち寄りやすい位置の「情報ギャラリーカフェ」
2階へ誘導する吹抜を持つエントランスホール
3 開院時間外にも利用できるバス・タクシーの待合室
4 2つの玄関、各々に近くわかりやすい位置の
エレベータ
5 医療機能と明確に分離することで院内保育所の
安全性を確保
6「加賀の丘」の緑が見える待合空間
7 直行する廊下で回遊性を高めた、迷いにくい
動線計画
2
図表 03-2
栄養
検収
調理
1
エントランス車寄せ
物流・スタッフ
管理栄養士
事務室
冷蔵庫 冷凍庫 食品庫
6400
120200
図表 03-1
ゴミ
給食
事務
カート
置場
薬品
倉庫
乾式 湿式 抗がん
6 待合
ウッドデッキ
採光
眺望
8200
待合 処置室
小児
上部屋根
使用済
リネン庫
ホスピタルストリート
小児
プレイ
ルーム
当直
当直
清潔
リネン庫
EV
調剤
当直 当直 当直
WC
受付
感染 小児
耳鼻
待合(感染)
医事課
WC
投薬
窓口 注射
スタッフスペース
車椅子
置場
中央受付・会計
バス・タクシー
3 待合
13
一般
廃棄物庫
スタッフ スタッフ
待機兼
仮眠 WC WC
備品倉庫
救急
EV
検収
UP
輸血検査
7
風除室
ご遺体
機械室
観察室
サービス
EVホール
当直
総合案内 4
メイン
エントランス
カンファ
SS
更衣 更衣
中央処置
霊安
風除室
12
カンファ
採血
受付
心電図
12
SPD
倉庫 DW
呼吸
機能
剖検
11
汚物
リネン 処置スペース
UP
相談
スタッフ
更衣
前室
一般撮影
前室 CPU 受付
風除室
カンファ
ご遺体
見送り
スペース
洗浄
家族控
WC
12
読影
カンファ
風除室
霊安・剖検
面談室
器材
X-TV
感染
診察
救急
備蓄倉庫
診察 処置 診察 診察
CT
MRI
9 操作室
前室 WC WC
診察
待合
介護支援
センター
上部
内視鏡
WC
感染
待合
防風シャッター
救急
時間外
待合
スタッフ
スペース
(MRI拡張
スペース) CPU CPU
一般撮影
X-TV
情報
ギャラリーカフェ
バス
プール
更衣
前室
更衣
EWSL
上部前処置
風除室
6400
下部内視鏡
洗浄スペース
下部前処置
救急
操作
下部内視鏡
上部屋根
防風シャッター
時間外
放射線診断・核医学・内視鏡
屋外避難階段
シンボルツリー
上部庇
時間外駐車場屋根
ホスピタルストリート
1階平面図
5m
10m
1/400
外来スタッフスペースから 2 階管理部門へ
のスタッフ専用直通階段
9 操作室の一体化による業務動線の最短化
10 プライバシーに配慮して個室化した
「マンモ専用エリア」
11 広い処置スペースを持つ救急部門
12 各部門にカンファ・休憩室を分散配置
13 プライバシーに配慮したピロティ状のご遺体
見送りスペース
8
03
2 階平面計画
紡ぎのモール
病院棟
救急ゲート屋根
増築方向
屋外避難階段
健診
中央材料
手術
免震EXP.J
庇
HCU
UP
10200
UP
健康階段
栄養
指導
a
看護師
指導 健診
診察
待合
WC
相談
更衣
6400
WC
3
6400
多目的ホール
健診
ラウンジ
風除室
倉庫
OR-1
(BCR)
9×9
器材
スペース
手洗
前室
OR-4
6.8×7
OR-5
6.8×7
機材
スペース
機材
スペース
機材
スペース
手洗
OR-6
6.8×7
10 SS
器材庫
手洗
手術ホール
MR
スタッフ更衣
汚物
前室
更衣
スタッフ更衣
受付・
事務
スタッフルーム
カンファ
6
EV
OR-3
6.8×7
OR-2
7×9
診察
スタッフスペース
2
上部屋根
6400
多目的ルーム
器材
器材
ホール
器材 診療
展開室 材料庫
組立・滅菌
洗浄室
前室
麻酔科医
器材
更衣
SS
既滅菌
器材保管庫
前室更衣 スタッフ
ルーム
サービス
EVホール
パス
BOX
EV
説明
WC
待合
受付 家族控
EV
更衣
前室
診察
カンファ
当直
9
救急
EV
組織
診断
標本作成
切出
撮影室
汚物
説明
WC
細胞
診断
前室 受付
標本
保管庫
医師室
健診専用階段
ホワイエ
WC
1
71400
13800
機械室
ボラン
ティア
室
理髪店
5
職員食堂
市民開放
研修室
吹抜
パウダー
ルーム
WC
6400
6400
データ メンテ室
室
EV
厨房
更衣
ラウンジ
更衣
6400
食堂
透析液倉庫
更衣室(女)
312人
個室
個室
待合
WC
更衣
受付
準備
相談
診察
8
透析室
レストラン
9000
植栽
8200
UP
6400
6400
6400
中央待合
SW
会議室
スタッフ
専用階段
図書室
医局
更衣 更衣
事務
紡ぎのモール
a-aʼ 断面展開図 1
増築方向
ミーティング 応接
化学療法
医局
13800
9600
凡例
副院長室
事務室
受付
患者搬送・物品・スタッフ用 EV
患者・外来用 EV
副院長室
13
眺望
8000
看護部長
事業
管理者
11
オープン
スタッフ
ラウンジ
事務長
室
救急用 EV
庇
院長室
配膳用 EV
北
医局・事務
9600
0
13800
6400
6400
6400
120200
職員食堂
ホワイエ
3
多目的ホール
4
地域連携室
5
6
情報ギャラリーカフェ
7
図表 04-1
脱
脱
会議室 会議室 会議室 会議室
吹抜
加賀の丘
仮眠
会議室
2
レストラン
脱
テラス
眺望
8200
庇
UP
UP
脱
SW
SW
WC
1
展望デッキ
仮眠
WC
ME
(増床スペース)
透析
10600
UP
化学療法室
展望デッキ
aʼ
SW
研修医控室
SS
更衣
8
4
パントリー EV
屋外避難階段
診察 WC
カンファ
DW
12
個室
SS
臨床
研修室
サーバー室
処理室
透析液
透析機械室
受付 倉庫 廃棄物 洗浄
リネン WC WC
倉庫
EV
EV
倉庫
ホール
EV
更衣室(男)
196人
7
コンビニ
EV
看護学生
更衣
サーバ-室
器具庫
吹抜
パウダー
ルーム
図表 04-2
オープンスタッフラウンジ
建物内外にオープンで連続性のある「紡ぎのモール」
2階 健診センターや多目的ホールに外部から直接
アクセス可能な健康階段
紡ぎのモールの顔となる整形無柱の多目的ホール
加賀の山並みの眺望を望む展望デッキとレストラン
レストランと一体利用できる職員食堂
健診センターから 1 階検査部門への専用動線(階段・EV)
お見舞いの方、患者さん、スタッフいずれも利用
しやすい位置のコンビニ
5m
2階平面図
10m
1/400
日当たりと眺望の良い落ち着きのある透析室・
外来化学療法室
9 救急 EV と直結し、迅速な処置を可能にする
手術部門・HCU 配置
10 ベッド間隔 3500mm でゆとりのある HCU
11 スタッフコミュニケーションを誘発する
オープンスタッフラウンジ
12 様々な会議に柔軟に対応できる分割可能な
会議室
13 良好な執務環境の管理部門
8
04
3 階平面計画
眺望
3200
屋外避難階段
デイ
コーナー
6400
6400
6400
個室
個室
58600
13800
眺望
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
上部庇
デイ
コーナー
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
予備室
救急 汚物
EV
個室
個室
WC 汚物
3階屋上
重症
個室
個室
重症
個室
EV
重症 サービス
個室 EVホール
器材 仮眠 仮眠 スタッフ
WC
UP
EV
重症
個室
重症
個室
ゴミ庫
器材 パントリー
前室 DW
不潔
リネン
重症
個室
EV
WC
プレイ ラン 個室
ルーム ドリー
処置
準備
SSリンク
SS
屋外避難
階段
眺望
上部庇
個室
個室
個室
個室
個室
カンファ
準備室 休憩室
処置
個室
IC
IC
EV
EV
UP
EV
ホール
SW
脱衣
休憩室
カンファ
脱衣
SW
IC
母親教室
IC
SS
新生児室
6400
デイ
コーナー
6400
6400
3200
機械浴室
個室
眺望 採光
富士写ヶ丘
6400
6400
個室
個室
デイルーム
個室
個室
個室
予備室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
デイ
コーナー
眺望
6400
個室
13800
眺望
3階屋上
デイ
コーナー
脱衣 脱衣 ラン
SW SW ドリー
個室
個室
一般病棟(41床)
個室
リネン
汚物
前室
個室
個室
個室
ホール
WC
院内
助産所
沐浴
眺望
上部庇
9600
8000
93200
9600
UB
LDR
デイ
コーナー
個室
個室
個室
個室
個室
眺望
個室
凡例
受付
IC カード等によるセキュリティライン
患者搬送・物品・スタッフ用 EV
患者・外来用 EV
救急用 EV
個室
デイ
コーナー
屋外避難階段
UP
分娩室
図書コーナー
図書コーナー
紡ぎのモール
屋根
面会
個室
一般+周産期病棟(40床)
配膳用 EV
北
上部庇
13800
0
6400
6400
5m
3階平面図
6400
10m
1/400
病棟・病室計画 1:「ダブル十字型」の病棟平面
見通しがよく看護動線が短い「ダブル十字型」
・十字型の廊下が交差する位置にスタッフステー
ションを置くことで、ステーションからすべての
病室前廊下を見通すことができる、
“見守りやすい
病棟”とします。
・病室の配置については、さまざまなパターンを
比較検討し、“動線の短さ”と“ステーションから
の見通し”の面
で、本案が最も
病床
ユニット
優れていると考
えます。
1
SS
SS
21m
SS
病室直列配置:見通し〇
21m
病室並列配置:見通し △
図表05-1 病棟モデル図
フレキシビリティの高い「全室個室」病棟
・1看護単位に3つあるツノ状の部分=
「病床ユニット」は、ロングスパン構造に
よる“整形無柱の空間”としていることか
ら、運用に合わせた多様なパターンの
平面への計画変更や改修・更新が可能
です。
・全室個室とし、個室は差額徴収にかか
わらず同じ広さで計画します(06ページ
参照)。
これにより、設計段階での運営内
容のより詳細な検討の結果を反映でき
るフレキシビリティを確保します。
2
SS
ステーションから
見えない廊下
図表05-2 病室配置比較検討
手厚い看護のための「ナースコーナー」
・3つの
「病床ユニット」
各々に1スパンごとに2ヶ所
ずつ
「ナースコーナー」
を計画します。
・「ナースコーナー」には、記録コーナー、
クリー
ン物品置場(リネン類・診療材料等)、
ダーティ
ユーティリティ
(汚物流し・廃棄物置場)、車椅
子・ストレッチャー置場等を設け、看護師の業
務動線を最短化することで、
より手厚い看護を
可能にします。
3
SS
SS
重症ユニット
PS
記録コーナー
クリーン物品置場
(リネン・診材)
ダーティーユーティリティ
(汚物流し)
SS
SS
多床室ユニット
図表05-3 ユニットのフレキシビリティ
図表05-4 ナースコーナー平面図
05
4・5 階平面計画
眺望
6400
6400
3200
デイ
コーナー
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
予備室
個室
個室
屋外避難
階段
予備室
WC
個室
個室
個室
個室
個室
個室
バルコニー
個室
個室
バルコニー
重症
個室
汚物
個室
重症
