8月20日 - 那覇港管理組合

【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
午前10時
あと、区画割をそれぞれワンフロア、5つのブ
開議
○議長(赤嶺昇)
ロックに分けておりまして、大きいところで730
これより本日の会議を開きま
坪、小さいところで500坪の大きさで進めている
す。
ということ。
日程に入ります前に、ご報告いたします。
あと、車路として片側通路で上りと下りの専用
説明員として出席を求めた仲井眞弘多管理者は、
本日の会議に別用務のため出席できない旨、届け
ランプを設けているというようなお話。そういっ
出がありました。
た説明をさせていただきましたけれども、この基
本設計を進めるにあたりまして、可能性調査で入
以上、ご報告申し上げます。
居を希望する事業者を調査しましたところ、県内
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
○議長(赤嶺昇)
日程第1
に30社ございました。
議案第1号「平成
今回、物流センターの設計を進めるにあたりま
26年度の那覇港管理組合一般会計補正予算第1
号」を議題といたします。
して、この物流センターにつきましては、公設民
○議長(赤嶺昇)
営でマルチテナント方式を想定してございます。
これより質疑に入ります。質
汎用性のある建物になっている必要がありますの
疑はありませんか。
で、広く企業のニーズを確認してございます。
又吉健太郎議員。
○又吉健太郎議員
アンケート調査につきましては、入居希望のあ
おはようございます。
昨日の一般質問からの続きのところもあります
った県内30社にアンケートをしておりまして、そ
けれども、ただいまの議案、補正予算について質
のアンケート結果に基づきまして、冷凍・冷蔵施
疑を行います。
設の必要性について調査したところ、全体の約2
まず、総合物流センター整備事業についてです
割近くがぜひ必要だというお話がございましたの
が、本来ですと基本設計の中身がしっかり私たち
で、物流センターの1階は冷凍・冷蔵施設に対応
に提示されて、実施設計の予算審査にあたってい
できるような施設として計画をしてございます。
ただくというのが筋道ではないかということをき
また、物流センター内に事務スペース、事務所
のうもご指摘したんですけれども、基本設計では
が必要かどうかというアンケートもしておりまし
どういう形のものが今まとまっているということ
て、やっぱり9割の企業が必要だという回答がご
を、改めて概略でもご説明していただいて、審議
ざいました。事務所スペースにつきましては、倉
に臨みたいと思いますので、ご説明よろしくお願
庫内に設けるのがいいのか、あるいは別個事務所
いします。
棟を設けるのがいいのか、そういったことも検討
○議長(赤嶺昇)
してございます。
休憩いたします。
午前10時01分休憩
対象とする今回の物流センター占用面積にして
午前10時01分再開
3.3㏊を想定しておりますが、そこに入ってくる
○議長(赤嶺昇)
企業が、例えばトラックをどのぐらい使うのかと、
再開いたします。
一般的ではございますけれども把握してございま
普天間信栄参事監兼企画建設部長。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
して、3.3㏊にみんな入ってきますと、その企業
説明さ
の9割がトラックを利用して70台程度のトラック
せていただきます。
の利用が想定されますので、これが駐車場できる
那覇港の総合物流センター基本設計業務を現在
スペース、出入りができるスペースの確保が必要
進めているところでございます。
だろうと思っております。
基本設計の中身につきましては、先日の議案説
明会で現在まとめつつあります物流センターの1
また、従業員についても概ね210人程度が想定
階フロア、これは冷凍・冷蔵対応で整備をしてい
できます。そういった210人程度の従業員が、こ
る。2階、3階についてはドライ、いわゆる常温
こは公共交通のバスがございませんので、自家用
対応で設計を進めているということ。
車での通勤になるだろうという想定をしておりま
1
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
査、ヒアリングを行いました。
して、210台程度の駐車場の確保が基本、必要だ
