平成27 年度 防災関連事業の概要 「光市総合計画(後期基本計画)」及び

平成 27 年度 防災関連事業の概要
「光市総合計画(後期基本計画)
」及び「光市地域防災計画」に基づき、防災関係機関
と連携して防災施策及び対策を実施する。
後期基本計画において、特に優先して取り組む施策である『7つの未来創造プロジ
ェクト』の一つである「地域力で災害を防ぐ安全なまち創造プロジェクト」に沿って、
ソフトとハードの両面から、災害に強い都市づくりを推進する。
1 光市防災パトロールの実施
(1)目
的
防災関係機関が合同で災害危険箇所等の現地調査、実態把握を行い、被害
の未然防止及び拡大防止対策を検討する。
(2)実 施 日
5 月 29 日(金)
(3)実施場所
光井地区・・・戸仲∼新宮(高潮対策用護岸)
(高潮災害に備えた海岸保全施設を視察)
浅江地区・・・上堤ため池(危険ため池)
(大雨や地震等により危険が予測されるため池を視察)
2 自主防災組織リーダー研修会の実施
(1)目
的
地域防災力の要である自主防災組織の育成強化及び活動の活性化を図る。
(2)実 施 日
7 月 5 日(日)
(3)参 加 者
自主防災組織(57 団体 81 名)
その他(5 名)
(4)研修内容
ア 講
演 「東日本大震災の記録−後世に残し伝えるために−」
(佐藤敬一講師)災害伝承 10 年プロジェクト
イ お知らせ 「自主防災組織支援補助制度について」
(防災危機管理課)
「自主防災組織の活動例について」
(防災危機管理課)
「光市メール配信サービスについて」
(防災危機管理課)等
3 総合防災訓練の実施
(1)目
的
市防災関係機関相互の協力体制を確立するとともに、地域住民の防災に対す
る意識の高揚を図る。
(2)実 施 日
8 月 23 日(日)
(3)実施場所
室積 武田沖田社宅跡地
(4)参 加 者
防災関係機関(市、消防、警察、陸上自衛隊等) 約 170 名
地域住民(自主防災組織、自治会等) 約 120 名
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(5)訓練内容
情報収集訓練、住民避難誘導訓練、防災ヘリコプターとの無線通信訓練、
倒壊家屋救出訓練、救護所設置訓練、応急担架作成訓練、応急手当訓練、
応急給水訓練、救援物資搬入訓練、初期消火訓練、担架搬送訓練、水防工法
訓練、建物火災消火訓練、炊き出し訓練 等
4 自主防災組織に対する支援
平成 24 年度から 26 年度まで 3 箇年実施した「自主防災組織育成補助制度」について検証
を行い、補助対象や金額等の見直しを行った上で、より活動に重点をおいた「自主防災組織支
援事業」を 27 年度から 3 箇年の事業として実施する。
また、各自主防災組織の中に、防災に関する専門的な知識と技術を習得したリーダー的な存
在を育成することを目的に、平成 26 年度に引き続き「防災士育成補助制度」を実施する。
さらに、活動方法がわからない自主防災組織に対して「自主防災組織避難訓練等活動支援事
業」を実施し、訓練の支援を実施する。
5 防災備蓄品の整備・充実
非常食の備蓄計画に基づき、5年間保存可能な非常食・飲料水を毎年 600 食分購入し、常
時 3,200 食分の確保を行うこととする。
また、大規模災害時等における食料品、生活必需品等の迅速な確保を図るため、民間事業者
等と物資等の提供に関する協定の締結推進に努める。
6 防災資機材の整備・充実
災害時の停電対策として、発電機の更新を計画的に図っていくこととする。
7 IP無線の導入
老朽化し不具合が多く発生していた移動系防災行政無線を廃止し、平成 27 年度から新たに
IP無線機を 14 台導入する。
8 避難行動要支援者支援事業
平成 21 年度に策定した「光市災害時要援護者支援マニュアル」に沿い、高齢者や障害者等
の要援護者に対し防災情報の提供や避難支援活動などを実施する。
また、寝たきりの高齢者など、一般の避難所での生活が困難な方に対して、安心して避難生
活が送れる福祉施設等の福祉避難所の指定を拡大し、利用方法等の詳細を定めた協定を締結す
る。
9 職員防災訓練・研修等の実施
市職員等を対象とした、緊急参集訓練や防災資機材取扱訓練等を実施することにより、災害
時における迅速な初動活動体制の確立及び防災意識の向上を図る。
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10 光市メール配信サービスの登録推進
光市から避難情報等の防災情報等を携帯電話等のメールを使って発信する「光市メール配信
サービス」の登録を推進する。
11 海抜表示シートの配布
津波から人的被害を防ぐには、まず迅速で確実な避難行動を行うことが重要であることから、
「海抜シート」を希望する自主防災組織や人が多く集まる施設等に配布し、表示してもらう。
12 避難勧告等判断マニュアルの改訂及び活用
災害が発生するおそれがある場合などにおいては、
「避難勧告等判断マニュアル(平成 21 年
度策定、平成 27 年度改訂)
」に基づき、迅速かつ的確な避難勧告発令等の判断を行い、人的被
害の防止に努める。
13 災害応援協定等の締結や各種ボランティア等との協力の推進
民間事業者を含めた各種防災関係機関等と、災害時の応援協定の締結を推進し、発災時にお
ける迅速な避難活動、災害復旧活動等に努める。
また、災害ボランティアの育成については、関係部局等と連携し推進する。
14 耐震化の促進
教育施設を始めとした公共施設の耐震化の更なる推進と、光市耐震改修促進計画等に基づく
建築物の耐震化促進を図る。
15 光市国民保護計画との調整
光市国民保護計画と関連する事項について、引き続き調整等を行う。
16 その他
市広報紙へ防災関連記事の掲載や出前講座等を活用し、市民に日頃の備えや防災知識の普及
啓発を図る。
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