個室
器材 仮眠 仮眠
UP
58600
13800
デイ
コーナー
個室
22m
6400
眺望
重症
個室
EV
サービス
EVホール EV
スタッフ 不潔
WC
リネン
重症
個室
重症
個室
重症
個室
ゴミ庫
器材
前室 DW
パントリー
汚物 WC
眺望
個室
EV
SS
21m
個室
個室
個室
個室
カンファ
準備室 休憩室
処置
個室
6400
6400
6400
3200
ラン 脱衣 脱衣
ドリー SW SW
病棟リハビリ室
個室
個室
22m
眺望 採光
富士写ヶ丘
IC
IC
EV
EV
UP
EV
ホール
休憩室 準備室
浴室
個室
個室
個室
脱衣室 IC
IC
SS
カンファ
6400
6400
個室
個室
個室
デイルーム
個室
個室
個室
個室
個室
3200
室外機
設備シャフト
目隠し
5400
医療用コンソール
1250
PS
ナースコーナー
個室
個室
個室
個室
病棟リハビリ室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
デイ
コーナー
デイ
コーナー
脱衣 脱衣ラン
SW SW ドリー
個室
13800
眺望
大日山
4階屋上
採光
眺望
白山
受付
IC カード等によるセキュリティライン
患者搬送・物品・スタッフ用 EV
患者・外来用 EV
救急用 EV
個室
デイ
コーナー
凡例
一般病棟(41床)
9600
8000
93200
9600
病室レイアウトの自由度確保
13800
病室内に柱型がない計
・柱をアウトフレーム化し、
画とすることで、
看護上の必要性や患者さんの
好みに応じて柔軟なベッド配置が可能です。
「
・ 8角形型ユニットシャワー・トイレ」
は、
計画案
の大きな変更なく、
廊下側や窓側、
45°
配置や直
行配置など、多様な選択が可能です。そのた
め、
設計段階での運営内容の詳細な検討結果
を病室レイアウトに反映することができます。
・廊下側、
窓側ともにPS
(配管スペース)
を設置す
ることで、
ユニットシャワー・トイレなどの水回り
を、
廊下側と窓側、
どちらでも設置できる計画と
します。
また、
PSは廊下およびバルコニーに面
しているため、
病室に入らずにメンテナンスが
可能です。
6400
トイレ利用時の
転倒防止
窓
配膳用 EV
北
0
眺望
通常タイプ
2
個室
バルコニー
病棟・病室計画 2:全個室 + 全室「同一モジュール化」
3200
眺望
処置
個室
個室
一般病棟(41床)
廊下
個室
図書コーナー
デイ
コーナー
6400
図表06-1 病室平面図 S=1/100
個室
屋外避難階段
UP
眺望
・全 て の 病 室 の 形 状 を
3.2m×5.4mの同一モジュ
ールにします。
・同一モジュールとすること
で、
部屋の形状にとらわれ
ず、差額を設定でき、運用
の自由度が上がります。
・同一モジュールのため、
全室無料個室の運用も
物理的に可能です。
バルコニー
個室
図書コーナー
全個室の「同一モジュール化」
4階屋上
SSリンク
個室
1
個室
窓
UB
6400
6400
5m
4・5階平面図
10m
1/400
ベッドからの転倒防止
+ スペース有効利用
窓
UB
PS
UB
PS
PS
図表06-2 柔軟なベッド配置
廊下側にして
窓を大きくとる
窓
UB 斜め配置し、
効率よく窓を確保
窓
ベッド周りが若干小さい
が窓を大きくとる
図表06-4 病室
窓
UB
ベッドを
振り回しやすい
UB
UB
UB
PS
PS
PS
図表06-3 柔軟な水回りレイアウト
PS
図表06-5 病室の実例写真
図表06-6 広いベッド廻りスペース
06
6 階平面計画
眺望
3200
眺望
6400
6400
6400
屋外練習場
屋外避難
階段
診察室
予備室
理学療法
眺望
作業療法
スタッフ
更衣
カンファ
スタッフ
ルーム
EV
ホール
6400
UP
EV
6400
仮眠
脱衣 SW
脱衣 SW
機械浴室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
予備室
個室
汚物 WC
仮眠
IC
IC
個室
個室
個室
採光
眺望
大日山
個室
カンファ
6400
6400
6400
13800
個室
個室
個室
個室
個室
SS
眺望
処置
個室
個室
脱衣 脱衣ラン
SW SW ドリー
個室
病棟リハビリ室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
個室
眺望
屋外避難階段
UP
デイルーム
個室
バルコニー
個室
EV
休憩室 準備室
3200
6400
個室
EV
EV
個室
屋上庭園
個室
ゴミ庫 不潔
パントリー
前室DW リネン
スタッフ
器材
更衣
待合
展望
ラウンジ
EV
個室
個室
更衣 WC WC HWC HWC
スタッフ スタッフ
WC WC
SS
器材庫
バルコニー
小児 言語 言語 言語 高次
療法 療法 療法 脳機能 サービス
治療室
EVホール
バルコニー
UP
58600
13800
デイ
コーナー
個室
デイ
コーナー
個室
個室
個室
個室
個室
個室
凡例
受付
IC カード等によるセキュリティライン
患者搬送・物品・スタッフ用 EV
患者・外来用 EV
救急用 EV
回復期リハ病棟(45床)
眺望
9600
8000
93200
9600
13800
配膳用 EV
北
0
6400
6400
6400
6階平面図
5m
10m
1/400
病棟・病室計画 3:患者さんとスタッフ双方のための環境づくり
1
病棟の環境づくり
図表07-1 デイルーム
病室の環境づくり
・病室の窓は腰壁を低く設定 日射
・ 病 室 の 仕 上 げ には、
し、ベッドに寝た状態でも周
床にクッション性ビニ
辺の豊かな自然を眺めるこ
ル床シート、幅木や腰
とができる計画とします。バ
壁に防汚性ビニルシ
ルコニーの床レベルを病室
ートを採用し、
転倒転
バルコニー
病室
よりも低くすることで、室外
落事故発生時のイン
機がベッドから見えない計
パクト軽減と、院内感
室外機
画とします。
染リスクの低減を図り
ます。
・庇状のメンテナンスバルコ
ニーの軒の出を深くし、昼間 図表07-4 病室断面図
・天井の仕上げは平滑
の直射日光の差し込みを抑制することで安定した病室内の温度環境を なビニルクロスとし、
図表07-5 病室
確保します。
せん妄状態や麻酔覚
醒中の患者さんがベッドから天井を見た際に混乱
・病室は木質調の仕上げ材料を用いたインテリアデザインとすることで、
自宅にいるような、
患者さんが安らぐことができる療養環境をつくります。 しないようにします。
2
図表07-2 スタッフステーション
図表07-3 展望ラウンジ
・エレベータホールの正面にデイルー ・デイコーナーはスタッフステーションの南 ・最上階(6階)の屋上庭園に面した南
ムを配置します。
デイルームには大き 側に設け、
ステーション内のスタッフが外 側に、入院患者さんやその家族が利
な窓を設け、
遠景に富士写ヶ丘と大日 光と外の自然を感じられるようにします 用できる
「展望ラウンジ」
を設けます。
山の山並みを望む、南向きの明るい (3~5階)
。
気候の良い時期には、屋上庭園に出
デイルームとします。
て陽の光や自然の風を感じることでリ
フレッシュできる環境をつくります。
07
立面計画
3
〇
5
〇
4
〇
1
〇
1
〇
7 (目隠し)
1 + 7
6 (目隠し)
〇
外部仕上げ
7 (目隠し)
2
8
〇
(車寄せ側)
5
〇
1
〇
1
〇
4
〇
3
〇
屋根:アスファルト防水 ( 断熱保護 )
金属屋根 ( 車寄せ大屋根 )
展望デッキ・屋上庭園・屋外練習場:
中低木植栽、人工再生木材デッキ、
人工再生木材ベンチ
パラペット:アルミ笠木
庇:金属屋根 ( 救急ゲート )
アルミパネル (1 階南面 )
金属折板 ( 荷捌き )
バルコニー:軒天 /RC 打放しの上、撥水剤
床
北側立面図
6 (目隠し)
2
1
〇
1
〇
1/800
西側立面図
4
〇
1
〇
4
〇
3
〇
1
〇
1
〇
1
〇
1/800
3
〇
1
〇
/ ウレタン塗膜防水
手摺 / アルミ手摺
外壁:
1
押出成型セメント板の上、
超低汚染型水性フッ素樹脂塗装
2
押出成型セメント板の上、
磁器質タイル貼
3
ALC の上、吹付タイル
4
RC の上、吹付タイル ( 柱のみ )
5
ガルバリウム鋼板
6
アルミルーバー
7
人工木ルーバー
8
壁面緑化 ( ツタ )
開口部:アルミサッシ ( 二次電解着色 )
南側立面図
病院棟
器材庫
6FL
理学療法・作業療法
SS
屋上機械置場
カンファ スタッフ EV
ルーム ホール
機械
浴室
仮眠 休憩室 準備室 カンファ SS
個室 個室 個室 個室 個室 個室
EVホール
浴室 休憩室 準備室 カンファ SS
個室 個室 個室 個室 個室 個室
浴室 休憩室 準備室 カンファ SS
個室 個室 個室 個室 個室 個室
5FL
個室 個室 個室 個室 個室 個室
SS
カンファ 準備室 休憩室
4FL
個室 個室 個室 個室 個室 個室
SS
カンファ 準備室 休憩室
3FL
個室 個室 個室 個室 個室 個室
SS
カンファ 準備室 休憩室
2FL
車寄せ
職員食堂
カンファ 相談
1FL
GL
エントランス
ホール
ボラン
理髪店 ティア室 サーバー室
呼吸
WC 機能 待合 超音波
待合
EV
EVホール
EVホール
階段
sw
休憩室 カンファ
EV
倉庫 廊下
更衣室(男) 更衣室(女)ホール
採尿
検体検査
新生児室 前室 ホール 院内助産所
SS
当直 薬品倉庫 カート置場
廊下
LDR
機械室
WC 廊下 仮眠仮眠 脱
ME
28300
屋上機械置場
PHFL
調理
冷蔵庫 冷凍庫 食品庫
管理栄養士事務室
免震層
ピット
ピット
パラペット天板
屋上機械置場
PHFL
スタッフスタッフ 更衣 言語
ルーム ルーム
療法
重症
個室 廊下 IC 休憩 仮眠 廊下 個室
重症
個室 廊下 IC 休憩 仮眠 廊下 個室
重症
個室 廊下 IC 休憩 仮眠 廊下 個室
デイルーム
6FL
5FL
4FL
3FL
2FL
1FL
GL
化学療法室
待合 廊下
更衣室(女)
内科 感染
栄養
相談 内科 内科内科(待機)待機 受付 廊下 輸血検査
資源消費
CO2 排出
など
2-1 建築物の環境効率(BEE ランク&チャート)
(境界内)L:建築物の環境負荷で評価する
仮想境界
排気・騒音
排熱・排水
など
Q2
S:★★★★★
環境品質Q
100
A:★★★★
3.0
S
78
B+:★★★
B:★★
A
3.1
B+
図表08-1 CASBEEの考え方
近隣
建物
(境界内)Q:建築物の環境品質・性能で評価する
廊下 CPU アンギオ 操作室 CPU
免震層
手術ホール
MRI
A
OR-2
廊下
A'
ガンマ
カメラ
北
B'
キープラン
0.5
25
50
環境負荷L
B-Bʼ断面図
Low-Eガラスの採用
グラデーションブラインドの採用
サービス性能
Q1
室内環境
Q2
室内環境
(敷地内)
LR1
エネルギー
LR3
敷地外環境
B-
50
0
C:★
1.5 BEE=1.0
1/800
2-3 大項目の評価(レーダーチャート)
BEE =3.1
C
屋上緑化の採用
太陽光発電設備の採用
低炭素型コンクリート
の採用
2-2 ライフサイクル CO2(温暖化影響チャート)
標準計算
①参照値
このグラフは、LR3中の「地球温暖