その結果を基にしまして、物流センターの整備
ろうということも想定してございます。
手法や入居のあり方等を検討してございます。
また、物流センター内でフォークリフト等によ
る作業等をやるわけですが、ガソリンやディーゼ
その際に県外企業からもいろいろな情報がござ
ル、そういったものを使った排気ガスが出るのが
いましたけれども、物流センターの施設のスペッ
一般的でございますけれども、ここにつきまして
ク、区画の大きさ、幅、奥行き、あるいは有効高
は、電気式のフォークリフトを使うという想定で
さ、また、賃貸料、そういったことがわからない
設計を進めてもいいのかどうか、というようなア
段階では参入の表明ができないというような回答
ンケートもしておりまして、その方向で物流セン
がございました。
今回、基本設計の策定を進めているわけでござ
ターの機能を整理してございます。
また、柱の間隔、これも取り扱う貨物の大きさ
いますけれども、その時点で入居の意向を示して
によってだいぶ変わるのですが、間隔が広くなり
おりました、特に地元を中心とした企業の皆様に
ますと、建設コストも高くなりますが、全体的に
アンケート等をして、あるいはまた県外の物流セ
大多数のところが10m程度のスパンがあれば十分
ンターの事例を基に基本設計を進めてきたわけで
だというような回答がありましたので、今回の基
ございます。
今、基本設計を進めておりますが、今ご説明し
本設計においても、大体10m程度を目安に柱の間
ましたこのレイアウトに基づいて、これから市場
隔も設定してございます。
調査、特に内地企業をターゲットにした市場調査、
また、有効高さにつきましても、5m~7m程
度の高さが一番ご希望が高かったものですから、
マーケット・サウンディングもあわせて行って、
有効高さを5.5mと設定して基本設計をまとめて
これを今度発注します実施設計に反映させていき
ございます。以上が概要でございます。
たいと考えているところでございます。
○議長(赤嶺昇)
公募につきましては、条件等がいろいろござい
又吉健太郎議員。
縷々ご説明いただきました
ますので、公募の条件設定に際しましては、沖縄
けれども、ぜひとも基本設計がまとまりまして、
21世紀ビジョン基本計画の理念、国際物流特区の
製本になった段階では、私たち議会のほうにも提
いろいろな理念がございますので、そういった理
示していただきたいと思いますので、よろしくお
念に叶うような事業形態を想定しておりまして、
願いいたします。
単なる倉庫の移転というものではなくて、ぜひ那
○又吉健太郎議員
あと、この点についてもう1点ですけれども、
覇港で物流が増加するような、付加価値を付ける
昨日も指摘をしましたが、可能性調査の結果を見
ような事業、あるいは物流の高度化、効率化を図
ると、県外企業の進出がなかなか見込めないよう
る事業を行う企業を優先的に選定していきたいと
な状況のもとに基本設計、実施設計と進んでいく
考えております。以上でございます。
のは大変危惧していますというお話をさせていた
○議長(赤嶺昇)
だきましたが、この件について改めて実施設計を
○又吉健太郎議員
どういう考えで進めていかれるのか、改めてお伺
なかなか県外からの申請は見込めないのではない
いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
かという状況がありましたので、基本設計を基に
○議長(赤嶺昇)
新しく市場調査、マーケット・サウンディングと
普天間信栄参事監兼企画建設
可能性調査を見た段階では、
いう言葉を使われていましたけれども、それをも
部長。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
又吉健太郎議員。
とに実施設計をやっていくということですので、
又吉議
ぜひとも新しい調査で私たちにも結果が見えるよ
員の質問にお答えします。
うなものを出していただきたいと思います。
平成24年度の那覇港総合物流センターの可能性
調査業務におきましては、入居企業の可能性を図
ただ、今年度は、これからマーケット・サウン
るために、物流企業等を対象としたアンケート調
ディングのほうも発注していく。実施設計のほう
2
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
