生産管理論Ⅱー後期

生産管理論Ⅱ
Production ManagementⅡ
担当教員名
科目区分
木
野 龍太郎
経済:関連
対象学年
3
開講期
経営:専門・選択
オフィスアワー
月曜日 3、4 時限 経済学部棟 502 研究室
メールアドレス
[email protected]
後期
単位数
2
授業概要
「生産管理論Ⅰ」で学んだ製造技術に関する知識を踏まえて、本講義では製品技術を
主に取り扱い、日本の製造企業における研究開発体制の特徴と、サプライヤー(資材・
部品供給会社)との企業間関係、製造業における人材育成や管理と、その背景にある
労使関係などについて学ぶ。
授業目標
日本のモノづくりにおける製品開発・購買管理についての知識を深め、それが競争力と
どのように関わっているのか、また日本のモノづくりの基礎ともいえる人材管理・育成
について学ぶことで、「生産管理論Ⅰ」と「同Ⅱ」とをあわせて、日本のモノづくりの
技術の全体像とその特徴、競争力との関係について理解を深めることを目標とする。
授業計画・内容
授業計画は以下の通り(進捗状況によって変更の可能性がある)
1. 導入
2. 製品開発について①(技術の分類、研究/開発の区分)
3. 製品開発について②(製品開発プロセス、先行技術開発、製品開発過程と顧客満足過程)
4. 製品開発について③(研究開発組織の分類、重量級プロダクトマネジャー、製品の首尾一貫性)
5. 製品開発について④(開発期間の短縮、CAD/CAM/CAE、コンカレントエンジニアリング)
6. 製品開発について⑤(アーキテクチャ、モジュラー型、インテグラル型、オープン型、クローズド型)
7. 購買管理について①(材料・資材の区分とアーキテクチャ)
8. 購買管理について②(購買組織の分類、購買サイクル、内外製区分の基準)
9. 購買管理にについて③(アウトソーシング、開発の分業、
)
10. 購買管理について④(承認図・貸与図方式とデザイン・イン、サプライヤー選定・発注方式)
11. 購買管理について⑤(サプライヤー選定基準、SCM、グリーン調達)
12. 人事労務管理について①(人事労務管理の体系と目的、日本的労使関係)
13. 人事労務管理について②(採用管理、配置管理、雇用量管理、)
14. 人事労務管理について③(訓練・教育管理、賃金管理)
15. まとめ
キーワード
教科書
参考書
評価方法
・評価基準
関連科目
履修要件
その他
人事労務管理、労使関係、購買管理、調達、製品開発
藤本隆宏『生産マネジメント入門Ⅱ―生産資源・技術管理編―』日本経済新聞社
大野耐一『トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして―』ダイヤモンド社
平常点(50%)+定期試験(50%)で評価する。
平常点については、毎回の授業開始時の小テスト(受験をもって出席扱いとする)
などを評価の対象とする。定期試験は主に論述形式とし、講義内容および設問の意味を
理解しているか、自らも積極的に学んだかどうかを基準として評価する。
「原価計算論」、「管理会計論」、「人的資源管理論Ⅰ・Ⅱ」
、「経営システム論」
「生産管理論Ⅰ」を履修していることを前提に講義を行う。
主に板書による講義形式で進めていくが、レジュメや教材提示装置、VTR なども織り交
ぜていく。なお、定期試験の持ち込み許可物件は筆記用具のみとする(テキスト、ノー
トなどの持ち込みは不可)。