化への配慮」の内容を、一般的な
建物(参照値)
と比べたライフサイ
クルCO2排出量の目安で示したも
のです。
(Kg-CO2/年・㎡)
76%
③上記+②以外の
オンサイト手法
④上記+
オフサイト手法
76%
76%
0
40
80
120
ハーフPCa工法と鋼製デッキ床の採用
160
(Kg-CO2/年・㎡)
※
「CASBEE」
(建築環境総合性能評価システム)
は、
建築物の環境性能で評価し格付けする手法
図表08-2 CASBEE評価シート
・LED照明の採用
・照明制御の採用
・ハイブリッド給湯の採用
・BEMS、デマンド制御の採用
・超節水器具の採用
・再生水の有効利用
・建設廃棄物の削減
・環境配慮技術の採用
・屋外断熱強化
・外調機エコ運転
・時間外エリアの集約化
・搬送設備の適正化
100%
②建築物の取組み
建設
修繕・更新・解体
運用
オンサイト
オフサイト
1/800
病棟全周にバルコニーの設置
LR2
資源・マテリアル
100
30%:☆☆☆☆☆ 60%:☆☆☆☆ 80%:☆☆☆ 100%:☆☆ 100%超:☆
近隣
建物
組立・滅菌
71400
A-Aʼ断面図
・CASBEEは、①建築物の環境品質・性能②建築物が外部に与える
環境負荷で総合的な環境性能を評価するシステムです。
・本計画は、
建物の環境品質・性能を高めながら外部に対する環境
負荷をできる限り低減できる様々な負荷低減の工夫をすることで、
要求水準のCASBEE Aランクから最高評価のSランクにランクアップ
することをお約束します。
検体検査
B
ピット
120200
環境設計計画
1/800
病院棟
パラペット天板
5000 3800 3800 3800 3800 3000
紡ぎのモール
東側立面図
100 5000
28300
100 5000
5000 3800 3800 3800 3800 3000
断面計画
1/800
車寄せの半屋内化
1階南側庇の設置
図表08-3 環境負荷低減の工夫
08
ライフサイクルコストの低減
病院施設ではライフサイクルコストの内、
「 A 光熱水費」
、
「 B 改修修繕費」
、
「 C 管理清掃費」で全体の約 3/4 を占
めています。このため、ライフサイクルコストを効果的に
低減するためには、個々の原因を正しく把握し、合理的で
無駄のない計画により、これら3つをバランス良く低減す
る工夫が必要です。
A
B
改修
修繕費
28%
その他
25%
C
管理清掃費
75%
図表09-1 病院のライフサイクルコスト構成比 13%
B
また、本計画のような急性期病院は、療養型の病院と違って、
改修修繕が材料や機器の寿命によって生じるのではなく、
医療の進展や新たな医療機器の開発等、医療環境に大きく
依存しています。
a 年限改修費
b 機能改修費
+
材料・機器等の寿命に
医療機能の
起因する改修
向上のための改修
高度医療を提供する
ための機能改修が多い
a
b
療養型の病院
改修修繕費
=
急性期病院
a
一般的な施設計画
「共連れ改修」を抑制する施設
計画 ( 今回提案 )
b
b
高効率機器の採用・
システム効率化
△128,700,000
・超高効率変圧器の採用
・LED照明等の高効率照明の採用
・昼光利用制御、
初期照度補正等の照明省エネ制御
・電気・ガスベストミックス方式による熱源の最適化
・自然冷媒ヒートポンプ給湯器
(エコキュート)
の採用
及び廃熱利用
・節水型衛生器具の採用
・RO水生成余剰水、
空調ドレンの雑用水利用
△35,000,000
受領
受領
工事履歴の作成・保管︑長期修繕計画見直し
引渡し書類の
取り纏め
施工品質
管理記録の
取り纏め
修繕・改修施工
修繕工事計画
改修工事計画
修繕・改修工事の提案内容の検討に︑長期修繕計画を利用
※
引渡し
各種検査
工事請負契約
修繕・改修の
提案支援
24
工事監理報告
竣工図の作成
修繕・改修の
提案
アフターサービス
3
専任担当による
時間体制の
対応
年︶
1
修繕・改修の
ニーズ
ヶ月・
6
4
安全環境研修
の開催
1
2
設備追跡調査による
省エネ促進サポート
(ヶ月・
修繕・改修施工
研修への参加
病室ごとの分散配置
( 保守会社 )
竣工後のフォローアップ会議
合計 △23 億円
協力
会社
データ保管・
長期修繕
計画作成
図表09-3 ライフサイクルコスト低減対策
−
アフターサービス引継ぎ
・建物運用マニュアルの作成
・竣工後のフォローアップ会議の開催
・中長期保全計画書の作成
・竣工時・運用初期での各種設備の性能
検証及び運用実態に応じた省エネ助言
竣工時総合打合せ
運用の適切化の
フォロー
建物取扱説明
△109,900,000
工事
事務所
アフター
サービス
担当
建物運用
マニュアル
の作成
メンテナンスの
省力化
・低圧絶縁監視システムの採用
・電源別置型非常照明システムの採用
・誘導灯自動点検システムの採用
・自動火災報知設備自動点検システムの採用
施工会社
△569,320,000
管理清掃の省力化
工事
事務所
新築
担当
引渡し書類の
取り纏め
低 減 金 額( 円 )
施工品質
管理記録の
取り纏め
手 法
・建築のコンパクト化(防災センターと中央管理室の一体化など)
・正面車寄せの半屋内化
・超低汚染性外装用塗料の採用
・壁掛型衛生器具の採用
・床材立上げ幅木の採用
・ワックスフリー床材の採用
1
建物運用
マニュアル
の作成
項 目
2
諸官庁検査
C 管理清掃費の低減手法
「共連れ改修範囲」の抑制
「
・ 共連れ改修範囲」
とは、
ある改修工事を行う際、
「本来改修
する必要がない部分も改修しなくてはならなくなってしま
う範囲」
のことです。
・「共連れ改修範囲」が拡大する主な要因は、給水・排水等の
「設備シャフト」が改修範囲近傍になく、結果的に遠方から
延々と延長してくること等が挙げられます。
・本計画では、将来、
「機能改修」が行われる
と想定される場所の近傍に、細やかに「設
備シャフト」を配置する等、将来の変化を
見据えた施設計画を行い、
「共連れ改修範
囲」を最小化することで、改修修繕費を大
幅に抑制します。
また、共連れ改修発生に
よる医療機能の低下や中断を防ぐ計画と
図表09-5 設備シャフトの
します。
常設
支援
部門
引渡し
−
設計監理者
経年
アフターサービス
5
工事監理報告
・きめ細かな設備ゾーニング設定
・将来設備ルートの確保
・病室ごとに単独のルームエアコン設置
△135,900,000
建物取扱説明
・建築のコンパクト化
(病棟自然排煙化、外来1階集約によるESC取りやめ、
手術と中央材料を同一フロア化することによるEV取りやめなど)
・スケルトン・インフィルの明確化
・共連れ改修範囲の抑制
図表09-7 最適なリニューアルによるライフサイクルコスト低減
引渡し
竣工図の作成
△211,300,000
最適リニューアルの実施
2
社内検査
竣工時各種検査
設備計画の工夫
・超耐久性外装用塗料の採用
・ワックスフリー床材の採用
・長寿命MSE蓄電池の採用
建築主
加賀市統合
新病院様
設計監理者検査
建築計画の工夫
低 減 金 額( 円 )
スケルトン
長寿命、
高耐性な
材料・設備機器
手 法
竣工
ライフサイクルコストでの最適案の検討
図表09-6 リニューアルフロー
ライフサイクルコスト
低減
ライフ
標準建物
サイクル
リニューアル実施建物
コスト
受領
項 目
・引渡し後も継続的に地元協力会社に対して、施工会社が
主催する研修等に参加して貰い、安全・環境等の指導を
行います。
・教育により協力会社のレベルアップが図れ、
より万全な
メンテナンス体制を構築します。
1
インフィル
B 改修修繕費の低減手法
スケルトン・インフィルの明確化
・施設を、構造体や設備幹線ルー
1 改修・更新しやすい
乾式間仕切壁
ト等の「スケルトン」
と、間仕切り
2 改修・更新しやすい
設備配管・機器等
や設備機器等の「インフィル」に
3 長寿命の構造躯体
分けて捉えた設計を行い、改修
( 柱・梁・床等 )
4 ゆとりある
修繕の容易な計画とします。
設備幹線ルート
・「スケルトン」は、徹底的な長寿 図表09-4 スケルトン・インフィル
命化を図るとともに、寸法や荷
重にゆとりを持たせた設計を行います。
・「インフィル」は、乾式化・標準化を図り、改修修繕時の影響
範囲(
「共連れ改修範囲」
)を最小化します。
地元企業・技術者の指導計画について
発注者検査
BEMSによる
・熱源機器最適運転制御
エネルギーマネジメント ・電力ピークカット制御による契約電力の低減
「機能改修」しやすい仕組みづくり
1 スケルトン・インフィルの明確化
2 「共連れ改修範囲」
の抑制
△1,097,700,000
4
体
・建築のコンパクト化
・太陽光発電の採用
複層ガラスの採用
自然エネルギー利用・ ・気密サッシ、
・屋上緑化の採用
熱負荷低減
・井水利用
(雑用水、
消雪)
の採用
・クールピットの採用
・1F南側庇による熱負荷低減
解
低 減 金 額( 円 )
用
手 法
運
A 光熱水費の低減手法
項 目
サイクル
コスト
評価
リニューアル実施
・一般に、病院施設における
「改修修繕」は、材料・機器等の
寿命に起因する
「年限改修」
と、医療機能の向上のための
「機能改修」
に分類されます。
(図表09-2)
・本院のような急性期病院の場合、
療養型の病院と比べ、
「機
能改修」の頻度が圧倒的に高い傾向にあることから、
「機能
改修費」の効果的な削減がライフサイクルコストの低減に
大きく関係します。
・本計画では、
あらかじめ「機能改修」
しやすい仕組みづくり
を行うことで、
「改修修繕費」
を大幅に削減するとともに、運
用開始後の医療の中断等を生じない計画を行います。
リニューアル計画
・様々な手法を用いて、
ライフサイクルコストを約23億円/30年
低減します。
・引き渡し後、1年目・2年目の定期検査を行い、不具合箇所
を無償にて補修します。
・免震装置の定期点検・検査をサポートします。
・突発的な不具合等、病院機能に障害が発生した場合は、24
時間体制にて補修等の対応を行います。
・金沢に在住する専任担当者が連絡を受けてから約1時間
程度で現地に伺います。
用
将来の変化を見据えた施設計画による改修修繕費の低減
運
3大ライフサイクルコストをバランス良く低減する工夫
実施設計
図表09-2 本計画における「改修修繕費」の考え方
長期保全計画作成
b
「機能改修」しやすい施設づくりに
よるコスト削減
ライフサイクルコストを確実に低減するための万全のサポート体制の提供
1 保守会社と建物運用マニュアルを共同作成
5 長期修繕計画システムの活用による最適な設計案、
リニューアル計画案の提案
・保守会社のスタッフに開業前から建物・設備機器の運転方
策等を十分に指導します。
・最適な長期修繕計画に基づくリニューアルを実施するこ
とで、建物を最良の状態で永く利用することができ、
ライフ
・建物運用マニュアルの作成を保守会社と共に整備します。
サイクルコストの低減が図れます。
・それらにより、地元企業が保守会社に採用された場合でも
万全のサポートで竣工後のライフサイクルコストを確実に ・施工会社の持つ修繕実績・ノウハウをシステム化した長期
修繕計画システムにより、
建物の仕上や設備スペックから即
低減します。
座に最適な修繕
・
改修計画を提案可能です。
2 竣工後のフォローアップ
・設計段階からこのシステムを活用することにより、効率的な
・竣工後3回(1ヶ月・6ヶ月・1年)の会議を開催し、