も今回、予算を執行していって、今年度の計画に
を出すのが目的ですので、単なる引っ越し先にな
なっていますか、実施設計のほうも。同時進行に
らないように、市中の倉庫業の皆さまの民業圧迫
なっていくと、マーケット・サウンディングの結
にしかならない施設にならないように、ぜひとも
果そのものが実施結果そのものに反映されていく
留意していただきたいと思います。
もう1点ですけれども、起点港機能強化事業に
のかということは心配するところなんですよね。
その分についてどのような考えをもっているのか、
ついてですけれども、これも昨日、一般質問でも
改めてご説明いただけますでしょうか。
行いましたが、本来ですと通常施設というのは1
○議長(赤嶺昇)
年ぐらいはしっかり運営してみて、その後に検証
普天間信栄参事監兼企画建設
して足りないものを足していくというのがこれま
部長。
これか
でいろいろな施設を見てきた流れだったんですけ
ら発注しますマーケット・サウンディング、これ
れども、開所してから3カ月少々で起点港強化事
は基本設計の一環でございますけれども、9月に
業ということで、ここから出航する皆さんについ
は発注します。11月にはほぼ中間報告できるよう
ての部分の整備をしていきたいというふうに今回
な成果が得られるというふうに考えておりまして、
予算が上がってきておりますが、なぜこのような
実施設計にはぜひ可能な限り、その内容を反映さ
状況になっているのか、改めてご説明していただ
せて入居の確度の高い実施設計をつくっていきた
けますでしょうか。
いと考えております。
○議長(赤嶺昇)
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
普天間信栄参事監兼企画建設
部長。
現在でも内地企業からはいろいろな取り合いが
ございます。これにつきましては、県の東京事務
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
起点港
所、あるいは県の国際物流商業課、そこと連携を
機能強化事業につきまして、今回の予算要望に至
しながらいろいろな情報を取り入れておりまして、
った経緯についてご説明いたします。
平成21年11月より平成22年8月までクルーズタ
さらに物流センターの目的や優遇制度も説明をし
ーミナルの整備可能性調査を実施しておりました。
て、入居企業を確保したいと取り組んでおります。
その当時は那覇港発着のフライ&クルーズ、そう
現在でも県外の企業3社と情報交換を実際にや
いったものは特に行われておりませんでした。
っているところでございます。ぜひマーケット・
サウンディングを生かして実施設計に反映させて
平成23年1月からにっぽん丸のフライ&クルー
いきたいと考えておりますので、よろしくお願い
ズがスタートしております。その後、ぱしふぃっ
いたします。
くびいなすも4月からフライ&クルーズがスター
○議長(赤嶺昇)
トしております。
又吉健太郎議員。
可能性調査を詳細に見させ
その当時の乗船客数ですが、1クルーザー当た
ていただいて、少しがっかりしたところがありま
り200人程度と少人数であったために、平成23年
したので、今回のマーケット・サウンディングの
9月から24年11月に実施しましたクルーズターミ
結果には、まだ発注前の段階から期待を大きくも
ナルの実施設計でも、起点港としての機能を考慮
つのもプレッシャーかもしれませんが、事業は進
した設計にはなってございませんでした。
○又吉健太郎議員
んでいますので、しっかりと見える結果を11月ま
その後、最近でございますけれども、アメリカ
でには出していただくように期待したいと思いま
に本社がありますプリンセス・クルーズ社が平成
す。
25年度から日本発着のクルーズを開始してござい
ます。
あわせまして、総合物流センターは県内の企業
平成25年3月に同社の副社長が那覇港にもフラ
の移転先であってはならないわけです。
イ&クルーズの可能性を確認するために視察を行
結果として今現在、長期構想検討委員会、港湾
っております。
改訂計画を進めていますけれども、那覇港の物流
平成25年に起点港となりました横浜港では年9
がこの物流センターを機に伸びましたという結果
3
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
回のクルーズが実施されて、一航海当たり2,000
