機械学習を利用した 人間動作検出センサのための行動検出

機械学習を利用した
人間動作検出センサのための行動検出
秋田工業高等専門学校 生産システム工学専攻
研究者名 宮城 諒
指導教員 平石 広典
背景
人間の動作解析
特別な環境が必要であり、システムの入力装置として利用困難
引用先:”OptiTrack”,http://www.mocap.jp/optitrack/
動作認識
様々な動作や複雑な動作を認識
条件の見極めが困難であり,複雑なプログラミングを必要
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目的
より身近なシステムへの応用可能性の検討
特別な環境が必要なく、システムの入力装置として利用可能
動作の詳細を明示的にプログラムしなくても認識可能
様々な行動を自動的に認識可能にするシステム
アプローチ
Kinect
SVM(Support Vector Machine)
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Kinectセンサによる動作認識
Microsoft社:ゲーム用コントローラ
赤外線を利用した距離画像センサを利用
骨格座標取得
骨格情報の取得方法
各骨格のxyz座標取得
上半身9箇所+下半身6箇所
時系列データ(1秒で5個取得)
4
SVM(Support Vector Machine)
・高次元データも容易に扱える
・未知のデータに対する汎化能力が優れている
A
A
A
B
B
A
B
A
B
B
A
C
A
A
B
B
A
A
B
B
B
5
歩行動作による精度評価
歩行動作の認識
①停止・遅い・速いの3状態を測定
②各10秒、80秒分のデータ(240個)取得
③測定データをSVMを用いて識別し、精度を検討
Kinect
被験者1人
6
歩行動作による精度評価
学習データ大:99.17%
学習データ小:76.67%
7
個人識別による精度評価
個人識別
①被験者5人の歩行の測定
②ルームランナーを利用、各個人に合った速度
③側面と後方からの2方向から同時に測定
④各60秒、540秒分のデータ(2700個)取得
Kinect
ルームランナー
8
個人識別による精度評価
精度変動:大→小
97.67
安定している
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個人識別による精度評価
カーネル主成分分析
・多次元から低次元に次元削減することで構造の把握可能
重なりが少ない
重なりが多い
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まとめ
歩行動作の認識
大量の学習データが必要だが、最大99.17%の精度で
動作認識が可能
個人識別
学習データを増やすごとに、精度の変動があるが、
最終的に約92%で収束しており、安定に識別が可能
高い精度で様々な行動を自動的に認識可能
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