省CO2運用管理
ライフサイクルコストの低減を可能にする最適な建築計画
を徹底可能な体制を構築します。
が可能です。
・竣工後も設備の追跡調査をし、
省エネの促進をサポートします。
運用段階
・遠方からの監視による長期サポートも可能です。
3 専任担当者による24時間体制のアフターサービスの実施
ライフ
建設・竣工
本計画では、施設の可変性・拡張性を十分に計画すると
ことで、これらの特徴を確実に捉えた効率的なライフサイ
クルコストの低減が可能な計画とします。
光熱
水費
34%
図表09-8 アフターサービスフロー
09
設備計画:快適性・信頼性を高め、ライフサイクルコストを低減する設備システムの提案
構造計画:高い居住性と更新性を有するロングスパン構造の提案
・患者さんに安全、安心、快適な療養環境を提供し、
スタッフが使いやすく効率を高められる医療環境を整備します。
・災害時、
メンテナンス時にも医療機能を止めない設備システムを構築します。
・省エネルギー、維持管理、更新性に配慮し、
ライフサイクルコストの低減を実現します。
超高効率変圧器の採用 絶縁監視システムの採用
上水 :北側給水本管より引込
変圧器二次側バイパス回路の設置・重要幹線二重化
※メンテナンス・更新時も医療継続可能
雑用水:井水、
RO生成余剰水、
空調ドレンを水源
受水槽+加圧給水ポンプ方式
給水設備
非常用発電・
直流電源設備
非常用ディーゼル発電機600kVA×2台
ポンプの分割設置による相互バックアップ
長寿命型MSE蓄電池採用
受水槽:緊急遮断弁付
(地震配慮)
太陽光発電設備
太陽光発電パネル設置
(定格10kW)
電灯・
コンセント設備
初期照度補正・昼光利用等の省エネ制御積極採用
共用部2線式等による遠隔・自動制御
北側排水本管
(整備予定)
に放流
電話通信設備
SIP方式交換機採用
(IP方式移行可能)
排水の種類に応じて排水処理
BGM設備
手術・周産エリアにローカルBGM設置
感染
:次亜塩素滅菌処理
利便性、
拡張性に優れたIPカメラシステム採用
RI
:減衰希釈+モニタリング
色の再現性に優れたDLPプロジェクタの採用
※手術野カメラのモニタリング等に配慮
ボイラ :希釈
ICカードリーダ、
テンキーによるセキュリティ区画の形成
融雪設備
新JISレベルⅣ外部雷保護システム採用
※側面雷からの保護を考慮
衛生器具
感染防止、
清掃性に配慮した器具
ガス設備
バルクタンク+気化装置
消火設備
法規に準拠した消火設備
スリーブ貫通可能範囲
医療用水
RO水生成供給
(製造装置は別途)
消雪設備
屋外駐車場:消雪設備
(散水方式)
本予備2回線受電
建物までの歩道:電気式融雪設備
ピーク電力100%のバックアップ発電機
13.8m
平均待ち時間40秒以内の良好な条件を満たす必要最低限のEV台数の設定
発電設備
EV全台:監視カメラ3台、
身障者対応
太陽光発電利用、
仮設電源車対応
乗用
15人乗 2基
15人乗 3基
外来
乗用
スタッフ
寝台用 15人乗 2基
スタッフ・救急
寝台用 24人乗 1基
スタッフ・配膳
人荷用 26人乗 1基
小荷物昇降機:受取側不在でも搬送可能な自動吐出型を採用
空調設備
熱源設備
ガス電気併用 外調機に冷温水供給
共用部 :ビル用マルチエアコン
(寒冷地/冷暖フリー)
空調設備
病室
:ルームエアコン
(寒冷地)
外気処理:外調機+排気ファン
中央待合:温水式床暖房
排煙設備
下層:機械排煙+自然排煙 上層:自然排煙
PSPC 梁の場合
天井
自由度が大きい
図表10-2 配管スペース比較
オイルタンク:通常運転5日分
電気設備
患者・見舞
十分な配管スペース
災害対応
統合接地システムによる誘導雷保護
救急用EV:かご寸法2m×3m フルオープン可能扉
配管スペース
ガス電気併用厨房、
ドライ対応、
HACCP配慮
衛星電話・衛星ネット回線・防災無線(配管)
非常用浄水装置を配備、
給水車対応
28m
通常時供給ライン
災害時供給ライン
× 災害時ライフライン途絶
図表10-5 基礎構造計画
高耐久・高品質を確保
・上部建物の主要構造部分のコンクリートは耐用年数100
年※の高耐久仕様とします。
13.8m
13.8m
非常時に7日分の排水をピットに貯留
二回線受電 受変電
×
非常用発電機
LPG ガス
バルクタンク(4 日分)
熱
布基礎
(ピット部)
非常用排水槽を設置
排水設備
備蓄油
(5 日分、
分割設置) 太陽光発電
仮設
電源車
地中梁(二重スラブ)
地盤改良
28m
雑用受水槽:4日分備蓄可能な容量
(ピーク電力の 100%容量、
分割設置)
布基礎
建築・設備ピット
非常時に雑用水を処理、
上水利用
給水設備
電力
商用
電力
基礎
種別
免震ピット
居住性に優れた鉄筋コンクリート造(RC造)を採用
・RC造とすることにより、床振動に対する高い居住性能を確
保し、患者さんへの負担をかけません。
・RC造の建物は全体の水平剛性が高いので強風時の不快
な揺れは生じません。
通信インフラ引込の2ルート化
通信設備
支持地盤レベル
=地盤改良底
※JASS5による。
(住宅品質確保促進法の劣化対策等級の最高級程度)
13.8m
PSPC構造
:2台分割による信頼性向上
-5
-10
-15
S 梁の場合
天井
梁せいが小さい
バンク切替、
複数台設置
厨房
重要負荷へSPD
(避雷器)
設置
輸送・搬送設備
N値
0 20 40 60
0
酸素、
吸引、
空気、
窒素、
笑気
医療ガス
現状地盤面
「標高5.5m」とする。
=設計GL
スリーブ貫通
24.8m
TV会議システム導入
(会議室・多目的ホール)
※他病院との情報交換・地域連携配慮
ICタグ乳児連れ去り防止システム導入
避雷設備
検査透析:pH中和処理
排水設備
ハンディナース・ドクターコール用PHSの導入
エリアの重要度に合わせたセキュリティレベルの設定
セキュリティ設備
:生物処理
24.8m
視聴覚設備
厨房
24.8m
監視カメラ設備
病棟:PCナースコール
(電子カルテ連動、
PHS連携)
ガスヒータ+自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
24.8m
ナースコール設備
ガス電気併用方式
給湯設備
13.8m
受変電・幹線設備
衛生設備
・建築基準法・同施行令に定められている設計用地震動 ・床用積載荷重は、1、2階の全室に500kg/㎡(一般的に
(大地震)に加えて、建設地で想定される長周期地震動
は300kg/㎡程度)を見込み、将来の医療の変化に対応可
(例えば南海トラフ地震)に対しても地震後の継続使用が
能な余裕のある荷重を採用します。
可能であるように設計します。
・地盤調査の結果から本敷地の地盤は良好なため、免震建 安全性に優れ合理的な基礎構造計画
物が共振し易い地震動の長周期成分は増幅され難く、建
・現状の地盤面-4.7〜-6.6m付近の砂礫層を支持層とする
物への影響は小さいと考えられます
直接基礎とします。
将来の医療の変化に対応できるロングスパン構造
・基礎底レベルが支持層に達しない部分は、深さに応じて
最適な地盤改良を実施します。
・病棟の振動、遮音性を考えると、鉄骨造よりもRC造の方が
・
建築および設備のピットを平面中央部に配置して、周辺部
剛性が高く優れています。そこで、ロングスパン部分をプ
の基礎深さを浅くすることで山留めを簡易にし、
工期を短
レストレスト鉄筋コンクリート造梁とすることで、居住性
縮、
施工時の安全性を確保します。
に優れたロングスパン構造としています。
・建築あるいは設備上、ピットが必要な部分はベタ基礎と
・各病棟翼は13.8m×24.8〜28mの無柱空間とします。
し、必要有効断面を確保します。他の部分は布基礎とする
・ロングスパンの梁には居住性にも優れたプレキャストプ
ことによって、構造躯体数量、掘削土量と環境負荷を大幅
レストレストコンクリート
(PSPC)構造を採用します。
に低減します。
・プレストレスト鉄筋コンクリート造梁の採用により、梁せ
いを小さくすることが可能となり、天井との間に十分な配
紡ぎのモール
病院棟
管スペースを確保することで更新性にも優れた建物とし
ます。
8m
電気設備
将来の医療の変化に対応した積載荷重の設定
長周期地震に対する検討および対策
×
×
×
無停電電源
(UPS)
×
×
×
2 ルート引込
×
一般・
重要電力 通信・
情報機器
最重要
電力
上水受水槽
(分割設置、緊急遮断弁)
×
飲用水
空調
通信
通信会社
衛星電話
衛星回線
防災無線
(ケーブルルート
確保)
給水車
非常用
浄水装置
給湯
供給電源
病院
便所
洗浄水
下水
×
雑用水 処理
× 汚水
受水槽
雑排水 (4 日分)
排水貯留槽(7 日分)
図表10-1 災害時自立運営を支える設備システム
×
上水
市水
雑用水
井水
図表10-3 病棟階伏図
PSPC構造
S造
重量衝撃音に対する遮音性能
○
△
揺れに対する居住性
○
△
更新性
○
○
総合
◎
△
図表10-4 ロングスパン構造のPSPC構造とS造の比較
凡例
弾性すべり支承
天然ゴム系積層ゴム
図表10-6 免震計画図
鉛プラグ入り積層ゴム
オイルダンパー
※実施設計において詳細な検討を行い
最適な免震配置を計画します。
10
サイン・アート・インテリア・ユニバーサルデザイン計画:
医療サービスの質を高める、患者さんに「安心感」と「癒し」を与える空間デザイン
病院におけるサイン・アート・インテリアデザイン計画で
大切なことは、患者さんに「安心感」や「癒し」といっ
た心理面での治癒効果を与え、早期離床・早期回復を促
すことと、わかりやすい空間構成や動線計画に加え、ウェ
イファインディング等、空間構成や動線の場所、さらには、
知りたい情報を瞬時に認識することができる空間デザイン
を行うことと考えます。特に後者は、患者さんの利便性を
高めるだけでなく、医療の迅速化や効率化に役立つなど、
スタッフの方々の日々の活動を支援することにつながりま
す。私どもは、
「ユニバーサルデザインの7原則」を基本
に計画を行い、すべての人達が安心・安全・快適に利用
できる新病院を実現します。
わかりやすい空間デザイン
・主要な外来・患者動線は直交する動線とし、斜めの動線を
つくらないことで分かりやすく迷わない空間とします。
・廊下動線をオープンエンドとする事で、
自分の現在地や方
角を見失いにくい計画とします。
・サイン・アート・インテリアでは、
色彩・素材・ピクト等を適切
に組み合わせ、空間構成や動線の位置などを施設利用者
に瞬時に理解させる計画を心掛けます。
これにより、
日常的
な利便性や安全性を高めます。
・サインは、国際標準ピクトを使用するとともに、場合によっ
ては、
中国語・韓国語等を併記し、
外国の方々が施設を利用
される際にも、
不自由なく利用できる計画を行います。
・子供から高齢者まで、すべての人々がそれぞれの目線で見
やすいサインの高さとします。特に高齢者に配慮して、床サ
インなどを積極的に計画します。
1
直感的に空間を
認識できるアート
目的地が認識
しやすいサイン
健常者可視範囲
車椅子利用者可視範囲
2.0m
「安心感」
と
「癒し」
将来対応計画:建物内外ともに拡張性の高い病院
わかりやすい空間構成と動線計画
③色彩
①アート
②植栽
④サイン
①アート:アートを施すことによる
心安らぐ環境づくり
②植栽 :エントランスロビーや
待合等に植栽を配置
③色彩 :直感的に目的地を
認識しやすい計画
④サイン:大きくわかりやすい