由ですけれども、ほかにどのような方法があって、
人の乗客があったと聞いております。
どう比較検討してここに決めたということなのか
が1点。
プリンセス・クルーズ社の起点港としての那覇
港の可能性が高まったこともありまして、その他
もう1つは、敷地や建物の面積を決めた根拠、
の船社も含めまして、起点港としての誘致を促進
2.6㏊という根拠はどういう理由をもって決めた
させたいということで今回の補正予算での計上を
のか。
それとこの地域は地盤が緩いということで、な
させていただいております。以上でございます。
○議長(赤嶺昇)
○又吉健太郎議員
かなか使い手がいなかったという過去の事例を聞
又吉健太郎議員。
いたんですけれども、埋め立てをした時点で地盤
はい、わかりました。
当初からそういった機能が盛り込まれていなか
が緩いという問題については、何でそうなったの
ったというのは、私も少し見落としていたところ
か。そして、その責任というのはどこがもってい
があったかなと思って少し反省しているところで
るのかというところまで私は追及すべきではない
はありますけれども、那覇港を起点にクルーズを
かと思っているんですけれども、緩いままおいて
利用していく客が増えていくということは、私は
いて今度は77.5億円という事業費もかかるという
非常に重要なことだと思っております。
ことをおっしゃるものですから、そこら辺につい
て原因者に対する追及がなされてきたのかという
去年視察させていただいた清水港では、民間団
ことも含めてお尋ねしたいと思います。
体としてクルーズ愛好者の会みたいなものをつく
って、自らマーケットをつくり出して、クルーズ
ほかにも第2、第3に整備をする予定の国際、
船が停まるたびに清水港から乗るお客さんをどん
名称はあれですけれども、優遇措置について今回
どん増やしていくと。その結果、クルーズの船主
やる物流センターの優遇措置と、第2、第3に予
からすると魅力的なマーケットの1つとして捉え
定されているところの特区ということになってく
ていただいて、寄港回数を増やしていくというそ
るのかと思うのですが、優遇が違うのかどうか。
ういう努力もされていました。
それをお尋ねします。
今回ハード面の整備をしていくにあたり、ぜひ
それともう1つは、貨物を創出する企業調査を
ともソフト面についても、どうやったら愛好者を
なさったという調査ですね。県内の例えば倉庫業
増やしていけるのか、旅行代理店任せだけではな
者、そういう関連の業者が全体的にどのぐらいで、
くて那覇港管理組合としても、利用者の増加、観
そういう倉庫が足りなくて増やしていくという根
光客だけではなくて沖縄県民の利用者をどう増や
拠がまだ見えてないんですね。県内にどれだけあ
していけばいいかというところにも視点を置いて、
って、そして、そのうちの倉庫業を脅かすんじゃ
取り組みを強化していただければと思いますので、
ないかということも、きのうの一般質問で出たわ
よろしくお願いします。
けですよね。だからプラスアルファで増やしてい
くというものが明らかなのかどうかを検証したい
以上で私の質疑を終わります。ありがとうござ
んですよ。そこら辺でちゃんと説明をお願いした
いました。
○議長(赤嶺昇)
いと思います。とりあえずこれだけお願いします。
ほかに質疑はありませんか。
○議長(赤嶺昇)
西銘純恵議員。
休憩いたします。
お尋ねします。
午前10時21分休憩
総合物流センター整備事業ということなんです
午前10時23分再開
○西銘純恵議員
○議長(赤嶺昇)
けれども、やっぱり県内企業の発展と、そして那
再開いたします。
覇港そのものの貨物取扱量をどう増やしていくか
普天間信栄参事監兼企画建設部長。
という大きな目的をもって計画をされて、予算化
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
されたということで私は認識をしていますけれど
初に、公設民営に至った経緯というのがございま
も、公設民営にするという運営形態を判断した理
すが、可能性調査の中でこれは検討して決まって
4
まず最
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
きているんですけれども、先日、議員の皆さまに
ためには坪2,900円、ケースBだと坪3,800円、ケ
お配りをしました概要版の中にも少し載っている