サインを配置
3「安心感」
と「癒し」を与える雰囲気づくり
・心理的に不安を抱いて来院する患者さんやご家族の心情
に配慮して、
暖かく迎え入れる雰囲気を大切にした色彩計画
とします。
・アートと一体となったサイン計画によるわかりやすく楽しい
診療空間や圧迫感や恐怖感を与える画像診断などの大型
検査機器室での壁や天井のデザインへの配慮など、
「患者さ
んの気持ちを和らげるさまざまな設計の工夫」
を行います。
図表11-5 アート一体型サインの実例
将来の全面建て替えスペースの確保
・建物西側に来院用
駐車場としてまとま
ったスペースを確保
増築スペース
A
し、将来の全面建て
替えにも対応可能と
B
全面
新病院
します。
また、建て替
C
建て替え
え工 事 時 の 工 事 車
スペース
増築スペース
両は、東出入口から
北
敷地内に入り八日市
川沿いの構内通路
を使用することで、 図表11-9 拡張範囲図
外来車両動線と交錯しない安全な病院運営を継続するこ
とが可能です。
1
病院建物周囲の増築スペース
・主要部門の将来的拡張に対応する為、
各部門の隣接する外
構を植栽帯とし、
将来的な増築スペースとして確保します。
将
来増築後においても、
駐車台数、
「加賀の丘」
などに影響はあ
りません。
・拡張スペース方向にオープンエンドの廊下を配置している
ため、廊下を延伸する形で容易に拡張平面を計画すること
が可能です。
・建物北側 A は、
1階:放射線部門、
2階:手術室と多目的ルーム
(高濃度ビタミンC点滴療法スペース)
の拡張、
東側 B は、
エ
C
ネルギー部門の拡張、
南東側 は、
1階:外来部門、
2階:オー
プンスタッフラウンジを拡張し、
元のラウンジ部分への外来
化学療法の拡張など、
用途に応じた適切な拡張が可能です。
器材室
4「加賀らしさ」
をもつ空間づくり
意見交換の様子
OR-1
(BCR)
9×9
OR-3
6.8×7
OR-2
7×9
機材
スペース
機材
スペース
診察
待合
OR-4
6.8×7
手洗
前室
診察
手洗
手術ホール
A 2階拡張例
操作
操作
X-TV
一般撮影
前室
CPU
アンギオ
待合
PET-CT
時間外
剖検 霊安
図表11-3 医療看護支援ピクトグラム
右上肢処置禁止
保管 汚染
更衣
洗浄
マンモ 回復 洗浄
専用
前室
エリア
骨密度 処置 診察 受付
気管支内視鏡
下部内視鏡
下部内視鏡
図表11-4 ピクトパネルの例
図表11-8 ユニバーサルデザインワークショップの内容
ご遺体
下部内視鏡
ガンマ
カメラ
EWSL
上部 上部
内視鏡 内視鏡
一般撮影
更衣
更衣 前室
MRI
個室
待合
受付
WC
相談
更衣
診察
更衣
図表11-10 拡張例
相談
個室 更衣
診察
追加
ベッド
スペース
図書室
SS
オープン
スタッフ
ラウンジ
化学療法室
医局
56人
テラス
図表11-12 2階屋上を利用した拡張例
建物内部のスペースを有効利用した拡張・更新
・病棟ユニットは13.8m×24.8m〜28mのロングスパン・無柱
空間のため、
病院機能の改変が必要になった時に様々な用
途に容易に変更可能です。
(05ページ参照)
・本計画は容積対象面積25,700㎡、
85.6㎡/床と比較的余裕の
ある面積構成のため、
変更に対して柔軟に対応可能です。
・透析室は40床とし、最大50床まで対応可能なように予めゆ
とりのあるスペースを確保します。
(図表11-12参照)
・拡張スペースとして、MRI室に隣接してスタッフスペースを
配置することで、
MRIの増設や入れ換えが容易な計画としま
す。
(図表11-13参照)
・読影・カンファを一般撮影室、X-TV室の機器更新時の入れ
換えスペースとして利用することで、
稼働を妨げないスムー
ズな更新が可能となります。
(図表11-14参照)
・管理部門のサーバー室まわりに融通の利きやすい用途の
室を配置することで、
サーバー室の拡張が行いやすい計画
とします。
また、
サーバー室と同規模の器材庫を隣接させる
ことで入れ換えスペースとして利用でき、
サーバーを止めず
にスムーズに切り替え可能です。
(図表11-15・16参照)
更衣
更衣
前室
更衣
更衣
前室
MRI
スタッフ
スペース
MRI
MRI
CPU
前室
MRI
CPU
CPU
CPU
CPU
CPU
増設
図表11-13 運用を止めないMRI増設・更新
機械室
CT
更衣 前室
更衣
EWSL
一般撮影
スタッフ
スペース
(MRI拡張スペース)
MRI
CPU CPU
X-TV
前室 WC WC
X-TV
WC
看護部長
診察
テラス
副院長室
化学療法室
カンファ
WC
更衣
操作
事業
管理者
会議室 会議室 会議室 会議室
展望デッキ
スタッフ
スペース
(MRI拡張スペース)
図書室
臨床
研修室
待合 受付 準備
個室
透析室
WC
SS
SS
WC
B 1階拡張例
準備
個室
洗浄
診察 WC
WC
植栽
オープンスタッフラウンジを
拡張部分へ
個室
更衣 更衣
更衣室(女)
312人
透析機械室
受付 倉庫 リネン
廃棄物
食堂
風除室
A 1階拡張例
個室
透析液倉庫
サーバー室
透析液処理室
データメンテ室
ラウンジ
スタッフ
スペース
(MRI拡張スペース)
機械室
C 2階拡張例
ポータブルトイレ
見送り
スペース
待合
器材
診察
待合
オープン
副院長室 スタッフ
ラウンジ
事務長
院長室
室
ピクトパネル
EV
更衣
更衣
廃棄 貯蔵
物庫 庫
WC
器具庫
コンビニ
稼働中
B 2階拡張例
検査
授乳室
&WC
テラス・オープンスタッフ
ラウンジを化学療法へ
:拡張部分
処置
スタッフスペース
実寸モデルによる検証
機械室
操作
サインの検証
OR
アンギオ
ハイブリッド
多目的ルーム
洗浄スペース
ヘッドアップ制限
操作室
OR
1.6m
食事禁止
吹抜
2
図表11-6 圧迫感・恐怖感を緩和する壁・
天井デザインの実例
・赤瓦や九谷焼など、地元の工芸
品をモチーフとしたデザインを
1m
0.7m
アート・サイン・インテリアに取り
込むことで、他にない「加賀らし
0m
い」空間をつくります。それによ
点字サイン・触地図設置範囲
赤瓦風 九谷焼モチーフ
り、地域に根ざした加賀市の病
外壁
のサイン
院というイメージをつくり、訪れ 図表11-7 地元の工芸品を
図表11-1 わかりやすいサイン計画の例
図表11-2 サイン高さ
る人々に安心感を与えます。
モチーフにしたデザイン
2 急性期医療を支援する「医療看護支援ピクトグラム」
・地元の作家を中心としたアートを採用することで、地域の
・今後、入院患者さんの高齢化が進むとともに、在院日数の
人々が愛着を持てる病院づくりを行います。
短縮化により患者さんの入れ替え頻度が高くなることから、 ・特に若手アーティストの活動機会を広げることで、地元の
入院患者さんの状態をベッドサイドにわかりやすく表示す
アート・工芸の活性化につながります。
る、当グループ独自開発のサインシステムを採用すること
5「ユニバーサルデザインワークショップ」
の開催
で、看護師が患者さんの情報を把握しやすくなると共に、家
某県庁舎の設計において、
障がい者の方々
(車椅
族など周囲にいる人々の見守りや声掛けを促し、安全な入 ・私どもは、
子使用者、視覚障がい者、聴覚障がい者)
をはじめ、学識経
院環境をつくることが可能です。本計画でも、
これらノウハ
験者、
福祉・医療関係者、
リハビリ工学専門家らとともに、
約
ウを活かした発展形を提案します。
2年にわたる
「ユニバーサルデザインワークショップ」に取
り組んだ経験を持っています。本計画においても、
これらの
経験や知識を活かすとともに、同様のワークショップを開
「医療看護支援ピクトグラム」
催することで、
当事者の方々の意見を計画に反映します。
建物内部の増築スペース
屋上テラスを内部化することによる拡張
・2階南側の展望ラウンジやテラスを屋内化することで、
透析
室や外来化学療法室など、収益が見込める部門を拡張す
ることが可能です。
3
授乳室
&WC
稼働中
CT
アンギオ
アンギオ
待合
外来を
拡張
C 1階拡張例
:改修部分
WC
WC
理髪店
一般撮影
WC
読影
カンファ CPU 前室 前室 CPU 受付 一般撮影
X-TV
WC
市民開放
研修室
サーバー室
ボラン サーバー室
ティア
室
器具庫
コンビニ
読影
カンファ
X-TV
器材
図表11-14 運用を止めない放射線増設・更新
診察
処置
CT
WC
WC
X-TV
増設
サーバー室
融通の利きやすい
部屋を隣接
データメンテ
室
図表11-15 サーバー室・
拡張控室エリア
ボラン
ティア
室
器具庫
入れ換えスペース
として利用
コンビニ
データメンテ
図表11-16 運用を止めないサーバー室
の更新
11
全体工程表:設計事務所と施工会社のノウハウを結集し効率的な工程・工期で最高品質確保を実現
1
2
3
提案
スケジュール
契約
4
2013年
6
7
5
8
9
10
11
12
基本設計(6.0ヶ月)
運営方針
加賀市統合
新病院
2
3
4
5
2014年
6
7
新築着工
医療機器プロット図・設置場所の調整
医療機器入札準備
造成工事・準備工事
地盤改良工事
ユースポイント打合せ:
図面を用いた部門平面、医療機器レイアウト、
医療系・情報系コンセント等の確認打合せ
構造計算
各部門平面の確認
機器プロットの確認
運用フロー作成
12
1
2
積雪期間
3
4
5
2015年
6
7
8
9
10
市民説明会
機器選定時期(想定)
1
掘削・地業工事
4 7 基礎・免震層・1階床躯体工事
情報系電源・ユースポイントとりまとめ
6
教育・リハーサル
2「iPad」を利用した施工管理システム
6 省力化工法の採用:バルコニーのハーフPC化
3
PSPC梁の採用
6 地上躯体工事
内外部仕上工事
設備工事
生産設計早期着手
医療機器プロット図・設置場所の調整
5
検査
免震層腰壁のサイトPC化
4
公園先行工事
2016年
3
4
開院
2
移転
契約・調達
6 省力化工法の採用:鉄筋の地組化
5
5 生産設計業務
(施工図等)の早期着手
現場説明会 事前調整・開設許可支援
端末設置場所の確認
サーバ室仕様確認
11
12
引渡し
開設準備(4.0ヶ月)
6 省力化工法の採用 :全面オープンカット工法
1 モデルルーム作成
大臣認定
確認申請
ユースポイント調整打合せ
1 合意形成期間の最大化
継続使用の可否を加えた
既存医療機器等のリスト化
性能評定
調整の確認
ユースポイント打合せ①②③④
各種業務
支援
11
移転計画
遊歩道先行工事
行政確認支援
10
新築工事(17.0ヶ月)
4 基本設計から施工までBIMを採用
要望の確認等
9
(厨房など)
3 整形な建物形状の計画
設計・申請
新築工事
8
実施設計(9.0ヶ月)
運営業務と設計調整
既存医療機器等のリスト化
1
外構工事
2 迅速な設計変更対応
病院開設・各種申請協力(ヒアリング・事前調整・書類作成支援等)
実勢価格・同等機器の情報提供、
入札仕様書の作成支援
端末配置確定
機器選定時期(想定)
案内表示システムの確定
竣工見学会
移転計画作成
(機器備品・患者搬送等)
引越支援
教育・リハーサル支援
情報系施工内容確認・調整
図表12-1 全体工程表
総合力による効率的な計画の進行
加賀市統合新病院
①
PM:設計管理技術者
施工業務
設計業務 ②
設計事務所
施工会社設計部門
③
施工会社
監理業務
設計事務所
④