ースCだと坪5,300円で、ケースDだと2,000円と
んですけれども、1-11ページにその整理がされて
いうことで、一括交付金を活用しますと一番安く
いるところでございます。
賃貸を設定できるというような結論が出ておりま
す。
まず、前提条件として建設費を出しております。
それをベースに今後、建設します総合物流セン
それに施設の管理費用を加え土地の賃貸料、そう
ターの整備手法、概算事業費につきまして三母体
いったものを出しております。
そういったものを踏まえまして、収支の次に収
の財政当局等と調整をしまして、一括交付金を導
支の検証というものをしてございます。ケース1、
入するのがベターだという結論が出まして、公設
ケース2とございまして、ケース1につきまして
民営というのが今回スタートしているわけでござ
は、基礎工事を除く費用、要するに建物そのもの
います。
を民間で建設した場合。
2番目の質問でございますが、敷地面積、全体
ケース2としまして。
で8.6㏊のうち今回1期で2.6。これは港湾の区画
○西銘純恵議員
割の問題等もありまして、今回こういうふうに設
すみません、11ページという
定しておりますが、民間からのニーズ調査ではそ
のがまだ。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
の4倍の12㏊余りの要望があったと。そういった
先日お
配りしました概要版。
ニーズも把握しつつ、今回1期目を2.6㏊で計画
○西銘純恵議員
してございます。
1-11?、11ページというから
あと、地盤が非常に悪いと、基礎地盤が70m、
11ページはどこにあるんだろうと思った。
80mぐらい深くて基礎工にお金がかかる。さらに
はい、オーケー、1-11ね、はい。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
その中に地盤の悪いところがあって、大地震の場
よろし
合に液状化があると。そういったものの問題点の
いでしょうか。
責任所在等の質問でございましたけれども、この
左端のほうは建設費用や維持管理費用、それか
用地というのは岸壁及び港湾施設用地荷捌き地と
らくる土地の賃貸料という基本的な条件です。
して整備してございますが、一般的な港湾施設と
2番目に収支の検証という部分がございまして、
ケース1、ケース2がありまして、ケース1が基
しましては、十分な施設ということになっており
礎工、地盤だけを公設で、建物そのものを民間で
ます。
今回、物流センターという建物を整備するにあ
やるということです。
ケース2としまして、基礎及び1階までは公設
たって計画をしましたところ、想定以上に基礎に
で、2階、3階を民間資金で建設した場合という
お金がかかるという結果になっているわけでござ
ふうに分けて検証等をしてございます。
います。
あと、2期、3期の優遇措置につきましては、
いずれの場合でも結果としまして、民間では赤
沖縄県全体が国際物流特区になりましたので、こ
字経営になるという結果が出ております。
れについては2期、3期も含めて同じような状況
3番目に一括交付金と起債を活用して公設でや
です。失礼しました、那覇市を含めて、市町村が
る場合の検討をしてございます。
ケースAが3階部分にだけ起債を充当する手法。
指定されましたので、この条件は一緒になるもの
ケースBが2階、3階に起債を充当する方法。
と思っております。
休憩お願いいたします。
ケースC、ケースD。ケースDが今回採用した
○議長(赤嶺昇)
すべて一括交付金を充当する方法でございます。
休憩いたします。
これで検証しまして、次の1-12ページ目にござ
午前10時29分休憩
いますけれども、いろいろな手法を検討して、最
午前10時30分再開
○議長(赤嶺昇)
後のほうにございますが、ケースAで採算をとる
5
再開いたします。
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
のようなものがあるんですか。
普天間信栄参事監兼企画建設部長。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
○議長(赤嶺昇)
総合物
休憩いたします。
流センターの需要調査をしております。その結果、
午前10時33分休憩
合計で12.8㏊の需要を把握してございますけれど