専門サポート体制(施工会社)
医療福祉推進部門
生産技術部門
情報エンジニアリグ部門
技術研究所
etc
①窓口一本化による迅速な対応
②全行程における協働体チーム連携による設計施工
③透明性のある第三者監理での品質確保
④全社を上げてのバックアップ体制
図表12-2 体制表
円滑で効率的な開業準備をサポート
・大規模病院に精通した施工会社の専
門チームが、
ご要望に応じて開業準備
をサポートします。重複工事等の不具
合を解消するだけでなく、病院職員の
手間や調達業務の軽減など、業務の
効率化に寄与します。
医療機器等調査
→既存調査・リスト化、プロット図作成、入札仕様書作成支援等
機器設定時期
調達・申請等
→医療機器等調達支援、申請書類作成支援、情報系工事調整等
移転・引越
→機器移設、患者搬送、教育支援、
リハーサル支援等
開院
(要求水準項目以外はオプション提案)
図表12-3 サポートフロー図
医療情報システムに関するご支援
効率的な計画推進のための工夫
地域性と品質確保に配慮した工程効率化の工夫
・当グループでは、病院運営の中枢とな 1 合意形成期間の最大化
1 モデルルームの早期施工
3 寒冷地に打設するコンクリートの管理強化
る医療情報システムに関するご支援を
3階の躯体は冬
速やかに
(2014年7月)
必要なモ ・2、
・設計期間を十分に確保し、
病院とのき ・着工後、
積極的に行います。
季が打設時期と
デルルームを作成し、
仕様の決定や合意
め細かな協議・調整を行います。
・他グループには無い、医療情報シス
適宜養
形成が完了するまで(2015年5月予定) なるため、
テム専門部門が、医療情報システム 2 迅速な設計変更対応
生上屋を設置す
敷地内に設置します。
導入に関する豊富な経験と、病院建 ・医療機器の変更など、
設計変更が多い
る等管理方法を
・モデルルームにはベッドなどの什器備
築のノウハウを活かし、施工のご支援
大規模病院の特徴をふまえ、
変更要望
強化し品質を向
品や設備機器を設置し、医師、看護師
図表12-8 養生上屋の例
を行います。
上させます。
に対して即座に全体計画への影響を
など施設関係者による使い勝手の検証
・医療情報技師有資格者をシステムエ
やデザインの確認を行うことにより、仕 ・養生上屋はコンクリート打設範囲を水
検討し、
最適解を提示します。
ンジニアとして配置します。
平・垂直にシートで区画することにより
様の決定や合意形成を円滑に行う事
3 整形な建物形状の計画
気積量を減少させ、加熱機器をバランス
ができます。
主なご支援の内容
・外壁ラインを整えることで、
仮設・外壁
良く配置し、
送風ファンによって周囲の温
・運営フローの作成、設計へのフィードバック
工事を単純化し、
工期を短縮します。
度を均一かつ適正な温度に管理します。
・端末配置場所と情報コンセントの調整
4 基本設計から施工までBIM※1を採用
4 可視化によるコンクリートの充填性の向上
・ラック、ハブボックスの配置検討、工事監理支援
・
建築+構造+設備の3次元統合図によ
・コンクリート打設計画時にコンクリー
・サーバ室の電気・空調検討、工事監理支援
トの充填性が危惧される場所を重点管
る
「見える化」により、迅速な意思決定
・案内表示ディスプレイの設置場所検討、工事監理支援
理箇所とし、
その箇所に透明プラスチッ
他
を容易にし、
工期を短縮します。
図表12-5
図表12-6
ク型枠の採用や型枠へのマーキングを
※1 Building Information Modeling
<オプション>
スタッフステーション
病室レイアウト
3次元立体モデルを活用した建築設計方式
行って充填箇所の識別化を図り、密実
・新旧病院間の仮設ネットワーク構築
2 「iPad」を利用した施工管理システム
5 生産設計業務
なコンクリートを構築します。
(施工図等)
の早期着手
・開院リハーサル支援
・タブレット端末「iPad」を利用した施
・医療情報システム導入支援
・施工図の検討時間を十分に確保す
工会社独自の「配筋、仕上、設備検査
ることで、不具合の未然防止と手戻り システム」を利用し、検査記録と工事
の無い効率的な施工を実現します。
写真を連携させた一元管理をするこ
竣工年月
場所
内容
とで、
検査漏れや工事写真の撮影漏
6 省力化工法の採用
図表12-9 透明プラスチック 図表12-10 マーキングの例
平成26年 2月(予定)
福岡県
556床(一般・療養)
れが防止できます。
型枠の使用例
・様々な省力化工法
(図表12-1参照)
によ
・現場職員全員が「iPad」
を携帯し、効率
平成25年10月(予定)
山口県
291床(精神)
5 配管色別表示による配管誤接続防止
り工期を短縮します。
的で確実な検査と管理を行います。
平成25年 8月(予定)
熊本県
174床(一般)
7 クローラークレーンの使用
・医療ガス配管を
平成25年 5月(予定)
兵庫県
304床(療養)
着色熱収縮性チ
・揚重機にタワークレーンではなく、
ク
平成24年10月
熊本県
179床(一般・療養)
ューブ銅管で色
iPadにて検査
ローラークレーンを選定し資材を建物
結果を記録
平成24年 8月
山口県
− (精神)
別表示をすること
し、簡単に記
外部から揚重するこ
とで、
建物内部に
平成24年 7月
福岡県
156床(一般)
により、
改修工事
録表を出力す
ることが可能
クレーンの駄目穴開口
(後施工の床)
時の誤接続の防 図表12-11 医療ガス配管
検査記録表
図表12-4 医療情報システムに関する
図表12-7 iPadによる施工管理システム
止やメンテナンスの向上が図れます。
等が不要となり、
工期を短縮します。
直近の主な導入実績
6
磁鉄筋の着磁部位を検出する「マグトレーサー」
・病院で使用する
磁気の影響を受
けやすい電子機
器への対策とし
て、施 工 時 の 電
気溶接で磁気を
帯びた鉄筋・鉄
骨の着磁部位を 図表12-12 マグトレーサー
容易に検出できる「マグトレーサー」
の利用を提案します。
・施工会社開発の「マグトレーサー」は、
軽量の検出器を床や壁面に沿って移
動させるだけで着磁部位を簡易に検
出でき、脱磁処理の必要性を確実に
発見できます。
7 免震工事の品質管理
・免震装置工事は工場製作時の品質
チェックとともに免震装置下部の高
流動コンクリート打設や免震装置の
設置・養生など、現場での施工品質チ
ェックが重要な管理項目となります。
・施工会社の豊富な施工実績から蓄積
した施工ノウハウを最大限に活かし、
本社支援部門もサポートしながら入念
な管理計画を立案し、品質チェックリ
ストを活用して高品質確保に努めます。
図表12-13
透明プレートを使用した
免震装置下部の試験施工
図表12-14
高流動コンクリート
打設状況
12
施工計画 1
現場環境等の条件
施工計画上のポイント
・敷地西側には住宅地が広がっており、
北側には店舗・駅、
南東側には八日市川・水田があります。
・住宅地・店舗等への騒音・振動・粉塵、
川・水田への粉塵を最小限にとどめます。
・敷地北側の292号線は交通量が多い幹線道路です。
・工事車両による周辺道路への影響を最小限にとどめ、
交通災害を防止し、
安全を確保します。
・冬場は雨、
雪、
雷が多く、
北西からの季節風が強い場所です。
・悪天候による災害が起きないよう、
安全対策を徹底します。
・現在、
敷地内に作見南交差点から南側の水田へ通過する農道があります。
・工事期間中も作見南交差点から南側の水田へ通過する農道を確保します。
1「農道」の確保と「遊歩道、提供公園」先行工事による近隣への配慮
2
周辺地域への負担を最小限にするための、工事車両運行計画
・工事車両の通行は、150号線の動橋南交差点を左折し、計画地に至る図表
13-11のルートとし、決められたルート以外への工事車両の進入を禁止しま
・工事期間中も作見南交差点から敷地南側の水田へ通過できる農道を確保し、
す。(147号線を通るルートは、道が狭く住宅が多いため、
このルートを避け
近隣の農家の方々に利用して頂きます。
る計画としています。)
・下図のとおり、
ゲート付近に誘導員が常駐し、
農道を通る一般車と工事車両が
・すべての工事車両運転手には、あらかじめ建設地周辺の危険要因や注意
接触事故を起こさないよう、
一般車の進入・退場を優先誘導します。
点・搬入経路・運行ルールを地図や写真でわかりやすく具体的に説明した
遊歩道、提供公園の先行工事
『運行ルートマップ』(図表13-11)を発行し、教育を行います。
・下図の範囲の遊歩道、
提供公園の工事を先行で施工し、
早期に供用(2014年
・携帯電話とwebサーバーを活用した当社独自の「搬入車両管理
10月〜)することで、
近隣住民の方々が利用できるよう配慮します。
システム」を採用し、各車両の搬入時間を予約にて受付すること
で時間調整を行います。
このため、各車両がジャストタイムにて
農道
提供公園
入場することとなり、周辺道路での待機車両が発生しません。 図表13-4
2014年
農道の確保
5
新病院
6
7
新築着工
8
9
N
公園先行工事
遊歩道
図表13-1 先行工事範囲図
図表13-2 工程表抜粋
農道を通る一般車と工事車両が
接触事故を起こさないよう
一般車の進入・退場を優先誘導します。
左折進入・左折退場
2号線
県道29
誘導員
回転灯
工事エリアと区分
するための仮囲
公園
(1500㎡)
車両退避スペース
ウェブカメラを設置し
工事事務所からゲート前の
状況を常時監視します。
工事期間中
農道を確保します。
ゲート
先行工事エリア
(提供公園)
タイヤ洗浄機
職員用駐車場 30台
誘導員
工事車両横断時
誘導員が誘導
ゲート
凡例
工事車両
仮囲 H=1.8m
メッシュシート
一般車両
回転灯
ウェブカメラ
水田
図表13-3 東側ゲート周辺詳細図
3
147
白山台
・敷地北面、西面には高さ2.0mの安
全鋼板、南面、東面には高さ1.8m
のメッシュシートの仮囲を設置しま
す。地球環境・周辺環境に配慮し、
仮設工事事務所・作業員詰所・仮囲
の緑化に取り組みます。
・仮囲にはインフォメーションコーナ
ーを設け、
プロジェクトの概要や週
間の作業工程、工事の進捗情報な
どの情報を開示し、工事への理解
を深めていただくコミュニケーショ
ンの場として活用します。
・工事車両出入口(2ヶ所)付近には
誘導員が各1名常駐し、歩行者優
先で誘導を行います。また、生コン
打設など搬出入が多い日は、誘導
員を増員します。さらに、工事事務
所から常時周囲を監視できるウェ
ブカメラ、工事車両の接近を知ら
せる回転灯等の安全対策設備を
設置します。
安全鋼板2.0m
仮囲緑化
メッシュシート1.8m+養生ネット1.8m
店舗
・建物全面に外部足場(枠組足場+
メッシュシート)を設置して、敷地外
への飛散養生を行うとともに、工事
作業員の視線を遮り、近隣住民の
プライバシーに関する不安を低減
します。
七日市町
292
加茂町
1
動橋南
交差点
加賀温泉駅
東口交差点
計画敷地
小菅波町
交差点
②現場工事ゲート前
8
津波倉町
桑原町
西島町
147
七日市町
南郷小
③現場工事ゲート前
N
150
住宅が少ない
若葉台
中代町
8
山代温泉
住宅街で道が狭い
農道
図表13-11 工事車両 運行ルートマップ
工事車両の
搬入経路
凡例
(C)2013 ZENRIN CO.,LTD. (Z09KA第039号)
④小菅波町交差点
新病院
水田
図表13-5 仮囲範囲図