午前10時34分再開
○議長(赤嶺昇)
も、この需要につきましては、先ほど倉庫のお話
再開いたします。
がございましたけれども、県内企業、実際に入居
普天間信栄参事監兼企画建設部長。
を希望されたところが26社ございまして、その内
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
訳としましては、倉庫協会は2社です。トラック
度についてご説明いたします。
優遇制
協会等の運搬が10社、港運関係が8社、輸送協議
優遇制度ですけれども、5つございまして、法
会、陸送の部分ですけれども、これが2社という
人税の所得控除がございます。法人税の所得40%
ことで、特に倉庫だけを想定した物流センターに
の控除が適用されるようです。
2番目に法人事業税の課税の免除。法人事業税
はなってございません。あくまでも物流の効率化、
が5年間一部課税免除になります。
あと付加価値を生み出す企業というのを今後想定
続きまして、沖縄若年者雇用促進奨励金を活用
して公募をかけていきたいと考えているところで
した助成も対象になります。
ございます。
○議長(赤嶺昇)
○西銘純恵議員
それと地域就職者雇用奨励金、これに基づく支
西銘純恵議員。
給もございます。
今お答えいただきましたけれ
ども、1つは地盤が緩いという一般的な施設とし
あと、関税の優遇措置がございます。選択課税
て使うときには問題ないという、一般的な施設と
と、あと、保税許可手数料の軽減。そういったも
してこれまで使われてこなかったのか。そして、
のが適用されることになっております。
物流センターの1期、2期、3期の計画で面積
今度、物流の建物をつくるというのが新たな計画
などダブりがあるのかというような質問でござい
なのか、そこら辺をお尋ねします。
それと優遇の条件は、今後建てる第2、第3、
ましたけれども、希望企業の必要面積を集計しま
表現が違って入ってものですから、優遇が違うの
して、まず今取り組もうとしている1地区につき
かなと思いましたけれども、ここに入る企業の優
まして集計して4.6。それ以外の2期、3期、こ
遇措置について説明をお願いします。
れは区別はしておりませんけれども、そこに「希
そして、入居企業を皆さんの調査で第1地区、
望する」が8.2と、それをトータルしまして12.8
第2、第3の希望調査というのが報告書の3-20と
㏊の入居希望面積があるという整理になっており
いうところでありますけれども、ダブって入って
ます。
いるところがあるのではないかというのと、それ
○議長(赤嶺昇)
と条件次第で2、3地区でも入りますよとか、皆
○西銘純恵議員
さんの意向調査の中で、きちんと集約をした形で
ったんですが、できないので。
西銘純恵議員。
詳細をもう少しお尋ねしたか
1社がすべての優遇措置をとった場合の削減効
面積というのが12.8㏊ということになっているの
果というのは出したことがありますか。
かがまだ曖昧なので、そこら辺について、今度や
る第1の物流センター、あと第2、第3の計画の
それと若年者雇用とかありますけれども、雇用
ところもいきたいとかとあるのを1つにして、面
を広げるというのも目的になっていると思うんで
積的にはどうなるのかというのと、先ほどは倉庫
すね、そうしたら正社員として採用するというこ
業だけではない、圧迫しないということも言われ
とを目的にして、優遇とかありますでしょうか。
ましたけれども、やっぱり県内業者をもっと活性
できるだけ正規雇用ということが私どものこれか
化させていくという立場をとって、できるだけ私
ら取る立場だと、やっていかなければいけないと
は県内業者の皆さんにということを思っていまし
思うんですけれども、そういう優遇もありますで
て、優遇についてお尋ねをします。優遇措置はど
しょうか。
6
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
○議長(赤嶺昇)
起点港機能強化事業についてですけれども、1
普天間信栄参事監兼企画建設
つは那覇港を拠点に南西諸島や台湾を巡るという
部長。
県内企
クルーズが実施されているということなんですけ
業、あるいは県外企業に総合物流センターのセー
れども、そこにクルーズ船を増やしていくという
ルスをする際に、優遇制度の説明と、あとこの優
のが大きな目的があるんじゃないかと思うので、