3 誘導員、
ウェブカメラ、
回転灯
店舗
N
東側
工事ゲート
加賀温泉駅
歩行者と一般車両優先
3
7
3 誘導員、
ウェブカメラ、
回転灯
※信号が赤の際に工事車両
を退場させます。
(警察署との協議によります)
インフォメーションコーナー
騒音・振動表示板
左折進入・左折退場
騒音・振動表示板
インフォメーション
コーナー
万能塀(クリアタイプ)
視認性を上げ交通災害
の防止を図ります。
誘導員
ウェブカメラ
回転灯
タイヤ洗浄機
8
7
鉄筋工事中
周囲鉄板敷
バックホウ
捨CON打設
図表13-7
図表13-8
仮囲インフォメーション
仮囲の緑化
8
掘削中
太陽光パネル
仮設事務所
ポンプ車
生CON車
残土
(粉塵防止剤散布)
八日市川
図表13-9
ウェブカメラ
(設置例)
図表13-10
太陽光パネル(設置例)
3
メッシュシート
H=1.8m
8 L=100m
メッシュシート1.8m+養生ネット1.8m
(水田、用水路への粉塵対策)
N
50tラフター
住宅地
3 安全鋼板H=2m
メッシュシート
H=1.8m 3
50tラフター
詰所
3
1 農道確保
50tラフター
店舗
3 仮囲緑化
店舗
1 公園先行工事
法面シート養生
1
図表13-6 西側ゲート周辺詳細図
8 仮囲緑化
pH中和装置
西側
工事ゲート
冬の
季節
風
2
6
8 タイヤ洗浄機
・工事エリアおよび周辺の定期的な
一斉清掃を実施します。
・仮設事務所の屋根には太陽光発電
パネルを設置し、工事事務所の照
明にLED照明を採用することで、照
明エネルギーを削減します。
動橋町
150
3 2
4
39
145
作見町
加賀温泉駅
①動橋南交差点
動橋駅
八日市町
39
小菅波町
車が少ない
山田町
周辺環境に配慮したプロジェクトのイメージアップへの取組みと第三者災害
の防止対策
メッシュシート1.8m
住宅街
万能塀(クリアタイプ)
視認性を上げ交通災害の防止を
図ります。
東山田
車両誘導システム
10
遊歩道先行工事
非常に車が多い交差点
水田
1 遊歩道先行工事
図表13-12 土工事~基礎工事(2014年7月〜2014年10月)
13
施工計画 2
4
気象状況を監視し、
警報を発報する
「気象地震監視警報システム」
の採用
6
八日市川・水田・井戸水の水質汚濁の防止
9
排水管理・調査の実行
最新気象情報の入手
・情報の入手先
この地域の限定した気象予報を工事事務所のパソコンで登録し入手します。
・一日の作業開始前には気象情報の概況を把握します。
「大気が不安定」
「雷雨」
とのコメントや「大雨」
「雷」
「洪水」注意報が出てい
る場合は、作業内容に応じて、気象情報を監視する担当者を選任し、作業中
もきめ細かく情報を入手するように努めます。
現場への警報・注意の艦起
・悪天候、
天候の急変が予想された時点で現場に設置したパトライト及び館内放送に
て作業員へ連絡し、
対応を指示します。
下水排管へ接続
・工事中に発生する排水はpHを測定
管理し、
必要に応じて排水中和処理を
行い放流水の水質を維持管理します。
pH中和装置
(放流水の水質管理)
工事排水
新病院
汚染防止の施工計画
・綿密な施工計画により、セメントや
ベントナイトなどの使用で土壌や地
下水を汚染することがないよう徹底 図表14-4 工事排水計画図
します。
7 住宅地・店舗等への騒音・振動対策
・
「労働安全衛生マネジメントシステム」の適切な実施、運用によって労働災害だけ
でなく第三者災害や公衆災害の絶滅を期し、当社の全現場で安全衛生水準を更
に向上させることを目指しています。
N
図表14-5
排水中和処理装置
防振ゴムの使用(北側ドラッグストアへの振動対策)
・取り決めた内容が速やかに実施できるように当社職員、関係作業員に教育
し、周知徹底します。緊急時対応用資機材(風散防止ネット、土嚢等)
を準備
しておきます。
モバイル放送
気象庁
専用回線
気象業務
支援センター
放送センター
地上デジタル(ワンセグ)
工事事務所
パトライト 非常ベル
専用回線
放送設備
モバイル放送
受信端末
(携帯電話)
スピーカー
協力会社事務所
ブザー付きパトライト
ブザー付きパトライト
仮設EV
自動停止
図表14-1 気象地震監視警報システム
・作業責任者
・気象監視者
・連絡班
・工作班
・救護班
・避難誘導班
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
図表14-2 対応体制の例
・躯体工事期間中クローラークレーン2基、50tラフターク
レーン数台による揚重作業を行う計画としており、各ク
レーンのブームまたはジブにレーザー装置を取り付け、
作業輻輳時のクレーンブーム等の衝突防止を図り、揚重
作業の安全性を向上させます。
・レーザー装置により、ほかのクレーンブームや吊荷等の
接近をクレーンオペレーターに警告するレーザーバリア
を採用し、
クレーンの衝突を未然に防止します。
・オペレータは、無線を携帯し、オペレータ同士無線連絡
を取り合えるようにします。
ジブ
ブーム
レーザー装置
工事事務所
中央安全衛生委員会
安全衛生協議会
安全衛生管理項目
統括安全衛生責任者
●安全衛生目標の設定
統括安全衛生管理者
労働安全衛生
マネジメントシステム
専門委員会
衛生委員会
全店安全担当者会議
マネジメントレビュー
(会議)
OHS管理責任者
(安全環境部長・総務部長他)
OHS監査員
坑内粉じん対策委員会
●安全衛生管理計画の立案
元方安全衛生管理者
●労働基準監督署への対応
安全衛生管理者
●安全衛生協議会の開催
●安全衛生教育
安全衛生担当者
●現場安全衛生巡視
●現場安全衛生施設の点検
協力会社
●現場周辺環境の整備
店社安全衛生管理者
●現場安全衛生統計の集計
職方安全衛生責任者
図表14-7
騒音・振動表示板
店舗
10
教育・訓練の実施、技術者の指導計画
・安全衛生研修・行事に社員を参加させ、教育・訓練を行いま
す。現場作業員については、定期的(1回/月)に現場事務所を
会場に安全教育を行うことでヒューマンエラーによる事故
のリスク低減につとめます。
図表14-8
測定イメージ
騒音・振動表示板
店舗(ドラッグストア)
新病院
●現場安全衛生功労者表彰
図表14-13 労働安全衛生マネジメントシステム
図表14-6
低騒音マークの表示
図表14-14
社員安全衛生教育風景
・協力会社(地元企業含む)・技術者に施工指導、勉強会を行
い、引渡し後の保守会社のアフターサービス体制を整えま
す。(09ページ参照)
防振ゴム
(クローラークレーン
移動範囲)
図表14-15
作業員等安全衛生教育風景
3 誘導員、
ウェブカメラ、
回転灯
店舗
N
東側
工事ゲート
加賀温泉駅
図表14-9 防振ゴム、騒音・振動表示板設置位置
3
7
3 誘導員、
ウェブカメラ、
回転灯
住宅地・店舗・八日市川・水田への粉塵対策
土埃を抑える粉塵防止剤の使用
・現場内の工事車両通行路、残土置場に環境に優しい
植物原料の浸透性粉塵防止剤(フライネットR)
を塗布
します。重機・車両等通行時の粉塵発生を防止します。
仮囲の嵩上げ
・南東の水田側で、計画建物に近接しているエリアの
敷地境界際(図表13-5参照)には、粉塵対策として高
さ1.8mのメッシュシートの上部に高さ1.8mの養生ネ
ットを付加し、合計高さ3.6mの仮囲を設置します。(※
作業場所と仮囲の距離が離れている部分は、風で粉
塵が舞上がり、あまり効果がないため、対象範囲は状
況をみながら判断します。)
周辺道路を汚さないタイヤ洗浄機の設置
風
工事エリア
養生
ネット
(細目)
2
8 仮囲緑化
公園
メッシュ
シート
(細目)
水田
50tラフター
1
店舗
メッシュシート
H=1.8m 3
3 仮囲緑化
図表14-10
仮囲の嵩上げイメージ
仮設通路
(砕石敷き)
店舗
詰所
3
8 L=100m
メッシュシート1.8m+養生ネット1.8m
(水田、用水路への粉塵対策)
太陽光パネル
仮設事務所
8
図表14-11
タイヤ洗浄イメージ
50tラフター
住宅地
50tラフター
5 クローラークレーン
図表14-12 敷鉄板
3
メッシュシート
H=1.8m
3
仮設通路
(鉄板敷き)
全面外部足場
(枠組足場+メッシュシート)
N
水田
八日市川
3 安全鋼板H=2m
農道
5 クローラークレーン
西側
工事ゲート
冬の
季節
風
・工事用ゲートにタイヤ洗浄機を設置し工事敷地より退場
する車両から周辺道路への泥土の持ち出しを防止します。
・敷地内のメインの工事動線には鉄板を敷き、粉塵発
生を抑制します。
インフォメーションコーナー
騒音・振動表示板
8 タイヤ洗浄機
メイン工事動線の鉄板敷き
図表14-3
レーザーバリア概要図
安全衛生総括責任者
OHS監査員
・リアルタイムで測定結果を分析し、
管理値を超えそうな場合には工事事
務所、
現場に直ちに警報を発します。
8
作業の続行/中止の判断を行なう
気象情報を収集、監視する
作業中止及び再開の連絡、被害発生時の緊急連絡先への連絡
緊急対策の準備、気象急変時の対応実施
負傷者の救護
落雷の恐れのある場合に安全な場所に避難誘導する
5「クレーン衝突防止システム」
の採用
・敷地内に騒音・振動測定装置を設
置し、騒音・振動が管理値を超える
ことのないよう常時モニタリングを
行いながら工事を進めます。
・工事ゲート横(インフォメーションコ
ーナー付近)の仮囲に騒音・振動の表
示板を設置して情報を開示します。
施工現場
場内放送
建設現場周辺での騒音・振動のモニタリング
中央安全衛生総括責任者
中央安全衛生副総括責任者
1800
・検討したリスクに迅速に対応出来るよう
「作業中止基準」や「緊急対策」、
「気
象急変時の対応編成表」
「緊急連絡先一覧」を検討します。
・掘削工事、
外構工事等に用いる重機
には、
「超低騒音・低振動型」
もしくは
「ハイブリッド型」
の重機を使用し、
騒音・振動の低減を図ります。
発電
機には、
黒煙浄化装置を設置し、
周
辺環境の粉塵飛散抑制を行います。
本店・支店
1800
・突然、
大雨・突風・落雷が発生した場合どのような危険や被害が発生するか、
工事の進捗状況に応じて検討します。
中 央(全店を統括)
OHS管理責任者
(東京本社労務安全部長)
・気象庁の緊急地震速報を受け、
計画地に地震波が到達する前に工事事務所と現場
・北側ドラッグストア横の仮設鉄板
に地震警報が発報します。
警報を受けた重機作業については直ちに作業を休止し、
通路(クローラークレーン移動範囲)
吊荷を安定させ、
安全体制をとることから重機の転倒を防止します。
の下に防振ゴムを設置し、振動の
伝搬を低減させます。
気象急変時緊急対策の確立
超低騒音低振動型重機・ハイブリッド重機の使用
無事故・無災害を達成するための「労働安全衛生マネジメントシステム 」に基づく
安全管理体制
遊歩道
図表14-16 地上工事〜仕上工事(2014年11月〜2015年11月)
14
施工計画 3
高品質な建物実現のために
・顧客要求事項を十分に理解した上で、病院特有の様々な医療機器・医療情報システム・什器備品に関する調整を早
期に着手し、設計事務所・施工会社が高品質な建物実現のために一丸となって高品質の新病院を提供します。
打合せ
(事前・検討)
実施設計
現場施工
方針の策定
情報の共有化
・各種会議の定期開催により、情
報共有、作業手順や品質管理状
況の確認・見直しを行ないます。
・発注者・設計者・工事事務所・常
設部門・協力会社をつなぎ、電子