遇制度を適用したときの試算、どの程度経費の削
尖閣問題、尖閣諸島が自衛隊配備をしたりして、
減効果が得られるかというのを1つ出してござい
本当に軍事的に緊張関係にあったときに、このク
ます。
ルーズ船に大きく影響が出ると思うんです。フラ
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
想定したのは新設法人で15人以上の雇用がある
イ、飛行機で来る皆さんもそういうときには減っ
企業、売上高が2億円、経常利益が1,000万円と
ていたと思うんですよ。そこら辺で明確に皆さん
いう仮定のものに算出してございまして、その結
のところでどのように考えているのかというのを
果、経費の削減効果でございますけれども、
お尋ねしたいと思います。
2,259万、設備投資等もございますので、そうい
もう1つは、事業効果で乗客の県内での前後泊
ったものもやった場合に2,259万円の経費削減効
が増えると、前後泊というのはクルーズ船前後な
果が出るというようなテストケースをつくって、
のか、那覇近郊ということの想定なのか。そうい
企業には説明してございます。
うホテルが足りているという、予測された受け入
○議長(赤嶺昇)
れの宿泊施設、予測人数と、施設はどこにあるの
正規雇用。どうぞ。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
か、つくるのか、そこも含めて検討はされたのか。
大変申
しわけないですけれども、正規雇用に適用される
もう1つ、ごめんなさい、あわせて聞きます。
かどうかについては、ちょっと把握してございま
輸出貨物増大事業については、現在の貨物の特徴、
せん。
那覇港に入る貨物は国内が多いんじゃないですか。
○議長(赤嶺昇)
西銘純恵議員。
特徴と、それでアジアにということでやっていま
○西銘純恵議員
今ないんですよね。
すけれども、現行の計画そのものが国内の状況、
皆さんはこの資料では給与設定というのもはじ
移入それが主だと思うんですが、その実績につい
いているんですね。正社員と新規雇用に適用とか、
てお尋ねしたいというのと、やっぱり香港とか台
きちんと出されているわけですよ。例えば15人の
湾に県産の物流のものを加工して出していくとい
雇用のところで、正規雇用をするのか、そうじゃ
うのは大きな課題だし、そこに力を入れるべきで
ないのかによっても経費というのは全然変わって
はないかと思うので、現行の計画との関連で物流
くるわけですよね。やっぱり目標として正規雇用
が那覇港に入るのは、計画との関連で実績はどう
をどれだけやっていくということを入居企業にも
だったのかをまず確認をして、それからやらない
課さないと、それは努力しないわけですよ。やっ
といけないと思うので、それについてお尋ねしま
ぱり利益を上げるために賃金も下げるというのが
す。
市場原理になっているわけですから、1,000万円
○議長(赤嶺昇)
休憩いたします。
の利益があるところが2,259万円の優遇がありま
午前10時44分休憩
すよということでありますから、そこも追及して
午前10時46分再開
○議長(赤嶺昇)
正規雇用について、入居企業に割合でもいいです
再開いたします。
から、6割は正規雇用とか、これは保育所でもや
普天間信栄参事監兼企画建設部長。
っていますよ。認可保育所をやるときに6割以上
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
は正規とか、そういうのはありますから、やっぱ
化の件で、現在実施されておりますフライ&クル
りそういうのを課していただきたいと思います。
ーズの状況でございますけれども、にっぽん丸が
すみません、あと、2つの事業について、あわ
那覇港を拠点に西表島、座間味島、あるいは名瀬
起点港
とか、そういった周辺に周遊してございます。
せてお尋ねします。
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【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
ます。現在はその傾向が薄らいできて、回復しつ
あと、ぱしふぃっくびいなすでございますが、
つあります。
屋久島、または台湾の基隆、西表島、宮古島とい
ったところに周遊するようなクルーズを実施して
ただ、上海から来るクルーズというのは大体チ
おりまして、尖閣諸島による影響については、特
ャータークルーズですね。上海から日本に来る、
に把握してございませんが、昨年、中国からのク
そういうクルーズです。フライ&クルーズという
ルーズ客が減ったというのは承知しております。
のは、実は違うんですよね。それは日本全国から
那覇に来てもらう、そういったものを周辺離島に
すみません、休憩お願いします。
○議長(赤嶺昇)
アイランド・ホッピングといいますか、島を巡る
休憩いたします。
クルーズをショートでやると。
午前10時47分休憩
また、外国船社、特にプリンセス・クルーズが
午前10時47分再開
○議長(赤嶺昇)
こういったフライ&クルーズに興味を示しており
再開いたします。
まして、沖縄にも視察に来たというのは、これは
普天間信栄参事監兼企画建設部長。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
先ほど説明がありましたとおりでございます。
輸出増
加の件で質問のありました貨物の状況でございま
プリンセス・クルーズについても、実は日本人
すけれども、那覇港の国際コンテナターミナルで
観光客をターゲットにしてそういった拠点、クル
扱われている貨物の最近の実績について報告いた
ーズを展開しているわけでございます。
那覇についても日本全国から集めてこのクルー
します。
ズをするということで、中国情勢とは直接あまり
平成25年は国際貨物でございますけれども、輸
出と輸入合計で8万5,970TEU、国内貨物でござい
関係ないお客様をターゲットにしておりますので、
ま す け れ ど も 、 移 出 、 移 入 あ わ せ ま し て 38 万
さほど影響はないというふうに考えております。
5,147TEUという実績になってございます。
○議長(赤嶺昇)
○議長(赤嶺昇)
○西銘純恵議員
休憩いたします。
午前10時51分休憩
西銘純恵議員。
午前10時52分再開
答えてなかった2点、お尋ね
○議長(赤嶺昇)
します。
再開いたします。
西銘純恵議員。
正規雇用についての考え方、それともう1つは
昨年、尖閣の影響で減ったと承知しているという
○西銘純恵議員
お答えなんですけれども、困ることはありません
いるけれども、一部だけじゃなくて全部。
か。減って問題はないんですか、それについてお
○議長(赤嶺昇)
答えいただきます。
○副管理者(金城勉)
○議長(赤嶺昇)
お話されますと、上海から来るクルーズというの
普天間信栄参事監兼企画建設
東南アジアとの関係で聞いて
金城勉副管理者。
尖閣問題を特に注目して
は、今後かなり伸びることが予想されてございま
部長。
正規雇
す。それを前提としてなかなかお話することはで
用を目的とした公募をするべきできないかという
きないんですよ。今、現状として回復のきざしに
ご質問につきまして、これから公募の要件、条件
あり、回復してきているんです。その影響で活発
を設定していくわけでありますけれども、これに
化しているというのが現状でありますので、今後
ついてはその段階で検討していきたいと考えてお
とも伸びていくのではないかという予測を我々は
ります。
もっております。
○参事監兼企画建設部長(普天間信栄)
○議長(赤嶺昇)
○議長(赤嶺昇)
金城勉副管理者。
○副管理者(金城勉)
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
尖閣のお話がございまし
○議長(赤嶺昇)
た。平成24年でしたか、9月頃でしたか尖閣問題
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
が発生しました。そのとき以来、上海から来るお
○議長(赤嶺昇)
客さんがかなり減りました。これは事実でござい
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以上をもって、本日の日程は
【平成 26 年第4回那覇港管理組合議会(8月定例会)議事録】(H26.8.20)
全部終了いたしました。
なお、議事日程は追って通知いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
午前10時53分散会
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