化による迅速かつ確実な情報伝
達を図ります。
基本設計
工種別・部位別
施工計画の
立案
施工品質管理
計画の立案
工
施工要領の
立案決定
設計監理
フィードバック
(協力業者)
加賀市統合新病院 様
打合せ
(検討・調整)
(協力業者)
品質マネジメントシステム
・品質管理及び品質保証に関する
一連の国際規格である ISO9001
に基づいた品質マネジメントシ
ステム(QMS)を構築、運用、改善
することにより、設計、施工、アフ
ターサービスの全てのプロセス
において、一貫した品質管理を
実施します。
ISO9001取得年度:1996年11月(本社)
事
改善
事例
施工管理・
品質計画
の実施
不具合
発生
作業
報告
施工品質
管理記録
のまとめ
竣工
アフター
サービス
引渡し
図表15-1
品質管理フロー
※表層土が粘土のため、駐車場、車路部分の埋土は改良等を行います。
※ダンプ1台の積載量:5m3×1.6t/m3=8tで計算しています。
図表15-2 オンラインツール
品質方針及び基本目標
「基本理念」に基づき、品質方針及び基本目標を次の通り定める。
【品質方針】
顧客満足の向上を目指した継続的改善の実践に基づき、
顧客が安心し、満足し、誇りをもって使うことができる建物を提供し、
もって、当社に対する信頼を深め、
会社の一層の発展を図る。
【基本目標】
① 顧客のニーズを的確に把握する。
② 顧客のニーズを専門的立場から、適切な品質に展開し、適合させる。
③ 適用される法令、基準、規格を満足させる。また、環境条件、社会条件に適合させる。
④ 常に技術開発を行い、最適な保有技術を用いる。
⑤ 経済性を保つ。
⑥ 工期を守る。
⑦ 安全に施工する。
⑧ 不具合の再発を防止する。
⑨ 完成した建物について、顧客のニーズに適切に対応する。
⑩ 常に業務の改善、向上を図る。
物件名
代表的3R表彰内容
2012 (H24) 技術研究所コンバージョン
国土交通大臣賞
九州Tトンネル、他3物件 推進協議会会長賞 受賞
2011 (H23) 新タワー建設工事
国土交通大臣賞
京都縦貫N、他1物件 推進協議会会長賞 受賞
2010 (H22) H銀行大通センター新築工事、他1件
国土交通大臣賞
2009 (H21) 東京本社T社JV工事事務所、他3物件
推進協議会会長賞
新築・解体合計建設
廃棄物総排出量
その他の受賞案件
この品質方針及び基本目標に基づき建築部門の
品質マネジメントシステムを構築、運用、改善する。
また、この品質方針及び基本目標は必要に応じて見直しを行う。
首都高中央環状品川線O地区工事事務所、他3物件 推進協議会会長賞 受賞
2008 (H20) 東京本社一級建築士事務所、他8物件
推進協議会会長賞
2007 (H19) 東京本社A社東雲工事事務所、他3物件
推進協議会会長賞
2006 (H18) O市民病院工事事務所、他1件
国土交通大臣賞
横須賀JV工事事務所、他3物件 推進協議会会長賞 受賞
2005 (H17) 東京本社地球環境室
国土交通大臣賞
都営港南四丁目JV工事事務所、他1物件 推進協議会会長賞 受賞
2004 (H16) N社玉川ルネッサンスシティ新築工事
推進協議会会長賞 K市アスファルト混合所 推進協議会会長賞 受賞
2003 (H15) 東京本社D社汐留JV工事事務所
内閣総理大臣賞
意識の共有と徹底
皆で環境意識を共有
1
図表15-4
品質方針及び基本目標
膨大な人と資源が投入される建
設現場のゼロエミッション活動
には、
しっかりとした推進組織の
設置と、全作業員が共通の意識
を持つことが重要です。
・施工図作成時にBIM を用いる
ことで、複雑な納まりや施工手順
を「3D化」
した上で検証を行いま
す。
これにより、確実な意思確定
と高品質の確保を実現します。
最終処分量
1,500
1,250
97.2
1,321
97.9
97.9
97.5
1,362
1,373
75
1,503
1,217
1,000
50
750
50
500
250
0
J社ビル(東京)新設工事共同企業体、他3物件 推進協議会会長賞 受賞
97.8
37
(年度) 2007
32
27
28
34
2008
2009
2010
2011
建築設備施工要領シートの活用
ダクト工事
■要領図
1.ダクトのシール
クリーンルーム用ダクト
一般事項
シール材
AC‑3‑6‑1
シール材
シール材
合成ゴム系
(プチル又はネオプレン)
シール材
鉄板折返し
シール材
Bシール+Cシール
強電工事
Nシール
電灯工事
■要領図
クリーンルーム内照明器具取付け
E‑2‑1‑31
クリーンルーム内の二重天井面に照明器具を取り付ける場合
電線管
天井用
吊りボルト
アウトレットボックス
ナイロンバンド
など
B部
A部
照明器具
吊りボルト
イソバンド
またはボード
天井面
クリーンルーム用照明器具
図表15-6
建築設備施工要領シートの例
地元企業発注金額見直し
発生抑制の工夫
梱包材などの廃棄物を
出さない工夫
2
仮設材・梱包材の再使用や合理化
に努め、プレカット資材・工場生産
資材の採用に力を注ぎます。また
設備複合化工法(ユニットトイレ
など)やオフサイト施工とオンサイ
ト施工のベストミックス(ライザユ
ニットや設備機器の一体化施工な
ど)により廃棄物抑制に努めます。
再資源化ルートの確立
最終処分量ゼロを目指し
極限まで再資源化
4
『地 元 企 業 へ の 工 事 発 注 金 額 に つ いて、提 案 金 額 の
10%から17%へ計画を見直します。』
見直し根拠
・当工事に対応可能な技術や能力を有する地元企業に対
し、調査・交渉を継続して行った結果、一次審査報告値に
上乗せをお約束できる見通しとなりました。
全廃棄物のリサイクルルートを
確立し、再資源化することにより、
埋立処分量ゼロを目指します。
25
0
図表15-8 建設廃棄物総排出量と最終処分量・リサイクル率
図表15-9 ゼロエミッション推進組織の設置
図表15-10 啓発活動の実施
全工程を通じて全作業員が参加するゼロエミッション活動を
推進するためには、協力会社も含めた推進組識の設置が必須
となります。
ゼロエミッションの本質をより
深く学び、スタッフ全員の意識
の 向 上を目指して、講 習 会 や
表彰制度を設けています。
教材
ゼロエミ責任者
所長
設備工事長
担当者
事務長
担当者
建築工事長
担当者
建築工事長
担当者
専門業者
現場事務所
職長会
職長会
ゼロエミッション講習会
図表15-5 BIMによる手術室の例
リサイクル率
100
図表15-7「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰」の代表的な受賞歴
※
・全ての物件において安定した品
質を確保するために、これまで
蓄積してきた設備保有技術を集
約した「建築設備施工要領シー
ト」を整備しています。設計図面、
共通仕様書に表現されない部分
については、この施工要領シー
ト等も活用しながら、施工要領書
を作成し、不具合のない安定し
た品質を確保します。
建設廃棄物対策 / 建設現場でのゼロエミッション活動
・弊社では、業界において最も早い1999年から「ゼロエミッション活動」
を実施し、現在では全ての建設現場で推進中です。
・総排出量と最終処分量からリサイクル率を追うと、過去5年間97%以上という高水準を保持し続けており、適切なリサイ
クル活動が続けられていることが解ります。
・本工事においても職員の教育から資材搬入・分別活動に至るまで、建設廃棄物の発生を抑制し、最終処分量を出来る限
りゼロに近づける「ゼロエミッション活動」
を推進します。
年度
図表15-3 事前図面検討会
※開発行為(造成工事)の一部を新築工事着手後に施工できるものとします。
効率的分別の徹底
再資源化のための
廃棄物の徹底分別
3
図表15-11 再利用型梱包材の採用
表彰制度
図表15-12 効率的分別
ゼロエミステーションに
廃棄物を集約
セット梱包の
採用
分別の基本は、
発生した廃棄物を
その場ですぐに処理することです。
現場状況にあわせて品目別パ
レット・業者別パレットを適正配
置します。
布製バッグの
採用
品目別に集められた
廃棄物は再資源化施設へ
再生利用
木くず
パルプ材・パーティクルボード等
ガラス・陶磁器くず
再生砕石・敷砂利等
コンクリート塊
再生コンクリート等
ダンボール・古紙類
再生ダンボール・再生紙等
鉄くず・缶プレス
鉄スクラップ等
非鉄金属
非鉄スクラップ等
石膏ボード・ALC版
ロックウール・グラスウール
現場より直接
各資材メーカーに搬送
塩ビ管
再生塩ビ管等
廃プラスチック類(ブルーシート)
高炉原料等
廃プラスチック(非塩ビ)
発泡スチロール
燃料・再生プラスチック等
混合廃棄物・その他
燃料ガス・溶融水砕スラグ
金属スクラップ
100
排出量に対する割合︵%︶
工事各段階での確認と検査
業
工事
事務所
BIMによる、施工図の「見える化」
※Building Information Modeling の略
作
発注者
CM
主外構レベルが標高6.23m(本提案)の場合
本体工事 残土処分 42,000m3 → 場外処分
:
0m3
外構(造成)工事へ流用:42,000m3
排出量︵千t︶
設計図書の事前検討・不具合防止
・着工前の初期総合打合せ会や、
着工後の事前図面検討会を開
催し、関連するフィードバックシ
ートや品質チェックシート等によ
る事前検討を行い、不具合防止
に努めます。
設計部門
支援部門 協力会社
主外構レベルが標高5.5m(要求水準)の場合
本体工事 残土処分 42,000m3 → 場外処分
:37,000m3
外構(造成)工事へ流用: 5,000m3
リサイクル率︵%︶処分量︵千t︶
医療機器・医療情報システムエンジニアリングサポート
着工準備
■ 生産設計 ■ モデルルームによる検証
事前検討
着工
■ 設計図書の事前検討・不具合防止
契約
設計段階から施工部門による施工性・メンテナンス性の検討と不具合予知・VE提案を行います
品質管理フロー
場外残土搬出量ゼロの実現
・主外構レベルを標高6.23mに設定し、掘削残土を外構(造成)工事に利用することで、場外残土搬出量37,000m 3(ダンプ
7,400台分)をゼロにし、周辺交通への影響を極力おさえ、環境負荷低減に配慮した計画にします。
減量
最終処分
65 73 62 67 65 77 100 100 100 100 100100 100 100 100 100 100 100 90 91 96 97 94 94 56 70 79 77 80 83 64 69 69 70 70 67
80
60
3
40
20
23
26
26
19
18
12 8 12 7 12
5
10
10
8 9
16 14
2 5 3
2
27
26 21
22 24
19 18 17 15
15 16
3
23
41
0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
8 8 3 2 6 6
2 1 1 1 0 0
0 06 07 08 09 10 11 06 07 08 09 10 11 06 07 08 09 10 11 06 07 08 09 10 11 06 07 08 09 10 11 06 07 08 09 10 11
(年度)
その他
混合廃棄物
木くず
建設汚泥
コンクリート塊 アスファルト
分別廃棄物
コンクリート塊
図表15-13 建設廃棄物の種別処理・処分の割合の推移
15